| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 4 | 10 | 1 | 1 |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | 7 | 2 | 0 |
|
勝利投手:大勢(1勝0敗2S) (セーブ:マルティネス(0勝0敗4S)) 敗戦投手:岩崎 優(0勝1敗4S) 本塁打 | |||||||||||||
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◆巨人は2回表、大城と増田陸の連続適時打で2点を先制する。その後逆転を許して迎えた8回に大城のソロで同点とすると、続く9回には松本の適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・大勢が今季初勝利。敗れた阪神は、救援陣が踏ん張れなかった。
◆阪神のスタメンが発表された。先発は才木浩人投手(27)。巨人戦は昨季4勝0敗の防御率1・17で、通算では13勝4敗の防御率2・03。黒星は24年7月16日が最後で、同年7月30日から7連勝中。今日も勝てば巨人戦の貯金が「10」となり、連勝は8に伸びる。阪神投手の巨人戦最多連勝は47~48年梶岡、79年小林、09~11年能見の8連勝で、才木もこの記録に並べるか。
◆阪神才木浩人投手(27)が、2回で早くも巨人に得点を許した。先頭のダルベックの打球を遊撃の木浪がはじいて(記録は失策)、一塁への出塁を許し、キャベッジの中前打で無死一、二塁。大城の打球は二塁・中野の横をすり抜け、中前への先制打に。続く増田に左翼フェンス直撃の二塁打を打たれ、2点目を失った。今季の才木は3月31日のDeNA戦は6回、今月7日のヤクルト戦は4回が初失点で、序盤での失点はこの日が初めて。
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◆巨人打線が前回登板でセ・リーグ記録タイの16奪三振をマークした阪神才木から先制に成功した。2回先頭、ダルベックが遊撃・木浪のエラーで出塁すると、キャベッジが中前打でつないだ。5試合ぶりスタメンの大城はセカンドへの強いゴロを放ち、二塁・中野が捕球できず。記録は中前打となってラッキーな形で先制に成功した。7番増田陸も左翼フェンス直撃の適時二塁打を放って2点目を追加。昨季0勝4敗の防御率1・17で、通算では4勝13敗の防御率2・03で7連敗中と大の苦手にする才木から先手をとった。
◆阪神が、伝統の一戦で失策絡みで2回に先制を許した。2回先頭の4番ダルベックの打球を遊撃手・木浪聖也内野手(31)がエラー。5番キャベッジには中前打で無死一、二塁とピンチが広がり、6番大城は二塁手・中野のグラブをはじく強襲安打で二塁走者が生還。1点を先制された。さらに7番増田陸には無死一、三塁から左越え適時打を浴び2点目を失った。8番中山、9番則本は2者連続で3球三振、1番浦田は、左翼手の前川右京外野手(22)と木浪が衝突し、木浪は転倒したものの、遊飛に打ち取り追加点は許さなかった。この日バックスクリーン上部にある旗は浜風(右翼後方から吹く風)が強くなびいており、外野への打球は判断が難しかった可能性がある。
◆阪神木浪聖也内野手(31)が、2死走者なしから粘って10球目に四球を選んだが、本塁憤死で得点を奪えなかった。2回表に自身の失策が絡み先制を許すと、2点を追うその裏に6番木浪がフルカウントから3球連続ファウルで粘り、10球目で四球を選び出塁。7番前川右京外野手(22)もファウルで粘り、8球目を中前打で2死一、二塁。反撃を期待する場内のボルテージが上がった。すると、8番坂本誠志郎捕手(32)の三ゴロを巨人ダルベックが送球ミス。二塁走者の木浪はいったん三塁でストップしたが、一塁への送球がそれたことを見て、即座に一塁コーチャーの筒井壮コーチ(51)が腕を回す。果敢にヘッドスライディングで本塁を狙ったが、判定はアウト。ユニホームを土で真っ黒にしながら、木浪は苦い表情でベンチへ戻った。
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◆阪神は4回に巨人打線に才木浩人投手(27)がつかまり、ピンチを招いた。藤川球児監督(45)はリクエストを要求するなど奮闘。この回、才木は無失点で切り抜けた。2回に先制を許した阪神は、4回も1死から6番大城、7番増田陸の連打で二、三塁のピンチ。8番中山の二ゴロで、三走大城が三本間でアウトに。さらに、二塁を狙った打者走者の中山を刺そうと、三塁手・佐藤輝明内野手(27)が二塁手中野拓夢内野手(29)へジャンピングスロー。中山はセーフだったが、このジャッジに藤川監督がリクエストを要求。リプレー検証の末に、二塁はセーフのままで判定は覆らなかった。球場の虎党からは怒号が飛び交った。ピンチは続いたが、2死二、三塁で投手の則本を空振り三振に打ち取り、なんとか無失点でしのいだ。
◆阪神才木浩人投手(27)が6回101球7安打2失点(自責1)で降板した。2回、先頭のダルベックの打球を遊撃の木浪がはじいて(記録は失策)、一塁への出塁を許し、キャベッジの中前打で無死一、二塁。大城の打球は二塁・中野の横をすり抜け、中前への先制打に。続く増田に左翼フェンス直撃の二塁打を打たれ、2点目を失った。今季の才木は3月31日のDeNA戦は6回、今月7日のヤクルト戦は4回が初失点で、序盤での失点はこの日が初めて。3回以降は巨人に追加点を許さず。4回と5回の1死二、三塁のピンチも無失点で切り抜け、毎回の8三振を奪った。だが勝ち投手の権利は得られないまま、6回でマウンドを降りた。降板後、才木は「状態も悪くなかったですし、自分のボールを投げることはできたと思います。全体的に攻撃でも守備でも流れが来ないところで先に失点してしまいました。シーズンを通してこういった試合はあると思うので、もっと流れを引き寄せられるような投球ができるように頑張ります」と投球を振り返った。打線が7回に逆転し、才木の負けは消えた。
◆阪神は5回まで1安打無得点と巨人則本に苦戦した。今季最長の5連勝を目指して楽天から移籍した巨人則本との初マッチアップで、唯一の安打は7番前川右京外野手(22)が、2回2死一塁で放った中前打のみ。また、中軸から快音は聞こえず。3番森下翔太外野手(25)、4番佐藤輝明内野手(27)、5番大山悠輔内野手(31)はフライやゴロで打ち取られている。4番佐藤は、12日の中日戦(バンテリンドーム)まで打率4割1分1厘と絶好調だったが、1打席目は左飛、4回1死の第2打席は初球で二ゴロに倒れた。今季から佐藤の応援歌にはファンファーレが備わったが、2打席目はファンファーレの部分で打席が終了し、球場の虎党が応援歌を歌いきれなかった。
