| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 1 | 8 | 0 | 0 |
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勝利投手:山﨑 颯一郎(1勝0敗1S) (セーブ:椋木 蓮(0勝0敗2S)) 敗戦投手:早川 太貴(0勝1敗0S) | |||||||||||||
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◆オリックスは、先発・高島が5回3安打無失点の好投。6つの三振を奪うなど、力強いピッチングを見せた。一方の阪神も、先発・伊原が5イニングを投げて3安打無失点。要所を締める投球で得点を許さず、開幕ローテーション入りへアピールした。
◆あわや場外乱闘?試合前、阪神伏見寅威捕手(35)がグラウンドに姿を見せると、オリックス曽谷龍平投手(25)が緊張で顔をこわばらせて近づいてきた。21日の対戦で左腕のスライダーが曲がりすぎて伏見の右脚を直撃。負傷交代となっていた。幸い、大事には至らなかったが開幕直前にヒヤリとする場面。曽谷が帽子を取って謝罪しようとした瞬間、伏見が右こぶしで殴りかかるようなジェスチャーで迎えた。もちろん表情は笑顔。古巣オリックスの後輩でもある左腕に優しく一言、声をかけた。
◆阪神キャム・ディベイニー内野手(28=パイレーツ)が試合メンバーから外れた。開幕前最後のオープン戦にもかかわらず、練習にも姿を見せなかった。1軍離脱の可能性がある。遊撃を本職とする守備力と昨季3Aで20本塁打のパンチ力を買われて契約。キャンプでは日本の土や連係面に慣れるため懸命に練習を重ねた。3月に入ってからは主に三塁にポジションを移していた。肝心の打撃でもオープン戦打率1割2分9厘と結果が出ていなかった。20日は三塁守備から途中出場、21日はベンチ入りしたものの出番がなかった。
◆阪神門別啓人投手(21)が合流した。試合のベンチ入りも果たした。沖縄キャンプ中盤に腰に張りを訴えて以来、初めての「1軍」となる。試合前の練習では救援陣とともに行動した。シート打撃登板をへて、18日の2軍オリックス戦(SGL)で復帰登板。2回を完璧に抑えて「全然、万全で行ける状態。ここからしっかり盛り返していきたい」と話していた。
◆両チームのスタメンが発表され、大山悠輔内野手(31)が「5番一塁」で5戦ぶりにクリーンアップへ復帰した。5番起用は今オープン戦初めて。遊撃には6番で木浪聖也内野手(31)が入った。この日が開幕前最後のオープン戦となる。先発の伊原陵人投手(25)は「9番DH」で出場。"大谷ルール"として知られるが、伊原の打席機会確保と、その後柔軟に野手に打席機会を与えるための措置とみられる。21日の同戦では先発の高橋遥人投手(30)が「9番DH」で出場していた。
◆阪神中野拓夢内野手(29)が試合序盤から走攻守で躍動した。開幕前最後のオープン戦に「2番二塁」でスタメン出場。まずは1回1死の第1打席だ。フルカウントからの7球目、オリックスの先発高島の真ん中高め直球を鮮やかに流し打ち。打球は左中間を破り、ボールが転々とする間に快足を飛ばして三塁打とした。続く4回は先頭で右前打。2打席連続で快音を響かせた。守備では2回だ。先頭の太田が放った二塁後方への飛球を背走し、最後はグラブを伸ばして捕球。華麗なプレーでスタンドのファンを沸かせた。
◆阪神先発の伊原陵人投手(25)が、5回3安打無失点と好投した。初回は3者凡退。2回1死から5番杉本に左翼線へ二塁打を浴びるも、その後けん制でアウトとし、最後は中川を右飛。3、4回も走者を背負ったが、危なげなく後続を断った。伊原はオープン戦3度目の登板で、計11イニングを無失点。開幕まで1週間を切ったこの時期に、開幕ローテ入りへ猛アピールとなった。
◆阪神は開幕前最後のオープン戦で惜敗し、15試合を戦い9勝5敗1分けの成績で終えた。最終戦までオープン戦優勝の可能性も残していたが、これで勝率1位はなくなった。先発の伊原陵人投手(25)は、5回3安打無失点と好投。これでオープン戦3度目の登板で、計11イニングを無失点。開幕まで1週間を切る中で、開幕ローテ入りへ猛アピールとなった。6回に2番手早川太貴投手(26)が2死二塁から、オリックス西川に先制の左前適時打を献上。これが決勝点となった。打線はこの日は無得点となったが、2番中野拓夢内野手(29)が初回に左中間への三塁打、4回に右前打とマルチ安打をマーク。2回の守備では、太田の飛球を右翼前方まで追って好捕するなど、攻守で躍動した。阪神は3月27日に東京ドームで、巨人との開幕戦に臨む。
