阪神(☆2対1★)中日 =リーグ戦4回戦(2026.04.17)・阪神甲子園球場=
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中日
1000000001600
阪神
00000110X2901
勝利投手:モレッタ(2勝0敗0S)
(セーブ:岩崎 優(0勝1敗5S))
敗戦投手:根尾 昂(1勝1敗0S)

本塁打
【阪神】森下 翔太(7号・7回裏ソロ)

  DAZN
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◆阪神は1点を追う6回裏、無死三塁から大山が適時打を放ち、同点とする。続く7回には、森下のソロが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・村上が6回4安打1失点の好投。その後は3人の継投で相手に得点を許さず、2番手・モレッタが今季2勝目を挙げた。敗れた中日は、打線が振るわなかった。

◆中日柳裕也投手(31)は甲子園球場で勝利できるか。阪神戦は通算6勝13敗の柳だが、このカードはバンテリンドームで4勝5敗に対し、甲子園球場では2勝8敗。敵地での白星は19年5月11日が最後で、同年9月29日から8連敗中だ。甲子園球場で長期連敗は珍しく、9連敗を喫すると60~64年鈴木隆(大洋=10連敗)以来。中日投手では37年秋~39年繁里(10連敗)以来の記録となってしまう。

◆今季初の連敗にも、阪神藤川球児監督(45)はとらわれなかった。16日の巨人戦(甲子園)で猛追も実らず惜敗。雨天中止を挟んで今季初の連敗となり、カード負け越しも今季初めてだった。試合後、連敗について問われた藤川監督は「特に、コメントすることないですね」と泰然自若だった。試合は先発のルーカスが初回にダルベックに先制3ランを浴び、いきなり3失点。それでもその裏、佐藤が2ランを放ちすぐさま1点差に詰め寄った。指揮官は「そういう展開なんでしょうね、それが1年間続きますから。すべて糧にしてやっていくと」と、シーズン全体を俯瞰(ふかん)しているようだった。「チームで動いていますから。またあした以降につなげていくと、それがペナントレースですからね、きっちりまたやっていきます」。この日から中日と3連戦。前回対戦の10~12日(バンテリンドーム)は、3連勝に成功した。経験として積み重ね、切り替えながら、1戦1戦を戦っていく。

◆ナイターゲームで午後6時プレーボールにもかかわらず、昼ごろの甲子園駅前はすでに人だかりができていた。実はこの日、ゲームアプリ「ポケモンGO」の特別イベントが甲子園駅付近で開催。ベースボールシャツを身にまとった「ピカチュウ」を捕まえることができるチャンスがあった。この日から始まる中日3連戦では「ポケモンベースボールフェスタ2026 ~30年の想いをボールに込めて~」を開催。スペシャルなポケモン演出や、オリジナルグッズの販売が行われる。

◆中日は柳裕也投手(31)が先発する。今季はここまで3試合に登板し、1勝0敗、防御率0・86。前回10日阪神戦(バンテリンドーム)は6回5安打6奪三振無四球1失点と好投も、最終回にリリーフが打たれて試合には敗れただけに、リベンジを狙いたい。柳は同カードで通算6勝13敗。バンテリンドームでは4勝5敗だが、甲子園では2勝8敗と大きく負け越している。甲子園での勝利は19年5月11日が最後で、同年9月29日から8連敗中。敵地・甲子園での2533日ぶりの勝利を目指す。

◆スタメンが発表された。この日からの中日3連戦ではコラボイベント「ポケモンベースボールフェスタ2026 ~30年の想いをボールに込めて~」として開催される。阪神のスタメン紹介ではそれぞれがなりたいポケモンとその理由がビジョンに表示された。1番中堅・近本 レジギガス(スロースターター)2番二塁・中野 メタモン(何にでも変身できるから)3番右翼・森下 ガオガエン(上半身がゴツいから)4番三塁・佐藤 カイリキー(ワンリキー→ゴーリキー→カイリキー→テルアキー!)5番一塁・大山 カビゴン(よく似てると言われるから)6番左翼・前川 リザードン(名前が1番に出てきたから)7番捕手・坂本 ゲンガー(悪そうだから)8番遊撃・小幡 ストリンダー ハイなすがた(似ているらしいから)9番投手・村上 ディアルガ(やっていた世代の伝説ポケモン)

◆両チームのスタメンが発表され、阪神は1~8番まで前夜と同じオーダーで臨む。連敗ストップがかかった一戦。今季ワーストの3連敗を阻止しにかかる。先発マウンドに上がるのは、村上頌樹投手(27)。前回は10日(バンテリンドーム)に対戦し、7回2失点で勝ち負け付かず。チームは10~11日の前回対戦で3連勝している。

◆阪神中野拓夢内野手(29)の果敢な走塁は惜しくも実らなかった。初回1死から左翼前にクリーンヒット。わずかに左中間寄りへの打球で、迷わずに一塁を蹴って二塁に向かった。中日の左翼手の細川成也外野手(27)は中野の走塁を警戒していたか、素早く二塁にストライクの送球。間一髪でアウトになった。明らかな単打コースだったが、二塁を狙った中野の大胆さとスピード、細川の好送球と見どころのあるプレーに、甲子園のファンも敏感に反応していた。

◆阪神岡田彰布オーナー付顧問(68)が、球団OB赤星憲広氏(50)とともに読売テレビの試合中継で解説を務め、初回に1失点を喫した阪神先発の村上頌樹投手(27)について言及した。村上はこの日の初回、2死から中日細川に左翼フェンス直撃の二塁打を許し、2死一、二塁から高橋周に先制の左前適時打を献上。「あんまり良くないですよね。ストレート走り良くないですよね」と序盤の状態を分析した。村上は今季ここまで3試合の先発で1勝1敗、この日が4度目の先発となる。一方で、中日先発の柳についても「(中野の二塁でアウトにした)初回の細川の送球に助けられた。ボールの走りもそんなに良くない」と話した。

