| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0 | 0 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 |
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勝利投手:髙橋 遥人(3勝0敗0S) 敗戦投手:山野 太一(4勝1敗0S) | |||||||||||||
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◆阪神は3回表、岡城の適時二塁打で1点を先制する。そのまま迎えた6回には、小幡の適時打で貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・高橋が9回3安打無失点の快投で、今季3度目の完封勝利をマーク。敗れたヤクルトは先発・山野が好投を見せるも、打線が沈黙した。
◆29日のヤクルト戦(神宮)に先発する阪神高橋遥人投手(30)が、球団では69年江夏豊以来の快挙に挑む。ここまで2勝を完封で挙げており3勝目も完封なら、69年に1~4勝目を完封で挙げたレジェンド左腕以来となる。ヤクルトとは6回1失点で自身に勝敗はつかなかった昨年8月22日以来の対戦で「先頭出さないのと、勢いもあると思うんで。先頭出さないようにメリハリもって、つなげればなと思います」と首位を争うライバルの打線を封じていく。
◆阪神森下翔太外野手(25)が快音を響かせた。1-0の6回1死一塁の第3打席で中前打。前日28日の同戦では左足のつま先付近に自打球を受けて途中交代したが、一夜明けてスタメン入りし、ヒットを放った。
◆ヤクルトのマスコット「つば九郎」と阪神のマスコット「トラッキー」がいつもとは違う姿を見せた。5回裏終了後の恒例イベント「バズーカタイム」に登場。頭につけている"ヘルメット"を交換し、相手球団のものをかぶった状態でスタンドに向けてオリジナルTシャツを飛ばした。
◆ヤクルト山野太一投手(27)がセ・リーグ初の快挙を達成することはできなかった。1、2回で計5つの三振を奪う立ち上がり。3回は2死から福島に中前打を許した。続く岡城の飛球に左翼手のドミンゴ・サンタナ外野手(33)がスライディングキャッチを試みるも届かず。適時二塁打となり先制点を入れられた。4、5回は5つ三振を奪い2イニング連続で3者凡退。6回は二塁手の失策、森下の中前打、大山の四球で2死満塁のピンチを背負い、小幡に一塁線への適時内野安打を許し追加点を入れられ降板した。5回2/3を投げて5安打1四球11奪三振の2失点(自責1)。好投したが勝利投手とはなれなかった。前回まで4試合に登板しDeNA、中日、巨人、広島から4戦4勝。開幕5戦5勝で同一リーグの異なる5球団から勝利を挙げれば、2リーグ制後は71年西鉄高橋明以来2人目でセ・リーグ初だった。同一リーグに限らずとも、異なる5球団からの開幕5戦5勝を達成したのは高橋明に加え09年の巨人ゴンザレスのみ。球団左腕の開幕5戦5勝となれば58年に9戦9勝の金田正一以来2人目だった。
◆阪神のドラフト3位・岡城快生外野手(22)がプロ初安打をマークした。3回2死一塁から左中間に先制二塁打を放った。この試合は「武田塾DAY」として開催。自学自習を基本とする新しいスタイルの学習塾。始球式にはYouTubeチャンネル「wakatte.TV」の高田ふーみんが登場した。岡城は公立高校の岡山一宮出身。投手兼遊撃手だったが、県2回戦が最高でチームも自身も目立たない存在だった。猛勉強して一般入試で国立の筑波大に現役合格。高い身体能力で、一気に野球の才能も開花させた。今年1月の入寮時には「お守りのようなもの」と愛用の英語辞書を持ち込んだ。
◆阪神中野拓夢内野手(29)が代打で出場した。7回2死一塁、2番の岡城快生外野手(22)に代わって打席に立ち、中飛。直後の二塁守備には就かなかったが、連続試合出場は487試合に伸びた。中野は28日のヤクルト戦で右ふくらはぎ付近に自打球。コンディションを考慮されてベンチスタートとなっていた。
◆阪神打線がヤクルト山野太一投手(27)の全勝街道を止めた。高橋遥人投手(30)とのハイレベルな投げ合い。阪神は3回に岡城快生外野手(22)のプロ初安打、初打点となる適時二塁打で1点を先制した。6回には敵失、森下翔太外野手(25)の中前打、大山悠輔内野手(31)の四球で2死満塁とし、小幡竜平内野手(25)が初球のカーブを一塁線に強く引っ張った。一塁手がはじいて内野安打となり、貴重な2点目を挙げた。この一打で山野をKO。開幕から4戦4勝だった難敵左腕の白星の可能性を消した。
◆ヤクルトが阪神との首位攻防2戦目に敗れ2位となった。前日28日にリーグ1位に返り咲いたが1日で陥落。入れ替わりが激しい。相手先発は前回まで3登板2完封の高橋。3回までは完全投球を許した。4回先頭の増田珠外野手(26)が中前打を放ちチーム初出塁するが、1死一塁から内山壮真内野手(23)が遊ゴロ併殺。5回以降も複数イニングで3者凡退に抑えられ攻略できなかった。先発山野太一投手(27)は1、2回で計5つの三振を奪う立ち上がり。3回は2死から福島に中前打を許した。続く岡城の飛球に左翼手のドミンゴ・サンタナ外野手(33)がスライディングキャッチを試みるも届かず。適時二塁打となり先制点を入れられた。4、5回は5つ三振を奪い2イニング連続で3者凡退。6回は二塁手の赤羽由紘内野手(25)の失策、森下の中前打、大山の四球で2死満塁のピンチを背負った。小幡のゴロは一塁線へ。茂木栄五郎内野手(32)が横っとびで捕球を試みるも、グラブをはじき適時内野安打となり追加点を許し降板した。5回2/3を投げて5安打1四球11奪三振の2失点(自責1)。好投したが勝利投手とはなれなかった。前回まで4試合に登板しDeNA、中日、巨人、広島から4戦4勝。開幕5戦5勝で同一リーグの異なる5球団から勝利を挙げれば、2リーグ制後は71年西鉄高橋明以来2人目で、セ・リーグ初だったが、快挙達成とはならなかった。2リーグ制後では同一リーグに限らずとも、異なる5球団からの開幕5戦5勝を達成したのは高橋明に加え09年の巨人ゴンザレスのみ。球団左腕の開幕5戦5勝となれば58年に9戦9勝の金田正一以来2人目だった。
◆阪神がヤクルトに完封勝ちし、1日で首位を奪還した。27日に左手首骨折で出場選手登録を抹消された近本光司外野手(31)に続き、この日は前日28日に自打球で途中交代していた中野拓夢内野手(29)がベンチスタート。スタメンが大幅に変更となった中で、フレッシュな若手が躍動した。0-0で迎えた3回2死、1番の福島圭音外野手(24)がヤクルト山野から中前打をマーク。2死一塁とすると、プロ初スタメンとなった2番、ドラフト3位岡城快生外野手(22)が左中間へ二塁打を放ち、快足を飛ばしたが福島が生還。プロ初安打がうれしいタイムリーとなった。1点リードのまま迎えた6回には、1死から岡城が敵失で出塁。森下翔太外野手(25)が中前打を放ちチャンスをつくると、2死から大山も四球で出塁。2死満塁の絶好機で小幡竜平内野手(25)が一塁への適時内野安打を放ち、大きな1点を手にした。阪神先発の高橋遥人投手(30)は、今季3度目の完封勝利で3勝目。4月までに3完封は球団左腕で初めて。また、開幕からすべて完封で3勝を挙げるのは69年江夏豊以来、球団57年ぶりの快挙となった。初回から3回まで1人の走者も出さない完璧な投球。4回に先頭の増田に中前打を許すも、1死二塁から3番内山を遊ゴロ併殺。その後許したのは8回2死からの岩田の右前打のみと、ほとんど走者も出さない快投。9回2死一塁では右前打も放ち、最後までフル回転だった。
