| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 1 | 0 | 1 | 2 | 2 | 3 | 1 | 0 | 0 | 10 | 20 | 0 | 1 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 |
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勝利投手:佐藤 爽(1勝0敗0S) 敗戦投手:廣池 康志郎(0勝1敗0S) 本塁打 | |||||||||||||
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◆西武は初回、ネビンの適時二塁打で先制する。その後は3回表にネビンのソロが飛び出すなど、終わってみれば20安打で10得点を挙げた。投げては、先発・佐藤爽が7回2安打無失点9奪三振の力投を披露し、プロ初登板で白星をマーク。敗れたロッテは、投打ともに振るわなかった。
◆西武タイラー・ネビン内野手(28)が今季初めて1軍に昇格し、さっそく「4番一塁」でスタメン出場する。昨季は21本塁打、63打点で打線をけん引した主軸は、来日2年目の今季は背中や左脇腹のコンディション不良が相次ぎ、4月下旬に2軍で実戦復帰したばかり。「ケガをするとファンをがっかりさせてしまうことも分かっています」とし「こうしてまた1軍でプレーできることを非常に楽しみにしています」とテンションを上げた。復帰戦のZOZOマリンはいきなり左翼からの風速が10メートルを超えてくる見込み。練習でも一塁でフライ捕球に念入りに取り組んだネビンは「ZOZOマリンはいつも風が強いことで知られていますし、常にそれも試合中に準備しておかなきゃいけないと思います」と経験者として気を引き締めていた。【金子真仁】
◆ロッテ広池康志郎投手(23)が4回9安打4失点で降板した。最大風速19メートルの強風に見舞われ、初回に制球を乱して先制点を献上。マウンド上では何度も帽子を押さえる場面が見られた。2回には直球にスプリット、シュートを織り交ぜて無失点に抑えるも、3回に本塁打を許し、4回には不運な当たりも絡んで4安打2失点。飛ばされる帽子を気にしながらも粘りの投球を続けたが、流れを止められなかった。試合前には「コンディションはいい状態です。今チームが連勝出来てるので、僕も先発として試合を作ってチームに良い流れを持ってこれるように、自分の攻めのピッチングをしていけたらと思います」と意気込んでいた。4月12日の西武戦は7回1安打無失点と好投しただけに、この日は強風に翻弄(ほんろう)された。
◆最大19メートルの強風ではロッテのアイスクリーム「爽」を食べるにも少々冷えるが、西武先発の佐藤爽投手(23)は颯爽(さっそう)と投げ、ロッテ打線を冷え込ませていった。前日4月30日に支配下登録を勝ち取り、背番号75のユニホームで初めてのマウンド。初回、安打を許しながらも3人で打ち取ると、2回には石川慎をチェンジアップ、ソトをスライダー、井上を直球で3者連続空振り三振に。3回も四球を挟んで3奪三振。強風をものともしない制球力と、風で効果を増した変化球で、5回まで無失点。勝利投手の権利を手にした。育成契約出身の投手がプロ初登板初先発初勝利となれば球団史上初となる。日本ハムの本拠地エスコンフィールドがある北海道・北広島市の出身。少年時代、ロッテの「爽」は「あんまり食べたことはないですよ」と笑いながら、セイコーマートでバニラ味を買って食べたこともある。全国的には無名ながら、星槎道都大時代には投打で高いセンスを示していた。西武がその素質に着目し、先発左腕候補として育成獲得。順調に成長し、今回の9連戦で「7人目」の先発投手が必要な状況でも、支配下登録の投手たちをさしおいて、見事にチャンスをゲット。1軍戦力として堂々と爽やかに花開いた。【金子真仁】
