中日(☆6対2★)ロッテ =オープン戦4回戦(2026.03.22)・バンテリンドーム=
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ロッテ
0000100012701
中日
04020000X6901
勝利投手:マラー(1勝0敗0S)
敗戦投手:小島 和哉(0勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】寺地 隆成(1号・9回表ソロ)
【中日】辻本 倫太郎(1号・2回裏2ラン)

  DAZN
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◆中日は、木下が先制打を含む2安打2打点の活躍。11年目を迎えるベテランが、バットで存在感を示した。一方のロッテは、先発・小島が4回8安打6失点と振るわず。シーズン開幕に向け、不安を残す結果となった。

◆ロッテ坂井遼投手(19)が今季初めて1軍に合流した。2年目右腕は春季キャンプは2軍スタートだった。2軍戦でここまで2試合計2イニングを投げ、1安打1四球1奪三振で無失点。1年目の昨季は10月に1軍デビューを果たしている。オープン戦最終日の1軍合流で、開幕前のアピールなるか。

◆「黒猫と魔女の教室」でクロード・シリウス役を務める声優の島崎信長(37)が始球式を務めた。同作品のキャラクター、スピカ・ヴァルゴの着ぐるみも登場。ドアラとともにマウンド付近に姿を見せ、スタンドの歓声に応えた。島崎は中日の黒地ユニホームで登場。打席にはロッテの高部が立ち、捕手役は中日木下が務めた。大きく振りかぶって投じた1球はワンバウンドで三塁側へそれたが、場内は温かい拍手。島崎は1度しゃがみ込んで悔しさをにじませつつも、木下と握手を交わし、再び拍手に包まれた。

◆中日の田中幹也内野手(25)が試合直前に急きょスタメンを外れた。「2番二塁」で名を連ねていたが、試合開始前に辻本倫太郎内野手(24)への変更がアナウンスされた。この日の試合前練習には参加。突然の交代となったが、試合開始後はベンチで応援する姿がみられた。田中はここまでオープン戦14試合に出場し、二塁手としてチーム最多の12試合にスタメン出場。打率3割2分6厘と好調で、二塁での開幕スタメンも濃厚とみられていたが、不安の残る直前交代となった。

◆中日打線が開幕前最後のオープン戦でつながりをみせ、序盤から4得点を奪った。ロッテは昨季まで3年連続で開幕投手を務めた小島和哉投手(29)が先発。中日の先発カイル・マラー投手(28)が初回、2回を無失点に抑えて流れを引き寄せると、打線は2回に一挙4得点を挙げた。先頭のミゲル・サノー内野手(32)が四球、村松開人内野手(25)が右前打、山本泰寛内野手(32)がオープン戦初安打となる右前打で無死満塁。木下拓哉捕手(34)の遊内野安打で先制すると、1番オルランド・カリステ内野手(34)の遊ゴロ併殺の間に1点を追加した。さらに2死三塁から、この日急きょスタメンを外れた田中幹也内野手(25)に代わって出場した辻本倫太郎内野手(24)が左翼ウイング席への2ランを放ち、この回4点を奪った。辻本は侍ジャパンとの壮行試合以来のウイング弾で、オープン戦1号となった。前日21日にはサノーにもウイング弾が飛び出している。試合前時点でチームはオープン戦12球団トップの71得点をマークしており、新設ウイング席の"ウイング効果"にも期待が高まる。

◆ロッテ田中晴也投手(21)がシーズンへの決意を語った。前日にサブロー監督が開幕2戦目となる28日西武戦(ZOZOマリン)で田中を起用することを明言。「(開幕投手の)毛利にはもちろん期待してるんですけど、それ以上に2戦目が大事だと思うんで。今現状、うちの先発ピッチャーで2番手を任せられるのが晴也(はるや)しかいないなということで、晴也には2戦目投げてもらうことにしました」と説明した。これを受けて田中は「1つ目のカードの2戦目っていうのは、カードの勝ち越しも決まる1試合。毛利さんに頑張って勝ってもらって、そしたら自分が勝てば1カードの勝ち越しが決まるっていう大事な試合なので。そこでしっかり勝てるようにっていう責任感もありますし、そこの重要性をサブローさんにも建山さんにも言われているので、しっかり責任を果たしたいなと思います」と気を引き締めた。いよいよ、シーズンが開幕する。「任されたところでしっかり勝つことがこれからのテーマ。監督にも思いを伝えてもらって、しっかり大事な2戦目をまず取るってことが大事なので、まずは1試合目しっかり調整して頑張りたいなと思います」。フレッシュな力で連勝し、カード勝ち越しを決めたい。

