| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 0 | 0 |
中日 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | X | 7 | 9 | 1 | 2 |
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勝利投手:中西 聖輝(1勝1敗0S) 敗戦投手:門別 啓人(0勝1敗0S) 本塁打 | |||||||||||||
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◆中日は3点を追う1回裏、福永の適時打と細川の3ランが飛び出し、逆転に成功する。そのまま迎えた5回に石伊のソロで追加点を挙げると、7回には代打・阿部の適時二塁打でリードを広げた。投げては、先発・中西が7回3失点9奪三振の力投でプロ初勝利。敗れた阪神は、先発・門別が精彩を欠いた。
◆中日の平田良介外野守備走塁コーチ(38)が、今季初めて三塁コーチャーを外れた。代わって、森越祐人内野守備走塁コーチ(37)が入った。平田コーチは22年に現役を引退し、昨季は2軍の外野守備走塁コーチを担当。今季から1軍の同コーチとして三塁コーチャーを務めていた。森越コーチは22年から2軍の内野守備走塁コーチを務め、今季より1軍に。3月25日にはスコアラーとの兼任が決まった。
◆阪神大山悠輔内野手(31)が今季2度目の死球を受けた。1回2死一、二塁の第1打席で左肩付近に直撃。大山は痛がる素振りを見せたが、そのままプレー続行した。2死満塁となり、前川右京外野手(22)が右中間を破る先制の3点適時二塁打を放った。対中日戦は今季開幕6連勝中で、好相性の相手から先手を取った。
◆阪神前川右京外野手(22)が中日先発のドラフト1位・中西聖輝投手(22=青学大)との21年夏の甲子園決勝を戦った「智弁対決」で先制打を放った。「6番左翼」で4月19日中日戦(甲子園)以来のスタメン。初回、2死満塁で初球、外角134キロフォークを右中間へ。走者一掃の二塁打を決め、3点を先制した。21年夏の甲子園決勝では前川が智弁学園(奈良)の1番左翼、中西が智弁和歌山の背番号「1」を背負い、2番手で登板していた。
◆愛知県豊田市出身のバレーボール女子日本代表で、NECレッドロケッツ川崎所属の山田二千華(26)が始球式に登場した。NECのユニホーム姿で、身長184センチの長身から山なりの62キロのボールを投じ、ノーバウンドのストライク投球を決めると、場内は大きな歓声に包まれた。「緊張していたけど、肩には自信がありました」と、にっこり。人生初の始球式で、練習時に初めて野球ボールに触れたというが、「ノーバウンドで届いたのでよかったです」と満足げに振り返った。バンテリンドームのマウンドに立ち、「スポーツ界はたくさんのサポートをもらっていて、応援が力になる。たくさんの方の前で野球ができているのはうらやましいし、最高の環境でプレーされているんだなと思いました」と語った。
◆阪神門別啓人投手(21)が、立ち上がりに大量点を失った。初回に3点の援護をもらい、その裏のマウンドへ。だが初級の147キロストレートをカリステに捉えられ、無死二塁。続く福永にも中前打を打たれ、3球で1点を失った。村松を歩かせ無死一、二塁で、4番の細川に逆転の3ランを浴びた。昨年9月6日広島戦(甲子園)以来の1軍先発マウンド。待ちに待った登板だったが、厳しいマウンドになった。
◆阪神藤川球児監督(45)が、珍しい行動に出た。先発の門別啓人投手(21)が1回裏に4-3と逆転を許し、1死からボスラーに右翼フェンス直撃の二塁打を献上。続く鵜飼を迎える直前、指揮官はベンチを出てマウンドへと向かった。内野陣と円になった中で、何かを伝えた模様。昨年6月14日の敵地楽天戦で漆原のもとへ向かったことなどがあるが、極めて珍しいシーン。今季初先発となった左腕へのメッセージとなった模様だ。
◆阪神大山悠輔内野手(31)に一瞬ひやりとするアクシデントが起きた。3-4と逆転された直後、無死で迎えた石伊の打球は遊撃へのゴロ。送球が少しそれ、ライン上で捕球した一塁大山は石伊にグラブタッチを試みたが、駆け抜けた石伊と交錯。左腕が少し持って行かれる形となり、石伊の手も大山の顔にぶつかった。大山はそのままグラウンドにしゃがみ込み、1度治療のためベンチへ。スタンドは一時騒然とし、ファンが心配そうに見守る中、数分後に再び戻ってプレー再開。スタンドからは拍手が送られた。
◆初回、主砲細川成也外野手(27)の1発で、いきなり3点ビハインドをひっくり返した。中日先発のドラフト1位ルーキー中西聖輝投手(22)は、初回の立ち上がりを攻められ、3失点を喫した。だが打線がすぐさま取り返し、初回に逆転に成功した。再昇格後初スタメンとなった「1番右翼」のカリステが、阪神先発門別の初球を右中間フェンス直撃の二塁打とし、いきなり得点圏へ。続く福永が2球目を中前に弾き返し、わずか3球で1点を返した。福永は「打ったボールはストレートです。カリステが良い形で出てくれたので。自分も続こうと思いました。すぐに1点を返せてよかったです」と振り返った。さらに村松が四球を選び、なおも無死一、二塁とすると、4番細川がカウント2-0から甘く入った変化球を右中間席へ運ぶ3ラン。逆転に成功した。細川は「打ったボールはツーシームだと思います。しっかり振れる球を待っていました。ランナーを返せてよかったです」と笑顔で話した。
◆阪神が初回3点先制もすぐさま逆転を許した。1回表、2死満塁で前川右京外野手(22)が右中間へ3点適時二塁打。幸先のいいスタートを切ったが、先発の門別啓人投手(21)がピリっとしなかった。先頭カリステに右中間二塁打を許すと、2番福永に中前適時打。3番村松は四球、無死一、二塁で4番細川に逆転3ランを献上した。9連戦は最後の3連戦。初回から点の奪い合いとなり、乱打戦の気配が漂ってきた。
