阪神(★3対4☆)巨人 =リーグ戦5回戦(2026.04.16)・阪神甲子園球場=
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巨人
3010000004901
阪神
2000100003821
勝利投手:田中 将大(2勝0敗0S)
(セーブ:マルティネス(0勝0敗5S))
敗戦投手:ルーカス(0勝2敗0S)

本塁打
【巨人】ダルベック(3号・1回表3ラン)
【阪神】佐藤 蓮(4号・1回裏2ラン)

  DAZN
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◆巨人は初回、ダルベックの3ランが飛び出し、幸先良く先制に成功する。直後に2点を返されるも、3回表にキャベッジが適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・田中将が6回3失点の好投で今季2勝目。敗れた阪神は、先発・ルーカスが精彩を欠いた。

◆阪神イーストン・ルーカス投手(29)が来日初勝利をかけて3度目の先発マウンドに上がる。ルーカスの背番号は「42」だ。メジャーリーグでは4月15日はジャッキー・ロビンソン・デー。黒人初のメジャーリーガーを称える1日で、彼が背負った背番号42を全球団の全選手、監督、コーチが着用する。米国の15日は日本時間では16日。ルーカスは15日の巨人戦(甲子園)に先発予定だったが、雨天中止。この日にスライド登板となった。メジャーでは背番号42は全球団共通の永久欠番。背負えるのはこの日だけ。そのため、日本など米国外でプレーする選手が好んで42番をつけるケースが多い。阪神でも竹安大知に代わって19年からヤンハービス・ソラーテがつけて以降、ジョン・エドワーズ、カイル・ケラー、ニック・ネルソン、そしてルーカスと外国人が続いている。

◆前日15日が雨で中止となり、両チームの先発がスライド登板しての仕切り直しとなる。巨人田中将大投手(37)は「伝統の一戦と言われるカードは他にない」と気合十分。甲子園で勝ち星を挙げれば、10年5月16日阪神戦以来16年ぶりとなる。今季は開幕から2戦で1勝、防御率1・42と好投を続けており、聖地でも好投をみせたい。昨年5月以降、甲子園での両チームの戦いは、4-3で勝利した14日の試合まで9試合連続で1点差と、緊張感ある攻防が続いている。今日も接戦となるか。

◆両チームのスタメンが発表され、阪神小幡竜平内野手(25)が「8番遊撃」で、3月29日巨人戦(東京ドーム)以来の先発に名を連ねた。先発マウンドに上がるのは、イーストン・ルーカス投手(29)。来日3度目の先発で初勝利を目指す。

◆阪神先発のイーストン・ルーカス投手(29)が、初回に3点を失った。先頭の松本にはストレートの四球。続く佐々木にもカウント3-2から連続四球を与えた。続く泉口は中飛に打ち取るも、迎えた4番ダルベックにスイーパーを捉えられ、左翼スタンドへ先制3ランを許した。新助っ人のイーストンは、これが来日3度目の先発。3戦連続で初回に失点を喫する形となった。

◆巨人ボビー・ダルベック内野手(30=ロイヤルズ傘下3A)が虎キラーぶりを見せつける先制3号3ランを決めた。1回1死一、二塁、制球に苦しむ立ち上がりの阪神左腕ルーカスを捉えた。中に入ってくるスイーパーを引っ張って左翼席に飛び込む3号3ラン。過去の2本含めて3本全てを阪神戦で放っている"虎キラー"がチームに11試合ぶりの初回得点をもたらした。直近3試合は無安打に終わっていたが、雨天中止となった前日15日、室内練習場では阿部慎之助監督(47)から直接指導を受けた。指揮官は「(不振の原因は)打ち方じゃないよ、待ち方じゃない? って話。打ち方は別に悪くないと思うから」と打席内でのボールの待ち方を助言され、1打席目からさっそく快音につなげた。

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◆阪神佐藤輝明内野手(27)が逆襲の4号アーチを放った。3点を先行された初回、2死一塁から田中将大(37)の初球の高め145キロを完璧にとらえた。高々と舞い上がった飛球は中堅右のフェンスを越えた。普段は右から左に吹く「浜風」がこの時はやんでおり、打球は失速しなかった。この時点でリーグ2位に並ぶ4号の2ラン。同トップを走る打点は16に伸びた。打球角度は本塁打としてはかなり高い37度を記録した。まるで月に向かっていくような「ムーンショット」が薄暮の甲子園に打ち上がった。打球が上がっている間、球場は息をのむように静まり返った。打球速度は166キロ、飛距離は114メートルだった。

◆阪神新外国人イーストン・ルーカス投手(29)の立ち上がり、甲子園のスタンドがザワついた。初回、巨人の先頭打者・松本剛外野手(32)にストレートの四球を与えて「ザワ」。2番・佐々木俊輔外野手(26)にも四球を与えて「ザワザワ」。内野手がすかさずマウンドに集まった。3番・泉口友汰内野手(26)は中飛に仕留めたものの、4番ボビー・ダルベック内野手(30)に左翼席へ先制3ランを被弾。スタンドの「ザワザワ」は止まり、阪神ファンからため息が漏れた。初登板だった1日DeNA戦(京セラドーム大阪)は初回に制球が定まらず、3点を失った。前回8日ヤクルト戦(甲子園)も初回、わずか6球で1失点。これで3試合連続で初回に攻め込まれた。

◆阪神佐藤輝明内野手(27)が4号アーチを放った。3点を先行された初回、2死一塁から巨人田中将大投手(37)の初球の高め145キロを完璧にとらえた。高々と舞い上がった飛球は中堅右のフェンスを越えた。記者の手動では滞空時間は6秒4。最高到達点は39メートルと表示された。一般的なマンションなら12~13階に値する。SNSでは「あの滞空時間で入るんか」「長かったなあ」「正しいアーチ(弧)や!」と驚きの声が次々と上がった。

◆阪神先発のイーストン・ルーカス投手(29)は、3回までに今季ワーストに並ぶ4失点と苦しんだ。初回は先頭松本から連続四球で一、二塁にランナーを置き、4番ダルベックに左翼スタンドへ先制3ランを許した。2回は8番浦田に内野安打を許すも後続を断ち無失点。しかし3回、先頭佐々木に内野安打を許し、けん制で盗塁死とするも、3番泉口に中前打、4番ダルベックに中前打、さらに5番キャベッジに左前適時打と一挙4連打を浴びた。続く増田陸は併殺とし最少失点で切り抜けた。