◆ロッテに次々とひやりとする場面があった。4回の攻撃で藤原恭大外野手(25)は中日マラーの投げた球がスイングしながら右手に直撃。結果は空振り三振となり、右手を気にするそぶりを見せながらそのままベンチへ下がった。続く西川史礁外野手(22)は、自らの打球が左膝に直撃。苦悶(くもん)の表情を浮かべその場で倒れ込み、球場は一時騒然となった。それでも、西川はそのまま打席に立ち、右前打を放った。藤原、西川ともに次の回の守備につき、大事には至らなかったようだ。

◆ロッテ小島和哉投手(29)は4回6失点と苦しい展開になった。不運な当たりも多かった。2回に先頭打者を四球で出塁を許し、直後の村松の詰まった打球は右前打に。続く山本の打った打球を二塁小川がグラブをはじき無死満塁のピンチを招く(記録は右安打)。中日木下の打球は遊撃・友杉がキャッチしたものの送球できず、内野安打となり先制を許す。その後も遊併殺打の間に追加点を許し、辻本には左翼越え本塁打を浴び4失点となった。4回には1死一塁から再び木下に左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴び、なおも1死二塁からカリステの左翼線への二塁打で6点目を献上した。小島は開幕3戦目の29日西武戦(ZOZOマリン)の登板が決まっている。開幕までに修正したい。

◆中日のカイル・マラー投手(28)がオープン戦ラスト登板で、5回1失点の好投を見せ、開幕ローテーション入りへアピールした。14日楽天戦(バンテリンドーム)から中7日で登板。登板前には「前回はカットボールの精度があまりよくなかったので、そこを上げていきたい」と話しており、最速152キロの直球とカットボールを中心に投じた。初回は高部瑛斗外野手(28)、藤原恭大外野手(25)、西川史礁外野手(22)を空振り三振、二ゴロ、見逃し三振に仕留め、3者凡退の立ち上がり。2回はネフタリ・ソト内野手(37)にこの日チーム初安打となる左前打を許したが、グレゴリー・ポランコ外野手(34)、寺地隆成捕手(20)から2者連続三振を奪い無失点で締めた。直後の攻撃で味方が一挙4得点。援護を受けて臨んだ3回、4回も無失点で切り抜けた。5回には2死一、二塁から高部に左前適時打を打たれ、オープン戦初失点を喫するも、最少失点で切り抜けた。オープン戦最長回となる5回を投げ、5安打、5奪三振、1四球、1失点の内容で、順調な調整ぶりを示した。井上一樹監督(54)は前日21日の試合後、「明日のマラーを見てからという形になる」と語り、マラーの完成度を見て開幕ローテーションのメンバーを決めていくことを示唆していた。

◆ロッテは中日に敗戦し、4勝11敗2分けでオープン戦を終えた。開幕3戦目での登板が決まっている先発の小島和哉投手(29)が、4回6失点と試合を作れなかった。2回、味方野手のグラブをはじいたり、詰まった当たりが安打になったりするなど不運な当たりも多く、中日打線の流れを止められなかった。さらに、辻本にも痛恨の2ランを被弾し4失点。4回にも長打2本を浴び2失点と突き放された。クローザー候補の益田直也投手(36)は7回に登板し1本の内野安打を許したが、1安打無失点と安定した投球を見せた。打線は5回に2死二塁から高部瑛斗外野手(28)が左前適時打を放ち、1点を返したが、終盤に巻き返すことができなかった。

◆中日は開幕前最後のオープン戦でロッテに勝利した。先発のカイル・マラー投手(28)が5回1失点と好投。最速152キロの直球とカットボールを軸に、ロッテ打線を抑えた。中継ぎは、シーズン開幕前に支配下登録を勝ち取った育成ドラフト1位の牧野憲伸投手(26=オイシックス)らがつなぎ、リードを守った。打線は2回に集中打で4得点。この日「2番二塁」でスタメン予定だった田中幹也内野手(25)に代わって急きょ出場した辻本倫太郎内野手(24)が、左ウイング席へオープン戦1号となる2ランを放った。さらに4回には木下拓哉捕手(34)とオルランド・カリステ内野手(34)の連続適時打で2点を追加し、序盤でリードを広げた。チームはオープン戦18試合を9勝6敗3分けで終えた。井上一樹監督(54)はマラーについて「いい出来だったと思います。実戦が少なかったので、後半は少し疲れが見えたけど、見ている側としては合格の投球だった」と評価。年間ローテーションの頭数として計算しており、開幕ローテーション入りは試合後のミーティングで決めることを明かした。好投したNPB2年目左腕は「バッターに結構粘られた場面もあったが、全体的にすごくよかった。ぜひローテーションに入りたい」と振り返った。

