阪神(★3対4☆)ヤクルト =リーグ戦9回戦(2026.06.23)・阪神甲子園球場=
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ヤクルト
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阪神
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勝利投手:リランソ(1勝0敗0S)
(セーブ:キハダ(1勝3敗17S))
敗戦投手:岩崎 優(0勝2敗9S)

本塁打
【阪神】大山 悠輔(11号・8回裏2ラン)

  DAZN
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◆ヤクルトは1点を追う8回表、岩田の2点適時二塁打で逆転に成功する。なおも続く好機で赤羽が2点適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・山野が6回1失点の好投。2番手・リランソが来日初勝利を挙げた。敗れた阪神は、8回に大山の2ランで追い上げるも、反撃は及ばなかった。

◆阪神打線はヤクルト山野太一投手(27)と今季3度目の対戦になる。過去2試合はともに神宮で、山野の阪神戦防御率は2・31。4月29日の対戦では黒星をつけた。リーグ2位7勝を挙げている左腕からこの日も白星を飾れるか。山野はナイターで6試合先発し、4勝0敗、防御率1・54とまだ無敗。一方、阪神バッターのナイター打率は佐藤輝明内野手(27)が3割3分6厘でチームトップ。次いで森下翔太外野手(25)が2割9分9厘、大山悠輔内野手(31)と中野拓夢内野手(29)が2割9分6厘となっている。直近3試合で合計31安打23得点を記録している猛虎。打線を引っ張る自慢の上位打線で山野を打ち崩したい。

◆ヤクルト山野太一投手(27)が今季セ・リーグの相手5球団で唯一勝っていない阪神戦に挑む。今季はここまで7勝2敗の防御率2・40となっている。前回登板の13日ソフトバンク戦では今季最短タイの5回2/3でマウンドを降りて最多5失点。最長の2試合連続で勝ち投手になれていない。阪神戦はここまで2試合に登板し計11回2/3で4失点(自責3)で1敗。主砲の佐藤輝明内野手(27)は6打数1安打の3奪三振と抑えている。甲子園での登板はプロ初だ。高川学園高(山口)3年時には16年夏の甲子園に出場。初戦の履正社(大阪)戦で先発し、敗れたが8回を投げきり5失点だった。

◆阪神梅野隆太郎捕手(35)、浜田太貴外野手(25)、伊原陵人投手(25)、下村海翔投手(24)が1軍に合流した。前日22日には伏見寅威捕手(36)、嶋村麟士朗捕手(22)が出場選手登録を抹消されていた。梅野は10日に出場選手登録を抹消されるも、19日の2軍オリックス戦(杉本商事BS)で2本の適時打をマークしていた。5月上旬から2軍調整を続けていた浜田は、直近の21日の2軍オリックス戦(豊中ローズ)で左翼へ本塁打を放った。腰部の張りから復帰を目指す伊原は、19日オリックス戦に先発し5回1失点。右ひじのトミー・ジョン手術から復活を目指す23年ドラフト1位の下村は、21日の2軍オリックス戦で、自己最長の7回を投げて1安打無失点。自己最多7奪三振、無四死球の快投で、ともに1軍マウンドが間近となっている。

◆両チームのスタメンが発表された。阪神はこの日1軍昇格した浜田太貴外野手(25)が「7番左翼」で移籍後初スタメン。ヤクルト先発の山野太一投手(27)とは3度目の対決で、4月の初対決では黒星をつけた。リーグ2位7勝の左腕を打ち崩し、4連勝となるか。

◆阪神大竹耕太郎投手(30)が24日ヤクルト戦(甲子園)で先発を務める。今季は好投しながら白星に恵まれなかったが、前回17日楽天戦(甲子園)で自身の連敗を5で止め、6回無失点で3勝目をマークした。リーグ戦再開後の初登板でも、本領発揮を目指す。「大雨降太郎」の異名を持つ左腕。24日はあいにくの雨予報だが、天候で動じることはない。「念じたら晴れるのなら頑張りたいですけど、無理なので(笑い)。普通に登板を頑張るだけ。試合開始が遅くなるみたいなことは何回か経験がある。その辺も落とし込んで。いい時間だと思ってやっていくしかない」と気持ちを引き締めていた。

◆ヤクルト山野太一投手(27)が危険スイングで警告を与えられた。2回2死一塁。カウント1-2から空振りした際に、バットが手から離れて左打席の後方に飛んでいった。振り逃げで山野は出塁。プレーに影響は与えておらず、他者に当たることもなかった。山村球審は「危険スイングにより警告を与えます」とアナウンスした。危険スイングをしたがバットが他者に当たらなかったときは警告が与えられる。同一試合で同一打者が2度目の危険スイングをしたときは退場。バット全体が他者に向かい避けきれずに身体に直接当たったときや、ダッグアウト・カメラマン席・スタンドなどのボールデッドの箇所に入ったときは即退場となる。

◆阪神浜田太貴外野手(25)が待望の移籍後初安打を放った。「7番左翼」で今季初の先発出場。0-0の2回1死一塁で迎えた第1打席だ。カウント2-2からの5球目、外角低めスライダーにバットを合わせ、左前へ運んだ。この日1軍再昇格し、いきなりバットで結果を残した。浜田はヤクルトから現役ドラフトで加入し、開幕1軍スタートを勝ち取った。だが、試合前時点で7打数ノーヒット、6三振。代打で8試合に出場も、結果を残すことができなかったが、古巣相手にようやく快音を響かせた。

◆阪神が相手失策のスキをついて先制した。2回1死から熊谷敬宥内野手(30)、浜田太貴外野手(25)の連打で一、二塁。梅野隆太郎捕手(35)は右飛となったが、捕球したヤクルト・モンテル外野手(26)が二塁へ悪送球。カバーしていた一塁手のホセ・オスナ内野手(33)も捕球できず、ボールが転々とする間に三塁へタッチアップしていた熊谷がホーム生還した。

