| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 5 | 10 | 10 | 0 | 4 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 |
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勝利投手:西 勇輝(2勝0敗0S) 敗戦投手:吉村 貢司郎(2勝5敗0S) 本塁打 | |||||||||||||
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◆阪神は初回、高寺の先頭打者本塁打などで幸先良く2点を先制する。そのまま迎えた7回表には、嶋村のプロ初アーチとなる2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・西勇が6回2安打無失点の好投で今季2勝目。敗れたヤクルトは、打線が5安打無得点と沈黙した。
◆阪神は1ゲーム差の首位ヤクルトと直接対決初戦を迎え、打順を組み替えた。森下翔太外野手(25)がプロ初の「2番右翼」で出場。中野拓夢内野手(29)は22年5月4日ヤクルト戦(甲子園)以来、3度目の「5番二塁」、大山悠輔内野手(31)は3試合ぶりに「4番一塁」で復帰する。従来の3番森下、4番佐藤、5番大山の「ドラ1クリーンアップ」を入れ替え、3番佐藤、4番大山、5番中野となった。先発は前回4月30日のヤクルト戦(神宮)にて5回2失点で白星を挙げた西勇輝投手(35)。今回も伏見寅威捕手(36)とバッテリーを組む。
◆阪神大山悠輔内野手(31)が3試合ぶりにスタメン復帰した。打順改造によって今季初めて「4番」に入った。それまで全試合に「5番一塁」で出場してきたが、ここ2試合を欠場。木浪聖也内野手(31)が一塁に入っていた。初めて欠場した9日に藤川球児監督(45)は「少し死球、交錯があって少し休養が必要かなという判断になりました。本人はもちろん出たいし、出なきゃいけないという責任感はあるんですけれど」と説明していた。
◆ヤクルトにアクシデントが発生した。阪神戦(神宮)に先発した吉村貢司郎投手(28)が1回表、阪神佐藤輝明外野手の打球を右手に受けた。ベンチに退いて治療を受けたが、そのまま降板。わずか6球を投じただけで、小沢怜史投手(28)に代わった。吉村はこの日、先頭の高寺望夢内野手に先頭打者ホームランを打たれていた。
◆最高の週明け??ファーストストライクを捉えた高寺望夢 逆方向への先頭打者ホームラン??ヤクルト×阪神#阪神タイガース #だったらDAZN pic.twitter.com/VtTBpSRIZQ
◆阪神は高寺望夢内野手(23)の先頭打者アーチで先制した。「1番中堅」で出場。ヤクルト先発吉村貢司郎投手(28)の2球目直球を、虎党が待つ左中間スタンドへ一直線で運んだ。「しっかり1球で仕留めることができました。いい形で先制点を取ることができたので次も頑張ります。」6日の中日戦(バンテリンドーム)以来、4試合ぶりの2号ソロで幸先よくスタートした。
◆首位攻防戦は試合前からざわついた。まずは阪神がスタメンを大幅改造。森下がプロ初2番で3番佐藤、4番大山、4年ぶりに5番中野と続いた。試合が始まると、8試合連続1番起用の高寺望夢内野手(23)が先頭打者本塁打。すぐさま先制すると、3番佐藤はヤクルト先発吉村を強襲する内野安打で出塁。しかし吉村は打球直撃の影響で降板となり、先発投手が6球で降板するという異例の事態になった。
◆3試合ぶりにスタメン復帰した阪神大山悠輔内野手(31)が、4番で復帰即タイムリーを放った。1点を先制し、なおも1死一塁の場面。緊急登板となったヤクルト小澤怜史(28)から中堅への適時二塁打を放ち、一塁ランナーの佐藤輝明内野手(27)が一気に生還した。
◆阪神が大幅に打線を改造した。2番森下翔太外野手(25)、3番佐藤輝明内野手(27)4番大山悠輔内野手(31)、5番中野拓夢内野手(29)と並んだ。森下、佐藤は打率3割超とシーズン開幕から好調。2人を上位にあげ、まずは先制点をもぎ取る策略だろう。4番大山は5月の月間打率1割5分4厘と苦しむが、シーズン出塁率は3割7分4厘の高水準。不調でも四球を選べるストロングポイントがある。5番中野は直近8打席安打がないが、5月は打率3割2分1厘、得点圏打率2割8分6厘。森下、佐藤で得点できなくても大山でつなぎ、中野でかえすというパターンがある。森下の2番はプロ初。3番佐藤、4番大山の並びは昨季のレギュラーシーズン最終戦以来。5番中野は22年5月4日ヤクルト戦(甲子園)以来、4年ぶり3度目となった。
◆阪神伏見寅威捕手(36)の第1打席でバースデーソングが演奏された。この日36歳の誕生日を迎えた伏見は「7番捕手」で出場し、西勇輝投手(35)とバッテリー。2回1死で打席に入ると、左翼席の虎党を中心にバースデーソングが演奏され、拍手に包まれた。ヤクルト小沢怜史投手(28)はプレートを外し、演奏が終わると、伏見はマウンドの小沢へ一礼。結果は空振り三振に倒れるも、互いの気遣いが光った。
◆阪神佐藤輝明内野手(27)が初回、投手強襲の内野安打を放った。1死から吉村貢司郎投手(28)のフォークを強打。打球はライナーで吉村を襲った。必死によけた先発右腕だったが利き手の右手首付近に直撃。治療に下がり、そのまま交代となった。佐藤の打球速度は173・5キロだった。打撃3部門でトップを走る大砲は、今季打球速度187キロの本塁打をマークしている。メジャーでも上位の速度だった。この日からNPBは「危険スイング」の罰則規定を適用した。野球ではバットのすっぽ抜け以外にも危険なシチュエーションがある。投手返しの危険性は野球の宿命といえる。バッテリー間はわずか18・44メートル。投げ終わった投手が打球に対応できないケースは頻出する。阪神では昨年、石井大智投手(28)が頭部にライナーの打球を受け、約1カ月離脱した。
◆阪神嶋村麟士朗捕手(22)がプロ初本塁打を放った。2-0の7回2死一塁。代打で登場し、ヤクルト広沢優投手(25)の4球目、152キロ外角直球をフルスイング。左翼へ豪快に運び、右手を突き上げた。嶋村麟士朗(しまむら・りんしろう)2003年(平15)7月13日生まれ、高知市出身。潮江東小4年から潮江東スポーツ少年団で野球を始める。潮江中では軟式野球部。高知商では主に内&外野手。福井工大を中退し、22年8月に四国IL高知入団。24年育成ドラフト2位で阪神入団。1年目の昨季は2軍で58試合に出場して、打率2割6分6厘、1本塁打、22打点。177センチ、90キロ。右投げ左打ちこの日の阪神は高寺が先頭打者本塁打、嶋村が代打本塁打、森下が満塁本塁打をマーク。同一試合で先頭打者、代打、満塁の3種類の本塁打を記録したのは、54年4月28日巨人(先頭・与那嶺、満塁・南村、代打・柏枝)74年5月10日巨人(先頭・高田、満塁・矢沢、代打・柳田)03年5月2日近鉄(先頭・大村、満塁・大村、代打・益田)に次いでプロ野球4度目。03年の近鉄は3種の本塁打に加え、ローズのサヨナラ本塁打も飛び出している。
◆阪神西勇輝投手(35)が2勝目の権利を得て、6回無失点で交代した。初回に2点の援護をもらった直後。先頭のヤクルト丸山和に右翼線への二塁打を打たれ、そこから2死一、三塁のピンチを迎えた。だが、前回4月30日の対戦で1発を浴びた武岡を三塁ゴロに打ち取り、リズムに乗った。3回1死から丸山和に中前打を打たれたが、続くサンタナの飛球を中堅・高寺がダイビングキャッチ。味方の好守にも支えられて4回はギアを上げ、4番内山からの3人をわずか5球で3者凡退で片付けた。6回を丸山和の安打2本だけで無失点で投げきり、7回の打席で代打・嶋村を送られて交代した。その嶋村が2ランの援護弾。この日は西勇にとって300試合連続先発登板の節目の試合で、勝利で飾る可能性が高くなった。
