阪神(☆8対1★)楽天 =交流戦1回戦(2026.06.05)・阪神甲子園球場=
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楽天
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阪神
00002240X81000
勝利投手:髙橋 遥人(7勝0敗0S)
敗戦投手:岸 孝之(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆阪神は5回裏、佐藤の2点適時打で先制に成功する。続く6回に熊谷と立石の適時打でリードを広げると、7回には伏見と熊谷の連続適時打で4点を挙げ、相手を突き放した。投げては、先発・高橋が7回1失点10奪三振の力投で今季7勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。

◆阪神は5日から相性の悪い楽天戦。楽天戦は通算35勝39敗と負け越しており、交流戦のカード別勝利数はソフトバンク戦の29勝に次ぐ少なさ。勝利したのは23年6月7日が最後で、同年6月8日から7連敗。昨年の3連戦は6月13日の1回戦は2-3、14日の2回戦は4-5、15日の3回戦は2-3とすべて1点差負けだった。また、この連敗中は7試合連続で本塁打もなし。1発を打って連敗ストップを狙いたい。

◆阪神の黄金ルーキー立石正広内野手(22)が最初の踏ん張りどころを迎えている。交流戦は8試合で32打数3安打、打率9分4厘とついに1割を切った。ただ内容は決して悪くない。前日4日の西武戦(甲子園)はとらえた当たりが2回あったが左飛、遊撃の好捕にあって安打にならない不運があった。6試合ぶりに1番打者に戻り、西武平良海馬投手(26)に対して持ち前の積極性も発揮した。実は4日の試合前はいつもと違う行動を取っていた。ウオーミングアップの時間が来てもグラウンドに1人だけ姿を見せなかった。数分後に室内練習場から現れ、小谷野栄一打撃チーフコーチ(45)のマンツーマン指導を受けていた。故障を経てのプロデビューから13試合連続でスタメン中で疲れも出るところ。真のレギュラーになるために乗り越えなければならない時期に来ている。

◆阪神ナインが、かつての同僚の楽天加治屋蓮投手(34)と再会した。阪神の試合前練習後、加治屋が阪神ベンチ付近へ訪れ、選手やコーチ、スタッフらにあいさつ。同学年の梅野隆太郎捕手(34)と笑顔で肩を組み、原口文仁氏(34)と話すシーンもあった。加治屋は21~24年まで阪神でプレーし、23年のリーグ優勝、日本一にも貢献した。

◆楽天の青山浩二投手コーチ(42)が1軍に合流した。青山コーチは24年に1軍コーチを務め、昨季からは主に2軍を担当していた。代わって1軍担当だった小野寺力投手コーチ(45)が2軍帯同となる。楽天は前日4日のDeNA戦の7点リードの8回、リリーフ陣が打ち込まれて一挙7失点で同点に追いつかれる。9回にバッテリーエラーでサヨナラ負けを喫していた。

◆楽天1回戦のスタメンが発表された。1番は2試合連続でドラフト1位の立石正広内野手(22)が務める。甲子園の試合は現在、5連敗中。高橋遥人(30)と伏見寅威捕手(36)のハルトラバッテリーで、まずは連敗を止める。ここまで無傷の6連勝の高橋は、今季甲子園初登板となる。

◆阪神藤川球児監督(45)が試合前のフリー打撃中、立石正広内野手(22)と話し込んだ。ケージ脇で順番待ちしていたドラフト1位ルーキーに笑顔で近づき、打撃の身ぶりも少し加えながら、約1分間にこやかに会話した。5月に鮮烈デビューを飾った立石は交流戦に入って安打に恵まれていない。交流戦は32打数3安打。前日に打率1割を切った。藤川監督は1週間前にも同じように声をかけていた。そのときは報道陣に対して「期待が大きくなってしまっているだけに、たった何打席かであまりメンタルや心の揺れ動きは必要ないよ、と。そこはタイガースならではというかね」と説明。特有の注目度から来る重圧や焦りをやわらげる意図があったことを明かしていた。

