阪神(☆8対1★)楽天 =交流戦1回戦(2026.06.05)・阪神甲子園球場=
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楽天
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阪神
00002240X81000
勝利投手:髙橋 遥人(7勝0敗0S)
敗戦投手:岸 孝之(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆阪神は5回裏、佐藤の2点適時打で先制に成功する。続く6回に熊谷と立石の適時打でリードを広げると、7回には伏見と熊谷の連続適時打で4点を挙げ、相手を突き放した。投げては、先発・高橋が7回1失点10奪三振の力投で今季7勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。

◆阪神は5日から相性の悪い楽天戦。楽天戦は通算35勝39敗と負け越しており、交流戦のカード別勝利数はソフトバンク戦の29勝に次ぐ少なさ。勝利したのは23年6月7日が最後で、同年6月8日から7連敗。昨年の3連戦は6月13日の1回戦は2-3、14日の2回戦は4-5、15日の3回戦は2-3とすべて1点差負けだった。また、この連敗中は7試合連続で本塁打もなし。1発を打って連敗ストップを狙いたい。

◆阪神の黄金ルーキー立石正広内野手(22)が最初の踏ん張りどころを迎えている。交流戦は8試合で32打数3安打、打率9分4厘とついに1割を切った。ただ内容は決して悪くない。前日4日の西武戦(甲子園)はとらえた当たりが2回あったが左飛、遊撃の好捕にあって安打にならない不運があった。6試合ぶりに1番打者に戻り、西武平良海馬投手(26)に対して持ち前の積極性も発揮した。実は4日の試合前はいつもと違う行動を取っていた。ウオーミングアップの時間が来てもグラウンドに1人だけ姿を見せなかった。数分後に室内練習場から現れ、小谷野栄一打撃チーフコーチ(45)のマンツーマン指導を受けていた。故障を経てのプロデビューから13試合連続でスタメン中で疲れも出るところ。真のレギュラーになるために乗り越えなければならない時期に来ている。

◆阪神ナインが、かつての同僚の楽天加治屋蓮投手(34)と再会した。阪神の試合前練習後、加治屋が阪神ベンチ付近へ訪れ、選手やコーチ、スタッフらにあいさつ。同学年の梅野隆太郎捕手(34)と笑顔で肩を組み、原口文仁氏(34)と話すシーンもあった。加治屋は21~24年まで阪神でプレーし、23年のリーグ優勝、日本一にも貢献した。

◆楽天の青山浩二投手コーチ(42)が1軍に合流した。青山コーチは24年に1軍コーチを務め、昨季からは主に2軍を担当していた。代わって1軍担当だった小野寺力投手コーチ(45)が2軍帯同となる。楽天は前日4日のDeNA戦の7点リードの8回、リリーフ陣が打ち込まれて一挙7失点で同点に追いつかれる。9回にバッテリーエラーでサヨナラ負けを喫していた。

◆楽天1回戦のスタメンが発表された。1番は2試合連続でドラフト1位の立石正広内野手(22)が務める。甲子園の試合は現在、5連敗中。高橋遥人(30)と伏見寅威捕手(36)のハルトラバッテリーで、まずは連敗を止める。ここまで無傷の6連勝の高橋は、今季甲子園初登板となる。

◆阪神藤川球児監督(45)が試合前のフリー打撃中、立石正広内野手(22)と話し込んだ。ケージ脇で順番待ちしていたドラフト1位ルーキーに笑顔で近づき、打撃の身ぶりも少し加えながら、約1分間にこやかに会話した。5月に鮮烈デビューを飾った立石は交流戦に入って安打に恵まれていない。交流戦は32打数3安打。前日に打率1割を切った。藤川監督は1週間前にも同じように声をかけていた。そのときは報道陣に対して「期待が大きくなってしまっているだけに、たった何打席かであまりメンタルや心の揺れ動きは必要ないよ、と。そこはタイガースならではというかね」と説明。特有の注目度から来る重圧や焦りをやわらげる意図があったことを明かしていた。

◆この3連戦は「スタジアム・ヒーローズ・デー」として開催される。球場で働くすべての人、野球を愛するすべての人が、主役になる日がテーマ。甲子園の鮮やかなグリーンは球場そのものを象徴する印象的なカラーとして、特別ユニホームは「甲子園グリーン」と、球場の壁面を想起させるアイボリーを基調にした斬新なデザインとなった。グラウンドとスタジアムの空気感を一着に落とし込み、球場に関わるさまざまな人の存在を感じながら戦えるように、との思いが込められた。新鮮な色合いに、阪神の選手がウォーミングアップのためグラウンドに現れた瞬間、内野席のファンから一斉にカメラが向けられた。

◆阪神の遊撃手・熊谷敬宥(30)が超美技を見せた。4回1死、平良竜哉内野手(27)の中前に抜けようかという打球を横っ飛びで押さえ、素早く立ち上がって一塁に好送球。アウト判定に球場が沸いた。一塁はかなりきわどいタイミングだったが、一塁塁審の真鍋勝已(57)は小さなアクションで冷静に右こぶしを上げたのみ。反対に、平良は駆け抜けた瞬間にセーフを確信したように猛アピール。楽天のリクエストで判定はセーフに覆った。

◆阪神佐藤輝明内野手(27)、森下翔太外野手(25)の2人が"アベック盗塁"を決めた。佐藤は2回の先頭に四球で出塁。続く、5番大山悠輔内野手(31)の2球目にスタート。二盗を成功させ、今季4個目の盗塁で得点圏に進んだ。森下は4回の先頭に四球で出塁。その後2死から高寺望夢内野手(28)の3球目にスタートし、今季3盗塁目を決めた。2人が1試合でそろって盗塁をマークするのは通算でも初だ。ただ、虎の主砲コンビが足で好機を広げるも、後続が倒れて先取点にはつながらなかった。

◆これ以上ない守備判定覆りセーフも熊谷敬宥が守備で魅せる??阪神×楽天#阪神タイガース #だったらDAZN pic.twitter.com/b6hPZYAyDr

◆防御率0点台の阪神先発・高橋遥人投手(30)が、今季4安打目をマークした。5回先頭で楽天岸から左前打を放ち出塁。チーム2本目の安打だった。ベテラン右腕からの一打に、甲子園は大歓声。この一打から、この回の先制につながった。高橋は、これで19打数4安打となり、打率は1割6分7厘から2割1分1厘に上昇した。

◆阪神佐藤輝明内野手(27)が先制の2点適時二塁打を放った。0-0で迎えた5回2死一、二塁の第3打席だった。カウント3-1からの5球目。楽天岸が投じた外角チェンジアップを仕留め、打球は右中間を真っ二つに破っていった。打った虎の主砲は二塁ベース上に到達すると何度も両手をたたき、喜びを爆発させた。打線は4回まで3者凡退は初回のみ。再三のように走者を出すも、あと1本が出ていなかった。打撃主要3部門でトップをひた走る頼れる4番のバットが待望の先取点をもたらした。

◆阪神森下翔太外野手(25)の必死のアピールが認められた。5回2死一塁でフルカウントから岸孝之投手(41)の抜けたチェンジアップが右手首に当たった。一塁に歩き出した森下だが、須山祐多球審(38)はファウルとみて、森下を呼び止めた。森下は必死の形相で死球を猛アピール。最後は手袋を脱いで確かめてもらい、須山は納得した様子で死球を告げた。中継の映像でははっきりと右手首付近に当たっているのが確認できた。この時点でリーグ単独トップの6個目の死球となった。次打者の佐藤輝明内野手(27)が右中間二塁打を放ち、森下も生還。先制の2点が入った。手袋を脱いでの死球アピールは広島で活躍した達川光男が有名。SNSでは「達川みたいなアピール」「ホンマに当たっているからケガがなくてよかった」と声が上がった。

◆楽天岸孝之投手(41)のプロ入りから20年連続勝利は持ち越しとなった。4年ぶりに阪神戦に先発。初回はわずか7球で3者凡退に抑えたが、以降は毎回得点圏に走者を置く苦しい投球が続いた。2回無死二塁からは大山を投ゴロ、高寺を直球で空振り三振、伏見を遊ゴロ。3回1死二塁では立石を直球で空振り三振、中野を左飛。4回2死満塁では熊谷をチェンジアップで空振り三振としピンチを脱した。5回は先頭の投手高橋の安打と死球で2死一、二塁とすると、4番佐藤に右中間に先制の2点適時二塁打を許した。6回の打席で代打を送られ、5回3安打5四死球2失点で降板した。今季1軍初登板だった5月29日ヤクルト戦は5回3失点で初黒星。この日も勝利をつかめなかった。

