西武(★2対3☆)日本ハム =リーグ戦6回戦(2026.04.30)・ベルーナドーム=
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日本ハム
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西武
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勝利投手:柳川 大晟(1勝0敗6S)
(セーブ:島本 浩也(1勝0敗1S))
敗戦投手:羽田 慎之介(1勝1敗0S)

本塁打
【西武】長谷川 信哉(2号・6回裏ソロ)

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◆日本ハムが延長戦を制した。日本ハムは2点を追う8回表、田宮の適時打と郡司の犠飛で同点とする。そのまま迎えた11回には、野村の適時打で1点を奪い、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・柳川が今季初勝利。敗れた西武は、打線が終盤の好機を生かせなかった。

◆西武茶野篤政外野手(26)がオリックスからの現役ドラフトでの移籍後、初めてスタメン出場することが発表された。「1番中堅」として出場する。午後6時開始予定の試合で「1番中堅」の茶野は、実は午後1時に開始した隣接のカーミニークフィールドでの2軍広島戦でも「1番中堅」で出場していた。4回裏の第3打席を終えると、途中交代し、1軍のベルーナドームへ移動。いわゆる"親子ゲーム"となった。親子ゲーム自体は珍しいことではないが、2軍戦でスタメン出場すると1軍練習に間に合わないため、1軍戦ではベンチスタートのケースがほとんど。2軍でも1軍でもスタメンで、しかも同じ「1番中堅」でスタメンとなるとかなり珍しいケースとなる。【金子真仁】

◆日本ハム西川遥輝外野手(34)が出場登録を抹消された。今季はここまで18試合に出場。打率1割8分6厘、1本塁打、4打点の成績だった。前日29日の同戦は「1番中堅」でスタメン出場するも、4打数無安打に終わっていた。

◆日本ハムがまたもミスから先制点を許した。両チーム無得点の2回。先発の伊藤大海投手(28)は簡単に2死を奪うと、7番の西武石井も一ゴロに打ち取ったかに見えた。だが、一塁手・清宮幸太郎内野手(26)の一塁への送球を伊藤が捕球できず(記録は伊藤のエラー)。その後、8番古賀の中前打で2死一、三塁のピンチを招くと、9番滝沢に中前適時打を浴びて、先制点を献上した。チームは今季、守備のほころびが目立っている。これでチーム27個目の失策。12球団ワーストの数字をさらに更新した。前日29日の同戦でも失策から失点していた。

◆日本ハム田宮裕涼捕手(25)が反撃の適時打を放った。2点を追う8回無死三塁、代打で登場。西武先発隅田の2球目、カーブを捉えた打球は左前適時打となった。田宮は29日の西武戦(ベルーナドーム)を欠場していた。28日の同戦で「8番捕手」でスタメン出場。3回の守備の際に西武岸の打球が左ひざを直撃した。新庄剛志監督(54)は、29日の試合後に「バッティングぐらいひざの状態がよくないみたいなので。明日(30日)は山田(バッテリー)コーチと話をして」と説明していた。

◆日本ハム先発の伊藤大海投手(28)が7回112球、7安打2失点(自責1)で降板した。ミスから先制点を許した。両チーム無得点の2回2死。西武石井を一ゴロに打ち取ったかに思えたが、一塁手・清宮幸太郎内野手(26)の送球をベースカバーに入った伊藤が捕球できなかった(記録は伊藤の捕球ミス)。12球団ワーストを更新するチーム27個目の失策。その後、古賀と滝沢の連打で2死走者なしから先制点を献上した。6回には、この回先頭の西武長谷川に左翼へのソロ本塁打を浴びて、痛恨の追加点を許した。それでも、多彩なボールを駆使して西武打線に対峙(たいじ)。エースの意地を見せ、7回まで投げきってみせた。

◆日本ハム伊藤大海投手(28)がエースの意地を見せた。7回7安打2失点(自責1)で勝ち負けつかず。2回に自らの失策も絡んで先制点を献上すると、6回には西武長谷川に左翼へのソロ本塁打を浴びた。だが、多彩な変化球を駆使して112球の力投。「最低限ゲームをつくることはできましたが、先に点を取られてしまったことが、もったいなかったと思います」と振り返った。

◆西武が日本ハムに逆転負けし、4カード連続の勝ち越しはならなかった。勝率5割復帰は今回もならず。3、4月は13勝15敗1分けの借金2で終えた。先発左腕の隅田知一郎投手(26)は初回、3者連続奪三振という最高のスタート。試合中盤までも快調に飛ばし、6回までで9奪三振。しかし2点リードの8回に連打で1点を返されると、捕手の打撃妨害や四球などもあって1死満塁で降板。引き継いだ甲斐野央投手(29)が犠飛で同点に追いつかれた。試合は2-2のまま延長戦へ。延長10回はスクイズ阻止で無失点でしのいだものの、その裏の西武も得点圏を生かせず。延長11回に5番手の羽田慎之介投手(22)が四球後、セットポジション時の落球でのボークからピンチを広げ、野村に勝ち越し適時打を打たれた。主砲のタイラー・ネビン内野手(28)は5月1日に1軍昇格予定ながら、コンディション不良でここまでの戦いには不在だった。1番打者の桑原将志外野手(32)も故障で離脱中。リリーフ陣を中心に故障者は他にもおり、オフにはエース今井もメジャー挑戦で退団。その状況で3、4月を借金2で終えた。

