| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 |
阪神 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 1 | 4 | 0 | 0 |
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勝利投手:髙橋 遥人(2勝0敗0S) (セーブ:岩崎 優(0勝0敗2S)) 敗戦投手:九里 亜蓮(2勝1敗0S) | |||||||||||||
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◆阪神は、先発・高橋が5回無失点6奪三振の好投。シーズン開幕に向け、万全の仕上がりを示した。対するオリックスは、先発・九里が4回1失点。開幕投手に指名されている宮城は3番手で登板し、2回無失点の投球を見せた。
◆試合はテレビ大阪が生放送する。同局が阪神のオープン戦を中継するのは実に18年ぶりだ。解説者がファンの注目を浴びている。阪神前監督の岡田彰布氏(68)と、オリックス前監督の中嶋聡氏(56)が初めて実況席に並ぶ。ともにフロント職で今も球団に籍を置く立場でもある。監督として23年の日本シリーズで対戦。岡田監督率いる阪神が4勝3敗で熱戦を制している。21年からリーグ3連覇を果たした中嶋監督は2年連続の日本一を逃した。SNSには「解説聞きたすぎる」「ぜいたく」「よくぞキャスティングしてくれた」と放送を楽しみにする声が多数あった。
◆関西に本拠地を置く両球団によるオープン戦3番勝負の2戦目。開幕前ラストの恒例カードとして定着している。この日は阪神がホーム用の白いタテジマを着用した。例年通り、3試合のうち、2試合目だけが阪神の主催ゲーム。大型ビジョンや場内アナウンスなどの球場演出も阪神仕様に変わる。オリックスファンには違和感たっぷりの1日だ。同ドームでビジター用ユニホームを見られるレアな機会でもある。ベンチだけは便宜上、3試合とも変えない。阪神は「ホームチーム」でありながら三塁側を使用する。オリックスファンもいつも通り一塁側、右翼側に陣取った。開幕前に行われるこのカードはオリックスが近鉄と合併した05年からほぼ毎年開催。13年からは今の3連戦の形に落ち着いた。阪神の本拠地甲子園が高校野球で使えないこと、互いに地元で最終調整したいことなど事情が合致し、この時期の慣例となった。阪神にとって同ドームは準本拠地。今年も、31日からのホーム開幕戦(対DeNA)や8月の長期ロード中に主催ゲームを行う。
◆両チームのスタメンが発表され、5番には高寺望夢内野手(25)が入った。前日20日は2打席連続安打で存在感をアピール。4番佐藤、6番大山の間でクリーンアップを担う。先発の高橋遥人投手(30)は「9番DH」で先発。"大谷ルール"として知られるが、高橋の打席機会確保と、その後柔軟に野手に打席機会を与えるための措置とみられる。
◆阪神の先発投手、高橋遥人投手(30)が「9番投手兼DH」に入った。先発投手が降板後もDH(打者専任)でラインアップに残れる、二刀流選手を生かすためのいわゆる「大谷ルール」の形。ただ、近年はセ・リーグのチームがオープン戦や2軍戦で、先発投手に打席機会を与えるために採用するケースが増えている。今回も、公式戦を見据えて高橋に打席機会を与えることが主眼。高橋の降板後は野手がDHに入り、通常のDH制の形に戻って試合が進むとみられる。野手の出場機会をできるだけ確保する意図も兼ねている。
◆テレビ大阪の試合中継で岡田彰布氏(68)、中嶋聡氏(56)と両軍の前監督が初めて放送席に並んだ。それぞれが古巣を率いて23年日本シリーズで対戦した。日本シリーズを振り返り、第4戦であったオリックスの「代打の代打」に話がおよんだ。最初の代打T-岡田に左腕島本をぶつけた岡田氏は「(そのあと)まさか安達が来るとは」と驚いたことを明かし、中嶋氏は「島本が来ると思っていた」と語った。岡田氏は当時のオリックスについて「3年連続優勝で、その3年目ですから。こっちは十何年ぶりの優勝だし、もう、初めての選手ばかりでしたから」と話し、中嶋氏は「(オリックスで現役を)一緒にやらせてもらったこともあるし、僕らはいろいろな手をかけないとできなかったですね」と話した。この試合に競り勝ったのは阪神。日本シリーズも4勝3敗で制した。
◆テレビ大阪の試合中継で岡田彰布氏(68)、中嶋聡氏(56)と両軍の前監督が初めて放送席に並んだ。それぞれが古巣を率いて23年日本シリーズで対戦した。阪神球団のオーナー付顧問でもある岡田氏は今年のブレーク候補を聞かれるとドラフト1位の立石正広内野手(22=創価大)と新加入のイーストン・ルーカス投手(29=ブルージェイズ)を挙げた。右脚肉離れから復帰したばかりの立石は、2軍で満塁弾を放つなど前評判通りの活躍を見せている。この日は2軍戦で初めて守備につき、三塁を守った。岡田氏は立石について「今、故障で2軍ですけど、いずれ出てきますけどね」と近く、1軍の戦力になると見通しを語った。
◆テレビ大阪の試合中継で岡田彰布氏(68)、中嶋聡氏(56)と両軍の前監督が初めて放送席に並んだ。それぞれが古巣を率いて23年日本シリーズで対戦した。阪神の「5番左翼」は高寺望夢内野手(23)。前日は同じく好アピールを続ける右打ちの中川勇斗(22)が5番左翼だった。注目される左翼争いについて岡田氏は「悩むというか、候補はいますけどまだ完全にレギュラーをつかんだ選手(たち)じゃないんでね。バリエーションがありますからいいんじゃないですか。いい悩みですよね。右左で最初は変えていってもいいかなと」と話していた。
