| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 7 | 9 | 1 | 0 |
広島 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 8 | 1 | 0 |
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勝利投手:戸郷 翔征(4勝1敗0S) (セーブ:マルティネス(1勝1敗21S)) 敗戦投手:玉村 昇悟(1勝3敗0S) | |||||||||||||
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◆巨人は3回表、浦田の犠飛と松本の適時打で2点を先制する。その後3-1で迎えた7回には、泉口とダルベックの適時打で一挙4点を加え、相手を突き放した。投げては、先発・戸郷が7回途中3失点の好投で今季4勝目。敗れた広島は、3番手・高が振るわなかった。
◆巨人大勢投手(26)がベンチ外となった。試合前練習ではグラウンドに姿を現し、他の選手と共に汗を流していた。21日中日戦(東京ドーム)で、自己ワーストの4失点。味方の失策もあり自責点はなかったが、2/3回で27球を要していた。大勢は今季チームトップタイの27試合に登板し、防御率1・42、20ホールドポイントをあげている。
◆広島ファンとして知られる俳優の鈴木福(22)が始球式を務めた。「広島ファンになって10年目のメモリアル。10年の成長を見せられたら」と、16年のマツダスタジアムでの初始球式時に使用したグラブで登板。大きく振りかぶって投じた1球は左打者の外角低めにそれるも、110キロを計測した。ストライク投球とならず悔しさもにじませたが「自分史上最速が出たので、最低限はクリアできたかな」と初めて始球式を務めたときから約30キロ増に笑顔で振り返った。マツダスタジアムでの始球式は今回で4度目となる。昨年までは始球式を務めた試合だけでなく、観戦した本拠地試合では1度も敗戦の瞬間を見ていない。「1回だけ途中で帰ったときに逆転負けしたくらい。始球式の試合も全部勝っているので"勝率10割"の男です」。大役を終えると1人の広島ファンに戻り、自身の不敗神話継続を願った。
◆巨人松本剛外野手(32)が移籍後初の複数打点で序盤から流れを引き寄せた。11試合連続で2番でスタメン出場すると、3回2死二塁から広島玉村のカーブをライナーではじき返して適時打。「いい流れで先制できたので、その流れに乗っていけました。追加点が取れてよかったです」とコメントした。さらに5回には2死一、二塁でしぶとく左翼前へ落として追加点。どちらも2死からの打点で、貴重な追加点を挙げた。交流戦を打率2位で終えた。6月は3割4分と好調さを維持して広島に乗り込んでいた。
◆鬼門で先勝した。巨人が昨季2勝10敗と苦しんだマツダでカード初戦を制し、今季の成績を2勝1敗とした。先発の戸郷翔征投手(26)にとっては、個人としても鬼門だった。昨季は4試合に先発し、0勝3敗、防御率9・31。昨年4月11日は3回1/3 10失点と自己ワーストも味わっていた。前回10日の楽天戦で2年ぶりの完封勝利を果たした勢いで乗り込むと、制球に苦しみながらもしぶとくアウトを重ねた。3回には2四球1死球が絡んで1点を献上したが、軸の直球とフォークで試合を作った。7回に満塁の危機を作られて降板するまで120球。6四死球を与えながら、6回1/3 3失点で4連勝を決めた。打線は松本剛外野手(32)が移籍後初の複数打点で序盤から流れを引き寄せた。11試合連続で2番でスタメン出場し、3回2死二塁から広島玉村のカーブをライナーではじき返して追加点。「いい流れで先制できたので、その流れに乗っていけました」と貢献すると、5回2死一、二塁では、しぶとく左翼に落として追加点。どちらも2死から、貴重な追加点を挙げ、試合前まで6月の打率3割4分の好調ぶりを見せつけた。7回には3番に打順を上げた泉口友汰内野手(27)が2死満塁から左中間への3点適時二塁打。終盤に突き放し、勝利をたぐり寄せた。
