1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 0 | 1 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 1 |
勝利投手:山﨑 福也(7勝5敗0S) (セーブ:田中 正義(1勝1敗13S)) 敗戦投手:大江 竜聖(0勝1敗0S) 本塁打 |

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◆接戦を制した日本ハムが4連勝。日本ハムは0-0で迎えた4回表、郡司の2ランが飛び出し、先制に成功する。投げては、先発・福島が3回無失点。その後は5投手の継投でリードを守りきり、2番手・山崎福也が今季7勝目を挙げた。敗れたソフトバンクは、打線が振るわなかった。
◆ソフトバンク小久保裕紀監督(53)が試合前に取材に対応。左ふくらはぎ痛でファーム調整を続ける今宮健太内野手(34)は、みやざきフェニックスリーグ初戦から出場することを明かした。リーグ優勝決定後に今宮本人と電話で会話をしたという小久保監督は「こっち(1軍)で出るよりも、フェニックス初戦から」と話した。クライマックスシリーズのファイナルステージには「全然間に合うと思う」と見通しを語った。ソフトバンクのフェニックスリーグ初戦は10月6日の西武戦(南郷)の予定となっている。
◆日本ハムの今川優馬外野手(27)が1軍に合流した。今季は開幕1軍も打撃不振で再調整となり、9月9日のソフトバンク戦(エスコンフィールド)で再昇格。5試合で18打数8安打、2本塁打と、優勝争いを演じていたチームの起爆剤となった。だが14日の西武戦(エスコンフィールド)で右太ももを負傷し離脱。実戦復帰まで約4週間と発表されたが、27日のイースタン・ヤクルト戦(鎌ケ谷)で予定より早く復帰を果たした。元気印が再び1軍の舞台に戻ってきた。
◆ソフトバンクは30日、リバン・モイネロ投手(29)、松本裕樹投手(29)、藤井皓哉投手(29)の出場選手登録を抹消した。いずれも登板機会なし。ソフトバンクはすでにリーグ連覇を決めている。代わって津森宥紀投手(27)、上茶谷大河投手(29)、藤田悠太郎捕手(20)、井上朋也内野手(22)が登録された。1軍に合流することが決まったロベルト・オスナ投手(30)については、小久保裕紀監督(53)が10月3日のオリックス戦(みずほペイペイドーム)で登板させる方針を明かした。
◆日本ハムの今川優馬外野手(27)が1軍に合流した。試合前練習で患部の状態を問われた今川は「全然大丈夫です」と笑顔。続けて「上げてもらった以上、痛いもかゆいも言い訳にならない。打席に立ったらしっかり勝負できる準備をしたい」と、残り2試合での昇格に責任感をにじませた。ケガ明けの打撃については「実戦感覚が遠のいてイメージとギャップがある」と認めつつ、「なんとか実戦の中で修正していかないと」と1軍の舞台で再アピールを誓った。今季は開幕1軍も打撃不振で再調整。9月9日のソフトバンク戦(エスコンフィールド)で再昇格すると、5試合で18打数8安打、2本塁打と起爆剤になった。だが14日の西武戦(同)で右太ももを負傷し離脱。「やっと1軍で出続けられたチャンスを自ら離してしまったふがいなさ、体の弱さを痛感しました」と振り返る。実戦復帰まで約4週間と見込まれたが、27日のイースタン・ヤクルト戦(鎌ケ谷)で予定より早く戦列復帰を果たした。残り2試合となったが「猛アピールするしかない。全身全霊、全力でやりたい」とギラギラした表情で語り、熱意を込めた。
◆日本ハムの新庄剛志監督(53)が、リーグ優勝を果たした同学年のソフトバンク小久保裕紀監督(53)へ花束を贈った。国歌斉唱を終えた新庄監督は、黄色い花をラッピングした大きな花束を左腕に抱え、メンバー表交換へ。気づいた小久保監督は笑みを浮かべ、ホームベース上で顔を合わせた。2人は力強く握手を交わし、新庄監督が花束を手渡すと、小久保監督は両腕で掲げて頭上に高々と掲示。スタンドのファンに見せるようにぐるりと1周回り、白い歯を見せて喜びを表した。最後はハイタッチでそれぞれのベンチへ。最後まで優勝を争った敵将同士の粋なやりとりに、球場は和やかなムードに包まれた。