◆オリックス杉本裕太郎外野手(34)がオープン戦の最終戦で待望のヒットを放った。この日は5番指名打者でスタメン出場。2回1死無走者の第1打席で、阪神先発伊原に1ボール2ストライクと追い込まれてから、低めのスライダーを左翼線に運んだ。オープン戦7試合、16打席無安打に終止符。二塁ベース上では、白い歯を見せた。オープン戦初先発した高島泰都投手(26)は5回3安打無失点と好投した。95球を費やしたが、昨季のセ・リーグVの重量打線を丁寧に料理。3番森下、4番佐藤、5番大山には6打席無安打、3奪三振と完璧に封じた。前回15日ヤクルト戦(神宮)では5回から2番手登板し、4回4安打無失点とアピール。岸田監督から「(開幕ローテ)競争の中に入ってもらってますよ」とというゲキに結果で応えた。登板後には「やっぱり簡単に抑えさせてくれる打線じゃないと思ってたんで、粘り強く投げられたのが一番良かった」と笑顔。この日は95球投げ抜きスタミナテストにも合格し、開幕ローテ入りへの最終関門も突破した。「この調子をずっと続けられるように今年はやっていきたい」。3年目右腕が目を輝かせた。
◆阪神キャム・ディベイニー内野手(28=パイレーツ)が試合メンバーから外れた。開幕前最後のオープン戦にもかかわらず、練習にも姿を見せなかった。遊撃のレギュラー候補として来日したが、オープン戦打率1割2分9厘と苦しんでいた。この時期だけに開幕2軍の可能性も考えられる状況。藤川球児監督(45)は試合後に球団フロントと相談した上での一時的な「休養」であると説明した。「本当は今日まで(1軍に)いて、明日休んで合流でもよかったんですが。国も文化も変わった状態で来てもらって、キャンプも朝からずっと練習して、日本の野球になじもうとしていた。全く休みなしでしたから。彼の適応ポジションはいくつもある。それだけ切磋琢磨している状況ということ。(開幕)ロースターに入らなかったという部分ではなくて。いるので、結局は。3日後から(1軍に)来るかもしれないし。昨年同様に全員で戦っていることは何も変わっていませんから。最初に苦しむことはそんなに大変なことなのかなと。というよりは最後ですよね。最後にどんな1日になっているか。彼には彼のスピードがありますから。選手としての」シーズンの貴重な戦力であることは変わらない、との期待を強調した。
◆阪神中野拓夢内野手(29)が得意のキャッチでファンを魅了した。2回、右翼前方への飛球に全力で走った。右翼の森下翔太(25)が譲ると、新背番号7をホームに向けたまま、最後は背走しながら左手を伸ばしてグラブの先でキャッチした。「打った瞬間はライトかなと思ったんですけど。森下を見たら追いかけていなかったので、これ俺の打球かと思いながら必死に走りました。最後はグラブを出したところにボールが入ってきてくれた。シーズンに入ったらああいう球を捕るか捕らないかで投手の負担も変わってくるし、甲子園は風もあるので。森下ともしっかりと連係を取りながらやっていきたい」と振り返った。
◆オリックス杉本裕太郎外野手(34)がオープン戦の最終戦で待望のヒットを放った。この日は5番指名打者でスタメン出場。2回1死無走者の第1打席で、阪神先発伊原に1ボール2ストライクと追い込まれてから、低めのスライダーを左翼線に運んだ。オープン戦7試合、16打席無安打に終止符。「最後1本ヒット出て、良かった。もう11年目なんで、いつも通り自分のペースでやっていきたい」と表情を緩めた。オープン戦初先発した高島泰都投手(26)は5回3安打無失点。95球を費やしたが、3番森下、4番佐藤、5番大山には阪神主軸には6打席無安打、3奪三振と完璧に封じた。高島は「この調子をずっと続けられるように今年はやっていきたい」と振り返った。岸田監督は杉本については「本人も不安だったでしょうし、1本出てとりあえず良かった」と胸をなで落ろした。高島の快投を指揮官は「最後まで球威も落ちずによかった」と評し、開幕カード3戦目の29日楽天戦(京セラドーム)での先発も公表。3年目右腕の2年連続開幕ローテ発進が決まった。チームはオープン戦を8勝5敗1分けの5位で終えた。▽オリックス西川(6回先制適時打)「良いところに飛んでくれましたし、先制点を取ることができて良かったです」