◆阪神高寺望夢内野手(23)が神走塁で沸かせた。6回の先頭で右前打。次打者・伏見寅威捕手(36)の打席で1ボールからヒットエンドランがかかり、高寺はスタート。緩い遊ゴロが、一塁に転送される間に高寺は一気に三塁までおとしいれた。実は、伏見が空振りしてもセーフだったと思われるほどの好スタートを切っていた。加えて、遊撃手の打球処理がぎりぎりのプレーになると見ての好判断だった。これによって相手は1死三塁の前進守備になり、熊谷敬宥内野手(30)のしぶとく二遊間を抜く安打で高寺が3点目のホームを踏んだ。

◆阪神森下翔太外野手(25)が途中で退いた。6回、チャンスで打席が回ってきたが嶋村麟士朗捕手(22)が代打でコールされた。異変に気づいた甲子園の客席はしばらくの間、ざわめいた。森下は5回2死一塁で楽天岸孝之投手(41)の抜けたチェンジアップを右手首付近に当てていた。そのままプレーを続け、6回の守備にもついていた。阪神では4月26日、同じように近本光司外野手(31)が左手首に死球を受けて骨折。今も戦線離脱している。

◆阪神高橋遥人投手(30)が今季初の甲子園でのマウンドでも、圧倒的な投球を見せた。9試合目で初の本拠地登板。「特に変わりなく、いつも応援してもらってますけど、そういうのを力に試合をつくれるように頑張りたい」。そう意気込んでいた通り、初回、楽天先頭の佐藤を140キロツーシームで空振り三振スタート。スコアボードに0を並べていった。さらに5回先頭で迎えた第2打席では、岸の140キロ直球にうまく合わせて左前打をマーク。2死一、二塁から佐藤輝の二塁打で先制のホームを踏み、攻撃の起点にもなった。これが自己最多のシーズン4安打目。オフには同じ静岡出身の先輩・岩崎から「自分は(最多でシーズン)4本なので5本打ってください」とノルマを課されていた。「いっぱい投げられたら4本は打てるんじゃないかと思っている」と自信たっぷりだった左腕。投打に有言実行の活躍となった。

◆阪神中野拓夢内野手(29)がアクシデントをものともせず躍動した。7回の守備。先頭平良竜哉内野手(27)の一、二塁間への打球を追ったが最後のバウンドが変わり、左手首に打球を当てた。グラブが外れるほどで、痛みに顔をゆがめた。ただ、プレーは続行。その裏の打席では鮮やかな右前打も放ってみせた。

◆阪神高橋遥人投手(30)が今季、甲子園で初登板し、無傷の7勝目を挙げた。前半は2回、4回と安打の走者を出すも、後続をしっかり断って楽天打線につけいる隙を与えず。自身の今季4安打目をきっかけに2点を先制した直後の6回は3者連続三振を奪い、全く危なげない投球を見せた。だがリードが4点に広がった直後の7回、先頭の平良竜哉内野手(27)から4連打を浴び、黒川史陽内野手(25)の適時打でついに失点。今季5度目の完封勝利はならなかった。それでもリードを守って自身の連勝を7に伸ばし、ハーラートップタイに。チームの甲子園連敗も5で、楽天戦の連敗も7で止めた。

◆楽天の阪神戦連勝は7でストップした。中盤に失点を重ねて敗戦。大逆転負けを喫した前夜のDeNA戦に続き2連敗で、借金は今季最多タイの13となった。先発の岸孝之投手(41)は初回、わずか7球で3者凡退に抑えたが、以降は毎回得点圏に走者を置く苦しい投球となった。5回は先頭の投手高橋に安打を打たれると、2死後に森下に死球を与えて一、二塁のピンチを招く。続く4番佐藤に右中間に先制の2点適時二塁打を許した。ベテラン右腕は5回3安打5四死球2失点で降板。今季2敗目を喫した。6回には2番手の渡辺翔太投手(25)がつかまり、熊谷と立石の適時打で2点を追加された。打線は6勝0敗の高橋を攻略できなかった。7回に平良竜哉内野手(27)、浅村栄斗内野手(35)、村林一輝内野手(28)、黒川史陽内野手(25)の4連打で1点を返す。なおも無死満塁からカーソン・マッカスカー外野手(28)、伊藤光捕手(37)が連続三振。代打渡辺佳明内野手(29)が二ゴロに倒れた。7回裏からはドラフト2位の伊藤樹投手(22)がプロ初登板。しかし、阪神打線に洗礼を浴びて打ち込まれた。

◆阪神森下翔太外野手(25)が死球で途中交代した。5回2死一塁で楽天岸孝之投手(41)の抜けたチェンジアップが右手首付近に当たり、そのままプレーを続けていたが、6回2死一、二塁で回ってきた打席で嶋村麟士朗捕手(22)が代打でコールされた。ベンチから引き揚げた森下は右手首付近にアイシング。「明日になってみてからですね」と話し、病院に向かったとみられる。

◆阪神熊谷敬宥内野手(30)が大活躍した。「8番遊撃」で先発。3回の先頭で中前に鮮やかにはじき返し、チーム初安打。6回は貴重な追加点となる中前打。きわめつきは7回、無死満塁から左越えに3点二塁打。この時点で3安打4打点と止まらなかった。熊谷は楽天の本拠地・仙台市の出身。仙台育英でも活躍した。今年の楽天は、野手の主力に関西ゆかりの選手がずらりと並ぶことで話題になっている。逆に、関西で活躍する東北人が「地元球団」を相手に元気なパフォーマンスを見せた。

◆阪神が8得点の快勝で連敗を3で止めて、対楽天戦の連敗も7でストップした。また、甲子園での白星は5月20日の中日戦以来、6試合ぶりとなった。楽天先発の岸を前に4回まで無得点。4回は2死満塁の絶好機を生かせなかったが、4番が突破口を開いた。0-0のまま迎えた5回。先頭の高橋遥人投手(30)の左前打、森下翔太外野手(25)の死球から2死一、二塁。迎えた佐藤輝明内野手(27)が外角チェンジアップを仕留め、右中間へ2点先制の適時二塁打を放った。さらに続く6回には、先頭の高寺望夢内野手(23)が右前打を放ち、続く伏見の遊ゴロで一気に三塁へ進む好走塁。ここで熊谷敬宥内野手(30)が3点目の中前適時打。さらに2死三塁からルーキー立石正広内野手(22)が右前適時打で続いた。勢いづいた打線は止まらず7回。佐藤の四球から大山悠輔内野手(31)が中前打でつなぎ、高寺の四球で無死満塁。ここで伏見寅威捕手(36)が中前適時打を放つと、なおも無死満塁で熊谷が走者一掃の適時三塁打を放った。先発の高橋は、今季甲子園初登板で7回6安打1失点の無傷の7勝目。好投でリーグトップに並んだ。

◆阪神高橋遥人投手(30)が失点後から連続奪三振で要所を締めた。4点リードの7回は観客席からジェット風船を膨らませる音が鳴る中、左腕は3者連続安打を喫した。いきなり無死満塁のピンチを迎え、6番黒川に147キロの直球を中前に運ばれ、1点をかえされた。満塁のピンチは続き7番マッカスカーを4球で空振り三振、8番伊藤光にもツーシームを中心に4球で空振り三振と攻め続けた。9番には代打で得点圏3割5分の渡辺佳。高校野球の名門・横浜(神奈川)の名将だった渡辺元智氏(81)の孫との対決を外角低めから入り、最後はストライクゾーンに投げ込んだ5球目を二ゴロで打ち取り、3つめのアウトをとった。

◆息をのむような時間だったが、一塁は余裕をもってアウトだった。阪神高橋遥人投手(30)が7回に先頭から4連打で1点を失った。4-1とリードは3点に縮まった。なおも無死満塁。ここから左腕は2三振を奪い、2死満塁として、打席に代打・渡辺佳明内野手(29)を迎えた。左打者の渡辺佳明はツーシームを引っかけて高いバウンドのゴロを二塁前に打った。転がった瞬間、場内に悲鳴が上がったが、二塁手の中野拓夢(29)は驚くほど冷静だった。打球を待って、バウンドを合わせて捕球。素早く一塁に投げてアウトを取った。中野の脚力なら前に出て最初のバウンドで取りにいきたくなってもおかしくないところ。中野は落ち着いて打者の脚力、打球の強さを見て安全策をとった。大ピンチをわずか1失点で切り抜け、甲子園に沸き起こった拍手喝采は、間違いなく中野にも向けられていた。