◆阪神先発のイーストン・ルーカス投手(29)が5回94球7安打4失点で降板し、来日3度目の登板でも初勝利はつかめなかった。初回は先頭松本から連続四球で一、二塁にランナーを置き、4番ダルベックに左翼スタンドへ先制3ランを許した。2回は8番浦田に内野安打を許すも後続を断ち無失点。しかし3回、先頭佐々木に内野安打を許し、けん制で刺して1死とするも、3番泉口、4番ダルベックに連続で中前打を浴び、5番キャベッジに左前適時打と4連打された。続く増田陸は併殺に仕留めて最少失点で切り抜けた。4回は1死から小幡の悪送球でランナーを背負い、犠打で得点圏まで進められたが、松本を三振とした。5回は2死からダルベックに猛打賞となる右翼への二塁打で再びピンチを招いたが、キャベッジを二ゴロに仕留めた。その裏、1死から代打福島を送られ交代。打線は福島からの3連打で満塁とすると、中野の左犠飛で1点を返す。しかし3番森下が空振り三振に倒れ、同点、勝ち越しはならず、ルーカスの来日初勝利もならなかった。

◆巨人田中将大投手(37)が6回3失点で勝利投手の権利を持って降板した。82球を投げて7安打4奪三振無四球だった。今季3度目の先発マウンド。高校時代から記憶にも記録にも残る投球を見せてきた聖地で、巨人のユニホームを着て初めての公式戦だった。「伝統の一戦と言われるカードは他にない」と気合十分で臨んでいた。1回表に3点リードをもらった1回裏。阪神2番中野を内野安打で出すと、2死一塁から4番佐藤にバックスクリーン右に飛び込む2ランを浴びた。2回から4回までは制球が効いた直球と落ちるスプリットを操り1安打に抑えた。5回は1死満塁を背負ったが、2番中野への初球に今季最速の149・3キロの直球。左翼への犠飛になったが、勝負どころで渾身(こんしん)の1球を投じ、続く3番森下を空振り三振に切った。甲子園で勝ち星を挙げれば、10年5月16日阪神戦以来16年ぶりとなる。今季は開幕から2戦で1勝、防御率1・42と好投を続けていた。

◆阪神近本光司外野手(31)が集中力を発揮した。16打席ぶりの安打でチャンスを広げた。5回1死一、二塁。フルカウントとなったところで真鍋球審がタイムをかけて自ら一塁側ベンチ脇のボールボーイのもとに歩いた。球審がいないにもかかわらず、近本はバットを肩にかついだまま打席内にとどまった。1球ファウル後、投手との間合いを計っている最中にも球審がボックスを外してボールボーイとやりとりしたが、この時も何ごともなかったように打席内で待機した。その後、右前にクリーンヒットを放ち1死満塁。中野拓夢内野手(29)の犠飛で1点を挙げた。

◆阪神桐敷拓馬投手(26)が7回に登板し、3者凡退の好リリーフを見せた。先頭の1番松本を二ゴロ、2番佐々木は中飛。3番泉口にはファアルで粘られるも10球目で遊ゴロとして巨人打線をこの日初めて3者凡退に抑えた。4月上旬は2試合連続で失点が続いたが、これで9日ヤクルト戦から3試合連続の無失点となった。

◆阪神ラファエル・ドリス投手(38)が3者連続三振で存在感を示した。3-4で迎えた8回、4番手で登板。巨人の先頭打者は4番ボビー・ダルベック内野手(30)。初回に左翼席へ3ランを放っていたが、カウント0-2から143キロスライダーで空振りを奪い、3球三振に仕留めた。続いて5番トレイ・キャベッジ外野手(28)を141キロのスプリットで空振り三振。さらに6番増田陸内野手(25)も140キロスライダーで空振り三振。3者連続三振に甲子園のスタンドに駆けつけた猛虎ファンは沸いた。

◆阪神森下翔太外野手(25)が大勢投手(26)との力勝負に完勝した。8回の先頭で対戦。初球の154キロを狙いすましたように強振。ジャストミートならず三塁線へのファウルとなったが、続く2球目は154キロのボール。3球目にまたも思い切りよくスイングをかけ、154キロを強打。左中間を真っ二つに割る二塁打とした。2人は侍ジャパンでWBCを戦った。

◆巨人ドラフト4位の皆川岳飛外野手(22)のプロ初打席は豪快な空振り三振で終わった。8回の守りから右翼でプロ初出場。9回1死二塁のチャンスでプロ初打席に立つも、阪神モレッタに空振り三振に打ち取られた。試合後、悔しそうな表情を浮かべながら「調子どうこうとかじゃなくて、自分のスイングをさせてくれなかった。バッテリーの配球だったり、もっと勉強しないといけないなと思います」と振り返った。守備機会はなかったが甲子園の独特な空気を肌で感じ「飲まれそうになる雰囲気だったんですけど、いつも通り飛んできたのを想像して守れたかなと思います」とうなずいた。今後に向けても「これが第1歩というか、これから先1軍の舞台で活躍できるように、まだ1年目なのでがむしゃらにやりたいと思います」と力を込めた。俊足巧打の外野手で前日15日、甲子園の1軍試合前練習に合流した。同日は雨天中止で試合はなかったが、この日に出場選手登録されていた。ファームリーグでは12試合に出場して打率2割6分1厘、OPS・651だった。

◆巨人が接戦をもぎ取って敵地・甲子園で阪神に連勝した。1点のリードを守り切り、甲子園での伝統の一戦はこれで昨季から10試合連続で1点差ゲームとなった。序盤から順調に滑り出した。1回、阪神先発左腕のルーカスの制球が乱れ、2者連続四球でチャンスをもらうと、1死一、二塁からボビー・ダルベック内野手(30)が虎キラーぶりを見せつける先制3号3ランを放った。過去の2本含めて3本全てを阪神戦で放っている"虎キラー"がチームに11試合ぶりの初回得点をもたらした。3回には1死一、三塁からトレイ・キャベッジ外野手(28)が左前へ適時打を放ってさらにリードを広げた。先発の田中将大投手(37)は1回に佐藤輝に2ランを浴びて1点差まで迫られるが以降は落ち着いた投球を続けた。制球良く多彩な変化球で的を絞らせず。5回1死満塁、今季最速149キロ直球を左犠飛とされるも、続く森下をカットボールで空振り三振に奪ってみせた。6回7安打3失点、4奪三振で「何とかリードしたままマウンドを降りられた事は、良かったかなと思います」と振り返った。7回以降は田中瑛、大勢、マルティネスが盤石リレーをつないで無失点。田中将は野茂英雄氏を超える日米通算202勝目をマークした。甲子園での阪神戦白星は楽天時代の10年5月16日以来、5814日ぶりとなった。

