オリックス(★1対2☆)ロッテ =リーグ戦24回戦(2025.09.17)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
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ORIX
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勝利投手:廣池 康志郎(1勝3敗0S)
(セーブ:横山 陸人(2勝3敗8S))
敗戦投手:マチャド(3勝6敗25S)

本塁打
【オリックス】頓宮 裕真(11号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆ロッテが接戦を制した。ロッテは3回表、1死三塁から岡が適時打を放ち先制する。その後同点を許すも、9回にソトの野選出塁の間に1点を加え、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・廣池がプロ初勝利。敗れたオリックスは、打線が終盤の好機を生かせなかった。

◆オリックスでは試合前、「大阪プロレス」による特別始球式が行われた。代表取締役社長で現役レスラーのゼウスをはじめ、ブラックバファロー、タイガースマスクら7人のレスラーが登場した。始球式の投手役はバトルロイヤルで決定。ゼウスが逆水平チョップで次々と倒し、大役をつかんだ。ゼウスは、左打者の渡部遼人外野手(26)の内角ギリギリにあわや死球の投球。「バッター狙ったわけじゃないんですよ。プロレスラーが投げた球やから、やっぱり攻撃的に行きましたね。あのまま乱闘してほしかったな。投げた感想はマジで気持ちよかったです」と笑った。迫力満点のプロレス技を披露し、この日はリングアナウンサーとレフェリーも参加。「大阪プロレスの魅力はちょっと伝わったんじゃないかな。めちゃくちゃ来てください!」とアピールした。

◆3位オリックスは接戦に敗れ、ロッテに2連勝はならなかった。先発の宮城大弥投手(24)は6回7安打1失点で、2年ぶりのシーズン規定投球回に到達した。3回、1死三塁でロッテ岡に中前適時打を浴び、先制を許した。それでも尻上がりに調子を上げ、追加点を与えず、9三振を奪った。1点を追う6回1死。4番頓宮裕真捕手(28)がロッテ石川柊の高め変化球を左翼へ11号ソロ。試合を振り出しに戻した。だが9回、4番手アンドレス・マチャド投手(32)が1死三塁から代打ソトの高いバウンドの投ゴロを本塁へトスしようとするも、グラブで弾き勝ち越しを許した。

◆ロッテのドラフト5位ルーキーの広池康志郎投手(23)がプロ初勝利を挙げた。1-1の8回に2番手で登板。連打でピンチを招いたが粘って無失点で切り抜けると、直後の9回にチームが勝ち越して白星をつかんだ。16日に誕生日を迎え、23歳初登板で記念の1勝を挙げ、ウイニングボールを手に初々しい笑顔を見せた。

◆3位オリックスは終盤のミスが響き、ロッテとの接戦に敗れた。1点を追う6回1死。4番頓宮裕真捕手(28)が、ロッテ石川柊の高めの変化球を左翼へ11号ソロ。試合を振り出しに戻した。だが、9回。4番手アンドレス・マチャド投手(32)が、1死三塁から代打ソトの高いバウンドの投ゴロを本塁へグラブトスも、間に合わず(記録は野選)。終盤に痛恨の勝ち越しを許し、6敗目を喫した。打線は、頓宮のソロでの1点のみ。8回は無死一、二塁で太田椋内野手(24)が送りバント失敗。1点を追う9回も無死一塁で麦谷祐介外野手(23)が初球からバントを試みるも、真上に打ち上げ、捕邪飛となった。岸田護監督(44)は試合後、言葉をつまらせながら「プレッシャーのかかる場面でみんなどういう風な仕事ができていくかというのは大事になってくると思います。この先もこういう展開もあるでしょうから当然また切り替えて、しっかり準備してやっていきます」。4位楽天が迫る中、痛い敗戦となった。

◆オリックス・山下舜平大投手(23)が先発予定の18日の西武戦(ベルーナD)に向けて、キャッチボールやショートダッシュなどで調整した。今季は腰のコンディション不良で出遅れ、今月7日の日本ハム戦(京セラ)で初登板初先発し、5回2失点で勝ち負けはつかなかったが、最速157キロを計測し、11個の三振を奪うなど実力を証明した。それから中10日で敵地のマウンドに上がる右腕は「調整もバッチリなんで、あとは試合で投げるだけ」と意気込んだ。勝利すれば昨年9月4日の西武戦(ほっと神戸)以来、379日ぶりとなる。シーズンは残り14試合(17日試合前時点)と最終盤に差し掛かった中で「勝つつもりで投げる。長い目で見て、今年は(登板が)数少ないけど、野球(人生)が終わるまでの(長い目でとらえた)1試合と思えば次につながってくるかなと思うので、全力でいきたい」と気合をみなぎらせた。この日のロッテ戦前には大阪プロレスのレスラーたちが登場予定。山下も少年時代はCS放送などで目にする機会が多かったといい、「小さい時はプロレスが好きだった。GAORA(CSのチャンネル)とかを見ていたら野球の(中継の)後にプロレス(の放送)だったりするので。その流れで見ていた」と笑顔で語った。