◆試合前イベント「TEAM26デー」のゲストとして始球式を務めたのは、「幕張の防波堤」の異名を持ち守護神として活躍した小林雅英氏(51)だった。やや高めに浮いたものの余裕の投球で球場を沸かせた。「昨年に引き続き始球式という大役を務めさせていただいてありがとうございます。風速15メートル出ていましたが、久しぶりにマリンの風を正面から受けて『懐かしいな』って。よくこんなところで野球やってたなって改めて思い出しました。球速108キロですか?煩悩の数でいいんじゃないですか(笑)」と話した。
◆セレモニアルピッチを行ったのは男性5人組アイドルグループのリアルピースだった。全員きれいなフォームで投げ込んだ。リーダーのかずぅさんは「今日はあがりにあがってしまっていたんですが、めちゃくちゃ楽しかったです! 出番前に投球を教えてくれた益田投手に『風を感じてきて』と言われたのですが、こんなに風が強いのか! こんな風で野球選手たちはプレーしているのかと改めてプロってすごいなと思いました! いっぱい投球練習をしてきたので、メンバーみんながうまく投げることができて良かったです! 今日はマリーンズが勝つことを信じて応援したいと思います! ありがとうございました!」。なおさんは「グラウンドに出た瞬間は風が強すぎてうまくパフォーマンスできるかなって心配になったのですが、球場のお客さんの皆さんが目に入ったらアドレナリンが出て『今日は楽しもう! 一生懸命盛り上げよう!』と切り替わり、楽しくパフォーマンスすることができました! 今日は最後まで盛り上げていきたいと思います! ありがとうございました!」とコメントした。
◆ロールアウト昨日支配下登録されたばかり!!佐藤爽 プロ初登板で堂々の結果<本日の成績>回:7球:102安:2振:9四:1失:0(映像は3回3アウト目の奪三振)??ロッテ×西武#seibulions #だったらDAZN pic.twitter.com/Zj0MCjwB32
◆ロッテは西武に敗れ、連勝が3でストップした。先発の廣池康志郎投手(23)は4回9安打4失点。最大風速19メートルの強風の影響も受け、初回に制球を乱して先制点を許すなど苦しい立ち上がりとなった。2回は無失点に抑えたが、3回に本塁打を浴び、4回も失点を重ねて降板。「立ち上がりから今日はまっすぐのスピードが出ていなかったのはありますね。あとは変化球の高さであったり腕の振り。コントロールしに行ってしまっていたのでそこは自分の中で反省点です」と振り返った。後続も流れを止められず、今季ワースト19安打、今季初の2桁失点を喫した。打線も西武先発・佐藤の前に苦戦し、8回までわずか2安打9三振。苦手とする「初物の左腕」を攻略できず、最後まで投打がかみ合わなかった。日本ハムが勝利したため、ロッテは最下位タイに転落した。
◆西武の佐藤爽投手(23)がプロ初登板初先発で初勝利を挙げた。育成契約出身の選手としては球団史上初の快挙となる。7回9奪三振無失点。ロッテの人気アイスクリーム「爽」のごとく、爽やかにロッテ打線を冷え込ませた。持ち前の度胸で攻めた。持ち前の変化球が風に乗った。左翼からの最大19メートルの強風で、スライダーの横変化が最大で「73・9センチ」をマーク。ホームベースを横切るどころではない切れ味に加え、ツーシームも吹き上がりながら左打者に食い込む。ロッテ打線に満足いくスイングをさせず、かつフライも少なく野手陣のリスクさえ減らした。借金2で終えた3、4月。5月が始まり、主砲タイラー・ネビン内野手(28)が合流し、いきなり本塁打に2二塁打と絶好調。貴重な支配下枠を与えた佐藤爽が台頭したのもチームの大きなプラスだ。バッテリーを組んだ柘植世那捕手(28)は3安打、ロッテ出身の平沢大河内野手(28)も3安打と、打線も一気に火が付いた。佐藤爽のテキパキしたテンポも、その流れを間違いなく生み出した。チームは今季初めて、総得点が総失点を上回った。
