中日(★0対2☆)阪神 =リーグ戦9回戦(2026.05.06)・バンテリンドーム=
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阪神
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中日
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勝利投手:髙橋 遥人(4勝0敗0S)
敗戦投手:髙橋 宏斗(1勝4敗0S)

本塁打
【阪神】髙寺 望夢(1号・6回表2ラン)

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◆阪神が投手戦を制した。阪神は両軍無得点のまま迎えた6回表、高寺の2ランで試合の均衡を破る。投げては、先発・高橋が9回無失点10奪三振の快投。自身3試合連続の完封で今季4勝目を挙げた。敗れた中日は、先発・高橋宏が8回15奪三振の熱投を見せるも、打線が沈黙した。

◆首位阪神は連敗ストップをかけて9連戦の最終戦へ挑む。現在2連敗中。阪神は12球団で唯一3連敗がない。先発は高橋遥人投手(30)。3、4月で3勝0敗、3完封、防御率0・27と圧倒的な成績を残した左腕で白星を狙う。一方、中日の先発は高橋宏斗投手(23)。今季の阪神戦は2試合先発して0勝2敗、防御率7・84。対戦成績こそ悪いが、前回登板は4月26日ヤクルト戦(バンテリンドーム)で、7回5安打無失点の好投だった。4日と5日のカード1、2戦目はともに7-3のスコアで中日が勝利した。「高橋対決」となるこの日は、投手戦になる可能性がある。

◆阪神藤川球児監督(45)の目に、マウンドに送り出した若虎の姿は物足りなく映った。5日の中日戦で阪神は連敗を喫し、4カードぶりのカード負け越しが決まった。先発したのは、今季ここまで中継ぎとして登板していたプロ2年目の早川太貴投手(26)。初回に森下のソロ本塁打で援護を受けるも、2回に同点ソロを被弾。3回は2四球に重盗も許して3失点。4回途中4安打6失点(自責5)で降板となった。試合後、指揮官は手厳しかった。「本当にプロらしい練習と取り組みをしていかなければいけませんね。まだまだアマチュアですね。門別も含めてね」。前日4日は、同じく今季初先発だった門別啓人投手(21)が5回7安打5失点。今季初の9連戦のチャンスで、送り出した若手が結果を残せなかった。昨年7月、育成3位で入団した早川を支配下登録。指揮官の期待も大きいはずだ。「プロになっていかなければいけません。与えられたチャンスではなくて、自分でつかみ取るプロ野球選手になっていく必要が、たくさんの選手にはあると思いますけど。チーム力を引き上げていく一つでもありますね」。昨季プロ初勝利を挙げた高卒4年目左腕の門別も同じ。秀でたポテンシャルを知るからこその苦言だっただろう。爪を研ぎ、再び自らチャンスをつかむ日を待つ。

◆阪神早川太貴投手(26)が、出場選手登録を抹消された。早川は前日5日の中日戦で今季先発するも、4回途中4安打6失点(自責5)で降板。初回に森下のソロ本塁打で援護を受けるも、2回に同点ソロを被弾。3回は2四球に重盗も許して3失点。4回にも土田にソロ本塁打を浴びた。藤川球児監督(45)は試合後に「プロになるためには、プロの野球選手とは、を問いながら、学び続けて、学びに行く姿勢が、ファームの選手を含めてやらなければ。そのレベルに達してないですね」などと厳しい言葉を並べていた。4日の同戦に先発した門別啓人投手(21)が5回7安打5失点と打ち込まれ、翌5日に出場選手登録を抹消されていた。

◆阪神バッテリーが一瞬ひやりとした。0-0で迎えた3回2死、打席に中日大島を迎え、阪神高橋遥人投手(30)は初球で149キロ直球を投じた。しかし、サイン違いだったのか、剛速球が不意を突かれた伏見寅威捕手(35)の左腕付近を直撃した。 痛そうな様子にベンチから日高バッテリーコーチ、トレーナーが駆け寄ったが、すぐにベンチへと戻った。マウンドの高橋は心配そうに口を動かし、伏見を見つめたが、無事プレー再開となった。この投球はストライクとなり、結局3球目のカットボールで二ゴロに打ち取った。

◆阪神高寺望夢内野手(23)が今季1号となる先制2ランを放った。0-0の6回、先頭の高橋遥人投手(30)が左前打で出塁。無死一塁で好投を続けていた中日高橋宏斗投手(23)のストレートを右翼スタンドに運んだ。高卒6年目の高寺は通算3本目のアーチ。5月3日の巨人戦(甲子園)から4試合連続1番起用されている若虎が、豪快な1発を披露した。

◆阪神高橋遥人投手(30)と中日高橋宏斗投手(23)の両先発による「高橋対決」は、5回まで互いに無失点の投手戦となっている。阪神先発の高橋は、今季試合前時点で4試合に先発して3勝0敗3完封と無双。この日も最速150キロの直球と、ツーシームを軸に5回まで2安打。抜群の安定感で中日打線を抑えている。一方、中日高橋も5回まで2安打8奪三振。4回に1死から阪神森下翔太外野手(25)が四球で出塁も、4番佐藤輝明内野手(27)と5番大山悠輔内野手(31)が空振り三振に倒れた。

