| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 10 | 0 | 0 |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 |
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勝利投手:武内 夏暉(5勝2敗0S) (セーブ:甲斐野 央(1勝2敗5S)) 敗戦投手:才木 浩人(5勝4敗0S) | |||||||||||||
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◆西武が初の交流戦優勝を決めた。西武は5回表、桑原が適時打を放ち、1点を先制する。投げては、先発・武内が6回無失点10奪三振の好投。その後は3人の継投で完封リレーを展開し、武内は今季5勝目を挙げた。敗れた阪神は、打線が再三の好機を生かせなかった。
◆阪神が西武の交流戦優勝阻止をかけて戦う。この日は雨天中止になった2日の振替試合。西武は引き分け以上で初優勝、さらに勝利すれば14勝3敗1分けの勝率8割2分4厘。11年ソフトバンクがマークした交流戦歴代最高勝率の8割1分8厘を上回る。屈辱の新記録献上だけは避けたい。先週はビジター6連戦で1勝5敗だったが、本拠地で巻き返しを図りたい。リーグ戦順位では1位巨人、2位阪神、3位ヤクルトが0・5ゲーム差以内という大混戦。巨人とヤクルトは試合がなく、阪神は負ければ3位転落、勝てば勝率5割4分8厘で巨人と同率首位になる。
◆西武が交流戦初Vをかけ、午後6時開始の阪神戦に挑む。すでに阪神戦には勝ち越しが決定。敵地での3連勝もかかる。交流戦で2試合連続サヨナラ打、3試合連続決勝打など印象的な活躍が多い長谷川信哉外野手(24)は優勝を目指しつつも「まずは何より勝ちにこだわって。阪神に3連勝できるようにやっていきたいです」と冷静に話した。交流戦打率は全体2位で、巨人松本を追う立場。長谷川は「もう無理だと思うんで」と苦笑いしつつ「とにかくチーム打撃というところを意識してやりたいです」。14日の巨人戦(ベルーナドーム)でも2死からセーフティーバントを仕掛けて成功させた。上半身に張りがあるタイラー・ネビン内野手(29)はこの日から復帰予定ながら、ネビンだけに頼れない。長谷川が最後も決めるか-。ルーキーながらすでに18セーブの岩城颯空投手(22)に疲れが見える中、交流戦ではセットアッパーの甲斐野央投手(29)がクローザーを任されるケースも多かった。甲斐野は「(起用は)今だけじゃないですか?」と淡々とし「どこに配置されても行けるように、ここまでの経験を生かして準備していくだけですよ」と見すえた。岩城は前回の阪神2連戦でともに失点した。この夜、優勝がかかるセーブシチュエーションになった場合、岩城にリベンジを促すか。甲斐野に託すか。別の投手を選ぶか。首脳陣の決断はいかに-。【金子真仁】
◆阪神伊原陵人投手(25)、下村海翔投手(24)、今朝丸裕喜投手(20)、育成ドラフト1位ルーキー神宮僚介投手(23=東農大北海道オホーツク)が1軍の試合前練習に姿を見せた。阪神はこの日から雨天中止で流れた西武、楽天との2連戦。18日を空けて、19日からリーグ戦が再開する。
◆阪神ドラフト1位ルーキーの立石正広内野手(22)が、早出特打を行った。全体練習が始まる前に、グラウンドに姿を見せると打撃ケージの中へ。藤川球児監督(45)が見守る中で、黙々と打ち込んだ。立石は10日ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)を最後に安打が出ておらず13、14日オリックス戦(京セラドーム大阪)では2戦連続のベンチスタートも経験した。交流戦もラスト2試合。この日の試合に向けては「どのチームもいいバッターがたくさんいますし、ピッチャーもしっかりアウトを取ってくるので、そういう中で、結果を残したい」と話していた。
◆阪神伊原陵人投手(25)、下村海翔投手(24)、今朝丸裕喜投手(20)、育成ドラフト1位ルーキー神宮僚介投手(23=東農大北海道オホーツク)が1軍の試合前練習に姿を見せた。藤川球児監督(45)は試合前に取材に応じ「現状把握でしょうね。投手コーチ含めて。本来であればこの4日間は交流戦からレギュラーシーズンに戻る期間ですけれども、現状の戦力とそれから1軍をまだ経験していなくて今後1軍で戦う可能性のある選手。研修といいますかね」と明かした。開幕ローテーション入りした伊原は腰部の張りから復帰した立場だが、他の3投手は1軍未経験。「1軍の経験がない選手はもちろん緊張もするだろうし、1軍昇格でいきなり緊張するのを防ぐために日米どの球団もやっていることですから」と説明。1軍の環境に早めに慣れて、スムーズな活躍につなげることを目的とした。育成ルーキーの神宮について、支配下登録の可能性があるかと問われた指揮官は「それでドラフトで獲得したわけですから。いる選手のレベルを引き上げながら、1年間戦って他球団と勝負するわけですから」と答えた。
◆西武の西口文也監督(53)が阪神戦の試合前、主砲のタイラー・ネビン内野手(29)が欠場する旨を報道陣に明かした。球場には訪れ練習には参加する。ネビンは上半身の張りがあり、このところ途中交代や欠場が多くなっている。西口監督は「張りというか不安のほうが強いみたい」と13日の試合後に状況を話していた。この日は勝ちか引き分けで交流戦初優勝が決まる。DH制のない試合でネビンの長打力に頼りたい部分は多いが、不在に。西口監督は「そこはなんとかつないでいきたい」と、研究してきた阪神才木への対策を実行する構えだ。
◆トミー・ジョン手術から完全復活を目指す23年ドラフト1位の阪神下村海翔投手(24)が、1軍の試合前練習に参加した。「1軍の雰囲気を経験させてもらいました。すごくありがたみを感じます。もちろんそこ(1軍)を目指していますけど、まだ数試合しか投げてない。次に向けて準備をひとつずつやっていくだけ」右ひじ手術から約2年半。12日の2軍ソフトバンク戦(筑後)ではプロ最長の5回73球を投じ、3失点にまとめていた。藤川球児監督(45)は、同じく練習参加した今朝丸、神宮とともに「現状把握でしょうね。投手コーチ含めて。本来であればこの4日間は交流戦からレギュラーシーズンに戻る期間ですけれども、現状の戦力とそれから1軍をまだ経験していなくて今後1軍で戦う可能性のある選手。研修といいますかね」と明かした。リハビリ組を外れ、1軍舞台を目指して実戦で結果を残していく段階に。右腕は「今まではトレーナーさんや投手コーチに『次はこうして』と従うような形で、右も左も分からない中で道を示してもらっていた。そこから外れるとなると、自分で先発投手がどう調整しているかとか勉強したり、先輩に聞いたり。もっと自分で学んでいって、経験もして、試合に慣れていくことが必要だと思っています」と力を込めた。」
◆交流戦初優勝がかかる1試合に、関東からも多くの西武ファンが甲子園に詰めかけた。雨天中止による振替の1試合。1試合のためだけに甲子園を1泊2日または深夜バスの強行軍で訪れているファンも多い。甲子園は今季の交流戦では、西武戦での左翼ビジター応援席は380人分しか用意されておらず、3日と4日の1回戦、2回戦も380人のみだった。そんな密集度の高い中でこの日も380人の席がびっしり埋まった。都内在住のファンによると「ほとんど発売即完売でした」という状況で、開門後すぐに席が埋まった。日刊スポーツの調べでは、3日の試合での先制得点時、甲子園から700メートル近く離れた阪神電鉄「鳴尾・武庫川女子大前」駅近くまで、西武ファンの歓声や得点歌が届いていた。2万人超の阪神ファンと比較して「桶狭間の戦いに少数で挑んだ織田信長軍のようだ」という声も、西武担当記者Xに寄せられた。【金子真仁】
◆交流戦Vがかかる一戦で、西武ベンチは4番をプロ2年目の渡部聖弥外野手(23)に託した。このところ調子を落としているものの、タイラー・ネビン内野手(29)は上半身の張りのため、この日も欠場する。打力のいい古賀悠斗捕手(26)が4番に座るケースも増えていたが、この日はDH制のないセ主催の試合で、スタメンマスクは小島大河捕手(22)がかぶるため、古賀悠もスタメンでは起用できず。指揮官は「4番? 誰でしょうね? びっくりするよ」と予告していたが、正解は渡部だった。雨天中止によって巡ってきた、当初はなかった阪神才木との対戦。とはいえしっかりと戦略を練り、つないで初Vをつかみに行く。
◆阪神は連敗阻止へ、打順を変更した。1番に熊谷敬宥内野手(30)が入り、「7番三塁」で立石正広内野手(22)が3試合ぶりにスタメン復帰した。交流戦はラスト2試合。連勝で締めて、リーグ戦再開へと向かえるか。
◆阪神才木浩人投手(27)が今季2安打目を放った。0-0の3回先頭。西武武内夏暉投手(24)の5球目、高めツーシームを中前にはじき返した。自らを援護する安打。上位打線に回すも、先制はならなかった。これが今季2安打目。先発陣では高橋遥人投手(30)が20打数4安打でトップ。大竹耕太郎投手(30)、村上頌樹投手(27)、伊藤将司投手(30)、伊原陵人投手(25)も1安打を放っている。
◆阪神熊谷敬宥内野手(30)が、果敢なプレーで先発の才木浩人投手(27)を救った。両チーム無得点で迎えた4回の守備。1死一塁で西武アレクサンダー・カナリオ内野手(26)の三遊間を襲った痛烈な打球をダイビングで止め、二塁へ送球。一塁走者の渡部聖弥外野手(23)を間一髪でアウトにした。打球が外野に抜けるか、止めても二塁送球が間に合わなければ1死一、二塁のピンチになっていた。相手に流れを渡さない好プレーだった。
◆最近ブレイク中です10試合連続スタメンの熊谷敬宥スーパープレーを披露!才木を守備で援護!??阪神×西武#阪神タイガース #だったらDAZN pic.twitter.com/A6J30Bj1Nx
◆6月2日の中止分の振替試合として開催された。12日からインターネットで発売されたチケットは完売。この日は平日の振替試合とは思えないほどの観客が甲子園に押し寄せ、試合前から球場周辺をにぎわせた。プレーボール時には外野席を含めて大半の席が客で埋まった。ただ試合序盤、バックネット裏や内野席に目を向けると、空席がいくつもあった。チケットは「完売」したのになぜ? これらはほとんどが年間指定席。オーナーは振替日程で使える「予備券」を持つが、来場の都合をつけられなかったことが理由とみられる。
◆阪神才木浩人投手(27)が先制点を献上した。0-0の5回、先頭西川に中前打を浴び、1死二塁で1番桑原に中前適時打を許した。西武は勝利か引き分けで交流戦初優勝が決まる。阪神にとっては本拠地での優勝阻止を狙いたいが、先手を奪われる形になった。
◆阪神の育成ドラフト1位ルーキー神宮僚介投手(23=東農大北海道オホーツク)が初めて1軍の試合前練習に参加した。藤川球児監督(45)らが見守る中、ブルペンで30球。「かなり貴重な時間でした。結構緊張したんですけど、緊張した中でもそこそこ思うようなボールは投げられた」と充実感を漂わせた。サイド右腕は、下半身のコンディション不良で出遅れるも、ここまで2軍戦11試合に救援登板して、防御率2・79。7月末の支配下期限が迫る中、登録の可能性があるかと問われた指揮官は「それでドラフトで獲得したわけですから。いる選手のレベルを引き上げながら、1年間戦って他球団と勝負するわけですから」と答えた。甲子園で1軍投手陣と濃密な時間を過ごした神宮。「すごくありがたいことだと思いますし、自分のアピールできるところをどんどん出していこうかなと思いました。ファームで結果を出し続けていきたい」と力を込めた。
