1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | X | 3 | 7 | 0 | 0 |
勝利投手:種市 篤暉(9勝8敗0S) (セーブ:横山 陸人(2勝4敗12S)) 敗戦投手:伊藤 大海(14勝8敗0S) |

![]() |
![]() |
![]() |
◆ロッテは0-0で迎えた4回裏、ソトの犠飛で1点を先制する。そのまま迎えた8回には、高部の適時三塁打などで2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・種市が5回無失点。その後は4投手の継投で完封リレーを展開し、種市は今季9勝目をマークした。敗れた日本ハムは、打線が沈黙した。
◆日本ハム加藤武治投手コーチ(47)が、自己最多15勝目をかけ登板している伊藤大海投手(28)に、熱いゲキを飛ばした。3回終了後の伊藤の投球についての配信コメントは「勝て!それだけです。」。普段は序盤3イニングの投球内容を踏まえ、丁寧かつ客観的なコメントを配信する同コーチだが、この日はシンプルな8文字と、情熱的な感嘆符に気持ちを込め、最後にしっかり「。」を添え、いさぎよく、締めた。伊藤が15勝目を挙げると、単独最多勝が確実となり、さらに、沢村賞選考条件のうち5項目をクリアすることになる。タイトル奪取に向け、前々回登板が中4日、前回登板と今回は連続して中5日と間隔を詰め、登板機会を増やしてきた。
◆最多安打を狙う日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が安打を放った。「1番一塁」で先発し、6回にロッテ八木の直球を捉え、中前へ運んだ。今季142本目の安打で、試合前時点で144本の楽天村林に2本差と迫った。日本ハムはこの試合が、レギュラーシーズン最終戦。楽天はこの日を含め2試合を残し、不利な状況ではあるが、タイトルに向けてどこまで安打数を伸ばせるか。
◆ロッテ種市篤暉投手(27)は5回1安打無失点で今季最終登板を終え、9勝目の権利を持って降板した。初回に2死から2人の走者を出したが三ゴロでピンチを脱した。2回以降も安定した投球を見せ78球を投げきった。今季最後の登板を終え「イニングは決まっていたのでその中でゼロで抑えられたので良かったですし、最後の登板で良いイメージで終われたのは僕にとっても来季に繋がるかなと思います」と振り返った。
◆ロッテが1点を守り切り勝利した。先発の種市篤暉投手(27)は5回1安打無失点で今季最終登板を終え、9勝目を挙げた。初回に2死から2人の走者を出したが三ゴロでピンチを脱した。2回以降も安定した投球を見せ78球を投げきった。今季最後の登板を終え「イニングは決まっていたのでその中でゼロで抑えられたので良かったですし、最後の登板で良いイメージで終われたのは僕にとっても来季につながるかなと思います」と振り返った。打線は4回に藤原恭大外野手(25)が中越え二塁打でチャンスをつくり、1死三塁からネフタリ・ソト内野手(36)の犠飛で先制した。
◆最多安打を狙う日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が安打を放った。「1番一塁」で先発した清宮幸は、8回、ロッテ高野脩のスライダーを捉えた。打球は左中間を破り二塁まで到達。6回にも中前打を放ち、マルチ安打を記録した。今季143本目の安打で、試合前時点で144本の楽天村林に1差と迫った。日本ハムはこの試合が、レギュラーシーズン最終戦。楽天はこの日を含め2試合を残し、不利な状況ではあるが、タイトル獲得に向け、どこまで安打数を伸ばせるか。
◆日本ハムが最終戦で敗れ、今季は83勝57敗3敗でレギュラーシーズンを終えた。自己最多15勝目を狙った先発伊藤大海投手(28)は、4回1死三塁からソトの左犠飛で先制点を奪われると、8回に自らの暴投などで2点を失い、白星をつかむことはできなかった。最後を白星で飾れなかったが、既に14勝を挙げており最多勝は確実。今後は11日からのCSファーストステージ(エスコンフィールド)に向け、準備を進める。
◆日本ハムが最終戦で敗れ、今季は83勝57敗3敗でレギュラーシーズンを終えた。15勝目を狙った伊藤大海投手(28)は8回3失点で白星を得られず、最多安打を狙った清宮幸太郎内野手(26)はマルチ安打も、トップの楽天村林には届かなかった。規定打席未到達も初の打率3割を目指していた郡司裕也内野手(27)は3打数1安打も、結果的に2割9分7厘と、いずれも惜しくも届かなかった。新庄剛志監督(53)は「今日は大変やったあ。(伊藤)大海君も勝たせなあかんし、清宮君も最多安打とらせなあかんし。(打率3割がかかていた)郡司君も本当は(8回に四球で出塁時)代走とか出したかったんだけどね。まあまあ。みんなのためいろいろ考えてやりましたけど。点数入らなかったんで。あとはもうクライマックスでファンのために、経験のために精いっぱい戦うしかないですね」と、次なる戦いを見据えた。シーズンで83勝を挙げてもV逸し「何勝すりゃ優勝するんや。もう来年の目標は95ですね。そのぐらいしないと優勝できないからね」と大きな目標を掲げていた。