◆カード1、2戦目と打って変わり、3戦目は投手戦となった。5回まで両軍無得点で試合進行。阪神は1回に1死一、三塁の好機を作ったが、4番の佐藤輝明内野手(27)が二直。一塁走者の森下翔太外野手(25)が戻りきれず併殺に終わった。2回以降は中日高橋宏斗投手(23)の前に安打が出ていない。一方の中日打線も阪神高橋遥人投手(30)に苦戦。2回にボスラー、4回に福永が安打を放つも二塁が踏めずに5回が終了した。4日の同戦は7-3で中日が勝利。初回に阪神3点、中日4点で序盤から試合が動いた。5日も7-3で中日が勝利し、5回までに6-1の試合展開だった。

◆阪神高橋遥人投手(30)との投手戦を繰り広げていた中日高橋宏斗投手(23)が、6回に手痛い先制点を許した。0-0の6回。先頭の阪神先発高橋が左前打で出塁させると、続く1番高寺は初球から犠打の構えをして、バットを引いてなおも1ボール。2球目真ん中高め152キロ直球を強振され、完璧に捉えられた打球は右翼スタンドへ消え、先制2ランを献上した。続く中野を空振り三振。なおも1死走者なしから3番森下に中越え二塁打を打たれ、4番佐藤には3ボールとしたところで、申告敬遠。中軸を相手にピンチが続いたが、大山を5球目変化球でこの日3つ目の空振り三振を奪った。続く前川はスプリットで遊ゴロに仕留めて、追加点は与えなかった。

◆阪神高橋遥人投手(30)が今季4度目の完封で、66年バッキー以来、球団60年ぶりの登板3試合連続完封を記録した。150キロの直球と、ツーシーム、スライダーを軸に8回まで2安打10奪三振。中日高橋宏斗投手(23)との今季2度目の「高橋対決」を制した。これで今季5試合に登板して4勝0敗4完封。4月5日広島戦(マツダスタジアム)から続く連続無失点を32イニングに伸ばした。

◆阪神が連敗を2で止め、首位を守った。先発の高橋遥人投手(30)は、4月12日の中日戦(バンテリンドーム)から3試合連続完封で無傷の4勝目。3戦連続の完封勝利は、阪神では1966年(昭41)のバッキー以来、60年ぶりの快挙となった。中盤まで試合は投手戦となった。5回まで両チーム無得点。阪神は1回に1死一、三塁の好機をつくったが、4番の佐藤輝明内野手(27)が二直。一塁走者の森下翔太外野手(25)が戻りきれず併殺となった。一方の中日打線も阪神先発の高橋に苦戦。2回にボスラー、4回に福永が安打を放つも二塁が踏めずに5回までが終わった。試合が動いたのは6回。先頭の高橋が左前打で出塁。無死一塁で、1番高寺望夢内野手(23)が中日高橋宏の2球目、152キロ直球を右翼スタンドへ運び、先制の今季1号2ラン。1発で試合の流れを変えた。高橋は最後まで球威も衰えず、1度も二塁も踏ませぬ快投。打線は今季ワースト17三振を喫したが、ワンチャンスをものにした。

◆中日高橋宏斗投手(23)が、阪神打線から8回で15三振を奪った。セ・リーグ記録の16奪三振に、あと1個と迫る快投だった。8回2死一、二塁。カウント2-2と大山を追い込んだが、決め球に選んだ外角への142キロカットボールはバットに当てられ、中飛となった。紙一重で記録に並べず、この回で降板した。8回7安打15奪三振の快投だったが、味方打線の援護がなく、勝利投手にはなれなかった。

◆中日は高橋宏斗投手(23)が8回2失点、セ・リーグ最多記録まであと1に迫る15奪三振と力投したが、1発に泣き、連勝は「3」で止まった。打線は阪神先発高橋遥人投手(30)をまたも攻略できず。左腕には4月12日以来、2試合連続の完封負けを喫し、これで借金は再び2ケタの10に逆戻りした。井上一樹監督(54)は「ハルトくんが今年絶好調ということはわかっているからこそ、いろんなミーティングをやった結果なんですけどね。望んでいた攻撃がなかなかできなかった」と悔しい表情で振り返った。高橋宏は、3日の広島戦(マツダスタジアム)が雨天中止となった影響で、今季初のスライド登板。初回から走者を背負いながらも要所を締め、最速157キロ直球にスプリット、カットボール、カーブを織り交ぜ、5回まで無失点に抑えた。だが6回、先頭の阪神先発高橋遥に左前打を許すと、続く高寺に右翼スタンドへの先制2ランを被弾。それでも2回以降は毎回三振を奪う力投を見せ、失点はこの回のみ。空振り三振11、見逃し三振4を記録し、森下を除く阪神のスタメン全員から三振を奪った。指揮官は力投の右腕について「宏斗も気合の入ったナイスピッチングをしていた。ロースコアを想定する中で、ワンチャンス、ツーチャンスをつくることができなかった。そして向こうはワンチャンスのところで1本打たれたという結果です」と131球熱投の右腕をねぎらった。

◆確信の突き上げ??ウイングを超えスタンドへ高寺望夢 今季第1号ホームラン??中日×阪神#阪神タイガース #だったらDAZN pic.twitter.com/8khAA2LVaj

◆スーパーエース虎の、いや球界のミスター0髙橋遥人 今季4度目の完封勝利??中日×阪神#阪神タイガース #だったらDAZN pic.twitter.com/COuVLUOngM

