中日(★2対6☆)ヤクルト =リーグ戦23回戦(2025.09.19)・バンテリンドーム=
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ヤクルト
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中日
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勝利投手:吉村 貢司郎(7勝6敗0S)
敗戦投手:柳 裕也(3勝4敗0S)
  DAZN
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◆ヤクルトは初回、村上の内野ゴロの間に1点を先制する。その後は2回表に長岡の適時三塁打で2点を奪うと、7回には内山の適時二塁打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・吉村が7回2失点の力投で今季7勝目。一方の中日は、引退試合を迎えた中田が4番・一塁でスタメン出場。18年間の現役生活に別れを告げた。

◆今季限りで引退し、この日試合後にセレモニーを行う中日の中田翔内野手(36)が、試合前練習に参加した。ナインや首脳陣、スタッフが金の文字で「THANK YOU SHO NAKATA」と書かれた黒の引退記念Tシャツを着て練習した。中田本人は白い練習着で軽くランニング、一塁守備を行い大島洋平外野手(39)とともにフリー打撃を行った。軽いスイングで柵越えはなかったが、フェンス直撃の打球もあった。球場の通路にはメジャーリーガー、OB、日本ハム、巨人を中心とした12球団の選手や関係者から贈られた約150個の花がところ狭しと並んでいた。練習後に見て回った中田は「すごいよね。ありがたい。うれしい」と喜んだ。元日本ハムの杉谷拳士氏(34)は「18年間お疲れさまでした。いつまでも大将でいてください」とメッセージを添えた。巨人時代に一緒にプレーしたソフトバンク秋広優人内野手(23)は真っ赤なバラの花束で「パパへ これからは僕がご飯おごります」と添えた。

◆今季限りで引退し、この日試合後にセレモニーを行う中日中田翔内野手(36)が、「4番・一塁」でスタメン出場する。ヤクルト先発は右腕の吉村。試合前までの中田の通算成績は1783試合、打率2割4分8厘、309本塁打、1087打点。引退試合で、1784試合目、7116打席目に向かう。

◆今季限りで引退する中日中田翔内野手(36)が、引退試合で「4番・一塁」でスタメン出場した。現役最後の打席は初回2死一塁でまわってきた。ビーグルクルーが歌う登場曲「My HERO」が流れ、大きな拍手が起きる中打席へ。ヤクルト先発吉村は直球勝負。初球148キロを見逃し、147キロ直球を空振り、最後は真ん中147キロを空振り。通算7116度目、現役最後の打席はフルスイングでの3球三振。通算1340個目の三振となった。2回の守りにも就き、無死一塁から先発柳が岩田を空振り三振に仕留め1死となったところでボスラーと交代。大歓声の中、笑顔でベンチへと戻っていった。

◆中日中田翔内野手(36)の現役最後の打席は3球三振だった。引退試合に「4番一塁」でスタメン出場。1回2死一塁で打席へ。日本ハム時代から使っている登場曲、ビーグルクルーの「My HERO」で入ると、ヤクルト吉村はオール真っすぐ勝負。見逃し、空振りから、147キロ真ん中直球を空振り。右膝を着くほどの豪快なスイングで三振した。2回表の守備に就いたが、1死一塁となったところでボスラーと交代。涙はなく笑顔でベンチに戻ると大きな拍手に包まれた。球場通路には約150の花がずらりと並んだ。所属した日本ハム、巨人ナインを中心に12球団の選手、大リーガーらから届けられた。「すごいよね。ありがたい。うれしい」。試合前練習後、ひとつひとつの花やメッセージを見て感謝した。練習ではナインや首脳陣、スタッフが、試合中もチアドラやマスコットのドアラらが黒の引退記念Tシャツを着用。配布された中田ボードを掲げる満員のファンも、一時代を築いたスラッガーとの別れを惜しんだ。

◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます悔いのないスイングを引退表明の中田翔4番ファーストで先発出場第1打席は力強いフルスイングで三振?プロ野球(2025/9/19)??中日×ヤクルト??Live on DAZN #オレをみろ #dragons #だったらDAZN pic.twitter.com/zyBQdJahXd