◆阪神伏見寅威捕手(36)が攻守で存在感を示した。3試合連続のスタメンマスクで先発高橋を好リードし、7回1失点で今季7勝目をアシスト。7回には先頭から4連打を浴びたが、最少失点で切り抜け「ピンチは招くので、どうやって乗り切れるかが大事。連打はくらいましたけど、切り替えてバッター1人1人に集中してくれた結果」と左腕をたたえた。打っては7回無死満塁から中前適時打を放ち、バットでも大勝に貢献した。

◆阪神森下翔太外野手(25)が5日の阪神-楽天1回戦(甲子園)で負傷交代した。5回2死一塁で楽天岸のチェンジアップが右手首付近に直撃。そのままプレーを続けるも、6回の打席で代打嶋村を送られた。試合中に引き上げた森下は右手首付近にアイシング。「明日になってみてからですね」と話し、病院に向かった。藤川監督は「こればかりはいるメンバーで戦わなければいけないし、また明日彼も前向きな気持ちで出てこられたらいいですけど。報告を待ちたいというところ」と話すにとどめた。

◆阪神が先発の高橋遥人投手(30)の好投と打線の奮起で楽天を圧倒し、連敗を3で止めた。5回に佐藤輝明内野手(27)の2点適時二塁打で先制。6回にも立石正広内野手(22)の適時打などで2点を追加した。7回は8人攻撃で4点を奪い、試合を決定づけた。高橋は7回に4連打を浴びて1点を失い、今季5度目の完封はならずも、7回1失点10奪三振でハーラートップタイの7勝目。今季初登板の本拠地で、不変の無双ぶりを披露した。ヒーローインタビューは高橋、佐藤、熊谷。-まずは高橋投手。7勝目高橋 えええ、まあ微妙だったんですけど、試合作れて最後粘れてよかったと思います。-自身では微妙高橋 と、思いました。-どんなところが高橋 投げてるボールです。-それでも手応えはあったか高橋 そうですね。こんな感じでもしっかり試合作れて、みんなに守ってもらって、はい、はい。-それでも連打を許した7回や6回は三振でアウト高橋 7回は連打、なんかよくないんで。そのあと最少失点で粘れたんで、いいところと悪いところが出たんでしっかり反省したいと思います。-自身が塁に出て先制。塁上での感情は高橋 やっぱすごいなっていう感じでしたね。ま、ぼくも打てたんでそれがめっちゃうれしいです-ナイスバッティングでした高橋 ありがとうございます。-シーズン終わったときの目標があれば高橋 目標を立てるとあんまり達成できないことがめちゃくちゃ多いんで、がんばります。-佐藤選手、貴重な先制打佐藤 なんとしても先制点取りたかったんで、回してくれたチャンスだったんで、打ててよかったです。-頭の中をどう整理して佐藤 しっかり集中して打席に向かいました。-打ったのはチェンジアップ。前の打席で打ちとられていた。頭にあったか佐藤 もちろんありましたし、前の打席、その球でやられてたんで、やり返せてよかったです。-修正力をどう振り返るか佐藤 日々の積み重ねだと思うんで、毎打席集中していきたいと思います。-この先に向けて佐藤 しっかりいいところで打てるように、今日みたいにいい打席にできるように頑張りたいと思います。応援、よろしくお願いします-3安打4打点の熊谷選手。ナイスバッティング熊谷 ありがとうございます。-ひときわ大きい声援熊谷 満塁で三振して、ため息がすごかったんで、なんとか絶対に打ったろうという気持ちでいました。-投手がかわったところで熊谷 (伏見)虎威さんがうまくつないでくれたので、その勢いに乗って初球から打っていこうって準備してたんで、結果的にタイムリーになってよかったです。-今季初の3安打熊谷 今日、たまたま3本出ただけなんで。明日もなんとか1本出せるように頑張りたいです。-守備も素晴らしかった。熊谷 自分がやるべきことをやるだけなんで、ぼくは守りからと思ってるんで、あそこをアウトにできたらもっとハルトも楽に投げられたと思うんで、そこは反省してます-最後に一言熊谷 まだまだ交流戦もあるし、シーズンも長いんで、これからももっと熱い声援をお願いします。ありがとうございました。

◆阪神高寺望夢内野手(23)が貴重な追加点につながる"神走塁"を見せた。6回の先頭に右前打で出塁。続く7番伏見の打席でヒットエンドランがかかり、スタートを切っていた一塁走者の高寺は緩い遊ゴロ間に二塁も蹴った。「行けると思ったので」。最後は頭から飛び込み、気迫あふれるプレーで三塁を陥れた。続く熊谷は中前適時打を放ち、貴重な1点を呼び込み「次の塁を狙うことは引き続き継続してやっていきたい」と胸を張った。

◆楽天の阪神戦連勝は7でストップした。中盤に失点を重ねて敗戦。大逆転負けを喫した前夜のDeNA戦に続き2連敗で、借金は今季最多タイの13となった。先発の岸孝之投手(41)は初回、わずか7球で3者凡退に抑えたが、以降は毎回得点圏に走者を置く苦しい投球となった。5回は先頭の投手高橋に安打を打たれると、2死後に森下に死球を与えて一、二塁のピンチを招く。続く4番佐藤に右中間に先制の2点適時二塁打を許した。ベテラン右腕は5回3安打5四死球2失点で降板。今季2敗目を喫した。「よく粘ったなと思いますけど、最後だけ粘れず。残念ですけど、結局はあの2点がすべてなので」と話した。打線は6勝0敗の高橋を攻略できなかった。7回に平良、浅村、村林、黒川の4連打で1点を返す。なおも無死満塁からマッカスカー、伊藤光が連続三振。代打渡辺佳が二ゴロに倒れた。三木肇監督(49)は「チャンスは作れたんですけども、後続がもう少しどういう形でいけるかはテーマかなと思う」と振り返った。7回裏からはドラフト2位の伊藤樹投手(22)がプロ初登板。2回4安打2四球4失点でほろ苦デビューとなった。

◆阪神高橋遥人投手(30)が今季、甲子園で初登板し、無傷の7勝目を挙げた。リードが4点に広がった直後の7回、先頭の平良竜哉内野手(27)から4連打を浴び、黒川史陽内野手(25)の適時打でついに失点。今季5度目の完封勝利はならなかった。それでもリードを守って自身の連勝を7に伸ばし、ハーラートップタイに。チームの甲子園連敗も5で、楽天戦の連敗も7で止めた。今季初めて甲子園球場で登板した高橋が7回1失点で開幕7連勝。開幕から無傷の7連勝以上は昨年のモイネロ(ソフトバンク)と西垣(楽天)以来で、阪神では10年に8連勝した能見以来8人、9度目になる。高橋の防御率は0・90。開幕7連勝時に防御率0点台は14年の西(オリックス=0・82)と比嘉(オリックス=0・57)以来となり、セ・リーグでは58年金田(国鉄=0・51)66年堀内(巨人=0・39)に次いで60年ぶり3人目。阪神で防御率0点台で開幕7連勝は初めてだ。

◆阪神熊谷敬宥内野手(30)が9年目で初の1試合3安打をマークした。「8番遊撃」で先発。3回の先頭で中前に鮮やかにはじき返し、チーム初安打。6回は貴重な追加点となる中前適時打。きわめつきは7回、無死満塁から左越えに3点二塁打。しめて3安打、4打点と止まらなかった。お立ち台に高橋、佐藤とともに呼ばれた。走者一掃の一撃には「(4回に)満塁で三振してため息がすごかったので、絶対に打ったろうという気持ちでした。たまたま3本出ただけ。明日もなんとか1本出せるように頑張りたいです」と笑顔を見せた。楽天の本拠地・仙台市の出身。仙台育英でも甲子園に出場するなど活躍した。3点二塁打は高校の後輩、伊藤樹からだった。この試合まで交流戦5試合にスタメン起用されながら安打1本。「出続けて、悔しい部分もあった。チームの状況は悪いと思わないし、雰囲気もいい。今日はつなごうという意識がチーム全体にあった。その流れに自分も乗っていけたと思う」。藤川監督が「守備から攻めてくれる」とそのプレー姿勢を高く評価する背番号4。チームが苦しい時こそ頼りになる。フォア・ザ・チームの仕事人の面目躍如だった。