◆西武の佐藤爽投手(23)がプロ初登板初先発で初勝利を挙げた。育成契約出身の選手としては球団史上初の快挙となる。7回2安打9奪三振無失点。ロッテの人気アイスクリーム「爽」のごとく、爽やかにロッテ打線を冷え込ませた。持ち前の度胸で攻めた。持ち前の変化球が風に乗った。左翼からの最大19メートルの強風で、スライダーの横変化が効果的だった。試合後のインタビューでは「初回から全力で行きました。しっかり、風を味方につけることができました」と、ZOZOマリン名物の風も投球に生かした。デビュー戦勝利には「できすぎ」と謙遜したが、ウイニングボールを手にして「お父さんにあげたい」とホッとした笑みを浮かべた。4月30日に育成から支配下選手となった2年目の佐藤爽が初登板初勝利。西武投手の初登板初勝利は24年4月3日オリックス戦で新人の武内が記録して以来12人目。育成ドラフトで入団した投手の初登板初勝利は24年9月29日前田純(ソフトバンク)以来7人目で、西武では初めて。支配下選手登録された翌日に記録したのは、24年6月8日登録→同9日巨人戦で初登板初勝利の佐藤(オリックス)以来2人目。
◆西武タイラー・ネビン内野手(28)が1軍合流早々に本塁打&2二塁打と大活躍した。「すごく楽しい試合でした」と笑顔を振りまいた。チームも20安打。2軍で準備中も1軍戦を欠かさず見ていた。「柘植もあまり試合に出ていない中で3安打は素晴らしい。みんなにヒットが出たのはいい要素だね」とし「佐藤投手も素晴らしいデビューだったと思います」と仲間たちをほめ続けた。
◆西武平沢大河内野手(28)が移籍後初めてロッテ戦で安打を放った。開幕2軍スタートも、1軍昇格後は3割台中盤~後半の打率をキープ。この日は6番三塁でスタメン出場し、スタメン発表時にはロッテファンからも大きな歓声が湧いた。平沢は2回の第1打席に右前打を放つと、その後も右翼フェンス直撃二塁打を含む3安打。ロッテで9年間プレー後、現役ドラフトで西武に移籍した経緯があるが「まぁ、特別な思いはそんなになくて。しっかりスタメンで出て、3本打てて、タイムリーも打てたし、結果としては良かったですね。去年は何もできずマリンは終わったので」と話した。ネビンが復帰し、DH起用の渡部もやがて三塁へ戻ってくる。「ライバルはいっぱいいますし、競争にしっかり残っていけるように頑張りたい」。元本拠地での活躍で、さらに勢いづきたい。【金子真仁】
◆西武佐藤爽投手(23)が1軍デビュー戦でいきなり初先発初勝利をなしとげてみせた。風速は最大19メートル。それでも「初回の5球で何とか合いました。そんなに苦労しなかったです」と風を味方につけた。アプリ「NPBプラス」ではスライダーの横変化値は最大73.9センチを、直球はシュート気味にふけることもあり54.2センチを計測する球もあり、ロッテ打線も対応は困難だった。豊田清1軍投手チーフコーチ(55)は「よくやってくれました。本田圭佑が出てきた時くらいコントロールもいいし、我々としても四球を全く心配することもない。風もうまく利用できた。本当に神風が吹いたかな、みたいな感じで見ていました」とたたえた。強風で乱れる投手も多いが「そういうことはできる子」と対応力も評価。「カウント悪くしてもちょっとマウンドを外したり、そういう立ち振る舞いも非常に良かった。(捕手の)柘植もよく引っ張ってくれました」と話した。首脳陣は佐藤爽に対し、先発に加え、リリーフ起用も想定している。この日の好投を受け、西口文也監督(53)は「ローテーションの兼ね合いになってくる」としつつ「今日が良ければもう一度投げさせようと思っていた」と次回の先発起用を示唆していた。【金子真仁】
