ソフトバンク(☆6対2★)阪神 =交流戦2回戦(2026.06.10)・みずほPayPayドーム福岡=
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阪神
0200000002710
ソフトバンク
00021030X6903
勝利投手:松本 晴(4勝2敗0S)
敗戦投手:大竹 耕太郎(2勝5敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】柳田 悠岐(8号・4回裏ソロ),近藤 健介(11号・5回裏ソロ),近藤 健介(12号・7回裏2ラン)

  DAZN
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◆投打のかみ合ったソフトバンクが4連勝。ソフトバンクは2点を追う4回裏、柳田のソロなどで同点とする。続く5回に近藤のソロで勝ち越すと、7回には近藤の2ランなどで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・松本晴が5回2失点と試合をつくり今季4勝目。敗れた阪神は、投打ともに振るわなかった。

◆阪神大竹耕太郎が敵地ソフトバンク戦に先発。みずほペイペイドームでの登板はソフトバンク時代の20年10月25日西武戦以来、6年ぶりとなる。大竹は阪神移籍後34勝17敗を残すが、屋外球場で33勝9敗に対し、屋内球場では1勝8敗。屋内球場の白星は京セラドーム大阪の23年8月23日中日戦を最後に出ておらず、現在7連敗中。屋内球場では久しく白星を挙げていないが、古巣の本拠地で勝利できるか。

◆両チームのスタメンが発表され、阪神ドラフト3位ルーキー岡城快生外野手(22)が「7番中堅」で昇格即スタメンとなった。岡城は5月20日の中日戦(甲子園)以来のスタメン。「1番三塁」で先発する立石正広内野手(22)とルーキー2人がそろった。前夜は約16年ぶりに1試合6本塁打を許すなど、2ケタ失点で大敗。昨季の日本一軍団に打ち返せるか。先発の大竹耕太郎投手(30)は、ソフトバンクから移籍後初のみずほペイペイドームで先発。3勝目をつかめるか。

◆阪神は伏見寅威捕手(36)の2点適時二塁打で先制した。「8番捕手」で出場。2回2死一、三塁でソフトバンク松本晴投手(25)の5球目直球を振り抜き、中堅手の頭上を越えた。「大竹の凱旋登板を援護したいと思っていたので、チャンスで回してもらいましたし、思い切って打ちに行きました。得点につながってよかったです」大竹耕太郎投手(30)の先発試合では2試合連続スタメンマスク。日本ハムから移籍1年目の女房役は、初回2死満塁のピンチを無失点リードし、バットで援護した。

◆阪神大竹耕太郎投手(30)が古巣本拠地での先発で、自慢の遅球を披露した。2点リードの2回2死、9番打者ソフトバンク庄子の2球目に、時速70キロのスローボールで空振りを奪った。大竹が幼少期から憧れ、プロ入り後は自主トレをともにし、師匠として慕っていたソフトバンク球団統括本部付アドバイザーの和田毅氏(45)が、MBSテレビの中継で解説し、大竹の遅球を「彼にしか投げられないボール」と評価。オリジナリティーと技術力の両立に「遊びや適当でもなく、勇気のいるボール」と称賛した。

◆阪神中野拓夢内野手(29)が今季54試合目で初失策を記録し、同点とされた。2-1の4回。2死一、三塁でソフトバンク庄子雄大内野手(23)の打球を逆シングルで捕球しようとするも弾き、ボールは中堅を転々とした。2度のゴールデン・グラブ賞を獲得している名手が痛恨の適時失策。試合は振り出しに戻った。

◆阪神前川右京外野手(23)が「6番DH」でスタメン出場。2回1死一塁の第1打席で右前打を放ち、伏見寅威捕手(36)の先制適時二塁打につなげた。今季の交流戦でDH打者が安打を放ったのは16打席目で初めてだった。

◆阪神大竹耕太郎投手(30)が5回までに2本塁打を献上した。2点リードの4回1死、ソフトバンク5番柳田に右越えソロを浴びると、その後中野の適時失策で同点に追いつかれた。さらに5回には近藤に勝ち越しソロ。ソフトバンクの一発攻勢で逆転を許した。阪神投手陣は前日9日の同戦でも6本塁打を浴びていた。2日間で計8被弾以上と投手陣が苦しんでいる。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(37)が、元同僚から豪快アーチを決めた。0-2で迎えた4回1死の第2打席だ。カウント1ボールからの2球目、大竹の真ん中チェンジアップをフルスイングした。タカ党の歓声とともに打球は右翼スタンドへ一直線。失投を逃さず、今季8号ソロで1点差に迫った。「少し詰まりましたが、しっかりと振り切ることができました」前夜は初回から5回まで毎イニング連続となる計6発のアーチ攻勢で大勝した。この日は「5番DH」で2試合ぶりにスタメン復帰した頼れるギータが豪快なひと振りを見せた。

◆ソフトバンク近藤健介外野手(32)が2試合連発の今季11号ソロを放った。2-2で迎えた5回1死。カウント2-2からの5球目、真ん中カットボールを仕留め、右翼ホームランテラス席へ運んだ。「うまく反応して捉えることができました」2点を追う4回には1死から柳田悠岐外野手(37)が今季8号ソロ。前夜は1試合6発を放っており、今カードすでに計8本塁打とタカのアーチ攻勢が止まらない。

◆阪神藤川球児監督(45)が退場処分となった。7回、熊谷の二盗失敗のリプレー検証が覆らず、審判団に抗議。その後球場アナウンスで退場処分を言い渡された。直近では7日にDeNA相川亮二監督(49)が退場処分。ソフトバンク3回戦で、判定に対する抗議が遅延行為となり退場処分を受けた例がある。阪神監督の退場は2013年の和田豊監督以来、13年ぶり。

◆阪神藤川球児監督(45)が、就任後初めて退場となった。7回の攻撃で2死一塁から、熊谷敬宥内野手(30)が二盗を試みるもタッチアウトとなり、藤川監督はリクエスト。リプレー検証後も判定は覆らず、ここでベンチを出て抗議を行った。和田ヘッドコーチ、藤本総合コーチが止めに入り、ベンチへと戻ったが、その後責任審判の福家審判員より「ただいまリプレー検証の判定後、藤川監督が異議申し立てを行いました。退場といたします。和田コーチが代理を務めます」と宣告された。ベンチに戻った後も藤川監督は怒りが収まらない様子で、ベンチの壁のホワイトボードを拳でたたいていた。藤川監督の退場により、7回途中から和田ヘッドコーチが代理で指揮を執ることも発表され、場内は騒然となった。