◆「4割男」が貫禄の2打席連続四球で出塁した。阪神佐藤輝明内野手(27)は「4番三塁」でスタメン出場。1回2死一塁の第1打席、3回1死二塁の第2打席で中日中西のボールを見定めた。試合前時点で4割7厘だった打率は2打席終えて変化なし。打ちまくっている虎の4番の打率は、なかなか落ちない。
◆阪神はこの日2つ目の死球に虎党の怒号が響いた。 3-4の5回、中日先発、中西聖輝投手(22=青学大)の初球が3番森下翔太外野手(25)の背中に直撃。森下はすぐに一塁へ歩き始め、プレーを続行した。この日は初回に大山が左肩付近に死球を受けており、不動のリードオフマン近本光司外野手(31)も4月26日広島戦(甲子園)で死球を受けて左手首を骨折し、離脱中。場内に阪神ファンからブーイングが飛んだ。
◆中日のドラフト1位ルーキー中西聖輝投手(22)が、5回まで3失点の好投でプロ初勝利の権利を手にした。課題とする立ち上がりはこの日も攻められた。初回に四死球と安打で走者を背負うと、前川に左中間への走者一掃の適時二塁打を浴び、3点の先制を許したが、大崩れすることなく踏ん張った。中西の粘投に応えるように、初回から打線も援護。福永の中前適時打、細川の逆転3ランで一挙4点を奪い、すぐさま逆転に成功した。2回は3者凡退。3回はクリーンアップの森下に左前打、佐藤輝に四球で出塁を許したが、続く大山を4球目のスライダーで空振り三振、さらに初回に長打を浴びた前川を5球目のフォークで空振り三振に仕留め、ピンチを切り抜けた。4回は阪神先発門別が味方の失策で出塁し、高寺にストレートの四球を与えて2死一、二塁とピンチを招いたが、中野を初球のフォークで一ゴロに打ち取り、得点を許さなかった。5回は先頭の森下に背中への死球を与え、初回の大山に続くこの日2つ目の死球となり、虎党からブーイングを浴びたが、崩れることなく後続の佐藤輝を初球のスライダーで左飛、大山も初球の直球で右飛とテンポよく打ち取った。前川には四球を与えたが、続く小幡を見逃し三振で、要所を締めた。プロ初勝利を狙うドラフト1位右腕は今季3度目の先発登板。チームはここまで阪神戦6試合で未勝利と苦手としているが、新人の力投と打線の援護がかみ合っている。
◆阪神門別啓人投手(21)が中日打線に2本目のアーチを浴びた。初回に細川の逆転3ランなどで4点を失うも、2回以降は無失点。2回2死満塁のピンチも切り抜け、4回は3者凡退に抑えた。だが5回1死で石伊に変化球を捉えられ、左翼スタンドにたたき込まれた。点差は2点に開いた。6回1死の第3打席で代打・福島を送られ、門別は交代。登板を翌日に控えた3日は「やっと(1軍の出番が)回ってきたんで、ものにしたいなと思います」と意気込んでいたが、悔しい今季初登板となった。
◆中日のドラフト1位ルーキー中西聖輝投手(22)が、6回まで3失点の好投でプロ初勝利の権利を手にした。課題とする立ち上がりはこの日も攻められた。初回に四死球と安打で走者を背負うと、前川に左中間への走者一掃の適時二塁打を浴び、3点の先制を許したが、大崩れすることなく踏ん張った。中西の粘投に応えるように、初回から打線も援護。福永の中前適時打、細川の逆転3ランで一挙4点を奪い、すぐさま逆転に成功した。2回は3者凡退。3回はクリーンアップの森下に左前打、佐藤輝に四球で出塁を許したが、続く大山を4球目のスライダーで空振り三振、さらに初回に長打を浴びた前川を5球目のフォークで空振り三振に仕留め、ピンチを切り抜けた。4回は阪神先発門別が味方の失策で出塁し、高寺にストレートの四球を与えて2死一、二塁とピンチを招いたが、中野を初球のフォークで一ゴロに打ち取り、得点を許さなかった。5回は先頭の森下に背中への死球を与え、初回の大山に続くこの日2つ目の死球となり、虎党からブーイングを浴びたが、崩れることなく後続の佐藤輝を初球のスライダーで左飛、大山も初球の直球で右飛とテンポよく打ち取った。前川には四球を与えたが、続く小幡を見逃し三振で、要所を締めた。6回も球威は衰えることなく、最速150キロ近い直球と変化球を交えて伏見、代打福島、高寺を3者凡退に仕留めた。プロ初勝利を狙うドラフト1位右腕は今季3度目の先発登板。チームはここまで阪神戦6試合で未勝利と苦手としているが、新人の力投と打線の援護がかみ合っている。
◆阪神門別啓人投手(21)が中日打線に2本目のアーチを浴びた。初回に細川の逆転3ランなどで4点を失うも、2回以降は無失点。2回2死満塁のピンチも切り抜け、4回は3者凡退に抑えた。だが5回1死で石伊に変化球を捉えられ、左翼スタンドにたたき込まれた。点差は2点に開いた。6回1死の第3打席で代打・福島を送られ、門別は交代。登板を翌日に控えた3日は「やっと(1軍の出番が)回ってきたんで、ものにしたいなと思います」と意気込んでいたが、悔しい今季初登板となった。降板後は「先制点を取ってもらったのに、簡単に追い越されてしまいました。2回以降は腕が振れていいボールもあったと思います。初回からしっかり腕を振って自分のボールを投げられる力をつけないといけないです」と悔やんだ。
◆阪神が今季開幕6連勝だった中日に7失点した。先発の門別啓人投手(21)が5回7安打5失点で降板。3-0の1回無死二塁で福永に中前適時打を浴び、なお無死一、二塁で細川に逆転3ラン献上。5回には石伊にもソロアーチを献上した。2番手の工藤泰成投手(24)は無失点で切り抜けたが、3-5の7回に3番手の石黒佑弥投手(24)が2失点。2死一、二塁で代打阿部に中越え2点適時二塁打を浴びた。
◆阪神が今季中日戦7試合目で初めて敗れ、3カード連続で初戦黒星となった。球団記録となる開幕からの中日戦連勝は6でストップ。中日のドラ1ルーキー中西聖輝投手(22)にプロ初白星を献上した。先制は阪神だった。初回、2戦連続で1番で先発した高寺望夢内野手(23)が中前打を放つと、2死一塁から佐藤輝明内野手(27)が四球、大山悠輔内野手(31)が死球で出塁。2死満塁の好機で前川右京外野手(22)が、右中間を破る走者一掃の先制適時二塁打を放った。しかしその裏、今季初先発となった門別啓人投手(21)も中日打線に打ち込まれた。先頭カリステ、福永に連打を浴びて1点をかえされると、村松に四球を与え無死一、二塁で、細川に逆転3ランを献上した。なおも1死からボスラーに右翼フェンス直撃の二塁打を浴びたところで、藤川球児監督(45)は珍しく自らマウンドへ。左腕へメッセージを送ると、その後は走者を出しながらも、4回まで無失点と立ち直った。しかし3-4のまま迎えた6回1死で、石伊に左翼スタンドへソロ本塁打を献上。5回7安打5失点で降板となった。阪神打線は3回から3イニング連続で二塁まで走者を進めるも、あと1本が出ず。3-5のまま迎えた7回、2番手石黒が先頭の石伊に死球を与えると、鵜飼にボテボテの内野安打を許し2死一、二塁から代打阿部に中越えの2点適時二塁打を許した。中日のルーキー中西は7回で降板も、この日は中日のリリーフ陣に抑え込まれ反撃とはならなかった。
