| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神  | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 6 | 11 | 0 | 0 | 
広島  | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 1 | 0 | 
| 
    勝利投手:村上 頌樹(12勝4敗0S) 敗戦投手:床田 寛樹(9勝11敗0S)  | |||||||||||||
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◆投打のかみ合った阪神が快勝。阪神は3回表、森下の適時打で先制する。直後に同点とされるも、6回に木浪の適時打などで3点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・村上が6回1失点8奪三振の好投で今季12勝目。敗れた広島は、打線が振るわなかった。
◆阪神の史上最速優勝(7日)から早くも10日が経過した。次なる戦いのCSファイナルまで、ようやく1カ月を切った。甲子園で行われるCSファイナルは10月15日から6試合制で行われる。優勝からCSファイナル初戦まで中37日もある。この広島2連戦を含め、1カ月弱で残りはわずか11試合。簡単に「消化試合」にはできない。レギュラーシーズン最終戦は10月2日のヤクルト戦(甲子園)。前回優勝の23年と同じように、10月6日開幕のみやざきフェニックス・リーグに1軍選手を派遣するなど、実戦機会の工面に苦労しそうだ。
◆阪神近本光司外野手(30)が、他の選手らとともに球場入りした。13日の巨人戦(東京ドーム)で左前腕付近に死球を受け途中交代。病院で「左前腕の打撲」と診断され、14日からの中日2連戦を欠場していた。この日からの広島2連戦で戦列復帰する可能性がある。
◆阪神佐藤輝明内野手(26)が、今季初めてベンチ入りメンバーから外れた。今季3試合目の欠場となる。今季は前試合までの132試合のうち130試合に出場。4月9日ヤクルト戦に体調不良、8月12日広島戦は休養で2試合欠場していた。この日は他の選手らとともに球場入り。試合前練習中はグラウンドや室内練習場で普段通りに体を動かしていた。
◆阪神近本光司外野手(30)が、「1番中堅」スタメンで3試合ぶりに出場する。13日の巨人戦(東京ドーム)で左前腕付近に死球を受け途中交代。病院で「左前腕の打撲」と診断され、14日からの中日2連戦(甲子園)では、ベンチ入りメンバーから外れていた。主に「4番三塁」の佐藤輝明内野手(26)が、今季初めてベンチ入りメンバーから外れ、3試合目の欠場となった。大山悠輔内野手(30)が「4番一塁」。佐藤輝がベンチスタートの4月9日ヤクルト戦以来、今季2度目の4番スタメンとなった。木浪聖也内野手(31)が「5番三塁」。4試合ぶりの先発出場で、5番はレギュラーシーズンでは21年10月24日以来、約4年ぶりだ。中野拓夢内野手(29)がベンチスタート。植田海内野手(29)が「8番二塁」で、今季4度目の先発出場となった。熊谷敬宥内野手(29)が「2番遊撃」。4試合連続の先発出場だ。
◆阪神藤川球児監督(45)の猛ダッシュに広島の阪神ファンから拍手が起こった。君が代独唱の最中に、雨が本降りになった。そのあと、激しい雷雨の中、審判団と両監督によるメンバー表交換が行われたが、大雨の中、藤川監督はホームに向かって猛ダッシュ。手を伸ばしてメンバー表を渡すと、新井貴浩監督(48)と笑い合って、すぐに輪を解き、また全力ダッシュでベンチに戻った。直後、試合開始を見合わせるとのアナウンスがあり、グラウンドにシートが敷かれた。
◆阪神佐藤輝明内野手(26)が優勝パレード発表を喜んだ。この日、大阪府の吉村知事が11月22日の阪神優勝パレード実施を公表。4番は2年ぶりのパレード参加について「皆さんに見てもらえる場というのはあまりないので、楽しみですね。(2年前も)楽しかったですよ。1人でも多くの人に見ていただけたら。しっかり楽しみたいと思います」と力を込めた。この日の広島戦は今季初のベンチ外。今季3試合目の欠場となった。試合前練習は通常メニューをこなしていた。