◆阪神は開幕前最後のオープン戦で惜敗し、15試合を戦い9勝5敗1分けの成績で終えた。最終戦までオープン戦優勝の可能性も残していたが、これで勝率1位はなくなった。
◆阪神藤川球児監督(45)が自信を持って、リーグ連覇がかかるシーズンに臨む。ラストオープン戦はオリックスに惜敗も、15試合を戦い9勝5敗1分け。「足りないところは何もないというところ。全選手、全スタッフの力、それからタイガースファンの力を借りて、最後まで戦い抜く準備は完璧にできた」。戦う準備万全のチームに胸を張った。WBCに出場していた坂本、佐藤、森下も早期の合流を経て、オープン戦2カードに出場し調整した。「こちらに合流して、打線の中に組み込んで、連係を取りながら数試合できたことが一番良かった」。中川、高寺、育成から支配下登録された嶋村と伸び盛りの野手陣もそろう。リリーフ右腕筆頭の石井は、春季キャンプ中に左アキレス腱(けん)断裂で離脱となるも、若手右腕たちが懸命にアピールを続けた。先発ローテは開幕投手の村上から、6枚で収まりきらない頭数が並んだ。開幕まであと4日。「大丈夫かな、不安だな、というところは現状はないので。この4日間でそれを見極めていくというか、開幕日に向かって4日間突き進めるというところ。いいスタートにできると思います」。心強いワンチームで開幕戦に乗り込む。【磯綾乃】
◆阪神早川太貴投手(26)がプロ入り後初の連投に臨み、1回を2安打1失点だった。6回に2番手登板。2死二塁から西川に先制適時打を許すも、3つのアウト全て三振で奪った。「打たれてしまったことは反省して次につなげたい」とし「真っすぐは良かった」と手応えも。当初は開幕ローテ候補も、直近4戦は中継ぎ登板。藤川監督はこの日登板した若手リリーフに「現状で少しギリギリ戦いの中に入れるというところでは、大きく飛躍するきっかけ秘めてます。ロースターに入ることができれば頑張ってほしい」と語った。▽阪神木下(7回から登板し、1回を2安打無失点)「最近真っすぐがいい感じなので、あとは細かいコントロールだったり、変化球を投げ切れれば今後も抑えていけると思う」
◆阪神の開幕ローテーションが見えた。伊原陵人投手(25)がオープン戦最終戦に5回無失点。3週連続で日曜日に好投しており、巨人との開幕カード(東京ドーム)で村上、高橋に続く3戦目に先発する可能性が高まった。昨年は4月途中から日曜日に固定され、5勝を挙げた左腕。「(坂本)誠志郎さんともいろいろ話せたのでよかった。やってきたことを継続できてるので、シーズン中いかに継続してできるか。本当に投げろと言われたところで投げるだけ。中継ぎでもそれは変わらない。昨年も同じような気持ちでやっていた」と平常心を強調した。この日、2軍ソフトバンク戦(タマスタ筑後)で5回1失点だった伊藤将も開幕ローテ入りが有力になった。4月2日のDeNA戦(京セラドーム大阪)が濃厚。ホーム開幕3連戦は才木に始まり、新外国人左腕ルーカス、そして伊藤将という並びになりそう。6人に加え、3年で32勝を誇る大竹が万全で備えている。開幕2戦目の高橋は24年オフに左前腕のプレート除去手術を受けた。完治はしているがシーズン当初は慎重にケアするため、登板後に1度抹消になる見込み。広島キラーの大竹が3カード目の広島戦(マツダスタジアム)からローテ入りする見通しとなった。さらにはベテラン西勇と新外国人ラグズデールも控える。長身右腕は調整を進めており日本デビューは遠くない。村上、才木を軸とした強力な先発陣は阪神の強み。初開幕ローテの高橋、左右の外国人が加わる今季はさらにバリエーションも多くなる。
◆WBCに出場した阪神森下翔太外野手(25)が、開幕前最後のオープン戦を2安打で締めた。6回1死から左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、9回は先頭で左前打をマーク。2本とも直球をはじき返し「(状態は)ぼちぼちじゃないですか。もうちょっと自信を持って打席に立てるように調整したい」と振り返った。4番佐藤は4打数無安打、3三振も「しっかり出られたので良かったです」。侍メンバーだった2人は17日敵地ロッテ戦からチームに合流。ともにオープン戦は計5試合に出場した。▽阪神中川(2打数無安打も、オープン戦打率3割1分)「オープン戦でいろいろ経験をさせてもらって、自分の中で課題は明確に見えたので良かった。まだ力が足りないと思いますし、開幕まで自信というよりは逆に不安の方が大きい」