◆溢れ出る威圧感代打・嶋村麟士朗がプロ初ホームランレフトスタンドを指さしてダイヤモンド一周??ヤクルト×阪神#阪神タイガース #だったらDAZN pic.twitter.com/gkhWsmZWEJ
◆阪神大山悠輔内野手(31)が、復帰即タイムリーに続き"ただいま弾"を放った。8回、2死で回ってきた第4打席。ヤクルト6番手の拓也(31)の1球目を力強くスイングすると、左翼のスタンド中段に運び今季第5号の本塁打となった。
◆どこ行くねーん!記録は一塁への内野安打澤井廉の打球がベースに直撃&大バウンド????ヤクルト×阪神#swallows #だったらDAZN pic.twitter.com/51wd9NYAvX
◆阪神の守備陣にとってはアンラッキーな打球となった。4-0の7回2死。ヤクルト沢井廉外野手(25)が一塁線にグラウンダーを放った。一塁手の大山悠輔内野手(31)がベース後方で捕球態勢に入ったが、打球はベースにショートバウンドするような形で当たり、大きくはね上がった。大山はすぐに「落下点」に入り打球が落ちるのを待ったが、なかなか落ちてこない。捕球したときにはもう沢井が一塁を駆け抜けようとしていた。今年からNPBでも拡大ベースが導入され、側面の高さは以前より低くなった。新ベースではあまり見ない珍しいはね上がりだった。
◆阪神伏見寅威捕手(36)がバースデー安打を放った。この日36歳の誕生日を迎え、「7番捕手」で出場。5-0の9回無死二塁。ヤクルト拓也投手(31)の5球目、低め変化球を左中間へはじき返した。適時二塁打で6-0と突き放した。捕手では西勇輝投手(35)とバッテリーを組み、6回2安打無失点に導いた。2回の第1打席では左翼席の虎党を中心にバースデーソングが演奏され、拍手に包まれていた。
◆阪神がヤクルトとの直接対決を制し、首位奪回に成功した。まずは高寺望夢内野手(23)の先頭打者アーチで先制。さらに3試合ぶりにスタメン復帰した大山悠輔内野手(31)がタイムリーを放った。1死一塁でヤクルト小澤怜史(28)から中堅への適時二塁打。一塁ランナーの佐藤輝明内野手(27)が一気に生還した。2-0の7回2死一塁では代打の嶋村麟士朗捕手(22)がプロ初本塁打を放った。ヤクルト広沢優投手(25)の4球目、152キロ外角直球をフルスイング。左翼へ豪快に運び、右手を突き上げた。9回にはこの日36歳の誕生日を迎えた伏見寅威捕手にも適時打が飛び出した。先発の西勇輝投手(35)は6回無失点の好投。この日は300試合連続先発登板の節目の試合で、メモリアル勝利を飾った。西勇は連続100試合目、200試合目も勝利している。
◆阪神森下翔太外野手(25)が自身初のグランドスラムで佐藤輝明内野手(27)に並ぶセ・リーグトップの10号を決めた。プロ初の「2番右翼」で出場。6-0の9回1死満塁。ヤクルト拓也投手(31)の初球、137キロフォークをバックスクリーン左へ放り込んだ。球団では田淵、岡田、佐藤に続いて4人目の新人から4年連続2ケタ本塁打となった。
◆ヤクルトのホセ・オスナ内野手(33)がマウンドに上がった。阪神相手に0-10となった9回1死、打者佐藤輝明の場面で登板。初球138キロの速球はストライクとなったが、結局四球。しかし、代打小野寺を137キロの速球でセカンドゴロ併殺打に切ってとった。投球数は10。4月28日に打撃不振で2軍降格。この日、1軍に復帰した。バットの方では4打席ノーヒットだった。
◆阪神サイドも面食らった。9回、森下翔太外野手(25)の10号満塁弾で10-0とワンサイドゲームに。続く佐藤輝明内野手(27)のところで、ヤクルトベンチは拓也投手(31)に代えて、一塁を守っていたホセ・オスナ内野手(33)をマウンドに送った。得点差が開いた場合に野手が登板することは米国流で、日本でもまれにある。にわかに「注目対決」となったオスナと佐藤の勝負はカウント3-1から四球。打撃3部門でリーグトップの佐藤は1球もスイングしなかった。次打者は大山悠輔内野手(31)だったが阪神藤川球児監督(45)は、前の打席で本塁打を放っている4番打者に代えて小野寺暖外野手(28)を代打に送った。小野寺は6球目を打って二ゴロ併殺となった。
◆「暴投」が取り消しになる珍しいプレーがあった。8回に登板した阪神工藤泰成投手(24)が無死一塁、2ボールからの3球目を投じたが、ワンバウンドして捕手の伏見寅威捕手(36)が後逸。走者が二塁に進み工藤に暴投が記録された。ただ、直後に審判団がグラウンド上で集まって協議。ヤクルトのドミンゴ・サンタナ外野手(33)は空振りしていたが、振り切ったバットの先が捕手の伏見に当たっていた。審判は「スイングの余勢が捕手に当たりました。走者を一塁に戻します」と場内にアナウンス。走者は一塁に戻され、無死一塁、カウント2-1でプレー再開した。野球規則では故意ではなく、空振りしたあとのバットが捕手や投球に当たった場合はボールデッドとし、走者の進塁を許さないと定めている。NPBはこの日から、すっぽ抜けたバットに関する「危険スイング」の新規定の適用を始めたが、それとは全く別の規則となる。
◆先発した吉村貢司郎投手(28)が1回表、阪神佐藤輝明外野手の打球を右手に受け、そのまま降板。わずか6球を投じただけで降板するアクシデントが発生した。吉村はこの日、先頭の高寺望夢内野手に先頭打者ホームランを打たれていた。後続投手も阪神打線に打ち込まれ、10点差がついた9回1死にはこの日、1軍に復帰したホセ・オスナ内野手(33)がマウンドに上がり、打者2人を抑えた。
◆阪神伏見寅威捕手(36)が36回目の誕生日を、守って打って勝って祝った。左翼スタンドからバースデーソングを贈られた2回の初打席は三振だったが、先発の西勇ら4投手を完封リード。9回無死二塁で適時二塁打を放った。適時打には「ギリギリ最後に...内容は悪かったけど、最後にヒット出て良かったです」と照れ笑い。先発右腕を「よりいいバッテリーになってきてる感覚はありました。前回よりもより丁寧に強気に投げてくれたんでナイスピッチだと思います」とねぎらった。
◆阪神高寺望夢内野手(23)が放った初回先頭打者アーチが「ホームランではないのでは?」とSNSで話題になった。ギリギリ左中間のラバーフェンス(地上1・8メートル)を越えたが、その上にある約1・5メートルの金網上部の黄色いラインは越えず、金網の下部をくぐり抜けてスタンドに入った。野球規則5・05では、打球がダイレクトで外野のラバーフェンスを越えるか、スタンドに入った場合は本塁打となる。打球が到達した地点のネットを確認すると、ボールが抜けることができる穴があいていた。ヤクルト側からのアピールなどはなく、そのまま試合は続行された。この日の阪神は高寺が先頭打者本塁打、嶋村が代打本塁打、森下が満塁本塁打をマーク。同一試合で先頭打者、代打、満塁の3種類の本塁打を記録したのは、54年4月28日巨人(先頭・与那嶺、満塁・南村、代打・柏枝)74年5月10日巨人(先頭・高田、満塁・矢沢、代打・柳田)03年5月2日近鉄(先頭・大村、満塁・大村、代打・益田)に次いでプロ野球4度目。03年の近鉄は3種の本塁打に加え、ローズのサヨナラ本塁打も飛び出している。
