1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 1 | 0 |
日本ハム | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | X | 7 | 7 | 0 | 2 |
勝利投手:福島 蓮(5勝0敗0S) 敗戦投手:小島 和哉(8勝9敗0S) 本塁打 |

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◆投打のかみ合った日本ハムが快勝。日本ハムは初回、水谷の2ランで幸先良く先制する。そのまま迎えた3回裏には、レイエスの適時二塁打と郡司の2ランで3点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・福島が5回2失点と試合をつくり今季5勝目。敗れたロッテは、先発・小島が精彩を欠いた。
◆札幌出身の俳優、タレント、ミュージシャン武田真治(52)が来場し、人生初のファーストピッチに臨んだ。背番号13のユニホームを身につけ、三塁側からサックスを激しく吹き鳴らしながら登場。「エスコンフィールドは昨年のクリスマス音楽祭で来ていましたが、シーズン中に来るのは初めてです。真剣勝負が始まる前なので、ふざけられないピリッとした雰囲気がありますね」と感想を口にした。ファーストピッチに向けては「人生で最初で最後の始球式を務めさせていただきます。私は国民的筋肉おじさんですよ。ビシッと決めてファイターの優勝を後押しできるようなピッチングをしたいと思います」。マウンドに上がると、大きく振りかぶってから投げると見せかけて、まずはスクワット。2度目に振りかぶると三塁側を見てニッコリ。3回目は振りかぶってから止まってユニホームを脱いで、青いタンクトップ姿になって筋肉を披露した。4度目でようやく捕手に向かって投げたが、ボールは三塁側にそれ、3バウンドしてミットにおさまった。武田は「ぎりぎりまでパンプアップして臨んだら、ボールを持つのも大変なぐらいでして。ボールがすべってしまい、ふがいないです。こんなピッチングは忘れて、選手の皆さんには本当に頑張ってほしいと思います」。さらに三塁側ファウルエリアで、腕立て伏せをやって、パンプアップさせてから引き揚げた。ちなみに武田は日本ハム新庄剛志監督(53)と同じ72年生まれだが、同監督の1学年下になる。
◆日本ハム伊藤大海投手(28)が22日ロッテ戦(エスコンフィールド)で、5年目にして初めて中4日での先発登板に踏み切る。これまで原則、中6日のペースで登板。昨季まで中5日での先発登板はあったが、中4日は初体験となる。優勝をかけた大詰めで、エースが体を張って勝利に導く。前回登板した17日楽天戦前日の16日に伝えられ「1つの案としてということで。最近の戦いも見据えてのことだと思ったので『全然いけます』と伝えました」。登板翌日18日朝に仙台から空路、北海道に戻りエスコンフィールドで調整。期間は短いが「いつものルーティンとは多少は変えましたけど。それ(調整期間の短縮)もちょっとプラスに捉えて、しっかり体を戻す作業に当てられたんで、そこは良かったかなと思います」と手応えを口にした。17日楽天戦では4回に打球が左足を直撃も、7回6安打2失点と熱投。当たった箇所の腫れなどについては「多少ありましたけど、ここまで来たらやるしかない。全然問題なくプレーできてますし、心配はいらない」と気丈に話した。首位ソフトバンクを追いかけ、負けられない状況は続く。「いつも通りやるべきことをやる、自分の責任を全うするだけ。中4、中5、中6だからといって変わってはいけない内容がある。相応のクオリティーっていうのは求められる。変わらず自分のピッチングを。しっかり考えて臨みたい」。道産子エースが自己最多15勝目も見据え、マウンドに立つ。
