ヤクルト(★0対2☆)巨人 =リーグ戦10回戦(2026.05.19)・ヨークいわきスタジアム=
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巨人
2000000002701
ヤクルト
0000000000600
勝利投手:戸郷 翔征(1勝1敗0S)
(セーブ:大勢(1勝0敗3S))
敗戦投手:高橋 奎二(0勝1敗0S)

本塁打
【巨人】平山 功太(2号・1回表ソロ)

  DAZN
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◆巨人が破竹の7連勝。巨人は1回表、平山の先頭打者本塁打と大城の適時打が飛び出し、幸先良く2点を先制する。投げては、先発・戸郷が7回5安打無失点の力投。その後は3人の継投で完封リレーを展開し、戸郷は今季初勝利を挙げた。敗れたヤクルトは、打線が好機を生かせなかった。

◆ヤクルト大道温貴投手(27)が移籍後初めて出場選手登録された。現役ドラフトで広島から加入し1年目の今季。4日に初めて1軍合流し1週間ほど同行したが出場選手登録されず、その後ファーム・リーグ2試合で計3回を1安打無失点と好投していた。池山隆寛監督(60)は4日に「慣れない環境かもしれませんけど、投げる機会があればしっかり自分の持ち味を生かしてしっかり打者と勝負してほしい」と話していた。

◆ヤクルト岩田幸宏外野手(28)が守備でフェンスに衝突し試合が一時中断した。1点を先制された後の初回2死走者なし。中堅を守る岩田は巨人ダルベックの右中間への打球を懸命に追うも届かず、胸あたりをフェンスにぶつけた。地面に両手、両ひざをついて下を向き、しばらくしてから自力で立ち上がり少し歩いた。試合は一時中断となり、外野の芝生の上で、かけつけたトレーナー、松元ヘッドコーチらに囲まれながら状態を確認。その後プレー続行となった。

◆試合前にグラウンドの中堅のあたりで、「スパリゾートハワイアンズ」のダンシングチームがパフォーマンスを披露した。ヤクルトの球団マスコット「つば九郎」もリズムに乗るようにうなずき、終了後には選手たちも拍手を送った。試合開始直前にヤクルトの選手がグラウンドへ向かう際には、フラガールが球団ダンスチーム「Passion」、マスコット「つばみ」とともに送り出した。聖光学院高、いわき市にある東日本国際大時代を福島県で過ごした、巨人船迫大雅投手(29)はいわき市のいいところを聞かれ、「ハワイがあるところじゃないですかね」と答えた。いわき市の市制60周年記念の試合。同市は「フラシティいわき」としても知られ、プールや温泉のある市内の「スパリゾートハワイアンズ」ではフラガールショーなどが楽しめる。

◆巨人平山功太内野手(22)が自身初の先頭打者本塁打を放った。午後6時の試合開始直後、今季初先発となったヤクルト高橋の2球目の高め直球を強振。夕日が一塁側スタンドの後方に沈む前、まだ明るいいわきの空にアーチを描いた。4月25日DeNA戦以来のプロ2号。「打ったのは真っすぐです。初球を見たときにいい球が来ていたので、ポイントを前でいきました。しっかり捉えることができて良かったです。勝てるようにがんばります」とコメントした。3試合連続で「1番右翼」で起用された超新星。育成選手だった今春のオープン戦で1軍に抜てきされると、2試合連続本塁打などで結果を残し、4月5日に支配下登録された。試合前まで22試合で打率2割7分9厘、1本塁打、8打点、3盗塁を記録していた。

◆今季初先発のヤクルト高橋奎二投手(29)が立ち上がりに先制を許した。巨人1番平山に初回先頭打者本塁打を被弾。併殺で2死とした後、ダルベックに右中間への三塁打、大城に中前適時打を浴び2点目を入れられた。23年WBCで侍ジャパンの一員として世界一を経験した左腕。昨季は2度の故障もあり8試合で3勝2敗で、今季はオフから調整、リハビリを続け2軍7試合で防御率2・31の成績を残した。

