1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 9 | 2 | 1 |
巨人 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 5 | 10 | 0 | 0 |
勝利投手:戸郷 翔征(8勝9敗0S) 敗戦投手:草加 勝(0勝1敗0S) 本塁打 |

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◆投打のかみ合った巨人が3連勝。巨人は初回に中山、浦田、山瀬の適時打が飛び出し、一挙5点を先制する。投げては、先発・山崎が2回無失点。2番手・戸郷が3回無失点で今季8勝目を挙げた。敗れた中日は、先発・草加が試合をつくれず、打線も再三の好機を生かせなかった。
◆今季限りで現役を引退する中日中田翔内野手(36)が、今季最終戦となる東京ドームでの巨人戦の試合前練習に参加。古巣巨人ナインや巨人ファンに現役最後の姿を見せた。19日にバンテリンドームで行われた引退試合の際に「やっぱりジャイアンツのファンのみなさんに、僕は大変お世話になってるんで、あいさつだけは行きたいという話はさせてもらいました」と話していた。中田は21年のシーズン途中に日本ハムから巨人へ移籍し23年までプレーした。出場選手登録はされず、練習だけの参加となる。
◆中日中田翔内野手(36)が巨人ナインと談笑した。巨人の練習中にグラウンドに姿を見せると、巨人ナインの元にあいさつに訪れた。坂本勇人内野手(36)、丸佳浩外野手(36)、岡本和真内野手(29)らと談笑した。中田は19日にバンテリンドームで行われた引退試合の際に「やっぱりジャイアンツのファンのみなさんに、僕は大変お世話になってるんで、あいさつだけは行きたいという話はさせてもらいました」と話していた。21年のシーズン途中に日本ハムから巨人へ移籍し23年までプレーした。出場選手登録はされず、練習だけの参加となる。
◆中日のドラフト4位石伊雄太捕手(25)が右手親指付け根負傷で出場選手登録を抹消された。代わって高卒3年目の山浅龍之介捕手(21)が出場選手登録された。前日9月30日巨人戦の7回2死一、三塁で梅野雄吾投手(26)のフォークが本塁手前でワンバウンド。体で止めようとし、ミットに添えた右手にボールが直撃。途中交代しそのまま病院へ向かっていた。この日は試合前練習に参加。患部は腫れテーピングで巻かれていたが、外野をランニングするなどして汗を流した。石伊は6月からスタメンマスクを増やし、今季85試合に出場。盗塁阻止率4割1分3厘と強肩が武器。打率2割2分1厘、3本塁打、21打点。2年目の来季は正捕手としての期待も大きい。
◆今季限りで現役を引退する中日中田翔内野手(36)が、今季最終戦となる東京ドームでの巨人戦の試合前練習に参加。古巣巨人ナインや巨人ファンに現役最後の姿を見せた。坂本勇人内野手(36)、丸佳浩外野手(36)、岡本和真内野手(29)、田中瑛斗投手(26)らと笑顔であいさつを交わした。19日に引退試合した後とあってか、広島のマツダスタジアム、甲子園のように最後にフリー打撃を見せることはなかった。練習中スタンドから「中田~」の声援が飛ぶとスタンドに向かって手を振っていた。19日にバンテリンドームで行われた引退試合の際に「やっぱりジャイアンツのファンのみなさんに、僕は大変お世話になってるんで、あいさつだけは行きたい」と話していた。中田は21年のシーズン途中に日本ハムから巨人へ移籍し23年までプレーした。出場選手登録はされず、練習だけの参加となる。