◆阪神の内野コンビが隠れた好守を見せた。5回、1点を先制されてなお1死一塁。滝沢夏央内野手(22)の打球を一塁ベースのすぐ横で捕球した大山悠輔内野手(31)は、迷わず二塁に送球した。一塁走者の走路とちょうど重なるラインだったため、走者に当たらないようにオーバースローで走者の頭上を通すように投げた。二塁カバーに入った小柄な熊谷敬宥内野手(30)も、走りながら体を目いっぱい上に伸ばして捕球。難しい体勢から一塁に投げた。一塁は間に合わなかったが、その後、追加点は許さなかった。
◆阪神佐藤輝明内野手(27)が体を張った好守で、甲子園をわかせた。0-1の6回の守備。2死一塁で右中間に飛んだ西武石井一成内野手(32)の大飛球を、外野フェンスぎりぎりでスライディング・キャッチ。抜けていれば西武の2点目はほぼ確実な状況で、身をていして阻止した。先発の才木浩人投手(27)に対し、野手陣は援護点は贈れずも、懸命の好守でもり立てている。
◆阪神才木浩人投手(27)が6回97球、6安打1失点でマウンドを降りた。初回、2回と走者を得点圏に進められるも、150キロ台の直球を軸に踏ん張った。だが、0-0の5回。西武先頭の西川に中前打を浴び、1死二塁で1番桑原に高めフォークを中前に運ばれた。それでも続く滝沢を一ゴロ、最後は長谷川を151キロ直球で右邪飛に仕留め、最少失点にとどめた。西武は勝利か引き分けで交流戦初優勝が決まる一戦。阪神にとっては本拠地での優勝阻止へ。エースが6回1失点と粘り、7回から2番手の工藤泰成投手(24)につないだ。
◆交流戦初優勝に向け桑原将志 初球攻撃で先制となるタイムリー!※引き分け以上で交流戦優勝??阪神×西武#seibulions #だったらDAZN pic.twitter.com/irKGwrSvQs
◆阪神佐藤輝明内野手(27)の二盗失敗をめぐるリプレー検証が"紛糾"した。0-1の7回1死一塁で佐藤はスタート。左脚を伸ばしたが寸前でタッチアウトと判定された。佐藤はすぐさまベンチにリクエストを依頼した。リプレーセンターでの映像検証はかなり長引いた。その間にさまざまな角度からのリプレーがビジョンに流れたが、いつも大きな拍手でアシストする阪神ファンが珍しくあまり騒がないほど微妙な映像が流れた。甲子園にはあきらめに近いムードが流れていたが、責任審判の真鍋勝已はグラウンドに戻ると、ゆっくりと手を開いてセーフのジェスチャー。一転、大盛り上がりとなった。
◆西武長谷川信哉外野手(24)が8回1死走者なし、遊撃内野安打を放ち、交流戦の打撃成績を60打数22安打とした。4打数2安打で打率を3割6分6厘まで上げて、巨人松本の3割6分5厘を上回った。このまま終われば、初の交流戦首位打者に輝く。投手の頭をワンバウンドで越える当たり。長谷川は一塁へ全力疾走すると前のめりにヘッドスライディング。スコアボードに「H」のランプがともった。塁上で顔に土がついたまま、満面の笑顔を見せた。
◆イマキュレートイニング達成!工藤泰成 3者連続3球三振!最後は159km/hのストレート!??阪神×西武#阪神タイガース #だったらDAZN pic.twitter.com/gTsZG64SRU
◆阪神木下里都投手(25)が4試合連続登板を無失点で切り抜けた。8回に3番手で登板。1死一、二塁のピンチを背負ったが、小島を遊ゴロ、2死二、三塁でカナリオを遊ゴロに仕留めた。木下は前カードの12~14日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で3連投。中1日を空けてこの日のマウンドに上がった。
◆阪神工藤泰成投手(24)が、プロ野球史上24人、26度目となる、3者連続3球三振「イマキュレート(欠点のない)イニング」を達成した。0-1の7回に2番手で登板。先頭の西武西川、続く代打山村をフォークで2者連続空振り三振。最後は桑原を内角159キロで見逃し三振に仕留めた。3者連続3球三振は、5月13日中日戦の島田(DeNA)以来、プロ野球24人、26度目。阪神では62年5月3日中日戦の石川緑、05年9月6日中日戦の桟原に次いで3人目。
◆阪神が今季4度目の完封負けを喫し、4月1日以来の3位転落となった。今カードは0勝3敗。交流戦は1試合を残して、球団歴代ワーストとなる12敗を喫した。試合は阪神才木浩人投手(27)、西武武内夏暉投手(24)による投手戦。試合が動いたのは5回だった。0-0の5回、才木が先頭西川に中前打を浴び、犠打で1死二塁とされると、1番桑原に初球を捉えられ、中前適時打を許した。阪神は7回、この回からマウンドに上がった2番手工藤泰成投手(24)が、先頭西川から3者連続で3球三振のイマキュレートイニングを達成。その直後、先頭の佐藤輝明内野手(27)が左前打を放つと、二盗に成功。1度はアウト判定も藤川球児監督(45)がリクエストし見事に覆った。さらに高寺望夢内野手(23)の右前打で1死一、三塁と絶好機をつくったが、立石が見逃し三振。代打嶋村も二ゴロに倒れて得点はならなかった。西武はこの日の勝利で、交流戦初優勝が決定。本拠地で目の前で決められてしまった。
◆西武が阪神を破り、交流戦21度目で初の優勝に輝いた。18試合を14勝3敗1分け。セ6球団に全て勝ち越す優勝で、11年のソフトバンクを抜いて交流戦歴代最高勝率となった。24年はシーズン91敗とどん底まで落ちたチームが、わずか2年で「優勝」まで盛り返した。この日は先発の武内夏暉投手(24)が見事な投球。佐藤、大山から連続見逃し三振を奪うなど抜群の切れ味で、阪神打線に致命的な当たりを許さなかった。阪神才木を打ちあぐねた打線は5回、桑原将志外野手(32)の適時打で先制し、試合の主導権を握った。西口文也監督(53)就任2年目の今季、シーズン序盤は課題の得点力が高まらず、最大で借金が5(4月16日終了時点で6勝11敗1分け)まで膨らんだ。主砲と期待した入団2年目のタイラー・ネビン内野手(29)のコンディション不良による出遅れが響いた。1、2軍の選手入れ替えを活発にする中で、移籍1年目の昨季は7試合の出場にとどまった平沢大河内野手(28)が、大きな存在感を見せた。一時は4割超まで打率を上げ、平沢の活躍とともにチームも急上昇。27勝20敗1分けのパ・リーグ首位で交流戦を迎えた。交流戦は、5月26日のヤクルト戦(神宮)で9回2死から甲斐野央投手(29)が、昨季まで西武に在籍したヤクルト・モンテルに同点被弾を浴びる衝撃の幕開け。西口監督も「想像ができていない中で打たれてしまって。ガクって来そうなところだった」と正直に明かす。ただ、そこを延長戦の末に勝って好調ヤクルトに勝ち越すと、DeNA、敵地での阪神、中日、ホームに戻っての広島、巨人と全6カードで押し込まれることなく、むしろ接戦を制して白星を重ねていった。長谷川信哉外野手(24)は2試合連続サヨナラ打を含む、3試合連続決勝打で盛り上げた。7日の中日戦(バンテリンドーム)では延長11回裏2死満塁の大ピンチで、上田大河投手(24)や柘植世那捕手(29)、一塁のネビンが見事にサインプレーでピックオフを完成。その前日6日の中日戦では隅田知一郎投手(26)がセーフティースクイズに成功した。選手の自主性に加え、選手層の厚さ、組織力の高さも優勝の要因となった。西口監督は攻撃の作戦については「こっちは(ベンチで)分からない部分もあるので、そこは選手に任せようという部分もある」とチームの好調を支えるさい配の一端を明かした。交流戦を終え、41勝23敗2分けの貯金18に。リーグ戦は19日のオリックス3連戦(京セラドーム大阪)から再開。長期遠征も含めた夏場の戦いへ挑み、リーグ優勝を目指す。【金子真仁】
◆1点を守り切った甲斐野央 最後は三振で締める!2026シーズン交流戦優勝は埼玉西武ライオンズ!??阪神×西武#seibulions #だったらDAZN pic.twitter.com/PCz7ewrQEq
◆阪神が敗れ、西武が交流戦初優勝を飾った。阪神にとっては本拠地甲子園で屈辱の敗戦となったが、昨年も交流戦最終戦でソフトバンクに敗戦。勝利したソフトバンクが甲子園で優勝を決めた。日程の巡り合わせもあるが、阪神にとっては2年連続本拠地甲子園でVを献上してしまう形になった。
◆阪神立石正広内野手(22)に当たりが戻らない。3試合ぶりにスタメン出場したが大苦戦。とくに1点を追う7回1死一、三塁では西武トレイ・ウィンゲンター投手(32)の外角低め直球に手が出ず、3球三振に倒れた。1点を追う9回2死一塁も三振。4打席連続三振で試合を終え「悔しいです」とクラブハウスへ引き揚げた。この日は全体練習前に甲子園のグラウンドに姿を見せると藤川球児監督(45)の前で早出特打を行っていた。修正は図っているが光が見いだせない。「技術も足りないですし、もったいない打席も多いなと思っています」。今後に向けては「もう技術で解決するしかない。練習します」と結んだ。
◆阪神が今季4度目の完封負けを喫し、3位転落となった。今カードは0勝3敗。交流戦は1試合を残して、球団ワーストとなる12敗目を喫した。打線は西武武内夏暉投手(24)を前に10三振を喫すなど、計14三振。好機をつくるも要所で封じ込められた。1点を追う7回には1死一、三塁と絶好機をつくったが、立石正広内野手(22)が見逃し三振。代打嶋村麟士朗捕手(22)も二ゴロに倒れて得点はならなかった。9回は最後の打者となり空振り三振に倒れるなど、この日は4三振。目を潤ませているようにも見えたルーキーについて、藤川球児監督(45)は「1人ずつ選手の成長具合も違いますので、一番重要なことはタイガースの中で、しっかり活躍できる選手になっていく、心も強く、体も強く。キャンプもね、なかなか送れてない状態で来てますから」と話した。誰もが通り、乗り越えてきた壁がやってきた。
◆阪神栄枝裕貴捕手(28)が今季初出場した。0-1の8回の守備からマスクをかぶり、試合完了まで出場した。「展開によらず、投げている投手は必死なので、流れを作るような守りをできればと思っていた。走者は出したけどゼロに抑えられたので、それは良かった」と振り返った。先発した坂本誠志郎捕手(32)に代わって、7回のチャンスで嶋村麟士朗捕手(22)が代打出場。その嶋村に代わる出場だった。現在1軍には捕手4人がいるが伏見寅威捕手(36)はコンディション不安もあって10日を最後に試合から離れている。
◆阪神木下里都投手(25)が初の4試合連続登板で期待に応えた。0-1の8回に登板。内野安打など2安打されたが遊ゴロ2つでしのいだ。前のオリックスで3連投。1日空けての救援で、4試合全て1点差の展開。「連投は僕からしたらありがたいこと。投げさせてもらえるところで頑張って投げるだけです。しっかりケアして、次もしっかり準備したいです」と意気に感じていた。
◆阪神遊撃の熊谷敬宥内野手(30)が再三の好守で投手陣を支えた。4回1死一塁で西武カナリオの打球を横っ飛びで抑え、一塁走者の二進を阻止。8回2死二、三塁では三遊間の深い位置でカナリオの打球をさばき、一塁へジャンピングスロー。2点目を防ぎ、木下も最敬礼で出迎えた。ただ今季初の1番起用も無安打に終わり「結果通りの...良くはなかったです」とくちびるをかみしめた。