◆阪神高橋遥人投手(30)がヒーローインタビューでもファンを沸かせた。この日は2安打完封で無傷の4勝目。4月12日の中日戦(バンテリンドーム)から3試合連続完封勝利を挙げ、阪神では66年バッキー以来の快挙となった。敵地のお立ち台では良かったところを聞かれ「まあバックにしっかり守ってもらって、伏見さんに...」と話したところで場内からは笑いの声。「しっかり引っ張ってもらったんで、はいテンポよく投げられました」と振り返った。前回4月29日ヤクルト戦(神宮)のお立ち台では、タッグを組んだ伏見寅威捕手(35)を「キャッチャーの人」と2度呼んで、場内の大爆笑を引き起こしていた。助言をもらった梅野、坂本にも感謝の言葉と伝えたいという左腕らしい配慮だった。開幕から無双状態の左腕。マウンドの姿とは一変する試合後も目が離せない。

◆阪神高橋遥人投手(30)が今季4度目の完封で、66年バッキー以来、球団60年ぶりの登板3試合連続完封を記録した。150キロの直球と、ツーシーム、スライダーを軸に9回108球を投げ2安打10奪三振。中日高橋宏斗投手(23)との今季2度目の「高橋対決」を制した。これで今季5試合に登板して4勝0敗4完封。4月5日広島戦(マツダスタジアム)から続く連続無失点を32イニングに伸ばした。高橋が4月12日中日戦から3試合続けて完封勝利。3試合連続完封勝利は18年菅野(巨人)以来で、阪神では66年バッキー以来60年ぶり。左投手では65年金田(巨人)以来で、球団では初めてになる。高橋はすべて敵地での完封だが、52年のフランチャイズ制後、3試合連続完封がすべてビジターだったのは、59年幸田(大洋)66年渡辺泰(南海)に次いで3人目。今季は初勝利も完封勝ち。シーズン1~4勝まですべて完封勝利は、43年森井(名古屋)69年江夏(阪神)に次ぎ57年ぶり3人目。過去の2人は4勝目までに黒星があり、オール完封勝ちでの開幕4連勝はプロ野球史上初めてだ。

◆SPIRIT高橋宏斗 8回2失点15奪三振(131球)※映像は4回の奪三振??中日×阪神#dragons #だったらDAZN pic.twitter.com/l59iQZbGMr

◆ハイレベルの「高橋対決」に、阪神藤川球児監督(45)も両投手をたたえた。阪神先発の高橋遥人投手(30)が2安打しか許さない快投で3試合連続完封勝利。阪神では66年バッキー以来の快挙となった。一方で中日先発の高橋宏斗投手(23)も黒星とはなったが、15三振を奪い8回7安打2失点の好投だった。試合後、指揮官は「素晴らしい投げ合いでしたね」とねぎらった。3戦連続完封となった高橋には「当然、見るよりもそれから語るよりも、どれほどやることが難しいか。その積み重ねを一つ一つやっているかこそ、揺らぐことのない投球スタイルということですから。これを続けてほしい」と揺らがぬ信頼とさらなる期待を寄せた。これで今季初の9連戦は5勝4敗と勝ち越し。「才木がやり返す、春の段階でも取り戻しにいくみたいなパワフルな姿を見せてくれたし、若者の向かう姿、それから最後に高橋の胆力、そういうものを見せることができたと思いますから。これをまたチーム力としてさらに夏場以降に向けて引き上げていけたらなと思いますね」と振り返った。【動画】スーパーエース!阪神髙橋遥人が今季4度目の完封勝利

◆中日は高橋宏斗投手(23)が8回7安打2失点、セ・リーグ最多記録まであと1に迫る15奪三振と力投したが、1発に泣き、阪神に3連勝とはならなかった。これで借金は再び2桁の10に逆戻りした。高橋宏は、3日の広島戦(マツダスタジアム)が雨天中止となった影響で、今季初のスライド登板となった。初回から走者を背負いながらも要所を締める投球。最速157キロの直球に加え、スプリット、カットボールを軸に、5回まで無失点に抑えた。だが6回、先頭の高橋遥に左前打を許すと、続く高寺に右翼スタンドへの先制2ランを浴びた。それでも2回以降は毎回三振を奪う力投で、失点は6回のみ。空振り三振11、見逃し三振4を記録し、森下を除く阪神のスタメン全員から三振を奪った。打線は阪神先発の高橋遥人投手(30)を攻略できず、完封負けを喫した。>

◆阪神高橋遥人投手(30)が3試合連続完封で無傷の4勝目。3戦連続の完封勝利は、阪神では1966年(昭41)のバッキー以来、60年ぶりの快挙となった。バッテリーを組んだ伏見寅威捕手(35)は開口一番、自ら「今日は何もありません。すごすぎました。それ以上ないです」と感嘆。「本当に今日に関しては特に何も言うことないです。僕からは」と続け「毎回、当たり前のように自分の持っている球をしっかり投げられてるっていうのは、やっぱりしっかり調整できてるっていうことでもありますし、なかなかそんな簡単なことではないので。本当に技術があると思いますし、責任を持って一週間を過ごせているからなのかな、っていうふうに思います」とキャッチャーとしての好投の要因を語った。