◆阪神の門別啓人投手(21)、長坂拳弥捕手(31)、育成の戸井零士内野手(21)、ジーン・アルナエス内野手(23)がオリックス戦が行われる京セラドームに合流した。門別は18日のファーム・リーグ、オリックス戦で腰の張りから約1カ月ぶりに実戦復帰。2番手で登板し、2回をパーフェクトに封じる快投を見せた。
◆阪神の新外国人、キャム・ディベイニー内野手(28)=前パイレーツ=がオリックス戦が行われる京セラドームに姿を見せなかった。今オープン戦では三塁や遊撃で11試合に出場して打率・129(31打数4安打)。14日の広島戦(マツダ)以降、快音から遠ざかっていた。
◆阪神は森下翔太外野手(25)が「3番・右翼」、佐藤輝明内野手(27)が「4番・三塁」、大山悠輔内野手(31)が「5番・一塁」に入り、昨季猛威を振るったクリーンアップを今オープン戦初めて並べた。「6番・遊撃」には木浪聖也内野手(31)が入った。先発マウンドには、2年目左腕・伊原陵人投手(25)が上がる。前回登板のファーム・リーグ、広島戦(由宇)では6回6安打無失点、7奪三振と好投。今オープン戦は2試合に登板(1先発)し、計6回を投げて無失点と安定感を示している。開幕ローテ入りを確実とする登板にしたい。
◆試合前にWBCに出場した選手たちの「WBC出場選手花束贈呈セレモニー」が開かれた。阪神・佐藤輝明内野手(27)、森下翔太外野手(25)、坂本誠志郎捕手(32)、オリックス・宮城大弥投手(24)、曽谷龍平投手(25)、若月健矢捕手(30)の侍ジャパンメンバーに加え、ベネズエラ代表として初優勝を果たしたアンドレス・マチャド投手(32)に花束が贈呈され、記念写真を撮影。場内からは温かい拍手が送られた。佐藤、森下、坂本はマチャドとグータッチするシーンも見られた。
◆阪神の先発・伊原陵人投手(25)は5回3安打無失点で降板した。一回は三者凡退で好発進。二回、杉本に左翼線への二塁打を許すも、二塁へのけん制アウトでリズムをつかみ、この回も3人で片づけた。四回にも4番・太田の右翼への二塁打で2死二塁を背負ったが、杉本を初球の直球で一邪飛に打ち取り、ゼロで切り抜けた。五回も難なく11球で三者凡退に封じ、5回76球を投げて無失点でマウンドを降りた。伊原は春季キャンプ中の2月14日の楽天との練習試合(宜野座)からこの試合まで、今年登板した実戦5試合、計19イニングを投げて無失点。安定感抜群の投球を見せ、開幕ローテ入りへ前進した。
◆阪神の先発・伊原陵人投手(25)は5回3安打無失点で降板した。伊原は春季キャンプ中の2月14日の楽天との練習試合(宜野座)からこの試合まで、今年登板した実戦5試合、計19イニングを投げて無失点。安定感抜群の投球を見せ、開幕ローテ入りへ前進した。「キャンプから新たに取り入れたことも継続しながら、シーズンも始まるのでバッターに対する攻め方など確認して投げることができました。カウントの作り方やボールの高さなど今日の登板で課題も見えたのでシーズンに向けてできる事をして臨みたいと思います」とコメントした。
◆阪神が六回に先制を許した。先発の伊原陵人投手(25)が5回3安打無失点。六回から2年目右腕・早川太貴投手(26)がマウンドに上がった。先頭の若月は外角低めへの直球で見逃し三振に斬るも、続く宗に中前打を許す。広岡からは見逃し三振を奪ったが、二盗を決められ、2死二塁。ここで3番・西川に低めのツーシームをうまく拾われ、左前への先制適時打を浴びた。それでも4番・太田は三球三振に仕留め、最少失点にとどめた。早川は21日の同戦までは中継ぎとして3試合連続無失点としていたが、手痛い1点を許した。
◆阪神はオリックスに惜敗。5年ぶりのオープン戦優勝を逃した。先発した伊原陵人投手(25)は5回3安打無失点と好投。春季キャンプ中の2月14日の楽天との練習試合(宜野座)からこの試合まで、今年登板した実戦5試合、計19イニングを投げて無失点。安定感抜群の投球を見せ、開幕ローテ入りへ前進した。しかし六回に2番手で登板した早川太貴投手(26)が先制点を献上した。打線は計5安打と苦戦。一回1死から中野拓夢内野手(29)の三塁打で絶好機を作るも森下翔太外野手(25)、佐藤輝明内野手(27)が凡退した。六回、森下の二塁打で1死二塁のチャンスでも佐藤、大山が続かず、ホームが遠かった。
