阪神(★2対4☆)日本ハム =交流戦3回戦(2026.05.28)・阪神甲子園球場=
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日本ハム
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阪神
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勝利投手:福島 蓮(2勝2敗0S)
(セーブ:柳川 大晟(1勝0敗13S))
敗戦投手:木下 里都(0勝1敗0S)

本塁打
【阪神】佐藤 蓮(13号・9回裏ソロ)

  DAZN
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◆日本ハムは1点を追う3回表、田宮と万波の適時打で3点を奪い、逆転に成功する。そのまま迎えた9回には、細川のセーフティスクイズで1点を加え、リードを広げた。投げては、先発・福島が7回1失点7奪三振の力投で今季2勝目。敗れた阪神は、打線が6安打2得点と振るわなかった。

◆初回から交流戦らしい「プロの技」の応酬に甲子園が沸いた。阪神は初回2死二塁から大山悠輔内野手(31)が一、二塁間を抜いた。右翼手は日本球界のNO・1の強肩といっていい万波中正外野手(26)。勢いをつけてチャージすると本塁に矢のような好返球をワンバウンドで投げた。二塁走者の高寺望夢内野手(23)も好スタートを切っていた。バットに当たるか当たらないかのタイミングで走り出し、迷わず三塁を蹴った。最後は頭からホームに突っ込み、タッチされることなく生還した。8試合ぶりに「1番」に戻った高寺はいきなり鮮やかな中前打で出塁。好打と好走塁が光った。

◆阪神の2年目右腕・木下里都投手(25)がプロ初先発を務めた。初回は3者凡退。2回は清宮幸太郎内野手(27)に遊内野安打を許したものの、2三振を奪って無失点に抑えた。2回に迎えたプロ初打席では、1ストライクから日本ハム先発・福島蓮投手(23)の150キロストレートをとらえて右方向へ。一ゴロとなったが、いい当たりだった。

◆阪神伏見寅威捕手(36)が2試合ぶりにベンチ入りした。前日27日はベンチ登録を外れていた。昨年まで所属した日本ハムとの注目対決。初戦はスタメンマスクをかぶったが敗れていた。この日はベンチスタートしたが、フリー打撃などすべてのメニューをこなし、試合前のシートノックにも入った。試合中は先発の梅野隆太郎捕手(34)や坂本誠志郎捕手(32)とベンチ内で話し込む姿が見られた。パ・リーグ13年のキャリアがあり、存在価値が一層高まる期間になる。

◆関西テレビのゲスト解説を務めた元巨人の清原和博氏(58)が、佐藤輝明内野手(27)の強肩に、懐かしい名前を挙げた。3回、日本ハムに逆転され、なおも1死一、二塁のピンチ。レイエスの右飛で二塁走者の田宮はタッチアップで三塁に向かいかけたが、右翼の佐藤が"剛球"で進塁を阻止。この守備に「お客さんがわいて、よかったんじゃないですかね」と目を細め「昔で言うとイチロー選手とか、新庄選手とか」と強肩自慢の名手の名前を挙げた。

◆西武、巨人などで通算525本塁打を残した清原和博氏(58)が関西テレビのゲスト解説を務め、阪神のクリーンアップを語った。森下、佐藤、大山の中軸に「理想的な並び方じゃないですか」と感想。実況アナウンサーから「もし、この中に入るとすれば、どの打順を?」と問われ「4番でしょう」と即答。その場合の3番森下とのコンビには「やっぱりね、援護射撃をするというつもりで(自分は)やると思うので、のびのびとやってほしいですね」と望んだ。

◆プロ初先発の阪神木下里都投手(25)が3回、日本ハム打線につかまった。1-0で迎えたこの回、先頭打者の奈良間大己内野手(26)に四球。犠打失敗で1死としたが、水野達稀内野手(25)に左翼線への2塁打を打たれ、二、三塁のピンチを招いた。ここで田宮裕涼捕手(25)に詰まりながらも右前に落ちる2点タイムリーを献上した。なおも、2死一、二塁とされ、万波中正外野手(26)には中前適時打。この回だけで4安打を集中され、1-3と試合をひっくり返された。

◆巨人、西武などで看板打者として活躍した清原和博氏(58)が関西テレビのゲスト解説を務め、ドラフト1位、立石正広内野手(22)のプロ1号に驚いたことを明かした。24日巨人戦で相手のドラフト1位、竹丸から打った1号の感想を実況アナに求められ「ものの見事でしたね。打球が強かった。ギリギリ入った感じじゃなくて、東京ドームに突き刺さってましたね。驚きました」と、独特の表現で立石の驚弾を語った。

◆プロ初先発の阪神木下里都投手(25)が4回5安打2三振3失点で降板した。150キロ台後半のストレートは威力十分だった。2回まで無失点。しかし、1-0で迎えた3回、田宮裕涼捕手(25)の右前に落ちる2点タイムリーと万波中正外野手(26)の中前適時打で3点を失った。昨年は中継ぎとして11試合に登板した。今季もブルペン陣の一角として開幕1軍スタートしたが、2度の2軍降格を経験した。4月下旬からは先発としての調整を行い、5月に入ってファームで独立リーグとの交流戦を含む3試合に先発し、計15回を投げて19三振無失点。この日の1軍先発デビューにつなげた。4回は無失点でしのいだものの、球数が多く、4回時点で90球に到達。5回から湯浅京己投手(26)にマウンドを譲った。プロ初先発で勝利をつかむことはできなかった。

◆プロ初先発の阪神木下里都投手(25)は同学年の00世代、日本ハム水野達稀内野手(25)、田宮裕涼捕手(25)、万波中正外野手(26)にそろって安打を浴び、逆転を許した。01年1月の早生まれだが、ミレニアム世代の右腕。1点リードの3回。先頭の同学年、日本ハム奈良間大己内野手(26)を四球で出塁。1死一塁で水野に左翼線へ二塁打を浴び、二、三塁のピンチを招いた。続く田宮に詰まりながらも右前に落ちる2点タイムリーを献上した。なお、2死一、二塁から万波の中前適時打で1-3と逆転。4回までに90球を投じ、5安打3失点で降板した。

◆西武、巨人などで活躍した清原和博氏(58)が関西テレビのゲスト解説で、ジェット風船の思い出を語った。現役時代に何度も見た光景について「あのときは圧巻でしたね。ぼくはいつも7回になったら一番先に行ってジェット風船上がるの見てたんです」と秘話を語り「ジェット風船は本当にね、絶景ですね」と思い起こした。その後はジェット風船飛ばしに初挑戦。7回裏の阪神攻撃開始前には、ジェット風船を手にし「(飛ばすのは)初めてです。わくわくしてます」と声をはずませ、隣のゲスト解説の片岡篤史氏(57)と空中に解き放った。「最高ですね。(ファンが)楽しみにされるのがわかりますね」と笑顔だった。

