オリックス(☆2対1★)阪神 =交流戦1回戦(2026.06.12)・京セラドーム大阪=
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阪神
0000100001500
ORIX
20000000X2502
勝利投手:入山 海斗(1勝0敗0S)
(セーブ:マチャド(0勝0敗18S))
敗戦投手:村上 頌樹(5勝4敗0S)

本塁打
【オリックス】西川 龍馬(2号・1回裏ソロ),紅林 弘太郎(8号・1回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスが接戦を制した。オリックスは1回裏、西川と紅林の2者連続本塁打が飛び出し、2点を先制する。投げては、先発・ペルドモが3回無失点。その後は7人の継投でリードを守り、2番手・入山は今季初勝利を挙げた。敗れた阪神は、打線が中盤までの好機を生かせなかった。

◆オリックスのルイス・ペルドモ投手(33)が、12日の阪神戦(京セラドーム大阪)でプロ初先発する。ここまでリリーフで8試合に登板し防御率14・14だった。ロッテ時代の23年に最優秀中継ぎに輝いた右腕は、来日4年目の今季途中に先発転向。ファームでは先発として5月20日広島戦(杉本商事BS)を皮切りに3試合で0勝2敗、11回2/3を投げて7失点で、防御率4・63だった。6月5日の阪神戦(SGL)では、ファームの若虎打線相手に5回3安打1失点で負け投手に。12日は1軍の阪神打線を相手に「『新しいバッター』という印象を持ちながら、常に前向きに、アタックしていくことが一番大事。新しいバッターがどんどん出てくるイメージで、攻めていけるような気持ちで試合に臨みたい」と意気込んだ。

◆阪神村上頌樹投手(27)が自身プロ初の2者連続アーチを浴び、いきなり2点を失った。初回1死で西川龍馬外野手(31)に初球のストレートを捉えられ、右翼スタンド上段まで運ばれた。さらに続く紅林弘太郎内野手(24)にも左翼スタンドへのソロを浴びて、連続被弾。村上が2者連続アーチを浴びるのは初めてで、阪神はいきなり劣勢に立たされた。阪神は9日からのソフトバンク3連戦で計10発を相手打線に許したが、これで4試合連続で相手の1発攻勢にさらされる結果になった。

◆演歌歌手の水森かおり(52)が試合前の君が代独唱を務めた。水森にとっては10年の楽天-ロッテ戦(Kスタ宮城)以来、2度目。関西ダービーで、満員の観客の前で、歌声を響かせた。「(屋内球場で歌声の)反響もすごくて、いいパワーをいただけました」。23年連続でNHK紅白歌合戦に出場する「ご当地ソングの女王」も、独特の屋内スタジアムの雰囲気に感激していた。

◆希少ガンと闘う大阪桐蔭野球部OBの福森大翔さんが始球式に登板した。京セラドーム大阪では昨年6月以来2度目の始球式だったが、外角寄りながら元高校球児はノーバウンドで成功。昨季は捕手を務めた同高OBで同学年の森友哉捕手(30)は、上半身のコンディション不良で離脱中だったが、一塁ベンチ横通路から、友人の雄姿を見届けた。福森さんは「こういう場を設けていただき、センス・トラストの今中社長をはじめ球団関係者の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。ケガしたと聞いていたけど、見てくれて背中を押してくれて、友哉には本当に感謝しています。妻をはじめ、両親やいろんな人の支えで生かされているんだなと痛感しました」と話した。福森さんは、26歳で希少ガンを発症し、その後も再発を繰り返し、今年3月に4回目の手術を受け治療に取り組んでいる。

◆阪神ファンが京セラドーム大阪を埋めた。ビジター側の左翼席、三塁側のスタンドはもちろん黄色でびっしり。それだけでなく、オリックス応援団が陣取る右翼中段をのぞいた右翼5階席や一塁側のスタンドにも「黄色」が交じっていた。2回や3回の好機には球場全体でメガホンが揺れ、大声でチャンステーマを合唱する光景が広がった。

◆阪神打線は初先発のルイス・ペルドモ投手(33)を打ち崩せなかった。右腕はNPB4シーズン目で初の先発。今季は救援8試合で防御率14・14と不安定だった。2回、3回と得点圏に走者を送ったがあと1本を出せなかった。オリックスは早々と4回から継投に入った。

◆阪神大山悠輔内野手(31)が2打席連続で回ってきた満塁チャンスで意地を見せた。0-2の3回は2死二、三塁から前の佐藤輝明内野手(27)が四球で満塁。大山は左飛に倒れた。5回も2死一、三塁から佐藤が四球で塁が埋まった。ここでオリックスは高島泰都投手(26)から吉田輝星投手(25)にスイッチ。代わったばかりの右腕に対して大山は外角のきわどい変化球を見極め、カウント3-1からの5球目の内角球も見送った。ようやく5回に1点を返した。

◆阪神村上頌樹投手(27)がプロ初の2者連続アーチを浴びた。初回1死から西川に初球の直球を右翼スタンド上段まで運ばれると、さらに続く紅林にも左翼へソロを浴びて、いきなり2点を失った。阪神は前カードのソフトバンク3連戦で計10発を相手打線に許しており、この日も本塁打を献上。それでも2回以降は走者を出しながらも要所を抑え、右腕らしい投球を見せた。

◆オリックス紅林弘太郎内野手(24)が、左足の違和感で5回守備から宜保翔内野手(25)と途中交代した。球団は大事を取って交代と発表。紅林は開幕から遊撃レギュラーとして、56試合に先発出場してきた。この日は「3番遊撃」で先発出場し、初回にチームトップの8号ソロで2点目を挙げていた。6月に入って森友哉捕手(30)が上半身のコンディション不良で、渡部遼人外野手(26)が下半身のコンディション不良で、それぞれファーム調整に入ったばかり。紅林も離脱となれば、チームにとっては痛手になる。

