阪神(☆4対1★)西武 =オープン戦2回戦(2026.03.11)・阪神甲子園球場=
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西武
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阪神
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勝利投手:ラグズデール(1勝1敗0S)
(セーブ:木下 里都(0勝1敗1S))
敗戦投手:與座 海人(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆阪神は、先発・ラグズデールが4回1失点6奪三振の好投。新加入の助っ人右腕が、順調な調整ぶりをアピールした。対する西武は、開幕ローテーション候補の與座と渡邉が登板。ともに4回2失点と、まずまずの投球を見せた。

◆この日支配下登録が発表された嶋村麟士朗捕手(22)が、甲子園の虎党に祝福された。「9番捕手」で出場。スタメン発表では、新たな背番号「85」でアナウンスされ、大きな拍手が送られた。球団公式サイトも試合開始前に128から85に変更された。

◆阪神元山飛優内野手(27)が古巣西武から初めて安打をマークした。「8番一塁」で先発。2回の第1打席で、与座海人投手(30)から鋭く右翼線を破る二塁打を放った。前日は途中出場で安打がなかった。2年間所属した西武を昨季限りで戦力外になり、オフに阪神と契約した。

◆阪神が珍しいプレーで先制した。初回無死一、三塁で中川勇斗捕手(22)の打球は右翼に飛球を打ち上げた。これをアレクサンダー・カナリオ外野手(25)が落球。すぐさま二塁に送球し、一塁走者を封殺した。タッチアップ態勢をとっていた三塁走者の近本光司外野手(31)は難なくホームインした。中川の記録は犠飛で打点あり。前の走者が封殺されているためカナリオに失策はつかず、1死一塁でプレー再開した。

◆阪神の新外国人カーソン・ラグズデール投手(27=ブレーブス)が"甲子園デビュー"を果たした。西武とのオープン戦で先発。4回、49球を投げ、3安打6奪三振1失点だった。盗塁を3つ許すなど課題はあるが、目標にしている開幕ローテーション入りを目指してアピールを続ける。

◆プロ3年目の阪神津田淳哉投手(24)が2年ぶり2度目のオープン戦登板を果たした。西武戦に3番手で登板し、1イング無安打無失点。7球で抑えた。24年3月10日巨人戦(甲子園)、1回3安打1失点以来となるオープン戦登板だった。

◆阪神ドラフト3位の岡城快生外野手(22=筑波大)が走攻守でアピールに成功した。2-1の7回1死二、三塁。渡辺勇太朗投手(25)の外角スライダーをとらえ、右中間を破る2点三塁打。自慢の俊足で迷わず二塁を蹴り、三塁に頭から飛び込んだ。この日は中堅守備から途中出場。6回には二塁、右翼の真ん中に落ちそうな飛球をスライディングキャッチ。守りでも身体能力の高さを見せていた。

◆阪神が投手陣の好投で、西武に連勝を収めた。先発の新助っ人、カーソン・ラグズデール投手(27=ブレーブス)は4回49球を投げて、3安打6奪三振1失点。盗塁を3つ許したが、この日支配下登録が発表された嶋村麟士朗捕手(22)とコンビを組み最少失点に抑えた。先制は阪神だった。1番近本光司外野手(31)、中野拓夢内野手(29)の連打で無死一、三塁とすると、続く中川勇斗捕手(22)は右翼への飛球。これを西武右翼手のカナリオが落球し、すぐさま二塁に送球して一塁走者を封殺したが、その間に三塁走者の近本が先制のホームを踏んだ。さらに2死二塁から5番高寺望夢内野手(23)が右前適時打を放ち、2点目を追加した。また7回は相手の2失策から1死二、三塁の好機をつくると、途中出場していたドラフト3位の岡城快生外野手(25)が、初球を捉えて2点右越え適時三塁打。ワンチャンスをものにした。5回からは無失点リレー。椎葉、津田、工藤、桐敷、木下と若手リリーフが好投でつないだ。

