1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0 | 0 |
ヤクルト | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 5 | 0 | 2 |
勝利投手:吉村 貢司郎(8勝6敗0S) (セーブ:星 知弥(1勝2敗15S)) 敗戦投手:森 翔平(7勝8敗0S) 本塁打 |

![]() |
![]() |
![]() |
◆ヤクルトは1点を追う1回裏、村上の2ランで逆転に成功する。続く2回には山田のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・吉村が7回1失点の粘投で今季8勝目。敗れた広島は、先発・森が試合をつくるも、打線が8安打で1得点とつながりを欠いた。
◆2年連続Bクラスが確定した広島は若手を積極的に起用している。「3番三塁」にドラフト1位佐々木泰内野手(22)、「5番二塁」に前川誠太内野手(22)、「6番左翼」に前日26日にプロ初タイムリーを放った佐藤啓介内野手(24)、「7番遊撃」には前日26日にプロ初のマルチ安打をマークした広島内田湘大内野手(21)がスタメンに名前を連ねた。激しいタイトル争いをしている小園海斗内野手(25)は2試合続けてスタメンから外れた。デーゲームで中日岡林勇希外野手(23)が3安打を放ち、安打数で並んだ。また出塁率も阪神大山悠輔内野手(30)と同率。打率はリーグトップに立っている。先発は森翔平投手(27)(30)が務める。今季ここまで22試合に登板し、7勝7敗、防御率3・47。今季8勝目を目指す。
◆ヤクルト村上宗隆内野手(25)が球団では2人目となる7年連続20本塁打を達成した。1回に右中間へ2点本塁打を放った。10日中日戦(神宮)以来、の1発だった。コンディション不良でベンチスタートが続き、中日岡田らの引退試合で1番打者として1打席だけ立った20日中日戦(バンテリンドーム)以来のスタメン復帰だった。この日はベテラン川端が引退を表明。試合前は「(川端の)野球に取り組む姿勢、後輩への気の使い方だったり、なんか大きい存在というか。すごく勉強をさせてもらった」と話していた。今オフにはポスティングシステムを利用し、メジャー挑戦を公言する。「1打席に集中して打席に入る。そこを変わらず続けていくことがすごく大切」と話していた主砲。1打席の集中を高め、アーチをかけた。プロ2年目の19年に36本塁打をマークし、22年には3冠王を獲得するなど結果を出し続ける。7年連続となる20本塁打はアレックス・ラミレス氏(01~07年)に続く球団2人目となった。
◆ベンチで熱く格別のハイタッチを交わした。ヤクルト村上宗隆内野手(25)が7年連続となる20本塁打を達成した。1点を追う1回2死一塁、広島森の内角ツーシームを右中間席への20号2ランとした。10日中日戦以来のアーチで「先制された直後だったので、すぐ逆転できてよかったです」と振り返った。背番号5の勤勉な背中は、道しるべの1つだった。この日、川端慎吾内野手(37)が現役引退を表明した。人一倍に多い練習量など野球への姿勢、後輩への気の配り方。その川端の姿は、プロの世界で成功に至る最高の手本だった。「慎吾さんのプロ野球人生を20年のうち、8年しか関われなかったですけど、大きな存在。たくさん勉強させてもらった」。ダイヤモンドを1周後、ベンチ前でハイタッチしながら川端の前で足を止めた。目を合わせ、熱く右手を重ねた。7年連続の20本塁打はアレックス・ラミレス氏(01~07年)に続く球団2人目となった。コンディション不良でベンチスタートが続き、中日岡田らの引退試合で1番打者で1打席だけ立った20日中日戦以来、5試合ぶりのスタメンだった。川端が重い決断を表明した日にスタメン復帰し、その初打席で即結果を出した。
◆広島の小園海斗内野手(25)が大先輩の打席を直立不動で見つめた。7回裏、現役引退を表明したヤクルト川端慎吾内野手(37)が代打で登場すると、三塁側ベンチの最前列に小園が現れ、「気をつけ」の姿勢。背筋をただし、両手をピーンと伸ばして足につけ、直立不動の態勢。球界の大先輩の勇姿をその目に焼き付けていた。