◆井上一樹監督(54)は試合後、田中幹也内野手(25)が右ふくらはぎの張りのため、試合直前にスタメンを外れたことを明かした。この日「2番二塁」で先発予定だったが、急きょ辻本倫太郎内野手(24)が代わって出場した。田中は試合前練習には参加しており、スタメンを外れた後もベンチで試合を見つめる姿を見せた。試合後は自力で歩き、「大丈夫です」と無事を強調。湿布とテーピングを持って球場をあとにした。井上監督は田中について、「全然大大丈夫なんですけど、ちょっとふくらはぎの張りが気になったので。最初は出すつもりでしたが、最終戦で大事を取って。けがをされるのも嫌だったので」と説明した。田中はオープン戦14試合に出場し、二塁手としてチーム最多の12試合にスタメン出場。打率3割2分6厘と好調だった。

◆中日のカイル・マラー投手(28)が、オープン戦ラスト登板で5回1失点と好投し、ローテーション入りへ前進した。14日楽天戦から中7日で登板。前回はカットボールが高めに浮いたため、この日は同球種を多めに投げて修正を図った。「今日は低めのいいゾーンに投げられた。どんどん使っていける」と手応えを明かした。初回は3者凡退。2回にソトに初安打を許したものの、ポランコと寺地から連続三振を奪い、テンポよく抑えた。直後の攻撃で味方が4点を挙げ、援護をもらった後も落ち着いた投球。5回には2死一、二塁から遊撃への適時内野安打を許し、オープン戦初失点となったが、それでも最少失点で切り抜けた。春季キャンプ中は左脇痛で別メニュー調整となり、本隊合流は遅れた。3月に実戦復帰し、この日はオープン戦最長の5回を投げ、5奪三振、1四球、1失点と順調な仕上がり。井上監督は「実戦が少なかったが合格の投球。計算できる投球を見せてくれた」と評価した。マラーは「バッターに粘られた場面もあったが、全体的にすごく良かった。ぜひローテーションに入りたい」と意気込んだ。

◆"代役守護神候補"でWBCドミニカ共和国代表のアルベルト・アブレウ投手(30=レッズ3A)が、帰国後初登板を果たした。9回に登板し、最速158キロを計測。代打岡を二ゴロに打ち取ると、続く寺地に左越えソロを浴びた。さらに山口に死球を与え1死一塁としたが、最後は佐藤を二ゴロ併殺に仕留めて試合を締めた。井上一樹監督(54)は「ボールも走っていた。高橋宏や金丸と同じように、ボールのアジャストに時間がかかるのかなというところは、大目に見てあげないといけないのかなと」と話し、今後の適応に期待を寄せた。

◆ロッテは敗戦し、4勝11敗2分けの最下位でオープン戦を終えた。開幕3戦目での登板が決まっている先発の小島和哉投手(29)が、4回6失点と試合を作れなかった。2回、不運な当たりも多く、2ランを被弾し4失点。4回にも長打2本を浴び2失点と突き放された。サブロー監督(49)は「評価のしようがないですね。でも失敗できるのは今日まで。次(29日)は行ってもらいますけど、どう修正かけてくるかは見たいですね。長年エースでやってきた人間なのでガラッと変わるところを期待したいです」と復調を切望した。クローザー候補の益田直也投手(36)は1安打無失点と安定した投球を見せた。指揮官は「オープン戦はずっとそこまで出力出てるわけではないけど、やっぱり打ち取る術は知ってるピッチングをする。ああやって信頼を勝ち取って、やっぱり最後益田で行こうかっていう風になってほしいですね」とベテランに促した。サブロー監督は「不安しかない」と話したが、藤原恭大外野手(25)は打率トップの3割8分5厘と成績を残した。「不安でしかないけど(笑い)不安抱えたってしょうがない。去年も最下位で、開き直ってやるしかないなと。若いチームなんで、1つ勢いに乗ればまたガラッと結果も変わってくると思うので。うまく乗せられるようにこっちも努力します」とシーズンを見据えた。

◆西武との開幕カード第3戦(29日、ZOZOマリン)での先発が決まっているロッテの小島和哉投手(29)は4回8安打6失点と課題を残す結果となった。一回から2四球を与えるなど、制球の不安を露呈。球速も140キロ台前半が大半を占め、二回には辻本の2ランを含む5安打1四球で4点を失った。四回にも木下拓、カリステの連続適時二塁打を浴びてさらに2失点。結局、4回8安打3四球で6失点といいところなくマウンドを後にした。西武との開幕第3戦での先発が内定している左腕だが、最後のオープン戦で不安を残した。中6日の調整での修正は必須だ。

