ロッテ(★0対2☆)日本ハム =リーグ戦23回戦(2025.09.27)・ZOZOマリンスタジアム=
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日本ハム
0110000002401
ロッテ
0000000000600
勝利投手:達 孝太(8勝2敗0S)
敗戦投手:種市 篤暉(8勝8敗0S)

本塁打
【日本ハム】清宮 幸太郎(12号・2回表ソロ)

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◆日本ハムは2回表、清宮幸のソロで先制する。続く3回には矢澤の適時打で1点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・達が9回無失点の快投。プロ初完封で今季8勝目を挙げた。敗れたロッテは、先発・種市が9回15奪三振の力投を見せるも、打線が援護できなかった。

◆日本ハムが奇跡の大逆転Vを果たすには、残り4試合で4連勝し、首位ソフトバンクが残り5試合を5連敗する道しかない。どちらかが引き分けをしても、リーグ制覇の夢は途絶える。崖っぷちの状況で先発マウンドに立つのは達孝太投手(21)だ。ロッテ戦は今季4試合に先発して2勝0敗、防御率1・46と相性がいい。海賊打線も敗れればV逸が決まっていた26日西武戦(ベルーナドーム)で15安打8得点と爆発した。ソフトバンクは日本ハムと入れ替わるように、この日は西武とベルーナドームで戦う。日本ハムは直線距離で約60キロ離れたZOZOマリンでロッテと戦う。ともに午後6時に試合開始予定だ。

◆日本ハム万波中正外野手(25)が27日、腰痛のため1軍登録を抹消された。今季は127試合に出場し、本塁打はチーム2位の20本放つも、打率は2割2分9厘と低迷。9月21日ロッテ戦(エスコンフィールド)を最後に4試合連続で、スタメンを外れていた。代わって2年目の進藤勇也捕手(23)が1軍に再昇格した。

◆日本ハム新庄剛志監督(53)が3年ぶりに出場選手登録が抹消された万波中正外野手(25)について言及した。試合前に取材対応し、万波の抹消理由について「腰」と痛めた箇所を説明。25日西武戦(ベルーナドーム)の試合前練習中に痛めたという。「たぶん(腰を)回すのもつらくて。(25日は)スタメンだったんですけど外して、(翌日も)様子を見たら、あんまよくない」と抹消に至った経緯を明かした。この日、万波は2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で体を動かした。新庄監督は「クライマックスまでには大丈夫なんで」と軽症を強調した。今季の万波は127試合に出場し、本塁打はチーム2位の20本放つも、打率は2割2分9厘と低迷。9月21日ロッテ戦(エスコンフィールド)を最後に4試合連続で、スタメンを外れていた。代わって2年目の進藤勇也捕手(23)が1軍に再昇格した。

◆日本ハムが先発全員三振を記録した。ロッテ先発の種市篤暉投手(27)の前に1回は1番矢沢、2番五十幡、3番水野が3者連続三振。2回も先頭の4番郡司が空振り三振を喫したが、5番清宮幸が先制の12号ソロ。「4者連続三振だったので、何とか流れを変えたいと思っていました。最高の結果になってよかったです」と連続三振を食い止めたが、6番石井と7番水谷は空振り三振に終わった。3回は3安打を集中して2点目を奪ったが、3番水野が2個目の三振。4回は先頭で5番清宮幸が空振り三振を喫した。そして5回は3回に安打を放っていた8番進藤が見逃し三振、9番奈良間は空振り三振で先発全員三振となった。ちなみに5回は1番矢沢も空振り三振で初回に続いて3者連続三振を奪われた。引き分け以下ならV逸が決まる試合で5回までに11三振となったが、日本ハムの先発達も好投。試合は5回終了時で2-0とリードした。

◆社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動として、認定NPO法人Being ALIVE Japanが運営する「TEAMMATES(チームメイツ)」事業でロッテに入団した、宇野沢優翔くんが始球式を行った。宇野沢くんはセットポジションから力強く腕を振り、鋭いノーバウンドのストライク投球を披露。投球後はほっとしたように笑顔を浮かべた。始球式後は「とても緊張をしていましたが、始球式の前に選手の皆さんが『頑張って!』とたくさん声をかけてくれたので緊張が和らぎ、落ち着いて楽しく投げることができました。投球は100点です!満員のZOZOマリンスタジアムで始球式をすることができて、とても貴重な経験をさせて頂きました。ありがとうございました!」とコメントした。

