DeNA(★3対11☆)阪神 =リーグ戦9回戦(2026.06.19)・横浜スタジアム=
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阪神
500020013111314
DeNA
0120000003601
勝利投手:村上 頌樹(6勝4敗0S)
敗戦投手:石田 裕太郎(3勝7敗0S)

本塁打
【阪神】坂本 誠志郎(1号・1回表2ラン),大山 悠輔(9号・8回表ソロ),森下 翔太(16号・9回表2ラン),大山 悠輔(10号・9回表ソロ)
【DeNA】宮﨑 敏郎(6号・2回裏ソロ)

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◆阪神は1回表、坂本の2ランなどで幸先良く5点を先制する。その後は3本のホームランが飛び出すなど、終わってみれば13安打で11得点を挙げた。投げては、先発・村上が7回3失点の好投で今季6勝目。敗れたDeNAは、先発・石田裕が試合をつくれなかった。

◆DeNAは阪神3連戦(横浜)を特別ユニホーム「B☆Memories Uniform」で戦う。1846年6月19日に米ニュージャージー州ホボケンで公式記録に残る最初の野球試合が開催されたことにちなみ「ベースボール記念日」が制定。その日に合わせて、野球草創期のユニホームに見られる色調やフォントデザインが採用されたユニホームを着用する。

◆猛虎が止まらないなんと逆方向へ放り込んだ坂本誠志郎 第1号ホームラン本日のFRIDAY BASEBALL LIVE delivered by ロケットナウ??DeNA×阪神(無料配信)#阪神タイガース #だったらDAZN#FRIDAYBASEBALLLIVE pic.twitter.com/T9dDL3qZb6

◆阪神が初回、今季の1イニング最多タイ5得点を奪った。先頭打者の福島圭音外野手(24)が右前打で口火を切り、中野拓夢内野手(29)がミスなく犠打成功。後続が好機を生かして大量得点が生まれた。2番に入った中野拓夢内野手(29)が初回犠打を仕掛けたのは6度目。この日を含めて4度得点につながっている。

◆阪神村上頌樹投手(27)が快調な立ち上がりを見せた。5点を先取したその裏、先頭の蝦名達夫外野手(28)を会心の直球で見逃し三振に切った。フィニッシュボールを決めると、球審の敷田直人(54)が「卍ポーズ」を繰り出した。この日の敷田は両腕に頑強そうな黒いガードを装着。ヘルメット一体型のマスク、厚みのある体も相まって、いつも以上に卍ポーズは迫力満点。2回の阪神の攻撃は3者連続で見逃し三振。序盤から「卍」が次々と披露された。SNSでは「いきなり卍見れた」など、敷田のパフォーマンスも注目されている。

◆阪神村上頌樹投手(27)がマウンドであぜんぼうぜんの表情を浮かべた。初回に大量援護をもらい、5-0で迎えた2回1死で宮崎敏郎内野手(37)にスライダーを右翼スタンドにたたき込まれた。まだ4点リードはあったが、マウンドの村上はぼうぜん。「まじ?」というように、口が動いた。普段はめったに表情を崩さないエースが、珍しく顔色を変えた。

◆横浜スタジアムはまた荒れ模様の展開になってきた。初回に佐藤輝明内野手(27)の先制二塁打や坂本誠志郎捕手(32)の1号2ランなどで5点を先取。先発は村上頌樹投手(27)のため完全な勝ち展開とみられたが、2回に1点、3回に2点を失い、あっという間に接戦に持ち込まれた。前回、同球場で戦ったのは4月で2試合とも乱打戦。21日は才木浩人投手(27)が打ち込まれて、9-16の大敗。22日は初回に4失点し、一度は逆転したが6-7と打ち負けた。23日は雨天中止だった。初回大荒れだったDeNA石田裕太郎投手(24)も2回以降、持ち直した。なお、20日は雨の予報というところまで前回と同じ。21日もあまり予報はよくない。

◆阪神森下翔太外野手(25)が今季9個目の死球を受けた。5-3の5回1死一塁、中大の1学年後輩にあたるDeNA石田裕太郎投手(24)の146キロ直球が左ひじのエルボーガード付近に直撃。石田裕は帽子を取って謝り、それを見た森下もうなずきながら一塁へ歩いた。1死一、二塁と広がり、佐藤輝明内野手(27)の痛烈な二塁内野安打間に1点追加。なお1死一、三塁で大山悠輔内野手(31)が左犠飛を放ち、4点差に広げた。

◆阪神が初回にいきなり今季1イニング最多タイの5点を先制した。初回1死一、二塁から、4番佐藤輝明内野手(27)が右翼フェンス直撃の先制適時二塁打。「まずは初回の攻撃で先制することができてよかったです。いいスイングができたと思います」。首位打者が勢いづけると、なお1死二、三塁で大山の遊ゴロ間に1点追加。さらに2死二塁から高寺が右翼適時二塁打でつなぐと、坂本が右翼へ1号2ラン。一気に先手を奪った。