◆5連勝と勢いに乗って交流戦に入った阪神打線が苦しんでいる。セ・リーグ主催だからDH制がなく、投手が打席に入る。普段は打撃に専念する選手が守備につかなければいけない。日本ハムの場合は、DH専門のランミル・レイエス外野手(30)の「守備」もポイントに挙げられていた。26日の初戦で今季初めて守備につき、これが3試合連続で「一塁」での出場。予想に反して、阪神にとって大きな壁として立ちはだかっている。前日27日には佐藤輝明内野手(27)の痛烈な一塁ゴロを2度さばかれた。この日は木下里都投手(25)のプロ初打席で一、二塁間に強い打球を逆シングルでキャッチされた。6回には一塁線に鋭く転がった佐藤の打球を器用なグラブ使いでアウトにした。

◆甲子園をため息が包んだ。阪神立石正広内野手(22)が三たび、走者を置いた打席で凡退した。初回は1点先制後2死一、二塁で三飛。4回の第2打席は1死一塁から外角カットボールを引っかけて遊ゴロ併殺。スタンドから大きなため息が漏れた。2点を追う7回の第3打席は無死一塁で初球から同じ外角カットボールをハードヒット。立石らしい右方向への強烈なライナーが飛んだが、惜しくも右翼正面。ここでも虎党から大きな落胆の声が上がった。

◆阪神の4年目左腕・門別啓人投手(21)が今季初めて連投し、2イニングを無失点に抑えた。3番手で6回から登板。先頭打者の万波中正外野手(26)に右前打を許したものの、後続を抑えて無失点に抑えた。さらにイニングをまたいで7回もマウンドへ上がって3人斬り。2回1安打1三振無失点だった。前日27日の同カードも昇格してすぐに5番手で登板し、3人斬り。ブルペン陣の中で存在感を増している。

◆阪神ダウリ・モレッタ投手(30)が1軍復帰登板を無失点に抑えた。8回に4番手で登板。日本ハム先頭のロドルフォ・カストロ内野手(27)に中前打を許したが、強打者のフランミル・レイエス外野手(30)を空振り三振。代走・五十幡亮汰外野手(27)のスチールを梅野隆太郎捕手(34)が刺し、万波中正外野手(26)も空振り三振に仕留めた。わずか10球で無失点。13日ヤクルト戦(神宮)以来の1軍マウンドで復活をアピールした。

◆関西テレビのゲスト解説を務めた清原和博氏(58)が、阪神藤川球児監督(45)とのエピソードを語った。藤川監督の現役時代の速球の代名詞「火の玉ストレート」の名付け親が実は清原氏だったという話を実況アナに振られ「そうなんですよ。ボールが浮くんです。火の玉のようにひゅーん。火の玉みたいやったって言ったら、そのまま」と秘話を明かした。かつての好敵手の監督としての今の姿の感想を求められ「本当にどしっとして」と表現した。

◆日本ハムが、08年以来18年ぶりの交流戦3連勝発進だ。先発福島蓮投手(23)は、21年のセンバツ1回戦で立って以来の甲子園のマウンド。初回に先頭の阪神高寺に安打を許し、2死一、二塁のピンチを招くと、5番大山に右前適時打を浴びて1点を先制された。ただ、その後は立ち直り、3回には高寺、中野、森下を3者連続三振に斬るなどゼロを並べていった。打線も福島を援護。3回1死二、三塁の好機に、バッテリーを組む田宮裕涼捕手(25)が逆転の2点適時打。さらに万波中正外野手(26)の適時打で1点を追加した。福島は7回5安打7奪三振1失点で今季2勝目。高校時代、5回5失点で敗れた甲子園で、初勝利を挙げた。日本ハムが交流戦の阪神戦で同一カード3連戦3連勝したのは初めて。セの強者に3タテを食らわせ、チームは勝率5割に復帰した。福島蓮(ふくしま・れん)2003年(平15)4月25日生まれ、青森県出身。小学4年から野球を始め、中学時代は軟式野球部所属。八戸西では1年春からベンチ入り。3年春のセンバツに21世紀枠で出場し初戦敗退。21年育成ドラフト1位で日本ハム入団。24年3月14日に支配下登録。同年4月17日ソフトバンク戦でプロ初登板。25年は8試合で5勝0敗、防御率2・25。同年オフに背番号を94から45に変更した。190センチ、81キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2900万円。

◆阪神が痛すぎる4点目を献上した。9回1死一、三塁から細川凌平内野手(24)にセーフティースクイズを決められた。一塁前に転がった打球を一塁手の大山悠輔(31)がチャージして本塁にグラブトス。これがわずかに浮いて、梅野隆太郎捕手(34)がタッチにいったが、三塁走者の矢沢宏太投手(25)の左手が先にベースを触った。記録は犠打野選となった。

◆阪神佐藤輝明内野手(27)が劣勢の9回、意地のソロアーチを放った。3点を追う1死無走者の場面で、日本ハム柳川が投じた135キロの初球をとらえ、右越えにリーグトップの13号ソロ。自慢のパワーで虎党の待つ右翼席へと運んだ。BSフジで解説した西武、巨人などで通算525本塁打を放った清原和博氏(58)は、佐藤の一発に「打った瞬間、きれいな弾道」とたたえていた。

◆梅ちゃんバズーカ発動梅野隆太郎 俊足の五十幡亮汰を閉ざした!※リクエストも判定そのまま??阪神×日本ハム#阪神タイガース #だったらDAZN pic.twitter.com/pemG6RyLGk

◆阪神が交流戦最初のカードで、今季初の3連敗を喫した。甲子園での3連敗は昨年藤川球児監督(45)が就任してから初となった。阪神先発はプロ2年目で、初の先発マウンドとなった木下里都投手(25)。日本ハムは福島蓮投手(23)。この日は1番で先発が続いていたドラ1ルーキーの立石正広内野手(22)が、7試合ぶりに6番で先発。1番には高寺望夢内野手(23)が入った。初回、日本ハムは3者凡退。その裏、阪神が先制に成功した。先頭の高寺が中前打で出塁して好機をつくり2死一、二塁。5番大山悠輔内野手(31)が福島の外低め直球をうまく捉えて、先制の右前適時打を放った。しかし3回、日本ハムに一挙3得点で逆転。先頭の奈良間に四球を与えると、1死一塁から水野に左翼線へ同点適時打を献上。なおも1死二、三塁で田宮に2点右前適時打を浴び、勝ち越しを許した。その裏、阪神は高寺、中野、森下と3連続三振を喫した。4回、木下は先頭の郡司に四球を与え2死二塁のピンチを招くも無失点としたが、この回で降板。4回5安打3失点でプロ初先発初勝利はならなかった。5回に2番手で登板した湯浅京己投手(26)は先頭田宮に四球を与えるもカストロを遊ゴロ併殺、レイエスを右飛に打ち取り無失点。3番手の門別啓人投手(21)は、前日27日からの連投で2回1安打無失点と好投した。阪神打線は福島を前に苦戦。安打は出るものの、あと1本が出ない状況が続いた。1-3のまま迎えた9回。3連投となった5番手工藤泰成投手(24)が、先頭の清宮に二塁打を浴び、犠打と四球で1死一、三塁のピンチ。ここで細川にセーフティースクイズを許し、さらに1点を失った。交流戦開幕カードで3連敗。29日からの敵地ロッテ3連戦(ZOZOマリン)で立て直す。