◆阪神工藤泰成投手(24)がプロ野球史上24人、26度目となる、3者連続3球三振「イマキュレートイニング」を達成した。0-1の7回に登板。先頭西川、代打山村をフォークで2者連続空振り三振。最後は桑原を内角159キロで見逃し三振に仕留めた。「投げている途中は意識しなかった」。球団では05年桟原以来3人目。5試合連続無失点と好調だ。3者連続3球三振は、5月13日中日戦の島田(DeNA)以来、プロ野球24人、26度目。阪神では62年5月3日中日戦の石川緑、05年9月6日中日戦の桟原に次いで3人目。
◆阪神が西武に敗れた。この試合は中止になった2日の振替試合。西武には3戦3敗で同一カード3連敗を意味する。阪神が同一カード3連敗を喫するのは3度目だが、いずれも交流戦期間のもの。日本ハム、ソフトバンク、そして西武にやられた。交流戦突入前の5月25日時点でパ・リーグは1位西武、2位オリックス、3位ソフトバンク、4位日本ハム、5位ロッテ、6位楽天だった。ロッテには2勝1敗、楽天には2勝(17日に第3戦)と勝ち越したが、上位4球団には大きく負け越し。4球団との対戦成績は1勝11敗と力の差を見せつけられた。
◆阪神のルーキー立石正広内野手(22)に試練の時が訪れた。プロ初の4三振。とくに0-1の7回に1死一、三塁で見逃しの3球三振。9回は2死一塁からは積極的にスイングをかけたが落ちる球にバットが空を切り、最後の打者となった。試合前の早出特打、3試合ぶりのスタメンに応えられなかった。中継映像では目を赤くしているようにも見えた。SNSでは苦しむ黄金ルーキーの姿に「悔しいのは悪いことじゃない。その先に成長がある」「森下もルーキー時代に泣いていたのを思い出した」とエールがほとんど。一方で「周りがしっかりしろ」「ルーキーに負担かけすぎ」と先輩野手の奮起を求める意見も上がった。
◆阪神佐藤輝明内野手(27)が攻守で見せ場を作った。6回2死一塁の右翼守備で、石井の右中間への大飛球を外野フェンスぎりぎりでスライディングキャッチし、西武の2点目を阻止。7回は先頭で左前打を放ち、1死から二塁へ走った。アウトの判定も阪神側のリクエストで覆り、1死一、三塁まで好機を広げた。「セーフになってよかったです」と喜んだ二盗も得点にはつながらず。17日楽天戦の白星フィニッシュに向け「頑張ります」と言い残した。
◆阪神才木浩人投手(27)が6回1失点の粘投も、4敗目を喫した。0-0の5回1死二塁。西武桑原に高めフォークを中前に運ばれた。それでも長谷川を151キロで右邪飛に抑え、最少失点にとどめた。「フォークが決まらず、ちょっとしんどいピッチングでした」。交流戦は3試合で0勝2敗。「自分のやりたいことがかみ合わない登板が多くてチームに迷惑をかけた。反省しながら次の登板に向けて調整できたら」と次戦を見据えた。
◆西武長谷川信哉外野手(24)が2安打で交流戦首位打者をほぼ手中に収めた。試合2日前には「もう無理だと思うんでチーム打撃でいきます」と話していたが、最後はヘッドスライディングの内野安打をもぎ取った。ボーンヘッドや2戦連続サヨナラ打など激動だった交流戦。最後は西武ファンの前に代表で立ち、お決まりの「マーベラス」で締めくくった。
◆西武武内夏暉投手(24)の力投が交流戦初優勝を呼び込んだ。人生初の甲子園で6回10奪三振で無失点。「貴重な緊迫した試合の中で試合を作れてとても良かったです。ライオンズファンも本当に大きい声援で力になりました」と感謝した。「逃げないように、立ち向かうように」と阪神佐藤から見逃し三振を2つ。納得できない投球が続いた左腕にとって、大きなマウンドになった。
◆日本ハム達孝太投手(22)が、5年目で初の救援登板を果たした。1点リードの7回に登板し、広島勝田を153キロ直球で3球三振に斬って取ると、続く大盛もカウント1-1から152キロの直球で中飛。さらに名原は155キロ直球で3球三振と、この回3打者いずれも3球で打ち取り、初ホールドを記録し「経験はお金では買えない。本当に良かった」と振り返った。前回登板した5月29日巨人戦まで、過去27試合はすべて先発登板も、今季は9試合で2勝6敗と結果が出ず、2軍では中継ぎ登板を見据え、短いイニングでの調整を進めてきた。新庄監督は「中継ぎの経験をさせて、どれだけ腕が振れるようになるか」。後半戦に向け、よりキレのある投球をさせるための、きっかけづくりだった。プロ初ホールドもマークした1回完全投球に指揮官は「あれですよ、すごかった。155キロ? 先発に戻った時に、これを思い出して、このボールを投げてくれたらね。うれしかったな~。でも、本人は冷静な顔で戻って来てたんですけど内心は『いいボール放ってるやん、オレ』と思ってたと思う」。交流戦の優勝は惜しくも逃したが、19日から再開するリーグ戦に向け、大きな収穫となった。【永野高輔】
◆日本生命セ・パ交流戦で西武が天下を取った。交流戦21度目での初Vだ。5回、桑原将志外野手(32)の適時打での1点を、強力投手陣と守備で守り切った。交流戦を14勝3敗1分で終え、勝率8割2分4厘は12球団の歴代最高値となった。2年前はシーズン91敗の苦杯を味わったどん底からの初タイトル。圧倒的アウェーの甲子園で勝ちきった自信を胸に、秋のリーグ優勝へと駆ける。月が出て、ライオンを輝かせた。優勝を決めたクローザー甲斐野央を中心に、緊張がほどけてから喜びをかみしめる。ガッツポーズ。380人の左翼応援席からは、前身西鉄に由来する「炭坑節」が響く、甲子園の夜。西口監督は「ホームでもビジターでも声援が本当に力になっていました」と心の奥底から感謝した。21度目の交流戦で一番強いチームになった。投げる、打つ、守る。当たり前を当たり前に。それを破れば懲罰交代に。ただ今の西武にはプロ野球チームなのに、アマチュア野球のような「和」もある。7回裏が象徴だ。1点リードの1死一塁、トレイ・ウィンゲンター投手(32)が盗塁を許した。アウト判定もリクエストへ。5分近いリプレー検証だった。「長かったね。アウトって言ってくれると思っていたけど。でも最悪の事態も想定して集中が切れないように」。剛腕助っ人は昨季、こういう場面から乱れた。自覚もある。その状況でリクエストが覆り、甲子園が爆音に包まれた。でも抑えた。捕手小島が、石井が、長谷川が、次々とマウンドに来てくれた。「仲間を再認識できたよ。すごく心強かった」。武内のピンチでは滝沢や渡部も行った。偶然、皆1人ずつ。内野の要の源田は「別にローテーション、決まってないですよ」と笑う。気付いた人が順番に行く。西口監督はキャプテンを置かない。「誰も指名しない。絶対に指名しない。みんなに責任感持ってもらうほうがいいじゃん」。思いは浸透した。どん底の2年前。指揮官は就任打診に迷わなかった。「あとは登るだけ。それに...ライオンズは強くなきゃ面白くないんでね」。プロは勝って和す、アマは和して勝つ-。本拠地の通路に書かれた言葉の通りなら、西武はこれでまた和す。一丸で天下を取りにいく。【金子真仁】
◆西武が交流戦初優勝で、さらに加速する。チームの強みの1つが、ファンがお熱の「ビッグチェーンネックレス」に象徴される輪の強さだ。輪の中心にいるムードメーカーで、交流戦優勝投手となった甲斐野央投手(29)が日刊スポーツに手記を寄せた。交流戦優勝、やった!!ライオンズ強いな、って本当に思ってます。投手陣、まじで頼もしい選手ばっかり。守備もすごい。本当にいつも助けてもらってます。そこに今年はバッティングが付いてきてる。なんか今、無敵でしょ。交流戦もいろいろありました。僕もヤクルト戦でいきなりモンテルに打たれてのスタートでした。神宮は歩いて帰るので、スタンドの皆さんに「すみませんでした」って頭下げて。そうしたら次の日に打たれた篠原もマネして頭下げて。あいつと岩城、プロで今年から投げ始めたばかりのような感じなのに、本当にいいキャラしてますよ。長谷川もヤクルト戦でボーンヘッドやっちゃいましたね。重くしたくないし、試合後すぐに言いました。「やっちゃったね」って。そこから始まった交流戦だから、優勝まで行った強さはすごいですよね。でも1つ、忘れられないシーンがあります。中日の1戦目。高橋光成が完投して最後にサヨナラ負けした時です。僕が言うのも何様だって感じなんですけど、試合後がいつもと違いました。「あ、変わったな」「今までと違う」と思いました。勝って盛り上がるのは当たり前。負けた時の雰囲気が「あ、これは強いチームだな」と感じました。悔しさを感情として前面に出した人はいないのに、勝ってるチームだからこそ、負けた時のダメージがある感覚。それがすごく出てました。この話をブルペン陣のみんなにもしたんですけど、みんなも僕と同じようなこと言ってました。あの瞬間は忘れられないですね。3年前、ライオンズに加わりました。以前いたホークスは強いチームでした。移籍になったという悔しさとかは全くないです。ライオンズは若い選手が多いんで、絶対に強くなると思ってました。まさか今年とは思ってなかったですけどね。僕自身もこういうキャラなんで、浮いたら浮いたでいいやと思ってましたけど、みんな、選手も首脳陣もスタッフもファンの皆さんも、みんな僕のこんなキャラを許してくれて。本当に感謝しています。まずは交流戦、優勝はうれしいです。個人的にも家族の前で、特に誕生日が近かった妻が見ている前で通算100ホールドを達成できたのも良かった。今は持病の腰痛でブルーになってるかもしれないけれど、この順位にいるのは平沢の活躍も大きいと。本人にも言いました。みんな頑張ってる。本当にみんなと勝ちたい。応援してくれる皆さんのためにも勝ちたい。ライオンズ、強いっす。強い組織の戦い方をできています。ファンの方も熱いです。僕も家にクソデカネックレスあります。子どもが持ってます。皆さんの応援で一緒に勝ちたい。リーグ優勝、日本一。僕はこれこそが一番の恩返しだと思っていますし、皆さんも一番、それを待ってるんですよね?(埼玉西武ライオンズ投手)
◆阪神伊原陵人投手(25)に加えて、下村海翔(24)、今朝丸裕喜(20)、育成ドラフト1位ルーキー神宮僚介(23=東農大北海道オホーツク)の3投手が、16日の1軍の試合前練習に参加した。藤川球児監督(45)は「現状把握でしょうね。投手コーチ含めて」と説明。「現状の戦力とそれから1軍をまだ経験していなくて今後1軍で戦う可能性のある選手。研修といいますかね」。1軍の環境に早く慣れ、スムーズな活躍につなげることを目的とした。トミー・ジョン手術から完全復活を目指す23年ドラフト1位の下村は、5月22日の2軍オリックス戦で実戦初登板し、順調に5イニングまで伸ばしてきた。「まだ数試合しか投げてないので、次に向けてしっかり準備をひとつずつやっていくだけ」。待望の1軍デビューもそう遠くはなさそうだ。
◆阪神が今季4度目の完封負けを喫し、4月1日以来の3位転落となった。今カード0勝3敗で、交流戦は球団歴代ワースト12敗。昨年のソフトバンクに続き、今年も本拠地甲子園で西武に交流戦Vを決められた。藤川球児監督(45)は「日々のゲームをもちろん勝ちにいっているし、勝ちたいと100%思いながらやっていますけど、ペナントを取るというのが最大の目標ですから」と冷静に話した。西武先発の武内に10三振を喫すなど、この日は計14三振。好機をつくるも、要所で封じ込められた。1点を追う7回には、1死一、三塁と絶好機をつくったが、立石正広内野手(22)が見逃し三振。代打嶋村も二ゴロに倒れて得点はならなかった。立石は9回最後の打者となり空振り三振に倒れるなど、この日は4三振。目を潤ませているようにも見え、試合後は「そうですね。悔しいです...。もう技術で解決するしかないので。練習します」と悔しさを募らせた。苦しむルーキーについて、藤川監督は「これから上(クラブハウス)に上がってからですね。まだ今はゲーム終わったばかりですから」と話すにとどめ、2軍で再調整となる可能性もある。誰もが乗り越えてきた壁。「一番重要なことはタイガースの中で、しっかり活躍できる選手になっていく、心も強く、体も強く」と指揮官。チームは交流戦ラスト17日楽天戦で勝利し、最下位は阻止する。【磯綾乃】