◆日本ハムが先発全員三振を記録しながら2連勝した。ロッテ先発の種市篤暉投手(27)の前に1回は1番矢沢、2番五十幡、3番水野が3者連続三振。2回も先頭の4番郡司が空振り三振を喫し、6番石井と7番水谷は空振り三振に終わった。4回先頭の5番清宮幸が空振り三振を喫し、5回は8番進藤が見逃し三振、9番奈良間は空振り三振で先発全員三振を喫した。そんな三振祭りだったが、好機ではしっかり打った。2回1死で清宮幸が「4者連続三振だったので、何とか流れを変えたいと思っていました。最高の結果になってよかったです」と右中間へ12号ソロで先制。3回無死二、三塁で矢沢が「進藤と奈良間が連打でチャンスを作ってくれたので、良い流れに続きたいと思っていました。追加点を取ることができてよかったです」と右前適時打で、好投手から2点目を奪った。投げては達孝太投手(21)が9回無失点で、プロ初完封。新人王争いへアピールの8勝目となった。

◆日本ハム新庄剛志監督(53)は試合前、苦笑いをしながらグラウンドに登場した。「万波君、野村君、レイエス君。腰、かかと、かかと。まあでも、クライマックスまでにはたぶん大丈夫」。この日、今季20本塁打の万波が3年ぶりに出場選出登録を外れた。理由は腰痛。25日西武戦の試合前練習で痛めた。様子を見たが回復は思わしくなく、CSへ向けて万全に整えることになった。野村は同戦の9回に代打で遊ゴロを放って一塁ベースを駆け抜けた際に右かかとに痛みが走ったという。レイエスは以前から抱えている両足のかかと痛が悪化。「私生活だって、くしゃみして(体のどこかが)『あ、やばい、やばい』ってなるのに(笑い)。1年間ずっと野球してたら、なんかありますよ」と新庄監督。野村とレイエスはベンチスタートとなり、試合は始まった。レイエス(32本)、万波(20本)、野村(8本)の計60発トリオを欠いた海賊打線だが、2回に清宮幸が先制12号ソロ。3回は矢沢も適時打を放った。ロッテ種市に、5回までに先発全員三振を奪われたものの、少ないチャンスを生かして得点。先発達も好投した。誰が出ても変わらない、最後まであきらめない姿をチーム全体で体現した。【木下大輔】

◆新人王へ大きなアピール達孝太 圧巻のプロ初完封?負けられない試合で飄々と9イニングを投げ抜いた??新庄監督も笑顔でハイタッチ!<投球内容>回:9球:126安:6振:5四:0死:0失:0?プロ野球(2025/9/27)??ロッテ×日本ハム??Live on DAZN #オレをみろ#lovefighters... pic.twitter.com/l1UJ1uudbY

◆ロッテは今季24度目の完封負けで連勝が「4」でストップした。先発の種市篤暉投手(27)は9回4安打2失点、自己最多の15奪三振と試合を作った。3者連続三振で初回を無失点に抑えると、2回の先頭も三振にしたが清宮に右翼への先制ソロを浴びた。3回には先頭から連打を浴び無死二、三塁で矢沢に右前適時打を許した。それでもそれ以降は一度も安打を許さない力投で試合を作った。野手陣は日本ハム先発の達を前に序盤にチャンスを作ったが援護できなかった。

◆2位日本ハムが先発全員三振を記録しながら2連勝した。投げては達孝太投手(21)が9回無失点で、プロ初完封。新人王争いへアピールの8勝目となった。V逸が決まった新庄剛志監督(53)は、達の新人王の可能性が高まり「新人王確定? 完封がでかいね。順位は関係あるの?(「記者の印象です」という報道陣のこたえに)印象?」と聞いてから、何やら言おうとして「余計なこと言わんとこ(笑い)」と、口チャックした。9回に登板させる前には、ベンチで握手をして降板と思わせながら続投。「解説者が"達君終わりですねえ。握手してますね"って、(9回も)行かせる(笑い)」。中継の様子も踏まえながらのフェイクコミュニケーションを挟み、完封劇をお膳立てした。新人王は1度しか取れない貴重なタイトル。指揮官は「本人はあんまりこだわってないかもしれないけど、新人王ってね、1年に1回しかない。1人しかとれないんで。(最終戦の)10月4日も投げさせたいっちゃ投げさせたいですけど。それは考えます。ちょっとピッチングコーチと話をして。本人は投げたいでしょ」と話した。