◆阪神高橋遥人投手(30)が3試合連続の完封勝利を挙げた。球団では1966年(昭41)のバッキー以来。バッキーとは、どんな投手だったのか。ジーン・バッキーは1937年8月12日、米ルイジアナ州で生まれた。サウスウェスト大出身。62年、新婚2日目に3Aハワイ・アイランダースを解雇されたことで、阪神にテスト入団した。191センチの長身を生かした投球で、64年に29勝9敗、防御率1・89で2冠を獲得。リーグ制覇に貢献し、外国人選手として初めて沢村賞を受賞した。65年に開幕投手(対広島)を務め、3?1で完投勝利。その年の6月には、巨人戦でノーヒットノーランも達成した。68年には巨人王に対し、ビーンボールを2球投げたことで乱闘に。右手親指を骨折し、選手生命を縮める遠因となった。甲子園の文化住宅に住み、社会に溶け込んだ。帰国後に牧場を経営できたのは「ハンシンタイガースのオカネね」と日本語で感謝していた。日本通算100勝80敗。右投げ右打ち。19年9月に出血性脳卒中のため死去した。ジーン・バッキー1937年8月12日、米ルイジアナ州生まれ。サウスウェスト大出身。62年、新婚2日目に3Aハワイ・アイランダースを解雇されたことで、阪神にテスト入団。191センチの長身を生かした投球で、64年に29勝9敗、防御率1・89で2冠を獲得。外国人選手として初めて沢村賞を受賞した。65年に、巨人戦でノーヒットノーランも達成。68年には巨人王に対し、ビーンボールを投げたことで乱闘に。右手親指を骨折し、選手生命を縮める遠因となった。甲子園の文化住宅に住み、帰国後には牧場を経営した。日本通算100勝80敗。右投げ右打ち。19年9月に出血性脳卒中のため死去した。

◆中日は高橋宏斗投手(23)が8回2失点、セ・リーグ最多記録まであと1に迫る15奪三振と力投したが、1発に泣き、チームは今季3度目の完封負けを喫した。打線は阪神先発高橋遥人投手(30)をまたも攻略できず。4月12日以来、2試合連続の完封負けを喫し、これで借金は再び2ケタの10に逆戻りした。

◆阪神が連敗を2で止め、首位を守った。先発の高橋遥人投手(30)は、4月12日の中日戦(バンテリンドーム)から3試合連続完封で無傷の4勝目。中日は高橋宏斗投手(23)が8回7安打2失点、セ・リーグ最多記録まであと1に迫る15奪三振と力投したが、1発に泣き、阪神に3連勝とはならなかった。阪神は17三振を喫するも白星。1試合(9回まで)の最多三振記録は22年4月10日オリックスまで過去4度ある19三振だが、阪神では過去7度あった16三振を上回る最多記録となった。ちなみに、17三振以上はプロ野球26度目になるが、その試合で白星は25年6月6日ヤクルト以来10度目と、4割近くは勝っている。

◆阪神森下翔太外野手(25)が今季4度目の猛打賞で先発の高橋遥人を援護した。初回に中日・高橋宏の157キロを右前へ。「向こう(高橋宏)もかなりよかったですけど、遥人さんが本当によかった。テンポがいいので野手のリズムをつくりやすい」と感謝。6回に中越え二塁打、8回に左前打を放ち、打率は3割2分6厘に上昇した。「1日1日、自分の中で反省と修正をしながらやっているので、その結果が出たかな」。頼れる3番は、9連戦すべてで安打をマークし、好調を維持した。

◆阪神高橋遥人投手(30)が3試合連続完封で、無傷の4勝目を挙げた。108球を投げて散発2安打、2試合連続の無四球で10奪三振。3戦連続の完封勝利は、1966年(昭41)のジーン・バッキー以来、球団60年ぶり。左腕では91年の歴史で初の快挙となった。チームの連敗も2で止め、堅首に大きく貢献した。初回からエンジン全開だった。150キロの直球と伝家の宝刀ツーシームを軸に3者凡退。「ストレートが一番よかった。初回から球速が出て、そこから落ちずにいけた。伏見さんがどんどんストレートを出してくれたので、自信を持って投げられました」。5回以降は走者も許さず、2戦連続で二塁を踏ませなかった。今季42イニングで失点はわずか1。S32回連続無失点で防御率は驚異の0・21。試合前は0・S27だったが、完封しても数字がなかなか減らない領域にきた。中日高橋宏との今季2度目のマッチアップで連勝。藤川監督も「素晴らしい投げ合いでしたね」とたたえた。「見るよりも語るよりも、どれほどやることが難しいか。その積み重ねをひとつひとつやっているからこそ、揺らぐことのない投球スタイルということ」。無双を続ける高橋は「うまくいきすぎ。みんなに守ってもらって、本当にありがたい」と謙虚だった。幾度の手術を乗り越えた9年目左腕が、セ界を圧倒し続けている。【村松万里子】高橋が4月12日中日戦から3試合続けて完封勝利。3試合連続完封勝利は18年菅野(巨人)以来で、阪神では66年バッキー以来60年ぶり。左投手では65年金田(巨人)以来で、球団では初めてになる。高橋はすべて敵地での完封だが、52年のフランチャイズ制後、3試合連続完封がすべてビジターだったのは、59年幸田(大洋)66年渡辺泰(南海)に次いで3人目。今季は初勝利も完封勝ち。シーズン1~4勝まですべて完封勝利は、43年森井(名古屋)69年江夏(阪神)に次ぎ57年ぶり3人目。過去の2人は4勝目までに黒星があり、オール完封勝ちでの開幕4連勝はプロ野球史上初めてだ。