◆阪神が今季4度目の完封負けで4月1日以来の3位に後退した。今カードは0勝3敗。交流戦は1試合を残して、球団歴代ワースト12敗。昨年のソフトバンクに続き、今年も本拠地甲子園で西武に交流戦優勝を決められた。3試合ぶりにスタメン復帰した立石正広内野手(22=創価大)は9回の空振り三振など4三振。目を潤ませているようにも見えた。「そうですね。悔しいです...。もう技術で解決するしかないので。練習します」と悔しさを募らせた。
◆交流戦は昨季、パ・リーグが63勝、セ・リーグが43勝を挙げたが、今季もパ・リーグが65勝、セ・リーグが38勝で、残り1試合でパ・リーグがセ・リーグを圧倒する。パ・リーグの勝ち越しは27となり、2010年にパ・リーグが記録した勝ち越し22が過去最多だったが、1試合を残した時点で超えることが確定し、新記録を達成した。西武が交流戦史上最高勝率で初優勝を飾り、ソフトバンク、日本ハムの3球団は勝率7割を超えた。勝率7割以上のチームが複数出るのは交流戦史上初で、例年以上にパ・リーグがセ・リーグを圧倒していることを数字が証明した。優勝した西武、ソフトバンク、日本ハム、ロッテ、オリックスまでの5球団が交流戦の勝ち越しを決め、セ・リーグでは、巨人が唯一の勝ち越しで、他の5球団は負け越した。
◆西武長谷川信哉外野手(24)が執念で交流戦首位打者をほぼ手中に収めた。8回、第4打席。安打なら巨人松本を抜くが、出なければ勝てない。食らいついた当たりは弱く、それが奏功。一塁に頭から滑り込み、打率は3割6分7厘に。もぎ取った。「ちょっとヒヤヒヤ感はありましたけど、気合いでもぎ取りました」意識改革-。チーム屈指の飛距離を誇りながら、時にはバットをわずかに短く持つようになった。しぶとく。「開幕から結果が出ずに控えになった時に、スタメンで出るためにっていうところで準備して」。それを今も継続する。交流戦冒頭のヤクルト戦、走塁でのボーンヘッドから始まった。誰の言葉も入ってこないほど、ベンチで悔しさや無念さにあふれていた。そこから2戦連続サヨナラ打、3戦連続決勝打と波ある日々に。ただ調子づいても、雑にはしない。初回2死からセーフティバントを試みたのは巨人戦だ。「何か事を起こしたいなと。相手のスキをついていくのがプレースタイルなので。安打の確率が高いほうを突き詰めていくだけなんで」こうやってしぶとく攻めながら、時にはやはり群抜く飛距離を見せてくる。交流戦MVPさえ視野に入る活躍ぶり。そして打率は3割手前を堅持している。規定打席到達にも少しずつ迫っている。【金子真仁】
◆武内夏暉投手(24)が人生初の甲子園のマウンドで輝き、西武に交流戦初Vをもたらした。「阪神ファンの応援が本当にすごくて。でもライオンズファンも本当に大きな声援をくれていて、応援が力になりました」奮い立たされた。前回登板、9日の広島戦(ベルーナドーム)ではソロ本塁打を3本喫した。森下、佐藤輝、大山、立石...気を抜けばあっさりと持って行かれるスインガーが並ぶ阪神打線に、この夜は堂々かつ慎重に攻め込んで行った。その結果が奪三振の山。直球がずばっと内角や低めに決まり、そこからするっとツーシームがほどけて落ちる。6回10奪三振。佐藤輝は2打席続けて見逃し三振に仕留めた。「押して行けたのが良かったと思います。逃げない、立ち向かうことを意識しました」開幕投手候補の一角とされてキャンプインして、好調を維持したが、開幕後は相手を圧倒しきれずにいた。その状況での大一番の大仕事。「みんなからプレッシャーをかけられて。そのおかげかなと思います」ますます重圧がかさむ、夏、秋の首位争い。武内にも大事な試合を託せる-。首脳陣や仲間にそう再確認させたことが、とても大きい。【金子真仁】
◆西武桑原将志外野手(32)が決勝適時打で優勝に貢献した。「僕らしい、きちゃな~い、変なヒットで。勝てて良かったです」と桑原らしく話した。5回、安打の西川を二塁に置き、しぶとくセンターへ転がした。交流戦初Vをもたらす一打だった。ただ、桑原の本質は最後の打席にもあった。9回1死一、二塁のチャンスで阪神及川のツーシームを空振り三振。遠目にも分かりやすく悔しがり、まだチェンジではないのにしばらく動くことさえできなかった。FAでDeNAからやって来た。ガッツマン兼ムードメーカー。陽気に振る舞って若獅子の個性を掘り起こしながら、一方で真剣に成長段階のチームのことを思ってきた。「みんな、優勝(の可能性)で血走ると思うんですよ。そこに向くんじゃなくて、目の前の1試合をどう勝ちきるかだけ考えて、やるべきことに集中しなきゃいけない」"僕が肉離れした年は交流戦優勝する説"を打ち出して、大事な一戦の見え方をやわらげた。兄貴分としての優しさも透ける。だからこそ、模範になるべき立場として悔しい。最後にあと1点加えて、重圧の守備をラクにできなかったことが悔しい-。秋の大一番での布石になるか。「とにかく、もうちょっと結果にこだわって、なんとかします」なんとかします、が頼もしい。【金子真仁】
◆西武が阪神に勝利し、14勝3敗1分けで交流戦史上最高勝率で初優勝を飾った。優勝回数の最多はソフトバンクの9度で、ロッテ、オリックス、巨人、ヤクルトが2度ある。西武が初優勝を飾り、交流戦優勝の経験がないチームは阪神、中日、広島の3球団となる。交流戦は昨季、パ・リーグが63勝、セ・リーグが43勝を挙げたが、今季もパ・リーグが65勝、セ・リーグが38勝で、パ・リーグがセ・リーグを圧倒する。パ・リーグの勝ち越しは27となり、2010年にパ・リーグが記録した勝ち越し22を超えることが確定し、新記録を達成した。優勝した西武の他、ソフトバンク、日本ハム、ロッテ、オリックスまでの5球団が交流戦の勝ち越しを決め、セ・リーグでは、巨人が唯一の勝ち越しで、他の5球団は負け越した。
◆交流戦は昨季、パ・リーグが63勝、セ・リーグが43勝を挙げたが、今季もパ・リーグが65勝、セ・リーグが38勝で、パ・リーグがセ・リーグを圧倒する。パ・リーグの勝ち越しは27となり、2010年にパ・リーグが記録した勝ち越し22が過去最多だったが、1試合を残した時点で超えることが確定し、新記録を達成した。チーム成績でも、パ・リーグが上位を占めた。チーム防御率では1・53の西武がトップで2位は1・79の日本ハムで、2・71で3位の広島を大きく突き放した。最下位は4・76のDeNAで、投手陣の乱調が大きく響き、全カードで負け越した。西武が交流戦史上最高勝率で初優勝を飾り、ソフトバンク、日本ハムの3球団は勝率7割を超えた。勝率7割以上のチームが複数出るのは交流戦史上初で、例年以上にパ・リーグがセ・リーグを圧倒していることを数字が証明した。
◆交流戦は昨季、パ・リーグが63勝、セ・リーグが43勝を挙げたが、今季もパ・リーグが65勝、セ・リーグが38勝で、パ・リーグがセ・リーグを圧倒する。パ・リーグの勝ち越しは27となり、2010年にパ・リーグが記録した勝ち越し22が過去最多だったが、1試合を残した時点で超えることが確定し、新記録を達成した。チーム成績でも、パ・リーグが上位を占めた。チーム打率では2割5分8厘のオリックスを1位に、ソフトバンク、日本ハム、西武の順で上位4球団をパ・リーグが占めた。その一方、打率2割6厘の広島が12球団最下位で、11位は阪神、10位はヤクルトで、下位をセ・リーグの3球団が占める。西武が交流戦史上最高勝率で初優勝を飾り、ソフトバンク、日本ハムの3球団は勝率7割を超えた。勝率7割以上のチームが複数出るのは交流戦史上初で、例年以上にパ・リーグがセ・リーグを圧倒していることを数字が証明した。
◆西武が交流戦初優勝をなしとげた。優勝の陰に隠れたものの、敵地甲子園での3連勝。時に100デシベルを優に超えるスタンドの圧倒的声量にも負けず、見事に接戦を制し続けた。桑原将志外野手(32)いわく「9割9分5厘」が阪神ファン。正確には大観衆約4万2000人超のうち、束になって声を出せる「ビジター外野応援席」に座れた西武ファンは380人のみ。「9割9分」が相手を推す束だった。それでも西武ファンはチームと同じように強かった。3日の第1戦では、スタンド1区画のみの西武ファン380人の得点時の声援が隣駅まで届いた。西口文也監督(53)は第2戦となった4日の試合前、「もうちょっと(ビジター応援席を)広げてくれたいいのにね...」と苦笑いしつつ「あの人数であんなにすごい声を出してくれて、本当にありがたいですよ」と言った。普段はふざけながら言葉を発する時もあるのに、この時は心の底からにじみ出るように、しみじみと感謝を口にした。そしてニヤニヤ顔に変えて、添えた。「あそこ行って、一緒に応援してくれば?」かくして雨天順延での第3戦。担当記者として一応、西武ファンの応援は耳にこびりついている。監督の言葉を真に受けて、チケットサイトをのぞいた。販売開始の数時間後、すでに完売だった。仮に東京からならば、宿泊や食費込みで安くても1人5万円あたりだろうか。わずか1試合のため、その時点では優勝決定戦になるとも分からないのに、西武ファンは即完売させていた。優勝決定戦の多忙な業務ゆえ結局は記者席で試合を見届けたが、そもそも、ビジター外野応援席に私の座る余地などなかった。西口監督は交流戦優勝を決め、第一声で。「ホームでもビジターでも皆さんの声援が本当に力になっていましたし、数多くの皆さんが応援に来てくださっているので。その前で勝てて良かったです」何年前からか、声援は"青炎"と表現されている。甲子園でも青は熱かった。青に万雷の拍手を送る圧倒的な黄色もまた、尊かった。【金子真仁】
◆阪神・下村海翔投手(24)、伊原陵人投手(25)、今朝丸裕喜投手(20)、育成ドラフト1位・神宮僚介投手(23)=東農大北海道オホーツク=が16日、西武戦を戦う1軍本隊に合流した。2024年ドラフト1位の下村は同年4月に右肘内側側副じん帯再建術(通称:トミー・ジョン手術)を受け、5月22日の2軍・オリックス戦(SGL)で実戦復帰。その後は順調に投球イニングを伸ばし、12日の2軍・ソフトバンク戦(タマスタ筑後)では5回5安打3失点、計73球を投じていた。伊原は4月19日の中日戦(甲子園)で腰部の張りを発症し、出場選手登録を抹消。リハビリを経て3日の2軍・ソフトバンク戦(SGL)で復帰し3イニングを投げると、10日の2軍・広島戦(由宇)で5回無失点の好投を披露した。高卒2年目の今朝丸はシーズンでは初の1軍合流。今季はファーム・リーグ11試合に登板して3勝2敗、防御率2・95。2日に20歳になったばかりの期待の右腕の1軍初登板にも期待がかかる。育成ドラフト1位の神宮は下半身のコンディション不良で出遅れるも、復帰後は2軍戦11試合に登板して防御率2・79を記録。1軍の空気を体感する。