◆阪神が15日の雨天中止を挟み、聖地での伝統の一戦で連敗を喫した。カード負け越し、連敗はともに今季初めて。首位ヤクルトとのゲーム差は1・5に広がった。阪神先発のイーストン・ルーカス投手(29)は5回7安打4失点で、来日3度目の先発でも白星はつかめなかった。初回、先頭松本にストレートの四球を出すと、佐々木にも連続四球で一、二塁に走者を置き、4番ダルベックに左翼スタンドへ先制3ランを許した。阪神打線はすぐに反撃に出た。1回裏2死二塁で、佐藤輝明内野手(27)が巨人田中将の初球の高め145キロ直球を捉えて、バックスクリーン右へ4号2ランを放った。しかし3回、ルーカスが先頭佐々木に内野安打を許し、けん制で盗塁死とするも、3番泉口に中前打、4番ダルベックに中前打、さらに5番キャベッジに左前適時打と一挙4連打を浴びた。2-4のまま迎えた5回1死から、小幡竜平内野手(25)、代打福島圭音外野手(24)の連打で1死一、二塁とすると、近本光司外野手(31)も右前打でつなぎ1死満塁。続く中野拓夢内野手(29)の左犠飛で1点差に詰め寄った。その後、両軍得点なく3-4のまま迎えた8回、先頭の森下翔太外野手(25)が左中間二塁打を放つも、後続が続かずあと1本が出なかった。阪神は9日ヤクルト戦から4連勝の後、連敗となった。

◆阪神嶋村麟士朗捕手(22)が1軍デビューを果たした。3-4の9回、先頭に代打がコールされると大きな拍手が起きた。背番号85のパワーヒッターは巨人の守護神ライデル・マルティネス投手(29)に対して初球からスイング。カウント1-1から144キロの変化球を打って左飛に倒れた。四国IL高知から24年育成ドラフト2位で入団。今年3月に支配下選手登録され、開幕から1軍メンバーに入った。

◆巨人が接戦をもぎ取って敵地・甲子園で阪神に連勝した。1点のリードを守り切り、甲子園での伝統の一戦はこれで昨季から10試合連続で1点差ゲームとなった。先発の田中将大投手(37)は1回に佐藤輝に2ランを浴びて1点差まで迫られるが、以降は落ち着いた投球を続けた。制球良く多彩な変化球で的を絞らせず。5回1死満塁、今季最速149キロ直球を左犠飛とされるも、続く森下をカットボールで空振り三振に奪ってみせた。6回7安打3失点、4奪三振で「何とかリードしたままマウンドを降りられた事は、良かったかなと思います」と振り返った。7回以降は田中瑛、大勢、マルティネスが盤石リレーをつないで無失点。田中将は野茂英雄氏を超える日米通算202勝目をマークした。甲子園での阪神戦白星は楽天時代の10年5月16日以来、5814日ぶりとなった。

◆阪神小幡竜平内野手(25)が今月初スタメンで1安打を放った。8番遊撃で先発。スタメンは3月29日巨人戦(東京ドーム)以来だったが、5回の打席で巨人先発田中将から左前打。その後、中野の左犠飛で生還し、今季初得点もマークした。「久しぶりでしたけど、やっていることは変わらないので。とにかく塁に出て、ランナーがいなければチャンスメークですし、役割を把握した上でやるべきことをやりたいと思います」と気持ちを引き締めていた。

◆阪神が15日の雨天中止を挟み、聖地での伝統の一戦で連敗を喫した。カード負け越し、連敗はともに今季初めて。首位ヤクルトとのゲーム差は1・5に広がった。阪神先発のイーストン・ルーカス投手(29)は5回7安打4失点で、来日3度目の先発でも白星はつかめなかった。初回、先頭松本剛外野手(32)にストレートの四球を出すと、佐々木俊輔外野手(26)にも連続四球で一、二塁に走者を置き、4番ボビー・ダルベック内野手(30)に左翼スタンドへ先制3ランを許した。直後の佐藤輝明内野手(27)の4号2ランで1点差に詰め寄るも、3回にルーカスが先頭佐々木に内野安打。これはけん制による盗塁死で1死となるが、3番泉口友汰内野手(26)に中前打、4番ダルベックに中前打、さらに5番トレイ・キャベッジ外野手(28)に左前適時打と4連打を浴びた。ルーカスは3戦連続で初回に失点。藤川球児監督(45)は「気にせず、慣れていくことですね。4月ですから、どんな選手も簡単ではないと思いますので」と話した。今季初の連敗にも「特にコメントすることないですね。またあした以降につなげていくと、それがペナントレースですからね、きっちりまたやっていきます」と平常心で前を向いた。

◆阪神ラファエル・ドリス投手(38)が3者三振斬りを決めた。3-4で迎えた8回、4番手で登板。先頭の4番ダルベックを3球三振。5番キャベッジも空振り三振。さらに6番増田陸も空振り三振。1点差の場面で3者連続三振に仕留め、存在感を示した。「1点差だった。つなぐ点差だったので、いい投球ができた。しっかりと低めに集めて、打たれない、いい球をと思って選択して投げました」と手応え十分だった。

◆巨人が接戦をもぎ取って敵地・甲子園で阪神に連勝した。先発の田中将大投手(37)は6回7安打3失点、4奪三振で2勝目。田中将は野茂英雄氏を超える日米通算202勝目をマークした。甲子園での阪神戦白星は楽天時代の10年5月16日以来、5814日ぶりとなった。最後の強さ。それがいまの田中将を語る上でのキーワードだ。楽天時代からブルペン捕手を務め、今季から巨人でもその役目を担う長坂健冶氏は「グラブに届く直前の入ってくる強さが、今年の良い部分だと思います」と証言する。生み出している1つは全身の使い方。今年は踏み出す左足のハムストリングの張りを感じる事がある。下半身を効果的に使えているためで、歓迎すべき疲労だ。長坂氏は「体をバランス良く使えているのだと思います」と見る。田中将は特に肩回りの筋肉量が抜きんでているが、「もともと(上半身に頼る)パワー系と思った事はないです。うまく下が使えない時期があったのだと思います」と推察する。甲子園での勝利は楽天時代の11年4月15日オリックス戦以来15年ぶり、阪神戦では10年5月16日以来16年ぶりだった。長坂氏が本格的にブルペン捕手を担いだしたのが11年。当時から際立つ体の働かせ方に目を見張ってきた。久々の聖地での躍動。本人は「長いこと勝てなかったなあ」と思いをはせる。あの時といま。月日をへても、変わらぬ強さの源がある。【阿部健吾】