◆西武佐藤爽投手(23)がプロ初登板初先発で初勝利を挙げた。育成契約出身の選手としては球団史上初の快挙となる。7回9奪三振無失点。ロッテの人気アイスクリーム「爽」のごとく、爽やかにロッテ打線を冷え込ませた。持ち前の度胸で攻めた。持ち前の変化球が風に乗った。左翼からの最大19メートルの強風で、スライダーの横変化が最大で「73・9センチ」をマーク。ホームベースを横切るどころではない切れ味に加え、ツーシームも吹き上がりながら左打者に食い込む。ロッテ打線に満足いくスイングをさせず、豊田投手チーフコーチは「神風が吹いた」と表現しつつ、風の中でのマウンドさばきにも最高の評価をつけた。5月の始まりに大きな戦力が台頭。西口監督も「自分の持ち味を十二分に発揮してくれた」とほめた。今後についても「今日が良ければもう一度(先発で)投げさせようと思っていたので」と登録抹消はせず、5月第2週または第3週での次回先発マウンドを示唆した。主砲タイラー・ネビン内野手(28)が合流し、いきなり本塁打に2二塁打と絶好調。佐藤爽のテンポに乗ったか、チームも3年ぶりの1試合20安打。今季初めて、シーズン総得点が総失点を上回った。
◆ロッテは西武に大敗し、連勝は3でストップした。先発の広池康志郎投手(23)は最大風速19メートルの強風の中で制球に苦しみ、4回9安打4失点で降板。初回に先制点を許すと、その後も流れを引き戻せなかった。「立ち上がりからまっすぐのスピードが出ていなかった。あとは変化球の高さであったり腕の振り。」と反省しきり。チームは2年ぶり被安打20で今季初の2桁失点を喫した。サブロー監督(49)は「よう打たれましたね。ホームグラウンドなのに、こっちが球を操れず、向こうがちゃんと操っていた」と厳しく指摘した。打線も西武先発・佐藤爽の前に7回まで2安打9三振と沈黙し、苦手とする「初物の左腕」を攻略できなかった。佐藤爽については「経験は少なかったと思うが、強風の中でもしっかりコントロールできていた。うちの打者が受け身になっていた」と振り返り、「次に対戦する時はやり返してほしい」と奮起を促した。チームは今季4度目の完封負けで最下位タイに転落した。サブロー監督は「こういう試合は年に数回はある。明日に引きずらないこと」と切り替えを強調した。
◆西武柘植世那捕手(28)のバットが面白いように安打を繰り出した。今季ここまで1打数1安打。スタメンマスクはこの日が今季初。それでも初先発の佐藤爽をリードする重責の中で、3打席連続安打を放った。最後は併殺打ながら、これで5打数4安打の打率8割。「練習の成果をしっかり出せました」とうれしそうだ。夢を超えていった。4月19日に今季初安打。その数日後の夜、記者が柘植のシーズン打撃成績が「2打数2安打」に増えている夢を見た。伝え聞いた柘植は「まじっすか? いつ打てるかな~」と楽しみにしていた。12日後のこの日、第1打席でいきなり夢を"正夢"にすると、その後の2安打で正夢さえも超えていった。打率8割。「OPSもすごいことになっていたり?」と問いかけられると「いやいや、まだシングル(ヒット)だけっすから」と謙遜。佐藤爽も見事に初勝利に導き、獅子の男・柘植世那が存在感を見せた強風の夜だった。【金子真仁】