◆阪神先発の大竹耕太郎投手(30)が、今季最多の2本塁打を浴びるなど5回92球5安打3四球3失点で降板した。2点リードの4回1死、ソフトバンクの5番柳田に右越えソロを浴びると、その後中野の適時失策で同点に追いつかれた。さらに5回には近藤に勝ち越しソロを被弾。ソフトバンクの一発攻勢で逆転を許した。阪神投手陣は前日9日の同戦でも6本塁打を浴びていた。2日間で計8被弾と投手陣が苦しんでいる。

◆阪神藤川監督が退場処分となった。7回、熊谷の二盗失敗のリプレー検証が覆らず、審判団に抗議。その後球場アナウンスで退場処分を言い渡された。みずほペイペイドームは大ブーイング。左翼の阪神ファンがざわついた。

◆阪神藤川球児監督(45)がリプレー検証に対する抗議で退場処分となった。まさかの事態にみずほペイペイドームは騒然。左翼席の虎党からは大ブーイングが起きた。SNS上では「手を出さなかったことは褒めたい」「最近退場多すぎない?」「今年のセ・リーグ、空前の監督退場ブーム」などと声があがった。直近では7日にDeNA相川亮二監督(49)が退場処分。ソフトバンク3回戦で、判定に対する抗議が遅延行為となり退場処分を受けた例がある。

◆阪神がまた打たれた。1点ビハインドの7回1死二塁。3番手の及川雅貴投手(25)がソフトバンク近藤に、この日2発目となる右翼越え2ランを献上。3点ビハインドと戦況が苦しくなった。直前の攻撃では、熊谷が二盗失敗で阪神ベンチがリプレー検証を要求。判定アウトで覆らなかったが、藤川監督がこの判定に抗議。審判団から「ただいまリプレー検証の判定後、藤川監督が異議申し立てを行いました。退場といたします」とアナウンスされた。監督の退場処分というざわつきの中で近藤から痛い1発を浴びた。

◆阪神藤川球児監督(45)が、就任後初めて退場となった。7回の攻撃で2死一塁から、熊谷敬宥内野手(30)が二盗を試みるもタッチアウトとなり、藤川監督はリクエスト。リプレー検証後も判定は覆らず、ここでベンチを出て抗議を行った。その後責任審判の福家審判員より「ただいまリプレー検証の判定後、藤川監督が異議申し立てを行いました。退場といたします。和田コーチが代理を務めます」と宣告された。Xでは「藤川監督」がトレンド入り。「そら藤川監督怒るやろ」「激オコ」「ホワイトボード殴って退場していった」「和田豊監督爆誕」といった投稿が相次いだ。阪神監督の退場 13年8月23日中日戦の和田監督以来。和田監督は抗議時間が5分を超える遅延行為で退場となっている。和田監督以前では、岡田監督が07年6月8日オリックス戦、同年8月16日中日戦で球審を小突き退場。野村監督は99年8月7日ヤクルト戦、星野監督は02年8月23日巨人戦でそれぞれ審判員への暴言で退場。97年5月17日ヤクルト戦では吉田監督がメジャーから派遣されたデュミロ球審に抗議し退場処分を受けている。ちなみに、藤川監督は現役時代に危険球退場がなく、プロ入り後初めての退場。

◆カーン、カーン、カーン...。こよいもソフトバンク打線のアーチ攻勢が止まらなかった。まずは2点を追う4回だ。1死から柳田悠岐外野手(37)が今季8号ソロ。1ボールからの2球目、甘く入ってきたチェンジアップを右翼スタンドへ運んだ。 2-2の5回は1死から近藤健介外野手(32)が2試合連発の勝ち越しアーチ。甘く入ったカットボールを捉え、右中間ホームランテラス席へ今季11号ソロをたたき込んだ。柳田、近藤といずれも元チームメートが大竹の失投を逃さなかった。ダメ押しも近藤だった。1点リードの7回1死二塁。1ストライクからの2球目、内角低めスライダーを振り抜き、右翼スタンドへ今季12号2ラン。リードを3点に広げた。前夜は初回から5回まで毎イニング連続となる計6本塁打を放って快勝した。この日は3発で逆転勝ち。これで今カードすでに9本塁打。連日の"花火大会"で阪神との格の違いを見せつけ、チームは4連勝だ。10度目の交流戦優勝に向け、同単独首位もがっちりとキープした。

◆阪神がソフトバンクに連敗を喫し、2カードぶりの負け越しが決まった。0・5ゲーム差だった2位巨人が勝利したため、5日以来の首位陥落となった。7回には藤川球児監督(45)がリプレー検証後に抗議を行い退場処分となり、場内が騒然とする場面もあった。先制は阪神だった。2回2死一、三塁から、伏見寅威捕手(36)が2点先制の中越え適時二塁打を放った。しかし4回、先発の大竹耕太郎投手(30)がソフトバンク柳田にソロ本塁打を献上。さらに2死一、三塁で庄子の二塁へのゴロを中野拓夢内野手(29)が後逸。今季初失策で同点に追いつかれた。5回にも近藤に右中間へ勝ち越しのソロ本塁打を浴び、大竹は5回5安打3失点で降板となった。反撃に出たい阪神だったが、7回の攻撃で、2死一塁から熊谷の二盗がタッチアウトとなり、藤川監督はリプレー検証を要求。判定は覆らず、ここでベンチを出て抗議を行い、その後退場が宣告された。その直後の7回には、3番手の及川雅貴投手(25)が先頭正木に四球を与えて近藤に2ランを献上。さらに栗原に死球、柳田に左前打を浴び、1死一、三塁から広瀬に6点目の犠飛を許した。前日9日と合わせて投手陣は計9被弾。この日もソフトバンクに打ち負ける形となった。阪神監督の退場 13年8月23日中日戦の和田監督以来。和田監督は抗議時間が5分を超える遅延行為で退場となっている。和田監督以前では、岡田監督が07年6月8日オリックス戦、同年8月16日中日戦で球審を小突き退場。野村監督は99年8月7日ヤクルト戦、星野監督は02年8月23日巨人戦でそれぞれ審判員への暴言で退場。97年5月17日ヤクルト戦では吉田監督がメジャーから派遣されたデュミロ球審に抗議し退場処分を受けている。ちなみに、藤川監督は現役時代に危険球退場がなく、プロ入り後初めての退場。

