阪神(2対2)広島 =リーグ戦4回戦(2026.04.25)・阪神甲子園球場=
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広島
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阪神
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆阪神は1点を追う1回裏に大山の犠飛で追いつくと、そのまま迎えた8回には小幡の押し出し四球でリードを奪う。一方の広島は9回にモンテロの適時打が飛び出し、土壇場で同点とした。延長10回以降は両軍の投手陣が互いに得点を許さず、試合は規定により引き分けに終わった。

◆阪神が広島4回戦の先発メンバーを発表した。先発投手は開幕投手の村上頌樹(27)で、2勝目を狙う。大山悠輔内野手(31)は、21日DeNA戦(横浜)の2打席目から8打席連続出塁中。阪神では74年田淵幸一の13打席が最長記録となっている。大山はどこまで記録を伸ばせるか、注目だ。

◆阪神藤川球児監督(45)が初回からリプレー検証を要求した。1死で大盛穂外野手(29)が右前打を放ち、二盗。2死二塁で坂倉将吾捕手(27)を迎え、フルカウントになったところで阪神先発の村上頌樹投手(27)が二塁にけん制球を送った。際どいタイミングだったがセーフと判定され、リプレー検証を経ても判定は覆らなかった。その後、坂倉に先制の中前適時打を献上した。

◆阪神村上頌樹投手(27)が2戦連続で初回に失点を許した。1回の立ち上がりだった。2死二塁とピンチを招き、4番坂倉に先制適時打を献上。3球で追い込むも、フルカウントからの8球目、真ん中高め直球を中前へはじき返された。なおも2死一、二塁と得点圏に走者を背負ったが、6番佐々木は遊ゴロ。追加点は与えず、この回を最少失点で切り抜けた。村上は前回登板となった17日中日戦(甲子園)でも初回に1失点。だが、その後は尻上がりに調子を上げ、6回を1失点にまとめていた。

◆阪神森下翔太外野手(25)がアクシデントに見舞われた。1点を追う初回、1死二塁で広島先発ターノックの初球が左手首付近に直撃。その場に倒れ込み、場内は騒然となった。一度、治療のためベンチに下がるも、出場を続けた。続く4番佐藤輝明内野手(27)も四球。1死満塁とし、5番大山悠輔内野手(31)の左犠飛で同点とした。

◆広島のゼロ行進が22イニングで止まった。初回1死から「2番中堅」の大盛穂外野手(29)が右前打で出塁。盗塁を決めた。小園海斗内野手(25)は左飛に倒れたものの、「4番一塁」の坂倉将吾捕手(27)が阪神先発・村上頌樹投手(27)のストレートをとらえ、中前に先制タイムリーを放った。広島が得点したのは21日ヤクルト戦(マツダスタジアム)の4回に2点を奪って以来、23イニングぶりとなった。

◆阪神大山悠輔内野手(31)が4試合連続打点で試合を振り出しに戻した。初回、先発の村上頌樹投手(27)が1点を失う。その裏、近本光司外野手(31)の中前打から1死満塁とし、大山が左翼へ同点犠飛。21日DeNA戦から続けてきた連続打席出塁は8で途切れたが、4試合連続打点で村上の失点をカバーした。大山は「先制されていたので、まずは同点にすることを考えて打席に入りました。チーム全員で勝ち越せるように頑張ります」とチーム一丸を強調した。

◆阪神は小幡竜平内野手(25)が押し出し四球を選び、終盤に勝ち越した。1-1の8回。先頭の森下翔太外野手(25)が広島3番手の中崎翔太投手(33)から右翼へ二塁打を放った。続く佐藤輝明内野手(27)は申告敬遠。5番大山悠輔内野手(31)の中飛で1死二、三塁とした。広島は6番高寺望夢内野手(23)に対しても申告敬遠。1イニング2つの敬遠に甲子園は「えー」の声が響いた。1死後、2死満塁から小幡が5球目、外角高めをきっちりと見送り、勝ち越した。