◆阪神佐藤輝明内野手(27)が敗戦の中で輝きを放った。先発ルーカスが乱調で初回いきなり3失点したが、直後に4号2ランで逆襲ムードを作り上げた。1点及ばず敗れ、雨天中止をはさんでこのカードは巨人に2連敗。連敗は初めてでカード負け越しも初。貯金は5に減った。首位ヤクルトとは1・5ゲーム差。初回2死一塁から田中将の初球の高め145キロを完璧にとらえた。高々と舞い上がった飛球は中堅右のフェンスを越えた。「先制されて、何とか取り返そうと打席に入ったので、いい結果につながってよかったです。力強いスイングができたと思います」。リーグ2位に並ぶ4号の2ラン。同トップを走る打点は16に伸びた。ルーカスはベンチで気合を入れ直したような表情を見せた。2回以降は引き締まった展開になった。主砲のバットがチームを勇気づけた。田中将は同郷兵庫の10学年上のスーパースターだ。昨年は対戦がなかったが、24年までは9打数4安打4打点と相性がよかった。佐藤が新人だった21年6月12日には交流戦で訪れた仙台で本塁打も放っている。見せ場が少なかった試合で、さすがの役者ぶりだった。阪神森下(巨人田中将とプロ初対戦。2打席目に左前打)「ヒットが出たので、次の対戦に生きるかなと思います」阪神中野(5回1死満塁で1点差に詰め寄る左犠飛)「ヒットでつなげられたら勝ち越せた。ヒットで森下につなぐのが、一番良かった。あの打席は反省です」阪神福島(代打で5回1死一塁、巨人戦では初安打となる二塁への内野安打)「とにかく必死でした。SGLで打席数を増やしてもらって、必死のヘッド(スライディング)でした。無我夢中で、生き残ることだけを考えていました」

◆巨人田中将大投手(37)が初の「伝統の一戦」で6回3失点の粘投をみせ、日米通算202勝目を挙げた。野茂英雄氏を抜いて歴代単独3位とする一夜に。「チームは初戦に勝っていたので、なんとか連勝したいなという気持ちでマウンドに上がりました」と笑顔をみせた。兵庫県生まれ。甲子園は特に中学時代に通った場所だった。「自分の野球の勉強のためなどで、高校野球は見てましたね」と将来像を浮かべながら、スタンドに陣取った日々があった。12戦8勝0敗だった駒大苫小牧時代をへて、プロとして、あの頃見つめたマウンドにいまも立つ。この日は1回に佐藤輝に2ランを浴びて1点差に迫られたが、以降は落ち着いた投球を続けた。「丁寧に丁寧に」。多彩な変化球で的を絞らせず、5回には今季最速149キロも記録。甲子園での阪神戦白星は楽天時代の10年5月16日以来、5814日ぶりとなった。阿部慎之助監督(47)も「よく粘ってくれた。要所を締めてくれた」とたたえた。チームは接戦をもぎ取って敵地で阪神に連勝した。打線では1回1死一、二塁からボビー・ダルベック内野手(30)が先制3号3ランを放った。過去の2本含めて3本全てを阪神戦で放っている"虎キラー"がチームに勢いをもたらした。 甲子園での伝統の一戦はこれで昨季から10試合連続で1点差ゲームとなった。田中将が今季2勝目を挙げ、甲子園球場では楽天時代の11年4月15日オリックス戦以来の白星。甲子園球場で15年ぶり勝利は、10年木田(日本ハム)の16年に次ぎ、18年岩瀬(中日)の15年と並ぶ2位のブランク記録。木田と岩瀬はともに救援→救援での白星で、先発勝利のブランクでは51年藤村富(阪神)21年和田(ソフトバンク)の14年を上回る最長記録だ。

◆阪神が甲子園での「伝統の一戦」で、今季初の連敗を喫した。カード負け越しも今季初めてで、首位ヤクルトとのゲーム差は1・5に広がった。先発のイーストン・ルーカス投手(29)は5回7安打4失点で2敗目。来日3度目の先発でも白星はつかめず「初回の入り方という意味で、いい仕事ができてないことが続いてる。確かに今日に関しても、しっくり来ない部分があった」と反省した。初回先頭の松本にストレートの四球を出すと、続く佐々木にも連続四球を与え、1死一、二塁から4番ダルベックに先制3ランを許した。3回も4連打を浴び1点を失ったものの、2回以降は粘投。前日15日が雨天中止となり、スライド登板だったがその影響を否定し「2回以降、ある程度はできたと思うんで、ちょっと初回のやり方を考えて気をつけていきたい」と立て直しを誓った。3戦連続で初回の失点となった新助っ人。藤川球児監督(45)は「気にせず、慣れていくことですね。4月ですから、どんな選手も簡単ではないと思いますので」と責めずにおもんぱかった。今季初の連敗も「特にコメントすることないですね。また明日以降につなげていくと、それがペナントレースですからね、きっちりまたやっていきます」と前を向いた。【磯綾乃】

◆阪神嶋村麟士朗捕手(22)が伝統の一戦でプロ初打席に立った。1点を追う9回、先頭坂本誠志郎捕手(32)の代打で登場。「燃えるものはあった。相手ピッチャーが誰であろうと自分のバッティングをするだけだった」と、巨人の守護神ライデル・マルティネス投手(29)に対し初球から力強いスイング。3球目の144キロの変化球を打って左飛に倒れた。初打席について「一野球人として、ちょっと成長はできたのかなと思う」と話しつつ「もう日々やることをやるだけなので」と冷静に次を見据えた。

◆阪神佐藤輝明内野手(27)の4号2ランはレアな一打と言えた。田中将の高め直球。見逃せばボールという球にバットを出した。強振したようには見えなかったが球が高かった分、強烈なバックスピンがかかったのだろう。37度という高角度で飛び出した。本塁打になった打球としてはかなり高い。打球速度は166キロ。佐藤にしては普通の数字だったが、最高到達点は39メートルまで達した。記者の手動では滞空時間は6秒4もあった。アウトなのか、本塁打になるのか判断のつかない観客席は息をのむように数秒、静まり返った。佐藤は「いい風が吹いてくれたと思います」と謙遜した。確かにバックスクリーン上の旗を見ると、右方向への飛球を押し返すいつもの「浜風」は吹いていないようだった。ただし、海が近い甲子園上空は「層」によって風向きが変わるといわれる。旗より上の世界には違う風が吹いていたのかもしれない。いずれにせよ、甲子園の右方向にあれほど高い弾道でスタンドインできるパワーはやはり別格。なかなかNPBでは表現する機会がない「ムーンショット」。近い未来、佐藤の代名詞になっても不思議ではない。【柏原誠】阪神森下(巨人田中将とプロ初対戦。2打席目に左前打)「ヒットが出たので、次の対戦に生きるかなと思います」阪神中野(5回1死満塁で1点差に詰め寄る左犠飛)「ヒットでつなげられたら勝ち越せた。ヒットで森下につなぐのが、一番良かった。あの打席は反省です」阪神福島(代打で5回1死一塁、巨人戦では初安打となる二塁への内野安打)「とにかく必死でした。SGLで打席数を増やしてもらって、必死のヘッド(スライディング)でした。無我夢中で、生き残ることだけを考えていました」