◆DeNA石田裕太郎投手(24)が5回7安打で自己ワーストの7失点を喫した。初回、阪神先頭の福島に右前打で出塁を許し、犠打と四球で1死一、二塁。4番佐藤の右翼フェンス直撃の適時二塁打で先制された。阪神打線の勢いを止められず。坂本に1号2ランを浴びるなど、この回5失点。今季初のカード頭を任され「借金を全部返すぐらいの勢いがつくピッチングがしたい」と意気込んでいたが、立ち上がりで苦しんだ。2回は3者連続三振。3回、4回も無失点に抑えたが5回1死一、二塁から佐藤の二塁への内野安打、大山の犠飛で2点を失った。石田裕は5回7失点で降板。「初回と5回の失点の場面はチームに申し訳ない投球をしてしまいました」と振り返った。2番手でハンセル・マルセリーノ投手(24)がマウンドに上がった。

◆阪神福島圭音外野手(24)がフェンス際でスーパーキャッチを披露した。7回、DeNAの先頭打者・戸柱恭孝捕手(36)が左翼フェンス際への大きな当たりを放ったが、福島がフェンスに激突しながら捕球。スタンドから大きな拍手が送られた。

◆阪神大山悠輔内野手(31)が2戦連発9号ソロ。プロ2年目の18年から9年連続2ケタ本塁打に王手をかけた。7-3の8回先頭、DeNA宮城滝太投手(25)のフォークを虎党が待つ左翼スタンドに運んだ。大山は第1打席に2点目を呼ぶ遊ゴロ、第2打席は右安、第3打席は左犠飛。本塁打を含めて全打席仕事を果たし、2安打3打点で貢献している。

◆阪神がこの日2個目の死球を受け、横浜スタジアムの虎党がざわついた。1個目は森下翔太外野手(25)が5回に受け、2個目は8回に代打前川右京外野手(23)が受けた。

◆DeNAが今季4度目の2ケタ失点で阪神とのカード初戦を落とした。借金は今季ワーストを更新。11に膨らんだ。先発の石田裕太郎投手(24)が立ち上がりで苦しんだ。初回、先頭の阪神福島に右前打で出塁を許し、犠打と四球で1死一、二塁。4番佐藤の右翼フェンス直撃の適時二塁打で先制された。阪神打線の勢いを止められず。坂本に1号2ランを浴びるなど、この回5点を失った。2回は3者連続三振。3回、4回も無失点に抑えたが5回1死一、二塁から佐藤の二塁への内野安打、大山の犠飛で2点を追加された。石田裕は5回7安打で自己ワーストの7失点。「初回と5回の失点の場面はチームに申し訳ない投球をしてしまいました」と悔しさをにじませた。打線は2回に宮崎敏郎内野手(37)の6号ソロ。3回1死二、三塁から佐野恵太外野手(31)の右翼線への2点適時打で、一時は2点差まで詰め寄ったが、流れを変えることはできなかった。8回には3番手の宮城が大山にソロを献上。9回にも4番手の坂本が森下に2ラン、大山にソロを浴びた。投手陣は14日のロッテ戦(ZOZOマリン)に続き、2試合連続で4被弾となった。

◆阪神がリーグ戦再開初戦で13安打11得点で快勝し、9日以来の首位に浮上した。首位だった巨人が敗れたため、また並んでいたヤクルトも勝利したため同率首位で並んだ。初回、一挙5点先制に成功した。初回、2試合連続1番起用された福島圭音外野手(24)が初球を右前打。2番中野拓夢内野手(29)の犠打、森下翔太外野手(25)が四球で1死一、二塁とすると、首位打者・佐藤輝明内野手(27)が右翼フェンス直撃の先制適時二塁打を放った。なお1死二、三塁で大山悠輔内野手(31)の遊ゴロ間に1点追加。なおも2死二塁で高寺望夢内野手(23)が右翼適時二塁打を放つと、坂本誠志郎捕手(32)が右翼に1号2ラン。今季最多タイの1イニング5得点で、一気に先手を奪った。しかし2回、先発の村上頌樹投手(27)が1死から宮崎に右翼スタンドへソロ本塁打を献上。続く3回には、蝦名に与えた死球から牧、佐野に連打を浴びて2点を失った。それでも5-3で迎えた5回、中野の中前打と森下の死球で1死一、二塁とすると、佐藤が二塁への適時内野安打をマーク。なおも2死一、三塁で大山が左犠飛を放ち、再びたたみかけた。さらに8回には大山が先頭で左翼スタンドへ今季9号ソロ。終盤に大きな1点となった。攻撃はこれで終わらず、9回1死三塁から森下が単独トップに躍り出る16号2ラン。さらに大山も1死から左翼へこの日2本目、9年連続となる2ケタ本塁打をマークした。村上は7回5安打3失点で6勝目。これで今季ここまで13試合のうち12試合でクオリティースタート(QS=6回以上、3自責点以下)を記録。安定感抜群の右腕からリーグ再開を白星で飾った。

◆阪神村上頌樹投手(27)が7回3失点で、6勝目を挙げた。2回に宮崎敏郎内野手(37)にソロを浴び、3回にも2点を失った。だが4回以降は追加点を許さず、安定の投球。13試合中12試合がクオリティースタートという、村上の真骨頂だった。「無駄な四球からの失点がもったいなかったですが、(坂本)誠志郎さんのリードにも引っ張ってもらいながら中盤以降は立て直して、粘り強くゲームを作ることができたと思います」と振り返った。