◆中日はドラフト1位ルーキー中西聖輝投手(22)の踏ん張りと打線がかみ合い、首位阪神に7試合目で今季初勝利を挙げた。30試合目でリーグ最遅の10勝に到達し、10勝20敗で借金を10に減らした。約1カ月ぶりに1軍マウンドに上がった中西が、自身3度目の先発でプロ初勝利をかけて臨んだ。課題としている初回の立ち上がりは3失点を喫したものの、大崩れはせず。最速151キロ直球にフォークやスライダーなど多彩な変化球を織り交ぜ、的を絞らせない投球を続けた。強力打線を相手に3度、得点圏に走者を背負ったが、粘りの投球で初回以降は得点を許さず。自己最長の7回を投げて3安打、9奪三振、6四死球、3失点、112球で待望のプロ初勝利を挙げた。打線は3点を追う初回、福永の中前適時打と細川の右中間スタンドへの逆転3ランで一挙4得点し、すぐさま逆転。5回には石伊の3号ソロが飛び出し、貴重な追加点を挙げて試合を優位に進めた。2点リードの7回には、中西の代打阿部が2死一、二塁から中越えの適時二塁打を放ち、2点を追加。救援陣もリードを守って快勝した。チームは今季ここまで阪神との6試合で、ビジター、ホームともに3連敗を喫していた。昨季は13勝12敗で、セ・リーグで唯一王者阪神に勝ち越していたが、今季は白星を挙げられずにいた。それでも月が替わって流れを変え、引き分けを挟んで2連勝とした。▽中日細川(初回に逆転の4号3ラン)中西に何とか勝たせてやりたかったので、打ててよかったです」▽中日阿部(7回に代打で追加点の2点二塁打)「(中西が)頑張って投げてくれていたので、何とか点を取りたかった」▽智弁和歌山・中谷仁監督(教え子の中西がプロ初勝利)「練習試合だったので映像は見ずに、結果だけでしたが野手の皆さんに助けられての勝利だったと思う。めっちゃうれしいです。コーチと部長とよっしゃー! と言いながら結果だけを追いかけていました」
◆阪神が今季中日戦7試合目で初めて敗れ、3カード連続で初戦黒星となった。球団記録となる開幕からの中日戦連勝は6でストップした。中日のドラ1ルーキー中西聖輝投手(22)に初白星を献上。阪神藤川球児監督(45)は試合後、言葉少なに「またあした、ニューゲームですね」と話した。初回に3点リードも、その裏に今季初先発となった門別啓人投手(21)も中日打線に打ち込まれた。先頭カリステ、福永に連打を浴びて1点をかえされると、村松に四球を与え無死一、二塁で、細川に逆転3ランを献上した。なおも1死からボスラーに右翼フェンス直撃の二塁打を浴びたところで、藤川球児監督(45)は珍しく自らマウンドへ向かう場面もあった。門別は6回にも石伊にソロ本塁打を献上し、5回7安打5失点で降板となった。左腕について、指揮官は「今後、自分の中で磨いてくれればいいと思います。はい」と話すにとどめた。
◆中日はドラフト1位ルーキー中西聖輝投手(22)の踏ん張りと打線がかみ合い、首位阪神に7試合目で今季初勝利を挙げた。30試合目でリーグ最遅の10勝に到達し、10勝20敗で借金を10に減らした。約1カ月ぶりに1軍マウンドに上がった中西が、自身3度目の先発でプロ初勝利をかけて臨んだ。課題としている初回の立ち上がりは3失点を喫したものの、大崩れはせず。最速151キロ直球にフォークやスライダーなど多彩な変化球を織り交ぜ、的を絞らせない投球を続けた。強力打線を相手に3度、得点圏に走者を背負ったが、粘りの投球で初回以降は得点を許さず。自己最長の7回を投げて3安打、9奪三振、6四死球、3失点、112球で待望のプロ初勝利を挙げた。打線は3点を追う初回、福永の中前適時打と細川の右中間スタンドへの逆転3ランで一挙4得点し、すぐさま逆転。5回には石伊の3号ソロが飛び出し、貴重な追加点を挙げて試合を優位に進めた。2点リードの7回には、中西の代打阿部が2死一、二塁から中越えの適時二塁打を放ち、2点を追加。救援陣もリードを守って快勝した。チームは今季ここまで阪神との6試合で、ビジター、ホームともに3連敗を喫していた。昨季は13勝12敗で、セ・リーグで唯一王者阪神に勝ち越していたが、今季は白星を挙げられずにいた。それでも月が替わって流れを変え、引き分けを挟んで2連勝とした。中西は初のお立ち台に「すごくきれいですし、うれしく思います」と笑顔。「初回の入り方に関しては反省点がたくさん出ましたが要所要所でしっかり投げられてよかったと思います」と試合を振り返った。ヒーローインタビューには逆転3ランの細川、ダメ押し適時打の阿部と共に立った。細川の本塁打について中西は「非常に興奮しました」と語り、試合を見守った両親について「自分が投げている試合の母親の顔をみると1日でも早く勝たないと倒れるんじゃないかという顔で見ているので、勝ててよかったと思います」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。ウイニングボールも「両親に感謝の気持ちと共に渡したい」と話した。細川は「中西になんとか勝たせてやりたかったので打てて良かったです」と語った。「久しぶりにいい感触だったので、ここからたくさん打てるように頑張りたいです」。ここからの逆襲も誓い「これからが大事だと思います。キープできるように頑張ります」とファンへ呼びかけた。代打で結果を残した阿部は「(中西が)頑張って投げてくれていたのでなんとか点をとりたかった。良かったです」と笑顔。打撃に関しては「当てただけな感じだったんですけど、よく飛んでくれました。ここから勝つしかないので、チーム全員で頑張りたい。応援よろしくお願い致します」と話し、大歓声が送られていた。▽智弁和歌山・中谷仁監督(教え子の中西がプロ初勝利)「練習試合だったので映像は見ずに、結果だけでしたが野手の皆さんに助けられての勝利だったと思う。めっちゃうれしいです。コーチと部長とよっしゃー! と言いながら結果だけを追いかけていました」▽中日細川(初回に逆転の4号3ラン)中西に何とか勝たせてやりたかったので、打ててよかったです」▽中日阿部(7回に代打で追加点の2点二塁打)「(中西が)頑張って投げてくれていたので、何とか点を取りたかった」