◆ロッテは今季24度目の完封負けで連勝が「4」でストップ。両リーグ最速で80敗に到達した。先発の種市篤暉投手(27)は9回4安打2失点、自己最多の15奪三振と試合を作った。3者連続三振で初回を無失点に抑えると、2回の先頭も三振にしたが清宮に右翼への先制ソロを浴びた。3回には先頭から連打を浴び無死二、三塁で矢沢に右前適時打を許した。それでもそれ以降は一度も安打を許さない力投で試合を作った。吉井理人監督(60)は「種市はよかった。なぜか3回だけ変化球が高めにいっていたが、それ以外は完璧だった」と評価した。「まっすぐも強かったですし、フォークも低め決まっていた。ただ、今日はファイターズの作戦がみんなバッターボックスの前に立っていた。それで真っすぐ狙いできてたと思うんで。まあ参考記録ですね。まだまだ良くなります」とさらなる飛躍に期待した。野手陣は日本ハム先発の達を前に序盤にチャンスを作ったが援護できなかった。「まっすぐがいい投手なので、そこやっつけようと思ったんですけども、今日は変化球でかわされてしまって、最後まで対応できなかった」と振り返った。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が2回1死で決勝打となる先制12号ソロを放った。23日の本拠地最終戦セレモニーで新庄監督に「清宮"アカン"太郎」と言われて以降、25日西武戦から3戦2発、12打数5安打5打点と発奮。「欲言えばもう2本ぐらい打てた。そこは悔しい。今日は(先発の)達が頑張ってくれたんで感謝です。もっと点を取って楽に投げさせたかったんですけど」と反省も忘れなかった。

◆ロッテ先発の種市篤暉投手(27)が9回4安打2失点、自己最多の15奪三振と試合を作った。3者連続三振で初回を無失点に抑えると、2回の先頭も三振にしたが清宮に右翼への先制ソロを浴びた。「データ的には長打インコースっていうのはわかってた中で、今日の真っすぐならいけるだろうと過信してしまった」と振り返った。3回には先頭から連打を浴び無死二、三塁で矢沢に右前適時打を許したものの、それ以降は一度も安打を許さない力投で試合を作った。自己最多15奪三振に「まっすぐは良かったので、よりフォークが生きた」と語った。好投したものの打線が援護できず黒星を喫し、「調子が良かった分、ちょっと雑になってたのが良くなかったなと思います。もっと丁寧に行くべきだったなと思いますし、そこが一番の反省点です。でも、まっすぐはメカニック的にも自分の納得いくものが出せたので、そこは良かった」と話した。中6日で回るとすれば10月4日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で今季最終登板の予定。「もちろん、行けと言われたら行くので、その準備はしていきたいなと思います」と話した。

◆悲願のリーグ優勝を逃した日本ハム新庄剛志監督(53)が自身のインスタグラムのストーリーズで率直な気持ちを投稿した。同学年のソフトバンク小久保裕紀監督(53)の胴上げシーンの映像とともに「悔しくて悔しくて 言葉にするのは難しいけど 小久保監督 素直におめでとう 本当に強かった」とリーグ2連覇をたたえた。続けて「しかし 実力の差は 間違いなく縮まってきてる!!」とも記した。これで日本ハムは2年連続の2位が確定したが、昨季は13・5ゲーム差だったが、今季は現状で5ゲーム差。この悔しさを10月11日から始まるCSにぶつける。

◆日本ハムの9年連続V逸が決まった。ロッテ戦は達孝太投手(21)のプロ初完封で勝利したが、マジック1としていたソフトバンクも勝ち、逆転優勝の望みを絶たれた。就任4年目の新庄剛志監督(53)は、豊富な先発陣と強力な海賊打線を擁して前半戦を1位で折り返したが、7月末に昨季王者に追い越され、2年連続の2位が確定した。10月11日から本拠地エスコンフィールドで3位オリックスを迎え撃つ、CSファーストSを勝ち上がり、ファイナルSでやり返す。達が悪夢に打ち勝ち、プロ初の完封勝利を飾った。8回を投げ終わり、ベンチで新庄監督から握手を求められた。「(手を)出されたんで『もう終わりかー』と思ってしなかったんですけど、(新庄監督から)『いや、パワーあげる』って言われたので、しました(笑い)」。9回は9球で3者凡退。自己最多125球を投げ、6安打無失点で8勝目(2敗)を挙げた。4日のロッテ戦で7勝目を挙げから、12日西武戦は7回2失点で黒星。前回登板の20日ロッテ戦も5回7安打4失点で勝てなかった。「野球のことを考えない、考えない、みたいな(笑い)。そんな感じだったっす」。その意識が裏目に出て「夢に出てきた。打たれる夢。最悪っすよ(笑い)。打たれたら、起きるんすよ」。眠れない夜を乗り越え、約2週間ぶりの勝利をつかんだ。新人王候補としても大きな印象度となる完封勝利。新庄監督は「新人王って1年に1回しかない。1人しか取れないんで。(最終戦の)10月4日の登板は投手コーチと話します」と、CSも見据えながら、次回登板を検討していく。