◆阪神坂本誠志郎捕手(32)がド根性を見せた。3回1死一塁、中日細川成也外野手(27)の打席でこすったファウルが右膝を直撃。レガーズの上からだったが、その場でしばらく動けなかった。伏見寅威捕手(35)がベンチから出て、投球練習を受けている間も険しい顔つきで痛みが引くのを待った。プレー続行が決まると大きな拍手が起きた。その直後、空振り三振を奪い、さらに二盗を試みた一塁走者をストライク送球でアウトに。三振ゲッツーを完成させて、さらに大きな拍手をもらった。

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◆阪神村上頌樹投手(27)が打席で執念を見せた。0-1の4回。前の打者・小幡竜平内野手(25)が申告敬遠されて2死満塁で打席が回ってきた。押し出しなら同点。左打席の村上はカウント1-1からの低め変化球をストライク判定されると、心底悔しそうにして、心を落ち着かせるためか、打席を外して一呼吸置いた。カウント2-2からは2連続で厳しい変化球をファウルにすると、場内が沸いた。7球目を見送ってフルカウントに持ち込んだが8球目のカットボールにバットが空を切り、惜しくも得点はならなかった。智弁学園時代から打撃センスも評価されていた好打者。柳裕也投手(31)との名勝負だった。

◆中日高橋周平内野手(32)が虎のエース村上から先制点をもぎとった。初回2死から細川が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁。ボスラーが四球を選んで一、二塁とし、高橋周が148キロ速球を左前に運んだ。細川が二塁から生還。貴重な先制適時打となった。高橋周は「好投手から先制できて良かったです」とコメント。昨年、村上から6打数3安打。前回10日の対戦でも1安打を放っており、相性の良さを見せつけた。

◆阪神佐藤輝明内野手(27)が運を引き寄せた。0-1のまま進んだ6回。先頭で左中間に飛球を打ち上げた。左翼の細川成也外野手(27)が落下点で捕球体勢に入っていたが、中堅手の花田旭外野手(22)もボールを追いかけて2人が衝突。ボールがこぼれる間に、あきらめず全力で走っていた佐藤は三塁まで走った。記録は三塁打。続く大山悠輔内野手(31)が詰まりながらも左前に落とし、ついに柳裕也投手(31)から得点。1-1と追いついた。

◆阪神打線は惜しくも村上頌樹投手(27)に勝ちをつけられなかった。投手戦となり0-1の6回、佐藤輝明内野手(27)の三塁打から大山悠輔内野手(31)の左前打で同点とした。なおも無死一、二塁。犠打失敗などで2死となったが、村上への代打・木浪聖也内野手(31)がフルカウントから四球を選んで満塁。最高潮にムードが高まったが近本光司外野手(31)空振り三振に倒れた。甲子園はため息に包まれた。

◆中日の外野手がクラッシュした。1-0で迎えた6回裏無死、阪神佐藤輝明内野手(27)の打球は左中間へ。甲子園特有の浜風が右から左へ吹く中、中日の中堅・ドラフト6位の花田旭外野手(22)と左翼の細川成也外野手(27)がチャージして、双方とも減速することなく激突。打球がグラウンドに落下する間に佐藤は三塁を陥れた(記録も三塁打)。その直後、大山が左前にポトリと落ちる同点タイムリー。5回まで無失点に抑えてきた先発の柳裕也投手(31)にとって、痛い形での失点となった。

◆阪神村上頌樹投手(27)の今季4度目の登板は、勝敗はつかなかった。初回2死一、二塁で高橋周に適時打を許し、1失点。だが6回に佐藤と大山の連打で1点を奪い、追いついてくれた。なおも2死一、二塁と続いた好機の打席で代打・木浪を送られ、6回4安打1失点で交代した。打線は2死満塁と中日柳を攻めたが、近本が空振り三振に倒れて勝ち越しはならなかった。降板後の村上は「初回2アウトから失点してしまい、リズムに乗りきれませんでした。2回以降粘り強く投げることで、なんとか試合を作ることができたと思います」と振り返った。

◆中日先発柳裕也投手(31)が6回1失点で降板した。粘り強い投球を見せた。初回から4回までは常に走者を背負っての投球ながら、要所で踏ん張った。4回2死満塁のピンチでは、村上をフルカウントから空振り三振に仕留めて無失点でしのいだ。しかし、1-0と1点リードして迎えた6回、味方外野手の激突から無死三塁のピンチを招き、阪神大山に左前にポトリと落ちる同点打を許した。その後の満塁のピンチはしのいだものの、6回8安打5三振3四球1失点で降板した。19年5月11日以来、2533日ぶりとなる甲子園での勝利まであと1歩のところまでいったが、またしても勝利はスルリと逃げた。

◆阪神岡田彰布オーナー付顧問(68)が、球団OB赤星憲広氏(50)とともに読売テレビの試合中継で解説を務めた。阪神は1点を追う展開が続いたが、6回に大山の適時打で追いつくと、7回2死から森下翔太外野手(25)がリーグトップを独走する勝ち越し7号ソロ。岡田顧問は中日の目線に立って「痛すぎるよ、これ。なんで初球ストレート投げたんて」と話し「絶対打たれちゃいけないホームランでしょ、ヒットオッケーですよね」と続けていた。

