| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 12 | 13 | 0 | 1 |
巨人 | 1 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 6 | 12 | 0 | 2 |
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勝利投手:及川 雅貴(1勝0敗0S) 敗戦投手:船迫 大雅(0勝1敗0S) 本塁打 | |||||||||||||
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◆阪神がシーソーゲームを制した。阪神は5-6で迎えた8回表、坂本と木浪の適時打で3点を挙げ、リードを奪う。続く9回には森下の1号ソロなどで4点を加え、相手を突き放した。投げては、5番手・及川が今季初勝利。敗れた巨人は、投手陣が振るわなかった。
◆阪神は2年連続開幕カード勝ち越しを狙う。先発は伊藤将司投手(29)。20年ドラフト2位で入団し、6年目シーズンの初登板になる。20年ドラフトは「神ドラフト」として名高く、今季も注目が集まる。同年1位の佐藤輝明内野手(27)は前日28日のカード2戦目で初安打&初打点をあげて勝利に貢献。同6位の中野拓夢内野手(29)は3安打1盗塁で全2得点のホームを踏んだ。同5位の村上頌樹投手(27)は27日に開幕投手を務めて6回5安打3失点。黒星を喫してしまった。同8位の石井大智投手(28)は2月に「左アキレス腱(けん)断裂縫合術」を受けてリハビリ中となっている。
◆今年は競った試合が続く? 阪神は28日に今季初勝利を挙げ、開幕カードを1勝1敗に戻した。先制は初回。1死から中野拓夢内野手(29)が右前打で出塁すると、次打者森下翔太外野手(25)の打席で二盗を試み、これが相手捕手の悪送球を誘った。一気に三塁へ進塁すると、森下が左犠飛を放ち、先制点をもぎとった。足を絡めた初回の攻撃に、藤川球児監督(45)は「相手のミスが1つからんでというところでは、こういった勝負に今シーズンはなるんじゃないかなとは思いますけど、きちっと、こちらディフェンスできたんじゃないかなと思います」と振り返った。第3戦へ向けても「いい勝負が、明日もギリギリの勝負になると思いますから」と答えていた。阪神と巨人の戦いは「伝統の一戦」と呼ばれ、指揮官は「宿敵」と表現する。昨季は17勝8敗と阪神が大きく勝ち越し。今季はどっちに転ぶか分からない、手に汗握る接戦が続くか。
◆巨人大勢投手(26)が早期の1軍復帰を見据えた。前日28日、WBCから巨人復帰後実戦初登板。日本ハムとの2軍戦に3番手でマウンドに上がると1回無失点2奪三振と好投した。直球は全球150キロを超え、最速155キロ、平均153・8キロという圧倒的な出力で「帰ってきてからでは一番よかったんじゃないかなと。もっと良くなると思いますし、今までの感じからしたらすごく良かった。上がってきてるなと」と手応えをにじませた。1軍復帰については「1日でも早く1軍で投げる準備をするだけ。声がかかったら1軍の試合に投げられるように常に準備したい。1日でも早く戻ってチームの力になりたい」と話した。
◆阪神のスタメンが発表された。オーダーは開幕2戦目と同じ。先発は伊藤将司投手(29)で、伏見寅威捕手(35)とバッテリーを組む。今カードは1勝1敗。阪神は勝てば2年連続の開幕カード勝ち越しが決まる。
◆巨人の始球式にリアルすぎる? 恐怖のジャビットが登場した。セレモニアルピッチにお笑いコンビ「ニッチェ」が登場。近藤くみこは巨人のユニホーム姿も、江上敬子は顔面をオレンジに塗りたくって球団マスコット「ジャビット」のような姿で登場した。本物のジャビットと隣り合ってビジョンに映し出され、球場は騒然となった。 投球した近藤は捕手の山瀬にノーバウンド投球を披露し、東京ドームを盛り上げた。
◆阪神近本光司外野手(31)が無事に"開幕"した。初回先頭でルーキー山城京平投手(22)からファウルで10球粘り、中前にはじき返した。シーズン10打席目の初安打となった。その後、二盗を試みたが失敗に終わり、シーズン初盗塁とはいかなかった。
◆阪神佐藤輝明内野手(27)がメジャーリーガーばりの豪快な好守を見せた。初回無死一塁から巨人松本剛外野手(32)のバントが小フライに。三塁手の佐藤は迷わず突っ込み、足からスライディングしながら地面すれすれで好捕。そこからノーステップで一塁に送球して併殺にした。昨年ゴールデングラブ賞に輝いた背番号8が、自慢の脚力と強肩を見せつけた。
◆阪神先発の伊藤将司投手(29)が自らのバットで試合をひっくり返した。2年ぶりに開幕ローテーション入りで巡ってきた今季初登板。初回2死二塁で4番ダルベックに高めカットボールを右中間へ運ばれ、1点を失った。その裏、2死一、二塁で巨人ドラフト3位山城の6球目、高めの145キロ直球を振り抜き、三塁線を破る2点適時二塁打。逆転に成功した。伊藤将は昨季まで5年間で160打数14安打、8打点。二塁打は22年9月7日ヤクルト戦(甲子園)以来4季ぶりとなった。
◆球場が騒然となった。2回1死一塁、巨人先発のドラフト3位山城京平投手(22=亜大)が、8番伏見に対し変化球を引っかけ、死球を与えた。山城が与えたこの回2つ目の死球に、阪神藤川監督らコーチ陣がベンチを飛び出した。審判と会話をしたのち、ベンチへ戻り試合は再開した。プロ初登板の山城は初回で球数26球を要し、制球に苦戦している。
◆1イニング2つ目の死球に、阪神藤川球児監督(45)が思わずベンチを飛び出た。1点を追う2回。先頭の大山悠輔内野手(31)に、巨人山城の144キロ直球が直撃。主砲への死球にスタンドはどよめいた。その後1死一塁で、今度は伏見寅威捕手(35)の左足裏付近に、山城のツーシームが直撃。再びスタンドはどよめきと怒号。すると藤川監督がベンチを飛び出て、手で払うしぐさを見せた後、審判に詰め寄った。和田ヘッドコーチ、藤本総合コーチ、小谷野打撃チーフコーチも後を追い、審判団に何かを訴えた模様だ。1勝1敗で迎えた開幕カード第3戦。熱い戦いが続くだけに、一瞬不穏な空気がただよった。
◆巨人ドラフト3位の山城京平投手(22=亜大)が、3回途中で降板した。1-0の2回、2つの死球で2死一、二塁のピンチを背負うと投手の伊藤将に三塁線を破る2点適時二塁打を許した。続く3回は先頭中野に二塁打を浴びると森下、佐藤輝に連続四球を与え、無死満塁としたところでマウンドを降りた。2回0/3を投げ、3安打5四死球。制球に苦しみ「自分の実力が出せなかったっていうのが悔しいところ。緊張してたんですけど。いい形に変えきれなかった」と唇をかんだ。ほろ苦デビューとなったが「ドームのマウンドに立てたっていうのはすごいいい経験でしたし。まあ、これをきっかけにまた頑張れるようにやっていきます」と前を向いた。
◆阪神伏見寅威捕手(35)が2回に死球を受けた。今季5打席目で初死球。オープン戦ではわずか20打席で、12球団最多タイの3個も死球をもらっている。チーム全体では4個だけに、その多さが分かる。通算では1680打席で24個目の死球となった。70打席に1回、当たっている。1年間レギュラーで出れば6~8個ほどもらう計算になる。ちなみに昨年の12球団最多死球は阪神森下翔太外野手(25)の12だった。
◆阪神中川勇斗捕手(22)がベンチの期待に応えた。開幕から3試合連続で「6番左翼」でスタメン。2戦目までは自慢のバットから快音が聞かれなかったが、3戦目も変わらずオーダーに名前があった。2-1の3回1死満塁で回ってきた2打席目。2番手・赤星優志投手(26)の低めのフォークを完璧にとらえ、左中間を割った。苦しんだ末のシーズン初安打。2者を迎え入れると、興奮した中川は二塁塁上で何度も手をたたき、雄たけびを上げた。胸を強くたたくしぐさも見せ、ベンチと喜びを分かち合った。阪神の左翼は昨年から固定できず、激しいレギュラー争いが繰り広げられている。
◆阪神先発の伊藤将司投手(29)が2回1/3を6安打3失点で降板した。2年ぶりの開幕ローテーション入り。初回、2死から巨人3番泉口、4番ダルベックに二塁打2本を浴び、1点を先制された。その裏、2死一、二塁で巨人ドラフト3位山城の高め直球を振り抜き、三塁線を破る2点適時二塁打。自らのバットで試合をひっくり返した。さらに、打線は3回にも中川勇斗捕手(22)の2点適時二塁打などで3点を追加。5-1と突き放した。だが、3回1死。伊藤将は1番キャベッジから3連打を浴び、1死満塁。4番ダルベックにストレートの四球で押し出し。5-2とされ、2番手の早川太貴投手(26)に交代した。左腕は、これまで同戦通算16試合で7勝4敗、防御率2・52。22年5月22日から23年7月1日まで年をまたいで5連勝で、うち3完封と好相性だった。
