1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 9 | 1 | 1 |
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 |
勝利投手:河村 説人(2勝1敗0S) (セーブ:横山 陸人(2勝4敗9S)) 敗戦投手:伊藤 大海(14勝7敗0S) 本塁打 |

![]() |
![]() |
![]() |
◆ロッテが投手戦を制した。ロッテは2回表、ソトの一発と佐藤の適時打で2点を先制する。投げては、先発・河村が7回無失点の好投。その後は高野脩、横山とつないでリードを守り抜き、河村は今季2勝目を挙げた。敗れた日本ハムは、散発3安打の無得点と打線が沈黙した。
◆指原莉乃プロデュースのアイドルグループ「=LOVE」のメンバーで日本ハムファンの高松瞳(24)が、人生初のファーストピッチを務めた。本番前には「めちゃめちゃ緊張しているんですけど、全力で頑張りたいと思いまーす」と意気込んだ。背番号13のユニホーム、ミニスカート姿でマウンドへ。投球は一塁側にそれ、2バウンドで捕手役の山県秀内野手(23)のミットにおさまった。大役を終えた高松は「楽しく投げられました!!」と感激していた。試合後はグループでミニライブを行う。
◆指原莉乃プロデュースのアイドルグループ「=LOVE」が、3回の日本ハムの攻撃終了後、球団公式チア「ファイターズガール」と仲良く、きつねダンスに興じた。きつねの耳、しっぽをつけ、それぞれミニスカートを振り乱しながら、楽しそうに踊っていた。試合前のファーストピッチでは、メンバーの1人で日本ハムファンの高松瞳が、人生初のファーストピッチを務めた。
◆プロ初の中4日で先発した日本ハム伊藤大海投手(28)は7回103球、7安打2失点、8奪三振で降板し、7敗目を喫した。2回に先頭のソトに先制13号ソロを献上。さらに藤岡、安田、佐藤に3連打を浴びて2点目も失った。3回以降は無失点と試合をつくったが、味方打線がロッテ河村の前に7回まで2安打無得点。逆転優勝へ負けられない中でリードを許したまま降板した。キャリアハイ更新の15勝目は手にできず、チームも逆転Vが厳しくなる痛恨の黒星。伊藤は「中4日での登板でしたが、体調は特に気になりませんでした。ただ1発で先制点を与えてしまったことが悔やまれます。その後も出塁を許してしまい、攻撃へ流れを引き寄せられず悔しい気持ちです」と振り返った。
◆ロッテが連敗をストップさせた。先発の河村説人投手(28)が地元北海道で圧巻の投球を見せた。自己最長の7回108球を投げきり、被安打はわずか2で無失点と試合を作った。初回から安定した投球で日本ハム打線を抑えた。5回に水谷にこの日初安打を許したものの、落ち着いて後続を抑えた。7回には先頭打者の郡司に左前打を浴びたが、3者連続三振と寄せ付けなかった。北海道むかわ町出身の河村の母校の星槎道都大は、エスコンフィールドからわずか約3キロという近さに位置する。前回8月14日の同球場での凱旋(がいせん)登板は3回2/3を5失点(自責4)と悔しいマウンドにだったが、リベンジを果たした。野手は2回にネフタリ・ソト内野手(36)のソロで先制。続く藤岡裕大内野手(32)、安田尚憲内野手(26)、佐藤都志也捕手(27)の3連打で追加点を挙げた。
◆2年連続Bクラスが決まった広島は22日、中崎翔太投手(33)、坂倉将吾捕手(27)、菊池涼介内野手(35)、二俣翔一内野手(22)、秋山翔吾外野手(37)、野間峻祥外野手(32)の6選手の出場選手登録を抹消した。明日23日に若手を中心に1軍登録される見込みで、シーズン残り6試合は若手に切り替えて臨む。
◆2位日本ハムの連勝が2で止まり、前回優勝した16年以来9年ぶりの80勝到達は、次戦以降にお預けとなった。逆転優勝へ極めて厳しい状況になったが、新庄剛志監督(53)は「あした! あした!」とコメント対応した。ロッテ投手陣相手に"海賊打線"が3安打無得点と沈黙。初めて中4日で先発したエース伊藤大海投手(28)は、7回7安打2失点と粘ったが、キャリアハイ15勝目は次回登板まで持ち越しとなった。この時点で首位ソフトバンクのマジックは6に減った。午後6時開始のソフトバンク-オリックス(みずほペイペイドーム)でソフトバンクが勝つと、さらにマジックは5に減り、2位日本ハムとのゲーム差は3・5に開く。
