1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 2 | 5 | 12 | 1 | 0 |
ORIX | 0 | 5 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 10 | 14 | 1 | 0 |
勝利投手:宮城 大弥(7勝3敗0S) 敗戦投手:藤井 聖(6勝7敗0S) |

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◆オリックスは2回裏、麦谷と廣岡の連続適時打などで一挙5点を先制する。続く3回には紅林の走者一掃となる適時二塁打などで4点を加え、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・宮城が5回1失点で今季7勝目。敗れた楽天は、投手陣が振るわなかった。
◆オリックス横山楓投手(27)が「コンディション不良」で出場選手登録を抹消された。横山楓は救援陣の一角として今季ここまで14試合に投げ、2勝、4ホールド、防御率1・10の成績を残していた。4連勝を飾った20~23日のソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)では3試合に登板。3ホールドを挙げて連勝に貢献した。
◆オリックス宮城大弥投手(24)が5回を1失点で投げ終え、22年に並ぶ自己最長タイの148回1/3に到達した。2回1死一、二塁、4回2死満塁などのピンチで適時打を許さず。だが5回、ボイトの適時打で1点を失った。味方打線は4回までに大量10点を挙げ、エースを援護した。宮城は5回で降板し、自己最長イニング更新は次回登板に。「立ち上がりから良い力感で投げることができたと思いますが、5回の四球がからんでの四球を反省しなければいけません。序盤から大量援護をしてくれた打線に感謝しています」と語った。>
◆楽天はBクラス確定翌日に大敗し、今季ワーストの借金8となった。先発藤井聖投手(28)が2回を持たずにKOされた。2回1死二、三塁からオリックス麦谷に先制打、続く広岡には中前に運ばれ連続適時打を浴びる。さらに三塁手フランコの適時失策が重なるなど1イニングで5失点を喫した。藤井は1回2/3を7安打5失点(自責2)。14日ロッテ戦が4回途中、21日西武戦が3回途中、そして、この日が2回途中と3試合連続で早いイニングでの降板となった。3回には2番手の江原雅裕投手(25)が4失点し、3回までに計9失点と序盤に試合を決められた。3年目の林優樹投手(23)が5番手でプロ初登板し、1回1/3を無失点に抑えたが、投手陣が誤算だった。打線は4番ルーク・ボイト内野手(34)が5回に適時打を放つなど来日初の4安打で気を吐いたが、相手投手陣を打ち崩せなかった。チームは前日にオリックスに敗れ、CS進出の可能性が完全消滅。4年連続のBクラスが確定していた。一夜明けて意地を見せることはできなかった。
◆27日に2年ぶりのAクラスを確定させたオリックスが、圧勝で連勝した。2回に麦谷祐介外野手(23)の適時打で先制し、9人攻撃で一気に5点を奪取。3回もやはり9人攻撃で4点を追加した。4回には広岡太志内野手(28)の犠飛で10点目を挙げた。先発の宮城大弥投手(23)は5回を1失点で投げ、今季7勝目。22年に並ぶ自己最長タイの148回1/3に到達した。
◆3年目左腕の楽天林優樹投手(23)が、プロ初登板で無失点デビューを飾った。オリックス戦(京セラドーム大阪)に5番手で登板。2四死球出しながらも1回1/3を投げ、無安打3奪三振で相手打線を封じた。「本当、時間がかかってしまったんですけど、こうして投げることができて良かった」と笑顔を見せた。9点ビハインドの5回2死二塁からマウンドに上がった。暴投で三塁まで進まれたが、来田をスライダーで空振り三振。6回も続投し、無死一塁から大城、麦谷をスライダーで連続三振。最後は2死一、二塁から太田を二ゴロに抑えた。林は近江(滋賀)、西濃運輸を経て22年ドラフト6位で入団した。京都出身ということもあり、京セラドーム大阪での1軍登板に「地元、関西でもあったんで、緊張はしたんですけど、楽しみながら投げられたと思います」とうなずいた。1年目のオフに左肘を手術するなど順風満帆なプロ生活ではなかった。「ちょっとリハビリもすごく時間かかってなかなか難しかったですけど。その時に西口さんと泰も一緒にいて、3人で今、1軍にいれるっていうのがすごく自分の中ではうれしくて。また3人で活躍できるように頑張りたいです」。貴重な中継ぎ左腕としてアピールしていく。【山田愛斗】
