1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0 | 10 | 13 | 0 | 0 |
広島 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 5 | 1 | 0 |
勝利投手:坂本 裕哉(4勝1敗0S) 敗戦投手:常廣 羽也斗(2勝4敗0S) |

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◆DeNAは1-1で迎えた7回表、桑原の適時打で勝ち越しに成功する。直後に同点とされるも、8回には石上の適時打が飛び出すなど打者一巡の猛攻で8点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、先発・竹田が6回1失点の好投。敗れた広島は、5番手・常廣が乱調だった。
◆広島先発の高太一投手(24)が3回に緊急降板した。1死からビシエドの打球がワンバウンドで右足首付近の内側に直撃。本塁方向にはねた打球を何とか処理してアウトにしたものの、その後は苦悶(くもん)の表情で動けず、トレーナーに担がれてベンチに引き上げた。そのまま投手交代となり、代わって2番手で高橋が登板した。8月以降3勝の高は、2回まで2安打4四球と制球に苦しみながら1失点でしのいでいた。思わぬアクシデントで降板となり、4勝目はならなかった。
◆DeNAダヤン・ビシエド内野手(36)が球団外国人選手で3人目のNPB通算1000試合出場を達成した。5回を終えて試合が成立し、記念ボードと花束を受け取った。スタンドからも大きな拍手が送られ、ナインからも1人1人ハイタッチで祝福された。7月に加入してからは勝負強い打撃で活躍しており、オースティンが27日に出場選手登録を抹消されてからは2試合連続「4番一塁」で打線をけん引する。
◆DeNA藤浪晋太郎投手(31)が1点リードの7回、1軍で移籍後初めて中継ぎ登板するも1イニング持たずに降板した。先頭の広島林に左前打を浴びると、犠打の構えの矢野に死球を与えて無死一、二塁。さらにワイルドピッチで無死二、三塁とピンチを広げた。それでも8番清水は空振り三振、代打ファビアンは自打球で途中交代し、カウント1-2から代打佐藤に四球を与えて1死満塁としたところで3番手坂本とスイッチ。1/3回を1安打2四死球1失点で、悔しそうな表情を浮かべながらベンチに下がっていった。続く坂本は中村奨に同点犠飛を打たれるも、後続を断って切り抜けた。
◆DeNAが2試合を残して2位を確定させた。広島から終盤に大量得点を挙げて巨人の試合結果関係なく、自力で2位を決めた。これでCSホーム開催の権利を獲得。10月11日から巨人とのCSファーストステージを横浜スタジアムで戦うことになった。前日27日には本拠地横浜スタジアムで3位巨人と直接対決。8回まで4点リードしていたが、9回に伊勢大夢投手(27)が5失点を喫して逆転を許して2位確定はお預けになっていた。一夜明けたこの日、広島に1回に先制を許すも、ドラフト1位の竹田が粘った。6回4安打1失点と試合を作ってビジターでは無傷の5連勝とした。打線は終盤の猛攻で強さを見せつけた。7回に登板した藤浪が1点のリードを追いつかれた直後の8回だった。広島5番手の常広を攻めた。1死から佐野、山本、石上の3連打で勝ち越すと、林、代打度会と5連打まで続いた。2死満塁からは筒香が左越えの走者一掃の適時二塁打。この回から代走で出場した神里も2点適時三塁打で続き、打者12人の猛攻で一挙8得点と攻めきった。チームは今季70勝目を挙げて、球団史上初の4年連続シーズン70勝を達成。22年以来の2位を確定し、三浦大輔監督(51)は三原脩氏以来球団監督史上2人目となる2位以上を複数回達成した。
◆広島5番手の常広羽也斗投手(24)が炎上した。同点の8回に登板。1死から5連打を浴びて3点を失うと、2死満塁から筒香に走者一掃の3点二塁打を浴びた。さらにビシエドに死球を与え、途中出場の神里にも2点適時三塁を浴びて降板となった。先発では5試合で2勝3敗も、中継ぎでは2試合連続失点。この日は0回2/3で8失点で防御率は7・96に悪化した。
◆DeNAとの今季最終戦は同点の8回に5番手の常広が炎上して、大敗した。1点リードの2回にこの回3つ目の四球となる押し出しで同点に追いつかれた先発高は、3回1死からビシエドの打球を右足首内側付近に受けて負傷降板となった。緊急登板となった高橋が好投するも、2-2の8回に常広が5連打を含む8安打で8失点。4敗目でチームも3連敗となった。
