ソフトバンク(★1対2☆)西武 =リーグ戦2回戦(2026.04.08)・みずほPayPayドーム福岡=
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西武
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ソフトバンク
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勝利投手:髙橋 光成(1勝1敗0S)
(セーブ:岩城 颯空(0勝0敗3S))
敗戦投手:徐 若熙(1勝1敗0S)

本塁打
【西武】小島 大河(2号・1回表ソロ),渡部 健人(2号・8回表ソロ)

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◆西武は初回、小島のソロで幸先良く先制する。そのまま迎えた8回表には渡部がソロを放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・高橋光成が8回2安打無失点の快投で今季初勝利。敗れたソフトバンクは最終回に1点差に迫るも、続く好機であと1本が出なかった。

◆西武が首位ソフトバンクに連勝し、開幕してから4カード目にして初のカード勝ち越しを決め、ロッテが敗れたため、西武は最下位を脱出し5位に浮上した。11試合目ですでに4度目の3番起用となったドラフト1位の小島大河捕手(22)が初回、ソフトバンク先発の徐若熙のインハイ攻めに屈せず、右翼席へ見事な先制2号2ラン。「速い球をいかに弾けるか」というチームの課題に対し、いきなりベストの結果。主導権を握る一打だった。その小島とバッテリーを組む高橋光成投手(29)も好調。最速154キロの直球にツーシーム、カットボールなどが効果的で打者一巡目は1人の走者も許さなかった。6回2死から5球連続で抜け球も含んだボールになる場面もあったものの、8回2安打11奪三振で「0」を並べきり、今季1勝目を挙げた。

◆首位ソフトバンクが最下位西武に連敗した。先発徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25)は初回、小島に先制2号ソロを許したが、その後は粘り7回、90球、1失点。だが、8回にヘルナンデスが渡部にソロを許し突き放された。徐若熙が「とてもパワーがあるが、もちろん打たれたくはない」と話していた台湾から来た西武林安可には3打数1安打だった。打線は西武高橋光を攻略できず二塁も踏めない展開が続いた。2点を追う9回に栗原陵矢内野手(29)の適時打で1点を返したが、そこまでだった。また、「9番・中堅」でスタメン起用だった周東佑京外野手(30)は体調不良のため試合開始直後に野村勇内野手(29)と交代。「6番・二塁」の牧原大が中堅へ、「7番・遊撃」の川瀬晃内野手(28)二塁へ。野村が「9番・遊撃」で入った。記録は「途中交代」となる。

◆ソソフトバンク徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25=台湾・味全)が、公式戦初となる本拠地みずほペイペイドームのマウンドで7回90球で6安打1失点と好投した。初回2死から西武のルーキー小島に先制ソロを許すが、その後は毎回のように走者を出しながらも「初めて対戦する打者ばかりなので、とにかくひとりひとり抑えていきたい」と話していた通り、得意のチェンジアップを有効に2回以降は0を重ねた。

◆ソフトバンク周東佑京外野手(30)が、試合直前にアレルギー症状が出たため福岡市内の病院へ搬送された。小久保裕紀監督(54)は「アレルギーがでた。症状は治まっている。明日は大丈夫。病院行って帰ってきたので」と説明。試合中に戻ってきたことを明かした。明日以降は状態を見て決める。すでにメンバー表を交換しており、周東は「9番中堅」でスタメンに入っていたため、「途中交代」となった。

◆西武が首位ソフトバンクに連勝し、最下位から脱出した。西口監督は「光成が非常に素晴らしかった。バッテリーに尽きます」とたたえた。高橋光成投手(29)とルーキー小島大河捕手(22)のバッテリーで、強力打線に8回11奪三振無失点。制圧した。メジャー移籍ではなく、西武残留を決意したオフ。米国で自主トレし、新球種も2つマスターした。最速154キロで、3年ぶりの11奪三振。高橋光は「自信にはつながる投球でした」としながら「今日は今日で、これをいかに続けるかっていうところがすごく大事になってくると思うので」と話す。長いペナントレースを大局的に捉える。前回登板では1試合3捕逸した小島とも「言えないですね」と秘密にしながら、念入りなコミュニケーションでリベンジに臨んだ。改善と継続、それの繰り返し。「優勝するためにしっかり投げきりたい、投げていきたいと思います」と力強く先を見すえた。小島、プロ2年目の渡部と若い打者のソロ2本を、たくましさを増した剛腕が生かし切る理想の形。背番号13は「いい流れが絶対に来ていると思うので」と獅子の巻き返しを宣言した。