◆1時間以上遅れてプレーボールがかかった。定刻の午後6時直前に雷雨が強まった。両監督によるメンバー表も済ませたが、直後に試合開始を見合わせるとアナウンスがあり、内野にシートを敷いた。雨が弱まり、1度外したが再び雨脚が強くなり、シートをかけ直した。午後6時40分ごろに雨が弱くなり、試合に向けて準備が進んだ。ただ、プレーボール前に、稲光と雷鳴がとどろき、客席からは悲鳴があがった。選手も心配そうに空を見上げていた。
◆阪神近本光司外野手(30)が復帰戦でさっそく安打を放ち、元気な姿をファンに披露した。3試合ぶりに試合復帰。3回1死の第2打席で右中間に落ちる二塁打を放ち、チャンスメークした。13日の巨人戦(東京ドーム)で4回に左前腕付近に死球を受けた。その後もプレーを続けたが、5回の守備からベンチに下がり、試合中に球場を離れた。その後の2試合はベンチメンバーからも外れていた。この日の試合前は本隊とは別に調整したが、左前腕を気にするそぶりは見せなかった。
◆アイドルグループ=LOVE(イコールラブ)のリーダー山本杏奈(27)が、始球式を行った。"推しの選手"という背番号55、松山竜平外野手(39)のユニホームを着用して登板。ホームに一礼して左足を大きく上げたフォームから投じた1球は、近本の背後に大きくそれた。捕手がグラブに当てるのがやっとのワンバウンド投球となった。それでも始球式後は笑顔で「グループに入ったとき、個人の夢として掲げさせてもらったのが始球式だったので。それてしまったのでちょっと悔しいんですけど、全力で楽しく投げさせていただいたので悔いは無いです。カープ勝利への思いを込めて投げさせていただきました」と振り返った。ゲリラ豪雨の影響でプレーボールが1時間遅れたことについても「"雨女"と言われないか不安だったんですけど、無事に試合が開始されて私もホッとしてます。」と再び笑った。広島出身で「小さい頃からカープとともに生きてきた」という大のカープファン。ユニホームを着用した松山には「ユニークでお優しくて、イジられている姿とかひかれちゃって...。松山選手のホームラン、また見たいな! という気持ちがすごくあります」とエールを送った。
◆阪神森下翔太外野手(25)が技ありの一打で先制点を挙げた。3回2死二塁。2ストライクと追い込まれたが、3球目の外角低めに逃げていくチェンジアップに手を伸ばし、バットの先で中前に落としてみせた。勝負強さが光る森下は、ここまで勝利打点19。85年バースの球団記録「22」を視界にとらえている。
◆阪神が「5番三塁」でスタメン出場した木浪聖也内野手(31)の一打で勝ち越した。1-1の6回。無死一、三塁から床田寛樹投手(30)の外角に逃げていくスライダーを中前にはじき返した。この日は佐藤輝明内野手(26)が欠場。木浪の5番は21年10月が最後。4年ぶりの打順で結果を出した。本職は遊撃。遊撃のレギュラー争いは2軍調整中の小幡竜平(24)や熊谷敬宥(29)との三つどもえの様相だが、ここに来て木浪が存在感を示している。
◆阪神が相手のミスを利して一気に突き放した。1-1の6回、まず木浪聖也内野手(31)の中前打で1点。なおも続く無死一、二塁のチャンスで中川勇斗捕手(21)は三塁前にうまく送りバントを転がした。相手守備の連係が乱れ、あわてて一塁送球した佐々木泰内野手(22)が悪送球。二塁走者が一気に生還した。記録はバント安打と敵失による生還。中川のバント安打はプロ初。今季はプロ初出場、初安打、初本塁打など初ずくめ。さらに1死一、三塁から原口文仁内野手(33)の遊ゴロでもう1点加えた。
◆阪神村上頌樹投手(27)が勝利投手の権利を得て降板した。白星をつかめば、自己最多の今季12勝目となる。打線が1点を先制した直後の3回。2死一、二塁から広島小園に右前適時打を許し、すぐさま同点とされた。その後は6回まで無失点。3点をリードした状態でマウンドを降りた。この日奪った三振の数は毎回の8個。試合前時点ですでにリーグトップだったが、さらに132奪三振まで伸ばした。勝利投手となれば12勝4敗で勝率7割5分。こちらも試合前時点からリーグトップで、さらに成績を伸ばす形となる。タイトル受賞条件を満たす、13勝にも近づいている。
