広島(★1対2☆)巨人 =リーグ戦2回戦(2026.04.08)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
巨人
0000000022821
広島
0000001001400
勝利投手:赤星 優志(2勝0敗0S)
(セーブ:マルティネス(0勝0敗2S))
敗戦投手:中﨑 翔太(1勝1敗1S)

本塁打
【巨人】泉口 友汰(3号・9回表2ラン)

  DAZN
チケットぴあ 広島戦チケット予約 巨人戦チケット予約
◆巨人が逆転勝利。巨人は1点ビハインドで迎えた9回表、無死二塁から泉口の2ランが飛び出し、土壇場で逆転に成功する。投げては、先発・田中将が7回3安打1失点の力投。2番手・赤星が今季2勝目を挙げた。敗れた広島は、3番手・中崎が痛恨の一発を浴びた。

◆今季2度目の先発となった巨人田中将大投手(37)は移籍後最長の7回を投げ、3安打1失点と好投した。初回から直球、変化球ともに制球がさえる。3回まで3者凡退の素晴らしい立ち上がりをみせ、テンポの良さも際立った。4、5回ともに得点圏に走者を背負ったが、高速クイックなどもまじえながら後続を打ち取った。「全部よかったです。ボールもしっかりコントロールできていたし、フォーム、気持ちの部分でもいいバランスで投げられていたと思います」と振り返った。広島森も好投し、投手戦の展開の中で試合が動いたのは7回。先頭打者の佐々木が左翼へ放ったライナーを左翼手のキャベッジがグラブをかすめながら捕り切れず(記録は二塁打)。さらに続くファビアンの三塁への強烈な当たりを三塁手ダルベックが逆シングルで捕球にいったが触れず、二塁から佐々木が生還。失策が絡んで先制点を許した。なおも無死二塁のピンチだったが、後続は封じた。「ズルズル行かずに最少失点で切り抜けていけた。その後しっかりいい守備もしてもらった」と踏ん張り、相手に流れを渡さなかった。7イニングを投げきったのは楽天時代の23年9月25日の日本ハム以来、3季ぶり。8回に代打を出され交代となったが「(まだ)行けましたね。今日は」と自信をのぞかせた。杉内俊哉投手チーフコーチ(45)は「丁寧だったね。低め低めを。自責0ですからね、次も期待しましょう」と話した。

◆今季初先発の広島森翔平投手(28)が7回無失点と好投した。毎回のように走者を出しながらも、要所を締めた。7回は左翼ファビアンが岸田のホームラン性の打球をジャンピングキャッチ。二遊間を抜けそうな当たりを菊池がスライディングしながら逆シングルで好捕と、好守にも助けられた。前回予定の登板が中止による影響で初登板が1週間遅れた。「ようやく開幕するので、いい流れに乗れるように頑張りたい」。意気込み通りの投球となった。

◆巨人が1点を追う9回、泉口友汰内野手(26)の逆転2ランで土壇場で試合をひっくり返した。7回には助っ人コンビのミスで先制点を失った。佐々木が左翼へ放ったライナーを左翼手のトレイ・キャベッジ外野手(28)がグラブをかすめながら捕り切れず(記録は二塁打)。さらに続くファビアンの三塁へのゴロを三塁手ボビー・ダルベック内野手(30)が逆シングルで捕球に行ったが、グラブには収まらず。左翼線へボールが転がる間に二塁走者が生還。失策が絡んで先制点を許した。今季2度目の先発となった巨人田中将大投手(37)は7回3安打1失点(自責0)で降板。直球、変化球ともに制球良く低めに集め、テンポよくゴロを打たせた。与えた四球は申告故意四球の1つのみ。4、5回は得点圏に走者を背負ったが、高速クイックなどもまじえながら後続を封じた。チームは昨季2勝10敗と苦しんだ敵地マツダで劇的逆転勝ちし、貯金を1とした。