◆テレビ大阪の試合中継で岡田彰布氏(68)、中嶋聡氏(56)と両軍の前監督が初めて放送席に並んだ。それぞれが古巣を率いて23年日本シリーズで対戦した。阪神は大山悠輔内野手(31)が定位置の5番ではなく「6番」での出場が続いている。藤川球児監督(45)の基本構想は昨年に続く「5番大山」で変わりない。自身の監督時代は4番に固定していた岡田氏は「知らないうちに6番になっていましたね。5番で、2死で走者がたまったときに打点を挙げるのか。6番は(イニング)先頭が結構多いんですよ。7番、8番はどうしても落ちてくるんで、6番は足がある選手の方がいんですけどね」と6番論を説いた。大山は2回の第1打席、先頭で四球を選んで出塁したが、後続が倒れて無得点だった。
◆アンドレス・マチャド投手(32)が試合前練習に合流した。同投手はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で母国ベネズエラ代表の一員として初の世界一に貢献。20日に再来日し、ナインから歓迎を受け、試合前練習メニューを消化した。「ありがとうございます。ベネズエラがすごく喜んでくれたので、非常にうれしかったです。長い間、優勝っていうところがなかなかつかめなかったので、ついに優勝することができて非常にうれしく思っています」。自身2度目のWBC参加でつかんだ栄冠を素直に喜んだ。ドミニカは米マイアミでの準々決勝ではチームメートの宮城、曽谷、若月がいる侍ジャパンを撃破。決勝ではアメリカを下した。「日本というチームは非常に強いというのは変わらないと思うので、そこについてはすごい尊敬であったり尊重という気持ちを持っています」と、リスペクトした。シーズン開幕まで1週間をきっての再合流。22日にはブルペン入りして再調整する予定だ。「WBC終了したんですけれども、日本シリーズ進出に向けてオリックスの仕事がまだたくさん残っているので、前向きにもっと頑張っていかないといけないかなっていう風に思っています」。世界一リリーバーは、3年ぶりリーグ制覇へ気持ちを切り替えていた。
◆阪神大山悠輔内野手(31)が左脇腹に死球を受けた。4回の第2打席だった。オリックス先発の九里亜蓮投手(34)がカウント1-1から投げた140キロシュートが直撃した。大山はもんどりうってから、しばらくしゃがみこんで苦悶(くもん)の表情。投げた九里も心配そうに帽子をとって謝罪した。シーズン開幕が迫っており、この時期の負傷は避けたいところ。ヒヤッとする場面だったが、大山はそのまま出場した。
◆テレビ大阪の試合中継で岡田彰布氏(68)、中嶋聡氏(56)と両軍の前監督が初めて放送席に並んだ。それぞれが古巣を率いて23年日本シリーズで対戦した。5回、阪神の代走岡城快生外野手(22)が二盗失敗。ベンチはリクエストを要求した。実況が今年からは球場外のリクエストセンターにいる審判員がリプレー映像を見ることを紹介した。この模様を眺めながら、岡田氏は興味深そうに「発表せなあかんね。(リクエストセンターで)誰が見てるか」と放送席を笑わせた。「全部の映像見てるんかな」などと興味津々だった。長い検証の結果、判定が覆り、岡城は二塁セーフとなった。
◆阪神伏見寅威捕手(35)が"ジェッスラ"ことジェットコースタースライダーを食らった。5回の第2打席、オリックス2番手曽谷龍平投手(25)の曲がりすぎる変化球が内角に。必死に避けようとした伏見だったが、左足ではなく、右足ふくらはぎ付近に直撃した。大きな曲がりをよけられない珍しいケースだった。伏見は痛みをこらえて一塁まで歩いたところで交代。代走でドラフト3位の岡城快生外野手(22=筑波大)が出場した。
◆テレビ大阪の試合中継で岡田彰布氏(68)、中嶋聡氏(56)と両軍の前監督が初めて放送席に並んだ。それぞれが古巣を率いて23年日本シリーズで対戦した。セ・リーグでも来年からDH制が取り入れられる。パ・リーグでも監督経験がある岡田氏は、DH制導入後のセ・リーグについて「監督はヒマでしゃあない。駆け引きというかね。出してくる投手とか、いろいろあるんだけど。でも(DH制なら)いつでも投手を代えられるようになるんでね。DH用の選手はセ・リーグはドラフトでとってなかったからね。来年からやるなら、とるんかな。まずは手っ取り早く外国人で補うんかな」と語った。オリックスでリーグ3連覇に導いた中嶋氏は「ずっと出ていた選手をDHで休ませる。回しながら。それで疲労を取っていく」と活用法の一例を披露した。
◆阪神高橋遥人投手(30)が自身初の開幕ローテ入りへ向けて、5回2安打無失点6奪三振の快投を見せた。初回を3者凡退でスタートすると、2回は3者連続で空振り三振。4番杉本裕太郎外野手(34)をスライダー、太田椋内野手(25)を直球、ボブ・シーモア内野手(27)をツーシームと多彩なボールで次々に空振りさせた。5回は先頭の杉本に死球を与え、太田に左前打、1死から若月健矢捕手(30)にも四球を与えて1死満塁のピンチ。それでも続く紅林弘太郎内野手(24)を空振り三振に仕留めると、最後は麦谷祐介外野手(23)を初球のスライダーで一ゴロに打ち取った。高橋はオープン戦4度目の登板で、計15回を1失点。プロ9年目で自身初となる開幕ローテへ向けて、万全の姿を見せた。