◆天をつんざくような一発佐藤輝明 雨空を切り裂いた!第13号ソロでキング独走!??阪神×日本ハム#阪神タイガース #だったらDAZN pic.twitter.com/hIQs6Is3VO

◆西武、巨人などで通算525本塁打を残した清原和博氏(58)が、9回に飛び出した阪神佐藤輝明内野手(27)の1発に「素晴らしいですね。見事なホームランでした」と驚嘆した。また、初球のフォークを捉えた一撃に「待ちの姿勢がいいんでしょうね」と分析した。実況アナから、佐藤の将来にどんな成長を望むかを問われ「松井選手のようになっていってほしいですね。国民からも愛されるような」と、巨人時代にともに中軸を組んだ松井秀喜氏(51)の名前を挙げた。続けて実況アナから、メジャーでも名を残した松井氏のような活躍に佐藤が続くことができるかを問われ「(そう)思いますね」と、虎の主砲の将来に太鼓判を押した。

◆プロ初先発した2年目右腕の阪神木下里都投手(25)は、4回5安打3失点だった。初回は3者凡退の立ち上がりも、1点リードの3回に日本ハム先頭の奈良間に四球を出すと4安打を浴び3失点。福岡大の先輩・梅野とのバッテリーは、ほろ苦いマウンドに。「もちろん一緒に、勝ち投手になりたかった。まだまだ実力も伴っていない。やることをしっかりやって、次は今回の悪かったところを、生かしたい」。藤川監督は「次の登板に向けてまたしっかり調整して慣れていってほしい」と話した。

◆阪神が交流戦最初のカードで、今季初の3連敗を喫した。甲子園での3連敗は昨年藤川球児監督(45)が就任してから初となった。大山悠輔内野手(31)が初回に先制打を放つも、3回に先発木下里都投手(25)が3失点。9回にはセーフティースクイズを決められ、さらに1点を失った。試合後、藤川監督は「他球場の野球と、ここの甲子園での野球の違いとか、ゲームの持っていきかたというのは課題ですね」と話した。つなぎの意識も大事かと問われ「やっぱり野球としてはホームランが華だし、それは素晴らしいものではあるけれど、連動させて勝っていくという部分では時にはつなぎ役にならないといけないし、自己犠牲も必要になる」と続けた。交流戦は3連敗スタートとなったが、29日からの敵地ロッテ3連戦(ZOZOマリン)で立て直し。指揮官は「甲子園のファンの方には今日この3連戦ね、辛い思いをさせたけど、またチームが強くなる1つのきっかけにもできますからね」とすぐに前を見据えた。

◆阪神が交流戦最初のカードで、今季初の3連敗を喫した。甲子園での3連敗は昨年藤川球児監督(45)が就任してから初となった。プロ初先発となった木下里都投手(25)が4回5安打3失点で初黒星。初回は3者凡退でスタートも、3回に先頭に四球を出してから打ち込まれた。試合後、藤川監督は「次の登板に向けてまたしっかり調整して慣れていってほしいかなと思います」と次のチャンスでの好投に期待。「強い投手になっていってもらうために必ずきっかけも必要だし、次はさらにテンポよく投げていく姿を見たいですね」と続けた。

◆日本ハム島本浩也投手(33)が古巣相手に2夜連続でホールドをマークした。先発福島の後を受け8回に登板。古巣相手でも「マウンドに上がったら敵なので絶対に抑えてやろうと」と気合を入れ、3者凡退できっちり仕事を果たした。ヒーローインタビューでは、日本ハム側だけでなく、阪神ファンからも温かい声援をもらい「幸せです」と笑顔。「チームが変わってもいろんな方に声援してもらっているので、本当にうれしい」と感謝していた。∇阪神モレッタ(1軍復帰登板で1イニングを無失点)「メカニック的なところ、そこはかなり投手として重要になってくると思う。それをしっかりできたかなと思います」

◆日本ハムが、08年以来18年ぶりの交流戦3連勝発進だ。先発福島蓮投手(23)は、21年のセンバツ1回戦で立って以来の甲子園のマウンド。7回5安打7奪三振1失点で今季2勝目を飾り、高校時代、5回5失点で敗れた甲子園で、初勝利を挙げた。福島が阪神戦で、プロ入り初めて甲子園で登板し、7回5安打7三振1失点の好投で今季2勝目を挙げた。8回は島本、9回は柳川と育成出身3投手で継投し、18年ぶり交流戦3連勝発進につなげた。チームの勝率5割復帰に貢献した福島は「コントロールミスもありましたが、しっかり勝てたのはよかった」と喜んだ。八戸西(青森)時代の21年、3年春のセンバツで甲子園に出場。具志川商(沖縄)との21世紀枠対決に先発したが、5回5失点で初戦敗退した。5年ぶりの聖地で「いい思い出に上書きされました」と苦い経験を振り払った。さらに5年前はコロナ禍で、応援団も1校あたり上限1000人で、大声での声援も制限されていた。今回は4万2618人の大観衆の中で投げ「声援がすごいですね。センバツと全然違います」と興奮を隠せなかった。強気の投球で、阪神打線を初回の1失点のみに抑えた。2回以降は散発3安打。3回は3者連続三振と手玉にとった。登板前にはカード初戦で完封した伊藤の内角への攻めを手本に、イメージづくり。「インコースに行くところは行く。できることはしていきたい」と話していた通り「(内角を)意識させて投げられた。大海さんのおかげ」と感謝した。8回を投げ切れば自己最長だったが、7回で降板。新庄監督は「まだ(壁を)乗り越えてない。8回の(崩れる)印象があるから」と手綱を締めた。聖地でつかんだ1勝を糧に、さらなるステップアップを図る。【永野高輔】福島蓮(ふくしま・れん)2003年(平15)4月25日生まれ、青森県出身。小学4年から野球を始め、中学時代は軟式野球部所属。八戸西では1年春からベンチ入り。3年春のセンバツに21世紀枠で出場し初戦敗退。21年育成ドラフト1位で日本ハム入団。24年3月14日に支配下登録。同年4月17日ソフトバンク戦でプロ初登板。25年は8試合で5勝0敗、防御率2・25。同年オフに背番号を94から45に変更した。190センチ、81キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2900万円。

