阪神(☆3対1★)広島 =リーグ戦7回戦(2026.05.16)・阪神甲子園球場=
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広島
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阪神
20010000X3701
勝利投手:村上 頌樹(2勝3敗0S)
(セーブ:ドリス(0勝1敗6S))
敗戦投手:森下 暢仁(2勝5敗0S)

本塁打
【阪神】佐藤 蓮(11号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆阪神は初回、佐藤の適時打と大山の犠飛で2点を先制する。そのまま迎えた4回裏には佐藤のソロが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・村上が9回途中1失点の快投で今季2勝目。敗れた広島は、9回に坂倉の適時打で1点を返すも、反撃が遅かった。

◆阪神村上頌樹投手(27)が3連敗阻止を託された。16日の広島戦(甲子園)に予告先発。今季本拠地でまだ勝ちがないが「気にしてはなかったですけど、チームがまず勝てるように投げていければ」と腕を振るう。中7日と1日間隔が空いたが「プラスに捉えて、しっかり投げられるように」と前向き。「TORACO DAY」での登板で「楽しんでもらえるように。良い試合をして勝てるように」と4月3日以来の2勝目を目指す。阪神村上頌樹-広島森下暢仁、楽天古謝樹-ソフトバンク・スチュワートほか/16日予告先発

◆広島は森下暢仁投手(28)が先発する。今季はここまで6試合に登板し、2勝4敗、防御率4・45。阪神戦は今季初登板。4月21日ヤクルト戦(マツダスタジアム)以来となる今季3勝目を狙う。打線は「2番右翼」に野間峻祥外野手(33)、「7番左翼」に今季3試合目のスタメンとなる田村俊介外野手(22)を起用した。勝てば、4月30日巨人戦と5月1日中日戦で勝って以来となる連勝。3連戦のカード勝ち越しも4月28日から同30日の巨人3連戦(2勝1敗)以来、今季3度目となる。

◆阪神は広島7回戦(甲子園)の先発メンバーを発表した。1番高寺望夢内野手(23)、2番中野拓夢内野手(29)に森下翔太外野手(25)、佐藤輝明内野手(27)、大山悠輔内野手(31)のクリーンアップが続く打順は、8日DeNA戦以来。前日15日の広島戦では今季初の完封負けを喫しており、活路を見いだせるか。先発は今季初の中7日で村上頌樹投手(27)が臨む。

◆今季初の完封負けを喫した阪神は、一夜明けて猛打爆発となるか。前日15日は今季39試合目にして初の完封負け。広島先発の栗林良吏投手(29)を前に、初回の大山悠輔内野手(31)の右前打のみと、わずか1安打に抑え込まれた。藤川球児監督(45)は同戦後に「カウント取るボールもいくつか持ってますし、勝負球もいくつか持っているというところでは、現状の数字通り素晴らしかったと思いますね」と相手の力量を認めた。それでも9回には、高寺望夢内野手(23)が四球を選ぶと、果敢に二盗を決めて、最後まで反撃の姿勢を見せた。「集中力高くやっていますから、作戦としては一つそうですけど。でも、相手に勝とうとするということを最後までやっていかないといけませんから」と指揮官は話した。この日先発オーダーを変更。8日DeNA戦(甲子園)以来となる3番森下、4番佐藤、5番大山の"不動のクリーンアップ"となった。強力な主軸を中心に広島に襲いかかる。

◆阪神村上頌樹投手(27)と坂本誠志郎捕手(32)の25年最優秀バッテリー賞コンビが復活した。坂本は「7番捕手」で出場。今季40試合で22度目のスタメンマスクとなった。村上は前回、8日DeNA戦(甲子園)では伏見寅威捕手(36)とバッテリー。同戦を除く登板7試合は、いずれも坂本とのコンビとなった。チームは坂本、伏見、梅野隆太郎捕手(34)、嶋村麟士朗捕手(22)の捕手4人体制を敷いている。左腕の大竹耕太郎投手(30)は、2日の巨人戦(甲子園)で伏見と初バッテリーも、直近2試合は坂本とコンビを組んでいる。

◆阪神高寺望夢内野手(23)が近本光司外野手(31)に並ぶ、今季6つ目の盗塁を決めた。11試合連続「1番中堅」で出場。初回、広島先発の森下暢仁投手(28)から右前打を放ち、出塁。2番中野拓夢内野手(29)の初球、完全にモーションを盗み、二盗。初回から一気に好機を広げた。前日15日も2点を追う9回1死から四球で出塁し、初球に二盗。失敗が許されない場面できっちりと決めていた。

◆阪神の得点シーンに際して、広島ベンチがリクエストを行った。ただ、対象のプレーが何なのか説明されなかったため、場内がしばらくざわついた。初回、阪神が1点を先制したなお1死一、三塁という場面。大山悠輔内野手(31)が左翼に犠飛を打ち上げ、三塁走者の中野拓夢内野手(29)がタッチアップからホームインした。このタイミングで広島新井貴浩監督(49)は球審に向かってリクエストを依頼。リプレー検証に入った。戻ってきた審判は「セーフ」と横に手を広げた。映像を見る限り、三塁走者の中野のリタッチは問題なさそうだった。もう1人の走者である一塁走者の佐藤輝明内野手(27)はスタートを切っていたため、すでに二塁を少し回っていたが、ダイレクトキャッチを確認すると一塁まで急いで帰塁した。二塁を踏まずに帰塁したのではとアピールされた可能性もあるが、結局、審判からの説明はなかった。

◆阪神中野拓夢内野手(29)が2つの好走塁で追加点を挙げた。「2番二塁」で出場。初回、無死二塁から四球で出塁した。続く森下翔太外野手(25)の中飛で二塁走者の高寺望夢内野手(23)が三塁へスタート。中堅手が三塁に送球すると、中野は二塁へ走った。4番佐藤輝明内野手(27)の右前適時打で1点を先制し、なお1死一、三塁。5番大山悠輔内野手(31)の浅い左飛に、三塁走者の中野は迷わずホームへ突入した。快足飛ばして2点目。これには大山も「浅いフライでしたが、(中野)拓夢がよく走ってくれました」とコメント。中野が2つの好判断とスピードで、初回2得点をたたき出した。