◆この3連戦は「スタジアム・ヒーローズ・デー」として開催される。球場で働くすべての人、野球を愛するすべての人が、主役になる日がテーマ。甲子園の鮮やかなグリーンは球場そのものを象徴する印象的なカラーとして、特別ユニホームは「甲子園グリーン」と、球場の壁面を想起させるアイボリーを基調にした斬新なデザインとなった。グラウンドとスタジアムの空気感を一着に落とし込み、球場に関わるさまざまな人の存在を感じながら戦えるように、との思いが込められた。新鮮な色合いに、阪神の選手がウォーミングアップのためグラウンドに現れた瞬間、内野席のファンから一斉にカメラが向けられた。

◆阪神の遊撃手・熊谷敬宥(30)が超美技を見せた。4回1死、平良竜哉内野手(27)の中前に抜けようかという打球を横っ飛びで押さえ、素早く立ち上がって一塁に好送球。アウト判定に球場が沸いた。一塁はかなりきわどいタイミングだったが、一塁塁審の真鍋勝已(57)は小さなアクションで冷静に右こぶしを上げたのみ。反対に、平良は駆け抜けた瞬間にセーフを確信したように猛アピール。楽天のリクエストで判定はセーフに覆った。

◆阪神佐藤輝明内野手(27)、森下翔太外野手(25)の2人が"アベック盗塁"を決めた。佐藤は2回の先頭に四球で出塁。続く、5番大山悠輔内野手(31)の2球目にスタート。二盗を成功させ、今季4個目の盗塁で得点圏に進んだ。森下は4回の先頭に四球で出塁。その後2死から高寺望夢内野手(28)の3球目にスタートし、今季3盗塁目を決めた。2人が1試合でそろって盗塁をマークするのは通算でも初だ。ただ、虎の主砲コンビが足で好機を広げるも、後続が倒れて先取点にはつながらなかった。

◆これ以上ない守備判定覆りセーフも熊谷敬宥が守備で魅せる??阪神×楽天#阪神タイガース #だったらDAZN pic.twitter.com/b6hPZYAyDr

◆防御率0点台の阪神先発・高橋遥人投手(30)が、今季4安打目をマークした。5回先頭で楽天岸から左前打を放ち出塁。チーム2本目の安打だった。ベテラン右腕からの一打に、甲子園は大歓声。この一打から、この回の先制につながった。高橋は、これで19打数4安打となり、打率は1割6分7厘から2割1分1厘に上昇した。

◆阪神佐藤輝明内野手(27)が先制の2点適時二塁打を放った。0-0で迎えた5回2死一、二塁の第3打席だった。カウント3-1からの5球目。楽天岸が投じた外角チェンジアップを仕留め、打球は右中間を真っ二つに破っていった。打った虎の主砲は二塁ベース上に到達すると何度も両手をたたき、喜びを爆発させた。打線は4回まで3者凡退は初回のみ。再三のように走者を出すも、あと1本が出ていなかった。打撃主要3部門でトップをひた走る頼れる4番のバットが待望の先取点をもたらした。

◆阪神森下翔太外野手(25)の必死のアピールが認められた。5回2死一塁でフルカウントから岸孝之投手(41)の抜けたチェンジアップが右手首に当たった。一塁に歩き出した森下だが、須山祐多球審(38)はファウルとみて、森下を呼び止めた。森下は必死の形相で死球を猛アピール。最後は手袋を脱いで確かめてもらい、須山は納得した様子で死球を告げた。中継の映像でははっきりと右手首付近に当たっているのが確認できた。この時点でリーグ単独トップの6個目の死球となった。次打者の佐藤輝明内野手(27)が右中間二塁打を放ち、森下も生還。先制の2点が入った。手袋を脱いでの死球アピールは広島で活躍した達川光男が有名。SNSでは「達川みたいなアピール」「ホンマに当たっているからケガがなくてよかった」と声が上がった。