◆ロッテ小島和哉投手(29)は5回2/3を7安打6奪三振7失点で降板した。初回に1死一塁から水谷に右中間への2ランを浴び先制される。3回には1死二塁の場面でレイエスに右翼への適時二塁打を浴び、さらに2死二塁から郡司に左中間への2ランで0-5とされた。野手は4回に2死一、二塁のチャンスを作ると、池田来翔内野手(25)、佐藤都志也捕手(27)の連続適時打で2点をかえした。3点ビハインドの6回、小島は四球と連打で無死満塁のピンチを招く。二ゴロ、三ゴロで2死を奪ったものの、田宮に押し出し四球。続く万波にはフルカウントからフォークを投げ込んだが、判定はボールで、再び押し出しとなったところで降板した。
◆2位日本ハムが2連勝し、首位ソフトバンクが2連敗したため、2日でゲーム差を2縮め、2・5差とした。初回1死一塁、水谷瞬外野手(24)の右中間への12号2ランで先制。3回1死二塁ではフランミル・レイエス外野手(30)が「普段から全力で走っているので、(詰まって)あそこ(右翼前から右翼線の間)に落ちても二塁までいけます。めちゃ足速い!」と右翼線への適時二塁打で3点目をたたき出した。さらに2死二塁で郡司裕也捕手(27)が「ホームランじゃないと、モーレ(レイエス)がかえってこられないので...」と左中間への9号2ランを放ち5点をリードした。4回に2点をかえされるも、6回2死満塁で田宮裕涼捕手(25)、万波中正外野手(25)が連続で押し出し四球を選び、リードを再び5点に広げた。投げては先発の福島蓮投手(22)が5回5安打2失点で無傷の5勝目を挙げた。「初回から援護していただいた野手陣の方々に感謝したいです。ブルペンから初回までの投球はいい内容でしたが、2回以降は四球を含めて毎回出塁を許してしまい、結果的に納得のいかない登板となってしまいました。課題は明確なので、しっかりと向き合っていきたいと思います」。今季は同じ高卒4年目の達孝太投手(21)も開幕5連勝しており、2投手の開幕5連勝は球団では15年の大谷、吉川以来10年ぶりとなった。
◆2位日本ハムが2連勝し、首位ソフトバンクが2連敗したため、2日でゲーム差を2縮め、2・5差とした。新庄剛志監督(53)は「もう、とにかくもうね、勝って勝って勝ちまくって。もう誰がね、活躍しようが、誰がミスしようが関係なしで全員で、チーム1つになって勝っていくだけなので。まだまだチャンスあるからね」と話した。初回1死一塁、水谷瞬外野手(24)の右中間への12号2ランで先制。3回1死二塁ではフランミル・レイエス外野手(30)が「普段から全力で走っているので、(詰まって)あそこ(右翼前から右翼線の間)に落ちても二塁までいけます。めちゃ足速い!」と右翼線への適時二塁打で3点目をたたき出した。さらに2死二塁で郡司裕也捕手(27)が「ホームランじゃないと、モーレ(レイエス)がかえってこられないので...」と左中間への9号2ランを放ち5点をリードした。4回に2点をかえされるも、6回2死満塁で田宮裕涼捕手(25)、万波中正外野手(25)が連続で押し出し四球を選び、リードを再び5点に広げた。投げては先発の福島蓮投手(22)が5回5安打2失点で無傷の5勝目を挙げた。「初回から援護していただいた野手陣の方々に感謝したいです。ブルペンから初回までの投球はいい内容でしたが、2回以降は四球を含めて毎回出塁を許してしまい、結果的に納得のいかない登板となってしまいました。課題は明確なので、しっかりと向き合っていきたいと思います」。今季は同じ高卒4年目の達孝太投手(21)も開幕5連勝しており、2投手の開幕5連勝は球団では15年の大谷、吉川以来10年ぶりとなった。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が試合後、22日ロッテ戦(エスコンフィールド)でエース伊藤大海投手(28)をプロ入り後初の中4日で先発させる理由を明かした。「勝つため。勝つために、やるだけです」ロッテに連勝し、首位ソフトバンクとのゲーム差を2・5に詰めた。それでもチームは残り8試合で直接対決は1試合しかない厳しい状況。それを打破するに、エースに多く投げてもらうための決断で、短い言葉に奇跡の逆転優勝への思いがあふれた。
