ソフトバンク(☆11対8★)西武 =リーグ戦23回戦(2025.09.17)・みずほPayPayドーム福岡=
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西武
01000304081014
ソフトバンク
07400000X111700
勝利投手:モイネロ(11勝3敗0S)
(セーブ:杉山 一樹(3勝3敗27S))
敗戦投手:武内 夏暉(4勝5敗0S)

本塁打
【西武】渡部 聖弥(10号・2回表ソロ),ネビン(17号・6回表ソロ),山村 崇嘉(3号・6回表2ラン),セデーニョ(6号・8回表2ラン)

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◆ソフトバンクは1点を追う2回裏、牧原大、中村、栗原の3者連続適時打などで一挙7点を挙げ、逆転に成功する。続く3回にも打者一巡の攻撃で4点を加え、相手を突き放した。投げては、先発・モイネロが5回1失点と試合をつくり、今季11勝目。敗れた西武は、先発・武内が炎上した。

◆パ・リーグ首位のソフトバンクは優勝マジック11で西武と戦う。先週はビジター5試合も3勝2敗で勝ち越しに成功した。この日から直近6試合は本拠地みずほペイペイドーム。高い勝率を誇る地元福岡でリーグ連覇へ近づきたい。今季のソフトバンクは、みずほペイペイドームで39勝18敗2分け、勝率6割8分4厘。3、4、5月は単独最下位を経験するなど苦しんでいたが、チーム状況が好転していた6月以降に限ると30勝4敗1分け、勝率8割8分2厘だ。7月5日~8月15日には破竹の本拠地13連勝を記録した。シーズン残り14試合のうち、本拠地開催は半数以上の8試合。地の利を生かした白星量産に期待がかかる。

◆ソフトバンクが3回までに先発全員安打を放った。0-1の2回に5安打7得点。3四球も絡んでビックイニングを作った。さらに3回も攻撃の手を緩めず複数得点。西武先発の武内をめった打ちにした。ソフトバンクは優勝マジック11としている。

◆ソフトバンクが4連勝を飾った。さらに2位の日本ハムが楽天にサヨナラ負け。優勝マジックは2つ減って「9」となり、いよいよ連覇へのカウントダウンが本格化した。序盤から打線が爆発。3回までに先発全員安打の猛打を仕掛けて西武を圧倒した。2ケタ得点は5日の楽天戦以来8試合ぶり。先発のリバン・モイネロ投手(29)は5回74球、2安打1失点で余力を残して降板。8月10日以来5登板ぶりの11勝目を手にした。

◆ソフトバンク左腕エースのリバン・モイネロ投手(29)が約1カ月ぶりの白星で、昨年に並ぶキャリアハイの11勝目を手にした。2回に先頭渡部聖に右翼席へ先制の10号ソロを被弾したが、直後に味方打線が7得点で逆転。3回にも4点を追加してもらい、5回74球、1失点でお役御免となった。「優勝に向かって大事な試合が続く中、先発として最低限の投球はできたと思います」。8月10日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)で2年連続の10勝を挙げてから、ここ4試合は0勝1敗。足踏みが続いていただけに、うれしい白星となった。3回1死一、三塁のピンチも3番外崎を遊ゴロ、4番ネビンを空振り三振に仕留めた。「ピンチになっても冷静に投げることができた。次ぎもまたしっかり頑張りたい」。連覇&自己最多勝利に向け、さらなる快投を誓った。

◆ソフトバンク中村晃外野手(35)が4番の存在感を見せつけた。2回に4点を挙げなおも2死一、二塁の場面。西武武内から右中間を破る2点適時三塁打を放った。「(直前の)牧原大のタイムリーで気持ち的に楽になり、思い切っていくことができました。有利な展開にもってくるタイムリーになってよかったです」。2戦連続2打点で、シーズン4本の三塁打は14年以来、自己最多タイ。プロ18年目のベテランが勝負どころの終盤戦で躍動している。