◆17日の中日戦(甲子園)に先発する阪神・村上頌樹投手(27)はキャッチボール、ダッシュなどで調整。今季4試合目で初登板となる甲子園で最低7イニングは投げることを目標に掲げた。「初回からリズム良く行きたい。(今季)4戦目で、やっと(甲子園で)放れるので、いいピッチングをしたいなと思います」村上は2021年、東洋大からドラフト5位で入団。当時はコロナ禍の影響で甲子園名物「ジェット風船」は禁止。今季から7年ぶりに復活した。「パンパン割れて、うるさいっていう記事も見たで。まだ自分はテレビ越ししか見てないのでわからないけど。経験できるのは楽しみ」ただ、虎党がジェット風船を飛ばすのは七回裏の攻撃前。風船を膨らませる光景をマウンドか見るためには七回を投げ切ることが条件だ。「そうですね。投げないとマウンドでは味わえない。しっかりマウンドで聞きたい」と力を込めた。

◆14日のカード初戦に敗れた阪神は、15日の雨天中止をはさんで今季初のカード負け越し阻止をかけた一戦に挑む。先発のイーストン・ルーカス投手(29)はスライド登板。伝統の一戦で来日初勝利を目指す。14日に代打で安打を放っていた小幡竜平内野手(25)が「8番・遊撃」で3月29日の開幕3戦目以来14試合ぶりに先発起用された。

◆阪神の先発、イーストン・ルーカス投手(29)=前ブルージェイズ=が一回、巨人のダルベック(前ロイヤルズ傘下3A)に3ランを浴びた。先頭の松本には4球連続ボールで四球を許し、さらに続く佐々木にもボールが続いてプレーボールから6球連続でボールに。ここからフルカウントまで持ち込むも、最後は外れて連続四球を許した。泉口は中飛に打ち取って最初のアウトを奪ったが、なおも1死一、二塁でダルベックとの勝負。追い込みながらもファウルで粘られ、7球目の甘く入った変化球を左翼スタンドに運ばれた。ルーカスはこれで3登板全てで一回に失点。後続は打ち取ったが一回から25球を投じ、制球に不安を残す立ち上がりとなった。

◆巨人のボビー・ダルベック内野手(30)=前ロイヤルズ傘下=が「4番・三塁」で先発し、一回1死一、二塁で左腕のルーカスから先制の3号3ランを放り込んだ。甘く入ったスライダーを左翼席へ。自身14打席ぶりの安打は、3月29日の阪神との開幕カード第3戦(東京ドーム)以来。3本塁打はすべて阪神からマーク。先発の田中将を援護した。最近6試合は22打数2安打と低迷気味だった右の大砲は、試合が雨天中止となった15日の全体練習で阿部監督から30分近く直接指導を受けた。指揮官の「打ち方は別に悪くない。(不振の原因は)待ち方じゃないかと言った。彼が打ったらもっと打線が機能する」という思いに、早速〝一発回答〟した。

◆阪神の佐藤輝明内野手(27)が一回、反撃の4号2ランを放った。一回に3点を先制された直後の攻撃。2死一塁から、通算201勝を誇る巨人先発の田中将の直球を運んだ。145キロの内角高めを打球角度37度と高く打ち上げると、白球はそのまま中堅右のスタンドへと飛び込んだ。11日の中日戦(バンテリンドーム)以来3試合ぶりの今季4本目。主砲の一撃ですぐさま1点差に迫った。

◆阪神は一回、佐藤輝明内野手(27)の4号2ランで3-2と追い上げた。佐藤は巨人・田中将の初球を仕留めた。今季4本の本塁打のうち、3本が初球打ち。マルチ本塁打を記録した11日の中日戦(バンテリンドーム)で七回に放った2号のみ4球目だったが、同戦の九回の3号と、7日のヤクルト戦(甲子園)での1号、そしてこの日も1球をとらえた。昨季40本塁打を記録した主砲の一撃必殺が際立つ内容となっている。

◆阪神の佐藤輝明内野手(27)が一回、反撃の4号2ランを放った。一回に3点を先制された直後の攻撃。2死一塁から、通算201勝を誇る巨人先発の田中将の直球を運んだ。145キロの内角高めを打球角度37度と高く打ち上げると、白球はそのまま中堅右のスタンドへと飛び込んだ。11日の中日戦(バンテリンドーム)以来3試合ぶりの今季4本目。主砲の一撃ですぐさま1点差に迫り、「打ったのはストレート。先制されて何とか取り返そうと打席に入ったので、良い結果に繋がってよかったです。力強いスイングができたと思います」とコメントした。

◆阪神の先発、イーストン・ルーカス投手(29)=前ブルージェイズ=が三回に追加点を与えた。2―3の三回。先頭の佐々木に二塁への内野安打を許すもけん制球で誘い出し1死を奪った。しかし、続く泉口、ダルベックに連打を浴びて一、三塁のピンチ。ここでキャベッジに初球148キロを左前に運ばれ3点目を献上した。なおも1死一、三塁だったが6番・増田陸を初球チェンジアップで投併殺に仕留めた。

◆阪神の先発、イーストン・ルーカス投手(29)=前ブルージェイズ=は5回94球を投げて7安打4失点で降板した。立ち上がりから制球が安定せず、初回先頭から2者連続で四球を与えると、1死後に4番・ダルベック(前ロイヤルズ傘下3A)に左翼席への3号3ランを浴び、先制を許した。直後に佐藤の2ランで1点差に詰め寄るも、三回には先頭から4連打を浴び、4点目を献上。左腕は全イニングで得点圏に走者を背負う苦しい投球が続いた。

◆阪神は中野拓夢内野手(29)の犠飛で再び1点差とした。2-4の五回、1死からこの日14試合ぶりのスタメン起用となった小幡が左前で出塁すると、代打・福島も俊足を生かして内野安打でチャンスを拡大する。トップに戻って近本も右前打で1死満塁とし、中野が初球を左翼へ打ち上げた。小幡がヘッドスライディングで生還し、3-4と1点差に。なおも2死一、二塁の好機だったが、森下は変化球にハーフスイングを取られて三振となり、一気に同点とはならなかった。

◆巨人のフォレスト・ウィットリー投手(28)=前レイズ=が来日初勝利をかけて17日のヤクルト戦(神宮)に先発する。前回7日の広島戦(マツダ)では6回3安打5失点で黒星。「3本しかヒットを打たれていない中で、痛い目に遭った原因は長打(を許したこと)。低めに投げるよう意識したい」と修正を誓った。ヤクルト先発のウォルターズとは同じ米・テキサス州出身で、ともに1997年生まれ。「直接面識はないが、親しくなれるかもしれない」と対戦を心待ちにした。