◆阪神中野拓夢内野手(29)が10試合連続安打を放った。3回2死の第2打席で右前打を放った。最後に無安打だったのは6月9日のソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)。翌10日の同戦から快音を響かせている。9日終了時点での打率2割7分1厘から、この日の第2打席のヒットで2割9分1厘に上昇。2週間で打率を2分上昇させた。

◆阪神熊谷敬宥内野手(30)が好走塁を見せ、先制点を呼び込んだ。0-0で迎えた2回だ。1死から左前打で出塁し、続く浜田太貴外野手(25)の移籍後初安打となる左前打で二塁へ。同一、二塁となり、7番梅野隆太郎捕手(35)は右飛に倒れるも、この打球で二塁走者の熊谷は三塁へタッチアップした。さらに相手の中継プレーが乱れるのを確認すると、一気にホームへ突入。果敢な積極プレーで大きな1点をチームにもたらした。

◆阪神梅野隆太郎捕手(35)が1軍昇格即安打を放った。「8番捕手」で先発出場。1-0で迎えた5回先頭の第2打席だ。カウント3-1からの5球目、山野の真ん中高め144キロ直球を仕留め、左翼線を破る二塁打とした。梅野は10日に2軍落ち。降格後初実戦となった19日の2軍オリックス戦(杉本商事BS)では2本の適時打を放つなど、状態の良さをアピールしていた。マスクでは先発才木浩人投手(27)を好リードし、5回までヤクルト打線を無失点に抑えている。

◆ヤクルト山野太一投手(27)がプロ入り後初の甲子園のマウンドに上がった。5回までに97球と球数は多くなったが粘投。2回に守備のミスで相手に先制を許すも、3、4、5回は無失点に抑えた。5回までの試合前半は自責0でゲームメイクに成功。今季最短タイの5回2/3でマウンドを降りて最多5失点を喫した、前回登板の13日ソフトバンク戦から修正した姿を見せた。

◆阪神才木浩人投手(27)が力でねじ伏せた。5回まで2安打無失点。6回、二塁打と四球、暴投もあり、1死一、三塁のピンチを招いたが、ここからギアを1段上げた。岩田幸宏外野手(28)をフルカウントから135キロフォークで空振り三振に仕留めて2死。圧巻は続くドラフト1位松下歩叶内野手(23)との対戦だった。1ボールから7球連続ファウル。2ストライクになってからはスタンドも息詰まる攻防に自然と拍手と歓声があがった。9球目、この日のジャスト100球目は136キロフォーク。松下を空振り三振に仕留めて、無失点で切り抜けた。才木は勝ち投手の権利を持ったまま6回3安打8奪三振無失点でマウンドを譲った。

◆DeNA先発の入江大生投手(27)は6回途中5失点でマウンドを降りた。初回、2回はともに2死満塁のピンチを背負いながらも無失点。だが、3回先頭の中日細川にカウント1-1から直球を左中間席へ運ばれた。5回にはサノーに左越え2ランを献上。前回登板の12日ロッテ戦(ZOZOマリン)から2試合連続で2本塁打を浴びた。6回、福永の適時打で追加点。この回途中で降板し、今季7登板目での初勝利とはならなかった。

◆2番手で登板した阪神工藤泰成投手(24)があわや頭部死球の高めに浮いた球でヒヤリとさせたが、3者連続奪三振で1回無失点。12球で切り抜けた。1点リードの7回から登板。先頭7番の赤羽を3球で、8番の代打塩見を4球で続けて空振り三振に仕留めると、9番モンテルにカウント0-2で3球目の158キロ直球がすっぽ抜けて打者の頭部付近へ。4、5球目はそれぞれ外・内へ低めにボールを集めてフォークで空振り三振とした。この日の最速はモンテルに投じた初球の159キロ。自慢のストレートがさえ渡った。16日西武戦(甲子園)では、プロ野球史上24人、26度目となる、3者連続3球三振「イマキュレートイニング」を達成している。

◆阪神福島圭音外野手(24)が代打起用に応えた。1-0の7回先頭で代打出場。初球だ。リランソの真ん中高め153キロ直球をシャープに振り抜き、右前へはじき返した。悔しさを乗り越えての一振りだった。21日DeNA戦(横浜)に「1番左翼」でスタメン出場も、7回に失点につながるエラー。左翼から二塁への送球がそれ、イニングの途中に交代を告げられた。試合後は目に涙を浮かべ「本当に申し訳ないなという感じですね」と言葉を振り絞っていた。前日22日は甲子園の指名練習に参加。午前中に横浜から帰阪し、送球や打球捕などで守備練習を行った。この日はベンチスタートとなったが、終盤に巡ってきた打席機会で快音を響かせた。

◆阪神の3番手・岩崎優投手(35)が炎上した。1-0で迎えた8回だった。先頭打者・長岡秀樹内野手(24)に中前打を許した。続く増田珠外野手(27)に詰まりながらも右前に運ばれて無死一、二塁。犠打で1死二、三塁とされると、4番ホセ・オスナ内野手(33)に四球。1死満塁から岩田幸宏外野手(28)に133キロスライダーを捉えられ、左翼越えに逆転の2点適時二塁打を打たれた。さらに、代打ドミンゴ・サンタナ外野手(33)を申告敬遠して再び満塁のピンチを招くと、続く赤羽由紘内野手(25)にも右前に2点タイムリーを浴び、1-4とされた。結局、13球を投げ、4安打2四球。犠打による1死を奪っただけで降板し、石黒佑弥投手(25)にマウンドを譲った。岩崎は14日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来となる登板。甲子園での登板は6日楽天戦以来。久しぶりの本拠地マウンドで打ち込まれた。