◆阪神森下翔太外野手(25)が勝ち越しの7号ソロを放った。6回に1-1と追いつき、7回1死で回ってきた第4打席。この回から登板した根尾昂投手(25)の初球150キロを完璧に打ち砕いた。勢いよくはじかれた打球は低い弾道のまま、左中間最深部に一直線で飛んでいった。飛距離129メートル、打球速度174キロ、角度は25度と表示された。今季は開幕から順調に本数を積み重ね、本塁打ランキングのトップを快走中。1週間前の中日戦ではバンテリンドームに新設された「ホームランウイング」に初めて飛び込む本塁打を放ち、話題となっていた。

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◆阪神ダウリ・モレッタ投手(30)が2連投し、1回1安打無失点と好投した。2番手で7回から登板。先頭の6番花田を3球三振。7番木下から二塁への内野安打を浴びて1死一塁で8番田中を二飛で打ち取った。代打の9番大島を追い込み、5球目を空振り三振。この日、球場のBSOのランプはボールを表示する緑色のランプを一度も点灯させず。ファウルや空振り、見逃しなど、ストライクゾーンを中心に勝負した。この日からの中日3連戦で、ポケモンとのコラボイベント「ポケモンベースボールフェスタ2026 ~30年の想いをボールに込めて~」を開催中。スタメン紹介では、それぞれがなりたいポケモンとその理由がビジョンに表示されたが、リリーバーの右腕の好きなポケモンが登場時に表示され、「ピカチュウ・顔がかわいい」と紹介された。

◆阪神が逆転勝ちし、連敗を2で止めた。序盤は追う展開に。先発の村上頌樹投手(27)が細川成也外野手(27)に左翼フェンス直撃の二塁打を打たれ、続くジェイソン・ボスラー外野手(32)には四球。2死一、二塁のピンチを招き、高橋周平内野手(32)に先制打を許した。阪神も3回1死二、三塁、4回2死満塁など何度も反撃機を作るが、中日先発の柳裕也投手(31)を攻略できず。だが好機は思わぬ形で巡ってきた。6回、先頭の佐藤輝明内野手(27)の打球を追った中堅手と左翼手が交錯し、三塁打にしてしまう。無死三塁で大山悠輔内野手(31)が左前に適時打。ようやく同点に追いついたが、2死満塁で近本光司外野手(31)が空振り三振に倒れて勝ち越し機を逃した。7回、阪神森下翔太外野手(25)が中日の2番手・根尾昂投手(25)から7号ソロを放ってついに勝ち越し。継投で最少リードを守り切った。

◆中日が接戦を落とし、阪神戦の連敗は4に伸びた。中日は初回2死から細川成也外野手(27)が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁。続くジェイソン・ボスラー外野手(32)が四球を選んで一、二塁とし、高橋周平内野手(32)が左前に先制適時打を放った。高橋周は「好投手から先制できて良かったです」とコメント。阪神先発村上の立ち上がりに貴重な1点を奪った。先発の柳は粘り強い投球を見せた。初回から4回までは常に走者を背負いながらも、要所で踏ん張った。4回2死満塁のピンチでは、村上をフルカウントから空振り三振に仕留めて無失点でしのいだ。しかし6回、中日の中堅・ドラフト6位の花田旭外野手(22)と左翼の細川成也外野手(27)が佐藤の左中間への打球を追って激突。無死三塁とされ、大山に同点適時打を許した。粘った柳だったが、結局、6回1失点で降板。125球の熱投は報われず、19年5月11日以来となる甲子園での勝利を逃した。さらに1-1の同点で迎えた7回に、2番手・根尾昂投手(25)が森下に左中間への勝ち越しソロを被弾。チームは連敗。早くも借金が9に膨らんだ。

◆阪神が逆転勝ちし、連敗を2で止めた。先発の村上頌樹投手(27)が初回に先制を許し追う展開も、6回。先頭の佐藤輝明内野手(27)の打球を追った中日の中堅手と左翼手が交錯し三塁打となると、無死三塁で大山悠輔内野手(31)が左前適時打。そして7回、森下翔太外野手(25)が決勝の7号ソロを放った。藤川球児監督(45)は試合後、佐藤の走塁について聞かれると、交錯した場面について言及。「中日の選手たちがちょっと交錯しましたから、けがが心配ですけど。やっぱりふと我に返る瞬間もありますね。やっぱり健康で選手たちにプレーしてほしい。そこは心配はありましたけど、その後、健康にやってましたから。アンパイアの方も昨日、バットが当たってということがあって、今日もゲーム前に審判の方々とそういう話をしました」と明かした。続けて「やっぱりいいものを作り上げるっていうところでは、プレーともう一つまた違う表情もここにはあるというところで。いい走塁というよりは健康でありながらゲームができたことはホッとしてます」と同じ野球人としての顔ものぞかせていた。

◆阪神の5番大山悠輔内野手(31)が同点打を放った。6回無死三塁で柳から左前適時打をマーク。「得点を取るだけだったので、勝ってよかった。しっかり反省して、明日に向けて調整したいと思います」。一塁守備では、ピンチの場面を救った。1点ビハインドの5回2死一、二塁で2番村松の一ゴロを逆シングルで捕球。すぐさま先発村上にトスし、ピンチをしのいだ。