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◆巨人則本昂大投手(35)の移籍後初勝利が消滅した。移籍後2試合目の先発。6回2安打無失点と好投して初勝利の権利を得て降板するも、リリーフ陣が7回に逆転を許した。7回2死二、三塁、阪神の代打高寺にポテンヒットを打たれ、逆転の2点適時打となると、則本はベンチから悔しそうに苦笑いを浮かべて呆然とグラウンドを見つめた。野球少年時代から大の虎党で、登板前日には「阪神のチャンステーマとかは歌える。チャンス襲来とかわっしょいは極力聞かないように」と虎党ならではの注意事項も明かしていた。言葉どおり、2安打投球でチャンステーマは流させずに虎党を沈黙させた。甲子園での先発は楽天時代の14年6月21日以来12年ぶり。同戦では完封勝利を挙げており、通算で17イニングを投げて無失点。「(大城)卓三の配球を信じて、1人1人、一生懸命投げるだけでした」と振り返ったが、この日は勝ち星に恵まれず。移籍後初登板の4月2日中日戦も7回2失点と好投したが、打線の援護に恵まれずに黒星を喫しており、2試合続けて移籍後初白星に届かなかった。
◆阪神ダウリ・モレッタ投手(29)が通算7試合目の登板で、初めて失点した。3-2と味方が逆転した直後の8回に登板。2死から大城に右中間スタンドへの同点ソロを浴びた。
◆先週のヤクルト戦でも課題となった甲子園でのジェット風船の「7回表問題」は、まだまだファンに浸透していない。甲子園では今季から、ラッキーセブンのジェット風船が復活。飛沫(ひまつ)対策の観点から、復活後に飛ばしていい風船は、付属のポンプで膨らませた専用商品(ジェット風船2本とポンプのセットで税込み700円)と、昨年の実証実験対象試合で配布されたポンプを用いることが条件だ。また7回表のプレーや、観戦の妨げになりかねないため、6回表終了後に大型ビジョンで「膨らますのは7回表終了時から」と呼びかける。しかし、この日も7回表に2番手湯浅京己投手(26)が登板中に、場内は「キュー」「キュー」と風船を膨らます音で埋め尽くされた。7回表の攻撃終了後、すでに場内は風船で真っ黄色だったが、ルールにのっとり、スタジアムDJは「ジェット風船を膨らませて下さい」とアナウンス。運営側や選手も気持ちよく試合を盛り上げたい意向で、観客もその気持ちはあるものの、一方では早く風船を膨らませたい思いもあるのだろう。7回表終了後に風船を膨らませることを定着させるには、まだ時間がかかりそうだ。
◆正捕手争いは熾烈大城卓三が今日猛打賞3安打目は同点ホームラン??阪神×巨人#ジャイアンツ #だったらDAZN野球専用パック「DAZN BASEBALL」? 月々2,300円(年間プラン・月々払い)? 初月無料キャンペーン中(?4/19まで)? 視聴はこちらhttps://t.co/onr1xZUtuG pic.twitter.com/nB6pzrE78V
◆巨人大城卓三捕手(33)が5試合ぶりの先発起用に応える、値千金の同点弾を放った。7回にリリーフ陣が3失点して試合をひっくり返され、嫌なムードが漂う7回2死だった。阪神モレッタの外角直球を捉えて右中間席に運ぶ同点の2号ソロ。ベンチも大喜びで、虎党を沈黙させる一打を決めた。2回にも先制適時打を放つなど、この試合3安打猛打賞と好調をキープしている。
◆阪神が終盤に同点に追いつくも競り負け、今季最長だった連勝は4で止まった。先発の才木浩人投手(27)は6回7安打2失点(自責1)の粘投。2回、先頭のダルベックを味方の失策で出塁させると、キャベッジ、大城に連打を浴び先制点を献上。続く増田陸に左翼フェンス直撃の二塁打を許し、2点目を失った。2回までに失点を喫すのは今季初めてだったが、以降は走者を出しながらも粘り強い投球。4、5回と連続で1死二、三塁のピンチを招くも、無失点で切り抜けた。前回7日ヤクルト戦では、リーグタイ記録の1試合16奪三振をマーク。この日も毎回の8三振を奪った。打線は巨人先発の則本を前に苦戦した。2回2死から木浪の四球、前川の中前打で2死一、二塁の好機。続く坂本の打球を三塁ダルベックが悪送球するも、その間に本塁を狙った木浪がタッチアウトとなった。3~5回は1人の走者も出せない展開。一気に束になったのは7回だった。先頭の佐藤輝明内野手(27)が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると、大山悠輔内野手(31)が左前打でつなぎ1死一、三塁から、前川右京外野手(22)が右前適時打。さらに2死二、三塁から、代打高寺望夢内野手(23)が2点中前適時打を放ち、逆転に成功した。しかし直後の8回、3番手モレッタが巨人大城に同点ソロを許し、試合は再び振り出し。そして迎えた9回、岩崎優投手(34)が1死から代打坂本に左前打を浴び、2死二塁から松本に勝ち越しの左前適時打を浴びた。今季初の聖地での「伝統の一戦」となったが、あと1歩で競り負けた。
◆巨人が接戦を勝ちきり、今季初の甲子園での「伝統の一戦」初戦を制した。移籍後初勝利をかけた先発の則本昂大投手(35)が6回無失点の好投。楽天時代の14年6月21日以来12年ぶりの先発で、野球少年時代から大ファンだった阪神との初対戦で気迫の投球を披露した。暗転したのは2点リードで迎えた7回。2番手の北浦が3安打を浴びて1点差に迫られると、3番手は田中英。2死二、三塁で代打の高寺にしぶとく中前に落とされ、逆転を許した。だが、ここから踏ん張った。8回に5試合ぶりスタメンの大城がモレッタから右翼席への2号ソロで同点とすると、9回2死二塁から松本が岩崎から適時打を放ち、勝ち越した。打線は天敵の才木を序盤に攻めた。2回に無死一、二塁を作ると、大城がセカンドへの強いゴロを放ち、二塁・中野が捕球できず。記録は中前打となって先制に成功した。さらに増田陸も左翼フェンス直撃の適時二塁打と2点目を追加。昨季0勝4敗の防御率1・17で、通算では4勝13敗で7連敗中だった相手から先手をとっていた。9回勝ち越しの決勝打を放った松本は試合後のヒーローインタビューで「則本さんがいい投球をしていたので、なんとしても勝ち越したいと思っていた。(走者を)かえすことだけを考えた。それだけです」と笑顔で振り返った。
◆阪神岩崎優投手(34)が今季6試合目で初失点した。1死から代打の坂本勇人内野手(37)に左前打を献上。2死二塁で松本剛外野手(32)に勝ち越しの左前適時打を許した。1点リードの8回にはダウリ・モレッタ投手(29)が今季7試合目で来日初失点。自慢のブルペン陣が崩れた。
◆阪神が巨人に敗れ、首位から陥落した。0・5ゲーム差で2位だったヤクルトが首位浮上。2点ビハインドの7回に逆転したが、8回にモレッタが同点ソロを献上。同点の9回は守護神岩崎が松本剛に勝ち越し打を浴びた。9回は途中出場の小幡が左前打を放つも無得点。連勝は「4」で止まった。
◆巨人大城卓三捕手(33)が5試合ぶりの先発起用に応える、値千金の同点弾を放った。7回にリリーフ陣が3失点して試合をひっくり返され、嫌なムードが漂う7回2死だった。阪神モレッタの外角直球を捉えて右中間席に運ぶ同点の2号ソロ。「自分でもまさか入るとは思わなかった」と驚きの一打だった。先制打を含め3安打猛打賞と貢献。好調の要因について「体の状態が良い感じです」と明かした。