◆阪神の新助っ人、カーソン・ラグズデール投手(27=ブレーブス)が"甲子園デビュー"で好投を見せた。初回を3者凡退でスタートすると、2回は桑原に中前打を浴びたが併殺に仕留め無失点。4回1死二塁でネビンに左前適時打を許したものの、4回49球を投げて3安打1失点、6三振を奪った。試合後、藤川球児監督(45)は「勉強を重ねながらやっていくというところでは、きょうもいい課題も出たし、順調だと思いますね」と振り返った。この日は3盗塁を許す「課題」も出たが「問題ないです、大丈夫です。はい、全く問題ないです」ときっぱり。「ベースボールと野球で文化が全然違いますからね。健康であれば常に学べるので、間に合うと思いますけどね、きっちりと」と問題なしを強調した。

◆阪神元山飛優内野手(27)が昨年まで2年間所属した西武相手に快音を奏でた。「8番一塁」でフル出場。2回に与座から鋭く右翼線を破る二塁打。これが移籍後の甲子園初安打になった。2打席目には西武源田の登場曲、レミオロメンの「もっと遠くへ」を流した。移籍決定後に「俺の使っといて」と言われたそうで「あとでLINEします。ゲンさんの曲で三振しちゃいました、2度と使わんぞって」と笑わせた。

◆阪神の1番近本光司外野手(31)が快音を連発した。初回先頭で鮮やかな中前打。3日の侍ジャパン戦以来の安打で、2点の先制の口火となった。2回にも同じサブマリン与座の緩い球を右前に運んだ。「当たりがどうというより、打席でどんな収穫があるか。まだオープン戦。シーズンが始まったらどうなるか分からない。現状をしっかり理解することです」と冷静に振り返った。

◆東日本大震災から15年のこの日、阪神-西武のオープン戦(甲子園)で黙とうがささげられた。試合前に両軍ナインがベンチ前に整列。被災者を悼んで約30秒間、目を閉じた。球場の全ての旗は半旗となった。

◆来日2年目の西武タイラー・ネビン内野手(28)がオープン戦初安打を放った。阪神戦に4番指名打者で出場。4回の第2打席で、左前適時打を放った。「初打点もあったので、すごくいいスイングができた」。背中の張りのため、1軍合流は前日10日。オープン戦2試合目、5打席目での初安打だった。西口文也監督(53)も「これから調子を上げていってくれると思う」と信頼。13日のロッテ戦から一塁の守備につく見込みだ。▽西武渡辺勇太朗投手(25)(2番手で4回2安打4三振2失点。自責点は0)「手応えがあったのはスイーパーですね。真っ直ぐも上がってきてくれていますし、シーズンが楽しみです」▽西武与座海人投手(30)(先発で4回2失点)「毎回ランナーが出て苦しい展開でしたけど、初回の2点でなんとか抑えられたかなと思います。より実戦の中でいい感触が出てくるようにやりたい」

◆阪神の育成ドラフト2位の山崎照英外野手(23=関西L兵庫)がオープン戦に初出場した。7回1死二、三塁の場面、二塁走者の代走で出場。岡城快生外野手(22)の適時三塁打で二塁から生還し、初得点をマークした。「ずっと裏で準備していたので、緊張はなく、練習でしていることをしっかり出せたのかなと思います。すごくいい経験ができたなと思います」。甲子園デビュー戦で自慢の俊足を見せつけた。

◆阪神ドラフト3位の岡城快生外野手(22=筑波大)が走攻守で猛アピールした。中堅守備から出場。6回にスライディング捕球を見せると、2-1の7回は渡辺から右中間へ2点三塁打。俊足を飛ばして三塁にダイブした。「今の自分だと今日みたいに守備走塁から出て打撃でも、という形だと思う。役割を理解した上でアピールしていけたら。開幕1軍も目指していきたい」と鼻息が荒かった。▽阪神木下(6番手で9回に登板し2安打3奪三振無失点)「フォームもいい感じにハマっていたなというのが、投げていて分かった。(9回は)緊張しますよ!」

◆ここまで7試合で4勝2敗1分けで2位につける阪神は、今オープン戦での甲子園ラストゲームに挑む。先発のマウンドにはカーソン・ラグズデール投手(27)=ブレーブス=が上がる。前回登板の3日・日本代表戦(京セラ)では2番手で登板して2回1失点投球。「攻める気持ちだけ忘れないように」と力を込める身長203センチ右腕が、開幕ローテ入りへアピールする。打線の注目は2年目の嶋村麟士朗捕手(22)。今オープン戦は7試合に出場して打率・545(11打数6安打)、1本塁打と好調。この日、育成から支配下選手契約を締結したことが発表された。