◆来日初の4安打を放った楽天ルーク・ボイト内野手(34)が、来年も日本でプレーすることを熱望した。オリックス戦に「4番DH」で出場。10点ビハインドの5回、宮城から左前適時打を放って一矢報いるなど4安打と躍動した。「何本かはラッキーヒットがありましたけど、非常にプラン通りにいった試合ではないかなと思う」と振り返った。6月に加入した助っ人は、ここまで62試合に出場し、打率2割9分5厘、13本塁打、36打点と活躍しているが、来季の去就は決まっていない状況だ。チームは前日にCS進出の可能性が完全消滅したが、モチベーション高くプレーする。「来年も日本球界でプレーしたいと強く思ってますので、1打席とも無駄にすることなく、最後までフィニッシュストロングで終えられればいいなと強く思う」。残り試合でアピールを誓った。
◆オリックス・森友哉捕手(30)は試合前練習でグラウンドに姿を見せず、室内で体を動かしたとみられる。27日の同戦(京セラ)の五回の打席で右かかと付近に死球を受けて交代していた。試合後に岸田監督は「打撲なんですけどね。様子をみないとちょっとわからない」と話していた。横山楓投手(27)がコンディショニング不良で登録を抹消された。昨オフに戦力外通告を受け、今季は育成契約で迎えたが、7月に支配下に復帰。8月に1軍昇格して以降は14試合で2勝0敗、4ホールド、防御率1・10とブルペンを支えていた。
◆オリックス・宗佑磨内野手(29)にヒヤリとする場面があった。六回の打席で5番手左腕の林の直球が右肘付近に直撃。苦悶の表情を見せた後、ベンチ裏に下がって治療を受けた。その後、一塁走者としてグラウンドに復帰し、プレーを続行。七回は通常通り三塁の守備に就いた。27日の同戦では森が五回に右かかと付近に死球を受けて交代。この日は出場選手登録を抹消されなかったが、練習に姿を見せず、ベンチメンバーからも外れた。
◆オリックスは打線が奮起し、10得点で圧勝した。二回にD1位・麦谷の先制打を皮切りに、敵失や紅林の犠飛など一挙5得点。三回にも紅林の走者一掃の3点打などで4得点と勢いは止まらなかった。先発の宮城はピンチを招きながらも要所を締めて5回1失点で7勝目。自己最多タイとなる148回1/3となった。チームは8月21日の日本ハム戦(エスコン)以来、今季6度目となる2桁得点を記録した。
◆楽天の3年目左腕、林優樹投手(23)がプロ初登板。五回途中のピンチから5番手で登板し、1回?を無安打無失点、3奪三振に抑えた。「緊張したが、楽しめた。本当に時間がかかった」と明かした。滋賀・近江高、西濃運輸を経てドラフト6位で入団。1年目の2023年11月に左肘の手術を受け、逆境からはい上がった。三木監督は「苦労して1軍マウンドに上がれた。今後につなげてほしい」と期待した。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 (-) |
ソフトバンク |
85 | 51 | 4 | 0.625 (↑0.003) | - (-) |
3 | 535 (+4) | 383 (+1) | 94 (+1) | 98 (+1) |
0.257 (↑0.001) | 2.400 (↑0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
82 | 56 | 3 | 0.594 (↑0.003) | 4 (-) |
2 | 546 (+4) | 405 (+3) | 128 (-) | 76 (+3) |
0.250 (↑0.001) | 2.530 (↑0.02) |
3 (-) |
ORIX |
71 | 64 | 3 | 0.526 (↑0.004) | 13.5 (-) |
5 | 479 (+10) | 497 (+5) | 95 (-) | 58 (+1) |
0.255 (↑0.001) | 3.340 (↓0.01) |
4 (-) |
楽天 |
64 | 72 | 2 | 0.471 (↓0.003) | 21 (↓1) |
5 | 433 (+5) | 511 (+10) | 70 (-) | 106 (-) |
0.246 (-) | 3.380 (↓0.03) |
5 (-) |
西武 |
61 | 74 | 3 | 0.452 (↓0.003) | 23.5 (↓1) |
5 | 389 (+1) | 440 (+4) | 78 (+1) | 89 (+1) |
0.231 (↓0.001) | 2.940 (-) |
6 (-) |
ロッテ |
55 | 81 | 3 | 0.404 (↓0.003) | 30 (↓1) |
4 | 435 (+3) | 544 (+4) | 73 (-) | 67 (-) |
0.241 (-) | 3.630 (-) |
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