◆巨人則本昂大投手(35)が6回2安打無失点と好投も、移籍後初勝利はならなかった。最速150キロの直球を制球良く低めに集め、幼少期からファンだった阪神相手に躍動。体にしみこんだチャンステーマを流させなかった。リリーフが7回に逆転されて1勝目はお預けになったが「先発の勝ちは運。チームが勝つことが一番大事なので、タイガース相手にそこに貢献できたことが自信になった」とうなずいた。
◆阪神が7回に一時逆転も実らず、今季初の聖地での「伝統の一戦」に敗れ、首位陥落となった。今季最長だった連勝も4でストップした。0-0の2回、巨人先頭のダルベックの打球を、遊撃木浪がはじいて失策。ここから3連打で2点を失った。藤川球児監督(45)は「展開的にタイガースのペースっぽくはなかったですね」と振り返った。打線は巨人先発則本を前に、6回までわずか2安打。束になったのは7回だった。佐藤輝、大山の連打で好機をつくり、1死一、三塁で前川が右前適時打。さらに2死二、三塁から代打高寺がバットを折りながら2点中前適時打を放ち、この回一時逆転に成功した。しかし、勝利への盛り上がりは一瞬で消えてしまった。8回2死から、3番手モレッタが大城に同点ソロを浴び来日初失点。そして9回、守護神岩崎が代打坂本に左前打を浴び、最後は松本に決勝の左前適時打を許した。指揮官は「展開ですね。今日のゲームの展開で、やっぱり巨人も全力で来ていますから、お互いにギリギリの勝負をしていく。明日もそれが続くと、頑張りましょう」とすぐに前を向いた。今季初の2失策にも「これを経てまた強くなっていけばいいだけですから」ときっぱり。5カードぶりの初戦黒星も、ここから連勝を目指す。【磯綾乃】
◆阪神が終盤に同点に追いつくも9回に勝ち越しを許し、今季最長だった連勝は4で止まった。2位ヤクルトが勝利したため首位に浮上し、阪神は首位陥落となった。先発の才木浩人投手(27)は味方の失策もからみ、6回7安打2失点(自責1)。藤川球児監督(45)は「展開的にタイガースのペースっぽくはなかったですね」と振り返った。2点を追う7回、先頭の佐藤輝明内野手(27)が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると、大山悠輔内野手(31)が左前打でつなぎ1死一、三塁から、前川右京外野手(22)が右前適時打。さらに2死二、三塁から、代打高寺望夢内野手(23)が2点中前適時打を放ち、逆転に成功した。しかし直後の8回、3番手モレッタが巨人大城に同点ソロを許し、9回に岩崎優投手(34)が1死から代打坂本に左前打を浴び、2死二塁から松本に決勝の左前適時打を許した。指揮官は「展開ですね。今日のゲームの展開でやっぱり巨人も全力で来ていますから、お互いにギリギリの勝負をしていくと。明日もそれが続くと、頑張りましょう」とすぐに次戦へ目を向けた。今季初の1試合2失策も「これを経てまた強くなっていけばいいだけですから」と前向きに話した。
◆巨人松本剛外野手(32)が決勝打を放ち、初のヒーローインタビューを受けた。9回2死二塁、阪神岩崎から左前へ適時打を放ち、勝ち越しに成功した。阿部慎之助監督(47)は「自己犠牲ができる素晴らしい打者だと思います」と称賛した。
◆阪神打線は4番佐藤輝明内野手(27)の一打で火がつく。2点を追う7回先頭で左翼フェンス直撃の二塁打。あと数センチで本塁打という当たりで「完璧だったんですけどね...」と悔しげな表情だったが、後続がつないで一挙3得点。5試合連続長打で一時逆転に成功した。同じ光景が前カードの10日中日戦(バンテリンドーム)でもあった。1-3と追い込まれた9回に先頭で右翼二塁打。5番大山がつなぐこの日と同じパターンで4得点。逆転勝利に貢献していた。「つないでくれたのでよかったです」と後続に感謝。昨季は102打点で打点王に輝いたが、今季はチャンスメークにも優れている。阪神は11日中日戦の4回、7回、9回、12日同戦の5回、この日の7回と得点した直近5イニング連続で複数点を生み出した。その全てに佐藤は四球、本塁打、本塁打、左翼二塁打、左翼二塁打で絡んでいる。試合には敗れたが、改めて巨人に嫌なイメージを植えつけたのは間違いない。打率4割が輝かしい。【只松憲】
◆阪神にとって新たな天敵となりそうだ。今季初対決だった巨人則本昂大投手(35)の前に6回2安打無得点に抑えられた。安打は前川右京外野手(22)と中野拓夢内野手(29)のみ。3番の森下翔太外野手(25)は3打数無安打2三振、4番の佐藤輝明内野手(27)は2打数無安打、5番の大山悠輔内野手(31)は2打数無安打に抑えられた。則本は昨オフ楽天から巨人にFA移籍。阪神戦はこの日を含めて10試合に登板し、3勝1敗、防御率0・91。23年6月6日の2イニング目から現在15イニング連続無失点となっている。甲子園球場に限定すれば17イニングで失点ゼロとなった。
◆巨人が終盤の粘りで逆転勝利を収め、今季初の甲子園での「伝統の一戦」初戦を制した。1点ビハインドの8回2死、大城卓三捕手(33)がモレッタから右翼席への2号ソロで追いつくと、9回2死二塁からは松本剛外野手(32)が岩崎から適時打を放ち、勝ち越しに成功した。試合後、巨人松本はかみしめるように言った。「僕は外から来た選手。『とにかく自分の成績を』と思ってます。それがチームの勝ちにつながる事が1番」。昨秋に日本ハムから、小学生時代から大ファンだった巨人に加入した。FA移籍の立場だからこそ、成績=打撃にこだわった。「来年は、打つ方で結果を残さないといけない」。昨年12月25日、自主トレしていたジャイアンツ球場でも覚悟を語っていた。22年にパリーグの首位打者に輝くも、昨年は出場66試合で打率1割8分8厘と低迷した。壁を打ち破るために、オフにはあまたの野球選手、打撃コーチの動画をあさった。「YouTubeを見たり、TikTokを見たり。その中で自分にどれがいいのか」。自分のスイングとの違いを探し、そうなるための体の動きを探求を続けた。なにが正解か。「いろいろ試すと自分には違うなというのは分かる」。繰り返し繰り返し、愚直にトライアンドエラーを続ける。女子選手のスイングの動きに目を見張ることもある。先入観を持たずに、そこにかつての首位打者のおごりは一切ない。この日は開幕から44打席目で初の長打が出た。一塁線を抜けた当たりに、二塁に頭から突っ込んだ。その左腕には大きな傷ができていた。「チームの勝ちのために」。その一心が刻まれていた。【阿部健吾】
◆巨人が終盤の粘りで逆転勝利を収め、今季初の甲子園での「伝統の一戦」初戦を制した。移籍後初勝利をかけた先発の則本昂大投手(35)が6回無失点の好投。しかし、暗転したのは2点リードで迎えた7回、2番手の北浦が3安打を浴びて1点差に迫られると、3番手の田中瑛が2死二、三塁から代打の高寺にしぶとく中前に落とされ、逆転を許した。それでも8回2死、大城がモレッタから右翼席への2号ソロで追いつくと、9回2死二塁からは松本剛外野手(32)が岩崎から適時打を放ち、勝ち越しに成功した。松本は移籍後初のヒーローインタビューで「なかなか開幕していい成績残せてなかったのでやっとジャイアンツの一員になれたかなと。みなさんに顔と名前を覚えていただけるように精いっぱい頑張っていきます」と自己紹介した。阿部慎之助監督(47)は大城のソロについて「完全に向こうに(流れは)行ったんですけど、あの本塁打でまた自分たちに流れを持ってこられた」と称賛し、決勝打の松本にも、「自己犠牲ができる素晴らしい打者だと思います」と評した。昨年はシーズン最後8試合の阪神戦は全て1点差で決着しており、指揮官は「紙一重のところを持ってこれるか、そこだけの勝負だと思います」と先を見据えた。