◆日本ハム加藤武治投手コーチ(47)が試合後、22日ロッテ戦(エスコンフィールド)でエース伊藤大海投手(28)をプロ入り後初の中4日で先発させる理由を明かした。「今、ホークスとこういう状況になってしまって、直接対決で勝つことプラス、やっぱり他に取りこぼしっていうか、他にも絶対勝たなきゃいけないっていう状態、状況になったので、こういう選択。エースを数多くゲームに投げさせるっていう選択ですよね。本当に23日、明後日投げさせて30日っていう選択肢も当然(考えていた)。(現状で伊藤が)30日(に先発しないこと)がないってわけじゃなくて、あと残りの何試合ですか...っていう中で、やっぱ数多くちょっと大海に投げてもらって、チームに勝つチャンスを与える。本当に、作戦としてはそういうことなのかなと思いますね。直接も倒さなきゃいけないし、他でもしっかり勝つ。もうほとんど全部勝たなきゃいけない状況なんで、こういう選択をしたっていうことですね」日本ハムはロッテに連勝し、首位ソフトバンクとのゲーム差を2・5に詰めた。それでもチームは残り8試合で、ソフトバンクとの直接対決は敵地で30日に戦う1試合しかない厳しい状況。22日に伊藤が先発し、次戦以降も中4日や中5日で回るならば、残り8試合で3度の登板が可能となる。加藤投手コーチは「(伊藤が)前の仙台の登板前に、僕らと監督といろいろ相談しまして」と今回のプランを立てていた。新庄剛志監督(53)も「勝つため。勝つために、やるだけです」と話した伊藤の中4日プランは奇跡の逆転Vへ向けた勝負手となる。「やるべきことというか、打てる手はちょっと打って。やっぱり14勝してるピッチャーなんで、無理はちょっとさせてしまうんですけども、負担かけてしまうんですけど、ちょっと大海に頑張ってもらってっていうところです」加藤投手コーチも新庄監督と思いは一緒だ。
◆日本ハム水谷瞬外野手(24)が1回に決勝の先制12号2ランを放ち、自己最多のシーズン41打点とした。お立ち台にはファンお手製のパイナップルの被り物に黄色のハッピも着て登場。今季は日曜の本拠地でスタメン出場の第1打席のみ、アンバサダーを務めるナゴパイナップルパークの曲を使用するだけに「僕の中では"パイナップルサンデー"。打ったら宣伝したいと思ってたけど、日曜日に限って打てないんですよね。やっと打てた」と笑顔だった。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)がNPB史上4人目の大記録達成の"メモリアル演出"に失敗した。ロッテに連勝した直後の取材対応で「今シーズン、3つの目標があって。優勝することと、大ケガをさせない起用法で勝っていくってことと、宮西くんの900登板」と明かした直後に「ダブルプレーかーい」と笑いながらツッコんだシーンが5点リードの9回の場面だ。5番手で杉浦稔大投手(33)が登板したが、ブルペンでは通算900試合登板に王手をかけている宮西尚生投手(40)も準備をしていた。岩瀬仁紀(1002試合)、米田哲也(949)、金田正一(944)というレジェンド3投手しか達成していない領域に足を踏み入れる瞬間を、新庄監督はドラマチックに演出するつもりだった。描いていたプランは「最後にね、2アウトから」と、杉浦が2死を奪ってから宮西に通算900登板目のマウンドに上がってもらい、最後のアウトを取って試合を締めくくる流れだった。ただ、杉浦が1死から安打を許して1死一塁となり、続く打者を投ゴロ併殺打に仕留めてゲームセットに。もちろん逆転Vへ向けて負けられない試合の勝利優先で喜ばしい幕切れではあったが、ブルペンで準備していた宮西も苦笑い。だから指揮官も「ダブルプレーかーい」とツッコんだ。メモリアル登板に勝利で花を添えるつもりだった新庄監督は「(投ゴロ併殺打の一塁アウト判定に)リクエストしようかなと思ったもん(笑い)。セーフやろって(笑い)...ぐらい、投げさせたかったね、今日はね」と冗談交じりに悔しがったが、「でもね、エスコンで900登板させたいんでね。明日、明後日も」と本拠地残り2試合での"再挑戦"に目を向けていた。