◆4試合ぶりに打順を戻した阪神が、初回に2点を先制した。1番高寺望夢内野手(23)はそのままで、2番から中野拓夢内野手(29)、森下翔太外野手(25)、佐藤輝明内野手(27)、大山悠輔勇内野手(31)と続く昨年から続く並び。1死二、三塁で回ってきた「4番佐藤」は右前に先制の一打。続く大山は左翼に犠飛を打ち上げた。

◆阪神佐藤輝明内野手(27)がバックスクリーン左に4試合ぶりの11号ソロを放り込んだ。初回に先制打を放っていた主砲は2-0の4回、広島森下暢仁投手(28)に追い込まれながらもチェンジアップにバットを合わせた。高く上がった打球は中堅に伸びて、127メートル先に到達した。甲子園特有の右から左に吹く「浜風」はやんでおり、風の後押しは大きくなかったとみられる。バックスクリーン上の旗は不規則に揺れていた。この3連戦は女性向けイベント目白押しの「TORACOデー」として行われている。女性人気も高い4番打者は1年前の同シリーズでも適時打を放ってお立ち台に上がっている。今回も、いつもより多めの黄色い声援に応える1発だった。

◆泳ぎ気味でこの飛距離佐藤輝明のパワーは恐るべし...バックスクリーンへ放り込む第11号ホームラン??阪神×広島#阪神タイガース #だったらDAZN pic.twitter.com/XAaUSoCMFX

◆広島の先発・森下暢仁投手(28)が5回5安打4三振3失点で降板した。初回1死二、三塁から阪神佐藤輝明内野手(27)に先制の右前適時打を許した。続く大山悠輔内野手(31)も左犠飛。初回にいきなり2点を失った。4回には、佐藤にバックスクリーン左への11号ソロを浴びた。森下は打線の援護に恵まれず、5回でマウンドを譲った。

◆阪神高寺望夢内野手(23)が3安打2盗塁と暴れた。11試合連続で1番に入り、初回。広島先発の森下暢仁投手(28)から右前打を放つと、2番中野拓夢内野手(29)の初球、完全にモーションを盗み、二盗を決めた。4番佐藤輝明内野手(27)の右前適時打で先制ホームを踏んだ。5回には二塁への内野安打で出塁。今季7つ目の盗塁で、好機を広げた。7回の第4打席には、3番手の塹江敦哉投手(29)から痛烈な左前打。今季初の猛打賞を放った。

◆阪神が今季初の3連敗を阻止した。この日は打順を組み替え、3番森下翔太外野手(25)、4番佐藤輝明内野手(27)、5番大山悠輔内野手(31)と"不動のクリーンアップ"が復活。前夜は39試合目で今季初の完封負けを喫したが、初回に先制して先手を奪うと、そのままペースを握った。 初回、先頭の高寺望夢内野手(23)が右前打を放つと、次打者中野拓夢内野手(29)の初球で二盗に成功。さらに中野が四球を選ぶと、森下の中犠飛の間にそれぞれ進塁し、1死一、二塁。続く佐藤が右前適時打を放ち先制に成功すると、大山が左犠飛を放ち2点目を奪った。2-0のまま迎えた4回には、佐藤が広島先発森下のチェンジアップを捉えて、バックスクリーン左へ11号ソロ。4試合ぶりの1発は大きな追加点となった。中7日で先発マウンドに上がった村上頌樹投手(27)は、4回まで完全投球。5回は2本の安打で1死一、二塁とされるも、後続2人を内野ゴロに打ち取り無失点。6回からは再び3者凡退を続け、迎えた9回。大盛、野間に連打を浴び2死一、二塁から坂倉に左翼ライン際へ適時打を浴び、2点差とされたところで降板。それでも続くラファエル・ドリス投手(38)が無失点に抑えて、4月3日広島戦(マツダスタジアム)以来の白星を手にした。

◆広島は今季7度目のゼロ封負けを阻止するのが精いっぱいだった。先発・森下暢仁投手(28)は5回5安打4三振3失点で降板し、今季4敗目。チームの借金は9に膨らんだ。森下は初回、安打と四球などで1死二、三塁のピンチを招き、佐藤輝明内野手(27)に先制の右前適時打を許した。さらに、続く大山悠輔内野手(31)にも左犠飛を打たれ、いきなり2点を失った。4回には、佐藤にバックスクリーン左への11号ソロを被弾。打線の援護に恵まれず、5回でマウンドを譲った。森下は昨年からビジター球場8連敗でこの日の試合に臨んだが、またしても白星をつかめなかった。打線も苦手にしている阪神先発の村上頌樹投手(27)に抑え込まれた。4回まではノーヒット。凡打の山を築き、スコアボードにゼロを並べた。9回に1点を返したが敗戦。25年4月18から20日の3連戦(甲子園、2勝1敗)以来となる同カードでの勝ち越しは、明日17日の結果次第となった。

◆阪神が今季初の3連敗を阻止した。この日は打順を組み替え、3番森下翔太外野手(25)、4番佐藤輝明内野手(27)、5番大山悠輔内野手(31)と"不動のクリーンアップ"が復活。初回は1番高寺の右前打から好機をつくると、4番佐藤が先制&決勝の右前適時打。さらに5番大山が2点目の左犠飛を放ち、打順がぴたりとはまった。阪神藤川球児監督(45)は試合後、「現状では状態が非常にいいかと言われると、少しそうでもないかなというところで、チーム全体でファウルがなかなか打てないような状態になっていますけど、一つ今日勝ったことで明日日曜日いいゲームにできればなと思います」と振り返った。打順変更については「寝ながら思いついたり(笑い)」と冗談めかしつつ「基本的にいつもそうですけどね、何も考えずにということはなかなかないですけど。どこかがうまく行けばね、またどこで起承転結があるのが野球の試合ですから。無事ゲームが終わってくれたことがまずはなによりですね」と話した。