◆不可能なんてない後輩たちの祝砲に応えた川端慎吾 1100回目の麗しさ?プロ野球(2025/9/27)??ヤクルト×広島??Live on DAZN #オレをみろ #swallows#だったらDAZN pic.twitter.com/xo9eBf2rdZ
◆現役引退を表明したヤクルト川端慎吾内野手(37)が代打で登場し、二塁打をマークした。7回2死で出番が巡ってきた。FUNKY MONKEY BABYSの「悲しみなんて笑い飛ばせ」の出ばやしで左打席に向かった。大声援を全身でかみしめ、集中力を高めた。2ボールからの3球目。広島鈴木の真ん中直球を芯で捉えた。甘い球を逃さず、バットの軌道に乗せた。右翼線に運ぶ二塁打。二塁ベース上で、白い歯をのぞかせた。今季1軍初昇格だった。引退会見では「あと1本で1100本。あと2試合出るので何とか1本打ちたい」と話していた。その渇望した1本を決めた。得点にはつながらなかったが、ベンチに戻ると、ナインに出迎えられ、両手を上げた。神宮に敵も味方もない「川端慎吾コール」が響いた。
◆ヤクルトがYM砲のアベック弾で広島に競り勝った。1点を先制された直後の1回。2死一塁から5試合ぶりスタメンとなった村上宗隆内野手(25)が逆転の20号2ランを放った。流れを簡単に手放さず、試合をひっくり返した。さらに2回は先頭の山田哲人内野手(33)が12号ソロで加点した。村上、山田のアーチで得点した。この日、最大のボルテージとなった7回。現役引退を表明した川端慎吾内野手(37)が代打で登場し、右翼線に二塁打をマークした。投げては先発の吉村貢司郎投手(27)が7回8安打1失点の好投で8勝目をマーク。以降は継投で逃げ切った。
◆プリンスへ贈る出場50試合目で節目に到達村上宗隆 第20号ホームラン?プロ野球(2025/9/27)??ヤクルト×広島??Live on DAZN #オレをみろ #swallows#だったらDAZN pic.twitter.com/mYOQqQGzYn
◆広島の先発森翔平投手(27)が2発のアーチで沈んだ。初回2死一塁から、ヤクルト村上宗隆内野手(25)に右中間への20号2ラン。3回にも先頭の山田哲人内野手(33)にバックスクリーンへの12号ソロを浴びた。森は5回3安打5三振4四球3失点で降板。今季8勝目を逃した。打線は初回1死二塁から、「3番三塁」でスタメン出場した佐々木泰内野手(22)が右前に先制タイムリーを放った。ドラフト1位の15試合連続安打で幸先のいいスタートを切ったが、後が続かなかった。今季神宮での最終戦。最下位ヤクルトに敗れ、借金は今季ワーストの17に膨らんだ。
◆広島の先発森翔平投手(27)が2発のアーチで沈んだ。初回、ヤクルト村上宗隆内野手(25)に右中間への20号2ラン、3回には山田哲人内野手(33)にバックスクリーンへの12号ソロを浴びた。森は5回3安打5三振4四球3失点で今季8敗目を喫した。打線は初回、佐々木泰内野手(22)が右前に先制適時打を放った。ドラフト1位の15試合連続安打で幸先のいいスタートを切ったが、後が続かなかった。神宮での今季最終戦。最下位ヤクルトに敗れ、借金は今季ワーストの17に膨らんだ。また、タイトル争いをしている小園海斗内野手(25)は2試合続けて欠場した。打率はリーグ単独トップをキープ。安打数は中日岡林勇希外野手(23)と並んでおり、出塁率も阪神大山悠輔内野手(30)と同率となっている。
◆ヤクルトの村上宗隆内野手(25)が決勝の20号2ランを放った。コンディション不良から5試合ぶりスタメン復帰。1回2死一塁、森のツーシームを右翼席に運んだ。今季は出場50試合目ながら、球団史上2人目の7年連続20本塁打に到達し「シーズン143試合を戦いたかったが、少ない試合数の中で打てていることはいいこと」。この日に引退表明し、野球への姿勢などを学んできた川端と、ベンチ前で熱いハイタッチを交わした。