◆中日は4連敗で中田翔内野手(36)の引退試合を勝利で飾れなかった。先発の柳裕也投手(31)が序盤2回までに3失点し、流れをつかめなかった。柳は7回途中4失点で4敗目。打線は7回に細川成也外野手(27)の左中間への適時二塁打などで2点差に詰め寄るが、8回に3番手ウンベルト・メヒア投手(28)が2失点し突き放された。中田は「4番・一塁」でスタメン出場し、1回2死一塁で打席に入り3球三振に倒れた。2回1死一塁の守りで交代した。中日は9月は16試合で4勝12敗と失速。この日3位巨人が勝ったため13年ぶりの進出を目指していたクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅した。

◆中日中田翔内野手(36)の引退セレモニーで、日本ハム時代の先輩、パドレスのダルビッシュ有投手(39)がVTRでメッセージを送った。引退セレモニーで球場のビジョンに登場。「中田翔選手、18年間本当にお疲れさまでした。打点王、ゴールデングラブ賞、日本一など数々のタイトルを取り、これだけ長くプレーしてきたこと、本当に誇りに思います。これだけ長くプレーすると、体力的にも精神的にもすごくすり減っていると思うので、まずはご家族でゆっくり休んでください。個人的に本当に話したいことはたくさんあります。また落ち着いたらぜひ一緒に食事にでもいきましょう。本当にお疲れさまでした」と語った。引退セレモニーには巨人坂本勇人内野手、丸佳浩外野手、岡本和真内野手がVTRで登場し、日本ハムの栗山英樹CBOらが駆けつけた。「4番一塁」で先発した中田は現役最後の打席は3球三振だった。1回2死一塁で打席へ。日本ハム時代から使っている登場曲、ビーグルクルーの「My HERO」で入ると、ヤクルト吉村はオール真っすぐ勝負。見逃し、空振りから、147キロ真ん中直球を空振り。右膝を着くほどの豪快なスイングで三振した。2回表の守備に就いたが、1死一塁となったところでボスラーと交代。試合中に涙はなく笑顔でベンチに戻ると大きな拍手に包まれた。

◆中日が4連敗で、13年ぶりの進出を目指していたクライマックスシリーズ進出の可能性がなくなった。8月終了時点で3位DeNAに1・5ゲーム差に迫っていたが、9月は先発陣が打ち込まれて4勝12敗と失速。中田の引退試合を飾りたかったこの日も先発柳が2回までに3失点。流れをつかめないまま、最下位ヤクルトに押し切られた。井上監督は「最近、先発が機能しない。バタバタ感が否めない。ゲームをつくれていない」と苦々しく話した。

◆中日朝田憲祐球団本部長は19日、クライマックスシリーズ進出の可能性が消えた本拠地でのヤクルト23回戦後、就任1年目の井上監督について「上(1軍)で指揮を執るのは初めてで、いろいろ模索しながらやっておられた。できる限りのサポートはしてきたつもり。残念ながら結果に結びつかなかった」とコメント。来季の去就については「まだシーズンが終わっていないので」と明言しなかった。