◆西武のクローザーに抜てきされているドラフト2位左腕の岩城颯空投手(22)と、ドラフト1位の小島大河捕手(22)が公式戦でバッテリーを組んだのは、この夜が初めてだった。2点リードの9回、ソフトバンクの強力打線は1番から。岩城は「いい経験値になりました」と振り返った前夜に、柳町の適時二塁打で1失点しながら2セーブ目を挙げた。そして翌日、再び柳町から。いきなりボールが3つ続き、最終的に四球を許した。「ちょっといつもと感覚が違うな」と岩城はマウンド上で感じたという。「手先で操作しているような感じで」。「悪いなりの投球をしよう。気持ちで乗り切ろう」と切り替えたものの近藤、栗原に連打を浴び、1点差に迫られた。柳町、近藤、栗原を終えて無死一、二塁。さらに柳田、山川...と猛者が続く、ルーキーバッテリーには強烈すぎる展開だ。小島は振り返る。「自分がバタバタしたらチームは崩れやすいと思うので、ピンチでしたけど、しっかり目の前の打者を打ち取ることだけを意識して配球しました」切り替えの早さを自覚する小島と、肝の強い岩城。柳田、山川をともにフライアウトに打ち取った。そして代打で登場したのが"ラスボス"の中村晃。ただもう、ボール球でバタバタしなくなったバッテリー。落ち着いてセンターフライで試合終了に導いた。"入社早々"にタフな経験が続くルーキーズ。西口監督は「山川にしっかり高めに投げきって打ち取れたのが勝ちにつながったんじゃないですかね。打たれてもしっかり勝負できているので。四球で満塁じゃなくて。本当に良かった。よく締めてくれたと思います」と働きをたたえていた。【金子真仁】

◆西武林安可外野手(28)がソフトバンク徐若熙との"台湾出身対決"のまずは第1ラウンドを終えた。WBC台湾代表でもチームメートだったが、実は深い会話をしたことがないという。「どっちも人見知りなので...」。台湾メディアも多く駆けつけ、そこには「特別な感じはします。ちょっと故郷の感じですね」としたものの、対決自体はあまり意識せずに済んだ。三塁ゴロ、安打、中飛。3打数1安打。「ヒットもそんなに(うまく)打てなかったので。でもラッキーでした」。試合後も淡々と話した。まだ爆発的な活躍はないものの、これで9試合連続安打。少しずつ慣れてきた。前夜は仁志コーチに誘われて、通訳も連れて火鍋をつつきに。辛いのは苦手だから「安可は白い(スープの)方ばかり食べてました」と通訳も笑う。チームも連勝で勢いづき、そろそろほしい来日第1号。「台湾同士の対決だけじゃなくて、もっとシーズンでいい数字を残せるように頑張ります」。その気配も少しずつ高まっている。【金子真仁】

◆首位ソフトバンクが最下位西武に連敗した。9回、栗原の右前適時打で1点差にしてなおも無死一、二塁。西武の抑え岩城を攻めたが柳田、山川、代打中村晃と凡退。追いつくこともできなかった。小久保監督は「いい追い上げでしたけど」と話したが、8回まで先発高橋光に二塁すら踏めず11奪三振と完璧に抑え込まれた。小久保監督は「今日は打てない。全然昨年と違う投球だった。カットボールを高めにうまくわざと投げて。フォークピッチャーじゃなくなっていた」と、イメージの違う高橋光に脱帽するしかなかった。初回は高め直球で遊邪飛に抑えられた栗原も「ちょっと高めに投げてうまいな」とうなった。11個の三振のうちフォークで奪われたのは4個。7回1死から5連続三振。8回は川瀬をカットボール、代打今宮を直球、野村をスライダーとフォーク以外で空振り三振。8回、125球の熱投に圧倒された。開幕4カード目で初のカード負け越しとなった。完封負けは免れチーム打率はオリックスと並びリーグトップタイ。栗原は「勝ちたかった。頑張ります」と気持ちを切り替えた。

◆西武の渡部聖弥外野手(23)の2号ソロが、連勝に大きく貢献した。1点リードし、先発高橋光の球数もかさんでいる8回2死、ソフトバンク・ヘルナンデスの155キロ剛球をしっかり捉え、左翼への本塁打に。「球速があったので、速いスイングをする必要はないと思いました。相手の力を使って打てた本塁打です」と技あり。最終回に1点奪われただけに、結果的に渡部の一打が値千金となり、ソフトバンクに連勝した。「首位のチームに勝てて自信になります。いい試合運びができていると思います」と手応えを口にしていた。