◆阪神・藤川球児監督(45)が練習前に取材に応じ、1軍本体に合流した下村海翔投手(24)、伊原陵人投手(25)、今朝丸裕喜投手(20)、育成ドラフト1位・神宮僚介投手(23)=東農大北海道オホーツク=について説明した。「本来であればこの4日間は交流戦からレギュラーシーズンに戻る期間ですけれども、現状の戦力とそれから1軍をまだ経験していなくて今後1軍で戦う可能性のある選手。研修といいますかね」順調に交流戦の日程を消化していれば14日に終了していたが、雨天中止2試合があるため、阪神は17日の楽天戦(甲子園)まで試合がある。「1軍の経験がない選手はもちろん緊張もするだろうし、1軍昇格でいきなり緊張するのを防ぐために日米どの球団もやっていること」と19日からのリーグ再開に向けて、期待の若手を呼び寄せた。育成選手の神宮については「タイガースは育成選手だから1軍に上がらないというのは全くないチーム。いる選手のレベルを引き上げながら、1年間戦って他球団と勝負する」と話した。
◆阪神・今朝丸裕喜投手(20)が西武戦が行われる甲子園の試合前練習に参加した。高卒2年目の右腕は春季キャンプやオープン戦期間中の1軍合流はあるものの、シーズンでは初の合流。緊張感のある面持ちでグラウンドに入ると、キャッチボールやランメニュー、三塁側ファウルゾーンでの投ゴロ処理などをこなした。「キャンプ以来(の1軍での練習)だったので、緊張感のある練習になりました。(甲子園の)雰囲気を味わいながら練習しました」。今季2軍公式戦では11試合に登板し、3勝2敗、防御率2・95。1軍の空気を身をもって味わった20歳は「一緒に練習させてもらって、(1軍登板への)少し実感がわいたというか、そういうのはありました。2軍でしっかり結果を出して、1軍に呼ばれたらいいかなと思います」と意気込んだ。
◆阪神の伊原陵人投手(25)が1軍の全体練習に参加。キャッチボールやランニングなどで汗を流した。「練習に参加させていただけるってことだったので。投げる投げないにかかわらず、この空間で練習できるってことは非常に自分にとってはプラスかなと思います」2年目の今季は開幕ローテをつかんで開幕2連勝を飾ったが、4月18日の中日戦(甲子園)で臀部の張りを発症して離脱。この日が約2カ月ぶりの甲子園だった。現在リハビリを経て復帰しており、10日のファーム・広島戦(由宇)では復帰後初先発で5回無失点と好投。ステップを確実に踏む中で「納得いってるわけでもないですし、色々足りない部分だったり、もう少し練習で補わなきゃいけない部分もあるのは確かですけど、状態は少しずつ上がってきている。チームには迷惑かけてるんでしっかり取り返せるように、今はきっちり練習している感じです」と心境を明かした。昨季ルーキーイヤーで優勝に貢献した若虎の、完全復活が期待される。
◆阪神の育成ドラフト1位・神宮僚介投手(23)=東農大北海道オホーツク=が西武戦に臨む1軍の試合前練習に参加した。「かなり貴重な時間でした。すごくありがたいことだと思いますし、自分のアピールできるところをどんどん出していこうかなと思いました」この日は藤川監督や安藤投手チーフコーチらが見守る中でブルペン入り。「結構緊張したんですけど、緊張した中でもそこそこ思うようなボールは投げられたので良かった」と、右打者斬りをテーマに掲げ、30球を投じた。育成ドラフト1位の神宮は下半身のコンディション不良で出遅れるも、復帰後は2軍戦11試合に救援登板して防御率2・79を記録。石井や湯浅、畠が負傷離脱中の1軍ブルペン事情については「複雑な気持ちですけど、勝負の世界でチャンスだと思って。結果をファームの方で出し続けていきたいなと思います」と力を込めた。
◆2024年のドラフト1位・下村海翔投手(24)が甲子園での1軍練習に参加した。24年4月に受けた「内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)」からリハビリを重ねてきた期待の右腕。1軍練習参加は今季3度目となった。前回登板の12日のファームリーグ・ソフトバンク戦(筑後)では73球を投じて5回3失点と試合を作り、無事にリハビリプログラムもクリア。「球数だったり、イニングを伸ばすっていうところをリハビリプログラムとしてやって、それを達成というかクリアできたのは良かった。今までは全部トレーナーさんだったり、投手コーチに組んでもらっている中で、それに従うような形で道を示してもらっていた。そこから外れるとなると、自分で先発投手がどう調整しているかとか勉強したり、先輩に聞いたり、もっと自分でいろいろ学んでいって、経験もして、試合に慣れていくことが必要だと自分では思っています」と完全復活を見据えた。
◆阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が全体練習前に早出での打撃練習を行った。通常は室内で全体練習前の打撃練習を行っている熊谷敬宥内野手(30)、高寺望夢内野手(23)とともに、屋外でフリー打撃を実施。藤川球児監督(45)や小谷野栄一打撃チーフコーチ(45)、上本博紀打撃コーチ(39)も視線を送る前で快音を響かせた。直近2試合ベンチスタートが続き、10日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)を最後に12打席連続無安打と苦しんでいる中で、復調へのきっかけとする。
◆17日の楽天戦に先発する阪神・大竹耕太郎投手(30)は16日、試合前練習でキャッチボールなどで調整した。前回登板の10日ソフトバンク戦(みずほペイペイ)は5回3失点で今季5敗目。ここまで9試合の先発で防御率2・41も、わずか2勝にとどまっている。チームは試合前時点で交流戦5勝11敗と大きく負け越し。首位の巨人を0・5ゲーム差で追いかける立場だが、「負けが続いたり、チームとしてちょっと流れとか...。そういうところはありますけど、そこをまた切り替えられるいいポイントではあるかなと思うので。その辺は良く捉えていきたいなと思っています」と前を向き、交流戦の締めで流れを変える好投を誓った。
◆2日の雨天中止分の振替試合に臨む阪神は才木浩人投手(27)が先発する。前回9日のソフトバンク戦では、まさかの3回3被弾5失点で3敗目を喫した。西武とは過去2度の対戦で通算14イニングで無失点。2024年には八回途中までノーノー投球を披露した。打線は「1番・遊撃」に熊谷敬宥内野手(30)。1番に入るのは昨年8月19日の中日戦(京セラD)以来となる。D1位・立石正広内野手(22)=創価大=は「7番・三塁」で3試合ぶりにスタメンに名を連ねた。
◆勝つか引き分けで交流戦初優勝が決まる西武は、主砲のタイラー・ネビン内野手(29)がまたもベンチ入りメンバーから外れ欠場。4番には渡部聖弥外野手(23)が入った。
◆阪神は序盤三回まで毎回得点圏に走者を置くも、先制はならなかった。勝てば交流戦優勝という西武を迎えての一戦。先発・武内の前に一回から中野が安打と盗塁で2死二塁とチャンスを作るも、佐藤が三振で無得点。二回は大山の安打などで再び2死二塁とするも、坂本が見逃し三振。三回は投手の才木の安打と熊谷の犠打で3イニング連続で二塁に走者を置いたが、中野が三ゴロ、森下がとらえた当たりは一直となり無得点い終わった。
◆阪神・熊谷敬宥内野手(30)の好守が好投を続ける才木浩人投手(27)を救った。0-0の四回、先頭の4番・渡部に中前打を許したが、続く小島を犠打失敗に仕留めて1死一塁。カナリオには三遊間への鋭い当たりのゴロをはじき返されるも、これを遊撃・熊谷がダイビングキャッチ。素早く二塁へ送球し、封殺した。好守に助けられた才木は7番・石井を153キロ内角直球で見逃し三振に。四回まで無失点、5奪三振と、前回登板の9日・ソフトバンク戦(みずほペイペイD)で3回5失点と苦しんだ右腕が、本来の投球を披露している。
◆粘りの投球を続けていた阪神の先発・才木浩人投手(27)が、試合中盤に先制を許した。0-0で迎えた五回、先頭の西川に中前打で出塁を許すと、9番の投手・武内に追い込んでから犠打を決められて1死二塁。トップバッターに戻り、桑原に初球の高めスライダーを中前にはじき返された。先制こそ許したが、その後は滝沢を一ゴロ、長谷川を右邪飛に仕留めて最少失点で切り抜けた。援護した打線は、西武の先発左腕・武内の前に四回終了時で3安打、7三振と苦戦している。
◆右翼で出場した阪神・佐藤輝明内野手(27)が守備で超ファインプレー。さらなる失点を防いだ。0-1の六回、先発の才木浩人投手(27)が2死からカナリオに左前打で出塁を許すと、続く石井に右中間へ大飛球を運ばれた。強く吹く浜風を切り裂き伸びる白球を右翼・佐藤が懸命に追うと、フェンスギリギリでスライディングキャッチ。抜けていれば2点目を失う場面で好守を披露し、ベンチで才木らナインに迎え入れられた。
◆西武は勝てば交流戦初優勝の大一番で、再びネビンがベンチ入りメンバーから外れ欠場した。遠征には同行しているが、西口監督は「張りというか、不安の方が大きいみたい」と説明。これで3試合連続、ここ5試合で4試合目の欠場で、捕手は小島を起用したため、ネビン欠場の試合で4番・DHに入っていた古賀悠はベンチスタートとなった。「(打順は)今日が一番迷った。どうするか。大事な一戦というのもあるし、DHがないし。4番・古賀(悠)は使えないから。いないのは痛いわ。(4番は)誰でしょうね? びっくりするよ」と西口監督は話したが、代役に4月15日以来5試合目となる渡部を据えた。渡部は交流戦は試合前まで17試合で打率・235、8打点。13日の巨人戦は8番で、5月6日の4号本塁打を最後に一発もない2年目に託した。「(才木には)去年、一昨年とやられているから。甘い球を一発で仕留められるかどうか。積極的にいってもらう。早く試合が終わっちゃうかもしれないけど。それぐらいの覚悟でいってもらう」と指揮官は指示。五回、先頭の西川が中前打で出塁し、武内の犠打で二進。続く桑原が初球のスライダーを中前に弾き返し、待望の先制点を奪った。(塚沢健太郎)
◆阪神の先発・才木浩人投手(27)は6回1失点で降板となった。序盤は四回まで毎回三振を奪って無失点だったが、五回先頭の西川に安打を許すと、犠打で1死二塁となり、桑原に先制となる中前打を浴びた。失点はこの1点のみで6回97球、6三振を奪う好投だったが、味方の援護がなく降板。2023年から交流戦で勝利を記録していたが、今季は白星ゼロで交流戦終了を迎えることが決定的となった。七回のマウンドには工藤が上がった。
◆阪神・工藤泰成投手(24)がイマキュレートイニングを達成した。0-1の七回に、先発・才木の後を継いで2番手で登板。まずは8番・西川をフォークで空振り三振に斬ると、代打・山村も同じくフォークで三球三振。最後は1番・桑原を内角159キロで見逃し三振を奪った。最速161キロを誇る右腕が5月13日のDeNA・島田以来、史上24人目、26度目となる「イマキュレート(汚れのない、欠点のない)イニング」といわれる3者連続三球三振を達成。甲子園に詰めかけた4万2569人の大観衆が背番号49のパフォーマンスにどよめき、惜しみない拍手を送った。