◆阪神高橋遥人投手(30)が球団左腕初の4月までに3完封を飾った。3回まで完全投球。4回先頭のヤクルト増田に中前打を許すも、直球、スライダー、ツーシームを軸に後続を打ち取った。抜群の制球でゴロアウトを重ね、3安打無四球で3勝目を挙げた。8回まで104球を投じ、9回の打席へ。2死一塁でヤクルト星の初球、147キロを右前にはじき返し、今季2安打目も記録した。
◆阪神高橋遥人投手(30)がヒーローインタビューでも"無双"した。わずか3安打、無四球の完封劇。今季4試合で3度目の完封と、まさにアンタッチャブルな存在となった。敵地神宮のフィールド上で行われたヒーローインタビューでも高橋ワールド全開のオン・ステージ。3完封いずれもタッグを組んだ伏見寅威捕手(35)を「キャッチャーの人」と2度呼んで、場内の大爆笑を引き起こした。最後にはヤクルトファンが多く陣取る一塁側の客席も大注目していた。
◆ヤクルト池山隆寛監督(60)が長岡秀樹内野手(24)について話した。この日は今季初めてスタメンから外れベンチスタート。途中出場することもなかった。池山監督は「きのうの最後か2アウトとってから、コーチのほうが気が付いてというところ。つり感が。疲労がたまってきているので、そういうこと考えると無理はさせられないと思ってきょうは控えにした。彼も去年故障があったので、そういうところを踏まえて先を考えてというところです」と説明。前日28日の同戦の9回、守備中にトレーナーがかけつける場面があった。30日については「様子をみるというか、コンディションどこまで回復しているかみてからの起用になると思う」と明かした。28日までの全26試合に1番遊撃でスタメン出場。打率2割6分4厘の5打点だった。
◆前日28日に自打球を受けて途中交代していた阪神森下翔太外野手(25)が、快音を響かせた。この日も「3番右翼」でスタメン出場。1-0の6回1死一塁の第3打席で中前打。先頭の8回にも中前打を放ちマルチ安打として、代走植田を送られ途中交代した。前日28日の同戦では左足のつま先付近に自打球を受けて途中交代していたが、痛みをこらえてガッツを見せた。「痛みはありますけど、自分が試合に出ることで、チカさん(左手首骨折で離脱の近本)もいないので、やっぱり自分が試合に出ることでチームの士気を下げないという意味でも、遥人さん(高橋)がすごかったですけど、きょう勝ったことはすごくよかったと思います」患部の診断については「骨には異常はないので、打撲という」と説明した。
◆ヤクルトが阪神との首位攻防2戦目で完封負けし2位に転落した。前日28日にリーグ1位に返り咲いたが1日で陥落。熾烈(しれつ)な争いだ。阪神先発高橋遥人投手(30)の前に9回3安打無四死球無得点。完封勝利を挙げられた。4回、9回は先頭打者が安打で出塁するもその後併殺。二塁も踏めず打者のべ28人で試合が終わった。池山隆寛監督(60)は「二塁も踏めていない。相手投手が素晴らしかった。いいところに真っすぐがきている軌道に、シンカーとスライダーがうまく、本当に素晴らしいコントロール。そこからストライクからボールにかけて1球見せられて、そこからボール球にやっぱり手が出てしまう軌道だったと思う。無四球だったので、要所要所でコントロール良く投げさせてしまった」と振り返った。
◆球団左腕初の快挙を成し遂げた阪神高橋遥人投手(30)を、指揮官もたたえた。中16日となったマウンドで、3回まで完全投球を見せるなど、3安打無四球で完封勝ちし3勝目。4月までに3完封するのは、球団左腕では初となった。藤川球児監督(45)は試合後「(前回が)雨で流れてね、ここまで。それもタイミングでしょうけどね、いいピッチングでした」とねぎらいの言葉。「いつも彼はね、ずっと地道な努力を積み重ねている選手ですから、そういうものではガタガタっとこない。積んできたんでしょうね。トレーニング。これはそういう苦労が、そういうところの強さを、本当の芯の強さを生んできますからね」。開幕から4試合の先発で3勝0敗、防御率0・27と無双中の左腕の努力を称賛した。
◆阪神高橋遥人投手(30)が球団左腕初の4月までに3完封を飾った。打席ではヤクルトバッテリーを惑わせた。8回まで104球を投じながら、9回の打席へ。2死一塁でヤクルト星の初球、147キロを右前にはじき返し、今季2安打目を記録した。NHKでテレビ解説していた田口壮氏(56)は「完封するために打たない、というのがあったのでは」とヤクルトバッテリーの心境を想像していた。高橋は試合後「特には。しっかり、普通に」とコメントした。
◆ヤクルトが阪神との首位攻防2戦目で完封負けし2位に落ちた。28日にリーグ1位に返り咲いたが1日で陥落。熾烈(しれつ)な争いとなっている。池山隆寛監督(60)は「きのうの借りをきょう返されたので、あしたしっかりまた準備していい戦いをみせないと。完封負けじゃ7回しか傘が開かなかったのでなんとか点数をとりたい」と30日の次戦に目を向けた。相手先発は前回まで3登板2完封の高橋。3回までは完全投球を許した。4回先頭の増田珠外野手(26)が中前打を放ちチーム初出塁するが、1死一塁から内山壮真内野手(23)が遊ゴロ併殺。5回から7回は3者凡退に抑えられた。2点を追う9回は先頭武岡龍世内野手(24)が右前打をマークも増田が三ゴロ併殺。打者のべ28人で試合を終えた。二塁も踏めず9回3安打無四死球無得点。完封勝利を許した池山監督は「相手投手が素晴らしかった。いいところに真っすぐがきている軌道に、シンカーとスライダーがうまく、本当に素晴らしいコントロール。そこからストライクからボールにかけて1球見せられて、そこからボール球にやっぱり手が出てしまう軌道だったと思う。無四球だったので、要所要所でコントロール良く投げさせてしまった」と振り返った。先発山野太一投手(27)は1、2回で計5つの三振を奪う立ち上がり。3回は2死から福島に中前打を許した。続く岡城の飛球に左翼手のドミンゴ・サンタナ外野手(33)がスライディングキャッチを試みるも届かず。適時二塁打となり先制点を入れられた。4、5回は5つ三振を奪い2イニング連続で3者凡退。6回は二塁手の赤羽由紘内野手(25)の失策、森下の中前打、大山の四球で2死満塁のピンチを背負った。小幡の一塁線へのゴロに茂木栄五郎内野手(32)が横っとびで捕球を試みるも、グラブをはじき適時内野安打となり追加点を許し降板した。5回2/3を投げて5安打1四球11奪三振の2失点(自責1)。好投したが勝利投手とはなれなかった。山野は「相手も素晴らしいピッチャーだったので点をとられないようにいこうと思ったけど、結果的に負けちゃったので僕の責任かなと思います。また高橋投手と投げる機会があれば勝ちたい」とくちびるをかんだ。指揮官は「ボール自体は今年はすごくいいので、打者陣が援護できなかったのが申し訳ない」と話し、守備のミスについても「セカンドにまわした赤羽がああいう。慣れないポジションをやらせているこちらの責任だと思う」と語った。山野は前回まで4試合に登板しDeNA、中日、巨人、広島から4戦4勝。開幕5戦5勝で同一リーグの異なる5球団から勝利を挙げれば、2リーグ制後は71年西鉄高橋明以来2人目で、セ・リーグ初だったが、快挙達成とはならなかった。
