| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 7 | 0 | 1 |
阪神 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 10 | 0 | 0 |
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勝利投手:田中 将大(3勝0敗0S) (セーブ:マルティネス(0勝1敗9S)) 敗戦投手:村上 頌樹(1勝2敗0S) 本塁打 | |||||||||||||
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◆巨人は2回表、無死満塁の好機で平山が2点適時打を放ち、先制に成功する。続く3回には、ダルベックの3ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・田中将が6回途中3失点8奪三振と試合をつくり今季3勝目。敗れた阪神は、先発・村上が精彩を欠いた。
◆阪神坂本誠志郎捕手(32)が反撃の一打を放った。5点ビハインドの3回2死満塁の場面。カウント1-1からの3球目、田中将が投じた真ん中高め146キロ直球を仕留めた。打球は三遊間を抜け、2点適時打となった。この日は「7番捕手」で3試合ぶりにスタメン出場。4月21日の敵地DeNA戦以来、出場5試合ぶりのタイムリーを決めた。
◆阪神岡田彰布オーナー付顧問(68)が毎日放送のテレビ解説を務めた。4回まで3打数無安打2三振に倒れた1番のルーキー岡城快生外野手(22)に「(首脳陣は)真っすぐは捨てて変化球打ちにいけって言ってあげてもいいんじゃない?」と言及した。岡城はプロ初1番起用。第1打席は田中将のスプリットに空振り三振、第2打席はスプリットを空振りし、2球目ストレートで二ゴロ、第3打席はスライダー、スプリットで追い込まれ、3球目スライダーにバットが空を切った。
◆阪神福島圭音外野手(24)が記録に残らないファインプレーで拍手をもらった。この日の兵庫県西宮市は強風注意報が出るほどで、甲子園には右から左に冷たく強い「浜風」が吹き付けた。中堅を守る福島は、2回2死二、三塁のピンチで一塁側のスタンドから飛んできた白いビニール袋に反応。視界に入った瞬間、素早く数歩動いて片手でむんずとキャッチ。球審も気づいてプレーを止めた。外野の客席からは拍手が起きていた。
◆阪神岡田彰布オーナー付顧問(68)が毎日放送のテレビ解説を務め、先発した村上頌樹投手(27)の降板タイミングに「中4日でも中5日でも関係ない。それで(降板させて)俺は何回も失敗したよ」と振り返った。村上は4月25日の広島戦で121球。この日は中5日登板で5回98球、5安打5失点で降板した。岡田顧問は「これで絶対に村上に勝ちがつかんくなるやんか」と継投タイミングに触れた。
◆阪神村上頌樹投手(27)が5回5安打5失点、98球でマウンドを降りた。「四球絡みや長打という一番やってはいけない失点の仕方をしてしまいました。試合を作ることができずに申し訳ないです」中5日で先発。2回、3者連続四死球で無死満塁とし、7番平山への6球目。147キロを中前へ2点適時打を運ばれた。0-2の3回には2連打で無死一、二塁。4番ダルベックに左翼へ3ラン。痛恨の1発で0-5とされた。右腕は今季1勝目を挙げた4月3日の広島戦(マツダスタジアム)後、4試合連続で勝ち星がつかなかった。
◆巨人田中将大投手(37)が、6回途中3失点で降板。黒田博樹氏に並ぶ日米通算203勝目の権利を持って、マウンドを降りた。初回、1死から3連打を許し満塁のピンチを招いたが、大山、小幡を140キロ台後半の力強い直球で、投ゴロ、空振り三振に斬り、ピンチをしのいだ。その後も走者を許しながら、要所で低めを突く粘りの投球を見せた。3点リードの6回、2本の安打で1死二、三塁のピンチを作り、代打中野に四球を許したところで投手交代が告げられた。後を受けた2番手の船迫大雅投手(29)は、1死満塁のピンチを押し出し四球の1点のみに食い止めた。田中将は5回1/3を3失点。104球を投じ、8安打4四球、移籍後最多となる8奪三振だった。
◆阪神前川右京外野手(22)がしぶとく押し出し四球を選んだ。2-5で迎えた6回1死満塁の場面だった。代打で打席に立ち、フルカウントからの7球目。巨人船迫が投じた外角高めの134キロスライダーを見送り、1点を返した。さらに、なおも1死満塁でこの日2安打の2番福島圭音外野手(24)に打席が回った。だが、痛恨の二ゴロ併殺。勝ち越しムードも高まっていただけに、聖地甲子園は虎党の大きなため息に包まれた。
◆甲子園名物のジェット風船飛ばしにも強風の影響があった。この日は全国的に荒れ模様で、甲子園は右から左への「浜風」が強く吹き付けた。新型ジェット風船は高度があまり出ない作りになっているにもかかわらず、強風に流されて一塁側のスタンドから、ざっと100個以上の風船がグラウンドに落ちた。風向きを予期して一塁側に集結していたスタッフが懸命に片付け、試合進行が遅れることはなかった。
◆阪神佐藤輝明内野手(27)がカウントを勘違いするシーンがあった。5回、1死でカウント2-2からの7球目、内角のボール球を見極めて、悠然と一塁に歩き始めた。だがすぐに球審の白井一行が背後から声をかけて呼び戻した。投手の田中将大(37)も同時に声を上げて、「違う違う」と打席に戻るよう促した。佐藤はフルカウントから三振に倒れた。
◆阪神佐藤輝明内野手(27)が2試合連続、今季6度目の3安打猛打賞を決めた。「4番三塁」でスタメン出場。初回1死一、二塁の第1打席で中前打を放ち、続く3回は2死から右前打で出塁した。2点を追う7回には1死からこの日3本目となる右前打。頼れる4番が快音を連発させた。佐藤は3、4月度の月間打率3割7分6厘、7本塁打、25打点と打撃3部門でセ・リーグトップの成績を残した。5月に入っても、虎の主砲のバットは好調だ。
◆阪神坂本誠志郎捕手(32)の死球に一瞬、場内がざわめき立った。8回の先頭でルーキーのサイド右腕・田和廉投手(22)のスライダーがすっぽ抜け、腰あたりをかすめた。坂本は痛そうなそぶりは見せず、防具を外して一塁に歩いた。ベンチの藤川球児監督(45)も落ち着いた様子でコーチ陣と話しながらグラウンドを見つめていた。阪神が2点を追う展開の8回の先頭打者。曲がり球の明らかなすっぽ抜けで、意図的ではないことは明らかだった。前日4月30日のヤクルト戦(神宮)では岡城快生外野手(22)が死球を受けた瞬間に、監督がベンチを出た。続く森下翔太外野手(25)がフルカウントから内角高めの球に倒れ込みながらよけると、再びベンチを出た。コーチ陣も後に続き、両軍の選手もベンチから出てきて騒然としたが、藤川監督は笑顔で球審に対して「代走」のジェスチャーを見せた。素早くグラウンドに出てきたヤクルト池山隆寛監督(60)が阪神サイドに何度か帽子を取って謝り、事が収まった。阪神では4月26日の広島戦(甲子園)で近本光司外野手(31)が左手首に死球を受けて骨折、離脱が決まったばかり。その他にも死球が相次いでいたことに監督が苦言を呈していた。
◆「テル!!」カウントを勘違い?一塁に歩こうとする佐藤輝明を田中将大が呼び戻す??阪神×巨人#ジャイアンツ #だったらDAZN pic.twitter.com/AYPbsEi2Gc
◆阪神が巨人戦3連敗を喫した。打線は初回、1死満塁の絶好機を逃した。プロ初の2番起用となった福島圭音外野手(24)が巨人先発、田中将大投手(37)から中前にはじき返し、快足飛ばして一気に二塁へ。3番森下翔太外野手(25)、4番佐藤輝明内野手(27)も安打で続き、無死満塁。大山悠輔内野手(31)の投ゴロに三塁走者の福島がヘッドスライディングで投入も、判定はアウト。藤川球児監督(45)がリクエストしたが、覆らなかった。先発の村上頌樹投手(27)は5回5安打5失点。2回、先頭から3者連続四死球で無死満塁とし、7番平山に中前へ2点適時打を浴びた。さらに、3回には無死一、二塁で4番ダルベックに左翼へ3ラン。0-5とされた。その裏、2死満塁で7番坂本誠志郎捕手(32)が左前へ2点適時打。6回には1死満塁で代打前川右京外野手(22)の押し出し四球で2点差に迫った。3-5の8回も1死二、三塁の好機をつくったが、あと1本が出なかった。