◆広島が逃げ切りに失敗して連勝が止まった。1-0で迎えた9回。前日2421日ぶりセーブを挙げた中崎が登板するも、先頭キャベッジに二塁打を浴びると、泉口には右翼席に逆転2ランを浴びた。終盤まで今季初先発となった森と前回登板で通算201勝を記録した巨人田中の両先発による投手戦となった。広島の好守が試合を動かした。巨人先頭岸田の打球は左翼方向へ角度良く上がった。背走したファビアンはフェンスに際まで下がると、タイミングを合わせてジャンプ一番。フェンス手前で白球をつかみ取った。さらに2死からはこの日2安打の松本の打球を名手菊池が美技で阻止。投手右上を抜けた当たりをスライディングしながら逆シングルで捕球し、飛び跳ねるように体をひねりながら一塁へ送った。その裏、先頭佐々木の左中間へのライナー性の打球をキャベッジがつかみきれずに二塁打となった。続くファビアンの三塁線にはねた打球をダルベックが後逸。左翼線に転がる間に、二走が生還した。白熱した投手戦を動かしたのは、両軍の守備だった。8回以降、継投に入った広島だったが、中崎が誤算だった。

◆巨人泉口友汰内野手(26)が値千金の1発を放った。0-1の9回無死二塁、広島中崎の内角直球を見事にさばいた。打球は右翼席のポール際に飛び込む3号2ラン。土壇場で試合をひっくり返した。

◆巨人が最終回の逆転劇で広島を下した。1点ビハインドの9回、先頭トレイ・キャベッジ外野手(28)が左翼越えの二塁打を放ち、無死二塁の好機をつくると、3番泉口友汰内野手(26)が一振りで試合を決めた。広島中崎翔太投手(33)の内角144キロ直球をうまくさばき、右翼ポール際へ。値千金の3号2ランで試合をひっくり返した。阿部慎之助監督(47)は「昨日の悪い流れを引きずらず、素晴らしかった」とたたえた。今季2度目の先発となった巨人田中将大投手(37)は7回3安打1失点(自責0)で降板。直球、変化球ともに制球良く低めに集め、テンポよくゴロを打たせた。与えた四球は申告故意四球の1つのみ。4、5回は得点圏に走者を背負ったが、高速クイックなどもまじえながら後続を封じた。7回に味方のミスが絡み1失点。開幕2連勝とはならなかったが、好投を見せた右腕に「テンポが良くて、コントロールも良かった。本当に素晴らしい。他の投手陣も見習うところはある」と評価した。昨季2勝10敗と苦しんだ敵地マツダで連敗を阻止。チームは6勝5敗で再び貯金1とした。

◆広島がまたも土壇場から逆転負けを喫し、連勝が止まった。1-0で迎えた9回。新守護神中崎翔太は、わずか2球で逆転を許した。先頭キャベッジには初球フォークが浮き、左翼フェンス直撃の二塁打とされた。続く泉口への初球真っすぐも甘く入った。「投げミスだった。先頭から2球でああいう感じになってしまったので、申し訳ないです」。右翼ポール際に吸い込まれる一発にうなだれた。開幕から抑えを務めた森浦に代わり、前日に7年ぶりセーブを挙げたばかり。今季は試合前まで4試合連続無失点。中軸が並ぶ打順など難しい状況で結果を残していた。新井監督は「毎回毎回ゼロでというのは無理」とかばい「次の1点を何とか入れていかないとブルペンに負担がかかる」と続けた。先制した7回は1死三塁から坂倉が浅い右飛、モンテロは内野ゴロに倒れた。8回1死二塁からは中村奨が右飛、2死一、二塁から佐々木が二飛と経験の無さを露呈。得点力の低さが、中継ぎ陣の負担を増やしている側面もある。10試合を終えて5勝5敗の勝率5割も、リードして9回を迎えてからの逆転負けがすでに3度目だ。チームとして浮上していくためには、いずれの課題も克服していかなければいけない。