◆広島は投打ともに精彩を欠いて開幕カード以来の3連勝を逃し、巨人戦は3連敗となった。玉村昇悟投手(25)は2回までは完全投球も、3回に先頭を味方の失策で出塁を許し、歯車が狂った。直後にこの日初安打を許し、犠飛で1死二、三塁とピンチを広げた。浦田の犠飛で先制を許し、さらに松本にも左前適時打を浴びた。5回は先頭への四球からピンチを招くと、再び松本の適時打で追加点を許した。内容は悪くなかったものの攻守に援護なく、今季最短タイの5回3失点(自責1)で3敗目となった。2点ビハインドの6回は、広島新井貴浩監督(49)は2連戦ということもあってか勝ちパターンを支える中継ぎを投入した。6回は遠藤淳志投手(27)が3者凡退に抑えるも、7回は高太一投手(24)が2死走者なしから投手戸郷に許した四球から大量失点。反撃ムードに水を差す投球となった。3回に押し出し四球で1点を返した打線は、6点差に広がった7回。2死満塁から小園海斗内野手(26)が二塁後方に落ちる適時打で2点を返すも、さらに2死満塁とした好機では代打石原貴規捕手(28)が空振り三振に倒れ、逆転の望みも消えた。
◆巨人が9回にばたついた。4点リードの9回、田中瑛斗投手(26)がマウンドに上がるも1死から、広島坂倉の一ゴロを一塁手ダルベックが悪送球。続く小園の左方向への飛球に対し、左翼手・佐々木俊輔外野手(26)がスライディングキャッチを試みた。判定は直接捕球でアウト。ただ、広島新井監督がリクエストを要求すると判定はノーキャッチに覆った。橋上秀樹監督代行(60)が抗議するも、判定は安打のままだった。1死一、二塁のピンチを迎えたところでライデル・マルティネス投手(29)が登板。代打佐々木を遊ゴロ併殺に打ち取り、試合を締めた。
◆広島は開幕カード以来の3連勝を逃し、巨人戦3連敗となった。先発玉村昇悟投手(25)は3回に先頭を味方の失策で出塁を許すと、直後にこの日初安打を浴びるなどで1死二、三塁となり、浦田の先制犠飛、松本の左前適時打で2失点。5回は先頭への四球からピンチを招き、再び松本の適時打で追加点を許した。「走者を出してから粘れなかった。3点目は四球から始まっているので、あそこを変えられたら」。攻守に援護なく、今季最短タイの5回3失点(自責1)で3敗目を喫した。広島新井監督(5回3失点で交代させた先発玉村に)「タマはいい球を投げているので、次また期待しています。(継投は)追いかけないといけない。向こうは強力な中継ぎ陣がいる」
◆巨人橋上秀樹監督(60)がうなった。「野球ってのは難しいなって、さらに改めて思いましたね」。話題は2点リードした7回表。2死で打順が回ってきたのは先発の戸郷翔征投手(26)。指揮官は「表情的にも投げたそうでしたし、やっぱりこれからピッチャーの柱として回ってもらいたい思いもありました。そういった意味ではもう1イニングっていう思いで」と代打は送らなかった。ただし、2死。「その次のイニングのピッチングも考えたら、四球で出るより、三振して戻ってきてもらった方がいいのかな」が本音だった。ところが結果は四球。そこから打線がつながり、終盤に貴重な4点をもぎ取った。戸郷も一塁から三塁へ激走する場面もあった。指揮官は「結果的に四球が最終的にああいうビッグイニングになりましたんでね」と、あらためて野球の難しさを実感していた。
◆巨人が昨季2勝10敗と苦しんだマツダスタジアムでカード初戦を制し、再び阪神と並び首位に立った。先発戸郷翔征投手(26)は個人としても鬼門だったマツダで2年ぶりに勝利した。確かにつかんだ。巨人戸郷は5月19日ヤクルト戦(いわき)の直前、データアナリストとの会話で腑(ふ)に落ちた。「急に感覚が戻ってきた」。不調の昨季から感じていた投球フォームへの違和感。解消するためのキーポイントを見つけた。木村正太データアナリストは、過去と現在の映像を何度も見比べた。浮かび上がってきた違いは「軸足のタメ」だった。力強い球を投げるために軸足でタメをつくる投手が多いなか、戸郷は違った。タメを作らず流れるような投球フォーム。一般的には推奨されない「立ち投げ」の投げ方だったが、打者から見ると「もう投げてくる」という幻惑性が武器だった。ただ、昨年からフォームにタメが生じ、特有の良さが失われていた。アナリストが伝えるかどうか迷う情報があっても、戸郷は常日頃から「ダメだと思ってもいいからください」と伝える。「なんでも情報をもらって、いろんな方からいろんな情報を聞く」。はっきりと意見を交換できる関係だからこそ、微々たる変化に気づくことができた。「過去8年の中で、1番の財産」とメモに書き残し、動画も保存。頭にたたき込んだ。通算15試合でわずか4勝と苦手マツダスタジアムのマウンドは硬く、傾斜も少ない。特異なフォームを再現するのが難しいなかで、粘った。「普通の人だったら絶対ダメなところが、僕では正解」。自分だけの武器を2度と忘れることはない。【北村健龍】
