阪神(-降雨のため試合中止-)巨人 =リーグ戦5回戦(2026.04.15)・阪神甲子園球場=
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◆甲子園上空は雨模様だ。兵庫県西宮市は午前中はくもり。午後は本降りの予報。試合が始まる午後6時ごろも雨は続き、同8時ごろから弱まっていく予報になっている。阪神の先発は来日初勝利を目指すイーストン・ルーカス投手(29)。巨人は田中将大投手(37)。ちなみに、甲子園から東に約6キロ離れた尼崎市のSGLでは、午後1時からファーム・リーグのソフトバンク戦がプレーボール予定。阪神は屋外で練習を行い、予定通り午前11時30分に開門された。阪神は9日のヤクルト戦(甲子園)でコールドゲームを経験している。今回とは逆に、夜に向かって悪化していく予報の中でプレーボール。7回途中、午後8時36分に中断。10分後、終了が宣告された。阪神が2-0で勝った。空はどちらに味方するか。

◆阪神は15、16日の2、3戦目でカード勝ち越しを狙う。前日14日は3-4で敗戦。甲子園での巨人戦は25年5月21日から9試合連続の1点差決着となった。その間の勝敗は阪神5勝、巨人4勝と互角。「伝統の一戦」はこの日も接戦が予想される。巨人の予告先発は田中将大投手(37)。阪神と田中の対決は楽天時代の23年6月7日以来で、通算成績は11試合で5勝5敗、防御率3・01。甲子園に限れば4試合、1勝2敗、防御率3・00。

◆聖地での「伝統の一戦」もギリギリの勝負となった。14日の今季初の甲子園での巨人戦で、阪神は競り負け首位陥落となった。藤川球児監督(45)は試合後「今日のゲームの展開でやっぱり巨人も全力できていますから、お互いにギリギリの勝負をしていくと。明日もそれが続くと」と振り返った。巨人は2回に木浪の失策から、才木に3連打を浴びせて2点を先制。試合はそのまま動かなかったが7回に阪神打線が束となり、3得点で一気に逆転。しかし8回に巨人が同点に追いつき、9回に決勝点を手にした。開幕カードとなった3月27~29日巨人戦(東京ドーム)は、阪神が開幕戦で黒星もその後連勝でカード勝ち越し。28日の第2戦は初回に相手の悪送球がからみ、阪神が先制に成功していた。同戦後、指揮官は「相手のミスが1つからんでというところでは、こういった勝負に今シーズンはなるんじゃないかなとは思いますけど」と話していた。そして3戦目に向けて「いい勝負が、明日もギリギリの勝負になると思いますから」と答えた。どっちに転ぶか分からない「ギリギリ」の勝負。指揮官が話していた通り、わずかな差が「伝統の一戦」の勝敗を分けることになりそうだ。

◆午後2時30分に中止が発表された。阪神戦の中止は今季初。巨人は2試合目。兵庫県西宮市は昼から雨が落ち始め、ほどなく本降りになった。予報は悪く、午後8時ごろまで降り続く見通しになっていた。阪神の予告先発は3試合目で来日初勝利を目指すイーストン・ルーカス投手(29)。巨人は田中将大投手(37)だった。阪神は9日のヤクルト戦(甲子園)で、7回途中降雨コールドゲームで2-0勝利を収めている。阪神は前のカードまで全5カードで勝ち越ししていた。前日14日に巨人に敗れているため、このカードで「2勝」は不可能になった。

◆甲子園での「伝統の一戦」は雨のために中止が決まった。先発は巨人が田中将大投手(37)、阪神はイーストン・ルーカス投手(29)が予告されていた。3連戦初戦となった前日14日は巨人が4-3で勝利。2-3の8回表に5試合ぶりスタメンの大城卓三捕手(33)がモレッタから右翼席への第2号ソロで同点とすると、9回2死二塁から松本剛外野手(32)が岩崎から適時打を放ち、勝ち越し、再逆転で接戦を制していた。