◆阪神村上頌樹投手(27)が7回2失点で降板した。初回、自身初の2者連続被弾で2失点。だが2回以降は立ち直り、2回2死一、二塁、5回1死一、二塁などのピンチも無失点で切り抜けた。オリックスに追加点を許さなかった。だが味方打線もオリックスの継投にかわされ、逆転できず。6勝目は次戦以降に持ち越しとなった。

◆阪神前川右京外野手(23)が気迫の全力疾走はあと1歩およばなかった。1-2の8回1死から三遊間にヒット性の打球を放った。遊撃の宜保翔内野手(25)に好捕され、一塁はぎりぎりのタイミングでアウト。全力で足を伸ばした前川はベースを過ぎてから、ヘッドスライディングするように前方につんのめった。藤川球児監督(45)がすぐにリクエストを要求したが判定は変わらなかった。

◆阪神がオリックスとの接戦に敗れ、今季ワースト4連敗を喫した。先発の村上頌樹投手(27)がまさかの初回につかまった。1死から西川に右翼へ先制ソロ本塁打を浴びると、続く紅林にも左翼へソロ本塁打を献上。プロ初の2者連続被弾となった。打線は2回、3回と好機をつくりながらあと1本が出ず、迎えた5回。2死から中野拓夢内野手(29)、森下翔太外野手(25)の連打と佐藤輝明内野手(27)の四球で満塁とすると、大山悠輔内野手(31)が代わった吉田から押し出し四球を選び、1点をかえした。村上は2回以降は安定した投球で7回5安打2失点、111球で降板した。打線は好機をつくりながらもあと1本が出ず。前カードのソフトバンク戦から4試合計12被弾と、投手陣も苦しい時間が続く。

◆オリックスが連勝を4に伸ばし、Aクラス3位を守った。打線は阪神先発村上の立ち上がりを攻めた。初回1死から西川龍馬外野手(31)、紅林弘太郎内野手(24)の連続ソロアーチで先制。昨季セ・リーグの投手3冠右腕を攻略した。 西川は「良い投手なので、初球から積極的にいきました。先制することができて良かった」、紅林も「変化球をうまく捉えることができたと思います。龍馬さんが打ってくれていたので、良いイメージで打席に立つことができました」と、アベックアーチを素直に喜んだ。投手陣はブルペンデーで対応。先発には来日4年目のルイス・ペルドモ投手(33)が登板した。開幕序盤のリリーフ失敗などから5月から先発調整に挑戦。3回3安打無失点で、初回の2点を守った。「シンカーの精度もよく、良い感覚で投げることができました。(ストライク)ゾーン内で勝負でき、ゼロで粘ることができて良かった」と、初先発で責任を全う。後を受けた投手陣も1点を失ったが、今季最多タイの8人の継投で1点差を守り切った。

◆阪神がオリックスとの接戦に敗れ、今季ワースト4連敗を喫した。これで交流戦4試合を残して、負け越しが決まった。先発の村上頌樹投手(27)がまさかの初回に2者連続本塁打を献上した。それでも2回以降は右腕らしい安定した投球で、7回5安打2失点。藤川球児監督(45)は「その後きっちりとゲームをつくってきましたので、十分な役割かなと。打線の方が得点をできていないので重みが出ているかもしれないですけど、いい当たりが正面に飛んだり、パッと明ける時を待つというか、自分たちから動かなければいけないときもあると思う」と話した。2点を追う5回2死満塁から、大山悠輔内野手(31)の押し出し四球で1点をかえすも、この得点のみ。好機をつくるも、あと1本が出なかった。「動かなければいけないこともあると思うし、やっぱり勝ちにいく執念を示さなければいけない。やっぱり勝ちにいくというのはすごく重要なことですから、明日も」と切り替え、力を込めた。阪神立石正広内野手(プロ初の7番で先発。相手の細かい継投を前に4打数無安打)「それでも結果を残す人は残すので、その中でもいい球をしっかり絞って打てたらなと思います」

◆オリックス紅林弘太郎内野手(24)が、左足の違和感で5回守備から宜保翔内野手(25)と途中交代した。同内野手は試合途中に病院へ検査に向かった模様。試合後に岸田監督は「守備のときに...。検査結果次第で、まだわかりません」と話した。「3番遊撃」で先発出場。初回にチームトップの8号ソロで2点目を挙げていた。6月に入って森友哉捕手(30)、渡部遼人外野手(26)がコンディション不良で出場登録を抹消されたばかり。紅林も離脱となれば、チームにとっては痛手になる。

◆阪神森下翔太外野手(25)が3試合ぶりのマルチ安打で好機をつくった。5回2死一塁でこの試合2本目の安打。得点機を広げ、大山の押し出し四球による1点につなげた。だが得点はその1点止まりで惜敗し、連敗は止められず。「勝負なので、勝敗は仕方ないことだと思うので、また明日から切り替えてやっていきます」と次戦に目を向けた。

◆阪神村上頌樹投手(27)は自身5連勝はならず4敗目を喫した。初回1死から西川、紅林にプロ初の2者連続本塁打を献上。それでも2回からは2併殺を奪うなど、要所を抑えた投球で7回5安打2失点。「動揺はなかったですし、すぐ切り替えてなんとか粘れればと思いながら投げていました」と先発の仕事を果たした。中5日での先発も「その影響は全くない」ときっぱり。チームは4連敗となったが「暗くなりすぎず、しっかりいつも通りやれればいいかなと思います」と前を向いた。