◆追い上げムードになってきたよ~。2位日本ハムが最下位ロッテに2連勝し、首位ソフトバンクが3位オリックスに2連敗したため、2日でゲーム差を2縮め2・5差とした。17、18日と2連敗し一時は4・5差まで引き離されたが、再び猛追モード突入。新庄剛志監督(53)は残り8試合での逆転優勝へ、意欲を見せた。新庄監督はうれしかった。9回1死一塁、5番手杉浦が池田を併殺に打ち取り勝利が決まると、山田バッテリーコーチと軽くハイタッチ。選手らを出迎えると、両手で自らの頭をポンポンポーンとたたき、落ち着いた表情でベンチ裏に引き揚げた。その後はソフトバンク-オリックス戦をチェック。日本ハムの試合から約8分ほど遅れてソフトバンクが敗れたことを確認してから、目をキラキラさせ、取材対応した。「もう、とにかくもうね、勝って勝って勝ちまくって。もう誰がね、活躍しようが、誰がミスしようが関係なしで全員で、チーム1つになって勝っていくだけなので。まだまだチャンスあるからね」日本ハムが負けて、ソフトバンクが勝っていれば、残り8試合で再び4・5差と絶望的な状況にされていた。ぎりぎりの状況から一歩、抜け出した。新庄監督らしい粋な計らいは、次戦にお預けとなった。9回に通算900試合登板に王手をかけていた宮西がブルペンで準備。2死から最後に鉄腕が締めるシナリオだったが、杉浦が併殺に打ち取り試合が終わった。指揮官は「今年は3つの目標があって。優勝することと大ケガをさせない起用法で勝っていくってことと宮西くんの900登板。ダブルプレーかーい」と苦笑い。その上で「エスコンで900登板させたいんでね。明日、明後日も」と、残り2試合となった本拠地で、優勝争いをしながら、ベテラン左腕のメモリアルも飾りにいく。17日楽天戦、18日ソフトバンク戦といずれも1点差で競り負け崖っぷちに立たされたが、今度はソフトバンクの連敗で再び追い風が吹いてきた。22日は「勝つために」と、エース伊藤を初めて中4日で登板させる。加藤投手コーチは「直接対決だけでなく、他にも絶対勝たなきゃいけない。エースを数多く投げさせる選択です」。勝つための手は、すべてやり尽くし、王者にプレッシャーをかけ続ける。【永野高輔】
◆日本ハムの福島蓮投手(22)が5回2失点と粘り、無傷の5連勝を飾った。初回から150キロ超えを連発。2三振を奪いチームを勢いづけた。2回以降は毎回走者を許すも踏ん張り、ロッテ打線を4回の2点のみで食い止めた。試合を作ったが「(5連勝は)たまたまなので気にせず。援護していただいた野手陣に感謝したい。四球も含め、納得のいかない登板だった」と反省した。
◆2位日本ハムが2連勝し、首位ソフトバンクが2連敗したため、2日でゲーム差を2縮め、2・5差とした。初回に水谷瞬外野手(24)の右中間への12号2ランで先制。3回はフランミル・レイエス外野手(30)の適時二塁打と郡司裕也捕手(27)の9号2ランが飛び出した。4回に2点をかえされるも、6回は田宮裕涼捕手(25)と万波中正外野手(25)が連続で押し出し四球を選んだ。投げては先発の福島蓮投手(22)が5回5安打2失点で無傷の5勝目。今季は入団同期の高卒4年目右腕、達孝太投手(21)も開幕5連勝しており、2投手の開幕5連勝は球団では15年の大谷、吉川以来、10年ぶりとなった。
◆ロッテ小島和哉投手(29)は2戦連続で背信の投球となった。5回4失点で降板した14日楽天戦に続き、5回2/3を7失点。1、3回に本塁打を浴び、6回には2者連続で押し出し四球を与えるなどいいところがなかった。「出だしで投げ損じの球をホームランにされてしまい、悪い流れにしてしまった。申し訳ない」と言葉少なだった。吉井監督は残り試合での先発を2回と明言し「立て直して頑張ってほしい」と話した。
◆日本ハム野村佑希内野手(25)が今季6度目の猛打賞を記録した。2回に左翼フェンス直撃の一打を放つと、4、6回は変化球を捉えて左前へ運んだ。試合前には早出でロングティーを行った。「最近、ボールの当たり方がイメージと違った。ロングティーの感覚はすごく良いので(その感覚を)呼び起こして」。シーズン終盤の疲れもあるなか、打撃に向き合い結果につなげた。