◆今季初先発だった阪神門別啓人投手(21)は5回7安打5失点で今季初黒星を喫した。試合後は「またイチからしっかりやり直して、次はあんなピッチングをしないようにしたいです」と語った。1回に3点援護をもらったが、直後に3失点。1回先頭カリステ、福永に連打を浴びて1点をかえされると、村松に四球を与え無死一、二塁で、細川に逆転3ランを献上した。「変化球でいつも苦しくなってるので、真っすぐは良くなってたんですけど、変化球が全然ダメだった。変化を打たれてというのが続いたので、そこはイチからやらないと行けないなと思います」なおも1死からボスラーに右翼フェンス直撃の二塁打を浴びたところで、藤川球児監督(45)は珍しく自らマウンドへ。門別は「割り切って変化球を思い切り腕振ってこい」とゲキを受けたことを明かし「本当にその通りで、変化球が全然振れてなかったので。振って行くつもりだったんですけど、全然変化球が腕振れてなかったので、そこは本当にまたイチから考え直していかないといけないなと思いました」と反省しきりだった。
◆阪神前川右京外野手(22)が中日先発のドラフト1位・中西聖輝投手(22=青学大)との21年夏の甲子園決勝を戦った「智弁対決」で先制打を放った。「6番左翼」で4月19日中日戦(甲子園)以来のスタメン。初回、2死満塁で初球、外角134キロフォークを右中間へ。走者一掃の二塁打を決め、3点を先制した。21年夏の「智弁対決」 全国高校野球第103回大会の決勝戦で智弁和歌山VS智弁学園(奈良)の「智弁対決」が実現。史上初の兄弟校での決勝戦だった。試合は9-2で智弁和歌山が勝利。エースだった中日中西は4回途中から6回5安打無失点の好リリーフで優勝に貢献。智弁学園の「1番左翼」だった阪神前川は4打数3安打。中西VS前川は2打数2安打(右安打、右二塁打)で前川がマルチ安打を放った。
◆阪神は前川右京外野手(22)の先制パンチも、逆転負けを喫した。中日のドラフト1位ルーキー中西を前に、2回以降無得点で初勝利を献上。今季中日戦7試合目で初めて敗れ、球団記録だった開幕からの同戦連勝は6でストップした。前川は11試合ぶりのスタメン起用に応えた。4月19日中日戦(甲子園)以来の「6番左翼」で先発。「準備遅れがないように、しっかりいけた」。初回、2死満塁で初球フォークを振り抜いた。「甘い球をしっかりスイングすることができた」。会心の1打は、右中間を破り、走者一掃の適時二塁打。3点を先制し、塁上で両手を突き上げた。「初対戦で初球からいけて良かったかなと思います」パワースポットでこの日も快音を響かせた。バンテリンドームでは今季3試合に出場して8打数4安打の打率5割、4打点。4月10日の同戦でも9回代打で今季初安打、初打点となる右適時打で逆転劇を呼んだ。愛知のお隣、三重出身の背番号58。好調ドラ1クリーンアップの後を託された男が、初回に打線を勢いづけた。
◆阪神は3カード連続初戦黒星で連勝が止まった。ナイターゲームでは2位ヤクルトが巨人に勝利。首位は変わらないが、ゲーム差が「0」に縮まった。阪神は19勝11敗1分け、勝率6割3分3厘。ヤクルトが20勝12敗、勝率6割2分5厘。
◆中日はドラフト1位ルーキー中西聖輝投手(22)の踏ん張りと打線がかみ合い、首位阪神に7試合目で今季初勝利を挙げた。30試合目でリーグ最遅の10勝に到達し、10勝20敗で借金を10に減らした。約1カ月ぶりに1軍マウンドに上がった中西が、自身3度目の先発でプロ初勝利をかけて臨んだ。中日中西を静かに見守る恩師がいる。青学大の安藤寧則監督(48)だ。中西は大学入学直前に右ひじのトミー・ジョン手術を受け、1年時はリハビリに専念している。まだ大学のマウンドに立ってもいない1年生投手を安藤監督は気にかけた。「気持ちは揺らいでいないか?変な方向に行ってないか?」と何度も面談を重ねた。「プロで活躍するのは小っちゃい頃からの夢だったから」と、ぶれることなく歩み続け、「1日でも早くいい姿を見せたい」と誓った右腕は、3度目の先発で恩師に届けるプロ初勝利をつかんだ。プロ入り後、安藤監督と中西が頻繁に連絡を取ることはない。安藤監督は連絡がないことはむしろ順調な証しだといい「何もないのが一番いいと思ってるんで」と笑顔で振り返る。大学卒業前の3月に学校関係のやりとりがあった程度で、教え子に対しては「記事を見ながら、頑張ってるなと感じています」と、遠くから成長を見守っている。23年の広島常広、阪神下村、24年のロッテ西川、広島佐々木、25年のDeNA小田、そして中日中西。3年連続で同一チームから複数のドラフト1位を送り出した名将は、温かく教え子たちの歩みを静かに見守っている。【佐瀬百合子】智弁和歌山・中谷仁監督(教え子の中西がプロ初勝利)「オープン戦だったので映像は見ずに(見たのは)結果だけでしたが野手の皆さんに助けられての勝利だったと思う。めっちゃうれしいです。コーチと部長とよっしゃー!と言いながら結果だけを追いかけていました」