◆中日は阪神高橋に今季2度目の完封負けを喫し、連勝が3で止まった。借金は10に逆戻りだ。左腕には前回4月12日の本拠地でも完封され、雪辱を期して対策を練ったが通じなかった。中日井上一樹監督(54)は「高橋遥人くんが今年すごく絶好調というのも分かっている。いろんなミーティングをやったけど、望んでいた攻撃ができなかった」と悔しさをにじませた。打線は前日まで2試合で連続、今季最多タイの7得点と活気づいていた。だがこの日は二塁すら踏めず、2安打で沈黙。出塁は2回ボスラー、4回福永の単打のみだった。四球ももらえず隙も見いだせなかった。先発の高橋宏斗投手(23)は5回まで無失点。だが6回に先頭の高橋に左前打を許し、続く高寺に右翼席への2ランを浴びて先制を許した。「勝たないといけない試合だった。粘りきれず、投げ負けた」と肩を落とした。それでも失点は6回の1発のみで、8回7安打2失点で奮闘。15奪三振はリーグ最多の16にあと1と迫る快投だった。「全くうれしくない、三振の数かなと思います」。井上監督も「気合の入ったいい投球をしてくれた」とたたえつつ、「ロースコアの中でワンチャンスをつくることができなかった」と相手をたたえるしかなかった。【佐瀬百合子】

◆阪神中野拓夢内野手(29)が2安打と気を吐いた。中日先発の高橋宏から初回に右前打を放ち、8回にも155キロを中前にはじき返した。「全打席攻め方が違う中で、最後しっかりと対応することができた」。4月28日に自打球を当て、4試合代打出場も経験。9連戦を終え「しっかりリフレッシュして金曜日からいいゲームができるように気を引き締めてやっていきたい」と力を込めた。

◆阪神高寺望夢内野手(23)が今季1号となる先制2ランを放った。0-0の6回、先頭の高橋遥人投手(30)が左前打で出塁。無死一塁で好投を続けていた中日高橋宏斗投手(23)のストレートを右翼スタンドに運び、勝利を引き寄せた。休日返上の日々が実を結んだ。高寺のゴールデンウィークの思い出は「野球しかしてないです」。カレンダーの赤文字表記の祝日は「全く意識したことない」と当然のように振り返る。「よく『9連休だ~』みたいにエンジョイされている方がいるじゃないですか。そういうのを聞くと心の中では『いいなぁ...』って思っていましたけど」。少年時代から遊びたい欲求を胸にしまい、野球に費やしてきた。地元の長野県上田市内の大きな商業施設も「よく知らないんですよ」と笑う。「遊びに行かなかったので」。学校が急に休みになると内心はガッツポーズも、すぐさま「あ~、野球やろう」とバットを握った。今ではプロ野球の1軍選手に成長。王者阪神の1番打者だ。ゴールデンウィーク最終日、9連戦を5勝4敗の勝ち越しに導いた1発は心地良かった。もしもプロ野球にも大型連休があったら...。「ひたすら家でゴロゴロしておきたいです。ユーチューブとかよく見るので。どこにも行きません!」と即答だった。Vアーチの今宵は、名古屋から帰阪。いつにも増して格別な「おうち時間」だろう。【只松憲】

◆中日高橋宏斗投手(23)は阪神打線から8回2失点でセ・リーグ最多記録にあと1個と迫る15奪三振を奪う力投を見せたが、打線の援護がなく今季4敗目を喫した。一発に泣いた。0-0の6回、先頭の相手先発高橋が左前打で出塁すると、続く高寺にカウント1-0から2球目の152キロ直球を捉えられ、右翼席へ先制2ランを浴びた。高橋宏は試合後、「勝たないといけない試合だったので。自分が粘りきれなかった。投げ負けたかなって感じです」と振り返った。6回については「ボールになったときに打ってくる可能性があるのはわかっていた。今日の試合の中でまっすぐがいい感覚で投げれていたので」と直球を選択。その上で、「しっかり投げきったんですけど、高寺選手のホットゾーンに投げてしまった」と、あの1球を悔やんだ。自己最多の15奪三振については「10何個三振がとれているとか、わからなかったですし。とにかく2-0の展開が悔しくて。三振の数は見ていなかったです。全くうれしくない三振の数かなと思います」と悔しい表情で語った。エース級との対戦が続く中で、4月12日の阪神高橋との投げ合いに続き、この日も今季2度目の完封負け。開幕カードでは準完全投球した広島栗林に8回1失点(自責0)で投げ負けた。「結果を出さないと意味がない。なんのために高橋遥人さんや栗林さんに当てられているか、理解して投げないと」とエースとしての自覚を語り、「その役割はまったくクリアできていないと思います」と厳しい表情で振り返った。

◆阪神・高橋遥人投手(30)が中日戦に今季2度目の先発。今季は4試合に登板し、3勝はすべて完封(0敗)で防御率0・27はリーグトップ。4月12日の中日戦(バンテリンドーム)、同29日のヤクルト戦(神宮)に続き、球団では66年のバッキー以来、60年ぶりの3試合連続完封勝利を目指す。さらに、チームの今季初の3連敗&同一カード3連敗阻止を託されてマウンドにあがる。相手先発の高橋宏斗投手(23)とは、阪神・高橋が完封勝利した4月12日に対決。5回までに3得点と打ち崩した。

◆中日は大島洋平外野手(40)が1番・中堅で3試合ぶりのスタメン出場。今季阪神戦では先発した4月18日(甲子園)で3安打、同19日(甲子園)で2安打を放っている。鵜飼航丞外野手(23)が7番・右翼で2試合ぶりに先発する。