◆阪神大山悠輔内野手(31)が2打席連続の10号ソロを左翼席に放った。7-3で迎えた8回、DeNA宮城滝太投手(25)のフォークを左翼スタンドへ9号ソロ。さらに9回にも左翼席に10号ソロ。プロ2年目の18年から9年連続2ケタ本塁打を決めた。第1打席に2点目を呼ぶ遊ゴロ。第2打席は右前打。第3打席は左犠飛。2本塁打を含む4打数3安打4打点の大暴れ。チームの勝利に貢献した。

◆阪神森下翔太外野手(25)が単独キングに躍り出る16号を放った。9回無死三塁、カウント2-2から、DeNA4番手・坂本裕哉投手(28)が投げた134キロチェンジアップをとらえ、左中間スタンドに16号2ランを放り込んだ。本塁打争いで15本塁打の同僚・佐藤輝明内野手(27)を1歩リードする16号。セ・リーグの単独キングに立った。

◆DeNAが今季4度目の2ケタ失点で阪神とのカード初戦を落とした。借金は今季ワーストを更新する11。相川亮二監督(49)は「流れを持ってくる守備は当然必要。そうでなければ攻撃でどんどん攻めていくことも必要なので、何とかかみ合うようにやっていきます」と切り替えた。先発の石田裕太郎投手(24)が立ち上がりで苦しんだ。初回、先頭の阪神福島に右前打で出塁を許し、犠打と四球で1死一、二塁。4番佐藤の右翼フェンス直撃の適時二塁打で先制された。阪神打線の勢いを止められず。坂本に1号2ランを浴びるなど、この回5点を失った。打線は2回に宮崎敏郎内野手(37)の6号ソロ。3回1死二、三塁から佐野恵太外野手(31)の右翼線への2点適時打で、一時は2点差まで詰め寄るも、石田裕が5回にも2点を失い、5回自己ワーストの7失点で降板。今季7敗目を喫し「初回と5回の失点の場面はチームに申し訳ない投球をしてしまいました」と悔しさをにじませた。8回には3番手の宮城が大山にソロを献上。9回にも4番手の坂本が森下に2ラン、大山にソロを浴びた。投手陣は14日のロッテ戦(ZOZOマリン)に続き、2試合連続で4被弾となった。

◆阪神がDeNAを圧倒し、ヤクルトとともに首位タイに浮上した。相手先発の石田裕太郎投手(24)の立ち上がりを攻め、初回に5点を先制。5回には2点を追加し、主導権を完全に握った。大山悠輔内野手(31)が2打席連続の9、10号弾。森下翔太外野手(25)が単独トップに立つ16号ソロと中軸だけで8打点と、破壊力を見せつけた。先発の村上頌樹投手(27)は7回3失点と、今季13試合中12試合目のクオリティースタートで6勝目を挙げた。ヒーローインタビューは初回に今季1号2ランを放った坂本誠志郎捕手(32)。-ナイスバッティング坂本 ありがとうございます。-1回に見事な2ランホームラン。そのときの感触は坂本 あんなの打ったことがないので、一生懸命に走りました。-今日のホームランが今季初坂本 はい、まだまだ打てるように頑張ります。-どんな気持ちでリーグ戦再開初戦に坂本 そうですね。交流戦最後の楽天さんとの試合からチームの雰囲気もよかったと思いますし、このままその勢いでいこうとみんなの雰囲気だったのでそれに乗っかっていけたのがよかったと思います-巨人が負けて首位に返り咲き。これからに向けてファンに一言。坂本 そんなこと気にしても、1つ1つ勝っていくことしかぼくらにはできないですし、相手どうこうより目の前の試合を1つ1つ勝っていい位置にいけるように、まだまだ先長いですけど皆さんの応援があればまだまだ上まで行けると思っているので、これからも応援よろしくお願いします。

◆阪神のリーグ戦再開初戦を託された村上頌樹投手(27)が7回3失点で6勝目を挙げ、期待に応えた。2回に宮崎に1発を浴び、めったに表情を変えないエースがぼうぜん。3回にも2点を失ったが、4回以降は相手に1安打しか許さず7回まで投げきった。「5-0のところから1本ホームラン入るだけで雰囲気変わりますし。低く丁寧に投げていかないと、っていうのが一番だと思うので、また次回はそこを気をつけながら(登板)したいなと思います」と反省を忘れず。今季13試合中12試合目のクオリティースタートと、大黒柱の投球を披露した。

◆プロ野球は19日、リーグ戦が再開し、阪神がDeNAに13安打11得点で快勝発進した。ヤクルトと並んで10日ぶりに首位を奪回。0-0の1回1死一、二塁で、4番佐藤輝明内野手(27)が右翼フェンス直撃の先制&決勝の適時二塁打を放って猛攻の口火を切った。「まずは初回の攻撃で先制することができてよかったです。いいスイングができたと思います」佐藤の勝利打点は12球団最速で10度に到達。打率3割6分と打ちまくる男は殊勲打も多いからすごい。5回にも追加点の適時内野安打を決めた主砲は「いい攻撃ができたし、守りもよかったと思う」とうなずいた。交流戦では6勝12敗と失速したが、セ界に戻って王者が息を吹き返す1勝。初回は佐藤の先制パンチから大山の内野ゴロ、高寺の右翼適時二塁打、坂本の1号2ランが飛び出して一挙5得点。今季の1イニング最多タイ得点で主導権を握った。さらに大山が1試合2発、森下が単独トップ16号と止まらない。5月22日巨人戦以来の先発野手全員安打だ。リスタートでの打線爆発に藤川球児監督(45)も「甲子園最終のゲーム(楽天戦)をいい形で持ってきてくれたなとは思いますね」と目を細めた。ここから先は"定位置"の首位を譲らない。【只松憲】

