| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 | 1 |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 6 | 2 | 1 |
|
勝利投手:渡邉 勇太朗(3勝3敗0S) (セーブ:岩城 颯空(0勝1敗17S)) 敗戦投手:大竹 耕太郎(2勝4敗0S) 本塁打 | |||||||||||||
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◆西武は2回表、ネビンのソロで1点を先制する。そのまま迎えた7回には、2死二三塁から相手失策の間に走者2人が生還し、リードを広げた。投げては、先発・渡邉が7回無失点の好投で今季3勝目。敗れた阪神は、最終回に佐藤の2ランで1点差に迫るも、反撃は及ばなかった。
◆阪神はパ・リーグ首位の西武を本拠地で迎え撃つ。2日の西武戦は台風の影響で中止となり、阪神藤川球児監督(45)はここまでの交流戦の戦いに「前半部分勝つこともあるし、それから中盤部分負けることもあるし。僕たちは一喜一憂しないということですね」と話した。交流戦2カードを終えて、ここまで2勝4敗。交流戦ならではの難しさを問われると「それはもう戦っている途中はなかなか言えませんからね」と話しつつ、続けた。「パワーのある選手たちもパ・リーグには多いし、緻密(ちみつ)なというか、ボールを見て打っていくというのがセ・リーグの野球ではあるし、パ・リーグは積極的に9人で仕掛けていく攻撃ですから。その対戦によって、時にはこちらに分がある時はあるし」今週は本拠地甲子園で、DH制のない西武、楽天との対決。セ・リーグの戦い方で白星を積み重ねたい。
◆阪神西勇輝投手(35)が4日西武戦(甲子園)で先発を務める。2日が雨天中止となり、スライドで登板する。3日は甲子園球場で調整。「どのチーム(が相手)でも、捕手と話をして、バッターとか関係なく、自分たちの引き出しというか、やらなきゃいけないことをしっかりするだけだと思う」。今季はここまで4試合に登板し、3勝1敗、防御率2・05。通算1500奪三振まで残り3と迫っている。「1日でも早く、ごまかしのピッチングを変えて、自分の正しいフォームで、正しい感覚で、正しい配球で、投げていきたい」と意気込んでいた。巨人田中将大-オリックス・エスピノーザ、広島森翔平-日本ハム柴田獅子ほか/4日予告先発
◆阪神は雨天中止から一夜明け、パ・リーグ首位の西武戦に臨む。両チームのスタメンが発表された。高寺望夢内野手(23)が4試合ぶりに1番に入り、3番森下翔太外野手(25)、4番佐藤輝明内野手(27)、5番大山悠輔内野手(31)のクリーンアップを組む。小幡竜平内野手(25)は5月16日広島戦(甲子園)以来の遊撃でスタメン出場する。先発は4試合ぶり3勝目を狙う大竹耕太郎投手(30)。今季2度目の伏見寅威捕手(36)とバッテリーを組む。
◆阪神大竹耕太郎投手(30)が2回、西武ネビンにバックスクリーン弾を浴びた。両チーム無得点で迎えた2回。打席に迎えた西武の主砲に、初球の138キロストレートを捉えられた。阪神ファンの悲鳴の中、打球はセンターバックスクリーンへ。今季3本目の被弾で、大竹は1点を失った。
◆阪神佐藤輝明内野手(27)が自己最長タイの14試合連続安打を放った。「4番右翼」で出場。1点を追う2回先頭で、西武先発渡辺勇太朗投手(25)の2球目カットボールを振り抜いた。打球は追いかけた遊撃手と左翼手の間にポトリ。これで5月16日広島戦(甲子園)から14試合連続安打となった。
◆阪神伏見寅威捕手(36)が交流戦出場3試合連続安打を放った。2回2死一塁、西武先発の渡辺勇太朗投手(25)から中前打をマーク。伏見はオリックスで10年、日本ハムで3年間プレーしており、元パ・リーグ所属選手として存在感を見せている。
◆阪神大竹耕太郎投手(30)の超スローボールにスタンドがどよめいた。5回1死走者なしの場面、西武古賀悠斗捕手(26)への1ストライクからの2球目、66キロの超スローボールを投げた。ボール判定となったが、もはや大竹の代名詞にもなっている遅球にスタンドの観客はざわめいた。5月9日DeNA戦(甲子園)で67キロを計測。66キロは球速表示された中では、おそらく自己最遅と思われる。なお、古賀悠に対して3球目は114キロのチェンジアップを選択し、二直に抑えた。
◆阪神藤川球児監督(45)が2イニング連続リクエストに成功した。まずは1点を追う4回無死一塁。佐藤輝明内野手(27)は二ゴロ併殺と思われたが、佐藤はすぐにアピール。藤川監督がリクエストし、一塁セーフに覆った。5回守備では西武先頭の渡部聖弥外野手(23)の痛烈な打球を遊撃手の小幡竜平内野手(25)が好捕。すぐに一塁送球も、セーフ判となった。こちらもリプレー検証の結果、一塁手の大山悠輔内野手(31)が打者走者にタッチしており、アウトに。2イニング連続でリクエスト成功し、判定が覆った。
◆阪神大竹耕太郎投手(30)が緩急自在の投球を見せた。5回1死、西武古賀悠斗捕手(26)への2球目、66キロの超スローボールを投げた。球速表示された中では、自己最遅と思われる1球だったが、続く6回にも西武打線を翻弄(ほんろう)した。2死後、西武滝沢夏央内野手(22)への2球目は80キロを計測し、見逃しストライク。スタンドからは驚きの声ではなく、「おおー」と感嘆の声があがってい。滝沢への3球目は142キロの速球で、球速差は62キロ。結局、滝沢は4球目の119キロチェンジアップでタイミングを外し、二ゴロに仕留めた。【阪神】自己最遅?!大竹耕太郎が球速66キロの超スローボール、スタンドざわつく はや代名詞
◆阪神小幡竜平内野手(25)の痛恨失策で2点を失った。5月16日広島戦(甲子園)以来となる13試合ぶりの遊撃スタメン。0-1の7回2死二、三塁で、西武長谷川信哉外野手(24)の正面の打球をお手玉。さらに、一塁への送球が大きくそれた。この間に2点が追加。打者走者も二塁へ進んだ。先発の大竹耕太郎投手(30)が6回まで1失点と粘投していた中、痛恨の2失策。甲子園に虎党のため息が漏れた。