◆阪神藤川球児監督(45)が、就任後初めて退場となった。7回の攻撃で2死一塁から、熊谷敬宥内野手(30)が二盗を試みるもタッチアウトとなり、藤川監督はリクエスト。リプレー検証後も判定は覆らず、ここでベンチを出て抗議を行った。和田ヘッドコーチ、藤本総合コーチが止めに入り、ベンチへと戻ったが、「ただいまリプレー検証の判定後、藤川監督が異議申し立てを行いました。退場といたします」と退場が宣告された。試合後、藤川監督は冷静にその場面を説明した。「審議してる時間が長かったですし、アンパイアの方も迷いがあったと思うし、リプレーセンターの方も難しかったのかなと思いますけど、やっぱりグラウンド上の両チームは真剣にやってますから、こういうことはチームの代表としてはね」異議はルール違反と承知の上でかと問われると「勝負ですからね。みんなが全力で真剣に戦ってるのがプロ野球の舞台ですから。そういう時も時にはあるでしょうし。冷静ではありましたけど、審判の方に侮辱であるとかそういうつもりは一切ありません」と答えた。チームはソフトバンクに連敗を喫し、首位陥落。「終わったことですから。ゲームも終わりましたしね、また前向きに明日戦うと。そこに尽きます。とにかく前向きに。常に。以上です」。最後まで冷静に前を向いていた。阪神監督の退場 13年8月23日中日戦の和田監督以来。和田監督は抗議時間が5分を超える遅延行為で退場となっている。和田監督以前では、岡田監督が07年6月8日オリックス戦、同年8月16日中日戦で球審を小突き退場。野村監督は99年8月7日ヤクルト戦、星野監督は02年8月23日巨人戦でそれぞれ審判員への暴言で退場。97年5月17日ヤクルト戦では吉田監督がメジャーから派遣されたデュミロ球審に抗議し退場処分を受けている。ちなみに、藤川監督は現役時代に危険球退場がなく、プロ入り後初めての退場。

◆阪神藤川球児監督(45)が、就任後初めて退場となった。7回の攻撃で1死一塁から、熊谷敬宥内野手(30)が二盗を試みるもタッチアウトとなり、藤川監督はリクエスト。リプレー検証後も判定は覆らず、ここでベンチを出て抗議を行った。責任審判の福家英登三塁塁審(46)は「皆さんご存知の通り、本年よりリプレーセンターができて、リプレーセンターで一括ジャッジしてます。それを我々がグラウンドでジャッジして、それを伝えるんですけど、異議申し立ては一切できません。アグリーメントにも書いている通りできません。監督のコメントについて監督に聞いてください」と説明した。

◆阪神がソフトバンクに連敗を喫し、2カードぶりの負け越しが決まった。0・5ゲーム差だった2位巨人が勝利したため、5日以来の首位陥落となった。7回には藤川球児監督(45)がリプレー検証後に抗議を行い退場処分となり、場内が騒然とする場面もあった。阪神監督の退場 13年8月23日中日戦の和田監督以来。和田監督は抗議時間が5分を超える遅延行為で退場となっている。和田監督以前では、岡田監督が07年6月8日オリックス戦、同年8月16日中日戦で球審を小突き退場。野村監督は99年8月7日ヤクルト戦、星野監督は02年8月23日巨人戦でそれぞれ審判員への暴言で退場。97年5月17日ヤクルト戦では吉田監督がメジャーから派遣されたデュミロ球審に抗議し退場処分を受けている。ちなみに、藤川監督は現役時代に危険球退場がなく、プロ入り後初めての退場。

◆ソフトバンク松本晴投手(25)は今季4勝目にも、笑顔はなかった。「早い回に点を与えてしまった...。長いイニングを投げることができなかった。チームに申し訳ないです」。阪神戦に先発。5回を投げ4安打2失点にまとめ、7奪三振をマーク。自身2戦ぶりの勝ち星を手にするも、梅雨の晴れ間となる快投劇とはならず、満足感はなかった。先手を取られた。0-0の2回だ。1死から四球を与えるなど2死一、三塁のピンチを招き、8番伏見に先制の2点適時二塁打を献上。カウント3-1からの5球目、甘く入った真ん中直球を痛打された。ただ、制球を乱しながらも、要所で踏ん張った。3回は1死一、三塁から4番佐藤を遊飛。最後は大山を空振り三振に斬った。5回は先頭に中前打での出塁を許すも、続く立石、中野を連続三振。3番森下は右飛に打ち取った。打率、本塁打、打点で打撃3冠の佐藤には2打席をいずれも凡退。主軸打者をきっちり抑え、先発として最低限の仕事は全うした。それでも、小久保監督は「よく2点で収まったなというのが正直なところです。ゲームが壊れてもおかしくないところでした」と振り返った。

◆阪神藤川球児監督(45)が、就任後初めて退場となった。7回の攻撃。1死一塁から、熊谷敬宥内野手(30)が二盗を試みるもタッチアウト。リプレー検証も判定は覆らず、藤川監督がベンチを出て抗議を行った。盗塁失敗となった熊谷は「どうかなというギリギリの感じだったので。それだけです」と冷静に振り返った。長い検証時間にも「そこはもう審判の判断なので」。チームはソフトバンクに2連敗を喫し「盗塁アウトで流れがいってしまったところはしっかり反省して、また切り替えて、明日頑張りたい」と次戦を見据えた。

◆阪神ドラフト1位の立石正広内野手(22)が4試合連続安打をマークした。2-0の3回先頭。ソフトバンク松本晴投手(25)の2球目直球を左翼線へ二塁打を放った。「カウント取りたい場面で、ファウルにならずに1球で仕留められたのでよかった」5日楽天戦(甲子園)から4試合連続安打と状態は上向き。「調子というより着実にやりたい再現ができる打席がちょっとずつですけど増えてる気がします。打席の内容がないことが減っているのでそういうところがいいかなと思います」とうなずいた。

◆阪神中野拓夢内野手(29)の今季初失策で同点とされた。2-1の4回。2死一、三塁でソフトバンク庄子の打球を逆シングルで捕球しようとするも弾き、ボールは中堅を転々とした。2度のゴールデン・グラブ賞を獲得している名手が痛恨の適時失策。「エラーはエラーなので切り替えていきます。チームとしても個人としても切り替えながら、まず明日(11日)勝てるように」と次戦を見据えた。

◆虎退治はまたしても1発攻勢だった。ソフトバンクが3番近藤健介外野手(32)の2打席連続アーチを含む3本塁打などで阪神に連勝。交流戦5カード連続の勝ち越しを決め10度目Vに大きく前進した。2点のビハインドも関係なかった。4回1死走者なし。まずは2試合ぶりにDHで復帰した5番柳田悠岐外野手(37)の1発が反撃の号砲だ。阪神大竹のカウント1-0からの2球目。ツーシームを豪快に右中間スタンドに運び去った。8試合ぶりとなる8号ソロ。「少し詰まったが、しっかりと振り切ることができた」。チーム最年長男の豪快弾に打線も乗る。敵失策もあって試合を引き戻すと、続く5回には近藤が右中間テラス席へ2戦連発となる勝ち越しの11号ソロ。さらに7回1死二塁から3番手及川から右翼ポール際へ2打席連続となるダメ押しの12号2ランをたたき込んだ。「佑京(周東)が犠打でしっかり送ってくれたし、ここで1点というのは伝わってきた。ヒットをイメージしていたが、最高の結果になった」。近藤は笑顔で快音を振り返った。初戦は5イニング連続の6本塁打を浴びせ、この日は柳田、近藤のYK砲3発などで逆転勝ち。試合前こそ「ホームランはそんなに簡単には出ないよ」と苦笑いしていた王会長も開口一番、「華々しかったね」と破顔一笑。がっちり交流戦首位をキープし、阪神をセ・リーグ首位の座から引きずり下ろした。