◆阪神は投打がかみ合い、女性ファン向けイベント「TORACO DAY」2日目で白星を飾った。初回、4番佐藤輝明内野手(27)の右前適時打で先制。さらに、5番大山悠輔内野手(31)の左犠飛で2点目を挙げた。4回には佐藤がバックスクリーン左へ11号ソロを放った。先発の村上頌樹投手(27)は、4回まで完全投球。9回に連打で2死一、二塁とされ、坂倉に左翼ライン際へ適時打を浴びて2点差。完封目前で降板し、悔しい表情を浮かべた。それでもラファエル・ドリス投手(38)が無失点に抑え、4月3日広島戦(マツダスタジアム)以来の白星となった。「TORACO DAY」として開催されたこの日は、小学3年の藤原光希さんと小学2年の白野夢依さんがヒーローインタビュー体験。村上と佐藤のほっこりとした回答に場内が沸いた。

◆投打がかみ合った阪神が快勝した。初回に佐藤輝明内野手(27)が広島先発森下から先制の右前タイムリー。2点リードの4回には再び単独トップに立つ中押しの11号ソロ。連敗を2で止めて首位ヤクルトとのゲーム差を1に詰める立役者となった。「TORACO DAY」初日の前日の15日は1安打完封負けしたが、スカッと快勝を届けた。2点リードで迎えた4回の先頭。カウント2-2から森下の外角低めに落ちる球にバットを合わせた。軽く振ったように見えたが、打球はバックスクリーン左に飛び込んだ。「最高の形で追加点を取ることができた。いい対応ができたと思う」と納得の一打だった。打順が4試合ぶりに「基本形」に戻り、いつもの4番に座った。打順の意識はなかったというが、初回は1番高寺が出て、中野が足を絡め、森下が進塁打といい形で巡ってきた打席だった。バットを伸ばして変化球を右前にもっていく一打。「うまく(二塁の)頭を越えてくれました」。3、4月の月間MVP男は打撃の主要5部門でトップを快走。さらに先制打が6度目の決勝打となり、両リーグ単独トップに躍り出た。「ここまではしっかり打てているんですけど、まだまだ先は長いので、維持していけるように、もっと打てるように頑張りたいと思います」。勝負強さ全開の主砲が、4万の大観衆に力強く宣言した。佐藤が初回に先制打、4回にリーグ単独トップの11号本塁打。佐藤の勝利打点(V打)は今季6度目で、同僚の森下を抜きリーグ単独トップ。両リーグを通じてもV打6度は佐藤だけだ。今季の佐藤はデーゲームに打率4割1分5厘と打っており、本塁打は11本のうち8本、V打も6度のうち4度がデーゲームだ。今季の阪神はナイターで9勝12敗と負け越しも、デーゲームでは14勝4敗1分けの貯金10。昼の勝率7割7分8厘を佐藤の猛打が支えている。

◆広島の先発・森下暢仁投手(28)が5回3失点で今季4敗目を喫した。初回、佐藤輝明内野手(27)の先制の右前適時打と大山悠輔内野手(31)の左犠飛で、いきなり2点を失った。さらに4回、佐藤にバックスクリーン左へ運ばれる11号ソロを被弾。5回5安打4三振2四球だった。打線もふるわなかった。阪神先発の村上に抑えられ、8回まで2安打のみ。9回2死から坂倉が左前適時打を放ち、今季7度目のゼロ封負けを阻止したものの、反撃はそこまでだった。

◆リクエストされたのはどのプレー? 阪神の得点シーンで広島ベンチがリクエストを行ったが、対象のプレーがはっきりとせず、場内がざわつくシーンがあった。初回、阪神が1点を先制したなお1死一、三塁という場面。大山悠輔内野手(31)が左翼に犠飛を打ち上げ、三塁走者の中野拓夢内野手(29)がタッチアップからホームインした。このタイミングで広島新井貴浩監督(49)は球審に向かってリクエストを依頼。リプレー検証に入った。戻ってきた審判は「セーフ」と横に手を広げた。映像を見る限り、三塁走者の中野のリタッチは問題なさそうだったため、場内のビジョンを見ていた観客も戸惑っていた様子。そして試合後、中野が「(佐藤)輝のほうです」と説明してくれた。大山の犠飛の場面で、もう1人の走者である一塁走者の佐藤輝明内野手(27)はスタートを切っていたため、すでに二塁を少し回っていたが、ダイレクトキャッチを確認すると一塁まで急いで帰塁した。このプレーについて、広島側が二塁を踏まずに帰塁したのではとアピールした模様。オーバーランして一塁まで戻る際に、二塁ベースを踏まないと「空過」となるが、結局は佐藤は二塁をしっかり踏んでいると判断され、判定はくつがえらなかった。球場や中継を見ていたファンにそんな「?」マークが浮かんだだろうシーン。それも、三塁走者の中野が浅い左犠飛で絶妙なタイミングでタッチアップを行い、好走塁でホームインしたからかもしれない。こんなところにも、中野の技術力がのぞいた。

◆広島坂倉将吾捕手(27)が意地の一打を放った。9回2死一、二塁から詰まりながらも左前にタイムリー。「しっかり準備して入りたいなというのを、ずっと思ってやっています」。坂倉の一打で阪神先発村上頌樹投手(27)は交代。後続が倒れて逆転はならなかったが、今季7度目のゼロ封負けを阻止した。阪神先発村上の前に8回までは2安打無得点。0-3で完封負け目前だったが、「4番三塁」で出場した坂倉が最後まで諦めない姿勢を見せた。