◆西武は七回を終えて1-0でリード。勝てば交流戦初優勝の大一番で、再びネビンがベンチ入りメンバーから外れ欠場した。遠征には同行しているが、西口監督は「張りというか、不安の方が大きいみたい」と説明。これで3試合連続、ここ5試合で4試合目の欠場で、捕手は小島を起用したため、ネビン欠場の試合で4番・DHに入っていた古賀悠はベンチスタートとなった。「(打順は)今日が一番迷った。どうするか。大事な一戦というのもあるし、DHがないし。4番・古賀(悠)は使えないから。いないのは痛いわ。(4番は)誰でしょうね? びっくりするよ」と西口監督は話したが、代役に4月15日以来5試合目となる渡部を据えた。渡部は交流戦は試合前まで17試合で打率・235、8打点。13日の巨人戦は8番で、5月6日の4号本塁打を最後に一発もない2年目に託した。「(才木には)去年、一昨年とやられているから。甘い球を一発で仕留められるかどうか。積極的にいってもらう。早く試合が終わっちゃうかもしれないけど。それぐらいの覚悟でいってもらう」と指揮官は指示。五回、先頭の西川が中前打で出塁し、武内の犠打で二進。続く桑原が初球のスライダーを中前に弾き返し、待望の先制点を奪った。桑原は「チャンスの場面だったので、なんとかしようと思い打席に入りました。先取点をあげることができてよかったです」とコメント。FAで加入したガッツマンが、大事なところで持ち味を発揮した。(塚沢健太郎)
◆阪神は0-1の七回、絶好のチャンスを作ったが、得点を挙げることはできなかった。西武の投手は六回まで好投された武内に代わってウィンゲンターに。先頭の佐藤が156キロの直球をはじき返して左前で出塁する。1死となって高寺への初球でスタートを切った。二塁の判定はアウトとなったが、藤川監督がリプレー検証を要求。長い協議の結果判定は覆りセーフとなると、高寺も右前打で続いて1死一、三塁のチャンスを迎えた。しかしD1位・立石(創価大)が3球で見逃し三振。2死から代打・嶋村も粘った末に二ゴロに倒れ、同点に追いつくことはできなかった。
◆阪神の先発・才木浩人投手(27)は6回1失点で降板となった。序盤は四回まで毎回三振を奪って無失点だったが、五回先頭の西川に安打を許すと、犠打で1死二塁となり、桑原に先制となる中前打を浴びた。失点はこの1点のみで6回97球、6三振を奪う好投だったが、味方の援護がなく降板。2023年から交流戦で勝利を記録していたが、今季は白星ゼロで交流戦終了を迎えることが決定的となった。「調子が良くない中でも、(坂本)誠志郎さんのリードやバックの良い守りにも助けられて、なんとか六回まで投げることができましたが、先制点を取られてしまい、良い流れをチームにもってくることができませんでした」とコメントした。
◆西武が交流戦初優勝を果たした。14勝3敗1分けで、勝率.824は交流戦史上最高。リーグ優勝した2019年最終戦以来の貯金18とし、2位のソフトバンクとの差を3.5に広げた。打線は阪神先発の才木から五回、先頭の西川が出塁し、武内の犠打で二進。桑原の中前適時打で1点を先制した。先発の武内は6回3安打無失点の好投で5勝目(2敗)。ウィンゲンター、篠原、甲斐野の零封リレーで1点を守り切り、2試合連続の1-0で勝利となった。長谷川は4打数2安打で交流戦打率を.366とし、巨人・松本を抜き、トップに立った。
◆阪神は西武投手陣に抑え込まれ、同一カード3連敗。今季4度目の零封負けで3位に転落した。先発した才木浩人投手(27)は6回1失点と好投したが、打線の援護に恵まれず今季4敗目を喫した。四回までスコアボードにゼロを刻むも、0-0で迎えた五回、先頭の西川に中前打で出塁を許すと、犠打で得点圏に走者を置き、1番・桑原に決勝の中前適時打を浴びた。打線は西武の先発・武内の前に沈黙。散発3安打に抑え込まれ、6回で10三振。1点を負う七回に2番手・ウィンゲンターから1死一、三塁の絶好機を作ったが、立石が三球三振、代打・嶋村は二ゴロに倒れて本塁を踏むことはできなかった。七回に2番手で登板した工藤泰成投手(24)が、5月13日のDeNA・島田以来、史上24人目、26度目となる「イマキュレートイニング(3者連続三球三振)」を達成。八回は木下が、九回は及川が西武打線を無得点に抑えたが、1点が遠かった。
◆3勝、16日、甲子園)西武が交流戦初優勝を果たした。14勝3敗1分けで、勝率.824は交流戦史上最高。リーグ優勝した2019年最終戦以来の貯金18とし、2位のソフトバンクとの差を3.5に広げた。?西武が勝利し、交流戦初優勝を決めた。交流戦優勝球団は9球団目で、これでパ・リーグの全6球団が交流戦で優勝した。セで優勝経験がないのは、阪神、中日、広島の3球団。?最終成績は14勝3敗1分けの勝率・824。交流戦の勝率で2011年のソフトバンクの・818(18勝4敗2分け)を上回る歴代最高勝率での優勝。現行の18試合制となった15年以降では22年のヤクルトの・778(14勝4敗)を更新した。?西武の交流戦防御率は12球団トップの1.53となり、11年の日本ハムの1.35(24試合制)に次ぐ歴代2位。先発陣は3日の渡辺からチーム12試合連続クオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)をマーク。平良と渡辺が防御率0.86など先発した6人全員が防御率1点以下。先発陣の防御率1.33は24年の広島の1.49を抜く歴代1位と抜群の安定感で優勝の原動力となった。?交流戦は残り1試合を残してパ65勝、セ38勝4分け。パの勝ち越しは4年連続18度目。15年以降、パの65勝は昨年のパの63勝を上回る最多勝利。この日のパの2勝で勝利数差が27となり、10年の22勝差(パ81、セ59、4分け)を上回り最大差が確定した。
◆阪神が3位転落。交流戦18試合制になった2015年以降、最多の12敗を喫し、14勝3敗1分の西武が初優勝を飾った。五回2死二塁、才木浩人投手(27)が桑原将志外野手(32)に浴びた中前適時打が決勝打となった。今季2度目の「0-1敗戦」を喫した打線は6回3安打の左腕・武内夏暉投手(24)の前に10三振。七回は2番手から左前打の佐藤輝明内野手(27)の二盗と高寺望夢内野手(23)の右前打で1死一、三塁としたが、「7番・三塁」で3戦ぶりスタメンのD1位・立石正広内野手(22)=創価大=が空振り三振、代打嶋村麟士朗捕手(22)が二ゴロに倒れた。立石は4打数4三振で16打席連続無安打。
◆阪神が3位転落。交流戦18試合制になった2015年以降、最多の12敗を喫し、14勝3敗1分の西武が初優勝を飾った。五回2死二塁、才木浩人投手(27)が桑原将志外野手(32)に浴びた中前適時打が決勝打となった。今季2度目の「0-1敗戦」を喫した打線は6回3安打の左腕・武内夏暉投手(24)の前に10三振。七回は2番手から左前打の佐藤輝明内野手(27)の二盗と高寺望夢内野手(23)の右前打で1死一、三塁としたが、「7番・三塁」で3戦ぶりスタメンのD1位・立石正広内野手(22)=創価大=が空振り三振、代打嶋村麟士朗捕手(22)が二ゴロに倒れた。立石は4打数4三振で16打席連続無安打。4月9日以来の「貯金4」。
◆現役時代は南海、西武に所属し、引退後は西武、ダイエー、阪神の3球団でヘッドコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏(78)は4三振を喫した阪神D1位・立石正広内野手(22)=創価大=に言及した。西武は登板した投手が全員、球威があるし、制球も素晴らしかった。交流戦優勝にふさわしい投手陣だ。阪神打線が苦労したのも仕方がないが、その中で4三振のルーキー立石に触れたい。タイミングが全く合わない空振りもあった。声を上げたくなるような鋭いスイングもあった。ただ追い込まれると、中途半端なスイングになってしまうケースが目立った。狙い球と違った時にバットを止められること。見極めるようになること。それさえできれば心配はいらない。4三振を気にする必要はない。この先も、何度もあるだろう。深く考える必要はない。そんな時間は、この先対戦するであろう相手投手の研究に充ててもらいたい。守備は合格点、肩は一級品。それ以上に打撃の非凡さは、スイングを見ただけで伝わってくる。阪神ベンチは我慢して使い続けてもらいたい。「使って育てる」。今の立石に一番必要なのは実戦で経験を積むことだ。
◆阪神の剛腕が、一瞬にして偉業を成し遂げた。工藤泰成投手(24)が投じたのはわずかに9球。3者連続3球三振を奪う圧巻の投球で、史上24人目で、球団では2005年桟原以来、21年ぶりの「イマキュレートイニング」を達成した。「きょうもひとりひとり、集中して抑えられた。(記録は)ベンチに帰って気づいた。投げている途中は意識はしてなかったです」1点ビハインドの七回に登板。まずは先頭の西川からフォークで空振り三振を奪うと、続く代打・山村もフォークでスイングアウト。最後は桑原を159キロの直球で見逃し三振に仕留めた。「変化球も低めに集められたっていうところは次にも生きていくと思いますし、生かしていかないといけないなと思います」これで5試合、6イニング連続の無失点投球となった。今季は18回?を投げて失点はわずかに「3」。防御率1.47と安定した数字をマークする。昨季まで課題だった制球難も克服し、打者73人に対して許した四球は「5」のみ。「日々の積み重ねです」と、成長した姿をマウンドで体現し続けている。中継ぎ事情に苦しむチームにとっても、重要な存在になりつつある。昨季50試合連続無失点を記録した石井が、アキレス腱(けん)断裂のため開幕から不在。石井とともに昨季勝利の方程式を担った及川も不調。さらに湯浅が11日に右足首捻挫で離脱し、畠も13日に右手中指の違和感で緊急降板し、そのまま抹消となった。そんな試練が強いられる状況だからこそ、工藤が見せた圧巻の投球は明るい材料だ。藤川監督は若虎の成長に目を細めながら、さらに先を期待する。「現役の間は必ず壁がありますから、今日は今日ですけど、やめるまでそういう壁はあるだろうし。でも、うまく進み出したといいますか。現役が終わるまで、本気でやるのみでしょうね」。工藤も満足する様子なく、探求心をのぞかせた。「ストレートでもカウントを取れるように最初のころよりはなってきた。これからどんどんいろいろな引き出しを増やしながら、もっと的を絞らせないような配球をしたり、日々勉強したいと思います」虎が誇る救援陣に本来の強さが戻ってくれば、チームもいるべき位置に返り咲ける。独立リーグから育成入団を経て1軍で居場所をつかんだ右腕が、勝利を目指して太い腕を振っていく。(中屋友那)工藤が1イニング3者連続3球三振。DeNA・島田舜也が5月13日の中日戦で達成して以来、史上24人目、26度目。阪神では桟原将司が2005年9月6日の中日戦で達成して以来。
◆阪神・佐藤輝明内野手(27)が攻守で存在感を示した。六回2死一塁で石井が放った右中間への大飛球を追いかけると、最後はフェンス際でスライディングで捕球するスーパープレー。「風で打球が戻ったんでね。捕れてよかったです」とうなずいた。七回の打席では2番手・ウィンゲンターの159キロを左前にはじき返すと、1死となって二盗を試みる。一度はアウトと判定されるも自らベンチへアピールし、リプレー検証の結果覆って今季5個目の盗塁をマークした。