◆広島が逃げ切りに失敗して連勝が止まった。1-0で迎えた9回。前日2421日ぶりセーブを挙げた中崎が登板するも、先頭キャベッジに二塁打を浴びると、泉口には右翼席に逆転2ランを浴びた。いずれも初球だった。7回に相手のミスに乗じて先制したが、さらに続いた1死三塁、8回1死二塁を生かすことができなかった拙攻も響いた。終盤まで広島の好守が目立つ投手戦だったが、勝ちきることはできなかった。

◆巨人平山功太内野手(22)が地元広島でプロ初出場を果たした。「1番右翼」でスタメン出場。当日の朝に伝えられ「わくわくしていた」と試合に臨んだ。家族や地元の後輩たちが応援に駆けつけたが、結果は4打数無安打。初安打とはならず「配球の面でやられてしまった。みんなの前で1本出したかったですけど、これが今の僕の実力」と受け止めた。6日に支配下登録され、この日から1軍に昇格。合流即アピールとはいかなかったが「練習するしかないんで、下を向かずに上だけ向いて頑張っていこうと思います」と切り替えた。阿部慎之助監督(47)は「まだまだこれから。外野でいい争いをしてほしいなと思います」と今後に期待を寄せた。

◆殊勲の男は、最初も最後も反省の弁だった。1点ビハインドの9回、無死二塁から逆転の3号2ランを放った巨人泉口友汰内野手(26)。広島中崎の内角144キロ直球をうまくさばき、右翼席ポール際へ運びヒーローとなったが、試合後の取材では神妙な面持ち。理由は、本塁打の直前にあった。打席でバットを寝かせてバントの構えを取ったが、「僕のサインミスで、バント(のサインが)出ていないのにバントだと思い込んでバントの構えをして」。三塁コーチャーの川相ディフェンスチーフコーチに呼ばれ、構えを戻した。「『何も出ていないよ』ということでした」と説明した。喜びも控えめな印象を与えるのは、本塁打後にも理由があった。「最後(9回)に情けないエラーをしてしまったので」。9回裏、1死から広島菊池のゴロを送球ミス。一塁ベース手前でワンバウンドさせ、同点、逆転の危機を招いた。「勝ってかぶとの緒を締めたいなと思っています。ああいうので逆転っていうのはあると思うので。今日は本当にライデル(・マルティネス)に感謝して、明日からもしっかりやりたいなと思っています」と取材を締めた。

◆巨人が最終回の逆転劇で広島を下した。1点ビハインドの9回、先頭トレイ・キャベッジ外野手(28)が左翼越えの二塁打を放ち、無死二塁の好機をつくると、3番泉口友汰内野手(26)が一振りで試合を決めた。広島中崎翔太投手(33)の内角144キロ直球をうまくさばき、右翼ポール際へ。値千金の3号2ランで試合をひっくり返した。3月1日のお昼だった。キャンプ最終日の那覇・セルラースタジアム。いつもの場所に泉口はいた。ファンがサインをもらうために列を作るエリア。午前の練習で長い1カ月を打ち上げた後も、キャンプ中にお決まりとなったファンサービスを行う姿があった。競うものでもなく、他選手も対応はしていた。ただ、いつも泉口の姿が目に付いた。この日も約30分ほど。終えた後に聞いた。「なぜ、ほぼ毎日、サインをし続けたんですか」。軽くほほ笑み、教えてくれた。「キャンプが始まる時に、阿部監督が『ファンに喜んでもらうために』と言っていて」。その言葉の意味を自分なりに考えた上の、毎日サインだったという。指揮官の言葉は1月31日、キャンプ開始前夜の全体ミーティングだった。「亡くなったミスター(長嶋茂雄終身名誉監督)もずっと『ファンあってのプロ野球』と言っていた。今年は『ファンに喜んでもらうために』ということをもう1回意識して、過ごしてほしい」。聞きながら、泉口は行動を決めた。昨年はリーグ2位の3割1厘の打率を残し、ベストナインとゴールデングラブ賞の2冠。師匠の岡本がメジャー移籍し、打線の軸として周囲は見るが、本人は謙虚に、愚直に汗を流す。この日で11試合連続で3番遊撃でスタメン出場。打線を引っ張るが、「(坂本)勇人さんなどの方が大声援もらってますよ。まだまだと思います」と、らしい回答。ただ、この日の1発は、プレーでもファンを大いに喜ばせただろう。【阿部健吾】