◆緊迫した場面で、ジェット風船がグラウンドに"乱入"した。西武が1点をリードし、迎えた7回2死二、三塁の追加点機。阪神にとっては大ピンチで打席に長谷川信哉外野手(24)を迎えた。1ボール1ストライクから阪神の先発・大竹耕太郎投手(30)が3球目を投げようとしたとき、ラッキーセブンを待ち切れなかったのか? 気の早い風船が一塁側内野席から舞い上がり、ファウルゾーンにぽとり。大竹は投げる手を止め、長谷川も打席を外す状況を招いてしまった。その後、大竹は長谷川を内野ゴロに打ち取ったが、打球をさばいた阪神の遊撃・小幡竜平内野手(25)がはじき、西武に2点が入った。
◆阪神大竹耕太郎投手(30)が7回1失点で降板した。2回、先頭打者の4番タイラー・ネビン内野手(29)への初球、138キロストレートを捉えられ、バックスクリーンへの先制ソロを浴びた。今季3本目の被弾だった。3回以降は粘った。5回には66キロの超スローボールを投げるなど、緩急自在の投球で西武打線を抑えた。しかし、7回、思わぬ形で追加点を許した。2死二、三塁の場面、長谷川信哉外野手(24)を遊ゴロに打ち取ったが、小幡竜平内野手(25)がファンブル。さらに一塁へも悪送球した(記録は2つの失策)。三塁走者に続き、二塁走者も生還し、0-3とされた。直近3試合はいずれも敗戦投手。5月2日巨人戦(甲子園)以来となる今季3勝目を目指して粘ったが、7回、91球を投げ、6安打5三振無四球3失点(自責1)。またしても白星をつかめなかった。
◆阪神佐藤輝明内野手(27)が自己最長タイの14試合連続安打をマークした。「4番右翼」で先発し、1点を追う2回先頭で、西武先発渡辺の2球目カットボールを振り抜いた。打球は追いかけた遊撃手と左翼手の間にポトリ。これで5月16日広島戦(甲子園)から連続Hランプ。この日は巨人長嶋茂雄終身名誉監督の一周忌。今季新設された「長嶋茂雄賞」に「最後に取れれば最終的にいいかなと思います」と意欲を見せた主砲がこの日も沸かせた。
◆パ首位の西武が6月の初戦で強敵阪神を下した。5月最後の試合は完敗。西口文也監督(53)は「また月が変わって、最初の試合が大事になってくると思いますね」と話していたが、見事にほぼ360度阪神ファンのアウェー状態の中で、守り切った。5月だけで9本塁打したタイラー・ネビン内野手(29)が2回、6月の初打席&初球を見事に甲子園へバックスクリーン弾。その先制点を先発の渡辺勇太朗投手(25)がしっかり守った。時折走者を許しながらも、カットボールなどの精度が高く、阪神の強力な中軸にも決定的な当たりを許さず。7回2安打無失点。堂々の投球で今季3勝目を手にした。緊迫の展開だったが、7回の2点追加が大きかった。桑原将志外野手(32)と渡部聖弥外野手(23)がしぶとく安打を放ち、2死二、三塁に。ここで長谷川信哉外野手(24)の遊撃への当たりを阪神小幡がファンブルし、さらに一塁へ悪送球。ダブルエラーで一挙2得点。気が早く膨らんでいた多くのジェット風船が大観衆のため息に包まれる中、西武が一気に勝利に近づいた瞬間だった。
◆阪神佐藤輝明内野手(27)が15号2ランを放った。0-3の9回、先頭の森下翔太外野手(25)が左翼三塁打で出塁。佐藤は西武守護神・岩城の147キロを振り抜き、打球は左翼ポール際に吸い込まれていった。これでセ・リーグ本塁打王争いは再び佐藤がトップ浮上。森下が14本塁打で2位につけている。
◆阪神工藤泰成投手(24)が自己最速まであと1キロに迫る160キロを計測した。9回に登板し、5番渡部聖弥外野手(23)への3球目に計測。甲子園にどよめきが起こった。工藤は昨年のフレッシュ球宴で161キロを計測している。
◆阪神が猛追もあと1歩及ばず、本拠地で連敗を喫した。西武戦は昨季から続いて4連敗。甲子園では5月26日の日本ハム戦から、藤川政権ワーストの4連敗となった。先制したのは西武。2回無死、4番ネビンがバックスクリーンに10号ソロを運んだ。反撃に出たい阪神は直後の2回、先頭で佐藤輝明内野手(27)が左前打。自己最長に並ぶ14試合連続安打を放ち、2死一、二塁の好機も小幡竜平内野手(25)が右飛に倒れた。試合は投手戦。阪神先発大竹耕太郎投手(30)は先制本塁打こそ浴びたものの、6回まで散発4安打。西武の先発渡辺勇太朗投手(25)も6回まで許した安打は2回の2安打のみと好投した。試合が再び動いたのは7回。西武先頭の桑原の左前打、渡部の中前打から2死一、三塁。ここで迎えた長谷川の打球は遊撃へのゴロも、小幡竜平内野手(25)がファンブルし、さらに一塁へ悪送球。2失策で一気に2人の生還を許して、リードを0-3に広げられた。8回には2死から代打嶋村麟士朗捕手(22)の一塁への内野安打、高寺望夢内野手(23)の中前打で一、三塁の好機をつくるもあと1本が出なかった。それでも迎えた9回。先頭の森下翔太外野手(25)が左翼フェンス直撃の三塁打を放つと、続く佐藤が1点差に詰め寄る15号2ラン。1点差に迫るが、反撃もここまでだった。
◆阪神が猛追もあと1歩及ばず、本拠地で連敗を喫した。西武戦は昨季から続いて4連敗。甲子園では5月26日の日本ハム戦から、藤川政権ワーストの4連敗となった。3点を追う最終回に、森下翔太外野手(25)の三塁打から、佐藤輝明内野手(27)の15号2ランで1点差に詰め寄るも、あと1歩及ばなかった。試合後、藤川球児監督(45)は「球際のすべてにおいて球際の強さを持たなければいけないし、悔しいですけどね。あした以降につなげていく。それしかないです」と振り返った。4回無死一塁で、二ゴロを放った佐藤が全力疾走で併殺を阻止した場面について問われると「それを見てね、周りがどう響くか。こちらには非常に響いていますし、やっぱり、自分だけのプレーではなくて、チームを背負う。それから、そこにいくまでの選手はその姿を見て感じなければいけないし、連動してこなければいけない」と返答。続けて「誰かに任せていればそうなるかもしれない。そういう情けないチームにするつもりはない、というところ」と話した。