◆日本ハムが08年以来18年ぶりの交流戦3連勝発進だ。先発福島が初回に先制点を許したが、その後は阪神打線を抑え込み7回5安打1失点で2勝目。かつての本拠地、甲子園で3タテを食らわせた新庄監督は「デカイね。甲子園じゃなくてもデカイし」と喜んだ。日本ハムが交流戦の阪神戦で同一カード3連戦3連勝したのは初めてだ。

◆「日本生命セ・パ交流戦」が28日に行われ、阪神が日本ハムとの接戦に敗れて交流戦3連敗スタートとなった。3連敗は今季初となり、甲子園では昨年藤川球児監督(45)が就任してから初めて。9回に佐藤輝明内野手(27)がリーグ単独トップに躍り出る13号ソロを放つも、反撃はここまで。日本ハム先発の福島蓮投手(23)を前に、打線が苦戦した。29日からの敵地ロッテ3連戦(ZOZOマリン)で、虎の野球を立て直す。9回、差は3点。元気を失いかけた甲子園のスタンドに、再び血が通った。阪神佐藤輝明内野手(27)が1死から柳川のフォークをジャストミート。まさしく「アーチ」といえるきれいな放物線を右翼席に描いた。再びリーグ単独トップに立つ13号ソロ。前日に後輩森下に追いつかれたが1日で1歩前に出た。完璧な1発だった。いい形かと聞かれると「そうですね。よかったです」と、うなずいた。柳川には前日27日に3連続変化球で攻められて空振り三振。最後の打者になっていた。交流戦特有の難しさ。慣れない相手で、しかも3試合とも内角を厳しく攻められた。それでも佐藤は我慢強かった。4回には福島の落ちるボールを完璧に左翼に運んだ。さまざまな球種、コースと投げ分けてきたバッテリーに対応。本塁打を含む2安打を放った。3日間、やられっぱなしだった日本ハムに一矢を報いた。虎党の留飲をわずかに下げて、交流戦最初のカードが終幕した。今季最長を更新する10試合連続安打。3連敗したが主砲は調子を維持したまま29日からの千葉3連戦に向かう。「難しさもありますけど、あと5カードあるので。しっかり準備しないといけないと思います。(いい打撃を)続けたいですね」と力強かった。【柏原誠】∇阪神熊谷(7回1死に水野の打球を横回転で捕球する好守備)「そこは僕が出ている意味だと思うので。続けていきたいと思います」

◆4年目左腕の阪神門別啓人投手(21)が今季初めて連投し、2回を無失点に抑えた。1-3の6回に3番手で登板。日本ハム先頭の万波に右前打を許したが、続く清宮幸を外角スライダーで二ゴロ。後続も打ち取り、無失点に抑えた。「1球1球、丁寧に投げました」。イニングをまたいだ7回。最速150キロの直球に、スライダー、フォークを織り交ぜて3人斬り。2回1安打1奪三振で、役割を果たした。今季は5月4日の中日戦(バンテリンドーム)で1軍初先発したが、5回7安打5失点。2軍再調整となり、中継ぎに配置転換された。前日27日に再昇格し、5番手で3者凡退。2夜連続でゼロを並べ、「言われたところで投げるだけ。また一つ一つ頑張ります」とうなずいた。若き左腕が、リリーフの新境地で存在感を出してきた。

◆古巣のファンは温かかった。日本ハム島本浩也投手(33)が3-1の8回、2番手で登板。3者凡退に抑え、交流戦開幕カード3連勝に貢献した。昨オフ、伏見寅威捕手(36)との交換トレードで阪神から日本ハムに移籍。前日27日に古巣相手に初登板し、3番手で1回2安打無失点。この日も0でつないだ。試合後は敵地でヒーローインタビューを受けた。スタンドに残った阪神ファンからも声援を受けた。

◆途中出場の日本ハム細川凌平内野手(24)と矢沢宏太投手(25)が、9回に貴重な4点目をたたき出した。細川は8回の守備から左翼で出場。2点リードの9回1死一、三塁の場面で、初球を一塁側に転がすセーフティースクイズを試み、代走の俊足矢沢が三塁からヘッドスライディングで生還した。細川は「作戦を1発で決められないと自分の価値は生まれないので」と会心。矢沢は「ホソが完璧なバントしてくれたので、ただ走るだけでした」と充実の表情だった。

◆甲子園で日本ハム"北のタッチコンビ"が躍動した。1点を追う3回1死一塁、まずは"たっちゃん"こと名前が「達稀」の水野が左翼線へ二塁打を放ち1死二、三塁とチャンスを広げ、田宮の右前適時打で勝ち越しの生還。さらに1死一塁から"かっちゃん"ことカストロが右前打で続き、3点目をお膳立てした。水野は7試合、カストロは5試合連続安打と、乗りに乗っている。

◆阪神佐藤輝明内野手(27)が9回に意地の13号ソロ。その打棒に勇気をもらう人たちは大勢いる。チーム、親族、友人、虎党...。母校の仁川学院(兵庫)もそうだ。今年の2月末から仁川学院には佐藤の垂れ幕が飾られている。昨年の本塁打王、打点王、セ・リーグMVP、ゴールデン・グラブ賞、ベストナイン。数々のタイトルとともに、26年WBC出場を祝福する旨が記されている。学校関係者は「みんなで喜んでいます」と声を弾ませた。学校側としてOBの活躍を少しでも後押ししたいという思いで作成したという。隣には今年1月、アメリカンフットボール日本選手権「ライスボウル」で2連覇を成し遂げた「パナソニックインパルス」に所属するOB2人の垂れ幕もある。そのうちの1人がWR桑田理介選手だ。仁川学院野球部出身。捕手だった佐藤とはバッテリーを組んでいた。「パナソニックエコナイター」だった前日27日は始球式に登場し、佐藤と10年ぶりにバッテリーを結成。"テル"は「今日打てよ」と背中を押され、1日遅れで旧友との約束を果たした。仁川学院は甲子園から北に約6キロほどの位置にある。自慢のOBたちの活躍はすさまじい。その姿が現役生徒や学校関係者たちの励みになっている。【只松憲】