◆阪神伊藤将司投手(30)が20日のDeNA戦(横浜)で今季初勝利を目指す。5回2失点で降板した11日ソフトバンク戦から中8日。「1発のあるバッターが多いと思うので、低めに丁寧に投げられたら」と意気込んだ。当日は雨予報もしっかり最終調整を行った。日本ハム孫易磊-ソフトバンク・スチュワート、ロッテ小島和哉-楽天岸孝之ほか/20日予告先発

◆阪神佐藤輝明内野手(27)の右翼二塁打が打線に火をつけたのは間違いない。今季2戦2敗だった横浜で初回5得点。DeNAの追い上げを受けたが、あまりに大きな先手。大量リードを生かして勝利した。佐藤が大事にする準備力が結果に出ている。これで直近6試合の第1打席は6打数5安打で打率8割3分3厘。凡退したのは16日西武戦の見逃し三振のみだ。4番が打線に勢いをつけようと試合序盤で快音を響かせている。この結果に佐藤は「そうですね、いい準備ができていると思います」とうなずいた。プロ6年目。一流の技術はついた。あとはパフォーマンスとして発揮するだけ。試合前の入念なストレッチや、フリー打撃は能力を最大値にするためのルーティン。佐藤が常々口にする「毎日の準備」は確実に実を結んでいる。数字がそれを物語っている。【只松憲】

◆阪神坂本誠志郎捕手(32)の打球は貴重な放物線を描いた。初回、3点を先制したあとに右越えに1号2ラン。11年目で9本目だが右方向には初めて。ビッグイニングを完成させた。「あんなの打ったことないので一生懸命走りました。なかなかバットで貢献できていないので、いい形になってよかった。1点でも多くと思っていた」。村上を7回3失点に導いた粘りのリードも光った。

◆これぞ仕事人だ。阪神大山悠輔内野手(31)が、2打席連続アーチで、プロ2年目の18年から9年連続2桁本塁打を決めた。まずは8回だ。DeNA3番手宮城の132キロフォークをさばき、左翼席へ9号ソロ。17日楽天戦(甲子園)に続き、2戦連発となった。まだ終わらない。9回だ。今度は4番手坂本の146キロ直球をとらえ、ライナーで左翼席に10号ソロを突き刺した。「何があるか分からない球場ですし、1点でも多くというところ。そういう意味では、1点1点の積み重ねでいったのが良かったのかなと思います」好機になればなるほど、集中力が研ぎ澄まされる。初回は1死二、三塁から遊ゴロの間に2点目を運んだ。3回の第2打席は右前打。5回の第3打席は1死一、三塁から左犠飛。相手にトドメを刺した2発はもちろん、常に得点に結びつける勝負強さが頼もしい。4月22日DeNA戦(横浜)以来となる1試合2発を含む3安打4打点の大暴れ。今季のDeNA戦は22打数10安打、打率4割5分5厘、4本塁打10打点のお得意様だ。「試合に勝ったのが一番、そこが一番です」。"無双状態"に入った背番号3が、猛虎の快進撃を支える。【林英樹】

◆阪神の大勝は福島圭音外野手(24)から始まった。1番左翼で先発すると初回、石田裕の初球を右中間へ右前打。リーグ戦再開試合の先頭で、5得点の先制攻撃につなげる役割を果たした。「1打席目はいい役割はできたと思います。立ち遅れがないようにしっかり準備した結果。ワンスイングでとらえられてよかった」。17日の楽天戦に続き、1番に座った2試合連続で2桁得点を導いた。

◆阪神がリーグ戦再開初戦で13安打11得点で快勝し、9日以来の首位に浮上した。初回、4番佐藤輝明内野手(27)の右翼フェンス直撃の先制適時二塁打から、一挙5点先制に成功。藤川球児監督(45)は「(DeNA先発の)石田投手もすごくいい投手なので、真っすぐも速いし、いい攻撃が全体として立ち上がりから仕掛けられたかなという風に思いますね」と振り返った。それでも5-3で迎えた5回、佐藤の二塁への適時内野安打と大山悠輔内野手(31)の左犠飛で2得点。さらに8回には大山が9号ソロ。9回は森下翔太外野手(25)が16号2ラン、大山もさらに10号ソロを放ち、最後まで攻撃の手を緩めなかった。この日がリーグ再開初戦。何か試合前に話はしたかと問われた指揮官は「話はせずとも、自分の考えというものは選手たちには十分に伝わってると普段からゲームを通して感じますけど、チームを結束してさらに高め合って進んでいきたいと思います」と答えた。頼もしい選手とともに、ここから首位快走と行きたい。