◆巨人は先発田中将大投手(37)が黒田博樹氏に並び、歴代2位となる日米通算203勝目を挙げた。初回、1死から3連打を許し満塁のピンチを招いたが、大山、小幡を140キロ台後半の力強い直球で、投ゴロ、空振り三振に切った。3点リードの6回、2本の安打で1死二、三塁のピンチを作り、代打中野に四球を許したところで投手交代。後を受けた2番手の船迫大雅投手(29)が、1死満塁を1失点で食い止めた。田中将は5回1/3を3失点。104球を投じ8安打4四球、移籍後最多の8三振を奪い、粘りきった。救援陣も踏ん張った。大勢がコンディション不良、ルシアーノ、中川が2連投中と苦しい台所事情の中、2点リードの8回は、ドラフト2位ルーキーの田和廉投手(22)が登板。1死二、三塁のピンチを作ると、この日1軍昇格したばかりの高梨雄平投手(33)がマウンドへ。前川、福島を得意のスライダーで連続三振に切り、逆転の目を断った。打線は2回に、平山功太内野手(22)が先制の中前2点適時打を放つと、3回にはボビー・ダルベック内野手(30)がリーグトップタイとなる7号3ランを放ち、得点を重ねた。首位阪神に勝利し、ゲーム差は1・5に縮まった。
◆3年目の阪神津田淳哉投手(24)がプロ初登板で1回無失点デビューを果たした。3-5の9回に5番手でマウンドへ。先頭に四球を許すも、冷静に投前犠打を処理し、二塁へ送球。1死を奪った。最後は巨人松本剛外野手(32)をカットボールで二ゴロ併殺に仕留めた。大経大から入団3年目の右腕は、今春キャンプは主力が主体の宜野座組スタート。2軍戦では中継ぎで12試合に登板し、防御率2・92。4月29日に初昇格していた。
◆阪神村上頌樹投手(27)がまさかの乱調で2敗目を喫した。2回に先頭から四球、四球、死球で無死満塁となり、先制2点打を許す最悪のパターン。3回はダルベックに3ランを浴びた。5回で5安打ながら巨人戦自己ワーストの5失点。98球を要して交代を告げられた。巨人に同一シーズン3連敗は22年以来で、甲子園に限ると19年以来。村上は「四球絡みや長打という一番やってはいけない失点の仕方。試合を作ることができずに申し訳ない。しっかり乗り切れなかった。また1週間でしっかりとやりたい」と謝るしかなかった。昨年は投手3冠を獲得。安定した投球を支えたのが制球力で、与四球率(9回あたりの四球数)はわずか1・28だった。今季初の中5日。強風や寒さの影響は「そんなのは関係ないです」と強く否定した。初勝利した4月3日の広島戦(マツダスタジアム)のあと、4試合連続で白星なし。阪神はダブルエースのもう1人、才木が2試合連続で6失点とらしくないマウンドが続いている。黄金投手陣を支えてきた両右腕の復調なしではリーグ連覇は難しい。
◆巨人先発田中将大投手(37)が黒田博樹氏に並び、歴代2位となる日米通算203勝目を挙げた。初回、1死から3連打を許し満塁のピンチを招いたが、阪神大山、小幡を140キロ台後半の力強い直球で、投ゴロ、空振り三振に切った。その後も要所で踏ん張り、5回1/3を3失点。104球を投じ8安打4四球、移籍後最多の8三振を奪い、粘りきった。4月28日から行われた広島3連戦で偶然、黒田氏と対面する機会があった。「久しぶりにお会いすることできた。先週勝てなかった時も、黒田さんの名前がたくさん出たから」。MLB挑戦1年目だった14年には、ヤンキースでチームメート。節目の数字が迫り「『もうはよ抜いてくれ』みたいな」と冗談交じりにエールをくれた。「とにかく勝って良かった。うれしいです」と男気あふれるレジェンドに肩を並べ、安堵(あんど)した。救援陣も踏ん張った苦しい台所事情の中でもリードを守り切り、阿部慎之助監督(47)は「いた投手みんな頑張ってくれたのでそれでライデル(マルティネス)につなげられた」とチーム一丸でのリレーを称賛した。チームは19年以来となる甲子園で開幕から3戦3勝とした。
◆阪神の大卒3年目右腕・津田淳哉投手(24)がプロ初登板した。3-5の9回にマウンドへ。先頭浦田に四球献上も、門脇を投ゴロ、1死一塁で首位打者経験のある松本剛を二併に仕留めた。1回無安打無失点に「ゼロで抑えられたのは良かったんですけど、先頭の入りで4球連続ボールだった。自分の思っている球が投げられなかった。そこは次に向けて練習したいなと思います」と次戦を見据えた。
◆阪神が巨人に3連敗を喫した。同一シーズンで巨人に3連敗は22年以来で、甲子園に限ると19年以来。先発の村上頌樹投手(27)は5回5安打5失点で2敗目。1勝2敗と黒星が先行した村上に対して藤川球児監督(45)は「1年間トータルで投げていくピッチャーですから、特に悲観することもない」と変わらぬ信頼を寄せた。この日は2回に3四死球から平山に中前2点適時打を献上。3回は無死一、二塁で4番ダルベックに左翼越え3ランを献上した。序盤の5失点が響いて敗戦。指揮官は「まだこの先も対戦があるでしょうからね。次回以降に向けてまたいい調整をしてくれればなと思っています」と語った。
◆阪神が巨人戦3連敗を喫した。阪神が巨人戦3連敗。阪神がこのカードで3連敗を喫するのは22年9月の23~25回戦以来、4年ぶり。この時のスコアは9月3日23回戦●1-7、同4日24回戦●0-2、同17日25回戦●2-3だった。
◆巨人先発田中将大投手(37)が黒田博樹に並び、歴代2位となる日米通算203勝目を挙げた。初回、1死から3連打を許し満塁のピンチを招いたが、阪神大山、小幡を140キロ台後半の力強い直球で、投ゴロ、空振り三振に切った。3点リードの6回、2本の安打で1死二、三塁のピンチを作り、代打中野に四球を許したところで投手交代。後を受けた2番手の船迫大雅投手(29)が、1死満塁を1失点で食い止めた。田中将は5回1/3を3失点。104球を投じ8安打4四球、移籍後最多の8三振を奪い、粘りきった。救援陣も踏ん張った。大勢がコンディション不良、ルシアーノ、中川が2連投中と苦しい台所事情の中、2点リードの8回は、ドラフト2位ルーキーの田和廉投手(22)が登板。1死二、三塁のピンチを作ると、この日1軍昇格したばかりの高梨雄平投手(33)がマウンドへ。前川、福島を得意のスライダーで連続三振に切り、逆転の目を断った。阿部慎之助監督(47)は「いた投手みんな頑張ってくれたのでそれでライデル(マルティネス)につなげられた」とチーム一丸でのリレーを称賛した。チームは今季、19年以来となる甲子園で開幕から3戦3勝とした。巨人ダルベック(前日の広島戦は外国人枠の関係でベンチ外も、この日は4番として3回無死一、二塁、リーグトップタイの7号3ラン)「昨日はいい休養日になりましたし、今日はリフレッシュした状態で試合に臨めたかなと思います」
◆巨人が首位阪神を振り切って3連戦初戦を制した。先発田中将大投手(37)が5回1/3を3失点。104球を投じ8安打4四球、移籍後最多の8三振を奪う粘投。黒田博樹氏に並び、歴代2位となる日米通算203勝目を挙げた。救援陣は大勢がコンディション不良で遠征に同行していない。さらにルシアーノ、中川が2連投中と苦しい台所事情の中、2点リードの8回は、ドラフト2位ルーキーの田和廉投手(22)が登板。1死二、三塁のピンチを作ると、この日1軍昇格したばかりの高梨雄平投手(33)がマウンドへ。前川、福島を得意のスライダーで連続三振に切り、逆転の目を断った。打線は2回に、平山功太内野手(22)が先制の中前2点適時打を放つと、3回にはボビー・ダルベック内野手(30)がリーグトップタイとなる7号3ランを放ち、得点を重ねた。首位阪神とのゲーム差を1・5に縮める勝利。試合後の阿部慎之助監督(47)の一問一答は以下。-よくつないだいや本当にその通りですね。-田中投手も粘ったまあタイガースもそうだけど四球、最近四球がなんかキーワードになっている気がするけど。出そうと思って出してるんじゃないでしょうけど、それをどれだけ減らせるか。今後の課題としてやってほしい。-大勢投手がいないなかでの継投いた投手みんな頑張ってくれたので。それでライデルにつなげられたので。-ダルベックの本塁打も大きかった継続してやって欲しいですし、ああいう本塁打というのは大きいので、またいいところで打ってほしい。-平山選手もゴロでしぶとくあそこまで追い込まなくても、その前のボールに積極的に出して欲しいんだけど、そういうところはまたこれから勉強だし、経験というところですね。