◆WBC直後に、侍ジャパン対決が実現した。阪神が1点リードで迎えた6回。この回からオリックスは3番手宮城大弥投手(24)に代わり、打席には森下翔太外野手(25)。WBCをともに戦ったチームメート同士の対決となった。宮城は3球直球を続けて、4球目のフォークがボールとなりカウント2-2。最後は高めの147キロ直球を森下がはじき返し、左翼へ二塁打を放った。続く打者も侍ジャパンの佐藤輝明内野手(27)。佐藤は宮城の144キロ直球に詰まり遊ゴロとなり、こちらは左腕に軍配が上がった。
◆開幕投手指名を受けたオリックス宮城大弥投手(24)が、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)終了後初の実戦登板マウンドに上がった。6回から3番手登板。先頭の侍ジャパンチームメートだった森下には左翼線二塁打を許したが、続く佐藤輝は直球でバットを折る遊ゴロに打ち取った。大山には四球を許したが、2奪三振で1イニング目は無失点。7回は2三振を含め3者凡退と無難に帰国後初マウンドを終えた。また、宮城とともに帰国した曽谷龍平投手(25=オリックス)も5回から1イニング無失点で復帰マウンドを踏み、若月健矢捕手(30=オリックス)も7番捕手でスタメン出場でそれぞれ実戦復帰を果たした。
◆開幕投手指名を受けたオリックス宮城大弥投手(24)が、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)終了後初の実戦登板マウンドに上がった。6回から3番手登板。先頭の代表チームメートの森下には左翼線二塁打を許したが、続く佐藤は直球でバットを折る遊ゴロに打ち取った。大山には四球を許したが、2奪三振で1イニング目を無失点。続く7回も2三振を含め3者凡退と無難に帰国後初マウンドを終えた。最速149・8キロに95・4キロのスローカーブをまじえ、2回1安打1四球4奪三振、31球で降板した。「四球はありましたけど、全体的には打者勝負できて、いろんな球種を投げられて良かったんじゃないかなと思います」と、6日後に控える3年連続3度目の開幕投手への実戦仕上げを終えた。今回の開幕指名には侍ジャパンのベスト8敗退、右腕山下の右肘コンディション不良もあった。「(僕を)頼ってくれる形になったので、そこはうれしいなと率直に思います。体調を意識しながら、開幕に万全に迎えれたらなと思います」。左腕エースは表情を引き締めた。代表メンバーだった曽谷龍平投手(25)も5回から登板し、1回無失点。若月健矢捕手(30)も7番捕手でスタメン出場し、それぞれ実戦復帰を果たした。
◆阪神が完封勝ちでオリックスに連勝を収めた。先発の高橋遥人投手(30)は5回2安打無失点6奪三振。初回を3者凡退でスタートすると、2回は3者連続で空振り三振。これでオープン戦は計15回1失点と、自身初となる開幕ローテ入りへ万全の姿を見せた。決勝点は3回。先頭の近本光司外野手(31)が右翼への二塁打で出塁すると、中野が犠打を決めて1死三塁。続く森下翔太外野手(25)の二ゴロの間に近本が生還し、手堅く1点を奪った。6回からは2番手早川、3番手モレッタがともに2三振を奪う好リリーフ。8回は桐敷、9回は岩崎と盤石につないで勝利を守った。
◆阪神の先発投手、高橋遥人投手(30)が「9番投手兼DH」に入った。2回2死一塁で迎えた第1打席で、バントを敢行。3アウトでチェンジとなったが、きっちりと投前に転がした。5回無死一塁で迎えた第2打席では、代打浜田を送られて、6回から2番手早川に交代となった。藤川球児監督(45)は「昨年もファームでDH1打席だけというルールは使っていたので。昨日は相手投手がね、スライダーの切れる投手だったので、村上が右対左だったのでやめておきましたけど、今日はまあ大丈夫かなというところで」と説明。前日20日の相手先発は右腕高谷で、村上は左打ちのため、ボールが当たるなどのリスクを考慮。開幕に向けた"藤川マネジメント"だった。
◆阪神の新外国人ダウリ・モレッタ投手(29=パイレーツ)が3人斬りで開幕1軍入りをアピールした。7回に3番手で登板。西野を二直に打ち取り、太田、シーモアを連続で空振り三振に仕留めた。最速は152キロを計測。「ファンの人たちの応援というか、あの雰囲気に自分の調子を上げられたところもある。それにプラスして、アドレナリンもしっかり出たかなと思います」と胸を張った。
◆"侍ジャパン対決"を制したのは阪神森下翔太外野手(25)だった。1-0で迎えた6回。オリックスは3番手で開幕投手を務める宮城大弥投手(24)が登板した。先頭打者は森下。世界を舞台に戦った侍たちの対決が実現し、スタンドのボルテージは上がった。3球続けて直球だった。4球目はフォーク。カウント2-2からの5球目、高めの147キロストレートを技ありのスイングではじき返した。左翼線への二塁打。二塁ベース上では、お茶をたてるおなじみのパフォーマンスを披露した。「(宮城との対決は)意識はしていないです。普通にやりました」。WBCのチームメートとの対決にも本人は冷静そのものだ。それでも、一流投手から放った長打には価値がある。WBCのベネズエラ戦での本塁打は強烈だった。今や"世界に知られた"若きスラッガーは「オープン戦なんで、シーズンで頑張りたいです。(状態は)まだまだですね。もっと上げたいなと思います」と、どこまでも貪欲だ。オープン戦は残り1試合。調整は最終段階に入った。まだやれることはある。備えることはある。ベストの状態で開幕戦に臨む。