◆今季最終戦となる中日は23年ドラフト1位草加勝投手(23)がプロ初登板初先発する。1年目の昨年は2月に右肘の靱帯(じんたい)再建術を受けリハビリに費やした。今季は2軍で12試合に登板。1勝0敗、防御率3・38松山晋也投手(25)と巨人マルティネス投手が現在46セーブでトップに並んでいる。両チームともこの日が今季最後の143試合目。どちらかが47セーブとなれば05年中日岩瀬仁紀、07年阪神藤川球児を抜きセ最多の新記録となる。
◆巨人山崎伊織投手(26)と戸郷翔征投手(25)の豪華リレーが実現した。先発の山崎は2回2安打無失点の好投。26球で調整登板を終えた。3回からは2番手で戸郷がマウンドに上がった。戸郷の名前がアナウンスされると、本拠地最終戦に駆け付けたファンから歓声が上がった。戸郷のリリーフ登板は、20年11月10日阪神戦(甲子園)以来。前回は2番手で4回から登板し、3回無安打無失点の好投で9勝目を挙げている。
◆今季レギュラーシーズン最終戦「すしレース」はタマゴが独走でフィナーレを飾った。中央のタマゴがカウントダウンを待って号砲と同時に満点スタート。エビ、アナゴがなんとか食らいつく。タマゴは後れをとったコハダ、マグロに目もくれず軽やかなランニングフォームで快速を飛ばす。中盤以降はタマゴの独壇場。必死に追走するアナゴをトップスピードに乗って3貫差をつけて、悠々とゴールに飛び込んだ。タマゴが完璧すぎるレース運びで今季71戦目のレースを締めくくった。2着はアナゴ、3着コハダ、4着エビ、5着マグロの順で入線。なお、タマゴ1着時のチームの成績は試合前時点で9勝4敗と貯金5。この日も3回終了までに大量5点をリードした。通算成績はアナゴ21勝、マグロ15勝、エビ13勝(白エビ1勝を含む)、タマゴ14勝、コハダ8勝となった。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。
◆中日の23年ドラフト1位草加勝投手(23)のプロ初登板、初先発は4回途中5失点KOとほろ苦いものとなった。3回1/3、78球、8安打、5奪三振、1四球、1死球、5失点だった。初回、先頭の丸にいきなり右越え二塁打を許すと、2死満塁から中山に一塁強襲の2点適時打、浦田に左中間適時二塁打、山瀬に左前2点適時打と3連続適時打で5失点。初回は打者10人で5失点。2回以降は立ち直ったが、4回1死一、三塁とピンチをつくったところで降板。投手交代を告げた井上一樹監督(54)がマウンドに来て声をかけた。2番手伊藤茉央(24)がピンチを無失点で投げきった。草加は亜大からドラフト1位で入団。1年目の昨年は2月に右肘の靱帯(じんたい)再建術を受けリハビリに費やした。今季は2軍で12試合に登板。1勝0敗、防御率3・38。今季チーム最終戦での1軍初登板を来季への糧とする。
◆中日の岡林勇希外野手(23)が自身初の4試合連続猛打賞をマークし最多安打のタイトルをほぼ確実とした。1回に右前安打、3回に中前安打、5回にも中前安打を放ち今季168安打に。159安打で2位に並ぶ残り2試合の広島小園、残り1試合の阪神近本に9本差をつけた。この日が今季最終戦の岡林は12球団でただひとりの全試合フルイニング出場もかかっている。
◆中日のジェイソン・ボスラー外野手(32)が6回、東京ドームの天井の隙間に打球を入れる珍しいエンタイトル・ツーベースを放った。6回先頭で打席に立ち、フルカウントから左腕バルドナードの150キロ直球を高々と打ち上げると、打球は屋根の隙間に飛び込み落ちてこなかった。東京ドームのグラウンドルールで二塁打が宣告されるとボスラーは笑顔だった。
◆巨人泉口友汰内野手(26)が出塁率でリーグ単独トップに躍り出た。この日の試合は、2打数2安打2四球で全4打席出塁。第4打席で四球を選ぶと、代走を送られて途中交代となった。泉口の出塁率は3割6分2厘1毛まで上昇し、試合前時点で1位だった広島小園の3割6分1厘5毛を抜いて、リーグ単独トップとなった。また、打率も3割1厘となり、3割超えでシーズンを終えることになった。