◆中日中田翔内野手(36)の引退セレモニーが試合後に行われた。

◆中日中田翔内野手(36)の引退セレモニーで日本ハムの栗山英樹CEO(64)、稲葉篤紀2軍監督(53)がサプライズで駆けつけた。栗山CBOは直前にVTR出演し、メッセージも送った。「翔、今日は現役最後の選手としての姿、どうしても見に行きたかったのですが申し訳ないです」と語っていたが実際にグラウンドに登場。花束を手渡した。VTRでは「10年間、僕が監督をやった時から最初に指名して、チームを離れるまで一緒にやってきました。正直に言います。一番手がかかったし、一番気になったし。そんな選手です。思い出って数限りなくありますが、入団して4番打ち始めて打てなくて苦しんでいる時に、僕をファームに行かせてくださいって言いに来たことがあった。約20分くらいですかね、オレは認めないって言ったまま、翔がじっと涙を流している姿を見ていて、本当に苦しんでいるなって思ったんですけど。やっぱり真のスーパースターは、本当に力のある人は、自分で超えていかなければいけないと思っていたので、あえて何の言葉もかけなかったです。そういう良かった時、悪かった時、見てきましたけど、正直言って引退ということで電話がかかってきた時に、『俺は認めない』と言いました。初めて引退する選手にお疲れさまでしたではなくて、『俺は認めない』と言いました。もっともっと能力あったし、もっともっとすごい成績を残せる選手だったはずで、いまだにこっちも半分悪いし、翔も半分悪いって思ってます。その思いは心の中にあると思うので、これから違う形でぜひ生かしてほしいし、自分のことを信じて前に歩み続けてほしいと思います。納得はしてないですけど、18年間お疲れさまでした」引退セレモニーには、日本ハム時代の先輩、パドレスのダルビッシュ有投手、巨人坂本勇人内野手、丸佳浩外野手、岡本和真内野らもVTRで登場した。「4番一塁」で先発した中田は現役最後の打席は3球三振だった。1回2死一塁、日本ハム時代から使っている登場曲、ビーグルクルーの「My HERO」で入ると、ヤクルト吉村はオール真っすぐ勝負。見逃し、空振りから、147キロ真ん中直球を空振り。右膝を着くほどの豪快なスイングで三振した。2回表の守備に就いたが、1死一塁となったところでボスラーと交代。試合中に涙はなく笑顔でベンチに戻ると大きな拍手に包まれた。

◆最後までフルスイングだった。引退試合に「4番・一塁」で出場した中日中田翔内野手(36)の現役最後の打席は1回2死一塁でまわってきた。ヤクルト吉村の前に3球三振。すべて直球勝負で最後は右膝を地面に着くほどの豪快なスイングで147キロ真ん中直球を空振りした。2回も守り、1死一塁の場面で満員のファンの歓声を浴びながら笑顔でグラウンドを後にした。試合後のセレモニーでは、巨人坂本、岡本、日本ハム松本らからビデオメッセージが流れた。パドレスのダルビッシュは「すごくすり減っていることでしょう。ご家族とゆっくり休んで。話したいことがたくさんあります」とねぎらった。日本ハム時代から使っている登場曲「My HERO」をビーグルクルーYASSが生で熱唱した。大島、涌井、そして子どもたちから花束をもらうとこらえていた涙があふれ出た。元監督の栗山氏、日本ハム稲葉2軍監督がサプライズで駆けつけ抱き合った。中田 ひとつ心残りはドラゴンズの力になれなかったこと。このチーム、メンバーで優勝したかった。改めて心技体がそろわないと、この世界では活躍できないことがわかりました。出番を求めて移籍し、苦しい状況が続いた中日での2年間を振り返った。あいさつでは母や夫人、こどもたちへの感謝を口にし「今日で現役生活が終わります。みなさんのおかげでたくさん楽しい思い出をつくることができました。日本ハム、ジャイアンツ、ドラゴンズでの18年間は本当に幸せでした。今まで本当にありがとうございました」と締めた。この日は引退特例での登録ではなく、通常の登録だった。井上監督からは今季最後となる9月30日からの巨人2連戦(東京ドーム)で、打席に立つことを提案された。だが、中田は固辞。同行しファン、巨人ナインに姿を見せるが、プレーするのはこの日が最後。試合後、井上監督は「登録は今日が最後」と明言した。最後はナインの手で背番号と同じ6度宙を舞った。プロ18年で通算309本塁打と一時代を築いたスラッガーがユニホームを脱いだ。【石橋隆雄】○...バンテリンドームの通路は中田に贈られた139もの花で埋まった。メジャーリーガー、OB、日本ハム、巨人を中心とした12球団の選手や関係者の名前がずらり。中田は「すごいよね。ありがたい。うれしい」とひとつひとつ喜んだ。元日本ハムの杉谷拳士氏(34)は「18年間お疲れさまでした。いつまでも大将でいてください」とメッセージ。巨人時代に自主トレをともにしたソフトバンク秋広優人内野手(23)は真っ赤なバラの花束を贈り、「パパへ これからは僕がご飯おごります」と添えた。中田は「ふざけとるな」と笑いながら感謝していた。