◆阪神の先発投手・高橋遥人(30)が「9番投手兼DH」に入った。投手が降板後もラインアップに残れる、いわゆる「大谷ルール」だが、もちろん高橋が投打二刀流というわけではない。開幕に向けて投手を打席に立たせるのが主な目的だった。2回の初打席は2死一塁で回ってきた。高橋は2死にもかかわらず、初球からバットを寝かせた。九里の投球を丁寧に投前に転がし、一塁アウト、3アウトチェンジ。見事な仮想・犠打だった。高橋は「より、自信がつきました。(以前は)そんなに得意な方じゃなかったけど、去年自信がついたので」と照れ笑い。バントは先発投手が避けることのできない重要な仕事。オープン戦だからできる、本気の1打席となった。5回の2打席目には代打・浜田が送られた。浜田は「9番DH」を引き継ぎ、最後まで打線に残った。高橋の交代後は何事もなかったかのように、通常のDH制で試合が進んだ。では、セ・リーグのような「9番投手」ではなく、DH制も兼ねた理由は何か。まず高橋の打席機会の確保。そして、投手の打席を気にせず、プラン通りに野手・投手を送り出せるメリットがある。DH制でなければ投手に打席が回るたびに代打を送ることになる。もう1つ疑問があった。前日20日のオリックス戦で先発村上は打席に立たなかった。藤川監督が理由を明かした。「相手投手(高谷)がスライダーの切れる投手だった。(左打ちの)村上とは右対左なのでやめておきました。今日はまあ大丈夫かなと」。調整段階の投手なら十分起こり得ること。実際にこの日、曽谷のスライダーが曲がりすぎて伏見が死球を受けた。村上の打席機会よりも、故障のリスク回避を優先。藤川監督らしいマネジメントだった。【柏原誠】
◆阪神は高寺望夢内野手(23)が「5番・左翼」で先発出場。オープン戦は試合前時点で6試合連続安打を放っており、打率・278(36打数10安打)。20日の同戦も2安打1打点を挙げた。先発マウンドには高橋遥人投手(30)が上がる。今春のオープン戦は3試合に登板(2先発)し、10回を投げて防御率0・90。シーズンを見据え「9番・DH」に入った。プロ9年目で初の開幕ローテ入りへ、仕上げの登板とする。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がテレビ解説を務め、今季のブレーク候補にドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=を挙げた。「けが(の影響)で2軍にいてるけど、いずれ(1軍に)出てくる。打つ方(野手)ではブレーク候補になると思う」立石は1月に右脚の肉離れで別メニュー調整が続いていたが、今月19日のオリックスとの2軍戦(SGL)では三回に逆転満塁弾を放つなど、完全復活の日は近づいている。昨秋のドラフト会議で3球団競合の末、鳴り物入りで入団したドライチは岡田顧問も一目置く新戦力だ。
◆阪神・高橋遥人投手(30)がオリックス戦に先発。二回に圧巻の3者連続空振り三振を奪った。一回をわずか9球で三者凡退に抑えた左腕。二回先頭の杉本を内角低めのスライダーで空振り三振に斬ると、続く太田は144キロの高め直球で三球三振。最後はシーモアを低めのツーシームで空振り三振に仕留めた。試合前時点で、今春のオープン戦は3試合に登板(2先発)し、10回を投げて防御率0・90。プロ9年目で自身初の開幕ローテ入りへ、上々の立ち上がりを見せた。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がテレビ解説で、「6番・遊撃」で先発した小幡竜平内野手(25)について「きのうきょうで使っているから開幕(戦は先発で)いくでしょうね」と開幕スタメンの可能性が濃厚であることを予言した。20日の同戦でも「8番・遊撃」で出場し、4打数3安打1打点と活躍。オープン戦では木浪や新外国人のディベイニーらも遊撃の守備に就いていたが、25歳が遊撃のレギュラー争いで一歩リードしているもようだ。昨季は自己最多の89試合に出場したが、打率は・233と低迷。今春のオープン戦(試合前時点)では12試合に出場して打率・333、5打点とアピールし、武器の守備力も見せて攻守で奮起している。
◆阪神・先発の高橋遥人投手(30)が2死一塁から見事な?バントを決めた。「9番・DH」の〝大谷ルール〟で出場した高橋は二回2死一塁で迎えた第1打席、バントの構えから、相手先発の九里が投げた初球を三塁方向にバントで転がした。九里が捕球し、一塁送球すると、チェンジとなった。ベンチがこれから迎えるシーズンに向け、高橋にバントの機会を与えたとみられる。
◆阪神が三回に鉄板得点パターンで先制に成功した。先頭の近本光司外野手(31)が右翼線への二塁打で出塁。中野拓夢内野手(29)が1球で犠打を決めて、森下が打席に立った。インコースへのシュートを強振するも、打球は二塁右へのゴロに。その間に三走・近本が生還し、先制のホームを踏んだ。WBCからチームに合流後、オープン戦4試合目の出場となった森下。快音響かずとも、3打点目をマークした。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がテレビ解説で大山悠輔内野手(31)の6番起用に疑問符を付けた。今季までDH制がないセ・リーグでは9番打者に投手を置くことが多いと唱えたうえで「5番は2アウトでランナーが溜まった状態(打席が)で回ってくることが結構ある。6番は先頭バッター(になること)が多いでしょ? やから6番は足のある選手が(起用されることが)多い」とそれぞれの打順の傾向を明かした。続けて「大山が(6番に入っても)後(の打者)が何もできなくなる。投手が(攻撃に)絡むんでね」と勝負強さや選球眼などといった大山の持ち味を生かしきれない可能性も訴えた。
