オリックス(★1対7☆)ソフトバンク =リーグ戦4回戦(2026.04.28)・京セラドーム大阪=
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ソフトバンク
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ORIX
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勝利投手:上茶谷 大河(2勝0敗0S)
敗戦投手:椋木 蓮(1勝1敗1S)

本塁打
【ソフトバンク】栗原 陵矢(5号・9回表3ラン)

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◆ソフトバンクは1点を追う7回表、笹川の適時打で同点とする。続く8回には、代打・中村晃と牧原大の適時打などで3点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・上茶谷が今季2勝目。敗れたオリックスは、先発・ジェリーが好投を見せるも、救援陣が振るわなかった。

◆ソフトバンクのスタメンが発表され、今季初めて1軍登録された笹川吉康外野手(23)が「8番右翼」で先発出場する。今季は開幕メンバーが濃厚だったが、オープン戦の最終戦、3月22日の敵地広島戦で9回2死一塁の右翼守備で右前打を後逸。怠慢プレーで開幕1軍入りを逃した。2軍戦はここまで19試合に出場し、打率2割6分7厘、3本塁打、10打点だった。また、1番に柳田悠岐外野手(37)、4番には近藤健介外野手(32)が入った。チームは4カード連続で初戦黒星。2・5ゲーム差で追う首位オリックスとの敵地2連戦に臨む。

◆オリックス太田椋内野手(25)に折れたバットが襲いかかった。この日は「4番一塁」で2試合ぶりにスタメン出場。4回無死一塁の守備で、栗原の打球はバットを折りながら一塁方向へのゴロになった。捕球した太田は一走を刺そうと二塁方向へ向いたが、間に合わずに、あきらめて一塁ベースを踏みに戻ろうとした。折れたバットは、球より高く上がっていて、太田の数10センチ先に折れた先端側からポトリ。運良く避けられた太田は一塁を踏んで一ゴロを完成した。タイミングによっては大事故になるヒヤリとするシーンだった。

◆ソフトバンクの海野隆司捕手(28)が左手首付近に死球を受けた。1-1の7回2死一塁の第3打席だった。カウント2ストライクからの3球目、オリックス山崎が投じた139キロスプリットが直撃。苦悶(くもん)の表情を浮かべ、左手首付近を押さえながら治療のためベンチ裏へ下がった。その後は一塁走者でプレーを続行した。

◆ソフトバンクが逆転勝ちを決め、首位オリックスに1・5ゲーム差とした。ベテランが一振りで試合を決めた。1-1の8回1死一、三塁から代打中村晃内野手(36)が勝ち越しのタイムリー。カウント2-2からの5球目、外角低めフォークを捉え、しぶとく左前へ運んだ。終盤の好機で勝負強さを発揮し、試合をひっくり返した。「何とかランナーをかえすこと、その考えだけでした。チャンスを生かすことができて良かったです」投げては先発した松本晴投手(25)が白星こそつかなかったが、6回を2安打1失点の好投を見せた。チームは5カードぶりの初戦白星となり、さらに4月の火曜日ゲームの連敗を3で止めた。

◆オリックスの本拠地連勝が11で止まった。1-1の同点の8回に3番手登板した椋木蓮投手(26)がリリーフに失敗。ソフトバンク先頭周東に左翼線二塁打を許すと1死一、三塁で代打中村晃に勝ち越し左前打を打たれた。さらに内野ゴロ、牧原の左前打で3失点。自身の開幕からの無失点も10試合で止まり、初黒星を喫した。2位ソフトバンクとの差は1・5に縮まった。直後の8回裏には無死満塁の好機を得たが、西川龍馬外野手(31)が三振、太田椋内野手(25)が併殺打に打ち取られた。岸田護監督(44)は「大差でしたけど、どっちに転ぶかわからない試合だった」と前を向いた。先発した新外国人ショーン・ジェリー投手(28)は6回3安打無失点と、開幕から4試合連続好投も初勝利はお預け。指揮官も「なんとか白星をつけてあげたい。不運なところもあった」とかばった。213センチ右腕は「制球もある程度、投げたいところに投げられ、いいピッチングができた。(打線の援護が少ないことも)野球の一部」と、次戦を見据えた。▽オリックス椋木(同点の8回に登板。開幕から11戦目で初失点し今季初黒星)「去年とは立ち位置も違うので切り替えて、明日やり返すつもりでやりたい」