◆阪神福島圭音外野手(24)がプロ初の2番起用で2安打を放った。初回1死から巨人先発・田中将の真ん中低め直球を中前へ。単打かと思われたが、自慢の快足を飛ばして二塁打にした。2打席目も左前打を放った。だが、6回1死満塁では二ゴロ併殺打。8回2死二、三塁でも見逃し三振。直近4試合は離脱した近本光司外野手(31)に代わって中堅でスタメン出場し、奮起しているが、好機で凡退が重なり、「また明日頑張ります」と言葉少なだった。
◆阪神藤川球児監督(45)が、左手首骨折でリハビリを開始した近本光司外野手(31)について語った。近本はこの日、兵庫・尼崎市内の2軍施設SGLで始動。一日でも早い戦列復帰が待たれ「それはみなさん思っているだろうし、こちらはこちらで戦い続けるのがペナントレースですから。日々また明日を考えながらですね」と冷静だった。さらにこの日は左アキレス腱(けん)(けん)断裂でリハビリ中の石井大智投手(28)もキャッチボール再開。故障離脱者が日に日に復帰に向けて歩む。指揮官は「近本に限らず、故障している選手は1日でも早く故障が癒えることを願っているだろうし、周りの方も願っているだろうし。ペースはそれぞれですけどね」と話した。
◆巨人先発田中将大投手(37)が黒田博樹氏に並び、歴代2位となる日米通算203勝目を挙げた。初回、1死から3連打を許し満塁のピンチを招いたが、阪神大山、小幡を140キロ台後半の力強い直球で、投ゴロ、空振り三振に切った。その後も要所で踏ん張り、5回1/3を3失点。104球を投じ8安打4四球、移籍後最多の8三振を奪い、粘りきった。昨年の入団から復活への道を歩んできた久保コーチがこの春、田中将を「抜けた人」と評していた。「選手をやっていれば必ず苦しい時期もくる。『うまくなりたい』『こんな所で死んでたまるか』。そうやって抜けていった」。1軍登板1試合に終わった24年。オフに楽天から巨人に入団した。思わず眉間にしわが寄るような日々に向き合った。年齢にとらわれず、純粋に向上を追い求め、いまがある。いま、投手練習開始で後輩たちと円陣が組まれると、ひときわ明るい田中将がいる。「はい!」。名前が呼ばれると、まるで高校生のようにあえてハキハキ答える。逆に後輩に声をかけて、ツッコミを入れ、笑顔を引き出す。久保コーチは目を細める。「抜けた人がどんな言葉を発せられるか。『そんな時期もある』『逃げるなよ』と言っていけると思うんです。球団としては財産ですよね」。その存在感は勝利以外にもチームに力を添える。「将大さんが...」。不振にあえぎ、2軍でもがいてきた戸郷は、たびたびそう口にしていた。日米で培った比類なき経験値、そして苦しみを抜けた体験。37歳はいま、抜けた先の野球人生を背中で見せ続けている。【阿部健吾】
◆阪神佐藤輝明内野手(27)が今季6度目の3安打猛打賞を決めた。「4番三塁」でスタメン出場。初回1死一、二塁の第1打席で中前打をマークし、続く3回には2死から右前打。いずれも相手先発、田中将から2打席連続で快音を響かせた。右腕とは今シーズン2度目となる顔合わせ。前回対戦となった4月16日は甲子園のバックスクリーン右へ豪快2ランをかっ飛ばしており、再びの"マー撃ち"となった。 複数安打では終わらない。7回は1死からこの日3本目の右前打。今度は田中瑛からHランプをともし、2戦連続の3安打固め打ち。「はい、良かったです」とチームは敗れただけに、試合後は淡々と振り返った。3、4月度は月間打率3割7分6厘、7本塁打、25打点と打撃3部門でリーグトップの成績を残した。5月に入っても、虎の主砲のバットは頼りになりそうだ。
◆阪神及川雅貴投手(25)が約1カ月ぶりに1軍マウンドに帰ってきた。3-5の7回に3番手で登板。今季自身初の甲子園での登板に、虎党の大声援が背中を押した。先頭の巨人キャベッジを二ゴロ、続く吉川を空振り三振とテンポよく2アウト。最後は中山を初球スライダーで二ゴロに仕留め、わずか8球で3者凡退に抑えた。「(チームが)追い上げムードだったので、3人で切れてリズム的にもよかったかなと思います」昨季66試合に登板し、46ホールド、防御率0・87と圧巻の数字を残した左腕は、4月3日に登録抹消。開幕1軍ながら2試合連続失点で約1カ月間のファーム調整を過ごした。「やっぱり結果が出せなくてファームに落ちているので、技術的なところもコンディションの部分もしっかり見つめ直せたと思う」。状態が上がらない焦りやもどかしさがありながら、自らの課題と徹底的に向き合った。この日昇格し、即登板でゼロ封。「岩崎さんを中心に、中継ぎとしてワンチームでやっている。みんな常にいいわけじゃないとは思うので誰かがカバーしていければ。またチームのために腕を振っていきたい」。勝負所で頼れる左腕が復活を印象づけた。
◆阪神高寺望夢内野手(23)が今季初のマルチ安打と気を吐いた。6回1死一塁、熊谷の代打で登場して右前打。2点を追う8回無死一塁では中前打で、一時同点の機運を高めた。「集中していけました。出たところで頑張れればいいかなと思います」と足元を見つめて戦う。【阪神】プロ初登板の津田淳哉「0で抑えられたのは良かった」も先頭四球反省 1回無安打無失点
◆阪神坂本誠志郎捕手(32)が追撃の一打を放った。0-5で迎えた3回2死満塁、カウント1-1から田中将が投じた真ん中高め146キロ直球を仕留めた。打球は三遊間を抜け、左前2点適時打。「7番捕手」で3試合ぶりにスタメンマスクを被り、4月21日のDeNA戦以来、出場5試合ぶりのタイムリーとなった。ただ、試合は先発村上が序盤に崩れて敗戦。「珍しいことではありますけど...。やっぱり四球が...」と悔やんでいた。
◆阪神は連勝が2で止まった。9連戦は4試合終えて2勝2敗。先発の村上頌樹投手(27)が5回5安打5失点で2敗目。打線は2点差まで追い上げたが及ばず、チームとして巨人戦は3連敗となった。
◆阪神村上頌樹投手(27)がまさかの乱調で2敗目を喫した。2回に先頭から四球、四球、死球で無死満塁となり、先制2点打を許す最悪のパターン。3回はダルベックに3ランを浴びた。5回で5安打ながら巨人戦自己ワーストの5失点。98球を要して交代を告げられた。巨人に同一シーズン3連敗は22年以来で、甲子園に限ると19年以来。阪神が巨人戦3連敗。阪神がこのカードで3連敗を喫するのは22年9月の23~25回戦以来、4年ぶり。この時のスコアは9月3日23回戦●1-7、同4日24回戦●0-2、同17日25回戦●2-3だった。
◆巨人・阿部慎之助監督(47)が東京から大阪への移動時に報道陣の取材に対応。コンディション不良を抱えるセットアッパーの大勢投手(26)は「残留になる」と甲子園への遠征には帯同させず、本拠地へ戻る4日のヤクルト戦(東京ドーム)での復帰を目指すことを明かした。〝八回の男〟不在で首位阪神との3連戦を迎えることとなり、代役については「流動的になる」と明かした。大勢は昨季、守護神マルティネスの加入によりセットアッパーに配置転換され、キャリアハイの62試合に登板。ともに球団記録を更新する46ホールド、54ホールドポイントを挙げ、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。今季は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に2大会連続出場。コンディションの影響もあり開幕は2軍スタートとなったが、ここまで11試合に登板し1勝0敗、2セーブ、7ホールド、防御率1.74を記録した。29、30日と続けて2点リードの八回に登板せず。阿部監督は「コンディション不良」と説明していた。