◆ソフトバンクの新外国人、徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25)は本拠地初登板を白星で飾ることはできなかった。いきなり痛恨の1発を浴びた。初回だった。西武の1番桑原を中飛、2番源田を左飛に仕留め、簡単に2死としたが、3番打者の新人小島にカウント2-2からの6球目。153キロの直球を右翼スタンドに運ばれた。すべて直球勝負。この日の最速だった渾身(こんしん)の1球。「ホームランを打たれたのは失投だと思います。もったいない1球になってしまった」。徐若熙は悔しさをにじませながら被弾シーンを振り返った。初登板となった1日の楽天戦(楽天モバイル最強パーク)では6回86球を投げ、散発3安打の無失点投球。うれしい来日初勝利を飾った。初お披露目となる博多のファンの前で2勝目を誓ったが、打線は西武高橋光の前に沈黙。7回90球を投げ毎回走者を許しながら、初回の1点で踏みとどまる粘投も勝利に届かなかった。「(ホームラン以降は)しっかりと投げることができたと思います。今日の反省を生かして、次の登板に向けて頑張ります」。苦い初黒星となったが、安定した投球ぶりで首脳陣の信頼感もさらに高まったはずだ。

◆西武が首位ソフトバンクに連勝し、開幕してから4カード目にして初のカード勝ち越しを決め、ロッテが敗れたため、西武は最下位を脱出し5位に浮上した。高橋光成投手(29)が8回2安打11奪三振で「0」を並べきり、今季1勝目を挙げた。高橋の"視線の先"は周りと少し違う。6回2死の後、5球連続でボール球。乱れかけたがルーキー小島と会話し、最後は遊ゴロに。高橋光はベンチへ歩きながら体をひねった。一塁カバーで遠くにいた小島を見た。小島が近づくのを待ってもう一度見る。隣に来ても言葉は最小限、グラブをたたいて称賛。それをしたくて2度、小島の居場所を確認した。投手が捕手を育てる、のように見られがちな7歳差バッテリーだ。高橋光はそうは思わない。「ともに成長する、の方がイメージが近いと思います」。ブルペン投球したことを説明する時も「捕手を座らせて」とは言わず「捕手に座っていただいて」という。周りのおかげで投げている-。外見からオラオラ系と思われがちだが、思いやりにあふれる本質がちょっとしたところににじみ出る。2月23日、南郷キャンプ最終日。選手、首脳陣全員でスタンドにサインボールを投げ入れた。一塁側スタンドに多くのファンがいたから、大半の選手たちはそこへ投げた。高橋光は違った。人もまばらなネット裏に投げた。「いやいやいや、無意識ですよ。でもまぁ、みんな同じようなところに投げてましたからね」。静かに座っていたファンが、もみ合うこともなく大切そうにボールを手にしていた。【金子真仁】

◆3番・捕手で2試合ぶりに出場のドラフト1位・小島大河捕手(22)=明大=が先制ソロ本塁打を放った。一回2死、ソフトバンク先発の徐若熙がカウント2-2から投じた153キロの真っすぐをジャストミート。打球は右翼席に飛び込む2号ソロとなった。3月31日のオリックス戦以来6試合ぶりの一発に小島は「ストレートに対して、しっかりとコンタクトすることができました」とコメントした。

◆西武の高橋光が8回2安打無失点で今季初勝利を挙げた。球に力強さがあり、11奪三振。2番手の岩城は3セーブ目。打線は一回に小島の2号ソロで先制。八回は渡部のソロで加点した。ソフトバンクの反撃は九回の1点にとどまった。

◆ソフトバンクの周東が一回表に交代した。試合前は練習をこなし、「9番・中堅」で先発メンバーに名を連ねていた。アレルギー症状が出て、福岡市内の病院を受診したといい、小久保監督は「症状は治まっている。明日は大丈夫」と話した

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
740 0.636
(↓0.064)
-
(-)
13252
(+1)
39
(+2)
11
(-)
2
(-)
0.263
(↓0.012)
3.040
(↑0.11)
2
(1↑)
日本ハム
650 0.545
(↑0.045)
1
(↑1)
13258
(+1)
36
(-)
23
(+1)
7
(-)
0.257
(↓0.018)
3.030
(↑0.32)
2
(1↑)
ORIX
650 0.545
(↑0.045)
1
(↑1)
13245
(+9)
50
(+1)
7
(-)
6
(+1)
0.263
(↑0.008)
4.170
(↑0.33)
4
(2↓)
楽天
551 0.500
(↓0.056)
1.5
(-)
13234
(-)
31
(+1)
4
(-)
3
(-)
0.222
(↓0.009)
2.610
(↑0.16)
5
(1↑)
西武
461 0.400
(↑0.067)
2.5
(↑1)
13228
(+2)
44
(+1)
7
(+2)
3
(-)
0.220
(↑0.002
3.330
(↑0.23)
6
(1↓)
ロッテ
470 0.364
(↓0.036)
3
(-)
13229
(+1)
46
(+9)
5
(-)
8
(-)
0.222
(↑0.004)
3.790
(↓0.27)