◆楽天岸孝之投手(41)のプロ入りから20年連続勝利は持ち越しとなった。4年ぶりに阪神戦に先発。初回はわずか7球で3者凡退に抑えたが、以降は毎回得点圏に走者を置く苦しい投球が続いた。2回無死二塁からは大山を投ゴロ、高寺を直球で空振り三振、伏見を遊ゴロ。3回1死二塁では立石を直球で空振り三振、中野を左飛。4回2死満塁では熊谷をチェンジアップで空振り三振としピンチを脱した。5回は先頭の投手高橋の安打と死球で2死一、二塁とすると、4番佐藤に右中間に先制の2点適時二塁打を許した。6回の打席で代打を送られ、5回3安打5四死球2失点で降板した。今季1軍初登板だった5月29日ヤクルト戦は5回3失点で初黒星。この日も勝利をつかめなかった。

◆阪神高寺望夢内野手(23)が神走塁で沸かせた。6回の先頭で右前打。次打者・伏見寅威捕手(36)の打席で1ボールからヒットエンドランがかかり、高寺はスタート。緩い遊ゴロが、一塁に転送される間に高寺は一気に三塁までおとしいれた。実は、伏見が空振りしてもセーフだったと思われるほどの好スタートを切っていた。加えて、遊撃手の打球処理がぎりぎりのプレーになると見ての好判断だった。これによって相手は1死三塁の前進守備になり、熊谷敬宥内野手(30)のしぶとく二遊間を抜く安打で高寺が3点目のホームを踏んだ。

◆阪神森下翔太外野手(25)が途中で退いた。6回、チャンスで打席が回ってきたが嶋村麟士朗捕手(22)が代打でコールされた。異変に気づいた甲子園の客席はしばらくの間、ざわめいた。森下は5回2死一塁で楽天岸孝之投手(41)の抜けたチェンジアップを右手首付近に当てていた。そのままプレーを続け、6回の守備にもついていた。阪神では4月26日、同じように近本光司外野手(31)が左手首に死球を受けて骨折。今も戦線離脱している。

◆阪神高橋遥人投手(30)が今季初の甲子園でのマウンドでも、圧倒的な投球を見せた。9試合目で初の本拠地登板。「特に変わりなく、いつも応援してもらってますけど、そういうのを力に試合をつくれるように頑張りたい」。そう意気込んでいた通り、初回、楽天先頭の佐藤を140キロツーシームで空振り三振スタート。スコアボードに0を並べていった。さらに5回先頭で迎えた第2打席では、岸の140キロ直球にうまく合わせて左前打をマーク。2死一、二塁から佐藤輝の二塁打で先制のホームを踏み、攻撃の起点にもなった。これが自己最多のシーズン4安打目。オフには同じ静岡出身の先輩・岩崎から「自分は(最多でシーズン)4本なので5本打ってください」とノルマを課されていた。「いっぱい投げられたら4本は打てるんじゃないかと思っている」と自信たっぷりだった左腕。投打に有言実行の活躍となった。

◆阪神中野拓夢内野手(29)がアクシデントをものともせず躍動した。7回の守備。先頭平良竜哉内野手(27)の一、二塁間への打球を追ったが最後のバウンドが変わり、左手首に打球を当てた。グラブが外れるほどで、痛みに顔をゆがめた。ただ、プレーは続行。その裏の打席では鮮やかな右前打も放ってみせた。

◆阪神高橋遥人投手(30)が今季、甲子園で初登板し、無傷の7勝目を挙げた。前半は2回、4回と安打の走者を出すも、後続をしっかり断って楽天打線につけいる隙を与えず。自身の今季4安打目をきっかけに2点を先制した直後の6回は3者連続三振を奪い、全く危なげない投球を見せた。だがリードが4点に広がった直後の7回、先頭の平良竜哉内野手(27)から4連打を浴び、黒川史陽内野手(25)の適時打でついに失点。今季5度目の完封勝利はならなかった。それでもリードを守って自身の連勝を7に伸ばし、ハーラートップタイに。チームの甲子園連敗も5で、楽天戦の連敗も7で止めた。

