1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 8 | 0 | 1 |
勝利投手:山下 舜平大(1勝0敗0S) (セーブ:マチャド(3勝6敗28S)) 敗戦投手:荘司 康誠(4勝4敗0S) 本塁打 |

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◆オリックスがクライマックスシリーズ進出を決めた。オリックスは0-0で迎えた5回裏、紅林の2ランで先制する。投げては、先発・山下が7回無失点11奪三振の力投。その後は岩嵜、マチャドとつないで完封リレーを展開し、山下は今季初勝利を挙げた。敗れた楽天は、打線が沈黙した。
◆楽天は敵地でオリックス戦。オリックス戦は今季21試合を消化して10勝11敗を残すが、このカードは被打率が2割9分6厘と高め。5安打以下に抑えた試合が1度もなく、逆に10安打以上を許した試合は15度もある。楽天がシーズン同一カードで2桁被安打を15度以上は、05年のソフトバンク戦(17度)と今年のオリックス戦だけ。今日は投手陣が踏ん張ってオリックス打線を抑えられるか。
◆オリックス森友哉捕手(30)がアクシデントに見舞われた。0-0の5回、先頭で楽天荘司の4球目変化球が右足かかと付近に直撃。三塁方向へ倒れ込んだ。足を引きずりながら治療のためベンチに下がった。そのまま代走の西野真弘内野手(35)が送られ、続く紅林弘太郎内野手(23)の8号2ランで先制した勝てばCS進出が決定する一戦。25日のロッテ戦(京セラドーム大阪)で今季1号を放った森の負傷交代に場内は騒然となった。球団は「森友哉選手は、右かかと付近に死球を受けたため、大事を取って交代となりました。現在はアイシングなどを行い、様子を見ています」と発表した。
◆楽天のCS進出が完全消滅し、4年連続のBクラスが確定した。3位オリックスとの直接対決初戦で敗れた。相手先発の山下舜平大投手(23)を攻略できなかった。2回、先頭のルーク・ボイト内野手(34)が右中間フェンス直撃の二塁打を放つなど2死二、三塁のチャンスを作ったが、ものにできなかった。さらに5回1死から宗山塁内野手(22)が右中間フェンス直撃の二塁打で出塁したが、代打村林一輝内野手(27)、小郷裕哉外野手(29)が連続三振に倒れた。先発の荘司康誠投手(24)は5回に紅林に先制2ランを浴びるなど8回途中8安打と打ち込まれたが、2失点にまとめた。打球が左足に直撃するアクシデントを乗り越え、自己最多タイ117球の力投を見せた。
◆オリックスは4位楽天に勝利し、2年ぶりのCS進出を決めた。先発の山下舜平大投手(23)が圧巻の奪三振ショーで昨季9月4日西武戦(ほっともっと神戸)以来、388日ぶりの白星を挙げた。初回に158キロを計測。0-0の5回、1死から楽天宗山に右翼フェンス直撃の二塁打を浴びたが、代打村林をフォークで空振り三振。続く小郷も157キロ直球で空振り三振に仕留めた。7回3安打無失点、11奪三振と好投した。打線は5回。無死一塁で紅林弘太郎内野手(23)が楽天荘司のカーブを左翼へ8号2ラン。「なんとか良い形で後ろにつないで、チャンスを広げたいという気持ちだったんですが、甘く入ってきたカーブを完璧にとらえることができました!ペータ(山下)ががんばって投げていますし、とにかく先制点を取ることができてよかったです!」と喜んだ。これで今季の勝率5割以上が確定した。
◆オリックス岸田護監督(44)がリーグ優勝したソフトバンクについて言及した。「センターラインを始めとした守備では、幾度となく得点を阻まれるプレーがありましたし、打線は、ここぞという時の勝負強さや粘り強さがありました。投手陣も先発、リリーフ陣ともに1人ひとりのボールの質が高く、どうやって打ち崩していくか、悩まされる投手陣だったと思います。また主力選手に変わって出てくる若い選手達が思い切りよくプレーしていることも印象的でした。走攻守すべてにおいてレベルが高く、隙のないチームだったと思います」この日、ソフトバンクがベルーナドームで西武に勝利し、リーグ2連覇。オリックスは今季、対ソフトバンクに7勝15敗、2分け。20日から敵地で4連勝するも、昨季からみずほペイペイドームで13連敗を喫するなど、苦戦した。「強かったですね。バランスも良かったです。けが人もたくさん出ていましたけどね、カバーする選手も出て、選手の層の厚さを感じます」と分析した。チームはこの日4位楽天に勝利し、CS進出が決定。やり返すチャンスは残されている。「この先もCSも1戦1戦必死にやっていく」と意気込んだ。
