DeNA(★4対5☆)ヤクルト =リーグ戦24回戦(2025.09.30)・横浜スタジアム=
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ヤクルト
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DeNA
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勝利投手:山野 太一(5勝3敗0S)
(セーブ:星 知弥(1勝2敗16S))
敗戦投手:篠木 健太郎(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(21号・3回表2ラン)
【DeNA】蝦名 達夫(8号・1回裏ソロ),筒香 嘉智(19号・8回裏2ラン)

  DAZN
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◆ヤクルトは1-1で迎えた3回表、村上の2ランで勝ち越しに成功する。その後は、7回に西村の適時打などで2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・山野が6回1失点の好投で今季5勝目。一方のDeNAは、引退試合を迎えた森唯が9回に登板。通算500個目となる三振を奪うなど1イニングを無失点に抑え、有終の美を飾った。

◆この日、引退試合を迎える森唯斗投手(33)に球界内外から大量の花が届いた。ソフトバンク時代にともにプレーした福田秀平氏、摂津正氏、和田毅氏、松田宣浩氏、巨人甲斐、西武甲斐野、ソフトバンク今宮、柳田、東浜、津森、川瀬、小久保監督や上茶谷、メッツ千賀に加えてプロゴルファーの中島啓太、勝みなみらからも花が届けられ、横浜スタジアムの通路は花でぎゅうぎゅうになった。ナインは引退記念Tシャツを練習で着用した。三浦大輔監督(51)は「登板します。一番投げているところで」とかつてソフトバンク時代に慣れ親しんだ9回での登板を示唆した。

◆プロゴルファー松山英樹(33)がセレモニアルピッチで剛速球を披露した。背番号78のDeNAのユニホーム姿で登場。振りかぶってダイナミックなフォームから、のびのある強い球を投げ込んだ。打者はこの日、引退試合の森唯、捕手は親交のある相川ディフェンスチーフ兼野手コーチが務めた。握手と記念撮影で球場からも拍手で包まれた。松山は21年のマスターズトーナメントで優勝し、日本人として初めて男子メジャー大会を制覇。10月9日から12日にはPGA TOURのアジア唯一となる公式大会「Baycurrent Classic Presented by LEXUS」が、横浜で初開催されることにともなって来場が決定していた。

◆DeNAダヤン・ビシエド内野手(36)がまさかのアクシデントに見舞われた。1回2死、投前へボテボテのゴロを放つ。ヤクルト山野がボールを拾い損ねて内野安打となるも、一塁へ走りだしたところで左足を痛めた模様で足を気にしながらなんとか一塁にたどり着いた。それでも顔をしかめて左足のもも裏を気にしながらトレーナーと歩いてベンチへ。そのまま代走フォードが送られて交代となった。すでに28日に2位が確定し、"消化試合"となっていた一戦。三浦大輔監督(51)もCSを見据えた上で「試合が始まれば集中してけが人を出さないようにしないといけない」と話していたが、離脱中のオースティンに続いて一塁手がまたしても離脱となった。

◆DeNAアンソニー・ケイ投手(30)が日本人含めた球団歴代1位を更新するシーズン防御率1・74をマークして今季最終登板を終えた。1回を無失点で終えるも、続く2回は先頭から3者連続四球。続くヤクルト古賀は三ゴロで本塁封殺するも、捕手山本の一塁への送球を一塁・フォードが捕球ミスしてエラーで失点を献上した。それでも記録はエラーで自責点はつかず。2回を終えてこれまでの球団歴代1位だった60年の秋山登の防御率1・75を上回って球団歴代1位を更新した。

◆ヤクルト西村瑠伊斗内野手(21)がうれしいプロ初安打初打点を記録した。6回1死一、三塁で今季初打席を迎えると、初球から仕掛けた。DeNA藤浪の156キロ直球を捉えた。「ファーストゴロかと思ったんですけど、頭を越えてくれて良かった」とたたきつけた打球は右前へ転がった。初安打初打点を記録し、一塁塁上では笑みがこぼれた。「途中から出て、チャンスをもらえたので、積極的にいこうと思いながら打席に入った。良かった」と振り返った。高卒3年目の西村はルーキーイヤーの23年にプロ初出場も、初打席は三振に倒れていた。今季はファームで100試合に出場し、4本塁打。この日1軍登録され、5回代走でプロ2試合目の出場を果たすと、プロ2打席目で結果を残した。高津臣吾監督(56)は「思い切ってファーストストライクから振っていくのは素晴らしい。残り4試合もできるだけチャンスを与えたい」と評価した。