◆日本ハムの郡司裕也捕手(27)が10号2ランで先制し、2年連続の2ケタ本塁打を達成した。4回無死一塁、カウント1-1からソフトバンクの2番手・左腕大江の直球をすくい上げ、打球は右中間のホームランテラスに一直線。7試合ぶりの1発となった。球団を通じて「打ったのはストレートだと思います。(本塁打が)2ケタに乗ったので、打率3割も目指します」とコメントした。
◆来季続投が内定している日本ハム新庄監督が、クライマックスシリーズ(CS)"前哨戦"で、まず得意のサプライズ演出を繰り出し、敵地ファンの視線を独り占めした。君が代斉唱を終えた新庄監督は黄色い花をラッピングした大きな花束を左腕に抱え、メンバー表交換。気がついた小久保監督は笑みを浮かべ、ホームベース上で顔を合わせた。2人は力強く握手を交わし、新庄監督が花束を手渡すと、小久保監督は両腕で掲げて頭上に高々と掲示。スタンドのファンに見せるようにぐるりと1周回り、白い歯を見せて喜びを表した。最後はハイタッチでそれぞれのベンチへ。最後まで優勝を争った敵将同士の粋なやりとりに球場は和やかムードに包まれたが、友好はここまで。これは、ポストシーズンでのリベンジに向けた"あいさつ"代わりでしか、ない。逆転優勝への望みがあった23日の本拠地最終戦後は「リーグ優勝してのクライマックスがいいですね。それしかない」と口にしていたが、27日にV逸。昨季も2位に終わり、CSファイナルステージはソフトバンクに敵地福岡で3連敗して終わった。今季はリーグ最終盤まで競り合うも、逃げ切られた。いつまでも引き立て役は、ごめんだ。宿敵に嫌な印象を与えるため、まずは同点の4回無死一塁から郡司の10号2ランで、先手を奪った。さらに先発福島を3回39球無失点と短いイニングで2番手山崎にスイッチし、6回から生田目と小刻み継投。短期決戦のCSファーストステージ、因縁の福岡でのファイナルステージに向けた準備を進め、2位から逆転日本一への身支度を、整えた。
◆日本ハムが王者ソフトバンクとの最後の直接対決を制し、貯金を今季最多の27に伸ばしてCSへ勢いをもたらす勝利をおさめた。試合前には新庄剛志監督(53)が小久保裕紀監督(53)に花束を贈るサプライズ。最後まで優勝を争った敵将に粋なエールを送り、和やかに幕が開いた。両軍ともブルペンデー。先発の福島蓮投手(22)が3回無失点と役割を果たすと、2番手の山崎福也投手(33)が山川にソロを浴びたものの、その後は救援陣が無失点でつないだ。打線は4回、郡司裕也捕手(27)が右中間ホームランテラスへ先制2ラン。2年連続2ケタ本塁打となる10号で口火を切った。「2ケタに乗ったので、打率3割も目指します」と力を込めた。クライマックスシリーズ・ファーストステージを突破すれば、再びソフトバンクとの頂上決戦に臨む。残り1試合は10月4日ロッテ戦(ZOZOマリン)となった。
◆日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が安打を放ち、141安打に到達してリーグトップへ1本差に肉薄した。「1番三塁」でスタメン出場。初回先頭で、ソフトバンク先発の伊藤から2球目直球をはじき返して中前打で出塁した。試合前の時点で楽天村林と西武ネビンが141安打でトップ。ネビンは29日の本拠地最終戦を終え、この日に帰国。村林はこの日1安打を放ったため、トップは村林1人となったが、熾烈(しれつ)な最多安打争いを繰り広げている。日本ハムは残り1試合、楽天は残り3試合と村林が優位な状況ではあるが清宮幸は「(早実の先輩でソフトバンク会長の)王さんにも『望まないと手は届かない』って言われたんで、ちょっと(試合が)空きますけど、この期間の過ごし方がすごい大事になってくると思う。いい期間にして最終戦に臨めればいいなと思います」と意気込んだ。