◆阪神が逆転勝ちで連敗を2で止めた。村上と柳の投手戦。阪神は0-1の6回に大山の左前打で追いつくと、7回に森下翔太外野手(25)が勝ち越しの7号ソロ。粘り強く1点差で競り勝った。中日戦は今季4戦全勝。敗れた首位ヤクルトとは0・5ゲーム差に迫った。4月17日は伝説の「バックスクリーン3連発」の日。令和に現れたスラッガー森下が力強いスイングで甲子園に興奮をよみがえらせた。この回から登板した根尾の150キロを完璧にとらえ、左中間最深部にライナーで突き刺した。「手応えはすごく良かったです。全打席、常に甘いボールは狙っているので」と、会心の初球打ちを振り返った。初の日本一に輝いた85年のこの日、バース、掛布、岡田の主軸3人が巨人を打ち砕いた。令和の阪神を支えるのが森下、佐藤、大山のドラフト1位クリーンアップ。6回は佐藤の三塁打と大山の左前打で同点。そして森下だ。開幕から順調にサク越えを重ね、7本塁打は12球団トップタイ。「結果がフォーカスされるけど、それを出すために努力もしてきている。そこが全て。自分にどんなトレーニングが必要か整理して、毎日やっています」。WBCでの活躍を含め、めざましい進化を見せている。

◆中日が接戦を落とし、阪神戦の連敗は4に伸びた。打線は初回2死から細川が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁。続くボスラーが四球を選んで一、二塁とし、高橋周が左前に先制適時打を放った。先発の柳裕也投手(31)は粘り強い投球を見せた。初回から4回までは常に走者を背負いながらも、要所で踏ん張った。しかし、6回、中堅のドラフト6位の花田と左翼の細川が、佐藤の左中間への打球を追って激突。無死三塁とされ、大山に同点適時打を許した。粘った柳だったが、結局、6回1失点で降板。「自分としては粘り強く投げ続けられているので。次も頑張りたいと思います」。125球の熱投は報われず、19年5月11日以来となる甲子園での勝利を逃した。さらに1-1の同点で迎えた7回に、2番手の根尾昂投手(25)が森下に左中間への勝ち越しソロを被弾。22年9月11日以来となる甲子園のマウンドで痛恨の1発を浴び「甘く入った。次に対戦する時は同じミスがないようにしっかり投げ込んでいけるように」と反省。チームは連敗。早くも借金が9に膨らんだ。

◆阪神が逆転勝ちで連敗を2で止めた。村上と柳の投手戦。阪神は0-1の6回に大山の左前打で追いつくと、7回に森下翔太外野手(25)が勝ち越しの7号ソロ。粘り強く1点差で競り勝った。中日戦は今季4戦全勝。敗れた首位ヤクルトとは0・5ゲーム差に迫った。お立ち台に立った阪神森下、モレッタが持つマイクに、かわいいピカチュウが笑っていた。この日からの中日3連戦は「ポケモンベースボールフェスタ2026 ~30年の想いをボールに込めて~」として開催。選手紹介の大型ビジョンには「なりたいポケモン」とその理由が表示されていた。「のんびりしたい」とコダックを選んだ才木、「ワンリキー→ゴーリキー→カイリキー→テルアキー!」とユーモアたっぷりにカイリキーを選んだ佐藤。この日のヒーロー、森下はいかつい「ガオガエン」を選んだ。理由は分かりやすく「上半身がゴツいから」。ヒーローインタビューでは負けていないがと振られ「そうですね、体重もかなり増えて、動ける状態に持って行ってシーズンに臨んでるので、もっともっとホームラン打ちたいなと思います」と胸を張った。ルーキーイヤーの23年にはカメラに向かってラリアットする「ガオガエンポーズ」も披露。ゲームの「大乱闘スマッシュブラザーズ」でよく使っていたキャラクターで、一緒にゲームをしていた島田と話すうち、自然と生まれたポーズだったという。同ゲームでガオガエンは重量級のパワーファイター。阪神が誇るスラッガーも、超強力キャラ並みのパワーを見せつけた。【磯綾乃】

◆阪神佐藤輝明内野手(27)の一打が逆転勝利への流れを呼び込んだ。先頭で迎えた6回。カットボールを捉えた打球は中飛かと思われたが、相手の中堅手と左翼手が激突。打球がこぼれる間に一気に三塁を陥れ(記録は三塁打)、大山の左前打で同点のホームを踏んだ。先発・村上の負けを消し、チームの連敗も2でストップ。「よかったです」と逆転勝ちをかみしめた。

◆中日が接戦を落とし、阪神戦の連敗は4に伸びた。先発の柳裕也投手(31)は粘り強い投球を見せた。初回から4回までは常に走者を背負いながらも、要所で踏ん張った。しかし6回、中日の中堅・ドラフト6位の花田旭外野手(22)と左翼の細川成也外野手(27)が佐藤の左中間への打球を追って激突。無死三塁とされ、大山悠輔内野手(31)に同点適時打を許した。結局、6回1失点で降板。125球の熱投は報われず、19年5月11日以来となる甲子園での勝利を逃した。試合は1-1の同点で迎えた7回、2番手・根尾昂投手(25)が森下翔太外野手(25)に左中間への勝ち越しソロを被弾。22年9月11日以来となる甲子園のマウンドで痛恨の1発を浴び、今季初黒星を喫した。チームは連敗。早くも借金が9に膨らんだ。