◆オリックスが連勝を4に伸ばし、Aクラス3位を守った。打線は阪神先発村上の立ち上がりを攻めた。初回1死から西川龍馬外野手(31)、紅林弘太郎内野手(24)の連続ソロアーチで昨季セ・リーグの投手3冠右腕を攻略。広島時代から対戦経験の多い西川は「(村上は)良い投手なので、追い込まれたらきつい。追い込まれる前になんとか」と初球ストレートを右翼上段へ運んだ。岸田護監督(45)も「そんな簡単に打てる投手ではないと思っていた。その中で、初回のあの2点は本当に大きかった」と、称賛した。来日4年目のルイス・ペルドモ投手(33)を初先発させ、8人の投手つぎ込んで逃げ切った。「ある程度予定通り。本当に緊張する場面にみんな行きましたけど、なんとかしのいでくれた」と、今季最多タイの8人の継投策成功に胸をなで下ろした。敗れれば、4位日本ハムと入れ替わっていた可能性もあった。会見の最後にはパ・リーグ他チームの状況を逆取材。ソフトバンク以外の5チームが勝ったことを伝え聞くと、「そうですか。わかりました」と苦笑い。オリックスが負けられない日はまだ続く。【伊東大介】オリックス・ペルドモ(4年目で初先発し、3回3安打無失点)「シンカーの精度もよく、良い感覚で投げることができました。ゾーン内で勝負できましたし、なんとかゼロで粘ることができて良かったです」

◆阪神佐藤輝明内野手(27)は3出塁で貢献した。2回は先頭でチーム初安打となる中前打。5回には2つ目の四球を選び、唯一の得点だった大山の押し出し四球につなげた。リーグトップの出塁率は4割3分5厘と高水準を維持。チャンスは作れている、と聞かれた主砲は「そうですね」と短く答えて球場をあとにした。阪神立石正広内野手(プロ初の7番で先発。相手の細かい継投を前に4打数無安打)「それでも結果を残す人は残すので、その中でもいい球をしっかり絞って打てたらなと思います」

◆阪神木下里都投手(25)が8回から2番手で登板し、1番から始まる打順を3人で抑えた。1-2の状況で先発村上のあとを受け、宗、西川を内野ゴロに。宜保は空振り三振に打ち取った。先発を経験しての救援復帰で「落ち着いていけたんでよかったです。テンポだったり大事なとこもあると思うんで、そういうところを意識しながら投げてました」と結果を出した。

◆阪神中野拓夢内野手(29)が2戦連続のマルチ安打と気を吐いた。3回2死でペルドモから中前打を放つと、5回も2死で高島から中前打をマーク。どちらも満塁の好機の起点となった。「何アウトだろうがメークするという役割は変わらない。そこは明日以降もしっかりできるようにやっていきたい」。打線は苦しい状況が続くが「個人個人、後ろにつなぐという意識をもっとより持っていけば打線もつながると思う。そういう意識を持ちながら明日以降もやっていきたい」と話した。

◆阪神がオリックスとの接戦に敗れ、今季ワースト4連敗を喫した。これで「日本生命セ・パ交流戦」は4試合を残して、4年連続の負け越しが決定。藤川球児監督(45)は「動かなければいけないこともあると思うし、やっぱり勝ちにいく執念を示さなければいけない。やっぱり勝ちにいくというのはすごく重要なことですから、明日も」と次戦の連敗ストップへ、力を込めた。先発の村上が、初回にいきなり2者連続本塁打を献上。それでも2回以降は立て直し、7回5安打2失点にまとめた右腕を「十分だと思います」と評価。前カードのソフトバンク戦から4試合で計12被弾となったが、口にしたのは打線の現状だ。「打線の方が得点をできていないので重みが出ているかもしれないですけど、いい当たりが正面に飛んだり、パッと明ける時を待つというか、自分たちから動かなければいけないときもあると思う」。3回、5回ともに2死満塁の好機をつくるも、得点は大山の押し出し四球による1点のみ。「時に変化球でかわされてそれを振ってみたり、打ちに行こうとしない時に真っすぐで取られたりというところでは、上回られているというか。思い切って、とにかく仕掛けていくということが重要なんじゃないかと思います」。勝利した3位ヤクルトがゲーム差なしと迫り、首位巨人から3位まで0・5ゲームの混戦。現状打破へ引かずに、攻めて行く。【磯綾乃】阪神立石正広内野手(プロ初の7番で先発。相手の細かい継投を前に4打数無安打)「それでも結果を残す人は残すので、その中でもいい球をしっかり絞って打てたらなと思います」

◆阪神がオリックスとの接戦に敗れ、今季ワースト4連敗を喫した。これで「日本生命セ・パ交流戦」は4試合を残して、4年連続の負け越しが決定。藤川球児監督(45)は「動かなければいけないこともあると思うし、やっぱり勝ちにいく執念を示さなければいけない。やっぱり勝ちにいくというのはすごく重要なことですから、明日も」と次戦の連敗ストップへ、力を込めた。

◆阪神森下翔太外野手(25)が真鍋勝已審判員(57)にいつも通りあいさつを行った。1回裏の左翼守備につく際、フィールド内にいた三塁塁審の真鍋に向かって帽子のつばを触っておじぎ、真鍋もうなずいて返した。6日に楽天戦(甲子園)で球審だった真鍋のストライク判定に繰り返し異議を唱え、自身初の退場処分を受けていた。翌日の試合は中止になったため、フィールド上ではそれ以来の"再会"だった。森下は直前の打席で左翼に二塁打。佐藤輝明内野手(27)の適時二塁打で先制のホームを踏んでいた。

◆安打かアウトかが分からず、選手も観客も戸惑うシーンがあった。4回の阪神の攻撃。1死一塁で走者の佐藤輝明内野手(27)がスタート。ヒットエンドランで打者の嶋村麟士朗捕手(22)が食らいついて中前にハーフライナーを飛ばした。中堅の中川圭太(30)が前進してグラブに収めた。ただ、二塁ベースに到達していた佐藤はバウンドしたのかダイレクト捕球か判断できず、一塁に一瞬、戻ろうとした。佐藤のすぐ後ろにいた二塁塁審は外野の打球判定には一切関与しないため、何もジェスチャーしなかった。審判のフォーメーション運用上、この打球を判定する担当は一塁塁審になる。かなり離れた場所で、横に手を広げて「フェア」のジェスチャーをしていたが、ほとんどの人が気づかず、しばらく場内がどよめいていた。