◆阪神藤川球児監督(45)が打線改造について言及した。森下2番、佐藤3番、大山4番、中野5番という新打順で10得点の大勝。試合後は「今日はこういう形だったというところ」と語り、今後も状況に応じて打線を組み替える。指揮官は「常に動いてるもんですよね。ペナントレースですから。選手の状態もあるし、いろんなケースを想定しながら行かなければいけないですけど、っていうところ」と説明した。今季は2番中野、3番森下、4番佐藤、5番大山で戦ってきた。定型オーダーを入れ替える形になったが「選手頼みにあまりならないようにとは思っていますけど。どんな選手が入ってもチームとして機能するような形をつくらないといけない。慌てても仕方ないですから」と冷静に振り返った。この日は森下がプロ初2番、中野は4年ぶりの5番起用だった。この日の阪神は高寺が先頭打者本塁打、嶋村が代打本塁打、森下が満塁本塁打をマーク。同一試合で先頭打者、代打、満塁の3種類の本塁打を記録したのは、54年4月28日巨人(先頭・与那嶺、満塁・南村、代打・柏枝)74年5月10日巨人(先頭・高田、満塁・矢沢、代打・柳田)03年5月2日近鉄(先頭・大村、満塁・大村、代打・益田)に次いでプロ野球4度目。03年の近鉄は3種の本塁打に加え、ローズのサヨナラ本塁打も飛び出している。
◆阪神大山悠輔内野手(31)が3試合ぶりの復帰戦を自らの快打で飾った。初回、高寺の先頭打者アーチに続いて1死一塁で打席へ。アクシデントで緊急登板した小沢のスライダーを強くたたいて中越え二塁打。佐藤を迎え入れた。「初回からいい攻撃ができたと思う。1点で終わらずに追加点が取れてよかった。テルもよく走ってくれました」と振り返った。死球や守備での接触などが重なり、コンディションを配慮されて2試合を休んだ。「本人は出たがっていた」と藤川監督は大山の責任感の強さを口にしていたが、出たい気持ちは我慢。休日も含めて3日間、心技体の調整に努めた。8回には阪神ファンがひしめく左翼席へ、高々と打ち上げる5号ソロ。完全復活を高らかに告げた。グラウンドを歩いて引き揚げる際は、一番と言っていい大歓声が響いた。「チームが勝ったのが一番。それまで試合に出られず、迷惑をかけていたので、そういう意味では勝利に貢献できたので良かったなと思います。また明日しっかり頑張りたいと思います」。大山の存在はただのプラス1ではない。それを証明するような試合だった。【柏原誠】この日の阪神は高寺が先頭打者本塁打、嶋村が代打本塁打、森下が満塁本塁打をマーク。同一試合で先頭打者、代打、満塁の3種類の本塁打を記録したのは、54年4月28日巨人(先頭・与那嶺、満塁・南村、代打・柏枝)74年5月10日巨人(先頭・高田、満塁・矢沢、代打・柳田)03年5月2日近鉄(先頭・大村、満塁・大村、代打・益田)に次いでプロ野球4度目。03年の近鉄は3種の本塁打に加え、ローズのサヨナラ本塁打も飛び出している。
◆阪神西勇輝投手(35)が6回無失点と好投し、2勝目を挙げた。初回2死一、三塁で武岡を三塁ゴロに、6回2死一塁で内山を三振。前回4月30日の対戦で2者連続アーチを打たれた2人を抑え込んだ。連続先発登板の100試合目、200試合目に続いてこの日の300試合目も勝利で飾り、通算1500奪三振にもあと8個。「300試合は3人目と言われてもピンとこないですけど、これからも投げる試合は丁寧に自分のゲームが作れるように頑張っていきたい」とクールに語った。
◆阪神1番の高寺望夢外野手(23)が自身初の先頭打者本塁打で口火を切った。ヤクルト先発吉村の2球目直球を左中間へ運んだ。「1球で仕留めることができた。先頭でしっかり出られたのでよかった」。2号ソロで幸先良くスタートした。さらに、中堅守備では3回、右中間への打球に左手を目いっぱい伸ばして好捕。「練習通りできた」とうなずいた。攻守で存在感を放った。
◆阪神藤川球児監督(45)が動いた。大幅な打線改造。「常に動いてるもんですよね」。ペナントレースはまだ序盤だ。「いろんなケースを想定しながらいかなければいけない。まだ固めなくてもっていうところなんでしょうね」。指揮官は冷静だった。森下2番、佐藤3番、大山4番、中野5番。森下はプロ初の2番で、中野は4年ぶりの5番だった。初回、高寺の先頭アーチの直後に佐藤と大山の安打で2点目を奪った。最終回は森下がプロ初の満塁アーチ。巡りあわせもかみ合い、10得点の大勝につながった。今季は中野、森下、佐藤、大山の順番で戦ってきた。定型オーダーを入れ替える決断。「選手頼みにあまりならないように」と藤川監督が手腕を見せた。「どんな選手が入ってもチームとして機能するような形をつくらないといけない。慌てても仕方ないですから」。今後も日替わり打線の可能性もある。森下、佐藤で初回から先制パンチを食らわせる。得点できずとも、出塁率の高い大山が控え、中野は2番起用が多いだけにつなぎ役もできる。形を変えて生まれた猛虎打線。第3形態まであるかもしれない。【只松憲】この日の阪神は高寺が先頭打者本塁打、嶋村が代打本塁打、森下が満塁本塁打をマーク。同一試合で先頭打者、代打、満塁の3種類の本塁打を記録したのは、54年4月28日巨人(先頭・与那嶺、満塁・南村、代打・柏枝)74年5月10日巨人(先頭・高田、満塁・矢沢、代打・柳田)03年5月2日近鉄(先頭・大村、満塁・大村、代打・益田)に次いでプロ野球4度目。03年の近鉄は3種の本塁打に加え、ローズのサヨナラ本塁打も飛び出している。
◆阪神元山飛優内野手(27)が古巣のヤクルト戦で、移籍後初安打を放った。9回1死二塁で拓也のフォークを右前へ。1死一、三塁に好機を広げ、森下のダメ押し満塁弾につなげた。一塁ベース上で隠しきれない笑顔を見せ「古巣相手に打てたのでよかったです。打席に入る時にヤクルトファンからも少し拍手をもらって。ケガで少し無駄な時間を過ごしていたので。これからチームの役に立てるように頑張ります」と記念の一打をかみしめた。
◆阪神佐藤輝明内野手(27)は冷静だった。9回、前の打者森下の満塁弾で10点差となるとオスナが登板。異様な空気の中で、初球ストライクのあと4連続でボールを見極めた。「(野手との対戦は)初めての経験なので...あんな感じかなと思います」。初回は1死から投手強襲打で出塁。吉村を負傷交代させる一打となったが、続く大山の二塁打で、一塁から好判断で一気に生還。大きな1点をつかみ取った。
◆阪神は2年目の嶋村麟士朗捕手(22)が中押しのプロ初本塁打を放ち、5日ぶりの首位奪回に導いた。2-0の7回2死一塁、代打で登場。「追い込まれてからの打席だったので、逆にその割り切りがよかったかもしれない」。ヤクルト広沢の4球目、152キロ外角直球をフルスイング。左翼席へ豪快に運んだ。「神宮が初めてなので。レフトオーバーぐらいかなと思っていたんですけど、入ってくれてよかった」ダイヤモンドを駆け抜けながら、左翼席の虎党へ右手を突き上げた。「ファンの皆さんの声援に一番背中を押されているので。そういう意味でやりました」。ファンとともに歓喜の瞬間をかみしめた。記念球は「実家に送ろうかな」とにっこりだ。初回以降、無得点が続いた中、1発で流れを引き寄せた。10日のDeNA戦(甲子園)でも代打で痛烈な中前適時打を放ち、プロ初打点。4人目捕手ながら、2試合連続で勝負強さを発揮し、左の「代打の切り札」に名乗りを上げた。チームは計4本塁打を含む10安打10得点で快勝。嶋村は「やることを続けていくだけ」と浮かれることはない。頼もしい若武者が猛虎打線を勢いづけた。嶋村麟士朗(しまむら・りんしろう)2003年(平15)7月13日生まれ、高知市出身。潮江東小4年から潮江東スポーツ少年団で野球を始める。潮江中では軟式野球部。高知商では主に内&外野手。福井工大を中退し、22年8月に四国IL高知入団。24年育成ドラフト2位で阪神入団。1年目の昨季は2軍で58試合に出場して、打率2割6分6厘、1本塁打、22打点。177センチ、90キロ。右投げ左打ち