◆中日中田翔内野手(36)の引退セレモニーに、巨人坂本勇人内野手、丸佳浩外野手、岡本和真内野手がサプライズでVTR出演した。坂本は「本当に寂しいですけど、野球を辞めても僕たちは一生の付き合いだと思っているので、またみんなでワイワイして話せるのを楽しみに待ってます。翔、18年間お疲れさまでした」とメッセージ。同学年の丸は「高校時代から僕ら世代を引っ張った存在。そんな選手と短い間でしたけど一緒にプレーできてうれしかったですし、刺激的でした」と語った。この日2本塁打を放った岡本は「翔さんと一緒にプレーできたことは本当に勉強になりましたし、これからも忘れることのない時間になると思います。18年間お疲れさまでした。今涙を流されていると思いますが、次会う時は笑顔で再会できたらうれしいです」と感謝した。グラウンドには日本ハム時代の恩師、栗山英樹CEO(64)、稲葉篤紀2軍監督(53)がサプライズで駆けつけ、花束を手渡した。日本ハム時代の先輩、パドレスのダルビッシュ有投手(39)もVTRでメッセージを送った。「4番一塁」で先発した中田は現役最後の打席は3球三振だった。1回2死一塁、日本ハム時代から使っている登場曲、ビーグルクルーの「My HERO」で入ると、ヤクルト吉村はオール真っすぐ勝負。見逃し、空振りから、147キロ真ん中直球を空振り。右膝を着くほどの豪快なスイングで三振した。2回表の守備に就いたが、1死一塁となったところでボスラーと交代。試合中に涙はなく笑顔でベンチに戻ると大きな拍手に包まれた。

◆今季限りで引退する中日中田翔内野手(36)の引退試合が行われた。「4番・一塁」でスタメン出場。最後の打席となった、1回裏の打席ではヤクルト吉村の直球に空振り三振を喫し、2回表途中で交代した。試合後には引退セレモニーが行われ、恩師や家族との対面で涙を流した。ニッカンコムでは中田の引退試合の様子を写真でお届けします。試合前までの中田の通算成績は1783試合、打率2割4分8厘、309本塁打、1087打点。

◆中日中田翔内野手(36)が試合後、会見し引退試合での思いを語った。「4番一塁」でスタメン出場し、1回2死一塁での現役最後の打席は、フルスイングでの空振りの3球三振だった。

◆中日中田翔内野手(36)の引退セレモニーには多くの球界関係者からメッセージが届いた。球場には日本ハムの栗山英樹CBO(64)、稲葉篤紀2軍監督(53)がサプライズで登場し、花束を贈った。稲葉2軍監督は日本ハム時代にともにプレー。直前にはVTRで登場し、メッセージを送った。「翔、現役生活本当にお疲れさまでした。翔とはファイターズ時代、7年一緒にプレーさせてもらいましたけど、入った当初からオーラというか、人を引きつける力というか、そういうものを何か持ってるなとすごく感じてました。その中で18年、長く現役生活をやったわけですけど、ファンの方たちにたくさん応援してもらったと思いますし、たくさん迷惑も掛けたと思います。ぜひこの場で皆さんにちゃんと感謝をするようにしてください。翔の第2の人生、どうなるか分かりませんけど、翔らしく一途というか、芯をぶらさずに頑張ってください。また時間があれば食事に行きましょう。本当に現役生活、お疲れさまでした」中田は試合後の会見で、セレモニーでの涙について問われると「一番予想外だったのは、稲葉さんが僕より泣いてたっていう。ちょっとあれはずるいなっていう、本当に栗山さん、稲葉さん。僕にとってはね、本当にお父さんとお兄ちゃんのような存在の方で、そういう2人が忙しいにも関わらずね、こうやってわざわざ名古屋まで来てくれたっていう、本当に感謝の気持ちと、久々に顔を見られた時の、なんて言うんですかね、自分の中でちょっとこう、ホッとした部分というか。そういうすごく何か不思議なものがありましたし、ちょっとこらえることができなかったなというのはあります」と語った。