◆巨人山瀬慎之助捕手(24)がプロ6年目で初打点を挙げた。8番捕手で今季初出場。24年9月29日ヤクルト戦(神宮)以来の先発マスクをかぶった。3点リードの初回2死二、三塁で草加のスライダーを捉え、左前に運んだ。2点適時打となり、一塁上でガッツポーズ。「今シーズン初昇格、初打席にいい形でつないでもらったので、思い切っていった。ランナーをかえすことができてよかった」と喜んだ。
◆巨人田中将大投手(36)が1日、大偉業の喜びをかみしめた。前日9月30日の中日戦(東京ドーム)で日米通算200勝を達成。一夜明けたこの日は、東京ドームでの試合前練習に参加し「ホッとしています。(多くの連絡が来て)そんなに日頃来ないので、そういうことをしたんだなという風に思いました」と話した。球場内外も祝福ムードにあふれた。22ゲート前の「GIANTS PLAZA」では、日米通算200勝までの歩みを振り返る展示を実施。球場内には14年にヤンキースで同僚だったイチロー氏などから届いた花束が飾られた。ダルビッシュ有が明かした「マサオ」田中将大との交流「もうとっくに認めてる」苦境乗り越え偉業
◆最多安打を狙う中日岡林勇希外野手(23)が7回の第4打席で三振に倒れたが28日阪神戦の第3打席からこの日の第3打席まで8打数連続安打となり05年のウッズ以来の球団タイ記録となった。この間に10打席あり2四球がある。自身初の4試合連続猛打賞で今季通算168安打とし、2位に9本差をつけ、タイトル獲得をほぼ確実とした。
◆巨人が中日に快勝し、本拠地でのレギュラーシーズン最終戦を白星で飾った。初回に打線が爆発した。2死満塁から中山礼都内野手(23)の適時打で2点を先制した。なおも2死一、三塁から浦田俊輔内野手(23)の適時打で1点を追加。2死二、三塁から今季初出場、初スタメンの山瀬慎之助捕手(24)のプロ初打点となる適時打でさらに2点を奪った。山瀬は「今シーズン初昇格、初打席にいい形でつないでもらったので、思い切っていきました。ランナーをかえすことができてよかった」と振り返った。打者一巡の猛攻で、一挙5得点を挙げた。投げては、先発の山崎伊織投手(26)が2回2安打無失点。3回から2番手としてマウンドに上がった戸郷翔征投手(25)は3回3安打無失点で、5年ぶりのリリーフ登板を終えた。レギュラーシーズンを3位で終えた巨人は、本拠地2連勝の勢いそのままに、敵地でのCSに臨む。
◆巨人平内龍太投手(27)が衝撃の"二刀流"を披露した。5点リードの8回から5番手として登板した。2死からボスラーに右前打を許すも、後続を抑えて無失点。普段通りのオーバースローに加えて、時折アンダースローで投じる場面もあり、球場を沸かせた。
◆中日の今季最終戦は25度目の完封負けを逃れるのがやっとだった。先発の23年ドラフト1位草加勝投手(23)は初回に打者10人で5失点され、4回途中KOされプロ初黒星となった。最多安打を狙う岡林勇希外野手(23)は自身初の4試合連続猛打賞で今季通算168安打とし、2位に9本差をつけタイトル獲得をほぼ確実とした。7回の第4打席で三振に倒れたが28日阪神戦の第3打席からこの日の第3打席まで8打数連続安打となり05年のウッズ以来の球団タイ記録となった。またお互い登板のなかった松山晋也投手(25)、巨人マルティネスが46セーブでセーブ王を分かち合った。今季は63勝78敗2分けの借金15で終了。順位は3年連続最下位を脱出し、4位となった。
◆今季限りで現役を引退する中日中田翔内野手(36)が、今季最終戦となる東京ドームでの巨人戦に姿を見せた。試合後、1人で場内を1周。2年半所属した古巣の坂本から花束をもらうと両チームのナインと一緒に記念撮影を行い、背番号と同じ6度胴上げされた。「すごくうれしかった。最高の思い出。ちょっと感情的になりそうだったけれど、最後は笑って終わりたい気持ちも強かったんで」と笑顔で締めた。