◆阪神先発の才木浩人投手(27)は価値ある粘投だった。2回、味方の失策が絡んで2点献上も3回以降は無特異点。4回は1死二、三塁、5回は1死一、三塁のピンチで犠牲フライも許さなかった。6回7安打2失点(自責1)で耐え、打線は7回に一時逆転。試合には負けたが、才木の4、5回の無失点で勝機をつないでいた。右腕は試合後「完全に相手に流れを移すよりかは、なんとか持ちこたえながらっていう感じでした」と振り返った。黒星はつかず、巨人戦の連勝記録「7」は継続だ。
◆阪神木浪聖也内野手(31)が先制点につながった失策を反省した。0-0の2回、先頭の巨人ボビー・ダルベック内野手(30)がゴロを放ち、遊撃の木浪がファンブル。すぐに捕球して一塁送球したが、これが悪送球になってしまった。木浪は「自分のミスです」と語った。その後に3連打が飛び出して巨人が2点先制した。木浪は「反省なので。しっかり意識してやるだけです」と必死に前を向いた。▽阪神中野(7戦連続安打も、2回無死一、二塁で打球をはじき先制を許す)「ヒットより、守備。悔いが残るので、まずは守備から意識してやっていきたい」
◆阪神才木浩人投手(27)の巨人戦8連勝は持ち越しとなった。2回に失策と3連打で2失点(自責1)。3回以降は粘投を続けたが、先頭で迎えた6回の打席で代打を送られた。ヘルメットもかぶって打席に備えていた才木は「展開的にも全然いけましたし、球数もちょうど100球くらいだったので、7回くらいまでいけるかなと思ってました。けど、セ・リーグは打席があるんで」と続投への意欲に折り合いをつけた。7回の一時逆転で負けは消え、巨人戦の連勝は7で継続。8連勝なら小林繁ら球団記録に並ぶ。
◆阪神前川右京外野手(22)が2試合連続でマルチ安打を放った。2回、巨人先発の則本からチーム初安打となる中前打。さらに、2点を追う7回には1死一、三塁で巨人北浦の初球を右前にはじき返し、1点差に迫るタイムリーを放った。出場4試合で10打数5安打2打点と好調。それでも「年間通して継続的に結果を出せるように。数字を積み上げていくしかないと思うので、それで信頼してもらえるように頑張ります」と引き締めていた。▽阪神小幡(8回守備から途中出場。9回の打席で左前打)「久しぶりの打席で、とにかく塁に出ようと思ってやりました。勝つことが全て。しっかり勝ちたい」▽阪神中野(7戦連続安打も、2回無死一、二塁で打球をはじき先制を許す)「ヒットより、守備。悔いが残るので、まずは守備から意識してやっていきたい」▽阪神高寺(7回、1点差に迫り、なおも2死二、三塁の代打で一時逆転の2点適時打)「(打球が落ちた瞬間は)よかったな、打ててと思いました。1打席でしっかり結果出せるように頑張ります」
◆あぁ夢一瞬...。阪神は7回に一時逆転も実らず、今季初の甲子園での「伝統の一戦」に敗れ、5日ぶりに首位から陥落した。今季最長だった連勝も4で止まった。0-0の2回、巨人先頭のダルベックの打球を遊撃木浪がはじいて失策。ここから3連打で2点を先制された。藤川球児監督(45)は「展開的にタイガースのペースっぽくはなかったですね」と振り返った。試合は巨人優勢で進み、打線も先発則本の前に6回まで2安打。束になったのは2番手北浦に代わった7回だった。佐藤輝と大山の連打などで1死一、三塁と攻め、前川の右前適時打で1点差。さらに2死二、三塁から代打高寺がバットを折りながらも中前に2点適時打を落として逆転した。だが勝利への盛り上がりはすぐに消えた。8回2死から、3番手モレッタが大城に来日初失点となる同点ソロを被弾。そして9回、守護神岩崎が1死から代打坂本に許した左前打からピンチを広げ、松本に決勝の左前適時打を浴びた。指揮官は「展開ですね。今日のゲームの展開で、やっぱり巨人も全力できていますから、お互いにギリギリの勝負をしていく。明日もそれが続くと、頑張りましょう」とすぐに前を向いた。今季初の2失策にも「これを経て、また強くなっていけばいいだけですから」ときっぱり。開幕6カード連続勝ち越しへ、2連勝を目指す。【磯綾乃】
◆阪神新助っ人のモレッタが登板7試合目で、初めて失点した。3-2と味方が逆転した直後の8回に、3番手で登板。2死を奪ったが、巨人大城に高め直球をとらえられ、右中間スタンドへ同点ソロを運ばれた。痛恨の被弾に「自分のせいなので反省するしかない。次に切り替えて頑張ります」と話し、球場を後にした。
◆モレッタ、岩崎がともに今季初失点での逆転負け。長いシーズン、100%抑えられるわけではないが、勝ちパターンの2人がともに失投して敗戦は痛い。モレッタが八回2死から大城に一発を浴びた場面。捕手・坂本は本塁打だけは避けるリードだった。決め球のスライダーを続けて、カウント1-1からの3球目。長打を警戒して懸命に低く構えていた。ところが、真っすぐが高めへ。ボール気味とはいえ、完璧に捉えられてしまう。高めだけは避けてほしかった。岩崎が2死二塁から松本に決勝打を浴びた場面。カウント3-0になった。岩崎の頭の中には、一瞬、次の泉口との勝負もよぎったのかもしれない。そこからストライクを奪ったのだが、甘いコースだった。特にヒットにされた一球は岩崎にしては珍しい完全な失投だった。勝敗を左右するセットアッパー、抑えは「コース」だけは間違えてはいけない。巨人は大勢、マルティネスが復帰して、状態は上向き。だからこそ、七回に逆転したこの日のような展開はモノにしなければいけなかった。(サンケイスポーツ専属評論家)
◆巨人・則本昂大投手が6回2安打無失点の快投を演じた。最速150キロを計測した直球が約5割を占め、「真っすぐを投げ切れたことがよかった。卓三も自信を持って投げてこいとジェスチャーをしてくれたので、僕も腹くくって投げられた」と捕手の大城卓三に感謝した。救援陣がリードを守れず移籍後初勝利はお預けとなったが、2日の中日戦での7回5安打2失点に続く好投となった。
◆巨人・坂本勇人内野手が九回に代打で出場し、通算出場試合数が2283となった。巨人では阿部慎之助(現監督)の2282を抜いて歴代単独2位に浮上した。球団記録は王貞治の2831試合。
◆巨人・大城卓三捕手が今季2度目のスタメンマスクをかぶり、好守で躍動した。逆転された直後の八回に右中間席へ同点の2号ソロ。九回2死一塁では二盗阻止で試合を締めた。浜風を切り裂く同点弾は「まさか入るとは思わなかった。ウエート(トレーニング)パワーですね。ウエートやってないけど」と好調の理由はけむに巻きつつ「キャンプからずっと体の感じがいい」と、フィジカルの進化をにおわせた。