◆巨人戸郷翔征投手(26)が今季初勝利の権利を持ってマウンドを降りた。7回115球を投げて、5安打無失点で終えた。今季3度目の先発登板。初回は先頭のヤクルト長岡に右翼へのクリーンヒットを許したが、150キロ超えの直球をストライクゾーンに集め、後続を3人で抑えた。2回以降も球威十分。3回には野手がフライを見失う不運な二塁打から1死満塁の危機を迎えたが、3番内山を空振り三振、4番増田を中飛。無失点で切り抜けると、雄たけびを上げた。昨季は8勝9敗と苦しんだエース。キャンプ中に異例のフォーム修正を決断したが、オープン戦で結果を残せず、開幕ローテ入りを逃していた。2軍では久保巡回投手コーチの指導を受け、新フォームに取り組んできた。5月4日ヤクルト戦では5回5失点、同12日広島戦では5回3失点でここまで0勝1敗だった。

◆ヤクルトが巨人の勢いを止められず、リーグワーストの今季8度目の完封負けを喫した。最多タイ貯金10で迎えた4度目の試合だったが4戦4敗。またも11に到達することはできなかった。高橋奎二投手(28)が今季初先発のマウンドに上がった。巨人1番平山に初回先頭打者本塁打を被弾。併殺で2死とした後にダルベックに右中間三塁打、大城に中前適時打を浴びて2点を奪われた。「初回に真っすぐを狙われている中で、長打、ホームランを打たれたりヒットでつながれたりした。次回以降修正できるようにやっていきたい。勝ちを届けたかった。次回またチャンスをもらえるなら、初回からゼロに抑えられるように」と力を込めた。初回から先制を許したが2回以降は粘りの投球。4回に2死一、三塁とするなどピンチの場面もあったが、無失点で切り抜けた。5回6安打1本塁打2四球6奪三振2失点。敗戦投手となり今季初勝利を挙げることはできなかった。「緩急をうまく使えたので良かった。切り替えて次の1点を与えないようにと思いながら投げられた」。池山隆寛監督(60)は「(初回は)少しもったいない配球ではあったけどストレートも強い。(安打)6本中左に4本と左対策の課題は残したけど、しっかり準備してくれたなという印象です」と次回以降の登板に期待した。打線は巨人先発戸郷の前に7回無得点。3回には1死満塁のチャンスをつくったが、3番内山壮真内野手(23)が空振り三振、4番増田珠外野手(26)が中飛に終わった。指揮官は「3回のチャンス潰したところが少し痛かった」。その後も出塁する場面はありつつもホームが遠く、今季初勝利となった右腕を攻略できなかった。池山監督は「いい当たりをしても正面飛んでいたので、その辺が少し流れを悪くしたのかなと思っている。ストレートもすごい走っていたし、(序盤は)フォークの見極めはできていたけど、途中からスライダーに変えられて、真っすぐが余計に生きたし、その後いいところでフォークがきて低めのボール球に手を出したのがこちらの敗因かなと」と分析した。6回以降は救援4投手が無失点リレー。「スミ2だったのでしっかり投手陣は試合を作ってくれた」。敗戦の中でも光があった。

◆巨人が投打がかみ合って7連勝を飾り、首位ヤクルトに1・5ゲーム差に迫った。7連勝は阿部慎之助監督(47)では、就任初年度の24年以来2季ぶりの最長タイ記録となった。今季3度目の先発となった戸郷翔征投手(26)が7回115球を投げて、5安打無失点。150キロ超えの直球、変化球を低めに集めながら、燕打線を0封。「投げている感覚も良かったが、何より久しぶりに0点でマウンドを降りられて良かった」と振り返った。3回には野手がフライを見失う不運な二塁打から1死満塁の危機も、3番内山を空振り三振、4番増田を中飛。無失点で切り抜けると、雄たけびを上げた。昨季は8勝9敗と苦しんだエース。キャンプ中に異例のフォーム修正を決断したが、オープン戦で結果を残せず、開幕ローテ入りを逃していた。2軍調整をへて、初登板の5月4日ヤクルト戦では5回5失点、同12日広島戦では5回3失点でここまで0勝1敗。苦しんだ末に、復活へ歩み出す大きな1勝を手にした。阿部慎之助監督(47)は「キレも良さそうでしたし、途中からすごくテンポも良くなってきた。チームにとっても本人にとっても大きな一勝になりました」とたたえた。打線は3試合連続で「1番右翼」に起用された平山功太内野手(22)がプロ初の先頭打者本塁打を放った。ヤクルト高橋の2球目の高め直球を強振。4月25日DeNA戦以来のプロ2号に「初球を見たときにいい球が来ていたので、ポイントを前でいきました。しっかり捉えることができて良かった」と喜んだ。敵地での地方遠征でも白星をあげ、勢いは止まらないが、指揮官は「連勝も一つ一つの積み重ねなので、7連勝たまたまできている。1日空きますけど、神宮で締めてやりたい」と冷静に語り、21日の同戦(神宮)を見据えた。