◆巨人阿部監督が下克上を約束した。中日に勝利し70勝69敗4分けの貯金1、3位でレギュラーシーズンを終えた。リーグ連覇を狙ったが、首位阪神に10ゲーム差以上つけられ優勝争いにも届かなかった。阿部監督は「優勝争いできなかったという、責任はすごく感じている」と、ここまでの戦いを重く受け止めた。一方で悲願の日本一への戦いは続く。11日からの敵地でのCSファーストステージに向け「日本一に挑戦できる権利をいただいたので、思う存分、3位ですからチャレンジャーとして、思い切りぶつかっていきたいと思います」と話した。この日は先発山崎に続き、2番手として戸郷を登板させ、いずれも無失点投球。「調整で2人、山崎と戸郷を投げさせた。その中に西舘も入ってますし、いるピッチャーでなんとかしのがないといけないので」と来たる短期決戦を見据えた。
◆中日の新守護神松山晋也投手(25)がセ最多タイの46セーブで初のセーブ王に輝いた。昨年までの守護神巨人マルティネスと並んでの獲得。この日が両チーム最終戦。2人ともベンチ入りしていたが登板機会がなかった。「よかった。本当にみんなに感謝しています。ライデルからは試合後『ナイス』って言ってもらいました」と喜んだ。セーブ機会での失敗は1度だけ。9月6日巨人戦(バンテリンドーム)で1点リードの9回2死から5連打を浴びた。「まだまだ1セーブ損しているんで。あそこで抑えていたらCSのチャンスもあったと思う。(1カ月離脱の)けがの期間も長かったし、しっかり反省して」と、来季はさらに強力な守護神を目指す。
◆中日のジェイソン・ボスラー外野手(32)が来季契約を結んだ。試合後、朝田球団本部長が公表した。来日1年目のボスラーは左の中距離打者として122試合に出場し、打率2割6分1厘、13本塁打、58打点、二塁打も33本記録した。前半はなかなか打てなかったが、勤勉な性格と努力で日本野球に慣れた夏場から長打力を発揮。一塁守備でも安定した守りを見せた。サヨナラ打など何度も勝利に貢献した勝負強さも評価された。また、途中加入したマイケル・チェイビス内野手(30)に私生活から日本の野球まで教える姿は「ボスラー先生」とも呼ばれた。ボスラーは「来季は打点と長打を求めていきたい。調子の波がないように、一定の成績が残せるように頑張っていきたい」と来季へ意欲を見せた。常に応援してくれる中日ファンへは「本当に自分と奥さんを日本に迎え入れてくれて、ドラゴンズファンのみなさんには感謝している。本当に自分のホーム、自分の家のような感じで温かく迎えてくれたよ」とメッセージを残した。
◆巨人田中将大投手(36)が1日、大偉業の喜びをかみしめた。前日の中日戦で日米通算200勝を達成。一夜明け、東京ドームでの試合前練習に参加し「ホッとしています」と話した。球場内外も祝福ムードにあふれた。22ゲート前の「GIANTS PLAZA」では、200勝までの歩みを振り返る展示を実施。球場内には14年にヤンキースで同僚だったイチロー氏などから届いた花束が飾られた。試合後に開催された200勝達成記念セレモニーはサプライズが続いた。黒田博樹氏、パドレス・ダルビッシュ、ヤンキース・ジャッジからのビデオメッセージ。さらに、ゲストで明石家さんまが来場し花束が贈られた。最後は幼なじみの坂本から名球会ブレザーが贈呈され「本当にありがたいです。お忙しい方々のお時間をちょうだいする形になってしまったけど、本当幸せですね」と感謝した。
◆巨人泉口友汰内野手(26)が出塁率でリーグ単独トップに躍り出た。この日の試合は、2打数2安打2四球で全4打席出塁。6回の第4打席で四球を選ぶと、代走を送られて途中交代となった。泉口の出塁率は3割6分2厘1毛まで上昇し、試合前時点で1位だった広島小園の3割6分1厘5毛を抜いた。リーグ単独トップに「自分の中でとにかく出塁して後ろにつないでいくっていうのはもう1年間通して思っていたので、それで今のところ1位になれたっていうのは良かった」と話した。また、打率も3割1厘となり、3割超えでシーズンを終えることになった。「シーズン戦ってる時はそういう意識は全くなくて。ほんとに終わってついてきた数字っていう自分の中での感覚なので、結果的に良かったなっていう思いです」と振り返った。