◆俊足? 助っ人と「きづかい郡司」の活躍で日本ハムが2連勝を飾り、首位ソフトバンクとのゲーム差を2・5に縮めた。2点リードの3回1死二塁で"自称"俊足のフランミル・レイエス外野手(30)が右前への適時二塁打。その後2死二塁で郡司裕也捕手(27)が、巨体の助っ人が楽に生還できるようにと、左中間への9号2ランを放ち、相手を突き放した。2点リードの3回1死二塁。196センチ、135キロのレイエスが爆走した。ロッテ小島の内角高めスライダーに詰まったが、打球が右翼線にふらふらと落ちると、猛然と一塁を蹴って二塁に到達。「普段から全力で走っているので、あそこに落ちても二塁までいけます。メチャ足速い!」と、胸を張った。2死二塁となり、打席に立った郡司は冷静だった。「(レイエスは)めちゃめちゃ息があがってた」。俊足"風"コメントを残した助っ人のために、「シングルヒットだとホームにかえってこれないので、長打を狙ってました」。カウント1-1から低めチェンジアップをうまく捉え、左中間スタンドへ放り込んだ。ベンチに戻るとレイエスからは「私、疲れた。ありがとう」と感謝された。やさしい9号弾を放った「きづかい郡司」は、2年連続2ケタ本塁打に王手をかけた。郡司はヒーローインタビュー後、場内一周している際に、スタンドのファンがiPadで「ホークス負けたよ」と表示しているのを見て、2・5差に縮まったことを知った。実は試合中にも、ベンチ裏のスタッフの部屋から「シャー!」と絶叫が聞こえたという。「なんだなんだと思ったら(ソフトバンクの相手のオリックスが)満塁のピンチを抑えたらしくて。裏も盛り上がってるらしいです。エスコンはどこ行っても今、熱狂です」。選手もスタンドもベンチ裏も、逆転優勝へ向けてみんなで盛り上がっている。【永野高輔】
◆日本ハム・水谷瞬外野手(24)が「3番・右翼」で先発出場し、一回1死一塁で先制の12号2ランを放った。8月20日のオリックス戦(エスコン)以来、出場24試合ぶりにアーチを描いた。日曜日の第1打席限定でナゴパイナップルパークのテーマソングを使用しており「今日はパイナップルサンデーなので思い切っていきました」と振り返った。ロッテの先発左腕、小島の144キロの直球を一閃。右打者の水谷にとって逆方向となる右中間席へ運び「(自軍先発の)福島君に良い2点をプレゼントできたと思います」と胸を張った。
◆日本ハム・郡司裕也捕手(27)が「4番・三塁」で先発出場し、3―0の三回2死二塁で9号2ランを放った。14日の西武戦(エスコン)以来、出場5試合ぶりにアーチを描いた。カウント1―1からロッテの先発左腕、小島の129キロの直球をチェンジアップをフルスイング。甘く入った変化球を左中間席へ運んだ。二走は体重135キロの巨漢助っ人のレイエスで「ホームランじゃないと、モーレ(レイエス)がかえってこられないので...」とユーモアたっぷりに振り返った。
◆日本ハムの福島は球威があり、5回2失点の好投で無傷の5連勝。打線は一回に水谷の2ランで先制し、三回にレイエスの適時二塁打と郡司の2ランで加点。六回にも2点を加えた。ロッテは小島が5回?を7失点と崩れた。
◆パ・リーグ2位の日本ハムは21日、ロッテ21回戦(エスコン)に7―2で快勝した。「3番・右翼」で先発出場した水谷瞬外野手(24)が一回に先制の12号2ラン。日曜日の第1打席限定で、自身がアンバサダーを務める沖縄・ナゴパイナップルパークのテーマソングを登場曲に使用しており「パイナップルパンチ」で打線に弾みをつけた。チームは2連勝し、オリックスに敗れた首位ソフトバンクとのゲーム差を2・5に縮めた。渇いた打球音とともに白球は高々と舞い上がった。水谷が一回1死一塁で先制の12号2ラン。ダイヤモンドを一周すると、ベンチ前で両手でヘルメットを突き上げるパイナップルポーズを決め「パイナポー」と声を張り上げた。「上がり過ぎたかなと思ったけど、入ってくれて本当によかった。僕の中ではパイナップルサンデー。勢いそのままにいこうと思っていた」小島の初球、144キロの直球を捉え、逆方向最深部の右中間席へ運んだ。これで打点は昨季の自己最多を更新する42に上積み。「キャリアハイを更新できた。僕としては欲しかった点だったのでよかった」と喜んだ。トレードマークは奇抜な髪形で金色の毛先部分がパイナップルに似ていることからパイナップルヘアと呼ばれる。