◆広島は1-1で迎えた8回2死満塁、3番手・中崎翔太投手(33)が阪神小幡竜平内野手(25)に押し出し四球を与えたが、9回2死三塁から、代打エレフリス・モンテロ内野手(27)が投手強襲の同点タイムリー。2-2とし、今季2度目の延長戦に突入した。先発の新外国人フレディ・ターノック投手(27)は好投した。初回1死満塁から大山悠輔内野手(31)の犠飛で1点を失ったが、踏ん張った。結局、6回3安打6奪三振4四死球1失点で降板した。今季5度目の登板。またしても来日初勝利はお預け。それでも、先発投手としての役割は十分に果たした。打線も初回につながった。1死から大盛穂外野手(29)が右前打で出塁。盗塁を決めた。小園海斗内野手(25)は左飛に倒れたが、4番・坂倉将吾捕手(27)が阪神先発・村上頌樹投手(27)のストレートをとらえ、中前に先制タイムリーを放った。21日ヤクルト戦(マツダスタジアム)の4回以来となる23イニングぶりの得点だった。4回まで毎回の7安打を放ちながら追加点を奪えなかったのは響いた。しかし、土壇場で追いついた。

◆阪神岩崎優投手(34)がセーブに失敗した。2-1で迎えた9回から3番手で登板。2死三塁と一打同点のピンチを招き、広島の代打モンテロに投手強襲のタイムリー内野安打を献上した。1度は打球をグラブに当てるも、痛烈な当たりではじかれてしまった。あと1死でゲームセットだったが、土壇場で試合を振り出しに戻された。

◆阪神は今季初の引き分けに終わった。先発の村上頌樹投手(27)が立ち上がり、1点を失う。1死二塁で坂倉将吾捕手(27)に中前への適時打を打たれた。だがエースの失点を、その裏すぐに打線が取り返す。1死満塁から大山悠輔内野手(31)が左翼へ犠飛を放ち、同点に追いついた。その後は両チームともに好機を作りながら決定打が出ず、追加点を奪えない展開が続いた。8回に先頭の森下翔太外野手(25)が右翼線への二塁打で出塁。続く佐藤輝明内野手(27)が申告敬遠で一塁に歩き、無死一、二塁から大山の中飛で1死二、三塁に。広島は満塁策を取り、阪神は前川右京外野手(22)を代打に送った。絶好機で前川は二塁ゴロに倒れたが、続く小幡竜平内野手(25)が押し出しの四球を選び、勝ち越した。だが広島も粘る。9回2死三塁で代打のエレフリス・モンテロ内野手(27)が投手強襲の放ち、土壇場で同点に追いついた。延長12回、阪神は1死一、二塁のサヨナラ機をつくるも、得点はならず。阪神藤川球児監督(45)は通算100勝到達に王手をかけているが、引き分けでセ・リーグの監督最速記録更新はならなかった。

◆広島が今季3度目の延長戦で初めてドローに持ち込んだ。4時間58分に及んだゲーム。ベンチ入りした野手は17人全員が出場。投手3人を残しただけの総力戦でしのぎきった。1-1で迎えた8回2死満塁、3番手・中崎が阪神小幡に押し出し四球を与えて一度は勝ち越された。しかし、土壇場の9回2死三塁、代打モンテロが投手強襲の同点タイムリーを放って延長戦へ。11回、12回はドラフト2位の斉藤汰直投手(22)が無失点に抑えた。即戦力右腕は「疲れましたけど、自分の仕事はできたと思います」と充実した表情。初めての甲子園のマウンドでチームに貢献した。打線は初回1死から大盛が右前打で出塁し、盗塁を決めた。小園は左飛に倒れたものの、4番坂倉が中前に先制適時打を放った。21日ヤクルト戦の4回以来、23イニングぶりの得点だった。序盤に追加点を奪えなかったことが反省点だが、2ケタ10安打。深刻だった打線に上昇気配が漂い始めた。新井貴浩監督(49)は「本当によくしのいだと思う。少しずつだけど、投手も野手も状態が上向きつつあるので。こうやって、苦しい時こそみんなで戦っていきたいと思います」と手ごたえをつかんでいた。