◆阪神木下里都投手(25)が打席途中からの緊急リリーフで奪三振を記録した。7回2死一、二塁で畠世周投手(32)がアクシデントで降板。カウント2-1の4球目から木下が登板した。太田椋内野手(25)に対して初球ボールで3-1となったが、連続で空振りを奪って三振に仕留めた。記録上、この打席結果は救援した投手が負うため、木下に三振がつく。ただし四球だけは例外。2ボール以上(2-2のぞく)の状態で救援して、四球を出した場合は前の投手に四球が記録される。

◆阪神高寺望夢内野手(23)が意地の適時三塁打を放った。前日12日は5打数ノーヒット。この日は中堅のスタメンを福島圭音外野手(24)に譲り、ベンチスタート。7回の守備から福島に代わって出場した。最初の打席となった9回2死二塁で、前進守備の中堅の頭上を大きく超えていく適時三塁打。最終回にリードを2点に広げる貴重な得点をたたき出した。大喜びでたたえるベンチに向かって控えめに右手を上げた。

◆阪神中野拓夢内野手(29)が最後に大きな追加点を奪った。9回に高寺の一打でリードを2点とし、なおも2死三塁。フルカウントからオリックス岩崎のフォークに食らいつき、中前適時打を放った。「前の4打席はちょっと内容が良くなかったので、高寺がいい形でつないでくれましたし、その流れに乗って、いいタイムリーが打てた」。チームも連敗を4で止め「本当に大きな1勝だった。まずは明日しっかり勝てるように、気持ちを切り替えてやっていきたい」と引き締めた。

◆阪神高寺望夢内野手(23)が途中出場で値千金の一打を放った。7回の守備からグラウンドへ。4-3で迎えた9回2死二塁の打席で、オリックス岩崎の内角低め直球を捉えて、前進守備だった中堅の頭上を越える適時三塁打を放った。「久しぶりにいいところで打てたのでうれしかったです」。終盤にリードを広げ勝利に貢献。前日12日は先発で5打数無安打など快音が遠かったが「めっちゃ気にしていますけど。いい場面で打てたので良かったです」と胸をなで下ろした。

◆阪神高橋遥人投手(30)が6回3失点(自責2)で無傷の8勝目を挙げ、12球団単独トップに立った。今季最長だったチームの連敗を4で止める力投だった。「自分のボールは投げられたので、本当に力不足だと痛感させられました。劣勢を覆せる実力がない。今日しっかりそう思いました。力と力の勝負になった時に圧倒できない。圧倒どころか、圧倒されている」と、まるで負け投手のように悔しさをにじませた。4-0の6回に4安打などで3失点。3点目は1死一、三塁から二盗刺を狙った坂本の送球が走者と重なり、外野に抜けていく間に生還されたもの。悪い流れで1点差に詰め寄られたが、後続をしっかり断ってリードを守って交代。まさに勝ち頭の姿だった。ただ、それも「最後も、何の再現性もない抑え方というか...」と落第点をつけた。10度目の先発で、はや8勝。「無傷」について聞かれると高橋らしい言葉で心境を説明した。「無傷...成績で言ったらそうですけど、今日は"無傷"ではなかったです。もっと皮膚を強くして。傷ついたので、はい」。チームに貯金8をもたらしても、なお貪欲さは増している。【柏原誠】

◆阪神佐藤輝明内野手(27)の6試合ぶり適時打で先制した。初回2死二塁でオリックス先発、ジェリーの高めツーシームを振り抜き、中堅フェンス直撃の適時二塁打。「チャンスだったのでいい当たりになってよかった」。4連敗中だったチームを先制打で鼓舞。4回にも無死一塁で右前打を放った。状態は上向きの主砲。「しっかり毎日の準備を大事にして頑張りたい」と力を込めた。

◆オリックスが4月6日以来のBクラスに後退した。阪神高橋から3点を奪い1点差まで詰め寄ったが届かなかった。連勝は4で止まり、9連勝の日本ハムと順位が入れ替わった。4点を追う6回に打線がつながった。先頭中川圭太内野手(30)からの3連打で1点を返し、1死から宗佑磨内野手(29)の右前適時打、敵失で合計3点を奪取。岸田護監督(45)は「惜しかったですね。みんな攻めてくれたんですけどね。防御率0点台の投手で、なかなか打てないと思ってましたけど、よく打ってくれました」と打線をたたえた。前日12日に左足の違和感で途中交代した紅林弘太郎内野手(24)は、ベンチを外れ治療に専念。出場登録抹消に至らなかった。宜保翔内野手(25)を今季初の先発遊撃で起用するなどした急造打線でしのいだが、1点差の9回に岩崎翔投手(36)が2点を失い逃げ切られた。交流戦は8勝8敗1分け。指揮官は「勝って終わりたいですよね」と、志願の中4日先発の九里亜蓮投手(34)に交流戦勝ち越しを託した。【伊東大介】

◆阪神森下翔太外野手(25)が長身助っ人を攻略し、攻撃の起点となった。初回2死で、オリックスの213センチ右腕、ジェリーから左翼線二塁打を放ち、先制機をつくった。6回にも先頭で中越え二塁打を放ち、この回2得点につなげた。「(長身は)あんまり気にせずというか。しっかり自分のスイングすることを意識してやった結果、いい結果になったなと思います」。四球で出塁した4回には、三塁走者として浅い中犠飛からタッチアップで本塁生還。打って、走って存在感を見せた。