◆楽天の阪神戦連勝は7でストップした。中盤に失点を重ねて敗戦。大逆転負けを喫した前夜のDeNA戦に続き2連敗で、借金は今季最多タイの13となった。先発の岸孝之投手(41)は初回、わずか7球で3者凡退に抑えたが、以降は毎回得点圏に走者を置く苦しい投球となった。5回は先頭の投手高橋に安打を打たれると、2死後に森下に死球を与えて一、二塁のピンチを招く。続く4番佐藤に右中間に先制の2点適時二塁打を許した。ベテラン右腕は5回3安打5四死球2失点で降板。今季2敗目を喫した。6回には2番手の渡辺翔太投手(25)がつかまり、熊谷と立石の適時打で2点を追加された。打線は6勝0敗の高橋を攻略できなかった。7回に平良竜哉内野手(27)、浅村栄斗内野手(35)、村林一輝内野手(28)、黒川史陽内野手(25)の4連打で1点を返す。なおも無死満塁からカーソン・マッカスカー外野手(28)、伊藤光捕手(37)が連続三振。代打渡辺佳明内野手(29)が二ゴロに倒れた。7回裏からはドラフト2位の伊藤樹投手(22)がプロ初登板。しかし、阪神打線に洗礼を浴びて打ち込まれた。

◆阪神森下翔太外野手(25)が死球で途中交代した。5回2死一塁で楽天岸孝之投手(41)の抜けたチェンジアップが右手首付近に当たり、そのままプレーを続けていたが、6回2死一、二塁で回ってきた打席で嶋村麟士朗捕手(22)が代打でコールされた。ベンチから引き揚げた森下は右手首付近にアイシング。「明日になってみてからですね」と話し、病院に向かったとみられる。

◆阪神熊谷敬宥内野手(30)が大活躍した。「8番遊撃」で先発。3回の先頭で中前に鮮やかにはじき返し、チーム初安打。6回は貴重な追加点となる中前打。きわめつきは7回、無死満塁から左越えに3点二塁打。この時点で3安打4打点と止まらなかった。熊谷は楽天の本拠地・仙台市の出身。仙台育英でも活躍した。今年の楽天は、野手の主力に関西ゆかりの選手がずらりと並ぶことで話題になっている。逆に、関西で活躍する東北人が「地元球団」を相手に元気なパフォーマンスを見せた。

◆阪神が8得点の快勝で連敗を3で止めて、対楽天戦の連敗も7でストップした。また、甲子園での白星は5月20日の中日戦以来、6試合ぶりとなった。楽天先発の岸を前に4回まで無得点。4回は2死満塁の絶好機を生かせなかったが、4番が突破口を開いた。0-0のまま迎えた5回。先頭の高橋遥人投手(30)の左前打、森下翔太外野手(25)の死球から2死一、二塁。迎えた佐藤輝明内野手(27)が外角チェンジアップを仕留め、右中間へ2点先制の適時二塁打を放った。さらに続く6回には、先頭の高寺望夢内野手(23)が右前打を放ち、続く伏見の遊ゴロで一気に三塁へ進む好走塁。ここで熊谷敬宥内野手(30)が3点目の中前適時打。さらに2死三塁からルーキー立石正広内野手(22)が右前適時打で続いた。勢いづいた打線は止まらず7回。佐藤の四球から大山悠輔内野手(31)が中前打でつなぎ、高寺の四球で無死満塁。ここで伏見寅威捕手(36)が中前適時打を放つと、なおも無死満塁で熊谷が走者一掃の適時三塁打を放った。先発の高橋は、今季甲子園初登板で7回6安打1失点の無傷の7勝目。好投でリーグトップに並んだ。

◆阪神高橋遥人投手(30)が失点後から連続奪三振で要所を締めた。4点リードの7回は観客席からジェット風船を膨らませる音が鳴る中、左腕は3者連続安打を喫した。いきなり無死満塁のピンチを迎え、6番黒川に147キロの直球を中前に運ばれ、1点をかえされた。満塁のピンチは続き7番マッカスカーを4球で空振り三振、8番伊藤光にもツーシームを中心に4球で空振り三振と攻め続けた。9番には代打で得点圏3割5分の渡辺佳。高校野球の名門・横浜(神奈川)の名将だった渡辺元智氏(81)の孫との対決を外角低めから入り、最後はストライクゾーンに投げ込んだ5球目を二ゴロで打ち取り、3つめのアウトをとった。