◆阪神は延長12回の末、今季初の引き分けに終わった。4時間58分は今季両リーグ最長の激闘。藤川球児監督(45)の通算100勝目は3試合連続で足踏みとなり、リーグ最速記録更新はならなかった。1-1の8回、2死満塁で小幡竜平内野手(25)が押し出し四球をもぎとった。1点リードで9回へ。守護神岩崎優投手(34)にマウンドを託したが、先頭の代打菊池に四球献上。2死三塁まで粘るも、代打モンテロに投手強襲の適時内野安打を許して同点に追いつかれた。あと1人で逃げ切り失敗...。岩崎は「全部自分でやっちゃったんで。また明日しっかり。次は頑張りたい」と必死に前を向いた。藤川監督もナインを責めることはなかった。12回裏は1死一、二塁まで粘ってサヨナラ機を演出。「粘りを見せた? そうですね」。岩崎が打たれたことについても「もちろんそうです」と受け止めた。26日の広島戦は藤川監督にとって通算167試合目。勝てば通算100勝で巨人原前監督のリーグ最速記録に並ぶ。「また明日ですね」と指揮官。4試合ぶり勝利でメモリアルを刻む。【只松憲】阪神工藤(延長12回に登板し、2死二塁で小園を打ち取り無失点)「結果はよかったけど、1球1球の内容はまだちょっと悪いので。そこは次の試合に向けての課題です」

◆広島が延長戦でドローに持ち込んだ。ベンチ入りした野手は17人全員が出場。投手3人を残しただけの総力戦でしのぎきった。1-2で迎えた土壇場の9回2死三塁、エレフリス・モンテロ内野手(27)が投手強襲の同点タイムリーを放ち、延長戦へ。投げては、ドラフト2位の斉藤汰直投手(22)がイニングまたぎで11回、12回を無失点に抑えた。打線は初回2死二塁、4番・坂倉将吾捕手(27)が中前に先制タイムリーを放ち、21日ヤクルト戦から続いていたゼロ行進を22イニングで止めた。この日は2ケタ10安打。上昇気配が漂い始めた。

◆阪神村上頌樹投手(27)の2勝目はならなかった。立ち上がり、坂倉に先制打を許し、登板5試合で3試合目の初回失点。だがその裏、すぐに味方打線に追いついてもらうと粘りを発揮した。4回まで毎回の7安打を浴びたが追加点は許さず、4~7回は完全投球で投げ終えた。「状態がよくないことも受け入れて、割り切って投げました」と7回7安打1失点の投球を振り返った。

◆阪神大山悠輔内野手(31)が4試合連続打点を挙げた。1点を追う初回1死満塁で同点の犠飛。21日DeNA戦から続けた連続打席出塁は8で止まったが「先制されていたので、まずは同点にすることを考えて打席に入りました」と先発村上の失点を取り返した。だが9回2死一、三塁のサヨナラ機は広島ハーンに空振り三振に打ち取られ、険しい表情だった。

◆広島のドラフト2位・斉藤汰直投手(22)がしびれる場面で好投した。2-2の延長11回、6番手で登板した。先頭の近本光司外野手(31)に中前打を許したが、続く中野拓夢内野手(29)の犠打が併殺になり、森下翔太外野手(25)を右飛に仕留めて無失点。さらにイニングをまたいで12回も登板し、先頭の佐藤輝明内野手(27)に左前打を許しながらも、後続を打ち取り、2イニングを無失点に抑えた。「疲れましたけど、自分の仕事はできたと思います。全球勝負というイメージで行った結果、先頭をどちらも出してしまって苦しい展開でしたけど。改善点もいっぱいあるので次にいかしたいなと思います。先発からリリーフ陣がつないできたバトンだったので、そういう意味では緊張感はありました」。阪神を象徴する上位打線を相手にして真っ向勝負。しのぎきった。新井貴浩監督(49)も「よくまたいで、よくしのいだと思います。1イニング目に球数もおさえられたし、(12回は)佐藤輝から始まるところ。素晴らしい打者なので。あそこは(斉藤)汰直の勢いでということで、任せました。あんなに厳しいところで、ビジターで。自信にしていってもらいたい」と絶賛した。甲子園に近い、尼崎市の武庫之荘総合高校出身。「もちろん(甲子園を)目指していたんですけど、遠い存在でした。投げやすかったです。歓声がすごいなとは思ったんですけど、集中していたので強気で行けたかなと思います」。高校時代に届かなかった聖地のマウンドで躍動した。

◆広島の新外国人フレディ・ターノック投手(27)が6回1失点で降板した。初回、犠飛で1点を失ったものの、2回以降は好投した。6回3安打6三振1失点。先発投手としての役割は十分に果たした。「初回は不安定なスタートになってしまい、リズムがつかめなかったんですけど、いったんリズムをつかみだしてからは非常にいいリズムで投げることができました。次につながってくるかなと思います」。今季5度目の登板。来日初勝利こそ逃したが、手ごたえ十分の内容だった。初めての甲子園での登板。「ファンが一体となって応援している。ユニークな経験になった。ファンからのエナジーというのも感じた。そこはすごい印象に残っています」と振り返った。