◆秋のDeNAは強い。終盤の猛攻で自力で2位を決めた。同点にされた直後の8回、広島5番手の常広を攻めた。1死から佐野、山本、石上の3連打で勝ち越すと、林、代打度会と5連打。2死満塁からは筒香が走者一掃の左翼越え適時二塁打、代走で出場した神里も2点適時三塁打と、この回大量8得点。打者12人の猛攻で自力でCSホーム開催の権利を持つ2位を決めた。満身創痍(そうい)でも勝ちきった。ウィック、東、オースティンをコンディション不良で欠き、牧と宮崎は長期離脱が続く。それでもワンチームで穴を埋めて9月は16勝5敗1分け。V逸が決まってからの巻き返しに、筒香は「出てない選手も、途中から行く選手もベンチの雰囲気をつくってくれている。チームスタッフ含め、全員で2位になるといういろいろな行動がこの結果を生んだと思います」と言った。昨年の3位からの下克上日本一に続いて、2年連続CSファーストステージからの下克上へ期待が高まる。三浦監督は「CSを勝ち上がれるようにやっていきたい」と次なる目標を掲げた。本拠地横浜から、短期決戦モードへと仕上げていく。【小早川宗一郎】
◆先発した広島・高太一投手(24)がアクシデントに見舞われた。1ー1の三回1死からビシエドの放った打球が右足を直撃。跳ね返った打球は自ら処理し、投ゴロに仕留めたが、アウトを見届けた後にマウンド付近で座り込み、駆け付けた球団スタッフに背負われてら一塁ベンチ裏へと下がった。その後、投手交代が告げられ、三回途中を1失点で降板となった。
◆DeNAのダヤン・ビシエド内野手(36)が「4番・一塁」で先発し、通算1000試合出場を果たした。プロ野球541人目。球団の外国人選手では1985年のレオン、2000年のローズに次いで3人目。来日10年目の助っ人は「チームが機会を与えてくれたから。本当にうれしい」と喜んだ。初出場は中日でプレーした16年3月25日の阪神戦(京セラ)。
◆広島にアクシデントが続出した。七回1死二、三塁で場面で代打で登場したサンドロ・ファビアン外野手(27)が自打球により負傷交代した。DeNA・藤浪が投じた内角球にバットを出したファビアンは、自打球が左膝付近を直撃。バットを放り投げて本塁付近で倒れこみ、球団スタッフらに両脇を抱えられながら一塁ベンチ裏へと下がった。その後、代打・佐藤啓が告げられた。また、三回には先発した高太一投手(24)が打球を右足に受け、負傷降板していた。
◆DeNA・藤浪晋太郎投手(31)が1点を勝ち越した直後の七回から2番手で登板し、?回を1安打1失点、2四死球と乱れた。先頭に左前打を許し、2人目には死球。暴投で無死二、三塁のピンチを招き、空振り三振で1死を奪った後に四球で塁を埋めたところで降板を告げられた。3番手の坂本が左犠飛で同点に追いつかれた。日米で救援の経験がある藤浪は7月からチームに加わり、先発で4試合に登板して1勝。15日に出場選手登録を外れ、2軍で中継ぎの調整を続け、26日に再登録されていた。
◆DeNAの今季の2位が確定した。2-2の八回に打線が爆発。石上泰輝内野手の勝ち越し2点タイムリーなど打者12人8安打の猛攻で一挙8得点。筒香嘉智外野手は2安打3打点の活躍だった。
◆先発した広島・高太一投手(24)は右足に打球が直撃するアクシデントがあり、三回途中を1失点で降板した。今季4勝目を目指した高は1ー1の三回1死からビシエドの放った打球が右足を直撃し、負傷降板となった。打線は一回に2死二塁からモンテロの左前適時打で先制した。また、1点を追う七回には代打・ファビアンが自打球が左膝付近を直撃し、負傷交代。その後、好機を広げ、中村奨の犠飛で同点とするが、直後の守りで5番手の常広が1死から5連打を浴びるなど計8失点と勝ち越しを許してしまった。
◆DeNAの2位が確定。2―2とされた直後の八回に打線がつながり、石上の2点打や筒香の3点二塁打など8長短打を集めて8点を奪った。広島は3連敗。救援に回った5番手の常広が八回に打ち込まれて4敗目を喫した。
◆広島は逆転負けを喫し、今季の5位以下が確定した。
◆広島のサンドロ・ファビアン外野手(27)が28日、広島市内の病院を受診し、「左膝内側の打撲」と診断されたと球団が発表した。ファビアンは七回に代打で登場した際、自打球が左膝付近を直撃。本塁付近で倒れこみ、球団スタッフらに両脇を抱えられながら一塁ベンチ裏へと下がり、負傷交代していた。また、三回の守備で打球が右足付近を直撃した先発・高太一投手(24)も同様に広島市内の病院を受診し「右足脛骨の打撲」と診断された。
◆DeNAらしい猛打で大勝を飾った。残り2試合でクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージを横浜スタジアムで開催する権利を得られる2位の座が確定。決勝の2点打を放ったのは、売り出し中の石上泰輝内野手(24)だ。塁上で派手に拳を掲げ「今日(2位を)決めたいと全員が思っていた。決められてよかった」と声を弾ませた。2-2に追いつかれた直後の八回は1死から佐野が中前打、続く山本が右中間への二塁打で二、三塁の好機を演出。「絶対に打つ」と打席を迎えた石上は、外寄りのフォークボールを引っ張って右前に落とした。この回は打者12人の猛攻で8安打を集めて一挙8点を奪い、試合を決定づけた。9月は16勝5敗1分け。