◆優勝を決めている阪神に競り負けて、2年連続のシーズン負け越しが決まった。阪神に対しても6勝18敗となり、明日の阪神との最終戦に臨むこととなった。先発床田は3回1失点の滑り出しで、前回まで2試合連続大量失点していた序盤を乗り切ると、5回まで追加点を許さなかった。だが、6回に先頭森下への四球から無死一、三塁とし、木浪に左前適時打を浴びて勝ち越しを許した。さらに続く中川の三塁線へのバントを投手床田と譲り合って対応が遅れた三塁佐々木が一塁へ悪送球。追加点を許し、さらに走者を進めると、植田の遊ゴロの間に失点した。6回4失点で11敗目。3年連続2桁勝利はお預けとなった。打線は1点を追う3回2死一、二塁から小園の右前適時打で同点とするも、その後は毎回のように走者を出しながら得点を奪うことができなかった。
◆ベストメンバーではない阪神が連勝を決めた。近本光司外野手(30)が「1番中堅」で3試合ぶりにスタメン復帰。一方、「4番三塁」が定位置の佐藤輝明内野手(26)が、今季初めてベンチ入りメンバーから外れ、3試合目の欠場となった。中野拓夢内野手(29)はベンチスタート。大山悠輔内野手(30)が「4番一塁」、木浪聖也内野手(31)が「5番三塁」、植田海内野手(29)が「8番二塁」で、今季4度目の先発出場となった。降雨のため1時間以上遅れてプレーボール。森下翔太外野手(25)が3回2死二塁で2ストライクと追い込まれたが、3球目の外角低めに逃げていくチェンジアップに手を伸ばし、バットの先で中前に落とし先制。直後に同点に追い付かれたが、6回無死一、三塁から木浪の中前適時打などで3点を勝ち越し。先発村上頌樹投手(27)は6回1失点で12勝目を挙げた。
◆阪神楠本泰史外野手(30)が移籍後初打点を挙げた。9回に代打で登場。左中間を深々と破る快打で、一塁走者を迎え入れた。昨年、DeNAを戦力外になり阪神と契約。なかなか結果を出せずにいたが、今月10日に初安打。これが2本目の安打で、初長打にもなった。
◆阪神森下翔太外野手(25)が今季4度目の1試合4安打で打線をけん引した。この日は主砲佐藤輝が今季初のベンチ外。大山を4番、5番木浪に据えた急造クリーンアップを3番が引っ張った。3回2死二塁では広島先発床田に追い込まれながら127キロチェンジアップをセンター前に運び先制。「(床田は)何回もチャンスを作れる投手ではないので、1つのチャンスをものにできたのは良かったです」。低めの球を最後は左手だけですくい上げる技ありの一打に胸を張った。同点の6回には先頭で四球を選び、大山、木浪の連打で勝ち越しのホームを踏んだ。7回の第4打席では二塁打を決め、9回2死二塁では左前適時打で84打点目をマークした。タイムリー2本で2打点を記録し、プロ3年目で199打点。これまで虎生え抜き右打者で最多だった岡田彰布に並び、初の同200打点に王手をかけた。
◆阪神森下翔太外野手(25)が4安打と大当たりした。初回に左翼線二塁打、3回は先制中前打。6回の死球をはさんで7回は右中間を破る二塁打。締めは9回、2死二塁からの適時左前打。佐藤輝明内野手(26)が欠場した試合で、全5打席出塁で2打点と打線を引っ張った。
◆阪神佐藤輝明内野手(26)が、今季初めてベンチ入りメンバーから外れた。「アクシデントか?」との質問にはほほ笑みながら口をチャックで閉じるポーズ。「体調の問題か?」と問われても「どうでしょうかね」とにごした。
◆雨が上がった午後7時過ぎ。近本は打席が待ち切れないようにいち早くベンチを出て、ネクスト・バッタースボックスでバットをぶんぶん振り出した。「1番センター、近本」のアナウンスに大きな拍手が響いた。3試合ぶりにグラウンドに戻ってきた。痛めていた左腕はもう大丈夫。練習中は笑顔もあった。試合では走攻守に元気なところをアピールした。試合後は「まあ、まずはよかったです」と落ち着いた表情で話した。3回1死の第2打席で右中間に落とす安打。相手守備の動きを見て、迷わず二塁に走る好走塁でチャンスメーク。森下の中前打で先制のホームも踏んだ。3回の守備では、佐々木の大飛球を背走して好捕した。9回には左前に落としてマルチ安打。すかさず二盗を決め、リーグトップの盗塁を31に伸ばした。また生還を果たして得点に絡んだ。13日の巨人戦左前腕付近に死球を受け、すぐ病院に向かった。