◆巨人大勢投手(26)が、今季3セーブ目をあげた。2点リードの9回に登板。ヤクルト先頭増田に四球を与えたが、岩田、オスナ、茂木を打ち取り無失点に抑えた。今季13セーブをマークしている守護神マルティネスは前週、3連投含む全5試合に登板し、福島遠征には帯同せず。大勢は今季すでに12ホールドをあげ、勝ち試合の8回に登板が続いていたが、4月1日中日戦(バンテリンドーム)以来となるセーブシチュエーションでマウンドに上がり、見事に試合を締めくくった。

◆巨人が投打がかみ合って7連勝を飾り、首位ヤクルトに1・5ゲーム差に迫った。7連勝は阿部慎之助監督(47)では、就任初年度の24年以来2季ぶりの最長タイ記録となった。今季3度目の先発となった戸郷翔征投手(26)が7回115球を投げて、5安打無失点で今季初勝利を挙げた。壁は誰にでも訪れる。プロ野球選手も会社員も。違いはそれが目に見えるか、見えないか。戸郷は言う。「壁なんて野球選手だけじゃないですから。一般の人でも訪れる。僕らは結果という形で目に見える壁だけど、世の中の人は目に見えない壁を過ごしてると思います」戸郷は今、紛れもなく苦しい時期の真っただ中にいる。プロ野球選手はそれを隠せない。最速○キロ、○回KO、防御率○点。分かりやすい数字で切り取られ、評価され、時には批判もされる。それでも「コントロールできないことは気にしない」と言い切る。自分に厳しいと言えばそうだし、高いハードルを課しているとも言える。「結果を出せば何も言われないわけだし、そこまでの選手にならなきゃいけない。惑わされて、球速とかだけにフォーカスするのは僕は違うと思います」。向き合うべきは他人の声ではなく、自分の投球。その姿勢を貫いてきた。だからこそ、1軍のマウンドに立てる意味も誰より理解している。「僕らは趣味の延長線で野球が仕事になって、お金をもらう立場になった。だからこそ、また改めてプロ野球の1軍で戦えるのは、すごく幸せなことなんだなと思えてます」。喜びをかみしめながら粘り続けたマウンドで何よりも欲しかった今季初勝利。もがき続けた時間ごと、戸郷翔征という投手を形作っている。【小早川宗一郎】

◆巨人が投打がかみ合って7連勝を飾った。今季3度目の先発となった戸郷翔征投手(26)が7回115球を投げて、5安打無失点。150キロ超えの直球、変化球を低めに集めながら、燕打線を封じた。

◆巨人が投打がかみ合って7連勝を飾り、首位ヤクルトに1・5ゲーム差に迫った。7連勝は阿部慎之助監督(47)では、就任初年度の24年以来2季ぶりの最長タイ記録となった。