◆阪神が猛追もあと1歩及ばず、本拠地で連敗を喫した。9回に佐藤輝明内野手(27)の15号2ランで1点差まで詰め寄るも、西武戦は昨季から続いて4連敗。甲子園では5月26日の日本ハム戦から、藤川政権ワーストの4連敗となった。1点を追う7回には、2死二、三塁で西武長谷川の遊撃へのゴロを、小幡竜平内野手(25)がファンブルし、さらに一塁への悪送球。この間に2人の走者の生還を許した。小幡は5月16日広島戦(甲子園)以来となる13試合ぶりの遊撃スタメン。藤川球児監督(45)は「ゲームに出ていない間に、普段どういうふうにしてゲームに向かいながら。ベンチでスタートするにしても、そういうところが出てきますからね。強い選手でなければいけないし、その一歩が踏み出せる選手、こういう戦いにおいては大きな差になりますから。強さを持った選手がこの舞台には必要だというところですね」と諭した。阪神小幡(7回2死二、三塁でバウンドが変わった長谷川のゴロを捕りきれず、一塁への悪送球も重なって2失点につながるダブルエラー)「本当に大竹さんにもチームにもすごく迷惑をかけたなと思います」
◆阪神大竹耕太郎投手(30)が自己ワーストの4連敗を喫した。移籍後初登板の西武戦で2回、ネビンにバックスクリーンへの先制ソロを被弾。7回には2死二、三塁から遊撃小幡の失策で2点を失った。7回6安打5三振3失点(自責1)で4敗目。白星がつかめず、5月9日DeNA戦(甲子園)から4連敗となった。「自分が投げた試合で勝てていないということは現実。目を背けることはしない。こういう時期にどういう自分でいるか、試されていると思う。ポジティブに、良かったところを受け入れながら、改善するところはしていきながらやっていくだけ」。好投が報われない試合が続くが、気丈に振る舞った。阪神工藤(9回に登板し、渡部の3球目に自己最速にあと1キロに迫る160キロをマーク)「(160キロが)出たこと自体はうれしいですけど。もっと内容を頑張りたいと思います」
◆阪神小幡竜平内野手(25)の痛恨失策で2点を失った。5月16日広島戦(甲子園)以来となる13試合ぶりの遊撃スタメン。0-1の7回2死二、三塁で、西武長谷川信哉外野手(24)の打球を処理するも、バウンドの変化に対応しきれずにお手玉。さらに、一塁への送球が大きくそれた。この間に2点が追加。打者走者も二塁へ進んだ。先発の大竹耕太郎投手(30)が6回まで1失点と粘投していた中、痛恨の2失策。甲子園に虎党のため息が漏れた。試合後も小幡は「本当に大竹さんにもチームにもすごく迷惑をかけたなと思います」と声を絞り出した。
◆西武が強い。チームも応援団も強い。甲子園の観衆は4万2618人。一方で獅子党が声を張れる「ビジター応援席」はこの日、甲子園左翼席上段の1ブロックのみ、約600人。彼らの103デシベルの第一声に近くの虎党が「うわっ、すげ~」と目が真ん丸に。「前回は2ブロック、今回は1ブロック。みんな気合入ってます。夜行バスで寝ずに来た人たちもいます」と都内から来たファンは燃えた。場外で2番滝沢の応援歌が70デシベルで聞こえる。大阪方面へ歩く。午後6時、車の往来など人々の営みが街に響く。鳴尾中前では阪神森下の応援歌が51デシベル。さらに歩き、2回表の西武の攻撃開始のメロディが聞こえ、数十秒ほど車の音が記者の耳を支配した。そして奇跡が起きた。「ウォウォウォ、ラーイオーンズ♪」が聞こえる。得点が入った証だ。時間軸を考えれば4番タイラー・ネビン内野手(29)が先制ソロを打ったのでは-。スマホを見る。正解。場所は甲子園球場から650メートル東、阪神電鉄「鳴尾・武庫川女子大前」駅のそばだった。西武ファンの声援は1駅分、背中の方向へ飛んだということだ。ネビンは「応援の声、すごく聞こえたよ」と振り返ったが、1駅分届くなら当然だ。南や西へ歩く。阪神ファンの声援は瞬間的で続かない。渡辺勇太朗投手(25)が後続を断ったと分かる。ぐるっと1時間歩いて再び球場へ。あと300メートル。明瞭に聞こえた立石の応援歌がついえ、瞬時に歓声がわくも、すぐしぼむ。渡辺がまた抑えたんだな。試合は5回表へ。パ連盟歌「白いボールのファンタジー」の合唱が63デシベルで右翼場外まで届く。誇り高きその名はパシフィック・リーグ。その首位チームとして堂々と敵地で勝った。【金子真仁】
◆阪神が黄金時代を築いていくにあたっては、重要なワンシーンだったかもしれない。阪神佐藤輝明内野手(27)が4回、基本のお手本プレーを体現した。1点ビハインドで先頭森下翔太外野手(25)が四球出塁し、佐藤は痛烈な二ゴロ。一度は併殺と判定されたがリプレー検証で覆った。流れを止めまいと全力疾走を怠らなかった証し。藤川球児監督(45)は「それを見てね、周りがどう響くか。こちらには非常に響いていますし、やっぱり自分だけのプレーではなくてチームを背負う」と称賛した。併殺コースでも相手の失策やファンブルがある。特に守備が難しいとされる甲子園なら、なおさらだ。ベテラン、主力、若手を問わず、ユニホームを着てグラウンドに立つ限りは同じ。得点につながらずとも、締まったプレーの連続がチームを強くしていく。指揮官は「選手はその姿を見て感じなければいけないし、連動してこなければいけない。誰かに任せていればそうなるかもしれない。そういう情けないチームにするつもりはない、というところ」と続けた。主砲の全力疾走は球団初のリーグ連覇へのメソッドになる。【只松憲】
◆パ首位の西武が6月の初戦で強敵阪神を下した。完全なる敵地で、西武渡辺勇太朗投手(25)が投げ勝った。7回2安打無失点。「タイガースファンの皆さんのすごい声援の中で、高校時代には味わえなかった雰囲気を味わいながら。非常にいい思い出になりました」と喜びに浸った。「ちょっとフライが上がっただけで歓声が起きたりするので。独特の熱気といいますか。歴史ある球場で投げるのは野球人として幸せなことなので」浦和学院時代は大阪桐蔭に打ち込まれ、この甲子園で高校野球を終えた。悔しかったが「実は後から知ったんですけど、外野手の守備位置とかでバッテリーの配球がけっこう読まれてたみたいですね」と、ほほ笑みながら青春を懐かしむ。あれから8年。体も心も大きくなった。黄色一色の重圧にも「マウンド上がる時は常に自信をもって上がっているので」と胸を張れるほどたくましくなった。勝ち星は3つ目でもこれで3戦連続無失点。開幕投手も任され、充実のシーズンを滑り出した。ネビンの6月ファーストスイングでの10号先制弾も効いた。6月になっても、5月の勢いのまま。敵地でもホームの雰囲気のまま。強いチームになってきた。