◆巨人ダルベックが試合を振り出しに戻すアーチをかけた。3-5の5回1死一塁から、4番のボビー・ダルベック内野手(30)が、阪神湯浅の148キロ内角高め直球を振り抜いた。力強い打球は左中間スタンドに飛び込む2号同点2ラン。打球速度は167・7キロ、推定飛距離は120・4メートルだった。
◆今季3戦目を迎えた「すしレース」。マグロ、コハダと昨年から出場しているメンバーが、白星を重ねた過去2戦。そろそろ新メンバーの活躍に期待がかかる。号砲とともに飛び出したのは、マグロ、芽ネギ、かんぴょうの3貫。集団から抜け出すと3者譲らず加速したが、経験者の意地を見せたのはマグロ。ラスト3メートルで2貫を振り切り今季2勝目を飾った。2着にかんぴょう、3着に芽ネギが入った。今季の戦績はマグロ2勝、コハダ1勝。〇すしレース 4回表終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの5貫に加え、今季から新メンバーのイカ、ウニ、芽ネギ、かんぴょうの計9貫。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。今シーズンからオフィシャルプレミアムスポンサー「DAZN」が提供する「DAZN presentsすしレース」として開催される。DAZNをご利用中の方および新規ご加入いただいた方の中から、毎試合抽選で1名(13歳未満)に、その日のペア観戦チケットとすしレースへの参加券がプレゼントされる。
◆阪神3番手の湯浅京己投手(26)が痛恨の1発を浴びた。5-3の5回。1死一塁で巨人の4番ダルベックに4球目、高めの148キロ直球を左中間スタンドへ2ラン。試合を振り出しに戻され、膝に手をついた。開幕戦だった27日には村上頌樹投手(27)が1番キャベッジ、4番ダルベックにアベック弾を打たれ、1-3で敗れた。
◆「伝統の一戦」となった開幕カード。1勝1敗で迎えた第3戦は両軍ともに早めの継投策に入った。巨人はドラフト3位の山城京平投手(22)を3回途中で諦め、2番手に赤星優志投手(26)を送った。山城は2回0/3、3安打5四死球、5失点。一方の阪神も伊藤将司投手(29)が3回途中降板。1死満塁でボビー・ダルベック内野手(30)に押し出し四球を与えたところで、2番手として早川太貴投手(26)が登板した。伊藤将は2回1/3、6安打、3失点。試合は3回終了時点で5-3と阪神がリードしている。
◆阪神早川太貴投手(26)が好リリーフを見せた。5-2の3回1死満塁で先発の伊藤将司投手(29)が降板。早川は2番手でマウンドに上がり、岸田に左犠飛を許すも、なお1死一、二塁で中山を左飛に抑えた。5-3の4回も続投。1死二塁のピンチを背負ったが、代打佐々木を二ゴロ、この日2安打を放っていた1番キャベッジを空振り三振に仕留めた。5回は湯浅京己投手(26)が3番手でマウンドに上がった。早川は1回2/3、1安打、無失点だった。
◆阪神が4点リードを追いつかれた。5-3の5回1死一塁で湯浅京己投手(26)が巨人ボビー・ダルベック内野手(30)に同点2ランを献上した。開幕カードは助っ人砲にやられている。1戦目はトレイ・キャベッジ外野手(28)に先頭打者本塁打を献上。さらに4回はダルベックに1号ソロを許した。この日の3戦目もダブル助っ人に快音を許した。5回終了時点でキャベッジは2安打、ダルベックは2安打4打点1本塁打。リーグ連覇を目指す阪神にとっては今後も要注意となりそうだ。カード2戦目は先発高橋遥人投手(30)の快投で勝利をつかんだ。
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◆阪神5番手の及川雅貴投手(24)が痛恨の1発を浴びた。5-5の7回、テンポよく2死を奪い、巨人の3番、泉口。2球目、内角ツーシームを右翼席へソロアーチを運ばれた。昨季リーグ最多の66試合に登板して6勝3敗、46ホールド、防御率0・87と抜群の成績を残したセットアッパーが唇をかんだ。5回には3番手の湯浅京己投手(26)が4番ダルベックに左中間へ同点2ランを浴びており、これで開幕カードは巨人打線に計4発を放り込まれた。
◆阪神ベンチが勝負どころで揺さぶりをかけてきた。1点を追う8回。途中出場の坂本誠志郎捕手(32)の中前打でまず同点。さらに続く1死一、三塁のチャンス。小幡竜平内野手(25)が初球を空振りしたタイミングで、三塁走者の大山悠輔内野手(31)に代走・熊谷敬宥内野手(30)を送った。セーフティースクイズを仕掛けやすいシチュエーションで、相手バッテリーと守備陣に重圧をかけた。ただ、スクイズはしなかた。坂本が二盗を決めて二、三塁。小幡は左飛に倒れた。押せ押せムードがしぼみかけたが、投手の打順で代打に出た木浪聖也内野手(31)が二塁内野安打。ヘッドスライディングで一塁に飛び込んだ。二塁走者も本塁に突っ込み、勝ち越しの2点を奪った。
◆阪神が8回に再逆転した。1死二、三塁で途中出場の坂本誠志郎捕手(32)の中前打で6-6の同点。さらに2死二、三塁とし、投手の打順で代打に出た木浪聖也内野手(31)がしぶとく一、二塁間に転がした。二塁手の浦田俊輔内野手(23)が回り込んだが、ジャッグル。木浪は頭から一塁に飛び込んだ。記録は内野安打。隙を突くように二塁走者も本塁に突っ込んだ。巨人のリクエストがあったが判定は覆らず、阪神に勝ち越しの2点が入った。木浪は今季初打席だった。一塁塁上で何度もガッツポーズを繰り出し、ベンチもお祭り騒ぎになった。
◆阪神森下翔太外野手(25)が今季のチーム1号で通算50号を決めた。8-6の9回1死。巨人8番手、石川の高めチェンジアップをフルスイングで阪神ファンが待つ左翼スタンドへ運んだ。今季1号ソロはプロ4年目で通算50号に到達。ダメ押しの1発で開幕カード勝ち越しに導いた。虎の若き主砲は、3試合で11打数5安打の打率4割5分5厘、2打点と絶好調だ。
◆阪神が2ケタ安打&2ケタ得点でシーソーゲームを制した。これで開幕カード2勝1敗でとし、2年連続で勝ち越しを決めた。5-6で迎えた8回1死二、三塁、坂本誠志郎捕手(32)の中前適時打で同点に追いつくと、なおも1死一、三塁で代打木浪聖也内野手(31)が執念の内野安打を放ち、勝ち越しの2点を呼び込んだ。先発の伊藤将司投手(29)は、2回1/3を6安打3失点で降板。初回2死から巨人泉口、4番ダルベックに2本の二塁打を浴び先制を許した。その裏に自ら三塁線を破る2点適時二塁打を放ち逆転。さらに、打線は3回にも中川勇斗捕手(22)の2点適時二塁打などで3点を追加し、一時5-1と突き放した。暗転したのは直後の3回。1死から3連打を浴び1死満塁とし、4番ダルベックにストレートの押し出し四球。ここで2番手早川に交代となった。早川は岸田の左犠飛による1点にとどめたが、自慢のリリーフ陣がこの日は巨人打線につかまった。5-3で迎えた5回、湯浅京己投手(26)が1死一塁でダルベックに同点2ランを献上。そして5-5で迎えた7回、及川雅貴投手(24)が泉口に右翼へソロ本塁打を浴びて一時勝ち越しを許した。しかし8回、先頭佐藤輝明内野手(27)の左前打から1死二、三塁のチャンスをつくり同点、一気に勝ち越し。さらに9回には森下翔太外野手(25)が今季1号となるダメ押し本塁打を放ち、リードを広げた。3時間30分を超えるシーソーゲームを制し、次はホーム開幕戦、31日DeNA戦(京セラドーム大阪)に臨む。
◆巨人が痛恨の逆転負けを喫した。4点差をひっくり返すも、8回に3失点して白星を献上。昨季王者・阪神との開幕カードは1勝2敗で負け越しスタートとなった。ドラフト3位の山城京平投手(22)はプロ初登板初先発で粘りきれず。2回に2死球で一、二塁のピンチを招くと、投手の伊藤将に三塁線を破る2点適時打を許した。続く3回は先頭中野に二塁打を浴びると森下、佐藤輝に連続四球を与え、無死満塁としたところでマウンドを降りた。2回0/3を投げて3安打5失点5四死球。「しっかりチームのために腕を振って、自分らしく頑張っていきます」と意気込んでいたが、制球に苦しみ、ほろ苦デビューとなった。それでも打線が奮起して山城の初黒星を消した。3回に1死満塁からダルベックの押し出し四球、岸田の犠飛で2点差に迫ると5回1死一塁、4番の5回1死一塁から、4番のボビー・ダルベック内野手(30)が、阪神湯浅から左中間席への同点の2号2ラン。さらに7回2死、泉口友汰内野手(26)が右翼席へ確信の1号ソロで勝ち越しに成功した。しかし1点リードの8回、イニングまたぎの北浦竜次投手(26)が先頭の佐藤輝に左前打を浴びると、スイッチした船迫大雅投手(29)が流れを止めきれず。四球と犠打でピンチを拡大して坂本に同点適時打を浴びた。さらに中川皓太投手(32)も、2死二、三塁から代打木浪に二塁への内野安打を打たれ、二塁・浦田が打球処理に手間取る間に二塁走者の生還も許した。投手陣はWBCに参加していた大勢投手(26)とライデル・マルティネス投手(29)を欠いた中で開幕を迎えており、苦しい台所事情が露呈した形となった。
