楽天(☆2対1★)西武 =リーグ戦22回戦(2025.09.20)・楽天モバイルパーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:荘司 康誠(4勝3敗0S)
(セーブ:藤平 尚真(2勝2敗10S))
敗戦投手:渡邉 勇太朗(6勝9敗0S)

本塁打
【西武】山村 崇嘉(4号・4回表ソロ)

  DAZN
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◆楽天が接戦を制した。楽天は3回裏、黒川とボイトの適時打で2点を先制する。投げては、先発・荘司が6回1失点7奪三振の好投。その後は継投でリードを守り、荘司は今季4勝目を挙げた。敗れた西武は、先発・渡邉が試合をつくるも、打線が援護できなかった。

◆逆転CSを目指す楽天が西武に競り勝ち、連敗を2で止めた。3回2死一、二塁から3番黒川史陽内野手(24)が右前に先制打を放つと、さらに2死一、三塁で4番ルーク・ボイト内野手(34)が左前適時打で続いて、2点を先行した。2点リードの8回2死満塁、中島大輔外野手(24)がダメ押しの適時打を放った。先制した直後の4回に先発の荘司康誠投手(24)が山村にソロ本塁打を被弾したが、6回5安打1失点でまとめた。荘司の降板後は鈴木翔天投手(29)、西垣雅矢投手(26)、藤平尚真投手(26)のリリーフ陣がリードを守り抜いた。荘司は4勝目、先発陣に白星がつくのは7試合ぶりとなった。

◆楽天藤平尚真投手(26)が自己最多を更新する10セーブ目に到達した。26歳ラスト登板は1点リードの9回から4番手で登板。西武打線を3者凡退に封じた。「完璧でした。久々に。ちょっとピリッとしないピッチングが続いてたんで、もうほんとに自分の中で全集中して投げました」。100点満点の13球だった。危なげなく3つのアウトを奪った。まずは先頭山村を153キロ直球で二ゴロ。続く平沼はフルカウントから落ち幅の小さいフォークを外角高めに投げ込み、見逃し三振に仕留めた。最後は源田を真ん中低めのフォークで空を切らせ、25試合連続無失点とした。21日に誕生日を迎えるため、この日が26歳最後の試合となった。昨年11月のプレミア12で侍ジャパンに初選出されるなど充実の時間を過ごし「ほんとにいろんな経験した26歳だったんですけど、27歳、1発目に点取られないように頑張りたい」と引き締めた。チームは逆転でのCS進出に向けて3位オリックスを3ゲーム差で追いかける。ヒリヒリした緊張感の中での投球が続くが「めちゃくちゃ楽しいっすね。緊張することも少しありますけど、こうやって順位を争えるのは今しかできないこと」と前向きに受け止める。残りは12試合だ。「3位になれたら、もっともっと違う景色も見られると思うので、そこはほんとに楽しんで、プレッシャーに負けないようにやっていきたい」。守護神として、どっしりと構える。【山田愛斗】

◆雨対策万全の楽天荘司康誠投手(24)に勝利の女神がほほ笑んだ。西武戦に先発し6回5安打1失点。決勝打の黒川と上がったお立ち台で「先週、ふがいないピッチングをしてしまい、この1週間、雨の対策を練りに練ってやってきたので、その成果が出た」とうなずいた。この日は雨予報で、幸いにも投球時は天気が崩れなかったが、勝利への執念が実った。前回13日ロッテ戦は雨で足場が悪い中、4回途中5失点と振るわなかった。「週間予報の時点で、また雨ということで同じ失敗はできないと。もうできることはやろうという感じだった」。マウンド上ですべることを想定し、ランニングシューズでブルペン投球、歩幅を狭めて投げ込むなど工夫を重ねてきた。逆転CSへ3位オリックスとのゲーム差3をキープした。約1カ月ぶり白星となる4勝目を手にした右腕は「残り12試合は今シーズンで一番熱い試合になると思う」と力を込めた。▽楽天三木監督(荘司が4勝目を挙げ)「ランナーを背負ってピンチありましたけど、なんとか粘って、ホームラン1本で頑張ってくれたと思う」

◆楽天黒川史陽内野手(24)が勝負強さを発揮した。3回2死一、二塁、西武渡辺の7球目、151キロ直球を右前にはじき返した。先制&決勝の一打に24歳は「お母さん、昨日(19日)、誕生日やったんで。打てて良かった」と笑顔。逆転CSへ3位オリックスを3ゲーム差で追いかける。「負けられない戦いが続いているので、もう1敗もしない気持ちで」と引き締めた。

◆楽天が逃げ切った。三回に黒川、ボイトの連続適時打で挙げた2点を、4投手の継投で守った。荘司は6回を1失点と好投し、4勝目を挙げた。最後を締めた藤平が10セーブ目。西武は拙攻が響き、山村のソロによる1点にとどまった。

◆楽天は3年目右腕の荘司康誠投手(24)が先発し、6回5安打1失点、7奪三振で4勝目。四回、山村にソロを被弾。99球を「粘りながらなんとか試合を作れた」と振り返った。2番手以降の鈴木翔、西垣、藤平が無失点リレー。25試合連続無失点で10セーブ目を挙げた藤平は「完璧でした」。3位オリックスが勝ったため、ゲーム差は3のままだったが、三木監督は「投手陣が本当にいい仕事をしてくれた」とたたえた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
80484 0.625
(↓0.005)
M7
(-)
11508
(+4)
371
(+5)
92
(+2)
96
(+1)
0.255
(-)
2.460
(↓0.02)
2
(-)
日本ハム
78533 0.595
(↑0.003)
3.5
(↑1)
9521
(+8)
381
(+7)
122
(-)
70
(+2)
0.252
(↑0.002)
2.540
(↓0.01)
3
(-)
ORIX
66633 0.512
(↑0.004)
14.5
(↑1)
11459
(+5)
485
(+4)
90
(+1)
56
(-)
0.255
(↓0.001)
3.400
(-)
4
(-)
楽天
63662 0.488
(↑0.004)
17.5
(↑1)
12413
(+2)
473
(+1)
67
(-)
104
(-)
0.247
(↑0.001
3.320
(↑0.02)
5
(-)
西武
59693 0.461
(↓0.004)
21
(-)
12369
(+1)
412
(+2)
74
(+1)
86
(-)
0.233
(-)
2.890
(-)
6
(-)
ロッテ
51783 0.395
(↓0.003)
29.5
(-)
11416
(+7)
527
(+8)
71
(+1)
66
(-)
0.240
(-)
3.720
(↓0.04)