◆ロッテが投手戦を制した。先発の種市篤暉投手(27)は5回1安打無失点で今季最終登板を終え、9勝目を挙げた。初回に2死から2人の走者を出したが三ゴロでピンチを脱した。2回以降も安定した投球を見せ78球を投げきった。5回での降板について吉井理人監督(60)は「若手を使いたいのと、種市の160イニングは達成させてあげたいなと思って。超えると彼もちょっと満足した感じがあったので交代しました」と説明した。2番手以降は八木彬投手(28)、広池康志郎投手(23)、高野脩汰投手(27)、横山陸人投手(24)が無失点リレーでつないだ。吉井監督は「終盤まで1-0で多少のプレッシャーはあったと思うが若いリリーバーがしっかり抑えてくれた」と評価した。打線は4回に藤原恭大外野手(25)が中越え二塁打でチャンスをつくり、高部瑛斗外野手(27)が一ゴロで走者をすすめた。1死三塁からネフタリ・ソト内野手(36)の犠飛で先制した。吉井監督は「ノーアウト二塁、高部のところ。ちょっとここ最近失敗してたんで、今日どんなバッティングするのかな? と思ったらしっかり進塁打を打ってくれて良かった」とたたえた。8回にも新人王候補の西川史礁外野手(22)が117安打目となる内野安打を放ち、高部の三塁打で追加点。さらに、2死三塁から日本ハム先発伊藤の暴投でさらに追加点を挙げて突き放した。
◆ロッテ種市篤暉投手(27)は5回1安打無失点で9勝目を挙げた。初回に2死から2人の走者を出したが三ゴロでピンチを脱した。2回以降も安定した投球を見せ78球を投げきった。今季は24試合に登板し9勝8敗、防御率2・63で終えた。「160イニングは監督とコーチと8月ぐらいから話してたことだったので、後半長いイニングたくさん投げられて良かった」と振り返った。「オールスター明け以降、自分本来以上の投球ができてたので、そこはやっぱり継続していきたいなって思うのと、あとは自分のレベルアップできるような何かを、また1つ2つ見つけられるようにしたい」と来季を見据えた。
◆この悔しさはCSで晴らす。レギュラーシーズン最終戦のロッテ戦に登板した日本ハム伊藤大海投手(28)は、8回7安打3失点と粘投も、打線の援護なく完投負け。目標としていた15勝には届かなかった。それでも、球団では95、96年グロス以来、日本人では初めての2年連続最多勝のタイトルが確定。11日からのCSファーストSオリックス戦(エスコンフィールド)に向け気持ちを切り替え、日本一へリスタートを切る。ダルビッシュも大谷も成し遂げていない2年連続最多勝の勲章にも、喜びはなかった。伊藤は「全然うれしくない。うーん...って感じ。先制されてしまったのは僕の責任ですし、負けるべくして負けたのかなとは思います」と、声を絞り出した。4回に先制を許すと、1点を追う8回2死一塁で高部に右翼線適時三塁打を浴び2失点目。さらにソトへの初球がすっぽ抜け、暴投で3点目を与えた。8回2失点なら防御率2・47だったが、この1点で2・52に。計算は頭に入っており「(防御率)2・50も超えましたし、結果として14勝。負けもたくさんついてますし優勝もできなかったし。やりきれないシーズンだった」。沢村賞選考基準の15勝、防御率2・50のどちらもクリアできなかった。悔しさを倍増させた理由は、もう一つある。昨季も10月7日の最終楽天戦に登板し、7回6安打2失点と好投したが、15勝目に届かなかった。今季は9月17日楽天戦から中4日→中5日→中5日と間隔を詰めて投げたが、この間未勝利。「毎年最終戦に投げているのに、勝ち切れなかった。悔しい」。2年連続でもどかしいレギュラーシーズンの締めになってしまった。やり返すチャンスは残っている。昨季はソフトバンクとのCSファイナルS初戦に備え登板回避した、ファーストSから登板する予定。「勝つしかない。また(シーズンとは)違う戦い方になると思うので、気持ちをしっかり切り替えて頑張ります。いい形で心のリカバリーをして臨みたい」。逆転日本一を目指し、出直しを図る。【永野高輔】