◆阪神森下翔太外野手(25)が、死球で途中交代した。試合中にベンチから引き揚げ、病院へ向かった。阪神藤川球児監督(45)は「まだ報告を受けていませんけど、こればかりはいるメンバーで戦わなければいけないし、また明日、彼も前向きな気持ちで出てこられたらいいですけど、(今は)病院ですから、報告を待ちたいというところです」と話すにとどめた。森下は5回2死一塁の打席で、楽天岸のチェンジアップが右手首付近に直撃。そのままプレーを続けるも、6回の打席で代打嶋村を送られた。試合中に引き揚げた森下は右手首付近にアイシングをしながら「明日になってみてからですね」と話していた。

◆阪神佐藤輝明内野手(27)がリーグトップタイの8度目のV打で、チームの4連敗阻止に貢献した。4回2死満塁などの絶好機を逃し、両チーム無得点で迎えた5回。先頭の高橋遥人投手(30)が左前打で出塁。2死から森下翔太外野手(25)が死球を受け、2死一、二塁と好機が広がった。この場面で楽天先発・岸のチェンジアップを捉え、右中間を真っ二つに割る適時二塁打を放った。チェンジアップは4回無死一塁の前打席で捉え損ねて右飛に倒れ、首をひねって悔しさをあらわにしていた。「(チェンジアップは)もちろん(頭に)ありましたし、前の打席、その球でやられてたんで、やり返せてよかったです」。二塁の塁上で、主砲は「なんとか先制点というところで打てたので、気持ち出ましたね」と感情をあふれさせた。試合を決定づけた7回の追加点も、佐藤から始まった。先頭で楽天3番手の伊藤樹から四球を選び、4点奪取につなげた。8度目のV打は、チームメートの森下に並んだ。「いいところで打てるようにしっかり準備したいなと思います」。打撃3部門首位独占だけではない。勝負強さで、佐藤が打線を牽引(けんいん)する。

◆阪神は試合後、死球の影響で途中交代した森下翔太外野手(25)が病院で右手首の打撲と診断されたと発表した。6日以降の出場可否は様子を見て決める。阪神では4月に近本光司外野手(31)が同じように左手首に死球を受けて骨折。今も離脱していた。5回2死一塁で岸孝之投手(41)の抜けたチェンジアップが右手首付近に当たった。プレーを続けていたが、6回の打席で交代した。試合中に引き揚げた森下は右手首付近にアイシングを施し「明日になってみてからですね」と話して、病院に向かっていた。

◆阪神高橋遥人投手(30)が開幕から無傷の7勝目を挙げ、チームの連敗を3でストップ。首位ヤクルトと0・5ゲーム差とした。今季初めて甲子園のマウンドへ上がり、7回6安打1失点10奪三振。打線も8得点で援護し、対楽天戦の連敗を7で止めた。甲子園で5月20日の中日戦以来、6試合ぶりの勝利を飾った。「ホーム甲子園で試合をつくれてよかった。勝てているのはみんなのおかげです」この日も6回までわずか2安打の快投。4点リードとなった直後の7回。4連打で1点を失い、なお無死満塁。虎党の「頑張れ遥人コール」が甲子園に響いた。2者連続ツーシームで空振り三振。最後は代打の渡辺佳をツーシームで二ゴロに仕留めた。「いっぱいいっぱいだったんですけど、結果的に粘れてよかった。声援をすごくもらっているので、なんとか最少失点で帰ってこられてよかった」この日は「スタジアム・ヒーローズ・デー」として開催され「甲子園グリーン」を基調とした特別ユニホームを着用。高橋の幼少期のヒーローは王道の「戦隊モノ」。今季初めて本拠地でのお立ち台に上がり、大歓声を浴びた。「ずっと(敵地で)1人だったので、3人で上がれるというのが、すごく心強かった」と笑顔で回想。無双左腕が甲子園のヒーローとなった。【村松万里子】▽阪神湯浅(左ひじ手術の自主トレ仲間、楽天林の登場曲に変更)「手術して悔しい中で、少しでも元気になって、リハビリを頑張って、戻ってきてほしい」

◆楽天ドラフト2位の伊藤樹投手(22)がプロ初登板で洗礼を浴びた。慣れ親しんだ甲子園でプロ初マウンドに上がった。1-4の7回に3番手で登板。阪神の4番佐藤に四球、続く大山に中前打、6番高寺に四球で無死満塁のピンチを背負う。7番伏見に中前適時打、続く熊谷に走者一掃の適時二塁打を浴びた。代打木浪は空振り三振、立石は三ゴロに抑える。中野には右前打を打たれたが、右翼佐藤が本塁への好返球で二塁走者を刺して3つ目のアウトを奪った。8回も続投したルーキーは島田、佐藤を連続三振。最後は大山を二飛に打ち取って3者凡退とした。2回を4安打2四球4失点とほろ苦デビューとなった。「初登板でちょっと緊張もしましたし、流れもちょっと悪かったので、なんとか抑えたいところで4失点してしまうのは、初登板だからといって許されるものではない。すごく悔しい登板にはなったかなと思います」と振り返った。今後に向けては「まだ1軍で登板あるか分かんないですけど、1イニング目からしっかりゼロで抑えられるように準備したいなと思います」と話した。伊藤樹は仙台育英(宮城)時代の1年夏、3年春に2度甲子園に出場している。

◆楽天岸孝之投手(41)が4年ぶりの阪神戦で粘投も今季2敗目を喫した。初回以外は毎回得点圏に走者を置く苦しい投球となったが、5回3安打5四死球2失点で試合を作った。「よく粘ったなと思いますけど、最後だけ粘れず。残念ですけど、結局はあの2点がすべてなので」と悔しさをにじませた。5回、先頭の投手高橋に左前打を打たれた。立石、中野はともに右飛に打ち取ったが、続く森下に死球を与えて2死一、二塁のピンチを背負う。4番佐藤にカウント3-1からのチェンジアップを右中間に運ばれ、先制の2点適時二塁打を許した。「(4回のように)また満塁にもしたくないっていう気持ちと、それこそまた満塁にしたら、それこそ助かんないんじゃないかなっていう思いもあったし、まあ、あそこをなんとか...」と佐藤との対戦を振り返った。その上で「それよりも先頭の高橋君に打たれたのもそうだし、毎回毎回スリーツーにしてデッドボール、フォアボール、そこもそうだし。なんかいろいろ考えて、フォアボールも嫌だ、打たれるのも嫌だっていう結果があんなんになっちゃったんで」と話した。今季1軍初登板だった5月29日ヤクルト戦は5回8安打3失点で初黒星。この日も勝利をつかめず、プロ入りから20年連続勝利は持ち越しとなった。▽楽天伊藤樹(プロ初登板で2回4失点)「緊張もしましたし、流れもちょっと悪かったので、なんとか抑えたいところで4失点するのは初登板だからといって許されるものではない。すごく悔しい登板になった」

◆阪神熊谷敬宥内野手(30)が9年目で初の1試合3安打をマークした。「8番遊撃」で先発。3回の先頭で中前に鮮やかにはじき返し、チーム初安打。6回は貴重な追加点となる中前適時打。きわめつきは7回、無死満塁から左越えに3点二塁打。しめて3安打、4打点と止まらなかった。阪神熊谷は入団以来、ほとんどの時間を「1軍のベンチ」で過ごしてきた。守備・走塁にすぐれ、首脳陣の評は「勝負根性がある」。ここぞの切り札にはうってつけ。能力を見込まれ、昨年からは藤川監督がスタメンでもたびたび起用。グラウンドに立つ時間が増えても、変わらぬハイパフォーマンスを出してきた。控えのスペシャリストの経験が長いから身についたのが「想定力」だ。ベンチに座りながら、グラウンドを凝視。一つ一つのプレーをすべて自分に置き換える。自分なら何の球を狙うか、どっちの塁に投げるか、投手のクセは、守備の穴は...。代走・守備固めがありそうな味方選手は特によく見ている。試合展開を見て、入りそうな打順、後ろの打者まで考え、対戦投手まで想定するという。「自分があの立場だったらどうするかを考えます。ちょっと『あり得ないこと』も結構考えています」。想定を超えて「妄想」にまでなりそうな「あり得ないこと」のイメージ。そこまで準備するのはひとえに、任された仕事には絶対に応えたいから。チームに欠かせない職人かたぎが、満員の甲子園でヒーローになった。【柏原誠】