◆ヤクルトは阪神に完封負けで首位から陥落した。池山隆寛監督(60)、先発山野太一投手(27)がともに自分の責任だと話した。山野は1、2回で計5つの三振を奪う立ち上がり。3回は2死から福島に中前打を許した。続く岡城の飛球に左翼手のドミンゴ・サンタナ外野手(33)がスライディングキャッチを試みるも届かず。適時二塁打となり先制点を入れられた。4、5回は5つ三振を奪い2イニング連続で3者凡退。6回は二塁手の赤羽由紘内野手(25)の失策、森下の中前打、大山の四球で2死満塁のピンチを背負った。小幡の一塁線へのゴロに、茂木栄五郎内野手(32)が横っとびで捕球を試みるも、グラブをはじき適時内野安打となり追加点を許し降板した。5回2/3を投げて5安打1四球11奪三振の2失点(自責1)。好投したが勝利投手とはなれなかった。山野は「相手も素晴らしいピッチャーだったので点をとられないようにいこうと思ったけど、結果的に負けちゃったので僕の責任かなと思います。また高橋投手と投げる機会があれば勝ちたい」とくちびるをかんだ。指揮官は「ボール自体は今年はすごくいいので、打者陣が援護できなかったのが申し訳ない」と話し、守備のミスについても「セカンドにまわした赤羽がああいう。慣れないポジションやらせているこちらの責任だと思う」と語った。
◆阪神が1日で首位に再浮上した。0-0の3回2死、1番の福島圭音外野手(24)とプロ初スタメンだった2番、ドラフト3位岡城快生外野手(22)の連打で決勝点をもぎ取った。チャンスメイクした福島に対して藤川球児監督(45)は「挑戦的にというかね、前向きに挑戦しながら打席内の集中力も高い」と称賛。さらにプロ初安打初打点が決勝打になった岡城に向けては「岡城も開幕1軍。ベンチで(1軍の)景色を見て、代打で出て、打席を送りにファームの方に行ったんですけど。本当にタイミングはこういう形ですけど今後につなげてほしいな。素晴らしい1本でしたね。なかなか簡単じゃないと思いますから。選手たちがベンチで『ナイスヒット』というようなことを言ってましたけど、僕もゲームが終わったので言おうかなと思います」とうなずいた。若手の躍動はチームに活気を与える。藤川監督は他球団を含めた若い選手の活躍に触れながら「野球界の中でも切磋琢磨(せっさたくま)しながら伸びていってくれればなと。また停滞することのないようにね。停滞するでしょうけどね、いつかね。努力を積み重ねて足元の地盤の固いグッとした腰の据わった選手にみんななっていってほしい」と球界の将来を見据えて語った。
◆阪神がヤクルトに完封勝ちし、1日で首位を奪還した。0-0で迎えた3回2死、1番の福島圭音外野手(24)がヤクルト山野から中前打をマーク。2死一塁とすると、プロ初スタメンとなった2番、ドラフト3位岡城快生外野手(22)が左中間へ二塁打を放ち、快足を飛ばしたが福島が生還。プロ初安打がうれしいタイムリーとなった。岡城のプロ初安打が決勝打になり、筑波大の恩師、川村卓野球部監督(55)は驚きの声をあげた。「本当にうれしいんですが、こんなに早く結果が出せると思っていなかったのでちょっとビックリしています(笑い)」。早速、動画でチェックした教え子の姿には成長のあとが見えた。「軸がぶれずにしっかりとしたスイングでプロの強いボールをはじき返していた。体も大きくなって、一段上のレベルになりましたね」。頼もしい活躍に、目を細めた。1軍に昇格した時には、ラインでやりとりをした。「とにかくバットを振り続けていればいつか当たるから、とアドバイスをしたんですよ(笑い)」。そのバットが生んだ決勝打。岡城らしい、積極性があってこそだ。プロ野球人生を好スタートした。「いずれ壁に当たることもあるでしょう。そんな時でも"積極性"を失わずに頑張って欲しいと思いますね」。あたたかいエールをおくった。ルーキー岡城が3回にプロ初安打となる先制適時打を放ち、これが決勝打。阪神の新人で初安打が打点付きだったのは23年4月1日DeNA戦の森下以来。初安打がV打となったのは17年7月1日ヤクルト戦の大山以来、2リーグ制後では球団2人目。大山は初安打が先制の3ランだった。なお、他球団では今年の開幕戦で初安打をサヨナラ打で記録した勝田(広島)がいる。岡城快生(おかしろ・かいせい)2003年(平15)6月23日生まれ、岡山市出身。吉備小、吉備中を経て公立の岡山一宮へ。主に投手、遊撃手で甲子園出場はなし。一般入学した筑波大では2年春にリーグ戦デビュー。3年でレギュラーをつかみ、同秋は打率4割5厘で大学日本代表候補に選ばれた。4年秋に首都大学リーグで19年ぶり優勝に貢献。今季推定年俸は960万円。183センチ、83キロ。右投げ右打ち。国立大出身の主な選手 東大出身が6人おり、65年に大洋に入団した新治伸治が通算9勝。67年に中日入団の井出峻は1勝したのちに外野手へ転向し、通算359試合に出場。最近では18年に日本ハムに入団し、ヤクルトでも登板した宮台康平がいる。他には京大出身の田中英祐(ロッテ)、筑波大出身の渡辺正和(ダイエー)杉本友(ヤクルト)藤井淳志(中日)、東学大出身の栗山英樹(ヤクルト)加藤武治(日本ハム)など。阪神では現役の早川(小樽商大)と、19年育成ドラフトで入団した奥山皓太(静岡大)がいた。
◆ヤクルトが阪神との首位攻防2戦目で完封負けした。28日にリーグ1位返り咲きも1日で陥落。池山隆寛監督(60)は「昨日の借りを今日返された。明日またしっかり準備していい戦いを見せないと」と燃えた。打線は阪神高橋を攻略できなかった。4回は先頭増田が中前打でチーム初出塁も内山が遊ゴロ併殺打で、2点を追う9回は先頭武岡が右前打も増田が三ゴロ併殺打。打者のべ28人で二塁も踏めず9回3安打無得点で、池山監督は「相手が素晴らしかった。いいところに真っすぐがきている軌道にシンカーとスライダーがうまく」と振り返った。先発山野太一投手(27)は3回2死一塁から岡城に飛球を放たれ、左翼手サンタナがスライディングキャッチを試みるも届かず適時二塁打で先制された。4、5回は計5奪三振で3者凡退。6回は二塁手赤羽の失策と、安打、四球で2死満塁となり、小幡に一塁線へ適時内野安打を許し降板した。5回2/3を11奪三振2失点(自責1)の好投も今季初黒星を喫した。セ・リーグ初の同一リーグ5球団から開幕5戦5勝を逃した。山野は「負けたので僕の責任かなと」。指揮官は「ボール自体は今年すごくいい。援護できなかったのが申し訳ない」と話し、守備のミスも「慣れないポジションをやらせているこちらの責任」と語った。
◆ヤクルト長岡秀樹内野手(24)が29日の阪神戦(神宮)で、今季初めてスタメンから外れた。途中出場することなく欠場。池山隆寛監督(60)は試合後、「きのうの最後2アウトとってからコーチが気がついたところ。つり感が。疲労がたまってきているので無理はさせられないと思って控えにした。彼も去年故障があった。そういうところを踏まえて先を考えて」と説明した。前日28日の同戦の9回、守備中に寺内崇幸内野守備走塁コーチ(43)、トレーナーがかけつけたがプレー続行。30日については「コンディションがどこまで回復しているかみてからの起用になると思う」と明かした。