◆阪神大山悠輔内野手(31)が11号2ランを放った。1イニング4失点で逆転を許した直後の8回。2死で佐藤輝明内野手(27)が左前打を放つと、大山がヤクルト星の直球を右中間スタンドに運んだ。3点差が1点差へ。猛追へチームを勇気づけるアーチだった。これで大山は直近4試合で4本塁打10打点。43打点はリーグ2位で、トップの佐藤輝明に4打点差まで迫ってきた。

◆3位ヤクルトが逆転勝利で連敗を2で止めた。首位阪神との直接対決を制しゲーム差は0・5に縮まった。打線は7回まで無得点。初回は無死二塁、2回は2死一、二塁のチャンスをつくるも先制とはならなかった。1点を追う6回は古賀優大捕手(27)の左中間フェンス直撃の二塁打、ホセ・オスナ内野手(33)の四球、相手の暴投で1死一、三塁。岩田幸宏外野手(28)、ドラフト1位ルーキー松下歩叶内野手(23)がともに粘るも空振り三振を喫した。1点が遠い展開。負けムードが漂い始めてもおかしくなかったが、今年の池山ヤクルトは下を向かない。長岡秀樹内野手(24)が中前打で出塁。続く増田珠外野手(27)が右前打でつないだ。ここまで2安打の古賀が初球で犠飛を決め、オスナは四球で1死満塁。前の打席はチャンスで凡退した岩田が打席に入った。初球を捉え、前身守備の外野を越える左翼線への逆転2点適時二塁打。さらに1死満塁から赤羽由紘内野手(25)が右前2点適時打を放ち3点差とした。先発は山野太一投手(27)。2回に1死から熊谷、浜田に連打を浴び一、二塁のピンチを背負った。梅野に放たれた打球は右翼方向へ。モンテル外野手(26)が頭上の打球をつかむも、送球がそれた。二塁手の赤羽が捕球できず、カバーに入っていた一塁手のオスナも捕れない場所へボールは転々とした。二塁走者に本塁生還され先制点を献上。記録はモンテルの失策となりミスで先手をとられた。山野は3回以降無失点に抑え、追加点を与えない投球だった。6回で114球を投げる粘投を見せ、4安打2四球2奪三振1失点。自責は0で勝ち負け付かずだった。

◆阪神が痛恨の逆転負けで連勝が3で止まり、3位ヤクルトに0・5ゲーム差に迫られた。2回に阪神が先制。1死から熊谷敬宥内野手(30)、濱田太貴外野手(25)の連打で一、二塁。続く梅野隆太郎捕手(35)の飛球を捕った右翼手モンテルからの返球が悪送球となる間に、熊谷がホームを踏んだ。先発の才木浩人投手(27)は6回、古賀優大捕手(27)の二塁打から1死二、三塁の大ピンチを迎えたが、連続奪三振で切り抜けた。5月24日巨人戦以来4試合ぶりの勝ち星の権利を持って降板し、7回から継投に入ったが、8回、3番手の岩崎優投手(35)がヤクルト打線につかまった。連打と四球で1死満塁とされ、岩田幸宏外野手(28)に逆転の左越え二塁打。さらに赤羽由紘内野手(25)にも2点打を打たれ、流れは一気にヤクルトに傾いた。8回に大山悠輔内野手(31)が11号2ランを放って1点差に迫ったが、反撃もそこまでで終わった。

◆首位阪神が3位ヤクルトに逆転負けを喫し、0・5ゲーム差に迫られた。一方、2位だった巨人は広島に勝利。阪神と同率首位に浮上した。これでAクラス3チームが0・5ゲーム差以内となった。交流戦終盤から続く混セ模様はまだまだ続いている。

◆ストレートは正義ホセ・キハダ 三者連続三振で17S16球中15球がストレートリランソが来日初勝利??阪神×ヤクルト#swallows #だったらDAZN pic.twitter.com/Qs1Jxoc0rR

◆阪神が痛恨の逆転負けで連勝が3で止まり、巨人に同率首位に並ばれた。また3位ヤクルトには0・5ゲーム差に迫られた。1-0で迎えた8回、3番手の岩崎優投手(35)が連打と四球で1死満塁とされ、岩田に逆転の左越え二塁打。さらに赤羽にも2点適時打を打たれ、流れは一気にヤクルトに傾いた。岩崎は14日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来の登板。藤川球児監督(45)は「あの1-0でなかなか難しいゲーム展開ですから、また切り替えて明日以降やってくれればなと思います」とおもんぱかった。2回に先制するも、8回の大山悠輔内野手(31)の2ランまで追加点を奪えない展開となり「中盤のところでこちらがいい攻撃を、仕掛ける必要があるかなと思います。また明日以降、いいゲームの展開に、持っていかなければなと思います」と振り返り、前を向いた。

◆阪神は痛恨の逆転負けで連勝が3でストップ。3位ヤクルトに0・5ゲーム差と迫られ、巨人には首位に並ばれた。依然、セ・リーグの首位争いは混戦模様。8回に悪夢の4失点で勝利をつかみ損ねたが、光は5番大山悠輔内野手(31)の打棒だ。1-4の8回だった。先頭中野が右前打も森下が三併。流れを引き戻そうとしたが再び手放した。意気消沈かと思われたが、首位打者佐藤が左前打を放ち、2死一塁で大山が右中間に11号2ラン。1点差。試合には負けても簡単に諦めない王者虎を示した。大山は試合後「勝ちにつながるようにまた明日やりたいと思います」と笑顔なくクラブハウスへ戻ったが、虎党は逆転サヨナラを夢見た。直近4試合で4本塁打10打点の荒稼ぎ。43打点はリーグ2位で、気づけばトップ佐藤に4差まで迫っている。プロ10年で通算669打点を誇る勝負強い大山が頼もしい。この日のアーチは甲子園通算67本目だったが、右中間または右方向へのアーチは3本目というレアな1発だった。甲子園で右打者が逆方向に柵越えさせるのは至難の業。風向きが逆寄りだったとはいえ、大山の好調さがうかがえる。カード2戦目以降も期待が高まる放物線だった。【只松憲】

