1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 1 | 1 |
楽天 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 12 | 0 | 0 |
勝利投手:荘司 康誠(4勝3敗0S) (セーブ:藤平 尚真(2勝2敗10S)) 敗戦投手:渡邉 勇太朗(6勝9敗0S) 本塁打 |

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◆楽天が接戦を制した。楽天は3回裏、黒川とボイトの適時打で2点を先制する。投げては、先発・荘司が6回1失点7奪三振の好投。その後は継投でリードを守り、荘司は今季4勝目を挙げた。敗れた西武は、先発・渡邉が試合をつくるも、打線が援護できなかった。
◆逆転CSを目指す楽天が西武に競り勝ち、連敗を2で止めた。3回2死一、二塁から3番黒川史陽内野手(24)が右前に先制打を放つと、さらに2死一、三塁で4番ルーク・ボイト内野手(34)が左前適時打で続いて、2点を先行した。2点リードの8回2死満塁、中島大輔外野手(24)がダメ押しの適時打を放った。先制した直後の4回に先発の荘司康誠投手(24)が山村にソロ本塁打を被弾したが、6回5安打1失点でまとめた。荘司の降板後は鈴木翔天投手(29)、西垣雅矢投手(26)、藤平尚真投手(26)のリリーフ陣がリードを守り抜いた。荘司は4勝目、先発陣に白星がつくのは7試合ぶりとなった。
◆楽天藤平尚真投手(26)が自己最多を更新する10セーブ目に到達した。26歳ラスト登板は1点リードの9回から4番手で登板。西武打線を3者凡退に封じた。「完璧でした。久々に。ちょっとピリッとしないピッチングが続いてたんで、もうほんとに自分の中で全集中して投げました」。100点満点の13球だった。危なげなく3つのアウトを奪った。まずは先頭山村を153キロ直球で二ゴロ。続く平沼はフルカウントから落ち幅の小さいフォークを外角高めに投げ込み、見逃し三振に仕留めた。最後は源田を真ん中低めのフォークで空を切らせ、25試合連続無失点とした。21日に誕生日を迎えるため、この日が26歳最後の試合となった。昨年11月のプレミア12で侍ジャパンに初選出されるなど充実の時間を過ごし「ほんとにいろんな経験した26歳だったんですけど、27歳、1発目に点取られないように頑張りたい」と引き締めた。チームは逆転でのCS進出に向けて3位オリックスを3ゲーム差で追いかける。ヒリヒリした緊張感の中での投球が続くが「めちゃくちゃ楽しいっすね。緊張することも少しありますけど、こうやって順位を争えるのは今しかできないこと」と前向きに受け止める。残りは12試合だ。「3位になれたら、もっともっと違う景色も見られると思うので、そこはほんとに楽しんで、プレッシャーに負けないようにやっていきたい」。守護神として、どっしりと構える。【山田愛斗】
◆雨対策万全の楽天荘司康誠投手(24)に勝利の女神がほほ笑んだ。西武戦に先発し6回5安打1失点。決勝打の黒川と上がったお立ち台で「先週、ふがいないピッチングをしてしまい、この1週間、雨の対策を練りに練ってやってきたので、その成果が出た」とうなずいた。この日は雨予報で、幸いにも投球時は天気が崩れなかったが、勝利への執念が実った。前回13日ロッテ戦は雨で足場が悪い中、4回途中5失点と振るわなかった。「週間予報の時点で、また雨ということで同じ失敗はできないと。もうできることはやろうという感じだった」。マウンド上ですべることを想定し、ランニングシューズでブルペン投球、歩幅を狭めて投げ込むなど工夫を重ねてきた。逆転CSへ3位オリックスとのゲーム差3をキープした。約1カ月ぶり白星となる4勝目を手にした右腕は「残り12試合は今シーズンで一番熱い試合になると思う」と力を込めた。▽楽天三木監督(荘司が4勝目を挙げ)「ランナーを背負ってピンチありましたけど、なんとか粘って、ホームラン1本で頑張ってくれたと思う」
◆楽天黒川史陽内野手(24)が勝負強さを発揮した。3回2死一、二塁、西武渡辺の7球目、151キロ直球を右前にはじき返した。先制&決勝の一打に24歳は「お母さん、昨日(19日)、誕生日やったんで。打てて良かった」と笑顔。逆転CSへ3位オリックスを3ゲーム差で追いかける。「負けられない戦いが続いているので、もう1敗もしない気持ちで」と引き締めた。
◆楽天が逃げ切った。三回に黒川、ボイトの連続適時打で挙げた2点を、4投手の継投で守った。荘司は6回を1失点と好投し、4勝目を挙げた。最後を締めた藤平が10セーブ目。西武は拙攻が響き、山村のソロによる1点にとどまった。
◆楽天は3年目右腕の荘司康誠投手(24)が先発し、6回5安打1失点、7奪三振で4勝目。四回、山村にソロを被弾。99球を「粘りながらなんとか試合を作れた」と振り返った。2番手以降の鈴木翔、西垣、藤平が無失点リレー。25試合連続無失点で10セーブ目を挙げた藤平は「完璧でした」。3位オリックスが勝ったため、ゲーム差は3のままだったが、三木監督は「投手陣が本当にいい仕事をしてくれた」とたたえた。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
80 | 48 | 4 | 0.625 (↓0.005) | M7 (-) |
11 | 508 (+4) | 371 (+5) | 92 (+2) | 96 (+1) |
0.255 (-) | 2.460 (↓0.02) |
2 (-) |
日本ハム |
78 | 53 | 3 | 0.595 (↑0.003) | 3.5 (↑1) |
9 | 521 (+8) | 381 (+7) | 122 (-) | 70 (+2) |
0.252 (↑0.002) | 2.540 (↓0.01) |
3 (-) |
ORIX |
66 | 63 | 3 | 0.512 (↑0.004) | 14.5 (↑1) |
11 | 459 (+5) | 485 (+4) | 90 (+1) | 56 (-) |
0.255 (↓0.001) | 3.400 (-) |
4 (-) |
楽天 |
63 | 66 | 2 | 0.488 (↑0.004) | 17.5 (↑1) |
12 | 413 (+2) | 473 (+1) | 67 (-) | 104 (-) |
0.247 (↑0.001) | 3.320 (↑0.02) |
5 (-) |
西武 |
59 | 69 | 3 | 0.461 (↓0.004) | 21 (-) |
12 | 369 (+1) | 412 (+2) | 74 (+1) | 86 (-) |
0.233 (-) | 2.890 (-) |
6 (-) |
ロッテ |
51 | 78 | 3 | 0.395 (↓0.003) | 29.5 (-) |
11 | 416 (+7) | 527 (+8) | 71 (+1) | 66 (-) |
0.240 (-) | 3.720 (↓0.04) |
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