◆東日本大震災から15年のこの日、試合前には黙とうが捧げられた。試合前に球場アナウンスで、両軍がベンチ前に整列。観客も脱帽して起立をし、震災の犠牲者を追悼した。

◆阪神が中川勇斗捕手(22)が連日の巧打と高寺望夢内野手(23)の適時打で2点を先制した。0-0の一回、近本、中野の連打で無死一、三塁の好機を作ると、10日の同戦で高橋光から本塁打を放った中川が打席へ。カウント1-2から内角低めの直球をすくい上げるとタッチアップには飛距離十分の右飛。それを右翼・カナリオが落球し犠飛失策が記録された。なおも2死二塁とし、「5番・右翼」で先発した高寺がカウント3-1からボールゾーンへ沈み込むシンカーをバットに合わせて一、二塁間を破る適時打。若手の躍動で先制に成功した。

◆先発した阪神の新外国人カーソン・ラグズデール投手(27)=前ブレーブス=は、150キロ超の直球とキレのあるナックルカーブを駆使して、4回2安打1失点、6奪三振の好投でマウンドを降りた。身長203センチ右腕が西武打線を翻弄した。一回、先頭の長谷川を二塁・中野の好守で二飛に打ち取ると、2番・山村をナックルカーブで、3番・渡部を高め150キロ直球で空振り三振。二回先頭のネビンもナックルカーブで空振り三振を奪い、3者連続三振を記録した。四回に2本の安打と盗塁が絡んで1点を失ったが、最少失点で切り抜けて4回1失点。持ち前の奪三振力を披露して、開幕ローテ入りへアピールした。

◆阪神のドラフト3位・岡城快生外野手(22)=筑波大=が中堅守備でダイビングキャッチを披露した。五回の守備から途中出場すると、先頭の石井の打球が右中間へ。定位置付近を守っていた岡城は自慢の快足を飛ばして打球へ一直線。最後はサングラスを飛ばしながらダイビングキャッチし、白球をつかんだ。8日の巨人戦(甲子園)では初打席で安打を記録したルーキーが、今度は守備でアピールした。

◆阪神が西武に連勝した。先発した新外国人のカーソン・ラグズデール投手(27)=前ブレーブス=が4回3安打1失点、6奪三振の好投。初めての本拠地・甲子園のマウンドに、「本当に楽しかった。オープン戦にも関わらずファンがいて、あの雰囲気の中で投げられて気持ちよかった」と笑顔がはじけた。その後は椎葉-津田-工藤-桐敷-木下の無失点リレー。工藤は1回無安打、2奪三振と快投した。打線は一回に近本、中野の連打で好機を作ると、中川勇斗捕手(22)の犠飛と高寺望夢内野手(23)の適時打で2点を先制。1-2の七回には相手失策で得た1死二、三塁の好機で、途中出場し好守も見せていたドラフト3位・岡城快生外野手(22)が2点三塁打を放ち、西武を突き放した。甲子園でのオープン戦はこの日がラスト。本拠地での次戦は、4月7日のヤクルト戦となる。

◆現役時代は南海、西武に所属し、引退後は西武、ダイエー、阪神の3球団でヘッドコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏(78)が、先発で4回1失点と好投したカーソン・ラグズデール投手(27)に言及した。ラグズデールは先発候補として十分に期待できる。身長203センチの高さからの変化球に、打者がタイミングを取りずらそうにしていた。キャンプ当初は制球に少し難があるのではと思ったが、実戦に入ってかなり修正してきている。最大の魅力は、外国人特有の曲がりの大きなカーブ。高身長から切れ味鋭いカーブを投げる姿から、阪神で活躍したメッセンジャーを思い出した。メッセンジャーほど真っすぐに威力はないが、緩急を生かした投球をしていけば、ローテの一角として結果を残せるだろう。3盗塁を許したが、クイックがそれほど遅いとは感じなかった。けん制を入れるなど、走者への意識を高めて、工夫すれば、この日のように走りまくられるとは思わない。若い捕手の嶋村が慌ててしまったことも要因の一つだ。ただ、シーズンに入ると、落差の大きなカーブのタイミングでの盗塁は、相手も必ず狙ってくる。これはバッテリーの共同作業で対応するしかない。早い時期に課題が見つかったのは、プラスに考えればいい。