◆中日井上一樹監督(54)の1年目が終了した。63勝78敗2分けの借金15で4位。3年連続最下位から脱出し、試合後には来季続投が球団から公表された。143試合目は23年ドラフト1位で昨季は右肘手術でリハビリに費やした草加勝投手(23)をプロ初登板初先発させたが4回途中5失点KOとなった。
◆巨人ライデル・マルティネス投手(28)が自身3度目となる最多セーブを確定させた。今季は46セーブをマークした。2年連続のセーブ王に「こうして2年続けてタイトルを取れたのはうれしい。神様に感謝したいです」。中日松山と並んでのタイトル獲得となったが「本当に彼(松山)が取ってくれたことは自分もうれしいですし、この1年間すごく素晴らしい成績を残したと思う。来年も同じように活躍をしてくれることを祈ってます」と喜んだ。11日からはCSファーストステージが控えている。自身初のプレーオフに向けて「本当にうれしいという思いと、あとは初めての舞台なので少し緊張、プレッシャーを感じるところはありますけど、しっかり準備して練習するところは変わらないので、そこは引き続き自分のルーティンを崩さずやっていきたい」と引き締めた。
◆巨人平内龍太投手(27)が衝撃の"二刀流"を披露した。5点リードの8回から5番手として登板した。2死からボスラーに右前打を許すも、後続を抑えて無失点。普段通りのオーバースローに加えて、時折アンダースローで投じ、中日打線を幻惑させた。「自分の練習としてやっていたのを(阿部)監督が見て『あれは使えるから』って前からずっと言われてて。で、今日試してみるかという感じ」と話した。日頃の練習から「いい感じに手首がかえるというか。それをやった後に上から投げると結構前で腕が走る感覚がある」という理由でアンダースローを取り入れている。試合で投げたのは初めてだというが「いいカウントが出来上がったので、そこで投げたら完璧。完璧なボール(でした)」と振り返った。
◆中日のジェイソン・ボスラー外野手(32)は来季の契約を結んだ。朝田憲祐球団本部長が試合後に明らかにした。前半は不振も日本野球に慣れると勝負強い打撃で試合を決める一打を何度も放った。ボスラーは「来年は打点、長打にこだわり、調子の波がないようにしたい」と意気込んだ。オルランド・カリステ内野手(33)、クリスチャン・ロドリゲス内野手(23)は残留の方向。先発カイル・マラー投手(27)、ウンベルト・メヒア投手(28)、ジュニオル・マルテ投手(30)、ナッシュ・ウォルターズ投手(28)、途中加入で5本塁打のマイケル・チェイビス内野手(30)は、今後のチームの補強状況にもよるが残留は厳しい状況だ。
◆レギュラーシーズン最終戦で巨人打線が一回から奮起した。中日の2024年ドラフト1位入団の2年目右腕、草加勝投手(23)の1軍デビュー戦で、プロの洗礼を浴びせた。先頭の丸が右中間二塁打で先陣を切ると、泉口の四球、リチャードの死球などで2死満塁とし、中山、浦田、今季初先発の捕手、山瀬の若武者トリオが3者連続の適時打で5点を先制。投手の山崎も中前打を放ち、打者一巡の猛攻で主導権を奪った。
◆巨人が今季最終戦で、豪華リレーを見せた。チームトップ11勝の山崎伊織投手(26)が先発し、2回2安打無失点、26球で降板。戸郷翔征投手(25)が後を受けてマウンドに上がった。チームは3位が確定しており、11日からDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージに臨む。下克上での日本一を目指し、ポストシーズンから逆算しての調整登板となった。