◆ロッテ先発の河村説人投手(28)が地元北海道で圧巻の投球を見せた。自己最長の7回108球を投げきり、被安打はわずか2で無失点と試合を作った。初回から安定した投球で日本ハム打線を抑えた。5回に水谷にこの日初安打を許したものの、落ち着いて後続を抑えた。7回には先頭打者の郡司に左前打を浴びたが、続く清宮幸、野村、石井から3者連続三振を奪って反撃の糸口を与えなかった。北海道むかわ町出身の河村の母校の星槎道都大は、エスコンフィールドから約3キロに位置する。前回8月14日の凱旋(がいせん)登板では3回2/3を5失点(自責4)と悔しいマウンドにだったが、リベンジを果たした。
◆2位日本ハムが繰り出した勝負手は実らず、奇跡の逆転Vが遠のく痛恨の黒星を喫した。新庄剛志監督(53)がプロ初の中4日で投入したエース伊藤大海投手(28)が7回2失点と粘投も、海賊打線がわずか3安打と沈黙した。今季11度目の0封負けで首位ソフトバンクとのゲーム差は詰められず、2・5のまま。まだ9年ぶりのリーグ制覇の可能性はあるが、残りは7試合。崖っぷちに立たされた。試合が終わった瞬間、新庄監督はグラウンドにくるりと背を向け、すぐにベンチ裏へ引き揚げた。何が何でも勝って、奇跡の逆転優勝への可能性を高めたかった試合。そのためにエース伊藤をプロ入り後初めて中4日で先発させた。結果は0-2。重い、重い黒星。試合後、指揮官の取材対応はなかった。球団を通じて発信されたコメントは「あした! あした!」。それだけだった。伊藤は粘投した。前回先発した17日楽天戦では左足つま先に打球直撃のアクシデントもありながら7回99球。この日も6回までに92球を投げていたが、新庄監督と話し合って7回も続投して103球、2失点にまとめた。ハイクオリティースタート(7回以上、自責点2以下)。普段なら十分に先発の役目は果たしたという内容だが、2回にロッテ・ソトに浴びた先制弾などの2失点は結果的に痛かった。エースを援護したかった"海賊打線"も、まさかの沈黙だった。8月14日の対戦では4回途中でKOしていた河村から先頭打者が出塁できたのは7回の1イニングだけ。本拠地は大きく盛り上がったが、後続3人が凡退で反撃ムードは高められなかった。テンポよく投げ込む伊藤と同い年の道産子右腕に7回まで2安打無得点と抑え込まれ、相手救援陣も崩すことができなかった。勝負手を打って、痛恨の黒星。この結果は悔やんでも、ひっくり返らない。日本ハムが9年ぶりのリーグ優勝をたぐり寄せるために、できる最大限の結果は残り7試合を勝ち続けること。だからこそ、新庄監督は「あした! あした!」と前だけを見るコメントを発信した。23日はレギュラーシーズンの本拠地最終戦。超満員必至のエスコンフィールドで、みんなの夢をつなぎたい。【木下大輔】
◆エース決死の登板も勝利を呼び込むことはできなかった。日本ハム伊藤大海投手(28)がプロ初の中4日で先発マウンドに上がった。7回7安打2失点と粘ったが、頼みの海賊打線が最下位ロッテ投手陣相手に3安打無得点と沈黙。援護を得られず、エース右腕の自己最多15勝目は次回登板までお預けとなった。チームの連勝も2でストップし、奇跡の逆転優勝に向けて厳しい状況に立たされた。伊藤が優勝への重責を担い必死で腕を振ったが、勝利にはつながらなかった。「先制点を与えてしまった部分と、流れをつくれなかったという事実がある。今日求められていたクオリティーとはかけ離れていた。1発で先制点を与えてしまった。その後も出塁を許してしまい、攻撃へ流れを引き寄せられず悔しい」。自身の勝利より、チームを勢いづけられなかった無念さがあふれ出た。中4日とハードな日程の中、気持ちのこもった投球を披露した。2回こそ、ソトのソロなどで2点を失うも、3回以降は走者を背負いながら無失点。6回までに92球を投げていたが、新庄監督に「行かせてください」と志願し7回103球の力投。加藤投手コーチは「中4日という中で、100球ぐらいが想定される中で7回まで投げてくれたのは、本当に期待に応えるというか、それ以上の仕事をしてくれた」と激賞した。ロッテ河村も東京の大学へ進むも、北海道の大学に入りなおし、1年遠回りしてプロ入りした、似た境遇の道産子同学年だった。20年10月の北海道大学王座決定戦で、伊藤が苫小牧駒大エースとして、河村は星槎道都大のエースとして対戦して以来の直接対決。5年前は勝敗つかずドローも、プロでの初対決は黒星となった。伊藤は「(河村は)ケガで苦しんで来たと思う。また新たなライバルとして戦っていけたら。今日、すごくいいピッチングをしていたし、自分も負けないように、同級生、北海道の代表として頑張りたい」。この刺激を、さらなる成長の糧にする。残りは、首位ソフトバンクとの直接対決1試合を含む7試合。次回登板はきょう23日の体の張りやチームの置かれた状況を見ながら検討することとなった。「体は元気。任されたところで仕事をする。厳しい状況ではありますが、まだみんな諦めていない。最後みんなで笑って終われるシーズンにしたい」。逆転優勝へ、最後まで体を張って戦い抜く。【永野高輔】