◆阪神が本拠地甲子園で、新庄日本ハムに3タテを食らった。3連敗は今季初で、甲子園での3連敗は、昨年に藤川球児監督(45)が就任してから初めて。交流戦で日本ハム相手に3連戦3連敗するのも球団史上初めてだった。日本ハム先発の福島を前に連打を出せず、6安打の"スミ1"で逆転負け。指揮官は「他球場の野球と、ここの甲子園での野球の違いとか、ゲームの持っていきかたというのは課題ですね」と話した。2回以降、先頭が2度出塁するも、併殺打やフライを打ち上げて好機を生かせず。「野球としてはホームランが華だし、それは素晴らしいものではあるけれど、連動させて勝っていくという部分では、時にはつなぎ役にならないといけないし、自己犠牲も必要になる」。打線として、おのおのが役割を果たすことを求めた。1-3で迎えた9回には、セーフティースクイズでダメ押しの1点を奪われ、最後までペースをつかめなかった。「らしい野球をまたさらに作り上げていく上では、甲子園のファンの方にはこの3連戦、つらい思いをさせたけど、またチームが強くなる一つのきっかけにもできますからね」。ヤクルトも西武に敗れてからくも同率首位は守った。敵地ロッテ戦から再び虎の戦い方を見せる。【磯綾乃】

◆阪神のD3位・岡城快生外野手(22)=筑波大=が出場選手登録を抹消された。15日に再昇格したルーキーは19、20日の中日戦(倉敷、甲子園)で「1番・中堅」でスタメン出場。以降は出場がなかった。代わって、日本ハム3回戦でプロ初先発に挑む木下里都投手(25)が出場選手登録された。

◆29日のロッテ戦(ZOZOマリン)で先発する阪神・高橋遥人投手(30)がキャッチボールやショートダッシュなどで調整し、「丁寧に内外に投げ分けて、うまく攻めていけたら」と話した。今季ここまで7試合に先発し4完封を含む5勝を挙げ、防御率0・99はリーグトップと圧倒的な成績を残している。22日巨人戦(東京D)は七回途中4失点を喫したが、打線の援護もあり5勝目を挙げた。交流戦は2019年以来7年ぶりとなり、勝利投手となれば初白星となる。「(ロッテに対して)対戦することが少ないので構えがちになるが、自分のピッチングができるようにいつも通りいけたらと思います」と冷静に意気込みを語った。パ・リーグ相手にも無双っぷりを見せつけ、ハーラートップに並ぶ6勝目なるか。

◆日本ハム・福島蓮投手(23)が2021年3月22日以来、1893日ぶりに甲子園のマウンドに上がった。同投手は青森・八戸西高3年時に21世紀枠で甲子園選抜大会に出場。1回戦・具志川(沖縄)戦に先発したが5回5失点。試合も3-8で敗れた。「5回5失点なんで、何も言えないです。(投手陣で甲子園談義になった際も)僕は別枠なんで『おまえ、出てたの?』って感じでイジられますね」。当時は新型コロナウイルス感染拡大で、1試合の観客数を1万人に制限して開催され、自身の試合では観衆5000人。それだけに、4万人を超える大観衆を前にしての甲子園プロ初登板に、「こんなに人多くなかったんで、何か(同じ球場とは)ほぼ違う感じ」と目を白黒させた。それでも、チームの阪神3連戦3連勝が懸かる一戦。「初戦に(完封した伊藤)大海さんがいい手本を見せてくれたので参考にしたい。打者を見ながら、インコースも行くところは行く」と話し、「甲子園が似合うも何も5回5失点なんで(苦笑)。でも、それよりはいいピッチングがしたいですね。甲子園にいい思い出はないんで、上書きしたいですね、さすがに」と5年前の〝借り〟を返すべく阪神打線に挑んだ。(東山貴実)

◆プロ初先発の阪神・木下里都投手(25)は初回を三者凡退に抑えた。最速160キロを誇る剛腕は、先頭の水野の初球から156キロを計測。カウント2―2からボテボテの一ゴロに打ち取った。続く田宮の4球目には158キロをマーク。5球目のフォークで遊ゴロに仕留めた。最後はカストロに対して直球で押して二ゴロに。スタンドからは温かい拍手と大歓声が沸き起こった。

◆阪神が一回に幸先よく先制した。8戦ぶりに1番でのスタメンとなった高寺望夢外野手(23)が中前打で出塁すると、2番・中野拓夢内野手(29)の犠打で二進。2死後、5番・大山悠輔内野手(31)が2球で追い込まれるも、先発・福島の153キロの直球を右前にはじき返し、先制のホームを踏んだ。その後D1位の6番・立石正広内野手(22)=創価大=は遊飛に倒れるも、頼れる5番が、一回からプロ初先発・木下里都投手(25)を援護した。

◆西武や巨人などで活躍した清原和博氏(57)が、PL学園高の後輩で日本ハム、阪神OBの片岡篤史氏(56)とともに、カンテレの中継で解説を務めた。注目の選手について問われた清原氏は、真っ先に阪神D1位・立石正広内野手(22)=創価大=の名前を挙げて「長打力があるし、華がある」とコメント。「巨人戦(22-24日の東京ドーム)では5割近く打って(14打数7安打5打点)、初ホームランも打った。巨人戦で力を発揮できる選手は、すごく魅力的ですよね」と絶賛した。

◆プロ初先発の阪神・木下里都投手(25)が三回に逆転を許した。1―0の三回だった。先頭の奈良間に四球。「9番・投手」の福島は自身の好フィールディングもあり犠打失敗に仕留めるも、続く水野に左翼線を破られて1死二、三塁を背負った。ここで田宮を力のない飛球に打ち取ったかに見えたが、微妙な打球は右前に落ち、一気に2者が生還。逆転を許した。さらに、2死一、二塁から万波に中前への適時打を許し、リードを2点に広げられた。

◆プロ初先発となった阪神・木下里都投手(25)は4回を投げて3失点でマウンドを降りた。初回、二回と危なげない投球を披露したものの、0-1の三回に先頭・郡司に四球を与えると、その後1番・水野、2番・田宮、3番・カストロの3連打などで3失点。四回は立ち直りの兆しは見せたものの、この回で降板となった。昨季勝利を挙げた同期入団の伊原陵人投手(25)、早川太貴投手(26)に次ぎ24年ドラフト3人目の勝利とはならなかった。

◆阪神・福島圭音外野手(24)が日本ハムの先発・福島蓮投手(23)との初対戦で快音を響かせた。1―3の五回。2死走者なしで、圭音が代打で登場。蓮から簡単に2球で追い込まれたが、3球目のフォークを巧みに中前に運んだ。同姓対決は阪神の福島に軍配が上がった。

◆プロ初先発となった阪神・木下里都投手(25)は4回を投げて3失点でマウンドを降りた。初回、二回と危なげない投球を披露したものの、0-1の三回に先頭・郡司に四球を与えると、その後1番・水野、2番・田宮、3番・カストロの3連打などで3失点。四回は立ち直りの兆しは見せたものの、この回で降板となった。昨季勝利を挙げた同期入団の伊原陵人投手(25)、早川太貴投手(26)に次ぎ24年ドラフト3人目の勝利とはならなかった。「立ち上がり緊張したなかでも落ち着いて投げていくことができました。ただボールが高く上ずってしまうところを修正できないまま先頭に四球を出して失点してしまいました。課題や自分の足りない部分がでたので練習して力をつけたいです」とコメントした。