◆ソフトバンク笹川吉康外野手(23)1軍昇格した笹川が貴重な同点打を放った。1点を追う7回2死二塁。オリックス2番手山崎から左前に運び、試合を引き戻した。2球で追い込まれたが、3球目の高目のボール球に打席で意識を変えた。「自分のスイングで長打を狙っていたが、追い込まれてコンタクト率を上げるために軽打を意識した」。開幕入りはできなかったが、この日は第2打席でも右二塁打を放ちマルチ安打。登録即スタメンで存在感を見せつけた。

◆ソフトバンク松本晴投手(25)が先発の役目をしっかり果たした。2回に先頭四球をきっかけに1点を先制されたが、6回101球を投げ2安打1失点投球で8奪三振。「先制点を取られてしまいましたが、(捕手の)海野さんのリードを信じて死にもの狂いで投げました」。6回には2死一、三塁のピンチを招いたが、5番森を145キロの直球で空振り三振。「いい投球ができてよかった」。次戦はきっちり3勝目をゲットするつもりだ。

◆ソフトバンク栗原陵矢内野手(29)がダメ押しの1発を放った。3点リードの9回1死一、二塁から5球ファウルで粘るなど11球目の外角低めの直球を左翼へ5号3ラン。「チャンスを生かして追加点という気持ちだけでした。しっかりと振り切れた結果がホームランにつながったと思う」。3試合ぶりのアーチに笑顔。8回には無死二塁から今季初犠打も決め代打中村晃の決勝打をアシスト。選手会長が打って送ってしっかり逆転勝利に貢献した。

◆これが鷹の必殺仕事人だ! ソフトバンク中村晃内野手(36)が値千金の決勝打を決めた。1-1の同点で迎えた8回1死一、三塁。勝負の局面での代打出場も、気持ちは実にシンプルだった。「何とかランナーをかえすことその考えだけでした」。カウント2-2からの5球目、椋木の外角低めフォークを仕留めた。見逃せばボール球も、最後は右手一本でしぶとく左前へ運んだ。「こういう活躍が、1試合でも多く続けばいいなと思います」。実績十分なベテランならではの一打を放ち、一塁塁上では自然と表情が緩んだ。序盤は打線が沈黙した。相手先発の2メートル超え右腕、ジェリーの前に6回無得点。角度のある直球、手元で小さく動くツーシームに手を焼き、1点が遠かった。だが、7回以降はリリーフ陣を攻略。終盤の3イニングで毎回得点を挙げ、終わってみれば12安打7得点の快勝だった。小久保監督も「いい勝ち方でしたね」とうなずいた。チームは5カードぶりとなる初戦白星。さらに火曜日ゲームの連敗を3で止めた。首位オリックスとは1・5ゲーム差とし、価値のある逆転勝利だった。

◆これが鷹の必殺仕事人だ! ソフトバンク中村晃内野手(36)が値千金の決勝打を決めた。今季10度目の代打起用で殊勲の一打を放った、中村晃は代打冥利(みょうり)をかみしめていた。「目標として『しっかり代打で活躍する』と思ってやっているので。今日1本が出て、それが勝ちにつながったのがよかったかなと思います」ベンチで、いつ訪れるか分からない1打席の出番に備えるプロ19年目。打席に立つ機会はほとんどが勝負どころだ。プレッシャーのかかる局面も「考えることは少ない方がいいので」とあえてシンプル思考を大事にする。「自分のやることを1つ、2つ決めておいて、それをできるかどうか」。常に準備し続けるからこそ、ここ一番に強い。自分が打っても、チームが負けたら意味がない。常にこだわるのは勝利につながる一打。「ヒットが出なくても、内野ゴロでの1点とかも大事だなと思いますし。勝てなかったら、全く意味がないので」。勝利に徹するベテランの姿勢も、また頼もしい。【佐藤究】

◆ソフトバンクは1-1の七回にオリックス3番手・椋木蓮投手(26)を打って3点を奪った。先頭・周東佑京外野手(30)の二塁打と栗原陵矢内野手(29)の犠打で1死三塁とし、近藤健介外野手(32)は敬遠で一、三塁。ここで代打・中村晃外野手(36)が左前に適時打を放って勝ち越した。さらに1死三塁から山川穂高内野手(34)の投手ゴロの間に1点を加え、牧原大成内野手(33)の左前打でもう1点を加えて4-1とした。中村は「何とかランナーをかえすこと、その考えだけでした。チャンスを生かすことができて良かったです」と息をついた。