◆巨人松本剛外野手(32)が加入後初の3安打で打線をけん引した。11試合連続で2番スタメンを張り、3回、5回と2死から得点圏で適時打。巨人のユニホームで初の複数打点も挙げ「スタートから出る機会が増えて、一層やるべき事が明確になっている」と結果に結び付ける。6月は打率3割7分3厘と存在感を増す。
◆広島は投打ともに精彩を欠き、開幕カード以来の3連勝を逃した。巨人には3連敗となった。2回まで完全投球の先発玉村は、3回に先頭を味方の失策から出すと、1死二、三塁から犠飛などで2点を先制された。5回は先頭への四球から失点。6点差に広がった7回に2死満塁から2点を返した打線は、さらに2死満塁の好機に代打石原が空振り三振。残塁は12を記録した。
◆広島は投打ともに精彩を欠いた。開幕カード以来の3連勝を逃したのは、これで7度目。2連勝止まりでは、上位浮上への機運も高まらない。わずかな隙から主導権を逃した。2回まで完全投球で滑り出した玉村昇悟投手(25)は、3回に先頭を味方の失策で出塁を許すと、直後にこの日初安打を浴びた。1死二、三塁から浦田に先制犠飛を許し、さらに松本にも左前適時打を浴びた。5回は先頭への四球からピンチを招くと、再び松本の適時打で追加点を許した。内容は悪くなかったものの攻守に援護なく、今季最短タイの5回3失点(自責1)で3敗目となった。新井監督は「いい球が行っているので、次また期待しています。(継投は)追いかけないといけない。向こうは強力な中継ぎ陣がいるので」と説明した。2点ビハインドの7回は、高太一投手(24)が2死走者なしから投手戸郷への四球から崩れた。二塁打と四球で満塁とし、2者連続適時打で4失点。本人も「あれ(投手への四球)がすべてかなと思います。今日のことを反省して次に生かさないと、一軍という場所にはいられないと思う」と猛省する1球を機に完全に流れが傾いた。打線は6点差に広がった7回に2死満塁から小園海斗内野手(26)の適時打で2点を返すも、さらに2死満塁とした好機では代打石原貴規捕手(28)が空振り三振に倒れた。広島とは対照的に9安打7得点と効率的に得点を奪った巨人に3連敗となった。
◆鬼門で先勝した。巨人が昨季2勝10敗と苦しんだマツダでカード初戦を制し、今季の成績を2勝1敗とした。9回1死一、二塁のピンチを迎えたところでライデル・マルティネス投手(29)が登板。代打佐々木を遊ゴロ併殺に打ち取り、試合を締めた。1球セーブ=マルティネス(巨人) 23日の広島戦で記録。24年田中正(日本ハム)以来、プロ野球66人、72度目。巨人では21年鍵谷以来8人目。今回のように1球で併殺にしてセーブを挙げたのは、78年板東(近鉄)93年伊藤隆(オリックス)と金石(日本ハム)04年三瀬(ダイエー)10年武田久(日本ハム)15年バーネット(ヤクルト)に次ぎ7度目。
◆セ・リーグ2位の巨人は、プロ20年目の坂本勇人内野手(37)が「6番・三塁」で、6月13日の西武戦(ベルーナドーム)以来となる先発出場。5月13日の広島との前回対戦(福井)、では途中出場で延長十二回に劇的な逆転サヨナラ3ランを放ち、自身通算300号を達成した。巨人のスタメンは、以下の通り。
◆巨人・戸郷翔征投手(26)が、マツダスタジアムでのトラウマを過去に葬り去った。三回こそ制球を乱して押し出し四球で1点を許したが、スイスイとアウトを重ねた。「なんとか打破しなきゃいけない。僕自身もいろんなイメージはありますけど、過去のことは気にせずやりたい」昨季、チームは同球場で2勝10敗と大苦戦。戸郷自身も4試合で0勝3敗、防御率9.31。中でも昨年4月11日には三回途中10安打で自己ワーストの10失点という悪夢のような登板もあった。今季は春季キャンプやオープン戦でも昨季から続く不振から脱せず、開幕2軍スタート。1軍昇格後も白星が遠かったが、5月19日のヤクルト戦(いわき)で7回無失点と好投して今季初勝利を収めると、そこから3連勝。復活の要因は、初勝利の3日前にチームの分析班から受けた助言だった。「立ち投げ、手投げに見えるフォームが僕にとっては正解。普通の人だったら絶対ダメなところが、僕ではすごく正解。逆に、今までこの2年弱ぐらいは〝一般的なピッチャー〟になっていた。