◆日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が1安打放ち、141安打に到達し、リーグトップの楽天村林に1本差と迫った。「1番三塁」でスタメン出場。初回先頭で、ソフトバンク先発伊藤の直球を中前にはじき返した。試合前の時点で楽天村林と西武ネビンが141安打でトップ。ネビンは9月29日の本拠地最終戦を終え同30日に帰国しており、村林がこの日の1安打で142安打に伸ばして単独トップに立ち、清宮幸は試合前の3位から、2位タイに浮上した。日本ハムは残りが4日のロッテ戦1試合で、楽天は残り3試合と村林が優位な状況ではあるが、あきらめない。清宮幸は「(早実の先輩でソフトバンク会長の)王さんにも『望まないと手は届かない』って言われたんで。ちょっと(試合が)空きますけど、この期間の過ごし方がすごく大事になってくる。いい期間にして最終戦に臨めればいいなと思います」。レジェンドの言葉を胸に、初タイトルを引き寄せる。
◆試合後に「パーソルパシフィック・リーグ表彰式・優勝セレモニー」が行われた。ナインはマウンド付近に整列し、王球団会長らが栄光のペナントを手に笑顔。大型ビジョンに今季のダイジェスト動画が流れ、最後は場内1周で幕を閉じた。試合前のメンバー表交換では小久保監督が日本ハム新庄監督から花束をもらうシーンも。同学年の相手指揮官の粋な計らいに、小久保監督は「一緒にパ・リーグを盛り上げることができて良かったねと(言われた)。ビックリするくらい大きな花束でした」と笑顔だった。
◆日本ハム郡司裕也捕手(27)が2年連続の2ケタ本塁打を達成した。4回無死一塁からソフトバンク大江の直球を捉え、右中間テラス席へ先制2ラン。「9本で終わるのは嫌だった。長打を狙って入りました」と笑顔を見せ、これが決勝点となった。打率は2割9分6厘で、キャリア初の3割到達も視野に入る。新庄監督は「郡司くんが2番かな」と残り1試合の打順を示唆した。
◆ソフトバンク山川穂高内野手(33)が復調のアーチを描いた。4回2死、日本ハム山崎の直球をバックスクリーン左にたたきこむ22号ソロ。9月9日の敵地日本ハム戦以来、21日ぶりの本塁打でリーグ優勝後初の本拠地を沸かせた。日本ハムとはCSファイナルステージで激突する可能性もある。ポストシーズンの"前哨戦"で新庄ハムに嫌な印象を与えた。試合は1-2で敗れた。リーグ連覇は決まっても山川に無駄な打席はない。試合前まで9月は58打席で1本塁打。復調に向けて修正に取り組む日々を送り「打てると思っていた」と待望の1発が生まれた。「いい感覚の中で自分のバッティングができました」。4回2死、山崎の直球をバックスクリーン左に運んだ。フルカウントからの真ん中高め。王球団会長は「好球必打」を山川の復調ポイントに掲げていたが、見事な一振りで高々とアーチを描いた。「シーズンは残りわずかですが、CS、日本シリーズとチームの力になれるように、この感覚を大事にしていきたい」。連覇を決めた9月27日の西武戦では左翼フェンス直撃の二塁打。その打席から左足が浮くほどに重心を極端に右足に寄せている。小久保監督は「横から見ていて(重心を)後ろに乗せている感じでボールとの距離が取れるようになっている」と分析し「ちょっと良くなっていますね。(好調を)キープしてくれたら心強い」とうなずいた。レギュラーシーズン終了後はみやざきフェニックス・リーグへ参加することが正式に決定。「行くのは間違いないです」と指揮官が明言した。昨季も宮崎で調整した結果、CSファイナルステージでは打率5割、3本塁打、6打点でMVPを獲得。可能な限り打席に立ち、本来のアーチ量産態勢を取り戻す。「いい感覚」と繰り返した山川は「試合前の準備やソワソワ感は試合でしか味わえないので」と意気込んだ。開幕4番の男がポストシーズンこそは爆発する。【只松憲】