◆阪神森下翔太外野手(25)が先輩の意地を見せた。9回先頭で左翼へ三塁打。中大の3学年後輩にあたる西武岩城のスライダーをとらえた。直後に佐藤が1点差に迫る15号2ラン。森下の長打で口火を切ったが、試合は1点及ばず敗戦。「明日もまた頑張ります」と言葉少なにクラブハウスへ戻った。
◆阪神佐藤輝明内野手(27)がミスターに雄姿を届けた。巨人長嶋茂雄終身名誉監督の一周忌にあたる3日、「日本生命セ・パ交流戦」の西武戦(甲子園)でセ・リーグ単独トップの15号2ランを決めた。「最後まで諦めない姿勢というのを見せていければなと思います」完封負け寸前の0-3の9回、先頭の森下が左翼への三塁打で出塁。ここで虎の主砲が西武の新人守護神・岩城の内角低め147キロを左翼ポール際へ運んだ。まだ諦めない-。虎党の大歓声とともに、スタンドへ吸い込まれた。「いいところに飛んでくれたかなと思います」。逆方向へのアーチに、甲子園はどよめきと歓声が入り交じった。並んでいた同僚の森下を交わし、リーグ本塁打王争いで再び単独トップに浮上。2回の第1打席には、遊撃手と左翼手の間にポトリと落ちる安打を放ち、5月16日の広島戦(甲子園)からの連続安打を自己最長タイの14試合に伸ばした。長嶋さんをしのぶ特別な「6・3」。ルーキー時代の21年には長嶋さん以来63年ぶりとなる新人の1試合3発を放った。前日2日には今季から新設される「長嶋茂雄賞」について「取れれば最終的にいいかなと思います」と意欲を示していた。同賞はファンの心を動かすプレーでプロ野球の勝ち向上に貢献した選手が対象で、ここまで12球団断トツの打率3割7分2厘を筆頭に、15本塁打、41打点などあらゆる打撃部門でリーグトップをいく佐藤は有力候補だろう。試合はあと1点届かなかったが、しっかり見せ場をつくった。ファンの記憶に残るアーチを積み重ねる。【村松万里子】
◆阪神嶋村麟士朗捕手(22)が代打でまた存在感を出した。8回2死で打席に立ち、一塁強襲の内野安打。代打成績は16打数6安打、打率3割7分5厘の好成績だ。開幕前に支配下登録を勝ち取った22歳は「まだ6本目なので、自分のなかではまだまだ。やることをしっかりやっていけば、またいい結果が出る」と引き締めていた。
◆阪神が猛追もあと1歩及ばず連敗を喫し、首位ヤクルトとのゲーム差は1・5に開いた。昨季スイープされた西武戦は4連敗。5月26日の日本ハム戦から就任後初めて甲子園で4連敗を喫した。阪神藤川球児監督一問一答-最後まで集中力を切らさずあと1歩「球際のすべてにおいて球際の強さを持たなければいけないし、悔しいですけどね。あした以降につなげていく。それしかないです」-7回小幡のエラーは受け身に「ゲームに出ていない間にね、普段どういう風にしてゲームに向かいながら。ベンチでスタートするにしても、そういうところが出てきますからね。強い選手でなければいけないし、その一歩が踏み出せる選手、こういう戦いにおいては大きな差になりますから。強さを持った選手がこの舞台には必要だというところですね」-適時打がなかなか出ないというところも我慢か「タイムリーがどうこうというよりはね、それよりも、1つ1つ、姿勢ですよね。常に、我慢強くといいますか、こちらはしっかりと、強い選手になっていってもらうために、声かけてやってますけど、それを発揮するのが、グラウンドで、選手ですからね。それをじっと待つと」-嶋村は少ないチャンスを生かしている「忘れたらだめだということですね。その気持ちをね。それから取り組む姿勢、新鮮さ。慣れるなと普段から言っていますけど、それが普段からの練習だったり、グラウンドの試合に出るまで。出なくても、ですけど。この姿勢はグラウンドで出ますからね」
◆阪神が猛追もあと1歩及ばず連敗を喫し、首位ヤクルトとのゲーム差は1・5に開いた。昨季スイープされた西武戦は4連敗。5月26日の日本ハム戦から就任後初めて甲子園で4連敗を喫した藤川球児監督(45)は「球際のすべてにおいて球際の強さを持たなければいけないし、悔しいですけどね。あした以降につなげていく。それしかないです」と感情をにじませた。黄金ルーキーも本拠地で苦戦が続く。デビューから12試合連続スタメンのドラフト1位、立石正広内野手(22)は「6番三塁」で4打数無安打3三振に終わった。9回に1点差に迫り、なお無死一塁では西武ドラフト2位で大学日本代表仲間の岩城に空振り三振。「力が入ったと思います」と悔しそうに振り返った。甲子園ではここまで5試合に先発も21打数1安打で18打席連続無安打。ビジターでは打率4割を誇っているが、"甲子園の呪縛"とでもいうべきか、本拠地では本来の打棒を発揮できていない。「試合が続くので。しっかり切り替えて、機会があればしっかりしていきます」と前を向いた。打線は西武先発の渡辺に7回まで2安打に抑え込まれ、この日も適時打は出ず。本塁打をのぞくと、5月28日の日本ハム戦(甲子園)の初回を最後に、今季ワーストタイの44イニング連続適時打なしとなった。藤川監督は「タイムリーがどうこうというよりは、それよりも、1つ1つ、姿勢ですよね。常に、我慢強くといいますか」と言葉をつないだ。打線が再び束となる瞬間を待つ。【磯綾乃】
◆阪神・百崎蒼生(あおい)内野手(20)が3日、プロ3年目で初めて出場選手登録された。百崎はガッツあふれるプレーとパンチ力が魅力の右打者で、2024年に東海大熊本星翔高からドラフト4位で入団。昨季は2軍で79試合に出場し打率・294、2本塁打、21打点だった。今季はここまで39試合で打率・235ながらも、3本塁打、13打点。前日2日に1軍に合流していた。