◆DeNAアンソニー・ケイ投手(30)が球団史に名を刻んだ。1回を無失点で終え、シーズン投球回数が03年のドミンゴを抜いて22年ぶりに球団外国人投手歴代1位を更新。続く2回は先頭から3者連続四球を与え、ヤクルト古賀の三ゴロで味方のエラーの際に失点したが、自責点はつかず。2死二、三塁から並木を三振に仕留めて、23年バウアーに並ぶシーズン130奪三振を決めた。2回を終えてこれまでの球団歴代1位だった60年の秋山登の防御率1・75を上回って球団歴代1位を更新した。この回までで降板し、シーズン10勝には届かなかったがさまざまな球団記録を樹立。「投球内容はあまり良くなかったが、何とか粘りの投球をすることができました。球団の長い歴史の中で自身が記録を作れたことは非常に光栄でうれしいです。チームメートやファンの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と喜んだ。すでに2位確定を決めており、記録だけでなく若手や控え選手の実戦経験を積み上げる機会にもなった。高卒ルーキーの田内真翔内野手(18)はプロ初昇格し、2回に代打で登場。初球を初スイングする積極性を見せた。遊直に倒れて初打席初安打はならずも、三浦監督が試合前に「野球に対する姿勢など、全て勉強になると思うので、見て吸収してほしい」と願ったとおり、ベンチの最前線で声を張った。【小早川宗一郎】

◆ヤクルトはDeNAに快勝し、引き分けを挟んで3連勝となった。1-1の3回1死一塁、4番村上宗隆内野手(25)が右越えの21号2ランを放った。弾丸ライナーで右翼席上段に突き刺さる衝撃の1発で、勝ち越しに成功した。7回には、この日1軍昇格の西村瑠伊斗内野手(21)が、プロ初安打初打点となる右前適時打を放ち、追加点を挙げた。投げては先発の山野太一投手(26)が直球、カットボール、カーブなど多彩な変化球を丁寧に投げ分け、DeNA打線に的を絞らせなかった。6回5奪三振1失点の好投で流れをつくり、5勝目を挙げた。高津臣吾監督(56)は「内容の濃いゲームだった。(村上の本塁打は)ドライブかかってあそこまで飛んだから、やっぱりすげえな。(初安打の西村は)ファーストストライクから振っていくのは素晴らしい。こういう経験が大事。失敗も大いにしてもらって」と話した。

◆DeNA森唯斗投手(33)が引退登板に臨んだ。ソフトバンク時代に守護神として慣れ親しんだ9回に登板。先頭のヤクルト岩田には内野安打とされるも、続く長岡からはカーブで空振り三振。通算500奪三振を達成すると、北村恵を遊ゴロ併殺に仕留めた。場内からは万雷の拍手に包まれ、森唯も渾身(こんしん)のガッツポーズを披露。捕手の戸柱、同学年の筒香らと抱き合った。最後はナインの花道をハイタッチして通りながら、ベンチへ。三浦監督からもねぎらわれながら下がっていった。バックネット裏バルコニーではファームから総勢20人近い後輩が生観戦に訪れた。登場シーンや抑えたシーンでは大きな声を出してマウンド上の先輩をたたえつつ、声援を送った。引退試合に際してはソフトバンク時代の同僚を中心に大量の花束が球場に届くなど、愛された人柄がにじむ登板だった。

◆DeNA森唯斗投手(33)が引退登板で躍動した。ソフトバンク時代に守護神として慣れ親しんだ9回に登板。通算500奪三振を達成するなど、無失点で終えて渾身(こんしん)のガッツポーズを披露した。スタンドではファームから総勢20人近い後輩が応援に訪れた。セレモニーでは「12年間プロ野球選手としてやってこられて幸せでした。森唯斗は今日をもってユニホームを脱ぎます」とスピーチした。