◆中日はドラフト1位ルーキー中西聖輝投手(22)が自身3度目の先発でプロ初勝利を挙げ、首位阪神に7試合目で今季初勝利を挙げた。30試合目でリーグ最遅の10勝に到達し、10勝20敗で借金を10に減らした。中西のプロ初勝利に智弁和歌山の恩師、中谷仁監督(46)は「本当にうれしい!」と喜びをあらわにした。この日、チームは練習試合を行っており、同チームの部長、コーチが中谷監督にかわり、随時、(中西の)試合をチェック。練習試合終了後、中西の初勝利を知ると、思わず「よっしゃー!」と声をあげ喜んだという。試合をチェックしていたコーチからの報告は「『ザ・中西』のピッチングでした」だった。中谷監督は「フォアボールやデッドボールも多い。自作自演のピンチを作るけど、そこをゼロで乗り切るあたりが中西らしいでしょう(笑い)」と、高校時代を知る恩師だからこその感想を口にした。当時から変わらぬ中西らしさは「楽しむ」だ。「高校時代から、楽しそうに投げている時は、ゾーンに入って自分のペースで投げられている証拠なんです」と、分析する。アマチュアもプロも、ステージは変わっても"中西らしさ"を失わずに突き進んで欲しい。「仕事になると厳しい部分もあると思うんですが、彼らしさを全面に出して欲しい」と、願った。捕手としてプロ野球を経験した中谷監督だからこそ、その世界の厳しさは痛い程わかる。「"おめでとう"だけれど、まだまだシーズンは続く。次、投げられる権利を勝ち取れたと思う」と、長いシーズン、また中西のプロ野球人生を見つめる。「彼がゲームを作ったというより、野手の人たちが作ってくれたゲームだと思うんです。いつかは自分が野手を助けるピッチングができるように、今年、そういう姿を見せてほしいと思います。まだまだこれからですよ。より向上心を持ってまた次の登板機会に備えてもらい」と、あたたい言葉をエールにかえた。
◆阪神佐藤輝明内野手(27)は5試合ぶりに無安打に終わるも、打率4割をキープした。初回2死一塁で四球を選び、好機を広げて3点先制につなげた。3回1死一塁でも四球を選んだが、2打数無安打。中日のドラフト1位・中西とは初顔合わせで「まあまあ、粘り強く投げてたんじゃないですか」と印象を語った。仕切り直しとなる5日中日戦に向け「頑張ります」と気持ちを切り替えていた。
◆阪神前川右京外野手(22)が中日先発のドラフト1位・中西聖輝投手(22=青学大)との21年夏の甲子園決勝を戦った「智弁対決」で先制打を放った。5年ぶりの対戦が実現した。智弁学園(奈良)出身の前川は、21年夏の甲子園決勝で戦った智弁和歌山出身、中日中西とのプロ初対戦でHランプをともした。「本当に高校時代たくさん試合もさせてもらいましたし、修学旅行も一緒に行ったので。打ててよかった」系列校で修学旅行もともに過ごした高校時代を、懐かしそうに振り返った。21年8月29日。コロナ禍により無観客で行われた夏の甲子園決勝は「智弁対決」だった。前川自身は3安打の活躍もチームは敗戦。深紅の大優勝旗にあと1歩届かなかった。天を仰いで涙をこらえ、泣き崩れる仲間を支えた。あれから5年。再び痛烈な先制打を決めた。「いいピッチャー。これから先たくさんあたる(対戦する)と思うので、これからも頑張りたいなと思います」。高卒から4年間、プロの世界で技を磨き、今季5年目。大卒の同学年が入ってきた。聖地で戦った2人が再びプロの世界で相まみえることになった。【村松万里子】21年夏の「智弁対決」 全国高校野球第103回大会の決勝戦で智弁和歌山VS智弁学園(奈良)の「智弁対決」が実現。史上初の兄弟校での決勝戦だった。試合は9-2で智弁和歌山が勝利。エースだった中日中西は4回途中から6回5安打無失点の好リリーフで優勝に貢献。智弁学園の「1番左翼」だった阪神前川は4打数3安打。中西VS前川は2打数2安打(右安打、右二塁打)で前川がマルチ安打を放った。
◆中日は投打がかみ合い、首位阪神に7試合目で今季初勝利を挙げた。ドラフト1位ルーキー中西聖輝投手(22)が7回3失点でプロ初勝利。打っては3点を追う初回に細川成也外野手(27)の逆転3ランが飛び出し、以降も得点を重ねて快勝した。
◆阪神森下翔太外野手(25)は初対戦だった中日中西について「初回は点を取られましたけど、そのあと立て直す力もありますし、コントロールもよくていいピッチャーだなと思いました」と印象を語った。自身は3回1死の第2打席で左前打。これで7試合連続安打とした。5回の第3打席は背中に死球を受けたが、大事には至らずチームバスで通常通り帰路についた。
◆阪神伏見寅威捕手(35)がリベンジを誓った。同郷(北海道)で東海大四(現東海大札幌)の後輩、門別啓人投手(21)と「道産子バッテリー」を組んだが、悔しい結果に。門別の今季初登板をリードも、細川の逆転3ランを含む2発を浴び、5回5失点で敗戦投手となった。「せっかく高校の後輩とバッテリーを組める。こんなことってあまりないので。本当にぼくは門別に期待していますし、今日はどうにか勝ちをつけたいという思いで試合に入ったけど、あまりいい結果にならなかったので、次回組ませてもらうことがあればやり返してやりたいと思っています」と必ず巻き返す。
◆中日はドラフト1位ルーキー中西聖輝投手(22)の踏ん張りと打線がかみ合い、首位阪神に7試合目で今季初勝利を挙げた。30試合目でリーグ最遅の10勝に到達し、10勝20敗で借金を10に減らした。奈良から駆けつけた家族が観客席から中西のプロ初勝利を見守った。朝4時に目が覚め、夫婦でコーヒーを飲みながら出発まで時間を過ごしたという父あざみさん(48)と、力投に涙を流した母典子さん(49)は「ほっとした気持ちと、うれしかったのが一番」と笑顔を見せた。お立ち台に立った中西は「自分が投げている試合での母親の表情が、心配そうで。1日でも早く勝たないと倒れてしまうんじゃないかと思っていたので、本当に勝ててよかった」と笑顔でウイニングボールをみせた。
◆中日は1番・右翼でオルランド・カリステ内野手(34)が4月8日DeNA戦(横浜)以来となるスタメン出場する。打撃の調子が上がらず4月13日に登録抹消となっていたが、ファーム・リーグで復調のきっかけをつかみ2日に出場選手登録。同日の広島戦(マツダスタジアム)代打で右前に安打を放った。
◆阪神は門別啓人投手(21)が今季初登板初先発。ファームで6試合に登板して4勝1敗、防御率1・24と結果を残して1軍昇格を果たした。前川右京外野手(22)が4月19日の中日戦(甲子園)以来の「6番・左翼」でスタメン出場。打撃好調の高寺望夢内野手(23)が今季初めて「中堅」の守備に。中日戦初戦から無傷の7連勝を目指す。