◆ソフトバンク新守護神の杉山一樹投手(27)が、西武平良に並ぶトップタイの27セーブを挙げた。終盤に3点差に詰め寄られ9回にマウンドへ。先頭古市に左前打されたが、西川、滝沢、長谷川と3者連続で外野フライに仕留め、試合を締めた。「3点差になったんで。自分のやることは変わらないので。チームに優勝マジックが点灯しているので、1つでも減らしたい」。初タイトルも視野に、クローザーの役割を果たし続ける。

◆パ・リーグ首位のソフトバンクが先発全員17安打、先発全員11得点の猛攻で4連勝を飾り、今季の2位以上を確定させた。西武に4発を食らう猛追を受けたが、大量リードを守って逃げ切った。2位日本ハムが楽天にサヨナラ負けしたためゲーム差は3・5に開き、優勝マジックは2つ減って1桁の9。いよいよリーグ連覇への本格カウントダウンに入る。18日は本拠地でその新庄ハムと直接対決。引導を渡す時がきた。一時は10点リードも最後は3点差。西武に4発を浴びるなど、猛追を受けて守護神杉山が登板する接戦になったが、何とか逃げ切った。みずほペイペイドームに勝利の花火が打ち上がり、その41分後に日本ハムがサヨナラ負け。優勝マジックは2つ減って「9」になり、いよいよ1桁台に突入。リーグ連覇への道がはっきりと見えてきた。流れを引き寄せた起点は谷川原健太捕手(28)だった。腰の張りで欠場した近藤に代わり、捕手登録ながら今季初めて右翼でスタメン出場。まずは2回の守備で魅せた。モイネロが渡部聖に先制ソロを浴び、直後の打者だった山村の右中間フェンス際の打球を好捕。途中出場で経験があるとはいえ、慣れない外野守備でチャンスの芽を摘み取るファインプレー。「バッティング練習での捕球率は低かったけど、何とか捕れてよかったです」と笑みを浮かべた。打っては、1点を追う2回無死一、二塁。捕手前にバントしながら俊足を生かして内野安打をもぎ取った。「足は武器。自分の強みなので」。満塁に好機を広げて周東、柳町が同点と勝ち越しの連続押し出し四球。牧原大、中村らも適時打で続き、大量7得点につなげた。小久保監督は「今日の彼の働きは素晴らしかった」と称賛。出場機会を求めて捕手1本から外野にも再挑戦。西武武内からは前回対戦で本塁打を放っていた。スタメン抜てきに応え、先発全員17安打、先発全員11得点の爆発を呼んだ。4連勝で貯金を最多の32に増やし、日本ハムに3・5ゲーム差をつけた。その日本ハムと18日に本拠地で直接対決。勝てば4・5ゲーム差で優勝マジックは7になる。残り試合数を考えれば、今シーズン熱戦を繰り広げてきた宿敵に引導を渡す時がきた。小久保監督は「もうここまできたらね、思い残すことなくワクワクしながらドキドキしながら取りにいきたいと思います」と必勝宣言。猛打のタカが威風堂々、新庄ハムを迎え撃つ。【只松憲】▽ソフトバンク栗原(2回の右前タイムリーを含む猛打賞)「打ったのは真っすぐです。いい流れの中で思い切っていくことができた結果です」

◆ソフトバンクは「7番・右翼」で谷川原健太捕手(28)が8月22日の日本ハム戦(エスコンF)以来となるスタメンで出場する。西武先発・武内とは7月20日(ベルーナD)で対戦し、左越えに今季初本塁打を放っており相性の良さが買われての起用となった。リバン・モイネロ投手(29)が今季11勝目をかけて先発する。