◆逆転優勝へ、負けられない戦いが続く日本ハムは伊藤大海投手(28)がプロ入り後、初めて中4日で先発。7回7安打2失点でリードを許した状態でマウンドを降り、節目の15勝目は次回以降にお預けとなった。「攻撃へ流れを引き寄せられず悔しい気持ちです」二回、5番・ソトに右中間への先制13号ソロを被弾。さらに無死一、三塁で佐藤に左前適時打を浴び、2点を失った。先発投手陣の屋台骨を支える右腕は「中4日での登板でしたが、体調は特に気になりませんでした。ただ1発で先制点を与えてしまったことが悔やまれます」と唇をかんだ。
◆パ・リーグ首位のソフトバンクを2・5ゲーム差(試合前時点)で追っていた同2位の日本ハムは、今季リーグトップ14勝のエース、伊藤大海投手(28)をプロ入り後初の中4日で先発マウンドに送ったが、最下位ロッテに敗れた。打線が散発3安打と沈黙し、今季11度目の零封負け。新庄剛志監督(53)は取材対応せず、球団を通じて「あした!あした!」とコメントした。伊藤は二回、5番・ソトに右中間席最前列へ先制13号ソロを被弾。その後、無死一、三塁のピンチを招くと、8番・佐藤には左前適時打を浴び「攻撃へ流れを引き寄せられず悔しい気持ちです」と唇をかんだ。相手先発は同学年で同じ北海道出身の河村。ともに東京にある大学を中退し、道内の大学(伊藤は苫小牧駒沢大、河村は星槎道都大)から1年遅れでプロ入りした。共通点が多い右腕に投げ負けたが「同級生として負けないように。新たなライバルとして今後も戦っていけたら」と前を向いた。加藤投手コーチは、中4日で力投した伊藤を「ゲームをつくって期待以上の仕事をしてくれた。本当によくやってくれた」とねぎらった。負けられない戦いが続く中で痛恨の零封負けを喫し、逆転優勝へ暗雲が垂れ込めた。(加藤次郎)

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
80 | 50 | 4 | 0.615 (↓0.005) | M6 (↑1) |
9 | 509 (-) | 374 (+1) | 92 (-) | 97 (-) |
0.255 (-) | 2.440 (↑0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
79 | 54 | 3 | 0.594 (↓0.004) | 2.5 (-) |
7 | 528 (-) | 385 (+2) | 124 (-) | 71 (-) |
0.250 (↓0.001) | 2.530 (↑0.01) |
3 (-) |
ORIX |
68 | 63 | 3 | 0.519 (↑0.004) | 12.5 (↑1) |
9 | 462 (+1) | 486 (-) | 93 (+1) | 57 (-) |
0.254 (↓0.001) | 3.360 (↑0.03) |
4 (-) |
楽天 |
63 | 67 | 2 | 0.485 (-) | 17 (↑0.5) |
11 | 415 (-) | 481 (-) | 68 (-) | 105 (-) |
0.246 (-) | 3.340 (-) |
5 (-) |
西武 |
60 | 69 | 3 | 0.465 (-) | 19.5 (↑0.5) |
11 | 377 (-) | 414 (-) | 74 (-) | 86 (-) |
0.234 (-) | 2.880 (-) |
6 (-) |
ロッテ |
52 | 79 | 3 | 0.397 (↑0.005) | 28.5 (↑1) |
9 | 420 (+2) | 534 (-) | 72 (+1) | 67 (+1) |
0.240 (-) | 3.700 (↑0.02) |
コメント