◆阪神・前川右京外野手(22)が久々のスタメン起用にバットで応えた。一回先頭の高寺が中前打を放つと、2死から佐藤が四球、大山が死球で満塁の好機。4月19日の中日戦(甲子園)以来の「6番・左翼」でスタメン出場した前川が打席へ向かった。中日のD1位・中西(青学大)が投じた初球。134キロフォークを捉えると、打球は右中間を破る走者一掃の二塁打。前川がスタメン出場した同戦以来の安打で結果を出した。阪神・前川「打ったのはフォーク。初球から甘い球をしっかりスイングすることができました。逆転されてしまいましたが、どこかでまたチャンスはあると思うので、チームに貢献できるように頑張ります」
◆5日の同カードで今季初先発に挑む阪神・早川太貴投手(26)が試合前練習に参加し、ショートダッシュなどで調整した。初の開幕1軍入りを果たした今季は中継ぎとして7試合に登板して0勝1敗、1ホールド、防御率4・15。4月28日に再昇格して以降は2登板合わせて、3回を無失点と安定感を示していた。「中継ぎの方が(登板が)急にくることもあって、最初は準備が間に合わなかった。その辺がちょっと難しかった。(先発は)1週間ぐらいかけて試合に向けて準備できるっていうのが大きな違いだと思うんで、そこが僕は先発の方が向いているかなと思った」1軍での先発マウンドは昨年9月19日のDeNA戦以来。昨季先発として2戦2勝の右腕は「真っすぐを強くいくときと、変化球を低く投げるときが必要になる。そういう投げ分けもしっかりして、自分のピッチングができたら」と意気込んだ。
◆今季初登板初先発に臨んだ阪神・門別啓人投手(21)が初回にいきなり4失点を喫し、逆転を許した。3点の援護をもらった直後の一回だった。先頭のカリステに右中間フェンス直撃の二塁打を許すと、福永に148キロを中前にはじき返され1点を奪われた。さらに村松に四球を出して無死一、二塁。ここで4番・細川に143キロツーシームを捉えられ、右中間スタンドへ逆転の3点本塁打を浴びた。さらに1死から、ボスラーにあと一歩で柵越えという右翼フェンス直撃の二塁打を放たれるも、鵜飼、田中を封じた。ファームで6試合に登板して4勝1敗、防御率1・24と結果を残し、ついに出番が巡ってきた左腕だったが、苦しい立ち上がりとなった。
◆阪神・藤川球児監督(45)が珍しくベンチから出てマウンドへ向かった。3点を先行した直後の一回、先発マウンドを託した門別が1死も奪えず4失点であっさり逆転を許す。石伊を遊ゴロに打ち取るも、続くボスラーにフェンス直撃の二塁打を浴びた。ここでマウンドに内野陣が集結。藤川監督もベンチを出て輪に入った。門別は交代することなく続投。登板中に指揮官自ら声をかけに行くことは珍しい。藤川監督の叱咤激励で気合を入れ直した門別は続く鵜飼を空振り三振。田中は二ゴロに打ち取り、後続を断った。
◆中日はいきなり3点を追う展開からはじまった一回の攻撃で即座に4点を奪って逆転した。まず2番・福永裕基内野手(29)の中前適時打で1点を返した。阪神先発・門別に対し、先頭打者のオルランド・カリステ内野手(34)が初球の直球を狙い打って右中間を破る二塁打を放って出塁。続く福永が1ストライクから外角直球をはじき返しカリステを生還させた。さらに攻撃は続く。村松が四球で歩いて無死一、二塁で細川成也外野手(27)が2ボールから外角へのツーシームをとらえて右中間へ逆転の3ランを放った。ゴールデンウイーク中にバンテリンドームに詰めかけた竜党ファンが大いに沸き、初回から場内は騒然としたムードになった。細川は「しっかり振れる球を待っていました。ランナーをかえせて良かったです」と声を弾ませた。この勢いに乗り直前の3試合で12打数ノーヒットだったジェイソン・ボスラー内野手(32)にも右翼ホームランウイングのフェンス上部に当たって跳ね返る二塁打が飛び出した。
◆今季初登板初先発の阪神・門別啓人投手(21)が二回の満塁のピンチをなんとか脱した。3―4の二回。1死からカリステを四球で歩かせる。福永は二飛に打ち取るも、村松に初球を左前に運ばれ、細川にも四球を出し2死満塁を背負った。それでも、5番・石伊を内角低め147キロで右飛に仕留め、ピンチを切り抜けた。今季初登板の左腕は二回まで54球を投じ被安打5、3四球、4失点と苦しい投球となっている。
◆中日・石伊雄太捕手(25)が4-3の五回に左越えソロを放ってリードを広げた。1死走者なしの場面でカウント1-2から門別の浮いたフォークボールをたたき、左翼スタンドに放り込んだ。「(カウントが)追い込まれていましたが浮いてきたボールに反応できました。次の1点が大切になると思っていたので良かったです」。プロ初勝利をめざす先発・中西聖輝投手(22)を捕手としてリードしながらバットでも援護した。
◆今季初登板初先発の阪神・門別啓人投手(21)は5回92球を投げて5失点で降板。今季初勝利は挙げられなかった。3点の援護をもらった一回、1番・カリステに初球を右中間二塁打、続く福永に2球目を中前にはじき返され、たった3球で1点を奪われた。その後一、二塁となり、4番・細川に右中間へ4号3ランを浴び、一気に逆転を許した。3―4のままスコアが動かなかった五回、1死から5番・石伊に甘く入った変化球を左翼スタンドに運ばれ、リードを2点に広げられると、六回の第3打席で代打・福島を送られた。ファームで6試合に登板して4勝1敗、防御率1・24と結果を残し、ついに出番が巡ってきた左腕だったが、中日打線に打ち込まれる苦しい投球となった。阪神・門別「先制点を取ってもらったのに、簡単に追いこされてしまいました。二回以降は腕が振れていいボールもあったと思います。初回からしっかり腕を振って自分のボールを投げられる力をつけないといけないです」
◆中日が逆転勝ちで、阪神に対して今季7戦目で初勝利を挙げた。3点を追う展開となった一回に福永裕基外野手(29)の適時打と細川成也外野手(27)の右中間越え3ランで4点を奪って逆転。五回には石伊雄太捕手(25)が左越えソロを放って追加点を挙げた。七回には2死一、二塁で代打・阿部寿樹内野手(36)がセンターオーバーの2点二塁打を放って突き放した。先発したD1位・中西聖輝投手(22)=青学大=は一回に前川に走者一掃の二塁打を許して3点を失ったが、その後は粘って7回3安打3失点とゲームメイク。その後は藤嶋健人投手(27)、斎藤綱記投手(29)と継投をつないでリードを守り、中西は3度目の先発でうれしいプロ初勝利を挙げた。