◆阪神梅野隆太郎捕手(34)が虎党の大声援を一身に浴びた。今季初めて1軍登録され、1点リードの9回からマスクをかぶって初出場。名前がコールされると甲子園は沸きに沸いた。「この舞台で戦えるのは幸せなこと。本当にありがたいですし、感謝しかないです」。応援してくれるファンへ勝利を届けたかったが、あと1死のところで同点とされた。ただ、延長に突入してからは3投手をリードして無失点。引き分けに持ち込んだ。バットでは延長12回1死一、二塁で打席が回ったが見逃し三振。一打サヨナラの場面だったが、フルカウントから内角高めへ浮いた斉藤汰のスライダーに手が出なかった。「次は勝って、みんなで喜べるように。結果で恩返しができるようにやっていきたい」と前を向いた。プロ13年目で自身初めての開幕2軍スタートを経験。それでも、若手に交じって懸命に汗を流してきた。背番号2の逆襲が始まる。

◆阪神森下翔太外野手(25)が死球を受けながらド根性を見せた。1点を追う初回、1死二塁でターノックの初球の146キロが左手首を直撃。激痛に顔をゆがめてその場に倒れ込み、主軸のアクシデントに場内は騒然となった。大丈夫なのか...。まさか...。ベンチに下がったが、一塁走者として元気な姿を見せると、大きな拍手が送られた。その後2打席は凡退したが、甲子園を再び沸かせたのは1-1の8回だ。先頭で広島3番手中崎の内角低め148キロを右翼へはじき返した。「先頭だったので(出塁できて)よかった」。左手には痛みが残っていたかも知れないが、逆方向への痛烈な打球で好機を演出。ナインを鼓舞するように二塁上でほえ、この回の一時勝ち越しにつなげた。3番に負けじと強力クリーンアップが奮戦した。1点を追う初回1死満塁では、5番大山悠輔内野手(31)が左犠飛を上げてすぐ追いついた。4番佐藤輝明内野手(27)は延長12回先頭で斉藤汰の高め153キロを左前へ運ぶなど2安打2四球。「粘ってあそこまでいけたのはよかったです。また明日頑張ります」。結果的に10安打を放つもあと1本が出ず2点しか奪えなかったが、森下も「切り替えてやります」ときりり。連敗ストップへ力強く次戦を見据えた。【村松万里子】阪神小幡(8回に一時勝ち越しの押し出し四球)「みんな必死につないでくれていたので、自分もなんとかしたいなと思いました」

◆阪神が梅野隆太郎捕手(34)、小野寺暖外野手(28)を1軍の出場選手に登録した。両選手とも今季初昇格。開幕から第3捕手として帯同を続けていた嶋村が23日に抹消され、ファームで打率・290、2本塁打の成績を残していた梅野が23日から1軍に合流していた。小野寺はファームで打率・226。左投手を相手にスタメン出場を続けていた中川に代わっての昇格となった。

◆前カードでDeNAに連敗を喫した阪神は3戦ぶりの勝利へ、村上頌樹投手(27)が先発する。今季は4試合に先発して1勝1敗、防御率2・08。広島戦には3日にマツダスタジアムで行われた1回戦で先発し、7回1失点で勝ち投手となった。「6番・左翼」では高寺望夢内野手(23)が4月10日の中日戦(バンテリン)以来、10試合ぶりにスタメンに名を連ねる。勝てば、藤川球児監督(45)の監督通算100勝。3度目の正直で達成なるか。

◆26日の広島戦(甲子園)に先発する阪神・大竹耕太郎投手(30)が試合前練習に参加。キャッチボールなどで調整した。今季は2試合に先発して、防御率は4・91。前回登板の18日、中日戦(甲子園)では6回3失点。過去3年で32勝挙げた左腕に今季はまだ勝ち星がついていない。それでも「まだシーズンも序盤なので。とりあえず自分のピッチングをしっかりやろうと思っています」と平常心でマウンドに臨む。26日午後2時プレーボール予定のゲームは午後から雨予報となっている。〝雨男〟と呼ばれて久しい大竹は、今季初登板の4日広島戦(マツダ)でも雨に見舞われており、今季3登板目で2度目の雨中での投球となる可能性がある。「うん。3分の2(が雨)。6割6分7厘ですか...。別に嫌とも思わないですし、もちろんいいとも思いませんけど。それも環境要因全て、相手も同じなので。その与えられた環境とか、登板の中で、結果出すために頑張るだけです」と力を込めた。