◆エース復活への大きな1勝で連勝を7に延ばし、巨人が首位ヤクルトに1・5ゲーム差に迫った。「1つ、2つ、晴れたような気持ちになりますね」。戸郷翔征投手(26)が試合後、かみしめた。7回115球を投げて、5安打無失点。今季3度目の先発で、ようやく初勝利をつかんだ。「毎週、いろんな感情や思いを持って、マウンドに上がってます」。その多くは苦悩だった。8勝9敗と苦しんだ昨季。心機一転を期した今季も手応えに乏しく、キャンプ中に異例のフォーム修正を決断した。オープン戦で結果を残せず、開幕ローテ入りを逃し、2軍で投球フォームをさらに変更。1軍初登板の5月4日ヤクルト戦は5回5失点、同12日広島戦では5回3失点だった。三度目の正直。初回から150キロ超えの直球が走った。さらに「真っすぐとフォークのコンビネーションが僕の投球」という落ち球が息を吹き返した。空振りを量産。「試合の支配はしやすかった」と自信を積み重ねた。3回には野手がフライを見失う不運な二塁打から1死満塁も、後続を抑えて雄たけびを上げた。「素直にうれしい」。控えめに打ち明けた。チームは阿部監督では最長タイ、2季ぶりの7連勝も、エースの立場やチームへの貢献を念頭に気持ちは緩めない。「1試合良かっただけじゃダメ、続けていきたい」。完全に心が晴れる日へと、腕を振る。

◆巨人平山功太内野手(22)がプロ初の先頭打者本塁打を放った。初回無死、ヤクルト高橋の2球目高め直球を強振すると、左翼席へ運んだ。「必死にバットを振った。いい結果になってよかった」と4月25日DeNA戦以来のプロ第2号を喜んだ。3試合連続となる1番起用に応え「1番気持ちよく振れる。後先考えずに行けるのが自分のいいところなので、ポジティブに頑張っていきたい」と前を向いた。

◆首位ヤクルトは巨人の勢いを止められず、リーグワースト8度目の完封負けを喫した。今季4度目の最多タイ貯金10で迎えた試合だったが4戦4敗。またも11に到達することはできなかった。2位阪神に1ゲーム差にられた。高橋奎二投手(28)が今季初先発した。巨人平山に初回先頭打者本塁打を被弾。さらに2死から連打で2点目を奪われた。2回以降は粘りの投球。ピンチもあったが無失点で切り抜けた。5回で降板し敗戦投手となり今季初勝利はお預けだ。左腕は「(2回以降は)緩急をうまく使えた。切り替えて次の1点を与えないようにと思って投げられた。勝ちを届けたかった。またチャンスをもらえるなら初回からゼロに抑えれるように」と決意。池山隆寛監督(60)は「左に(安打)6本中4本と左対策の課題は残したけど、ストレートも強いししっかり準備してくれたなという印象です」と次回以降に期待した。打線は巨人先発戸郷の前に7回無得点。3回は1死満塁から3番内山が空振り三振、4番増田が中飛に終わった。池山監督は「3回のチャンスをつぶしたところが少し痛かった。ストレートも走っていた。(序盤は)フォークの見極めができたけどスライダーに変えられて、真っすぐが余計に生きたしその後低めのボール球に手を出したのが敗因かな」と分析した。

◆ヤクルト池山隆寛監督(60)が投手陣をたたえた。先発高橋奎二投手(29)は初回に2点の先制を許すも2回以降は無失点。6回以降は広沢優投手(25)、丸山翔大投手(27)、荘司宏太投手(25)、清水昇投手(29)が無失点でつないだ。池山監督は「スミ2だったので、しっかり投手陣は試合を作ってくれた」とたたえた。

◆巨人・平山功太内野手(22)が「1番・右翼」で先発出場し、今季初登板のヤクルト左腕、高橋から初回先頭打者本塁打を放った。2球目の直球をたたき、緑豊かな『21世紀の森公園』内にあるヨークいわきスタジアムの左翼席へ放り込んだ。福島・いわき市の特産品の副賞「いわきゴールドしいたけそうめん」1年分が送られることがアナウンスされた。いわきゴールド椎茸(どんこ)をたっぷり4個分使用した健康志向のそうめんだという。育成で入団して3年目の若武者にとっては初の先頭打者弾となる2号ソロ。チームにとっては2014年以来となる同球場での一戦で幸先よく先制した。