◆西武の佐藤爽投手(23)がプロ初登板初先発で初勝利を挙げた。育成契約出身の選手としては球団史上初の快挙となる。7回9奪三振無失点。ロッテの人気アイスクリーム「爽」のごとく、爽やかにロッテ打線を冷え込ませた。佐藤爽は細い糸をたぐり寄せ、プロ野球の舞台で投げた。24年シーズン、北海道・星槎道都大の左腕はドラフト戦線を騒がせるほどの投手ではなく、身長も178センチほど。球速も140キロ台前半から中盤。調査書が届いたのは2球団。西武以外の1球団は指名の現実性が薄かった。「自分、プロ志望届を出した時点で、社会人野球や独立リーグは考えていなかったです。社会人野球がダメなわけじゃなくて、もし野球を続けるなら最高峰の場所でやりたくて」担当スカウトの水沢英樹氏(56=現国際・育成コーディネーター)は「今の主流のタイプじゃない。でもムダのないフォームから制球が抜群。これだけで十分でした」とほれた。150キロ台が主流の令和球界。それでも西武は佐藤爽を選んだ。広池浩司球団本部長(52)が明かす。「昔はよく『コントロールは投げ込めばついてくる』と言われましたし。でも実は、もともとコントロールがあった方が実はいいよね、後からつきづらいよねと、私たちは考え直しました」。考え直しました-。白熱の議論が想像される。育成4位でギリギリのプロ入り。もし西武からの指名がなければ。「ドラフト指名がなければ、父親の仕事を手伝っていました。決めてました」と佐藤爽は明かす。男手1つで3きょうだいを育ててくれた父恵介さんはこの日、北海道から上京。長男の立派な仕事を見届け、ウイニングボールの行き先が自分と知った。【金子真仁】佐藤爽(さとう・そう)2003年(平15)2月9日、北海道生まれ。小学1年から野球を始める。中学時代は札幌豊平ボーイズ所属。札幌山の手では甲子園出場なし。星槎道都大に進み、4年春のリーグ戦でMVP獲得。24年育成ドラフト4位で西武入り。1年目の昨年は2軍で9試合登板して4勝1敗、防御率2・05。26年4月30日に支配下選手に昇格した。178センチ、82キロ。左投げ左打ち。影響を受けた選手はヤクルト石川。
◆西武佐藤爽投手(23)がプロ初登板初先発で7回無失点、見事に初勝利を挙げた。育成契約2年目の春、支配下登録翌日の快挙になった。4月末~5月上旬の9連戦はもちろん、首脳陣も当初から分かっていたこと。右ひじ痛で出遅れたアラン・ワイナンス投手(30)が当初、この9連戦での1軍初登板に向けて合わせていた。しかしコンディション不良で一度、ライブBPを回避。西口文也監督(53)も「9連戦には間に合わないと思う」と4月半ばにはイメージしていた。実績のある与座海人投手(30)も右肩痛で出遅れ、松本航投手(29)はファームでも失点がかさみ、上田大河投手(24)らもファームでの圧倒的な成績にはほど遠かった。シーズンは30試合に到達したばかり。春先はまずは支配下契約中の先発投手候補からチャンスを与えるのが王道ともいえる。しかし彼らには「決め手」がなかった。その中で佐藤爽が2軍で続けて好投、圧倒。支配下の残り枠は「3」とすでに少なかったが、佐藤爽が選ばれた。西口監督は「そりゃ内容が一番いいから」と端的に話した。広池浩司球団本部長(52)も「(佐藤爽にとって2軍登板から中6日となる)5月1日の日程が空いたのもポイント」としつつ、実力も含め「それが育成選手であっても優先して登録して投げさせようということになりました」と経緯を口にする。勝つ確率を最優先した証しだ。もちろん、9連戦をしのぐためだけに登録したわけではない。西口監督は4月30日、佐藤爽の起用について「中に入れることもあるかもしれない」とリリーフ起用の可能性が消えていないことを示唆した。クローザー岩城を除くと、リリーフ左腕に不安が残る現状がある。また9連戦後、チームは「1週間5試合」と日程が楽になり、むしろ先発投手が余る。佐藤爽もこの日次第では一時的なリリーフ転換や、次回先発まで登録抹消となる可能性も十分にあったとみられる。その上でのこの快投。西口監督は試合後に「今日が良ければもう一度(先発で)投げさせようとは思ってたので」と話し、即日の登録抹消はしない方針を明らかにした。先発陣では高橋光、武内、平良がここまで中6日をキープし続けており、彼らが1週休みを挟む可能性が今後ある。すでに1軍待機段階にあるワイナンスがそこに入る有力候補とみられたが、見事なマウンドさばきをやってのけた佐藤爽が、まずは次なるチャンスを手にした形だ。【西武担当=金子真仁】