◆先発した阪神・村上頌樹投手(27)が一回に先制点を献上した。先頭の秋山は一ゴロに仕留めるも、大盛に右前打を許す。二盗を決められ、その後、2死二塁で4番・坂倉にフルカウントから8球目の直球を中前にはじき返され、先制点を与えた。なおも野間に右前打を打たれ2死一、二塁の場面を招いたが、佐々木を遊ゴロに斬り、最少失点で切り抜けた。チームはこれで今季23試合で一回に計20失点。またも立ち上がりに失点を喫した。

◆阪神の森下翔太外野手(25)が死球を受けるアクシデントがあった。一回1死二塁から、広島の先発・ターノックが投じた初球の146キロ速球が顔付近に抜けた。森下は体をのけぞらせて避けようとするも避けきれず、ボールは左手首付近に直撃。思わずその場に倒れ込み、場内は騒然となった。ベンチから藤川監督、和田ヘッドコーチ、小谷野打撃コーチ、トレーナーが慌てて飛び出し、ベンチ裏に戻って治療。中断中には藤川監督がグラウンドに戻り、川口球審の肩に腕を回して話をする様子もあった。長い中断の末、森下はダッシュで一塁へ向かって試合に復帰。大事には至らなかったようだった。

◆阪神は先制された直後、すぐさま同点に追いついた。0-1の一回、先発右腕のターノックから、先頭の近本光司外野手(31)が中前打で出塁すると、続く中野の内野ゴロの間に二進。森下が死球、佐藤も四球を選んで1死満塁と好機を拡大させ、5番・大山悠輔内野手(31)が左翼に犠飛を運んで同点に追いついた。22日のDeNA戦(横浜)で満塁弾含む2ホーマー、5打点を挙げた男が、4試合連続打点で14打点とし、佐藤(22打点)、森下(18打点)に次いでリーグ単独3位に躍り出た。一回、1死満塁で同点の左犠飛を放った阪神・大山「打ったのはスライダー。先制されていたので、まずは同点にすることを考えて打席に入りました。チーム全員で勝ち越せるように頑張ります」

◆先発した阪神・村上頌樹投手(27)は四回にピンチを背負うも無失点で切り抜けた。1―1の四回。先頭のD3位・勝田に右翼線を破る二塁打を許す。それでも、続く持丸、ターノック、1番・秋山をフライに打ち取った。右腕は四回まで毎回得点圏に走者を背負うなど、リズムに乗り切れない投球が続く中、なんとか初回の1失点で耐えている。

◆阪神の中野拓夢内野手(29)が好プレーで先発の村上頌樹投手(27)を盛り立てた。1-1の七回、先頭の持丸の打球は一、二塁間へのヒットゾーンへと転がった。これに中野は追いつき、シングルで捕球すると一回転して一塁にストライク送球。先頭打者の出塁を許さず、ピンチの種を摘んだ。さらに2死となって秋山の打球も再び一、二塁間へ。再び中野がこのイニング2度目の回転スローでアウトにし、スタンドからは大歓声が起こった。

◆先発した村上頌樹投手(27)は7回1失点の好投で降板。今季2勝目はならなかった。一回に3安打を浴びて先制点を献上したが、その裏の攻撃で大山の犠飛で同点。四回まで毎回得点圏に走者を置きながら、粘りを見せて本塁を踏ませなかった。五回以降は二塁・中野の好守にも救われ、一人の走者も出さない完璧な投球。七回裏の攻撃で代打・熊谷が送られ、マウンドを降りた。阪神・村上「ヒットもたくさん打たれましたし、ずっとランナーを背負う投球になってしまいました。状態が良くないことも受け入れて、割り切って投げました。なんとか最少失点で粘ることができたと思います」