◆2-1の五回に3番手で登板した阪神・津田が、わずか7球で西武の上位打線を三者凡退に抑えた。先頭の1番・長谷川、続く山村をフォークで二ゴロに仕留めると、渡部は初球のカーブで遊ゴロ。「追い込んでからのフォークの高さが甘かったりとか、まだまだ課題はあるけど抑えられてよかった」とうなずいた。先発として入団した右腕は、現状中継ぎの枠を争う立場。「先発と比べて出力も平均球速も上がっている」と手応えをつかみ、1軍デビューを目指す。

◆阪神・工藤は同期入団の嶋村の支配下登録を喜んだ。「自分も同じ(育成で入団した)身として、うれしく思います」。この日は2-1の七回に4番手で登板し、バッテリーを組み1回無安打無失点。2三振を奪う好投を見せた。自身は昨年3月に2桁の背番号を勝ち取ったが、シーズンでは18試合に投げ0勝2敗、1ホールドで防御率3・31だった。飛躍を目指す一年へ向け「シーズンを本当に大事に。僕も負けないように頑張ります」と力を込めた。

◆阪神・中川が一回に犠飛を放ち、連日の打点をマークした。近本、中野の連打で迎えた無死一、三塁から、与座の内角低め直球をすくい上げた。右翼手が落球したが犠飛失策となり「犠牲フライ狙いで打ちに行きました」と胸を張った。3日の侍ジャパンとの強化試合から6試合連続で3番で起用され、最近5試合で4打点と結果を残している。「近本さん、中野さんがだいたい塁にいるので、かえすことが仕事だけどやることは変わらない」と真っすぐに突き進む。

◆阪神・高寺が一回に12打席ぶりの安打となる右前適時打を放った。「その後が打てていないので...。また修正して頑張ります」。2打席目以降は3打数無安打に終わりオープン戦は打率・167(24打数4安打)。今春の初実戦だった2月8日の日本ハムとの練習試合(名護)以来、マルチ安打がなく「今すぐにでも2本以上打ちたいんですけど、全然打てていないので。まだまだって感じです」と悔しがった。

◆阪神の育成D2位・山崎(関西独立L・兵庫)が甲子園デビューを果たした。「今までの野球人生で、これだけの人に見られながら野球をするのは経験したことがない。すごくいい経験ができた」。七回1死二、三塁で代走で登場すると、同期のD3位・岡城(筑波大)の2点三塁打で初得点を記録。その後は二塁の守備に就き守備機会をこなした。「ずっと裏で準備していたので緊張はなく、練習していることをしっかり出せた」とうなずいた。

◆途中出場した阪神のD3位・岡城(筑波大)が「Tポーズ」をお披露目だ。七回1死二、三塁で2番手右腕の渡辺から右中間を破る2点三塁打。塁上で横向きに腕を掲げ、もう一方のこぶしを突き当ててTの字をつくった。大学時代から行っていたという校名の頭文字をとったポーズで、入団会見時にもプロでも見せられたらと宣言していた。五回の中堅守備では石井が放った右中間への打球にダイビングキャッチ。「自分の売りは走攻守すべてできるところなので、アピールできれば」とうなずいた。

◆昨季限りで西武を戦力外となった新加入の阪神・元山が古巣撃ちだ。二回2死から右翼線二塁打を放った。「(甲子園初安打)出るかなって不安でしたけど、出てよかったです」と甲子園でのオープン戦最終戦でHランプをともした。この日は「8番・一塁」で先発出場。「しっかり準備してきたつもりですけど、一塁の動きがわからないところがあるので、大山さんの動き見て勉強していきたい」とユーティリティーに仕事をこなしていく。