◆先の見えないシーソーゲームになったが、阪神が8回に8-6と再逆転に成功。9回も攻撃の手を緩めず、森下翔太外野手(25)の1号ソロなどで4点を追加して勝負ありとなった。ぎっしりと埋まっていた一塁側スタンドでは、点が入るたびに客が席を立った。9回の阪神の攻撃が終わるころには、座席のブルーが目立つようになった。
◆笑顔満開??木浪聖也 気迫の内野安打今季初打席で2点タイムリー??巨人×阪神#阪神タイガース #だったらDAZN野球専用パック「DAZN BASEBALL」? 月々2,300円(年間プラン・月々払い)? 初月無料キャンペーン中(?4/19まで)? 視聴はこちらhttps://t.co/onr1xZUtuG pic.twitter.com/SibCNAtynO
◆阪神藤川球児監督(45)が試合後、ベンチを飛び出した場面について説明した。1点を追う2回。先頭の大山悠輔内野手(31)に、巨人山城の144キロ直球が直撃。さらにその後1死一塁で、今度は伏見寅威捕手(35)の左足裏付近に、山城のツーシームが直撃。1イニング2死球にスタンドにどよめきと怒号が混じる中、藤川監督がベンチを飛び出て、手で払うしぐさを見せた後、審判に詰め寄った。和田ヘッドコーチ、藤本総合コーチ、小谷野打撃チーフコーチも後を追い、審判団に何かを訴えた模様だ。試合後、藤川監督はその場面について問われ「まあ反応してるんですけど、山城投手も新人ですから少しコントロールも辛いところがあったと思いますけど。また次回、良い投球をしてもらえればなと思いますね。ゲームが終わればね、それはもう関係ありませんから」と穏やかな表情で"ノーサイド"を強調した。
◆3試合目にして阪神の開幕スタメンだった8人全員に「H」ランプがともった。2試合を終えてノーヒットだったのは近本光司外野手(31)、中川勇斗捕手(22)、小幡竜平内野手(25)の3人。近本が初回先頭で中前打を放つと、中川は3回に左中間に2点適時打。小幡も6回に中前にはじき返し、9回にも右前打を放った。上位、下位がつながり、13安打で12点を奪う猛攻だった。小幡は「出ていなかったので、よかったです。勝ち越せたので、次のカードにつながるのかなと思います」とホッとしたような表情を見せた。どんな選手でも、1安打目が出るまでは不安にかられるというプロ野球の世界。31日からのホーム開幕戦(対DeNA、京セラドーム大阪)にはずみがついた。
◆阪神藤川球児監督(45)は、2回1/3を6安打3失点と苦しんだ先発伊藤将司投手(29)の今後について前向きに話した。初回2死から巨人泉口、4番ダルベックに2本の二塁打を浴び先制点を献上。2回に自ら逆転の2点適時二塁打を放ったが、3回に暗転した。1死から3連打を浴び1死満塁とし、4番ダルベックにストレートの押し出し四球。ここで2番手早川に交代となった。試合後、指揮官は「緊張したのかな、少しね。守りに入らず、攻めていかなきゃいけないと、このあと思いますから。まだ始まったばかりですからね。いいんじゃないですか。チームがこれで勝ってくれて」と今季初先発となった左腕をおもんぱかった。続けて「いかに早く開き直れるか。どうしても少し守りに入ったというか、このままローテーションに入りたいという守りに入ったのか。次は彼が攻める一手を打てるようなシーンを整えたいなと思いますね。特にきょうのマウンドに立てている時点で十分かなと思います」と前向きに今後を見据えていた。
◆3試合目にして阪神の開幕スタメンだった8人全員に「H」ランプがともった。2試合を終えてノーヒットだったのは近本光司外野手(31)、中川勇斗捕手(22)、小幡竜平内野手(25)の3人。近本が初回先頭で中前打を放つと、中川は3回に左中間に2点適時打。小幡も6回に中前にはじき返し、9回にも右前打を放った。上位、下位がつながり、13安打で12点を奪う猛攻だった。小幡は「出ていなかったので、よかったです。勝ち越せたので、次のカードにつながるのかなと思います」とホッとしたような表情を見せた。どんな選手でも、1安打目が出るまでは不安にかられるというプロ野球の世界。31日からのホーム開幕戦(対DeNA、京セラドーム大阪)にはずみがついた。
◆阪神森下翔太外野手(25)が今季のチーム1号で、自身通算50号に到達した。8回に一挙3得点で逆転し、8-6の9回1死。巨人8番手、石川の高めチェンジアップを完璧に捉えた。打った瞬間、確信の1発は、一直線で阪神ファンが待つ左翼スタンドへ。「自分が打つ前にいろんな粘りとか執念を見せてくれたので、あの1発につながったと思う」。先輩たちの猛打の波に乗った。26年1号ソロで通算50号を達成。新人から3年間、キャリアハイを更新し、4年目の開幕3戦目で決めた。それでも「もっともっと上を目指しているので」。今季「最低30本塁打」を掲げる若き主砲にとって、通過点に過ぎなかった。ダメ押しの1発でチームも開幕カード勝ち越し。「まず勝ち越せたのが良かった」とうなずいた。3試合で11打数5安打の打率4割5分5厘、2打点。「シーズン長いので一喜一憂することなくやります」と表情を引き締めた。WBCの準々決勝ベネズエラ戦で一時勝ち越し3ランを放った男は、虎でも絶好調。侍ジャパンで一回りも二回りも大きくなって帰ってきた背番号1。ここからリーグ連覇へとアーチを積み重ねる。【村松万里子】
◆阪神の6番中川勇斗捕手(22)が今季初安打初打点を挙げ、感情を爆発させた。2-1の3回、1死満塁。「ランナーを返すことだけを意識して、打席に入りました」。巨人赤星の低めフォークを振り抜き、中越えの2点適時二塁打。渾身(こんしん)のガッツポーズを決め、二塁上では何度も胸に手を当てた。自身初の開幕スタメンをつかみながら、2戦目まで5打数無安打。「あきらめずに、どんな形でもいいのでチームに貢献したいと思っていた」と笑った。
◆阪神坂本誠志郎捕手(32)が大きな存在感を示した。先発マスクは2試合連続で伏見に譲ったが、7回の守備から途中出場。ただ一緒に試合に入った及川が泉口に勝ち越しソロを浴びた。1発を警戒して内角を厳しくついたが、完璧にもっていかれた。借りは攻撃で返した。直後の8回。1死二、三塁から中前に同点打。塁上でベンチに向かって何度も腕を振り上げた。「難しいところで(前の)中川がバントを決めたので、何とかしてあげようという思いでした。(喜びの表現は)やるか、やられるか。みんながつないでくれているので、たかぶる部分ではありました」と振り返った。一、三塁から二盗を決めると、さらなる激走を見せた。代打木浪の決勝の二塁内野安打のシーン。二塁手がジャッグルしているのを見て二塁から一気にホームに突っ込んだ。三塁走者に続いて生還した。9回にはとどめを刺す中越えの2点三塁打。終盤に力強く、巨人をなぎ倒した。今季から主将を担う。藤川監督も「キャプテンですから。いい形でゲームが流れましたね」と絶賛。WBCから戻ってまだ2週間足らず。調整の不安も吹き飛ばすプレーの連続だった。
◆新助っ人の阪神ダウリ・モレッタ投手(29=パイレーツ)が無失点デビューを飾った。8-6と逆転した直後の8回、6番手で登板。四球と左前打で2死一、二塁とするも、最後は代打の丸を高め直球で二ゴロに仕留め、ほえた。「ファンの人もいっぱいいた中で感情的になった部分があった。次はそれを生かしたい」と反省を忘れず。初三振のボールを手に「いつも支えてくれる婚約者に渡したい」と笑みを浮かべた。