◆今季限りで現役引退を表明し、試合後に引退セレモニーを行う中日・中田翔内野手(36)が「4番・一塁」で先発出場した。一回2死一塁で第1打席が回ってくると、球場から割れんばかりの歓声と拍手が降り注いだ。結果は空振り三振に倒れたが、ヤクルト先発右腕・吉村が投じた直球に対して豪快なスイングを披露した。中田は二回の守備にも就いたが、1死一塁となった場面で井上監督から交代を告げられ、ベンチに下がった。日本ハム、巨人と3球団を渡り歩いてきた通算309本塁打を誇る主砲が見せた渾身のフルスイングを、多くのファンはその目に焼き付けた。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が途中交代した。「4番・三塁」で出場した左打者は、五回の第3打席で見逃し三振に倒れた直後、五回裏の守備でベンチへと下がった。上半身のコンディション不良から7月29日に1軍復帰して以降は、試合前までで46試合に出場し、打率・262、19本塁打、39打点を記録。驚異的なペースでアーチを量産してきた背番号55だったが、直近4試合は無安打に終わっていた。

◆ヤクルト・小川泰弘投手(35)が20日の中日戦(バンテリンドーム)に先発する。前回7日のDeNA戦(横浜)では、勝敗こそつかなかったが、6回2失点の力投を見せた。今季は敵地で2戦2勝。海外フリーエージェント(FA)権の取得まで残り5日としているベテラン右腕が、好相性のマウンドで5勝目を狙う。

◆満身創痍(そうい)の中で見せた師匠のフルスイングを目に焼き付けた。ヤクルト・北村恵吾内野手(24)がかつて自主トレーニングを師事し、今季限りでの現役引退を表明している中日・中田翔への感謝の思いを述べた。「小さいときに一番好きだった野球選手は(中田)翔さん。そういうのもあって自主トレに参加させてもらって、貴重な経験、いろいろと学ばせてもらいました」2023年オフに、憧れだった中田の自主トレーニングに弟子入り。ソフトバンクの秋広らと寝食をともにする中で、通算309本塁打を誇った主砲からは打撃技術、そして選手としての生きざまを学んだ。中でも鮮明に覚えているのは、準備に対する姿勢。自主トレの際にも誰よりもストレッチや柔軟など、練習に入る前の準備を怠らない中田の背中は、今でも自身の練習に取り組む上での教訓になっている。約2年近くたった今でも中田との交流は続き、自身が1軍で本塁打を放った際にはLINEで「もっと頑張れ」と連絡を受けるなど、打撃の状態で息詰まることがあればすぐに助言をくれるなど、常に気にかけてもらっているという。プロ3年目の今季は、試合前まででいずれもキャリアハイとなる33試合に出場し、打率・253、4本塁打、14打点を記録している。「18年間、本当にお疲れさまでした」。豪華なフルスイングで多くのファンを魅了してきた中田翔の魂は、燕の背番号50の胸に宿り続ける。「4番・三塁」で出場した村上が、五回の第3打席で見逃し三振に倒れた直後、五回裏の守備でベンチへと下がった。北村はこのあと三塁の守備に入った。

◆ヤクルトは吉村が7回5安打2失点と好投し、今季7勝目を挙げた。一回に内野ゴロで先制。二回に長岡の2点三塁打、七回に内山の適時二塁打など小刻みに加点した。中日は4連敗。クライマックスシリーズ進出の可能性が消えた。

◆ヤクルトは1点リードの二回、長岡が2点三塁打を放ち、追加点を挙げる。七回には内山の適時二塁打で中日を突き放し、八回には代打・宮本が適時打を放った。投げては先発の吉村が7回93球を投げ、5安打2失点で7勝目を挙げた。