◆3試合ぶりの白星を目指す阪神は一回の好機をいかせなかった。一回1死から中野が一、二塁間を抜ける右前打で出塁すると、森下も右前打で続き1死一、三塁で佐藤が打席に立った。その初球、内角への153キロを強振するも惜しくも二直に。ここで飛び出していた一走・森下が戻り切れず、ライナーゲッツーとなった。藤川監督はリクエストを要求したが、判定は覆らなかった。

◆先発した阪神・高橋遥人投手(30)が五回まで無失点に抑え、自己最長を更新する28イニング連続無失点とした。初回を2者連続空振り三振を含む三者凡退で好スタートを切ると、二回は1死から右前打を許しながら後続を打ち取った。四回は先頭に安打を許したが、3、4、5番を簡単に退けた。五回も三者凡退で斬り、自己記録を更新した。高橋は4月5日の広島戦(マツダ)の二回から続く連続無失点を28イニングに伸ばし、21年9月から10月に記録した自己最長の27イニング連続を更新した。登板2試合連続完封中の左腕。このゲームでも五回までわずか62球でゼロを並べ続けており、球団では66年のバッキー以来、60年ぶりとなる登板3試合連続の完封勝利も見えてきた。

◆阪神・高寺望夢内野手(23)が先制の1号2ランを放ち、ついに均衡を破った。「打ったのはストレート。(髙橋)遥人さんが先頭で出塁してくれたので、後ろへつなぐ意識で打席に立ちました。1球で仕留めることができてよかったですし、最高のかたちで先制することができてよかったです」両先発の好投が続き0―0のまま迎えた六回だった。先頭の高橋が左前打で出塁すると、続く高寺が2球目の真ん中152キロを一閃。打った瞬間スタンドインを確信する一発は右翼スタンドに吸い込まれた。近本不在のなか「1番・中堅」を担う若虎に、昨年8月2日のヤクルト戦(神宮)以来となる待望の今季1号が飛び出した。勢いに乗った猛虎打線は1死後に森下が二塁打、佐藤が申告敬遠で好機を作ったが、大山、前川が凡退した。

◆中日・高橋宏斗投手(23)が八回1死一、二塁で佐藤を空振り三振に斬って自己最多の1試合15奪三振とした。前半まで阪神・高橋との間で譲らぬ投手戦を演じたが、六回に高寺に2ランを浴びて均衡を破られた。その後も熱投を続けて八回まで投げ、被安打7、2四球、2失点で降板した。

◆阪神は投手戦を制し、3試合ぶりの白星をつかんだ。先発した高橋遥人投手(30)が2安打完封で今季4勝目をマーク。五回以降は出塁すら許さないパーフェクトで、わずか108球で9イニングを投げ終えた。登板3試合連続完封勝利は球団では1966年のバッキー以来、60年ぶり。さらに、自己最長を更新する32イニング連続無失点とし、先発左腕では02年井川慶の31イニング以来24年ぶりとなった。打線は中日先発の高橋宏を前に15三振と苦しめられたが、3試合連続「1番・中堅」に入った高寺望夢内野手(23)が六回に今季1号となる2ランを放ち、ついに均衡を破った。この2点を守り切り、今季初の3連敗を阻止した。

◆中日は阪神に完封負けを喫して連勝は3でストップした。先発・高橋宏斗投手(23)は高橋遥人投手(30)と緊迫した展開で投げ合いを演じて阪神打線から自己最多の15三振を奪ったが、六回に高寺に右越え2ランを許した。打線は阪神・高橋の前に計9三振を喫して2安打に抑えられ前回対戦した4月12日(甲子園)に続く完封負け。今季の完封負けは3度目となった。

◆阪神は投手戦を制し、3試合ぶりの白星をつかんだ。先発した高橋遥人投手(30)が2安打完封で今季4勝目をマーク。登板3試合連続完封勝利は球団では1966年のバッキー以来、60年ぶり。打線は3試合連続「1番・中堅」に入った高寺望夢内野手(23)が六回に今季1号となる2ランを放ち、均衡を破った。この2点を守り切り、今季初の同一カード3連敗を阻止した。

◆阪神の高橋が3試合連続完封で4勝目を飾った。制球が抜群で前回に続いて無四球。10奪三振、単打2本で二塁を踏ませなかった。打っても0―0の六回に左前打を放ち、高寺の1号2点本塁打につなげた。中日は連勝が3でストップ。以下に阪神のデータ。?阪神・高橋が4月12日の中日戦(○3-0、バンテリン)から3試合連続完封勝利。2018年の巨人・菅野智之(9月22日のヤクルト戦-10月4日の広島戦)以来8年ぶり。左投手では1965年の巨人・金田正一(9月26日の阪神戦-10月5日の阪神戦)以来61年ぶりで、阪神では初。?阪神投手の3試合連続完封は5試合連続の62年の小山正明(セ・リーグ記録)を筆頭に9人目(10度目)。66年のバッキー(7月10日の広島戦-同16日の大洋戦)以来60年ぶり。日本投手では63年の中井悦雄(9月19日の大洋戦-同29日の中日戦)以来63年ぶり。?2リーグ制(50年)以降、シーズン1勝目から4勝目まで全て完封勝利だったのは、69年の阪神・江夏豊以来57年ぶり2人目。?阪神の投手が32イニング以上続けて無失点に抑えたのは、昨年の石井大智の49回、才木浩人の35回?がある。左投手では69年の江夏の41回以来。