◆リーグ連覇を目指す阪神が代打木浪聖也内野手(31)の決勝打でシーソーゲームを制し、2年連続開幕カード勝ち越しを決めた。一時は4点差を逆転されたが、5-6の8回に途中出場の坂本が同点打。なお2死二、三塁で代打の木浪が2点適時内野安打を放った。殊勲打の木浪は「冷静に打席に立てた。自分を信じて振った結果。本当に良かったです」と汗をぬぐった。打席は冷静も気迫のヘッドスライディングで勝利への執念を見せた。土だらけのユニホームは左脇腹あたりが破け「戦った証しです」。3時間50分の激闘に決着をつけ、お立ち台では笑みを浮かべた。オープン戦は30打数10安打で打率3割3分3厘。本職の遊撃のほか、三塁でも出場機会をうかがった。それでも開幕スタメンには選ばれなかった。木浪は「どうこう思うこともない」と明かし「こういうチャンスで結果を残すっていうことが大事です」と言い切った。心強い男がヒーローだった。終盤の波状攻撃で終わってみれば13安打12得点で巨人を圧倒。敵地東京ドームを2勝1敗で終え、球団初の連覇へ幸先のいいスタートを切った。
◆阪神佐藤輝明内野手(27)が2戦連続のマルチ安打を決めた。8回の第4打席、先頭打者で左前打を放ち、チームの逆転劇を演出。9回の第5打席にも右翼フェンス直撃の二塁打を放った。「(8回は)みんながつないでくれたのでね。まあまあ、先頭バッターだったので塁に出られてよかったです」。3連戦で4安打。開幕カードの勝ち越しも決め「すごい良かったんじゃないですか」と振り返った。
◆阪神は結果的に打ち勝ったが、どちらに転んでもおかしくない試合展開だった。今季の巨人の印象について問われた阪神藤川監督は「見ての通り、攻撃力がありますし」と素直にライバルの打力を認めていた。離れて座る助っ人2人は、今後も脅威となりそうだ。27日の開幕戦は2人にそれぞれ1号アーチを献上。この開幕カード3連戦で、キャベッジは13打数5安打1打点1本塁打、打率3割8分5厘。ダルベックは11打数3安打5打点2本塁打、打率2割7分3厘。"純和製打線"で臨んだ阪神とは、対照的な構図だった。次回の対戦は4月14日からの甲子園3連戦。捕手陣にとっても、どう押さえ込むかじっくり考える相手となりそうだ。そしてもう1つ、指揮官は冒頭の言葉に続けて言った。「どの球場も打球が少し遠くに飛んでいるような雰囲気もありますので、野球の景色というのが今シーズンまた少し違うかもしれないですし。このあたりどうなっていくか見守りながらゲームを行っていくと」。昨季よりも打球が良く飛ぶ? 「守り勝つ」野球が信条のチームにとって、こちらも気をつけなければならない。【磯綾乃】
◆阪神坂本誠志郎の一問一答ー打ち合いになった序盤から点の取り合いというか、バタバタした感はありましたけど、点を取られても、粘っていけたのが良かったんじゃないかなと思います。ー8回の同点打は大きかった。打撃練習を見ていても状態はよさそう調子がいいか悪いか分からないですけど、どの打席でもしっかり貢献したいと思っている。こういう打席を増やせるように頑張りたいです。
◆阪神が2ケタ安打&2ケタ得点でシーソーゲームを制した。これで開幕カード2勝1敗でとし、2年連続で勝ち越しを決めた。5-6で迎えた8回1死二、三塁、坂本誠志郎捕手(32)の中前適時打で同点に追いつくと、なおも1死一、三塁で代打木浪聖也内野手(31)が執念の内野安打を放ち、勝ち越しの2点を呼び込んだ。木浪は近年「休む勇気」を身につけた。入団直後は「休みでも何かしら体を動かしていました。『休みでもやらないと』っていう考えがあって」。それでもオフ返上で汗を流すルーティンは、1歩間違えれば疲労蓄積につながる。「休む勇気というか。休まないでずっとやっていこうと思ってやってきましたけど、でも休むことって大事だと分かって。それからですかね」。今年で32歳の8年目。中堅の域に入り、積極的休養がパフォーマンスにつながると身をもって感じた。今春キャンプでは5時過ぎに起床し、朝からウエートルームにこもった。休日に納得して休むため、稼働日はとことん練習に時間を費やした。今、木浪は休日に何をするのか。「寝てます。とにかくゆっくりしていますね。本当に何もしない日を作っています」。休むのも練習の一環。すべて野球のためだ。代打で登場し、内野安打では珍しい2点の決勝適時打だった。「やれることはやって毎試合臨んでいるつもりなので。だめだった時はそこまで。良かった時にまた次、どう結果を残すか」。地道に努力する木浪に野球の神様がほほ笑んだ。【只松憲】
◆阪神藤川球児監督(45)が1イニング2死球に思わずベンチから飛び出た。2回先頭の大山に巨人山城の144キロ直球が直撃。さらに1死一塁で伏見も死球を受けると、コーチ陣とともにベンチを出て審判団に何かを話しかけた。試合後はその場面について「山城投手も新人ですから、少しコントロールもつらいところがあったと思いますけど。また次回、良い投球をしてもらえればなと思いますね。ゲームが終わればね、それはもう関係ありませんから」と穏やかな表情で説明していた。
◆阪神先発の伊藤将司投手(29)は2回1/3を6安打3失点と苦しんだ。0-1の2回に自ら逆転の2点適時二塁打を放つも3回に暗転。3連打からダルベックに押し出し四球を与え降板した。「ほぼ自滅みたいなものだった。そこを次回の登板で修正できたら」。藤川監督は「緊張したのかな。このままローテーションに入りたいという守りに入ったのか」とおもんぱかり「次は彼が攻める一手を打てるようなシーンを整えたい。今日のマウンドに立てている時点で十分」と前向きに話した。▽阪神岩崎(9回に今季初登板し1安打無失点)「なんでも良かったです。勝てたので。チームみんなで勝ち取った試合なので、また来週みんなで頑張りたいです」
◆巨人のライデル・マルティネス投手(29)が試合前練習でライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板し、増田陸、浦田とそれぞれ3打席ずつ対戦。計21球を投じ、安打性の打球は一つも許さなかった。観客のいない東京ドームのマウンドに上がったマルティネスは阿部慎之助監督ら首脳陣が見守る中、変化球も交え実戦さながらの熱のこもった投球を披露。浦田からは2三振を奪うなど順調な調整ぶりをアピールした。中日から移籍1年目の昨季は、自己最多の46セーブを記録した絶対的守護神。キューバ代表として出場したWBCでは1次リーグ3試合に登板していた。WBC敗退後はキューバに一時帰国。中東情勢の緊迫化による空路の混乱のため来日が大幅に遅れ、開幕カードでの登板は厳しい見通し。24日、阿部監督は「いないと想定して臨みたい」と語っていた。28日にイースタン・リーグの日本ハム戦(鎌ケ谷)でWBC後初の実戦登板を終え、八回に3番手で登板し、1回を無安打無失点、2奪三振に抑えた大勢もこの日から1軍に合流。巨人が誇る勝利の方程式のカムバックが目前に迫っている。
◆阪神の公示が発表され、選手の入れ替えは行われず。高橋遥人投手(30)も出場選手登録から抹消されなかった。高橋は28日の巨人戦(東京ドーム)で112球を投げて5年ぶりの完封勝利。藤川球児監督は試合後、「次回以降はさらに打線の援護、そしてリリーフ陣も次に投げるころには、各投手陣がデビューして、慣れているころでしょうから、地ならしをして、次の高橋の登板をチームとして待つと」と話していた。故障歴もあり、初の開幕ローテというところで一度抹消する〝投げ抹消〟での起用も考えられていたが、今回抹消されなかったため、中6日で4日の広島戦に直行する可能性もある。
◆28日に今季初勝利を挙げた阪神は、伊藤将司投手(29)が先発する。伝統の一戦は通算16試合で7勝4敗、防御率2・52と結果を残している。好投で2年連続の開幕カード勝ち越しへ導く。打線は28日の2回戦と同様の並び。開幕から2試合を戦い、森下、佐藤、大山のクリーンアップ全員に打点がついている。強力猛虎打線が巨人の先発、ドラフト3位・山城京平投手(22)=亜大=を打ち崩す。
◆阪神・近本光司外野手(31)が「1番・中堅」で出場。一回に今季初安打をマークした。巨人の先発、ドラフト3位・山城京平投手(22)=亜大=との初対戦。追い込まれてからファウルで粘り、10球目の146キロ直球を振りぬくと、二塁手左を抜けて中前打となった。開幕2戦目まで8打数無安打、1四球、4三振だった中で待望のHランプを灯した。しかし、直後の中野の打席で、二盗を試みたところで岸田に刺され好機を作れなかった。
◆阪神の先発・伊藤将司投手(29)が一回に先制を許した。先頭のキャベッジに左前打を許す。続く松本剛が犠打を試みるも三塁方向へ高く浮き、佐藤輝明内野手(27)が軽快なスライディングキャッチで捕球。さらに飛び出していた一走・キャベッジを見逃さず、すぐさま一塁に送球し併殺とした。流れは阪神に傾くかと思われたが、左腕は泉口に左中間への二塁打を許すと、新外国人・ダルベック(前ロイヤルズ傘下3A)にも右中間への適時二塁打を痛打され、先制点を献上した。