その後の2試合はベンチメンバーからも外れた。腫れと強い痛みがあり、テーピングを巻いて、慎重に患部を動かしてきた。負傷から4日目でやっとGOサインが出た。4日ぶりのプレー後、影響はあったかの質問に「それは分からないです」と応じた。負傷の前には「しっかりとポストシーズンに向けて、コンディションと調子をしっかり合わせれたらいい」と話していた。今季は開幕から大きな故障なく、順調に数字を積み上げた。8月下旬に大スランプがあったが、盗塁だけでなく、最多安打や、最高出塁率も狙える位置にいる。紛れもなくチームの快進撃を支えた大きな柱だった。高いコンディション意識を持つ近本は入団以来7年間活躍を続けてきた。だが、前回優勝した23年も死球で約3週間離脱。アクシデントが最も怖い。今回は幸い、骨に異常はなかった。近本抜きのポストシーズンの戦いは考えられない。たった2試合の不在だったが、より存在感を高める出来事になった。【柏原誠】
◆4年ぶり5番でCS遊撃をアピール! 阪神木浪聖也内野手(31)が期待に応えた。1-1で迎えた6回。3番森下の四球、4番大山の左前打で無死一、三塁とした。広島先発床田が投じた外角129キロスライダー。泳がずに手を伸ばして捉えた。「追い込まれていたが、うまく反応できた」。勝ち越しの中前適時打。新たなクリーンアップで決勝点を奪った。「ノーアウトで前の2人がチャンスを作ってくれたので、得点につながるように、外野まで打球を飛ばすイメージを持っていた」「5番三塁」で4試合ぶりにスタメンに名を連ねた。直近3試合は熊谷が遊撃スタメンで、自身はベンチスタート。ベンチ外の佐藤輝に代わって三塁に入り、21年10月24日の広島戦以来4シーズンぶりに5番を務めた。第1、2打席は回の先頭で凡退。第3打席に貴重な一打で起用に応えた。今季は2年連続で開幕遊撃スタメンも不振に苦しんだが、徐々に存在感を取り戻しつつある。今のうちに結果を積み重ねたい。【塚本光】
◆広島床田寛樹投手(30)が6回4失点で11敗目を喫した。前回まで2戦連続大量失点していた序盤3回は1失点にしのぐも、同点の6回に崩れた。先頭への四球から無死一、三塁とし、木浪に勝ち越し打を許した。続く中川の三塁線へのバントを追い切れず、前進が遅れた三塁佐々木の悪送球で失点。さらに1点失い、2桁勝利はまたもお預け。「(次回登板が)あれば頑張るしかない」。チームの2年連続負け越し決定に肩を落とした。▽広島新井監督(6回先頭への四球から4失点の先発床田に)「慎重に行くというのは分かるんだけど、あそこが結果的にもったいなかったかな」
◆優勝を決めている阪神に競り負けて、2年連続のシーズン負け越しが決まった。先発床田は同点の6回、先頭森下への四球から無死一、三塁とし、木浪の左前適時打で勝ち越しを許した。さらに続く中川の三塁線へのバントに、投手床田と三塁佐々木の連係ミスから失点。さらに遊ゴロの間に1点を失った。床田は6回4失点で11敗目。3年連続2桁勝利はお預けとなった。打線は1点を追う3回2死一、二塁から小園の右前適時打で同点とするも、その後は得点を奪うことができなかった。
◆阪神村上頌樹投手(27)が自己最多の今季12勝目を挙げた。6回を投げて5安打2死球1失点。悪天候で試合開始が1時間以上遅れ、難しい調整を強いられたが、しっかり試合をつくった。「途中に中断したわけではなかったので、しっかりゲームに入ることができた」と振り返った。打線が1点を先制した直後の3回。2死一、二塁から広島小園に右前適時打を許し、すぐさま同点とされた。しかし、その後は6回まで無失点。3点をリードした状態でマウンドを降りた。「低めに丁寧に投げることを心がけて、しっかり粘りのピッチングができた」。この日は毎回の計8奪三振。試合前時点ですでにリーグトップだった奪三振数を132に伸ばした。勝率も上げて7割5分。規定投球回到達者の中でリーグトップをキープした。最多勝争いではDeNA東がこの日14勝目を挙げて近づけなかったが、勝率タイトル受賞条件を満たす13勝は目前。2冠に近づいた。