◆楽天はCS進出の可能性が完全消滅し、4年連続のBクラスが確定した。3位オリックスとの直接対決で完封負けし、今季6試合を残しながら勝率5割以下が決定。三木肇監督(48)は「結果こうなっているのは、もうすべて監督の責任と言いますか、監督の力だと思います」と話し、進退について問われると「そこはノーコメントで」と述べた。相手先発の山下舜平大投手(23)を打ちあぐねた。2回先頭のルーク・ボイト内野手(34)がチーム初安打となる右中間フェンス直撃二塁打で突破口を開いたが、1死一、二塁から宗山塁内野手(22)が空振り三振、2死二、三塁から太田光捕手(28)が見逃し三振に倒れた。5回1死。宗山が右中間フェンス直撃の二塁打で出塁したが、代打村林一輝内野手(27)、小郷裕哉外野手(29)が連続三振を喫し、この日最後となった得点圏を生かせなかった。先発の荘司康誠投手(24)は5回に紅林に先制2ランを浴びるなど8回途中8安打2失点。打球が左足に直撃するアクシデントを乗り越え、自己最多タイ117球の熱投を見せた。三木監督は「少ないチャンスだったですけどね。選手たちはほんとに最後まで諦めず必死にやってくれた」と、たたえた。試合後、球団幹部は三木監督の去就については明言を避けた。
◆オリックス森友哉捕手(30)が負傷交代した。0-0の5回、先頭で楽天荘司の4球目変化球が右足かかと付近に直撃。足を引きずりながら治療のためベンチに下がり、そのまま代走が送られた。岸田護監督(44)は試合後、「打撲なんですけど、大事を取って」と説明した。この日チームはCS進出が決定。主軸の軽症を祈るばかりだ。
◆楽天荘司康誠投手(24)の自己最多タイ117球の熱投は報われなかった。負ければCS進出の可能性が完全消滅する3位オリックス戦に先発。8回途中8安打2失点でまとめたが、4敗目(4勝)を喫し「期待に応えられなかった悔しさを忘れずにこれからやっていきたいと思います」と振り返った。序盤は制球が乱れながらも粘り強くゼロを刻んだ。4回2死から頓宮に二塁打を浴び、続く若月の打球が左膝下付近に直撃するアクシデントもあったが、治療後に続投。最後は三塁手・黒川史陽内野手(24)の好守にも助けられながら杉本を打ち取った。5回1死一塁から紅林に先制2ランを浴びた。「1発を打たれちゃったというのはファンの皆さんに申し訳ないと思います」と悔やんだが、今季最長の7回0/3を投げた。「取られちゃったものは仕方がないので、1人1人全力で投げることだけを考えて投げましたし、気持ちで負けないようにというところを意識しました」。チームを鼓舞する力投で先発の役目は果たした。
◆オリックスは4位楽天に勝利し、3位&2年ぶりのCS進出を決めた。先発の山下舜平大投手(23)が昨季9月4日西武戦(ほっともっと神戸)以来、388日ぶりの白星を挙げた。初回に158キロを計測。0-0の5回、1死から楽天宗山に右翼フェンス直撃の二塁打を浴びたが、「前に飛ばさせないように意識して」と代打村林をフォークで空振り三振。続く小郷も157キロ直球で空振り三振に仕留めた。7回3安打無失点、11奪三振で今季初勝利。それでも「ここまで来るとあまり自分の勝ちは正直どうでもよかったので、チームが勝つために何をするべきかなと3試合考えました」。今季は開幕前に腰のコンディション不良で離脱し、復帰3戦目。7回にも156キロを計測し、107球を投げきった。「時間はかかりましたけど、まだまだやらないといけないことたくさんある。通過点だと思って、もっともっと良くなるかなと思います」と引き締めた。岸田護監督(44)も「力強い球で安心して見ていました。体も問題なさそうですし、よかったです」とたたえた。完全復活した剛腕は「日本一を目指すべき。そこしか狙うところがないと思うので、与えられたポジションでチームが勝つためにどんな手でも使っていきたい」と力を込めた。