◆阪神投手陣がまたもソフトバンク打線の一発攻勢に沈んだ。前夜は6被弾。一夜明け、この日は計3被弾と打ち込まれた。2日で9本塁打献上では勝てない。2点リードを逆転され、カード負け越し。交流戦優勝の可能性も消滅した。先発の大竹耕太郎投手(30)は5回5安打3失点(自責点2)で自身5連敗。味方失策も絡んだが、手痛い1発も許してしまった。2-0の4回1死で柳田にソロ、同点の5回1死では近藤に勝ち越しソロを浴びた。「全体としてはいい攻め方ができたところも」と収穫もあったが「自分が投げている試合でチームが負けている試合が続いている。何のために投げているか。やっぱり勝つために投げている」と唇をかんだ。22年までソフトバンク所属の大竹にとって、みずほペイペイドームはかつての本拠地。「投げやすかった」と当地5年ぶりの登板を振り返った。屋内球場は8連敗となったが「(苦手と書かれるが)そんなことないよっていう。投げている感覚としてもよかったですし、収穫もあった。長打で点を取られるところは反省ですけど、いいところもたくさん」と前を向いた。7回に藤川監督がリプレー検証の抗議で退場処分を言い渡された異例の試合。大竹は「監督もおっしゃっていましたけど、前向きにやっていくしかない」と言葉を振り絞った。【只松憲】

◆女房役の阪神伏見寅威捕手(36)が先制打を放つも、3本塁打を喫した自身のリードを反省した。2回2死一、三塁でソフトバンク松本晴の5球目直球を振り抜き、2点先制の中越え適時二塁打をマーク。一方、今カードは2戦9本塁打を浴び、この日は先発大竹耕太郎投手(30)が逆転ソロ含む2本、3番手の及川雅貴投手(25)の1本を被弾。「甘い球を仕留められた。相手が上手ですけど、それで終わらせられない。『明日は絶対取るぞ』とバッテリーでもっと攻め行く姿勢でいきたい」。静かに逆襲を誓った。

◆阪神藤川球児監督(45)が、就任後初めて退場となった。チームはソフトバンクに連敗し「日本生命セ・パ交流戦」優勝の可能性がなくなった。ペナントレースでも巨人に抜かれて5日以来のセ首位陥落となった。球場が騒然としたのは7回表だった。2死一塁から、熊谷が二盗を試みるもタッチアウトとなり、藤川監督はリクエスト。リプレー検証後も判定は覆らず、ここでベンチを出ると、怒りの表情で抗議を行った。和田ヘッドコーチ、藤本総合コーチが止めに入り、ベンチへと戻ったが、その後「ただいまリプレー検証の判定後、藤川監督が異議申し立てを行いました。退場といたします。和田コーチが代理を務めます」と宣告された。ベンチに戻った後も藤川監督は怒りが収まらない様子で、壁のホワイトボードを拳で思わずたたいた。それでも試合後は、努めて冷静に振り返った。「勝負ですからね。みんなが全力で真剣に戦っているのがプロ野球の舞台ですから。それはそういう時も時にはあるでしょうし。冷静ではありましたけど、審判の方に侮辱であるとかそういうつもりは一切ありません」ルールを分かっていながらも抗議に出たのは、チームの代表として1つの勝利、1プレーにこだわるからこそ。その熱さを次こそ白星につなげる。【磯綾乃】▽責任審判の福家英登三塁塁審(藤川監督の退場処分について)「本年よりリプレーセンターができて、リプレーセンターで一括でジャッジをしています。それを我々がグラウンドにジャッジをして伝えるんですけれども、異議申し立ては一切できません。アグリメントにも書いてる通り。申し立てはできませんっていう警告を2回発している。それ以上何もできない」▽熊谷(7回リプレー検証の末、盗塁失敗)「審判員の人たちの判断なので。盗塁アウトで流れがいってしまったところはしっかり反省して切り替えたい」▽津田(4点ビハインドの8回2死から登板し、1回1/3を無失点)「いつでも行く準備はしているので、その中で抑えられたのはよかったです」▽佐藤(藤川監督の退場を問われ)「監督も前に言っていましたけど、最後まで前を向いてプレーをすることが大事だと思う」

◆阪神藤川球児監督(45)が、就任後初めて退場となった。チームはソフトバンクに連敗し「日本生命セ・パ交流戦」優勝の可能性がなくなった。ペナントレースでも巨人に抜かれて5日以来のセ首位陥落となった。阪神藤川監督一問一答-熊谷の検証の場面はセーフに見えて納得できず「まあ、なんて言うかな。審議している時間が長かったですし、アンパイアの方も迷いがあったと思うし、リプレーセンターの方も難しかったのかなと思いますけど、やっぱりグラウンド上の両チームは真剣にやっていますから、こういうことはチームの代表としてはね」-確認を「まあ終わったことですから。ゲームも終わりましたしね、また前向きに明日戦うと。そこに尽きます」-試合はホームランによる失点が続いている「とにかく前向きに。常に。以上です」

◆11日のソフトバンク戦で先発する伊藤将司投手(30)は10日、試合前練習でキャッチボールなどで調整した。左大腿(だいたい)部の筋損傷の影響で、3月29日の巨人戦(東京ドーム)を最後にマウンドから遠ざかったが、5月22日にオリックスとの2軍戦(SGL)で実戦復帰。ファーム・リーグ3試合に登板して、計9イニングを1失点と好投していた。約2カ月半ぶりの1軍マウンドに「しっかりチームに貢献できたらいいなと思います」と気持ちを新たに。けがへの不安は「ないです」と言い切った左腕は「しっかり全力で投げるだけだと思います」と力を込めた。

◆前日9日に16年ぶりに1試合6被弾で大敗を喫した阪神は、大竹耕太郎投手(30)が2022年まで所属していた古巣相手に先発する。現在4登板連続で敗戦投手となっていながら防御率は2・29。阪神移籍後初となるかつての本拠地での凱旋登板で3勝目を狙う。この日1軍登録されたD3位・岡城快生外野手(22)=筑波大=が「7番・中堅」で早速スタメン入り。前川右京外野手(23)が2試合連続で指名打者を務める。