◆阪神西勇輝投手(35)が30日のヤクルト戦(神宮)で今季初登板初先発する。敵地で調整し「しっかりキャッチャーと呼吸を整えて、試合に臨んでいくだけです」と意気込んだ。昨年は右膝の故障もあって1軍登板は1試合止まり。2年ぶりの白星へ「(1軍は)オープン戦で投げたからそれも大きかった。いい感じにいつも通り入っていける」とプロ18年目のS34歳は冷静に語った。
◆阪神が1日で首位奪還に成功した。中16日で先発の高橋遥人投手(30)が3安打完封。4月までに3完封は2リーグ制後では球団史上初で、左腕に限ると1リーグ時代を含めても高橋だけの偉業だ。さらにシーズン1~3勝目を完封で飾るのは阪神では69年江夏以来、57年ぶり。"無双左腕"がマウンドで仁王立ちし、金字塔を打ち立てた。3回まで完全投球も「調子自体は別に良くなかった」という。生命線の一つにある直球のキレに首をひねったが「結果ゴロを打たせて取るみたいな感じになった。守備のみんなが守ってくれて、点を取ってもらったのでテンポよくいけた」とバックに感謝した。今季初の無四球で燕打線を圧倒。3、4月は3勝0敗、防御率0・27で終え、3完封と合わせて自身初の月間M5Pの有力候補の1人に挙がる。9回2死一塁の第4打席では右前打を放ってチャンスメイク。「まあしっかり、普通に」と本人はサラリとしたが、完封目前の打席でも全力プレーを体現した。前日28日の9連戦初戦は10失点の完敗で中継ぎ3人が2イニング登板。大型連戦で疲弊しかけたブルペンをも救った。高橋の完封劇が虎に活力を与えたのは間違いない。【只松憲】高橋が今季3度目の完封勝ちで開幕3連勝。4月までに3完封したのは84年今井(阪急)以来で、阪神では43年若林に次いで83年ぶり2人目。2リーグ制後では球団史上初めてだ。今季の1~3勝はすべて完封となったが、これは18年武田(ソフトバンク)以来で、球団では1~4勝目まで記録した69年江夏以来57年ぶり。江夏はシーズン最初の登板で黒星を喫しており、高橋のようにすべて完封勝ちの開幕3連勝は00年河原(巨人)以来5人目で、阪神では初めてとなった。▽阪神藤川監督(高橋について)「いいピッチングでした。いつも彼は、ずっと地道な努力を積み重ねている選手ですから、(登板間隔が空いても)そういうものではガタガタッとこない。そういう苦労が、本当の芯の強さを生んできますから。素晴らしかった」
◆阪神の国立大出身ルーキーが、1日で首位奪回に導いた。近本が左手首骨折でS28日から離脱し、この日は中野も自打球の影響でスタメンを外れる緊急事態。プロ初スタメンで中野の代役2番を任されたドラフト3位の岡城快生外野手(22)が、初安打を先制決勝打で飾る快挙でチームを救った。この日今季2度目の出場選手登録され「2番左翼」で出場。「緊張しましたけど積極的に振っていこうと。思いっきりできたのでよかった」。0-0の3回2死一塁。ヤクルト山野の3球目、内角低めの148キロ直球をライナーで左翼にはじき返す二塁打で一塁から福島を迎え入れた。今季の阪神新人一番乗りのヒットで、二塁上では昨年12月の入団会見で予告していた「Tポーズ」で喜びを表現。もちろん出身の筑波大とタイガースの「T」だ。4戦4勝だった山野を打った記念球はベンチの先輩が総立ちで返球を求めてくれ、大事にしまった。阪神91年の歴史で、国公立大出身選手がともしたHランプは初めてだった。県立の岡山一宮では県2回戦が最高成績。一般受験で進学した筑波大でプロ入りするまで飛躍し、球団の新人では今季唯一、開幕1軍をつかんだ。「役割をしっかりできたのでよかった」。猛虎打線に頼もしい新星が加わった。【村松万里子】▽阪神藤川監督(岡城について)「素晴らしい1本でしたね。なかなか簡単じゃないと思いますから。選手たちがベンチでナイスヒットと言っていましたけど、僕もゲームが終わったので言おうかなと思います」ルーキー岡城が3回にプロ初安打となる先制適時打を放ち、これが決勝打。阪神の新人で初安打が打点付きだったのは23年4月1日DeNA戦の森下以来。初安打がV打となったのは17年7月1日ヤクルト戦の大山以来、2リーグ制後では球団2人目。大山は初安打が先制の3ランだった。なお、他球団では今年の開幕戦で初安打をサヨナラ打で記録した勝田(広島)がいる。岡城快生(おかしろ・かいせい)2003年(平15)6月23日生まれ、岡山市出身。吉備小、吉備中を経て公立の岡山一宮へ。主に投手、遊撃手で甲子園出場はなし。一般入学した筑波大では2年春にリーグ戦デビュー。3年でレギュラーをつかみ、同秋は打率4割5厘で大学日本代表候補に選ばれた。4年秋に首都大学リーグで19年ぶり優勝に貢献。今季推定年俸は960万円。183センチ、83キロ。右投げ右打ち。国立大出身の主な選手 東大出身が6人おり、65年に大洋に入団した新治伸治が通算9勝。67年に中日入団の井出峻は1勝したのちに外野手へ転向し、通算359試合に出場。最近では18年に日本ハムに入団し、ヤクルトでも登板した宮台康平がいる。他には京大出身の田中英祐(ロッテ)、筑波大出身の渡辺正和(ダイエー)杉本友(ヤクルト)藤井淳志(中日)、東学大出身の栗山英樹(ヤクルト)加藤武治(日本ハム)など。阪神では現役の早川(小樽商大)と、19年育成ドラフトで入団した奥山皓太(静岡大)がいた。
◆阪神がヤクルトに完封勝ちし、1日で首位を奪還した。0-0で迎えた3回2死、1番の福島圭音外野手(24)がヤクルト山野から中前打をマーク。2死一塁とすると、プロ初スタメンとなった2番、ドラフト3位岡城快生外野手(22)が左中間へ二塁打を放ち、快足を飛ばしたが福島が生還。プロ初安打がうれしいタイムリーとなった。岡城は受験も野球も本番に強かった。県立の岡山一宮から一般入試で筑波大に進学。国立大で野球が強く、動作解析にも興味があり、志望校に設定した。塾には通っていたものの、本格的な受験勉強開始は3年夏の野球部引退後。「8月の夏休み明けの模試で結構ひどい点を取ってから、ちょっとやばいなと思って」。模試ではE判定が続き、11月頃にD判定。それでも諦める選択肢はなかった。「諦めるとかではなくて、もうやらないことにはどうしようもないと。筑波E(判定)でも他の大学はいけるわけではないですし。今までの判定が良くても本番ダメだったらダメ。僕は本番で意外と力を出せたタイプで、ラッキーだったかなと思ったりもします」1日10時間の猛勉強。英語は英和辞典を愛用した。わからない単語があればすぐに調べてマーカーを引き、同じ単語を2度調べたら別の色のマーカーで印をつけ、覚えていないものをピックアップ。一番の得意科目となり、共通テストでは得点率9割、全体でも7割超えで合格をつかんだ。「考える力」は野球にも生きているという。筑波大ではデータを分析し、スイングを細かくチェックするようになった。大学4年間でドラフト指名される選手に急成長。努力の上に咲いた強運も武器に、プロの世界を渡り歩く。【村松万里子】ルーキー岡城が3回にプロ初安打となる先制適時打を放ち、これが決勝打。阪神の新人で初安打が打点付きだったのは23年4月1日DeNA戦の森下以来。初安打がV打となったのは17年7月1日ヤクルト戦の大山以来、2リーグ制後では球団2人目。大山は初安打が先制の3ランだった。なお、他球団では今年の開幕戦で初安打をサヨナラ打で記録した勝田(広島)がいる。岡城快生(おかしろ・かいせい)2003年(平15)6月23日生まれ、岡山市出身。吉備小、吉備中を経て公立の岡山一宮へ。主に投手、遊撃手で甲子園出場はなし。一般入学した筑波大では2年春にリーグ戦デビュー。3年でレギュラーをつかみ、同秋は打率4割5厘で大学日本代表候補に選ばれた。4年秋に首都大学リーグで19年ぶり優勝に貢献。今季推定年俸は960万円。183センチ、83キロ。右投げ右打ち。国立大出身の主な選手 東大出身が6人おり、65年に大洋に入団した新治伸治が通算9勝。67年に中日入団の井出峻は1勝したのちに外野手へ転向し、通算359試合に出場。最近では18年に日本ハムに入団し、ヤクルトでも登板した宮台康平がいる。他には京大出身の田中英祐(ロッテ)、筑波大出身の渡辺正和(ダイエー)杉本友(ヤクルト)藤井淳志(中日)、東学大出身の栗山英樹(ヤクルト)加藤武治(日本ハム)など。阪神では現役の早川(小樽商大)と、19年育成ドラフトで入団した奥山皓太(静岡大)がいた。