◆息をのむような時間だったが、一塁は余裕をもってアウトだった。阪神高橋遥人投手(30)が7回に先頭から4連打で1点を失った。4-1とリードは3点に縮まった。なおも無死満塁。ここから左腕は2三振を奪い、2死満塁として、打席に代打・渡辺佳明内野手(29)を迎えた。左打者の渡辺佳明はツーシームを引っかけて高いバウンドのゴロを二塁前に打った。転がった瞬間、場内に悲鳴が上がったが、二塁手の中野拓夢(29)は驚くほど冷静だった。打球を待って、バウンドを合わせて捕球。素早く一塁に投げてアウトを取った。中野の脚力なら前に出て最初のバウンドで取りにいきたくなってもおかしくないところ。中野は落ち着いて打者の脚力、打球の強さを見て安全策をとった。大ピンチをわずか1失点で切り抜け、甲子園に沸き起こった拍手喝采は、間違いなく中野にも向けられていた。

◆阪神伏見寅威捕手(36)が攻守で存在感を示した。3試合連続のスタメンマスクで先発高橋を好リードし、7回1失点で今季7勝目をアシスト。7回には先頭から4連打を浴びたが、最少失点で切り抜け「ピンチは招くので、どうやって乗り切れるかが大事。連打はくらいましたけど、切り替えてバッター1人1人に集中してくれた結果」と左腕をたたえた。打っては7回無死満塁から中前適時打を放ち、バットでも大勝に貢献した。

◆6日の楽天戦(甲子園)に先発する阪神・村上頌樹投手(27)はキャッチボールとショートダッシュで調整した。4年連続の対戦となり、過去3戦2敗で未勝利。「つながると大量得点があるので、回の先頭であったりだとか、無駄な四球には注意したい」と警戒心を高めた。同カードは「STADIUM HEROS DAY」として開催。自身のヒーローを聞かれると「憧れていたのが藤川監督。少しでも本当に恩返しできるように頑張りたい」と誓った。

◆3連敗中の阪神は高橋遥人投手(30)が先発する。ここまで8試合に先発し、6勝0敗、防御率0.86と圧巻の成績を残している左腕はこの試合が今季甲子園初登板。チームは対楽天戦7連敗中、甲子園では5連敗中と負の連鎖を左のエースが止める。

◆楽天が投手コーチの入れ替えを発表した。青山浩二投手コーチ(42)を2軍から1軍へ、小野寺力投手コーチ(45)を1軍から2軍へ配置転換した。チーム防御率は4日時点で、パ・リーグ5位の3・60。前夜のDeNA戦(横浜)では、7点リードの八回に追いつかれ、痛恨のサヨナラ負けを喫した。先発した滝中は6回無失点と試合を作ったが、中継ぎの継投策が裏目にでた。

◆3連敗中の阪神は五回、先頭の高橋遥人投手(30)が華麗な流し打ちの左前打で出塁。2死後に森下が死球で一、二塁とし、佐藤輝明内野手(27)が岸のチェンジアップを捉え、右中間真っ二つの2点打で先制した。阪神・佐藤「先制のチャンスだったので思い切って打ちにいきました。得点につながってよかったです」

◆阪神・森下翔太外野手(25)が六回の打席で代打を送られて途中交代した。森下は五回の第3打席で右手首付近に死球。そのまま試合出場を続け、その後守備にも就いていた。七回の左翼守備には島田がコール。ここまでクリーンアップとして14本塁打、32打点の成績を残している背番号1が離脱となれば、チームにとって大きな痛手となる。

◆阪神は2-0で迎えた六回。先頭の高寺望夢内野手(22)が右前打で出塁すると、伏見の打席でエンドランを仕掛け、好走塁で三塁まで到達。熊谷敬宥内野手(30)が中前適時打で追加点。「打ったのはカットボールかな。前の打席はチャンスで凡退していましたし、(髙橋)遥人が良いピッチングをしていたので、ランナーを還すことだけ考えて打席に入りました」と振り返った。さらに2死三塁とし、打席には11打席無安打のD1位・立石正広内野手(22)=創価大=。ストレートを弾き返し、5月24日の巨人戦(東京ドーム)以来の打点を挙げ、甲子園初タイムリーとなった。