◆阪神・門別啓人投手(21)が甲子園の試合前練習に合流した。4年目左腕はファーム・リーグ6試合に登板(4先発)して4勝1敗、防御率1・24と結果を残していた。昨季はプロ初勝利含む2勝を挙げた21歳。1軍への合流は今季初となる。
◆阪神・及川雅貴投手(25)が巨人との6回戦を戦う1軍本隊に合流した。及川は昨季66試合に登板して防御率0・87も、今季は2試合で防御率9・00と苦戦。4月3日に2軍に降格し、以降は2軍戦5試合に救援登板して防御率8・44だった。ここまでチームの救援防御率はリーグ4位の3・42。実績のある左腕がブルペン陣を支えられるか。
◆ヤクルトとの首位攻防戦を2勝1敗で勝ち越し、首位に立った阪神は甲子園で巨人を迎え撃つ。ドラフト3位・岡城快生外野手(22)=筑波大=は1つ打順を上げ「1番・左翼」で3試合連続のスタメンに入った。1番に入るのはこれが初。打率・444(9打数4安打)と絶好調のルーキーが自身初の「伝統の一戦」に臨む。先発は村上頌樹投手(27)が今季初の中5日でマウンドに上がる。前回登板の4月25日広島戦(甲子園)は勝ち負けつかずも7回1失点。開幕戦で敗戦投手となった巨人を相手にリベンジする。
◆阪神・大竹耕太郎投手(30)が2日の巨人戦(甲子園)に先発する。1日は試合前練習に参加し、キャッチボールなどで汗を流した。前回登板の4月26日の広島戦(甲子園)では7回4安打無失点の好投で今季初勝利を挙げた。「もちろん負けるよりは勝った方がいい気持ちで入れますし。それに便乗して、いいマインドのまま試合にいけたらそれだけでいいのかなと思います」と平常心だ。昨季は巨人戦2試合に先発し1勝1敗、防御率2・70をマークした左腕。今季初の中5日で9連戦の折り返しを任された。「(気を付ける部分は)いや、特にないですね。そもそも対戦母数も少ないですし、まずは自分のピッチングすることですかね」と意気込んだ。
◆阪神・福島圭音外野手(24)が自慢の快足を見せるも、1死満塁の好機で無得点に終わった。0-0の一回1死、2番・福島が先発・田中将の初球を中前へはじきかえすと、快足を飛ばして一気に二塁へ。好走塁で好機を作ると、続く森下翔太外野手(25)が遊撃への内野安打、佐藤輝明内野手(27)が中前打を放ち、1死満塁の絶好機を演出した。先制の好機だったが、ここで5番の大山悠輔内野手(31)が投前へのボテボテのゴロ。この打球に三走・福島がヘッドスライディングで突入したが、際どいタイミングで判定はアウト。藤川球児監督(45)もすぐさまリクエストしたが、判定は覆らなかった。続く小幡竜平内野手(25)も空振り三振に倒れて、先制機を逃した。
◆巨人が大きな決断を下した。阿部監督は東京から大阪へ移動する際、コンディション不良を抱えるセットアッパーの大勢が「残留になる」と甲子園への遠征には帯同させず、本拠地へ戻る4日のヤクルト戦(東京ドーム)での復帰を目指すことを明かした。〝八回の男〟不在で、敵地甲子園での阪神3連戦を迎えることとなった。大勢は昨季、守護神マルティネスの加入によりセットアッパーに配置転換され、キャリアハイの62試合に登板。ともに球団記録を更新する46ホールド、54ホールドポイントを挙げ、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。今季は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に2大会連続で出場した。帰国後はコンディションの都合で開幕2軍スタートとなったが、3月31日に1軍登録されると、11試合に登板し1勝0敗、2セーブ、7ホールド、防御率1・74をマーク。しかし、29、30日の広島戦ではいずれも2点リードの八回に登板せず。阿部監督は「コンディション不良」と説明していた。絶対的クローザーにつなぐ重要な役割。指揮官は代役について、「いる人で継投するしかない。流動的になる」と明かした。チームに訪れたピンチ。ブルペンが一丸となって乗り越える。(浜浦日向)
◆先発した阪神・村上頌樹投手(27)が二回に2点を先制された。一回をわずか12球で片づけたエースだったが、二回に制球が乱れた。先頭から2者連続で四球を与えると、6番・増田陸には死球。無死満塁で迎えた平山にはフルカウントから中前打を許し、2点を奪われた。その後も2死二、三塁となったが、キャベッジをなんとか投ゴロに退けた。村上はこの試合も合わせ、今季6登板で5試合で先制を許している。
◆巨人の3年目左腕・又木鉄平投手が2日に今季初先発する。これまで3試合で6回?を投げて防御率2・84と好投。自ら手繰り寄せたチャンスに「9連戦の中で先発すること、甲子園で阪神相手に投げることに感謝したい」と力を込めた。阪神とはプロ初対戦。「素晴らしい選手がいますけど、とにかく1人ずつ抑えることを考えたい」と好投を誓った。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がMBSテレビの中継で伝統の一戦の解説を務めた。二回の巨人の攻撃の場面。村上が先頭から3四死球で満塁とすると、阪神の内野陣は前進守備のシフトを敷いた。平山が放ったゴロは、遊撃手・小幡の横を抜ける中前打に。岡田顧問は「ゲッツー態勢ならゲッツーやな。一回だから1点はいい。自滅で、自分らで作ったピンチ。1点は(取られても)いいつもりでいい。(前進守備は)0点に抑えようというシフトだから」と、守備隊形に疑問を呈した。
◆阪神・村上頌樹投手(27)が痛恨の一発を浴びた。0-2の三回、先頭の吉川、続く中山に連打を浴びて無死一、二塁のピンチを招くと、4番・ダルベックにカウント1-0からの高めカットボールを捉えられて左翼席への特大3ラン。右腕は打球の行方を茫然と見つめた。村上の最多失点は2025年7月11日のヤクルト戦(甲子園)での2回6失点。チームの9連戦4戦目に、苦しい投球となってしまった。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がMBSテレビの中継で伝統の一戦の解説を務めた。二回、巨人が2点を先制してなお無死一、二塁の場面。8番・浦田が遊飛に倒れると、岡田顧問は「バントせえへんなあ」。続く田中将がバントの構えをすると「難しいことをするよな。なんでやろ。簡単なのを選べばいい。(浦田が犠打を決めれば、田中将が凡退しても)2死二、三塁でキャベッジという最後の設定は同じだから」と鋭く指摘した。さらに「(浦田が送って)田中に好きに打たせたら、甲子園(で優勝した高校時代を)を思い出すかもしれない」と話した。田中将は犠打を決めて2死二、三塁としたが、キャベッジは投ゴロに打ち取られた。
◆巨人のボビー・ダルベック内野手(30)=前ロイヤルズ傘下=が「4番・三塁」で先発出場。2―0の三回無死一、二塁で左翼席へ、森下、佐藤輝(ともに阪神)に並ぶリーグトップの7号3ランを放った。阪神先発のエース、村上に対して1ボールからの2球目、高めの変化球を完璧にとらえた。打球は浜風にも乗って、そのままスタンドに突き刺さった。来日1年目の今季、7本塁打のうち半数以上の4本塁打を阪神戦でマークしている〝虎キラー〟ぶりが光る。