◆ヤクルトは先発の吉村貢司郎投手(27)が7回2失点の好投で自身3連勝となる7勝目(6敗)を挙げた。打線は二回に長岡秀樹内野手(23)が中越えの2点三塁打を放つなど右腕を援護した。以下、吉村のヒーローインタビュー。--ピッチングを振り返って「野手の方が先制点取ってくれたんで、すごくリズムよく投げれたかなと思います」--良かった点は「ストライク先行でいけたことが、一番良かったかなと思います」--自身3連勝「毎日変わらず、ゼロを続けることを意識してやって、その結果が良かったので良かったです」--最後に一言「残り試合少ないですけど、一つでも勝てるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」

◆ヤクルト・高津臣吾監督(56)が試合後、途中交代した村上宗隆内野手(25)について言及。「ちょっとお疲れなので早めに代えました」と経緯を説明した。村上は「4番・三塁」で先発出場。五回の第3打席で見逃し三振に倒れた直後、五回裏の守備からベンチに下がった。上半身のコンディション不良から復帰して以降は、47試合に出場し、19本塁打をマーク。驚異的なペースでアーチを量産してきた背番号55だったが、直近は20打席連続無安打だった。主砲の明日以降の出場について指揮官は「大丈夫だと思います」と力強く言い切った。

◆中日の朝田憲祐球団本部長は、クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した19日、ヤクルト戦後に取材に応じ、就任1年目の井上監督について「上(1軍)で指揮を執るのは初めてで、いろいろ模索しながらやっておられた。できる限りのサポートはしてきたつもり。残念ながら結果に結びつかなかった」と評価した。来季の去就については「まだシーズンが終わっていないので」と明言しなかった。

◆9月に強い男が戻ってきた。ヤクルト・吉村貢司郎投手(27)が7回を5安打2失点でチームトップの7勝目(6敗)をマーク。自身3連勝を飾り「ストライク先行でいけたことが一番よかった」と胸を張った。最速151キロの直球を軸としたテンポのいい投球で、一~六回は単打2本に封じた。3連打などで2点を失った七回限りで降板したが、白星を先行させた。この日は、今季限りで現役から退く中日・中田翔の引退試合。一回は直球のみで真っ向勝負し、3球で空振り三振に仕留めた。打点王のタイトルに3度輝き、日本代表「侍ジャパン」でも活躍した中田は「僕が学生の頃から見ていた選手ですし、プロ野球界をすごく盛り上げてくれていた方。しっかりと最後、勝負ができたことはうれしく思います」と実感を込めた。7、8月は計8試合に投げて0勝3敗と苦しんだ右腕は、9月に入ってから3連勝。全て7回を2失点以下に封じている。9勝を挙げた昨年も9月は無傷の4連勝。「残り試合、一つでも勝てるように頑張っていきたい」と決意を新たにした。(樋口航)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
優勝
(-)
阪神
83493 0.629
(↑0.003)
-
(-)
8473
(+4)
322
(-)
87
(+1)
97
(-)
0.245
(-)
2.140
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
66645 0.508
(↓0.004)
16
(↓1)
8461
(-)
425
(+4)
100
(-)
61
(-)
0.241
(-)
2.900
(↓0.01)
3
(-)
巨人
66663 0.500
(↑0.004)
17
(-)
8432
(+5)
429
(+4)
92
(+2)
50
(-)
0.248
(↑0.001)
2.900
(↓0.01)
4
(-)
広島
58725 0.446
(↓0.004)
24
(↓1)
8427
(+4)
454
(+5)
69
(+1)
55
(-)
0.248
(-)
3.080
(↓0.02)
5
(-)
中日
58752 0.436
(↓0.003)
25.5
(↓1)
8377
(+2)
441
(+6)
75
(-)
79
(-)
0.231
(-)
2.990
(↓0.03)
6
(-)
ヤクルト
50756 0.400
(↑0.005)
29.5
(-)
12392
(+6)
528
(+2)
81
(-)
57
(+1)
0.232
(↑0.001
3.660
(↑0.02)