◆阪神の先発・高橋遥人投手(30)が終盤に訪れた大ピンチを最少失点で切り抜け、粘りの投球を見せた。六回までわずか2安打の無失点投球を続けていた左腕だったが、楽天のクリーンアップと対峙した七回に試練が訪れた。先頭・平良に右前打、続く浅村に左前打、さらに村林に中前打を浴び、無死満塁。6番・黒川には1ストライクからの高め直球を中前へ運ばれ、4連打で1点を失った。なおも無死満塁で、一発が出れば逆転を許す場面。それでも、マッカスカー、伊藤光をともに低めのツーシームで空振り三振に仕留めると、最後は代打・渡辺佳を二ゴロ。追加点を与えず、最少失点で踏ん張った。阪神・高橋「なんとか粘り強く試合を作ることができたかなと思います。7回の場面はランナーをためてしまいましたが、バックの守備や伏見さんのリードのおかげもあって、イニング最後まで投げ切ることができてよかったです」

◆阪神は五回2死一、二塁で佐藤輝明内野手(27)が岸のチェンジアップを捉え、右中間真っ二つの2点打で先制。3―0とした六回にはドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が2死三塁で甲子園初タイムリーを放った。八回には熊谷敬宥内野手(30)の3点打など一挙4点で試合を決めた。先発の高橋遥人投手(30)が7回1失点で無傷の7勝目を挙げた。

◆阪神は楽天に8―1で快勝した。五回に佐藤の2点二塁打で先制し、六回は熊谷、立石の適時打で2点を加えた。高橋は7回1失点でリーグトップに並ぶ7勝目。

◆阪神で1994年に新人王に輝き、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツ、楽天と渡り歩き、日米通算91勝をマークしたサンケイスポーツ専属評論家の藪恵壹氏(57)は、七回のバッテリーの配球に疑問を呈した。六回までの高橋は、これまで同様、文句なしの投球内容を披露していた。六回まで75球。完封も狙えたし、悪くても八回まで投げられると思ってみていた。ところが、七回に4連打。投手は4連打されると、さすがにショックで理由を考える。真相は分からないが、一気に疲れを感じたのではないか。五回に自分のバットで安打を放って、最終的には佐藤の二塁打で生還した。が、ずっと塁上にいて、普段と違う動きがあり、自然と疲れがたまっていたとも考えられる。4連打直後のマッカスカーに対する2球目。捕手・伏見は内角に構えたが、この場面、長打のある外国人に対して、絶対にありえないリード。疲れのある高橋の球が、たまたま逆球で外角にいったから助かった。紙一重でもあった。初めて臨む長いシーズンも、ここまでは順調にきている。ただ、一番難しい梅雨の時期がきた。コンディション維持だけは大事にしてもらいたい。私も経験したが、一度、調子を落とすと、なかなか元の調子を取り戻せないもの。大谷翔平のように、よく寝て、よく食べて、乗り切ってもらいたい。

◆阪神・森下翔太外野手(25)が、死球で途中交代した。五回の第3打席。2死一塁で岸のチェンジアップが右手首付近に直撃。痛がる素振りは見せず、球審にアピールして一塁へ進み、直後の守備にも就いた。だが、六回2死一、二塁で森下に代打・嶋村がコールされた。森下は右手首にアイシングをしながらクラブハウスへ引き揚げ「あしたになってみてからですね」と話し、病院へ直行。右手首の打撲と診断され、6日の楽天戦出場は患部の状態を見ながらになりそうだ。試合後、藤川監督は「まだ報告を受けていませんけど、こればかりはいるメンバーで戦わなければいけない。またあした彼も前向きな気持ちで出てこられたらいいですけど、報告を待ちたい」と神妙な面持ちで話した。リーグトップとなる6個目の死球が大事に至らないことを願うばかりだ。(渡辺洋次)