◆阪神が今季初の3連敗を阻止した。この日は打順を組み替え、3番森下翔太外野手(25)、4番佐藤輝明内野手(27)、5番大山悠輔内野手(31)と"不動のクリーンアップ"が復活。初回は1番高寺の右前打から好機をつくると、4番佐藤が先制&決勝の右前適時打。さらに5番大山が2点目の左犠飛を放ち、打順がぴたりとはまった。甲子園の空をよく知っている。阪神佐藤がバックスクリーン左に本塁打。「いい角度で上がってくれました。しっかりセンター中心にはじき返しているのはいいバロメーター」と、内容的にも納得の一振りだった。打球が上がった瞬間、球場の旗を見ると「浜風」はやんでいた。右から左への浜風が吹くと右翼方向への飛球は押し戻され、逆に中堅から左の打球は伸びるといわれる。つまり、今回の打球方向だと風のアシストがなかったはず。そうたずねると首を横に振った。「あそこは伸びないでしょう。伸びるイメージがないですけどね」。入団以来、浜風に悪戦苦闘してきた。右翼方向への大飛球が押し返されて、天を仰いだことは何度もある。逆にバックネット裏の記者席から見ていると、佐藤の中堅左への打球はよく伸びて、外野の頭を越えていくイメージが強い。年々、打撃技術が上がり逆方向への長打も増えてきた。キングに輝いた昨季も中堅から左への長打が多く、「うまく浜風に乗せたな」と勝手に思っていたのだが、認識を改めないといけない。佐藤に確認すると今回のような「中堅やや左」に関しては、打った感覚と飛距離が一致しているという。この日の1発も、軽く振ったように見えたが「うまく捉えられました」と話した。佐藤のすごみを意外な形でまた知ることになった。【柏原誠】

◆広島の先発・森下暢仁投手(28)が5回3失点で今季5敗目を喫した。初回、安打と四球を皮切りに1死二、三塁のピンチを招き、佐藤に先制の右前タイムリーを許した。続く大山にも左犠飛を打たれ、いきなり2点を失ったのが響いた。さらに4回、佐藤にバックスクリーン左へ11号ソロを被弾。5回5安打4三振2四球だった。「四球で歩かせたり、リズムよく投げることができなかったです。抑えないといけないところは、たくさんあると思う。それができなかったというか、立ち上がりに最小失点で切り抜けられなかった」と初回の2失点を反省。これで昨年6月27日中日戦(バンテリンドーム)からビジターでは9戦9敗となった。打線もふるわなかった。阪神先発の村上に抑えられ、8回まで2安打のみだった。9回、大盛と野間の安打で一、二塁とし、2死から坂倉が左前適時打。意地の一打で今季7度目のゼロ封負けを阻止したものの、反撃はそこまで。それでも、最後まで諦めない姿勢は見せた。新井監督は「いい粘りだったと思うし、最後、紙一重だったと思うので明日(17日)につなげていきたいです」と前を向いた。

◆阪神中野拓夢内野手(29)が2つの好走塁で追加点を挙げた。4試合ぶりに「2番二塁」で出場。初回、無死二塁から四球で出塁した。続く森下翔太外野手(25)の中飛で二塁走者の高寺望夢内野手(23)が三塁へスタート。中堅手が三塁に送球すると、中野は二塁へ走った。「ボールが浮いたら行こうかなと思っていた。ああいう走塁が大きいかなと思います」4番佐藤輝明内野手(27)の右前適時打で1点を先制し、なお1死一、三塁。5番大山悠輔内野手(31)の浅い左飛に、三塁走者の中野は迷わずホームへ突入した。快足飛ばして2点目。これには大山も「浅いフライでしたが、(中野)拓夢がよく走ってくれました」と話した。二塁に進んでいたからこその2点目。2つの好判断とスピードで、初回2得点に貢献した。「隙あれば次の塁を狙うという姿勢は常に持ってやっている。ああいう走塁でチームに勢いをつけることが大事かなと思うので、隙を逃さない走塁は今後も大事になってくる」と力を込めた。

◆6試合ぶり5番に座った阪神大山悠輔内野手(31)が、貴重な追加点で村上を援護した。初回、佐藤の右前適時打で先制し、なお1死一、三塁。左翼へ飛球を上げ、三塁走者の中野がタッチアップ。犠飛で2点目を挙げた。「次の1点が取れてよかったですし、最終的にチームが勝つことができたのでよかった」。8回にはつまりながらも右前打を放ち、4試合連続でHランプをともした。

◆阪神ラファエル・ドリス投手(38)が5球でピンチを救った。完封目前だった先発の村上が、9回2死から坂倉に左前適時打を浴びたところで降板。2死一、三塁で登板したベテラン助っ人は、クイックを使わず二盗を許すも打者のモンテロに集中。「2アウトだったので、バッターにしっかりと集中して。とてもいいバッターだったので」。カウント3-1から、スプリットで左飛に仕留めて6セーブ目。「何か起こった時にいつでも助けに行けるという準備はいつもしているので」と胸を張った。

◆阪神中野拓夢内野手(29)が4試合ぶりの2番でつなぎの仕事を果たした。初回無死二塁から四球を選び出塁すると、森下の中飛ですかさずタッチアップ。「ボールが浮いたら行こうかなと思っていたんで。ああいう走塁が大きいかなと思います」。佐藤の右前打で三塁へ進み、最後は大山の左犠飛で生還した。直近3試合は5番だったが、5回無死二塁では進塁打となる二ゴロを放つなど、2番として存在感を見せた。

◆阪神才木浩人投手(27)がチーム最多5勝目に挑む。17日広島戦(甲子園)に先発。昨年9月7日(甲子園)以来の顔合わせとなるカープ打線に対し「走塁的にもなんかいろいろやってくるかなっていうイメージはあるので、油断せずにというか、しっかり頭に入れた状態でマウンドで投げれたらいいかなとは思います」と対策を練る。前回の勝利でプロ通算49勝。広島打線を封じ、区切りの50勝に到達する。

◆阪神村上頌樹投手(27)が4月3日の敵地広島戦以来、6試合ぶりの2勝目を挙げた。8回2/3を1失点。あと1人で完封を逃した分、表情は少し複雑だった。「最後まで投げきれなかった悔しさもあります。でもいい経験だと思って、ここで満足することなく、次の試合に臨めるかな」今季初の中7日で臨んだ。初回に2点の援護をもらい、4回まで完全投球。5回は広島先頭の坂倉に初安打を許すなど1死一、二塁とされたが、勝田をツーシームで投ゴロに仕留めた。「無駄なランナーを出さずに攻めていけた。しっかりコントロールできて、ストライク先行の場面もありましたし、そういうところが有利になって、抑えられたかなと思います」8回までテンポよくゼロを並べて迎えた9回。連打で2死一、二塁とされ、坂倉に内角カットボールを左翼線へはじき返される初失点で2点差に迫られ、顔をしかめた。無念の降板となったがそれでもドリスが無失点でゲームセット。5安打無四球1失点、9奪三振で白星を手にした。「しっかり投げていけば勝ちもつくかなと思っていた。粘って、投げられたのでよかった」直近5試合は勝ち星に恵まれず、今季初勝利から足踏みしていた。完封を逃した悔しさもちらり。完全復調のきっかけをつかんだ大きな1勝となった。【村松万里子】阪神坂本(2試合ぶりに村上とバッテリー)「ボールも強かったし、コントロールもよかった」