◆古巣との対戦となった阪神・大竹耕太郎投手(30)が一回のピンチを切り抜けた。先頭の正木は3球三振に仕留めるも周東に中前打、栗原、柳田に連続四球を与えて2死満塁を背負った。それでも、6番・広瀬隆を初球チェンジアップで引っかけさせて三ゴロに打ち取った。大竹は2022年オフにソフトバンクから阪神に現役ドラフトで加入。移籍後初となるかつての本拠地凱旋登板で、一回を何とかゼロで発進した。

◆阪神がベテランの一打で幸先よく2点を先制し、先発の大竹に貴重な援護点をプレゼントした。0-0の二回1死。先発・松本晴から大山が四球で出塁すると、続く前川右京外野手(23)がチェンジアップに泳ぎながらも上手くバットに乗せて右前へ。7番の岡城は3球三振に倒れたが、2死一、三塁から伏見寅威捕手(36)がカウント3-1からの直球をはじき返した。打球は中堅方向へ伸び、周東の頭を越える2点二塁打。二塁に到達した伏見は感情を爆発させた。阪神・伏見「打ったのはストレート。大竹の凱旋登板を援護したいと思っていたので、チャンスで回してもらいましたし、思い切って打ちに行きました。得点につながってよかったです」

◆「6番・DH」で2戦連続出場となった阪神の前川右京外野手(23)が第1打席で右前打を放った。二回1死から大山が四球で出塁すると、カウント2-2から低めの変化球に体勢を崩されながらも対応。右前に弾ませ、1死一、三塁とチャンスを拡大した。前川の安打は5月9日のDeNA戦(甲子園)以来。6月6日の昇格後初安打となった。さらに阪神は今季交流戦4試合で12球団で唯一DH起用の選手に安打が出ていなかったが、5試合目にして安打が生まれた。この後伏見の2点二塁打で先制に成功した。

◆先発した大竹耕太郎投手(30)がソロ本塁打と味方失策で同点に追い付かれた。2-0で迎えた四回に1死から5番・柳田に1ボールからのチェンジアップを完璧に捉えられた。打球は勢いよくホークスファンが集う右翼席へ。大竹はネビンにソロ本塁打を浴びた6月3日の西武戦(甲子園)から2戦連続被弾となった。その後、連打で2死一、三塁と一打同点の場面を迎え、9番・庄子に鋭い打球をはじき返された。二塁手・中野は捕球を試みたが、バウンドが合わずに後逸。今季初失策が記録され、その間に同点の走者が生還した。

◆ソフトバンク・柳田悠岐外野手(37)が「5番・DH」で出場。0-2の四回、1ボールから阪神・大竹のツーシームを捉え、右翼スタンドへ豪快な8号ソロを放った。「少し詰まりましたが、しっかりと振り切ることができました。ホームランといいきっかけとなって良かったです」主砲が火をつけると、2死後には連打と阪神の守備のミスも出て、一気に同点に追い付いた。

◆阪神・大竹耕太郎投手(30)が五回に勝ち越しを許した。2―2の五回。1死走者なしで迎えた3番・近藤に甘く入ったカットボールを完璧に捉えられた。打球は右中間に向かってぐんぐん伸びてホームランテラスに着弾。勝ち越しを許した。阪神は9日に6被弾で10失点。この日もすでに2本のアーチを架けられ、強力鷹打線の勢いを止められていない。

◆ソフトバンク・近藤健介外野手(32)が「3番・左翼」で出場。2-2の五回1死から、阪神・大竹のカットボールを捉え、右中間のホームランテラスへ2戦連発の11号ソロを放った。「うまく反応して捉えることができました。勝ち越しとなるホームランになって良かったです。このまま勝ちにもっていけるようにこの後も得点に絡んでいきたいと思います」9日の1戦目に3試合ぶりにスタメン復帰したスラッガーが、虎に連夜、牙をむいた。

◆6年ぶりに古巣・福岡でのマウンドに上がった阪神の大竹耕太郎投手(30)は5回3失点(自責2)で降板となった。一回の2死満塁は無失点でしのいだが、2点リードの四回に柳田のソロ本塁打と味方の適時失策で同点に追い付かれる。続く五回には近藤に2戦連発となるソロ本塁打を許し、この回で降板となった。5回まで98球を要し、被安打5ながら2本塁打を許した。5月2日の巨人戦(甲子園)以来5登板ぶりとなる白星は、またもお預けとなった。六回のマウンドには畠が上がった。阪神・大竹「昨日の展開もあったので、とにかく丁寧に投げることを心掛けましたが、結局は長打で流れを作られるかたちになってしまいました。このあとのチームの逆転を信じて応援するだけです」

◆阪神・藤川球児監督(45)が自身初の退場処分を受けた。2―3の七回だ。1死一塁、立石の打席で熊谷が二盗を仕掛けるも判定はアウト。これに対し藤川監督はリプレー検証を求めた。長い時間の審議後、判定は変わらずアウト。これに対して藤川監督は和田ヘッドコーチらとともにベンチ前に飛び出し、責任審判の福家に対し、激しく抗議をした。同審判は「リプレー検証判定後、藤川監督が異議申し立てをしました。退場処分といたします」とアナウンス。納得のいかない藤川監督は三塁ベンチに入ると、メンバーが書かれたホワイトボードを右手で殴り、ベンチ裏に向かっていった。藤川監督が指揮を執る201試合目のゲーム。異例の事態に左翼席に陣取る虎党からは激しい怒号が飛び交った。和田ヘッドコーチが代わって指揮を執る。

◆阪神・藤川球児監督(45)が、現役時代を含めて初めて退場処分となった。七回に熊谷が試みた二盗がアウト判定になり、リプレー検証を求めたが、判定は覆らず。再びベンチを飛び出して異議を唱えたため、退場処分を告げられた。阪神監督の退場は、2013年8月23日の中日戦(ナゴヤドーム)の和田豊監督以来で13年ぶり。このときはマートンが放った飛球の判定を巡り、5分以上の抗議を行った遅延行為のためだった。

◆リプレー検証の判定に異議を申し立て、藤川監督が退場処分となった直後の七回。3番手でマウンドに上がった及川雅貴投手(25)が痛恨の一発を浴びた。先頭の正木に四球で出塁を許すと、周東に犠打を決められ1死二塁。ピンチを迎え、第3打席で大竹から本塁打を放っていた近藤に、1ストライクからの内角スライダーを右翼席に運ばれた。さらに栗原には死球を与え、柳田の左前打で1死一、三塁。広瀬隆に右犠飛を許して3点目を失った。及川は続く川瀬に対して四球を与えて降板。代わってマウンドに上がった津田淳哉投手(24)が海野を空振り三振に斬った。指揮官を欠いた阪神ベンチは、残り2イニングで4点を追いかける展開となった。