◆ソフトバンクが今季7、8月の着用時に5戦5勝と縁起の良い「カチドキレッド」の真っ赤な限定ユニホームで戦い、序盤から神通力を見せつけた。1点を追った二回に中村晃内野手(35)の2点三塁打など3四球、長短4安打を浴びせて一挙7点を奪い逆転。三回にも先頭谷川原健太捕手(28)のセンターへの二塁打から4連打を浴びせて9-1として相手先発・武内をKOすると、2番手・浜屋からも栗原陵矢内野手(29)が左前に2点打を放ち、打者10人の猛攻で4得点。序盤で11-1と試合の形勢を完全に自軍のものにした。チームは7、8月に開催した「鷹祭 SUMMER BOOST 2025」で計5試合に上半身が赤の限定ユニホームを着用して全勝していた。縁起の良さからこの日の試合から本拠地で行われる試合はこの限定ユニホームで戦うことを決めた。

◆ソフトバンクが打ち勝って連勝を4に伸ばした。打線は1点を追った二回に中村晃内野手(35)の2点三塁打など7得点を挙げて逆転。三回に栗原陵矢内野手(29)の2点打などで4点を奪い大きくリードした。先発のリバン・モイネロ投手(29)は5回1失点と好投した。その後は救援陣が六回に3失点、八回に4失点して3点差まで詰め寄られたが、九回は杉山一樹投手(27)が登板して無失点に抑えた。

◆ソフトバンクは先発全員安打の17安打11得点で打ち勝った。4連勝で優勝へのマジックナンバーは9。いよいよカウントダウンに突入だ。「足がつりそうだったし、めっちゃ疲れた。肉体的な疲労は外野の方がすごい」捕手が本職の10年目・谷川原が「7番・右翼」で2022年以来、3シーズンぶりに外野手で先発。攻守で貢献し、充実感をにじませた。二回に右中間への大飛球をフェンスにぶつかりながら好捕。1点を追う直後の攻撃では無死一、二塁で捕手前へのセーフティーバントを決め、大量7得点を呼び込んだ。さらに三回先頭では左中間への当たりで俊足を飛ばして二塁打。「(足は)武器としてあるし、自信もある」と胸を張った。捕手専念を申し出た昨季は出場4試合に終わり、今季も正捕手として独り立ちした海野の陰に隠れる形に。9月に入って近藤が体調面に不安を抱える中、小久保監督から打診されて外野の練習を2年ぶりに再開。周東にグラブを譲ってもらい「やるしかない。優勝争いの中、グラウンドに立てるのは幸せなこと」とやりがいを語った。18日は本拠地で2位日本ハムを迎え撃つ。「ここまできたら思い残すことなく、わくわくドキドキしながら取りにいきたい」と小久保監督。引導を渡し、2連覇へラストスパートに入る。(上阪正人)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
79474 0.627
(↑0.003)
M9
(↑2)
13501
(+11)
364
(+8)
89
(-)
95
(-)
0.255
(↑0.001
2.440
(↓0.04)
2
(-)
日本ハム
77523 0.597
(↓0.005)
3.5
(↓1)
11511
(+2)
371
(+3)
122
(+1)
66
(-)
0.250
(-)
2.530
(-)
3
(-)
ORIX
65623 0.512
(↓0.004)
14.5
(↓1)
13453
(+1)
479
(+2)
89
(+1)
54
(-)
0.257
(-)
3.410
(↑0.01)
4
(-)
楽天
62642 0.492
(↑0.004)
17
(-)
15410
(+3)
461
(+2)
66
(-)
104
(+1)
0.247
(-)
3.330
(↑0.01)
5
(-)
西武
57683 0.456
(↓0.004)
21.5
(↓1)
15362
(+8)
408
(+11)
72
(+4)
86
(-)
0.233
(-)
2.930
(↓0.06)
6
(-)
ロッテ
50773 0.394
(↑0.005)
29.5
(-)
13402
(+2)
519
(+1)
70
(-)
66
(+1)
0.239
(-)
3.710
(↑0.02)