◆阪神佐藤輝明内野手(27)が意地の一打を放った。1-4で迎えた8回2死の第4打席。カウント2-2からの5球目、星の内角直球を流し打ち。バットに詰まりながらも、しぶとく左前へ落とした。これで今季2度目の10試合連続安打をマーク。試合後は「良かったです」と振り返った。開幕からここまで全67試合に出場し、無安打に終わった試合はわずか14。開幕から好調をキープし、打率3割5分8厘はセ・パ両リーグでトップだ。

◆阪神梅野隆太郎捕手(35)が1軍再昇格で即安打を放った。「8番捕手」でスタメン出場。5回の第2打席、ヤクルト先発山野から左翼線を破る二塁打を放った。守っても先発才木を好リード。「粘り強く投げてくれた。ナイスピッチングだった」と右腕をたたえた。一方、8回に救援の岩崎がつかまって逆転負け。「1点を守り切るというところ。結果的にチームが負けて悔しい」と厳しい表情で振り返った。

◆阪神先発の才木浩人投手(27)が6回無失点と試合を作るも、6勝目を逃した。1点リードの6回1死二、三塁から岩田を7球、松下を9球で連続空振り三振。大ピンチをしのいだが、5月24日巨人戦以来の白星はならず。「チームが勝ってたところが負けてしまったのが1番悔しいところ。(岩崎は)いつも助けられてるんで。チームなんで、みんなでカバーしてやっていけたらいいかなと思います」と前を向いた。この日も8三振を奪ってリーグ独走のS96奪三振となった。

◆3位ヤクルトが逆転勝利で連敗を2で止めた。首位阪神との直接対決を制しゲーム差は0・5に縮まった。8回の逆転の直前、ヤクルトの2人の打者がベンチ前で顔を合わせた。古賀が犠打を決めた後、1死二、三塁でのオスナの打席。二塁まで進んだ後に代走を送られた増田珠外野手(27)はベンチに帰りかけたが、ネクスト・バッタースボックスにいた岩田幸宏外野手(28)と話すために近づいていった。岩田は明かす。「『自信持っていってください』と言われた」。後輩から先輩への鼓舞。逆転打につながった。球種や球筋等の確認も含め、ベンチの中や前で選手同士がコミュニケーションをとるシーンはたびたびある。就任直後から「対話、元気、笑顔」をテーマに掲げる、池山監督が引っ張る今年の燕軍団らしいともいえる風通しの良さ。勝利を呼ぶ形となった。逆転劇の根底にあったのは、諦めない雰囲気とつなぎの意識。増田は先頭長岡が中前打を放った後、ベンチが盛り上がっている中で右前打をマークした。「ベンチからも『珠、つないでいけ』という声が出ていた。それに背中を押された」。全員でつかんだ首位阪神からの白星。開幕直後の勢いを再び感じるような一体感、攻撃だった。

◆阪神中野拓夢内野手(29)が10試合連続安打を放った。3回1死で右前打、8回には先頭で右前打をマークした。今季は4月21日DeNA戦(横浜)で12試合連続安打をマークしている。試合後は「自分のヒットよりも、チームが勝つ方がいい。役割はしっかりできている。あとはチームが勝てるように」と話した。

◆阪神工藤泰成投手(24)が3者連続三振で7回を抑えた。先頭の赤羽を3球で、代打塩見を4球で連続空振り三振。モンテルには3球目の158キロ直球が打者の頭部付近に抜けてひやりとさせたが、最後はフォークで空振り三振を奪った。これで8試合連続無失点だ。16日西武戦(甲子園)でプロ野球史上24人、26度目となる3者連続3球三振「イマキュレートイニング」を達成。「(三振を)取りたいところで、今後も取れるようにやれればと思います」と奪三振でピンチをしのぐ。

◆池山ヤクルトはやはり諦めない、下を向かない。7回まで複数回チャンスをつぶし無得点。負けムードが漂ってもおかしくない展開だったが、1点を追う8回に池山隆寛監督(60)が「粘り強い攻撃ができた。阪神さんも勝ちパターンできたけどよく逆転した」と振り返るつながりを見せた。先頭長岡秀樹内野手(24)が今月初で5月30日楽天戦以来のマルチ安打となる、中前打。続く増田珠外野手(27)が右前打でつないだ。2打席連続安打の古賀優大捕手(27)が初球で犠飛。ホセ・オスナ内野手(33)は四球で1死満塁だ。6回1死一、三塁のチャンスで空振り三振していた、岩田幸宏外野手(28)が打席に入った。初球を捉え打球は逆方向へ。前進守備の外野を越える左翼線への逆転2点適時二塁打となった。「山野も1点でずっと頑張っていたし、前の打席チャンスで打てなかったんで、何とかバットに当てるというのは意識して打席に入った」と明かした。さらに1死満塁から赤羽由紘内野手(25)が右前2点適時打を放ち3点差。8回に1点差とされ結果的に大きな追加点となった。逆転勝利で連敗を2、火曜日の試合の連敗も6でストップ。首位阪神との接戦を制し、3位のままだがゲーム差は0・5に縮めた。24日の次戦へ池山監督は「気持ちを引き締めて準備したい」と力を込めた。ヤクルト赤羽(1点リードの7回1死満塁から右前へ2点適時打)「チャンスだったので、バットにもテーピングを巻いて自然と短めになるバットを作って使っていた。『もうなんとかしてやろう』という気持ちで打席に入りました」