◆4万2000人超の大観衆が詰めかけた甲子園。松本のバットが試合を決めた。二塁走者の生還を見届けると、一塁ベース上でガッツポーズ。喜びを爆発させた。「こういう接戦を自分の一打で勝ったのはうれしい」3-3の九回1死、代打・坂本が左前打で出塁すると、続く浦田が送りバントで好機をおぜん立て。阪神・岩崎の5球目の直球を左前にはじき返し、「3ボールになった時点で四球もちらついたんですけど、甘いところをしっかり絞って打ちに行こうと思った」と無心で食らいついた。日本ハム時代の2022年に打率・347で首位打者に輝いた男は、昨オフにFA移籍を決断。小学生時代は学校にジャイアンツのTシャツ、帽子を着用した熱烈な巨人ファンだけに〝聖地〟での伝統の一戦は「阪神の応援はすごく熱い。巨人ファンの皆様も数は少ないですけど、負けじと声援を送ってくれていた。やっていて素直に楽しんでいた」と独特の熱狂、耳をつんざく大歓声を初めて全身で感じた。今年1月、沖縄・伊江島で行った自主トレでは〝恒例儀式〟に臨んだ。同僚の郡や日本ハム・野村らメンバーと宿泊先で約40分間、〝現実的な〟シーズンの目標を意見を出しながら決めた。『130安打&15盗塁』に設定したリーダーの松本が達成すれば、メンバーからプレゼントをもらえる「伊江島賞」、他の選手が達成すれば「松本賞」を与えるというものだ。決勝打の直後に狙った二盗は失敗したが、ここまで11安打&2盗塁。仲間の期待もこめられた目標まで、少しずつ積み上げていく。阿部監督は「(九回の好機で)松本、泉口でなんとかしてしてほしいと思って。(松本は)自己犠牲ができる素晴らしい打者」と絶賛した。阪神戦は昨季から9試合連続で1点差で決着。紙一重の勝負をプロ15年目の新戦力が決めた。(依田雄太)
◆NPBが14日、公示を発表し、阪神・岩貞祐太投手(34)が今季初めて出場選手登録された。岩貞はここまでファーム・リーグで8試合に登板し防御率2・35。「ある程度、自分のパフォーマンスっていうのは出せてきている」。昨季中継ぎ陣の柱となった石井が負傷、及川が2軍調整している中、プロ13年目を迎えるベテラン左腕が首位を走る虎ブルペンに加わった。登板に向けて「与えられた状況で、役割を理解しながらやっていきたい」と力を込めた。
◆15日の5回戦での予告先発が発表されている阪神のイーストン・ルーカス投手(29)=前ブルージェイズ=はキャッチボールなどで調整。来日3度目のマウンドは伝統の一戦に。予報では雨模様となっているが、「雨の中、マウンドがどれだけ濡れるか、土の状態とかは確認してみないことには何とも言えない。基本的には一球一球スパイクの土を落として、重すぎないようにして、慎重に投げていきたい」と力を込めた。前回登板の8日のヤクルト戦(甲子園)では5回1失点と好投したが、勝ち負けはつかず。2度の対戦で立ち上がりの先頭打者に出塁を許しており、「初回の先頭っていうところでは、今回はしっかりアウトに取って、それで前回の2人目以降のような投球に乗っていければ」と最新の注意を図る構えだ。休養日には「京都を、大雨の中、観光してきました。よかったです。お寺2カ所と鳥居がたくさんあるところ。そう伏見稲荷だね。それと清水寺にも」と日本を満喫。リフレッシュした体と心で、来日初白星を目指す。
◆4連勝中で首位の阪神は甲子園では今季初の伝統の一戦を戦う。先発は才木浩人投手(27)。前回登板7日のヤクルト戦(甲子園)では、セ・リーグ最多タイ記録となる16奪三振を奪い、8回3失点で2勝目を挙げた。1―7番までは12日の中日戦(バンテリンD)と同様の並び。「4番・三塁」の佐藤輝明内野手(27)は自己最長の8打席連続出塁、打率は両リーグトップの・411(56打数23安打)。「7番・左翼」には前川右京外野手(22)が入った。
◆阪神・才木浩人投手(27)が先発。二回に先制を許した。先頭のダルベックを遊撃手・木浪の失策で出塁を許すと、キャベッジにはショート頭上を越える中前打を許した。無死一、二塁で迎えた大城が放った二塁ベース右への痛烈な打球は中野のグラブをはじき、中前へ転がり、先制打に。なおも無死一、三塁で増田陸に左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴び、2点目を奪われた。才木は2024年7月30日から巨人戦7連勝中。小林繁、能見篤史が持つ球団記録の8連勝に並べるか注目のマウンドだが、序盤に手痛い失点を喫した。
◆阪神・才木浩人投手(27)が先発。五回にピンチを招くも無得点に封じた。0―2の五回、先頭の浦田を捕邪飛に仕留めるも松本剛に右翼線への二塁打、泉口に右前打を許し、1死二、三塁の窮地を招いた。それでも、新外国人、4番・ダルベックを149キロの直球で空振り三振。キャベッジを152キロ直球で左飛に仕留め、無失点で切り抜けた。右腕は二回に2失点を喫するも以降はゼロを並べ、五回まで7三振を奪っている。
◆先発した阪神・才木浩人投手(27)は6回101球を投じ、7安打2失点(自責1)で降板した。「状態も悪くなかったですし自分のボールを投げることはできたと思います。全体的に攻撃でも守備でも流れが来ないところで先に失点しまいました。シーズンを通してこういった試合はあると思うのでもっと流れを引き寄せられるような投球ができるように頑張ります」初回は難なく三者凡退に斬るも、二回に遊撃手・木浪の失策と安打でピンチを招くと、大城、増田陸に連続適時打を浴びて2点を先取された。四、五回にも得点圏に走者を置く展開となったが、なんとか後続を断ち、追加点は与えなかった。前回登板7日のヤクルト戦(甲子園)で8回を投げて、セ・リーグ最多タイ記録となる16奪三振を奪い、2勝目を挙げた右腕。この日も18個のアウトのうち、8つを三振で奪うなどらしさを見せ、開幕から3登板連続でクオリティスタート(先発で6回以上、自責点3以下)を記録した。
◆ベテランの意地が光った。巨人・大城が「6番・捕手」で今季2度目の先発出場。7日のヤクルト戦(甲子園)でセ・リーグタイ記録となる1試合16奪三振を記録した阪神・才木を攻略し、存在感をアピールした。0-0の二回無死一、二塁で153キロの直球をはじき返し、先制の中前適時打。四回の第2打席にも中前打を放ち、今季初の複数(マルチ)安打をマークした。試合前時点で通算対戦打率・364(33打数12安打)の好相性通り、快音を響かせた。2020、23年にベストナインを受賞(いずれも捕手)。2桁本塁打を3度記録した強打が最大の魅力だが、24年オフにソフトバンクからFAで加入した甲斐、今季から主将に就任した岸田、売り出し中の山瀬らの控えに甘んじる日々が続く。8年目の昨季はプロ入り後最少の56試合出場で、打率・187と苦しいシーズンを過ごした。ベンチを温める日々が続く中でも「与えられたところでやるしかない。出た捕手が頑張っている。そこは一緒になって3人で頑張っていきたい」と決して腐ることはない。不慣れな代打稼業に身を置く33歳は「代打は本当に難しい」と吐露。「後手後手に回るとチャンスは少なくなる。代打の時は常に積極的にいくようにしている」と試行錯誤を続けている。一回の適時打を振り返り、「いい結果になってよかった」と大城。回ってきたチャンスで確実に結果を残した。