◆雨天中止から一夜明け、雲一つない甲子園。巨人・田中将が楽天時代の2010年5月16日以来となる同球場での阪神戦白星を目指し、マウンドに上がった。北海道・駒大苫小牧高時代に全国制覇を成し遂げ、スターへの階段を駆け上がった。「思い出はたくさんある」と振り返る聖地で、一回に味方打線から3点の援護を受けた。しかしその裏、佐藤に高めの直球を捉えられ、中越えへの2ランを許した。被弾直後は痛恨の表情を浮かべたが、その後はベテランらしい修正能力を発揮。強力阪神打線を相手に五回まで3失点でゲームをつくった。前回8日の広島戦(マツダ)では、140キロ台中盤の直球を軸に低めを突く制球力が光り、巨人加入後最長の7回を投げ1失点(自責点0)。プロ20年目の37歳は「ボールもしっかりコントロールできていたし、精神的、フォームもいいバランスで投げられた」とまだまだ健在だ。昨季、チームは雨天中止直後の4試合で全敗。雨降って地固まる、とはいかなかった。それでもこの日スライド登板を任された田中将は調整の難しさを問われ「別に全然。中止が決まるのが早かった」と意に介さず。百戦錬磨の日米通算201勝右腕が虎打線に立ち向かった。(依田雄太)

◆巨人・田中将大投手(37)が6回7安打3失点の粘投で今季2勝目の権利を手に降板した。1点リードで2番手・田中瑛と交代。楽天時代の2010年5月16日以来となる同球場での阪神戦白星を手繰り寄せた。北海道・駒大苫小牧高時代に全国制覇を成し遂げ、スターへの階段を駆け上がった甲子園は「思い出はたくさんある」と語っていた聖地。一回に味方打線から3点の援護を受け、その裏に佐藤に中越えへの2ランを許した。五回は3安打と犠飛を許すも最少失点にとどめ、1点リードを守った。計82球、無四球で4奪三振。今季はオープン戦から好調をキープし、開幕後も好投を続けている。

◆阪神のラファエル・ドリス投手(38)が八回に3者連続三振を奪った。3―4の八回に4番手でマウンドに上がった。先頭のダルベック(前ロイヤルズ傘下3A)をスライダーで三球三振に斬ると、続くキャベッジを4球目のスプリットで空振り三振。最後は増田陸を外に逃げるスライダーで空振り三振に仕留め、わずか12球で仕事を終えた。

◆阪神は絶好の同点機を作ったが、得点を挙げることはできなかった。3-4と1点を追う八回。巨人のセットアッパー・大勢から先頭の森下が左中間を破る二塁打を放って無死二塁のチャンスを作った。しかし続く佐藤が空振り三振に倒れると、大山は三ゴロで2アウト。前川もしぶとく粘りながら最後は外角の変化球にバットが空を切り、三振で3アウト。中軸が封じられ、ビハインドのまま九回に入った。

◆巨人が雨天中止をはさんで阪神に2連勝した。先発の田中将大投手(37)は6回7安打3失点の粘投。1点リードを守り今季2勝目、高校時代に数々の伝説を残した甲子園では楽天時代の2010年5月16日以来、16年ぶりに勝利投手となった。北海道・駒大苫小牧高時代に全国制覇を成し遂げ、スターへの階段を駆け上がった甲子園は「思い出はたくさんある」と語っていた聖地。一回に味方打線から3点の援護を受け、その裏に佐藤に中越えへの2ランを許した。五回は3安打と犠飛を許すも最少失点にとどめ、1点リードを守った。計82球、無四球で4奪三振。プロ20年目の今季はオープン戦から好調を維持し、開幕後も好投を続けている。

◆阪神は巨人に敗れ、今季初の連敗を喫した。首位ヤクルトが勝利したため、ゲーム差は1・5に広がった。先発したイーストン・ルーカス投手(29)=前ブルージェイズ=は5回94球を投げて7安打4失点と振るわず。立ち上がりから制球が安定せず、初回に4番・ダルベック(前ロイヤルズ傘下3A)に3号3ランを浴びると、三回には先頭から4連打を浴び、4点目を献上。全イニングで得点圏に走者を背負う苦しい投球となった。八回に4番手で登板したラファエル・ドリス投手(38)は4、5、6番から3者連続空振り三振を奪う快投を見せた。打線は0―3の一回に佐藤輝明内野手(27)の4号2ランで1点差に詰め寄る。2―4となった五回には中野拓夢内野手(29)の犠飛で再び1点差に詰め寄った。スコアが動かないまま迎えた八回。先頭の森下翔太外野手(25)が二塁打で出塁するも、佐藤、大山、前川が倒れた。

◆巨人は田中将が6回3失点で2勝目。丁寧に低めへ集め、4―2の五回は1死満塁のピンチを犠飛による1失点にとどめた。一回にダルベックが3点本塁打、三回はキャベッジが適時打。ルーカスが一回に乱れた阪神は今季初の連敗。

◆巨人が雨天中止をはさんで阪神に2連勝した。阿部慎之助監督(47)は「すごく大きいですけど、(東京に)帰ってからもまた大事な試合がありますので、もう一回、チームとして気を締めていきたい」と語った。不振だった4番・ダルベックが一回に14打席ぶりの安打となる先制の3号3ランを左翼席へ放り込むなど、3安打の大当たり。試合が中止となった前日15日の全体練習で、指揮官自らマンツーマン指導を行った来日1年目の助っ人の活躍に「いやいや、何も言っていないですよ、僕。打ち方は悪くないので、待ち方じゃないの?という話をしただけ。本人が頑張って、一打席集中してくれた結果だと思う」とたたえた。先発の37歳、田中将が6回3失点の粘投で今季2勝目。甲子園16年ぶりとなる白星を挙げ、野茂英雄を超える日米通算202勝目を挙げたベテランに「スライドで、精神的にきつかったと思うんですけど、よく粘ってくれたと思います。ちゃんと要所を締めてくれましたので。反省点も本人はあるでしょうから、それを次につなげてくれればと思います」とねぎらった。

◆阪神が初の連敗。開幕6カード目で初めて負け越した。先発イーストン・ルーカス投手(29)が一回、先頭打者からの連続四球後に4番ボビー・ダルベック内野手(30)に左翼席へ運ばれ、3点を献上。登板3戦連続で初回失点を喫し、三回はトレイ・キャベッジ外野手(28)に左前適時打を許して、4点目を失った。打線は一回2死一塁、佐藤輝明内野手(27)が田中将大投手(37)から中越えに4号2ラン。五回1死満塁での中野拓夢内野手(29)の左犠飛で1点差としたが、八回無死二塁の同点機を生かせず、終盤無得点だった。嶋村麟士朗捕手(22)が九回、代打で初打席を迎え、ライデル・マルティネス投手(29)の前に左飛に終わった。