◆阪神森下翔太外野手(25)が快音を響かせるたび、広島の虎党が湧き立った。今季4度目で5月5日巨人戦以来、約4カ月ぶりの1試合4安打。そして今季初の全5打席出塁で打線をけん引した。「雨で遅れて入りも難しかったけど、1打席目にすごく集中して入れたので、この結果につながっった」試合開始が1時間以上遅れたが、なんのその。初回の第1打席から左翼線二塁打を放った。0-0で迎えた3回2死二塁では先制の中前適時打。7回2死から右中間二塁打、9回の最終打席では2死二塁から左前適時打を放った。「3本で終わらず、4本目絶対いったろうと」。普段から意識している固め打ちにも成功して2打点。今季85打点となり、プロ3年目で通算199打点。これまで球団生え抜き右打者で最多だった岡田彰布に並び、初の同200打点に王手をかけた。今季はここまで両リーグ最多の勝利打点19。3回の先制打は直後に同点とされ決勝打とはならなかったが、今月初の適時打2本をマークした。7日にリーグ優勝を決めた後も計7試合で5打点。「優勝が決まっているとか、決まっていないとかは関係ない。自分に満足していないので、変わりなくやっている」と向上心は止まらない。この日は「4番三塁」が定位置の佐藤輝が今季初のベンチ外。4番に大山、5番に木浪を据えた急造クリーンアップを力強くけん引した。【塚本光】
◆阪神村上頌樹投手(27)がキャリアハイを更新する今季12勝目を挙げた。悪天候で試合開始が1時間以上遅れ、難しい調整を強いられたが、6回5安打1失点。「途中に中断したわけではなかったので、しっかりゲームに入ることができた」と納得した。打線が1点を先制した直後の3回。2死一、二塁から広島小園に右前適時打を許し、すぐさま同点とされた。しかし、その後は6回まで無失点。毎回の8奪三振でリーグトップの奪三振数を132に伸ばし「そこはしっかり取っていきたい」と力を込めた。勝率も規定投球回到達者ではトップの7割5分に上昇。勝率タイトル取得条件を満たす13勝にもリーチをかけた。「まず今日勝たないと、というところだったので。そこをまず達成できたので。次の登板がまだあると思うので、そこに向けてまたやっていきたい」。2年ぶりのタイトル取りへ、残り試合も盛り上げる。
◆阪神木浪聖也内野手(31)が起用に応えた。「5番三塁」で4試合ぶりに先発出場。5番スタメンは21年10月24日の広島戦以来、約4年ぶりだった。1-1で迎えた6回無死一、三塁。広島先発床田の外角129キロスライダーを、手を伸ばして捉えた。「うまく反応できた。日頃からちゃんと準備しているので、大事なところで1本打てたのは大きかった」。勝ち越しの中前適時打で決勝点を奪った。CS遊撃スタメンに向けて好アピール。「いいところは良くて、ダメなところもある。いい場面でしっかり結果を残せるようにやっていきたい」。今季は2年連続で開幕遊撃スタメンも不振に苦しんだ。巻き返しの秋、徐々に存在感を取り戻しつつある。
◆阪神中川勇斗捕手(21)のバント安打が貴重な追加点を導いた。6回、木浪の勝ち越し打のあと、なお続く無死一、二塁で三塁前にうまく送りバントを転がした。あわてて一塁送球した佐々木が悪送球。二塁走者が生還した。記録はバント安打と敵失による生還。マルチ安打とした21歳は「練習でしっかりやっているので、それが出たと思う。続けていきたいです」とうなずいた。
◆阪神畠世周投手(31)がわずか5球で1回を3者凡退に抑えた。3点リードの8回に登板。広島3番小園を2球で左飛、4番モンテロを2球で遊ゴロ、5番坂倉を1球で三邪飛とした。クリーンアップ相手に好投し、今季2ホールド。昨年12月の現役ドラフトで加入した右腕は、3日中日戦での移籍後初登板から計7試合8イニングを無失点だ。「自分の中での感覚はいいかなと思っていたので、それをマウンドでうまく出せたのは良かった」と手応え十分だ。
◆阪神楠本泰史外野手(30)が移籍後初打点を挙げた。9回に代打で登場。左中間を深々と破る快打で一塁走者を迎え入れた。「本当に限られたチャンスだし、その1打席のためにずっと準備をしている。今日は良かったけど、また明日からいい結果を出せるようにしないと」と引き締めた。昨年、DeNAを戦力外に。今月10日に初安打。これが2本目の安打で、初長打にもなった。
◆阪神及川雅貴投手(24)が1回無失点で42ホールド目を挙げた。巨人大勢とトップで並走。最優秀中継ぎ投手のタイトルに関わるホールドポイント(ホールドと救援勝利)は1位大勢と2差につけている。「今日は守備に助けられました。タイトルを意識しないと言ったらウソになる。一番は先発投手の勝利。勝ち切るために自分の投球ができれば」と表情を引き締めた。