◆阪神・熊谷敬宥内野手(30)が好守を見せた。1―3の七回1死走者なし。1番・水野の遊撃右への痛烈なゴロを熊谷が何とか追いついて捕球。体を回転させながら一塁へ送球し、見事アウトに仕留めた。5月20日の中日戦(甲子園)以来、6試合ぶりにスタメン出場の30歳が起用に応える美技を披露した。

◆阪神は今季初の同一カード3連敗。甲子園での同一カード3連敗は藤川球児監督就任後初となった。プロ初先発の木下里都投手(25)は上々の立ち上がりを見せたものの、三回に四球と3連打を浴び3点を奪われ、結果4回3失点とほろ苦い登板となった。その後中継ぎ陣は湯浅京己投手(26)、門別啓人投手(21)、ダウリ・モレッタ投手(30)=前パイレーツ=と無失点で繋いだが、九回に登板した工藤泰成投手(24)が1点を奪われた。打線は一回に5番・大山悠輔内野手(31)の右前適時打で先制。しかしその後は相手先発・福島に抑え込まれた。九回には佐藤輝明内野手(27)がリーグ単独トップに浮上する13号ソロを守護神・柳川から放ったが、反撃はここまでだった。6戦ぶりの「6番・三塁」で出場したD1位・立石正広内野手=創価大=は4打数無安打に終わり、これで14打席連続無安打となった。

◆日本ハムが同一カード3連戦3連勝で勝率5割に戻した。福島が一回に先制を許しても立ち直り、7回1失点で2勝目。三回に田宮の逆転2点打などで3得点し、九回はスクイズで加点。阪神は木下が粘れず、打線もつながりを欠いた。

◆阪神が今季初の3連敗。2024年6月4ー6日楽天戦以来の甲子園でカード3連敗を喫した。一回に大山悠輔内野手(31)の適時打で援護を受けた初先発の木下里都投手(25)が三回、先頭打者への四球から得点圏に走者を背負い、田宮裕涼捕手(25)、万波中正外野手(26)に適時打を浴びて、3点を失った。九回は工藤泰成投手(24)がセーフティースクイズで4点目を奪われた。その裏、佐藤輝明内野手(27)の13号ソロも実らなかった。「6番・三塁」のD1位・立石正広内野手(22)=創価大=は14打席連続無安打。

◆日本ハムが3連勝で勝率5割に戻した。福島が一回に先制を許しても立ち直り、7回1失点で2勝目。三回に田宮の逆転2点打などで3得点し、九回はスクイズで加点。阪神は今季初の3連敗。木下が粘れず、打線もつながりを欠いた。以下に日本ハムのデータ。日本ハムが交流戦開幕3連勝以上したのは、2007年(開幕12連勝、交流戦最終順位は1位)、08年(開幕4連勝、同3位)に次いで18年ぶり3度目。

◆阪神が今季初の3連敗。2024年6月4ー6日楽天戦以来の甲子園でカード3連敗を喫した。一回に大山悠輔内野手(31)の適時打で援護を受けた初先発の木下里都投手(25)が三回、先頭打者への四球から得点圏に走者を背負い、田宮裕涼捕手(25)、万波中正外野手(26)に適時打を浴びて、3点を失った。九回は工藤泰成投手(24)がセーフティースクイズで4点目を奪われた。その裏、佐藤輝明内野手(27)の13号ソロも実らなかった。「6番・三塁」のD1位・立石正広内野手(22)=創価大=は14打席連続無安打。

◆阪神での現役時代、〝代打の神様〟として、虎党から絶大な支持を獲得し、2023年から日本ハムの1軍打撃コーチを務めたサンケイスポーツ評論家・八木裕氏(60)が日本ハム3連戦で4得点に終わった阪神打線に言及した。3試合で「0、2、2」の計4得点。阪神打線の状態が良くないのは確かだが、その原因は「パ・リーグ投手の過大評価」だ。そこまで意識する必要は絶対にない。評論家もマスコミも世間もパ・リーグがセ・リーグを戦力で大きく上回っているという評価で持ち切りだ。確かにパには超一流の投手はいる。ただその投手が3連戦で出てくるのはほぼ1試合だけ。他の投手はセの投手と比べても大きな差はない。昨年までパで打撃コーチをしていた私が言うのだから、間違いはないと思う。今回も初戦で伊藤に抑え込まれたのは仕方がない。沢村賞投手だ。しかし2戦目以降の加藤貴、福島は普段の阪神打線なら攻略できる投手だった。ところが阪神の打者は完全に意識過剰。パの投手は全員が球が強い、力負けしてはいけないと感じて、打席で力が入り過ぎていた。その象徴が森下。セ相手ではあれだけ素晴らしい打撃をしていたのに、真っすぐを意識するあまり、ボール球に手を出してしまっていた。この先、対戦相手のデータが届き、分析して、対策が練られると思うが、過大評価だけを避けてほしい。「今までのセの投手と変わらないんだ」という気持ちで、自然体で臨むこと。打線では、出塁率の高い1番打者を据えることを、今、最優先に考えるべき。巨人戦での立石のような存在だ。現状では一度、試みたが、打順を1つずつ上げるのが最善策だろう。1番・中野、2番・森下、3番・佐藤、4番・大山...の並びだ。繰り返すが、考え過ぎないこと、噂に流されすぎないこと。普通に戦えば、十分にパと互角に戦える。

◆阪神・梅野隆太郎捕手(34)がプロ初先発の木下里都投手(25)とバッテリーを形成。初勝利に導けず、悔しがった。「攻め方とか、カウントの作り方とかを、お互い勉強しながらやっていくことが大事」。木下とは同じ福岡県出身で福岡大の後輩にもあたる。思い入れのある9学年下の右腕に向け「初先発でまだスタートなので、これからまた自信をもって投げていく姿になるように。今後が楽しみです」と期待した。

◆2年目で初先発した阪神・木下里都投手(25)は4回3失点でプロ初黒星。悔しいマウンドとなり「やっぱり1軍だと力も入りますし思うようにいかない。無駄な球が多かった」と唇をかんだ。自己最速にあと1キロに迫る159キロを計測するなど、らしさは見せたが、1―0の三回に先頭への四球からピンチを背負い一挙3点を失った。「まだまだ実力も伴っていない。悪かったところを生かしてやっていけたら」と前を向いた。

◆日本ハムの福島が7回1失点にまとめて2勝目を挙げた。一回に大山に先制打を許したが、三回に3点援護をもらうと、直後に相手1番から迎えて3者連続三振で片付け「出来過ぎ。点を取った後だったので、しっかりいこうと思っていた」と控えめに喜んだ。7回100球で降板。高校出5年目で、まだ完投がないホープは「そんなに欲を出さずに。6、7、8回、できれば9回いけたら」と気を引き締めた。