◆阪神坂本誠志郎捕手(32)が今季1号本塁打を放った。初回に5-0とする2ランを右翼席に運んだ。敵地でヒーローインタビューに指名された。その後報道陣に囲まれると「今日は村上さまさま」と捕手の顔に戻った。2人は昨年、最優秀バッテリー賞を受賞した名コンビ。「今日はホンマに村上様様です。村上が粘ってズルズルいかないで、あのあとゼロを並べてくれた。こっち(攻撃)が点を取るまで我慢していた。村上のピッチングあっての最後のこの(大差の)展開なので、ホンマにもう、村上が一番頑張ってくれたなと思います」と、ほめ上げた。初回に5得点をもらい、楽な展開になると思われたが、村上は2回に1点、3回に2点を与えて、すぐに"接戦"にしてしまった。ただ4回以降は完全に立ち直り、7回まで4イニングを1安打無失点。打線は5回に2点を加え、終盤に1発攻勢で大差をつけた。

◆DeNAが今季4度目の2ケタ失点で阪神とのカード初戦を落とした。借金は今季ワーストを更新する11。相川亮二監督(49)は「どうやってゲームをしっかり作って、チームとしての戦いをしていくか。打てば勝てる、投手が抑えれば勝てるという単純な考え方でやってしまうと、また同じことになると思う」と厳しい表情で語った。先発の石田裕太郎投手(24)が立ち上がりで苦しんだ。初回、1死一、二塁を背負うと、4番佐藤の右翼フェンス直撃の適時二塁打で先制された。阪神打線の勢いを止められず。坂本に1号2ランを浴びるなど、この回5点を失った。打線は2回に宮崎敏郎内野手(37)の6号ソロ。3回1死二、三塁から佐野恵太外野手(31)の右翼線への2点適時打で、一時は2点差まで詰め寄るも、石田裕が5回にも2点を失い、5回自己ワーストの7失点で降板。今季7敗目を喫し「初回と5回の失点の場面はチームに申し訳ない投球をしてしまいました」と悔しさをにじませた。指揮官は「もうひと踏ん張りというところで、粘りきれなかった」と指摘した。8回には3番手の宮城滝太投手(25)が大山にソロを献上。9回にも4番手の坂本裕哉投手(28)が森下に2ラン、大山にソロを浴びた。投手陣は14日のロッテ戦(ZOZOマリン)に続き、2試合連続で4被弾となった。

◆交流戦で苦しんだ阪神は、リーグ戦再開最初のカードで今季3勝5敗とセ・リーグで唯一負け越しているDeNAとの3連戦に臨む。福島圭音外野手(24)が2戦連続で1番に座り、「3番・右翼」に森下翔太外野手(25)、「4番・三塁」に佐藤輝明内野手(27)、「5番・一塁」に大山悠輔内野手(31)が並び、不動のドライチクリーンアップで再びスタートを切る。先発の村上頌樹投手(27)は5月8日のDeNA戦(甲子園)では7回2失点(自責0)で黒星を喫しており、リベンジに挑む。

◆阪神・伊藤将司投手(30)が20日のDeNA戦(横浜)に先発する。この日は試合前練習に参加し、キャッチボールなどで汗を流した。開幕直後に左大腿(だいたい)部の筋損傷を負った左腕は11日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で約2カ月ぶりに1軍マウンドに復帰し、5回3安打2失点。中8日で臨む一戦に向け「前回は点を取ってもらった後に逆転されたので、そこはさせないように投げていけたら」と誓った。昨季DeNAとは3度対戦(2先発)し、1勝1敗、防御率4・50。現在リーグ4位のチームの印象を「一発のあるバッターが多いと思う」と語り「低めに丁寧に投げられたら。風の具合もあると思うので、風を見ながら自分のピッチングができたらいい」と意気込んだ。

◆DeNAが野球に敬意を表するイベント「SPECIAL UNIFORM SERIES」を開始し、選手らが特別ユニホームを着用した。1846年6月19日に米国で公式記録に残る野球の試合が初めて開催され、「ベースボール記念日」が制定された。記念日にちなんで制作された襟付きの特別ユニホームには、野球草創期に見られたクラシックなデザインや当時の空気感をまとったフォントが採用された。イベントは21日まで行われる。20日に先発する東は「イベントゲームなので、ファンの皆さんに喜んでもらえるピッチングができたら」と意気込んだ。

◆DeNA・東克樹投手(30)が中8日で20日の阪神戦に先発する。チームは交流戦で5勝13敗と大きく負け越したとあって「また一からやっていこうという思いを持って、この(リーグ内対戦再開までの)4日間を過ごしたと思う」とナインの気持ちを代弁した。キャッチボールで調整し「(相手は)上位のチームなので何とか勝ち越せるようにという思いでマウンドに立ちたい」と口元を引き締めた。

◆阪神が初回に猛攻を演じた。初回、1死一、二塁で迎えた佐藤が先発右腕・石田裕の2球目、シンカーを捉えた。打球は右翼フェンス直撃。幸先よく先制に成功した。なおも1死二、三塁で大山が遊ゴロを転がし、1点を追加。さらに、2死二塁で6番・高寺が右中間を破る適時二塁打で3点目。そして、続く坂本が今季1号となる右翼席への2ランをたたき込み、初回だけで5得点を奪った。佐藤は3試合ぶりに打点を挙げ、リーグトップを独走する46打点目とした。阪神・佐藤 「打ったのはシンカー。まずは初回の攻撃で先制することができてよかったです。いいスイングができたと思いますし、次の打席も打てるように良い準備をしたいと思います」高寺 「打ったのはシンカー。ツーアウトから簡単に終わらずに、追加点を取ることができてよかったです。追い込まれていましたが、うまく打つことができたと思います」