◆阪神・下村海翔投手(24)が1軍に合流した。2024年ドラフト1位で阪神に入団し、即戦力として期待されるも、同年4月に受けた右肘の内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)の影響で、長いリハビリ期間を余儀なくされた。そこからは順調に回復し、5月22日の2軍オリックス戦(SGL)で初登板を果たすと、4登板、計16イニングで13奪三振4失点とポテンシャルの高さを示した。21日の2軍オリックス戦(豊中ローズ)では7回7奪三振無失点で、許した安打はわずかに1本とアピールに成功。24年ドラ1右腕の1軍プロ初登板が期待される。

◆阪神・梅野隆太郎捕手(35)と浜田太貴外野手(25)が23日、1軍に合流した。梅野はプロ13年目を迎える今季、自身キャリア初の開幕2軍スタートとなるも、4月25日に昇格。9試合に出場し、打率・200、1本塁打を記録。10日に抹消され2軍で調整を続けていた。ファーム・リーグではここまで17試合に出場し、打率・314、2本塁打と好成績を残している。浜田は昨年オフの現役ドラフトでヤクルトから阪神に入団。主に代打として開幕を1軍で迎えるも、7打数6三振と起用に応えられず2度の抹消を経験。ファーム・リーグでは35試合、打率・196、3本塁打を記録。21日の2軍オリックス戦(豊中ローズ)では本塁打を放っていた。

◆阪神・伊原陵人投手(25)が1軍に合流した。伊原は今季、開幕ローテーションの一角として2連勝を挙げるも、4月18日の中日戦(甲子園)で臀部の張りを発症し登録を抹消された。3日の2軍・ソフトバンク戦(SGL)で復帰し3イニングを無失点に抑えると、10日の広島戦(由宇)、19日のオリックス戦(杉本商事BS)の2試合はいずれも5イニングを投げ計1失点と好投を披露した。16日も1軍本隊に合流していた。

◆ヤクルトのドラフト6位・石井巧内野手(24)が球場入りし、1日に出場選手登録を抹消されて以来、約3週間ぶりの1軍合流となった。ルーキーは今季ここまで7試合に出場し、打率・111(18打数2安打)。5月13日の阪神戦(神宮)でプロ初安打を記録。1-2の八回無死二塁から、右中間へ値千金の適時二塁打を放った。ファームでは30試合に出場して打率・278、2本塁打、10打点。

◆阪神・梅野隆太郎捕手(35)と浜田太貴外野手(25)が23日、出場選手登録された。梅野は10日に抹消されて以来、約2週間ぶりの昇格。今季バッテリーを組んできた才木はこの日のヤクルト戦の予告先発が発表されており、昇格即マスクの可能性も高い。浜田は5月3日以来の昇格。今季の1軍成績は7打数6三振と結果は残っていないが、移籍後初安打を目指す。

◆阪神はこの日登録となった2人をそろってスタメンに起用し、4連勝を狙う。今季ヤクルトから現役ドラフトで加入した浜田太貴外野手(25)が、古巣を相手に「7番・左翼」で移籍後初先発。約2週間ぶりに1軍に戻った梅野隆太郎捕手(35)も「8番・捕手」で才木浩人投手(27)とバッテリーを組む。

◆阪神・大竹耕太郎投手(30)が24日に先発する。ヤクルト戦は6回3安打無失点で勝利投手となった2024年9月16日(甲子園)以来の登板で「対戦の少ない選手も多いので、投げながら、感じながら臨機応変にいきたい」と意気込んだ。前回17日の楽天戦(甲子園)での登板では6回無失点で、わずか60球にまとめて今シーズン3勝目をつかんだ。自身の連敗も「5」で止め「勝てたほうが嬉しいし、チームに貢献できたらと思う」と冷静に話した。天候が心配されるが、大竹には関係ない。自身4勝目を懸けて燕打線を翻弄したい。

◆阪神の才木浩人投手は一回からピンチを背負うも、無失点でスタートを切った。先頭の長岡に左中間を真っ二つに割る二塁打を浴びていきなり無死二塁とされる。しかし、続く増田を右飛とすると、古賀の投ゴロをさばいて飛び出していた二塁走者を挟殺でアウトに。2死一塁から好調のオスナも押し込んで右飛に仕留め、無失点の立ち上がりとなった。

◆阪神は二回、熊谷敬宥内野手(30)の好走塁で先制に成功した。1死からこの日6番に入った熊谷が左前打を放つと、続く浜田も移籍後初安打となる左前打で1死一、二塁とチャンスを作る。梅野の痛烈な右翼後方への打球は右翼・モンテルに好捕されたが、この打球で熊谷が三塁へタッチアップ。モンテルの中継への送球が逸れたのを確認すると、三塁ベースコーチの田中コーチのシグナルでそのまま本塁に突入。相手のミスを逃さない積極的な走塁で、貴重な先制点を奪った。

◆阪神・浜田太貴外野手(25)が、二回の第1打席で移籍後初安打となる左前打を放った。浜田は昨年12月の現役ドラフトでヤクルトから阪神へ移籍し、開幕1軍入りを果たすも、ここまで1軍では8打席7打数無安打6三振だった。この日1軍に昇格し「7番・左翼」で移籍後初スタメン出場すると、移籍後9打席目で待望の初安打。甲子園の満員の虎ファンが一気に沸き、その後、敵失が絡んでチームも先制に成功した。