◆阪神がオリックスの猛追を振り切り、今季ワーストだった連敗を4で止めた。先発の高橋遥人投手(30)は6回7安打3失点で無傷の8勝目。開幕から10戦負けなしで、リーグ単独トップに立った。緊張と驚きと懐かしさの中で、目をさましたのだろう。「今日は生田監督が夢に出てきました」。5日楽天戦で7勝目を挙げた翌日、阪神高橋が亜大の恩師、生田勉元監督(59)に送ったメッセージだ。2人のつながりは強い。常葉学園橘(静岡)3年の秋。プロ志望届を出すも、指名漏れ。指名がなかった場合、亜大進学が決まっていたが「大学では軟式をやります」と言いだした。指名漏れによる自信喪失を理解した上で、恩師は「そんなことで終わっていい才能じゃない」と説き伏せた。東都リーグで実績を積み、亜大4年の秋は上位候補の立場は揺るぎないものになった。だがドラフト直前のリーグ戦で四球を連発し、また自信をなくした。「地元で就職します」と希望進路を変更。また必死で翻意させたが「ぼくの指導が厳しかったから『完璧にやらないとだめなんだ』と自分を追い込むようになって」。妥協ができない生真面目さが、いじらしかった。だからこそ、今年の快進撃を恩師は喜ぶ。怖いだけの指導者だったなら、夢にまで出てこない。「阪神高橋」がこの世に存在するのは、元監督の叱咤(しった)があったから。今なお高橋にとって生田元監督は、力をくれる存在なのだと思う。【堀まどか】

◆阪神木下里都投手(25)が緊急登板に3球で応えた。1点リードの7回2死一、二塁。2番手の畠が3球目を投じた直後、右手中指の違和感でマウンドを降りた。「気持ちだけはいつでもいけるように、と思っていた」。カウント2-1からマウンドへ。同学年のオリックス太田に初球フォークを見逃され3-1となり、2球目はフォークで空振り。最後は渾身(こんしん)の157キロ直球で空振り三振に仕留めてほえた。「監督が『自信のある球を自信を持って投げてこい』とブルペンまで言いに来てくださったので、自分も本当に自信のある球を投げました」数々の修羅場をくぐり抜けてきた指揮官の助言に感謝。火の球ばりの直球勝負で、火消しに成功した。2年目で初めてのヒーローインタビューも経験。敵地とは思えないほどの虎党の大声援に「とても気持ちいい景色ですね」と笑みを浮かべた。今季は中継ぎでスタートし、5月28日の日本ハム戦(甲子園)でプロ初先発。再び中継ぎに戻り、様々な役回りをこなす。藤川監督は「ああいうアクシデントの後というのはどうとらえるかで少し違うんですけど、監督の立場としては彼はチャンスを生かしたと思います」と評価。着実に経験を積む剛腕が、好救援で存在感を放った。【村松万里子】

◆12日、阪神・湯浅京己投手(26)が大阪市内の病院を受診し右足首の捻挫と診断された。11日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で六回に2番手としてマウンドに上がり、2死二、三塁のピンチを迎えるも5番・柳田を二ゴロに打ち取り無得点に抑えた。しかし、柳田の打球に対しマウンドから一塁方向へ走り出した時に右足首を捻り負傷した。なかなか調子の上がらない救援陣の中で、今季ここまで20登板、防御率2・79の成績を残し、直近8登板連続無失点と存在感を示していただけに、痛い離脱となった。

◆ソフトバンクに3連敗を喫した阪神は、京セラドームでのオリックス3連戦が幕を開ける。先発は村上頌樹投手(27)。4連勝中で、防御率は高橋に次ぐリーグ2位の1・78を誇る右腕が連敗を止められるか。打順に変更があり、高寺望夢内野手(23)が「1番・中堅」、D1位・立石正広内野手(22)=創価大=が「7番・三塁」に入った。来日初先発に臨むオリックス、ルイス・ペルドモ投手(33)を打ち崩せるか。

◆阪神・高橋遥人投手(30)が13日のオリックス戦(京セラ)で先発する。「いつも通り、自分のボールを投げられるように」今季ここまで9試合に先発し、ハーラートップタイの7勝、防御率0.90はリーグ1位と圧巻の成績を残している。交流戦も勢いは止まらず2試合に先発し2勝、防御率0.60は巨人・戸郷(0.53)に次ぐ2位につけている。「自分の勝ちは運とかがすごいある。すごい(周りに)助けられているので、試合を作れるようにしたい」と意気込んだ。

◆阪神が一回に先制を許した。先発村上頌樹投手(27)は1番・宗をニゴロに打ち取るも、2番・西川に初球の直球を右翼席に運ばれた。続く3番・紅林には3球目のスライダーを左翼5階席まで運ばれ、2者連続弾を浴びた。これで直近4試合で12被本塁打となった。

◆オリックス・紅林弘太郎内野手が五回の守備から交代。球団は「左足に違和感を訴えため、大事を取って交代となりました」と発表した。一回には西川の先制ソロに続く2者連続アーチを放っていただけに、場内に交代が告げられるとスタンドのファンがざわついた。紅林は今季57試合に出場し、打率・241、7本塁打、19打点(11日終了時点)。強肩を生かした遊撃守備でチームを支え、バットでもこの日、チームトップとなる8号ソロを放っていた。

◆阪神・大山悠輔内野手(30)が押し出しの四球を選び、1点を返した。2死から中野が中前打で出塁。森下が右前打、佐藤がフルカウントから四球を選び、2死満塁で大山が打席に立った。代わったばかりの吉田との対戦で、カウント3―1から内角に外れた5球目を冷静に見極めて押し出しの四球を選んだ。大山は11日のソフトバンク戦の七回第4打席で2死満塁で空振り三振。この日は三回の第2打席でも2死満塁で左飛に倒れていたが、前夜から合わせて自身3度目の満塁好機で仕事を果たした。

◆阪神ドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が高川学園高の4学年上の先輩、オリックス・椋木蓮投手(26)と初対戦した。1―2の八回から椋木がマウンドに上がった。2死走者なしで打席に立った立石。2球目のフォークを積極的にスイングするも、引っかけて三ゴロに打ち取られた。