◆27日の楽天戦(京セラ)に先発するオリックス・山下が今季3度目の登板で初勝利を目指す。クライマックスシリーズ進出をかけた対決になることも踏まえ、「勝ちにいきたい」と意気込んだ。前回18日の西武戦(ベルーナ)では八回途中1失点で勝ち負けはつかなかったが、パ・リーグタイ記録となる一回の先頭打者から6者連続三振をマークと実力を発揮。腰のコンディション不良で出遅れた剛腕は「少しずつ(投球も)良くなっている」と自信をのぞかせた。
◆オリックス・森友哉捕手(30)がアクシデントに見舞われた。五回に先頭で打席に立ち、先発・荘司の抜けたカットボールを避けようと両足を引いたところ、右かかと付近に直撃。ベンチ裏に下がり、治療したが代走・西野が送られて交代となった。直後に紅林が左翼の5階席に運ぶ2ランで先制した。森は開幕前の3月に右脇腹を痛めて出遅れ、7月には右太もも裏を痛めて戦線離脱。ここまで故障に泣かされるシーズンを過ごしているだけに、再び離脱となればチームに痛手となる。
◆楽天は絶好の先制機を逸した。二回1死一、二塁。7番のドラフト1位・宗山(明大)が空振り三振、続く太田は見逃し三振に倒れた。敵地・京セラドームに詰めかけたイヌワシ党からため息が漏れた。オリックス先発は好投手・山下。打線は五回までに10三振を奪われた。下園打撃コーチは「どの球種も制球がいい。直球に力もあり、変化球も緩急が効いている。連打は難しいので、ワンチャンスをものにしたい」とした。一方で先発した3年目右腕、荘司は一、二回に走者を背負ったが、三回は三者凡退に。四回には、若月の痛烈な打球を左ひざ下付近に受けて、一時ベンチに下がるアクシデントに見舞われた。ベンチから見守った石井投手コーチは「ランナーを背負いながらの投球だが、ここぞという場面ではいいボールがいっている。大事な試合ですので、先制点を与えないように頑張ってほしい」と語った。この日の3位オリックス戦に敗れると、CS出場の道が完全に断たれる。さらに、シーズンの負け越しも確定。三木監督は試合前に「ぎりぎりの位置にいることは分かっている。われわれは、目の前の試合に全力で挑むだけ」と腹をくくった。(広岡浩二)
◆オリックスは4位楽天に快勝し、2年ぶりにクライマックスシリーズ進出を決めた。先発の山下は150キロ超えの直球とフォーク、カーブのコンビネーションで楽天打線を圧倒し、7回無失点11奪三振の好投で今季初勝利。昨年9月4日の西武戦(ほっと神戸)以来、388日ぶりの白星となった。 打線は五回無死一塁で紅林が左翼5階席へ先制2ラン。これが決勝点となった。チームは残り6試合で70勝64敗3分けとなり、シーズンの5割以上が確定した。
◆楽天は零敗を喫し、目の前でオリックスにクライマックスシリーズ進出決定を許した。4年連続のBクラスとシーズン負け越しも確定。今季、5年ぶりに1軍を指揮した三木監督は「結果としてこうなっているのは監督の力だと思う」と責任を自らに向けた。石井ゼネラルマネジャーは「まだシーズンがある。監督(の去就)一つではなく、いろんなことをしっかり精査してやっていく」と述べるにとどめた。
◆楽天はCS出場の道が完全に断たれ、シーズン負け越しも確定した。荘司が先発し、7回0/3を8安打2失点ながら4敗目。「大事な試合で期待に応えられなかった。悔しさを忘れずにやっていく」と明かした。打線は相手先発、山下らを攻めあぐね3安打無得点。三木監督は、Aクラス入りを逃し「自分の力です。まだ大事な試合が残っているので全力で挑む」と語った。