◆3点リードの九回に6番手で登板した阪神・木下は、2安打を浴びるも3三振で試合を締めた。「公式戦のようにと思っている分、もちろん点は与えられないし(ファンのコールで)最後の『あと一球』とか言われると、たかぶってしまう」。8日の巨人とのオープン戦では右臀部に打球を受けたが問題なし。オープン戦とはいえセーブが付く状況で登板したことに「緊張しますよ! 途中『ああ、やばい1点差や...』と思って(笑)。点を取ってくれたから良かったけど、緊張します」と明かしていた。

◆阪神はオープン戦首位タイに浮上した。先発した新外国人のカーソン・ラグズデール投手(27)=前ブレーブス=は4回3安打1失点で6三振を奪う好投。3盗塁を許したが、藤川球児監督(45)は「まったく問題ない」と順調を強調した。伊原、伊藤将らと競う開幕ローテーションの6枠目をつかむべく、まだまだあきらめん!本拠地のマウンドに心を躍らせ、203センチの長身右腕が躍動だ。新外国人のラグズデールが放つ直球と大きく曲がる変化球に、西武打線のバットは次々と空を切った。「本当に楽しかった。すべての球種をうまく交ぜながら三振を取れたし、嶋村捕手が素晴らしいリードをしてくれたから助けられた。全体的にいい内容で、いい投球がができたよ」平日昼間の甲子園で開催された奪三振ショー。一回1死から山村をナックルカーブで空振り三振に斬ると、続く渡部は高めボールゾーンへの150キロ直球で空振り三振。二回1死でもネビンからナックルカーブで三振を奪い、3者連続三振とした。四回に2安打と盗塁が絡んで1点を失ったが、4回3安打1失点。6三振のうち4三振は「投げたいところに投げられた」という得意のナックルカーブで奪った。一方で課題も見つかった。三回に1盗塁、四回には2盗塁を許し、それが失点に直結。「走られることが分かったという意味では前向きに捉えたい」と受け止め、「もうあんなふうに走られないように気をつけたい」と誓った。それでも藤川監督は「まったく問題ないです。健康であれば常に学べるので、間に合うと思いますけどね、きっちりと」と助っ人右腕の背中を押した。開幕ローテーションは開幕投手に決まっている村上、才木は確実とみられ、大竹と高橋、さらに10日の西武戦で好投したルーカスも有力だ。6番手候補には2年目左腕の伊原や伊藤将が挙がるが、ラグズデールもそこへ食らいついていく。「もちろん(開幕ローテ入りは)目標の一つ。いい経験をさせてもらっているから、どんどん貪欲に学んでいきたい」甲子園で、文字通り大きな一歩を踏み出した。もっともっとよくなる。頼りがいのある、大きな柱になってみせる。(萩原翔)

◆阪神はオープン戦首位タイに浮上した。「2番・二塁」で先発した中野拓夢内野手(29)は、一回から「1番・中堅」の近本光司外野手(31)と連打。鮮やかな先制へつなげ〝チカナカコンビ〟の健在を示した。また、この日で東日本大震災が発生してからちょうど15年。山形県出身で東北福祉大時代の4年間を宮城県で過ごした中野は、これからも東北のために戦う-。次に本拠地へ戻ってくるのは春本番の開幕後。オープン戦最後の甲子園での一戦で、虎の1、2番は本番モードだ。一回の攻撃でゲームの主導権を奪い、中野はしてやったりの表情だった。「先頭にヒットを浴びた後は早くアウトが欲しいと思っている。そこでつなげられた。すごく相手投手にダメージを与えられたかなと」一回先頭の近本が中前打。西武の先発・与座がまだ落ち着かないところで、中野もカウント1-1からの外角低めシンカーを巧みに拾い上げて右前へ運んだ。近本は快足を飛ばし一気に三塁を陥れる。そして、3番に入っている中川の犠飛で先制。鮮やかすぎる流れをみせつけた。「バント(のサイン)が出ないとき、ヒッティング(打て)で一、三塁という状況をつくれば最高だと思う」この日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を戦う日本代表が米マイアミへ飛び立ち阪神勢の佐藤、森下、坂本も決戦の地に降り立った。まだまだ主力はそろっておらず、巨人とぶつかる3月27日の開幕戦(東京ドーム)までも2週間以上ある。それでも〝チカナカコンビ〟は、いつ開幕してもいいような仕上がりだ。近本は2打数2安打。中野はこれで3試合連続安打。先制攻撃も効いて西武に連勝し、7試合を残してオープン戦首位タイとなった。今年もこの男たちが、プレーボール直後から虎を引っ張ってくれる。山形県天童市出身で、東北地方で生まれ育った中野にとっては特別な日でもあった。この日で東日本大震災から15年となり、甲子園にも半旗が掲げられた。試合開始前には両軍でベンチ前に整列し約1分間、黙?(もくとう)をささげた。「僕は中学生でしたが、山形県でもすごい揺れを感じた」。日大山形高を経て、仙台市にある東北福祉大に進学。立ち上がろうとする被災者の姿も目の当たりにした。「(15年の歳月に)今思えば早いなと思いますけど、まだまだ復旧作業をしているところもあると思う。東北のみなさんに元気を与えられるようなプレーをしたい」決意を新たにして臨んだ一戦から、シーズンへ向けた総仕上げの時期に入る。「これからも、きょうみたいな打撃をできるようにしていきたい」今年6月28日で30歳。虎党はもちろん、応援してくれる東北の人たちを喜ばすべく、今年も走攻守でチームを引っ張る。(三木建次)