◆日本ハムが王者ソフトバンクとの"クライマックスシリーズ前哨戦"を制した。4回に郡司裕也捕手(27)の10号2ランで先制。新庄剛志監督(53)は先発の福島蓮投手(22)ら計6投手を小刻みに継投させ、レギュラーシーズン最後の王者との一戦を1点差で逃げ切った。貯金を今季最多27に伸ばし、CSへ勢いをもたらす勝利となった。新庄監督が、優勝した小久保ソフトバンクとの最終戦で、いきなり得意のサプライズ攻撃を繰り出した。国歌斉唱を終えた指揮官は、黄色い花をラッピングした大きな花束を左腕に抱え、メンバー表交換。気がついた小久保監督は笑みを浮かべ、ホームベース上で顔を合わせ、がっちり握手をかわした。「もちろんあれは"おめでとう"ですよ。あとはパリーグを盛り上げてくれて(ありがとう)。ソフトバンクさんがいなかったら、こんなに盛り上がらなかったんで、そのお礼」。競り合った同学年指揮官への敬意を表しつつ、敵地のスタンドも盛り上げた。祝福が終わったら勝負に集中だ。まず同点の4回無死一塁から郡司の10号2ランで、先手を奪った。投手陣は先発福島を3回39球無失点と短いイニングで2番手山崎にスイッチし、6回生田目、7回畔柳、8回上原、9回田中と小刻み継投で1点差勝利をものにした。消化試合とはいえ「小さいときからどんな試合でも負けるのが嫌い。勝つ方が気持ちいい」。短期決戦のCSファーストステージ、福岡でのファイナルステージに向けた準備を進めた。本来は23日の本拠地最終戦で優勝を決める青写真で、演出も考えていたが、実現できなかった。敵地での27日ロッテ戦で勝利した直後に、ソフトバンクも勝ちV逸が決定。昨季に続き、今季も2位に終わり優勝をさらわれた悔しさは、半端なものではない。目指すは2位からの逆転日本一だ。ソフトバンクが敵地で優勝していたことに指揮官は「本拠地で決める方が全然いい。100%でしょ。そこで負けたとしても、またさらに目標をつくれるし」。リーグ優勝は逃すも、日本シリーズに進めば、指揮官待望の本拠地で歓喜する瞬間を演出できる。「また帰ってくるかもしれんしね、福岡」。まずは本拠地でのCSファーストステージを勝ち上がり、福岡で王者をうっちゃるシナリオを、描き始めている。【永野高輔】
◆日本ハムが接戦を制して4連勝。四回無死一塁から郡司が10号2ランを放った。2番手の山崎が7勝目。終盤も継投でしのぎ、最後を締めた田中は13セーブ目。ソフトバンクの反撃は四回の山川のソロにとどまり、連勝は5で止まった。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 (-) |
ソフトバンク |
85 | 52 | 4 | 0.620 (↓0.005) | - (-) |
2 | 536 (+1) | 385 (+2) | 95 (+1) | 98 (-) |
0.256 (↓0.001) | 2.400 (-) |
2 (-) |
日本ハム |
83 | 56 | 3 | 0.597 (↑0.003) | 3 (↑1) |
1 | 548 (+2) | 406 (+1) | 129 (+1) | 78 (+2) |
0.249 (↓0.001) | 2.520 (↑0.01) |
3 (-) |
ORIX |
72 | 64 | 3 | 0.529 (-) | 12.5 (↑0.5) |
4 | 483 (-) | 497 (-) | 96 (-) | 58 (-) |
0.255 (-) | 3.320 (-) |
4 (-) |
楽天 |
65 | 73 | 2 | 0.471 (↑0.004) | 20.5 (↑1) |
3 | 435 (+2) | 516 (+1) | 70 (-) | 106 (-) |
0.245 (-) | 3.370 (↑0.02) |
5 (-) |
西武 |
62 | 74 | 3 | 0.456 (-) | 22.5 (↑0.5) |
4 | 391 (-) | 440 (-) | 79 (-) | 90 (-) |
0.232 (-) | 2.920 (-) |
6 (-) |
ロッテ |
55 | 83 | 3 | 0.399 (↓0.002) | 30.5 (-) |
2 | 436 (+1) | 548 (+2) | 73 (-) | 68 (+1) |
0.241 (-) | 3.610 (↑0.01) |
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