◆阪神の先発・村上頌樹投手(27)が7回2失点で降板した。一回に2番・西川、3番・紅林に2者連続弾を浴びいきなり2点を失うも、その後は立て直し四回からはわずか3安打に抑えた。これで自身5試合連続、今季11試合目のクオリティースタート(先発して6回以上を投げて自責点3以内)と安定した投球を披露したが、援護に恵まれず今季6勝目とはならなかった。

◆阪神がオリックスに1-2で敗れ今季初の4連敗となった。先発・村上頌樹投手(27)は一回に2番・西川、3番・紅林に自身初となる2者連続弾を浴び、いきなり2点を追う展開となった。反撃したい阪神は、二回、三回と得点圏に走者を置くも、あと一本が出ず四回まで無得点に抑えられた。五回2死から連打と四球で満塁の好機を作ると、5番・大山悠輔内野手(31)が押し出しの四球を選び1点を返した。村上は二回以降安定感を取り戻し、7回2失点で5試合連続、今季11試合目のクオリティースタート(先発して6回以上を投げて自責点3以内)を記録したが、味方の援護に恵まれず6勝目とはならなかった。打線は村上を援護したかったが、六回以降は相手リリーフ陣の前に無安打と精彩を欠き、結果1-2でカード初戦を落とした。村上は今季4敗目(5勝)を喫した。

◆逃げ切ったオリックスが4連勝。一回の西川、紅林の連続本塁打で2点を先制し、先発ペルドモら8投手による継投で反撃を1点に抑えた。2番手の入山が今季初勝利。阪神は今季初の4連敗。村上は立て直したが、打線が低調だった。

◆阪神がオリックスとの関西ダービーに敗れ、今季初の4連敗。先発・村上頌樹投手(27)は一回に2番・西川、3番・紅林に自身初となる2者連続弾を浴びた。2点を追う五回2死満塁の好機を作ると、5番・大山悠輔内野手(31)が押し出しの四球を選び1点を返すのが精いっぱい。打線の援護がなく、村上は7回2失点で今季4敗目(5勝)を喫した。

◆現役時代は阪神、南海で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(78)が、粘り強く投げる村上頌樹投手(27)を援護できないほど低調な打線に苦言を呈した。打線が重たい。チームの雰囲気が重苦しい。大山の押し出しによる1得点のみ。つながりがない。走者をためても、好機に一本が出ない。昔から「打線はミズモノ」とは言うが、こうも得点力が落ちると、投手出身として言わせてもらえれば、「いくらミズモノといっても...」と思ってしまう。ソフトバンク3連戦で相手打線に圧倒され、それが尾を引いているような気がする。一回に村上が2者連続本塁打で先制され、打線全体が「またか」と思ってしまったのではないか。悪循環になっている。投手の立ち上がりは永遠の課題で、村上は二回以降、完全に立ち直った。7回2失点は投手の責任ではない。粘り強く投げる姿に、打線は呼応してほしい。今の阪神は、村上、高橋の投げる日は絶対に落とせないのだから。試合展開でいえば、大山に一本出ていれば、ということになる。現状の大山は、投手からみて「楽」に映る。中野、森下が出塁して、佐藤に対しても、際どいコースで勝負して結果的に四球。大山との勝負になっている。苦しい時期もあるだろうが、大山には切り替えて、奮起を望みたい。(サンケイスポーツ専属評論家)

◆阪神・森下翔太外野手(25)が2安打と気を吐いた。三回2死一塁で左翼フェンス直撃の二塁打を放つと、五回2死一塁でも右前打でチャンスを拡大した。今季19度目のマルチ安打で打率は・288と上向きだ。「勝負なので、勝敗は仕方ないことだと思う。また明日から切り替えてやっていきます」と前を向いた。

◆1―2の八回に2番手で登板した阪神・木下里都投手(25)がピシャリと3人で抑えた。1番から始まる好打順だったが、宗を二ゴロに仕留めると、続く西川を一ゴロ。最後は宜保をフォークで空振り三振に仕留めた。5月28日の日本ハム戦(甲子園)ではプロ初先発も経験。マルチな役割を任せられる25歳は「テンポだったりを意識しながら投げた。落ち着いていけたのでよかった」とうなずいた。

◆阪神・佐藤輝明内野手(27)が3出塁と存在感を示した。二回先頭で中前打を放つと、三回2死二、三塁と五回2死一、三塁ではフルカウントから冷静に四球を選び好機を広げた。チャンスでは勝負を避けられた形となった主砲。試合後は、13日に向けて切り替えていくことが大事という問いに対し「はい、もちろん」と話した。

◆中5日で先発した村上頌樹投手(27)は7回5安打2失点の粘投も実らず、今季4敗目(5勝)。5月16日の広島戦(甲子園)からの自身の連勝は「4」で止まった。「あの2本が決勝点となってしまった。また反省しながら、投げていければ」出はなをくじかれた。一回、1死から西川に投じた初球の直球を右翼席にはじき返された。続く紅林にはスライダーを左翼5階席まで運ばれる特大アーチ。プロ初の2者連続被弾だった。「動揺はなかった。すぐ切り替えてなんとか粘れればと思いながら投げていた」二回以降は、緩急と球を低めに集めて相手打者に的を絞らせず、無失点投球。今季12登板でクオリティースタート(先発して6回以上を投げて自責点3以内)は11試合となった。藤川監督も「その(2被弾)あと、きっちりとゲームを作りましたので十分だと思います。エースらしく、しっかりやってくれているなと」と信頼は揺るぎない。それどころか、前回6日の楽天戦(甲子園)から「中5日」での起用については「次を見据えて」とカード頭の金曜日を村上に任せることを示唆した。投手陣は最近4試合で12被弾。チームは今季ワーストの4連敗も、エースは「暗くなりすぎず、いつも通りやれればいい」。すでに気持ちをリーグ戦再開となる19日のDeNA戦(横浜)に切り替えている。(三木建次)