◆阪神が今季初の3連敗を阻止した。この日は打順を組み替え、3番森下翔太外野手(25)、4番佐藤輝明内野手(27)、5番大山悠輔内野手(31)と"不動のクリーンアップ"が復活。初回は1番高寺の右前打から好機をつくると、4番佐藤が先制&決勝の右前適時打。さらに5番大山が2点目の左犠飛を放ち、打順がぴたりとはまった。佐藤が初回に先制打、4回にリーグ単独トップの11号本塁打。佐藤の勝利打点(V打)は今季6度目で、同僚の森下を抜きリーグ単独トップ。両リーグを通じてもV打6度は佐藤だけだ。今季の佐藤はデーゲームに打率4割1分5厘と打っており、本塁打は11本のうち8本、V打も6度のうち4度がデーゲームだ。今季の阪神はナイターで9勝12敗と負け越しも、デーゲームでは14勝4敗1分けの貯金10。昼の勝率7割7分8厘を佐藤の猛打が支えている。

◆阪神村上頌樹投手(27)が、今季初完封をあと1アウトで逃した。9回2死一、二塁で坂倉に左前打を打たれ、1失点。123球の熱投も、9回2死一、三塁でマウンドを降りた。完封こそ逃したものの、26年初の中7日で臨んだマウンドで、今季2勝目を挙げた。村上らしい投球だった。無四球で今季2勝目。制球力のよさが際立っていた。以前、村上に「間違えない投球」について聞いたことがある。「間違えない」にはいろんな意味があるが、制球力に定評のある村上に「コントロールを間違えないこと」の極意を聞きたかった。村上は「岡沢が...」と話し始めた。「高校時代、一番監督に叱られていたのが岡沢だったんです」と。智弁学園(奈良)でバッテリーを組み、大商大、社会人のホンダ鈴鹿でも捕手として活躍した岡沢智基さんのことだった。投げた自分が注意されるべき状況でも、叱られるのは岡沢さんだった。「捕手が出したサインだと言っても、うなずいた以上は投手も責任を背負っている」のが村上の身上。捕手だけが責任を負う姿を見るのはつらかった。やりきれない思いをする中で、今につながるものが身についた。結果として球種の選択が違っていたとしても、うなずいた以上は全力でその球種を勝負球にする。捕手が構えたところに、必ず投げきる。智弁学園の小坂将商監督と岡沢さんのやりとりを自分のこととして昇華しながら、力をつけていった。「絶対にコントロールは間違えない」緊張感を持って、坂本らのサインに応え続ける。捕手に恥をかかせないという覚悟。25年投手3冠右腕の試合を作る力の原点だ。【堀まどか】

◆阪神が今季初の3連敗を阻止した。この日は打順を組み替え、3番森下翔太外野手(25)、4番佐藤輝明内野手(27)、5番大山悠輔内野手(31)と"不動のクリーンアップ"が復活。前夜は39試合目で今季初の完封負けを喫したが、初回に先制して先手を奪うと、そのままペースを握った。先発村上頌樹投手(27)は4月3日の敵地広島戦以来、6試合ぶりの2勝目を挙げた。試合後の藤川球児監督(45)の一問一答は、以下の通り。-先発の村上に勝ちがついた「非常に安定していましたし、いいゲームに持っていってくれましたね」-村上は登板間隔が空いた中で期待通りの投球。「最後悔しそうでしたけど、チームの状況もありますけど本当に素晴らしいピッチングでしたね」-初回は1、2番が出塁して4、5番がかえした。「そうですね、現状では状態が非常にいいかと言われると、少しそうでもないかなというところで、チーム全体でファウルがなかなか打てないような状態になっていますけど、一つ今日勝ったことで明日日曜日いいゲームにできればなと思いますけど」-佐藤の本塁打が大きな追加点「まあどれも大きいですね。素晴らしいホームランでした」-高寺が3安打2盗塁「もちろん素晴らしいですね。ただ、まだまだ課題も出るしね。ゲームに出ながら学んでいくということを、通らないといけないでしょうね。まだまだ頑張ってほしいですね」-打線としてそれぞれ役割を果たしてくれた「まだまだ、変化はあるでしょうけど、ベースは今日タイガースらしいゲームに、まあなったのかなというところですね」

◆阪神の得点シーンで広島がリクエストを行ったが対象のプレーが分からず、場内がざわつくシーンがあった。1-0の初回1死一、三塁で大山が左犠飛を上げ、三塁走者の中野が生還。ここで新井監督がリクエストしたが、判定は覆らなかった。ただ中野のタッチアップが早かったのかなど、どのプレーが対象だったかのアナウンスがなかった。試合後に中野は「(佐藤)輝のほうです」と説明。一塁走者の佐藤が二塁を少し回った際、二塁ベースを踏まない「空過」をリクエストされたようだ。

◆阪神高寺望夢内野手(23)が1番で、初の猛打賞をマークした。初回、広島森下の147キロ直球を右前に運ぶと、次打者中野拓夢内野手(29)の初球で二盗に成功。佐藤輝明内野手(27)の適時打で先制のホームを踏んだ。「最初に塁に出られたので。出塁と盗塁というのは良かったと思います」。5回も先頭で二塁への内野安打を放つと、プロ初の1試合2盗塁に成功。7回にも左前打をマークし、プロ2度目の猛打賞とした。4月下旬に近本光司外野手(31)が左手首骨折で離脱。代わって「1番中堅」を務めることが増え、この日が11試合連続。出塁して好機を広げ、2本塁打もマークするなど役割を果たしている。ここまでチームトップ7盗塁を決め、成功率は10割。「あんまり意識してないんですけど、行けそうならこれからも盗塁できればいい」。藤川球児監督(45)が「もちろん素晴らしいですね。ただ、まだまだ課題も出るしね。まだまだがんばってほしい」と期待を寄せる若き1番。これからも打って、走りまくる。