◆巨人・則本昂大投手(35)が6回2安打無失点の快投を演じた。「(大城)卓三の配球を信じて、一人一人、一生懸命投げるだけでした」と、幼い頃にファンだった阪神打線を斬った。六回2死一塁で3番・森下を迎えた場面では、フルカウントから外角低めいっぱいに直球を投げ込み、見逃し三振。マウンドで雄叫びをあげた。首位・阪神の強力打線を最速150キロの直球主体で封じこめたが、七回に救援の北浦、田中瑛が逆転を許し、移籍後初勝利はまたもお預けとなった。則本にとって甲子園での先発登板は、楽天でプロ2年目だった2014年に無四球完封勝利を飾って以来、12年ぶり。滋賀で育った少年時代は阪神ファンで、中でも桧山進次郎が好きだったという右腕。「ジャイアンツのユニホームを着て対戦するとは正直思っていなかったので、そこに関しては特別な思いはある。ファンではありますけど、ジャイアンツの一員なので。全力で戦って勝ちたい」と語っていた通り、勝利を手繰り寄せる快投を披露した。
◆阪神がラッキーセブンの攻撃で巨人の救援陣を攻め、一気に逆転に成功した。2点を追う七回、六回まで2安打無得点に抑え込まれていた先発・則本に代わり、2番手で登板した左腕・北浦を攻めた。まずは先頭の4番・佐藤輝明内野手(27)が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると、続く大山悠輔内野手(31)が左前打で続いて一、三塁と好機を拡大。1死後、前川右京外野手(22)が初球の146キロツーシームを捉えて痛烈な右前適時打とした。なおも好機で、巨人は3番手として田中瑛をマウンドへ。甲子園は同点、逆転を信じる虎党の熱気に包まれる中、2死二、三塁で打席に立った高寺望夢内野手(23)がカウント1-1からの高め直球をバットを折られながら中前にはじき返して、2人の走者が生還。4安打の猛攻で3点を奪い、逆転に成功した。
◆阪神のダウリ・モレッタ投手(29)が本塁打を浴び、来日初失点を許した。3-2と逆転した直後のマウンドだった。八回に登板したモレッタは簡単に2死を奪うも、巨人・大城に直球をとらえられる。白球は右中間最深部のスタンドに飛び込んだ。開幕から無失点を続けていた右腕だが登板7試合目で来日初失点を喫し、試合は振り出しに戻った。
◆巨人・坂本勇人内野手(37)が3-3の九回1死で代打起用され、阪神・岩崎と対戦。フルカウントからチェンジアップを左前に運び、今季3本目の安打を放ち、NPB現役最多の通算安打数を「2450」に伸ばした。史上8人目の2500の大台へ残り50本とした。11日のヤクルト戦で今季初本塁打を放つなど復調の兆しを見せるベテランは、これで打率.111とした。その後、2死二塁から松本の勝ち越し打が生まれた。
◆阪神が3-4で巨人に敗れ、連勝は4でストップ。2位・ヤクルトがDeNAに勝利したため、首位陥落となった。先発した才木浩人投手(27)は粘りの投球で6回2失点。自身初の開幕3戦3勝とはならなかったが、8三振を奪い、3試合連続のクオリティースタート(六回以上を投げて自責点2以下)を記録した。打線は六回まで先発・則本の前に沈黙するも、2点を追う七回。2番手・北浦から先頭の佐藤輝明内野手(27)が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると、1死一、三塁で前川右京外野手(22)が右前適時打。なおも2死一、三塁で、3番手の田中瑛から代打・高寺望夢内野手(23)が中前打を放ち、逆転機に成功した。しかし、1点リードの八回にモレッタ(前パイレーツ)が大城に同点ソロを浴びると、九回は岩崎が松本剛に勝ち越し打を許して敗戦した。
◆阪神が逆転負けを喫し、首位から陥落した。同点の九回に登板した岩崎優投手(34)が2死二塁から松本剛外野手(32)に許した左前適時打が決勝打となった。打線は2点を追う七回、佐藤輝明内野手(27)と大山悠輔内野手(31)の連打から好機を作り、前川右京外野手(22)の右前適時打と代打高寺望夢内野手(23)の中前2点打で逆転したが、直後の八回にダウリ・モレッタ投手(29)が2死から大城卓三捕手(33)に同点本塁打を浴びた。先発才木浩人投手(27)は6回101球を投げ、7安打8奪三振無四球2失点(自責1)だった。
◆巨人が接戦をものにし、連敗を2で止めた。阿部慎之助監督(47)は逆転された直後の八回に同点の2号ソロを放った大城卓三捕手(33)を「完全に向こうに(流れは)行ったんですけど、あの本塁打でまた自分たちに流れを持ってこられた一発になったのかなと思います」と激賞した。「6番・捕手」で今季2度目のスタメンマスクを託された大城は二回の先制打など3安打2打点。先発の則本は6回2安打無失点と快投し、「卓三の配球を信じて、一人一人、一生懸命投げるだけでした」と大城に感謝。攻守に渡る活躍に「勝つだけことを考えてやりました」と笑顔で振り返った。
◆甲子園に失意の声が満ちる。ラッキーセブンの逆転劇から一転、最終盤で踏ん張り切れず悔しい敗戦。宿敵の意地にのみ込まれ、自慢の中継ぎ陣がやられた。最後は勝負をかけた小幡の二盗が失敗でゲームセット。首位から陥落した。それでも、阪神・藤川球児監督(45)は一貫して表情を崩さなかった。「展開的にタイガースのペースっぽくはなかったですね」その言葉が表すように、この日の虎は〝らしさ〟を欠いた。2点を先行されて迎えた七回に一挙3得点で逆転。しかし、直後の八回に新外国人のモレッタ(前パイレーツ)が大城にソロを被弾。同点の九回に登板した守護神・岩崎も2死二塁から松本に勝ち越しの適時打を許した。今季は七回終了時にリードしていれば全勝だったが、開幕16戦目で初めて土をつけられた。両投手ともに今季初失点。昨季から抜群の安定感を誇った中継ぎ陣が崩れての敗戦は痛い。モレッタは「今日の投球は自分のせい。反省するしかない」と頭を下げ、岩崎は「次が大事だと思うのでしっかり頑張るしかない」と唇をかみしめる。振り返ると、藤川監督が「展開ですね。全てゲームの中のことですから」と口にしたように、虎はペースをつかめなかった。先発の才木は二回に先制点を献上。先頭・ダルベック(前ロイヤルズ傘下3A)の打球を遊撃手・木浪が失策したことがきっかけだった。試合前時点でセ・リーグ最少のチーム3失策と堅守を誇ってきたが、一瞬の隙が失点に。無死一、二塁で大城が放った打球は黒土でバウンドが変わった。名手の中野も捕球できず、結果的にこれが先制の中前適時打となった。才木は四、五回にもピンチを背負い、巨人に攻め込まれた、という印象はぬぐえない。流れは基本的に相手にあった。昨年17勝8敗と大きく勝ち越した宿敵は、「今年こそは」と意地をぶつけてくる。この一戦はそんな巨人の意地が阪神を上回った。ただ、指揮官は「これを経てまた強くなっていけばいいだけ」と前を向く。一時逆転の一打を放った代打・高寺が象徴するように、虎もまた意地を示した。「やっぱり巨人も全力できていますから。お互いにギリギリの勝負をしていく。明日もそれが続くと。頑張りましょう」まだシーズンは始まったばかり。この敗戦が藤川阪神を強くするはずだ。(原田遼太郎)阪神が七回終了時点でリードしていた試合で敗れるのは、昨年9月28日の中日戦(●2-4、甲子園)以来。2-1の九回に岩崎が3失点した。終盤2イニングの連続失点での逆転負けは8月15日の巨人戦(●5-6、東京ドーム)以来。5-3の七回にハートウィグが中山に同点2ランを浴び、八回に湯浅が決勝犠飛を許した。