◆楽天が、三木肇監督(48)の来季続投について今季終了後に精査して判断することが27日、分かった。チームは同日のオリックス22回戦(京セラ)で零敗を喫し、4年連続のBクラスとシーズン負け越しが確定。三木監督は2020年以来、5年ぶりに1軍で指揮を執り、64勝71敗2分けの4位。石井一久ゼネラルマネジャー(52)は監督人事が白紙ではないことを強調した上で「シーズン中なので、現時点で何も決まっていない。チーム編成なども決まり次第、皆さんにお伝えいたします」と説明した。
◆復活を遂げた剛腕が、クライマックスシリーズ(CS)進出に導いた。オリックス・山下舜平大投手(23)が今季3度目の先発で好投し、初白星を挙げた。「尻上がりに良くなっていった」三、五回にそれぞれ二塁打からピンチを招いたが、三振でしのいだ。最速158キロで、11奪三振をマーク。今季最多107球を投げ、7回無失点で役目を終えた。腰のコンディション不良の影響で出遅れた今季の1軍初登板は9月7日の日本ハム戦(京セラ)。昨年9月4日の西武戦(ほっと神戸)以来、388日ぶりの白星に「ここまで来ると自分の勝ちは正直どうでもよかった」と控えめに喜んだ。腰に巻くベルトに刻んだ英語のフレーズが山下の生き方を表している。日本語訳は「すべてがナンバーワンへの道だから」―。度重なる腰の不調に悩まされ、長いリハビリを経験してきた右腕は「遠回りはない。全部意味のあるものにすればいい」という前向きな思考でナンバーワンへの道を突き進んでいる。チームはシーズン勝率5割以上が確定し、2年ぶりのCS進出を決めた。山下はプレーオフへ「与えられたポジションでチームが勝つために、どんな手でも使っていきたい」と引き締めた。(織原祥平)
◆2年ぶりのクライマックスシリーズ進出を決めたオリックスが、近日中に岸田護監督(44)へ来季の続投を要請することが27日、分かった。就任1年目の今季は開幕から5月まで首位を維持。その後は故障者が続出して救援陣が手薄となった影響などで後退したが、一度も借金を作ることなく、この日3位を確定させた。球団側は手腕を高く評価しており、2年目となる来季も指揮を任せる方針だ。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 (1↑) |
ソフトバンク |
84 | 51 | 4 | 0.622 (↑0.003) | - (-) |
4 | 531 (+4) | 382 (+1) | 93 (-) | 97 (-) |
0.256 (-) | 2.410 (↑0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
81 | 56 | 3 | 0.591 (↑0.003) | 4 (-) |
3 | 542 (+2) | 402 (-) | 128 (+1) | 73 (+1) |
0.249 (↓0.001) | 2.550 (↑0.02) |
3 (-) |
ORIX |
70 | 64 | 3 | 0.522 (↑0.003) | 13.5 (-) |
6 | 469 (+2) | 492 (-) | 95 (+1) | 57 (-) |
0.254 (-) | 3.330 (↑0.03) |
4 (-) |
楽天 |
64 | 71 | 2 | 0.474 (↓0.004) | 20 (↓1) |
6 | 428 (-) | 501 (+2) | 70 (-) | 106 (-) |
0.246 (↓0.001) | 3.350 (↑0.01) |
5 (-) |
西武 |
61 | 73 | 3 | 0.455 (↓0.004) | 22.5 (↓1) |
6 | 388 (+1) | 436 (+4) | 77 (-) | 88 (+1) |
0.232 (↓0.001) | 2.940 (↓0.01) |
6 (-) |
ロッテ |
55 | 80 | 3 | 0.407 (↓0.003) | 29 (↓1) |
5 | 432 (-) | 540 (+2) | 73 (-) | 67 (-) |
0.241 (↓0.001) | 3.630 (↑0.01) |
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