◆午後6時プレーボール予定の試合は午後に雨天中止が発表された。阪神は今季初の雨天中止で、予告先発は新外国人のイーストン・ルーカス投手(29)=前ブルージェイズ=だった。巨人は田中将大投手(37)が予定されていた。

◆巨人のD4位・皆川岳飛外野手(22)=中大=が15日、1軍に合流した。同日の阪神戦は雨天のため中止となったが、室内での全体練習に参加した。打率・147と開幕から打撃不振に苦しんでいた中山礼都外野手(24)は2軍合流となった。中大時代に東都大学リーグ史上25人目となる通算100安打を記録した皆川は春季キャンプ、オープン戦でアピールを重ねるも開幕2軍スタート。ファーム・リーグでは打率・261、0本塁打、4打点の数字を残していた。自身初の1軍合流に「考えてもいなかったですし、想像もしていなかったんですけど、いつ呼ばれてもいい準備はしていたのでうれしい気持ちとやってやろうという気持ち」と力を込めた。改めてアピールポイントを問われ「選球眼を活かした広角に打ち分けられる打撃と、肩を活かした守備力はファームでも意識してやっていた。そこは1軍に上がっても物怖じせずに、自分らしくやっていきたい」と意気込んだ。阪神ファンの大歓声がこだまする甲子園でのデビューを見すえ「自分のベストを尽くしたい」とクールな表情は崩さずに闘志を燃やした。

◆巨人・阿部慎之助監督(47)は先発予定だった田中将大投手(37)を16日の阪神戦(甲子園)にスライド登板させることを明かした。「早い時間に中止が決まっていたからね」と話した。チームは甲子園の室内練習場で2時間弱、全体練習。指揮官は浦田を相手に打撃投手を務め、打撃の助言を送ったといい「もっとシンプルにした方がいいんじゃないのって話をしてね。自分ですべて難しくしちゃってるから」と20打席、安打がない若手の復調を願った。

◆16年ぶりの虎狩りだ!! 巨人は15日、阪神戦(甲子園)が雨天中止となった。16日の同カードにスライド登板する田中将大投手(37)は今季2勝目を目指して室内練習場でキャッチボールなどを行い、「早い段階で決まったのでよかった。切り替えて明日にいきたい」とベテランの余裕を見せた。北海道・駒大苫小牧高時代に全国制覇を果たした甲子園。プロ入り後の甲子園での勝利は楽天時代の2011年4月25日のオリックス戦(9回2失点で完投)が最後で、阪神戦に限れば10年5月16日(7回3失点)が最後。07年から24年までの18年間はパ・リーグと米大リーグでプレーしていたため、「そもそもあんまり投げていない」と阪神戦の苦手意識はない。大観衆が見守る伝統の一戦に向け「誰もが経験できることではない。いい投球をして勝利につなげることができれば」と打倒阪神へ力を込めた。(依田雄太)

◆巨人・阿部監督がキーマン再生を図った。室内練習場で17打数無安打の1番打者、浦田の打撃投手を務め「もっとシンプルにした方がいい。自分で難しくしちゃっている」と助言を送った。13打数連続無安打の4番、ダルベック(前ロイヤルズ傘下)には「打ち方は別に悪くない。(不振の原因は)待ち方じゃないか」と話し、「彼が打ったらもっと打線が機能する」と復調を期待した。

◆阪神・前川右京外野手(22)が15日、マー君撃ちを誓った。16日の巨人戦(甲子園)にスライド登板する田中将は、23年の交流戦でプロ初のマルチ安打を記録した相手でもある。「情報は必要なので(入れている)。準備していかないといけない」。7日に1軍昇格すると4試合で打率・500(10打数5安打)、2打点と結果を残し、左翼手の定位置をつかみかけている。それでも「もう終わったことなので。明日(16日)も頑張ります」と満足した様子は見せなかった。