◆阪神・高橋遥人投手(30)が先発。5回2安打無失点と好投した。圧巻の立ち上がりを見せた。一回を9球で三者凡退に斬ると、二回は杉本、太田、シーモアを3者連続空振り三振を奪うなど三回までパーフェクト。しかし、五回にピンチを迎えた。先頭の杉本に死球を与え、太田には左前打を許し、この日初めて得点圏に走者を背負った。四球と暴投も絡み1死満塁。それでも、8番・紅林からツーシームで空振り三振を奪うと、麦谷は初球で一ゴロに打ち取り、窮地をくぐり抜けた。「ランナーを出してからバタバタしてしまったところはありましたが、全体的に投げるボールの感覚もよくなってきたと思います。球種や攻め方いろいろ確認して投げることができました。開幕が全てではありませんが登板に向けていい準備をして臨みたいです」この投球を経て、オープン戦は4試合に登板(3先発)、15回を投げて防御率0・60。プロ9年目で自身初の開幕ローテ入りへ、安定感抜群の投球を披露した。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がテレビ解説で、今季から導入されたリプレーセンターについて言及した。五回2死で一走の岡城が二盗。捕手の若月が二塁へ送球し、捕球した遊撃手の紅林がタッチしてアウト。際どいタイミングだっただけに、阪神ベンチはリプレー検証を要求した。映像を再確認して判定するのはグラウンドの審判ではなく、東京都のNPB事務局内に設置した映像(リプレー)センターとなっている。これは今季から両リーグで導入される制度でオープン戦でも適用されている。判定までに数分を要し、セーフに覆った。岡田顧問はリプレー検証中に映像の判定を担当する審判員のアナウンスがなかったことに触れ「ほんなら発表せなアカン、きょうは誰がやってますって」と意見した。昨季まではリプレー検証の際、審判員が球場の控室でテレビ中継の映像を確認していた。
◆阪神・森下翔太外野手(25)が「3番・右翼」で出場。六回にオリックス・宮城大弥投手(24)から二塁打を放った。1-0とリードで迎えた六回、この回からオリックスは宮城が登板。先頭で森下が打席に入った。カウント2-2から甘く入った147キロの直球を逃さず、左翼線を破る二塁打をマーク。WBCで侍ジャパンとしてともに戦った二人。帰国後の初対戦は森下に軍配が上がった。
◆阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)がテレビ解説で、来季からセ・リーグでも導入されるDH制について自論を展開した。2023、2024年の監督時代に12球団の監督会議などでセ・リーグのDH制導入が議題に挙がった際に否定の態度を示していた岡田顧問は「おもしろないわな。監督は暇でしゃあないなと。オリックスの(監督だった)時も(そうだったけど)...」とチクリ。DH制なしの場合の方が戦術や起用法に幅があるとし「(相手との)駆け引きとかいろいろある。ピッチャーはいつでも代えられるようになるんで」と語った。来季から導入されることが決定している一方で、昨秋のドラフト会議でDH向きの選手を獲得する傾向が見られなかったセ・リーグの全体のドラフト方針にも触れ「DH用の選手を獲らんかったよねぇ」と指摘。続けて「まずは外国人で(DHを)補うのかな。手っ取り早くね」と推論した。
◆阪神はオリックスに連勝し、オープン戦3連勝とした。先発した高橋遥人投手(30)は5回2安打無失点。二回の3者連続を含む6三振を奪うなど快調な立ち上がりを見せた。三回までパーフェクトに封じ、五回の満塁の窮地も切り抜けた。オープン戦防御率0・60で開幕へ向かう。その後は、早川、モレッタ、桐敷、岩崎が無失点で繋いだ。打線は計4安打と苦しんだ。それでも三回に近本の二塁打、中野の犠打で好機を作ると、森下翔太外野手(25)の二ゴロの間に先制。森下は六回に、オリックスの3番手・宮城との侍ジャパン対決で左翼線への二塁打を放つなど3打数2安打1打点と結果を残した。
◆阪神で1994年に新人王に輝き、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツ、楽天と渡り歩き、日米通算91勝をマークしたサンケイスポーツ専属評論家の藪恵壹氏(57)が、勝利の方程式の〝八回の男〟に新外国人ダウリ・モレッタ投手(29)=パイレーツ=を推した。開幕を1週間後に控えたオープン戦は、常識的には本番を想定した戦いをする。打順も、投手起用も。そういう観点で試合を見たが、果たしてこの選手起用が開幕からの戦い方か。少なくとも、1-0でしのいだこの日の継投が「勝利の方程式」とは思えない。七回は何人かの候補がいてもいいが、セットアッパー、守護神の2人は絶対に固定したい。すでに個々の投手に働き場所を伝えている時期とは思うのだが。そうでなければ、選手が戸惑う。九回に岩崎が登板した。仕上がりも順調のようだ。抑えでの起用は当然だろう。ここを心配していたら、キリがない。ポイントは八回だ。守護神が左である以上、右を当てはめたい。私は現状ではモレッタを推す。独特なスライダーは魅力だ。前回登板で初めて失点したが、オープン戦を通じて安定感はある。ただ、前回の失点は四球絡み。制球の不安があるのは事実だ。モレッタ以外の候補はドリス、湯浅ら。2人ともに経験があり、ことしも結果は伴っている。開幕して失敗が続けば、すぐに思い切って代えやすい状況ではある。藤川監督がどんな意図で、多くの投手を使い続けているのか。お手並み拝見だ。