◆阪神村上頌樹投手(27)が、6回4安打1失点の粘投でチームの連敗阻止に貢献した。立ち上がり、2死無走者から痛恨の失点。細川に左翼フェンス直撃の二塁打を打たれ、続くボスラーを歩かせて2死一、二塁から高橋周に先制打を浴びた。2回以降は真骨頂の粘りの投球を見せた。3回無死一塁ではバントを失敗し、4回2死満塁の絶好機は空振り三振。自身の打席でも歯がゆい結果が続き、遠い1点になりかけた。だが6回に中日外野陣の衝突から無死三塁の好機が生まれ、大山が同点打で負けを消してくれた。「初回に2アウトからピンチ招いて、そこからの失点だったので。もっと丁寧にいけばよかったなと」と初回の失点を反省も、登板全体は「粘り強くはいけたなと思います」と振り返った。対中日は無双状態が続く。甲子園では、プロ初先発の23年6月29日から8試合に投げて7勝無敗。敵地バンテリンドームを入れても24年7月26日から12試合で7勝で無敗を続ける。今季2勝目はならずも、藤川監督は前カードの巨人戦の連敗を踏まえた上で「エースらしく我慢強く、重いゲームですからね、じっくりとゲーム展開を作ってくれたんじゃないですかね」とねぎらった。

◆中日の先発柳裕也投手(31)が粘り強い投球を見せた。初回から4回までは常に走者を背負いながらも、要所で踏ん張った。しかし6回、中堅・花田旭外野手(22)と左翼・細川成也外野手(27)が佐藤の左中間への打球を追って激突。無死三塁とされ、大山に左前にポトリと落ちる適時打を許した。不運な形での失点で同点に追いつかれ、結局、6回8安打5三振1失点で降板。125球の熱投は報われず、19年5月11日以来となる甲子園での勝利を逃した。さらに7回、2番手根尾が森下にソロを許し、チームとしても敗れた。防御率は1・00。毎試合、丁寧な投球を続けているが、自身の勝ち星につながらない。それでも「粘り強く投げられた。自分としてはいい投球を続けられている。次も頑張りたいと思います」と気丈に話した。

◆阪神ダウリ・モレッタ投手(30=パイレーツ)が来日初のお立ち台で"持ちネタ"を披露した。前日16日からの連投で7回に2番手で登板。1回1安打無失点に抑えると、直後に勝ち越して2勝目を手にした。お立ち台の締めに、明日も勝ってくれるかとインタビュアーから振られ「やだねったら、やだね~」とにやり。氷川きよしの「箱根八里の半次郎」の一節を出してスタンドを沸かせた。「森下選手が流していたのを聞いたり、岩崎選手に歌詞を教えてもらった」とチームにもばっちりなじんでいる。▽阪神岩崎(9回1点差で登板し、5セーブ目)「点を取られるわけにいかないですし、またこうやってゼロを積み重ねて、目指して行けたらいいかなと」▽阪神ドリス(4ホールド目)「勝ち越した直後に力むようではダメ。状況、イニングが違っても同じように投げることが大事だ」

◆中日の根尾昂投手(25)が今季初黒星を喫した。先発柳裕也投手(31)の後を受け、1-1の同点で迎えた7回、2番手で登板。中野拓夢内野手(29)を空振り三振に仕留めたが、続く森下翔太外野手(25)に対する初球、150キロ速球をとらえられ、左中間への決勝ソロを許した。「入りの真っすぐを打たれるというところが...。甘く入ったというのは事実ですし...。次に対戦する時は同じミスがないように。しっかり投げ込んでいけるように」。22年9月11日以来となる甲子園のマウンドで痛恨の1発となった。井上監督は「初球だからね。警戒して投げるべきだったのかなというふうには思いますけどね。本人はもちろん悔しいでしょうし、ああいう場面で投げてナンボだよっていうところを、これからも持ち合わせてほしいと思います」と語った。

◆阪神と中日はデーゲームの成績が対照的。阪神はデーゲームで5勝1敗。黒星は4月5日の広島3回戦(1-2)だけで、6本塁打はリーグ最多タイ、34打点はリーグ最多。特に主砲の佐藤はデーゲームで23打数13安打、2本塁打、7打点の打率5割6分5厘の好成績を残す。一方、中日はデーゲームで6戦全敗中。12球団の中でデーゲーム白星なしは中日だけ。デーゲームのチーム打率2割1分5厘、チーム防御率5・22はともにリーグワーストと低迷中だ。

◆連敗中の阪神の先発の村上頌樹投手(27)。前回、10日の中日戦(バンテリンドーム)では7回2失点の力投をみせたが、白星はつかなかった。小幡竜平内野手(25)が「8番・遊撃」で2試合連続スタメンとなった。

◆阪神・伊原陵人投手(25)が試合前練習でフリー打撃の打球が右足付近に直撃した。うずくまる伊原にトレーナーやコーチがすぐに駆け付け、キャッチボールを中断。トレーナーに付き添われながら、自力で歩いてグラウンドを離れた。その後、練習メニューを消化し「そんな強い打球が当たったわけじゃないんで。全然問題ないです」と無事を強調した。

◆18日の中日戦(甲子園)に先発する大竹耕太郎投手(30)は軽めの調整を行った。当初は16日の巨人戦(甲子園)に先発する見込みだったが、15日の同カードが雨天中止となり、先発予定のイーストン・ルーカス投手(29)がスライド登板していた。登板予定日がずれたが「どんな影響があっても、投げろと言われた日に投げて勝つだけ」と頼もしい。「トレーニングとかは合わせた日から考えるとズレたりしますけど、それも昨年経験してきているので、経験を生かしてやれる」と、4日の広島戦(マツダ)以来、今季2度目のマウンドで初白星を目指す。

◆阪神の先発・村上頌樹投手(27)が立ち上がりに失点した。先頭の福永を空振り三振、村松を左飛と簡単に2死を奪った右腕だが、続く3番・細川に左翼フェンス直撃の二塁打。ボスラーに四球で2死一、二塁のピンチを背負った。打席には村上と通算対戦打率が3割以上を誇る高橋周。3球目、外角直球を逆らわずにはじき返された。左前に弾む打球に二走が生還。続く花田こそ見逃し三振に斬ったが、24球を要す苦しい立ち上がりとなった。

◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)が読売テレビの中継で解説を務めた。「6番・左翼」で出場の前川右京外野手(22)について「(監督を務めていた)おととしに〝つかんだ〟と思ったんですけどね」と話した。「去年のキャンプ、オープン戦が良かった。ボールも上がるようになって、去年はやると思ったんだけどね」2024年に116試合出場、打率・269、4本塁打をマーク。しかし、レギュラーを期待された昨年は69試合出場、打率・241、1本塁打にとどまった。今季は開幕2軍スタート。それでも4試合連続スタメンと巻き返してきた。岡田顧問は前川の魅力について「反応がいい」と解説。「低めの難しいボールもさばける。これは体の反応。いろいろ考えすぎてるのかなあ」と話した。

◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)が読売テレビの中継で解説を務めた。0-1で迎えた三回の阪神の攻撃。2死二、三塁で好調の森下。フルカウントになると、岡田顧問は「インコース真っすぐ、いく?」とつぶやいた。「ボールでもいいつもりなら。少々のボールでも、手を出すよ」。そして7球目。中日・柳の投じた内角低めのストレートに、森下は中飛に倒れた。ズバリ的中の岡田顧問は「(サインを出した)キャッチャーがたいしたもんや」と中日の木下をたたえていた。

◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)が読売テレビの中継で解説を務めた。0-1の四回の阪神の攻撃。2死一塁から7番・坂本が左翼線へ二塁打を放ち、二、三塁としたが...。岡田顧問は「坂本、一塁に残っとかな」とつぶやいた。「申告敬遠されるよ。一塁コーチャーも言わな、『ストップ』って」。その通り、8番・小幡は申告敬遠で、2死満塁となって投手の村上に。「そうなるよな、しかたない」。結局、村上が三振に倒れ、得点は奪えなかった。

◆阪神が中日の先発・柳から待望の得点を挙げ、同点に追い付いた。1点を追う六回、先頭の佐藤輝明内野手(27)がカウント1-2から内角高めのカットボールをはじき返すと打球は左中間へ。難なく捕球されるかと思われたが、左翼・細川と中堅・花田が交錯。落球している間に佐藤は一気に三塁を陥れ、スコアボードには「H」ランプが点灯した。千載一遇の好機で打席に立った大山悠輔内野手(31)がカウント1-1からの内角直球をはじき返すと、長打警戒の守備シフトを取っていた左翼の前にポトリと落ちる同点適時打。さらに前川が中前打で続いて、無死一、二塁と勝ち越し機を演出した。しかし坂本が犠打失敗、小幡が中飛に倒れ2死。代打・木浪が四球でつないで満塁としたが、近本が空振り三振を喫し、チャンスを逸した。大山「打ったのはストレート。まずは同点にすることだけを考えて打席に入りました。勝ち越せるように次の打席も頑張ります」

◆阪神・森下翔太外野手(25)がラッキーセブンに勝ち越しの一発を放った。1-1の七回、マウンドには2022年以来4年ぶりの甲子園での登板となる2番手・根尾。1死から長打が期待される中で打席に入った森下が初球の150キロ直球を完璧に捉えた。打球は浜風にも乗って左中間スタンドへ。本塁打数リーグ2位の佐藤(阪神)、サンタナ(ヤクルト)に3本差をつける今季7号ソロは、試合終盤で値千金となる勝ち越し弾となった。

◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)が読売テレビの中継で解説を務めた。1-1の七回の中日の攻撃。1死一塁で打席に8番の田中。ネクストサークルには投手の柳ではなく、大島が立っていた。直前の六回の守備では、外野手が交錯する不運な三塁打から同点に追いつかれただけに、岡田顧問も「あんなプレーがあったから、野手は柳に勝ちをつけたいやろうね」と話していたが...。田中は初球にセーフティーバントの構えをして見逃しストライク。2球目も見逃し、2ストライクから二飛に倒れ、2死一塁で代打・大島。「なんでバントしないのかな。ほんと、不思議。相手は二塁に行った方が嫌なのに。大島も一塁だったら長打がないからね。(初球のバントの構えも)中途半端」と納得のいかない様子だった。さらにその裏、1死から阪神・森下が勝ち越し7号ソロを放つと、中日2番手の根尾が初球150キロを打たれたことを疑問視。「痛すぎる。なんで初球ストレート...。(真っすぐなら)アウトコースにボールで様子を見るとか」。役職は阪神のオーナー付顧問だが、解説の際は、野球を愛するOBとしてフラットな立場。岡田顧問らしい〝苦言〟だった。

◆阪神は先発の村上頌樹投手(27)が初回に1点を失ったが、以降は要所を締めて6回1失点でゲームを作った。打線は1点を追う六回、先頭の佐藤輝明内野手(27)が左中間へ放った飛球に左翼・細川と中堅・花田が交錯して記録は三塁打。続く大山悠輔内野手(31)の左翼の前にポトリと落ちる適時打で同点に追い付いた。さらに七回1死から森下翔太外野手(25)が7号ソロで勝ち越し、連敗を2で止めた。

◆1点を追う六回無死三塁で大山が同点適時打を放った。攻めあぐねていた柳の真っすぐを振り抜き、左前に落とした。「得点をとるだけだった。勝ててよかった。しっかり反省して、あしたに向けて調整したい」。2安打で4試合ぶりのマルチ安打&打点をマーク。11試合連続出塁とチームに貢献している。