◆ものすごい音が球場に響き渡った。ヤクルト村上宗隆内野手(25)が右越えの21号2ランを放った。1-1の3回1死一塁、DeNAルーキー篠木の146キロ直球を完璧に捉えた。「ファームで1回対戦あったんで、イメージしやすかった」。弾丸ライナーで右翼席上段へ突き刺さった。打球速度は188キロを記録するも「もともとパワーあるんで、しっかり打てればそれぐらい出るかな」と驚きはなかった。今オフにポスティングシステムを利用してメジャー挑戦する村上は、悔しさが残るラストシーズンだった。上半身のコンディション不良で3カ月以上離脱。初本塁打は7月だった。それでも復帰後は驚異のペースで本塁打を量産し、出場52試合で21本塁打。パワーを見せつけたが、チームは3年連続でAクラス入りを逃した。「もっと打ちたかったですし、シーズン143試合戦いたかった」と悔しさをにじませた。負ければ最下位が確定する一戦で、主砲の責任を果たした。ヤクルトのユニホームを着てプレーするのは残り4試合。通算250本塁打まであと5本と、大記録への期待もかかる。「全力尽くして頑張りたい」。背番号55は、最後までチームを引っ張る。

◆DeNA・蝦名達夫外野手(28)が「1番・右翼」で出場し、初回先頭打者本塁打となる8号ソロを放った。内寄りの直球を左中間席に運び「先頭打者としてチームの勢いをつくろうとして打席に入ったので、良い結果につながりうれしいです」と汗をぬぐった。32試合連続出塁と好調を維持する。

◆DeNAのダヤン・ビシエド内野手(36)が「4番・一塁」で出場し、一回に内野安打を放った際の走塁で脚を痛めて代走を送られた。左脚をかばうしぐさを見せた。今季は7月からチームに加入し、終盤は右膝の違和感で離脱しているオースティンとの併用で4番起用が続いていた。

◆男子ゴルフで米ツアー通算11勝の松山英樹(33)=LEXUS=がセレモニアルピッチに臨み、ノーバウンド投球を披露した。打席には今季限りの引退を表明し、この日引退セレモニーが予定されている森唯斗投手(33)が入り、キャッチャーは親交のある相川亮二一軍ディフェンスチーフコーチ兼野手コーチ(49)が務めた。大の野球ファンで知られる松山は、背番号78のユニホームに袖を通して、大勢のファンに手を振り歓声に応えた。球団を通じて「横浜スタジアムで初めてのセレモニアルピッチでしたが、たくさんの方々の前で投げることができ、とてもうれしかったです」とコメントした。松山は今後、新規大会として10月9日に開幕する日本唯一の米ツアー「ベイカレント・クラシック」(横浜CC)に出場する。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が21号2ランを放った。「早いイニングで勝ち越せてよかった」1-1の三回1死一塁。DeNA2番手の篠木が投じた146キロの直球をとらえ、弾丸ライナーで右翼席中段までかっ飛ばした。今オフにポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦する意向を表明している主砲。27日の広島戦(神宮)以来となる一発で通算250本塁打まで残り5本となった。

◆DeNAのアンソニー・ケイ投手(30)が先発し、2回45球を投げて無安打1失点(自責点0)。1960年の秋山登を超えて球団歴代最高となる防御率1・74を記録した。二回は制球を乱して先頭から3者連続で四球を与え、味方の失策で1点を失ったが、最少失点でしのいでお役御免となった。「内容はあまり良くなかったが、何とか粘りの投球をすることができた。球団の長い歴史の中で自身が記録をつくれたことは非常に光栄でうれしい。チームメートやファンの皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」とコメントした。

◆ヤクルト・西村瑠伊斗内野手(21)がプロ初安打初打点をマークした。3-1の七回1死一、三塁。DeNA・藤波が投じた156キロの直球を捉え、右前にはじき返した。京都外大西高から2023年にドラフト2位で入団した左打者は、五回から代走で途中出場。この日、1軍昇格した3年目のホープがプロ通算2打席目で待望のHランプをともした。

◆ヤクルトが3連勝。1―1の三回に村上の2ランで勝ち越し、七回は西村のプロ初安打となる適時打などで2得点した。山野が6回1失点で5勝目。DeNAは九回に引退登板した森唯が無失点。直後に1点差に迫るも、反撃は及ばず。