◆プロ初登板初先発の巨人ドラフト3位・山城京平投手(22)投手が阪神を相手に2回0/3を投げ3安打5失点で降板。三回までに5四死球を許すなど制球に苦しんだ。一回は2死一塁で佐藤輝から記念すべきプロ初三振を奪い、無失点とした。しかし二回先頭の大山に左ふくらはぎ付近に死球を与えると、1死後に伏見も左足首付近に死球を喫した。山城は帽子を脱いで頭を下げたが、直後に藤川球児監督ら阪神首脳陣がベンチを飛び出しグラウンドへ。阪神ファンからも怒号が飛び交い、東京ドームは異様な空気に包まれた。その後、阪神先発の伊藤将に2死満塁で2点適時打を浴び、逆転を許した。三回は中野に二塁打、森下、佐藤輝を連続四球で無死満塁としたところで降板。2番手の赤星が3人の走者の生還を許し、山城のプロデビューのマウンドは2回0/3を投げ3安打5失点5四死球とほろ苦い結果に終わった。
◆東京ドームが一時騒然となった。二回先頭で大山が左ふくらはぎ付近に死球を受けると、1死後に伏見も左足裏付近に死球を受けた。巨人の先発、ドラフト3位・山城京平投手(22)=亜大=は帽子を脱いで頭を下げたが、直後に藤川球児監督、和田ヘッドコーチ、藤本総合コーチ、小谷野打撃コーチがベンチを飛び出しグラウンドへ。指で数字の2を表し、球審に抗議。阪神ファンからも怒号が飛び交い、東京ドームは異様な空気に包まれた。
◆阪神・中川勇斗捕手(22)が「6番・左翼」で出場。三回に2点タイムリーを放った。先頭の中野拓夢内野手(29)が左翼線への二塁打でチャンスを作ると、続く森下翔太外野手(25)、佐藤輝明内野手(27)が連続四球で無死満塁。ここで巨人は2番手・赤星にスイッチ。大山は二飛に倒れるも、中川が低めのフォークに食らいつき、左中間を破った。リードを広げる2点打に中川は二塁ベース上で手をたたき、大きく吠えた。中川は開幕2戦で5打数無安打。待望の一打がここぞで飛び出した。なおも1死二、三塁で伏見が遊ゴロを放ち、1点を追加。伏見は虎初打点となった。
◆阪神は伊藤将司投手(29)の逆転二塁打や中川勇斗捕手(22)の2点二塁打などで三回までに5得点。サンケイスポーツ評論家・八木裕氏(60)が序盤の攻防を振り返った。「ルーキーの山城(D3位・亜大)が制球難のところを、うまく攻略した。三回は無死満塁で大山が倒れて、難しいところだったが中川がよく打った」一回に1点を先制されるも、二回に2つの死球から伊藤将の三塁線を破る2点二塁打で逆転。そして三回には無死満塁とチャンスを作るも、大山が2番手・赤星から二飛に倒れて、1死満塁から中川が中堅左への2点二塁打を放った。この一打に、「打点が欲しいケース。変にヒットを狙ったりせずに集中できていた。食らいついた結果、フォークをうまく打てた。大山が助かった」と八木氏。直後の1死二、三塁でも伏見の遊ゴロの間に5点目を挙げ、「巨人は前進ではなく中間守備だった。大きい1点だった」とも語った。
◆阪神の先発・伊藤将司投手(29)は2回1/3、6安打3失点で降板した。一回に泉口、ダルベック(前ロイヤルズ傘下3A)に連続で長打を浴びて先制を許すも、二回には自身の2点二塁打で逆転した。さらに3点の援護をもらった後の5-2の三回、1死から上位打線に3連打を浴びて満塁。ダルベックに押し出しの四球を許したところで降板した。代わってマウンドに上がった早川太貴投手(26)は岸田を左犠飛、中山を左飛に仕留め、最少失点で切り抜ける好救援を披露した。
◆阪神・中川勇斗捕手(22)が「6番・左翼」で出場。三回に2点タイムリーを放った。先頭の中野拓夢内野手(29)が左翼線への二塁打でチャンスを作ると、続く森下翔太外野手(25)、佐藤輝明内野手(27)が連続四球で無死満塁。ここで巨人は2番手・赤星にスイッチ。大山は二飛に倒れるも、中川が低めのフォークに食らいつき、左中間を破った。中川は「打ったのはフォーク。絶対にランナーを還すんだという、強い気持ちを持って打席に立ちました。自分らしい思い切りの良いスイングができたと思います」とコメントした。
◆阪神・湯浅京己が五回に登板。同点2ランを浴びた。5-3で迎えた五回、3番手で湯浅がマウンドに上がった。先頭の松本剛は153キロの直球で三球三振に斬るも泉口に四球を出す。1死一塁の場面で4番・ダルベック(前ロイヤルズ傘下3A)に内角高め148キロを完ぺきにとらえられ、左中間スタンドへ運ばれた。阪神は27日の開幕戦でもダルベックから村上がソロを被弾しており、開幕3試合目にして同助っ人に2本目のアーチを献上した。
◆巨人のボビー・ダルベック内野手(30)が「4番・一塁」で出場。3-5の五回1死一塁で中堅越えの同点2ランを放った。一回の第1打席は1死二塁で適時二塁打、三回の第2打席は1死満塁で押し出しの四球を選び、それぞれ1打点をマーク。五回の第3打席は阪神2番手・湯浅の内角高めへの直球をフルスイング一閃。打球は中堅席に吸い込まれ、貴重な同点2ランでここまで4打点とした。27日の開幕戦から3試合連続で「4番・一塁」で出場を続ける巨人軍第97代4番打者。27日に放った来日初安打となる1号ソロに続き、豪快な来日2発目で東京ドームに詰めかけたG党を沸かせた。
◆巨人が3-5の五回、新外国人のボビー・ダルベック内野手(30)の2ラン本塁打で同点に追いついた。サンケイスポーツ評論家・八木裕氏(60)は投手の投球フォームの影響を指摘した。「ダルベックはずっとストレートを打っていなかったが、しっかりとらえた。湯浅のような、ゆっくりとした腕の振りからのストレートには対応できるのだろう。きのうの高橋の小さい腕の振りには差し込まれていた。今どきの、タイミングの合う、合わないがはっきりした打者」ダルベックが湯浅から本塁打を打ったのは、内角高め寄りの148キロだった。これがダルベックの来日3安打目にして、初めて直球をとらえた安打。開幕戦は村上のスライダー、この日の三回の適時打は伊藤将のカットボールだった。高橋が完封勝利を挙げた28日には4打数無安打で、第1、2打席はともに直球で2打席連続3球三振を喫していたが、腕の振り方の違いによるものと指摘。「バッテリーは差し込めると思ったのだろうが反応された。腕の振り方によって配球を変えなければいけない時代になっているんじゃないかと感じた」と振り返った。
◆阪神・及川雅貴投手(24)が七回に登板。勝ち越しのソロ本塁打を許した。5-5の七回に5番手で登板。先頭のキャベッジを右飛、松本剛は空振り三振に仕留めた。しかし、泉口に2球目の内角へのツーシームを完ぺきに捉えられ、打った瞬間確信の右翼席への勝ち越しソロに。昨季66試合の登板でわずか2本塁打しか許さなかった左腕が今季初登板でいきなりアーチを献上した。
◆巨人・泉口友汰内野手(26)が5-5の同点で迎えた七回2死で、右翼席へ勝ち越しの1号ソロを放った。左腕・及川の内角球を、巧みに腕をたたんで引っ張った。打った瞬間にスタンドインを確信し、右手でバットを高く掲げて放り捨てた。昨年、正遊撃手に定着し、打率.302、ゴールデングラブ賞&ベストナインのW受賞を達成。今季は開幕から3番起用が続く打線の中核だ。頼もしさを増す3年目の左打者の躍進は続く。
◆阪神・木浪聖也内野手(31)が八回に代打で勝ち越しの2点打を放った。5-6の1点ビハインドで迎えた八回。先頭の佐藤が左前打、大山が四球で好機を作ると、中川が犠打を決めて1死二、三塁に。この場面で、七回の守備から途中出場した坂本誠志郎捕手(32)が中前に運び同点とした。小幡は左飛に倒れるも、2死二、三塁で木浪が二塁右に転がし、難しいバウンドのゴロに。これを二塁手・浦田が捕球しきれず、その間に三走・熊谷が生還すると、二走・坂本も好走塁でタッチをすり抜けてセーフとなった。
◆阪神は森下翔太外野手(25)の第1号ソロでダメ押し点を奪った。シーソーゲームが続き、8-6で迎えた九回。巨人の左腕・石川のチェンジアップを豪快に捉えた。打った瞬間に本塁打を確信すると、打球は左翼スタンドへ一直線。今季14打席目で最初の本塁打をマークし、これがチーム1号に。激戦の中で、大きな1点を加えた。
◆阪神は終盤に打線が爆発し、巨人を制し、2年連続の開幕カード勝ち越しを決めた。12得点は2024年7月21日の広島戦(甲子園)以来となった。先発した伊藤将司投手(29)は3回途中6安打3失点。三回に「6番・左翼」の中川勇斗捕手(22)の2点二塁打でリードを3点に広げるも、その裏に上位打線につかまりマウンドを降りた。5-3の五回に湯浅が新外国人ダルベック(前ロイヤルズ傘下3A)に一時同点の2ランを許すと、七回には及川が泉口に痛恨の勝ち越しソロを献上。それでも八回に猛虎打線が再び火を噴いた。途中出場した坂本誠志郎捕手(32)の中前打で同点とすると、さらに代打・木浪聖也内野手(31)が勝ち越しの2点打を放った。そして九回。森下翔太外野手(25)がチーム1号となるダメ押しのソロ。なおも2死一、三塁を作り、坂本が中越えの2点三塁打、小幡が右前適時打を放ち、試合を決定づけた。