◆阪神は打線がつながり連敗を3で止めた。五回に佐藤の2点二塁打で先制し、六回は熊谷、立石の適時打で2点、七回には4点を加えた。熊谷は4打点。高橋は7回1失点でリーグトップに並ぶ7勝目。楽天は投手陣が粘れなかった。以下に阪神のデータ。?阪神・高橋が開幕から負けなしの7連勝。2リーグ制(1950年)以降、阪神の投手が開幕7連勝以上したのは、2010年の能見篤史(8連勝)以来16年ぶり5人目。能見は7勝目が救援勝利。全て先発勝利の開幕7連勝は03年のムーア(7連勝)以来23年ぶり2人目で、日本投手では初めて。?阪神の投手の開幕からの最多連勝は1リーグ時代の47年の御園生崇男がマークした開幕13連勝。

◆じめじめとした梅雨の空気も、つながらない拙攻の波も、打のヒーローがひと振りで吹き飛ばした。白球が右中間を突き破る。喉から手が出るほど欲しかった先制の決勝打に、阪神・佐藤輝明内野手(27)は塁上でほえた。「本当によかったなと思います。何とか先制点というところで、打てたので気持ち出ましたね」4イニング連続で先頭打者が出塁した五回2死一、二塁の好機だった。あと一本が出ず、遠かったホーム。岸のチェンジアップを捉えた。先制の2点二塁打。珍しくナインを鼓舞するように全身で喜びを表現した。4日の西武戦(甲子園)では自己最長タイの14試合連続安打がストップし、右翼の守備でも痛恨のダブルエラー。それでも「日々の積み重ね。毎打席集中していきたい」と気持ちは切れなかった。打率・366、15本塁打、43打点でセ・リーグ3冠をキープ。文句なしの活躍で今季10度目のヒーローインタビューを受けた打の主役は、スタンドの子供たちから憧れのまなざしを向けられた。「もちろん甲子園もよく見に来ていたし、そのときの選手はヒーローに見えましたね。みんなすごいなと思いながら。(ヒーローは)阪神の先輩です」「STADIUM HEROES DAY」と銘打たれた楽天3連戦。甲子園のお膝元・西宮市出身の佐藤にとって、幼少期にスタンドから見つめた縦じまの先輩たち全員がヒーローだった。金本、鳥谷、今岡-。令和の4番が勢いづけた猛虎打線は、あの頃と同じようにみんながヒーローとなって猛打をふるう。交流戦に入り低調だった打線は10安打8得点と久々の快音。藤川監督は「4番が打ってタイガースらしいゲームでね。ファンの方に勝利を届けられてうれしい」と目を細めた。今季8本目の決勝打も、森下と並んで12球団トップ。やはり、サトテルが打てば虎は勝つ。「しっかりいいところで打てるように、今日みたいにいい打席にできるように。結果でね、引っ張っていけるように頑張ります」セ・リーグが誇る虎のヒーローは勝利の一打がよく似合う。ファンを、子供たちを、これから何度も晴れやかな笑顔にする。(原田遼太郎)