◆オリックス・頓宮裕真捕手(28)がソロ本塁打を放ち、同点に追いついた。「(打った)感触も悪くなかったですし、宮城が頑張って投げてくれていたので、なんとか同点に追いつくことができてよかったです!」0-1の六回1死だ。先発の石川柊の6球目、甘く入った変化球を完璧に捉えて左翼席に運んだ。8月26日のロッテ戦(京セラ)以来、出場15試合ぶりとなる11号ソロで試合を振り出しに戻した。9月は試合前時点で打率・229と不振。六回に一発を放つまで19打席快音なしと苦しんでいた男がひと振りで意地を見せた。

◆オリックスは抑えのマチャドが救援失敗で敗戦した。先発の宮城は6回1失点と力投。これで143回?となり、2年ぶりとなる規定投球回に到達した。打線は0-1の六回に頓宮が同点ソロ。しかし、同点で迎えた九回に登板した守護神・マチャドが踏ん張れなかった。先頭の代打・山口に二塁打を許すと、佐藤に犠打で1死三塁。代打・ソトのフルスイングした高いバウンドのゴロをマチャド自ら処理するも三走が生還して勝ち越された(記録は投手の野選)。マチャドは6敗目を喫した。

◆ロッテが連敗を3で止めた。九回1死三塁から、代打ソトの投ゴロの間に勝ち越した。石川柊が7回1失点と好投し、八回に投げた2番手の広池が初勝利。オリックスの得点は頓宮のソロのみで、抑えのマチャドは6敗目を喫した。

◆オリックスは終盤に2イニング連続で犠打失敗に終わり、好機を広げられず、接戦を落とした。1-1の八回に来田、西川の連打で無死一、二塁と好機を作り、3番・太田が犠打を試みるも初球を打ち上げて一邪飛。頓宮、西野も凡退して無得点で終わった。さらに悲劇は続いた。1点を勝ち越された直後の九回に先頭の森が四球で出塁。ここで再びD1位・麦谷が犠打を狙ったが、打ち上げてしまい捕邪飛に倒れた。続く紅林もバントの素振りを見せると、球場のオリ党からはどよめきが起こった。今度はきっちり成功させて2死二塁とし、代打・中川を打席に送り込むも3球三振に倒れてゲームセット。大事な終盤にミスを連発し、試合に敗れた。緊迫した展開でのミスが目立ち、岸田護監督(44)は「なかなかうまくいかなかった。次にまたしっかりできるように。プレッシャーがかかる場面でみんながどういう仕事ができるかが大事になってくる。この先もこういう展開もあるでしょうから、また切り替えてしっかり準備してやっていく」と必死に前を向いた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
79474 0.627
(↑0.003)
M9
(↑2)
13501
(+11)
364
(+8)
89
(-)
95
(-)
0.255
(↑0.001)
2.440
(↓0.04)
2
(-)
日本ハム
77523 0.597
(↓0.005)
3.5
(↓1)
11511
(+2)
371
(+3)
122
(+1)
66
(-)
0.250
(-)
2.530
(-)
3
(-)
ORIX
65623 0.512
(↓0.004)
14.5
(↓1)
13453
(+1)
479
(+2)
89
(+1)
54
(-)
0.257
(-)
3.410
(↑0.01)
4
(-)
楽天
62642 0.492
(↑0.004)
17
(-)
15410
(+3)
461
(+2)
66
(-)
104
(+1)
0.247
(-)
3.330
(↑0.01)
5
(-)
西武
57683 0.456
(↓0.004)
21.5
(↓1)
15362
(+8)
408
(+11)
72
(+4)
86
(-)
0.233
(-)
2.930
(↓0.06)
6
(-)
ロッテ
50773 0.394
(↑0.005)
29.5
(-)
13402
(+2)
519
(+1)
70
(-)
66
(+1)
0.239
(-)
3.710
(↑0.02)