◆阪神が八回に値千金の勝ち越し点をつかみ取った。1-1で迎えた八回、3番手・中崎から森下翔太外野手(25)が二塁打で好機を演出すると、広島ベンチは佐藤輝明内野手(27)を申告敬遠。場内は大ブーイングに包まれた。無死一、二塁と、一打勝ち越しの好機で打席に立った大山悠輔内野手(31)は中飛に倒れたが、森下、佐藤がそれぞれ好走塁で進塁。高寺が申告敬遠で歩き、2死満塁で小幡竜平内野手(25)が押し出し四球を選んで勝ち越しに成功した。

◆阪神の梅野隆太郎捕手(34)が今季初出場した。23日から1軍に合流し、この日出場選手登録されてすぐに出番が回ってきた。八回に先発マスクの坂本に代打が出され、九回の守備から出場。貴重な勝ち越し点を奪った直後の大事なイニングでの初出場となった。

◆阪神が勝利まであと1アウトとしながらも、広島に同点を許した。小幡の押し出し四球で勝ち越した直後の九回。マウンドには守護神の岩崎優投手(34)が上がった。ところが...。先頭の菊池に四球を与えると、代走・辰見に二盗を許して一打同点のピンチ。犠打で三塁に進塁され、2死後に代打・モンテロの内野安打で同点を許した。岩崎は今季9試合目の登板で、初めてセーブ失敗となった。

◆阪神が今季最長となる4時間58分の激戦の末、今季初の引き分け。連敗ストップはならず、藤川球児監督(45)の監督通算100勝はまたもおあずけに。通算166試合目での到達はならず、セ・リーグ最速記録の更新はならなかった。試合は一回に1点ずつを奪い合い、その後はこう着状態に。八回に小幡が押し出し四球を選び勝ち越しに成功したが、2-1の九回に登板した守護神の岩崎が、2死三塁から代打・モンテロに投手強襲の同点打を許し、勝利目前で同点とされていた。延長戦でも両軍とも得点を挙げることはできず、そのまま引き分けとなった。就任2年目の藤川球児監督は4月19日の中日戦(甲子園)で監督通算99勝目を挙げていた。節目の100勝目を前に、21、22日のDeNA戦(横浜)には連敗。この日勝利すれば通算166試合目での到達となり、2003年に達成した巨人・原辰徳監督(167試合=64敗3分)を更新してセ・リーグ史上最速となるはずだった。3戦白星なしとなり、更新はならなかった。

◆2連敗中の阪神が逃げ切りに失敗し、今季初のドロー。1点リードの九回、岩崎優投手(34)が先頭打者への四球から得点圏に走者を背負い、2死三塁で代打エレフリス・モンテロ内野手(27)の投ゴロを処理できず、追いつかれた(記録は安打)。延長十一回無死一塁では中野拓夢内野手(29)が試みたバントが併殺となり、十二回は1死一、二塁のサヨナラ機を逸した。藤川球児監督(45)は、この引き分けで「166試合99勝」(62敗5分)となり、2003年巨人・原辰徳監督の「167試合100勝」(64敗3分)のセ・リーグ記録の更新を逃した。

◆広島のルーキー斉藤汰が延長十一、十二回を無得点に抑え、引き分けに持ち込んだ。いずれも先頭打者に安打を許したものの、150キロ台の真っすぐを軸に後続を断ち「全球勝負というイメージでいった。自分の仕事はできた」と納得の表情だった。亜大からドラフト2位で入団。高校は甲子園からほど近い兵庫・武庫荘総合で、在学中は「遠い存在だった」と言う甲子園のマウンドで右腕を振った。「投げやすかった」と笑みもこぼれた新人を、新井監督も「よくしのいだ。自信にしてもらいたい」と評価した。

◆阪神で1994年に新人王に輝き、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツ、楽天と渡り歩き、日米通算91勝をマークしたサンケイスポーツ専属評論家の藪恵壹氏(57)が、攻撃面での気になった点を指摘。警鐘を鳴らした。負けに等しい引き分けだ。岩崎はモンテロを打ち取ったと思ったが、大事に捕りにいき過ぎた。ただ一番駄目なのは、先頭への四球。どんな守護神でも10試合に1度はセーブ失敗はあるが、やってはいけない点の取られ方だった。それ以上に気になったのは、攻撃面のつたなさだ。二回無死二塁、四回無死一、二塁でともに小幡が空振り三振。どちらも何とかして走者を進めないといけない。四回はたとえ内野ゴロでも、併殺崩れになれば1死一、三塁にできるが、三振では何も起きない。もう一つは、延長十二回の先頭で出塁した佐藤の代走で植田が起用された場面。なぜスタートを切らなかったのか。対照的に、広島は九回無死一塁で代走に出た辰見が、初球に二盗を決めて同点につなげた。あれがスペシャリストの仕事だ。首脳陣は2人から理由を聞いたうえで、耳にタコができるくらい、チームとしてやるべきことを教え込まないといけない。ボタンの掛け違いを早く修正しないと、さらなる連敗につながってしまう。そんな予感がする試合だった。