◆不振により開幕2軍スタートだった巨人・戸郷翔征投手(26)が今季初勝利をかけて1軍昇格後3度目の先発。2―0の三回に1死満塁の絶体絶命のピンチを招いたが、好打者の3番内山をフォークボールで空振り三振斬り。続く4番増田には直球が153㌔を計測し、最後は中飛に打ち取り無失点で切り抜け雄たけびをあげた。ヤクルトとは本拠地東京ドームで、5月4日の今季初登板で対戦。5回6安打5失点で黒星を喫した。そこから舞台を福島に移し迎える再戦に「前回、ヤクルトに5失点したので、その借りというのも返したい。チームも6連勝で来ているんで、いい流れが来ていると思う。何とか僕もそのチームの波に乗りたいなと思います」と意気込んでいた。

◆次なる故障者を防ぐべく、対策を施した。ヤクルトにとって、2014年以来12年ぶりとなった福島・いわきでの1軍公式戦。緑に囲まれたヨークいわきスタジアムで、燕ナインは一人ずつフリー打撃を行った。巨人10回戦はヤクルトの主催試合。本来、ホームチームは2つの打撃ケージを設置し、2人同時に打撃練習を実施するが、この日は違う。スタンドから練習を見守っていた池山監督は「ホームは(普通)2カ所で打つんだけど、けが人を出さないように、1カ所にしているんだよね。練習の工夫を大事にしているんで」と意図を説明した。16日の中日戦(バンテリンドーム)では、俊足が売りの並木が二盗を試みた際に左脚を痛めて負傷交代。左太もも裏の肉離れと診断され、翌17日に出場選手登録を抹消された。その際に池山監督は、「(けがをした日の試合前練習で)並木選手はずっと打球捕をやっていた。あそこまで追っかけなくていいのにと思っていた」と無念の思いを明かし、「だから、練習の工夫が大事」と熱弁していた。17日の試合前練習から早速、「ちょっと(練習を)短めにしてもらった」。この日も打撃ケージを1つにしたことで、それぞれの打つ時間が短縮された。「ちょうど疲れが出てくる頃やから」と指揮官。長いシーズンを見据えて選手の負担を軽減する。池山監督流のマネジメントで、ペナントレースを戦い抜く。(武田千怜)

◆ヤクルト・高橋奎二投手(29)が今季初先発し、5回6安打2失点で降板した。最速153キロをマークし、6奪三振。88球を投じ、五回の攻撃で代打を送られた。一回、先頭の平山に対し2球目の直球を捉えられ、左越え先頭打者本塁打を浴びた。2死からダルベックの三塁打、大城の中前適時打で追加点を許した。今季は体の状態が万全ではなく、ここまで1軍登板はなし。ファームでは7試合に登板して防御率2.31。1軍のマウンドへ向け「ゲームを作る投球ができるように」と話していた。

◆?巨人・平山が初回先頭打者本塁打。巨人では3月27日のキャベッジ(対阪神、東京ドーム)に次いで今季2本目。22歳2カ月以下で初回先頭打者弾を放ったのは、2010年9月12日の坂本勇人(21歳8カ月、対広島、東京ドーム)以来16年ぶり。?育成ドラフト出身の初回先頭打者本塁打は、昨年7月29日のソフトバンク・周東佑京(18年育成D2位、対日本ハム)以来。巨人では21年の松原聖弥(17年育成D5位、10月8日の広島戦など同年4本)以来5年ぶり2人目。