◆阪神がOP戦最終試合で零敗を喫した。先発伊原陵人投手(25)が5回無失点の好投を見せたが、2番手早川太貴投手(25)が六回二死から失った1点が決勝点となった。5安打10三振の打線は九回無死二塁で佐藤輝明内野手(27)、大山悠輔内野手(31)のバットが空を切るなど、決定機を逃した。
◆近鉄、西武で主砲として465本塁打&2452安打をマークし、西武コーチ時代には清原和博らを育てたサンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(82)はオープン戦最終試合で4打数無安打3三振に終わった阪神・佐藤輝明内野手(27)に言及した。オープン戦最終戦のみの感想を求められると「佐藤輝の状態は良くない」という答えになる。ドッシリ構えたフォームではなく、浮き上がったように映る。だから空振りも多くなる。打席の中で構えがシックリいっていないのだろう。一球ごとにフォームを考えている姿がみえる。WBCに選ばれたのはいい経験になっただろうが、その間、試合に出続けることができなかった。これまでのシーズンなら出続けて自分のフォームを固めてシーズンに突入できていたはず。ただ実績のある打者だから、打席を重ねる中で本来の形をすぐ思い出せる。心配はしていない。森下に関しては全く心配いらない。考えるタイプの佐藤と違って、こちらは感性の打者。前の打席がダメでも、次の打席で結果を残せる。もし開幕から佐藤が出遅れても、森下、大山がカバーできる打席だ。同じことが1、2番にもいえる。近本、中野はどちらから調子を落としても、もう一人がカバーするだろう。このバランスの良さ、安定感は他球団の追随を許さない。間違いなく「優勝候補」の打線だ。
◆白球が左翼線を抜けていくと、二塁ベースに到達したオリックス・杉本裕太郎外野手(34)は右手で小さくガッツポーズを作った。オープン戦17打席目で初安打。開幕に向け、頼りになる男が快音を響かせた。「打席数もあんまり立っていなかったというのもあるんですけど、最後に1本が出てよかったなと思います」この日の試合前までオープン戦は7試合に出場し、16打席無安打。打率・000と状態が心配されたが、そんな声を一蹴する痛烈な左翼線二塁打を披露。岸田監督も「1本出て、とりあえず良かったんじゃないかなと思います」とうなずいた。「去年もオープン戦は全然打てなくて、開幕してから2カ月ぐらい結構よかったという成功体験もある。とはいえ、ちょっと1本は出しておきたかった」と杉本。言葉通り、昨年のオープン戦でも打率・185、0本塁打、1打点と数字はよくなかったが、開幕から8試合連続安打と打ちまくり、3、4月の月間成績は打率・316、4本塁打、8打点と好スタートを切った。チームとしても昨季はオープン戦3勝10敗3分けと苦しみ、最下位に沈んだ。だが、今年は8勝5敗1分けでフィニッシュ。指揮官は「守備の方も走塁の方も、そういう(1点を取る)意識は全員持ってくれていると思いますし、そう見えました。いいところも出たんじゃないですかね」と成長を感じ取った。3年ぶりのリーグ制覇を目指す今季。打線の軸にはラオウの存在が欠かせない。(西垣戸理大)
◆最後までホームを踏ませないまま、プレシーズンを投げ切った。阪神・伊原陵人投手(25)が安定感抜群の投球で「3・29」の開幕3戦目を手繰り寄せた。「できたこと、できなかったことありますけど、今の段階としては、ゼロで抑えることが大事。(坂本)誠志郎さんとも今年初めてでしたけど、コミュニケーションを取れたのでよかった」一回を難なく三者凡退に斬る好発進。二回1死から杉本に左翼への二塁打を許したが「これまでタイミングを合わせてやってきた」と二塁けん制アウトに仕留め、流れを渡さなかった。四回に太田に二塁打を許した場面でも後続を料理。5回76球を投げて3安打無失点でマウンドを降りた。失点する気配がない。春季キャンプ中の2月14日の楽天との練習試合(宜野座)からこの日まで、今年登板した実戦全5試合、計19イニングを投げて無失点。「手応えを感じることではない。シーズンに入ってから抑えるために今やっている」と満足することはなかったが、首脳陣の評価を高めたことは間違いない。藤川球児監督(45)は「坂本とコミュニケーションも取れていたし、最後にいい準備ができた。つまずくようなことがあっても私たちがいますから。安心して彼の2年目、真っすぐ突き進んでもらえれば」と期待を寄せた。このまま中6日でいけば、29日の巨人戦(東京ドーム)での先発が濃厚。開幕投手の村上頌樹投手(27)、21日に好投した高橋遥人投手(30)が続き、伊原が開幕3戦目を担う。盤石のG3連倒ローテができあがった。「(開幕ローテ入りを意識することは)まったくない。中継ぎであっても、投げろといわれたところで投げるだけ」〝ミスターゼロ〟が無双状態のまま、東京ドームに乗り込む。(秋葉元)