◆よっ、鍋奉行! 阪神・藤川球児監督(45)は巨人戦が雨天中止となった15日、2軍戦で14日に実戦復帰したドラフト1位の立石正広内野手(22)=創価大=を含めた左翼レギュラー争いについて言及した。そして、自ら夕食の話題に切り替え、鍋が一年中食べたいほどの好物であることも告白。〝旬〟の選手を見極めつつ、選手らがおいしく煮えるのを待つ心構えだ。自然の流れに逆らってはいけない。素材を生かし、そのとき最も旬なものを並べて、熱を入れるだけ-。雨が屋根に強く打ちつける甲子園で口を開いた藤川監督の話は、D1位・立石を巻き込んだチーム作りと、なんと鍋にまで及んだ。「本当にこれも不思議なことでね。立石が復帰するということが出てくるところで、前川がね。一年間苦しみながらですけど。なんでも、選手に関わらず物作りでもそうなんだけど。3歩進んで2歩下がってを繰り返しながら、一人前になっていきますから」今の虎の状況を、まずは物作りにたとえた。1月に右脚の肉離れを負った立石は、復帰直後の3月下旬には左手首の関節炎を抱え、ようやく14日のソフトバンクとの2軍戦(SGL)で「5番・左翼」で実戦復帰した。くしくも、同日の甲子園での巨人戦で前川が2安打1打点を、高寺が一時逆転の2点打を放ち、左翼レギュラーを争う面々が敗戦の中で意地をみせた。グツグツと煮えてきた男たちに、指揮官は納得の表情を浮かべる。「中川がまだいたりとか、高寺がまた打ったりとかっていうのは良い傾向だし。これはいつの時代でも起こりえるところですから」そして、今季17試合目で初めての中止となった巨人戦について問われたところで、鍋の話が飛び出した。「それよりきょう雨で何を食べにいこうかなと(笑)。気候の移り変わりのときに雨が降る。本当に、鍋料理がずっと一年中食べたいみたいな感じで。『きょう何にしようか』と思いながら」唐突なようで、唐突ではないのかもしれない。ユニホームを脱いだときの〝鍋奉行〟ぶりと同じで、その指揮の執り方も、まさに煮え具合を見極め、火力を調節しているようにみえる。3球団競合の末に入団した金の卵、立石ならば強火にかけたくなってしまうところだが、それはしない。「何料理がいいか、この時期からの鍋料理がなかなかないのよね...」と思いを巡らせ、何より旬を重んじる。いま前川、高寺が旬ならば、立石に焦らせる必要も全くないということだ。「自然に待たないといけないですね。こういうものはね。阪神タイガースを100周年に向けて作り上げる中での、一つの今、役割ですから」うま味が引き立つ一番の食べ頃になったとき、立石を1軍に迎え入れる。(中屋友那)藤川監督は、あと4勝で監督通算100勝の節目を迎えるが「それはどっちでもいい」と意に介さず。「巨人と素晴らしい試合をする、と。ゲームが壊れることなく来ているのも、ファンの方も楽しみにしている毎日ですから。そういった部分で勝負をしかけていきながらペナントレースを送る」と意気込んだ。そして再度、料理の話になり「(野球は)喜怒哀楽を(ファンが)ガッと出せるスポーツだから。そのぶん僕が〝お鍋料理〟になって(やっていく)」と笑顔だった。立石はこの日、ファーム・リーグのソフトバンク戦(SGL)への出場に備えて試合前練習に参加。打撃練習ではけがの影響を感じさせない力強いスイングで、快音を響かせた。ベンチ入りし出場の準備を行っていたが、試合直前に降ってきた雨によりゲームは中止となった。