◆ヤクルト高津臣吾監督(56)が、現役引退を表明した川端慎吾内野手(37)をねぎらった。試合後、今季限りでユニホームを脱ぐ決断をした川端について「ずっと長く一緒にやってきて、僕から、ホントに彼に頼り切った監督生活だったのかなという感じはします。何かあったら、川端と呼んでおけばいいような感じ。ホントに厳しいところを、何度も救ってもらった」と話した。川端は21年は82打数30安打の代打打率3割6分6厘を残した。日本一に導く1本を決めたのも川端だった。オリックスとの21年日本シリーズ。3勝2敗で迎えた第6戦の12回2死二塁、代打で決勝適時打を放つなど「代打の神様」として輝いた。高津監督は「すごく難しい決断を彼はしたと思います。その勇気にまず敬意を表したいと思います。これからどうなるか分からないですけど、彼にいろいろバッティングを教わりたい人は山ほどいると思います」と話した。
◆現役引退を表明したヤクルト川端慎吾内野手(37)が代打で登場し、二塁打を放った。7回2死で出番が巡ってきた。FUNKY MONKEY BABYSの「悲しみなんて笑い飛ばせ」の出ばやしで左打席に向かった。「すごくリラックスして、初めて楽しみながら打席に入りました」。大声援を全身でかみしめつつ、集中力を高めた。格別の声援に、まず2球を待った。2ボールからの3球目。広島鈴木の真ん中直球を芯で捉えた。甘い球を逃さず、バットの軌道に乗せた。右翼線への二塁打。「忘れられない1本。懐かしいというか、よく打っていたライト線だなと思いながら走っていました」。二塁ベース上で、白い歯をのぞかせた。今季1軍初昇格で、通算1100安打目を決めた。得点にはつながらなかったが、ベンチに戻ると、ナインに出迎えられ、両手を上げた。神宮に敵も味方もない「川端慎吾コール」が響いた。ヒーローインタビューに呼ばれ、試合後も「川端慎吾コール」の大合唱は鳴りやまなかった。「あの声援が一番、泣いちゃいます。大きければ大きいほど涙が止まんないですよね。また(現役を)やりたくなっちゃいますよね」と瞳をうるませた。
◆ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が「4番・三塁」で先発復帰した。状態不良でスタメンを外れていた主砲は、前日26日に1打席で交代した20日の中日戦(バンテリンドーム)以来、4試合ぶりに代打で出場。大歓声が上がる中で打席に立ち、広島の4番手・菊地が投じた2球目をスイングして、二ゴロに倒れていた。
◆今季限りでの現役引退を表明したヤクルト・川端慎吾内野手(37)が、今季初めて1軍に合流した。神宮外苑でナインとともに広島戦(神宮)に向けて調整。20年間で数々の感動を生んできた背番号5に、ファンからは多くの拍手と感謝の言葉がかけられた。「何かいつもよりテンション上がっていました。やっぱり久々なので、それだけで涙が出そうでした。まだ明日もあるんで、まだ今日は大丈夫かなと思ったんですけど、やっぱり(思いがこみ上げて)来ますね」多くの思い出が詰まった神宮球場。酸いも甘いも経験し、キャリアを重ねてきた。打席に立ったときのあの大歓声は何事にも代えがたい。「もう本当に、すごくうれしいですよ。やっぱりファンの人に最後見てもらいたいなという気持ちもやっぱありますし、もう一度でいいので、大歓声を聞きたいですね」と思いを明かした。打席で涙をこらえられるか問われると「無理でしょ」と笑みを浮かべて即答。大観衆の前で応援歌を聴くことも残り2試合となり「すぐ打てないですよ。(カウント)1―1くらいまでは待ちたいなと」と本心をのぞかせた。
◆ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が「4番・三塁」で、20日の中日戦(バンテリンドーム)以来、5試合ぶりに先発出場。状態不良からスタメン復帰して最初の打席で、17日ぶりのアーチを架けた。0-1の一回2死一塁で、広島先発の森が投じた4球目を引っ張り、右中間席へ20号2ラン。7年連続の20本塁打となり、球団では2001-07年のラミレスに並ぶ最多記録となった。この日、チーム野手最年長の川端慎吾内野手(37)が今季限りでの現役引退を表明し、今季初めて1軍に合流。背番号55は試合前に「慎吾さんのプロ野球人生20年のうち、8年しか関われなかったけど、野球に取り組む姿勢を背中で見せてくれた。8年間、すごくいい経験になった」と感謝し、「楽しむって言ったらおかしいですけど、一緒に勝って、最後喜べるように頑張りたい」と意気込んでいた。