◆阪神は巨人に3―4で逆転負け。2点を追う七回に前川右京外野手(22)が放った右前適時打をきっかけに一時逆転し、伝統の一戦で熱戦を繰り広げた。2試合連続のマルチ安打で打率5割とした若虎は、左翼の定位置奪取に向けて上昇ムード。連勝は4で止まり、DeNAに勝ったヤクルトと入れ替わって2位に転落したが、球団初のセ・リーグ連覇を狙うチームを鋭いスイングで押し上げていく。今年に懸ける若虎の一打に、甲子園がわいた。後味の悪い敗戦の中、前川が伝統に一戦で躍動。火の出るような痛烈な適時打を放ち、気迫のこもった表情でガッツポーズを作った。「スコアラーさんに『どっちか絞っていけ』って言ってもらったので。絞っていってよかったなと思います」0―2で迎えた七回に2番手・北浦を攻め立てた。佐藤と大山の連打などで1死一、三塁。左腕相手にそのまま打席に向かった前川が「絞っていった」のは直球。初球を捉え、ライナーで一、二塁間を破り、反撃ののろしを上げる適時打を放った。六回までにチームが2安打に抑えられた先発・則本からも、二回2死一塁で粘って8球目に中前打を放ち、今季本拠地での初安打をマーク。2戦連続のマルチ安打を記録し「粘りながら打てたということと、初球から打てたのでよかった」。内容のある2安打にうなずいた。「大事なシーズンになることはもう自分でわかっているので。本当に1年間通してやらないといけないな、という気持ちです」2024年に自己最多の116試合に出場しながらも、25年は69試合にとどまった。オフには復権を期すシーズンに向け、ひたすらバットを振り込む姿があった。「内角を打てるようにならないといけない。そのために足を少し開いて、胸が上がらないように回転する。外に強い強みは消したくないけど、まずはマシンで内角を打てるようにします」誰もいないファーム施設の室内練習場に毎日1時間以上、マシンと乾いたバットの音だけが響いていた。動作解析も行い、打ちにいく際にヒッチが入らないようにするドリルにも着手。反復してバットを振り続けた。この日、適時打にしたのは左腕が投じた146キロの内角寄りのツーシーム。差し込まれることなく、はじき返した。ひと冬の取り組みが実を結んだ一打だった。
◆執念の一打が虎に勢いをもたらした。阪神・佐藤輝明内野手(27)がまたも逆襲の口火を切る二塁打。あと数センチで柵越えという当たりだっただけに、珍しく本音を漏らした。「完璧だったんですけどね...」0―2の七回。先頭で打席に立った佐藤が、代わったばかりの2番手・北浦の初球、甘く入ったカットボールを捉えた。逆方向に高々と舞い上がった打球にスタンドは大歓声。だれもがスタンドインを確信したが、惜しくも左翼フェンス上部直撃の二塁打に。佐藤も思わず塁上で天を仰ぎ、ベンチに向かって苦笑いを浮かべたが、この一打で打線が一気に活性化。一時逆転の猛攻を演じた。10日の中日戦(バンテリンドーム)でも1―3の九回に先頭の佐藤が二塁打を放ち、一挙4得点を奪って逆転勝利。またもチームに勢いをもたらす一打に「そうですね。つないでくれてよかったです」とうなずいた。4打数1安打で打率・400(60打数24安打)とリーグトップをキープ。球団で開幕から16試合以上で打率4割以上(規定打席以上)なのは、2014年に首位打者を獲得したマートン(20試合、打率・405=74打数30安打)以来、12年ぶりだ。希代のヒットメーカーに肩を並べるほど、打ちに打ちまくっている。本塁打数はリーグ3位タイ(3本)、14打点は同トップで、40本塁打、102打点で2冠だった昨季を上回る三冠王も夢ではない。「また明日も頑張ります」背番号8は反抗を誓ってクラブハウスに引き揚げた。絶好調の主砲が、白星に導く快音を響かせる。(秋葉元)佐藤は今季16試合目で4打数1安打。打率・400(60打数24安打)をキープした。阪神でチーム開幕16試合以上終了時点での打率4割以上(規定打席以上)は、2014年のマートン(20試合、打率・405=74打数30安打)以来で、最終的に・338で首位打者に輝いた。日本選手では09年の金本知憲(18試合、打率・420=69打数29安打)以来で、最終的には・261だった。
◆阪神・中野拓夢が先制を許した二回の守備を悔やんだ。無死一、二塁で大城が中堅方向へはじき返した打球に対して捕球態勢に入るも、イレギュラーバウンドで後逸。記録は安打となったが「自分が描いていたバウンドじゃなかったけど、対応力不足。せめて前に落とさなきゃいけない」と唇をかんだ。六回に左前打を放って7試合連続安打。「きょうの負けを引きずることなく、切り替えていきながら、いつも通りの野球ができれば」と結んだ。
◆八回の守備から途中出場した阪神・小幡竜平が快音を響かせた。1点を追う九回1死で守護神・マルティネスから左前打。3月31日のDeNA戦(京セラ)以来の打席で「とにかく塁に出ようと思ってやりました」。だが、2死から二盗に失敗してゲームセット。「勝つことがすべてなので、しっかり勝てるようにやりたい」と前を向いた。
◆先発した阪神・才木浩人は、粘って6回2失点でまとめた。「要所要所でしっかり三振を取れ、アウトを取れた。完全に相手に流れを移さず、なんとか持ちこたえたなっていう感じ」。二回に味方の失策や不運な打球が重なって2失点。それでも8三振を奪い、追加点を許さなかった。六回に代打を送られ降板したが「球数もちょうど100球くらい(101球)だったので、全然、七回くらいまでいけると思っていました。セ・リーグは打席があるのでしようがない」と切り替えた。
◆巨人は14日、阪神4回戦(甲子園)に4-3で勝利した。同点の九回2死二塁、日本ハムから新加入した松本剛外野手(32)が左前へ決勝打を放った。2022年パ・リーグ首位打者の一打でシーソーゲームに終止符を打ち、チームは連敗を2で止めて再び貯金1とした。4万2000人超の大観衆が詰めかけた甲子園。松本のバットが試合を決めた。二塁走者の生還を見届けると、一塁ベース上でガッツポーズ。喜びを爆発させた。「こういう接戦を自分の一打で勝ったのはうれしい」3-3の九回1死から代打・坂本が左前打で出塁すると、続く浦田が送りバントで好機をおぜん立て。岩崎が投じた5球目の直球を左前にはじき返した松本は「3ボールになった時点で四球もちらついたけど、甘いところをしっかり絞って打ちに行こうと思った」と無心で食らいついた。日本ハム時代の2022年に打率・347で首位打者に輝いた男は、このオフにフリーエージェント(FA)権を行使して移籍を決断した。埼玉・川口市出身で、小学生時代はジャイアンツのTシャツ、帽子で通学した熱烈な巨人ファンだった。