◆ヤクルト・奥川恭伸投手(25)が中9日で24日の阪神戦に先発する。14日の前回登板、ソフトバンク戦(みずほペイペイ)で公式戦プロ初完封勝利を挙げた右腕だが「前回は前回なので。そこは意識せずに」と切り替えて臨む。今季ここまで3勝5敗。相手は首位争いをしている阪神。今季2度目の甲子園のマウンドへ「球場の雰囲気にのまれないように」と意気込んだ。

◆ヤクルトのゴールデンルーキーが初めて甲子園の土を踏んだ。ドラフト1位・松下歩叶内野手(23)=法大=がプロ入り後初めて1軍の阪神戦に帯同し、「6番・三塁」で先発した。試合前練習では入念にノックを受け「土のグラウンドなので、そこはしっかり対応しないといけない。『甲子園』というのはあまり意識しすぎず、自分のプレーをしていきたいです」と腕をぶした。第1打席は見逃し三振、第2打席は中飛に倒れた。中学時代、甲子園の一塁側アルプス席で選抜大会を観戦した経験がある。神奈川・東海大相模高でプレーしていた静岡・裾野シニアの先輩へ声援を送っていたといい、「当時は自分も甲子園に出たいと思っていたので、『うわ~これが甲子園か!!』となりましたね」。その後、強豪の神奈川・桐蔭学園高に進学するも3年間で甲子園出場はかなわず。大学を経て、プロ野球選手として憧れの舞台へ。「球場全体の雰囲気が熱いイメージ。楽しみです」と待ち望んでいた。春季キャンプでの故障離脱で開幕こそ出遅れたが、5月29日の楽天戦(楽天モバイル)で初の1軍昇格。プロ初打席で初安打を放つなど鮮烈なデビューを飾った。試合前時点で13試合に出場し打率・242、3打点。結果が出ない時期もあったが「打席の中での(ボールの)待ち方はいい時に戻ってきている」と持ち前の積極的な打撃を見せている。(原田優介)

◆阪神の先発・才木浩人投手(27)が、六回に同点のピンチを招くも、連続三振で切り抜け雄たけびをあげた。1死から3番・古賀に左中間フェンス直撃の二塁打で出塁を許すと、続くオスナにはこの日初めての四球を与え1死一、二塁。ここで5番・岩田の5球目が暴投となり古賀に三進を許すも、ここからギアを上げ、まずは岩田を低めのフォークで三振に斬った。6番・松下には7球連続ファウルで粘られたが、最後はこの日100球目のフォークボールで連続三振に仕留め、得点を与えなかった。甲子園のファンは才木コールでこの日最大の盛り上がりを見せた。

◆阪神・才木浩人投手(27)が6回3安打無失点で、6勝目の権利をもって降板した。一回から先頭の長岡に左中間を破られる二塁打を許し、いきなり得点圏に走者を背負うも、後続を斬り無得点に抑えた。六回は1死一、三塁と同点のピンチを迎えたが、5番・岩田、6番・松下を連続三振に斬りリードを保ったまま中継ぎへバトンを渡した。

◆阪神の2番手で登板した工藤泰成投手(24)が3者連続三振でヤクルト打線を封じた。1-0の七回にマウンドへ。まずは先頭の赤羽をフォークボールで3球三振とすると、続く代打・塩見にはファウルを1球許したが4球目のカットボールで空振り三振。さらに、モンテルからもカウント1-2からのフォークで空振り三振を奪い、完璧な投球を見せた。1点のリードを力強く守り、今季3ホールド目をマーク。16日の西武戦(甲子園)で3者連続3球三振の「イマキュレートイニング」を達成した右腕が、勝ちパターンでも実力を示した。

◆ヤクルト・山野太一投手(27)は6回で今季最多の114球を投げ、4安打1失点(自責点0)と力投したが、8勝目はお預けとなった。プロ6年目で初めて上がった甲子園のマウンド。序盤から打たせて取る投球で阪神打線を手玉に取り、阪神先発・才木と白熱した投手戦を演じた。痛恨だったのは二回だ。1死一、二塁から梅野を右飛に打ち取ったが、右翼手・モンテルが体勢を崩しながら捕球。すぐに中継に入った二塁手に送球したが悪送球となり、三進した俊足の二走・熊谷に生還を許した。味方の援護がなく、1点のリードを許した状態で降板。5月29日の楽天戦(楽天モバイル)以来となる勝利は手にできなかった。

◆阪神が八回にヤクルト打線につかまり逆転を許した。この回から3番手で登板した岩崎優投手(35)がまさかの4失点とつかまった。先頭の1番・長岡、2番・増田に連打を許し、犠打と四球で1死満塁とされると、5番・岩田に初球のスライダーを左越えへはじき返され、2者が生還して逆転を許した。代打・サンタナは申告敬遠で歩かせたが、なおも1死満塁で7番・赤羽に右前2点打を浴び、1死しか奪えずに4失点で降板した。岩崎にとっては4月25日の広島戦(甲子園)以来、登板10試合ぶりの失点となった。1死一、二塁から4番手・石黒が登板し、2死満塁のフルカウントまでいくも追加点は与えずに耐えた。1―4で八回裏の攻撃へと突入した。

◆阪神の大山悠輔内野手(31)が八回、1点差に詰め寄る11号2ランを放った。岩崎がまさかの4点を失って1-4とされた直後の八回。2死から佐藤が左前打で出塁すると、大山がヤクルトのセットアッパー・星の直球をとらえた。高々と舞い上がった打球は、甲子園の右中間のスタンドに一直線。3-4とすぐさま1点差に迫る一撃となった。大山は19日のDeNA戦(横浜)で2打席連発を記録するなどリーグ戦再開後3試合で3発と絶好調。あきらめない主砲の一発で、チームに再び勢いをもたらした。