◆阪神・坂本誠志郎捕手(32)が反撃の一打を放った。0―5の三回、先頭の福島がこの日2安打目となる左前打で出塁するも森下が併殺打に倒れる。それでも佐藤が右前打と二盗で再び好機を作ると、大山、小幡は連続四球で続いた。2死満塁で打席に立った坂本が田中将の147キロを左前にはじき返し、2者が生還した。坂本は4月21日のDeNA戦(横浜)以来、出場5試合ぶりの打点となる今季8打点目をマークした。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がMBSテレビの中継で伝統の一戦の解説を務めた。三回無死一、二塁で村上がダルベックに左越え3ランを浴びた場面。岡田顧問は「高い。悪いときは変化球ばっかり打たれる」と指摘。さらにバッテリーの〝相方〟変更について言及した。「気分転換でキャッチャーを代えてもいい。もう一回、まっさらな状態でね。坂本は(村上の)いいときのイメージしかないから。そこは気分転換でね。(控えの)伏見、梅野は2人とも使えるんやから。するなら早いほうがいい」と語った。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がMBSテレビの中継で伝統の一戦の解説を務めた。四回1死で阪神のD3位・岡城快生(筑波大)が、ボール気味のスライダーを振って3球で空振り三振を喫した場面。岡田顧問は「(第1打席も変化球で空振り三振だったことを踏まえて)『変化球(狙い)でいけ』ってベンチがいうてあげなあかんよ。毎打席、毎打席打てないんだから。捨てる打席ゆうかね、次につながる打席をね」と、首脳陣に対しての新人へのフォローする姿勢を求めた。
◆巨人・田中将大投手(37)が先発し、五回まで6安打2失点の力投。今季3勝目、米大リーグ、ヤンキース時代にともに戦った黒田博樹に並ぶ日米通算203勝目の権利を手にした。一回に1死から3連打でいきなり満塁のピンチを招いたが、無失点で切り抜けると、味方が三回までに5得点の大量援護。三回に坂本に2点打を許したが、首位阪神の打線を相手にベテランらしい粘りの投球を見せた。
◆中5日で先発した阪神・村上頌樹投手(27)は5回5安打5失点。3点のリードを許してマウンドを降りた。球団を通じて「四球絡みや長打という一番やってはいけない失点の仕方をしてしまいました。試合を作ることができずに申し訳ないです」とコメントし、ざんげした。一回はキャベッジ、吉川、中山の上位打線を三者凡退に抑え上々の立ち上がりを見せたが、打線が好機を逃した直後の二回に捕まった。先頭から3連続四死球でピンチを招くと、7番・平山に中前へ適時打を浴びて2失点。さらに三回にはダルベックに痛恨の3ランを浴びた。五回にも中山にフェンス直撃の二塁打を許すなど2死一、二塁を背負ったが、6番・増田陸を147キロ直球で空振り三振に斬ってピンチを脱出。逆転勝利へ、救援陣に託して降板した。
◆阪神・佐藤輝明内野手(27)が〝珍プレー〟を見せた。2―5の五回1死の第3打席。カウント2―2で田中将が投じた7球目、内角へのカットボールを佐藤が見極めると、カウントを勘違いしたのか一塁へ歩き始めた。白井球審に手招きされ、田中将も声を上げ「戻れ」のようなジェスチャーをすると、背番号8はバッターボックスに戻った。その後もファウルで粘りを見せるも結果は空振り三振。珍しいプレーに球場は笑いに包まれた。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がMBSテレビの中継で伝統の一戦の解説を務めた。〝オカダの考え〟のズバリ的中だ。3番・森下から始まった五回の阪神の攻撃。虎党の期待は膨らんだが、岡田顧問は「3番から始まる打順は意外と点が入らんのよね。8、9番からで3番に回ってくるときは点が入る。3番からやと、三者凡退が多いんよ」と持論を唱えた。その理由を問われると「ランナーがいないから、気合入らんのとちゃうかな」とニヤリ。結果は、森下が中飛、佐藤と大山が空振り三振に倒れて三者凡退だった。
◆巨人は昨季まで一度も勝てなかった〝天敵〟の阪神先発の村上頌樹投手に対し、五回までに5得点を挙げてマウンドから引きずり下ろした。二回に3連続四死球で得た無死満塁の好機で、平山が中前に先制の2点打。続く三回には、開幕戦でも村上から本塁打を放っていた4番のダルベックが左翼席へ豪快な7号3ランを運んだ。巨人は村上に対し、23年の初対決から昨季まで通算7度の対戦で0勝4敗、防御率0・54に封じ込まれていた。1試合で2得点以上したことがなかった〝天敵〟に対して、今季は3月27日の開幕戦で3得点を挙げて初黒星を付けると、この日も5得点と攻略して見せた。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がMBSテレビの中継で伝統の一戦の解説を務めた。六回に先発の村上に代わって2番手・湯浅が登板した場面。岡田顧問は「こういうときは打席が回ってきたら交代なんやけどなあ。(村上は)中5日とか、あるんやろけど。俺も何回も失敗した。ピッチャーは投げ始めたら(登板間隔は)関係ない。これで絶対、勝ち投手の権利はないからね」と指摘した。3点ビハインドで、5回98球での交代に首をかしげた。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がMBSテレビの中継で伝統の一戦の解説を務めた。この日の甲子園球場付近は約6メートルと強い風が吹いた。岡田顧問は序盤から村上が苦しい投球となったことに、風の影響について指摘。「(右打者の)インコースがシュート回転するのかな。この風は。スライダーも風があって抜ける」と解説した。また五回先頭で森下の飛球がもうひと伸びがなく中飛になった場面では「ライトからサード方向やね」。右翼から左翼方向に吹くいつもの浜風との違いを語った。
◆阪神が六回に1点を返して、終盤を前にして2点差に迫った。3点を追う六回、先発の田中将から先頭の小幡竜平内野手(25)が左前打で出塁すると、1死後、代打・高寺望夢内野手(23)が右前打で続いて好機を演出。1死一、三塁とし、投手・湯浅を迎えた場面で代打・中野拓夢内野手(29)が登場すると場内は大歓声。落ち着いて四球を選び、1死満塁と好機を拡大した。巨人ベンチは田中将に代えて、船迫をマウンドへ。阪神ベンチもD3位・岡城(筑波大)に代えて、代打・前川右京外野手(22)を送った。簡単に2球で追い込まれるも、その後は際どい球に手を出さず、フルカウントからの7球目を見極めて押し出し四球。なおも1死満塁と一打同点のチャンスだったが、福島が併殺打に倒れた。
◆この日に1軍昇格した阪神・及川雅貴投手(25)が七回に登板し、三者凡退に打ち取った。3―5の七回に3番手でマウンドに上がった。先頭のキャベッジを3球で二ゴロに斬ると吉川はスライダーで空振り三振。最後は中山を初球で二ゴロに打ち取った。昨季、両リーグ最多の66試合に登板して防御率0・87をマークするも、今季は試合前時点で防御率9・00とふるわず、4月3日に抹消されていた左腕。約1カ月ぶりの1軍マウンドで、わずか8球で仕事を果たした。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がMBSテレビの中継で伝統の一戦の解説を務めた。巨人先発の田中将が六回1死二、三塁で代打・中野に四球を与え、満塁のピンチを招いて交代した場面。岡田顧問は「ワンテンポ遅れたね。ここは左ピッチャー、欲しいよね。左ピッチャーなら(中野の打席中に)盗塁されてないよ」と、巨人ベンチの準備不足を指摘した。代わった2番手・船迫は代打・前川に押し出し四球を与えて2点差に迫られた。さらに続く福島に対し、巨人バッテリーが内角を突かないことにも疑問を呈した。投球間に何度もタイムかけたことに「これ、ピッチャーが嫌がってるよ。(息が)合ってないもん」。2球目に内角に投じると「やっとや、ええ」と語気を強めた。船迫は福島を二ゴロ併殺に打ち取った。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がMBSテレビの中継で伝統の一戦の解説を務めた。5月26日に始まる交流のキーマンについて問われ、左手首骨折で離脱した近本が務めていたセンターとDHを挙げた。「福島はこれからもっと研究されていくからね。あとはDH(制)が半分あるわけでしょ。DHとセンターの2人、キーはね。交流戦はある程度、点を取らないとしんどいですよ」。阪神は昨季の交流戦で8勝10敗。2023年から3年連続で負け越している。