◆西武佐藤爽投手(23)がプロ初登板初先発で初勝利を挙げた。育成契約出身の選手としては球団史上初の快挙となる。7回9奪三振無失点。ロッテの人気アイスクリーム「爽」のごとく、爽やかにロッテ打線を冷え込ませた。4月30日に育成から支配下選手となった2年目の佐藤爽が初登板初勝利。西武投手の初登板初勝利は24年4月3日オリックス戦で新人の武内が記録して以来12人目。育成ドラフトで入団した投手の初登板初勝利は24年9月29日前田純(ソフトバンク)以来7人目で、西武では初めて。支配下選手登録された翌日に記録したのは、24年6月8日登録→同9日巨人戦で初登板初勝利の佐藤(オリックス)以来2人目。佐藤爽(さとう・そう)2003年(平15)2月9日、北海道生まれ。小学1年から野球を始める。中学時代は札幌豊平ボーイズ所属。札幌山の手では甲子園出場なし。星槎道都大に進み、4年春のリーグ戦でMVP獲得。24年育成ドラフト4位で西武入り。1年目の昨年は2軍で9試合登板して4勝1敗、防御率2・05。26年4月30日に支配下選手に昇格。178センチ、82キロ。左投げ左打ち。影響を受けた選手はヤクルト石川。
◆ロッテ・田中晴也投手(21)が2日の西武戦(ZOZOマリン)に先発する。右腕は左アキレス腱断裂で離脱した種市篤暉投手(27)の穴を埋めるべく、マウンドに上がる決意を固めている。前回4月26日のソフトバンク戦(鹿児島)は雨のため二回裏でノーゲーム。中5日で種市が登板していた土曜に回った田中は「ほぼ投げていないし、疲れもないので問題ない。感覚的には良くなっているし、投げているボールもブルペン、キャッチボールを含め、今年では一番感覚的にいいので自信を持って臨める」と力強く言い切った。25日の試合中に故障に見舞われた種市とは普段から助言をもらったり、投球論を交わす間柄だけに「種市さんがけがをしてしまったことは自分としても本当につらいし、チームとしても本当に痛い」と沈痛な面持ち。「誰かがその穴を必ず埋めなきゃいけない。自分も種市さんにすごく影響を受けながら毎日練習していたし、種市さんからのアドバイスが今の自分につながっている部分もたくさんある。種市さんの分までしっかり腕を振って、チームの勝利に貢献できるように」と引き締まった表情で話した。先輩右腕の助言を生かして一皮むけたいところだ。(片岡将)
◆ロッテなどで日米通算234セーブを挙げ、「幕張の防波堤」と呼ばれた小林雅英氏(51)が始球式に登場した。風速15メートル超の強風が吹く中、現役時代の背番号「30」のユニホームを身にまとい、マウンドの手前から投じたボールはノーバウンドで球速108キロの表示。古巣のファンから大歓声を浴び、「昨年に引き続き始球式という大役を務めさせていただいてありがとうございます。風速15メートル出ていましたが、久しぶりにマリンの風を正面から受けて『懐かしいな』って。よくこんなところで野球やってたなって改めて思い出しました。球速108キロですか? 煩悩の数でいいんじゃないですか(笑)」とコメントした。
◆プロ初登板で先発した西武の佐藤爽が7回で9奪三振、2安打無失点で初勝利を挙げた。打線は今季最多の20安打。ネビンが一回に先制の二塁打、三回に1号ソロを放った。西川が3打点。ロッテは広池、東妻と失点を重ねた。