◆ヤクルト・石川雅規投手(45)が27日、今季限りでの現役引退を表明した川端慎吾内野手(37)について言及。「長いこと一緒に頑張ってきて、思い入れが強いので寂しいですね」と胸中を吐露した。7学年下の川端との一番の思い出は、ともに主力としてチームをけん引し、リーグ優勝に貢献した2015年だという。「慎吾がチームの中心として引っ張ってくれた中で、自分も引っ張られたのもあった。一緒に優勝旅行にいったのはすごくいい思い出」と懐かしんだ。川端は、この日の広島戦と本拠地最終戦となる28日の巨人戦でベンチ入りする。球界最年長のベテラン左腕は「慎吾の打席は最後なので、しっかりと目に焼き付けたい。僕自身も投げる可能性があると思うので、同じ舞台に立てたらうれしい」と話した。
◆?ヤクルト・村上が一回に今季20号本塁打。2年目の2019年から7年連続でシーズン20本塁打(36→28→39→56→31→33→20)をマーク。ヤクルト(前身を含む)で7年連続20本塁打以上は、01-07年のラミレスと並ぶ球団記録。1988-93年の池山隆寛と14-19年の山田哲人の6年を抜く日本選手最多記録を更新した。?ヤクルトで出場50試合での20本塁打到達は、99年のペタジーニと13年のバレンティンの47試合、89年のパリッシュの49試合に次ぐ4番目のスピード。日本選手では89年の池山の54試合を抜く最速。村上自身のこれまでの最速は22年の65試合だった。
◆「6番・二塁」で先発したヤクルト・山田哲人内野手が2-1の二回先頭で中越えの12号ソロを放った。カウント1-1から先発・森が投じたツーシームを捉え「今日と明日は特別な日。何とか良いところを見せたいと思っていた」とコメントした。この日、松山市でともに自主トレを行う川端が今季限りでの現役引退を表明し、27、28日は1軍戦に出場することが明かされていた。試合前に行われた引退会見にサプライズで登場した山田は「大好きな先輩の一人。すごく寂しい」と語っており、感謝の思いをバットに込めた。
◆感謝のアーチだ。ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が「4番・三塁」で5試合ぶりに先発出場。状態不良からスタメン復帰して最初の打席で特大の一発を放った。「先制された直後だった。すぐに逆転することができて良かった」0-1の一回2死一塁で迎えた第1打席だ。カウント2-1から広島先発の森が投じたツーシームを引っ張り、右中間席へ20号2ラン。2001-07年のラミレスに並ぶ球団記録の7年連続20本塁打に到達した。日本選手では1988-93年の池山隆寛(現2軍監督)、2014-19年の山田哲人をしのぎ、球団最多記録となった。この日、チーム野手最年長の川端が今季限りでの現役引退を表明し、今季初めて1軍に合流。背番号55は「野球に取り組む姿勢を背中で見せてくれた大きな存在。勉強するところがたくさんあり、(一緒に戦った)8年間、すごくいい経験になった」と先輩への感謝を口にしていた。川端は27日からの神宮2連戦は1軍に同行する予定で、村上は「楽しむって言ったらおかしいですけど、一緒に勝って、最後喜べるように頑張りたい」と笑顔。思い通りのアーチを描き、ベンチ前では先輩と喜びを分かち合った。(武田千怜)
◆今季限りでの現役引退を表明し、今季初めて1軍に昇格したヤクルト・川端慎吾内野手(37)が3-1の七回2死から代打で登場し、右翼線へ二塁打をマークした。「慎吾コール」を受けて左打席へ。カウント2-0から広島の2番手・鈴木が投じた3球目を引っ張り、Hランプをともした。沸き上がる大歓声にはガッツポーズで応えた。試合前時点では通算1099安打。巧みなバットコントロールで安打を積み重ねてきた〝職人〟は引退会見で「あと一本、打ちたいです。最後の最後まで一生懸命、準備したい」と語っており、有言実行を果たした。七回が終了し、一塁ベンチに戻る際には、右翼スタンドの燕党から「川端慎吾コール」が響いた。川端はヘルメットを掲げて四方に頭を下げ、ファンに感謝を伝えた。