◆巨人はコンディション不良を抱えるセットアッパーの大勢投手(26)が甲子園の遠征に同行しない中、2点リードの八回のマウンドにドラフト2位ルーキー、田和廉投手(22)=早大=を抜てきした。阿部監督は試合前、〝八回の男〟大勢の代役について「流動的になる」と明かしていた。田和は1年目の今季、開幕1軍メンバー入り。ビハインドの場面などから登板を重ね、独特なシンカーを武器に、前日4月30日の登板でデビューから10登板連続無失点を記録した。
◆阪神が一打同点の好機を作るもあと一本が出ず、勝ち越しとはならなかった。2点を追う八回、巨人の4番手・田和から坂本誠志郎捕手(32)が死球で出塁すると、途中出場の高寺望夢内野手(23)がこの日2本目の安打となる中前打。代打・伏見寅威捕手(35)が犠打を決め、1死二、三塁と好機を拡大させたが、前川が5番手・高梨の前に空振り三振、続く福島も見逃し三振に倒れ、無得点に終わった。
◆右座骨結節のけがで昨季終盤からリハビリに励んできた巨人・高梨雄平投手(33)が1軍に復帰。いきなり5-3の八回1死二、三塁のピンチに5番手で登板した。まずは前川を3ボールから空振り三振斬り。続く福島も見逃し三振に仕留め、無失点で切り抜ける火消しリリーフを見せた。高梨は昨季21試合の登板にとどまり、0勝1敗5ホールド、防御率3.60と苦戦。9月を最後に1軍での登板から離れていた。年俸1億5000万円の3年契約を結んでおり、今季が2年目。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がMBSテレビの中継で伝統の一戦の解説を務めた。2点を追う八回1死二、三塁で空振り三振に倒れた阪神・前川に苦言を呈した。代わったばかりの高梨の制球が定まらず、カウント3―0に。4球目、内寄りの真っすぐを見送ると、2球続けてスライダーを捉えられなかった。「ノースリーから打ちにいかなアカンよ。内野も後ろに下がっているから内野ゴロでいい。そういう状況判断もできていない。ベンチからしたら、左ピッチャーやと使えんってなるよ」と厳しい言葉を並べた。続く福島も倒れて無得点に終わった。
◆プロ3年目の津田淳哉投手(24)が1軍初登板を果たし、無失点デビューを飾った。3-5の九回に5番手で登板。先頭の浦田にストレートの四球を与えたが、続く門脇のバントで投前に転がった打球を好フィールディングで二塁封殺。1死一塁で松本剛を二ゴロ併殺打に打ち取って、初登板でスコアボードにゼロを刻んだ。
◆阪神は序盤の失点を取り返すことができず、対巨人に3連敗を喫した。先発した中5日で先発した阪神・村上頌樹投手(27)は5回5安打5失点。ダルベックに3ランを被弾したほか、4四死球と制球を乱し、苦しい投球となった。打線は0―5の三回に坂本誠志郎捕手(32)の2点打で反撃開始。六回には満塁を作り、代打・前川の押し出し四球で1点を返すも、福島が併殺に倒れ、好機を活かしきれなかった。八回の1死二、三塁の場面でも前川、福島が連続三振。11残塁と拙攻が続いた。佐藤は2試合連続の3安打猛打賞をマーク。この日1軍登録されたばかりの及川は七回に3番手で登板し、わずか8球で三者凡退に抑えた。
◆巨人は田中将が5回?3失点で3勝目を挙げた。8安打4四球と走者を出したが、粘って試合をつくった。二回に平山が先制2点打、三回にダルベックが3ランを放った。阪神は村上が序盤に5失点。打線は11残塁とつながりを欠いた。
◆巨人は昨季4勝8敗と負け越した甲子園で、今季3戦全勝の好発進。昨季まで一度も勝てなかった〝天敵〟の阪神先発、村上から三回までに5得点を挙げ開幕戦に続いて2連勝した。セットアッパーの大勢をコンディション不良で欠く中、一丸で勝利し阿部慎之助監督(47)は「いった投手、みんなが頑張ってくれた」とねぎらった。先発の田中将大投手(37)が六回途中3失点と力投し今季3勝目、黒田博樹に並ぶ日米通算203勝をマーク。4番のダルベックがリーグトップに並ぶ7号3ランを放ち、指揮官は「ああいうホームランがやっぱり大きいので。またいいところで打ってほしい」と期待を込めた。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がMBSテレビの中継で伝統の一戦の解説を務めた。番組の最後に球団史上初のセ・リーグ連覇の確率を問われると、岡田顧問は「できると思いますよ。確率的には。今はブルペンとか、ピッチャーが悪いですけど。故障者もいて。夏場、オールスター明けくらいかな。そのころにはブルペンも整備されているだろうしね。打ちますけど、ピッチャー中心じゃないと難しいと思いますよ。守り勝つというね」と語った。再度、数字について聞かれると「まあ半分、50で」と答えた。
◆阪神が巨人戦3連敗。中5日登板の村上頌樹投手(27)が二回無死からの連続四球と死球で満塁を招き、平山功太内野手(22)の中前打で2点を献上。三回無死一、二塁ではボビー・ダルベック内野手(30)に左翼席へ運ばれた。ダルベックは4本目の阪神戦アーチ。3本目の被弾となった村上は5回98球5失点で2敗目。4月3日広島戦(マツダ)での白星を最後に4戦未勝利となった。攻撃は三回の坂本誠志郎捕手(32)の2点打と六回の代打前川右京外野手(22)の押し出し四球で2点差に迫ったが、七回以降は無得点だった。六回途中3失点の田中将大投手(37)は3勝無敗で阪神戦は2勝目。
◆巨人・田中将大投手(37)が先発し、六回途中3失点の力投で今季3勝目。米大リーグ、ヤンキース時代にともに戦った先輩、黒田博樹に並ぶ日米通算203勝目を挙げ「うれしいですよ。先日、黒田さんが来られたとき、たまたま裏で僕が荷物出しをしているときにたまたま会って挨拶できた。久しぶりにお会いすることできてうれしかった。先週、勝てなかったときも多分、黒田さんの名前がたくさん出たから連絡をくださって、久しぶりに。『もう、はよ抜いてくれ』みたいな感じで連絡を受けた。ここ最近、黒田さんを近くに感じていたので、並べてよかったです」と語った。一回に1死から3連打でいきなり満塁のピンチを招いたが、無失点で切り抜けると、味方が三回までに5得点の大量援護。三回に坂本に2点打を許したが、首位阪神の打線を相手にベテランらしい粘りの投球を見せた。
◆右座骨結節のけがで昨季終盤からリハビリに励んできた巨人・高梨雄平投手(33)が1軍に復帰。いきなり5-3の八回1死二、三塁のピンチに5番手で登板した。前川を3ボールから空振り三振に仕留めると、続く福島もフルカウントで見逃し三振斬り。無失点で切り抜け「やっぱり気持ちいい。お客さんも多いし、いい緊張感の中で野球ができた」と感慨深く語った。高梨は昨季21試合の登板にとどまり、0勝1敗5ホールド、防御率3.60と苦戦。9月を最後に1軍での登板から離れていた。長いリハビリを経て、持ち場に帰ってきた左腕は復帰戦でお立ち台に上がり「去年一年、ほぼ何もできなくて、初めてキャリアの中でけがという形で大きく空けたので、今年は本当にどういう結果を出すかという、そこにかけてリハビリをしてきた。その1試合目が、まず僕としてできてよかった。リハビリを見てくれたトレーナーに感謝です。健康に野球ができる。やっぱりいいなと。けがをしたことで改めて気付いたので。それをかみしめながら投げた」と振り返った。
◆巨人は田中将が5回?3失点で3勝目を挙げた。8安打4四球と走者を出したが、粘って試合をつくった。二回に平山が先制2点打、三回にダルベックが3ランを放った。阪神は村上が序盤に5失点。打線は11残塁とつながりを欠いた。以下に巨人・田中将のデータ。?巨人・田中将が今季3勝目(0敗)を挙げ、NPB通算125勝目。米通算78勝を合わせて、日米通算203勝となった。日米通算勝利数で歴代2位の黒田博樹(日124、米79)に並んだ。最多記録はダルビッシュ有の208勝(日93、米115)。?田中将が開幕3連勝以上したのは楽天時代の2009年(開幕7連勝)、13年(同24連勝)に次いで13年ぶり3度目。