◆七回表に阪神・藤川監督が退場となり、騒然となっていたスタジアム...。直後の裏の攻撃で、ソフトバンク・近藤健介外野手(32)がまたもや快音を響かせた。1死二塁で、横浜高の後輩・及川から右翼へ2打席連発の12号2ランだ。「とにかく追加点をと集中し、しっかり自分のバッティングができました。大きい追加点となるホームランで流れを一気にもってくることができたと思います」5-2と突き放し、鷹党は大歓声、そして虎党はがっくり...。この回、さらに1点を追加した。

◆阪神は2連敗で2位に転落した。福岡では昨季の日本シリーズ第2戦から4連敗となった。二回に伏見寅威捕手(36)の2点二塁打で先制するも、先発の大竹耕太郎投手(30)が四回に柳田にソロを浴び、さらに中野拓夢内野手(29)の今季初失策となる適時失策で同点に。五回には近藤に2戦連続の本塁打を浴びて勝ち越しを許した。1点を追う七回には、1死一塁から熊谷が試みた二盗がアウトと判定される。藤川球児監督(45)がリプレー検証を求めたが、判定は覆らず。再びベンチを飛び出して異議を唱えたため、現役時代を含めても初となる退場処分が告げられ、ホワイトボードを殴って怒りをあらわにしてベンチ裏に下がった。その後も七回には及川雅貴投手(25)が近藤にこの日2本目となる2ランを浴びるなど3失点で流れを食い止められず、2試合で9被弾16失点で大敗。0・5ゲーム差で2位につけていた巨人が勝利し、首位陥落となった。

◆ソフトバンクが4連勝。0―2の四回に柳田のソロ本塁打、失策で同点。近藤が五回に勝ち越しソロ、七回に2打席連発となる2ランを放って突き放した。松本晴は5回2失点で4勝目。阪神は三回以降は無得点で、2位に転落した。

◆阪神はソフトバンクに2―6で逆転負け。連敗でセ・リーグ首位から陥落し、交流戦での優勝の可能性も消滅した。七回には二盗のアウト判定を巡り、リプレー検証で判定が変わらなかったことに異議を唱えた藤川球児監督(45)が退場処分を受けた。

◆阪神・藤川球児監督が現役時代を含めて初めての退場処分を受けた。リクエストによるリプレー検証でも覆らなかったことに対して抗議したため。阪神の監督の退場は、2013年の和田豊監督以来。2リーグ制(1950年)後では、54年の松木謙治郎、62、67年の藤本定義、71年の村山実、81年の中西太、94年の中村勝広、97年の吉田義男、99年の野村克也、2002年の星野仙一、07年の岡田彰布(2度)、13年の和田に次いで11人目。

◆責任審判を務めた福家英登審判員が、阪神・藤川監督の退場処分について説明した。

◆藤川監督がリクエストを求めた場面で、阪神・熊谷敬宥内野手(30)は二盗をアウトと判定されると即座にベンチへジェスチャーを送った。「どうかなというギリギリの感じだったので」。結果的に判定は覆らず「そこはもう審判員の人たちの判断なので」と受け止めたが「アウトで流れがいってしまった。しっかり反省して、切り替えて明日頑張りたい」と言葉を続けた。5試合連続で遊撃で先発し、2安打を放って4戦連続安打を記録。攻守で存在感を示している。

◆先発した阪神・大竹耕太郎投手(30)は、5回を投げて2被弾を含む5安打で3失点(自責2)だった。2023年に移籍後、かつての本拠地、みずほペイペイドームでの初登板を白星で飾れず、今季5敗目(2勝)。2-0の四回、柳田に被弾。その後中野の適時失策で追い付かれ、五回に近藤に勝ち越し弾を浴びた。それでも左腕は「投げやすかった。長打で点を取られるところは反省ですけど、いいところもたくさん(あった)」と前向きだった。

◆阪神・中野拓夢内野手(29)は今季58試合目にして初の失策が、適時失策となってしまった。2―1に詰め寄られた四回2死一、三塁で、庄子が放った不規則な打球を止められずに後逸。同点を許し、ここから劣勢を強いられた。連敗で交流戦の優勝が消滅したが「エラーはエラーなので切り替えていきます。そんなに苦しい、苦しいと思うことはないと思う。勝ち負けがつく世界なのでしようがない。まずあした一つ勝てるように頑張りたい」と前を向いた。

◆阪神は3番・森下、4番・佐藤、5番・大山の3人で10打数1安打に終わった。一方のソフトバンクはクリーンアップが計3本塁打。西武、阪神で通算1560安打を放ち、楽天初代監督を務めたサンケイスポーツ専属評論家の田尾安志氏(72)は前日に続き「クリーンアップの差が出た」と分析した。ソフトバンクとのこの2日間の対戦を見ていて、クリーンアップの差がそのまま結果として出たという印象だ。前日は栗原が2本ともファーストスイングでホームランにした。そして、この日の柳田のホームランもファーストスイングだった。近藤の2本も追い込まれる前に仕留めたものだ。打ち損じが少なく、一球で決めるんだという意識が感じられる。一方、阪神のクリーンアップは早いカウントから振りにいっているが、仕留められていない。特に、佐藤と大山の状態が心配だ。佐藤はグリップが体から離れたスイングになっている。ヘッドが遠回りしているので、なかなかボールを捉えることが難しくなる。外角のボールを引っ張りにいっていて内容がよくない。大山も同じ。外角のボールを巻き込む気持ちが強過ぎる。2人に共通して言えることだが、調子が落ち気味のときは、もっとセンターから逆方向を意識してスイングすることが大事になってくる。その意識を持つことでボールを引き付けられる。結果、ボディースイングになり、さまざまな球種にタイミングが合い、ミートできる確率が高くなるわけだ。この日の阪神は細かいミスが目立った。四回の守備では川瀬の打球に対して、チャージした右翼の佐藤が追い付けずに二塁打。素早く判断してスタートを切れば捕れた打球だろう。その後の中野のエラーも痛かった。そして、七回は広瀬隆の右翼への犠飛で、一走の柳田に二塁に進塁された。結果的に失点にはつながらなかったが、ああいうミスはなくしていかないといけないし、隙を見せてはいけない。最後に投手陣についても言わせてもらいたい。1点ビハインドの七回に及川を登板させたが、まだ1点差なら勝ちパターンの投手をつぎ込むことも必要。たとえば、岩崎を投げさせて勝負をかけてもよかったのではないか。劣勢でも1点差なら試合はどうなるかわからない。なんとか耐えて、追い付こうする姿勢を見せてもらいたかった。