◆阪神は一回に坂本誠志郎捕手(32)の今季1号2ランが飛び出し、点差を広げた。DeNAの先発・石田裕の立ち上がりを仕留めた。佐藤、高寺の適時打などで3点を奪い、なおも2死二塁で坂本が打席へ。1ボールからの2球目をとらえると、白球は逆方向にぐんぐんと伸びてそのまま右翼スタンドに飛び込んだ。坂本の本塁打は今季初で、昨年7月19日の巨人戦(東京ドーム)で放って以来プロ通算9本目。キャプテンのバットで一気に5点を先行し、幸先よくリーグ戦再開の初戦を走り出した。阪神・坂本 「打ったのはストレート。みんなが作ってくれたいい流れに自分も乗ることができました。積極的にスイングを仕掛けていった結果が、良い結果につながったと思います。この後も気を引き締めて頑張ります」

◆阪神・村上頌樹投手(27)が二回に1点を返された。5―0の二回、1死走者なしで迎えた宮崎に、カウント1―2から外角への変化球を捉えられた。風に乗りぐんぐんと伸びた打球は右翼席に着弾。6号ソロで4点差に詰め寄られた。続く勝又に中前打を浴びるも、後続を断ち切った。村上は2本塁打を浴びた12日のオリックス戦(京セラ)に続き、登板2試合連続での被弾となった。

◆阪神の先発・村上頌樹投手(27)が三回に2点を失った。一回に味方の5点の援護をもらい、二回に1点を失って5-1で迎えた三回。1死から蝦名に死球を与えると、牧の二塁打で1死二、三塁とされ、佐野に右翼への2点打を浴びた。5-3となり、リードはわずか2点に。村上に自責点3点以上がつくのは、5失点を喫した5月1日の巨人戦(甲子園)以来7登板ぶりとなった。

◆阪神・佐藤輝明内野手(27)が貴重な追加点を挙げた。5―3の五回。1死から中野が中前打で出塁すると、森下がリーグ最多9つ目の死球を受けて1死一、二塁を作った。ここで佐藤が初球の変化球を積極的にスイング。一、二塁間への当たりは二塁手・牧のグラブをはじき、その間に二走・中野が生還した。なおも1死二、三塁で大山が左犠飛。大山はリーグトップの今季6つ目の犠飛をマークした。佐藤は一回に先制の適時二塁打も放っており、2試合連続、今季22度目のマルチ安打を記録した。阪神・佐藤 「打ったのはスライダー。追加点が欲しい展開でしたし、つないでチャンスで回してくれたので、モノにすることができてよかったです」阪神・大山 「打ったのはシンカー。次の1点が大事な場面だったので、チームに貢献することができてよかったです。試合終了まで集中して攻め切りたいと思います。」

◆2試合ぶりに先発メンバーに名を連ね、快音を響かせた。右太もも裏の違和感で14日の試合を欠場したDeNA・牧秀悟内野手(28)は「できない程度じゃない。試合にも出られる範囲」とグラウンドに立つ。チームは一回に5点を先行されたが、二回に宮崎が右越え6号ソロで反撃ののろしを上げた。牧の見せ場は三回だ。1死から蝦名が死球を受けた後に打席を迎え、村上の浮いた直球を右中間に運ぶ二塁打。続く佐野の右翼線への2点打で生還し、脚の状態が万全でない中で懸命な姿を見せた。4月下旬に右太もも裏の肉離れで離脱し、4日に復帰したばかり。患部の状態と相談しながらプレーを続けており、相川監督もベンチスタートを挟みながら先発起用する方針を示す。「リスクを背負いながらプレーしてくれている。それなりに付き合っていかなくちゃいけない」と慎重だ。セ・リーグ4位のチームは交流戦で5勝13敗と大きく負け越し、借金10を抱えてリーグ内対戦の再開初戦を迎えた。牧は「交流戦が終わった後の試合がすごく大事。まずはオールスターまでの1カ月間。素晴らしい戦いをして、いい準備をしてやっていきたい」と巻き返しを誓う。(鈴木智紘)

◆阪神が早くも昨季のチーム被本塁打数に並んだ。9日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で球団史上初の5イニング連続本塁打を浴びるなど、一発を食らう試合が目立っていた今季の阪神。この日のゲームでは二回に村上が宮崎にソロ本塁打を打たれ、今季53本目の被本塁打に。昨季は強力な投手陣でリーグ制覇を果たした阪神だが、今季は65試合目にして、早くも昨季143試合で浴びた「53」に並んだ。

◆阪神の森下翔太外野手(25)が九回に16号2ランを放った。8-3で迎えた第5打席。無死三塁から、DeNA・坂本の変化球をすくい上げた。打った瞬間に確信する一打は、左翼スタンド中段へ一直線。今季16号となり、並んでいた佐藤を抜いてセ・本塁打単独トップに浮上した。森下のこの一打で阪神は先発野手全員安打を達成。さらに1死後大山にもこの日2本目の本塁打が飛び出し、11-3と大量リードとなった。