◆巨人が最終回の逆転劇で広島を下した。1点ビハインドの9回、無死二塁から泉口友汰内野手(26)が一振りで試合を決めた。広島中崎の内角144キロ直球をうまくさばき、右翼席ポール際へ。「チャンスだったので積極的にいこうと。うまく打てた」と値千金の3号2ランで試合をひっくり返した。昨年の本塁打数は6本。開幕から11試合でその半分に達したが、「あんまりこだわりはない」と言う。「意識するとおかしくなったりもしますし、僕のタイプ的にはホームランバッターじゃない」。3番に座り、長打力も見せながら、自己分析はブレない。「結果的にそうなってるだけであって、後ろにボビー(ダルベック)もいますし、常につなぐことだけを意識して打席に入ってます」と好循環につなげている。今季2度目の先発となった田中将大投手(37)は7回3安打1失点(自責0)で降板。直球、変化球ともに制球良く低めに集め、テンポよくゴロを打たせた。与えた四球は申告故意四球の1つのみ。4、5回は得点圏に走者を背負ったが、高速クイックなどもまじえながら後続を封じた。昨季2勝10敗と苦しんだ敵地マツダで連敗を阻止。チームは6勝5敗で再び貯金1とした。

◆大阪桐蔭出身の2人がくしくも同じ日に大活躍し、ネット上が沸いた。巨人の泉口友汰内野手(26)は、広島戦(マツダスタジアム)の1点を追う9回無死二塁で、右翼ポール際へ飛び込む劇的逆転弾。「チャンスだったので積極的にいこうと。うまく打てた」と値千金の1発でチームを勝利に導いた。一方、延長戦に突入したDeNA-中日戦(横浜)では、同点の10回に中日根尾昂投手(25)が登板。こちらも大阪桐蔭出身の4学年下DeNA松尾汐恩捕手(21)を空振り三振に仕留めるなど、1回を無失点に抑え、その後チームが勝ち越してプロ8年目での初勝利を挙げた。「(この日が)いつかはくると思っていました。(11回裏は)松山が絶対抑えてくれると思った。みんなが(白星を)つけてくれて最高のチームです」。根尾は高卒8年目、泉口は1学年下で、青学大-NTT西日本を経て3年目。SNSでは「今日は大阪桐蔭の日」「7年前の高校野球ファンに勝利投手根尾・決勝HR泉口って言ったらどう思うかな」などと盛り上がった。

◆巨人は1日の中日戦(バンテリンD)で六回途中2失点の好投を見せ、今季初勝利を挙げた田中将大投手(37)が先発する。6日に支配下登録され、8日に出場選手登録されたばかりの平山功太外野手(22)が「1番・右翼」で地元・広島でプロ初先発を果たす。

◆故郷の広島に錦を飾った。巨人は5日に支配下選手契約を結んだ平山功太外野手が初めて出場選手登録され、「1番・右翼」でいきなり先発起用された。「もう最後のチャンスだと思ってきました。オープン戦も最後の方は打てずにチャンスをつかみきれなかったので、(プロ入りから)2年半、頑張ってきたことをどれだけ出せるか。気持ちでやっていきたい」今カードから1軍に合流。プロ初打席は広島・森の前に中飛に倒れたが、スタンドの両親に雄姿を見せた。広島でのデビュー戦は生涯忘れられない試合となったはずだ。広島市安佐南区出身。同市の瀬戸内高出身だが、マツダスタジアムでプレーするのは初めて。同球場には幼少期だった頃にファン感謝祭で訪れたといい、「(広島にいた)丸さんが1軍で出始めたころの若手で、いじられていました」。憧れのグラウンドに立った。瀬戸内高から独立リーグ、ベイサイドリーグの千葉を経て2024年に育成ドラフト7位で入団して3年目。オープン戦では1軍に初招集されて2試合連続本塁打でインパクトを残し、開幕早々に巡ってきたチャンス。激しい外野手争いを勝ち抜く。(谷川直之)