◆阪神が逆転勝ちで連敗を「2」で止めた。七回1死、森下翔太外野手(25)の左中間席に運んだ7号ソロが決勝弾となった。1点を追う六回は佐藤輝明内野手(27)の中飛に中日の左翼手、中堅手が衝突して落球(記録は安打)。三塁に進んだ佐藤を大山悠輔内野手(31)が左前打で本塁に招き入れた。先発村上頌樹投手(27)は一回に先制点を許したものの、6回4安打1失点。七回に登板したダウリ・モレッタ投手(30)が2勝目。九回は岩崎優投手(34)が締めた。巨人に敗れた首位ヤクルトとは0・5差。

◆オリックス、阪神で176勝を挙げ、引退後も両チームでコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家の星野伸之氏(60)は、攻撃のリズムを作りきれなかった2つの犠打ミスについて言及した。もし、佐藤の打球を中日の外野陣が普通に処理していたら、どうなっていたんだろう。結果的にラッキーな三塁打になり、勝利を呼び込んだのだが、試合全体では指摘しておきたい点はある。まず送りバントの失敗だ。特に大山の適時打で追いついた後の無死一、二塁から坂本が送れなかったシーン。もらったチャンスだから、しっかりバントを決めて、この回で逆転できれば、村上に白星もついた。相手のミスで自分のチームに流れが来たときは、しっかりモノにする野球は必要だ。三回にも無死一塁で村上が送れなかった。攻撃ではスッキリしない部分はある。とはいえ、巨人に連敗して、少し嫌な雰囲気で迎えた試合を勝ったという事実は何より大きい。そして、勝利を呼び込んだのは村上の粘りの投球。ブルペンで調子が良くなかったのか、一回は得意のスライダーをほとんど投げなかった。二回からカットボールを織り交ぜて、我慢の投球。調子が良くなくても試合を作れるのはさすがだ。

◆先発の阪神・村上頌樹投手(27)は一回に2死から先制を許した。3番・細川に左翼フェンス直撃の二塁打、ボスラーに四球を与え、続く高橋周に左前適時打を浴び「細川にはもうちょっと注意しながら入ればよかった。それ以外はしっかりいけていた」。それ後は要所を締めて6回4安打1失点。白星はつかなかったが「粘り強くいけたかな」とチームの逆転勝ちに貢献した。

◆阪神が中日に勝利し、連敗を2で止めた。対中日は昨季12勝13敗とセ5球団で唯一負け越したが、今季はこれで4勝0敗。対中日4連勝は2024年の22-25回戦(9月3日-同18日)以来2年ぶり。シーズン初戦から負けなしの4連勝は1980年(4月8日-5月4日)以来46年ぶり。

◆1点をリードした八回からマウンドに上がった阪神・ラファエル・ドリス投手(38)は、1番・福永からの打順を三者凡退に斬った。「勝ち越した直後だから、力むようでは駄目。気持ちをコントロールして、同じように投げることがより大事。きょうもそれができた」と自画自賛だ。これで5試合連続無失点。存在感を高めている。

◆連投となったダウリ・モレッタ投手(30)=前パイレーツ=は七回に登板し、内野安打1本で無得点に抑えた。直後に森下の決勝弾で来日2勝目を挙げた。初のヒーローインタビューも経験し、壇上では氷川きよしの「箱根八里の半次郎」のサビである「やだねったら やだね」を披露し、笑いを誘った。「森下選手が流していたのを聞いたり、岩崎選手に歌詞を教えてもらいました」と裏話を明かした。

◆自慢の〝怪力〟が竜をひるませた。フルスイングで打ち上げた白球は、外野芝生を転々とする。今度は快足を飛ばして一気に三塁へ。4本腕で放ったかのようなパワーを見せつけ、阪神・佐藤輝明内野手(27)が同点の口火を切った。「ラッキーでしたね。ラッキーでした。よかったです」1-0で迎えた六回先頭。内角高めに投じられた柳の132キロカットボールを強振した。打球は左中間方向へ。中堅手・花田と左翼手・細川が打球を追う。主砲のパワーに思いのほか打球が伸びたのか-。交錯し、白球がグラブからこぼれた。速度を緩めることなく三塁へ。「H」ランプがともり、記録は三塁打。大山の一打で同点のホームを踏んだ。「ポケモンベースボールフェスタ」と銘打たれたこの日の一戦。球場ビジョンがポケモンの人気キャラでいっぱいになり、各選手が選んだ「なりたいポケモン」が紹介された。虎の主砲が選択したのは〝ラッキー〟...ではない。「名前も似ているからいいかなーって思って」なりたいポケモンは4本腕が特徴のカイリキーだった。進化前からワンリキー→ゴーリキー→カイリキー、そこからつながり、テルアキーというわけ。他にも共通点は名前の通り「怪力」を持っていること。ばくれつパンチすら凌駕するパワーで、猛虎打線に流れを呼び込んだ。主砲の怪力に感化された打線は2得点にこそ終わったが、今季初の先発野手全員安打。藤川監督は「3番、4番、5番というのがチームの、うちの推しですから。その攻撃を待つというところだった」と振り返り「クリーンアップというのは非常に頼りにしていますから。いい勝負強さを出してくれましたね」と目を細めた。怪力4番は7試合連続安打と好調を維持。そのパワーは衰えるところを知らない。虎が誇るカイリキー。テルアキーがその力で立ちはだかるセ界の敵を撃っていく。(原田遼太郎)