◆巨人は両軍計25安打の乱打戦に敗れ、開幕カードは負け越した。阿部慎之助監督(47)は先発を託したドラフト3位・山城京平投手(22)=亜大=が三回途中5失点と試合を作れなかったことについて「ちょっと荷が重かったかなと思って。任せたのは僕なので、僕の責任です」と語った。新人左腕はオープン戦で好成績を続け、開幕ローテーションを勝ち取った。しかし、この日は阪神打線に被安打3、5四死球と荒れ、早々にブルペン陣にバトンを託した。打線は一時、4点ビハインドを逆転したが、八回に3失点、九回に4失点と救援陣が打ち込まれ、再逆転を許した。WBCに出場したセットアッパーの大勢、守護神のライデル・マルティネスの絶対的な勝ちパターンが調整遅れのため、開幕カードではベンチ外。阿部監督は「いるメンバーで頑張るしかありませんので、彼らが戻ってくるまでは辛抱して、みんなで頑張っていきたい」と前を向き、「選手はみんな頑張ってくれた。悪いことばかりじゃなかった。まだまだこれからタイガースを倒すチャンスはたくさんありますので、しっかり反省して、修正して、一つずつですよね。積み重ねていきたい」と阪神へのリベンジを誓った。
◆阪神での現役時代、〝代打の神様〟として、虎党から絶大な支持を獲得し、2023年から日本ハムの1軍打撃コーチを務めたサンケイスポーツ評論家・八木裕氏(60)が「左対左」にこだわるセ・リーグの傾向に疑問を呈した。開幕直後で、すべての選手がペースをつかみ切れていない状況ではある。とはいえ、両チームの投手のボール球の多さは残念だった。球に力があれば、ストライクゾーンで勝負できるのだが、そうでない投手は際どいコース、ボール球で勝負せざるを得なくなり、四球が増えたりする。阪神投手陣は素晴らしいという前評判だったが、この試合で登板した投手をみると、そこまで万全とは言い難い。不安要素はある。特に先発・伊藤将はキレが戻らないと、どのチーム相手でも厳しいのではないか。変化球投手の抑え方を取り戻してもらいたい。試行錯誤の選手が多い中、森下だけは自分本来のペースでシーズンに入った。この先も楽しみだ。気になったのは巨人ベンチ。左打者に対して左投手にこだわりすぎではないか。北浦にイニングまたぎをさせて佐藤輝に左前打を浴びたシーン、代打・木浪に中川を投入して2点打を打たれたシーンだ。木浪は昨年も左投手に相性が良かった。実はこれが球界の傾向でもある。今は軌道で打つ打者が増えて、左投手を苦にしない左打者が急増している。昨年まで日本ハムで打撃コーチをしていたが、パ・リーグは左対左に全くこだわらない。データ、相性を最優先する。それが現代の野球という受け止め方だ。シーズンは始まったばかり。この先、阪神ベンチがどう対応するかも注目したい。
◆阪神が連勝で開幕カードを勝ち越した。1点を追う八回1死二、三塁、途中出場の坂本誠志郎捕手(32)の中前打で同点。さらに2死二、三塁から代打木浪聖也内野手(31)の二塁内野安打で2者が生還した。九回は森下翔太外野手(25)の今季1号ソロなどで4点を加えた。伊藤将司投手(29)の三回途中降板後、湯浅京己投手(26)がボビー・ダルベック内野手(30)、及川雅貴投手(24)が泉口友汰内野手(26)に本塁打を浴びる苦しい展開だったが、八回からの2イニングで7点を奪った。
◆阪神が連勝で開幕カードを勝ち越した。1点を追う八回1死二、三塁、途中出場の坂本誠志郎捕手(32)の中前打で同点。さらに2死二、三塁から代打木浪聖也内野手(31)の二塁内野安打で2者が生還した。九回は森下翔太外野手(25)の今季1号ソロなどで4点を加えた。伊藤将司投手(29)の三回途中降板後、湯浅京己投手(26)がボビー・ダルベック内野手(30)、及川雅貴投手(24)が泉口友汰内野手(26)に本塁打を浴びる苦しい展開だったが、八回からの2イニングで7点を奪った。
◆巨人は両軍計25安打の乱打戦に敗れ、開幕カードは負け越した。プロ初登板初先発のドラフト3位・山城京平投手(22)=亜大=が2回0/3を投げ3安打5失点。5四死球を与えるなど制球に苦しんだ。一回は2死一塁で佐藤輝から記念すべきプロ初三振を奪い、無失点とした。しかし二回先頭の大山に左ふくらはぎ付近に死球を与えると、1死後に伏見も左足首付近に死球を与えた。山城は帽子を脱いで頭を下げたが、直後に藤川球児監督ら阪神首脳陣がベンチを飛び出しグラウンドへ。阪神ファンからも怒号が飛び交い、東京ドームは異様な空気に包まれた。その後、阪神先発の伊藤将に2死満塁で2点適時打を浴び逆転を許した。三回は中野に二塁打、森下、佐藤輝に連続四球で無死満塁としたところで降板。2番手の赤星が3人の走者の生還を許し、山城のプロデビューのマウンドは3安打5失点&5四死球とほろ苦い結果に終わった。試合後の山城は「自分の実力が出せなかったのが悔しい。雰囲気にのみ込まれた。もう一度1からやり直す」と口元を引き締めた。「ドームのマウンドに立てたのはすごくいい経験だった。これをきっかけにまた頑張れるように」と再起を誓った。
◆先発した阪神・伊藤将司投手(29)は三回途中6安打3失点と精彩を欠いた。「点差もあったなかで、早い交代となってしまい悔しい。カウント負けして苦しい投球になってしまった」。2年ぶりに開幕ローテーション入りを勝ち取った左腕は、二回に一時逆転の2点二塁打を放ったが、自身の今季初星はお預け。藤川球児監督(45)は「緊張したのかな。守りに入らず、攻めていかなきゃいけない。次は彼が攻める一手を打てるようなシーンを整えたい」と次回登板に期待した。
◆阪神・佐藤輝明内野手(27)が逆転の口火を切った。八回先頭で北浦の直球を左前へ。相手に傾いていた流れを取り戻す一打で逆転を呼び「先頭打者だったので塁に出られてよかった。(逆転は)みんながつないでくれた」と声を弾ませた。九回は右中間フェンス直撃の二塁打で2試合連続マルチ安打。開幕カードの勝ち越しに「すごくよかったんじゃないですか」と目を細めた。
◆遊撃で3試合連続先発出場の阪神・小幡竜平内野手(25)は六回1死から右前打。10打席目で今季初安打となった。「ヒットが出ていなかったので、よかった」。九回2死三塁でも12点目となるダメ押し打を右前に放ち、今季初打点もマーク。「勝ち越せたことは良かったですし、次のカードにつながる」と前を向いた。
◆阪神・近本光司外野手(31)が〝開幕〟した。一回、巨人のD3位・山城(亜大)から粘って10球目を中前に運び今季初安打。「長いシーズン、勝つ日もあれば負ける日もあるし、打てる日もあれば打てない日もある。まずは一本出たな、という感じです」と淡々と振り返った。チームは一丸となって終盤に逆転。「こういう接戦になったときに勝ち切れた。それはチームの強さだと思う」と話した。
◆阪神の新外国人、ダウリ・モレッタ投手(29)=前パイレーツ=が8-6の八回に来日初登板。先頭の岸田から得意のスライダーで三振を奪い、その後は四球と安打で2死一、二塁とされるも、丸を二ゴロに打ち取って初ホールドをマークした。「かなりアドレナリンも出て、感情的になった部分があった。反省して、次はまたそれを生かしたい」。日本で初奪三振の記念球は「いつも支えてくれる婚約者に渡したい」と語った。
◆5―5の七回に5番手で登板した阪神・及川雅貴投手(24)は泉口にソロを浴び、勝ち越しを許したが、八回に逆転したことで勝ち投手となった。「ああいう場面で行かせてもらっているからには、絶対にやって(失点して)はいけない。野手のみなさんに助けられた」。昨季からの連続ホールドは18試合で止まったが、「最少失点でというのはできた」と前向きに振り返った。
◆6点差の九回に阪神の守護神・岩崎優投手(34)が今季初登板。1死から安打を許すも泉口を二飛で打ち取り、最後は本塁打も放っていたダルベックを空振り三振で締めた。「チームみんなで勝ち取った試合だと思うので、また来週みんなで頑張りたいと思います」。ブルペンの柱を務める34歳は、冷静に振り返った。
◆5―2の三回1死満塁のピンチで登板した阪神・早川太貴投手(25)は岸田に左犠飛を打たれたが、中山を左飛に仕留めた。「なんとか1点で抑えて、流れをあげないような感じにできたかなと思います」。四回も続投し、1回?を無失点。「リリーフだったらいつ投げるかわからない。いつでも投げられるように備えていきたい」と準備の大切さを強調した。