◆大記録達成から一夜明け、余韻とともに祝福ムードに包まれた。巨人・田中将大投手(36)が、9月30日の中日戦(東京ドーム)で史上4人目の日米通算200勝を達成。この日の試合前練習では選手、コーチ、スタッフらが記念Tシャツを着用して汗を流した。6回2失点で手にした記念すべき白星に「ほっとしています」と一言。前夜の試合後は、観戦に訪れていた夫人の里田まいさんや、両親とだんらんの時間を過ごした。「(祝福メッセージに)返信をしたり。そんなに日頃、連絡は来ないので(笑)。でも、すぐに寝れました」と笑顔を見せた。東京ドーム場外、22ゲート前の「GIANTS PLAZA」では田中将のこれまでの歩みを振り返る展示が行われた。幼馴染の坂本とともに小学校時代にプレーした兵庫・伊丹市の昆陽里(こやのさと)タイガース、中学時代の宝塚ボーイズ、甲子園を沸かせた北海道・駒大苫小牧高時代のユニホームなどが飾られた。球場には祝福の花束も届き、イチロー氏、同学年の前田健太らの名前が並んだ。3位のチームはこの日がレギュラーシーズン最終戦だった。「クライマックスシリーズ、日本シリーズと勢いに乗って戦っていきたい」と、田中将は視線をポストシーズンへ向けた。(原田優介)
◆高卒6年目の巨人・山瀬慎之助が「8番・捕手」で今季初出場した。一回一、二塁では左前適時打を放ち、うれしいプロ初打点。中山、浦田に続く3者連続適時打で一挙5得点に貢献し、「今季初昇格、初打席に良い形でつないでもらったので、思い切っていきました」と語った。今季イースタン・リーグでは100試合に出場し、打率・302をマークした。
◆中日のジェイソン・ボスラー内野手(32)の打球が消える(!?)珍プレーがあった。0-5のビハインドで迎えた六回、先頭のボスラーは巨人・バルドナードの低めの直球をフルスイングして打ち上げた。打球は勢いを失わず伸び、東京ドームの天井についた白い布に空いた穴へと吸い込まれた。そのまま落ちてこず、ルールに則りエンタイトルツーベースとなった。これには打ったボスラーだけでなく守っていた三塁手の岡本ら巨人ナインも天井を指さして苦笑い。珍しい瞬間に観客席も騒然となっていた。
◆巨人・泉口友汰内野手(26)が4打席に立って2打数2安打2四球とし、打率.301。六回に代走を送られてベンチへ下がり、今シーズンの3割フィニッシュが確定した。全4打席に出塁し、出塁率.362でリーグトップに浮上した。第1打席は四球を選び、第2打席で右翼線へ二塁打。第3打席は右前打を放ち、第4打席は再び四球を選んだ。巨人で新人から2年以内に打率3割に到達したのは、2011年の長野以来、14年ぶりとなった。打率.298で迎えたこの日は「3番・遊撃」で先発。9月30日の中日戦(東京D)では自打球により途中交代していたが、スタメンに名を連ねた。
◆巨人が3連勝。一回に中山と山瀬の2点適時打などで一挙5点を挙げた。九回に2点を返されたものの、逃げ切った。2番手で3回を投げた戸郷が8勝目。中日はプロ初登板の草加が四回途中まで投げ、8安打5失点と崩れた。
◆セ・リーグ3位が確定している巨人はレギュラーシーズンを引き分け挟む3連勝で締めくくり、70勝69敗4分けの貯金1でフィニッシュした。阿部慎之助監督(46)は「本当に、ファンのみなさんが応援してくださった中で優勝争いができなかった責任はすごく感じています。けど日本一に挑戦できる権利をいただいたので、思う存分チャレンジャーとして思い切りぶつかっていきたいなと思います」と話した。泉口友汰内野手(26)が2打数2安打2四球の全出塁で打率3割到達(.301)、出塁率.362でのリーグトップ浮上を果たした。阿部監督は「素晴らしいの一言ですよね。タイトルを取れるんじゃないかと信じています。見守るしかない」と2年目で遊撃手に定着した泉口への賛辞を惜しまなかった。一方、投手陣ではCSの調整登板のため、先発の山崎、戸郷が2回、3回をリレー。指揮官は「もちろんその中(先発調整)に西舘も入っていますし、いる投手で何とかしのがないといけないので」と語り、西舘のCS先発起用の可能性について聞かれると「もちろん十分あると思いますし、ベンチに入れてロングリリーフをやってもらうかもしれない。これからいろんな策を練っていこうかなと思います」と、9月30日に日米通算200勝を達成した田中将を含め、10月11日から始まるCSでの先発起用にも含みを持たせた。