◆中日、阪神、米大リーグで日米通算2450安打を放ったサンケイスポーツスペシャルコメンテーター・福留孝介氏(49)が、10安打を放ちながら11残塁の拙攻に終わった打線について言及。好機で力を発揮できなかった前川右京(22)、福島圭音(24)の両外野手に、1球を仕留めることの重要性を説いた。結果を責めるつもりはない。ただこの先、レギュラーに近づいていくために、どういう考え方で打席に臨むべきかの話をしたい。2点を追う八回1死二、三塁から連続三振に倒れた前川と福島だ。プロの一流の投手になればなるほど、1つの打席で甘い球は何球も来ない。高梨のような経験豊富な投手ならなおさら、甘い球は1球来るかどうか。そして、その1球をどう捉えるか。この日は2人とも打者有利なカウントになった。そこから、絶妙のコースでストライクを取ってきたが、その中に甘い球は確かにあった。打席に入る前に、「甘い球は1球しか来ない。その1球を絶対にファウルしない。つかまえる」としっかり頭を整理できていたかどうか。私自身も若い頃から常に「どうやって1球を仕留めるか」と考えて、甘い球を狙い続けた。しっかりつかまえたら、それだけレギュラーに近づく。あと一本が出ていれば-。そんな試合だったが、レギュラー候補の選手たちが1球を仕留めれば状況は変えられていた。1つ学んで、次に生かしてほしい。(サンケイスポーツ スペシャルコメンテーター)
◆いてつく風が吹く甲子園が悲痛の声で満ちた。自慢の制球力が影を潜め、塁上にたまっていく走者。一発も浴びた。悔しさしか残らない黒星に、阪神・村上頌樹投手(27)はグッと唇をかみしめた。「(風や寒さは)そんなのは関係ない。しっかり乗り切れなかったのが反省点。次回へ向けて頑張りたい」4月25日の広島戦(甲子園)から中5日でのマウンド。一回こそ三者凡退に仕留めたが、二回先頭からまさかの3連続四死球で無死満塁のピンチを招いた。平山に2点中前打を許し、自滅の形で先制点を献上。三回も無死一、二塁からダルベックに3ラン。今季開幕戦でも一発を浴びた新助っ人にまたもやられた。昨季まで抜群の相性を誇った巨人相手に今季ワーストの5回5失点。開幕から続けてきたクオリティースタート(6回以上投げて自責点3以下)も止まった。4月28日のヤクルト戦(神宮)では才木が2回6失点と乱調したばかり。藤川監督がダブルエースと称する先発陣の柱がピリッとしない。ただ、指揮官は冷静だった。6試合で1勝2敗と負けが先行する村上にも「一年間トータルで投げていくピッチャーですから、特に悲観することもないですし、うん。まぁまぁっていう感じですね」と前を向いた。才木は登板3日後のこの日、甲子園でブルペン投球。調整を見る限り、中4日で3日の巨人戦(甲子園)に先発することが見込まれる。村上は「また1週間でしっかりとやりたい」と言葉少なに球場を後にした。2位・ヤクルトは勝利もゲーム差なしで首位はキープ。ただ、球団史上初のセ・リーグ連覇を果たすためには村上と才木の復調は欠かせない。虎のダブルエースは不退転の覚悟を持って、次回先発マウンドに上がる。(原田遼太郎)
◆前日のヤクルト戦(神宮)でプロ初の3安打を放ったD3位・岡城快生外野手(22)=筑波大=は、初めて「1番」に入り左翼でスタメン出場するも3打数無安打、2三振。六回1死満塁の好機では代打を告げられた。「1番としての役割ができなかった。悔しいです」巨人・田中将のフォークやスライダーにまったく対応できなかったことを反省。「今の実力では、そこの目付けというか、見分けがつかなかった。また、練習していきたい」と唇をかみしめた。
◆2点ビハインドの七回に3番手として約1カ月ぶりのマウンドに上がった阪神・及川雅貴投手(25)が、巨人の上位打線を三者凡退に仕留めた。「ストライク先行で優位に立てて、3人で終わることができて良かった」昨季は66試合に登板し防御率0・87と大車輪の活躍も、今季は開幕から2試合で防御率9・00とピリッとせず、4月3日に2軍に降格。この日再昇格を果たして結果を残し「中継ぎとしてワンチームでやっている。その一員になれるように、チームのために腕を振っていきたい」と気持ちを新たにした。
◆偉大な恩人に肩を並べた。巨人・田中将大投手(37)が六回途中8安打3失点、8奪三振の粘投で開幕3連勝とし、黒田博樹に並ぶ日米通算203勝目を挙げた。「とにかく勝ててよかった。後に託すしかなかったけど、みんなに勝たせてもらった」楽天時代の2013年に24勝0敗1セーブ、防御率1・27と驚異的な成績を残し、翌年から米大リーグ、ヤンキースへ移籍。右も左も分からぬ新天地。手を差し伸べてくれたのが当時チームメートの黒田氏だった。春季キャンプ初日にキャッチボールの相手を務めてもらい、遠征地での食事などグラウンドを離れてもサポートを受けた。「一番は自分を見失わないこと。そこを崩さずにやれば間違いなく大丈夫」。授かった金言を胸に、大リーグ1年目に13勝(5敗)をマーク。「黒田さんが同じチームにいなければ、僕はもっと苦労していた」と恩を忘れることはない。日米通算202勝で足踏みした24日のDeNA戦(横浜)後には黒田氏から「早く(記録を)抜いてくれ」と激励の連絡を受けた。30日の広島戦(東京ドーム)では解説を務めていた同氏と球場内でばったり再会。「ここ最近、黒田さんを近くに感じていた。並べてよかった」と自然と笑みが浮かんだ。チームは昨季4勝8敗と負け越した甲子園で3戦3勝。そのうち2勝を挙げている田中将は日米通算勝利数で歴代1位のダルビッシュ(パドレス)の208勝を射程圏内に捉えた。プロ20年目によみがえったマー君が新たな伝説の扉を開こうとしている。(依田雄太)
◆3年目の阪神・津田淳哉投手(24)がプロ初登板を果たし、1回無失点と好投した。3-5の九回に5番手でマウンドに上がると、「やっぱり緊張していました」と先頭の浦田にストレートの四球。それでも「今のバッターだけを考えて投げた」と門脇がバントを試みたボールをつかむと果敢に二塁へ送球して封殺。続く松本剛を二ゴロ併殺に仕留めた。初めて1軍のマウンドを踏み、「ここでずっと投げ続けたいとさらに感じた。もっと自分のボールを投げられるようにしていきたい」と力を込めた。
◆巨人は田中将が5回?3失点で3勝目を挙げた。8安打4四球と走者を出したが、粘って試合をつくった。二回に平山が先制2点打、三回にダルベックが3ランを放った。阪神は村上が序盤に5失点。打線は11残塁とつながりを欠いた。以下に巨人・田和のデータ。巨人の新人・田和がプロ初ホールド。1軍デビューから11試合全て無失点に抑えた。巨人の新人投手のプロ初登板から11試合連続無失点は球団新記録で、2024年の西舘勇陽の10試合を抜いた。プロ野球記録は21年の広島・栗林良吏、22年の楽天・宮森智志、24年のオリックス・古田島成龍の22試合。
◆途中出場の阪神・高寺望夢内野手(23)がマルチ安打と気を吐いた。六回1死一塁で代打で出場し右前打を放って得点につなげると、八回無死一塁での第2打席では中前打で好機を演出。「集中していけました」と納得の表情だった。七回からは今季初めて二塁守備に就き、2年目2022年以来となる守備機会を3度こなした。自打球の影響で中野のベンチスタートが続いているが「そこはあまり考えていない。出たところで頑張れれば」と冷静に口にした。