主軸の牧と宮崎を故障で欠き、前日27日にはオースティンまでもが負傷で離脱しながら、打線は迫力を失わなかった。遊撃の定位置をつかみ取ろうとしている2年目の石上や1番に定着した6年目の蝦名は、CSを突破して日本一まで駆け上がった昨季のポストシーズンでチームの中心にはいなかった選手たちだ。石上が「去年はファームでこの時期を過ごしていて悔しい気持ちがあった」と振り返れば、蝦名は「(ベンチから)見ていて悔しかった。もどかしさがあった」と唇をかむ。今季は確かな戦力となり、優勝を逃してから2位を目標に掲げたレギュラーシーズン最終盤の躍進を支えた。大黒柱の筒香は「途中から出る選手がベンチの雰囲気をつくってくれた。出ている人だけで勝ち取ったものではない」と一丸を強調。三浦監督は「チーム全体として目標を切り替えて進めたから今がある」とうなずいた。(鈴木智紘)?DeNAが広島に勝利し、2022年以来3年ぶりの2位が確定した。この日の勝利で、70勝(65敗6分け)に到達。シーズン70勝以上を挙げたのは、2022年から4年連続(73→74→71→70)で通算13度目。DeNA(前身を含む)で4年連続は横浜時代の1997-99年の3年(72→79→71)を抜く新記録となった。?三浦監督でのシーズン2位は22年以来3年ぶり2度目。球団で2位以上を複数回記録した監督は、三原脩(3度=60年1位、62年と64年が2位)に次いで2人目。
◆DeNA・三浦大輔監督(51)が今季限りで退任することが28日、分かった。球団に辞任の意向を伝え、了承された。就任5年目の今季は、2試合を残して70勝65敗6分けでリーグ2位が確定。同一監督としては球団初の4年連続Aクラス入りを果たしたが、阪神に独走を許して優勝を逃したことを受け、決断した。球団はこれから後任の人選を本格的に進めるとみられる。三浦監督の今季限りでの退任が決まった。球団に辞意を伝え、了承された。この日の広島戦(マツダ)に勝利し、2試合を残して70勝65敗6分けでリーグ2位を確定させたが、阪神に独走を許して優勝を逃した責任を取る。球団は今後、本格的に後任人事に着手するとみられる。昨季日本一に輝いたチームは、就任5年目の三浦監督のもと今季のスローガンに「横浜奪首」を掲げ、1998年以来27年ぶりのペナント奪還を目指した。しかし、序盤は打線が得点力不足に陥るなどして苦しんだ。交流戦のチーム打率は12球団ワーストの・205。前半戦を2位で折り返した際には「2位じゃ駄目」と強調していた。後半戦は藤浪、ビシエドらを補強し、巻き返しを図った。8月に牧、9月に宮崎と主軸が相次いで負傷離脱。それでも9月は投打がかみ合い、28日時点で16勝5敗1分けと大きく勝ち越し。クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージを横浜スタジアムで開催する権利を得られる2位の座を死守した。3年目捕手の松尾をシーズン序盤から積極的に起用し、後半戦はドラフト1位右腕の竹田(三菱重工West)や2年目右腕の石田裕ら若手の台頭を後押しした。優勝を追い求めながら、確かな底上げも図ったシーズンだった。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 (-) |
阪神 |
84 | 53 | 4 | 0.613 (-) | - (-) |
2 | 488 (-) | 346 (-) | 91 (-) | 100 (-) |
0.244 (-) | 2.200 (-) |
2 (-) |
DeNA |
69 | 65 | 6 | 0.515 (-) | 13.5 (-) |
3 | 487 (-) | 443 (-) | 106 (-) | 63 (-) |
0.243 (-) | 2.910 (-) |
3 (-) |
巨人 |
68 | 69 | 3 | 0.496 (-) | 16 (-) |
3 | 450 (-) | 453 (-) | 95 (-) | 52 (-) |
0.249 (-) | 2.970 (-) |
4 (-) |
中日 |
62 | 76 | 2 | 0.449 (-) | 22.5 (-) |
3 | 395 (-) | 452 (-) | 81 (-) | 79 (-) |
0.232 (-) | 2.950 (-) |
5 (-) |
広島 |
59 | 76 | 5 | 0.437 (-) | 24 (-) |
3 | 437 (-) | 478 (-) | 71 (-) | 56 (-) |
0.247 (-) | 3.130 (-) |
6 (-) |
ヤクルト |
54 | 77 | 6 | 0.412 (-) | 27 (-) |
6 | 417 (-) | 539 (-) | 85 (-) | 58 (-) |
0.235 (-) | 3.570 (-) |
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