◆福島のG党に名前を売った。巨人・平山が初回先頭打者本塁打。ヤクルトの左腕、高橋の2球目の直球を豪快に引っ張り、緑豊かな『21世紀の森公園』内にあるヨークいわきスタジアムの左翼席へ放り込んだ。「初球を見たときにいい球が来ていたので、ポイントを前でいきました。しっかり捉えることができて良かったです」育成で入団して3年目の若武者にとって、初めての先頭打者アーチとなる2号ソロ。22歳2カ月以下で初回先頭打者弾を放ったのは、2010年9月12日の坂本勇人(21歳8カ月、対広島、東京ドーム)以来16年ぶり。チームにとって14年以来となる同球場での一戦で先制点をもたらした。広島・瀬戸内高から入学した環太平洋大を1年で中退し、独立リーグの千葉スカイセイラーズでプレー。23年秋のドラフト会議で巨人の最下位指名となる育成7位からはい上がり、今年4月5日に支配下登録された。レギュラー奪取のチャンスに食らいついている。1番での起用は3試合連続で5試合目。新リードオフマンの座を手繰り寄せており、「1軍の1番バッターはずっと(目標として)言っていた。思いっきりのいいスイングができるので、自分の長所を活かせると思っています」と、まさにこの日の一発のような場面を夢見ていた。福島・いわき市の特産品「いわきゴールドしいたけそうめん」一年分の副賞もゲット。期待の若武者が成長を続けている。

◆不振により開幕2軍スタートだった巨人・戸郷翔征投手(26)が今季初勝利をかけて1軍昇格後3度目の先発。7回115球、5安打無失点、1四球、5奪三振の今季最高の投球内容で同初勝利の権利を手にして降板した。2―0の三回に1死満塁の絶体絶命のピンチを招いたが、好打者の3番内山をフォークボールで空振り三振斬り。続く4番増田には直球が153㌔を計測し、最後は中飛に打ち取り無失点で切り抜け雄たけびをあげた。課題としていた中盤以降も危なげなくアウトを重ねた。ヤクルトとは本拠地東京ドームで、5月4日の今季初登板で対戦。5回6安打5失点で黒星を喫した。そこから舞台を福島に移し迎える再戦に「前回、ヤクルトに5失点したので、その借りというのも返したい。チームも6連勝で来ているんで、いい流れが来ていると思う。何とか僕もそのチームの波に乗りたいなと思います」と意気込んでいた。

◆巨人がリーグ優勝した2024年以来となる破竹の7連勝を飾った。不振により開幕2軍スタートだった戸郷翔征投手(26)が、今季3度目の先発で待望の初勝利。7回115球、5安打無失点、1四球、5奪三振で復調をアピールした。「投げている感覚も良かったが、何より久しぶりに0点でマウンドを降りられて良かった。地方球場にアジャストできた」戸郷は2―0の三回に1死満塁の絶体絶命のピンチを招いたが、好打者の3番内山をフォークボールで空振り三振斬り。続く4番増田には直球が153㌔を計測し、最後は中飛に打ち取り無失点で切り抜け雄たけびをあげた。課題としていた中盤以降も危なげなくアウトを重ねた。5月4日の今季初登板で、5回6安打5失点と打たれ黒星を喫したヤクルトに雪辱を果たした。

◆巨人がリーグ優勝した2024年以来となる破竹の7連勝を飾った。不振により開幕2軍スタートだった戸郷翔征投手(26)が、今季3度目の先発で7回115球、5安打無失点。待望の初勝利を挙げた。以下、ヒーローインタビュー全文。――チームが6連勝中で迎えたマウンド「やっぱり、最近いい投球ができていなかったですし、ここ1年半ぐらいですかね、苦しい投球が続きながらも、なんとか監督も使ってくれて、その期待に応えられてよかったです」――好投の要因「2ストライク後のフォークというのがよかった、いいところに決まったというのが勝利の要因だと思います。(大城)卓三さんがうまくリードしてくれたのでよかったです」――三回に1死満塁のピンチ「不運なこともありましたけど、何とかそのミスというのを投手自身でかばってあげたいと思いながらマウンドに立って、ゼロで抑えられてよかったです」――七回のマウンドに立った心境「今までたくさん迷惑かけたので、1イニングでも長く、1球でも多くというのは思っていました。開幕から中継ぎの方たちもたくさん投げているので、何とか1イニングも多くというのは考えていました」――あさって以降の戦いへ「打線も好調ですし、投手も、リリーフもすごく順調にきているので、何とか一つずつ重ねられたら一番かなと思います。たくさんのご声援よろしくお願いします」――いわき市のファンへ「地方球場でこれだけの人が集まっているのはうれしく思いますし、なんとかジャイアンツの勝利を見せられてよかったなと思います」