◆楽天の青山浩二投手コーチ(42)が、阪神3連戦の初戦から1軍担当に配置転換となった。この日から1軍に合流した青山コーチは「コミュニケーション取りながら、ちょっとずつですかね。1軍の温度っていうのを、感じながらやれたらなと思ってるんで」と話した。その上で「(チーム状況は)ちょっと厳しいですけど、徐々にうまくいけばいいなっていう風には、動いていきたいなと。コミュニケーションを多めに、自然に取れればなと思ってます」と語った。青山コーチは24年に1軍コーチを務め、昨季からは2軍を担当していた。代わって1軍担当だった小野寺力投手コーチ(45)が2軍担当となった。楽天のチーム防御率はリーグワーストの3・69。前夜のDeNA戦ではリリーフ陣が最大7点差を守り切れず、大逆転負けを喫していた。

◆阪神中野拓夢内野手(30)の勇気ある冷静な判断だった。7回の守備。1点を奪われ、リードは3点に。なお無死満塁だったが高橋遥人投手(30)が踏ん張って2死満塁。代打渡辺佳明内野手(29)を迎えた。左打者の渡辺佳の打球は二塁前へ。内野安打がよぎる高いバウンドだったが、二塁手の中野拓夢(29)は冷静だった。打者走者のスピードも把握済み。やみくもに前には出ず、待って2バウンド目に合わせる安全策。素早く一塁に投げた。「一瞬、前かなとも思いました。引っ張ってくるかなという予想で少し深めに守っていたので、逆に待てたというか。冷静にしっかり対応できたと思います」と振り返った。

◆阪神立石正広内野手(22)が12打席ぶりの安打を放った。3-0で迎えた6回2死三塁、楽天渡辺翔の148キロ直球を右前へ流し打ち、甲子園でプロ初適時打をマーク。「簡単に追い込まれちゃって、どうにかして事を起こそうと思っていた。捉えられてよかったです」。試合前練習では、打撃の身ぶりをする藤川球児監督(45)とにこやかに会話する場面もあった。「他の選手の打撃練習も見ておくようにというニュアンスのことを言われました」と貴重な助言となったようだ。

◆阪神湯浅京己投手(26)が、左ひじ手術でリハビリ中の自主トレ仲間を思い、登場曲を変更した。7点リードの9回。オフシーズンの自主トレを共にする楽天林優樹投手(24)の登場曲、B'zの「OCEAN」でマウンドへ。林には知らせず、サプライズでの変更だった。「手術もして悔しい中で、少しでも元気になって、リハビリを頑張って、戻ってきてほしい」。昨季、楽天本拠地で行われた交流戦はともに1軍登録。2人は、グラウンドでの再会を喜んでいた。先頭の4番浅村を初球で中飛に打ち取り、5番村林を5球目のフォークで空振り三振。6番黒川は外に集めて二ゴロに打ち取った。「いつも(先発の高橋)遥人さんはいいピッチングをしてくれているんで、しっかり勝ち切れるように」。通常の登板時は、FRUIT ZIPPERの「ぶちかませよ!」を含む2曲を用意しているが、「この3連戦はオーシャンでいこうかな」と期間限定の登場曲で、甲子園から自主トレ仲間にエールを送る。

◆阪神藤川球児監督(45)が相手のベテラン右腕をたたえた。阪神はこの日、快勝で連敗を3でストップ。敗れた首位ヤクルトに0・5ゲーム差に迫った。楽天の先発は岸孝之投手(41)。4回2死満塁の好機をつくりながらベテランの粘投に封じられたが、5回に佐藤輝明内野手(27)の適時二塁打で2点先制。岸は5回3安打2失点で降板となった。現役時代からよく知る藤川監督は「岸が頑張ってるなと。あの年齢でも頑張っているという」とねぎらいの言葉。「このあたりで疲れてくるんじゃないかなと思いながらね、タイガースの攻撃としては...ですけど、プロ野球人としては岸もね」とプロ20年目を迎える右腕への素直な思いを明かした。

◆6日楽天戦(甲子園)に先発する阪神村上頌樹投手(27)が自身4連勝を目指す。勝てば今季5勝目、楽天戦は4度目の対決で初勝利となる。「自分自身はいい状態で入れるかなと思います。楽天とは4年連続なので。しっかりゲームがつくれるようにしていきたい」。また、4日に中継ぎ登板した木下はこの日、再び先発陣とともに調整。ベンチメンバーからも外れており、9日のソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)でプロ2度目の先発マウンドに上がる可能性が高まった。

◆今春の沖縄キャンプ。阪神高橋遥人投手(30)に「プロ野球で一番の思い出」を尋ねた。プロ初登板初先発初勝利を挙げた18年4月11日広島戦(甲子園)だろうか。幾度の手術を乗り越え1025日ぶり勝利を挙げた24年8月11日広島戦(京セラドーム大阪)か...。そんな想像をしていたが、左腕の答えは斜め上だった。「一番衝撃だったのは、1年目のオープン戦。藤浪さんが投げていて裏でテレビ画面で試合を見ていたらチェンジになって、目の前に藤浪さんが現れたのがびっくりで。今、投げていた人が目の前にいる!となりました」。テレビの向こうの人が目の前にいるプロの世界への驚きを回想。すぐさま「違うな。もっとちゃんとした方が良いですよね? 初勝利初完封とか初がつく時はうれしかったですね」と訂正した。さらに続けた。「鳴尾浜の寮の時は、甲子園で試合が終わってコンビニでタコと枝豆とブロッコリーが入ってるおつまみがあるんですけど、あれとお酒と甘いものを買って、夜食べるのが最高だったな」。仕事終わりのコンビニが至福の時間だった。投げれば次々と打者を打ち取るスーパー投手。それでも飾らない人柄が多くのファンに愛されている理由かもしれない。【村松万里子】

◆阪神立石正広外野手(22)が、12打席ぶりの安打となる貴重なタイムリーを放った。3-0で迎えた6回2死三塁の場面だった。楽天渡辺の真ん中高め148キロ直球を流し打った。技ありの一打でチームに大きな1点をもたらした。「スタジアム・ヒーローズ・デー」として開催されたこの日、立石もヒーローの一員になった。いつも注目の的、そんなドラ1ルーキーにとってのヒーローは? 「『電王』が好きです」と白い歯を見せた。「仮面ライダー電王」は言わずと知れた、特撮ヒーロー。「小さい頃からで。変身シーンが好きで今でもたまに見ます。ベルトも持っていました」。敵を次々に倒すかっこいい姿に、立石も目を輝かせていた。初めてのプロ野球の世界。時に壁にぶつかりながらも、もがいて、華麗に変身していく姿は、まさに子どもたちのヒーローだ。「このカードは全部このユニホームだと思うので、結果を出せるようにしたい」。初めて身につけたグリーンのユニホームが、立石にとって縁起の良い戦闘服になるかもしれない。

◆阪神森下翔太外野手(25)が、5日の阪神-楽天1回戦(甲子園)で負傷交代した。試合中に病院で検査を受け「右手首の打撲」と診断。6日以降は様子を見ながらの出場になりそうだ。森下は5回の打席で楽天岸のチェンジアップが右手首付近に直撃。プレーを続けるも、6回の打席で代打嶋村を送られた。試合中に引き揚げた際は右手首付近にアイシング。「明日になってみてからですね」と話し、病院に向かった。藤川監督も試合後「こればかりはいるメンバーで戦わなければいけないし、また明日彼も前向きな気持ちで出てこられたらいいですけど」と話すにとどめていた。

◆6日の楽天戦(甲子園)に先発する阪神・村上頌樹投手(27)はキャッチボールとショートダッシュで調整した。4年連続の対戦となり、過去3戦2敗で未勝利。「つながると大量得点があるので、回の先頭であったりだとか、無駄な四球には注意したい」と警戒心を高めた。同カードは「STADIUM HEROS DAY」として開催。自身のヒーローを聞かれると「憧れていたのが藤川監督。少しでも本当に恩返しできるように頑張りたい」と誓った。

◆3連敗中の阪神は高橋遥人投手(30)が先発する。ここまで8試合に先発し、6勝0敗、防御率0.86と圧巻の成績を残している左腕はこの試合が今季甲子園初登板。チームは対楽天戦7連敗中、甲子園では5連敗中と負の連鎖を左のエースが止める。