◆阪神がリーグ戦再開初戦を大勝で飾り、首位タイに浮上。17日の楽天戦(甲子園)に続く、2試合連続、今季5度目の2桁得点を奪った。先発した村上頌樹投手(27)は7回5安打3失点、8奪三振。二回に宮崎にソロを被弾し、三回に佐野の適時打で2点を奪われたが、以降は見事に立て直した。五―七回は走者を一人も許さない完全投球。今季6勝目を挙げた。打線は一回からエンジン全開。佐藤輝明内野手(27)の適時二塁打で先制すると、坂本誠志郎捕手(32)が1号ソロを放つなど、この回一挙5点を奪った。5―3と詰め寄られた五回は佐藤の適時内野安打と大山悠輔内野手(30)の犠飛で2点を追加。八回には大山が2試合連発となる9号ソロを放った。さらに九回には森下翔太外野手(25)がリーグ単独トップとなる16号2ラン、大山が2打席連発となる10号ソロをたたき込み、とどめを刺した。

◆阪神がリーグ戦再開初戦を大勝で飾り、首位タイに浮上。17日の楽天戦(甲子園)に続く、2試合連続、今季5度目の2桁得点を奪った。一回から佐藤の適時二塁打などで5点を奪うと、5-3の六回にも佐藤に二塁への適時内野安打が飛び出すなど2点を追加。九回には森下にリーグ単独トップとなる16号2ランが、大山に2打席連続となる10号ソロが飛び出し、3点を加えた。先発した村上は7回5安打3失点で6勝目(4敗)をつかんだ。

◆阪神がリーグ戦再開初戦を大勝で飾り、首位タイに浮上。17日の楽天戦(甲子園)に続く、2試合連続、今季5度目の2桁得点を奪った。一回から佐藤の適時二塁打などで5点を奪うと、5-3の六回にも佐藤に二塁への適時内野安打が飛び出すなど2点を追加。九回には森下にリーグ単独トップとなる16号2ランが、大山に2打席連続となる10号ソロが飛び出し、3点を加えた。先発した村上は7回5安打3失点で6勝目(4敗)をつかんだ。

◆DeNAは先発の石田裕が一回に佐藤、高寺の適時二塁打、坂本の1号2ランなどで5点を奪われるなど、5回7失点。打線は宮崎の6号ソロなどで反撃したが、終盤大山に2発を浴びるなど失点を重ね、リーグ戦再開初戦を白星で飾れなかった。

◆阪神での現役時代、〝代打の神様〟として、虎党から絶大な支持を獲得し、2023年から日本ハムの1軍打撃コーチを務めたサンケイスポーツ評論家・八木裕氏(60)は、阪神打線と向き合う際のパ・リーグの投手とセ・リーグの違いについて言及した。雨で流れた交流戦2試合が、予備日に入り、各打者は実戦勘を維持したままリーグ戦に突入できた。そのアドバンテージがそのまま結果に出た勝利だった。はっきりしたのは、交流戦で戦ったパ・リーグの投手と違って、セの投手たちが阪神の中軸打者を怖がっているということ。意識しすぎて、変化球で逃げたりするシーンが随所にあり、その相対関係が続く限り、阪神が有利になるのは間違いない。普通に戦えば、十分に優勝を狙える戦力だと改めて感じた。森下、佐藤の2人に関しては、パの投手に対しても結果を残していたので、この先もそう心配はいらない。特に佐藤は難しい球が来てもファウルで逃げて、変化球を拾える打撃を継続している。安定感は抜群だ。2人の後ろの大山が、この日のように打点を稼げば、さらに「怖い打線」になる。夏場に向けて阪神投手陣に疲れが出ても、はね返せる打線だ。唯一の心配は中野、森下、佐藤、大山と並ぶ4人のうち、誰かが欠けること。近本不在の今、この4人のコンディションを維持することが大切になってくる。(本紙評論家)

◆詰め寄ってくるハマ打線を執念で食い止めた。阪神・村上頌樹投手(27)が粘りの投球で大勝を呼び込み、6勝目を挙げた。「役割は果たせましたけど、反省しないといけない場面がある。宮崎さんの本塁打や死球とか、高さを間違えてしまったので、そこは注意していかないといけない」一回から大量5点の援護をもらうと、その裏は三者凡退で好発進。しかし、二回に宮崎にソロを被弾すると、三回には上位打線につかまり2失点。一気に2点差に詰め寄られたが、五―七回はパーフェクトなど見事に立て直した。終わってみれば7回110球を投じて5安打3失点。防御率は2.00となったが、高橋に次ぐリーグ2位の座をキープしている。「打者がこれだけ点を取ってくれたので勝てた。もっといい投球をして、逆に野手が打てない時は自分が頑張って抑えたい」好投にも満足な表情はなかった。安定感抜群のエースがローテの柱として、虎を支えている。(秋葉元)

◆阪神・坂本誠志郎捕手(32)が待望の今季1号を放った。3―0の一回2死二塁で石田裕の外角148キロを捉え右翼席に運んだ。プロ初の逆方向への一発に「あんなの打ったことないでしょ」と驚きの表情を見せつつ「バットの方で貢献できていないので、ちょっとでもいい打席も増やしたいし、それがいい形になって良かった」とうなずいた。守っては3投手をリードし、強打のDeNA打線を3得点に封じた。「きょうはほんまに村上さまさまです。村上の投球あっての最後の(追加点を奪った)展開」と右腕に感謝した。