◆日本ハムが今季2度目の延長戦を制して、2カードぶりに勝ち越した。延長10回1死三塁から相手バッテリーにスクイズを外されて勝ち越し機を逃したが、11回に四球とボーク、進塁打を絡めて無安打で1死三塁。フランミル・レイエス外野手(30)が申告敬遠で歩かされ一、三塁となったところで、野村佑希内野手(25)が勝ち越しの左前適時打を放った。「速球に振り負けないようにと思っていました」とお立ち台で話した。終盤までは緩急を操る西武先発の隅田に苦しんだ。先頭打者が出塁した3、7回は相手の堅守に阻まれ得点できなかったが、8回は先頭の水野達稀内野手(25)の三塁打、続く代打田宮裕涼捕手(25)の左前適時打で1点を返し、さらに1死満塁から郡司裕也捕手(28)の中犠飛で追い付いた。2戦連続中5日で先発した日本ハム伊藤大海投手(28)は2回2死走者なしから自らの捕球ミスで走者を許すと、2連打で先制点を失い、6回には長谷川に追加点の左越え本塁打を浴びた。それでも、7回を7安打2失点で踏ん張り、味方の同点劇を呼び込んで勝敗つかず。8回からのブルペン勝負で粘り勝ち。4人目の柳川大晟投手(22)が今季初勝利、最後を締めた島本浩也投手(33)が7年ぶりのセーブを記録した。

◆西武は敗れたものの9番滝沢夏央内野手(22)が執念を見せた。勝率5割復帰がかかっていた大事な試合。2回2死一、三塁で日本ハム伊藤に詰まらせながら「気持ちで打ちました」と中前に落とす適時打にした。この日から二塁候補の石井が1軍合流し、自身は遊撃スタメン。「自分のやることをやるだけです」と集中し、試合途中に三塁に移ってもファインプレーを連発。欠かせない戦力であることを大きくアピールした。

◆西武が日本ハムに逆転負けし、4カード連続の勝ち越しはならなかった。勝率5割復帰は今回もならず。3、4月は13勝15敗1分けの借金2で終えた。先発左腕の隅田は初回、3者連続奪三振という最高のスタート。7回まで粘ったが、2点リードの8回、先頭の右翼への大飛球をカナリオが捕球できず。三塁打になり、最終的に同点にされた。西口監督は「追いついたなら捕ってほしかった、というところから始まってですね」と流れのポイントに挙げた。試合は2-2のまま延長戦へ。延長10回はスクイズ阻止で無失点でしのいだものの、その裏の西武も得点圏を生かせず。延長11回に5番手の羽田慎之介投手(22)が四球後、セットポジション時の落球でのボークからピンチを広げ、野村に勝ち越し適時打を打たれた。「ああいうところもちょっともったいない...」と苦言を呈した。主砲のタイラー・ネビン内野手(28)は5月1日に1軍昇格予定ながら、コンディション不良でここまでの戦いには不在だった。1番打者の桑原将志外野手(32)も故障で離脱中。リリーフ陣を中心に故障者は他にもおり、オフにはエース今井もメジャー挑戦で退団。その状況で3、4月を借金2で終えた。「ここ最近はいい試合運びはできている。この流れのまま」と気持ちを切り替えた。

◆5月1日にリミットを迎える。日本ハム・郡司裕也捕手(28)が4番降格の窮地に立たされている。昨年11月のファン感謝イベントで、新庄監督が郡司を開幕から「4番・三塁」で起用することを発表。一方で、春季キャンプイン前日の1月31日に「開幕から30試合で(打率)・280打ってなかったら、2軍に落とそうかなと」と〝ノルマ〟を課した。その〝期限〟である開幕から30試合目を迎えるのが5月1日で、目下(4月29日現在)、打率・240(96打数23安打)。4番継続には、残り2試合(4月30日西武戦、5月1日オリックス戦)で10打数7安打以上が必要となる計算だ。「開幕して予想以上にインコースへのツーシームやシュート系が増えて、それを意識する中でボールの見方、スイングにズレが生じてきた」。郡司は〝4番の宿命〟ともいえる厳しい内角攻めに打撃フォームが崩れたと自己分析する。その中、4月22日の楽天戦(エスコン)前に、横尾打撃コーチ、バイオメカニクスのアナリストをまじえて会談。その後に、今季初めての早出特打を敢行した。横尾コーチが「キャンプが終わって、開幕するまで郡司とバッティングの話は一切していない」と明かしたように、異例の会談だった。同戦で郡司は2安打、2四球。直近2試合でも6打数3安打で、自身も「確実に状態は上がっている」と手応えを口にしている。(東山貴実)