◆17日広島戦に先発する才木浩人投手(27)は、試合前練習でキャッチボールなどで調整した。前回登板の10日・DeNA戦では7回10奪三振無失点で4勝目を挙げ、「(状態は)ちょっとずつ良くなってきているので、いい感じで動けている」と調整具合を語った。昨季最優秀防御率を獲得した右腕はここまで7試合で4勝1敗、防御率3・29。対広島戦は今季初登板。通算では12登板で7勝1敗と好相性を誇る。「走塁的には色々やってくるイメージはあるので、油断せずに頭に入れて投げられたらいいかな」と得意の相手にも隙を見せない。15日からの3連戦で開催されている「TORACO DAY 2026」に関しては「もう普通にやるだけ」と自分の投球を貫く決意を口にした。勝利投手になれば通算50勝目。いい1週間の締めくくりへ、右腕がTORACOに勝利を届ける。

◆前日15日は1安打零封負けでカード頭を落とした阪神は、打順を本来の形に戻した。1番は〝不動〟の高寺望夢内野手(23)。2番には中野拓夢内野手(29)が入り、森下翔太外野手(25)、佐藤輝明内野手(27)、大山悠輔内野手(31)の並びでクリーンアップが形成された。先発は村上頌樹投手(27)。今季はまだ本拠地で勝利を挙げられていないが、得意の広島打線を相手に好投を披露する。

◆阪神打線が幸先よく一回に2点を先制した。これが16イニングぶりの得点となった。1死二、三塁で4番・佐藤輝明内野手(27)が右前に運び先制。なおも1死一、三塁で5番・大山悠輔内野手(31)の左犠飛で三走・中野が生還した。佐藤輝明 「打ったのはチェンジアップ。とにかく先制点を取ることができてよかったです。追い込まれてからでしたが、うまく打つことができたと思います」大山悠輔 「打ったのはカットボールかな。浅いフライでしたが、(中野)拓夢がよく走ってくれました。昨日負けているので、この後も次の1点を大事にしながら、全員で勝ち切れるように頑張ります」

◆阪神・佐藤輝明内野手(27)が11号ソロ本塁打を放った。2―0の四回。先頭で打席に立った佐藤がカウント2―2から低めのフォークをすくい上げた。高々と舞い上がった打球はバックスクリーン左に着弾。4試合ぶりに架けたアーチは今季11号で、リーグ単独トップに浮上した。一回も先制打を放っており2打数2安打2打点。打点もリーグトップを独走する「32」に更新した。

◆阪神・佐藤輝明内野手(27)が11号ソロ本塁打を放った。2―0の四回。先頭で打席に立った佐藤がカウント2―2から低めのフォークをすくい上げた。高々と舞い上がった打球はバックスクリーン左に着弾。4試合ぶりに架けたアーチは今季11号で、リーグ単独トップに浮上した。一回も先制打を放っており2打数2安打2打点。打点もリーグトップを独走する「32」に更新した。「打ったのは落ちる系の球です。最高のかたちで追加点を取ることができてよかったです。いい対応ができたと思います」とコメントした。

◆中7日で先発のマウンドに上がっている阪神の先発・村上頌樹投手(27)が五回までスコアボードにゼロを刻んでいる。一回、先頭の大盛をチェンジアップで空振り三振に斬り、続く野間、小園を打ち取ると勢いに乗った。三回は田村が放った頭を越えるバウンドの打球を好フィールディングでアウトに。チェンジアップを決め球に、三振を量産した。四回まで一人の走者も許さない完璧な投球を続けていたが、五回に試練が訪れた。先頭の坂倉に中前へはじき返されて、この日初めて走者を背負うと、持丸にも右前打を浴びて1死一、二塁。それでも田村を二ゴロ、勝田を投ゴロに仕留めてピンチを脱出した。試合は佐藤輝明内野手(27)が11号ソロを含む2打点の活躍。投打がかみ合いリードを奪った状態で後半戦に突入する。

◆10試合連続で1番で起用されている阪神・高寺望夢内野手(23)が猛打賞の活躍で打線をけん引している。一回に先発・森下から先頭で右前打を放つと、続く中野への初球で二盗。佐藤の右前適時打で先制のホームを踏んだ。五回には再び先頭で二塁内野安打。またしても二盗を成功させ、近本を抜いて今季チーム単独トップの7盗塁とした。七回には3番手左腕の塹江から左前打を記録して3安打。これが昨年8月10日のヤクルト戦(京セラ)以来、プロ2度目の猛打賞となった。

◆阪神は広島を下し、連敗を「2」で止めた。先発した村上頌樹投手(27)が9回2/3、123球を投げて1失点と快投。立ち上がりからテンポよくアウトを重ね、四回までパーフェクトに封じた。九回2死一、二塁から坂倉に適時打を浴びて1点を返されたところで降板。マウンドを託されたドリスが凡打に仕留め、ゲームを締めた。クリーンアップに森下、佐藤、大山を置く本来の形に戻した打線は、初回に佐藤輝明内野手(27)が右前への適時打を放ち先制。続く大山悠輔内野手(31)も犠飛で追加点を奪うと、四回には佐藤がバックスクリーン左へ11号ソロをたたき込み、3点目を挙げた。「1番・中堅」の高寺望夢内野手(23)は3安打猛打賞と2盗塁をマークした。

◆中7日登板の阪神・村上頌樹投手(27)が4月3日広島戦(マツダ)以来の白星で連敗を「2」で止め、2勝目を挙げた。九回2死一、二塁で安打を浴びて、完封勝利を逃し、ラファエル・ドリス投手(38)に交代した。打線は一回、佐藤輝明内野手(27)の右前打と大山悠輔内野手(31)の犠飛で2点を先取。四回先頭で佐藤が中堅左へリーグ単独トップに立つ11号本塁打を放った。