◆本領発揮はならなかったが、シーズンに向けた実戦を戦い抜いた。4打数無安打3三振に終わった阪神・佐藤輝明内野手(27)は「しっかり(試合に)出られたのでよかったです」とうなずいた。一回2死三塁で一ゴロ、五回無死二塁で空振り三振に倒れるなど、好機で快音が響かなかった。第2、4打席も空振り三振に倒れ、オープン戦は打率・071(14打数1安打)だったが、心配する必要はない。「(開幕に向けた心境は)いつも通りじゃないですか。いい準備ができたらなと思います」。初出場のWBCで打率・300(10打数3安打)、2打点を挙げ、世界を経験した虎の主砲は今季も暴れまわる。
◆阪神・早川太貴投手(25)が連投チェックを終えた。21日に続き、2番手で六回に登板。2死二塁から西川に左前適時打を許したが、最少失点でとどめた。「連投は(プロ入り後)初めて。いろいろ準備も学べた」。当初は先発要員だったが、中継ぎとして自身初の開幕1軍入りが濃厚。「きょうも最後打たれてしまいましたけど、しっかり反省して次につなげたい」と前を向いた。
◆阪神・木下里都投手(25)は1回無失点にも満足しなかった。1―0の七回に3番手で登板。2安打を許し2死一、三塁を背負ったが、若月を152キロの直球で打ち取った。「いい時と悪い時の差が激しい。(調子が)悪い時も悪いなりに抑えていかないとシーズンは通用しない」。オープン戦は6試合に登板して防御率3・00。「開幕1軍、そりゃいたいですけど、いるだけじゃ駄目。きょうのような投球を少なくして、いい場面で投げられるように」と力を込めた。
◆阪神・坂本誠志郎捕手(32)は伊原陵人投手(25)を好リード。「内容も中身も結果も伴っていたので、いろいろなところを僕も確認しながらできたのでよかったです」と振り返った。WBCに出場し、16日に帰国してからオープン戦4試合に出場。バッテリー間での確認を行った正捕手は「もう開幕の日は決まっているので、あと最後調整してしっかりやっていきたい」と意気込んだ。
◆「7番・左翼」で先発した阪神・中川勇斗捕手(22)は2打数無安打に終わった。それでもオープン戦は打率・310、2本塁打、7打点と左翼の定位置奪取へ猛アピール。「このオープン戦でいろいろ経験させてもらって、自分の中で課題はしっかり明確に見えたのでよかった」とうなずいた。3月27日の巨人戦(東京ドーム)、相手先発は左腕のD1位・竹丸(鷺宮製作所)。開幕スタメンの可能性が高い若虎は「持ち味を消さずにガンガンやっていきたい」と語気を強めた。
◆阪神・中野拓夢内野手(29)が攻守で躍動した。一回1死で左中間を破る三塁打を放つと、四回先頭でも右前に運び、マルチ安打をマーク。「最近の内容が良くなかった。ああいう打席(1打席目)を増やしていければいい」。二回の守備では、太田が放った二塁後方への難しいフライを背走ダッシュでグラブに収めた。「ああいうところを捕るか捕らないかで、投手の負担も変わる。(右翼手の)森下としっかり連係を取っていきたい」とシーズンを見据えた。
◆阪神の新外国人、キャム・ディベイニー内野手(28)=前パイレーツ=が開幕2軍スタートになることが22日、決まった。京セラに姿をみせず休養。藤川球児監督(45)は「一度、少しリラックス時間にあてて、一回、時間をとって」と説明した。昨季レギュラーが定まらなかった遊撃候補として期待されたディベイニーだが、春季キャンプ中から土のグラウンドへの適応に苦しんだ。オープン戦では三塁での起用が増え、バットも打率・129と低調に終わった。「彼の適応ポジションはいくつもある。それだけ切磋琢磨している状況ということ。最初に苦しむことはそんなに大変なことなのかなというよりは最後ですよね」と指揮官。シーズンの勝負どころで状態を上げ、1軍に帰ってきてくれることを期待した。
