中日(☆3対1★)ヤクルト =オープン戦2回戦(2026.03.11)・バンテリンドーム=
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ヤクルト
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中日
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勝利投手:中西 聖輝(1勝1敗0S)
敗戦投手:増居 翔太(0勝1敗0S)

本塁打
【中日】細川 成也(2号・8回裏2ラン)

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◆中日は先発・櫻井が5回無失点、2番手・中西が4回1失点のピッチング。開幕ローテーション入りを狙うルーキーが、そろって結果を残した。一方のヤクルトは、7年目の奥川が先発。4回無安打無失点の投球を見せ、首脳陣へのアピールに成功した。

◆東日本大震災の発生から15年となったこの日、ナイターでのヤクルト戦を前に、中日ナインとヤクルトナインはベンチ前に整列。午後5時54分から1分間、黙とうをささげた。

◆ドラフト2位ルーキーの桜井頼之介投手(22=東北福祉大)が、プロ初先発で5回無失点と開幕1軍入りへ好アピールした。本拠地での初登板では、登場曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」も初披露。壮大なオーケストラとオペラ歌唱を背にマウンドへ向かった。初回、先頭長岡秀樹内野手(24)に安打を許したが、後続を遊ゴロ、中飛、三ゴロに抑える立ち上がり。2回は2死からこの日初めての四球を与えたが、得点は許さなかった。3回も四球で走者を出したが、岩田幸宏外野手(28)、古賀優大捕手(27)を打ち取りピンチを切り抜けた。4回は1死からドミンゴ・サンタナ外野手(33)に左前打、武岡龍世内野手(24)に二塁打を許したが、後続を抑えて無失点を継続。今季最長イニングとなった5回は1死から長岡に中前打。続く岩田の一塁方向への打球で併殺を狙い、一塁手ミゲル・サノー内野手(32)が二塁へ送球したが悪送球となり、1死一、二塁とピンチ拡大。それでも後続を一飛、二ゴロに打ち取り、味方の失策をカバーした。最速151キロを計測。持ち味の多彩な変化球を丁寧に制球し、緩急を使った投球で打者を打ち取った。桜井は試合前時点で対外試合3試合に登板。実戦初登板の2月17日日本ハム戦(名護)は1回2安打無失点。23日ロッテ戦(北谷)は2回2安打無失点、4日のDeNA戦(横浜)は4回1安打無失点と好投を続けている。

◆ヤクルト奥川恭伸投手(24)がオープン戦3度目の登板で4回無安打投球を披露した。中日相手に4四球は与えたものの、安打は許さず5奪三振の好投。奥川は「前回の登板(3日ソフトバンク戦、3回2失点)よりも良い球が増えてきたところは良かったです」と手応えを口にした。ただ「四球4つ出してしまったところは、しっかり反省しないといけないです。次回登板までにしっかり調整したいです」と次回への宿題とした。

◆中日ドラフト2位ルーキーの桜井頼之介投手(22=東北福祉大)が初の本拠地マウンドに臨み、5回無失点で開幕1軍入りをほぼ手中に収めた。井上一樹監督(54)も「よっぽどのことがない限りはもちろん計算に入っています」と高く評価した。毎回走者を背負いながらも、新人らしからぬ落ち着いた投球で得点を許さなかった。0-0の5回には味方の野選も絡み1死一、二塁のピンチを招くも古賀優大捕手(27)を一飛、ホセ・オスナ内野手(33)を二ゴロに打ち取り無失点で切り抜けた。最速151キロの直球に多彩な変化球を織り交ぜる投球。右腕は先発志望を口にしつつも「チームが勝つために何ができるかを考えたい」と笑顔を見せた。井上監督は「ヨリ太郎(桜井)を先発で使うか中(継ぎ)か迷っている。もう少し考えさせてもらいます」と話し、今後の起用法については他投手との兼ね合いで判断する考えを示した。