◆西武・長谷川信哉外野手(24)が2安打を放ち、交流戦打率・366でトップに浮上した。一回に左前打を放つと、八回には遊撃への打球で一塁にヘッドスライディング。「あれは気合でもぎ取りました。1の1、5の2でも(巨人。松本剛の・365に)届かないことがわかってたので、ヒヤヒヤ感はありました」とラストチャンスをモノにし、勝負強さを発揮した。14試合連続安打で、交流戦7度目の複数安打。2試合連続サヨナラ打もあり、交流戦MVP最有力となり「チャンスをつくってもらって、自分のバットで決められる試合も多かったので、チームのみんなに感謝したい」と頭を下げた。本職は外野だが、欠場のネビンに代わり一塁守備に入り、三回1死二塁では、森下の痛烈なライナーを横っ飛びで好捕。抜けていれば先制点を与える場面で「黒田(内野守備走塁)コーチがあそこにポジションを変えてくれて、たまたまそこに来た。コーチさまさま」と明かしたが、攻守で大活躍をみせた。
◆阪神・熊谷敬宥内野手(30)が遊撃守備で美技を連発した。四回1死一塁ではカナリオの三遊間への鋭いゴロを飛びついて二塁封殺。八回2死二、三塁でもカナリオの三遊間深くへの打球を回り込んで捕球し、即座に一塁へ送球した。打席では昨年8月19日の中日戦(京セラ)以来の1番起用も、3打数無安打に終わり「ピッチャーを助けられたのは良かった。(打席では)結果通りなので、よくはなかったです」と話した。
◆13日に昇格した阪神・栄枝裕貴捕手(28)が0―1の八回の守備から今季初出場を果たした。打席こそ回らなかったものの、木下、及川をリードし、1点差の緊迫の場面を2イニング無得点に抑えた。「ランナーは出ましたけど、ゼロに抑えられたので、それはよかった。展開によらず、投げてる投手は必死なので、流れを作るような守りをできれば」と力を込めた。
◆阪神・才木浩人投手(27)は6回1失点と力投するも今季4敗目(5勝)を喫した。「結果はまとまってるように見えるが反省要素が多い」。四回までは被安打3に封じるも、0―0の五回に1死二塁で桑原に中前への適時打を浴び、これが決勝点となった。交流戦は3戦2敗。「3試合とも自分のやりたいこととうまくかみ合わなかった。反省しながら次の登板に向けて調整できたらいい」と前を向いた。
◆西武が交流戦初優勝を果たした。14勝3敗1分けで、勝率.824は交流戦史上最高。リーグ優勝した2019年最終戦以来の貯金18とし、2位のソフトバンクとの差を3.5に広げた。以下、西口文也監督(53)の一問一答。ーー交流戦初優勝「パ・リーグで優勝してなかったのはライオンズだけということで。優勝できてうれしいです」ーー武内は好投「こういう緊張感のある中でマウンドに上がって。武内らしい我慢の投球。その中でもボールも今日はよかった。ナイスピッチングでした」ーーベンチでどういう気持ち「早く先に先制点がほしいなと思いながら。何とか1点1点と思いながら見てました」ーー桑原が先制打「そこまであまりタイミングが合っていないように見えたけど、欲しいところで空きに打ってくれてよかったです」ーー甲斐野の投球をどう見ていた「3人で終わるかなぁと思いながら。あぁやっぱり四球を出したかという感じで。そのあと抑えてくれたので、甲斐野らしさ満載じゃないですか。交流戦は先発を含めて投手陣が素晴らしい内容。甲斐野が一人は出しましたけど締めてくれて、ホッとしたような感じです」ーー交流戦歴代最高勝率「何でも一番はうれしいので喜びたいと思います」ーーMVPを選ぶとしたら「打つ方でとなると長谷川が活躍してくれた。チームを引っ張ってくれた」ーー金曜日からのリーグ戦「交流戦が終わって、またパ・リーグ同士の戦いというところで入りが大事になる。しっかり入りたい。まだ半分も終わっていない。まだまだ先は長い」ーー4番は渡部「今日のメンバーの中で、誰を4番に据えようかというところで、聖弥かなと、みんなで話し合って決めて。2安打打ってくれて、これで上向いていってくれれば」ーーネビンを欠く中で大事な一戦で勝利「うちらしい野球。最少失点をみんなで守って。投手陣はよくやってくれた」ーー三回2死二塁で一塁の長谷川が森下の打球を好捕「あれが抜けていれば多分先制点を取られていた。本当によく捕ってくれた。いい反応でした。打つ方でも2安打で結果を残してくれた。ハセは首位打者になったの? よかった。だから最後ヘッドスライディングしたんだな。気持ちが出てたね」ーー成長途上のチームがタイトルを取れた「自信になるんじゃないですか。チームの雰囲気もいい。1戦1戦いい雰囲気で、ああいうゲームを勝ち切れたのは一番大きい」
◆プロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」は16日、西武が阪神最終戦(甲子園)に1―0で勝って14勝3敗1分けとし、初優勝を果たした。勝率.824は歴代最高勝率での優勝。武内夏暉投手(24)が6回3安打無失点、自己最多に並ぶ10奪三振と好投するなど4投手が2試合連続の完封リレー。リーグ優勝した2019年最終戦以来の貯金18とした。17日の阪神―楽天で全日程が終了し、セ、パ両リーグ内の対戦は19日に再開する。交流戦初制覇が懸かった大一番も1点を守りきった。2戦連続で1―0で勝利し、交流戦初優勝。交流戦初年度の2005年に6勝を挙げた西口監督は敵地甲子園のファンに手を振った。「パ・リーグで優勝できていなかったのは西武だけ。うれしいです。緊張感のある中で武内らしい我慢の投球。ボールも良かった」3年目の武内が6回を散発の単打3本の無得点に抑え、自己最多に並ぶ10奪三振。自身初の甲子園で5勝目を挙げ「試合前から緊迫した試合で緊張した。チーム一丸となって勝てて本当にうれしい」と笑顔を見せた。チームは全6球団に勝ち越し、14勝3敗1分け。勝率・824は2011年のソフトバンクの・818(18勝4敗2分け)を上回る歴代最高勝率となった。チームが強みとする先発陣が輝いた。交流戦の防御率1.53は12球団トップで歴代2位。先発陣の防御率1.33は24年の広島の1.49を抜く歴代1位となった。「先発が長いイニングを投げて、試合をつくってくれているのが一番大きい」と指揮官。交流戦の防御率は平良と渡辺が0.86、隅田が1.38、武内が1.42、高橋光が1.54、ワイナンスが1.93。5月31日のDeNA戦でワイナンスが5回4失点だった以外は全てクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)で先発6本柱が機能した。
◆阪神は西武に0-1で敗れ、1試合を残して交流戦の球団歴代最低勝率が確定し、3位に転落した。ドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が「7番・三塁」で3試合ぶりにスタメン復帰したが、プロ初の4三振を喫し、悔し涙を流した。黄金ルーキーに訪れたプロの壁。泣くな!! 前を向け!! これを乗り越えて強くなってくれ!!涙の数だけ強くなれる-。ぐっとこらえた感情があふれ出し、黄金ルーキーの瞳は赤く染まった。3試合ぶりに先発出場した立石が4三振。九回2死一塁、一発出れば逆転サヨナラの場面で、甲斐野の前に空振り三振に倒れ、自身のふがいなさに唇をかんだ。「悔しいです...」絞り出した短い言葉に、無念さがにじんだ。10日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)の第2打席の二塁打を最後に安打から遠ざかり、この日で自己ワーストの16打席連続無安打。1点を追う七回1死一、三塁ではウィンゲンターの外角156キロ直球に手が出ず見逃し三振。同点の好機を逸し、ベンチに戻って目を潤ませた。「技術も足りないですし、もったいない打席も多いなと思っています」この日は試合前練習の前に熊谷、高寺とともに屋外で特打を敢行。藤川監督らが見守る前で、約30分間打ち込んだ。シーズン中に指揮官が特打を視察するのは異例。練習後、立石は求められる役割への責任感を口にしていた。「試合に出させてもらっている立場。やっぱり活躍しないとチームは勝てないですし、結果的に自分たちの活躍が(勝利に)直結するっていう意味で指導してくださっていると思うので、なんとか応えたいです」
◆交流戦初優勝を果たした西武・源田壮亮内野手(33)が、サンケイスポーツに独占手記を寄せた。2023年から前年まで低迷したチームがV字回復。20年から5年間、主将を務めた中心選手がチーム状況に手応えを示した。交流戦初優勝を決めて、スタンドのファンの方がすごく喜んでくれたのが印象的でした。13日の巨人戦から2試合続けて1-0。鳥越ヘッドコーチからも「優勝がかかった試合で勝ちきることが大事だ」といわれて、緊張感がある試合を勝ちきれて良かった。交流戦は対戦相手や球場だけでなく応援も違い、新鮮さがあって楽しみ。パ・リーグで西武だけが優勝していないことは知らなかったし、苦手にしている感覚も特になかった。今年は他のパ・リーグのチームも順調に勝っていた。落とせない試合が続いたけど、チームの雰囲気も、流れもよくなっていた。僕はベンチスタートの試合も多かったけど、とにかくチームが勝つことが一番。一日一つでもチームに貢献できればいい。任されたところで仕事をしたいと考えていました。2年前のシーズンは91敗で最下位。交流戦では6月11日の広島戦に敗れて8連敗。僕が一塁にヘッドスライディングをして最後の打者になった試合のことをいわれることもあるけど、そのときのチーム状況に比べたら全然違う。メンバーもだいぶ変わった。今は調子のいい選手が多く、誰かが悪くても他の選手がカバーする。若い選手がいっぱい出てきているのは、チームとしてもいいこと。その中で自分も負けないように頑張りたいという気持ちでやっている。FAで加入した桑原とは年齢が近く話す機会も多い。若い選手を巻き込んで盛り上げていこうという感じでやってきて、いい方向にいっていると思う。自主トレを一緒に行っている滝沢は、もともと能力がある。凡退したりミスをしたりすると、すごく落ち込むタイプ。切り替えられるように試合中に声をかけることもある。あとは体力的なところ。けがなく頑張ってもらいたい。ベンチにいるメンバー全員がそれぞれの役割を分かっている。勝つチームはそういうチームだと思う。2018、19年にリーグ優勝したときの監督だった辻発彦さんと最近しゃべったときに、辻さんが「あのときは打つだけだったもんな」と。爆発力は2年連続でチーム打率が12球団トップだった当時の方があったと思うけど、今はもっと緻密さがある。ここから先、もっと大事な試合が待っている。上の順位で戦うことを経験していない選手もいる中、交流戦優勝を経験したことで終盤の優勝争いに生きる。苦しいタイミングは来る。僕はそういうときに、いい働きができたらいいと思っています。(埼玉西武ライオンズ内野手)
◆わが阪神は交流戦西武優勝のたいこもちか~!(西武優勝オメデトウ)ホンマ、ムカムカ腹立つわ! 百歩譲って選手で負けるんならまだ文句いいながらもヤケ酒を飲んで「明日や!明日!!」と笑いとばせるけど、チームの親分藤川監督のタクトが狂っての負けやから明日も宿酔い(ふつか酔い)でイライラモヤモヤ、仕事にならんわー!!その最たる場面が1点を追う七回1死一、三塁。打席のドラフト1位立石の結果は三振! いや、それまで2三振の立石でもバットに当ててボテボテの内野ゴロを打てるならOKだけど...。「代打糸原!!」と叫んだ俺だったのだ!!しかし、代打はなし。それでもドラフト1位にかけたい藤川はんの気持ちも分からないではないよー! でも、2球目のビルの8階くらい高いストレートを振った時点で、2ストライクでも代打出さんか!! てか、出してやらなきゃかわいそう...。あの打席でプロ野球人生変わることもあるんだよな...。サード佐藤輝に戻し、外野森下、高寺。そして、ガッツのある福島でここから戦いましょう!!