◆ヤクルトはオスナで始まり、オスナで終わった。4月28日に打撃不振のため出場選手登録を抹消されていたホセ・オスナ内野手(33)が1軍に復帰。「6番一塁」とコールされると、神宮は沸いた。注目の理由は打撃不振だけではなかった。4月16日のDeNA戦。スイング後に手から離れたバットが球審の頭部に当たり、それを契機に「危険スイング」に対して警告、退場などを科す運用がこの日から始まった。試合前の練習で、以前よりもコンパクトなスイングを心がけていたオスナは「事故があって、ルールが変わったので、そこは改善していかないといけない」と神妙だった。ただシーズン中に、これまで築き上げてきた自分のスイングを変えるのは容易ではない。4打席凡退。8回には同僚ドミンゴ・サンタナ外野手(33)の空振りしたバットが相手捕手の腕にあたり、二塁に走っていた走者が一塁に戻されるということもあった。過敏になりすぎて本来の打撃を見失うのが怖い。ならば、ということでもないだろうが、10点差のついた9回1死でなんとオスナは来日初登板。佐藤輝には四球を与えたが、代打小野寺を二ゴロ併殺に打ち取った。最速は141キロ。MLB時代の19年にもマウンドに上がった経験があるという。池山監督は「前々から投げたいという話を松本ヘッドにしていたらしい」と明かす。気分転換して打撃に好影響が出れば、2位転落もそう痛くはないが。野手の登板 一塁を守っていたオスナが9回1死から登板。今季は5月1日ヤクルト戦で内野手の柴田(DeNA)が9回2死から投げているが、外国人野手が登板したケースには95年5月9日デストラーデ(西武)がある。DHで出場していたデストラーデは8回2死から登板し三塁打、四球、四球で1死も取れず降板した。
◆阪神は2年目の嶋村麟士朗捕手(22)が中押しのプロ初本塁打を放ち、6日ぶりの首位奪回に導いた。嶋村にはルーティンがない。練習中や試合前に自分との約束事はあえて決めないようにしている。「ルーティンがないことがルーティンみたいな。崩れて打てないと嫌なので」。それでもルーティンを超えた日常生活の一部になっている行動がある。「おさらいみたいな感じで常に見てます」。メジャーMVP2度の強打者、フィリーズのブライス・ハーパーのホームラン集の動画だ。メジャー好きは公言済み。打撃フォームもハーパーに寄せている。ただ好きだからではない。重心移動や胸椎(きょうつい)、骨盤の動きを見て、可動域の広い自分ならマッチすると考えた。スムーズな体重移動を実践して効果も実感している。頭の中のハーパーが薄れてくれば、その都度脳裏に焼き付ける。「イメージが消えてきだした時にもう1回見て『あぁ、そうや、こんな感じやったね』って思い出す感じです」。1軍では代打や途中出場が続く。実戦感覚はあらゆる隙間時間で埋めてきた。藤川監督は言った。「ここから努力を重ねて素晴らしい選手になっていってもらわなければ」。一流を見学してきた時間が実り始めてきた。【只松憲】嶋村麟士朗(しまむら・りんしろう)2003年(平15)7月13日生まれ、高知市出身。潮江東小4年から潮江東スポーツ少年団で野球を始める。潮江中では軟式野球部。高知商では主に内&外野手。福井工大を中退し、22年8月に四国IL高知入団。24年育成ドラフト2位で阪神入団。1年目の昨季は2軍で58試合に出場して、打率2割6分6厘、1本塁打、22打点。177センチ、90キロ。右投げ左打ちこの日の阪神は高寺が先頭打者本塁打、嶋村が代打本塁打、森下が満塁本塁打をマーク。同一試合で先頭打者、代打、満塁の3種類の本塁打を記録したのは、54年4月28日巨人(先頭・与那嶺、満塁・南村、代打・柏枝)74年5月10日巨人(先頭・高田、満塁・矢沢、代打・柳田)03年5月2日近鉄(先頭・大村、満塁・大村、代打・益田)に次いでプロ野球4度目。03年の近鉄は3種の本塁打に加え、ローズのサヨナラ本塁打も飛び出している。
◆阪神が首位奪回に成功した。ヤクルト相手に10得点で大勝。先発の西勇輝投手(35)が6回無失点で今季2勝目。打線は2番森下、3番佐藤、4番大山、5番中野という新打順で快勝した。
◆阪神がヤクルトとの直接対決を制し、首位奪回に成功した。この日の阪神は高寺が先頭打者本塁打、嶋村が代打本塁打、森下が満塁本塁打をマーク。同一試合で先頭打者、代打、満塁の3種類の本塁打を記録したのは、54年4月28日巨人(先頭・与那嶺、満塁・南村、代打・柏枝)74年5月10日巨人(先頭・高田、満塁・矢沢、代打・柳田)03年5月2日近鉄(先頭・大村、満塁・大村、代打・益田)に次いでプロ野球4度目。03年の近鉄は3種の本塁打に加え、ローズのサヨナラ本塁打も飛び出している。
◆阪神がヤクルトとの直接対決を制し、首位奪回に成功した。先発の西勇輝投手(35)は6回無失点の好投。この日は300試合連続先発登板の節目の試合で、メモリアル勝利を飾った。西勇は連続100試合目、200試合目も勝利している。西勇がオリックス時代の11年10月13日ロッテ戦から300試合連続先発。300試合以上続けて先発は73~84年山内(南海→阪神)の311試合、09~21年石川(ヤクルト)の306試合に次いで3人目。連続先発中の成績は山内が114勝126敗、石川が106勝110敗の負け越しに対し、西勇は117勝102敗で勝ち越している。
◆阪神森下翔太外野手(25)がプロ初の満塁弾を放った。この日はこれまでの野球人生でも「あんまり記憶には残っていない」というプロ初の2番右翼で先発出場。無安打で迎えた9回の第5打席は1死満塁で回ってきた。それまでの打席も感触としては悪くはなかったが捉えきれず。ただ「そういう状況の中でも自分なりに修正ができた」と、ヤクルト拓也の初球、137キロフォークを振り抜くと「風もあったんでいってくれるかなって」と打球は一直線にバックスクリーン左へ飛び込んだ。チームメートの佐藤に並ぶリーグトップの10号。チームの2桁得点に貢献した。これでプロ入りから4年連続2ケタアーチを記録。「最近の試合もあんまりチャンスでうまく打てていなかったので。まあ一つチャンスっていう意味では、打点取れたのは良かったかなと思います」。どの打順でも打点を挙げられる頼もし過ぎる大砲だ。
◆ヤクルト阪神戦で珍しいプレーがあった。8回ヤクルトの攻撃、1死一塁。阪神工藤の投球はワンバウンドとなり、捕手が後ろにそらす間に一走丸山和は二塁に到達した。しかし、この時、打席のサンタナの空振りしたバットが捕手伏見の腕にあたった。審判団が協議の結果、丸山和は一塁に戻された。責任審判の牧田塁審は、野球規則6・03項をもとに「不可抗力で捕手を妨げたのでボールデッド」と説明した。
◆ヤクルトのホセ・オスナ内野手(33)が1軍に合流した。来日6年目の今季は、25試合で打率・247、2本塁打、10打点。4月28日に出場選手登録を外れ、池山監督は「思ったよりも(状態が)上がってこない」と説明していた。ファーム・リーグでは5試合に出場。指揮官は「また元気な姿で上がって、われわれに力を与えてくれるように。必ず力になってくれるようになってもらわないと」と復調を期待しており、阪神との首位攻防2連戦に臨むタイミングで帰還した。
◆阪神・梅野隆太郎捕手(34)がDeNA・山本祐大捕手(27)のソフトバンクへの電撃トレードに驚きの表情を浮かべた。「びっくりした。敵とはいえ、戦友というか、自主トレでも一緒にやっているし、後輩として、どこの球団に行っても、頑張ってほしいね」。梅野は山本と毎年1月に沖縄で合同自主トレを行なっていた仲。電撃トレードが発表され、朝に連絡があったという。「ちゃんと前向きに考えて、『頑張ってきます』っていうことをね、言ってたから。また違うリーグやけど、ともに頑張っていこうぜみたいな感じで話した」。交流戦や日本シリーズのグラウンドで再会する日を目指し、ともに切磋琢磨し続ける。