◆痛みに耐えながら、阪神・森下が激打&激走で虎を鼓舞した。左手首付近に死球を受けるも、八回に一時勝ち越しを呼び込む気迫の二塁打。最後の瞬間まで気を吐き続けたが、白星を逃した試合後は淡々と次戦を見据えた。「別に思うことはないです。あした切り替えてやります」球場が騒然とする1球から、森下の長いゲームは始まった。一回1死二塁で、広島先発・ターノック(前マーリンズ傘下3A)が投じた初球の146キロが、防具で覆っていない左手首付近に直撃。思わずその場に倒れ込んだ。治療のためにベンチ裏に下がったが、しばしの中断を経て駆け足で一塁へ向かい、出場を続行した。そして、その後も味方を鼓舞した。1―1の八回先頭。中崎から右翼線へはじき返し、好走塁で二塁を陥れて大きくガッツポーズ。そして、大山の中飛で三塁を陥れると再び大きく手をたたき、小幡の押し出し四球へつなげた。森下の意地が1点をもたらした。守備中にはグラブをよく外す姿もあったが、本人は「大丈夫です」と問題なしを強調した。体の丈夫さも中心選手の証しだ。26日こそ、虎を4試合ぶりの勝利に導く。(中屋友那)

◆阪神・梅野が甲子園に帰ってきた。この日1軍登録された背番号2は、九回の守備から今季初出場。名前がコールされるや否や、スタンドは大歓声に包まれた。「再出発かなっていう感じでね。個人としてスタートできた。(歓声は)感謝しかない。あとは結果で恩返しができるように」勝ち越し直後の2―1の九回に岩崎とバッテリーを組んだが、2死三塁とされ代打のモンテロに同点打を許した。以降はドリス、モレッタ、工藤を頼もしくリード。勝ち越しを許さず「工藤もしっかり最後まで頑張ってくれた。積み重ねがチームにとって大事」とうなずいた。延長十回1死で立った今季初打席は遊飛。十二回1死一、二塁の一打サヨナラの好機では見逃し三振に倒れた。それでも、通算1106試合目の出場を果たした34歳の存在感は大きかった。「改めてこの甲子園でプレーできてよかった。本当にこれからって感じですね」と先を見据えた。(秋葉元)

◆2-2の延長十二回に6番手で登板した阪神・工藤は1回無失点。この時点で虎の負けの可能性を消した。「1点もやれないと考えずにマウンドに行きました」。2死二塁のピンチを招いたが、最後は小園を157キロ内角直球で投ゴロ。「インコースの要求だったので詰まり(の打球)があると考えて準備しながら」と好フィールディングを見せ、マウンド上でほえた。今季は初登板から3試合連続無失点。最速161キロを誇る剛腕がブルペン陣で存在感を高めている。

◆先発した阪神・村上は一回から先制を許すなど今季2勝目はつかめず。それでも尻上がりに調子を上げて、121球を投げ7回1失点だった。「今年そういう感じ(走者を出しながら)の投球が多いので慣れてます。粘れたのはよかった」。四回まで毎回得点圏に走者を置いたが、ホームは踏ませず。五―七回は打者9人をパーフェクトに封じた。「自分が壊しかけた試合を(捕手の坂本)誠志郎さんだったり野手がいい試合にしてくれて、持ちこたえられた」と感謝した。

◆阪神・大山が同点犠飛を放ち4試合連続打点とした。「先制されていたので、まずは同点にすることを考えて打席に入りました」。1点を先制された直後の一回に、1死満塁の好機でターノックのスライダーを捉えて左翼への犠飛。五回先頭では8試合連続となる中前打を放った。チームは九回2死から同点を許して引き分け。連敗ストップとはならず「明日があるので頑張ります」とだけ語り、クラブハウスへ引き揚げた。