◆ロッテ先発の種市篤暉投手(27)が安定した投球で9勝目を挙げた。5回1安打無失点の好投で今季を締め「オールスター明け以降、自分本来以上の投球ができてたので、そこはやっぱり継続していきたい」と来季へ見据えた。2番手以降は八木、広池、高野脩、横山が完封リレー。吉井監督は「終盤まで1-0で多少のプレッシャーはあったと思うが、若いリリーバーがしっかり抑えてくれた」と評価した。
◆ロッテが連敗を4で止めた。5投手が無失点でつなぎ、先発で5回を1安打に抑えた種市が9勝目。四回にソトの犠飛で先制し、八回に高部の適時三塁打などで2点。日本ハムは中盤以降の再三の好機を生かせず、連勝が4で止まった。
◆ロッテの種市は球威で押し、5回を1安打無失点で9勝目を挙げた。8月に首脳陣と設定した目標の160投球回をクリアし「後半戦で、長いイニングをたくさん投げられて良かった」と充実した表情だった。三振も七つ奪い、自己最多の161奪三振。「イニング数より取るのが一つの目標だった」と笑顔だった。8月以降は6勝1敗と安定した投球を続け「本来(の力)以上の投球ができていた。来季につながるかなと思う」と収穫を口にした。
◆リーグ2位の日本ハムは今季13度目の零封負けを喫し、レギュラーシーズン最終戦を白星で飾ることができなかった。シーズンのひと区切りを迎えた就任4年目の新庄剛志監督(53)は「キャンプから始まって、思い起こせばいろんなことがあったけど、終わってしまったら、あっちゅうまですね。早いわー」としみじみと語った。来季はさらにたくましくなった姿をファンに届ける。今季は就任後最多の83勝(57敗3分け)を挙げた。就任当初から積極的に起用してきた清宮幸ら若手が主力に成長。就任1年目の81敗、同2年目の82敗から再建し、一般的に優勝ラインとされる80勝を上回るチームに変貌させた。それでも頂点には立てず、来季の続投が決まっている指揮官は「来年の目標は95(勝)ですね。そんぐらいせんと優勝できない」と視線を鋭くした。11日からはオリックスとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージがエスコンフィールド北海道で始まる。7、8日の本拠地練習では6イニング前後の紅白戦を行い、実戦勘を維持して決戦に備える。昨季のCSは、ファイナルステージで王者ソフトバンクに3連敗を喫して敗退。リベンジに燃える新庄監督は短期決戦に向けて「クライマックス。ファンのために、経験のために精いっぱい戦う」と力強く語った。(加藤次郎)
◆日本ハム・伊藤大海投手(28)は8回3失点完投と奮闘したが、8敗目を喫した。新庄監督と目標に掲げてきた15勝にあと一歩、及ぼなかった。四回にソトの左犠飛で1点を先制されると、八回は味方の失策と自身の暴投も重なり2失点。「負けるべくして負けた」と唇をかんだ。2年連続の最多勝は確定だが、満足する様子は一切なく「最後に勝ち切れなくて悔しい」と語った。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 (-) |
ソフトバンク |
86 | 52 | 4 | 0.623 (-) | - (-) |
1 | 546 (-) | 387 (-) | 99 (-) | 98 (-) |
0.257 (-) | 2.400 (-) |
2 (-) |
日本ハム |
83 | 57 | 3 | 0.593 (↓0.004) | 4 (↓0.5) |
0 | 548 (-) | 409 (+3) | 129 (-) | 79 (+1) |
0.248 (↓0.001) | 2.530 (↓0.01) |
3 (-) |
ORIX |
73 | 66 | 3 | 0.525 (-) | 13.5 (-) |
1 | 500 (-) | 518 (-) | 99 (-) | 58 (-) |
0.255 (-) | 3.390 (-) |
4 (-) |
楽天 |
67 | 73 | 2 | 0.479 (↑0.004) | 20 (↑0.5) |
1 | 445 (+3) | 524 (+2) | 70 (-) | 109 (+1) |
0.245 (-) | 3.380 (↑0.01) |
5 (-) |
西武 |
63 | 77 | 3 | 0.450 (↓0.003) | 24 (↓0.5) |
0 | 410 (+2) | 465 (+3) | 80 (+1) | 91 (-) |
0.232 (-) | 2.990 (↑0.02) |
6 (-) |
ロッテ |
56 | 83 | 3 | 0.403 (↑0.004) | 30.5 (↑0.5) |
1 | 439 (+3) | 548 (-) | 73 (-) | 68 (-) |
0.241 (-) | 3.590 (↑0.02) |
コメント