◆阪神・梅野隆太郎捕手(34)がソフトバンクへの電撃トレードが決まったDeNA・山本祐大捕手(27)について言及。
◆ヤクルトとの首位攻防戦を戦う2位の阪神は打順を大きく入れ替えた。2番に森下翔太外野手(25)、3番に佐藤輝明内野手(27)、そして4番にはここ2試合スタメンを外れていた大山悠輔内野手(31)が入った。これまで不動の2番を務めていた中野拓夢内野手(29)が「5番・二塁」で出場する。森下の2番はプロ初で中野は2022年5月4日のヤクルト戦(甲子園)以来。先発は西勇輝投手(35)が務める。11年10月13日から先発登板を続けており、この日で連続が300試合目。プロ野球史上3人目の偉業となる。
◆来日6年目を迎えたヤクルトのホセ・オスナ内野手(33)が1軍に合流し、14日ぶりに出場選手登録された。今季はここまで25試合に出場し、打率.247、2本塁打、10打点。打撃の状態が上がらず、4月28日に出場選手登録を外れ、2軍で調整していた。ファームでは大松2軍チーフ打撃コーチから、いいときと比べて「スイング軌道が2度、下がっている」との指摘を受けて、下半身の使い方や体の開きなどフォームを修正。「技術的なことの改善や工夫、リフレッシュとの期間になった」と振り返った。4月16日のDeNA戦(神宮)では、オスナがスイングした後に手から離れたバットが、球審を務めた川上審判員の左側頭部に直撃した。日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団は11日に実行委員会を開き、この日から「危険スイング」に関する罰則を適用することを決定した。オスナは「事故もあって改善すべきだなと思った。ルールも適応されたので、そこも気を付けながらやっていきたい」と話した。
◆11日の日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団による実行委員会で「危険スイング」に関する罰則規定が決定したのを受け、NPBの山川誠二規則委員長ら担当者が神宮球場を訪れ、試合前の阪神・藤川球児監督(45)、ヤクルト・池山隆寛監督(60)に説明を行った。「昨日のうちに球団から監督、選手にはもう周知されていますので、一応再確認というか、監督さんに対して、もう一度お願いをしたということです」打者が投げ出したバットがグラウンド上の攻撃側選手、守備側選手、審判員、ベースコーチ、ボールボーイ、バットボーイに直撃した場合などは「一発退場」。このほか「警告」「退場」となるケースについての説明を行った。山川規則委員長は「打者に対しても安全意識を持ってもらうのが最大の目的ですので、そこを徹底されれば」と明かした。
◆阪神・高寺望夢内野手(23)が先頭打者本塁打を放った。初回にいきなり試合が動いた。右腕・吉村の2球目149キロを一閃。ぐんぐんと伸びた打球は左中間スタンドに吸い込まれた。6日の中日戦(バンテリンD)以来、4試合ぶりの今季2号。早くも昨季の自己最多に並んだ。
◆ヤクルト・吉村貢司郎投手(28)が先発し、打者3人、わずか6球で緊急降板となった。先頭の高寺に先制ソロを浴び、1死から3番・佐藤が放った強烈なライナー(NPB公式アプリ「NPB+(プラス)」によると打球速度173.5キロ)が右手に直撃。右腕はベンチへ下がり、小沢への交代が告げられた。
◆阪神・高寺望夢内野手(23)が先頭打者本塁打を放った。初回にいきなり試合が動いた。右腕・吉村の2球目149キロを一閃。ぐんぐんと伸びた打球は左中間スタンドに吸い込まれた。6日の中日戦(バンテリンD)以来、4試合ぶりの今季2号。早くも昨季の自己最多に並んだ。「打ったのはストレート。しっかり1球で仕留めることができました。いい形で先制点を取ることができたので次も頑張ります」とコメントした。
◆今季初めて4番に座った阪神・大山悠輔内野手(31)の一打で貴重な追加点を挙げた。高寺の先頭打者本塁打で先制した一回。ヤクルトの先発・吉村が、3番・佐藤輝明内野手(27)の打球を受けて負傷交代。2番手・小沢がマウンドに上がり、大山が代わり端を捉えた。カウント2-1からの真ん中スライダーを一閃し、中堅フェンス直撃の二塁打。一走・佐藤が一気に本塁に生還した。「打ったのはスライダー。初回からいい攻撃ができたと思います。1点で終わらずに追加点が取れてよかったですし、(佐藤)テルもよく走ってくれました」とコメントした。
◆12日に36歳の誕生日を迎えた阪神・伏見寅威捕手は第1打席で快音は響かせられなかった。2―0の二回1死で打席に立つと、左翼スタンドの応援団がバースデーソングを演奏。ヤクルトの2番手・小沢もプレートを外す粋な行動を見せ、歌い切ると場内からは拍手が湧き起こった。しかし、カウント1―2から外角142キロ直球にバットは空を切り、空振り三振に倒れた。
◆ヤクルトのホセ・オスナ内野手(33)が12日、1軍に昇格し、阪神7回戦(神宮)に「6番・一塁」で先発した。打撃不振で4月28日に出場選手登録を抹消。16日ぶりの1軍戦となった。試合前練習で汗を流した助っ人は「打撃で勝ちに貢献したい」と力強く語った。ファームでは大松2軍チーフ打撃コーチとともに、打撃フォームを修正。下半身の使い方や体の開きを見直し「技術的なことの改善や工夫、リフレッシュの期間になった」と振り返った。池山監督は「待ってました」と伝えたと明かし「一塁のチーム事情を考えるとより力を借りないといけない。いい結果につなげてほしい」と期待した。4月16日のDeNA戦(神宮)では、オスナがスイングした際、手から離れたバットが、川上球審の左側頭部に直撃。この日から「危険スイング」に関する退場などの罰則の適用が始まった。オスナは「事故もあって改善すべきだなと思った。ルールも適応されたので、そこも気を付けながらやっていきたい」と話した。
◆阪神・高寺望夢内野手(23)がファインプレーでチームを救った。2―0の三回。1死一塁で迎えたサンタナの右中間への難しい打球を中堅手・高寺が激走しダイビングキャッチ。抜ければ長打という当たりを見事に防いだ。一回には先頭打者本塁打を放った高寺。本職は内野手ながら、長期離脱の近本に代わる「1番・中堅」として攻守で輝きを放っている。バックの守備にも助けられ、先発の西勇輝投手(35)は三回まで無得点に抑えている。
◆今季5勝を挙げているヤクルト・山野太一投手が13日の阪神戦に先発する。相手先発は3戦連続完封中の高橋で4月29日以来の投げ合いとなる。前回のマッチアップでは5回?を2失点で今季唯一の黒星を喫している。リベンジに燃えており、「相手打者の研究をしっかりしてきた。今回はやり返すつもりで1週間を過ごしたので、チームが勝つような投球ができればいい」と誓った。
◆阪神・西勇輝投手(35)が今季最長の6回74球を投げて2安打無失点で降板した。一回先頭の丸山和に初球で二塁打を許すなど2死一、三塁を招いたが、5番・武岡をボテボテの三ゴロに退けた。以降は被安打1と安定感抜群。四、五回は三者凡退で斬ると、六回2死一塁では4番・内山を外角へのスライダーで見逃し三振に仕留めた。三振は計5つ奪い、通算1500奪三振まであと「8」とした。11年10月13日から先発登板を続けており、この日でプロ野球史上3人目となる300試合連続。2勝目の権利を得てマウンドを託した。