◆巨人・田中将大投手(37)が7回3安打1失点(自責0)と好投したが、野茂英雄を超える日米通算202勝目を逃した。直球は140キロ台中盤と全盛期の速さはなくても、抜群の制球力で低めを丁寧に突いた。六回までわずか2安打でテンポよく進めていたが、六回に味方の拙守で失点した。先頭の佐々木が左中間に放った飛球をキャベッジが追いつきながらも弾いて二塁打に。続くファビアンの三ゴロをダルベックが後逸。二塁走者の生還で先制点を許した。田中将は呆然としたが、後続を断った。7回79球、3安打5奪三振1四球という内容だった。勝てば今季2勝目で野茂英雄を抜く202勝目だったが、味方の援護なく勝利投手の権利は逃した。

◆巨人・泉口友汰内野手(26)が「3番・遊撃」で出場。0-1の九回無死二塁で広島3番手の中崎から3号逆転2ランを放った。一振りで試合をひっくり返した。巨人は先発の田中将が7回1失点の好投も、打線が八回まで無得点。1点ビハインドで迎えた九回、先頭のキャベッジが左翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると、続く泉口が内角への直球を強振。打球は右翼席へ吸い込まれ、起死回生の3号逆転2ランとなった。土壇場で飛び出した一打に巨人ベンチは大爆発。阿部慎之助監督は笑顔で泉口を迎え入れた。

◆巨人は0―1の九回に先頭のキャベッジが二塁打を放ち、続く泉口の3号2ランで逆転。好投の田中将の後を受けた赤星が2勝目を挙げ、マルティネスが2セーブ目。広島は森が7回無失点も、3番手の中崎がつかまった。

◆巨人は鬼門の敵地で今季初勝利。九回に泉口が逆転の3号2ランを放った。阿部慎之助監督(47)は勝ち負けこそつかなかったが7回3安打1失点(自責0)と好投した田中将大投手(37)を絶賛した。7回79球、1四球で5奪三振という内容に「テンポよくてね。コントロールも良かったですし、本当に素晴らしい投球で。ああいう粘りがあったからこそのこういう試合なったんじゃないですかね」と賛辞を惜しまなかった。今季はオープン戦で計10回無失点で、シーズン初戦でも六回途中2失点で今季初勝利。好調の右腕に指揮官は「球速にこだわっているのか分からないですけど、僕はこだわらずに制球良く投げるっていうことをしているように見えました。そういうところは他の投手陣も見習うところはまだまだあるんじゃないかなと思います」と140キロ台中盤の直球を丁寧に制球するスタイルをたたえた。野手では支配下登録されたばかりの22歳、平山を「1番・右翼」で起用。4打数無安打だったが、阿部監督は「だまだこれからですし、外野でいい争いをしてほしい」と期待した。

◆広島は逆転負け。目前にしていた勝利がまたもこぼれ落ちた。1―0の九回に登板した中崎が泉口に2点本塁打を浴びた。ぼうぜんと打球を見届けた中崎は「投げミス。チームに申し訳ない」と言葉を絞り出した。2日のヤクルト戦では九回に森浦が1点差を守れず逆転サヨナラ負け。4日の阪神戦でも森浦が九回に3失点して追い付かれた。守護神を固定していない新井監督は「こういう日もある。また切り替えて準備してほしい」と淡々と話した。

◆今季2度目の先発となった田中は7回3安打1失点(自責点0)。野茂英雄を超える日米通算202勝目はお預けとなったが、明るい表情でバスに乗り込んだ。「ボールもしっかりコントロールできていたし、精神的、フォームもいいバランスで投げられた。本当にいいチームの勝利だった」140キロ台中盤の直球を主体とした丁寧な投球で5奪三振。七回にキャベッジ、ダルベックの拙守などで失点したが、最少失点にとどめた。計10回無失点だったオープン戦から好調を維持するマー君を阿部監督は「本当に素晴らしい投球」と絶賛。「球速にこだわらずに制球良く投げることをしているように見えました。そういうところは他の投手陣も見習うところはまだまだある」とうなっていた。