◆楽天が投手コーチの入れ替えを発表した。青山浩二投手コーチ(42)を2軍から1軍へ、小野寺力投手コーチ(45)を1軍から2軍へ配置転換した。チーム防御率は4日時点で、パ・リーグ5位の3・60。前夜のDeNA戦(横浜)では、7点リードの八回に追いつかれ、痛恨のサヨナラ負けを喫した。先発した滝中は6回無失点と試合を作ったが、中継ぎの継投策が裏目にでた。

◆3連敗中の阪神は五回、先頭の高橋遥人投手(30)が華麗な流し打ちの左前打で出塁。2死後に森下が死球で一、二塁とし、佐藤輝明内野手(27)が岸のチェンジアップを捉え、右中間真っ二つの2点打で先制した。阪神・佐藤「先制のチャンスだったので思い切って打ちにいきました。得点につながってよかったです」

◆阪神・森下翔太外野手(25)が六回の打席で代打を送られて途中交代した。森下は五回の第3打席で右手首付近に死球。そのまま試合出場を続け、その後守備にも就いていた。七回の左翼守備には島田がコール。ここまでクリーンアップとして14本塁打、32打点の成績を残している背番号1が離脱となれば、チームにとって大きな痛手となる。

◆阪神は2-0で迎えた六回。先頭の高寺望夢内野手(22)が右前打で出塁すると、伏見の打席でエンドランを仕掛け、好走塁で三塁まで到達。熊谷敬宥内野手(30)が中前適時打で追加点。「打ったのはカットボールかな。前の打席はチャンスで凡退していましたし、(髙橋)遥人が良いピッチングをしていたので、ランナーを還すことだけ考えて打席に入りました」と振り返った。さらに2死三塁とし、打席には11打席無安打のD1位・立石正広内野手(22)=創価大=。ストレートを弾き返し、5月24日の巨人戦(東京ドーム)以来の打点を挙げ、甲子園初タイムリーとなった。

◆阪神の先発・高橋遥人投手(30)が終盤に訪れた大ピンチを最少失点で切り抜け、粘りの投球を見せた。六回までわずか2安打の無失点投球を続けていた左腕だったが、楽天のクリーンアップと対峙した七回に試練が訪れた。先頭・平良に右前打、続く浅村に左前打、さらに村林に中前打を浴び、無死満塁。6番・黒川には1ストライクからの高め直球を中前へ運ばれ、4連打で1点を失った。なおも無死満塁で、一発が出れば逆転を許す場面。それでも、マッカスカー、伊藤光をともに低めのツーシームで空振り三振に仕留めると、最後は代打・渡辺佳を二ゴロ。追加点を与えず、最少失点で踏ん張った。阪神・高橋「なんとか粘り強く試合を作ることができたかなと思います。7回の場面はランナーをためてしまいましたが、バックの守備や伏見さんのリードのおかげもあって、イニング最後まで投げ切ることができてよかったです」

◆阪神は五回2死一、二塁で佐藤輝明内野手(27)が岸のチェンジアップを捉え、右中間真っ二つの2点打で先制。3―0とした六回にはドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が2死三塁で甲子園初タイムリーを放った。八回には熊谷敬宥内野手(30)の3点打など一挙4点で試合を決めた。先発の高橋遥人投手(30)が7回1失点で無傷の7勝目を挙げた。

◆阪神は楽天に8―1で快勝した。五回に佐藤の2点二塁打で先制し、六回は熊谷、立石の適時打で2点を加えた。高橋は7回1失点でリーグトップに並ぶ7勝目。

◆阪神で1994年に新人王に輝き、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツ、楽天と渡り歩き、日米通算91勝をマークしたサンケイスポーツ専属評論家の藪恵壹氏(57)は、七回のバッテリーの配球に疑問を呈した。六回までの高橋は、これまで同様、文句なしの投球内容を披露していた。六回まで75球。完封も狙えたし、悪くても八回まで投げられると思ってみていた。ところが、七回に4連打。投手は4連打されると、さすがにショックで理由を考える。真相は分からないが、一気に疲れを感じたのではないか。五回に自分のバットで安打を放って、最終的には佐藤の二塁打で生還した。が、ずっと塁上にいて、普段と違う動きがあり、自然と疲れがたまっていたとも考えられる。4連打直後のマッカスカーに対する2球目。捕手・伏見は内角に構えたが、この場面、長打のある外国人に対して、絶対にありえないリード。疲れのある高橋の球が、たまたま逆球で外角にいったから助かった。紙一重でもあった。初めて臨む長いシーズンも、ここまでは順調にきている。ただ、一番難しい梅雨の時期がきた。コンディション維持だけは大事にしてもらいたい。私も経験したが、一度、調子を落とすと、なかなか元の調子を取り戻せないもの。大谷翔平のように、よく寝て、よく食べて、乗り切ってもらいたい。

◆阪神・森下翔太外野手(25)が、死球で途中交代した。五回の第3打席。2死一塁で岸のチェンジアップが右手首付近に直撃。痛がる素振りは見せず、球審にアピールして一塁へ進み、直後の守備にも就いた。だが、六回2死一、二塁で森下に代打・嶋村がコールされた。森下は右手首にアイシングをしながらクラブハウスへ引き揚げ「あしたになってみてからですね」と話し、病院へ直行。右手首の打撲と診断され、6日の楽天戦出場は患部の状態を見ながらになりそうだ。試合後、藤川監督は「まだ報告を受けていませんけど、こればかりはいるメンバーで戦わなければいけない。またあした彼も前向きな気持ちで出てこられたらいいですけど、報告を待ちたい」と神妙な面持ちで話した。リーグトップとなる6個目の死球が大事に至らないことを願うばかりだ。(渡辺洋次)

◆阪神は打線がつながり連敗を3で止めた。五回に佐藤の2点二塁打で先制し、六回は熊谷、立石の適時打で2点、七回には4点を加えた。熊谷は4打点。高橋は7回1失点でリーグトップに並ぶ7勝目。楽天は投手陣が粘れなかった。以下に阪神のデータ。?阪神・高橋が開幕から負けなしの7連勝。2リーグ制(1950年)以降、阪神の投手が開幕7連勝以上したのは、2010年の能見篤史(8連勝)以来16年ぶり5人目。能見は7勝目が救援勝利。全て先発勝利の開幕7連勝は03年のムーア(7連勝)以来23年ぶり2人目で、日本投手では初めて。?阪神の投手の開幕からの最多連勝は1リーグ時代の47年の御園生崇男がマークした開幕13連勝。

◆じめじめとした梅雨の空気も、つながらない拙攻の波も、打のヒーローがひと振りで吹き飛ばした。白球が右中間を突き破る。喉から手が出るほど欲しかった先制の決勝打に、阪神・佐藤輝明内野手(27)は塁上でほえた。「本当によかったなと思います。何とか先制点というところで、打てたので気持ち出ましたね」4イニング連続で先頭打者が出塁した五回2死一、二塁の好機だった。あと一本が出ず、遠かったホーム。岸のチェンジアップを捉えた。先制の2点二塁打。珍しくナインを鼓舞するように全身で喜びを表現した。4日の西武戦(甲子園)では自己最長タイの14試合連続安打がストップし、右翼の守備でも痛恨のダブルエラー。それでも「日々の積み重ね。毎打席集中していきたい」と気持ちは切れなかった。打率・366、15本塁打、43打点でセ・リーグ3冠をキープ。文句なしの活躍で今季10度目のヒーローインタビューを受けた打の主役は、スタンドの子供たちから憧れのまなざしを向けられた。「もちろん甲子園もよく見に来ていたし、そのときの選手はヒーローに見えましたね。みんなすごいなと思いながら。(ヒーローは)阪神の先輩です」「STADIUM HEROES DAY」と銘打たれた楽天3連戦。甲子園のお膝元・西宮市出身の佐藤にとって、幼少期にスタンドから見つめた縦じまの先輩たち全員がヒーローだった。金本、鳥谷、今岡-。令和の4番が勢いづけた猛虎打線は、あの頃と同じようにみんながヒーローとなって猛打をふるう。交流戦に入り低調だった打線は10安打8得点と久々の快音。藤川監督は「4番が打ってタイガースらしいゲームでね。ファンの方に勝利を届けられてうれしい」と目を細めた。今季8本目の決勝打も、森下と並んで12球団トップ。やはり、サトテルが打てば虎は勝つ。「しっかりいいところで打てるように、今日みたいにいい打席にできるように。結果でね、引っ張っていけるように頑張ります」セ・リーグが誇る虎のヒーローは勝利の一打がよく似合う。ファンを、子供たちを、これから何度も晴れやかな笑顔にする。(原田遼太郎)