◆阪神・嶋村麟士朗捕手(22)が7打席目で貴重な追加点を生み出すプロ初本塁打を放った。2-0の七回、2死一塁で先発・西勇の代打で登場。ヤクルトの5番手・広沢に対すると、カウント1-2からの4球目、外角の152キロ直球を振り抜いた。打球は鋭く逆方向に伸び、阪神ファンが待つ左翼スタンドに着弾。嶋村はゆっくりとダイヤモンドを一周し、本塁に生還すると感情を爆発させた。嶋村は2025年に高知ファイティングドッグスから、育成ドラフト2位で阪神に入団。今季は春季キャンプからアピールを続け、3月11日に支配下契約を勝ち取った。
◆珍しいプレーに審判から説明があった。阪神の5‐0で迎えた八回の守備。3番手の工藤が1死から丸山和に中前打を許し、打席にサンタナを迎えた。3球目、低めに投じたカットボールにサンタナは空振り。しかし、捕手伏見が捕球できず、丸山和に二進を許す。暴投の判定。ただ、その後、審判団が協議し、丸山和は一塁へと戻された。場内には「サンタナ選手のスイングの余勢が捕手に当たったため」と説明のアナウンス。工藤はサンタナに左前打を浴び、1死一、二塁のピンチを背負ったが後続を抑えて無失点で切り抜けた。
◆阪神がヤクルトに大勝を飾り、首位に返り咲いた。先発した西勇輝投手(35)は今季最長の6回74球を投げて2安打無失点で今季2勝目を挙げた。三振は計5つ奪い、通算1500奪三振まであと「8」に。右腕は11年10月13日から先発登板を続けており、この日でプロ野球史上3人目となる300試合連続を達成した。打線は初回先頭の高寺望夢内野手(23)が今季2号となるプロ初の先頭打者本塁打でいきなり先制。七回に代打で出場した嶋村麟士朗捕手(22)はプロ1号となる2点本塁打を放った。さらに八回には昨年10月以来に4番に入った大山悠輔内野手(31)がとどめの5号ソロ。大山は第1打席にも適時打を放っており、2安打2打点と打線をけん引した。九回にはプロ初の2番に入った森下翔太外野手(25)が今季10号となるダメ押しの満塁本塁打を放った。
◆阪神が九回に森下翔太外野手(25)に10号満塁本塁打が生まれて、試合を決定づけた。5-0で迎えた九回、ヤクルトの6番手・拓也から先頭の福島、続く伏見の連打で1点を追加すると、なおも1死満塁の好機を作り森下が打席へ。ここまで4打席凡退も、外野フェンス際まで打球を飛ばしていたスラッガーが、初球の浮いたフォークを完璧に捉えた。打球はバックスクリーンに飛び込むグランドスラム。今季10号で新人年から4年連続2桁本塁打とした。
◆ヤクルトのホセ・オスナ内野手(33)が0-10の九回1死から、マウンドに上がった。佐藤に四球を与えるも、続く小野寺を併殺に打ち取り無失点に抑えた。「燃えましたね。昔もピッチャーをやっていて、とにかくストライクを投げようと思っていました」2019年に米大リーグ、パイレーツ時代に2度野手登板の経験があったオスナ。来日後も、機会があれば登板の意思をコーチ陣に伝えていたという。
◆ヤクルト・池山隆寛監督(60)が試合後に取材に応じ、打球が右手に当たり、わずか6球で緊急降板した先発の吉村貢司郎投手(28)の状態について説明。「骨には異常がなかったと聞いているので、一安心しています」と明かした。吉村は一回先頭の高寺に先制ソロを浴び、1死から阪神の3番・佐藤が放った強烈なライナー(NPB公式アプリ「NPB+」によると打球速度173.5キロ)が右手の甲付近に直撃。治療のためにベンチに下がり、小沢への交代が告げられていた。今後の登板は様子を見て判断していく予定。指揮官は「打球速度の速い打球が当たった。痛みに強い投手が痛い顔をしていたので、これは...とは思ったけど、大事には至らなくてよかった」と話した。
◆4本塁打を記録した阪神が首位に返り咲いた。初回、高寺望夢内野手(23)の先頭打者本塁打などで2点を先取。七回は代打嶋村麟士朗捕手(22)のプロ1号2ラン、八回は3戦ぶりスタメンで25年10月2日ヤクルト戦(甲子園)以来の4番に入った大山悠輔内野手(31)の5号ソロ、九回は初2番の森下翔太外野手(25)の自身初の満塁弾で突き放した。西勇輝投手(35)はオリックス時代の11年10月13日ロッテ戦(京セラ)からの連続先発を史上3人目の「300試合」とし、今季2勝目を挙げた。打線は大幅に改造され、3番に佐藤輝明内野手(27)、中野拓夢内野手(29)が22年5月4日ヤクルト戦(甲子園)以来の5番を務めた。
◆4本塁打を記録した阪神が首位に返り咲いた。初回、高寺望夢内野手(23)の先頭打者本塁打などで2点を先取。七回は代打嶋村麟士朗捕手(22)のプロ1号2ラン、八回は3戦ぶりスタメンで25年10月2日ヤクルト戦(甲子園)以来の4番に入った大山悠輔内野手(31)の5号ソロ、九回は初2番の森下翔太外野手(25)の自身初の満塁弾で突き放した。西勇輝投手(35)はオリックス時代の11年10月13日ロッテ戦(京セラ)からの連続先発を史上3人目の「300試合」とし、今季2勝目を挙げた。打線は大幅に改造され、3番に佐藤輝明内野手(27)、中野拓夢内野手(29)が22年5月4日ヤクルト戦(甲子園)以来の5番を務めた。
◆西武、阪神で通算1560安打を放ち、楽天初代監督を務めたサンケイスポーツ専属評論家の田尾安志氏(72)は阪神新打線の狙いとプロ1号本塁打を放った嶋村麟士朗捕手(22)に言及した。藤川監督が思い切って打線を組み替えてきたが、狙いは「大山の後ろ」だろう。森下、佐藤、大山の並びはそのままにして、中野に「大山の後ろ」を託した考え方は悪くない。ただ、この試合に関しては中野が期待に応えられなかったが。打順の固定は大事だが組み替えによりリフレッシュができる効果もある。終わってみれば、大量10得点だから、各打者が気分転換できていたのではないか。そんな攻撃陣の中で目を引いたのは嶋村。西勇への代打だったが、この時点でスコアは2-0。試合展開がどうなるか、分からない状況で飛び出した2ランは値千金。ひと振りで試合の流れを引き寄せた一発だった。もともと打席で思い切りがいいが、スイングが素晴らしい。常にバットがインサイドアウトに出る。この形で打撃ができると、いろんなコースの球を打ち返せる。どの方向へも飛ばせる。打撃だけで比較すれば前川ら左翼手候補の選手たちよりも上。捕手なので、起用法は限定されるが、代打だけではもったいないぐらい。面白い戦力が台頭してきた。
◆?阪神・森下翔太が今季10号満塁本塁打。満塁本塁打は自身初で、阪神では4月22日の大山悠輔(対DeNA、横浜)に次いで今季2本目。?森下はプロ1年目の2023年から4年連続2桁本塁打(10→16→23→10)。阪神の選手が新人から4年以上続けて2桁本塁打を放ったのは、1969-78年の田淵幸一(10年)、80-91年の岡田彰布(12年)、21-26年の佐藤輝明(6年)に続く4人目。右打者では田淵、岡田に次いで3人目。
◆?2025年育成ドラフト2位で入団した阪神・嶋村麟士朗が代打でプロ初本塁打。阪神の代打本塁打は24年9月10日の渡辺諒(対DeNA、甲子園)以来2年ぶり。?阪神の選手のプロ初本塁打が代打弾だったのは、19年4月11日の近本光司(対DeNA戦、甲子園)以来7年ぶりで、育成ドラフト出身選手は初。?阪神の育成ドラフト出身選手の本塁打は21、22年の小野寺暖(1→1、20年育成D1位)以来4年ぶり2人目。小野寺は22年4月21日のDeNA戦(横浜)で放ったプロ2本目が代打満塁本塁打だった。