僕の良さが消えていた」投球時に左足を踏み出しても深く沈まない独特な投球フォームに回帰し、変化球の切れを取り戻した。「急に自分の中で、『あっ、確かにな』ってなった」。分析班の提案こそが、探し続けていた〝答え〟だった。「過去8年間の中で、多分1番の財産、キーポイントになるんじゃないかぐらいのこと。本当に〝過去イチ〟じゃないかぐらいいい情報だった」もう迷わない。戸郷が後れを取り戻す。3-1の六回は安打と四球で2死一、二塁のピンチを招いたが耐えた。六回まで105球、3安打1失点の好投。4勝目の権利を得ながら七回2死無走者の場面で打席へ。この打席で選んだ四球から打線がつながる。浦田の二塁打などで満塁とし、泉口が走者一掃の二塁打、ダルベックの適時打で4点を追加した。戸郷の4勝目が近づいてきた。
◆巨人・戸郷翔征投手(26)が今季7度目の先発登板を迎えた。七回途中120球を投げ、5安打3失点。今季ワーストの6四死球を与えたが、味方打線の援護もあり自身4連勝の権利を獲得した。マツダスタジアムでは昨季、4試合で0勝3敗、防御率9.31。三回途中10安打を浴び自己ワーストの10失点という悪夢のような登板もあった〝鬼門〟での今季初登板。三回2死まで無安打投球も、名原に二塁打を浴びた直後に押し出しを含む3連続四死球で失点した。以降は粘りの投球も、七回に2安打と死球で1死満塁のピンチを招き降板。代わった高梨が小園に2点打を浴びた。
◆巨人が効果的に得点した。松本の2打席連続適時打などで五回までに3―1とリード。七回に泉口の3点二塁打などで4点を加えた。戸郷は七回途中まで3失点とし自身4連勝。広島の玉村は要所で粘れず、3番手の高も乱調だった。
◆巨人は昨季2勝10敗と大苦戦したマツダスタジアムで、橋上秀樹監督代行(60)が初めて指揮を執り白星。「僕自身は全く苦手意識がないもので。そこに関しては、あまり気にしていなかったです」と語った。先発の戸郷翔征投手(26)が七回途中120球を投げ、5安打3失点。今季ワーストの6四死球を与えたが、味方打線の援護もあり自身4連勝を飾った。打席でも2犠打、1四球を選び得点につなげる活躍。橋上監督代行は「本調子かというとそうでもなかった気もしますけど、粘り強く放ってくれましたし、打席での役割。現状のセ・リーグであればやれることをしっかりやってくれたのが、投げることもそうですけど、攻撃の方でも大きなプラスだった」とねぎらった。不振により開幕2軍スタートだった右腕の状態について聞かれると「もう、私の中では一番良いときの状態に戻っているという風に見ています」と太鼓判を押した。
◆オフに日本ハムからフリーエージェント(FA)権利を行使し、巨人に移籍した松本剛外野手(32)が2打席連続の適時打を含む、3安打猛打賞の活躍。チームを勝利に導き、ヒーローインタビューで「ほんとにいい形で追加点が取れた。(先発の戸郷)翔征がね、ずっと頑張っていたので何とか、と思って。よかったです」とはにかんだ。2022年のパ・リーグ首位打者は、新天地で5月までは月間打率2割台と低調だったが、交流戦で全体2位の高打率をマークするなど状態を上げ、6月は3割を超えるハイアベレージ。「少しずつ良くなってきていて、数字にも表れてきているので、まだまだシーズン長いので、一日一日変わらずしっかり準備していきたいなと思います」と語った。橋上監督代行は「いい状態というか、もしかしたら彼の本来の力という感じもします。ですから、チームが変わって、リーグも変わってですね、そういったものに対して少しずつ、環境も含めて落ち着いてできるような状態になってきたんじゃないかという風に思います」と評価した。
◆巨人は昨季2勝10敗と大苦戦したマツダスタジアムで、橋上秀樹監督代行(60)が初めて指揮を執り白星を飾った。この日、ベンチ入りメンバーから外れて欠場した大勢投手(26)について「リフレッシュということですね。コンディション的なもので。休息を与えて、という感じではあります」と説明した。今季はここまで27試合に登板し19ホールド。前戦21日の中日戦では八回に味方の失策絡みで4失点で逆転を許し、今季初黒星を喫していた。セットアッパー不在の中、先発の戸郷が七回途中で降板した後を5投手でつなぎ白星。橋上監督代行は「大勢投手がいないという状況は野手の方もわかっていましたから、できるだけ多く、ピッチャーを楽にしたいという思いもあったと思います。そういった意味では非常に序盤から、効率よく点が取れたのかなという風に思います」と語った。