◆阪神は今季初の降雨中止。14日の4回戦は黒星で16日の5回戦に勝利してもカード1勝1敗であることから、開幕からの連続勝ち越しが5カードで止まった。

◆阪神・森下翔太外野手(25)は15日、巨人戦(甲子園)が雨天中止となり、室内練習場などで練習を行った。16日の同戦にスライド登板する田中将大投手(37)とは公式戦初対戦となる。日米通算201勝の大投手にリスペクトを払いながら、その胸を高鳴らせた。「第一線で活躍されていましたし、今も日本に帰ってきてプレーされているのも本当にすごい。長くできているというのは経験もそうですけど、体のタフさがある方だと思うので、すごく対戦が楽しみ」打率・302、リーグ2位の13打点、同トップの6本塁打と絶好調のまま〝マー君撃ち〟に向かう。この日の対戦はあいにくの天候で流れ、室内でのフリー打撃やノックで調整となったが、背番号1を後押しする吉兆データも存在する。昨季、阪神で中止になったのは計5試合。森下はその直後の各試合で打率・333(21打数7安打)、4打点と好成績をマークしている。本人は「分からないです。そんな考えてないので」と無意識だが〝不測の休養〟は今回もきっと味方するはずだ。仮に16日に勝利しても今カードは1勝1敗。開幕から続けてきた5カード連続勝ち越しが思いがけぬ形で止まったが、森下は「勝ち越しとか勝ち越さないとか、どうでもいい。最終的に優勝すればいい」と力強い。百戦錬磨の右腕から快音を響かせ、白星をもぎ取る。(秋葉元)

◆終盤こそ4番! 阪神は15日、巨人戦(甲子園)が雨天中止となり、室内練習場などで練習を行った。今季ここまで両リーグでただ一人、打率4割超(.400)を誇る佐藤輝明内野手(27)が、サンケイスポーツの直撃に好調の要因を独白。試合後半にめっぽう強く、第3打席以降は打率5割と打ちまくるが、自ら〝尻上がりの秘密〟を明かした。虎の4番は打席に立てば立つほど強くなる。開幕から16試合を終え、打率4割と驚異の数字を残す佐藤。スタートダッシュ成功の背景にあったのが〝尻上がり〟のデータだ。雨天中止の小休止も関係なしと、主砲は確かな自信をにじませた。「最初から打てるということがもちろんいいんですけど、試合後半で打てているのはこれまでの引き出しもあるし、自分の打撃をしっかり理解できているということ。その感覚はありますね」ここまで、両リーグトップの打率.400と首位打者をひた走る虎の主砲。打席別成績を見ると、今季は第1打席が打率.267。第2打席が同.308。そこからがすさまじく、第3打席が同.462、第4打席は同.429と跳ね上がる。母数は少ないが第5打席に至っては、同.800(5打数4安打)、2本塁打。勝敗に直結する3打席目以降が打率5割と、頼もしい。その秘訣(ひけつ)が「自分の打撃を理解すること」だという。長丁場のシーズンにおいて、本調子ではないと感じる試合もある。むしろ「絶好調なときは少ない」と語っていた。だからこそ、重要なのが「打撃の修正や微調整の部分」。己を理解しているからこそ、それが一試合の中で完結する、というわけだ。プロに入って積み重ねた過去5年間の経験。そして不調の時期にもがいてつかんだ打撃の引き出しが、その日の状態を踏まえた〝最適解〟を導いてくれる。実際に14日の巨人戦(甲子園)でも、先発の則本に2打数無安打と抑えられながら、七回の第3打席に左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、一時逆転の流れを作った。代わったばかりの左腕、北浦の初球を捉えた一打だった。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
1140 0.733
(-)
-
(-)
12859
(-)
44
(-)
10
(-)
11
(-)
0.257
(-)
2.420
(-)
2
(-)
阪神
1150 0.688
(-)
0.5
(-)
12769
(-)
42
(-)
11
(-)
15
(-)
0.263
(-)
2.480
(-)
3
(-)
巨人
870 0.533
(-)
3
(-)
12846
(-)
49
(-)
14
(-)
7
(-)
0.224
(-)
2.980
(-)
4
(-)
広島
680 0.429
(↑0.044)
4.5
(↑0.5)
12943
(+5)
50
(+2)
9
(+1)
8
(+4)
0.210
(↑0.006)
3.350
(↑0.1)
5
(-)
DeNA
590 0.357
(-)
5.5
(-)
12946
(-)
56
(-)
9
(-)
5
(-)
0.252
(-)
3.530
(-)
6
(-)
中日
4120 0.250
(↓0.017)
7.5
(↓0.5)
12750
(+2)
72
(+5)
8
(-)
12
(-)
0.251
(↓0.005)
4.130
(↑0.01)