◆中7日登板の阪神・村上頌樹投手(27)が4月3日広島戦(マツダ)以来の白星で連敗を「2」で止め、2勝目を挙げた。九回2死一、二塁で安打を浴びて、完封勝利を逃し、ラファエル・ドリス投手(38)に交代した。打線は一回、佐藤輝明内野手(27)の右前打と大山悠輔内野手(31)の犠飛で2点を先取。四回先頭で佐藤が中堅左へリーグ単独トップに立つ11号本塁打を放った。

◆女子は強し! 本日の甲子園はTORACO DAY2日目、九回にあと1アウトで村上の完封が消え、なお2死二、三塁と一打同点の大ピンチ...。2番手ドリスの投じた5球目をフルスイングしたモンテロの打球は火の出るような快音!「アカン! いかれたー!!」と頭を抱えたその時、「キャー!」。TORACOたちの絶叫が打球を押し返し、レフトライナーでゲームセット!! よって、本日のヒーロー(?)は2勝目の村上、そして11号ホーマーの佐藤輝をおさえてTORACOさんたちでーす!(女子を立てておかないと最近は怖いんだから)本日は『リセット勝ち』の猛虎だったのだ。打線を3番森下、4番佐藤、5番大山にリセットしたら大山の犠飛やサトテルちゃんの一発を含む2打点! やはり、虎にはオーソドックスが一番似合うのを再認識したのだ。4月3日以来の白星をあげた村上もストレートはのび、変化球は切れ、そして持ち味のコントロールとテンポも本来の姿にリセットされたのだ!第3戦は才木の快投で首位の座もリセットで戻したろーや!!

◆あと一球で完封を逃した。阪神・村上頌樹投手(27)が九回途中1失点の快投で今季2勝目。チームの連敗を「2」で止めたが、エースの表情には隠しきれない悔しさがにじみ出た。「アウトを取る難しさ、あと一球の難しさがあった。まだ気持ちの整理がついていないですけど、まずはチームが勝ってよかった」中7日で踏んだマウンドで、立ち上がりから圧倒的なパフォーマンスを披露した。四回まで一人の走者も許さない完璧な投球。五回に初安打を許して1死一、二塁を背負うも、後続を断ってピンチを脱出した。六-八回は再びの完全投球でゼロを刻み、今季初完封を懸けて九回のマウンドへ。しかし、2死一、二塁、4番・坂倉へのフルカウントからの6球目、内角高めのカットボールをはじき返された。打球は無情にも三塁手・佐藤の頭を越えてライン際で弾む。二走が生還して2点差に迫られ、今季最多の123球を投じた右腕は、万雷の拍手とともにマウンドを降りた。「最後まで投げ切れなかった悔しさもありますし。でもいい経験だと思って。ここで満足することなく、来週もいい緊張感で試合に臨めるかなと思います」完封勝利こそ逃したが、村上の手には4月3日の広島戦(マツダ)以来、1カ月半ぶりにつかんだ白星が輝く。今季初のお立ち台では先制打&本塁打の佐藤に対し、「(最後は)サードの後ろにポトリと落ちたので、(佐藤)テルがもうちょっと頑張ってくれればよかったなと思います(笑)」と冗談で笑いを誘った。デーゲームでは通算8試合で4勝3完封無敗と抜群の相性を誇る〝昼男〟には、チーム外に刺激を受ける存在がいる。3月31日に、日本ハムの細野がノーヒットノーランを達成。DeNAのドラフト2位・島田は今月13日にプロ初勝利を挙げた。生きの良い若手は、ともに母校・東洋大の後輩だ。「後輩が活躍するのはやっぱりうれしいですし、自分もしっかりやらないといけないという気持ちになる。負けないように頑張っていけたら」先輩としての意地を、マウンドで表現した。「まだまだ実力が足りない」と唇をかんだ経験が、村上をさらに強くする。(萩原翔)村上頌樹について坂本誠志郎 「コントロールがよかったですし、球も強かった」

◆阪神ラファエル・ドリス投手(38)が1―3と詰め寄られ、なおも九回2死一、三塁のピンチで村上頌樹投手(27)の後を受けて登板した。「ブルペンにいる以上、常に準備はしている。何かが起こったときは常に助けに行けるようにしている」。盗塁で二、三塁とされたが、モンテロを左飛に打ち取り、今季6セーブ目を挙げた。一打同点の場面にも「ツーアウトだったので、バッターに集中した」と平然と語った。

◆阪神・福島圭音外野手(24)は2戦連続の「6番・左翼」で出場し、自慢の足で魅せた。四回1死で俊足を生かし二塁内野安打を放つと、2死後、小幡竜平内野手(25)の打席の2球目で二盗に成功。これが今季3個目となり好機を演出した。4月26日の広島戦(甲子園)以来、出場10試合ぶりの盗塁に「(1軍の捕手は)レベルは高いなと思う。アウトになっていい場面ではなかったので、そういう場面で決められたのは自信になる」と手応えを口にした。

◆阪神・大山悠輔内野手(31)は一回、佐藤輝明内野手(27)の先制打の後、1死一、三塁で左犠飛を放ち、追加点を挙げた。「次の1点が取れてよかったですし、最終的にチームが勝つことができたんでよかったと思います」。八回にも2死から右前打を放ち、これで4試合連続安打で打率・282。調子は上向きだ。