◆巨人が7連勝。不振のため開幕を2軍で迎えた戸郷翔征投手(26)が今季3試合目の先発で7回5安打無失点の好投で今季初勝利を手にした。阿部慎之助監督(47)は「いやもうね、チームにとっても本人にとっても大きな一勝になりました」と目を細めた。115球で5奪三振1四球。最速153キロで本来の姿をと戻したかのような投球に「フォークで三振も取れていたし、打ち取ることもできていた。あとは無駄なフォアボールがなかった。横から見てる感じだとキレも良さそうでしたし、途中からすごくテンポも良くなってきたので七回まで引っ張りました」と目を見張った。次回は中7日で27日のソフトバンク戦(東京ドーム)になる見込み。3試合連続で1番に起用した22歳の平山が初回先頭打者本塁打を放ったことには「大きい。結局決勝点になったんでね」とねぎらいの言葉をかけた。

◆ヤクルト・高橋奎二投手(29)が今季初先発し、5回6安打2失点で黒星を喫した。池山隆寛監督(60)は試合後「今後も、次の登板に向けて準備してもらいます」と言及した。一回、平山に左越え先頭打者本塁打を浴び、2死からダルベックの三塁打、大城の中前適時打で追加点を許した。指揮官は左腕の投球について「少しもったいない配球ではあった」としつつ、「左対策の課題は残したけど、しっかり準備してくれたなという印象」と話した。

◆今季初先発したヤクルト・高橋が5回6安打2失点で黒星を喫した。「久しぶりで緊張感もあった」という一回、平山に先頭打者本塁打。2死三塁から大城に適時打を許し「真っすぐを狙われている中でホームランを打たれたり、つながれた」と悔やんだ。二回以降は無失点に抑え、6奪三振。「途中からうまく緩急を使えた。またチャンスがもらえるなら、初回からゼロで抑えられるように」と前を向いた。

◆首位のヤクルトは打線がつながらず、今季8度目の零封負け。2014年以来12年ぶりに乗り込んだ福島・ヨークいわきスタジアムでの一戦を白星で飾ることができなかった。池山隆寛監督(60)は1死満塁の好機をつくりながら、無得点に終わった三回の攻撃を嘆いた。「三回のチャンスをつぶしたところがね、少し痛かった」1死から連打と四球で満塁として、中軸に打順が回ったが、3番・内山は外角低めのフォークボールを振らされ空振り三振。4番・増田は直球を打ち上げ中飛に倒れた。4日の対戦(東京ドーム)では打ち崩した戸郷に、7回を5安打無失点に封じられ、指揮官は「(序盤は)フォークの見極めはできていたけど、途中からスライダーに変えられて、またいいところでフォークが...。その低めのボール球に手を出したのが敗因」と分析した。2位・阪神とのゲーム差は1に縮まった。20日は休養日で、21日は本拠地の神宮で7連勝中の巨人を迎え撃つ。今季5勝の左腕、山野が先発する見通しだ。池山監督は「勢いを止められるように。しっかりまた頑張りたい」と仕切り直しを誓った。(武田千怜)