◆西武が延長戦の末に敗れ、4カード連続の勝ち越しならず。3月31日以来の勝率5割復帰を逃し、4月を借金2で終えた。打線は日本ハム先発の伊藤から二回に滝沢の中前適時打、六回に長谷川の2号ソロ本塁打で2点をリード。西武先発の隅田は一回に3者連続三振など、七回まで9奪三振、無失点の好投も、八回に田宮の左前適時打で1点を返され、2番手の甲斐野が郡司の中犠飛で2-2の同点に追いつかれた。延長十一回、5番手の羽田が先頭の奈良間に四球を与え、ボークと郡司の二ゴロの間に三進を許した。レイエスを敬遠で1死一、三塁のピンチで、野村に左前適時打を浴び勝ち越し点を奪われた。

◆日本ハムが逆転勝ち。0―2の八回に田宮の適時打と郡司の犠飛で追い付き、延長十一回に野村の適時打で勝ち越した。1回無失点の柳川が今季初勝利を挙げ、島本が2019年以来のセーブ。西武は好投の隅田を援護できなかった。

◆西武は延長十一回に5番手の羽田が先頭・奈良間への四球、ボークなどでピンチを招き、野村に左前適時打を浴び決勝点を奪われた。左脇腹痛が回復したネビンが1日のロッテ戦(ZOZOマリン)から出場が決定。借金2で4月を終えた西口監督は「最近はいい試合運びができている。この流れのまま、ゴールデンウイークを戦っていきたい」と前を向いた。

◆日本ハムは今季27失策目から先制点を許し、延長十回にはスクイズ失敗。それでも4時間1分の激闘を制した日本ハム・新庄剛志監督(54)は「よかった、よかった。野村君さまさま、ですね。今日は何か打ってくれそうな気がしたので。セカンドの守備は恐ろしさがあるけど...」と大きく息を吐きだした。決めたのは野村佑希内野手(25)だった。延長十一回。無死二塁から4番・郡司が進塁打狙いで二ゴロ。続くレイエスが申告敬遠された1死一、三塁から左前に運んだ。「僕のために郡司さんが犠牲になって、僕のためにモーレ(レイエス)さんが四球で出てくれたので、『ありがとうございます』という気持ちで打席に立った」。決勝打という形で感謝を表した。プロ8年目の今季は二塁に初挑戦。開幕してからも一塁、二塁、三塁、左翼、DHといろんな守備位置で出場を続ける中、「どのポジションで出ても自分の仕事を、と思っている」と話した。開幕前はV候補の最右翼に挙げられながら、4月を終えて借金3の最下位。もっとも、新庄監督は「2勝1敗ペースで、交流戦まで一つでも多く貯金を取って...。もう毎日、セ・リーグの野球もしっかり見て勉強しているし、(その上で)今年は交流戦でいけるんじゃないかなという気がしてるんですよね」と、早くも今月26日に開幕するセ・パ交流戦を見据えた。(東山貴実)

◆ともにワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の西武・隅田と日本ハムの伊藤大の投げ合いは見ごたえがあった。延長十一回の熱戦はとても面白く、時間を感じさせなかった。接戦を制した日本ハム。もともと優勝争いができる戦力があると評価していたが、思うように滑り出せず最下位まで落ちて苦戦していた。しかし、この日は本来の力を感じさせる試合だった。印象に残ったのは主軸でありながらチーム打撃を見せた4番・郡司。八回に甲斐野の低めのボールに食らいついて同点犠飛を打ち上げた。十一回にも貴重な進塁打を放って、野村の勝ち越し打を演出した。野村も激しいポジション争いの中で必死だ。この日は二塁手で先発し、一塁も守った。選手層の厚い日本ハムの競争は厳しく、野村は新庄監督の指示でどこでも守れるように7つグラブを持って球場入りしていた。もう用具入れのバッグはパンパンに膨れ上がっていた。日本ハムの今後の反撃は間違いないだろう。西武も平沢、滝沢の好守は球場を沸かせた。パ・リーグは混戦模様だけにこれからますます面白くなる。(サンケイスポーツ専属評論家)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
17100 0.630
(-)
-
(-)
116111
(-)
108
(-)
20
(-)
12
(-)
0.251
(-)
3.850
(-)
2
(-)
ソフトバンク
14120 0.538
(-)
2.5
(-)
117113
(-)
93
(-)
22
(-)
6
(-)
0.245
(-)
3.330
(-)
3
(-)
西武
13151 0.464
(↓0.017)
4.5
(↓0.5)
11494
(+2)
102
(+3)
17
(+1)
10
(-)
0.230
(↓0.001)
2.790
(↑0.05)
4
(-)
楽天
12141 0.462
(-)
4.5
(-)
11691
(-)
88
(-)
16
(-)
18
(-)
0.232
(-)
2.990
(-)
4
(-)
ロッテ
12140 0.462
(-)
4.5
(-)
11784
(-)
100
(-)
14
(-)
14
(-)
0.232
(-)
3.520
(-)
6
(-)
日本ハム
13160 0.448
(↑0.019)
5
(↑0.5)
114121
(+3)
123
(+2)
35
(-)
15
(-)
0.232
(↓0.001)
3.860
(↑0.14)