◆凡事徹底を繰り返し、野球に没頭したナインはたくましく成長を遂げた。オープン戦を終え、阪神・藤川球児監督(45)が発した言葉の節々から連覇への自信がにじみ出た。「シーズンに向かう前として手応えは非常に感じています。最後まで戦い抜く準備は完璧にできた。もう何も心配することはない」昨年11月の日本シリーズでソフトバンクに敗れ、また一からチームを作ると臨んだ5カ月間だった。「黙って積む」とテーマを掲げた2月の春季キャンプ。中継ぎの軸だった石井が「左アキレス腱(けん)断裂」で今季中の復帰が絶望的というアクシデントにも見舞われた。監督就任当初から課題に挙げ続けた「中継ぎ右腕」に暗雲が立ち込めたかに見えた。それでも、チームは前に進んだ。石井の穴を若虎が埋めた。この日登板したプロ2年目の木下と早川、同3年目の石黒はオープン戦を通して成長した姿を見せてくれた。「順番に経験値を引き上げていくというところ。現状でギリギリ戦える、戦いの中に入れるというところで大きく飛躍するきっかけを秘めています」野手では高卒5年目の中川が飛躍し、昨季レギュラーの定まらなかった左翼の筆頭候補になった。「中身が変わったような選手もいるし、新たに出てきそうな選手もいるし、非常にたくましいシーズンになるんじゃないか」。同じく空いていた遊撃は小幡が存在感を示した。ワールド・ベーボール・クラシック(WBC)に参加した佐藤、森下、坂本の主力を欠きながら、オープン戦は9勝5敗1分けで3位タイ。チーム力の底上げは結果が物語る。その佐藤らも17日のロッテ戦(ZOZOマリン)から合流し、即スタメンで起用した。「国際試合が終わって、こちらに合流して打線の中に組み込んで、連係を取りながら数試合ができたことが一番よかった」。27日の巨人との開幕戦(東京ドーム)へ、やるべきことはやった。だから、満を持して東京に乗り込むことができる。「私たちのタイガース、ファンの皆さんにとってのタイガースですから、ファンの皆さんも全勢力を挙げて東京ドームに乗り込みましょう!」球団史上初のセ・リーグ連覇へ-。虎党も一丸となり、束になって宿敵に襲い掛かる。(原田遼太郎)
◆阪神はオリックスとのオープン戦最終戦(京セラ)に0-1で敗れた。森下翔太外野手(25)が前日21日に続いて2試合連続で2安打を放ち、27日の巨人との開幕戦(東京ドーム)に向けて弾みをつけた。球団史上初のセ・リーグ連覇へ、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を経験した背番号1は、さらに大きく成長した姿で「3・27」を迎える。阪神はオープン戦9勝5敗1分けで3位だった。快音を2度響かせ、プロ4年目のシーズンへ、さらに勢いをつけた。スタンドまでは惜しくも届かなかったが、森下がWBCで見せたような豪快なスイングを披露。オープン戦2試合連続のマルチ安打締めも、G倒開幕へ良化途上を強調した。「しっくりきていないというか、シーズン中も『これ良いな』と思った打席なんて数回しかない。常に自分のコンディションを上げることに徹してやっているので、その延長線上という感じです」この男、どれほど打てば満足するのか-。飽くなき探究心の塊だ。六回1死の第3打席。この回から登板したオリックス・山崎の直球をはじき返すと、打球は左翼フェンスに直撃。森下は悠々と二塁まで到達した。九回は先頭で打席に入り、左前打。2安打とも直球を捉えたことにも「ボチボチじゃないですか」と言い切った。WBCを戦っていたためオープン戦は5試合の出場にとどまったが、打率・333(15打数5安打)、1本塁打、3打点。合格点を与えられる数字を残したが、まだまだ状態を上げられる。「3・27」からの開幕カードでは永遠のライバル、巨人と東京ドームで火花を散らす。相手は虎の連覇を阻止すべく、なりふり構わず襲ってくるにちがいない。虎にとっても、3連勝して勢いに乗りたいところ。そこで、キーマンになってくるのが森下だ。
◆オープン戦最終戦の前半は京セラドームの関係者食堂で眺めていた。ドームの地下にオリックス球団事務所があるから、球団職員が次々にやってくる。顔見知りの話し声で、一番注目していることが判明した。「最近、いい打球が前に飛び始めたよな」「オープン戦の序盤ぐらいはどうなるかと思っていたけれど」気にしているのは新外国人のシーモア。投手陣の安定は文句のないオリックスだが、課題は得点力不足。新外国人への期待は異様に高い。その点、阪神は未知の戦力に期待しなくてもいい。ほぼ外国人抜きのメンバーで昨年はリーグ優勝。そのメンバーがそのまま、2026年の打線にも並んでいる。時々話題になっていた新外国人遊撃手・ディベイニーが、オープン戦の最終戦に出場しなくても、誰も心配しないし、中には忘れかけている人もいるかも。長いシーズン、どこかで助けてくれればいい、という広い心の虎党は多いと思う。中軸打者と正捕手をWBCに送り込み、遊撃と左翼のポジションが決まらないという状況で臨んだオープン戦だったが、9勝5敗1分けと勝ち越した。勝ち負けは関係ないオープン戦。実際、勝ち負けにこだわらずに戦って、淡々と白星がついてきたという日々だった気がする。要するにメチャクチャ強いのだろう。まもなく、サンスポでも、テレビやラジオでも順位予想が花盛りになる。少し先取りして、京セラドームにいたわが社のトラ番部隊にも順位予想をしてもらった。