◆阪神は中日に今季初黒星を喫した。今季初登板初先発の門別啓人投手(21)は5回92球を投げて7安打5失点。初回に細川の4号3ランなど4点を奪われると、五回には石伊に3号ソロを浴びた。3番手で登板した石黒佑弥投手(24)は七回に代打・阿部に2点打を許し、手痛い追加点を与えた。打線は「6番・左翼」で11試合ぶりにスタメン入りした前川右京外野手(22)が初回に走者一掃の3点二塁打を放つも、逆転されて以降はチャンスらしいチャンスを作れず。中日の先発、D1位・中西聖輝(22)=青学大=にプロ初勝利を献上した。
◆中日は新人の中西が7回3安打3失点で初勝利を挙げた。打線は0―3の一回に福永の適時打と細川の逆転3ランで援護。五回に石伊がソロ、七回に代打阿部が2点二塁打を放った。阪神は門別が誤算。打線は二回以降、無得点だった。
◆阪神の中日戦での開幕からの連勝が「6」でストップした。先発門別啓人投手(21)が3点援護を受けた一回、細川成也外野手(27)に3ランを浴びるなど、12球で4点を失って、逆転を許した。五回は石伊雄太捕手(25)に左翼席へ運ばれ、5失点で降板した。七回には3番手石黒佑弥投手(24)が2点を奪われた。打線は一回に前川右京外野手(22)の走者一掃二塁打で3点を挙げたものの、以降は無得点で、D1位・中西聖輝投手(22)=青学大=に初勝利を献上した。
◆近鉄、西武で主砲として465本塁打&2452安打をマークし、西武コーチ時代には清原和博氏らを育てたサンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(82)は、二回以降、中日・中西に封じられた阪神打線と立ち直らせる要因となった先発・門別啓人(21)に言及した。初顔合わせの場合、打者よりも投手が有利になる。野球とはそういうスポーツ。投手が投げないと試合は始まらないので、打者は常に受け身になる。投手が自分の力を出し切れば、打者は対応に時間がかかってしまう。二回以降、中西に抑え込まれた阪神打線を見ていると、データに頼りすぎたのでは、という印象を持った。現代野球は技術が進化して、すばらしいデータがそろう。ただ、野球は打席の中で、実際に得る感覚も非常に重要。データと、打席で受けた感性をうまくミックスさせて、ようやく攻略につながる。森下や大山が外角の完全にボールになるスライダーを空振りしていた。スライダーのデータがどのような内容だったかは知らないが、明らかに他の〝対戦経験のある投手〟との打席とは違っていた。これは、いくらデータが最先端になっても、起こり得る〝落とし穴〟。だから、野球は面白い。一度、対戦したら、各打者は体感で得たものがあるだろう。次の対戦にどんな攻略法を見せてくれるのか、楽しみだ。ただ、好投した中西も、立ち上がりを見たらKO寸前。自分の力を出し切れないと、「初対戦は投手有利」という原則は崩壊する。その中西を立ち直らせてしまったのが門別。立ち上がりをしっかり投げていれば、中西の復調、好投もなかったのではないか。おそらく力はあるのだろう。その証拠が、藤川監督がマウンドに行った直後から、急に立ち直った。最初からこの投球をしていれば、と悔やまれる。立ち上がりは自信がなさそうに、恐る恐る投げている感じだった。先頭打者に初球を二塁打されると、次の打者からはボールが先行して、ストライクを〝置きにいく〟。その球を狙い打ちされた。キレのない、力のない球では、抑えることはできない。申し訳ないが、私が相手ベンチの打撃コーチだったら、「よし、行けるぞ」と選手にハッパを掛けたくなる内容だった。ただ、先ほども指摘したように、監督の言葉だけで変わるぐらい、潜在能力は持っている。一回の先頭打者から、自分の力を出し切ることに集中して、再び先発のチャンスをつかんでもらいたい。
◆2試合連続で1番起用の阪神・高寺がリードオフマンの役割を果たした。一回先頭で中前打を放つと、第3、5打席ではそれぞれ四球を選んで3出塁。出塁率は・426に上昇し、今季初の中堅守備も問題なくこなした。近本不在のチームで存在感を放つ23歳は「出塁という面ではできたかなと思います。あとは凡退した打席を仕留められるように、一打席一打席を大切にやっていきたい」と力を込めた。
◆中日の細川が逆転の4号3ランを放った。1―3の一回無死一、二塁、逆方向の右中間へ運び「(新人で先発の)中西を勝たせてあげたかった。いいところで出て良かった」と喜んだ。一時は打点を挙げられない日々が続いていたが、徐々に調子を上げてきている。主砲は「まだまだ借金を返していかないといけない。連勝して、いい流れに乗っていけるように頑張る」と闘志を燃やした。
◆動かないわけにはいかなかった。阪神・藤川監督がベンチを出てマウンドへと向かう。投手交代を告げるわけではない。今季初先発のマウンドを託した門別に直接、異例のゲキを飛ばした。「今後、自分の中で磨いてくれればいいと思います。はい」一回に3点を先行し、余裕を持って高卒4年目左腕をマウンドに送り込んだ。しかしその裏、連打であっさり1点をかえされる。動揺したのか、制球も定まらず3番・村松に四球。4番・細川はボール先行となり、逆転3ランを許した。1死を奪うも、ボスラーに右翼フェンス直撃の二塁打。ここで藤川監督がマウンドに向かった。今季初めて。昨季も投手交代でマウンドに行くことはあったが、投手に声をかけるためだけにグラウンドに出ることは異例だ。門別は「『割り切って変化球を思い切り、腕振ってこい』といわれた」と内容を明かした。指揮官の言葉を受けた門別はその後持ち直し、結果的に5回7安打5失点。ただ、「変化球が全然だめだった。また一から考え直していかないといけないなと思いました」と唇をかみしめる。試合後、藤川監督もまた多くを語らなかった。「また明日、ニューゲームですね」マウンドへと向かった意図を問われると、手で質問を制して、囲み取材は約20秒で終了。伝えたいことは、行動で示した。門別もまた虎将の思いを理解している。この登板を忘れずにファームで研鑽(けんさん)を積んでいく。「またイチからしっかりやり直して、次はあんなピッチングをしないようにしたいです」この悔しさを、藤川監督のゲキを胸に-。左のエース候補と称される若虎はもっと強くなって、また1軍のマウンドへと帰ってくる。(原田遼太郎)