◆ヤクルトは0―1の一回に村上が逆転の20号2ランを放ち、二回に山田の12号ソロで加点した。吉村は8安打を許しながら7回1失点で粘って自身4連勝で8勝目を挙げた。広島は負け越しが今季最多の17となった。
◆ヤクルトは広島に快勝。先発復帰した村上宗隆内野手(25)が7年連続となる20号2ランをマーク。今季限りでの現役引退を表明した川端慎吾内野手(37)も七回に代打で出場し、右翼線への二塁打を放つなど、〝主役〟が躍動した。
◆ヤクルトは0―1の一回に村上が逆転の20号2ランを放ち、二回に山田の12号ソロで加点した。吉村は8安打を許しながら7回1失点で粘って自身4連勝で8勝目を挙げた。
◆球場に集まったファンへ、かっこいい背中を示してくれた大先輩へ、感謝の一発だ。状態不良だったヤクルト・村上宗隆内野手(25)が5試合ぶりに「4番・三塁」で先発出場。一回2死一塁の第1打席に、森のツーシームを引っ張り、右中間席へ逆転の20号2ランを放った。「限られた打席の中で少しでも皆さんにホームランを見せたいと思っていた。打ててよかった」2001-07年のラミレスに並ぶ球団記録の7年連続20本塁打に到達。日本選手では1988-93年の池山隆寛(現2軍監督)、2014-19年の山田哲人をしのぎ、球団最多記録となった。川端がこの日、今季限りでの現役引退を表明し、今季初めて1軍に昇格。背番号55は21年にともに日本一に輝いた先輩に「野球に取り組む姿勢、後輩への気遣い...大きな背中を見せていただき、勉強になった」と感謝しており、花道を飾るアーチとなった。28日は今季の本拠地最終戦。今オフにポスティングシステムを利用して米大リーグへ挑戦する意向を表明している村上にとっても、最後の神宮での雄姿となる。「楽しむって言ったらおかしいですけど、一緒に勝って、最後喜べるように頑張りたい」。もう一度、神宮で喜びを分かち合う。(武田千怜)
◆燕のプリンスがユニホームを脱ぐ―。ヤクルト・川端慎吾内野手(37)が27日、今季限りでの現役引退を表明し、東京・北青山の球団事務所で会見を行い、大粒の涙を流した。卓越したバットコントロールで、2015年に首位打者と最多安打のタイトルを獲得。近年は〝代打の神様〟として一打席に懸けてきた。中心選手として3度のリーグ優勝と21年の日本一達成に大きく貢献。広島23回戦(神宮)の七回に代打で今季初打席に立ち、右翼線に二塁打を放って本拠地の大歓声を受けた。神宮球場が大歓声に包まれた。今季限りでの現役引退を表明した川端が七回2死で今季初打席に立った。2球見逃した後の3球目。直球を右翼線に運び、二塁ベース上で右拳を挙げた。「完璧だったので懐かしいというか、よく打っていたライト線だなというような感じで走っていました。また(現役を)やりたくなっちゃいますよね。忘れられない一本になりました」笑顔を見せ、必死に涙をこらえた。登場曲「悲しみなんて笑い飛ばせ」(FUNKY MONKEY BΛBY'S)が流れ、沸き起こった大歓声。「体の全体がしびれるくらいうれしかった」と打席に向かった。大好きな応援歌を体で感じ「2球くらい待とうと思っていた」とチャンス時のテーマに替わる瞬間も打席でしっかり確認した。高津監督から「本塁打を狙ってこい」と言われた通り、強振した結果が鮮やかな二塁打。たゆまぬ努力と、類まれな打撃技術で積み上げた通算安打は1100本に達した。スワローズ一筋で駆け抜けてきたプロ野球人生。引退か、現役続行か、気持ちは揺れ動いた。9月上旬。球団側と話し合いの場を持ち、進退を熟考。チーム野手最年長として臨んだ今季は、故障はなかったが1軍出場がかなわなかっただけに葛藤し続けた。試合前に行われた引退会見で「涙もろい」と口にしたように、目に大粒の涙を浮かべながら決断の理由を口にした。「なかなか諦めきることができなかった。本当に悩んで悩んで、なかなか決断することができなかった。時間がたつにつれて、少しずつ落ち着いて冷静に考えられるようになって、このへんで身を引くのがベストじゃないかと思えてきた」