◆中日ドラフト1位ルーキーの中西聖輝投手(22=青学大)が本拠地初登板で4回1失点(自責0)と好投し、開幕ローテーション入りへアピールした。先発したドラフト2位ルーキーの桜井頼之介投手(22=東北福祉大)からバトンを受け、6回から2番手で登板。まずは石伊雄太捕手(25)とバッテリーを組んだ。先頭四球と中前打、さらに投ゴロをお手玉するなどしていきなり無死満塁のピンチを招いたが、丸山和を二ゴロ、西村をフォークで空振り三振に仕留めた。続く長岡の三ゴロを三塁手カリステが後逸し1点を失ったが、岩田を空振り三振に打ち取り最少失点で切り抜けた。2イニング目の7回はベテラン木下拓哉捕手(34)とのバッテリー。最速150キロ直球と変化球をゾーン内に制球し、古賀、オスナ、サンタナを3者凡退に抑えた。3イニング目の8回は2死から丸山和に左三塁打を浴び、一打勝ち越しのピンチを招くも代打田中を武器のフォークで空振り三振に仕留めた。2点の援護をもらった9回は四球と安打で2死一、三塁のピンチを招いたが、代打増田を再びフォークで空振り三振。リードを守って勝ち投手となり"プロ初勝利"も挙げた。右腕は「四球から始まり、フィールディングミスや普通の安打もあった。リリーフ1イニング目からああいう投球になってしまったことが今日一番の反省。石伊さんと木下さんに助けられた」と自己評価は低めながら、前回登板の4日DeNA戦(横浜)4回3失点から修正。開幕ローテーション入りへのアピールとなった。井上一樹監督(54)は立ち上がりの不安定さを課題に挙げながらも「先発として使いたい。(WBC組の兼ね合いもあり)まだ確定ではないが、ローテーションに入れたい気持ちはある」と話した。

◆米国時代に「SUSHI(すし)」の愛称で呼ばれていた新助っ人は勉強熱心な男だ。守護神候補の一人に挙がる188センチ、112キロの右腕、リランソ投手(前ブルワーズ傘下3A)はオープンな性格の持ち主。「キザワ」「オクガワ」などと、積極的にチームメートの名前を呼び、自らコミュニケーションを取りにいく。日本語を学ぼうという姿勢もすさまじく、「シーズンが始まったら日本語の先生をつけてオンラインで学ぼうかな」と周囲に話しているという。ともに過ごす時間が多い田上通訳は「家族がいて、安全で文化のいい日本で、絶対に長くやりたい、家族のためにという思いが人一倍強い」と証言する。日本になじんで活躍したいという強い思いが行動に表れている。技術面でも勉強熱心な一面が垣間見える。開催中のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の試合は積極的に見ているという。「各国、代表に選ばれたすごい選手が出る大会。ゲームを見ることで学ぶことがたくさんある。自分に生かせるように意識してみている」とうなずいた。今季加入したメジャー通算142試合登板の実績を誇る左腕のキハダに助言を求めることもしばしば。「チームを勝たせる。そういう強い気持ちを持って臨む」と力強い。成長への努力を惜しまない助っ投が、マウンドで力を示していく。(武田千怜)

◆先発したヤクルト・奥川恭伸投手は4回65球を投げ、無安打無失点の好投。今季実戦4試合目で初めて失点なしでマウンドを降りた。切れのある直球に加え、スライダー、フォークボールなどの変化球もさえ、5奪三振をマーク。「前回の登板よりも良い球が増えてきたところは良かった」と振り返った。4四球と制球に苦しんだ部分もあり「四球4つは、しっかり反省しないといけない。次回登板までにしっかり調整したい」と修正を誓った。

◆ヤクルトの内野争いが佳境を迎えている。10日に「2番・遊撃」で3安打1打点と活躍した伊藤に対抗するように、遊撃を守った長岡が2安打2四球、二塁を守った武岡が長打を含む2安打と打撃で猛アピールした。池山監督は「長岡をショートに置けば伊藤が余るし、セカンドにおけば武岡が余るし。いい争いができていていい。あとは守備の関係もしっかり踏まえて」とアピール合戦を歓迎した。