◆巨人は23日、広島8回戦(マツダ)に7-3で勝ち、阪神と同率首位に浮上した。昨季は不振に陥った戸郷翔征投手(26)が七回途中まで120球を投げ、5安打3失点で自身4連勝。5月中旬の投球フォーム修正を機に復調した右腕が、チームが昨季2勝10敗と大苦戦した敵地で白星を手にした。苦い記憶を過去に閉じ込めた。戸郷が昨年4月11日に四回途中10失点と打ち込まれたマツダスタジアムで今季4勝目。自己ワーストタイの6四死球を出し、イニング途中で降板したことを反省しつつも、白星に安堵の表情を浮かべた。「嫌な思いを払拭することが一番。個人的にも、すごく悔いが残る2025年、一つ払拭できたかな」昨季は8勝を挙げるも、2軍調整を経験するなど防御率4.14。今春も不振から脱せず、開幕は2軍で迎えた。変化のきっかけは1軍昇格後2登板でも未勝利だった5月中旬。チームの分析班の提案を試したことだった。「立ち投げ、手投げに見えるフォームが僕にとっては正解。普通の人だったら絶対、駄目なことでも。この2年弱ぐらいは〝一般的なピッチャー〟になって僕の良さが消えていた」投球時に左足を踏み出しても深く沈まない個性的なフォームに回帰した途端、数年前の感覚が一気に戻ってきた。「過去8年間の中で、多分一番の財産、キーポイント」と、手書きでメモにも残した。その数日後、5月19日のヤクルト戦(いわき)で7回無失点と好投して今季初勝利を挙げ、この日で4連勝。2022年から3年連続で12勝した姿を取り戻した。橋上監督代行は「私の中では一番いい時の状態に戻っている。投手といえどもやれることをしっかりやってくれたのが、攻撃の方でも大きなプラスだった」と、戸郷が2犠打を決め、終盤の打席でも四球を選んだ働きを勝因に挙げた。チームはこの日敗れた阪神に並び、再び首位に浮上。戸郷と同様に上昇ムードが漂っている。(谷川直之)
◆巨人のライデル・マルティネス投手(29)が7-3の九回1死一、二塁で救援。広島・佐々木に対して1球で遊ゴロ併殺打に打ち取り、今季21セーブ目をマークした。1球セーブは史上66人目(72度目)。2024年7月17日の日本ハム・田中正義(対楽天)以来2年ぶり。巨人では21年5月22日の鍵谷陽平(対中日)以来5年ぶり8人目で、外国人投手は初めて。
<セ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
阪神 |
36 | 30 | 1 | 0.545 (↓0.002) | - (-) |
76 | 256 (+5) | 220 (+5) | 51 (+1) | 41 (-) |
0.249 (↓0.001) | 3.050 (↑0.01) |
| 1 (-) |
巨人 |
36 | 30 | 2 | 0.545 (↓0.002) | 0 (-) |
75 | 215 (+10) | 216 (+8) | 54 (+1) | 49 (+2) |
0.230 (↑0.001) | 2.910 (↑0.03) |
| 3 (-) |
ヤクルト |
36 | 31 | 1 | 0.537 (↓0.001) | 0.5 (-) |
75 | 226 (+5) | 235 (+5) | 42 (-) | 47 (+1) |
0.235 (↓0.002) | 3.180 (↑0.04) |
| 4 (-) |
DeNA |
26 | 39 | 2 | 0.400 (↓0.013) | 9.5 (↓1) |
76 | 238 (+3) | 275 (+7) | 39 (+1) | 28 (-) |
0.243 (↓0.001) | 3.730 (-) |
| 5 (-) |
広島 |
25 | 38 | 3 | 0.397 (↑0.004) | 9.5 (-) |
77 | 190 (+5) | 217 (+8) | 40 (-) | 45 (+1) |
0.216 (↑0.001) | 3.020 (-) |
| 6 (-) |
中日 |
25 | 42 | 1 | 0.373 (↑0.019) | 11.5 (↑1) |
75 | 227 (+10) | 247 (+5) | 49 (+2) | 24 (-) |
0.232 (↑0.002) | 3.420 (↑0.03) |



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