◆阪神は今季15度目となる逆転負けを喫した。先発の才木は一回から無死二塁のピンチを背負いながらも後続を切って無失点の立ち上がりを見せる。攻撃陣は二回に1死一、二塁から昇格即スタメンとなった梅野の右飛で、二走の熊谷が相手の中継ミスを逃さぬ好走塁で一気に生還して先制。才木は100球を投じて8つの三振を奪い、6回無失点でリードを守って役目を果たした。七回は工藤が3者連続三振の好リリーフを見せたが、八回に登板した岩崎が誤算だった。ヤクルト打線に4安打を集められ、2022年以来の4失点で逆転を許す。八回に大山の11号2ランで追い上げるもあと一歩及ばず、連勝は「3」でストップとなった。試合前まで1.5ゲーム差で3位だったヤクルトに敗れ、1ゲーム差だった巨人も勝利したため、Aクラスの両チームに差を詰められて3位まで0.5ゲーム差となってしまった。

◆ヤクルトが逆転勝ちで3連敗を免れた。0―1の八回、1死満塁と攻めて岩田の2点二塁打と赤羽の2点打で4点を奪った。七回にピンチを背負っても切り抜けたリランソが来日初勝利。岩崎が誤算だった阪神は連勝が3で止まった。

◆?ヤクルトの逆転勝ちは6月12日のソフトバンク戦(二回裏終了0-2→最終4-2、みずほぺイペイ)以来、今季14度目で、巨人と並ぶリーグ最多回数。?火曜日に勝利したのは4月28日(○10-5、神宮)以来、今季4勝目(8敗)。5月5日(●2-3、東京ドーム)から続いてた敗戦を6で止めた。?岩田の勝利打点は5月15日の中日戦(○8-5、バンテリン)以来、今季2度目。前回はスコア4-5の八回2死二、三塁から逆転の2点単打だった。

◆ヤクルトが逆転勝ちで3連敗を免れた。0―1の八回、1死満塁と攻めて岩田の2点二塁打と赤羽の2点打で4点を奪った。七回にピンチを背負っても切り抜けたリランソが来日初勝利。岩崎が誤算だった阪神は連勝が3で止まった。

◆阪神はヤクルトに3-4で逆転負けを喫し、連勝が「3」で止まった。二回に敵失が絡んで先制に成功すると、先発した才木浩人投手(27)は6回3安打無失点で耐えたが、1-0の八回に登板した3番手の岩崎優投手(35)がまさかの4失点を喫しゲームをひっくり返された。直後の攻撃では大山悠輔内野手(31)に右中間席への11号2ランが出て1点差に追い上げたが、九回の攻撃では下位打線が3者連続三振に終わった。

◆阪神はヤクルトに3-4で逆転負けを喫し、連勝が「3」で止まった。二回に敵失が絡んで先制に成功すると、先発した才木浩人投手(27)は6回3安打無失点で耐えたが、1-0の八回に登板した3番手の岩崎優投手(35)がまさかの4失点を喫しゲームをひっくり返された。直後の攻撃では大山悠輔内野手(31)に右中間席への11号2ランが出て1点差に追い上げたが、九回の攻撃では下位打線が3者連続三振に終わった。

◆ヤクルトが今季14度目の逆転勝ちで3連敗を免れた。七回、ピンチの場面で登板したヘスス・リランソ投手(31)が1回無失点で来日初勝利を挙げた。以下、リランソのヒーローインタビュー。ーー今のお気持ちから教えてください「素直にとてもうれしいです。この機会を与えてくれた神様に感謝したいです。一番はチームが勝ったこと。すごくいい記念になりました」ーー七回、ピンチを招きましたが無失点に抑えました「池山監督がいいところでいつも使ってくれるので、全力で投げてチームに貢献することだけを考えて、いつもマウンドに上がっています。」ーー14試合で失点1、自責点0、防御率0・00。好調の要因は「数字はあまり意識していません。毎回マウンドに上がるたびに、どうすればチームに貢献できるかを考えています。常に自分のベストを尽くす。その2点でここまでいい結果が出ていると思います」ーーウイニングボールは「自分にとって、とても大事なものなので、家で宝物として大切に保管します。スワローズの皆さん、日本でこうした機会を与えてくれた方々に本当に感謝しています」ーー最後にファンの皆さんに一言「全力で準備を怠らず、チームの勝利に貢献できるようにマウンドに上がっていきたいです」

◆苦しみながらも流れは渡さなかった。ヤクルト・山野太一投手(27)が今季自己最多の114球を投じ、6回4安打1失点(自責点0)の粘投。8勝目はならずも、終盤の逆転につながる投球で救援陣にバトンを渡した。「ボール球が多くてなかなか流れをもってこられなかった。でも悪いなりにはしっかりゲームを作って、先発としての役割は果たせたかなと思います」二回に連打を浴び、2死一、二塁から右翼・モンテルが後方の飛球を好捕したものの、送球が中継間で乱れる間に二走が生還。先制点を献上した。その後も四回以外は毎回走者を背負いながら六回を投げ切ったが、「もっと球数少なく長いイニング(を投げること)が理想。もう1、2イニング行きたかった」と唇をかんだ。火曜日にチームが勝利したのは4月28日の阪神戦(神宮)以来、7試合ぶりとなった。チームトップ7勝の先発陣の柱は「週頭の火曜日はなかなか勝てていないチーム状況だった。自分に勝ちはつかなかったですけど、今週のいいスタートが切れたんじゃないかな」と胸を張った。(原田優介)