◆ヤクルト・川端慎吾内野手(37)が27日、今季限りでの現役引退を表明し、東京・北青山の球団事務所で会見を行い、大粒の涙を流した。卓越したバットコントロールで、2015年に首位打者と最多安打のタイトルを獲得。近年は〝代打の神様〟として一打席に懸けてきた。中心選手として3度のリーグ優勝と21年の日本一達成に大きく貢献。広島23回戦(神宮)の七回に代打で今季初打席に立ち、右翼線に二塁打を放って本拠地の大歓声を受けた。家族とともに歩んできた20年間のプロ野球人生だった。今季限りでの現役引退を表明したヤクルト・川端は常々、妻・今日香さん(41)への感謝を口にしてきた。「家を空けることが多くて、いろいろなことを任せてばかりだった。野球に集中させてくれたことは、本当にありがたかった。家族のために頑張っていた。それが全て」2015年に誕生した長男(10)は、テレビ越しにいつも応援してくれていた。シーズン中に遊べる機会は決して多くない。それでも、遠征の移動日には食事をしてから最終の新幹線に乗るなど家族の時間を作り、力に変えてきた。野球一家に育った。父・末吉さん(72)は、大阪の中学硬式野球クラブチーム「貝塚ヤング」で監督を務めている。幼少期は、女子野球元日本代表の妹・友紀さん(36)とともに辺りが真っ暗になるまで父から指導を受けた。数年前からは、年末に愛媛・松山市で行う自主トレで打撃投手を務めてもらうなど、父子の絆は今も変わらない。市和歌山商(現市和歌山)高時代には始発で通い、終電で帰宅する日も多かったが、母・恵子さん(69)が毎日のように最寄り駅まで約20分間車を走らせ送迎してくれた。「両親が一番応援してくれたし、心配してくれた。感謝しかない」。この日は、家族が神宮球場を訪れた。感謝の思いを胸に雄姿を見せた。(赤尾裕希)神宮球場で観戦した川端の父、末吉さん 「まさか20年間も第一線でできて、タイトルも取らせてもらえるなんて夢にも思っていなかった。5、6年前に『代打になるから打ち方も変わるし見てくれ』と言われて、年末に松山で2人での自主トレを始めて、そこから代打として復活してくれて本当にうれしかった。本当にお疲れさまと言ってやりたい。慎吾には夢を見せてもらったので、本当に感謝しかないです」

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 (-) |
阪神 |
84 | 53 | 4 | 0.613 (↓0.005) | - (-) |
2 | 488 (+3) | 346 (+5) | 91 (+1) | 100 (+1) |
0.244 (-) | 2.200 (↓0.02) |
2 (-) |
DeNA |
69 | 65 | 6 | 0.515 (↓0.004) | 13.5 (-) |
3 | 487 (+8) | 443 (+9) | 106 (+3) | 63 (-) |
0.243 (↑0.001) | 2.910 (↓0.04) |
3 (-) |
巨人 |
68 | 69 | 3 | 0.496 (↑0.003) | 16 (↑1) |
3 | 450 (+9) | 453 (+8) | 95 (+1) | 52 (+1) |
0.249 (↑0.001) | 2.970 (↓0.04) |
4 (-) |
中日 |
62 | 76 | 2 | 0.449 (↑0.004) | 22.5 (↑1) |
3 | 395 (+5) | 452 (+3) | 81 (+2) | 79 (-) |
0.232 (↑0.001) | 2.950 (-) |
5 (-) |
広島 |
59 | 76 | 5 | 0.437 (↓0.003) | 24 (-) |
3 | 437 (+1) | 478 (+3) | 71 (-) | 56 (-) |
0.247 (-) | 3.130 (-) |
6 (-) |
ヤクルト |
54 | 77 | 6 | 0.412 (↑0.004) | 27 (↑1) |
6 | 417 (+3) | 539 (+1) | 85 (+2) | 58 (-) |
0.235 (-) | 3.570 (↑0.02) |
コメント