◆阪神・高寺望夢内野手(23)が神走塁で甲子園を沸かせた。2―0の六回、先頭で右前打を放つと、続く伏見の打席でエンドランを仕掛け、遊撃手が送球するタイミングを見計らい、一気に三塁まで到達した。「行けると思ったんで行きました。次の塁を狙うことは引き続きやっていきたいと思います」。熊谷の中前適時打で貴重な追加点につながった。2四球も選び、3出塁でチームに貢献。存在感が増してきている。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
820 0.800
(↓0.089)
-
(-)
842
(+3)
29
(+8)
11
(+1)
8
(-)
0.257
(↓0.004)
2.800
(↓0.6)
2
(-)
西武
621 0.750
(↓0.107)
1
(-)
938
(-)
18
(+1)
7
(-)
6
(+1)
0.248
(↓0.007)
1.680
(↑0.07)
3
(-)
巨人
730 0.700
(↑0.033)
1
(↑1)
839
(+8)
34
(+2)
7
(+1)
9
(+2)
0.246
(↑0.002)
3.440
(↑0.16)
4
(1↑)
日本ハム
630 0.667
(↑0.042)
1.5
(↑1)
930
(+3)
19
(+1)
7
(+2)
4
(-)
0.244
(↓0.005)
1.800
(↑0.15)
5
(2↓)
ロッテ
640 0.600
(↓0.067)
2
(-)
833
(+2)
26
(+8)
4
(+1)
5
(-)
0.232
(↓0.002)
2.450
(↓0.65)
6
(1↑)
中日
550 0.500
(↑0.056)
3
(↑1)
828
(+1)
27
(-)
6
(-)
3
(-)
0.225
(↓0.001)
2.400
(↑0.27)
7
(-)
ORIX
451 0.444
(-)
3.5
(↑0.5)
833
(+2)
29
(+2)
4
(+1)
3
(+1)
0.255
(↓0.009)
2.730
(↑0.43)
7
(1↓)
ヤクルト
451 0.444
(↓0.056)
3.5
(-)
824
(+1)
35
(+3)
5
(-)
7
(+1)
0.239
(-)
2.780
(↑0.05)
9
(-)
DeNA
460 0.400
(↑0.067)
4
(↑1)
835
(+8)
51
(+3)
8
(+4)
2
(-)
0.254
(↑0.013)
4.910
(↑0.22)
10
(-)
阪神
360 0.333
(↑0.083)
4.5
(↑1)
923
(+8)
28
(+1)
6
(-)
7
(+3)
0.210
(↑0.012
2.480
(↑0.18)
11
(-)
楽天
280 0.200
(↓0.022)
6
(-)
830
(+1)
46
(+8)
8
(-)
2
(-)
0.222
(↓0.004)
4.730
(↓0.44)
12
(-)
広島
171 0.125
(-)
6
(↑0.5)
918
(+2)
31
(+2)
4
(-)
6
(+3)
0.195
(↓0.006)
2.790
(↑0.21)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
32231 0.582
(↓0.011)
-
(-)
87187
(+1)
185
(+3)
35
(-)
41
(+1)
0.243
(-)
3.040
(↑0.01)
2
(-)
阪神
31231 0.574
(↑0.008)
0.5
(↓1)
88212
(+8)
181
(+1)
42
(-)
37
(+3)
0.251
(↑0.001
3.050
(↑0.04)
3
(-)
巨人
31250 0.554
(↑0.009)
1.5
(↑1)
87180
(+8)
187
(+2)
44
(+1)
41
(+2)
0.231
(↑0.001)
3.150
(↑0.02)
4
(-)
DeNA
25292 0.463
(↑0.01)
6.5
(↑1)
87202
(+8)
221
(+3)
31
(+4)
27
(-)
0.248
(↑0.002)
3.480
(↑0.01)
5
(-)
広島
19313 0.380
(-)
10.5
(↑0.5)
90149
(+2)
171
(+2)
30
(-)
35
(+3)
0.213
(↓0.001)
2.910
(↑0.03)
6
(-)
中日
20351 0.364
(↑0.012)
12
(↑1)
87184
(+1)
208
(-)
39
(-)
22
(-)
0.237
(-)
3.460
(↑0.06)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
33222 0.600
(↓0.011)
-
(-)
86218
(-)
172
(+1)
48
(-)
23
(+1)
0.250
(↓0.001)
2.530
(↑0.03)
2
(-)
ソフトバンク
31240 0.564
(↓0.01)
2
(-)
88236
(+3)
200
(+8)
52
(+1)
27
(-)
0.247
(-)
3.270
(↓0.1)
3
(-)
ORIX
30251 0.545
(-)
3
(↑0.5)
87197
(+2)
190
(+2)
33
(+1)
21
(+1)
0.243
(↓0.002)
3.230
(↑0.08)
4
(-)
日本ハム
29290 0.500
(↑0.009)
5.5
(↑1)
85229
(+3)
220
(+1)
67
(+2)
30
(-)
0.239
(↓0.001)
3.570
(↑0.06)
5
(-)
ロッテ
27290 0.482
(↓0.009)
6.5
(-)
87184
(+2)
207
(+8)
39
(+1)
27
(-)
0.239
(-)
3.370
(↓0.1)
6
(-)
楽天
21341 0.382
(↓0.007)
12
(-)
87176
(+1)
212
(+8)
38
(-)
27
(-)
0.240
(↓0.001)
3.690
(↓0.09)