◆不安だらけの船出となるのか。ロッテは2-6で敗れ、オープン戦を4勝11敗2分けの最下位で終えた。最後の3連戦で2敗1分けと勝てず、サブロー監督(49)は「不安」を何度も口にした。29日の西武戦(ZOZOマリン)で先発が決まっている小島が4回8安打6失点と大乱調。「評価のしようがない。失敗できるのは今日まで。次(29日)は行ってもらいますけど、どう修正をかけてくるか。僕が一番不安。長年エースでやってきた人間なんで、ガラッと変わるところを期待したい」と指揮官は渋い表情を浮かべた。けん制死などの走塁ミスが3連戦で4つ。「1試合目が終わったときに『ここから走塁ミスを減らそう』と言って、こういうミスが出ている」と首をかしげ、「不安でしかない(笑)。でも不安を抱えたってしようがない。去年も(レギュラーシーズン)最下位で開き直ってやるしかない。若いチームなんで、一つ勢いに乗れば結果もガラッと変わってくる。うまく乗せられるように努力します」。開幕まで5日。残された時間は多くはない。(片岡将)

◆敗戦の中で数少ない光明だ。ロッテ・寺地隆成捕手(20)が九回に左越えソロ本塁打。WBCにドミニカ共和国代表として出場し、活躍したアルベルト・アブレウ投手(30)から強烈な一打を放った。明るい材料の少ない敗戦の中でサブロー監督(49)が「それしかなかったね」と笑ったのが寺地の一発だった。九回1死走者なしからアブレウの156キロ直球を逆方向の左翼席に放り込む技ありの一発。本来は捕手ながら打撃を生かすために三塁としての先発が増え、オープン戦は打率・208と苦しんだ。寺地は「ここ2試合くらいは感じ自体は自分の中で悪くない。なんとか最後ああやってつなげられたのは良かった」と最後の打席で結果を出して胸をなでおろした。サブロー監督も「寺地もちょっと状態良くなかったんですけど、ああいう真っすぐが速いピッチャーで結構良くなることがあるんですよ。割り切れるから。割り切れた結果やと思うんですよ。いい感じで終われて良かったですよね」と目尻を下げる。「チームの勝利に貢献するのが一番ベストだと思うので、どこのポジション任されてもその場に応じたプレーを心がけてやっていきたい」と寺地。開幕を前に20歳のバットが振れてきたのは明るい材料となりそうだ。

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
日本ハム
843 0.667
(-)
-
(↓1)
48
(+1)
44
(+1)
13
(-)
9
(-)
0.244
(↑0.003)
2.550
(↑0.11)
1
(-)
巨人
1051 0.667
(↓0.047)
0
(-)
45
(+2)
50
(+6)
8
(-)
15
(-)
0.260
(↓0.001)
3.110
(↓0.2)
3
(1↑)
DeNA
953 0.643
(↑0.028)
0.5
(↓1)
71
(+4)
54
(+2)
5
(-)
11
(+2)
0.263
(↓0.004)
2.760
(↑0.05)
3
(1↓)
阪神
951 0.643
(↓0.049)
0.5
(-)
51
(-)
23
(+1)
7
(-)
13
(+1)
0.235
(↓0.005)
1.440
(↑0.02)
5
(-)
ORIX
851 0.615
(↑0.032)
1
(↑1)
35
(+1)
32
(-)
3
(-)
5
(+1)
0.216
(↑0.004)
2.100
(↑0.17)
6
(-)
中日
963 0.600
(↑0.029)
1
(↑1)
77
(+6)
63
(+2)
16
(+1)
11
(-)
0.250
(↑0.003
2.890
(↑0.05)
7
(-)
西武
781 0.467
(↓0.033)
3
(-)
50
(+2)
47
(+4)
3
(-)
17
(+1)
0.238
(↓0.004)
2.520
(↓0.1)
7
(1↑)
ヤクルト
783 0.467
(-)
3
(↑0.5)
54
(+1)
66
(+1)
6
(-)
10
(-)
0.203
(↓0.003)
3.220
(↑0.14)
9
(-)
ソフトバンク
692 0.400
(-)
4
(↑0.5)
58
(+5)
59
(+5)
12
(-)
6
(+1)
0.233
(↑0.003)
2.960
(↓0.07)
10
(-)
広島
6111 0.353
(-)
5
(↑0.5)
52
(+5)
65
(+5)
13
(+1)
10
(-)
0.233
(↑0.001)
3.270
(↓0.1)
11
(1↑)
楽天
4105 0.286
(↑0.055)
5.5
(↑1)
43
(+6)
57
(+2)
8
(+1)
12
(+1)
0.208
(↑0.005)
2.710
(↑0.04)
12
(1↓)
ロッテ
4112 0.267
(↓0.019)
6
(-)
40
(+2)
64
(+6)
7
(+1)
21
(-)
0.225
(↓0.001)
3.420
(↓0.19)