◆日本ハム・新庄剛志監督(53)はクライマックスシリーズ(CS)を見据えての選手起用に切り替えた。これまで指揮官は「やっぱりリーグ優勝が一番大事。リーグ優勝できなかったら、2位も6位も一緒という感覚で戦っていたので。2位でCSに行ったとしても、ちょっと表情は暗くなるかなという気持ちはあります。正直、テンションが下がる」と話してきたが、現実から目を背けるわけにはいかない。27日の試合前、新庄監督は「万波くん、野村くん、レイエス。腰、かかと、かかと。そりゃ、1年間ずっと野球してたら、何かはありますよ。でも、まあ、CSまでにはいけるから大丈夫」と説明。先発予定だった25日西武戦の試合前練習で腰を痛めた万波を出場選手登録から外した。また、同戦の九回に遊ゴロで一塁を駆け抜けた際に右かかとを痛めた野村、さらに持病の両かかと痛悪化のレイエスを当面は先発起用しない方針を明かした。計60本塁打(レイエス32本、万波20本塁打、野村8本塁打)を記録している3人抜きで、27日のロッテ戦は臨んだ。さらに、残り試合で昨季の台湾MVP右腕・古林睿煬(グーリン・ルェヤン)を先発復帰させることも明言した。今月18日のソフトバンク戦で1点リードの八回に来日初の救援登板し、?回2失点で敗戦投手。23日の楽天戦でも救援していた。「残り試合を見て。CSは調子のいいメンバーを集めたいから」と指揮官。日本ハムに消化試合はない。

◆日本ハム・清宮幸太郎内野手(26)が先制の12号ソロを放った。二回1死。1ボール2ストライクから153キロの直球を右中間席に運んだ。ロッテ先発・種市の前に一回は矢沢、五十幡、水野が3者連続空振り三振。二回も先頭の郡司が空振り三振に倒れた直後の一撃に、清宮幸は「4者連続三振だったので、何とか流れを変えたいと思っていました。最高の結果になってよかった」と振り返った。

◆日本ハムの達がプロ初完封で8勝目。球威、制球ともに良く、無四球で投げ抜いた。打線は二回に清宮幸のソロで先制。三回には進藤、奈良間、矢沢の3連打で加点した。ロッテは種市が15奪三振で完投したが、打線が沈黙した。

◆ロッテの種市は最速155キロの速球と低めに制球されたフォークボールで三振の山を築いた。一回は全て決め球が速球で3者連続三振に仕留めるなど、自己最多の15奪三振。「真っすぐが良かったので、よりフォークが生きた」と納得の表情だった。128球で完投したが、三回までの失点が響いて8敗目。二回に清宮幸に浴びたソロは内角の速球を右中間に運ばれた。「データ的には長打はインコースとわかってた中で、今日の真っすぐならいけるだろうと。僕の過信」。3連打で失点した三回については「(制球が)アバウトになってしまった」と悔しそうに言った。