◆阪神・伏見寅威捕手が36歳の誕生日を適時打で彩った。九回無死二塁で拓也のフォークを捉え、左中間に適時二塁打。直前には自打球に悶絶(もんぜつ)も、痛みをこらえて放った一打に「ギリギリ最後に...。内容は悪かったけど、最後にヒットが出てよかった」とうなずいた。同学年の盟友・西勇輝投手(35)を好リードし、「よりいいバッテリーになってきている感覚はありました」。快勝で飾った忘れられないバースデーとなった。
◆阪神・元山飛優内野手(27)が古巣ヤクルトから待望の移籍初安打を放った。「打席に入るときにヤクルトファンからも拍手をもらって。古巣相手に打てたのでよかったです」。九回1死二塁で代打出場。右前打を放ち、今季2打席目で初の「H」ランプをともした。「けがで少し無駄な時間を過ごしていたので、これからチームの役に立てるように頑張ります」。連覇を目指すチームの一員として、快音を響かせる。
◆ヤクルト・小沢が打球直撃の吉村に代わり、0-1の一回1死一塁から緊急登板。5番・大山に適時二塁打を浴びたものの、3回?を投げて自責点0、5奪三振と好投した。ブルペンで十分な準備はできていなかったが、「まだ初回だったので試合が決まらないように、なんとか後ろにつなげるように」とマウンドへ。「最初はうまく入れませんでしたが、2イニング目からはだいぶ良くなった」とうなずいた。
◆ヤクルトは首位攻防初戦で完敗を喫し、阪神に抜かれた。初回先頭打者本塁打を浴びた吉村は1死後に佐藤の打球を右手に受け、6球で降板。継投で中盤まで勝機をつないでも終盤3回で8失点と崩壊し、主軸打者のオスナを米大リーグ時代の2019年にも経験したマウンドに上げた。
◆阪神・佐藤輝明内野手(27)が森下翔太外野手(25)の満塁弾が飛び出した直後の九回第5打席で一塁から回ったオスナと対戦し、スイングすることなく四球を選んだ。「(野手との対戦は)初めてだったので、あんな感じかなと思います」。今季初の3番起用。一回は投手強襲の内野安打を放った。
◆阪神・西勇輝投手(35)が芸術的な投球で6回2安打無失点。史上3人目の300試合連続の先発登板を今季2勝目で飾った。「3人目と言われてもピンとこないですね」ニヤリと笑った。バッテリーを組んだのは、この日が36歳の誕生日だった伏見寅威捕手。「同級生なので言いたいことをお互い言える」。前日から打ち合わせを行い、74球のほとんどが変化球。一回、先頭の丸山和に右翼線二塁打を浴び、2死一、三塁とされたが、武岡をチェンジアップで三ゴロに。二回以降も右打者には内角にシュートを多投。カーブ、チェンジアップ、スライダーを投げ分けて燕打線に的を絞らせなかった。「この年齢も(球の)スピードもそう。プライドとか関係なく、ゼロで抑えることが大事」年末年始は米ロサンゼルスで自主トレを行った。「(昨年に)膝を痛めて太ももとか筋肉の衰えを感じていた。昔のようには無理だけど、感覚はよくなっている」。開幕ローテには入れなかったが、今季初登板だった4月30日のヤクルト戦(神宮)で5回2失点で初勝利を挙げてから連勝だ。「明日は(高橋)遥人。ちょっと緊張してるかと思いますけど、優しい目で応援してください」。4試合連続完封勝利を目指す後輩に、いい流れでバトンを渡した。(三木建次)
◆ダン、ダン、ダン、ダ~ン!! 阪神はヤクルトに10―0で大勝し、5日ぶりに首位に返り咲いた。打順組み替えが功を奏し、今季2度目の1試合4本塁打。九回には4年目で初めて2番で出場した森下翔太外野手(25)が、プロ初の満塁本塁打となる10号を放って10試合ぶりに2桁得点をマーク。〝新打線〟が機能して首位攻防戦を制した藤川虎が、一気にライバルを突き放していく。神宮の夜空に、仕上げの放物線を描いた。森下が駄目押し10号満塁弾でド派手に締めくくった。ダイヤモンドを駆け抜けてホームを踏むと、鬱憤を晴らすかのように雄たけびを上げた。「風もあったんでいってくれるかなと。最近の試合でチャンスでうまく打てていなかったので。打点を取れたのは良かった」6―0の九回1死満塁、拓也の初球、高めに浮いたフォークボールを捉えた。バックスクリーン左へのプロ4年目で初めての満塁弾で、4試合ぶりのアーチ&打点をマーク。「(試合の中で)自分なりに修正ができた」とうなずいた。試合前から虎党がざわついた。その理由は打線の大改造だ。2番に森下、3番に佐藤、4番には大山が入り、5番は中野が務めた。森下はプロ通算403試合目で初めての2番。アマチュア時代もほとんど記憶にないという打順も「一回に常に回ってくる打順(3番)で打っていたので、変わらずにいきました」と平常心。頼もしさは変わらなかった。ガラリと変わったオーダーの中で〝不動〟のリードオフマンを務めたのが高寺だ。8試合連続で1番に入った若武者は初回、先発・吉村のファーストストライク、149キロを左中間スタンドへ運んだ。早くも自己最多(25年)に並ぶ今季2号を自身初の先頭打者弾で飾り「先頭でしっかり出れて、しっかり振れたのでよかった」。三回の守備ではサンタナが放った右中間への打球を好捕。左手首骨折で離脱中の近本の代役として、攻守で輝きを放った。
◆思いを乗せた白球が神宮の夜空を切り裂いた。阪神・嶋村麟士朗捕手(22)が貴重な追加点をもたらすうれしいプロ初本塁打。ゆっくりとダイヤモンドを一周すると、歓喜に沸く左翼スタンドの虎党へ向かって、人さし指を突き上げた。「追い込まれてからだったので、もう割り切って。その割り切りがよかったかもしれないですね。応援してくれているファンの皆さんの声援に一番背中を押されているので。そういう意味でやりました」2-0の七回2死一塁で、好投していた西勇の代打で登場。追い込まれてからの4球目、広沢の外角152キロ直球を力強く振り抜いた。「レフトオーバーぐらいかな」という打球は失速することなく左翼スタンドへ。ナインに迎え入れられると、感情を爆発させた。昨年、四国IL高知から育成ドラフト2位で入団。今年3月に支配下契約を勝ち取り、この日、初アーチを描いた。はい上がるための日々の支えとなったのは、独立リーグ時代から歩みをともにしてきた先輩の存在だった。
◆思いを乗せた白球が神宮の夜空を切り裂いた。阪神・嶋村麟士朗捕手(22)が貴重な追加点をもたらすうれしいプロ初本塁打。ゆっくりとダイヤモンドを一周すると、歓喜に沸く左翼スタンドの虎党へ向かって、人さし指を突き上げた。嶋村の高知商高時代に監督として指導した上田修身氏(63)がプロ初本塁打を祝福した。「神宮は狭いからもしかして、とは思っていました。しっかり振っていけていますよね。プロ初タイムリーも勝ち試合。きょうも1点が欲しい時に打てて、すごくよかったと思う」初適時打を放った10日には、「おめでとう。出番増えるぞ」とハッパをかけた。高校時代から逆方向へ打つうまさはあったが、それが故に小手先で打ちに行ってしまうときには「思い切り振れ」と指導。そんな教え子の初本塁打に目を細めた。藤川監督の城北中時代の恩師でもある上田氏。「タイムリーの時より、球児もちょっとうれしそうに見えたね。とりあえず、嶋村には代打の切り札を目指して頑張ってほしい」。2人の教え子をこれからも応援していく。
◆阪神は12日、日本海L石川と練習試合(小松)を行い、5-4で勝利。右ハムストリングの筋損傷でリハビリ中だったドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が実戦復帰し、3打数2安打2打点。同4位・早瀬朔投手(18)=神村学園=がプロ入り後初登板し、1回無安打無失点だった。D4位・早瀬(神村学園高)がプロ初登板を果たし、自己最速に並ぶ151キロを計測するなど圧巻の三者凡退斬りでデビューを飾った。「とにかくバッターと勝負して、どんどん攻めていこうという気持ちで入りました」。八回にマウンドに上がると、150キロ台を連発。「腕もすごく振れていましたし、いい状態でバッターに対して戦えた」。納得の表情を見せた高卒右腕が、大きな一歩を踏み出した。