◆阪神・熊谷敬宥内野手(30)が遊撃での美技で起用に応えた。1―3の七回1死、1番・水野の中前へ抜けようかという痛烈なゴロを何とか追いついて捕球。体を回転させながら一塁へ送球し、アウトとした。5月20日の中日戦(甲子園)以来、6試合ぶりにスタメン出場で「そこ(守備での仕事)が僕が出ている意味だと思う。まだ(試合は)続くので、しっかり糧にして、また明日(29日)からやっていきたい」と力を込めた。

◆7回1失点で2勝目を挙げた日本ハム・福島蓮投手は「今日は直球も走って、変化球も制球できていたので、安定してゾーンで勝負できた」。甲子園のマウンドは青森・八戸西高3年時に21世紀枠で選抜大会に出場して以来、1893日ぶり。同大会では1回戦・具志川(沖縄)戦に先発して5回5失点で初戦敗退していただけに、「甲子園にいい思い出はなかったんですけど、上書きできました」とほほ笑んだ。

◆再昇格後初登板となった阪神ダウリ・モレッタ投手(30)=前パイレーツ=は1-3の八回に登板し、走者は背負ったものの2三振を奪って無得点に抑えた。試合前時点で15登板、防御率6・39と苦しんでいたが約2週間ぶりの1軍マウンドに「メカニック的なところは投手として重要になってくると思うので、それをしっかりできたかなと思います」と手ごたえを口にした。

◆1-3の六回から登板した阪神・門別啓人投手(21)が2回を無得点に抑えた。六回は先頭に出塁を許したものの「一球一球、丁寧に投げました」と話した。今季初登板となった5日の中日戦(バンテリンドーム)では5回5失点と精彩を欠いたが、中継ぎとして再昇格し、2戦連続無失点と役割を果たした。「言われたらもう一生懸命投げるだけなので。また一つ一つ頑張ります」と冷静に次戦へ向けて意気込んだ。

◆最後まで逆転を期待するファンのため息が無残に響いた。最後はD1位・立石正広内野手(22)=創価大=のバットが空を斬り、ゲームセット。就任2年目で初の甲子園同一カード3連敗。阪神・藤川球児監督(45)は14打席連続無安打となった黄金ルーキーをかばった。「期待が大きくなってしまっているだけに、たった何打席かであまりメンタルとか心の揺れ動きは必要ないよと。きのうも1つ空振りするだけでため息が大きいんでね」試合前練習でティー打撃をする立石に歩み寄り、数分間、メンタルの保ち方を説いた。自身も経験したからこそわかる人気球団ゆえのプレッシャーへの対処法を伝え、少しでも22歳に対する心のケアに努めた。アドバイスを受けた背番号9は4打数無安打と快音は出なかったが「しっかり勉強して頑張ります」と前を向いた。打線は3戦でわずか4得点。交流戦を今季初の3連敗で踏み出す形となり、藤川監督は外野が広い甲子園での戦い方も指摘した。「野球としてはホームランが華だし、それは素晴らしいものではあるけれど。連動させて勝っていくという部分では、時にはつなぎ役にならないといけないし、自己犠牲も必要になる」。実際、今季甲子園で出た13本塁打の内訳は「佐藤7、森下6」と2人に〝頼り切り〟となっている。今こそ、チームとしてつないでいくことが求められている。「甲子園のファンの方にはこの3連戦、つらい思いをさせたけど、またチームが強くなる一つのきっかけにもできる」この悔しさを成長に変える。この日もれたため息が優勝の歓喜につながっていることを信じて、前に突き進む。(渡辺洋次)

◆古巣・阪神相手に3連勝。勝率5割に戻した日本ハム・新庄剛志監督(54)は「でかい。甲子園でなくてもでかい」。就任1年目の2022年は甲子園で3連敗を喫したが、「過去のことは忘れるタイプなんで」ととぼけながらも、しっかり借りは返した。イズムの詰まった攻撃は3-1の九回だった。1死三塁から奈良間の初球は偽装スクイズのサイン。「次は来るだろうと。そこで打たせる」と、2球目は一転してエンドラン。ファウルとなったが、奈良間の打席で計3回のエンドランを仕掛けて四球で一、三塁となると、三走に代走・矢沢を起用。直後、細川の打席の初球にセーフティースクイズを成功させ「選手も三塁コーチも大変ですよ。次はエンドラン?スクイズ?ふり?って」と笑った。勝利にも厳しさを前面に打ち出した。27日に2安打、好守も連発していた上川畑を一夜明けて2軍降格。同戦の七回に自ら右前打を放った無死一塁で、進藤の送りバントに途中で足を緩めて二塁で封殺された。「やれることをやれない選手は、ね。今までもああいう凡ミスをして2軍に落とされて、そのままユニホームを脱がされてしまう選手をいっぱい見てきたんで、上川畑君もこれをしっかり受け止めて」。それはチーム全員へのメッセージでもあった。(東山貴実)

◆阪神は日本ハムに2-4で屈し、今季初の3連敗。藤川球児監督(45)の就任後初で、2024年6月4-6日の楽天戦以来となる甲子園カード3連敗を喫した。それでも、3点を追う九回には佐藤輝明内野手(27)がリーグ単独トップに立つ13号ソロ本塁打。テレビ解説で甲子園を訪れていた、西武や巨人などで活躍した清原和博氏(57)も舌を巻く活躍をみせた。最後まで声を張り上げて応援してくれた虎党への〝御礼〟の一発だ。佐藤が右翼席に7試合ぶりとなる13号ソロ。12本で並んでいたチームメートの森下を突き放し、本塁打数でセ・リーグ単独トップに立った。「よかったです」2点から3点差に広げられた直後の九回。森下が空振り三振に倒れ、スタンドがため息に包まれたが、4番が最後に意地を見せた。日本ハムの守護神・柳川の低めのフォークボールを思いっ切り振り抜き、会心の当たりをかっ飛ばした。一回2死二塁の打席では四球を選び、大山の先制打をおぜん立て。四回先頭では左前に運び、今季最長の連続試合安打を「10」に伸ばして、佐藤は「続けたいですね」とうなずいた。打率・378、13本塁打、38打点で〝単独三冠王〟に返り咲きだ。この日は、西武や巨人などで現役通算525本塁打を放った清原和博氏がカンテレのナイター中継の解説で甲子園を訪れた。清原氏は、佐藤の一発を見届けると「打った瞬間、きれいな弾道」と声を上げた。