◆阪神はチャンスに1本が出ず、3ー5で巨人に3連敗を喫した。11残塁の拙攻の中、佐藤輝明内野手(27)が2戦連続の3安打猛打賞で打率・387とした。7本塁打、25打点とともに3冠部門トップ。5月は黒星発進となったが、チームも2戦連続2桁安打。ゴールデンウイーク9連戦、猛虎打線をけん引する主砲の快音は止まらない!5月は宿敵からの黒星で幕を開けたが、4番のバットだけは揺るがなかった。佐藤が打って、打って、打ちまくり、連夜の猛打賞だ。「はい。よかったです」あっさりとしたコメントとは裏腹に、打席では輝きを放ち続けた。まずは一回。1死一、二塁で田中将の146キロを捉えると、瞬く間に中前へ。スタンドがどよめくほどの一打は、打球速度180キロを計測した。さらに5点ビハインドの三回。森下が併殺に倒れた直後の2死走者なしで内角球をうまくさばき、鋭い右前打を放った。続く大山の打席で二盗を決め、今季2つ目の盗塁もマーク。一人で好機を作り直し、坂本の2点打につなげた。七回の第4打席では田中瑛から右前に引っ張り、3安打猛打賞。4月30日のヤクルト戦(神宮)に続く2試合連続で今季6度目。昨季はシーズン全体で猛打賞は7度。28試合目にして、早くも昨季に並ぶペースで量産している。3、4月は打率・376、7本塁打、25打点と圧巻の数字を残し、打撃3部門トップで締めた背番号8。月間MVPは間違いない状況だ。その勢いは5月に入ってもなお健在。この日は打点こそつかなかったが、打率はリーグトップを独走する・387に上昇した。チームは10安打を放ちながら、11残塁と拙攻が続いた。チャンスであと一本が出ず、もどかしい展開にも藤川監督は「ゲームの形はね、チャンスも作ってますからね」と前向きなコメントを残した。不動のチカナカコンビがそろわない危機的状況の中でも福島や岡城など新戦力が台頭。攻撃の形を作り続け、巨人を何度も追い詰めた。悲観する必要はない。2位のヤクルトが大勝し、首位の座は譲らずとも、ゲーム差はなくなった。2019年以来となる甲子園での「伝統の一戦」3連敗。目をそむけたくなる結果だが、佐藤はすでに先を見据えている。「明日も頑張ります」静かにクラブハウスに引き揚げた主砲。これ以上宿敵にやられてばかりではいられない。絶好調の4番打者がきょうこそ白星へ導く快音を響かせる。(秋葉元)
◆日米通算203勝目を挙げ、黒田博樹氏の記録に並び歴代2位タイとなった巨人・田中将大投手(37)に対し、米大リーグ・ヤンキース時代の同僚、ゼラス・ウィーラー1軍打撃コーチ(39)が祝福の言葉を寄せた。12年前の米国での出会いから、日本での再会に至るまでの歩みを語り、「今度はこのチームで一緒に優勝を分かち合えたら」とかつての戦友と迎える歓喜の瞬間を待ち望んだ。【取材・構成=依田雄太】「信じられないような素晴らしい功績だ」。日米通算203勝を挙げ、歴代2位の黒田博樹氏に肩を並べた田中将に対し、ウィーラー氏は惜しみない賛辞を送った。2人の縁は、田中将が渡米した2014年まで遡る。「取材に殺到する日本メディアを見て、彼がどれほどのスターなのかを思い知らされたよ」と懐かしそうに目を細めた。特に忘れられないのが、同年7月3日のツインズ戦(ミネソタ)だ。ウィーラー氏はこの日、「8番・三塁」で待望の大リーグデビュー。初安打を本塁打で達成するなど、4打数2安打1打点と躍動した。先発の田中将も7回4失点と粘り、シーズン12勝目をマーク。2人の活躍でチームを勝利に導いた記念日を「もう12年も経つのか...。自分にとっても特別な一日だった。随分と昔のことのように感じるよ」と懐かしんだ。当時、ヤ軍には黒田氏も在籍。ウィーラー氏は、言葉の壁を超えて伝わってきた2人の絆を「日本語は分からないが、2人が対話している姿は目にした。共通していたのは、2人とも練習熱心で、真のプロフェッショナルであったこと」と証言する。22年限りで現役を引退し、指導者として歩み始めたウィーラー氏は、今季から巨人の1軍打撃コーチに就任。25年に加入した田中将との再会を「野球界は本当に狭い。自分でも驚いているよ」と笑顔で歓迎した。かつての戦友が打ち立てた金字塔に対し、「日本球界の歴史においても価値がある。これからも白星を積み重ね、今度はこのチームで一緒に優勝を分かち合えたら最高だ」とウィーラー氏。再び同じユニホームで迎える歓喜の瞬間を、心待ちにしている。
◆コンディション不良を抱えるセットアッパーの大勢が甲子園の遠征に同行せず、東京に残留。〝八回の男〟不在の中、先発の田中将の後を受けた船迫が、六回の満塁のピンチを1点で食い止めた。八回にはD2位・田和(早大)を起用。招いたピンチを高梨が無失点で切り抜け、阿部監督は「いった投手、みんなが頑張ってくれた」とねぎらった。田和は1軍デビューから11試合連続無失点。巨人の新人投手では新記録となった。
◆今回は阪神に、早めに忠告しておく。打線は相変わらず〝ひと間(ま)〟が作れず打ち損じ。田中将のうまいピッチングに、してやられたけど、それより問題は、だ。先発の村上が5回5失点。いくらなんでも悪すぎる。ボールが来ていないし、切れもない。4月28日のヤクルト戦で2回6失点KOされた才木も同様だった。もはや調整がどうとかいう段階ではない。鍛え直し、作り直しが必要な域に達している。連覇への絶対条件は投手陣。先発の柱2人がこの状態では、ローテーションの先行きも暗くなる。2人がこれだけ悪いと、今季3完封の高橋にもやがて、しわ寄せがくる。リリーフ陣にしたって、石井の離脱が響き、右往左往している感もぬぐえない。なおさら先発陣の安定は欠かせない。まだこの時期だから...と構えていてはいけない。この時期から手を打って、先発ローテを立て直すことだ。(サンケイスポーツ専属評論家)
◆泣きたいわー! 2023年日本一の岡田阪神でMVP、リーグVの25年には最多勝などに輝いた『村神様』(村上頌樹)が、本日も二回に神様らしからぬ四球、四球、死球で走者をためて先制を許す2点をあっさり与えたと思ったら、次の三回にはヒット、ヒット。そして、4番外国人選手のダルベックに一番許しちゃいけないホームランを浴びて0-5。もはやその時点で俺は阪神の勝ちをあきらめた...。というか村神様が普通の人間の投手に戻ってしまったんだなあ~と、体中の力が抜けてしまい、その後の逆転劇なんて、頭の中で描くことさえできなかったのだ。そんな、半分意識不明の中、気がつけば2点を追う八回1死二、三塁。一打同点の場合を迎えていたのだ。しかし、巨人左腕の高梨に前川、福島の左打者が、ともにあっ気なく三振...。ダメだこりゃ~!! 本来ならどちらかに右の代打・浜田を起用したいところだけど、ここまでブンブン丸で結果を出していないので、それもないか~!? 今すぐ右の代打を取りに行かなきゃ連覇黄色信号なのだ!! 本日はおかえりなさいの及川の好投だけだったのだ。
<セ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
阪神 |
17 | 10 | 1 | 0.630 (↓0.024) | - (-) |
115 | 123 (+3) | 97 (+5) | 19 (-) | 22 (+2) |
0.265 (↑0.001) | 3.280 (↓0.06) |
| 2 (-) |
ヤクルト |
18 | 11 | 0 | 0.621 (↑0.014) | 0 (↓1) |
114 | 109 (+16) | 94 (+5) | 22 (+4) | 22 (+2) |
0.252 (↑0.009) | 2.930 (-) |
| 3 (-) |
巨人 |
16 | 12 | 0 | 0.571 (↑0.015) | 1.5 (↑1) |
115 | 93 (+5) | 87 (+3) | 24 (+1) | 17 (-) |
0.228 (-) | 2.880 (-) |
| 4 (-) |
DeNA |
13 | 14 | 0 | 0.481 (↓0.019) | 4 (-) |
116 | 103 (+5) | 111 (+16) | 15 (+2) | 15 (-) |
0.250 (-) | 3.620 (↓0.5) |
| 5 (-) |
広島 |
10 | 15 | 1 | 0.400 (↑0.025) | 6 (↑1) |
117 | 73 (+7) | 82 (+3) | 14 (+1) | 20 (+2) |
0.212 (↑0.003) | 3.020 (-) |
| 6 (-) |
中日 |
8 | 20 | 0 | 0.286 (↓0.01) | 9.5 (-) |
115 | 85 (+3) | 115 (+7) | 17 (+1) | 16 (+1) |
0.247 (-) | 3.770 (↑0.01) |



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