◆中日はプロ初登板の草加が四回途中まで投げ、8安打5失点と崩れた。好調の岡林が9月27日の阪神戦からの3安打をこの日も継続。以下にデータ。?中日・岡林が3安打を放ち、ここまでリーグ最多の168安打でシーズン終えた。2位の阪神・近本(残り1試合)と広島・小園(同2試合)に9本差を付けて2度目の最多安打のタイトルを大きく引き寄せた。?9月27日の阪神戦(甲子園)から4試合連続で3安打。2リーグ制(1950年)以降、4試合以上続けて猛打賞(1試合3安打以上)を記録したのは、2015年のロッテ・清田育宏(4試合)以来10年ぶり18人目。中日では54年の西沢道夫(5試合)、同年の杉山悟(4試合)、2004年の谷繁元信(同)に次いで21年ぶり4人目。最多は5試合で、西沢と03年のダイエー・井口資仁。?9月28日の阪神戦の第3打席から、この日の第3打席まで8打数連続安打。51年の西沢、05年のT・ウッズ、18年の大島洋平、22年の阿部寿樹、昨年の村松開人に並ぶ球団記録。
◆試合後、巨人・田中将大投手(36)が9月30日に達成した日米通算200勝を祝したセレモニーが行われ、名球会入りを祝う恒例のブレザー贈呈式で、チームメートの坂本勇人内野手(36)が現役選手では異例のプレゼンター役を務めた。東京ドーム場内にプレゼンターがアナウンスされると、スタンドはどよめきと大歓声に包まれた。ベンチ前に整列していた坂本はブレザーを持って本塁ベース付近の田中将のもとへ向かい、ブレザーを着させ、握手を交わした。。坂本と田中将は兵庫・伊丹市で小学、中学の同級生。少年野球チーム「昆陽里タイガース」では6年間チームメートで、6年生時は坂本が投手、田中将が捕手でバッテリーを組んでいた。坂本は2020年に右打者最年少で通算2000安打を記録して名球会入り。その際は山本浩二氏からブレザーを贈られていた。
◆今季限りで現役を引退する中田翔内野手(36)が試合後、古巣でもある東京ドームで場内を一周し、あいさつ。巨人時代の応援歌も流れ、スタンド全体から「中田」コールが巻き起こった。巨人・坂本勇人内野手(36)が花束が手渡され、本塁付近で両軍により6度胴上げが行われた。
◆日米通算200勝を達成した巨人・田中将大投手(36)のセレモニーが試合後に行われ、タレント、明石家さんま(70)がサプライズ登場した。今年6月に逝去した故・長嶋茂雄さんのモノマネを披露。「4番サード長嶋」のアナウンスから始まり、ネクストバッターズサークルから打席へ。打撃フォームなどをモノマネし、田中将が投じた高めの投球に地面に転がり、場内は大爆笑に包まれた。約7分間の独壇場となった。右腕は9月30日の中日戦(東京D)で6回2失点と粘投し、史上4人目の大記録を達成した。明石家さんまが花束を贈呈。「6月から3回スケジュール抑えられてるの!フロントに言うといて!。野球界は知らんかもしれんけど、俺芸能界では忙しい人間。売れてるところだけは分かって(笑)。阿部監督あんな必勝リレーしてくれてありがとうございます。7,8月ごろ内野手はあんまりエラーしないでいただけると...(笑)」と場内の笑いを誘った。