◆自慢の宝刀にバットは何度も空を切った。京セラの大歓声を浴び、阪神の新外国人、ダウリ・モレッタ投手(29)=パイレーツ=の右腕に力がこもる。圧巻の投球で、開幕からブルペンの柱となり得る姿を示してみせた。「状態はとてもよかった。ファンの人たちの応援、あの雰囲気に自分の調子を上げられたところもあるし、それにプラスしてアドレナリンもしっかり出たよ」1点リードの七回に登板した。先頭の代打・西野を二直に打ち取ると、太田は得意のスライダーで空振り三振。シーモア(前レイズ)もスライダーで追い込み、最後は146キロの高め直球で空振り三振に仕留めた。前回登板の17日・ロッテ戦(ZOZOマリン)は1回3安打2失点。それでも「人間なので失点することもある。受け止めて前に進まなきゃいけない。それも含めていつも通り」と意に介さずマウンドへ上がった。藤川監督も「3月、順調に(状態が)上がってきている」とうなずいた。2月の春季キャンプで石井が左アキレス腱(けん)断裂の大けがを負い今季中の復帰が絶望的となった。虎の窮地は、不規則な変化を見せるスライダーと最速160キロに迫る直球を武器とする、この剛腕が救う。藤川監督は今季も「一年間を通してメンバー起用というのは固定されているものではない」と勝ちパターンを設けない方針だが、石井が昨季主に担った八回を任せられる実力を、モレッタが示してくれている。「チームの助けになるというところだけ。チームに貢献できるように毎日準備したいね」強力中継ぎ陣に食い込んだ新戦力-。今年も盤石のリリーフ陣が、連覇の鍵となる。(原田遼太郎)
◆世界一には手が届かなかったが、次はリーグ制覇、日本一に向けた戦いが始まる。3年連続3度目の開幕投手を務めることが決まったオリックス・宮城大弥投手(24)が、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)後初登板。2回を1安打無失点、4奪三振と圧巻の内容で、万全の状態を披露した。「四球はありましたが、全体的には打者と勝負できて、いろんな球種も投げられた。よかったんじゃないかなと思います」0-1の六回に3番手で登板。最速150キロの直球に大きく曲がるスライダー、スローカーブなどを自在に操り、ボールの対応も問題なし。岸田監督は「よかった。状態は悪くない。力もキレもある」とうなずいた。侍ジャパンの一員として出場したWBCでは決勝トーナメントで登板機会はなく、10日の1次リーグ・チェコ戦(東京ドーム)以来のマウンド。例年のようにオープン戦でイニング数や球数を消化できていないが、27日の開幕戦(対楽天、京セラ)について指揮官は「いけるところまでいきますよ」と信頼を寄せ、宮城も「(首脳陣と)気持ちは変わらないです」と呼応した。当初は九里や山下らが開幕投手の座を争っていたが、山下が右肘のコンディション不良離脱するなどアクシデントもあり、さまざまな要因から大役をエースに託す形となった。宮城は「頼ってくれる形になったのはそこはうれしいなと思います。しっかり頑張らなきゃいけない」と力を込めた。3年ぶりのリーグ優勝を目指す今季。栄光につながる道は宮城が切り開く。(西垣戸理大)
◆WBCに出場したオリックス・曽谷龍平投手(25)が五回に2番手で登板。チーム復帰後の初登板は1回を無安打無失点だった。6日の1次リーグ・台湾戦(東京ドーム)以来の登板で「投げられた安心感というのが一番大きかった」と、実戦感覚を取り戻すことに専念した。今後は2軍戦などにも登板し「1軍の舞台で投げられるように準備していきたい」とコンディションを整えていく。
◆1点リードの九回に登板した守護神の阪神・岩崎優投手(34)は、2番から始まる好打順を三者凡退。オープン戦のチーム防御率1・46と圧倒的な数字を誇る投手陣について、守護神左腕は「みんなが自分のチャンスをものにするために、オープン戦であれど真剣に打者の研究をしたり、考えながら投げてるいるのが(結果に)つながっている」と胸を張った。チームはオープン戦9勝4敗1分けとなり、22日の最終戦で巨人(同10勝4敗1分け)が敗れ、阪神が勝てば2021年以来のオープン戦優勝が決まる。
◆〝侍バッテリー〟相手に、自慢の快足で魅せた。ドラフト3位・岡城快生外野手(22)=筑波大=がプロ初盗塁をマーク。怒涛(どとう)のアピールで開幕1軍入りを手繰り寄せた。「今までスタートを切る機会もあまりなかったですし、思い切ってスタートを切れたのはすごくよかった。(走る)場面が来れば、走るつもりでいたので、そういう準備が結果につながったかなと思います」見せ場は1点リードの五回だ。先頭の伏見が死球を受け、代走で登場した。オリックスバッテリーは曽谷―若月の、ともにWBCを戦った侍戦士。それでもルーキーはひるむことなく、2死後の中野の打席、2球目でスタートを切った。決死のスライディングも判定はアウトに。思わず口を開けて悔しさをあらわにしたが、ここで藤川監督がリクエストを要求。約3分間の審議の結果、判定が覆った。記念すべき初盗塁に塁上で安どの表情を浮かべると、ベンチの指揮官も笑顔。近本も手をたたいて祝福した。岡城は「(リクエストが)初めてだったので。『こういう感じなんだな』と思って待っていました」とほほ笑んだ。得点にこそつながらなかったが、50メートル5秒82を誇る大きな武器を見せつけた。打席でも収穫を得た。七回先頭で、こちらもWBC日本代表の宮城と対戦。カウント2―2から低めのスライダーに空振り三振に倒れ、「本当に手も足も出ないというか、やっぱり一流のピッチャーだなと見せつけられました」と圧倒された。それでも「逆に1年目のこの時期にそういうピッチャーを経験できたのは、自分にとってすごくいい経験だった」と前向きにとらえた。ルーキーにとっては成功も失敗も、何もかもがこの先の糧となる。春季キャンプ終了後から1軍に帯同すると、オープン戦9試合の出場で打率・429(14打数6安打)とアピールが止まらない。猛虎の未来を背負う韋駄天がその快足で開幕1軍に滑り込む。(秋葉元)