◆阪神・佐藤が貫禄の一打で勢いをもたらした。2―2の延長十二回先頭で斉藤汰の高め153キロをはじき返す左前打をマーク。得点にはつながらなかったが「粘ってあそこまでいけたのは良かった」とうなずいた。九回2死一塁でも中前打。さらに2四球で、打率は「・384」に上昇しリーグトップを維持。絶好調の主砲は「切り替える必要もないですけど、また明日頑張ります」と力を込めた。

◆100勝目、スルリ...。阪神は今季両リーグ最長となる4時間58分の激戦の末、引き分けた。拙攻と、1点リードの九回登板した岩崎優投手(34)のセーブ失敗が響いた。連敗ストップはならず、藤川球児監督(45)の監督通算100勝はまたもおあずけに。通算166試合目での到達はならず、セ・リーグ最速記録の更新はならなかった。負けたわけではない。だが、4時間58分の死闘を戦い抜き、甲子園に残ったのは観客のため息と消化しきれないモヤモヤだ。藤川監督が指先まで触れていた、セ・リーグ史上最速を更新しての監督通算100個目の白星はスルリと逃げた。岩崎がセーブに失敗しては仕方がないか、と問われた将は言葉少なだった。「まぁもちろんそうです。また明日ですね」横浜での計23失点しての2連敗の後、雨天中止など2日間の休みを挟んで迎えた一戦。すべて切り替えて挑んだはずだったが、序盤から攻撃もチグハグになった。1-1の二回には先頭の坂本が敵失で出塁したが、続く小幡が簡単に三振。四回も無死一、二塁で小幡、村上が連続三振に倒れてつなげず。八回1死満塁では代打・前川が二ゴロに倒れ、続く小幡の押し出し四球で1点を奪うのが精いっぱいだった。そして、拙攻のツケは九回に払うことに。2-1で登板した守護神の岩崎が、先頭の代打・菊池に四球。2死三塁までこぎ着けたが、自身に向かって転がってきた代打・モンテロの打球をはじいてしまった。内野安打となり同点の走者が生還...。今季初のセーブ失敗となった岩崎は「ピッチャーゴロです。全部自分でやっちゃったんで。またあしたしっかり、頑張りたい」と言葉を絞り出すしかなかった。悪い流れが、延長に入り急に好転することもなかった。延長十一回は先頭の近本が中前打で出塁したが、続く中野が痛恨のバント失敗で捕ゴロ併殺...。十二回も先頭の佐藤が左前打を放つと、藤川監督すぐさま代走・植田を送り込んだが、サヨナラにはつなげられず。10安打を放ちながら、今季初のドローを受け入れるしかなかった。監督通算100勝には3戦続けて足踏みとなり、到達試合数でのセ・リーグ記録更新を逃した。それでも、きょう26日に広島に勝利すれば、167試合での達成となり、2003年の巨人・原辰徳監督に並んでセ・リーグ最速となる。チームとして粘ったという問いにも「そうですね」と短く返した虎将。悪い流れを断ち切るためにも、次こそは100個目の白星をつかみたい。(渡辺洋次)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
1680 0.667
(↓0.029)
-
(-)
11981
(+2)
69
(+5)
14
(-)
16
(-)
0.247
(↓0.003)
2.590
(↓0.12)
2
(-)
阪神
1481 0.636
(-)
1
(↑0.5)
120102
(+2)
80
(+2)
16
(-)
19
(+2)
0.265
(↓0.002)
3.290
(↑0.11)
3
(-)
巨人
13100 0.565
(↑0.02)
2.5
(↑1)
12077
(+7)
67
(+2)
21
(+1)
14
(+4)
0.226
(↑0.003)
2.680
(↑0.03)
4
(-)
DeNA
11110 0.500
(↓0.024)
4
(-)
12187
(+2)
84
(+7)
11
(-)
13
(+1)
0.262
(↓0.004)
3.260
(↓0.18)
5
(-)
広島
7131 0.350
(-)
7
(↑0.5)
12250
(+2)
71
(+2)
9
(-)
15
(+2)
0.204
(↑0.002
3.180
(↑0.11)
6
(-)
中日
6170 0.261
(↑0.034)
9.5
(↑1)
12072
(+5)
98
(+2)
14
(+2)
13
(-)
0.250
(↓0.005)
3.970
(↑0.09)