◆阪神は中日戦に2-1で逆転勝ちし、連敗を2で止めた。森下翔太外野手(25)が1-1の七回に決勝の7号ソロを放った。この日の試合は「ポケモンベースボールフェスタ2026~30年の想いをボールに込めて~」として開催。強いキャラクター「ガオガエン」をなりたいポケモンに挙げる森下が、持ち前のパワーを発揮し、試合を決めた。相手の失投をひと振りで仕留めた。これぞチャンピオンの風格だ。セ界の本塁打争いのトップをひた走る森下が、七回に勝ち越しの一発。今季初めて連敗を喫していたチームを、3戦ぶりの白星ゲットに導いた。「すごく感触も良かったですし、風もフォローしてくれて、いいホームランだったかなと思います」黄色一色のジェット風船が甲子園の夜空を彩ったラッキーセブンの攻撃にドラマが待っていた。苦しめられた先発・柳の後を継ぎ、同点の場面で2番手・根尾が登板。東海大相模高出身の森下にとって、大阪桐蔭高で甲子園春夏連覇を果たすなど世代を引っ張った同学年との対決となったが、わずか1球で勝負は決した。1死、鍛え上げた腕で初球の甘く入った150キロを一閃。白球はロケットのように高く打ち上がり、浜風にも乗って深い左中間スタンドへ。今季7号ソロは値千金の決勝点となり、昨季の本塁打王で現在リーグ2位の佐藤(阪神)らに3本差をつけた。「(狙う数字は)はっきりは言いませんけど。チームにホームラン王がいるので。そこに負けじと食いついていきたいなと思います」自身の後ろ、4番でどっしりと構える高い壁。その背中を追い、狙うは打ち勝ってつかむ、本塁打のチャンピオンベルトだ。

◆よっしゃー! 連敗が止まったァ!! しかも「ひそかに連敗STOPは森下のバットやろ!」という俺の予想が見事に的中する、7号決勝ホームラン。うれしいね~!!たかが2連敗だったけどさ~、スゲ~、イヤな感じの、体感で5連敗くらいに全国の虎党の皆さんは感じていませんでした?14日の巨人との第1戦は、二回に何でもないショートゴロを木浪がエラーするところから始まって、1点リードの八回はモレッタが2死から大城に同点ホーマーを浴び、九回は岩崎が松本剛に決勝打を許す...。雨天中止があって16日の第2戦は、ルーカスがプレーボールからいきなり2連続四球を与え、ダルベックに3ランを浴びての煮え切らない黒星...。そして、本日は先発の村上が一回2死無走者からあっけなく先制点を許す。三回は村上のバントミスで送れず、五回は村上がバント処理を焦って犠打野選。さらには六回、追いついてなお無死一、二塁で坂本のバント失敗。そのとき、俺は思ったのだ!悪いときは細かいことをやっても裏目に出るのが野球! だったら、こーいう負の空気を一振りで変えてくれるのは森下しかおらんやろー!と願ったら、マジ当たった!! 俺もビックリ勝利の夜です。

◆昼過ぎのこと。阪神甲子園駅の改札を出たら、異様な光景が広がっていた。駅前の広場までの広範囲に、人、人、人...。しかも、全員がうつむいて、懸命にスマホを操作している。明らかに阪神ファンではない人も、タテジマのレプリカユニホームを着た人も。いったい、何が起きているのか?「ポケモンGOですよ」教えてくれたのはトラ番キャップ・原田遼太郎。その後、顔を合わせる記者がみんな、「えっ、知らないですか?」とけげんな顔をする。ポケモンといわれても、ピカチューだけしか知らない時代遅れの人間もいるんだ。中日3連戦は「ポケモンベースボールフェスタ2026~30年の想いをボールに込めて~」として開催。かわいいピカチューも甲子園に登場した。「要するに、駅周辺で17日限定の、めったに手に入らないレアなポケモンがゲットできる可能性があるんです」サンスポのカメラマン・松永渉平が、みんなが一心不乱にスマホを操作している理由を教えてくれた。プレーボール前のスタメン発表では「好きなポケモン」を同時発表。森下が「ガオガエン」、佐藤が「カイリキー」、村上が「ディアルガ」...。さっぱり分からない。勉強不足ですみません。10年以上前のこと。甲子園周辺に若い女性が群がっていたことがあった。どうみても阪神ファンではない。あの日も球場に到着して、教えられた。「BTSが始球式をするんですよ」恥ずかしながら、世界的スーパースターを知らなかった。BTSの誰かと廊下ですれ違ったが、これだけでもすごいことらしい。「無知は罪なり」有名な哲学者の言葉があったような気がするが、恥じ入るばかりだ。甲子園球場のことは、何十年も試合を見ているから、知っているつもりになっているが、まだまだ知らないことがあったりする。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
1250 0.706
(↓0.044)
-
(-)
12663
(+2)
52
(+8)
10
(-)
13
(-)
0.256
(↓0.004)
2.610
(↓0.35)
2
(-)
阪神
1260 0.667
(↑0.02)
0.5
(↓1)
12574
(+2)
47
(+1)
13
(+1)
15
(-)
0.262
(↑0.001
2.490
(↑0.08)
3
(-)
巨人
1070 0.588
(↑0.025)
2
(↑1)
12658
(+8)
54
(+2)
16
(+1)
7
(-)
0.233
(↑0.005)
2.920
(↑0.06)
4
(-)
広島
690 0.400
(↓0.029)
5
(-)
12844
(+1)
55
(+5)
9
(-)
8
(-)
0.203
(↓0.007)
3.460
(↓0.11)
5
(-)
DeNA
6100 0.375
(↑0.042)
5.5
(↑1)
12751
(+5)
59
(+1)
9
(-)
7
(+2)
0.248
(↑0.002)
3.220
(↑0.16)
6
(-)
中日
4130 0.235
(↓0.015)
8
(-)
12651
(+1)
74
(+2)
8
(-)
12
(-)
0.248
(↓0.003)
4.030
(↑0.1)