◆エースの帰還だ―。不振により開幕2軍スタートだった巨人・戸郷翔征投手(26)が19日、ヤクルト10回戦(ヨークいわきスタジアム)に先発し7回115球、5安打無失点と好投。今季3度目の登板で初勝利を挙げた。セ・リーグ3位のチームは2―0の零封勝ちでリーグ優勝した2024年以来、2年ぶりの7連勝を飾り、首位ヤクルトに1.5ゲーム差に迫った。鳴りやまない拍手と大歓声。かつて何度も見た光景の尊さを知った。カメラのまばゆいフラッシュを浴びた戸郷は、久々に手にした勝利球を握りしめ、福島の地に集ったスタンドのファンに深々と頭を下げた。待望の1勝。「ここ1年半ぐらい苦しい投球が続きながらも、何とか監督も使ってくれて、その期待に応えられてよかった」。人知れぬ苦悩の大きさを、その表情が物語っていた。最大のピンチは三回、味方のミスが絡み1死満塁。「何とかそのミスを投手でかばってあげたい」とギアを上げた。3番内山をフォークボールで空振り三振斬り。4番増田に投じた速球は153キロを計測し、最後は中飛に仕留めて雄たけびをあげた。前回登板から中6日で投球フォームを試行錯誤した成果を発揮。守護神マルティネスが疲労を考慮され不在の中、「今までたくさん迷惑をかけたので、1回でも多く」と7回115球の力投だった。昨季は8勝にとどまって連続2桁勝利が3年で途切れ、復活を期した今季もオープン戦防御率9.00で開幕2軍スタート。手を差し伸べたのが、菅野(現ロッキーズ)ら数々の投手を復活させた手腕を持つ久保巡回投手コーチだった。「今、苦しむことは悪くない。全ての経験が血となり、肉となる。まだ若いし、そういう時期があってもいい」。不振と向き合い、菅野も取り組んだ腕始動の投球フォームに挑戦するなど二人三脚で歩みを進めた。エースが復調を示す最高の形で、チームは優勝した2024年以来の7連勝。2位阪神に0.5ゲーム差、首位ヤクルトにも1.5ゲーム差に接近した。「今までの感覚に少し近づいた。これを継続してやっていくことが一番。何とか波に乗っていければ」と戸郷。勢いを加速した巨人が、2年ぶりのリーグV奪還へ連勝街道を突っ走る。(浜浦日向)戸郷について巨人・阿部監督 「フォークで三振も、打ち取ることもできていて、無駄な四球もなかった。チームにとっても、本人にとっても大きな1勝」

◆不振により開幕2軍スタートだった巨人・戸郷翔征投手(26)が19日、ヤクルト10回戦(ヨークいわきスタジアム)に先発し7回115球、5安打無失点と好投。今季3度目の登板で初勝利を挙げた。それは、思わず目を背けたくなるような映像の数々だった。大不振に陥った昨季。悪夢の10失点でKOされた広島戦、まさかの一回5失点で追いつかれたCS登板...。それでも、戸郷は逃げなかった。自らが打ち込まれる姿を、何度も見返した。「それで気持ちが落ちるとかは全くない。自分の結果ですから。良くなるために―。あのときこうだったなって考えることも重要。挑んだからこそ起きた事実なので。失敗ではない。その先の自分に期待をしなきゃ、未来は明るくならないですから」尊敬する先輩の言葉も背中を押した。オフに対面した菅野(現ロッキーズ)から、『こういう経験が大事だよ』と言葉を掛けられた。同じ巨人のエースとして、不振を脱却した経験を持つ先人からのエール。「そうやっていろんな経験をしている方の言葉というのは、やっぱり心に染みる」と感謝した。まだ26歳。苦しみと向き合い、乗り越えた者にしか見えない未来が待っている。(巨人担当・浜浦日向)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
26170 0.605
(↓0.014)
-
(-)
100154
(-)
148
(+2)
30
(-)
33
(-)
0.244
(↓0.001)
3.270
(↑0.03)
2
(-)
阪神
24171 0.585
(↑0.01)
1
(↑1)
101165
(+4)
139
(+2)
32
(+1)
29
(-)
0.252
(↑0.002)
3.140
(↑0.02)
3
(-)
巨人
24180 0.571
(↑0.01)
1.5
(↑1)
101133
(+2)
134
(-)
35
(+1)
32
(+2)
0.230
(-)
2.920
(↑0.07)
4
(-)
DeNA
19212 0.475
(↓0.012)
5.5
(-)
101161
(+1)
158
(+3)
23
(-)
22
(-)
0.251
(↓0.003)
3.200
(-)
5
(-)
広島
15222 0.405
(↑0.016)
8
(↑1)
104113
(+3)
123
(+1)
24
(-)
27
(-)
0.212
(↓0.001)
2.940
(↑0.05)
6
(-)
中日
14271 0.341
(↓0.009)
11
(-)
101137
(+2)
161
(+4)
30
(-)
19
(-)
0.235
(↓0.002)
3.580
(↓0.02)