<オープン戦順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (2↑) |
日本ハム |
8 | 4 | 3 | 0.667 (-) | - (↓1) |
48 (+1) | 44 (+1) | 13 (-) | 9 (-) |
0.244 (↑0.003) | 2.550 (↑0.11) |
| 1 (-) |
巨人 |
10 | 5 | 1 | 0.667 (↓0.047) | 0 (-) |
45 (+2) | 50 (+6) | 8 (-) | 15 (-) |
0.260 (↓0.001) | 3.110 (↓0.2) |
| 3 (1↑) |
DeNA |
9 | 5 | 3 | 0.643 (↑0.028) | 0.5 (↓1) |
71 (+4) | 54 (+2) | 5 (-) | 11 (+2) |
0.263 (↓0.004) | 2.760 (↑0.05) |
| 3 (1↓) |
阪神 |
9 | 5 | 1 | 0.643 (↓0.049) | 0.5 (-) |
51 (-) | 23 (+1) | 7 (-) | 13 (+1) |
0.235 (↓0.005) | 1.440 (↑0.02) |
| 5 (-) |
ORIX |
8 | 5 | 1 | 0.615 (↑0.032) | 1 (↑1) |
35 (+1) | 32 (-) | 3 (-) | 5 (+1) |
0.216 (↑0.004) | 2.100 (↑0.17) |
| 6 (-) |
中日 |
9 | 6 | 3 | 0.600 (↑0.029) | 1 (↑1) |
77 (+6) | 63 (+2) | 16 (+1) | 11 (-) |
0.250 (↑0.003) | 2.890 (↑0.05) |
| 7 (-) |
西武 |
7 | 8 | 1 | 0.467 (↓0.033) | 3 (-) |
50 (+2) | 47 (+4) | 3 (-) | 17 (+1) |
0.238 (↓0.004) | 2.520 (↓0.1) |
| 7 (1↑) |
ヤクルト |
7 | 8 | 3 | 0.467 (-) | 3 (↑0.5) |
54 (+1) | 66 (+1) | 6 (-) | 10 (-) |
0.203 (↓0.003) | 3.220 (↑0.14) |
| 9 (-) |
ソフトバンク |
6 | 9 | 2 | 0.400 (-) | 4 (↑0.5) |
58 (+5) | 59 (+5) | 12 (-) | 6 (+1) |
0.233 (↑0.003) | 2.960 (↓0.07) |
| 10 (-) |
広島 |
6 | 11 | 1 | 0.353 (-) | 5 (↑0.5) |
52 (+5) | 65 (+5) | 13 (+1) | 10 (-) |
0.233 (↑0.001) | 3.270 (↓0.1) |
| 11 (1↑) |
楽天 |
4 | 10 | 5 | 0.286 (↑0.055) | 5.5 (↑1) |
43 (+6) | 57 (+2) | 8 (+1) | 12 (+1) |
0.208 (↑0.005) | 2.710 (↑0.04) |
| 12 (1↓) |
ロッテ |
4 | 11 | 2 | 0.267 (↓0.019) | 6 (-) |
40 (+2) | 64 (+6) | 7 (+1) | 21 (-) |
0.225 (↓0.001) | 3.420 (↓0.19) |



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