◆阪神・中野拓夢内野手(29)が2番打者としてシーズンをにらんだ打席を重ねた。一回無死一塁の第1打席はバスターエンドランを敢行も遊飛。「そういうサインがシーズンでも出る。決められたらよかったけど、練習できてよかった」。三回無死二塁では初球で犠打を決め先制につなげた。「それが自分の役割。流れよく決められるようにやっていきたい」。昨季12球団トップの44犠打をマークした男は、あらゆる手法で打線をつないでいく。
◆ヒヤリとするシーンだった。日本ハムからトレードで阪神に加入した伏見寅威捕手(35)は、五回の第2打席で曽谷のスライダーが右足を直撃。自力で一塁へと歩いたが、代走を送られ負傷交代となった。病院には行かず、試合後は「痛いですけど、明日確認してやれることをやろうと思います」と説明。バッテリーを組んだ高橋については「最後に走者を背負ってピンチの場面も経験できた。すんなり終わるよりはすごくよかった」と振り返った。
◆阪神・桐敷拓馬投手(26)がまたゼロを並べた。八回に登板。先頭の森友に中前打を許し、犠打で1死二塁のピンチを背負ったが代打・大城を捕邪飛、広岡を右飛に仕留めた。「粘ってゼロにできたのが一番よかった。シーズンでもそういうピッチングをできればなと思います」。今季実戦は7試合連続無失点。「万全に開幕に臨むためにやっていきたい」と力を込めた。
◆六回から2番手で登板した阪神・早川太貴投手(26)は三者凡退でマウンドを降りた。「変化球がちゃんと低めに投げられている。課題としていたことがちょっとずつできてきている」と変化球で2個の空振り三振を奪った。当初は先発調整をしていたが、ここ3試合は中継ぎで無失点。「自分はやること変えず、自分のピッチングを続けて、なんとか1軍にしがみつきたい」と意気込んだ。
◆阪神・森下翔太外野手が〝侍対決〟を制した。六回先頭でともにWBCを戦った宮城と対戦。高めの147キロ直球をとらえ、左翼線への二塁打を放った。「まだまだですね。もっと(状態を)上げたい」。三回1死三塁では二ゴロを転がし先制点をマーク。今オープン戦4試合の出場で3打点目を挙げたが「オープン戦なので、シーズンで頑張りたい」と気を引き締めた。
◆阪神は1-0でオリックスから逃げ切り、3連勝。先発した高橋遥人投手(30)が5回2安打無失点で6三振を奪う快投をみせた。自身初の開幕ローテーションに加わる高橋だが、28日の巨人戦(東京ドーム)での登板後に出場選手登録を抹消され、次週は大竹耕太郎投手(30)がローテに入るプランが浮上。強力な先発陣を誇る虎だからこそできる、コンディションも相性も重視した「7人ローテ」で開幕ダッシュへ突き進む!この男が万全なら、やはりどのチームも打ち崩せない。高橋がプロ9年目で初の開幕ローテ入りを確実にし、開幕2戦目となる「3・28」のG倒を託された。「決め球や空振りを取れるボールが2、3個あった方がいい。いろんなボールで空振りを取れてよかった」一回を三者凡退で片付けると、二回は奪三振ショーを開演。4番の杉本、太田、新助っ人のシーモア(前レイズ)を3者連続で空振り三振に斬った。五回は死球などで1死満塁としたが後続を断ち、5回無失点で計6三振を奪った。打者としての準備も完了。「9番・DH兼投手」の〝大谷ルール〟で、二回の打席では2死一塁からの初球でバットを寝かせて投前に転がした。もちろん投ゴロでチェンジになったが〝犠打成功〟に「バントはそんなに得意な方じゃないんですけど、自信がつきました」と胸を張った。これまで何度も手術を乗り越えてきた高橋だが、今季はついに万全でシーズンへ向かう。そして、そんな高橋を〝さらに万全にする〟プランも浮かび上がった。「3・28」での登板後すぐに高橋を出場選手登録抹消とする、強力な先発陣を誇る虎だからこそできる「7人ローテ案」だ。巨人との開幕3連戦は村上、高橋と、22日のオープン戦最終戦での登板が見込まれる伊原の先発が有力。2カード目の31日からのDeNA3連戦(京セラ)は才木、ルーカスを立て、3戦目はラグズデールか伊藤将で挑むとみられる。そして、次カードは4月3日からの広島3連戦(マツダ)だが、そこで高橋を〝あえて〟外すプランだ。2軍戦で土曜日の登板を続けている大竹は、阪神移籍後の3シーズンで広島に対し15勝2敗とめっぽう強い。高橋にいきなり中6日を強いることをせず、4日を大竹に託せれば鬼に金棒だ。すると高橋は再登録が可能となったのちに、先発6番手などに代えて同9日のヤクルト戦(甲子園)に回ることができる-。5年ぶりにリハビリではないキャンプを迎え、開幕までたどり着いた。高橋も「ケアもしてもらっているし、去年のシーズンが終わってから、この3、4カ月、普通に調整できたのが今出ているかな。積み重ねだなと思う」と自信がみなぎる。その左腕をシーズンを通して振るために、チームもあらゆる方法で支えていく。(渡辺洋次)