◆4日の西武戦で先発する西勇輝投手(35)が3日、甲子園の試合前練習に参加し、キャッチボールなどで汗を流した。元々は2日の同戦で先発予定だったが、台風6号の接近により試合中止に。登板日が変更となったが「比較的何もなく、普通に調整できましたね」と動じない。今季は4試合の先発で3勝1敗、防御率2・05と安定感を示している。それでも「1ミリも(うまく)いっていないですよ。みんなが思っているものとギャップがめちゃめちゃある。しっくりきていない部分があるので、膝の感覚であったり、指先の感覚だったりを詰め合わせている」と自己評価は厳しい。オリックス時代も含め、対西武は通算3勝11敗と苦戦。阪神移籍後に限れば3試合で勝ちなしで、白星を挙げれば2018年9月2日(京セラ)以来、約8年ぶりとなる。通算1500奪三振まであと「3」に迫る右腕は「(パ・リーグ)首位だからとか、調子がいいバッターがたくさんいるとか、そこまで自分が見ているビジョン的には見ていない。丁寧に投げていくだけ」と力を込めた。
◆2日の雨天中止をはさみ、阪神はパ・リーグ首位の西武との今季初対戦に臨む。DH制だったロッテとの3連戦を経て、3試合ぶりに「3番・左翼」に森下翔太外野手(25)、「4番・右翼」に佐藤輝明内野手(27)、「5番・一塁」に大山悠輔内野手(31)の3人がクリーンアップに名を連ねた。先発調整が続いていた木下里都投手(25)は、中継ぎ要員としてブルペン待機となった。
◆先発した阪神・大竹耕太郎投手(30)が二回に先制点を許した。一回は打者3人で片づけた左腕だったが、二回だった。先頭のネビンに、甘く入った初球138キロを完璧に捉えられた。打球はバックスクリーンに一直線。先制の10号ソロを献上した。試合前時点で7試合に先発し2勝3敗、防御率2・45だった大竹。これで、被本塁打は今季3本目となった。
◆阪神・佐藤輝明内野手(27)が二回に左前打を放ち、自己最長に並ぶ14試合連続安打とした。二回先頭で打席に立つと、西武・渡辺の変化球を逆方向へ。左翼線付近にフラフラと上がった打球は遊撃手と左翼手の間にポトリと落ち、5月16日の広島戦(甲子園)から続く連続安打を「14」に伸ばした。14試合連続安打は2024年に7月17日の巨人戦(東京ドーム)から8月6日のヤクルト戦(神宮)でマークして以来で自己最長タイ。打率は1打席目終了時で「・373」と、依然高い数字をキープしている。
◆阪神が七回に守備のミスで2点を失った。先発の大竹は二回に浴びたソロ本塁打の1点のみで抑えていたが、七回に2本の安打を浴びて1死一、三塁のピンチを背負う。それでも古賀悠から三振を奪い、2死二、三塁となって長谷川との勝負。フルカウントから、遊撃への不規則なゴロが転がった。小幡の守備範囲内ではあったが、複雑な回転のゴロを処理しきれずにファンブル。慌てて一塁に送球したがこのボールも逸れてファウルゾーンを転々とし、二塁走者までも生還してしまった。記録は捕球と送球で小幡の2失策。痛恨のタイムリーエラーで0-3と点差が広がってしまった。
◆先発した大竹耕太郎投手(30)は7回3失点(自責1)で降板。ハイクオリティースタート(七回以上を投げて自責点2以下)を記録するも、4試合ぶりの勝利とはならなかった。二回に4番・ネビンに先制ソロを浴びたが、以降は粘りの投球でゼロ行進。しかし0-1の七回に1死一、三塁のピンチを招いた。古賀悠をフルカウントから内角低めへのカットボールで空振り三振に斬り2死。続く長谷川を平凡な内野ゴロに打ち取ったが、遊撃手の小幡がまさかのファンブル。さらに一塁送球も逸れ、2者が一気に生還した。大竹は5月2日の巨人戦(甲子園)を最後に4試合白星から遠ざかった。その間、26イニングで自責点は「6」。恵まれない登板が続いている。
◆阪神が下位打線から好機を作ったが、あと一本が出なかった。0-3の八回、マウンドには西武のセットアッパー・甲斐野が上がった。伏見、小幡が2者連続で見逃し三振に倒れたが、2死から代打・嶋村麟士朗捕手(22)が一塁への内野安打を放ち出塁。さらに続く1番・高寺望夢内野手(23)が中前打でつないで2死一、三塁と好機を演出した。打席には中野が入り、場内のボルテージは一気に上昇したが、甲斐野の158キロ直球の前に三ゴロに打ち取られて無得点。阪神打線は八回までゼロ行進が続いている。
◆阪神・佐藤輝明内野手(27)が九回に1点差に迫る15号2ランを放った。0-3で迎えた九回、西武の守護神・岩城から森下翔太外野手(25)が左翼フェンス直撃の三塁打を放ち出塁。続く4番・佐藤がカウント1-1からの内角低め直球を振り抜くと打球は逆方向へ。浜風にも乗って、白球は左翼ポール際に飛び込んだ。これで再びリーグ単独トップに躍り出る15号。打点もリーグ最多の41とした。
◆阪神は3日、元投手で現在は球団広報を務める二神一人氏(39)が妻に暴力を振るったとして、書類送検されたと一部で報じられたことに対し、コメントを発表した。書類送検されていたことは二神氏に知らされておらず、この日、警察に確認し、球団に報告があったという。球団は「本件はプライベートに属する事項であり、球団からの詳細なコメントは差し控えさせていただきます。なお、当該従業員は暴行に該当する事実について否定しております」とコメントした。今後の対応は事実関係を確認した時点で検討していく。二神氏は法大から2010年にドラフト1位で阪神に入団。16年に現役を引退し、翌年から球団職員に転身した。
◆阪神の工藤泰成投手(24)が、1軍公式戦では初となる160キロを計測した。0-3の九回に登板すると、桑原を一邪飛、ネビンを三振に仕留めて2死とし、渡部への3球目。高めに抜けてボールになった直球でスピードガンの球場表示は160キロ。甲子園球場からはどよめきが起こった。工藤は昨季の地方球場で開催されたフレッシュ・オールスターゲーム(丸亀)で161キロを計測していたが、1軍でも実力を発揮した。そのまま渡部も遊ゴロに抑え、三者凡退で役目を果たした。
◆阪神は西武に敗れ、5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)に続いて2連敗。甲子園でのゲームに限れば4連敗となった。先発した大竹耕太郎投手(30)は7回91球を投げて6安打3失点(自責1)。二回にネビンから先制のソロ本塁打こそ許すも、以降六回までは安定感のある投球を披露した。しかし七回に2死二、三塁を背負うと、遊撃手・小幡のファンブルと悪送球により2点を失い、この回限りで降板。登板4試合連続で敗戦投手となり、今季4敗目(2勝)を喫した。打線は相手先発の渡辺に苦戦。七回までわずか2安打に封じられた。九回には佐藤輝明内野手(27)が1点差に詰め寄る15号2ランで反撃。しかし、以降は続かなかった。佐藤は自己最長に並ぶ14試合連続安打とした。