◆ヤクルトは阪神との首位攻防2連戦の初戦に0-10で大敗し、首位から陥落した。0-6の九回1死から2番・森下に満塁本塁打を被弾。10点差をつけられたところで、一塁手のオスナがマウンドに上がった。救援陣の負担を軽減するため、苦肉の策を講じた池山隆寛監督(60)は「4発目の満塁ホームランが効いた。(もう一人)投手を使わなかった点はよかった」と話した。米大リーグ、パイレーツ時代の2019年に2度の野手登板経験があったオスナ。来日後も機会があれば登板するとの意思をコーチ陣に伝えており、指揮官は「松元ヘッドがホセ(オスナ)が投げたいという話を聞いていたみたいで、『いけるのであれば』とお願いした」と説明した。先発の吉村が右手への打球直撃で一回に緊急降板。九回までに計6投手をつぎ込んでおり、この日に約2週間ぶりに1軍に昇格した助っ人の登板はリリーフの温存につながった。佐藤には四球を与えたが、続く代打・小野寺を二ゴロ併殺打に打ち取った。最速141キロを計測し、変化球も投げたオスナは「燃えましたね。常にチームの力になりたいと思っている」と振り返った。2試合連続の零封負けで、13日は好投手の高橋と対戦する。先発は今季5勝の山野。指揮官は「まずは1点というところに重きをおいて戦っていく。(山野には)何とか試合をつくってもらいたい」と期待した。(武田千怜)
◆ヤクルトは阪神との首位攻防2連戦の初戦に0-10で大敗し、首位から陥落した。打撃不振により4月28日に出場選手登録を外れ、この日に2週間ぶりに1軍に昇格したオスナは「6番・一塁」で先発出場し、4打数無安打だった。4月16日のDeNA戦(神宮)では、スイングした際に手から離れたバットが、川上球審の左側頭部に直撃した。この日から「危険スイング」に関する退場などの罰則の適用がスタート。ファームで打撃フォームを修正してきたオスナは「事故もあって改善すべきだなと思った。ルールも適応されたので、そこも気を付けながらやっていきたい」と話した。
◆大敗の中で、ヤクルトらしさは出ていた。先発・吉村が佐藤の痛烈な打球を受け、打者3人で降板する緊急事態。ここから小沢、木沢、丸山翔とつなぎ、六回まで追加点を許さなかった。試合前までの今季救援防御率2.47というのも、うなずける。なんとか粘って勝機を見いだせるのが、今のヤクルトだ。最後のオスナ登板も、想定外の最たるもの? もちろん、首脳陣も本人も展開によっては出番があると準備していたはず。大量リードされた終盤の野手投入は、もはや珍しくない。日本球界の感覚も変化している。ちなみに、オスナの投球は-。フォームに力感がなく、テークバックも小さいので、ストライクゾーンに来ると、打ちにくいかもしれない。また、投手を務めたことで、いろいろな思いが吹っ切れ、より1軍の実戦に入り込めたのではないか。最終打席のフルスイング、左翼への大きな飛球を見てそう感じた。(サンケイスポーツ専属評論家)
◆「首位攻防戦」何度聞いても心地よいし、何度書いてもワクワクする。ことしはツバメとトラが相まみえるたびに首位攻防戦だ。しかも、打っては4発10点、投げては零封リレー。こんな気分のいい試合はめったにない。1997年6月に神宮球場で阪神がヤクルトと首位攻防戦を臨んだ。阪神にとって〝5年ぶり〟の首位攻防戦ということで話題になった。思いっきり弱い時代だ。5年間もなかったことは実に寂しく悲しい歴史だ。実は昨年も、ほぼほぼ首位攻防戦がなかった。こちらは阪神が強過ぎたから。独走して、2リーグ後では史上最速の9月7日に優勝を決めたため、2位との対戦も常に大差があって、「攻防」にならなかった。「入社前の単なる虎党時代のことですが、2021年はヤクルトとの首位攻防で燃えました。24年入社で新聞記者になってからは、首位攻防の印象はあまりなくて。だから、今年は気分的に盛り上がっています」阪神大好きトラ番・萩原翔が神宮球場から連絡をくれた。神宮球場の内壁がきれいな茶色に塗り替えられているらしく「ことし、神宮は初めてだったんですが、球場に入って、一見、新しく見えるので、気分もいいですね」と声を弾ませていた。神宮といえば、甲子園と並ぶ長い歴史を誇っており、〝伝統があり過ぎる〟球場。試合後、記者席で原稿を書いていたら、足元をネズミが疾走していったこともあった。そういえば、甲子園もイタチが出現した。人間以外が生息するのも、味わい深い!?
◆コラー! 池山隆寛監督あんたズルイわ~! 10対0で首位に立つ『神宮猛虎祭り』なのにさ~。西勇輝の6回2安打無失点の2勝目より、初回高寺の先頭打者ホームランより、3試合ぶりに戻ってきた、しかも4番での大山のホームランありの2打点より、さらには嶋村のプロ初アーチより、おまけに森下のダメ、ダメ、ダメ押しの満塁ホームランより、なんだかんだ言って一番目立ったのは九回の『ピッチャーオスナ』じゃねーの!?俺もう、池山はんの現役時代のブンブン丸に似たプンプン丸になっちまったわー!!ただし、池山監督の攻めて攻めて攻めまくる元気ハツラツ(あ、これ違うか?)元気にさせる『乳酸菌シロタ株野球』が、本日阪神を勝利に導く1番高寺、2番そーきたかあの森下、3番ホンマに~の佐藤、そして、4番たのんまっせ大山!というイケイケスタメンを誕生させてくれたと俺は思うのだ!!猛虎打線お目覚め! そして、第2戦は間違いなく高橋が4連続完封劇を演じてくれるでしょう! また、オスナ投げるのかなぁ?
<セ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (1↑) |
阪神 |
22 | 14 | 1 | 0.611 (↑0.011) | - (↓1) |
106 | 156 (+10) | 129 (-) | 30 (+4) | 25 (+1) |
0.260 (↑0.001) | 3.310 (↑0.09) |
| 2 (1↓) |
ヤクルト |
23 | 15 | 0 | 0.605 (↓0.017) | 0 (-) |
105 | 137 (-) | 130 (+10) | 28 (-) | 30 (-) |
0.246 (↓0.002) | 3.210 (↓0.19) |
| 3 (1↑) |
DeNA |
18 | 17 | 1 | 0.514 (↑0.014) | 3.5 (↑1) |
107 | 152 (+3) | 148 (+1) | 22 (-) | 20 (+1) |
0.261 (↑0.001) | 3.450 (↑0.07) |
| 4 (1↓) |
巨人 |
19 | 18 | 0 | 0.514 (↑0.014) | 3.5 (↑1) |
106 | 120 (+5) | 129 (+3) | 31 (+2) | 22 (-) |
0.227 (↑0.003) | 3.210 (-) |
| 5 (-) |
広島 |
12 | 20 | 2 | 0.375 (↓0.012) | 8 (-) |
109 | 104 (+3) | 115 (+5) | 22 (+1) | 24 (-) |
0.215 (↓0.001) | 3.150 (↓0.07) |
| 6 (-) |
中日 |
13 | 23 | 0 | 0.361 (↓0.01) | 9 (-) |
107 | 121 (+1) | 139 (+3) | 25 (-) | 19 (-) |
0.242 (↓0.003) | 3.600 (↑0.01) |



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