◆1週間後の今頃は、東京ドームでの巨人とすでに2試合を戦い終えている。きっと、開幕ダッシュが大成功しているはず。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)から佐藤、森下、坂本が戻って、2025年にリーグ優勝を果たしたベストメンバーが本領を発揮しているかな? それとも、ニューヒーローが飛び出しているのか?オープン戦のラスト3試合がオリックスとなって久しい。屋根がある京セラドームで、雨の心配もなく、強いオリックスとの〝最後の調整〟。相手としても不足ではない。五回無死。代走のドラフト3位・岡城快生が自慢の足を生かして二盗を決めた。リプレー検証で判定が覆ってのセーフだったが、ルーキーにとってはうれしいアピールだ。まして、相手は曽谷-若月のWBCバッテリー。日本を代表するコンビからの盗塁は、自信になっただろう。「この3連戦は、選手にとって貴重ですよね。僕がトラ番キャップ時代も、必ずといっていいほど金曜は山本由伸(現ドジャース)が先発して。ところが、阪神の選手が意外に打つんですよ」そう振り返ってくれたのは当番デスクの長友孝輔だった。記憶に鮮明なのは2022年の佐藤だという。プロ2シーズン目の未完の大砲が、オープン戦のラスト3連戦で日本の大エースと対戦。会心の三塁打を放った。大卒のドラフト1位で阪神に入った佐藤に対して、高卒のドラフト4位でオリックスに入団した山本。2人は同い年。すでに超一流になっていた剛腕からの一打は、サトテルには大きな自信になった。ドラマはいつの時代にもある。2016年春。オリックスのドラフト1位は吉田正尚(現レッドソックス)だった。
<オープン戦順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (1↑) |
巨人 |
10 | 4 | 1 | 0.714 (↑0.022) | - (-) |
43 (+3) | 44 (-) | 8 (+2) | 15 (+1) |
0.261 (↓0.002) | 2.910 (↑0.21) |
| 2 (1↑) |
阪神 |
9 | 4 | 1 | 0.692 (↑0.025) | 0.5 (-) |
51 (+1) | 22 (-) | 7 (-) | 12 (+1) |
0.240 (↓0.005) | 1.460 (↑0.12) |
| 3 (2↓) |
日本ハム |
8 | 4 | 2 | 0.667 (↓0.06) | 1 (↓1) |
47 (+3) | 43 (+4) | 13 (-) | 9 (+1) |
0.241 (↓0.002) | 2.660 (↑0.06) |
| 4 (1↑) |
DeNA |
8 | 5 | 3 | 0.615 (↑0.032) | 1.5 (-) |
67 (+7) | 52 (+1) | 5 (-) | 9 (-) |
0.267 (↑0.003) | 2.810 (↑0.12) |
| 5 (1↓) |
ORIX |
7 | 5 | 1 | 0.583 (↓0.053) | 2 (↓1) |
34 (-) | 32 (+1) | 3 (-) | 4 (-) |
0.212 (↓0.008) | 2.270 (↑0.09) |
| 6 (-) |
中日 |
8 | 6 | 3 | 0.571 (-) | 2 (↓0.5) |
71 (+2) | 61 (+2) | 15 (+1) | 11 (-) |
0.247 (↑0.001) | 2.940 (↑0.06) |
| 7 (-) |
西武 |
7 | 7 | 1 | 0.500 (↓0.038) | 3 (↓1) |
48 (+1) | 43 (+7) | 3 (-) | 16 (-) |
0.242 (↑0.001) | 2.420 (↓0.12) |
| 8 (-) |
ヤクルト |
7 | 8 | 2 | 0.467 (↑0.038) | 3.5 (-) |
53 (+4) | 65 (+3) | 6 (+1) | 10 (+1) |
0.206 (-) | 3.360 (↑0.09) |
| 9 (1↓) |
ソフトバンク |
6 | 9 | 1 | 0.400 (↓0.029) | 4.5 (↓1) |
53 (+5) | 54 (+7) | 12 (+1) | 5 (-) |
0.230 (↑0.003) | 2.890 (↓0.28) |
| 10 (-) |
広島 |
6 | 11 | 0 | 0.353 (↑0.04) | 5.5 (-) |
47 (+7) | 60 (+5) | 12 (+3) | 10 (+1) |
0.232 (↑0.002) | 3.170 (↓0.13) |
| 11 (-) |
ロッテ |
4 | 10 | 2 | 0.286 (-) | 6 (↓0.5) |
38 (+2) | 58 (+2) | 6 (-) | 21 (-) |
0.226 (↓0.001) | 3.230 (↑0.08) |
| 12 (-) |
楽天 |
3 | 10 | 5 | 0.231 (↓0.019) | 6.5 (↓1) |
37 (-) | 55 (+3) | 7 (-) | 11 (+1) |
0.203 (↓0.005) | 2.750 (↓0.03) |



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