◆虎の先制劇は、代役コンビのワンツーだった。左手首骨折の近本に代わる1番、福島圭音外野手(24)が0-0の3回2死から中前打で出塁。自打球の影響でスタメンを外れた中野の代役2番、岡城の左中間二塁打で一気に生還し、これが決勝点になった。4戦4勝だった難敵のヤクルト山野から突破口を開き、俊足を生かす1番打者の働きだった。「岡城がしっかり打ってくれた。大きいの(長打)1本でかえろうと思っていた」と会心だ。近本の離脱を受け、2試合連続であこがれの先輩が守り続けた「1番中堅」を任された。前日28日には右翼森下との連係ミスで飛球を譲り合い、大量失点を招いてしまった。この日は落下点に入ると手を横に伸ばして左翼手を制し、接近を防いだ。「今日は落ち着いてできた。しっかり継続できるように」とうなずいた。追加点がほしい7回も2死から四球で出塁したが、9回は2死一、三塁で凡退。「遥人さんが(ヒットで)作ってくれたチャンスで打てていたら」と反省も忘れなかった。藤川監督は「福島も前向きに挑戦しながら。打席内の集中力も高い」と評価した。打率3割4厘。存在感が日増しに高まっている。【柏原誠】
◆阪神が1日で首位奪還に成功した。先発の高橋遥人投手(30)が3安打完封。4月までに3完封は2リーグ制後では球団史上初で、左腕に限ると1リーグ時代を含めても高橋だけの偉業だ。さらにシーズン1~3勝目を完封で飾るのは阪神では69年江夏以来、57年ぶり。"無双左腕"がマウンドで仁王立ちし、金字塔を打ち立てた。阪神高橋がヒーローインタビューでも沸かせた。「(大歓声が)すごい力になりました」と話したあとに「やべ」とポロリ。場が一気に温まり「キャッチャーの人に引っ張ってもらって」と伏見の名前を出さなかったことで爆笑を誘った。だが帰り際に"深イイ理由"を明かした。梅野と坂本からも助言をもらっていたそうで「昨日の打者の雰囲気とかも教えてもらった。キャッチャーみんなに感謝です」。高橋らしい配慮があった。
◆阪神小幡竜平内野手(25)が貴重なタイムリーを放った。1-0の6回2死満塁で一塁線に痛烈な適時内野安打。奮闘していた先発高橋を援護する大きな2点目を呼び「(5番の)大山さんがつないでくれたチャンスだったので初球から思い切って打ちにいきました」と出場3試合ぶりの打点に笑顔だった。
◆阪神熊谷敬宥内野手(30)が今季初スタメンで攻守に躍動した。自打球を当てた影響でベンチスタートとなった中野に代わって「8番二塁」で出場。2回はサンタナの二遊間へのゴロを逆シングルで捕球し、ジャンピングスローでアウトに仕留めた。「守備からしっかり守ろうという気持ちでやっていました」。9回の第4打席では星から中前打を放ち、出場2試合連続安打をマークした。
◆阪神の国立大出身ルーキーが、1日で首位奪回に導いた。近本が左手首骨折で28日から離脱し、この日は中野も自打球の影響でスタメンを外れる緊急事態。プロ初スタメンで中野の代役2番を任されたドラフト3位の岡城快生外野手(22=筑波大)が、初安打を先制決勝打で飾る快挙でチームを救った。国立大出身の主な選手 東大出身が6人おり、65年に大洋に入団した新治伸治が通算9勝。67年に中日入団の井出峻は1勝したのちに外野手へ転向し、通算359試合に出場。最近では18年に日本ハムに入団し、ヤクルトでも登板した宮台康平がいる。他には京大出身の田中英祐(ロッテ)、筑波大出身の渡辺正和(ダイエー)杉本友(ヤクルト)藤井淳志(中日)、東学大出身の栗山英樹(ヤクルト)加藤武治(日本ハム)など。阪神では現役の早川太貴投手(26)(小樽商大)と、19年育成ドラフトで入団した奥山皓太(静岡大)がいた。
◆阪神がヤクルトに完封勝ちし、1日で首位を奪還した。阪神先発の高橋遥人投手(30)は、今季3度目の完封勝利で3勝目。4月までに3完封は球団左腕で初めて。また、開幕からすべて完封で3勝を挙げるのは69年江夏豊以来、球団57年ぶりの快挙となった。まるでプロ野球選手に目を輝かせる子どもたちのように、阪神高橋には心を動かされた選手がいた。昨年12月に行われた母校の亜大OBを中心とした野球教室。体格の良いプロの中に混ざると、ひときわ小柄に見える1人の選手がいた。「女子野球ではもう、最も有名な選手の1人だと思います」。女子プロ野球の島野愛友利投手(22)。中学時代から123キロをマークし、昨季まで巨人女子チームでプレーしていた逸材だ。当日は島野と1打席対決を行い、鮮やかなフェンス直撃打を献上。「野手としてもすごいんだ」と思わず感服した。ずっと前からその存在を知っていた。「ボーイズ(リーグ)で女の子で入って優勝投手になってるとか。最近だったらアメリカに行くのもニュースとかで知っていたので」。島野は今年から、米国で復活した女子プロリーグに挑戦。果敢に新天地に臨んでいる。「確実に男の人よりも、女の人の方がやっぱり、より狭き門だと思う。そういう人と生でお会いするというか見ることができて、なんかテレビの中の人とお会いした気持ちになりました」。まるで1人の野球少年のように、刺激をもらった1日。そんな素直な心も、無双左腕の魅力だ。【磯綾乃】高橋が今季3度目の完封勝ちで開幕3連勝。4月までに3完封したのは84年今井(阪急)以来で、阪神では43年若林に次いで83年ぶり2人目。2リーグ制後では球団史上初めてだ。今季の1~3勝はすべて完封となったが、これは18年武田(ソフトバンク)以来で、球団では1~4勝目まで記録した69年江夏以来57年ぶり。江夏はシーズン最初の登板で黒星を喫しており、高橋のようにすべて完封勝ちの開幕3連勝は00年河原(巨人)以来5人目で、阪神では初めてとなった。
◆28日の4回戦でともに自打球を受けた影響で途中交代した阪神・森下翔太外野手(25)と中野拓夢内野手(29)が神宮球場の試合前練習に姿を見せた。前夜の試合後には足を引きずりながら球場を後にした2人。状態が心配された中、時折笑顔を見せながら球場入りするも、森下は足を引きずる様子も見られた。中野は五回の打席の右ふくらはぎ付近に自打球を受け、五、六回は守備に就いたが、七回に代打を送られた。森下は八回の打席で左足つま先に自打球。直後に代打を送られた。
◆前夜に5―10の大敗を喫し首位陥落した阪神。28日に左足つま先に自打球を受け途中交代していた森下翔太外野手(25)は「3番・右翼」に入った。同戦で右ふくらはぎ付近に自打球を受けて途中交代した中野拓夢内野手(29)はスタメンを外れ、昨年9月から続く連続フルイニング出場は「31」で止まったが、ベンチ入りを果たした。代わって二塁には熊谷敬宥内野手(30)が入る。D3位・岡城快生外野手(22)=筑波大=は「2番・左翼」でプロ初スタメンを飾った。投手はここまで3登板で2完封の高橋遥人投手(30)が先発し、3勝目を目指す。4月までで3完封となれば球団初となる。