◆オリックスが接戦を勝ち切り、今季4度目の4連勝をマークした。西川龍馬外野手(31)の先制2号ソロで主導権を握り、阪神との関西対決第1戦を制した。「いい投手なので、初球から積極的にいきました。先制することができてよかったです」一回に1死から右翼5階席下へ4月7日のロッテ戦(京セラ)以来となる豪快な一発。口火を切ると、紅林も8号ソロで続き、2者連続アーチ。好投手の阪神・村上の立ち上がりを攻め、2点を奪った。このリードを来日初先発のペルドモら8投手の継投で守り切り、岸田監督は「(一回の2発が)本当に大きかった。そのあと、みんなで(中継ぎ陣が)リレーでつないでくれた」とブルペン陣をたたえた。打のヒーローである紅林が左足の違和感を訴え、負傷交代するというアクシデントもあったが、チーム状態は上向き。4位日本ハムが0.5ゲーム差でピタリと追いかけてきており、気の抜けない状況が続いているが、リーグ戦再開に向け、一つずつ白星を積み重ねていく。(西垣戸理大)

◆阪神・中野拓夢内野手(29)は五回に放った唯一の得点の足がかりとなる中前打を含む2安打で意地を見せた。いずれも2死からの安打で「簡単に3人で終わると流れがこっちに来ないので、何アウトであろうが(チャンス)メークする役割は変わらないので」と力強く話した。交流戦打率も3割を超え好調をキープしている背番号7は「いい打席が送れているの思う」と手ごたえを口にした。

◆阪神はオリックスに1-2で敗れ、今季ワーストの4連敗。交流戦は4年連続の負け越しが決まった。藤川球児監督(45)はドラフト1位・立石(創価大)を初めて7番で起用するなど打順を入れ替えたが実らず。「勝ちにいく執念を示さなければ」とナインに奮起を求めた。負の連鎖を断ち切ることはできなかった。今季ワーストの4連敗。あと1点、あと1本が遠い。決定打を欠く低調な打線に、藤川監督は改めて勝利への姿勢を説いた。「やっぱり勝ちにいく執念を示さなければいけないし。常にあるつもりですけどね。つもりではなくて、やっぱり勝ちにいくというのはすごく重要なことですから」一回の2失点がいまの阪神には重い。2番・中野から3番・森下、そして4番・佐藤で計7出塁と気を吐いたが、1点止まりで9残塁と、生かすことができなかった。「パッと明けるときを待つというか、自分たちから動かなければいけないときもあると思う」現状を打開するためには、自ら動かないといけないときもある。指揮官はドラフト1位・立石(創価大)を今季初めて7番で起用するなど打順を入れ替えた。ただ、その立石が深刻だ。交流戦はここまで全試合で先発出場も、同期間の打率・140とプロの壁にぶち当たっている。4打数無安打の結果以上に、積極性が売りだったルーキーはファーストストライクを見逃し、凡打に倒れるケースが目につく。初対戦の投手ばかりという難しい面もあるが、「そんなことは言っていられない。それでも結果を残す人は残す。いい球しっかり絞って打てたらなと思います」と言い訳にすることなく、逆襲を誓った。5番の大山も同じく交流戦打率1割台と低調。三回、五回とも4番の佐藤が歩き、2死満塁で打順が巡ってきた。五回は押し出しの四球を選んだものの、やはり打線の主となるべき選手が打てなくては、得点は遠い。試合後、大山は「すみませんでした」と言葉少なに球場を後にした。これで4年連続の交流戦負け越しが決定。首位巨人とは0.5ゲーム差も3位ヤクルトにゲーム差なしに迫られた。「思い切ってね。とにかく仕掛けていくということが重要なんじゃないかと思います」と言葉に力を込めた藤川監督。つもりではなく、勝利への執念を-。悔しさをぶつけ、指揮官の言葉をナインが体現したとき、虎は必ずまた強くなる。(原田遼太郎)

◆「なんで阪神はうち相手の時に表ローテなんや?」オリックス・某球団首脳が笑いながら〝文句〟を言ってきた。たまたま、偶然です。としか答えようがない。決めているのは藤川監督だ。「野球ファンは高橋遥人vs西武打線とか、ソフトバンク打線をみたいやろ? 今の高橋と今のソフトバンク打線なら、俺も見てみたい」vsオリックス打線だってみたいですよ!と答えておいた。ただ、昭和の時代からのパ・リーグ人は、やっぱり阪神には負けたくないらしい。現存する唯一の「関西ダービー」だ。約40年前までは、関西にプロ野球チームが4つも存在し、3チームがパに属し、毎日のように、関西同士の対決があった。今は阪神とオリックスの2球団のみ。年に一度の激突だ。両チームが日本シリーズに進出したら、秋にもう一度の可能性はあるが。交流戦がスタートした頃は、特にオリックス側が「阪神には負けられない」「負けたくない」という気持ちを前面に出していたもの。人気では圧倒的にタイガース。せめて実力で...と思っても不思議ではない。その昔のパの在阪球団も、人気球団・タイガースに異様な対抗心を燃やした。「オープン戦でも勝ちにいった」と証言する名球会プレーヤーを何人も知っている。

◆ギャ~! 交流戦に弱い弱い阪神がまた負けた~! 残り4試合で3敗を差し出すから、1勝だけいただけるとか...。実際そんな気分なのだ!一回に2発浴びたとはいえ虎の先発村上は、七回までその2失点で良く投げたと責めるどころか拍手ものやろー!!全ての責任は、貧打の猛虎打線にあるのだが、それも仕方ないっていうか、野球は打者が9人いるのに、森下と佐藤(中野の調子は上がってきたけど)しか相手投手が全く怖がってないんやから、そりゃ楽やろー!!ま、野球も人生もダメな時は何してもダメなのよ! こーいうときは発想の転換です! もし、交流戦残り全敗してもまだ貯金が『1』残ってると思ったらええやん!!ただし、その後のセ・リーグの戦いで勝っても、所詮セ・リーグだから勝てるんよね...。ファームはやっぱり1軍(パ・リーグ)には勝てんよねぇ...。むなしさを抱えていかないといけない日々はつらいなあ...。そうならないために残り4試合全勝で、せめて虎党の心にもう一度火をつけてくれー!!