◆西武は渡辺が7回無失点で3勝目。球に力も切れもあり、二回に許した単打2本に抑えた。打線は二回にネビンの10号ソロ本塁打で先制し、七回に失策に乗じて2得点。阪神は九回に佐藤の15号2ランで追い上げたが、届かなかった。
◆阪神は西武に敗れ、5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)に続いて2連敗。甲子園でのゲームに限れば4連敗となった。先発した大竹耕太郎投手(30)は7回91球を投げて6安打3失点(自責1)。0-1の七回に2死二、三塁を背負うと、遊撃手・小幡のファンブルと悪送球により2点を失い、この回限りで降板。登板4試合連続で敗戦投手となり、今季4敗目(2勝)を喫した。打線は相手先発の渡辺に苦戦。七回までわずか2安打に封じられた。九回には佐藤輝明内野手(27)が1点差に詰め寄る15号2ランで反撃したが、後続が倒れた。
◆阪神は西武に敗れ、5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)に続いて2連敗。甲子園でのゲームに限れば4連敗となった。先発した大竹耕太郎投手(30)は7回91球を投げて6安打3失点(自責1)で登板4試合連続で敗戦投手となり、今季4敗目(2勝)を喫した。0-1の七回には2死二、三塁から遊撃・小幡のファンブルと悪送球により痛い2点を失った。打線は七回まで2安打に封じられ、九回には佐藤輝明内野手(27)が1点差に詰め寄る15号2ランで反撃したが、後続が倒れた。
◆現役時代は阪神、南海で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(78)が、なかなかタイムリーが出ず交流戦で波に乗れない虎打線について言及した。最後に佐藤の一発が飛び出して、試合は盛り上がったが、交流戦通算2勝5敗。本拠地では4連敗になってしまった。パ・リーグ相手に苦しんでいるというという見方もあるが、一番の問題はタイムリーなしが44イニング継続していることだと思う。投げている投手が最もプレッシャーを感じるのは、打線がつながってしまうこと。連打、連打で一、三塁...という、つながる形はマウンドで非常に苦しい。もちろん一発の怖さはあるのだが、ソロ本塁打などは案外、スパッと切り替えられるものだ。今の阪神打線には一発はあるが、つながりがない。阪神ベンチは打線を組み替えるなどして、つながりを求めて工夫はしている。次は各打者が工夫をする番だ。私が一番嫌だったのは工夫をしてくる打者。セーフティーバント、右打ち、進塁打...。「何かをしてきそうだ」と思わせるだけで、相手は嫌なものだ。この日も無死一塁から走者が進めないケースがあった。普通に打ってくる打者は、投手からすれば楽な相手だ。打線がつながってまず1点。それで流れは一気に変わるはずだ。(サンケイスポーツ専属評論家)
◆先発した阪神・大竹耕太郎投手(30)は7回3失点(自責1)と好投するも勝利にはつながらなかった。二回に4番・ネビンに先制ソロ、八回に味方失策が絡んで2点を失ったが、粘りの投球で投手戦を演出。「ランナーを出しながらも、しっかり攻める投球ができた」とうなずいた。一方で5月2日の巨人戦(甲子園)を最後に白星から遠ざかり4連敗。「こういう時期にどういう自分でいられるかを試されていると思う」と受け止めた。
◆「6番・三塁」で先発した阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=は4打数無安打に終わった。佐藤の2ランで1点差に追い上げた九回。なおも無死一塁で打席に立つも、同学年の守護神・岩城の前に直球3球で空振り三振。「力が入ったと思います」と唇をかんだ。甲子園では5試合で打率・048(21打数1安打)と苦しむが、「試合が続くので、しっかり切り替えていきます」と前を向いた。
◆阪神・嶋村麟士朗捕手(22)が、またも代打で快音を響かせた。0―3の八回2死で登場。2球で追い込まれながら、右腕・甲斐野のフォークに食らいつき、一塁強襲の内野安打を放った。「いい投手ばかりなので、食らいつくというか、別に特に深いこと考えずに(打った結果)」5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)でも代打で安打。打率・300(20打数6安打)と、少ないチャンスで結果を残しているが「別にそんな、まだ6本目なので。まだまだですし、やることしっかりやっていけば、またいい結果が出るかなと思う」と冷静だった。
◆阪神・工藤泰成投手(24)がクリーンアップを3人斬りし、存在感を示した。0-3の九回に3番手で登板すると、先頭の桑原を一邪飛、ネビンを高めカットボールで空振り三振。遊ゴロに仕留めた渡部に対しての3球目には160キロを計測した。右腕は昨季のフレッシュ・オールスターゲーム(丸亀)で自己最速の161キロを計測も、1軍公式戦では初の160キロ台。「出たこと自体はうれしいですけど、もっと内容を頑張りたい」と言葉に力を込めた。
◆阪神・森下翔太外野手(25)が反撃の口火を切った。0―3の九回先頭で、カウント1―1から、中大の3学年後輩の左腕・岩城のスライダーを捉えた。だれもが柵越えを確信した当たりはわずかに届かず、左翼手・桑原のグラブをはじき三塁打に。三塁ベース上では悔しい表情を見せた主砲だったが「あしたもまた頑張ります」と前を向いた。