◆30日の6回戦で、阪神の西勇輝投手(34)が今季初登板に臨む。今年で18年目を迎える右腕は、「深く考えすぎても自分の性格的に良くないので。やることを丁寧にやる。キャッチャーと呼吸を整えて試合に臨んでいくだけです」と力を込めた。この日はキャッチボールやショートダッシュで調整した。今季はファームでも4試合に先発して防御率2・84と安定感は健在。昨年4月12日の中日戦(甲子園)以来となる1軍のマウンドにも、「落ち着いている。やっぱりオープン戦に投げたからそれも大きかったし、いい感じに、いつも通り入っていけるかなという感じです」と焦りもない。近本が骨折で離脱、中野も負傷でスタメンを外れるというチーム状況の中にも、「それよりも出てる選手が1球に対して集中していくだけ。結束するのは当たり前」と冷静に語り、2年ぶりの白星を目指してチームに貢献する。
◆ヤクルトは5点差で快勝した前夜からスタメン4選手を入れ替えた。今季はここまで「1番・遊撃」で全26試合に先発していた長岡秀樹内野手(24)は先発オーダーには入らず、1番には増田珠内野手(26)が名を連ねた。茂木栄五郎内野手(32)は今季初スタメン。試合前に取材に応じた池山隆寛監督(60)は「きょうもまたちょっと(打順が)違う。楽しみにしておいてください。きょうの相手はスーパーピッチャー(阪神・高橋)や言うてたから」と話していた。
◆阪神・熊谷敬宥内野手(30)が「8番・二塁」で今季初スタメン。好守を披露した。0―0の二回先頭、サンタナが放った二遊間への痛烈なゴロを二塁手・熊谷が逆シングルで捕球すると、即座にジャンピングスローで一塁へ送球。28日の同戦で右ふくらはぎ付近に自打球を受けた影響でベンチスタートとなった不動の二塁手・中野に代わって今季初のスタメンに入った熊谷。いきなりの好守に、神宮の虎党からは拍手が送られた。
◆阪神は三回、ドラフト3位の岡城快生外野手(22)=筑波大=のプロ初安打、初打点となる二塁打で先制に成功した。「打ったのはストレート。自分の形で良いスイングができました。前の打席の内容も踏まえながら、しっかりと頭を整理して冷静に打席に立てたことが、良い結果につながったと思います」近本が骨折で離脱、中野も自打球の影響でスタメンを外れ、「2番・左翼」でプロ初のスタメン出場となった岡城。0-0出迎えた三回の第2打席で結果を出した。2死一塁で打席に立つと、ヤクルト・山野の直球をライナーではじき返した。左翼の前に弾む打球を左翼・サンタナが後逸して岡城は二塁へ。一塁走者の福島が一気に生還し、プロ3打席目にしてうれしい初安打&初打点となった。3位で入団した岡城は、阪神の新人選手では一番乗りで安打をマーク。塁上では母校の筑波大とタイガースにちなんだ「Tポーズ」を、両手で大きく披露。レギュラー陣の穴を埋める活躍を見せた若虎に、スタンドのファンからの大歓声が飛んだ。
◆阪神の先発・高橋遥人投手(30)が、三回までヤクルト打線を相手に一人の走者も許さない完全投球を披露している。一回は内野ゴロ2つで2死とすると、3番・内山を3球三振。二回は二塁・熊谷の好守にも助けられ三者凡退とすると、三回も危なげなく3人で斬った。プロ9年目で初めて開幕ローテ入りを果たした左腕は、試合前時点で2勝0敗、防御率0・38。2完封とエース級の活躍を見せている。2リーグ制以降では球団初となる、4月までに3完封の快挙に向けて、これ以上ない立ち上がりとなった。
◆阪神の森下翔太外野手(25)が六回、中前打でチャンスを拡大した。1死一塁で迎えた第3打席。そこまで抑えられていた山野から、二遊間を破った。森下は28日の同戦の八回に、左足の親指付近に自打球を受けて途中退場していた。この日の球場入りでも足を引きずる様子があり状態が心配されていたが、「3番・右翼」で先発出場。自打球の影響を感じさせない、力強いプレーが続いている。
◆阪神・小幡竜平内野手(25)が「6番・遊撃」で出場。六回に追加点を挙げた。「打ったのはカーブ。大山さんがつないでくれてチャンスの打席だったので初球から思い切って打ちにいきました。(高橋)遥人さんが頑張ってくれているので追加点を取ることができてよかったです」1―0の六回、1死からD3位・岡城(筑波大)が敵失で出塁すると、森下が中前打でつなぎ一、二塁。佐藤はこの日3つ目の空振り三振に倒れるも、大山が四球を選び2死満塁となった。迎えた小幡が山野の初球カーブを強振。これが一塁手のミットをはじき、強襲の適時内野安打に。開幕から4戦4勝のヤクルトの先発左腕・山野を六回途中でマウンドから降ろした。小幡は3試合ぶりの今季3打点目をマークした。
◆阪神・中野拓夢内野手(29)が代打で出場した。七回2死一塁の場面で先制打を放っていたD3位・岡城(筑波大)に代わって打席へ。丸山翔に対して初球はストライクを取られながら、そこからスイングをかけて2球連続ファウル。最後は強い当たりの中飛だった。中野は28日の同戦で自打球をふくらはぎに受けて途中交代。この影響で今季初めてスタメンを外れた。ウオーミングアップでは軽い運動とティー打撃のみだったが、ベンチ入り。この出場で、2022年8月18日から5シーズンにわたって積み重ねてきた連続試合出場は継続となり、「487」に伸びた。守備からは左翼で小野寺が告げられ、1打席で交代となった。
◆前日28日に2位に陥落した阪神がヤクルトに2―0で勝利し、再び首位に浮上。先発した高橋遥人投手(30)が2試合連続となる完封勝利を挙げた。高橋がヤクルト打線を圧倒して試合を支配した。三回まで一人の走者も許さない完全投球。四回先頭で増田に安打を許したが、1死一塁から併殺打。九回の打席にも立ち、今季2安打目となる右前打を記録した。九回裏のマウンドにも上がると、安打で先頭の出塁を許したが、後続を切って試合を締めた。これで開幕から4試合で3完封とし、防御率0・27と圧倒的な数字をマーク。2リーグ制以降球団初となる「4月までに3完封」を達成した。リーグ最多の4勝を記録する左腕・山野と対した打線は、三回に先制に成功した。2死から1番・福島圭音外野手(24)が中前打で出塁すると、この日「2番・左翼」で先発したドラフト3位・岡城快生外野手(22)=筑波大=が決勝の適時二塁打を放ち、プロ初安打を記録。六回には2死満塁の好機で小幡竜平内野手(25)の適時内野安打で貴重な追加点を挙げた。
◆阪神がヤクルトと入れ替わって首位に浮上した。高橋は3安打に封じ、今季3度目の完封で負けなしの3勝目。三回に新人の岡城の適時二塁打で先制し、六回は小幡の適時打で加点した。ヤクルトは山野が今季初黒星を喫した。
◆開幕から不動の1番に座っていたヤクルト・長岡秀樹内野手(24)が、今季初めて先発を外れ、出番はなかった。池山隆寛監督(60)が試合後「つり感、疲労がたまってきているので、そういうことを考えると無理はさせられないと思って今日は控えにした」と説明した。28日の阪神戦(神宮)の九回、遊撃の守備中にトレーナーが駆け寄る場面があった。長岡はこの日、試合前練習では打撃練習などをこなしていた。