◆巨人が雨天中止をはさんで阪神に2連勝した。先発の田中将大投手(37)は6回7安打3失点の粘投で今季2勝目を挙げ、野茂英雄を超える日米通算202勝目をマーク。高校時代に数々の伝説を残した甲子園では楽天時代の2010年5月16日以来、16年ぶりに勝利投手となった。以下、ヒーローインタビュー全文――自身初の伝統の一戦、どんな思いでマウンドに「チームは初戦、勝っていたので、何とか連勝したいなっていう気持ちでマウンドに上がりました」――一回に佐藤輝に浴びた2ラン以降は粘りの投球「なかなか狙ったところにボールが決まらず、苦しい投球だったんですけど、なんとか我慢しながら、みんなの、本当にバックにも助けられて、なんとかリードした形でマウンドを降りることができてよかったです」――五回のピンチでは森下を三振に「なんとしてもリードした状態で、ここ最少失点で切り抜けたいと思っていたので、捕手といい意思疎通、いい配球で抑えることができたかなと思います」――甲子園で16年ぶりの勝利「いやー、本当に久しぶりに勝つことができたので、うれしいですね」――野茂英雄超えの日米通算202勝目「とにかくきょう、勝つことができてよかったです」――今後へ「もう、投げる試合、全て勝つ気持ちでマウンドに上がっていますので。次の登板に向けて、きょうは喜んで、明日から調整していきたいと思います」

◆阪神が初の連敗。開幕6カード目で初めて負け越した。先発イーストン・ルーカス投手(29)が一回、先頭打者からの連続四球後に4番ボビー・ダルベック内野手(30)に左翼席へ運ばれ、3点を献上。登板3戦連続で初回失点を喫し、三回はトレイ・キャベッジ外野手(28)に左前適時打を許して、4点目を失った。打線は一回2死一塁、佐藤輝明内野手(27)が田中将大投手(37)から中越えに4号2ラン。五回1死満塁での中野拓夢内野手(29)の左犠飛で1点差としたが、八回無死二塁の同点機を生かせず、終盤無得点だった。嶋村麟士朗捕手(22)が九回、代打で初打席を迎え、ライデル・マルティネス投手(29)の前に左飛に終わった。

◆4番のボビー・ダルベック内野手(30)が一回、14打席ぶりの安打となる決勝の3号3ランを放った。最近6試合は22打数2安打。雨天中止となった15日の全体練習では阿部監督から直接指導され、この日は来日初の猛打賞をマークした右の大砲は「下半身の使い方の助言をもらった。その結果、ボールを長く見極めることができた」と感謝した。今季の全3本塁打と10打点中8打点を阪神戦で記録している。

◆八回に4番手で登板した阪神ラファエル・ドリス投手(38)は4番・ダルベックからの好打順を3者連続空振り三振。「1点差でつなぐ点差であったので、いいピッチングができたかな」と野手陣の反撃を待った。これで4試合連続無失点。「しっかりと低めに集めて、打たれない、いい球を選択して投げた」とブルペンに欠かせない存在となっている。

◆阪神・嶋村麟士朗捕手(22)が待望のプロ初打席に立つも快音は響かなかった。「嫌な緊張感なく打席に立てた。『(初球から)すぐいこう』と思っていた中でファウルだったのが悔やまれる」。九回先頭に代打で登場。マルティネスに対し初球からスイングする積極性を見せたが、3球目の変化球を打たされ、左飛に倒れた。オープン戦11試合で打率・353、1本塁打、1打点を残しながら開幕17試合目にして初出場を果たした。「あそこで起用してくれたというところはちょっと成長できる。次の機会があるなら自分のスイングをするだけ」と意気込んだ。

◆阪神・中野拓夢内野手(29)が反撃の一打にも唇をかんだ。2―4の五回1死満塁で初球を左犠飛に仕留め1点差に詰め寄った。「初球から打ちにいくのは良かったが、大事にいきすぎた。犠飛で満足じゃなく、ヒットで森下に繋ぐのが一番良かった」。一回1死では遊撃への内野安打を放ち8試合連続安打を記録。「これを勝ち切るか、勝ち切らないかの勝負になってくる。しっかりと切り替えて、明日(17日)勝てるようにやっていきたい」と力を込めた。

◆阪神・森下翔太外野手(25)が侍対決を制し、終盤に勢いをもたらした。3―4の八回先頭。3月のWBCで侍ジャパンの一員として共闘した大勢の154キロを左中間にはじき返す二塁打をマーク。後続が倒れて得点に至らなかったが「ヒットが出たので、次の対戦に生きるかなとは思います」とうなずいた。四回先頭でも田中将から三遊間を破り、早くも今季7度目のマルチ安打を記録。打率も・313(67打数21安打)に上昇した。

◆「8番・遊撃」で14試合ぶりにスタメン出場した阪神・小幡竜平内野手(25)は起用に応える快音を響かせた。五回1死走者なしで左前打を放ち、その後の中野拓夢内野手(29)の犠飛で生還した。「とにかく塁に出て、ランナーがいなければチャンスメーク。そこの役割を把握した上でやるべきことをやりたい」。開幕遊撃を勝ち取りながら、開幕4戦目のDeNA戦(京セラ)からは13試合連続で木浪聖也内野手(31)にスタメンの座を譲っていたが「久しぶりでしたけどやってることは変わらない」と力強く語った。

◆スライド登板となった阪神イーストン・ルーカス投手(29)は初回先頭から連続四球。1死一、二塁でダルベックに左翼への先制3ランを浴び、登板全3試合で初回に失点となった。「初回の入り方でいい仕事ができていないことが続いている。きょうに関しても、しっくりこない部分があった」と試合後は肩を落とした。三回にも1死一、三塁からキャベッジの左前適時打を浴び、5回4失点で2敗目。「早く自分の中で問題を見つけて、早く取り組んで、しっかりと初回から投げられるように」とコメント。藤川球児監督(45)は「気にせず、慣れていくことですね。4月ですから、どんな選手も簡単ではない」とかばった。

◆一塁ベース上に砂ぼこりが舞った。代打で登場した阪神・福島圭音外野手(24)が気迫のヘッドスライディングで〝二ゴロ〟を二塁内野安打にしてチャンスを拡大した。「ゲッツーになりそうだったので。どんな形でも自分が生き残るという気持ちで...。必死のヘッドでした」2-4の五回1死。小幡竜平内野手(25)が左前打で出塁。イーストン・ルーカス投手(29)の代打で打席へ。巨人・田中将のツーシームに詰まらされて、打球は二塁・浦田の正面へ。「無我夢中でした」。浦田は二封は無理と判断。一塁に送球したが、福島の手が先にベースに到達した。続く近本光司外野手(31)は右前に運び、中野拓夢内野手(29)の左犠飛で1点差に詰め寄った。3月30日に育成から支配下登録に。4月3日の広島戦(マツダ)で「8番・左翼」で初スタメンを果たし、プロ初安打。ここまで9試合に出場して打率・304(23打数7安打)。代打打率は同・500(4打数2安打)だ。福島は「SGL(2軍戦)に行かせてもらったり、打席数を増やしてもらっているから」と好調の理由を明かした。この日は午後1時からのファーム・リーグ西地区のソフトバンク戦に「2番・右翼」でスタメン出場。3打席(安打はなし)立ってから甲子園へ。「体力は誰にも負けない自信はある」というだけにダブルヘッダーも〝朝飯前〟だ。左翼のスタメン争いは前川右京外野手(22)、高寺望夢内野手(23)、中川勇斗捕手(22)にくわえてD1位・立石正広内野手(22)=創価大=も左手関節炎が完治。2軍で実戦復帰を果たした。激戦区だ。「みんな頑張っているので、負けないように。育成のときからの気持ちを忘れないように意識していきたい」守備と脚力にくわえて打撃の対応力もうなぎ上りだ。最大の武器でもあるハングリー精神とガッツあふれるプレーでもチームを盛り上げていく。(三木建次)