◆阪神・高寺望夢内野手(23)が神走塁で甲子園を沸かせた。2―0の六回、先頭で右前打を放つと、続く伏見の打席でエンドランを仕掛け、遊撃手が送球するタイミングを見計らい、一気に三塁まで到達した。「行けると思ったんで行きました。次の塁を狙うことは引き続きやっていきたいと思います」。熊谷の中前適時打で貴重な追加点につながった。2四球も選び、3出塁でチームに貢献。存在感が増してきている。

◆阪神・畠世周投手(32)が7点差をつけた直後の八回に登板。三者凡退に抑えて相手に流れを渡さなかった。「ゾーン内で勝負できた。(中継ぎの)1番手なので、いいテンポで終われた方がいいかなと思った。それができてよかった」。これで5試合連続無失点。存在感が増している右腕は「中継ぎはゼロで抑えることが仕事」と頼もしかった。

◆阪神・湯浅京己投手(26)が九回を締めた。先頭の4番・浅村を中飛に仕留めると、村林を空振り三振、黒川を二ゴロと危なげなく無失点。「いつも(高橋)遥人さんはいいピッチングをしてくれているので、しっかり勝ち切れるように頑張って投げました」と気を吐いた。8試合連続無失点で防御率は2点台(2・95)に突入。さらに状態を上げていく。

◆楽天のドラフト2位ルーキー伊藤樹はデビュー戦でプロの洗礼を浴びた。1―4の七回に3番手で救援し、最初のアウトを奪うまでにいきなり4失点。「初登板だからといって許されるものではない。すごく悔しい」と思い返した。続投した八回はカーブを絡めて3人で片付け、修正力を発揮。早大出の即戦力候補に対し、青山投手コーチは「2イニング目は可能性を見られた。まだまだやることは多いが、引き続き頑張ってもらいたい」と糧にすることを願った。

◆投げて、打って、勝利を手繰り寄せた。今季9試合目で初めての甲子園のマウンド。阪神・高橋遥人投手(30)が7回6安打1失点、10奪三振の力投でリーグトップに並ぶ7勝目。防御率とともに投手2冠となった。「しっかり甲子園で試合作れてよかった。(本拠地に限らず)声援をすごくもらっているのは分かる。最少失点で(ベンチに)帰ってこれてよかった」バットでも魅了した。0-0で迎えた五回先頭の打席だ。先発・岸の直球を左前へ運び、一塁ベース上で満面の笑み。今季4本目となる安打で、佐藤の先制2点打のおぜん立てをした。「シンプルに、めっちゃうれしいです。打てて、はい」。普段の打撃練習の成果か、と問われると「いや、イメージくらいっす」と謙遜したが、〝9人目の野手〟としてアピールした。この一打で投球にも余裕が出てきたのか、直後の六回は3者連続三振に仕留めた。最大のピンチは4-0で迎えた七回だ。3連打で無死満塁とされ、黒川にも中前適時打を許し、なおも無死満塁。ここから高橋はギアチェンジ。マッカスカー(前ツインズ)、伊藤光をともに空振り三振、続く代打・渡辺佳を二ゴロに。すべて得意球のツーシームだった。「本当に苦し紛れのボールですけど。結果的に粘れてよかった」勝ち星はハーラートップのヤクルト・山野に並ぶ7勝。防御率0・90もリーグトップ。「たまたまです。運だと思うので。でも、目標を立てると達成できないことが多いので...」。数字の質問には反応しなかったが、初の甲子園での打のヒーロー佐藤、熊谷と3人でのお立ち台への感想を聞かれたときだ。「(敵地では)ずっと1人だったので。3人で上がれるのが、すごい心強かったというか...」。最近、ヒーローインタビューが話題となっている左腕が本音をポロリ。マウンドで仁王立ちする表情とのギャップが虎党から愛される理由だ。(三木建次)

◆守備の男がバットで勝利に貢献した。阪神・熊谷敬宥内野手(30)が、2―0の六回1死三塁で前進守備の間を抜ける中前打を放った。「(四回に)満塁で三振して、ため息がすごかったんで、なんとか絶対に打ったろうという気持ちでいました」。これだけでは終わらない。七回には無死満塁で走者一掃となる左越え二塁打。4打点で今季初の猛打賞もマークした。交流戦からスタメンで出場する機会が増えたが、試合前まで打率・188と低迷。「僕の中でも出続ける中で悔しい部分もあった。チャンスで一本出たことが僕にとって大きかった」と打率は・250まで上昇。下位打線から存在感をみせつける。

◆阪神・伏見寅威捕手(36)は攻守で高橋の7勝目をアシストした。七回に4連打で1点を失ったが「大きいイニングだった。どれだけいいピッチャーでもピンチを招くので、どうやって乗り切るかが大事」と最少失点で切り抜けた。直後の攻撃では無死満塁で中前へタイムリー。「みんなが作ってくれた流れだったので、それに便乗した感じでした」と振り返った。

◆猛虎打線がお目覚めや! 阪神は10安打を放ち、8-1で勝利。連敗を3で止めた。ドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が六回に右前へダメ押しとなる適時打。3試合12打席ぶりの安打で、甲子園ではプロ初打点をマークした。甲子園での連敗も「5」で止まり、楽天戦の連敗も「7」でストップ。黄金ルーキーが聖地で再加速や!甲子園の黒土に、緑の戦闘服をまとったヒーローの表情が映える。猛虎打線とともに黄金ルーキー・立石もお目覚め。貴重な適時打で本拠地では26打席ぶりに「H」ランプを灯し、初めて受ける360度からの「立石コール」に帽子をとって一礼で応えた。「なかなか甲子園でヒットすら出ていなかったので、いろんな方の前でまず1本が出てよかった。チャンスでの凡退が多かったので、打点として、結果として少しは貢献できたと思います」2―0の六回。2番手・渡辺翔から熊谷の適時打で1点を加え、なおも2死三塁で第4打席を迎えた。初球のカットボールに豪快な空振りを喫したものの、その積極性は揺るがない。2ストライクからの3球目。「簡単に追い込まれて、どうにかして事を起こそうと思っていた」。高めの148キロ直球を逆方向へはじき返すと、打球は右前で弾み、三走を悠々と迎え入れた。これが5月24日の巨人戦(東京ドーム)で放ったプロ初本塁打以来となる6打点目で、甲子園では初。試合前時点で、本拠地打率・040(25打数1安打)だったルーキーにとって、甲子園での安打は同20日の中日戦以来。交流戦に入り結果を残せずにいた中、試合前練習では藤川監督から〝金言〟も授かっていた。「詳しくは言えないですけど。他の選手の打撃練習も見ておくようにというニュアンスのことを言われました」言葉を受けた立石は、佐藤や中野の打撃練習を注視。好打者たちの練習を間近で見つめながら、自らの打撃にどう落とし込むかを考え続けた。藤川監督も「一つ、ポツッと話しかけると、少し技術などのところもこちらに語り掛けてくる。もしかしたら聞いてもらいたいこともあるのかなと、最近少しは思いますね」と姿勢を評価。「そういう意味で、チームワークというのは非常に大事になると思います」と続けた。黄金ルーキーの目覚めとともに、チームは連敗を3でストップ。楽天戦の連敗も7で止まった。首位ヤクルトに0・5ゲーム差に迫った。一方で3位巨人も1ゲーム差に接近しており、上位争いは3チームによる混戦の様相を呈している。楽天3連戦は「STADIUM HEROES DAY」として開催。「甲子園グリーン」のジェット風船が空を舞い、ナインは同色のユニホームをまとってプレー。立石も「このカード全部このユニホームなので、きょうをきっかけに結果を出せるようにしたい」。復調の兆しをつかみ、その勢いを次戦以降につなげる構えを示した。「今までなかなか打てなくて迷惑をかけていたので。機会があればどんどん積極的に結果を残せるプレーをしたいなと思います」苦しみながらも貫いてきた積極性が、ようやく結果として実を結んだ。連敗脱出の一翼を担ったヒーローが、ここから再び歩みを加速させる。(萩原翔)立石は4日、試合前練習に先立って室内練習場で打撃練習に励んだ。打席での構えやフォームのバランスを入念に確認。調整を支えた小谷野打撃チーフコーチは創価大の大先輩で、2010年に打点王に輝くなど通算1260安打を積み重ねた実績を誇る。頼れる先輩のサポートに「(心強いのは)もちろんです。すごく結果を残されている方ですし、日々勉強させてもらっています」と感謝した。