◆阪神は投手戦を制し、3試合ぶりの白星をつかんだ。先発した高橋遥人投手(30)が2安打完封で今季4勝目をマーク。五回以降は出塁すら許さないパーフェクトで、わずか108球で9イニングを投げ終えた。登板3試合連続完封勝利は球団では1966年のバッキー以来、60年ぶり。さらに、自己最長を更新する32イニング連続無失点とし、先発左腕では02年井川慶の31イニング以来24年ぶりとなった。以下、高橋のヒーローインタビュー。--完封勝利で4勝目の高橋投手です。ナイスピッチングでした「ありがとうございます」--大歓声を聞いて、今どんな気持ちですか「えー、まあ本当にすごい力になりました。ありがとうございます」--3試合連続の完封勝利、どんなところが良かったですか「えー、まあバックにしっかり守ってもらって、伏見さんに(ここで笑い)しっかり引っ張ってもらったんで、はいテンポよく投げられました」--伏見選手の名前も出ましたが、きょうはどんな話をしながらのピッチングでしたか「えー、まあいつも通り、えーストライク先行で。まあ力のあるバッター多いんで、しっかり低めに投げようっていう、まあ感じだったと思います」--今回も無四球、素晴らしいコントロールでした「えー、や、でも本当に、えー投げやすいボールを選択してくれて、えーきょうもいっぱいバックが盛り上がってくれたんで、すごい投げやすかったです」--球団では60年ぶりの3試合連続完封「あー、まあ今まで(沈黙)まあ頑張ってき...(場内笑い)まあたまたまねんで、えーっと続けて試合作れるように頑張ります」--六回の先頭バッターではどんな気持ちで「えー、まあやっぱり助けてもらったんで。打ちたい...打ちたい...、まあしっかり塁に出ようと思って、え―打席に立ちました」--レフト前に抜けた感覚は「えー、めちゃくちゃ気持ち良かったです」--高寺選手がそしてツーランホームラン。どんな言葉を「いや、普通にナイスバッティングって。打った瞬間、行ったなと思ったんで、えーすごいなと思いました」--後半はヒットも許さず、改めて良かったところは「えーきょうはストレートが結構良かったんで、えー、いい感じでした」--ゴールデンウイークで多くの子どもも来ていました。プロ野球ファン、そして子どもに何かエールを「えー、まあ野球が好きな人は、野球をもっと好きになってもらえるように...。えー頑張ります。あとはまあ、好きなことを好きでいられるように...、いや、ちょっといいや...。大丈夫です」--よろしいですか(場内笑い)。最後にファンにひとこと「えーいつも熱い声援ありがとうございますい。えーきょうもすごい、熱気すごかったんで、えーワクワクしながら投げられました。ありがとうございました」

◆西武、阪神で通算1560安打を放ち、楽天初代監督を務めたサンケイスポーツ専属評論家の田尾安志氏(72)が、「1番・中堅」でスタメン出場し、六回に高橋宏から均衡を破る決勝2ランを放った阪神・高寺望夢外野手(23)について言及した。脇役でありながら、試合を決められる選手がいるチームは強い。たとえば、ソフトバンクだ。阪神にも、若くしてこの条件が当てはまる選手が現れた感じがする。高寺の決勝アーチは、1番打者でありながらひと振りで決めてしまった。1球目にバントの構えをして、相手の高橋宏は戸惑ったのかもしれない。迎えた2球目。迷いなく振り抜いたスイングは、明らかに〝決めにいった〟ものだった。この日の高橋宏の投球内容をみていたら、安打を重ねられる可能性は極めて低い。〝つなぎ〟では得点するのは難しい。ならば、自分で決めてしまえ! そういう思考を持てる、試合展開を読める選手なのだろう。たぶん、緊迫した投手戦は自分が決めればヒーローになれる、ぐらいの考え方をしているのでは。サインが出て、それに振り回されるだけではなく、自分の意思で決断できる選手は意外に少ない。阪神は不動の1番から5番のおかげで勝ってきたチームだが、そこに高寺が加わりそうな気配。近本が復活しても、十分に競争できる素材だと思う。(サンケイスポーツ専属評論家)

◆高橋をリードした阪神・伏見寅威捕手(35)は快投にあっけにとられた様子だった。「きょうは何も(言うことが)ありません。すご過ぎました。それ以上ないです。全部良かったです」。開幕からコンビを組み続け、3戦連続完封をアシスト。オリックス時代に山本(現ドジャース)ともバッテリーを組んだベテランは、新たな相棒を「毎回、当たり前のように自分の持っている球をしっかり投げられている。技術があって、責任を持って1週間を過ごせているからなのかなと思う」と絶賛した。

◆阪神・中野拓夢内野手(29)は、先発の中日・高橋宏に2三振を奪われた一方、2安打を放った。「何とか食らいついていこうという思いでやりました」。4月28日のヤクルト戦で右ふくらはぎ付近に自打球を当ててその後は4戦続けてベンチスタートも、5月3日の巨人戦で先発復帰後は2度目のマルチ安打。ゴールデンウイーク9連戦を勝利で締め「しっかりリフレッシュして、金曜日からまたいいゲームができるように気を引き締めて臨みたい」と8日のDeNA戦(甲子園)を見据えた。