◆今季限りで現役引退するDeNA・森唯斗投手(33)が、3-5の九回から5番手で登板し、1回を無失点に抑えた。場内が暗転する演出の中で登場。先頭に内野安打を許したが、続く長岡はブレーキの利いたカーブで空振り三振に。3人目はチェンジアップで注文通りの遊ゴロ併殺打に仕留め、喝采を浴びながら拳を握った。ソフトバンク時代は新人から7年連続で50試合以上に登板し、37セーブで最多セーブのタイトルを獲得した2018年から3年連続で30セーブ以上を挙げた。通算486試合で127セーブ、106ホールドをマーク。球場には古巣の小久保監督らから多くの花束が届いた。「一番投げていた場所」と九回のマウンドに送り出した三浦監督は「投げるチャンスが少ない中、苦しんでいるところも見てきたけれど、それでも変わらず毎日取り組んでいた。試合に出ていなくても出ている選手を鼓舞して、成績以上に大きなものをチームに与えてくれた」とねぎらった。

◆ヤクルトが3連勝。1―1の三回に村上の2ランで勝ち越し、七回は西村のプロ初安打となる適時打などで2得点した。山野が6回1失点で5勝目。DeNAは九回に引退登板した森唯が無失点。直後に1点差に迫るも、反撃は及ばず。

◆今季限りで現役引退するDeNA・森唯斗投手(33)が、3-5の九回から5番手で登板し、1回を無失点に抑えた。試合後のセレモニーで「僕は本当に周りの人に恵まれているなと思う。12年間いい野球人生だった」とすがすがしい表情で語った。場内が暗転する演出の中で登場。先頭に内野安打を許したが、続く長岡はブレーキの利いたカーブで空振り三振に。3人目はチェンジアップで注文通りの遊ゴロ併殺打に仕留め、喝采を浴びながら拳を握った。ソフトバンク時代は新人から7年連続で50試合以上に登板し、37セーブで最多セーブのタイトルを獲得した2018年から3年連続で30セーブ以上を挙げた。通算486試合で127セーブ、106ホールドをマーク。球場には古巣の小久保監督らから多くの花束が届いた。「一番投げていた場所」と九回のマウンドに送り出した三浦監督は「試合に出ていなくても出ている選手を鼓舞して、成績以上に大きなものをチームに与えてくれた」とねぎらった。ソフトバンクでともに救援陣を支えたサファテはセレモニーにビデオメッセージを寄せ「ともに戦った大好きな選手の一人」と語った。元ソフトバンク監督の工藤公康氏が花束を手渡した。

◆ヤクルトが3連勝。1―1の三回に村上の2ランで勝ち越し、七回は西村のプロ初安打となる適時打などで2得点した。山野が6回1失点で5勝目。DeNAは九回に引退登板した森唯が無失点。直後に1点差に迫るも、反撃は及ばず。

◆DeNAのダヤン・ビシエド内野手(36)が「4番・一塁」で出場し、一回に内野安打を放った際の走塁で左太もも裏を痛めて代走を送られた。三浦監督は「明日以降は様子を見てになる」と話した。

◆京都外大西高からヤクルトに入団して3年目の西村がプロ初安打と初打点を記録した。3-1の七回1死一、三塁で藤浪が投じた初球、156キロの直球を捉え右前適時打とした。五回に代走から途中出場し、プロ通算2打席目で待望のHランプをともし「チャンスを生かそうと積極的にいった。(一塁手の)頭を越えてくれてよかった」と笑顔を見せた。高津監督は「思い切って振っていくのは素晴らしい」と目を細めた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
優勝
(-)
阪神
84544 0.609
(↓0.004)
-
(-)
1490
(+2)
350
(+4)
91
(-)
100
(-)
0.245
(↑0.001)
2.220
(↓0.02)
2
(-)
DeNA
70666 0.515
(-)
13
(↑0.5)
1501
(+14)
450
(+7)
108
(+2)
64
(+1)
0.245
(↑0.002
2.910
(-)
3
(-)
巨人
69694 0.500
(↑0.004)
15
(↑1)
1458
(+8)
459
(+6)
96
(+1)
52
(-)
0.249
(-)
2.960
(↑0.01)
4
(-)
中日
63772 0.450
(↑0.001)
22
(↑0.5)
1401
(+6)
458
(+6)
82
(+1)
80
(+1)
0.232
(-)
2.950
(-)
5
(-)
広島
59775 0.434
(↓0.003)
24
(-)
2439
(+2)
488
(+10)
71
(-)
57
(+1)
0.246
(↓0.001)
3.180
(↓0.05)
6
(-)
ヤクルト
55777 0.417
(↑0.005)
26
(↑1)
4426
(+9)
547
(+8)
87
(+2)
60
(+2)
0.235
(-)
3.570
(-)