◆6日に支配下登録された3年目の巨人・平山功太外野手が、初めて出場選手登録され、「1番・右翼」で先発出場。地元・広島で両親も見守る中、4打数無安打に終わったが、「自分の実力不足。練習するしかない。下を向かずに上だけ向いて頑張りたい」と目をぎらつかせ、阿部監督も「まだまだこれから」と期待した。

◆巨人・泉口友汰内野手(26)が1点を追いかける九回に逆転の右越え3号2ランを放ち、2-1の勝利に導いた。不動の「3番・遊撃」としてチームを引っ張る新たな柱が、7回1失点と好投した田中将大投手(37)の負けを消し、本塁打数はリーグトップ。昨季10敗(2勝)を喫した〝鬼門〟の敵地で、チームは3位に浮上した。長年立ちはだかる〝鬼門〟を打ち破る一発だった。敗戦ムードが漂いかけた0-1の九回無死二塁、泉口が内角のボール気味の直球を捉え、右翼ポール際へ運んだ。決勝の3号2ランを含む3安打。それでもまずは反省を口にするのが、この男だ。「僕のサインミスで、バントが出てないのにバントやと思い込んで...」一度、バントの構えをしかけたところで、三塁ベースコーチの川相ディフェンスチーフコーチに呼ばれる一幕もあったが、「うまく打てました」と器用な内角打ちでアーチを描いた。昨季は6本塁打だったが、早くも3発。リーグトップのサンタナ(ヤクルト)、森下(阪神)に並んだ。昨季から続くマツダスタジアムでの連敗を5で止めた。チームが2014年以降、同球場で勝ち越したのはリーグ優勝した24年(6勝5敗2分け)だけ。昨季は2勝10敗。今季初戦だった前夜も2度の落球などで嫌な負けを喫した。だが、いつも冷静でクレバーな泉口は、雰囲気にのまれないどころか〝飲み込んで〟いた。球場の食事会場に置いてある広島名物『もみじ饅頭』が大好きだといい「クリーム味が好きっす」。ふんわり&モチモチの生地が特長の和菓子からパワーを吸収。苦手意識よりも「食べ物がおいしい」と広島を楽しむ余裕が、逆境をはね返す力になった。「最後(九回)に情けないエラーをしてしまった。勝ってかぶとの緒を締めたい。ああいうので逆転(される可能性)はある。今日は本当にライデル(マルティネス)に感謝したい」失策の反省も忘れない泉口。プロ3年目にして強い責任感を抱く攻守の要にとっては、この日の勝利の味は、甘いだけではなかったようだ。(谷川直之)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
820 0.800
(↑0.022)
-
(-)
13347
(+3)
34
(+2)
9
(-)
7
(-)
0.244
(↑0.001)
2.530
(↑0.06)
2
(-)
阪神
740 0.636
(↓0.064)
1.5
(↓1)
13247
(+2)
32
(+3)
5
(-)
8
(-)
0.257
(↓0.005)
2.840
(↓0.02)
3
(1↑)
巨人
650 0.545
(↑0.045)
2.5
(-)
13237
(+2)
39
(+1)
10
(+1)
5
(-)
0.242
(-)
3.150
(↑0.33)
4
(1↓)
広島
550 0.500
(↓0.056)
3
(↓1)
13328
(+1)
32
(+2)
6
(-)
4
(-)
0.210
(↓0.008)
2.780
(↑0.09)
5
(-)
DeNA
380 0.273
(↓0.027)
5.5
(↓1)
13233
(+4)
43
(+6)
6
(+1)
5
(+1)
0.243
(↓0.004)
3.620
(↓0.06)
5
(1↑)
中日
380 0.273
(↑0.073)
5.5
(-)
13236
(+6)
48
(+4)
6
(+1)
10
(+2)
0.255
(↑0.006)
4.000
(↑0.1)