◆近鉄、西武で主砲として465本塁打&2452安打をマークし、西武コーチ時代には清原和博氏らを育てたサンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(82)が、1点リードの七回に3者連続三振を奪い快投を続けている阪神・工藤泰成投手(24)について、打者目線で言及した。工藤は球が速いのは当然だが、勢いを感じる。打てるものなら打ってみろ、という感じで打者に向かっていく投球。厳密に言えば、甘い球も多い。言い方を変えれば、制球がアバウト。でも、そのアバウトさが、今の工藤には長所になっている。狙ったコースでなくても、球に力があるから抑え込めている。圧倒的な球威があるからだ。そして、時には大きく外れる。これが、打者には厄介。踏み込みたいが、恐怖心との戦いになる。この微妙な心理により、少々の甘い球でも、打者は打ち損じてしまうのだ。工藤はこの状況を生かして、武器にすればいい。私が打席に立つなら、甘いコースの真っすぐに球に絞ってスイングするだろうが、かなり苦労すると思う。試合全体をみて気になったのは、山野に気持ちよく投げさせ過ぎていた点だ。抜群の制球で打者の内角を思い切って突く投球は、さすがにリーグ屈指の投手。ただ、阪神はこの先の優勝争いの中で何度も戦う。中軸以外はバントの構えをするなど、揺さぶりが必要。四つに組んではダメ。次回の工夫を期待したい。(本紙専属評論家)

◆ヤクルトの新外国人、ヘスス・リランソ投手(31)=前ブルワーズ傘下3A=が来日初勝利を挙げた。0-1の七回に登板し、1死二塁のピンチも後続を打ち取り無失点。直後に味方が逆転して白星が舞い込み「とてもうれしいですし、チームが勝ったことが一番よかった」と笑みを浮かべた。故障離脱もありながら、14試合で自責点0と救援陣を支える右腕。記念球は「大切なボールなので、自分の家の大事な場所に保管しておきたい」と持ち帰った。

◆1軍昇格、即スタメンとなった阪神・梅野隆太郎捕手(35)はチームを勝利に導けずに悔やんだ。「1点を守り切るというところで、粘り強くいきたかったけど。点取られたというところに関しては、結果的にチームが負けたので、悔しいです」と八回に逆転されたシーンを振り返った。打撃では二回に先制点へつながる右飛を放ち、五回には左翼線へ二塁打。先発の才木を6回無失点に導き「粘り強く投げてくれた」とたたえた。

◆阪神・佐藤輝明内野手(27)は連続試合安打を「10」に伸ばした。3打数無安打で迎えた八回の第4打席で、3番手右腕の星が投じた5球目を詰まりながら左前へ運んだ。直後に飛び出した大山の2ラン本塁打をお膳立てする形となったが、敗れたとあって試合後は「よかったです」と言葉少なだった。本塁打からは14試合遠ざかっているものの、打率・358とリーグトップを独走中。好調を維持し、チームをさらに加速させたい。

◆先発した阪神・才木浩人投手(27)は6回3安打無失点と好投した。「らしいというか、(本来の自分)ぽいピッチングができたかなと思います」一回先頭の長岡に二塁打を許したものの、後続を断ち無得点に抑えた。六回には1死から得点圏に走者を背負うも、岩田、松下を連続三振に斬り抑えて雄たけびを上げた。「あの勝負は自分的には楽しめたっていう感じでしたね」。1-0で救援陣にバトンをわたしたがチームは逆転負けを喫し、6勝目はつかめなかった。

◆4試合ぶりにベンチスタートとなった阪神・福島圭音外野手(24)は、七回先頭で代打に送られ、初球を右前にはじき返して好機を演出した。「自分に与えられた仕事をしっかりやるというのを意識しました。打撃面だけではなく、いろんなところでしっかり結果を出していけたらと思います」21日のDeNA戦(横浜)では左翼守備で失策を犯して〝懲罰交代〟となり、22日は帰阪すると即、甲子園で練習を行った。悔しさを胸に刻み、再出発する。

◆阪神・浜田太貴外野手(25)は「7番・左翼」で移籍後初スタメンに入ると、二回の第1打席に左前打を放って移籍後初安打を記録した。「追い込まれていたので、なんとか食らいつけてよかったと思います」昨年12月の現役ドラフトでヤクルトから移籍。古巣との対戦で待望の快音を響かせ「一本出たので次につなげたいです」と、次戦へ向けて意気込んだ。

◆阪神・中野拓夢内野手(29)は三回に右前打を放ち、連続試合安打を「10」をした。「結果的に自分のヒットよりもチームが勝つほうがいいと思う。自分の役割はできていると思います」逆転された直後の八回先頭でも右前打を放ち、これで今季20度目のマルチ安打。「流れが(相手に)いった後の先頭だったので、出塁する思いでやっていたので良かったと思います」。好調を維持し、打率も「・293」まで上昇した。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
36301 0.545
(↓0.002)
-
(-)
76256
(+5)
220
(+5)
51
(+1)
41
(-)
0.249
(↓0.001)
3.050
(↑0.01)
1
(-)
巨人
36302 0.545
(↓0.002)
0
(-)
75215
(+10)
216
(+8)
54
(+1)
49
(+2)
0.230
(↑0.001)
2.910
(↑0.03)
3
(-)
ヤクルト
36311 0.537
(↓0.001)
0.5
(-)
75226
(+5)
235
(+5)
42
(-)
47
(+1)
0.235
(↓0.002)
3.180
(↑0.04)
4
(-)
DeNA
26392 0.400
(↓0.013)
9.5
(↓1)
76238
(+3)
275
(+7)
39
(+1)
28
(-)
0.243
(↓0.001)
3.730
(-)
5
(-)
広島
25383 0.397
(↑0.004)
9.5
(-)
77190
(+5)
217
(+8)
40
(-)
45
(+1)
0.216
(↑0.001)
3.020
(-)
6
(-)
中日
25421 0.373
(↑0.019)
11.5
(↑1)
75227
(+10)
247
(+5)
49
(+2)
24
(-)
0.232
(↑0.002)
3.420
(↑0.03)