◆背番号18のギアが上がってきた。2年連続の開幕投手を目指すヤクルト・奥川恭伸投手(24)が11日、中日とのオープン戦(バンテリンドーム)に先発し、4回無安打無失点の好投。実戦4試合目で初めて失点なしでマウンドを降り「しっかり0点で抑えられたところは良かった」と一定の手応えをつかんだ。一回2死一、二塁では米大リーグ通算164本塁打を誇るサノーから外角へ逃げるスライダーで空振り三振を奪取。ぴたりとコースを突いた切れのある直球、スライダー、フォークボールを決め球に5奪三振をマークし、力強さが光った。4四球と制球が安定しない場面もあって65球を要し「四球4つは反省」と笑顔は控えめだったが、池山監督が「力みがあり四球で球数はいったけど、いい状態だと思う」と認める内容だった。「開幕も近いので、あと投げて1登板くらい。しっかり調整してほしい」と指揮官。開幕投手については「(先発枠が)6枚そろってから。もう近々、桜も咲いてくるので」と明言は避けたが、「順番は固まってきた」と先発ローテーションの陣容は見えてきている。東日本大震災の発生から15年。試合前には黙?(もくとう)がささげられ、2024年の元日に発生した能登半島地震で被災した奥川は「こうやって野球ができることにしっかり感謝しながらプレーしたいなと改めて思った」と胸中を語った。一投一投に魂を込めて万全の状態をつくり、任された役割を全うする。(武田千怜)

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
日本ハム
520 0.714
(↑0.047)
-
(↓1)
24
(+3)
21
(+1)
6
(+1)
7
(+1)
0.247
(↓0.01)
2.570
(↑0.26)
1
(-)
DeNA
522 0.714
(↓0.119)
0
(-)
42
(+4)
33
(+6)
2
(-)
6
(-)
0.289
(↑0.002)
3.260
(↓0.09)
1
(1↑)
阪神
521 0.714
(↑0.047)
0
(↓1)
29
(+4)
12
(+1)
3
(-)
6
(-)
0.260
(↓0.003)
1.390
(↑0.06)
4
(1↑)
ORIX
420 0.667
(↑0.067)
0.5
(↓1)
20
(+4)
8
(+3)
1
(-)
2
(+2)
0.225
(↑0.008)
1.000
(↓0.4)
5
(3↓)
巨人
431 0.571
(↓0.096)
1
(-)
17
(+2)
32
(+15)
0
(-)
11
(-)
0.251
(↓0.006)
4.110
(↓1.64)
6
(2↑)
中日
541 0.556
(↑0.056)
1
(↑1)
47
(+3)
34
(+1)
7
(+1)
8
(-)
0.257
(↓0.011)
2.450
(↑0.28)
7
(1↓)
西武
440 0.500
(↓0.071)
1.5
(-)
29
(+1)
22
(+4)
1
(-)
9
(+3)
0.269
(↓0.014)
2.610
(↑0.05)
7
(-)
ヤクルト
550 0.500
(↓0.056)
1.5
(-)
32
(+1)
43
(+3)
2
(-)
5
(-)
0.216
(↓0.003)
3.540
(↑0.14)
7
(2↑)
ソフトバンク
441 0.500
(↑0.071)
1.5
(↑1)
34
(+15)
27
(+2)
8
(+3)
4
(+1)
0.254
(↑0.012)
2.850
(↑0.11)
10
(1↑)
広島
370 0.300
(↑0.078)
3.5
(↑1)
28
(+6)
39
(+4)
7
(+1)
5
(+1)
0.238
(-)
3.490
(↑0.3)
11
(1↓)
楽天
253 0.286
(↓0.047)
3
(-)
16
(+1)
29
(+3)
1
(-)
6
(+1)
0.182
(↑0.001)
2.630
(↓0.04)
12
(-)
ロッテ
171 0.125
(↓0.018)
4.5
(-)
19
(+3)
37
(+4)
3
(-)
13
(+3)
0.209
(↓0.001)
3.490
(↑0.33)