◆阪神・近本は2打数2安打と快音を連発し、オープン戦打率・333(15打数5安打)とした。一回先頭では与座の直球を中前打を、三回先頭でも右前打を放った。「オープン戦ですから、当たりがどうこうというより打席の中でどういう収穫があるかというところ」。3月27日の巨人との開幕戦(東京ドーム)までオープン戦は残り7試合。オフには国内フリーエージェント権を行使せず、5年総額25億円の大型契約で残留。万全の状態でシーズンを迎える。

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
日本ハム
520 0.714
(↑0.047)
-
(↓1)
24
(+3)
21
(+1)
6
(+1)
7
(+1)
0.247
(↓0.01)
2.570
(↑0.26)
1
(-)
DeNA
522 0.714
(↓0.119)
0
(-)
42
(+4)
33
(+6)
2
(-)
6
(-)
0.289
(↑0.002)
3.260
(↓0.09)
1
(1↑)
阪神
521 0.714
(↑0.047)
0
(↓1)
29
(+4)
12
(+1)
3
(-)
6
(-)
0.260
(↓0.003)
1.390
(↑0.06)
4
(1↑)
ORIX
420 0.667
(↑0.067)
0.5
(↓1)
20
(+4)
8
(+3)
1
(-)
2
(+2)
0.225
(↑0.008)
1.000
(↓0.4)
5
(3↓)
巨人
431 0.571
(↓0.096)
1
(-)
17
(+2)
32
(+15)
0
(-)
11
(-)
0.251
(↓0.006)
4.110
(↓1.64)
6
(2↑)
中日
541 0.556
(↑0.056)
1
(↑1)
47
(+3)
34
(+1)
7
(+1)
8
(-)
0.257
(↓0.011)
2.450
(↑0.28)
7
(1↓)
西武
440 0.500
(↓0.071)
1.5
(-)
29
(+1)
22
(+4)
1
(-)
9
(+3)
0.269
(↓0.014)
2.610
(↑0.05)
7
(-)
ヤクルト
550 0.500
(↓0.056)
1.5
(-)
32
(+1)
43
(+3)
2
(-)
5
(-)
0.216
(↓0.003)
3.540
(↑0.14)
7
(2↑)
ソフトバンク
441 0.500
(↑0.071)
1.5
(↑1)
34
(+15)
27
(+2)
8
(+3)
4
(+1)
0.254
(↑0.012)
2.850
(↑0.11)
10
(1↑)
広島
370 0.300
(↑0.078)
3.5
(↑1)
28
(+6)
39
(+4)
7
(+1)
5
(+1)
0.238
(-)
3.490
(↑0.3)
11
(1↓)
楽天
253 0.286
(↓0.047)
3
(-)
16
(+1)
29
(+3)
1
(-)
6
(+1)
0.182
(↑0.001)
2.630
(↓0.04)
12
(-)
ロッテ
171 0.125
(↓0.018)
4.5
(-)
19
(+3)
37
(+4)
3
(-)
13
(+3)
0.209
(↓0.001)
3.490
(↑0.33)