◆雨が降り始めた九回表。日本ハムに決定的な4点目が入った。その瞬間、甲子園では珍しい光景があった。立ち上がって、家路を急ぐファンが何人も現れたのだ。そんな日もあるか。そしてゲームセット。日本ハム・新庄監督は阪神ナインに手を振り、バックネット裏の、三塁側のファンに手を振って、去っていった。「10月にまた会おうなぁ」叫んでいるのは虎党だろう。そうなってくれたら、いいんだけれど...。ヒーローインタビューは島本だった。日本ハムの広報の粋な人選か。雨の中、球場に残った虎党からも大きな拍手が起こっていた。伏見と島本の交換は、ウィンウィンのすばらしいトレードだったのだろう。ただ、中継ぎ陣に離脱や不調が重なって、開幕から50試合近く経過しても「方程式」が定まらない現状をみると、ついつい「島本がいてくれたら、どうなっていなかなぁ」と思ってしまう。そういう性格なので、ご容赦を。隣の芝生が青く見えてしまう性格は、遠い昔から...ですので。九回の日本ハムの攻撃。1死三塁になった瞬間から「何をしてくるんだろう?」と考えるだけで、ドキドキ、ワクワク。走者三塁でのエンドランを一度ならず、二度も仕掛けてきた。

◆アタタタ...交流戦に入っていきなり日本ハムに3連敗。「やっぱりパ・リーグは強いわ~!」って感心してる場合とちゃうやろー!!(怒)九回、佐藤輝の一発が出たとはいえ、日本ハムバッテリーは阪神打線の苦手なコースへ腕を振って強い球をほうる徹底ぶり。おまけになぜかクソボールをムチャ振りする森下の強引バッティングもあって、本日も猛虎打線は図書館のように静かでした。プロ初先発の2年目木下は一、二回と力のあるストレートがうなり無失点と好スタートだったのだ。ところが三回から何で? やたら梅野が変化球をほうらせて、そこから3失点って何でやねん???いや、確かに今季の梅野はストレート投手の才木に、うまく変化球を使うリードで勝たせたり好リードをしてるけど、それはあくまで相手打者の頭に「才木=ストレート」があるから変化球が生きるんやろー!! まだ変化球のコントロールがままならない木下なら表のストレートでよかったろー!!虎のマスクは坂本?伏見?梅野? 単純に一番打撃のいい坂本でええやんかー!!

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
300 1.000
(-)
-
(-)
1513
(+4)
4
(+2)
1
(-)
1
(-)
0.278
(↓0.006)
1.330
(↓0.33)
1
(-)
ロッテ
300 1.000
(-)
0
(-)
1514
(+6)
8
(+3)
1
(-)
2
(-)
0.250
(↑0.003)
2.330
(↑0.17)
1
(-)
中日
300 1.000
(-)
0
(-)
1510
(+2)
3
(+1)
3
(-)
0
(-)
0.253
(↓0.006)
1.000
(-)
4
(1↑)
西武
201 1.000
(-)
0.5
(-)
1512
(+8)
3
(-)
3
(+2)
3
(+2)
0.261
(↑0.032)
0.840
(↑0.33)
5
(1↑)
ソフトバンク
210 0.667
(↑0.167)
1
(-)
1517
(+8)
12
(+4)
6
(+3)
3
(+1)
0.292
(↑0.019)
3.810
(↓0.1)
5
(4↓)
ORIX
210 0.667
(↓0.333)
1
(↓1)
1513
(+1)
6
(+3)
0
(-)
0
(-)
0.283
(↓0.026)
2.080
(↓0.58)
7
(1↑)
DeNA
120 0.333
(↑0.333)
2
(-)
156
(+3)
13
(+1)
1
(+1)
0
(-)
0.211
(↓0.001)
3.670
(↑1.33)
7
(1↓)
巨人
120 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
1512
(+4)
17
(+8)
0
(-)
0
(-)
0.275
(↓0.015)
5.670
(↓1.17)
9
(1↓)
ヤクルト
021 0.000
(-)
2.5
(↓1)
153
(-)
12
(+8)
2
(-)
2
(-)
0.173
(↑0.006)
2.530
(↓1.36)
9
(1↓)
楽天
030 0.000
(-)
3
(↓1)
153
(+1)
10
(+2)
1
(-)
0
(-)
0.194
(↓0.006)
3.750
(↑0.75)
9
(1↓)
広島
030 0.000
(-)
3
(↓1)
158
(+3)
14
(+6)
3
(-)
1
(-)
0.213
(↑0.023)
3.000
(↓1.5)
9
(1↓)
阪神
030 0.000
(-)
3
(↓1)
154
(+2)
13
(+4)
2
(+1)
1
(+1)
0.240
(↓0.02)
3.670
(↓0.17)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
28201 0.583
(↓0.013)
-
(-)
94193
(+2)
166
(+4)
38
(+1)
31
(+1)
0.258
(↓0.001)
3.200
(↓0.02)
1
(-)
ヤクルト
28201 0.583
(↓0.013)
0
(-)
94166
(-)
162
(+8)
32
(-)
36
(-)
0.239
(↓0.001)
3.060
(↓0.07)
3
(-)
巨人
25240 0.510
(↓0.011)
3.5
(-)
94153
(+4)
170
(+8)
37
(-)
32
(-)
0.230
(-)
3.250
(↓0.1)
4
(-)
DeNA
22252 0.468
(↑0.011)
5.5
(↑1)
94173
(+3)
183
(+1)
24
(+1)
25
(-)
0.244
(↓0.001)
3.200
(↑0.05)
5
(-)
広島
18272 0.400
(↓0.009)
8.5
(-)
96139
(+3)
154
(+6)
29
(-)
30
(-)
0.216
(-)
2.940
(↓0.07)
6
(-)
中日
18301 0.375
(↑0.013)
10
(↑1)
94166
(+2)
184
(+1)
36
(-)
19
(-)
0.240
(-)
3.520
(↑0.06)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
29202 0.592
(↑0.009)
-
(-)
92192
(+8)
157
(-)
44
(+2)
20
(+2)
0.251
(↑0.002)
2.570
(↑0.05)
2
(1↓)
ORIX
28210 0.571
(↓0.012)
1
(↓1)
94177
(+1)
167
(+3)
29
(-)
18
(-)
0.243
(↓0.001)
3.260
(-)
3
(-)
ソフトバンク
25230 0.521
(↑0.01)
3.5
(-)
95211
(+8)
183
(+4)
47
(+3)
22
(+1)
0.247
(↑0.002)
3.400
(↓0.01)
4
(-)
日本ハム
26260 0.500
(↑0.01)
4.5
(-)
91212
(+4)
205
(+2)
61
(-)
27
(-)
0.241
(↑0.001
3.770
(↑0.03)
5
(-)
ロッテ
24250 0.490
(↑0.011)
5
(-)
94165
(+6)
189
(+3)
36
(-)
24
(-)
0.241
(↑0.001)
3.490
(↑0.03)
6
(-)
楽天
19291 0.396
(↓0.008)
9.5
(↓1)
94149
(+1)
176
(+2)
31
(-)
25
(-)
0.241
(↓0.001)
3.480
(↑0.03)