◆マー君には甲子園がよく似合う。巨人は阪神に4-3で競り勝ち、2連勝。田中将大投手(37)が6回7安打3失点の粘投で今季2勝目を飾った。楽天時代の2011年4月15日のオリックス戦(9回2失点で完投)以来5480日ぶりの甲子園勝利だった。「何とかリードした形でマウンドを降りることができてよかった。本当に久しぶりに勝つことができたのでうれしい」プロ20年目で初めて体験する伝統の一戦。最大の山場で、伝家の宝刀を抜いた。五回、中野の犠飛で1点差に迫られ、なおも2死一、二塁のピンチ。森下を139キロのスプリットで空振り三振に斬った。「いい配球で抑えることができた」と捕手の岸田に感謝。82球、無四球で4奪三振。打席では犠打も2度決めた。北海道・駒大苫小牧高時代、2年夏に優勝、3年夏は決勝再試合の末に準優勝と華々しい活躍で全国に名前を売った。ただ、本人の思い出はスタンドにもある。兵庫・伊丹市出身の田中将にとって、成長のヒントを探した場所でもあった。最も頻繁に足を運んだのは宝塚ボーイズに所属していた中学時代。仲間とともに高校球児の一挙手一投足に熱い視線を送ったのは「自分の野球の勉強のため」。20年以上前は学びの場だった〝聖地〟で、野茂英雄氏を抜く単独3位の日米通算202勝目を刻んだ。昨季、チームが4勝8敗と負け越した敵地で2戦2勝。同カードで昨年から続く1点差の決着は、これで10試合に伸びた。阿部監督は前日の雨天中止からスライド登板で好投した田中将を「精神的にきつかったと思いますけど、よく粘ってくれた。まだまだ勝ち星を伸ばしてほしい」と称賛した。(依田雄太)

◆阪神は巨人に3-4で敗れ、今季初の連敗。開幕6カード目で初の負け越しとなった。それでも佐藤輝明内野手(27)が一回、巨人・田中将大投手(37)の初球を4号2ラン。打球角度37度、滞空時間約6秒で、甲子園の空に大きな放物線を描く〝ムーンショット〟で魅せた。どこまでも高く美しい放物線が、甲子園の夜空に架かる。佐藤が日米200勝超右腕から、力と技術を込めた豪快弾を放った。観衆の目を奪うアーチは、飛距離114メートルを記録。確かな感触だけが手に残った。「先制されて何とか取り返そうと打席に入ったので、良い結果につながってよかった。力強いスイングができたと思う」15日の雨天中止を経て、巨人の先発はスライドで田中将だった。米メジャーも経験する右腕を相手に、昨年までに9打数4安打、1本塁打。好相性を第1打席から見せつけた。ダルベック(前ロイヤルズ傘下3A)の3ランで先制された直後の一回の攻撃。宿敵の4番に仕事をされれば、虎の4番も黙っていない。2死一塁から145キロの直球を仕留めた。内角高めのボール気味の難しい球を、うまく肘をたたみながらはじき返した。誰もが真上を見上げるほど舞い上がった白球は、14階建てビルに相当する最高到達点39メートル。大きな弧を描きながら伸びていき、そのまま中堅右のスタンドへ。いつもの浜風ではなく、中堅方向へのフォロー。3試合ぶりの4号2ランに「いい風が吹いていましたね」と振り返った。打球速度158キロ以上で角度26―30度の打球が、最も長打になる「バレルゾーン」とされる。佐藤の打球は速度166キロ、打球角度はバレルから大きく外れる37度を計測。米国では角度がついた高弾道アーチは「ムーンショット」と呼ばれ、ドジャース・大谷翔平投手(31)の代名詞にもなっている。理想の数値に収まらずとも軽々とスタンドに運ぶ、技術とパワーを証明する一打となった。

◆バース、掛布、岡田が放った「バックスクリーン3連発」記念日の前日に、サトテルの驚弾がバックスクリーンの右に飛び込んだ。ちょっと右にズレた!?ちょうど1年前の4月17日付「虎のソナタ」はこんなフレーズで締めくくられていた。「たぶん、1年後もこの話を書いていることでしょう」期待に応えて(?)、予告通り、ワンパターンと言われても「この話」を書きたい。阪神ファンが未来永劫、忘れることのない日だ。タテジマの3連発は他にもある。なぜ、41年前の偉業だけが、いつまでも語り継がれるか?それは、スーパースターの3人がそろい踏みで、響きが最高な「バックスクリーン」に放り込み(厳密にいえば2本目の掛布はバックスクリーンのすぐ左だったが)、そこから快進撃して21年ぶりにリーグ優勝を果たしたからだ。この話を持ち出したら、当時を知る人はみんな笑顔になる。試合前の練習を眺めていた阪神前OB会長・川藤幸三さんも「35歳のワシも、ベンチで大騒ぎしたなぁ」とニヤニヤ。「僕が生まれる15年も前の話ですよ」というトラ番・中屋友那でも、何度も映像で見て、よく知っていた。トラ番という仕事上、忘れてはいけないことを再認識したのは2年前の「4・17」だったという。あの日と同じ巨人戦だった。あの日と同じ甲子園が舞台だった。さらに、あの日と同じ水曜日だった。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
1240 0.750
(↑0.017)
-
(-)
12761
(+2)
44
(-)
10
(-)
13
(+2)
0.260
(↑0.003)
2.260
(↑0.16)
2
(-)
阪神
1160 0.647
(↓0.041)
1.5
(↓1)
12672
(+3)
46
(+4)
12
(+1)
15
(-)
0.261
(↓0.002)
2.570
(↓0.09)
3
(-)
巨人
970 0.563
(↑0.03)
3
(-)
12750
(+4)
52
(+3)
15
(+1)
7
(-)
0.228
(↑0.004
2.980
(-)
4
(-)
広島
680 0.429
(-)
5
(↓0.5)
12943
(-)
50
(-)
9
(-)
8
(-)
0.210
(-)
3.350
(-)
5
(-)
DeNA
5100 0.333
(↓0.024)
6.5
(↓1)
12846
(-)
58
(+2)
9
(-)
5
(-)
0.246
(↓0.006)
3.380
(↑0.15)
6
(-)
中日
4120 0.250
(-)
8
(↓0.5)
12750
(-)
72
(-)
8
(-)
12
(-)
0.251
(-)
4.130
(-)