◆前日9月30日の中日戦で史上4人目の日米通算200勝を達成した巨人・田中将大投手(36)のセレモニーが試合後に行われた。先に名球会に入っていた同僚の坂本勇人内野手(36)から名球会ブレザーを贈呈され「年上の方から渡されるイメージだった。今まで見ていたものに袖を通すことができてうれしい」と笑顔を見せた。セレモニーにはタレントの明石家さんま(70)がサプライズで登場。「6月から3回、スケジュールを押さえられているの! 俺は芸能界では忙しい人間。売れているところだけは分かって」と、8月21日に199勝を挙げてから3試合、足踏みしたマー君をイジった。長嶋茂雄さんのモノマネも披露し、田中将に花束を贈呈した。日米通算200勝達成者の黒田博樹氏とパドレスのダルビッシュ、ヤンキースで同僚だったジャッジからもビデオメッセージが寄せられた。チームはレギュラーシーズン最終戦で1分けを挟む3連勝を飾り、貯金1で締めた。11日からDeNAと横浜でクライマックスシリーズファーストステージを戦う。(原田優介)
◆中日は3年連続最下位から4位へ浮上。ただ、負け越しは昨季と同じ「15」で終えた。井上監督は就任1年目を振り返り「苦しかった」と率直な思いを吐露。「僅差で負ける試合が多かった。全ての面で一枚、何かが足りなかった」と総括した。18歳の森駿を6試合続けて先発起用するなど、終盤戦は若手に経験を積ませた。来季は球団創設90周年の節目。監督は「若い選手のレベルを上げて、来年はファンが喜んでくれる試合ができるように頑張る」と決意を語った。
◆巨人・泉口友汰内野手が「3番・遊撃」で先発して2打数2安打、2四球で全4打席出塁。打率を・301と大台に乗せ、出塁率は・362でリーグトップに立った。新人から2年目以内での打率3割到達は、球団では2011年の長野(・316)以来14年ぶり。今季飛躍した2年目の左打者に対し、阿部監督は「素晴らしいの一言です。タイトルをとれるんじゃないかと信じています」とたたえた。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 (-) |
阪神 |
84 | 54 | 4 | 0.609 (-) | - (-) |
1 | 490 (-) | 350 (-) | 91 (-) | 100 (-) |
0.245 (-) | 2.220 (-) |
2 (-) |
DeNA |
71 | 66 | 6 | 0.518 (↑0.003) | 12.5 (↑0.5) |
0 | 510 (+9) | 456 (+6) | 110 (+2) | 66 (+2) |
0.247 (↑0.002) | 2.940 (↓0.03) |
3 (-) |
巨人 |
70 | 69 | 4 | 0.504 (↑0.004) | 14.5 (↑0.5) |
0 | 463 (+5) | 461 (+2) | 96 (-) | 53 (+1) |
0.250 (↑0.001) | 2.950 (↑0.01) |
4 (-) |
中日 |
63 | 78 | 2 | 0.447 (↓0.003) | 22.5 (↓0.5) |
0 | 403 (+2) | 463 (+5) | 83 (+1) | 80 (-) |
0.232 (-) | 2.970 (↓0.02) |
5 (-) |
広島 |
59 | 77 | 5 | 0.434 (-) | 24 (-) |
2 | 439 (-) | 488 (-) | 71 (-) | 57 (-) |
0.246 (-) | 3.180 (-) |
6 (-) |
ヤクルト |
55 | 78 | 7 | 0.414 (↓0.003) | 26.5 (↓0.5) |
3 | 432 (+6) | 556 (+9) | 87 (-) | 61 (+1) |
0.235 (-) | 3.600 (↓0.03) |
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