◆阪神の先発・高橋遥人投手(30)に立ち上がりからアクシデントが襲った。一回1死から山中の放った強い打球が、高橋の体に当たって前に跳ね返った。一塁線付近に転がったボールをスライディングをしながら捕球し、膝をついたまま一塁に送球して安打を許さなかった。しかしベンチから安藤投手チーフコーチとトレーナーがマウンドに向かい、高橋は右手を気にするようなそぶりをみせながら一旦ベンチへ。スタンドからは今季無敗の左腕を心配するように「えー」と声が漏れた。それでもほどなくしてマウンドに戻り、数球投球練習をして試合は再開。大事には至らなかったようだった。その後連打で2死一、二塁のピンチを招くも、宗から三振を奪って無失点で走り出した。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
西武
1221 0.857
(↑0.011)
-
(↓1)
363
(+3)
29
(-)
9
(-)
10
(+1)
0.249
(↓0.006)
1.690
(↑0.11)
2
(1↓)
ソフトバンク
1330 0.813
(↓0.054)
0
(-)
273
(+2)
46
(+4)
23
(+1)
11
(-)
0.264
(↓0.003)
2.760
(↓0.09)
3
(-)
日本ハム
1230 0.800
(↑0.014)
0.5
(↓1)
353
(+3)
24
(+1)
12
(-)
7
(+1)
0.253
(↑0.005)
1.360
(↑0.09)
4
(1↑)
ロッテ
952 0.643
(↑0.028)
3
(↑1)
249
(+3)
45
(+2)
8
(+2)
5
(-)
0.224
(↓0.004)
2.600
(↑0.04)
4
(-)
巨人
952 0.643
(↓0.049)
3
(-)
259
(-)
50
(+3)
13
(-)
14
(-)
0.234
(↓0.009)
2.940
(↑0.1)
6
(-)
ORIX
871 0.533
(↑0.033)
4.5
(↑1)
257
(+2)
51
(+1)
7
(+2)
3
(-)
0.254
(↓0.004)
3.060
(↑0.14)
7
(-)
中日
6100 0.375
(↓0.025)
7
(-)
246
(+1)
49
(+3)
11
(-)
4
(-)
0.217
(↓0.002)
2.840
(↓0.03)
8
(1↑)
ヤクルト
5101 0.333
(↑0.047)
7.5
(↑1)
238
(+4)
62
(+2)
7
(-)
9
(-)
0.217
(↓0.005)
3.160
(↑0.07)
9
(1↓)
阪神
4100 0.286
(↓0.022)
8
(-)
433
(+1)
49
(+2)
9
(-)
8
(-)
0.209
(↓0.004)
3.120
(↑0.07)
10
(2↑)
楽天
4110 0.267
(↑0.053)
8.5
(↑1)
342
(+2)
65
(+1)
9
(-)
4
(-)
0.227
(↓0.004)
4.230
(↑0.25)
11
(1↓)
DeNA
4120 0.250
(↓0.017)
9
(-)
245
(+2)
75
(+3)
10
(-)
3
(-)
0.220
(↓0.002)
4.570
(↑0.1)
12
(1↓)
広島
3111 0.214
(↓0.017)
9
(-)
339
(+1)
52
(+2)
11
(-)
10
(+1)
0.201
(↑0.001)
3.110
(↑0.05)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
33272 0.550
(↓0.009)
-
(-)
81200
(-)
203
(+3)
50
(-)
46
(-)
0.229
(↓0.002)
3.050
(↑0.02)
2
(-)
阪神
32271 0.542
(↓0.01)
0.5
(-)
83222
(+1)
202
(+2)
45
(-)
38
(-)
0.248
(↓0.001)
3.160
(↑0.01)
3
(-)
ヤクルト
33281 0.541
(↑0.008)
0.5
(↓1)
81201
(+4)
212
(+2)
37
(-)
43
(-)
0.236
(↓0.002)
3.110
(↑0.02)
4
(-)
DeNA
25352 0.417
(↓0.007)
8
(-)
81212
(+2)
245
(+3)
33
(-)
28
(-)
0.240
(-)
3.530
(↑0.01)
5
(-)
広島
21353 0.375
(↓0.007)
10
(-)
84170
(+1)
192
(+2)
37
(-)
39
(+1)
0.213
(-)
2.980
(↑0.01)
6
(-)
中日
21401 0.344
(↓0.006)
12.5
(-)
81202
(+1)
230
(+3)
44
(-)
23
(-)
0.233
(↓0.001)
3.470
(-)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
39222 0.639
(↑0.006)
-
(-)
80243
(+3)
183
(-)
50
(-)
27
(+1)
0.250
(↓0.001)
2.450
(↑0.04)
2
(-)
ソフトバンク
36250 0.590
(↓0.01)
3
(↓1)
82267
(+2)
217
(+4)
64
(+1)
30
(-)
0.249
(↓0.001)
3.210
(↓0.02)
3
(-)
ORIX
34271 0.557
(↑0.007)
5
(-)
81221
(+2)
212
(+1)
36
(+2)
21
(-)
0.244
(↓0.001)
3.270
(↑0.04)
4
(-)
日本ハム
35290 0.547
(↑0.007)
5.5
(-)
79252
(+3)
225
(+1)
72
(-)
33
(+1)
0.242
(↑0.002)
3.290
(↑0.05)
5
(-)
ロッテ
30302 0.500
(↑0.008)
8.5
(-)
81200
(+3)
226
(+2)
43
(+2)
27
(-)
0.236
(↓0.001)
3.300
(↑0.03)
6
(-)
楽天
23371 0.383
(↑0.01)
15.5
(-)
82188
(+2)
231
(+1)
39
(-)
29
(-)
0.240
(↓0.001)
3.650
(↑0.05)