◆かつて、延長ノーヒットノーランを自らのサヨナラホームランで飾った江夏豊は「野球は一人で勝てる!!」と言った(ホントは言っていないんだけど、俺はマスコミのファインプレーだと今でも思う)。ま、それをふまえて俺はあえて言うわー! 「野球は二人で勝てる!!」と。終わってみれば8-1と大勝に見えるけど、投げては7回104球、10三振1失点の高橋遥の7勝だし(先制点のきっかけも遥人のヒットやろ~)、打っては4番サトテルちゃんの2点タイムリー2ベースが全てやろー!! 3安打の熊谷も頑張った(このままレギュラー獲ったれやー!!)、ドラフト1位ルーキーの立石にもタイムリーが出た!せやけどそれは、20年目170勝の大ベテラン楽天・岸を佐藤輝が打ち崩してからの交代投手からのものだから、俺の中の喜びはそこまでじゃないのだ!あえて、もう一度言うけど8点関係ないからね! 正直、阪神打線はいい投手は打てまヘ~ン! なら五回無死一塁で立石にバントさせて先制点を狙うくらいの『攻撃的な謙虚な野球』をやれよー!!

◆阪神なんば線で甲子園へ向かう途中、大物駅の手前の車窓からSGLのグラウンドがよく見える。1秒、2秒、3秒くらい。2軍戦が行われていた。マウンドに背番号19。電車内から1球だけ投じる光景が見えた。故障を乗り越え現在地までやってきた2024年ドライチ・下村の実戦初先発。見たことがないトラ番記者が、まだまだいっぱい存在する。「俺は初先発を見た!」と、これで自慢できる?!ライトのポジションに背番号120も見えた。野手転向して再出発の西純矢。20年ドライチも熱烈応援したい。下村はいつ、1軍のマウンドに来るんだろうか? 西純は1軍に来たらいいなぁ。あれこれ考えるのも楽しい。下村の詳報は、SGLにいたトラ番・萩原翔に任せたい。甲子園の試合前は「雨の話」で盛り上がっていた。交流戦シーズンは、梅雨と重なる。毎年のことだが、この時期のプロ野球担当記者は、天気予報とにらめっこだ。雨で中止になると、まず、その試合がどこに当てはまるか、が気になる。もちろん、仕事に影響する。雨で流れれば、ローテーションが変更する。その日登板予定だった投手がどこにあてはまるか? 探り当てれば、立派な記事になる。2日の西武戦が流れて、その試合が16日に組み込まれることが正式発表された。誰が先発するのか?さらに注目を集めているのは、7日のお天気。甲子園方面はどうやら、かなりの確率で雨が降る予報らしい。トラ番キャップ・原田遼太郎も「ヤバそうです」と表情を曇らせていた。開幕前に日程が発表された時点で、5日からの楽天3連戦の予備日は8日に決まっている。ということは、7日が流れた場合は自動的に8日になる。

◆阪神は6日、大雨が予想される6月7日の楽天戦(甲子園)が雨天中止となった場合、8日に同球場で開催する振替試合の入場券の詳細を発表した。入場券はインターネットで6月7日の午後9時から発売する。6月8日の午前10時からは阪神甲子園球場窓口でも発売する。コンビニでの取り扱いはない。詳細は球団公式サイトまで。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
820 0.800
(↓0.089)
-
(-)
842
(+3)
29
(+8)
11
(+1)
8
(-)
0.257
(↓0.004)
2.800
(↓0.6)
2
(-)
西武
621 0.750
(↓0.107)
1
(-)
938
(-)
18
(+1)
7
(-)
6
(+1)
0.248
(↓0.007)
1.680
(↑0.07)
3
(-)
巨人
730 0.700
(↑0.033)
1
(↑1)
839
(+8)
34
(+2)
7
(+1)
9
(+2)
0.246
(↑0.002)
3.440
(↑0.16)
4
(1↑)
日本ハム
630 0.667
(↑0.042)
1.5
(↑1)
930
(+3)
19
(+1)
7
(+2)
4
(-)
0.244
(↓0.005)
1.800
(↑0.15)
5
(2↓)
ロッテ
640 0.600
(↓0.067)
2
(-)
833
(+2)
26
(+8)
4
(+1)
5
(-)
0.232
(↓0.002)
2.450
(↓0.65)
6
(1↑)
中日
550 0.500
(↑0.056)
3
(↑1)
828
(+1)
27
(-)
6
(-)
3
(-)
0.225
(↓0.001)
2.400
(↑0.27)
7
(-)
ORIX
451 0.444
(-)
3.5
(↑0.5)
833
(+2)
29
(+2)
4
(+1)
3
(+1)
0.255
(↓0.009)
2.730
(↑0.43)
7
(1↓)
ヤクルト
451 0.444
(↓0.056)
3.5
(-)
824
(+1)
35
(+3)
5
(-)
7
(+1)
0.239
(-)
2.780
(↑0.05)
9
(-)
DeNA
460 0.400
(↑0.067)
4
(↑1)
835
(+8)
51
(+3)
8
(+4)
2
(-)
0.254
(↑0.013)
4.910
(↑0.22)
10
(-)
阪神
360 0.333
(↑0.083)
4.5
(↑1)
923
(+8)
28
(+1)
6
(-)
7
(+3)
0.210
(↑0.012
2.480
(↑0.18)
11
(-)
楽天
280 0.200
(↓0.022)
6
(-)
830
(+1)
46
(+8)
8
(-)
2
(-)
0.222
(↓0.004)
4.730
(↓0.44)
12
(-)
広島
171 0.125
(-)
6
(↑0.5)
918
(+2)
31
(+2)
4
(-)
6
(+3)
0.195
(↓0.006)
2.790
(↑0.21)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
32231 0.582
(↓0.011)
-
(-)
87187
(+1)
185
(+3)
35
(-)
41
(+1)
0.243
(-)
3.040
(↑0.01)
2
(-)
阪神
31231 0.574
(↑0.008)
0.5
(↓1)
88212
(+8)
181
(+1)
42
(-)
37
(+3)
0.251
(↑0.001
3.050
(↑0.04)
3
(-)
巨人
31250 0.554
(↑0.009)
1.5
(↑1)
87180
(+8)
187
(+2)
44
(+1)
41
(+2)
0.231
(↑0.001)
3.150
(↑0.02)
4
(-)
DeNA
25292 0.463
(↑0.01)
6.5
(↑1)
87202
(+8)
221
(+3)
31
(+4)
27
(-)
0.248
(↑0.002)
3.480
(↑0.01)
5
(-)
広島
19313 0.380
(-)
10.5
(↑0.5)
90149
(+2)
171
(+2)
30
(-)
35
(+3)
0.213
(↓0.001)
2.910
(↑0.03)
6
(-)
中日
20351 0.364
(↑0.012)
12
(↑1)
87184
(+1)
208
(-)
39
(-)
22
(-)
0.237
(-)
3.460
(↑0.06)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
33222 0.600
(↓0.011)
-
(-)
86218
(-)
172
(+1)
48
(-)
23
(+1)
0.250
(↓0.001)
2.530
(↑0.03)
2
(-)
ソフトバンク
31240 0.564
(↓0.01)
2
(-)
88236
(+3)
200
(+8)
52
(+1)
27
(-)
0.247
(-)
3.270
(↓0.1)
3
(-)
ORIX
30251 0.545
(-)
3
(↑0.5)
87197
(+2)
190
(+2)
33
(+1)
21
(+1)
0.243
(↓0.002)
3.230
(↑0.08)
4
(-)
日本ハム
29290 0.500
(↑0.009)
5.5
(↑1)
85229
(+3)
220
(+1)
67
(+2)
30
(-)
0.239
(↓0.001)
3.570
(↑0.06)
5
(-)
ロッテ
27290 0.482
(↓0.009)
6.5
(-)
87184
(+2)
207
(+8)
39
(+1)
27
(-)
0.239
(-)
3.370
(↓0.1)
6
(-)
楽天
21341 0.382
(↓0.007)
12
(-)
87176
(+1)
212
(+8)
38
(-)
27
(-)
0.240
(↓0.001)
3.690
(↓0.09)