◆阪神は西武に2―3で敗れた。3点を追う九回に「4番・右翼」で出場した佐藤輝明内野手(27)が、驚きのパワーと技術を発揮した15号2ランで意地を示した。再びセ・リーグ本塁打争いで単独トップに立つ一撃も、チームは交流戦で2勝5敗と苦戦が続く。現状を打破するために、虎が誇る主砲が諦めない姿勢で勝利へと引っ張っていく。最後まで諦めない。主砲の思いは、高々と舞い上がった白球にも乗り移った。ぐんぐんと伸びて左翼ポール際へ。こすったような一打でスタンドインする驚弾を放った佐藤は、険しい顔のままダイヤモンドを一周した。「よかったです。いいところに飛んでくれたかなと思います」パ・リーグ首位の西武を甲子園に迎えた一戦。3点を追う九回に虎党のため息ばかりが響いた球場の雰囲気を一変させた。森下が左翼フェンス直撃の三塁打でチャンスメーク。大歓声を背にルーキーでクローザーを務めるドラフト2位・岩城(中大)に対峙し、カウント1―1からの真っすぐを捉えた。ボールの下っ面を切ったような飛球で、上がった瞬間に三走・森下もタッチアップの体勢をとった。だが、左翼手・桑原は一歩、二歩と下がり、最後はフェンスに背中をつけてジャンプ。ボールはその上を越え、スタンドへ消えた。会心でなくとも本塁打にしてしまう技術とパワーを見せつける15号2ラン。40本塁打を記録した昨季とより1試合早い、53試合目での到達となった。本塁打で並んでいた森下を突き放し、再び単独トップに。交流戦で3カード連続本塁打とし、1シーズンでの11球団制覇弾まで残すは3球団となった。
◆打てない、守れない―。そして、甲子園で勝てない。阪神は勝負どころで小幡竜平内野手(25)が2者生還を許す適時失策を犯し、これで本拠地4連敗。藤川球児監督(45)が語気を強めた。「すべてにおいて球際の強さを持たなければいけない。強い選手でなければいけない。こういう戦いにおいては大きな差になりますから。強さを持った選手がこの舞台には必要だというところですね」0―1の七回だ。2死二、三塁で粘投していた大竹が長谷川を遊ゴロに打ち取ってピンチを切り抜けたと思ったが、小幡が痛恨のファンブル。慌てて白球を拾い上げた送球も一塁ベースから大きくそれ、ワンプレー2失策で2点を献上した。九回に佐藤の2ランで追い上げただけに、痛過ぎる失点となった。5月16日の広島戦(甲子園)以来、13試合ぶりのスタメンに抜てきした若虎に、指揮官は「ゲームに出ていない間にどういう風にしてゲームに向かっているか。ベンチでスタートするにしても、そういうところが出てくる」と厳しく言及。小幡は「大竹さんにもチームにもすごく迷惑をかけた」と唇をかんだ。甲子園を本拠地とする藤川虎が掲げるのは、守り勝つ野球。投手が何とか粘って試合をつくる中、ミスで自滅していては勝利は遠のいてしまう。今季、甲子園で複数失策を記録した試合は5戦全敗。やるべきこと、やってはいけないことは明白だ。交流戦に入り、甲子園では4戦4敗。今季通算でも11勝12敗1分けと黒星先行となった。打線は先発・渡辺の前に沈黙し、七回まで2安打に封じられた。九回に佐藤の2ランが飛び出したが、5月28日の日本ハム戦(甲子園)の二回から44イニング適時打なし。今季ワーストの50イニングが迫ってきた。苦しい戦いの中で、四回には佐藤が一塁へ全力疾走し、リプレー検証で判定が覆って併殺を免れた場面があった。藤川監督は「周りがどう響くか。その姿を見て感じなければいけないし、誰かに任せているからそうなるかもしれない。そういう情けないチームにするつもりはないですね」と力を込めた。我慢の時こそ、凡事徹底。チーム一丸で勝利を呼び込む。(渡辺洋次)?阪神は甲子園で5月26日の日本ハム戦から4連敗。2024年5月26日の巨人戦~6月6日の楽天戦で6連敗して以来。今季の甲子園成績は11勝12敗1分け。昨季は37勝25敗。直近にシーズンで負け越したのは2018年(21勝39敗2分け)で最下位に沈んだ。?阪神は今季8度目の1試合2失策。甲子園で複数失策となった試合は、4月14、16日の巨人戦、5月8日のDeNA戦、同27日の日本ハム戦に次ぐ5度目で全敗している。?阪神は昨年から西武戦で4連敗。
◆6月3日はミスタープロ野球・長嶋茂雄さんの一周忌。偉大な野球人の功績をしのび、1年前の悲しい一日を思い出し...。この「虎のソナタ」はサンスポを手に取って、1枚めくった3面の左肩が〝定位置〟になっている。ビッグイベント(たとえば五輪やサッカーW杯)が行われたり、大事件が起きたりすると、5面に〝引っ越し〟することはある。ちょうど1年前の6月4日付の紙面。ミスターの訃報を報じたサンスポの「虎のソナタ」はなんと9面だった。記憶にある中では、最も後ろのページだ。1面から始まったミスターの記事は2、3面を埋め尽くし4、5、6、7面もミスター! ミスター! ミスター!だから「虎のソナタ」は9面。その中身も、筆者が記憶する、長嶋監督と新庄剛志(現日本ハム監督)の物語だった。どれだけ書いても、書き足りないぐらいのスーパースターだった。あの日の当番デスクは川端亮平。「夕方の東京本社の紙面会議にオンラインで参加したんです。東京の代表が『いま、こうしてスポーツ新聞があるのは、長嶋さんのおかげ。長嶋さんがいたから、発展してこられた。だから、きょうは長嶋さんへの感謝を示す、すばらしい新聞にしなければいけない』と大号令を発していたんです。その記憶がすごく鮮明で...」熱きゲキを受けて、出稿作業に取りかかった川端デスクだったが「とにかく、すごい原稿量だったことは覚えています。実は、直接、お会いしたことのない長嶋さんですが、あの量だけで、偉大な人だったことがよくわかりました」と振り返っていた。
◆決して最後1点差に迫ったからとかではなくて...令和の時代、個人攻撃はご法度と分かっちゃいるけど、60年来の虎党、昭和のジジイはあえて愛のムチで叫ばせてもらうわー!!1点ビハインドの七回2死二、三塁。そこまで巧みな投球術で先発マウンドを死守してきた大竹がショートゴロを打たせ3アウト!!と思ったら小幡の大エラーで0-3、ヘナヘナヘナ...。ハッキリ言って敗因はそこなのだ!じゃ、なんでそこまで責めるかちゅ~と! これはあくまで俺の予想だけど、佐藤、さらには森下もメジャーに行くよ! その時に中心選手としてチームを支えなきゃいかんのは現在25歳の小幡あたりやろー!! それが試合に出たり出なかったり。かつての猛虎暗黒時代再び、はもうかんべんしたってー!!もちろん、小幡だけでなく、打てない阪神打線に問題はあるんだけど...。近本が戻るまでは、5割までへっこんでもええわー!!