◆七回の守備からマスクを被った阪神・坂本誠志郎捕手(32)がバットで勝利に導いた。「1点でも多くと思うし、難しいところで中川がバントを決めたので、何とかしてあげようという思いになりました」1点を勝ち越された八回。無死一、二塁から中川勇斗捕手(22)が犠打を成功させ、坂本は打席に立つと、船迫のシュートを捉えた打球は前進守備の二遊間を抜け、同点打となった。塁上でガッツポーズも飛び出し、「みんながつないでくれているというのは、高ぶる部分ではありました」と振り返った。さらに盗塁で二塁へ進塁し、木浪聖也内野手(31)の二塁内野安打でホームへ突入。神スライディングでタッチをくぐり抜けた。これだけでは終わらない。9―6とリードを広げた九回2死二、三塁では中越えの2点三塁打でダメ押し。途中出場ながら2打数2安打3打点1盗塁の活躍で存在感を示した。「どの打席でもしっかり貢献してと思っているので、こういう打席を増やせるように頑張りたい」捕手としてのリードは折り紙付き。ゲームキャプテンはバットでもチームを引っ張る。(渡辺洋次)
◆塁上で吠え、何度も胸をたたき、感情を爆発させた。阪神・中川勇斗捕手(22)がほしかったHランプをここぞで灯し、笑顔がはじけた。「絶対にランナーをかえすんだという、強い気持ちを持って打席に立った。自分らしい思い切りの良いスイングができた」2―1の三回1死満塁で打席に立った。2番手右腕・赤星の低めのフォークを振り抜き、左中間を抜ける二塁打に「シャー!!」。打球の行方を確認すると、塁間を駆け抜けながら思わず声を上げた。走者2人が生還し、一時リードを広げる大きな一打に「(フルスイングは)自分の持ち味。消したくないですし、このまま行きたい」と胸を張った。藤川球児監督(45)から開幕カードのキーマンの一人に挙げられながら、27日の開幕戦から2試合連続スタメンで5打数無安打。オープン戦で打率・310、7打点、2本塁打をマークした勢いは影を潜めていたが、重要な局面で今季初安打を放った。5―6と逆転された直後の八回無死一、二塁では2球目できっちりと犠打を成功。気迫のヘッドスライディングで東京ドームの虎党をさらに熱くさせた。「チームが勝てればなんでもいいのでって感じです」と振り返ったが、直後の打線爆発を呼び込む大きな仕事をやってのけた。今季が高卒5年目の22歳。ブレークのきっかけをつかんだ昨季は25試合の出場で1軍通算59打席に立った。開幕スタメンを勝ち取った今季、まだ新人王獲得の資格を保有しているが、「何も意識していないですね。『(資格が)残ってたんだ』くらいの感覚ですね」と笑う。無駄な欲を捨て、目の前の一試合、一打席だけに集中し続けたことが快音につながった。「もう、きょうのことは切り替えて、次の試合に備えたいなと思います」試合が終われば笑顔はなく、淡々としていた。この一打から、主役になる一年が幕を開ける。(秋葉元)
◆巨人はプロ初登板初先発のドラフト3位・山城京平投手(22)=亜大=が三回途中5失点で降板。後を受けた救援陣も阪神打線の前に7失点を喫し、阪神に敗れた。試合後、村田善則バッテリーチーフコーチはWBCの影響で開幕3連戦は1軍登録されていなかった大勢投手が31日からの中日3連戦に帯同すると明かした。28日にファームリーグ、日本ハム戦(鎌ケ谷)でWBC後初の実戦登板を終え、八回に3番手で登板し、1回を無安打無失点、2奪三振に抑えた大勢の名古屋帯同について村田バッテリーチーフコーチは「その準備はできているというのは聞いているので考えてはいる」と説明した。続けて「(出場選手)登録されるという断言はできないというところはある。明日(30日)、大勢の体調とか感覚を聞いて、さらに前進することはある。明日いい話があれば、名古屋で合流するのはチームにとっては喜ばしいことなので。明日の様子を見て本人の間隔がよければ先へ進む形になる」と語った。同じくWBCキューバ代表の一員としてプレーしたライデル・マルティネス投手(29)は29日の試合前練習でライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板し、増田陸、浦田とそれぞれ3打席ずつ対戦。計21球を投じ、安打性の打球は一つも許さなかった。大勢と同様に復帰が待たれる右腕について村田バッテリーチーフコーチは「もしかしたらもう一度ライブBP(実戦形式の打撃練習)をやるかもしれないし、ファームで投げるかもしれない。また明日とか様子を見ながら」と慎重にコンディションを見極める方針を明かした。
◆巨人は阪神との両軍計25安打の乱打戦に敗れ、2012年以来14年ぶりの開幕カード負け越しとなった。先発したドラフト3位・山城京平投手(22)=亜大=が三回途中5失点と試合を作れず、阿部慎之助監督(47)は自らを省みた。「ちょっと荷が重かったかな。任せたのは僕なので、僕の責任です」オープン戦で好投を続けていたトルネード左腕は、5四死球に3安打が絡んで失点し、「雰囲気に飲まれてしまった」と、悔やんだ。2軍再調整となり、代わりに2軍で好調の左腕、井上が先発ローテーションに入るとみられる。打線は一時4点差を逆転したが、8人を投入した投手陣が終盤に崩壊。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場の影響でベンチ外が続く大勢、マルティネスという勝ちパターンの不在が響くが、指揮官は「いるメンバーで頑張るしかありません」と前を向いた。エースの山崎が開幕前に故障し、ドラフト1位・竹丸(鷺宮製作所)、ハワード(前楽天)、山城による開幕3戦連続の新戦力による先発は球団史上初だった。31日の中日戦(バンテリンドーム)も、ウィットリー(前レイズ)が先発する。生まれ変わった巨人の戦いはこれからだ。(谷川直之)
◆窮地に追い込まれても、はね返す力が虎にはある。ナインを信じ、阪神・藤川球児監督(45)はタクトを振るった。ベンチを飛び出し、ファイティングポーズもとった。虎将の執念に応えた木浪の一打。チーム一丸で勝ち取った白星に指揮官はうなずいた。「チームで束になっていこうということを開幕戦前に伝えていましたので、チームが全員束になっていってくれたことには満足しています」一時は4点差をつけながら中盤に同点とされ、七回に泉口のソロで勝ち越しを許した。それでも、ベンチの藤川監督は表情を変えない。直後の八回1死二、三塁から途中出場の坂本が前進守備の内野を破る同点打。追撃の手を緩めない。三走の大山に代走・熊谷を送って〝足〟の重圧をかけた。坂本も足を使い、二盗に成功。束になって宿敵に襲い掛かる。2死二、三塁となり、今季まだ出番のなかった木浪の代打がコールされた。「ごちゃごちゃ考えてはなかった。とにかく来たボールに対して思い切りいくだけだと思った」フルカウントから6球目、中川のシュートに食らいつく。勝ち越しの二塁内野安打。ユニホームが破れるほどのヘッドスライディングで2点をもぎとった。穴の開いた戦闘服は「戦った証しです」。指揮官の起用に執念で応えた。藤川監督も「どちらに転ぶか分からなかった」と振り返るシーソーゲーム。二回、D3位・山城(亜大)から先頭の大山が死球を受ける。さらに、1死後にも伏見が当てられた。指揮官は黙っていられない。ベンチを飛び出すと、右手の指を2本見せて、1イニングで2度の死球だとアピール。空気を変え、伊藤将の一時逆転の2点二塁打につながった。「山城投手も新人ですから少しコントロールも辛いところがあったと思います。また次回、良い投球をしてもらえればなと思いますね」。試合が終わればノーサイド。それでも、虎ナインには勝利への執念を姿勢で見せた。「もう次のことを考えていますね。ホームでは昨年のセ・リーグ優勝報告もありますので楽しみにいきますし、(31日に先発予定の)才木が向こうで待ち構えてますからね。どんな姿を見せてくれるのか、楽しみにしてます」開幕カードは2年連続の勝ち越し。束になって勝ち取った白星がまた虎を強くした。(原田遼太郎)