◆重い空気をなんとか晴らそうと、バットに力を込めた。阪神・佐藤輝明内野手(27)が久しぶりにともした「H」ランプ。プロ6年目、グラウンド内外でチームを引っ張る存在となった主砲が、異例の事態の直後に、希望の一打を放った。「(藤川)監督も前に言っていましたけど、最後まで前を向いてプレーをすることが大事だと思う」指揮官が試合途中にベンチを去るという異例の事態を受け、そう言葉を残した。試合前時点で、今季初の2試合連続無安打だった佐藤。この日も先発左腕・松本晴に苦しむなど、第3打席まで空振り三振、遊飛、二ゴロと封じ込まれていた。四回の守備でも、川瀬の右前への打球を捕球できず(記録は安打)、首をかしげるシーンもあった。フラストレーションはたまっていたはずだが、2―6の八回だ。1死一塁で打席に向かうと、カウント1―1から4番手右腕・松本裕のフォークボールを中前に鋭くはじき返した。これが5日の楽天戦(甲子園)の第3打席以来、3試合、13打席ぶりに響かせた快音だった。七回の攻撃中に藤川監督が抗議による退場処分を受け、重苦しいムードが立ち込めていた中で、諦めない姿勢を背中で示した。佐藤はこの日、5月度の「大樹生命月間MVP賞」を受賞。3、4月度に続く2カ月連続の受賞で球団野手では初の偉業だった。対して、6月はここまで6試合で打率・190(21打数4安打)、1本塁打、4打点と今年のサトテルらしくはない。その中で飛び出したこの一本は、次へとつながるはず。どんなときも下を向かず、セ界王者の、そしてセ界最強打者の意地を示す。(秋葉元)

◆5試合連続で「1番・三塁」で出場した阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22)==創価大は、4試合連続安打と役割を果たした。三回先頭で先発・松本晴から左翼線へ二塁打。ファーストストライクを捉え「1球で仕留められたので良かった」とうなずいた。七回の第4打席では二盗の判定を巡り、藤川監督に退場処分が下されるなど約6分の間が空き「やっぱり多少難しいところはあった」。その後、鋭い打球の三直に倒れたが「振れていたのは良かった」と振り返った。

◆阪神・伏見寅威捕手(36)が二回2死一、三塁で先制となる中越えの2点二塁打を放つも、まさかの逆転負けに笑顔はなかった。「大竹の凱旋登板を援護したいと思っていた。ちょっと悔しいです」。大竹は2-0の四回、柳田に被弾。五回には近藤に勝ち越し弾を許すと、七回に登板した及川も近藤に2打席連続となる2ラン。前日9日の6被弾と合わせて2試合で計9発に「甘い球を仕留められている。バッテリーとして、もっと攻めていく姿勢でいきたい」と責任を感じていた。

◆この日昇格した阪神・津田淳哉投手(24)が1回?を無得点に抑えた。2―6となった七回2死一、二塁で登板。海野を三振に仕留めてピンチを脱出すると、八回の2死一、三塁ではパ・リーグ本塁打&打点でトップを走る栗原からも三振を奪った。5月1日以来2度目の1軍マウンドに「任されたイニングをゼロで、というのは常に考えている。いつでもいく準備はしているので、その中で抑えられたのはよかったです」とうなずいた。

◆怒りの鉄拳!! 阪神は2-6でソフトバンクに逆転負け。2―3の七回の攻撃で一塁走者が試みた盗塁がアウトの判定となり、リクエストによるリプレー検証でも覆らなかったことに対して抗議した藤川球児監督(45)が退場となった。昨年の日本シリーズでも敗れたタカに力負けで連敗し、球団初の交流戦優勝の可能性も消滅。巨人にリーグ首位も奪われる〝トリプルパンチ〟だ。分かっている-。何を言っても覆らないことくらい分かっている。それでも一言、言わずにはいられなかった。王者ソフトバンクにやり返すどころか、たたきのめされて連敗。交流戦優勝は夢と散り、さらに首位陥落。初退場となった藤川監督はベンチ内の壁にかけられたホワイトボードを殴り、その場を去った。「リプレーセンターの方も難しかったのかなと思いますけど、やっぱりグラウンド上の両チームは真剣にやっていますから。こういうことはチームの代表としてはね」試合後は冷静な口調で振り返った。2―3の七回だった。1死一塁で熊谷が二盗を仕掛けたが、判定はアウト。熊谷も自信ありの素振りでベンチにアピールし、藤川監督はリプレー検証を要求。タッチをかいくぐったか、際どい映像が場内にも流れたが、長い審議時間の末に判定はアウト。これに思わずベンチを飛び出した藤川監督は責任審判の福家審判員に対し、異議を唱えた。同審判はすぐさま「リプレー検証判定後、藤川監督が異議申し立てをしました。退場処分といたします」とアナウンス。2015年8月の四国IL高知時代に危険球で退場したことがあったが、NPBでは選手時代も通じて初の退場処分となった。虎将の退場は13年8月23日の中日戦(ナゴヤドーム)の和田監督(現・ヘッドコーチ)以来、13年ぶりだ。「勝負ですからね。みんなが全力で真剣に戦っているのがプロ野球の舞台ですから。それはそういうときも、時にはあるでしょう。冷静ではありました。審判の方に侮辱であるとかそういうつもりは一切ない」リスペクトを持った上で、それでも納得できなかったと、思いを明かした。指揮官を失った虎は和田ヘッドコーチがタクトを振ったが、試合の流れは変わらない。直後の七回から登板した及川が1死二塁で近藤に2打席連続の2ランを浴びるなど、3失点で1回持たず降板。終わってみればこの日も3被弾6失点で、昨年の日本シリーズからタカに6連敗だ。2試合計、9被弾16失点。見事なまでに力の差を見せつけられ、この敗戦で交流戦V逸が決定した。さらに2位巨人が勝利したためリーグ首位からも陥落。タカには6年連続負け越しとなったが、11日もソフトバンクにいいようにやられてしまえば、その後に響きかねない。「まあ終わったことですから。ゲームも終わりましたしね、また前向きに明日戦うと。そこに尽きます」たった一つのアウト。それでも大きなアウトで、虎将には黙っていられないアウトだった。これまでにないほど熱くなった指揮官の姿を、選手らは目に焼き付けたはずだ。(渡辺洋次)

◆1点を追う七回1死一塁から阪神・熊谷が仕掛けた盗塁は、俺の目にはセーフに見えたのに...。藤川監督のリクエストは受け入れられず非情のアウト!! さらに、それに納得できない藤川監督の抗議からの退場!!先発の大竹は前日、虎党が6発のホームラン攻撃に沈められたのに本日も2アーチでKO!! 打っては三回以降、クリーンアップもほとんど振るわず、見せ場なし...。全て、全部、何から何まで阪神がソフトバンクに勝てるはずあるかいな~!!と言いつつ、アハハハ...。日本一に向けて、なんちゅうシアワセなんやー!! 昨年の日本シリーズでソフトバンクにやられた&この2戦の惨め過ぎる敗戦。日本一になるための課題という『贈り物』をいただいたんや!!と思ったら、これほど最高のシアワセあるかー! そのシアワセを日本一で花咲かせたれー!!でもさ~、2―2の五回無死一塁で立石はバントじゃねーの? 星野仙一さんの言葉を思い出すよ。『信頼はするけど信用はしない!!』。藤川監督、日本一のために腹をくくった采配をしよーぜ!!