◆シーズン140試合目でのとにかく〝明るい〟終戦。日本ハム・新庄剛志監督(53)は開口一番「新人王確定? 完封はでかいね」と、プロ初完封で8勝目を挙げた達孝太投手(21)をたたえた。自身が監督に就任した2022年入団のドラフト1位右腕。4年目ながら新人王有資格者である達とベンチ内での〝寸劇〟で盛り上げた。116球で八回を投げ終えた達に、握手を求めた。「〝交代かよ〟と思って手を出さなかった」という達に、「パワーをあげる。完封いくぞ!」と声を掛けて再び手を差し出した。指揮官は「(テレビ)解説者に『達くん、終わりですね』と言わせて、(九回も)投げるんか~いってオチ」と得意満面だった。そして「新人王は1年で1人しか取れないから。何とか取ってほしいし、投げさせたいっちゃ投げさせたい」と今季最終戦となる10月4日のロッテ戦(ZOZOマリン)で登板させる可能性も示唆した。勝利から38分後。ソフトバンクがリーグ連覇し、貯金25ながら2位が確定した。「リーグ優勝できなかったら、2位も6位も一緒という感覚で戦っていたので。2位でCSに行ったとしても、正直、テンションが下がる。でも、そうなった場合はもちろん、ファンのために日本一を目指してやっていく」と話してきた指揮官。ポストシーズンの主役は譲らない。(東山貴実)オリックスとのCSファーストステージを万全の態勢で迎えるため、新庄監督は27日の試合前に腰痛の万波を出場選手登録から外し、かかと痛のレイエス、野村も当面はスタメン起用しない方針を明かした。さらに、今月2試合に救援で起用した昨季の台湾MVP右腕・古林睿煬(グーリン・ルェヤン)をレギュラーシーズンの残り試合で先発復帰させることも明言。「CSは調子のいいメンバーを集めたいから」と虎視眈々と策を練る。6安打無四球でプロ初完封勝利を挙げた日本ハム・達 「やっとスね。新人王? ここにいる皆さんが投票してくれたら(笑)。こっちはコントロールできないので」

◆シーズン140試合目での〝明るい〟終戦。日本ハム・新庄剛志監督(53)は開口一番「新人王確定? 完封はでかいね」と、プロ初完封で8勝目を挙げた達孝太投手(21)をたたえた。自身が監督に就任した2022年入団のドラフト1位右腕。4年目ながら新人王有資格者である達が116球で八回を投げ終えベンチに戻ってくると握手を求めた。「〝交代かよ〟と思って手を出さなかった」という達に、「パワーをあげる。完封いくぞ!」と声を掛けて今度は本当に握手。指揮官は「(テレビ)解説者に『達くん、終わりですね』と言わせて、(九回も)投げるんか~いってオチ」と得意満面。新人王の援護射撃に、今季最終戦となる10月4日のロッテ戦(ZOZOマリン)に登板させる可能性も示唆した。勝利から38分後。ソフトバンクがリーグ連覇し、残り3試合を残してシーズン81勝、貯金25ながら2位が確定した。新庄監督は自身のインスタグラムのストーリーズに「悔しくて悔しくて 言葉にするのは難しいけど 小久保監督 素直におめでとう 本当に強かった」と投稿。同学年の敵将を心から祝福した。ただ、2年連続の2位も、昨年は13・5ゲーム差と大きく引き離されての2位。「しかし、実力の差は間違いなく縮まっている」と付け加え、CSファイナルステージでの対戦に向けて〝宣戦布告〟した。(東山貴実)

◆ロッテの来季監督が白紙となっていることが27日、分かった。就任3年目の吉井理人監督(60)の続投可否は今季終了後に判断され、交代となればサブローヘッドコーチ(49)、福浦和也2軍監督(49)が候補に挙がるが、外部招へいの可能性も残されている。チームは既に最下位が決まっており、この日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で今季24度目の完封負けを喫し、両リーグ最速で80敗に達した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
優勝
(1↑)
ソフトバンク
84514 0.622
(↑0.003)
-
(-)
4531
(+4)
382
(+1)
93
(-)
97
(-)
0.256
(-)
2.410
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
81563 0.591
(↑0.003)
4
(-)
3542
(+2)
402
(-)
128
(+1)
73
(+1)
0.249
(↓0.001)
2.550
(↑0.02)
3
(-)
ORIX
70643 0.522
(↑0.003)
13.5
(-)
6469
(+2)
492
(-)
95
(+1)
57
(-)
0.254
(-)
3.330
(↑0.03)
4
(-)
楽天
64712 0.474
(↓0.004)
20
(↓1)
6428
(-)
501
(+2)
70
(-)
106
(-)
0.246
(↓0.001)
3.350
(↑0.01)
5
(-)
西武
61733 0.455
(↓0.004)
22.5
(↓1)
6388
(+1)
436
(+4)
77
(-)
88
(+1)
0.232
(↓0.001)
2.940
(↓0.01)
6
(-)
ロッテ
55803 0.407
(↓0.003)
29
(↓1)
5432
(-)
540
(+2)
73
(-)
67
(-)
0.241
(↓0.001)
3.630
(↑0.01)