<交流戦順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
ソフトバンク |
7 | 1 | 0 | 0.875 (↑0.018) | - (-) |
10 | 37 (+8) | 20 (+5) | 9 (-) | 8 (+2) |
0.265 (↑0.001) | 2.340 (↓0.31) |
| 2 (-) |
西武 |
5 | 1 | 1 | 0.833 (↑0.033) | 1 (-) |
11 | 34 (+3) | 15 (+2) | 7 (+1) | 5 (+1) |
0.260 (↓0.01) | 1.850 (↓0.02) |
| 3 (-) |
ロッテ |
5 | 3 | 0 | 0.625 (↓0.089) | 2 (↓1) |
10 | 26 (-) | 16 (+1) | 3 (-) | 4 (-) |
0.225 (↓0.013) | 1.770 (↑0.09) |
| 3 (2↑) |
巨人 |
5 | 3 | 0 | 0.625 (↑0.054) | 2 (-) |
10 | 29 (+5) | 31 (+4) | 5 (+2) | 6 (+1) |
0.247 (↓0.006) | 3.930 (↓0.01) |
| 5 (1↓) |
日本ハム |
4 | 3 | 0 | 0.571 (↓0.096) | 2.5 (↓1) |
11 | 22 (+1) | 16 (+3) | 4 (-) | 2 (-) |
0.238 (↑0.005) | 2.180 (↓0.18) |
| 5 (3↑) |
ヤクルト |
4 | 3 | 1 | 0.571 (↑0.071) | 2.5 (-) |
10 | 21 (+1) | 27 (-) | 5 (+1) | 6 (+1) |
0.250 (↑0.008) | 2.570 (↑0.34) |
| 7 (2↓) |
ORIX |
4 | 4 | 0 | 0.500 (↓0.071) | 3 (↓1) |
10 | 30 (+4) | 25 (+5) | 3 (+1) | 1 (-) |
0.271 (↓0.007) | 3.260 (↓0.31) |
| 7 (2↓) |
中日 |
4 | 4 | 0 | 0.500 (↓0.071) | 3 (↓1) |
10 | 26 (+5) | 25 (+8) | 6 (+1) | 3 (+1) |
0.234 (↑0.006) | 3.000 (↓0.49) |
| 9 (-) |
阪神 |
2 | 5 | 0 | 0.286 (↓0.047) | 4.5 (↓1) |
11 | 13 (+2) | 23 (+3) | 6 (+1) | 4 (-) |
0.208 (↓0.003) | 2.610 (↑0.28) |
| 10 (1↑) |
楽天 |
2 | 6 | 0 | 0.250 (↑0.107) | 5 (-) |
10 | 22 (+2) | 30 (-) | 7 (-) | 2 (-) |
0.222 (↑0.003) | 3.780 (↑0.57) |
| 10 (-) |
DeNA |
2 | 6 | 0 | 0.250 (↓0.036) | 5 (↓1) |
10 | 19 (-) | 41 (+2) | 4 (-) | 1 (-) |
0.230 (↓0.017) | 4.890 (↑0.42) |
| 12 (-) |
広島 |
1 | 6 | 0 | 0.143 (↑0.143) | 5.5 (-) |
11 | 14 (+3) | 24 (+1) | 3 (-) | 3 (+1) |
0.192 (↑0.007) | 2.850 (↑0.33) |
<セ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
ヤクルト |
32 | 21 | 1 | 0.604 (↑0.008) | - (-) |
89 | 184 (+1) | 177 (-) | 35 (+1) | 40 (+1) |
0.244 (↑0.001) | 3.010 (↑0.06) |
| 2 (-) |
阪神 |
30 | 22 | 1 | 0.577 (↓0.011) | 1.5 (↓1) |
90 | 202 (+2) | 176 (+3) | 42 (+1) | 34 (-) |
0.252 (↓0.001) | 3.090 (↑0.04) |
| 3 (-) |
巨人 |
29 | 25 | 0 | 0.537 (↑0.009) | 3.5 (-) |
89 | 170 (+5) | 184 (+4) | 42 (+2) | 38 (+1) |
0.230 (↓0.001) | 3.210 (↓0.01) |
| 4 (-) |
DeNA |
23 | 29 | 2 | 0.442 (↓0.009) | 8.5 (↓1) |
89 | 186 (-) | 211 (+2) | 27 (-) | 26 (-) |
0.244 (↓0.003) | 3.420 (↑0.03) |
| 5 (-) |
広島 |
19 | 30 | 2 | 0.388 (↑0.013) | 11 (-) |
92 | 145 (+3) | 164 (+1) | 29 (-) | 32 (+1) |
0.214 (↑0.001) | 2.920 (↑0.04) |
| 6 (-) |
中日 |
19 | 34 | 1 | 0.358 (↓0.007) | 13 (↓1) |
89 | 182 (+5) | 206 (+8) | 39 (+1) | 22 (+1) |
0.238 (-) | 3.590 (↓0.05) |
<パ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
西武 |
32 | 21 | 2 | 0.604 (↑0.008) | - (-) |
88 | 214 (+3) | 169 (+2) | 48 (+1) | 22 (+1) |
0.251 (↓0.001) | 2.580 (↑0.02) |
| 2 (1↑) |
ソフトバンク |
30 | 23 | 0 | 0.566 (↑0.008) | 2 (-) |
90 | 231 (+8) | 191 (+5) | 50 (-) | 27 (+2) |
0.247 (-) | 3.210 (↓0.02) |
| 3 (1↓) |
ORIX |
30 | 24 | 0 | 0.556 (↓0.01) | 2.5 (↓1) |
89 | 194 (+4) | 186 (+5) | 32 (+1) | 19 (-) |
0.245 (↓0.001) | 3.330 (↓0.04) |
| 4 (-) |
日本ハム |
27 | 29 | 0 | 0.482 (↓0.009) | 6.5 (↓1) |
87 | 221 (+1) | 217 (+3) | 64 (-) | 28 (-) |
0.238 (-) | 3.700 (-) |
| 5 (-) |
ロッテ |
26 | 28 | 0 | 0.481 (↓0.01) | 6.5 (↓1) |
89 | 177 (-) | 197 (+1) | 38 (-) | 26 (-) |
0.238 (↓0.002) | 3.300 (↑0.03) |
| 6 (-) |
楽天 |
21 | 32 | 1 | 0.396 (↑0.011) | 11 (-) |
89 | 168 (+2) | 196 (-) | 37 (-) | 27 (-) |
0.241 (-) | 3.510 (↑0.07) |



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