◆阪神が交流戦終盤を迎えている中で、いよいよ4年に一度のサッカーの祭典が始まる。11日(日本時間12日)に開幕するW杯北中米3カ国大会。史上最多の48カ国が参加し、約1カ月にわたって熱戦が繰り広げられる。優勝を狙っている日本代表には頑張ってもらいたい。エース三笘薫がけがでメンバーに選ばれなかったのは残念だけれど、〝史上最強〟のチームだ。前回4年前のカタール大会ではドイツとスペインを破り、世界を驚かせた。そして、昨年10月にはブラジルから歴史的初勝利。国際親善試合といえども、あのカナリア軍団に勝つ日が来るなんて、一昔前は想像できなかった。今の日本代表はかなり強いと思っている。素人の勝手な分析だけれど、それは間違っていないだろう。今大会でサンスポの特別評論家を務める元日本代表FW柿谷曜一朗さんも、10日付の紙面でおっしゃっていた。「選手の半数はカタール大会が続けて出場する。成熟度でいえば一番じゃないか、というくらい洗練されている」と。やっぱり期待しかない。柿谷さんといえば、今回の評論のタイトルが「ジーニアスEYE」とつけられているように、現役時代は天才的なプレーで見る人を魅了してきた。特に、トラップの精度が非常に高く、どんなに難しいパスがきても、足に吸盤がついているのではないかと思うくらい、ピタッと足元にボールを収めていた。2014年W杯ブラジル大会にも出場した元ストライカーの評論にもぜひご期待ください。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1220 0.857
(↑0.011)
-
(-)
468
(+6)
40
(+2)
21
(+3)
10
(-)
0.268
(↑0.001
2.720
(↑0.06)
2
(-)
西武
1021 0.833
(↑0.015)
1
(-)
556
(+5)
28
(+4)
9
(-)
9
(+2)
0.249
(↑0.004)
1.860
(↓0.15)
3
(-)
日本ハム
1030 0.769
(↑0.019)
1.5
(-)
547
(+4)
23
(+2)
12
(+2)
6
(-)
0.248
(↑0.002)
1.560
(↓0.03)
4
(-)
巨人
932 0.750
(↑0.023)
2
(-)
457
(+7)
39
(-)
13
(+1)
14
(+3)
0.249
(↓0.001)
2.680
(↑0.2)
5
(-)
ロッテ
752 0.583
(↓0.053)
4
(↓1)
443
(+4)
41
(+11)
6
(+1)
5
(-)
0.222
(↑0.007)
2.700
(↓0.62)
6
(-)
ORIX
671 0.462
(↑0.045)
5.5
(-)
451
(+8)
48
(+4)
5
(-)
3
(-)
0.258
(↑0.009)
3.370
(↓0.05)
7
(-)
中日
680 0.429
(↑0.044)
6
(-)
443
(+11)
43
(+4)
9
(+2)
3
(-)
0.217
(↑0.01)
2.810
(↓0.09)
8
(-)
阪神
480 0.333
(↓0.031)
7
(↓1)
630
(+2)
44
(+6)
8
(-)
8
(-)
0.208
(↑0.001
3.170
(↓0.2)
9
(-)
ヤクルト
491 0.308
(↓0.025)
7.5
(↓1)
432
(+4)
56
(+8)
6
(+1)
9
(-)
0.224
(↓0.005)
3.220
(↓0.37)
10
(-)
DeNA
4100 0.286
(↓0.022)
8
(↓1)
443
(+2)
69
(+4)
10
(-)
2
(-)
0.229
(↓0.009)
4.750
(↑0.02)
11
(-)
広島
391 0.250
(↓0.023)
8
(↓1)
537
(+4)
46
(+5)
11
(+2)
8
(-)
0.210
(↑0.008)
3.080
(↓0.14)
12
(-)
楽天
2110 0.154
(↓0.013)
9.5
(↓1)
532
(-)
62
(+7)
8
(-)
2
(-)
0.217
(↓0.004)
4.670
(↑0.06)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
巨人
33252 0.569
(↑0.008)
-
(↓0.5)
83198
(+7)
192
(-)
50
(+1)
46
(+3)
0.233
(-)
2.990
(↑0.05)
2
(1↓)
阪神
32251 0.561
(↓0.01)
0.5
(↑0.5)
85219
(+2)
197
(+6)
44
(-)
38
(-)
0.249
(-)
3.170
(↓0.04)
3
(-)
ヤクルト
32271 0.542
(↓0.01)
1.5
(↓0.5)
83195
(+4)
206
(+8)
36
(+1)
43
(-)
0.239
(↓0.001)
3.130
(↓0.09)
4
(-)
DeNA
25332 0.431
(↓0.008)
8
(↓0.5)
83210
(+2)
239
(+4)
33
(-)
27
(-)
0.242
(↓0.003)
3.540
(↓0.01)
5
(-)
広島
21333 0.389
(↓0.007)
10
(↓0.5)
86168
(+4)
186
(+5)
37
(+2)
37
(-)
0.215
(↑0.001)
2.970
(↓0.04)
6
(-)
中日
21381 0.356
(↑0.011)
12.5
(↑0.5)
83199
(+11)
224
(+4)
42
(+2)
22
(-)
0.234
(↑0.002)
3.480
(↓0.01)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
37222 0.627
(↑0.006)
-
(-)
82236
(+5)
182
(+4)
50
(-)
26
(+2)
0.250
(↑0.001)
2.510
(↓0.02)
2
(-)
ソフトバンク
35240 0.593
(↑0.007)
2
(-)
84262
(+6)
211
(+2)
62
(+3)
29
(-)
0.250
(↑0.001
3.210
(↑0.03)
3
(-)
ORIX
32271 0.542
(↑0.008)
5
(-)
83215
(+8)
209
(+4)
34
(-)
21
(-)
0.245
(↑0.002)
3.340
(↓0.01)
4
(-)
日本ハム
33290 0.532
(↑0.007)
5.5
(-)
81246
(+4)
224
(+2)
72
(+2)
32
(-)
0.240
(-)
3.400
(↑0.02)
5
(-)
ロッテ
28302 0.483
(↓0.008)
8.5
(↓1)
83194
(+4)
222
(+11)
41
(+1)
27
(-)
0.235
(↑0.001)
3.350
(↓0.13)
6
(-)
楽天
21371 0.362
(↓0.006)
15.5
(↓1)
84178
(-)
228
(+7)
38
(-)
27
(-)
0.238
(↓0.001)
3.730
(↓0.01)