その縁で2月には春季キャンプ地の沖縄・名護市にあるナゴパイナップルパークのアンバサダーに就任した。日曜日の第1打席だけ同パークのテーマソング「パッパ パイナップル!」を登場曲に使用しており、本塁打は初。PRに成功し「ほんまもんの『パイナップルパンチ』ができた」と胸を張った。泰然自若の心が好調の要因だ。3日のロッテ戦(ZOZOマリン)から出場5試合でわずか1安打に終わっていたが、ここにきて今季自己最長の9試合連続安打。「一喜一憂せず、毎打席リセット。内容に重きを置いていることが安定につながっている」とうなずく。チームは水谷の一発を口火に7得点し、ロッテに大勝。負けられない戦いが続く中で2連勝し、敗れた首位ソフトバンクとのゲーム差を2・5に縮めた。就任4年目の新庄監督は「誰が活躍しようが、誰がミスしようが関係なし。全員でチーム一つになって勝っていくだけ。まだまだチャンスはある」。22日のロッテ戦(エスコン)は伊藤がプロ入り後初となる中4日で先発し、指揮官は「勝つために。勝つためにやるだけです」と強い口調で言い切った。ナゴパイナップルパークの法被を身にまとった殊勲の水谷はお立ち台で「明日もいくでー」と絶叫。集まった3万5158人の本拠地ファンに「いい流れで来ていると思うので、この勢いでいきたい。まだ見ぬ景色を見ましょう」とナインの思いを代弁した。(加藤次郎)■通算900試合登板まで1も併殺打で試合終了通算900試合登板まで1試合に迫っている40歳、宮西のメモリアル登板は次戦以降に持ち越しとなった。左腕は5点リードの九回にブルペンで投球練習を行っていたが、1死一塁から投ゴロ併殺打で試合が終了。新庄監督は2死から宮西をマウンドに上げる予定だったといい「ダブルプレーかーい。うまくいかんわと思った」と苦笑い。一塁は微妙な判定だったがロッテ側からのリクエストはなく「(日本ハム側から)リクエストしようかなと思った。『セーフやろ』ってぐらい投げさせたかった」と笑い飛ばした。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
80 | 49 | 4 | 0.620 (↓0.005) | M7 (-) |
10 | 509 (+1) | 373 (+2) | 92 (-) | 97 (+1) |
0.255 (-) | 2.450 (↑0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
79 | 53 | 3 | 0.598 (↑0.003) | 2.5 (↑1) |
8 | 528 (+7) | 383 (+2) | 124 (+2) | 71 (+1) |
0.251 (↓0.001) | 2.540 (-) |
3 (-) |
ORIX |
67 | 63 | 3 | 0.515 (↑0.003) | 13.5 (↑1) |
10 | 461 (+2) | 486 (+1) | 92 (+2) | 57 (+1) |
0.255 (-) | 3.390 (↑0.01) |
4 (-) |
楽天 |
63 | 67 | 2 | 0.485 (↓0.003) | 17.5 (-) |
11 | 415 (+2) | 481 (+8) | 68 (+1) | 105 (+1) |
0.246 (↓0.001) | 3.340 (↓0.02) |
5 (-) |
西武 |
60 | 69 | 3 | 0.465 (↑0.004) | 20 (↑1) |
11 | 377 (+8) | 414 (+2) | 74 (-) | 86 (-) |
0.234 (↑0.001) | 2.880 (↑0.01) |
6 (-) |
ロッテ |
51 | 79 | 3 | 0.392 (↓0.003) | 29.5 (-) |
10 | 418 (+2) | 534 (+7) | 71 (-) | 66 (-) |
0.240 (-) | 3.720 (-) |
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