◆代役とはいわせない―。もはや〝不動〟となった「1番・中堅」の阪神・高寺望夢内野手(23)が打って、走って、打線を牽引(けんいん)。広島バッテリーをかく乱した。「最初に塁に出られたので、そういうところも含めて、出塁と盗塁っていうのは良かった。(1番の役割を果たすことは)毎試合目指しているんですけど、きょうはできました」左手首骨折の近本光司外野手(31)に代わり、11試合連続で1番でスタメン出場。まずは一回先頭で先発右腕・森下の147キロを右前へはじき返すと、続く中野拓夢内野手(29)に対する初球で二盗を成功。佐藤輝明内野手(27)の適時打で先制のホームを踏んだ。五回も先頭で二遊間へうまくたたきつけて内野安打で出塁。またも中野の打席で二盗を決め、近本を抜いてチームトップ、リーグ4位タイの7盗塁とした。七回にも左腕・塹江のフォークを鮮やかに左前に運び、昨年8月10日のヤクルト戦(京セラ)以来、自身2度目、今季初の猛打賞をマーク。打率・250、出塁率・395、と規定未到達ながら着実に数字を残している。今季の躍進を支えているのが、フリー打撃練習における「試合で使うスイング」の徹底だ。あえて、「ホームランを狙って打ちにいかない」と高寺はいう。「レベルの高い投手だと、自分のスイングをなかなかきれいにはできない。いかにいろいろなポイントで、汚いスイングでも、詰まったりしても、ヒットゾーンに飛ぶような練習をしたほうがいい」キャリアハイとなる67試合に出場し、好投手との対戦を重ねた昨季終盤に気づきを得た。「(フリー打撃は)気持ちがいいのでホームランを打ちたくなっちゃうんですけどね」と冗談交じりに笑うが、天才と称されるバットさばきの裏には地道な研鑽(けんさん)が隠されていた。「これを続けていって、どんどん積み重ねていければいい」すっかり定着したリードオフマンの座。覚醒予感の若武者が虎に勢いをもたらしていく。(秋葉元)

◆阪神・中野拓夢内野手(29)が4試合ぶりに2番で出場し、らしさ全開の仕事でチームに貢献。一回無死一塁から四球で出塁すると、森下翔太外野手(25)の中飛で二塁へタッチアップを決めた。「ボール(送球)が浮いたら行こうかなと思っていた。ああいう走塁が大きいかなと思う」と自賛。三進後に大山悠輔内野手(31)の犠飛で2点目のホームを踏んだ。「2番だったら、1番が塁に出た後にいろんなサインが出る。そういう打撃も必要にはなるんで(5番とは)全く違うスタイルになる」と器用さをみせている。

◆TORACOのハート、わしづかみ!! 阪神は広島に3-1で勝ち、連敗を2で止めた。4試合ぶりに4番に座った佐藤輝明内野手(27)が先制打&リーグ単独トップとなる駄目押しの11号ソロを放ち、2安打2打点と活躍。タイガースを応援する女の子のためのイベント「TORACO DAY」で女性ファンたちを喜ばせた。さすがお祭り男や!!雲一つない青空に高く舞い上がった打球が、バックスクリーン左に飛び込んだ。佐藤が4試合ぶり&リーグ単独トップに立つ11号アーチで駄目押し。カラフルなユニホームで応援してくれた女性ファンたちを魅了した。「しっかりいい角度で上がってくれた。うまく打てたと思う」4試合ぶりに打順が3番から本来の4番に戻り、2-0の四回先頭で迎えた第2打席。広島の先発・森下のチェンジアップに体勢を崩されながらも最後は力で押し込んだ。「捉え方的によかった。あそこは(浜風があっても)伸びるイメージがない。いいところまで飛んでくれた」とパワーを自画自賛した。一回は1死二、三塁の好機でチェンジアップを右前へ。「(二塁手の)頭を越えてくれて、(先発の村上)頌樹を先制点で援護できてよかった」。同学年で4月3日の広島戦(マツダ)から1カ月半も勝ち星がなかったエースを勇気づけられたことを喜んだ。本塁打のほか、打率・363、32打点もリーグ単独トップ。三冠王への期待がますます膨らむ。15日からの広島3連戦は毎年恒例の「TORACO DAY」として開催。女性ファン向けのイベントが球場内外で行われている。いつもより女性の来場者が目立つ甲子園。〝黄色い声援〟が多ければ多いほど、期待に応えて打ちまくるのがサトテルだ。「たまたまですよ」

◆気温25度の夏日どころか、30度超の真夏日を記録した地域もあった16日。春はあっという間に過ぎてしまいそうだ。みなさんはどんな春をお過ごしでしょう。われらがタイガースは、首位に立ったり、陥落したりしながらも2位以上をキープ。まだ昨季のような盤石な感じはないけれど、いろいろと手探りの中でも上々の春だろう。世間的には、物騒な春か。気がめいるような出来事が日々起きている。誰を、何を信じていいのか分からなくなる。競馬ファンにとっては、堅い春だ。今春のJRA平地GⅠは、高松宮記念のサトノレーヴ、大阪杯のクロワデュノール、桜花賞のスターアニス、皐月賞のロブチェン、天皇賞・春のクロワデュノール、そして前週のNHKマイルカップのロデオドライブと単勝1番人気が6連勝中だから。1番人気ということは、それだけ支持されているということ。そんな馬が勝つのだから、いい思いをしている人は多いはず。ただ、ギャンブルとしては物足りない。今春のGⅠシリーズで予想企画を担っている中央競馬担当の板津雄志もぼやきが止まらない。「この流れでは、俺の推し馬は勝たないよ...」人気馬のアラ探しから始め、それを負かせる馬に見いだす予想スタイル。だから、人気通りの決着になると...というわけだ。10日のNHKマイルカップでは、単勝4番人気のアスクイキゴミに◎を打ってハナ差の2着。いい仕事はしているのだけれど、会心のヒットまではいかない。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
25160 0.610
(↓0.015)
-
(-)
102149
(-)
145
(+8)
30
(-)
33
(+1)
0.246
(↓0.004)
3.360
(↓0.13)
2
(-)
阪神
23161 0.590
(↑0.011)
1
(↑1)
103161
(+3)
136
(+1)
31
(+1)
29
(+3)
0.252
(-)
3.220
(↑0.06)
3
(-)
巨人
22180 0.550
(↑0.012)
2.5
(↑1)
103130
(+4)
134
(+3)
34
(-)
25
(+2)
0.229
(↑0.003)
3.060
(↑0.01)
4
(-)
DeNA
19192 0.500
(↓0.014)
4.5
(-)
103160
(+3)
154
(+4)
23
(+1)
22
(-)
0.256
(↑0.001)
3.240
(↓0.03)
5
(-)
広島
13222 0.371
(↓0.011)
9
(-)
106109
(+1)
122
(+3)
24
(-)
27
(+1)
0.214
(↓0.001)
3.070
(↓0.01)
6
(-)
中日
14251 0.359
(↑0.017)
10
(↑1)
103134
(+8)
152
(-)
29
(+2)
19
(-)
0.238
(↑0.002)
3.520
(↑0.09)