◆DeNAは一回に一挙5点を先行され、出はなをくじかれた。リーグ内対戦の再開初戦を勝利で飾れず、相川亮二監督(49)は先発の石田裕に「初回の入りは先発投手として不安なところだと思うけど、何とか1、2点で踏ん張ってもらいたい」と注文を付けた。3年目の右腕は一回に1死一、二塁で佐藤を迎えると、低めのシンカーを引っ張られて右翼フェンス直撃の二塁打で先制を許した。内野ゴロの間に加点されると、高寺にも低めのシンカーを捉えられて右中間への適時二塁打。続く坂本には右翼席に2ランを運ばれた。チームは交流戦で5勝13敗と負け越した。この日の石田裕に続いて20日は東、21日は尾形と力のある先発を立てて勢いづく算段ながら、その初戦で大敗。石田裕は5回で7安打を許し、自己ワーストの7失点で7敗目を喫した。試合前時点で防御率2.28と安定していたが、「チームに申し訳ない投球をしてしまった」と肩を落とした。(鈴木智紘)

◆2本の放物線を横浜の夜空に架けた。大山悠輔内野手(31)がトドメを刺す2打席連続アーチで9年連続の10号到達。ハマスタ男が勝負を決定づけた。「何があるか分からない球場ですし、1点でも多くというところが大事だと思うので、そういう意味では一点一点の積み重ねでいったのが良かったのかなと思います」チームは一回に一挙5点を挙げたが、いつビッグイニングを作られ、追いつかれるか分からない中で迎えた7―3の八回だ。先頭で打席に入ると、2ストライクからフォークを振り抜いた。打球は虎党が待つ左翼スタンドへ飛び込み、2試合連続でアーチを放った。九回には弾丸ライナーで左翼席へソロを放り込み、11得点の圧勝劇を締めくくった。球団では金本知憲(2003-11年)、生え抜きでは岡田彰布(1980―91年の12年連続)以来の9年連続2桁アーチとなった。本塁打だけではなく、一回に佐藤の適時打で先制した直後には1死二、三塁で深めの遊ゴロを放ち、三走が生還。五回に1死一、三塁でも犠飛を放ち、4打点の活躍。今季ハマスタでは無類の強さを見せており、打率・778(9打数7安打)、4本塁打、10打点と恐ろしいほどの数字をマークしている。「勝ったのが一番なので、またあした試合があるのでしっかり準備したい」完全に目を覚ました背番号3。この勢いは誰にも止められない。(渡辺洋次)

◆阪神・中野拓夢(29)が打線の潤滑油となった。「自分の役割はつなぐことなので、そこができればこういう展開になる」一回無死一塁では初球で犠打を決め、一挙5得点をアシストすると、五回1死では中前打でチャンスメークし、佐藤の適時打で生還。七回にも左前打を放ち、2試合連続、今季19度目のマルチ安打を記録した。「(リーグ戦)再開の初戦というのはチームとしてもすごく大事だった。いい勝ち方ができたので、明日(20日)も勝てるように気を引き締めていきます」と力を込めた。

◆2試合連続で「1番・左翼」に入った阪神・福島圭音外野手(24)が打線に勢いをもたらした。一回先頭で石田裕の初球148キロを右前打。その後の1イニング5得点のきっかけをつくった。「立ち遅れがないように、しっかり準備していい結果になったのでよかった」七回の守備では戸柱の左翼後方への打球をフェンスにぶつかりながら好捕。攻守で光った24歳は「うかうかできる立場じゃない」と頼もしかった。

◆右太もも裏の状態が万全でないDeNA・牧秀悟内野手(28)が2試合ぶりに先発メンバーに名を連ね、2安打を放った。三回は1死一塁で村上の浮いた直球を右中間に運ぶ二塁打。続く佐野の右翼線への2点打で生還した。4月下旬に肉離れを負った患部の状態と相談しながらプレーしており「気を付けながらやっている。試合に出たら言い訳はきかない」と振り返った。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
阪神
35291 0.547
(↑0.007)
-
(↓0.5)
78251
(+11)
215
(+3)
50
(+4)
41
(-)
0.250
(↑0.002
3.060
(-)
1
(1↑)
ヤクルト
35291 0.547
(↑0.007)
0
(↓0.5)
78215
(+9)
222
(+2)
39
(-)
46
(+1)
0.236
(↑0.001)
3.130
(↑0.02)
3
(2↓)
巨人
34292 0.540
(↓0.008)
0.5
(↑0.5)
78204
(+2)
208
(+3)
52
(+1)
47
(-)
0.229
(↑0.001)
2.990
(-)
4
(-)
DeNA
26372 0.413
(↓0.006)
8.5
(↓0.5)
78235
(+3)
268
(+11)
38
(+1)
28
(-)
0.244
(↓0.001)
3.730
(↓0.11)
5
(-)
広島
23373 0.383
(↓0.007)
10
(↓0.5)
80177
(+2)
203
(+9)
39
(+1)
42
(-)
0.213
(↓0.001)
2.950
(↓0.08)
6
(-)
中日
23411 0.359
(↑0.01)
12
(↑0.5)
78217
(+3)
241
(+2)
47
(+1)
23
(-)
0.233
(↓0.001)
3.480
(↑0.02)