◆前日28日に2位に陥落した阪神がヤクルトに2―0で勝利し、再び首位に浮上。先発した高橋遥人投手(30)が2試合連続となる完封勝利を挙げた。?阪神・高橋が3月28日の巨人戦(○2-0、東京ドーム)、4月12日の中日戦(○3-0、バンテリン)に続く今季3度目の完封勝利。4月までに完封勝利を3度記録したのは、1984年の阪急・今井雄太郎以来42年ぶり。左投手では58年の国鉄・金田正一以来68年ぶり。?阪神では1リーグ時代の43年の若林忠志以来83年ぶり2人目で、左投手は初めて。?シーズン1勝目から3勝目まで全て完封勝利だったのは、2018年のソフトバンク・武田翔太以来8年ぶり。セでは00年の巨人・河原純一以来26年ぶり。阪神では4勝目まで完封勝利だった69年の江夏豊以来57年ぶり。?新人・岡城の三回に放ったプロ初安打の適時二塁打が決勝点。阪神の新人選手のプロ初安打が勝利打点となったのは、17年7月1日の大山悠輔(三回の先制3点本塁打、対ヤクルト、甲子園)以来9年ぶり。
◆前日28日に2位に陥落した阪神が再び首位に浮上。先発した高橋遥人投手(30)が2試合連続となる完封勝利を挙げた。リーグ最多の4勝を記録する左腕・山野と対した打線は、三回に先制に成功。六回には2死満塁の好機で小幡竜平内野手(25)の適時内野安打で貴重な追加点を挙げた。
◆痛みに負けず、背番号1が虎を引っ張った。28日に左足への自打球で途中交代していた阪神・森下翔太(25)が「3番・右翼」で出場。影響を感じさせずに2安打を放った。「痛みはありますけど、チカさん(近本)もいないので。自分が試合に出ることでチームの士気を下げないという意味でも、きょう勝ったことはすごくよかった」足を引きずりながら球場に姿を見せ、試合前のシートノックには入らず。それでも打席では、いつもの力強いスイングを見せた。六、八回に中前打を放ち、21日のDeNA戦(横浜)以来5試合ぶりのマルチ安打。代走が送られ、お役御免となった。症状については「骨には異常はないので。打撲」と説明。痛みがあろうが、屈することはない。主軸としての責任感を持ってグラウンドに立ち、虎に勝利をもたらした。(中屋友那)
◆「8番・二塁」で今季初先発の阪神・熊谷敬宥(30)が守備でチームを救った。二回先頭でサンタナの二遊間への打球を逆シングルで捕球すると、一塁へジャンピングスロー。間一髪でアウトにして高橋を援護した。中野が前日28日の自打球でベンチスタート。九回には中前打を放った30歳は「どこでもいける準備はしているので、出たときにしっかり自分らしさを出せれば」と頼もしかった。
◆28日に右ふくらはぎへの自打球で負傷交代していた阪神・中野拓夢(29)が、今季初のベンチスタート。七回に代打で出場し、2022年から続く連続試合出場を「487」に伸ばした。中飛に倒れ、守備には就かずに交代となった。試合前は軽い運動とティー打撃のみで、シートノックにも入らず。「肉離れにつながる可能性があるので、固まっているところをほぐしながら。打つとかは問題はなかったが、走るというところができないと、守備も打撃も走るわけなので。そこを完璧にできれば戻れると思う」と説明した。
◆ヤクルトは阪神との首位攻防戦で完封負けを喫し、わずか1日で首位から陥落した。防御率0.27を誇る阪神の先発、高橋に3安打で完封を許した。
◆けが人続出の窮地をルーキーが救った。初スタメンに燃える阪神のドラフト3位・岡城快生(22)=筑波大=がプロ4打席目で放った初ヒットは、先制&決勝打。二塁ベース上では両腕で筑波大とタイガースにちなんだ「Tポーズ」を決め、ベンチからの祝福にはにかんだ。「ほっとしている気持ちとうれしい気持ちです。積極的に振っていこうという気持ちは忘れずにやれた」0―0で迎えた三回の第2打席だ。2死一塁で開幕から4戦4勝だった山野の直球をはじき返した。左翼手・サンタナの前で弾んだ打球が左中間を破る。一走の福島が一気に生還し、プロ初打点もマークした。近本が26日の広島戦(甲子園)で死球を受け左手首骨折で離脱。中野も28日の自打球の影響でベンチスタートとなり、チームは2024年7月17日の巨人戦(東京ドーム)以来の〝チカナカ〟外しのオーダーを強いられた。不動の1、2番を欠く中で巡ってきたチャンスに応え、近本が担ってきた中堅、レギュラー不在の左翼の座を狙う新星として名乗りを上げた。藤川監督は「今後につなげてほしい。素晴らしい1本でしたね。簡単じゃないと思います」と目を細めた。県内有数の進学校、岡山一宮高時代の最高成績は県大会2回戦。引退後に1日10時間の猛勉強で名門・筑波大に一般入試で合格した。その頭脳をデータ野球隆盛の現代に生かしている。筑波大・川村卓監督は日本における動作解析の第一人者。計測機器の使い方を教わると、すぐに身につけて自らの研究を重ねた。
◆歴史的完封や!! 阪神はヤクルトに2―0で勝利し、1日で首位の座を奪い返した。先発の高橋遥人投手(30)が3安打無四球の完封勝利で無傷の今季3勝目。球団では1943年の若林忠志以来2人目となる4月までの3完封を達成した。昭和の日に、タイガース草創期のエースで球団史上最多の233勝をマークしたレジェンドの偉業を掘り起こす快投。3戦3敗だった今季の水曜日初勝利も飾り、球団史上初のセ・リーグ連覇へ突き進む原動力となる。多くの苦難を乗り越えた男が、タイガースの歴史に名を刻んだ。高橋が28日に2桁得点を奪った燕打線に二塁も踏ませず、3安打無四球の完封で無傷の今季3勝目。球団では1リーグ時代だった1943年の若林忠志以来となる4月までに3完封を達成し、1日でチームを首位に浮上させた。「出来過ぎっす。ほんと、たまたまですけど、たまたまでも、こうやって投げられて自信になるかなと思います」神宮に詰めかけた虎党からの「いいぞ、いいぞ、ハルト!」の大合唱にヒーローは照れまくった。雨天中止の影響で中16日となったブランクも何のその。三回まで走者を一人も許さない。1-0の四回先頭の増田に中前打を許したが、1死一塁から内山を146キロ直球で遊ゴロ併殺に仕留め、グラブをポンとたたいた。前回、12日の中日戦(バンテリンドーム)は10奪三振での完封。この日は7奪三振どまりも、得意のツーシームに加えてスライダー、カーブも織り交ぜて15個のゴロアウトを奪った。圧巻の投球も「調子はあんまりよくなかったですけど、いろんな(球種の)ボールを使ってくれた」と、コンビを組む伏見に感謝した。藤川監督は「ずっと地道な努力を積み重ねている選手ですから。そういうもの(登板間隔)ではガタガタっとこない。積んできたんでしょうね、トレーニングを。そういう苦労が本当の芯の強さを生んできますから」とねぎらった。
◆ヤクルトは阪神との首位攻防戦で完封負けを喫し、わずか1日で首位から陥落。10得点で快勝した前夜から一転、阪神の高橋に3安打で完封を許し、池山隆寛監督(60)は「昨日の借りを今日返された。二塁も踏めていないので。相手投手が素晴らしかったというところ」と脱帽するしかなかった。前日まで全26試合で「1番・遊撃」を担ってきた長岡が今季初の欠場。指揮官は「つり感(つった感覚)があった。疲労がたまってきているので、無理はさせられない」と説明した。前夜からスタメンを4人入れ替えたが、打線の組み替えは実らなかった。ヤクルトの先発は今季4戦4勝の山野。好投手の投げ合いで1点勝負が予想される中、守備のミスが失点につながった。六回1死から岡城の打球を二塁の赤羽がファンブル。28日に今季から内野に転向した内山が二塁で失策したことを受け、池山監督は「ミスが出たので、ポジションをふって(変えて)どういう守りをするか」とこの日は内山を三塁で起用した。代って二塁に就いた赤羽のミスとあって「慣れないポジションをやらせているこちらの責任。仕方ない」と責めなかった。首位を争う阪神3連戦は1勝1敗。カード勝ち越しへ「完封負けでは七回(の東京音頭で)しか傘が開かなかった。何とか点数をとって、いい戦いを見せないと」と池山監督。先発に高梨をたて、必勝を期す。(武田千怜)