〝聖地〟での伝統の一戦に「阪神の応援はすごく熱い。巨人ファンの皆様も数は少ないですけど、負けじと声援を送ってくれていた。やっていて素直に楽しんでいた」といい、独特の熱狂、耳をつんざく大歓声を初めて全身で感じた。今年1月、沖縄・伊江島で行った自主トレーニングでは〝恒例儀式〟に臨んだ。同僚の郡や日本ハム・野村らと宿泊先で約40分間、意見を出しながら、それぞれが〝現実的な〟シーズンの目標を設定。リーダーの松本は『130安打&15盗塁』に定めた。目標を達成すれば他のメンバーから「伊江島賞」としてプレゼントをもらえるが、他の選手が達成すれば「松本賞」を与えるというものだ。決勝打の直後に狙った二盗は失敗したが、ここまで11安打&2盗塁。仲間の期待も込められた目標まで、少しずつ積み上げていく。阿部監督は「(九回の好機で)松本、泉口でなんとかしてしてほしいと思って。(松本は)自己犠牲ができる素晴らしい打者」と絶賛した。阪神戦は昨季から9試合連続で1点差で決着。紙一重の勝負をプロ15年目の新戦力が決めた。(依田雄太)
◆「6番・遊撃」で出場した阪神・木浪聖也が失点につながった二回の失策を猛省した。先頭のダルベックが放った痛烈なゴロをはじき、急いで一塁に送球するもわずかにそれてセーフとなった。今季初失策をきっかけに2点を失い「自分のミスです」。打っても2打数無安打で2試合続けて快音がなかった。
◆0―2の劣勢から七回、レフトのレギュラーを争う前川のタイムリー、そして高寺の2点タイムリーで逆転!!強~い、強~い、阪神タイガ~ス!! と思ったら新外国人投手のモレッタが八回、あっ気なく大城に同点アーチを許し、九回は岩崎が決勝打を浴び、つかの間の興奮は一気にシラケムードとなった敗戦であったのだ...。打たれた岩崎が悪い? ま、そーだけどこれまでどれだけ抑えてくれました? 要するにやられることも含めての『岩崎劇場』と全国の虎党はそろそろ腹をくくってくださ~い! それより、七回に同点アーチを大城に浴びたモレッタの方が大罪やろー!! と怒りたいけど(怒っとるやんかー!)まだシーズン序盤...。ここからは細心の投球頼むでェ! 正直痛かったのは巨人に2点を先制される、そのきっかけを作った木浪のエラーなのだ!!木浪vs小幡のショート争い...。何か数学で言うところの、答えの出ない未解決問題をしてるような...。ハ~ァ(溜息)2人にこだわらず思い切ってショート・高寺の起用もあってええんとちゃうかー!?
◆不運な打球があった。味方のミスもあった。それでも、6回2失点。だれも才木を責めない。ただ、1週間前がすご過ぎたから、ついつい期待が大きくなってしまう。1週間前は衝撃的だった。1試合16奪三振の快投。というより、大記録を前に交代してしまったことのほうが衝撃的だったかも。あと1個でセ・リーグ新記録だった。もし九回に3者三振なら、日本タイ記録だった。才木は「知らなかった」と笑っていた。藤川監督も「交代はこちらのミス」と謝っていた。真相は???だが。本当に知らなかったのなら、単にもったいなかったなぁというだけの話。ただ、記録というものは、意外に〝次のチャンス〟が巡ってこないもの。この日の才木を見て、改めて感じた。偉業を伝えたサンスポ紙面に掲載された歴代のセ・リーグ16奪三振達成者の表を眺めていると、なかなか楽しい。金田正一さん、江夏豊さん...。大投手の名前があるのはさすが。虎ソナが一番記憶に残っているのは1994年8月13日に達成した桑田真澄(巨人)。やられたのが阪神だった。より鮮烈な記憶となっているのは、最後の奪三振の瞬間の映像が、その後数年にわたって、試合前の練習中に東京ドームで流れ続けたのだ。16個目の三振は真弓明信だった。「桑田、16奪三振! セ・リーグタイ記録達成!」毎度毎度、実況アナの絶叫を聞かされた。伝統球団・巨人としても誇らしいシーンだったのだろう。サブリミナル効果(?)で、当時のトラ番記者は「セ・リーグ記録は16個」が頭の中にインプットされてしまった。忘れたくても忘れられない。
◆勝つには勝ったけど、これでは先に進まない。巨人に注文あり。先発・則本の交代機だ。6回を2安打無失点。球数は93。まあ、ここまで...と考えるのも、今の球界ではありがちだ。次の七回先頭は4番、左打者の佐藤ということで、スパッと左腕・北浦を投入することも、継投パターンとしては、ないこともない。ただし、だ。先発投手が6回あたりで降板するようでは、追いつかれるのも無理はない。僅差で残り3イニングなら、なおさら。リリーフに出したうち誰か1人は、不調の者がいると考えるのが普通だからね。それ以前に、則本の投球内容には、力もあるし、内容もあった。エモトの見立てでは十分、10勝以上はいける投手だ。だからこそ、なおさら、6回とか100球などをメドにした交代パターンは、もったいない。固定観念は捨て去ること。臨機応変に戦うこと。それくらいはできないと、現状の巨人では、上に行けないのではないかな。(サンケイスポーツ専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (1↑) |
ヤクルト |
11 | 4 | 0 | 0.733 (↑0.019) | - (↓0.5) |
128 | 59 (+5) | 44 (+3) | 10 (-) | 11 (-) |
0.257 (↑0.005) | 2.420 (↓0.13) |
| 2 (1↓) |
阪神 |
11 | 5 | 0 | 0.688 (↓0.045) | 0.5 (↑0.5) |
127 | 69 (+3) | 42 (+4) | 11 (-) | 15 (+1) |
0.263 (↓0.003) | 2.480 (↓0.03) |
| 3 (-) |
巨人 |
8 | 7 | 0 | 0.533 (↑0.033) | 3 (↑0.5) |
128 | 46 (+4) | 49 (+3) | 14 (+1) | 7 (+1) |
0.224 (↑0.004) | 2.980 (-) |
| 4 (-) |
広島 |
5 | 8 | 0 | 0.385 (↓0.032) | 5 (↓0.5) |
130 | 38 (+2) | 48 (+6) | 8 (-) | 4 (-) |
0.204 (↑0.002) | 3.450 (↓0.24) |
| 5 (-) |
DeNA |
5 | 9 | 0 | 0.357 (↓0.028) | 5.5 (↓0.5) |
129 | 46 (+3) | 56 (+5) | 9 (-) | 5 (-) |
0.252 (↑0.001) | 3.530 (↓0.16) |
| 6 (-) |
中日 |
4 | 11 | 0 | 0.267 (↑0.053) | 7 (↑0.5) |
128 | 48 (+6) | 67 (+2) | 8 (-) | 12 (-) |
0.256 (↑0.008) | 4.140 (↑0.15) |



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