◆ソフトバンクが逆転勝ち。0―1の七回に笹川の適時打で追い付き、八回に代打中村晃の勝ち越し打などで3点。九回は栗原の3ランで突き放した。松本晴は6回1失点。上茶谷が2勝目。オリックスは4連勝で止まり、椋木が初黒星。

◆オリックスが大敗した。新外国人のショーン・ジェリー投手(前ジャイアンツ)が先発して6回無失点と好投するが、救援陣がソフトバンク打線につかまり、逆転負け。本拠地・京セラドームでの連勝は11で止まった。試合後、岸田監督は助っ人右腕の投球を「よかったと思いますね」と評価。七回の山崎、八回の椋木と開幕から好リリーフを続けてきた勝ちパターンの投手が失点を重ね、逆転されたが「きょうはちょっとやられちゃいましたけど、いままで頑張ってくれていた。どこかでやられるときはあるので。またあしたから切り替えてやっていくしかない」とフォローした。結果的に大差がついたが、「終わってみたら大差でしたけど、どっちに転ぶかわからない試合だったと思います」と分析。「また切り替えて、全員でやっていきます」と次戦を見据えた。

◆2位ソフトバンクが終盤に畳み掛け、京セラドームで11連勝中だった首位オリックスの勢いを止めた。5カードぶりに初戦を取ってゲーム差を1・5とし、首位奪回に向けて視界が広がった。「代打でしっかりいい活躍をするという目標を持ってやっている。勝ちにつながったのはよかった。こういう活躍が1試合でも多く続けば」技ありの一打が中村晃内野手(36)のバットから生まれた。1-1の八回1死一、三塁で代打登場。開幕から10試合連続無失点だった椋木が投じた外角低めのフォークボールに右腕を伸ばして食らいつくと、打球は左翼手の前に落ちる。開幕以降、代打としては9打席無安打と結果が出ていなかった仕事人が、ここぞの場面で19年間磨き続ける打撃技術を発揮した。昨年11月に腰部ヘルニアの手術を受け、19年目は筑後でのリハビリからスタートして1軍での開幕にこぎつけた。代打の切り札の役割を担いながら、先発した17日のオリックス戦での初安打後、快音が遠のいていた。それでも「今までだったら結構、数字を気にして『ああ、駄目だな』と思ったりとかしていたけど、そんなこと考えている場合じゃない。しっかり毎日いい準備はできているかな」と達観して試合に臨み、今季2安打目でチームを勝利に導いた。小久保監督は起用に応えたベテランに「晃(中村)は素晴らしい」とたたえた。オリックスに敵地で連勝すれば、4月21日以来となる首位の座は見えてくる。ここから一気に勢いに乗っていく。(上阪正人)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
16100 0.615
(↓0.025)
-
(-)
117106
(+1)
104
(+7)
19
(-)
12
(-)
0.249
(↓0.002)
3.850
(↓0.13)
2
(-)
ソフトバンク
14110 0.560
(↑0.018)
1.5
(↑1)
118109
(+7)
88
(+1)
22
(+1)
6
(+1)
0.245
(↑0.003
3.290
(↑0.1)
3
(-)
楽天
12131 0.480
(↓0.02)
3.5
(-)
11788
(+1)
83
(+3)
15
(-)
18
(+1)
0.231
(↓0.004)
2.900
(↓0.01)
4
(-)
西武
12141 0.462
(↓0.018)
4
(-)
11689
(+1)
99
(+2)
16
(+1)
10
(+1)
0.231
(↓0.006)
2.950
(↑0.04)
5
(-)
日本ハム
12150 0.444
(↑0.021)
4.5
(↑1)
116118
(+2)
118
(+1)
35
(+1)
15
(-)
0.236
(↓0.003)
4.060
(↑0.12)
6
(-)
ロッテ
11140 0.440
(↑0.023)
4.5
(↑1)
11879
(+3)
97
(+1)
12
(+1)
13
(+1)
0.230
(↑0.003)
3.540
(↑0.11)