◆チームの勝利直後に感極まり、目を赤くしてナインとハイタッチをかわした。中日のドラフト1位・中西聖輝投手(23)=青学大=が7回3安打3失点と好投し、うれしいプロ初勝利だ。「勝ててよかった。『3度目の正直』ではないけど、僕自身、もう後がない状態だった」初登板から2試合は勝てず、ファームで立て直して1軍復帰。3試合目で勝利をつかんだ。智弁和歌山高時代、2021年夏の甲子園決勝で対戦した智弁学園高(奈良)の同学年、阪神・前川とプロ初対戦。5年前に2打数2安打された相手に、一回2死満塁で初球フォークを走者一掃の三塁打にされた。それでも三回2死一、二塁ではフォークで空振り三振を奪ってリベンジ。四回以降は無安打投球を続けた。井上監督と記念撮影した直後、指揮官に「次の初回の入りであんなことしたら承知せんぞっ!」と戒められ、ルーキーは「しっかり修正したい」。これからもっと良い投球をみせていく。(上阪正人)
◆門別をリードした阪神・伏見が後輩左腕に愛のムチを飛ばした。「自分がどういう投手になりたいかというところが今後大事になってくると思う」。ともに東海大四高(現東海大札幌高)出身。縁ある投手だけに思い入れも深い。「僕は門別、期待しています。どうにかきょうは勝ちをつけたいと試合に入りましたけど、いい結果にならなかったので、次回組ませてもらうことがあったらやり返したい」。敗戦の責をともに背負い、次回登板でのリベンジを誓った。
◆力強い打球が右中間を真っ二つに抜けた。4月19日の中日戦(甲子園)以来、11試合ぶりにスタメン出場した阪神・前川が、一回に走者一掃の先制二塁打で存在感を示した。「(打席の立つ前に)準備を遅れないように、しっかり行けた。よかったと思います」一回先頭の高寺が中前打。佐藤は四球、大山も死球で迎えた2死満塁の先制機。「(プロで)初対戦の初球から行けてよかったです」。中日の先発、ドラフト1位・中西(青学大)の初球、外角低めのフォークをすくいあげた。中西とは同学年。2021年夏の甲子園大会の決勝戦は智弁対決として話題になった。前川は智弁学園(奈良)の主砲で、中西は智弁和歌山のエース。チームは敗れたが、前川は2打数2安打と攻略した。「本当に高校時代(智弁和歌山とは)たくさん試合もさせてもらったし、修学旅行も一緒に行った。打ててよかったなと」。プロの舞台で再び対戦し、今度も快音を響かせた。前川の安打は最後のスタメンとなった4月19日の中日戦以来8打席ぶり。近本が死球を受けて左手首を骨折した以降は、開幕直後に支配下となった福島、この日、今季初めて「中堅」を守り、1番で先発出場した高寺、ドラフト3位・岡城(筑波大)に左翼のスタメンを奪われる形に。悔しかった。「自分は結果を出さなければいけない立場だから」甲子園での試合が終わってからも、室内で一心不乱にバットを振った。それでも効果は表れない。代打で、4度の満塁機は3打数無安打(一つは押し出し四球)。5打席目で初めて快音を響かせた。「いい投手なので。これから先、たくさん当たる(対戦する)と思うので。これからも頑張りたい」高校時代のライバルから放ったクリーンヒットを復活の足掛かりに、左翼のレギュラー定着を目指す。(三木建次)2021年8月29日、第103回全国高校野球選手権決勝(甲子園)で対戦。前川は「1番・左翼」でスタメン出場し、ベンチスタートだった中西は四回途中から登板した。前川は五回に右前打、七回には右翼への二塁打を放ち、中西から2打数2安打をマーク。一方、中西は6回5安打無失点と好投。9-2での勝利に貢献し、優勝投手となった。
<セ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
阪神 |
19 | 11 | 1 | 0.633 (↓0.022) | - (-) |
112 | 136 (+3) | 109 (+7) | 20 (-) | 22 (-) |
0.267 (↓0.005) | 3.390 (↓0.13) |
| 2 (-) |
ヤクルト |
20 | 12 | 0 | 0.625 (↑0.012) | 0 (↓1) |
111 | 122 (+5) | 112 (+1) | 24 (+1) | 26 (+1) |
0.253 (↓0.003) | 3.230 (↑0.07) |
| 3 (-) |
巨人 |
16 | 15 | 0 | 0.516 (↓0.017) | 3.5 (-) |
112 | 99 (+1) | 102 (+5) | 26 (-) | 21 (+2) |
0.224 (↓0.001) | 3.100 (↓0.07) |
| 4 (-) |
DeNA |
15 | 15 | 0 | 0.500 (↑0.017) | 4 (↑1) |
113 | 131 (+11) | 127 (+8) | 20 (+1) | 18 (+3) |
0.265 (↑0.006) | 3.710 (↓0.16) |
| 5 (-) |
広島 |
10 | 17 | 1 | 0.370 (↓0.015) | 7.5 (-) |
115 | 81 (+8) | 97 (+11) | 17 (+3) | 20 (-) |
0.212 (↑0.001) | 3.350 (↓0.3) |
| 6 (-) |
中日 |
10 | 20 | 0 | 0.333 (↑0.023) | 9 (↑1) |
113 | 96 (+7) | 118 (+3) | 19 (+2) | 16 (-) |
0.248 (↑0.001) | 3.610 (↑0.02) |



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