◆プロ初スタメンで初安打、初打点をマークした阪神のドラフト3位・岡城快生外野手(22)の筑波大時代の恩師、川村卓監督(55)が本紙にメッセージを寄せた。教え子のポテンシャルの高さを証言し、日本を代表する選手へと飛躍する一歩目を祝福した。初ヒット、初タイムリーおめでとう! 野球部の練習があって中継は見られませんでしたが、メッセージの通知がどんどん入ってきて、スタメンに入ったこと、タイムリーを打ったことを知り、映像を確認しました。こんな早くから1軍の試合で出させてもらって、活躍できるとは思っていなかったので驚いています。塁上では「Tポーズ」もやっていましたね。うれしかったですが、これからは筑波大学のTではなくタイガースのTにしていってください。入部して初めてプレーを見たときの印象は、うちの学生の中でよくいる選手。肩が強くて足も速いのはわかっていたんですが、細過ぎる。もちろんプロになるなんて考えもせず、4年生になったらレギュラーをとってくれればいいな、くらいに思っていました。それでも黙々とウエートトレーニングに取り組み、徐々にリーグ戦で結果が出始めました。プロを意識し始めたのは3年生の終わりのころ。大学日本代表の強化合宿に選出されたときのことです。勉強になればいいな程度の思いだったんですが、いざ見てみるとやれるなと。同年代のトップクラスの選手たちと比べても、大柄ながら足が速くて体が強い。能力の高さを感じました。彼のいいところは、課題を見つけてから克服するスピードが速いこと。例えば、内角が打てないという課題が見つかると、指導後、即座に改善できる。素直な性格がゆえだと思います。とにかく人気者で彼を悪くいうやつはいませんでした。ただ、副主将だったので、「行動で示してほしい」と口うるさく言っていました。小さい声で「はい。はい」と黙々とうなずく姿は今でも鮮明に覚えています(笑)。彼のポテンシャルはまだまだ計り知れないくらい高いと思っています。タイガースだけではなく、日本の中心になるくらいの能力がある。そのためにも在学中のように、課題を一つ一つ克服していってください。楽しみにしています。(筑波大野球部監督)
◆午後1時30分、神宮球場の記者席から空を見上げれば、およそGW初日には似つかわしくない阪神のビジターユニホームと同じ灰色、ブルブル...そして寒い。その視線をそのまま下げてゆくと、たった今発表になったばかりのスタメンが電光掲示板に...1番福島、2番はルーキー、初スタメンの岡城の名前。骨折の近本のみならず、中野の名も消えた。若虎2人に期待していない訳じゃないけど、今季4勝負け無しのヤクルト山野相手に大丈夫かいな...ブルブル。臆病風がさらに身体をふるわせる。なおも視線を下げると1番最後に高橋の名前。それを目にした途端「これしかないやろー! 遥人の完封に森下、佐藤、大山の誰かが1発放っての1-0や2-0しか虎の勝利ないやろー!!」と心の中で叫んだ俺だったのだ。ま、まさかホンマにやるかー!? 高橋は3安打完封。しかも、今季3度目!! 遥人に大感謝の礼、そして、3回二死無走者からヒットで出塁の福島、それをツーベースでホームに返した(決勝打)岡城に謝罪を込めた礼を深々として球場を後にした俺だったのだ。
◆「昭和の日」だった。昭和58(1983)年生まれの当番デスク・川端亮平は、朝起きたら子供が家にいるから「そうか、祝日か? きょうは何の日だったっけ?」と一瞬に考えしまったそうだ。昭和の時代にサンケイスポーツに入社した虎ソナ。「昭和の日」(当時は天皇誕生日)が誕生日だった名将・仰木彬さんを筆頭に、いろんな思い出がある。が、平成を経て、今や令和。年号が2つ前。実感できない人が会社内でも大半だ。まさに「昭和は遠くになりにけり」-。「昭和って、電車の中でみんながたばこを吸っていたり、何でもありの時代というイメージです。あっ、悪い意味ではなく、今では絶対に駄目なことができていた、楽しそうな時代です」ビックリするような感想を漏らしたのは、トラ番最年少の秋葉元。平成14(2002)年生まれだから、仕方がないか。テレビドラマ「不適切にもほどがある!」が面白がられて、話題を集めたぐらいだし。でも、いろんな人がいて、いろんな意見があるから面白い。「サッカーが大好きだったので、大学時代まで阪神のことは詳しくなかったんです。入社して、阪神の1番打者は近本さんで、2番は中野さん。ずっとその打順しか見たことがなかったので、きょう(29日)のスタメンを見て、別のチームのような感じがしています」昨年4月入社の秋葉は、1番から5番までほぼ不動の阪神しか知らないから、「別のチーム」も偽らざる印象かもしれない。「でも、当初はベンチ入りも外れそうだった中野さんが、試合前の練習で状態を確認して、最終的にベンチに入ったんです。代打でも登場しました。少しほっとしているんです」山形県で生まれ育った秋葉にとって、山形の先輩・中野は「郷土の誇り」だ。厳しい冬の寒さを乗り越えてきた東北人だから、中野も我慢強いのだろうか。一日も早くスタメンに復活してもらいたいものだ。寒さを乗り越えるといえば、秋葉は肌寒かった「昭和の日」の神宮球場で半袖で取材していた。
<セ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (1↑) |
阪神 |
16 | 9 | 1 | 0.640 (↑0.015) | - (↓1) |
117 | 110 (+2) | 90 (-) | 18 (-) | 20 (-) |
0.258 (↓0.001) | 3.270 (↑0.13) |
| 2 (1↓) |
ヤクルト |
17 | 10 | 0 | 0.630 (↓0.024) | 0 (-) |
116 | 91 (-) | 79 (+2) | 16 (-) | 20 (-) |
0.243 (↓0.005) | 2.650 (↑0.07) |
| 3 (-) |
巨人 |
15 | 11 | 0 | 0.577 (↑0.017) | 1.5 (↑1) |
117 | 86 (+4) | 81 (+2) | 22 (-) | 16 (+1) |
0.227 (↑0.001) | 2.870 (↑0.04) |
| 4 (-) |
DeNA |
12 | 13 | 0 | 0.480 (↑0.022) | 4 (↑1) |
118 | 92 (+4) | 93 (+2) | 11 (-) | 14 (+1) |
0.251 (↓0.001) | 3.160 (↑0.05) |
| 5 (-) |
広島 |
8 | 15 | 1 | 0.348 (↓0.016) | 7 (-) |
119 | 63 (+2) | 77 (+4) | 12 (-) | 17 (+1) |
0.213 (↓0.001) | 3.060 (↓0.06) |
| 6 (-) |
中日 |
8 | 18 | 0 | 0.308 (↓0.012) | 8.5 (-) |
117 | 80 (+2) | 102 (+4) | 15 (-) | 15 (-) |
0.251 (↓0.003) | 3.690 (↓0.01) |



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