◆プロ初登板で先発した西武の佐藤爽が7回で9奪三振、2安打無失点で初勝利を挙げた。打線は今季最多の20安打。ネビンが一回に先制の二塁打、三回に1号ソロを放った。西川が3打点。ロッテは広池、東妻と失点を重ねた。以下に西武・佐藤爽のデータ。昨年、西武に育成ドラフト4位で入団した佐藤爽が先発でプロ初登板し勝利投手。育成ドラフト出身投手の初登板勝利は球団史上初めてで史上7人目。そのうち先発勝利は2018年のソフトバンク・大竹耕太郎(8月1日の西武戦)、21年のロッテ・本前郁也(4月1日の楽天戦)、23年の巨人・松井颯(5月21日の中日戦)、24年のオリックス・佐藤一磨(6月9日の巨人戦)とソフトバンク・前田純(9月29日の日本ハム戦)に次いで2年ぶり6人目。
◆ユニホームがはためくほどの強風を受けながら、堂々と投げ切った。西武の育成出身2年目左腕、佐藤爽投手(23)が先発でプロ初登板し、7回2安打無失点で白星を飾った。「あんまり緊張しないので、何も考えていないのが逆にいいのかな。うまくいき過ぎた」前日4月30日に支配下登録されたばかり。育成出身で初登板勝利は球団史上初の快挙だ。ZOZOマリンスタジアムの電光掲示板には風速19メートルと表示されていたが、「風をうまく利用して、ストレートがいい感じにシュート気味に動いてくれたので、それが一番有効だった」。チェンジアップも大きく低く沈み、追いかけるような空振りを繰り返したロッテ打線から9三振を奪った。北海道出身。札幌山の手高から星槎道都大を経て、2025年に育成ドラフト4位で西武に入団した。学生時代は目立った成績を残せなかったが、力みのない投球フォームにスカウトが着目。2年目の今季は2軍で5試合に登板し、3勝0敗、防御率1・37と安定した投球を見せた。記念球は故郷から観戦に訪れた父の恵介さんににプレゼントする。高校1年の時から、3きょうだいを男手ひとつで育ててくれた。「任された試合で責任を持って投げていく」と佐藤爽。孝行息子が最高のデビューを飾った。(片岡将)
<パ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
ORIX |
17 | 11 | 0 | 0.607 (↓0.023) | - (-) |
115 | 112 (+1) | 113 (+5) | 20 (-) | 12 (-) |
0.250 (↓0.001) | 3.800 (↑0.05) |
| 2 (-) |
ソフトバンク |
15 | 12 | 0 | 0.556 (↑0.018) | 1.5 (↑1) |
116 | 117 (+4) | 94 (+1) | 23 (+1) | 7 (+1) |
0.247 (↑0.002) | 3.210 (↑0.12) |
| 3 (-) |
西武 |
14 | 15 | 1 | 0.483 (↑0.019) | 3.5 (↑1) |
113 | 104 (+10) | 102 (-) | 18 (+1) | 10 (-) |
0.239 (↑0.009) | 2.700 (↑0.09) |
| 4 (2↑) |
日本ハム |
14 | 16 | 0 | 0.467 (↑0.019) | 4 (↑1) |
113 | 126 (+5) | 124 (+1) | 37 (+2) | 15 (-) |
0.232 (-) | 3.760 (↑0.1) |
| 5 (1↓) |
楽天 |
12 | 15 | 1 | 0.444 (↓0.018) | 4.5 (-) |
115 | 92 (+1) | 92 (+4) | 16 (-) | 18 (-) |
0.232 (-) | 3.040 (↓0.05) |
| 5 (1↓) |
ロッテ |
12 | 15 | 0 | 0.444 (↓0.018) | 4.5 (-) |
116 | 84 (-) | 110 (+10) | 14 (-) | 15 (+1) |
0.229 (↓0.003) | 3.650 (↓0.13) |



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