◆阪神は巨人戦に12-6で大勝し、2004年以来22年ぶりの同戦開幕カード勝ち越しとなった。8-6の九回、森下翔太外野手(25)が今季チーム1号となるソロ本塁打。自身通算50号で激闘に終止符を打った。開幕3連戦は打率・455(11打数5安打)、1本塁打、2打点とロケットスタートを切った背番号1。ホーム開幕となる31日のDeNA戦(京セラ)からも打ちまくる!!打った瞬間に確信する一打に、東京ドームは大歓声に包まれた。逆転に次ぐ逆転で、両軍合わせて25安打18得点。3時間50分の激闘にケリをつけたのは、森下のバットだ。今季チーム1号となる豪快な一発で、宿敵巨人を沈めた。「自分が打つ前に追加点だったり、粘りを見せてくれたので、あの一発につながったと思う。(木浪)聖也さんの執念というか、やってくれたおかげかなと思います」1勝1敗のがっぷり四つで迎えた伝統の一戦第3ラウンドは、シーソーゲームの展開。八回に木浪の適時打で8―6と勝ち越し、九回に入った。1死で打席に立った森下は、左腕・石川の甘く入ったチェンジアップを一閃。打球は左翼スタンド中段に一直線で飛び込んだ。ダイヤモンドを一周すると、佐藤と、WBCでドミニカ共和国代表が行っていた互いの右手をたたき、両手を力強く握ってほえる新ポーズを初お披露目した。昨年は開幕2戦目でマークしたシーズン初本塁打を、今年は3試合目でマーク。14打席目での1号で、プロ4年目で通算50号に到達したが「別に何も捉えていない。もっともっと上を目指しているので」ときっぱり。引導を渡した本塁打にも、満足する姿はなかった。「バッティングが変わってきたと思う。センターの打球が入るようになった」本塁打増を求め、オフでの打撃改革を宣言。その成果は春先から出始めた。これまでは低く鋭い打球が多かった打撃練習でも、打球に角度がついて柵越えが増加。左翼だけでなくバックスクリーンにも軽々とスタンドインするまでに進化した。
◆塁上で吠え、何度も胸をたたき、感情を爆発させた。阪神・中川勇斗(22)がほしかったHランプをここぞで灯し、笑顔がはじけた。「絶対にランナーをかえすんだという、強い気持ちを持って打席に立った。自分らしい思い切りの良いスイングができた」2―1の三回1死満塁で打席に立った。2番手右腕・赤星の低めのフォークを振り抜き、左中間を抜ける二塁打に「シャー!!」。打球の行方を確認すると、塁間を駆け抜けながら思わず声を上げた。走者2人が生還し、一時リードを広げる大きな一打に「(フルスイングは)自分の持ち味。消したくないですし、このまま行きたい」と胸を張った。藤川監督から開幕カードのキーマンの一人に挙げられながら、27日の初戦から2試合で5打数無安打。オープン戦で打率・310、7打点、2本塁打をマークした勢いは影を潜めていたが、重要な局面で今季初安打を放った。5―6と逆転された直後の八回無死一、二塁では2球目できっちりと犠打を成功。気迫のヘッドスライディングで東京ドームの虎党をさらに熱くさせた。「チームが勝てればなんでもいいのでって感じです」と振り返ったが、直後の打線爆発を呼び込む大きな仕事をやってのけた。今季が高卒5年目の22歳。ブレークのきっかけをつかんだ昨季は25試合の出場で1軍通算59打席に立った。開幕スタメンを勝ち取った今季、まだ新人王獲得の資格を保有しているが、「何も意識していないですね。『(資格が)残ってたんだ』くらいの感覚ですね」と笑う。無駄な欲を捨て、目の前の一試合、一打席だけに集中し続けたことが快音につながった。「もう、きょうのことは切り替えて、次の試合に備えたいなと思います」試合が終われば笑顔はなく、淡々としていた。この一打から、主役になる一年が幕を開ける。(秋葉元)
◆『桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる!』という、ゾッとする文章は梶井基次郎のものである。本日、満開の桜の東京で伝統の一戦を観戦した俺は虎の大勝にもかかわらず、ふっとその文章が頭をよぎったのだ。それは、阪神のチーム内での争いである。前日、俺は伏見と坂本の捕手の起用について『切磋琢磨(せっさたくま)』と書いたが、そんなキレイな言葉では表せない「なんでオレを使わないんや!」という怨念に近い執念を感じたのだ。例えば、八回。開幕カードで2試合スタメンマスクを伏見に渡した坂本が同点タイムリーを放てば(九回には2点三塁打も)、2死からショートのレギュラーを小幡に奪われつつある木浪が代打勝ち越し2点打! 一方、小幡もショートを奪われてたまるか!と次の打席でタイムリー! 桜の季節の猛虎は「強い」を通り越して「怖い」のであったのだ!!とにかく開幕カード勝ち越しありがとう!! これで今年も虎は大丈夫!! おっと大丈夫といえば30日に俺と鈴木おさむ君の2人でつくった、不安を抱える人を少しホッとさせる(?)本『でも大丈夫』(講談社)が出版されます。そちらもよろしくで~す!
◆トラ番記者は、試合終盤になると、取材に備えて、記者席からベンチ裏へ移動する。実は、このタイミングが難しい。トラ番の精鋭・中屋友那は八回裏の巨人の攻撃が終わると、スッと立ち上がり、記者席を後にした。虎ソナから見ても正解...だと思った。が、次の瞬間、森下の打球が大歓声の中、左翼席に突き刺さった。ドドドドッ!中屋が血相を変えて記者席に戻ってきた。そして、大慌てで速報を書き始めた。移動しながらも〝決定的瞬間〟を見逃していないのはさすがだ。正直言って、この試合は森下弾が飛び出しても、飛び出さなくても、勝敗には全く関係なかった...と思う。「でも、トドメダ~ン!で、多分、1面の原稿になりそうです」よく分かっている。先制だろうが、中押しだろうが、逆転サヨナラであろうが、駄目押しだろうが、森下や佐藤輝が打てば、1面なのだ。それが「ヒーロー」と呼ばれる男たちだ。東京ドームの記者席にサンスポ東京版「虎の通信簿」の連載でおなじみのダンカンさんの姿があった。連載開始は1992年。虎ソナとは、その当時からの長い、長すぎる付き合いだ。「ことしも書かせていただけたので、連載は35年目に突入です」日本中の新聞を見渡しても「35年」は聞いたことがない。ちなみに、関東以外でもサンスポのサイトで毎試合、読めます!そんなダンカンさんから3月30日発売の新刊書を手渡された。タイトルは「でも大丈夫 それでも僕らは生きていく」。鈴木おさむさんと共著だという。
◆巨人と阪神の差と、今季の行く末を占う上で、参考になる試合だったのではないかな。巨人・山城、阪神・伊藤将。両チームの先発投手が三回もたずに降板した。先発が崩れるのはままあることだし、仕方がない。そこから先をいかにしのぎ、どうやって点を取るかが問題になる。その答えはやはり、阪神の方が一枚上だった。継投も攻撃も型が定まっている。もともと、少ない得点を守り切る野球が出発地点。確固たるポリシーがあるわけだ。巨人はというと、投打に主力が抜けているにせよ、型が決まらない。攻撃も一発頼み。細かいことはしないので、試合運びもどこか、行き当たりばったり。さて、今後どう立て直し、この差をどう埋めていくのか。ひとつ光明を見いだすとしたら、4番・ダルベックに開幕3戦で2本塁打が出たこと。多少の変化は感じる。ただ、当たりは大きいけど、明かりとしてはまだ小さい...。(サンケイスポーツ専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
広島 |
3 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (-) |
140 | 9 (+1) | 6 (-) | 0 (-) | 0 (-) |
0.221 (↓0.006) | 1.930 (↑0.91) |
| 1 (-) |
ヤクルト |
3 | 0 | 0 | 1.000 (-) | 0 (-) |
140 | 13 (+5) | 7 (+3) | 2 (-) | 1 (-) |
0.236 (↓0.021) | 2.330 (↓0.33) |
| 3 (-) |
阪神 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 1 (-) |
140 | 15 (+12) | 9 (+6) | 1 (+1) | 3 (+2) |
0.253 (↑0.067) | 3.120 (↓1.53) |
| 4 (1↓) |
巨人 |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 2 (↓1) |
140 | 9 (+6) | 15 (+12) | 4 (+2) | 0 (-) |
0.226 (↑0.068) | 4.670 (↓3.67) |
| 5 (-) |
DeNA |
0 | 3 | 0 | 0.000 (-) | 3 (↓1) |
140 | 7 (+3) | 13 (+5) | 2 (+1) | 2 (-) |
0.252 (↑0.025) | 4.000 (-) |
| 5 (-) |
中日 |
0 | 3 | 0 | 0.000 (-) | 3 (↓1) |
140 | 6 (-) | 9 (+1) | 0 (-) | 3 (-) |
0.238 (↓0.074) | 2.450 (↑1.12) |



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