◆強敵が立ちはだかっても、阪神・森下翔太外野手(25)のバットは止まらない。バンテリンドームに快音を響かせ、竜のエースを完全攻略。約1カ月ぶりの猛打賞で打ちに打ちまくった9連戦を締めくくった。「一日一日、自分の中で反省と課題、修正をしながらやっているので、その結果が出たかなと思っています」相手先発は3月のワールド・ベースボール・クラシックでともに日の丸を背負い戦った高橋宏。一回1死一塁では詰まりながらも右前に運んで好機を演出した。「あっち(高橋宏)もかなり良かったんで、もう本当に(高寺)望夢が一発で仕留めてくれたのと、あと(高橋)遥人さんがよかったかな」四回は四球で出塁。高寺の一発で2点を先行した直後の第3打席は中越えの二塁打を放って攻撃の手を緩めない。八回も左前打を放って4月3日の広島戦(マツダ)以来、今季4度目の猛打賞。森下以外の先発メンバーが高橋宏から計15三振を奪われた中、たった一人の全打席出塁でリーグ2位の打率・326まで上昇させた。4月28日のヤクルト戦(神宮)で始まった9連戦。第1戦で自打球が左足親指を直撃し、負傷交代するアクシデントもあった。それでも痛みをこらえて今季最長の9試合連続安打。同期間は打率・371とコンスタントに結果を残した。チームも9連戦を5勝4敗と勝ち越し。積み重ねた白星に森下は胸を張る。「タフなゲームも多かったですけど、とりあえずけがなく終えて、チームも最後勝っていたのでいいんじゃないかな」8日からは本拠地・甲子園に帰ってDeNAと3連戦。好調を維持する森下が、また強敵を撃つ。(原田遼太郎)

◆目が覚めるような一発で均衡を破った。阪神・高寺望夢外野手(23)が先制&決勝の2ラン。ゆっくりと一塁方向へ歩き始め、スタンドインを確認すると、右手を天高く突き上げた。今季54打席目での1号が、ここぞの場面で飛び出した。「(高橋)遥人さんが先頭で出塁してくれたので、後ろへつなぐ意識で打席に立った。1球で仕留めることができてよかったですし、最高の形で先制できてよかった」先発の高橋宏に対し、チームは五回までわずか2安打で8三振と苦しんだ。それでも、9番・高橋が安打で出塁した六回無死一塁。23歳のバットが火を噴いた。初球はバントの構えで揺さぶり、直後の2球目。この日唯一の失投ともいっていい、真ん中高めにきた152キロを見逃さなかった。打った瞬間、大歓声が起こった一撃はホームランウイングを超え、右翼スタンドへ。昨年8月2日のヤクルト戦(神宮)以来、通算3本目のアーチを架けた。3日の巨人戦(甲子園)から4試合続けて1番で出場。左手首骨折の近本が不在の中、・418という高い出塁率に加え、内野手登録ながら外野守備もそつなくこなし、ここ3戦は中堅の代役を全うしている。藤川監督は「腰を据えてね、野球選手として勝負してくれればという思いで1番に入っていますから、今後さらに飛躍していく姿を期待したい」と目を細めた。2年連続の開幕1軍スタートの高寺は、入団4年目の2024年まではファームでの生活が続いた。リーグ優勝を果たした23年も1軍出場は0で、優勝を決めた9月14日の巨人戦をあえて見なかったという。「ニュースや記事を見て優勝を知ったくらいです。その年は(1軍で)出られるような成績も残していなかったので見なかった。2軍で結果を残すことに必死でした」徹底的に己と向き合った結果、持ち前の巧打に磨きがかかり、昨季はキャリアハイの67試合に出場。2リーグ制で最速優勝を決めた9月7日の広島戦では、決勝打となる犠飛も放った。だが「1軍にいただけで何も貢献できなかった」と、残ったのは悔しさだけだった。今年こそ、と覚悟を持って臨む高卒6年目。巡ってきたチャンスを逃すわけにはいかない。「試合に入ったら必死にやるだけなので(打順は)あまり考えていない。凡退の打席をもっと内容良くしていきたい」不動のリードオフマンを欠いても、はい上がってきた若虎がいる。球団初のセ・リーグ連覇へ、高寺がキーマンとなる。(秋葉元)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
20121 0.625
(↑0.012)
-
(-)
110141
(+2)
116
(-)
24
(+1)
22
(-)
0.264
(↓0.002)
3.380
(↑0.11)
2
(-)
ヤクルト
21130 0.618
(↑0.012)
0
(-)
109129
(+5)
115
(-)
27
(+2)
27
(+1)
0.251
(-)
3.130
(↑0.1)
3
(-)
巨人
17160 0.515
(↓0.016)
3.5
(↓1)
110102
(-)
109
(+5)
27
(-)
21
(-)
0.220
(↓0.001)
3.120
(↓0.06)
4
(-)
DeNA
15161 0.484
(↓0.016)
4.5
(↓1)
111136
(-)
142
(+10)
21
(-)
18
(-)
0.259
(↓0.003)
3.680
(↓0.04)
5
(-)
広島
11172 0.393
(↑0.023)
7
(-)
11396
(+10)
102
(-)
20
(+2)
21
(-)
0.217
(↑0.003)
3.160
(↑0.11)
6
(-)
中日
11210 0.344
(↓0.011)
9
(↓1)
111103
(-)
123
(+2)
21
(-)
18
(-)
0.243
(↓0.005)
3.540
(↑0.05)