◆0-1。一見、接戦に思えるが、1点が果てしなく遠く感じる展開。それぐらい西武投手陣はすごかった。交流戦を制するのも当然だ。プレーボールの何時間も前から、優勝を確信した西武担当・塚沢健太郎が甲子園の記者席で原稿を書いていた。話しかけづらい鬼の形相だ。「2、3日前に突然、デスクが『優勝紙面の準備は進んでますか?』と言ってきて。サッカーW杯があるから、それほど原稿はいらないと油断していたから、大慌てですよ」すごく忙しそうだが、うらやましくもある。交流戦だけを考えれば、トラ番にとっては〝単なる1試合〟。それがライオンズ担当にとっては大一番。「優勝」という2文字を堂々と書ける記者は幸せだ。試合前に久々に再会したのが西武・立花打撃コーチ。現役時代に阪神にも在籍。いろんな話を聞かせてもらった。「パ・リーグで西武だけが優勝したことがなかったらしい、初優勝したいよ」そんな正直な思いが叶って、おめでとうございます。あの西武も初めてなのか...。そう思いながら、数日前の岡田彰布オーナー付顧問との会話を思い出した。「阪神は交流戦優勝はないよな。優勝争いも、長い間、してないやろ?」振り返ると、実は2022年の阪神は交流戦2位に入っている。すごく頑張った。が、開幕9連敗でスタートした年で、最大14まで膨れ上がった借金を返済するのに四苦八苦。交流戦で勝ちまくった時期も「ついに最下位脱出」がメイン記事になったぐらいで、優勝を争った気分ではなかった。記憶も希薄。そこから遡って2008年。交流戦の最終戦の結果次第で優勝の可能性があった。岡田顧問の第1次政権の時代だ。「その記憶のほうが鮮明ですよね」という話になった。ただ、いくら盛り上がっても優勝はまだ未経験。来年こそ-。
◆2安打の西武・長谷川信哉外野手(24)が交流戦打率・367でトップに浮上した。14試合連続安打で2本塁打、9打点。2試合連続サヨナラ打の活躍もあり、記者が選ぶ交流戦のMVPだ。一回に左前打、八回には遊撃内野安打で一塁へヘッドスライディングし「気合でもぎ取りました。1の1、5の2でも(打率・365の巨人・松本に)届かないことが分かっていたので、ヒヤヒヤ感はありました」と勝負強さを発揮した。一塁守備では三回2死二塁で、森下の痛烈なライナーを横っ跳びで好捕した。黒田内野守備走塁コーチは「ミスが少なく、点が取れないときに逆に相手のミスにつけこむことができた」と振り返ったが、二遊間を含めて守備も堅い。併殺を奪った数は今季65個、交流戦22個でいずれも12球団トップ。初優勝の裏には堅い守備があった。(西武担当・塚沢健太郎)
<交流戦順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
西武 |
14 | 3 | 1 | 0.824 (↑0.011) | - (-) |
0 | 66 (+1) | 31 (-) | 10 (-) | 12 (+1) |
0.246 (↑0.001) | 1.530 (↑0.08) |
| 2 (-) |
ソフトバンク |
14 | 4 | 0 | 0.778 (-) | 0.5 (↑0.5) |
0 | 81 (-) | 51 (-) | 26 (-) | 12 (-) |
0.258 (-) | 2.730 (-) |
| 2 (1↑) |
日本ハム |
14 | 4 | 0 | 0.778 (↑0.013) | 0.5 (-) |
0 | 64 (+2) | 36 (-) | 18 (+1) | 8 (+1) |
0.257 (↓0.001) | 1.790 (↑0.1) |
| 4 (-) |
ロッテ |
10 | 6 | 2 | 0.625 (-) | 3.5 (↓0.5) |
0 | 61 (-) | 65 (-) | 14 (-) | 5 (-) |
0.227 (-) | 3.400 (-) |
| 4 (-) |
巨人 |
10 | 6 | 2 | 0.625 (-) | 3.5 (↓0.5) |
0 | 61 (-) | 52 (-) | 14 (-) | 15 (-) |
0.230 (-) | 2.740 (-) |
| 6 (-) |
ORIX |
9 | 8 | 1 | 0.529 (-) | 5 (↓0.5) |
0 | 63 (-) | 59 (-) | 7 (-) | 6 (-) |
0.258 (-) | 3.040 (-) |
| 7 (-) |
中日 |
7 | 11 | 0 | 0.389 (-) | 7.5 (↓0.5) |
0 | 58 (-) | 58 (-) | 13 (-) | 4 (-) |
0.220 (-) | 3.040 (-) |
| 8 (-) |
ヤクルト |
6 | 11 | 1 | 0.353 (-) | 8 (↓0.5) |
0 | 43 (-) | 70 (-) | 9 (-) | 11 (-) |
0.213 (-) | 3.270 (-) |
| 9 (-) |
広島 |
5 | 12 | 1 | 0.294 (↓0.019) | 9 (↓1) |
0 | 44 (-) | 54 (+2) | 12 (-) | 13 (+1) |
0.206 (↓0.003) | 2.710 (↑0.04) |
| 9 (-) |
阪神 |
5 | 12 | 0 | 0.294 (↓0.019) | 9 (↓1) |
1 | 41 (-) | 56 (+1) | 9 (-) | 11 (+3) |
0.213 (↓0.003) | 2.910 (↑0.12) |
| 11 (-) |
DeNA |
5 | 13 | 0 | 0.278 (-) | 9.5 (↓0.5) |
0 | 65 (-) | 87 (-) | 14 (-) | 3 (-) |
0.240 (-) | 4.760 (-) |
| 12 (-) |
楽天 |
4 | 13 | 0 | 0.235 (-) | 10 (↓0.5) |
1 | 42 (-) | 70 (-) | 9 (-) | 6 (-) |
0.214 (-) | 4.020 (-) |
<セ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
巨人 |
34 | 28 | 2 | 0.548 (-) | - (-) |
79 | 202 (-) | 205 (-) | 51 (-) | 47 (-) |
0.228 (-) | 2.990 (-) |
| 2 (1↑) |
ヤクルト |
34 | 29 | 1 | 0.540 (-) | 0.5 (-) |
79 | 206 (-) | 220 (-) | 39 (-) | 45 (-) |
0.235 (-) | 3.150 (-) |
| 3 (1↓) |
阪神 |
33 | 29 | 1 | 0.532 (↓0.009) | 1 (↓0.5) |
80 | 230 (-) | 209 (+1) | 45 (-) | 41 (+3) |
0.247 (↓0.001) | 3.100 (↑0.03) |
| 4 (-) |
DeNA |
26 | 36 | 2 | 0.419 (-) | 8 (-) |
79 | 232 (-) | 257 (-) | 37 (-) | 28 (-) |
0.245 (-) | 3.620 (-) |
| 5 (-) |
広島 |
23 | 36 | 3 | 0.390 (↓0.007) | 9.5 (↓0.5) |
81 | 175 (-) | 194 (+2) | 38 (-) | 42 (+1) |
0.214 (↓0.001) | 2.870 (↑0.01) |
| 6 (-) |
中日 |
22 | 41 | 1 | 0.349 (-) | 12.5 (-) |
79 | 214 (-) | 239 (-) | 46 (-) | 23 (-) |
0.234 (-) | 3.500 (-) |
<パ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
西武 |
41 | 23 | 2 | 0.641 (↑0.006) | - (-) |
77 | 246 (+1) | 185 (-) | 51 (-) | 29 (+1) |
0.249 (-) | 2.370 (↑0.03) |
| 2 (-) |
ソフトバンク |
37 | 26 | 0 | 0.587 (-) | 3.5 (↓0.5) |
80 | 275 (-) | 222 (-) | 67 (-) | 31 (-) |
0.248 (-) | 3.180 (-) |
| 3 (-) |
ORIX |
35 | 28 | 1 | 0.556 (-) | 5.5 (↓0.5) |
79 | 227 (-) | 220 (-) | 36 (-) | 24 (-) |
0.246 (-) | 3.250 (-) |
| 4 (-) |
日本ハム |
37 | 30 | 0 | 0.552 (↑0.007) | 5.5 (-) |
76 | 263 (+2) | 237 (-) | 78 (+1) | 34 (+1) |
0.243 (-) | 3.320 (↑0.06) |
| 5 (-) |
ロッテ |
31 | 31 | 2 | 0.500 (-) | 9 (↓0.5) |
79 | 212 (-) | 246 (-) | 49 (-) | 27 (-) |
0.236 (-) | 3.510 (-) |
| 6 (-) |
楽天 |
23 | 39 | 1 | 0.371 (-) | 17 (↓0.5) |
80 | 188 (-) | 236 (-) | 39 (-) | 31 (-) |
0.236 (-) | 3.610 (-) |



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