◆阪神のリーグ優勝を祝うパレードの実施を吉村洋文大阪府知事が発表したことを受け、選手たちも2年ぶりの晴れ舞台を心待ちにする声を上げた。本塁打、打点のリーグ2冠でMVPも最有力の佐藤輝明内野手(26)は、「皆さんに見てもらえる場というのはあまりないので、1人でも多くの人に見ていただけたら。しっかり楽しみたいと思います」とコメント。さらに選手会長の中野拓夢内野手(29)も「1年間応援してくださっているファンの皆様に対するお礼という意味も込めて大事。開催してくれることがありがたい」と話し、森下翔太外野手(25)も「優勝しないとできないこと。多くの人たちが応援してくれていたんだなというのも実感できる場所なので楽しみ」と声を弾ませた。粟井一夫球団社長(61)も試合前に取材に応じ、「多くのファンの人に感謝を伝える場というのは、球団単独ではなかなか難しい。こうやって公共中心に動いていただいて、場を設けていただいて、本当にうれしいというかありがたい。いい機会をいただけたので、本当に球団として喜んでいます」と球団を代表して感謝を語った。
◆15日の中日戦(甲子園)で連敗をストップし、12球団最速で2年ぶりの年間80勝に到達した阪神。敵地広島2連戦の初戦を任されたのは村上頌樹投手(27)。今季は23試合に先発して11勝4敗、防御率2・12。勝率(・733)、奪三振数(124)の2部門でトップを走る右腕が、タイトル獲得に向けて快投を披露する。打線は近本光司外野手(30)が「1番・中堅」で3試合ぶりにスタメン復帰。佐藤輝明内野手(26)が今季初めてベンチ外となり、「4番・一塁」で大山悠輔内野手(30)、「5番・三塁」で木浪聖也内野手(31)が先発。中野拓夢内野手(29)もスタメンを外れ、「8番・二塁」に植田海内野手(29)が入った。
◆プレーボール直前の国家独唱のときに大粒の雨が降り始め、試合開始が遅れることが発表された。広島・新井貴裕監督監督(48)と阪神・藤川球児監督(45)によるメンバー表交換が行われたが、藤川監督は全力疾走でグラウンドに飛び出し、両監督、審判団との握手を終えると再び全力疾走でベンチへと引き揚げた。場内でも試合開始が遅れる旨がアナウンスされ、グラウンドには一面シートが敷かれる。視界が真っ白になるほどの大雨だけでなく雷も響いており、しばらく試合開始まで時間を費やしそうだ。
◆降雨のため試合開始が遅れていた一戦は、19時10分にプレーボールした。内野には白い砂を入れてグラウンドが整備され、予定よりも1時間10分遅れで試合はスタート。ファンが待ちに待った一戦で、阪神の先発・村上頌樹投手(27)は一回から2つの三振を奪うなど三者凡退の立ち上がりを見せた。
◆阪神は森下翔太外野手(25)の適時打で先制した。三回1死からこの日3試合ぶりにスタメンに戻った近本光司外野手(30)が中堅右への二塁打を放ってチャンスを作る。2死二塁となって森下が追い込まれながら、低めの変化球にうまく合わせた。中前に落ちる安打で近本が二塁から生還。中野、佐藤輝の欠場に加えて試合開始が遅れた一戦でも集中を切らすことなく、自慢の上位打線で先手を奪った。阪神・森下「打ったのはたぶんチェンジアップかな。何回もチャンスを作れるピッチャーではないので、ひとつのチャンスをものにできたのはよかったです。また勝ち越せるように次の打席も頑張ります」
◆阪神の先発・村上頌樹投手(27)が1点を失い、同点に追いつかれた。味方が1点を先制した直後の三回、1死から投手の床田に右中間を真っ二つに破られ二塁打を許すと、死球、三振で2死一、二塁となって打席には打率、安打数、出塁率でリーグトップを走る小園。フルカウントからの7球目をとらえられて右前適時打を喫し、1-1の同点となった。なおも2死一、三塁とピンチは続いたが、4番のモンテロを空振り三振に切って逆転は許さなかった。
◆先発した阪神・村上頌樹投手(27)が勝ち越しのピンチを招くも、無失点で切り抜けた。1-1で迎えた五回。佐々木、床田を打ち取って2死とするも、1番・中村奨に左中間への二塁打を浴び、続くファビアンに死球を与えて2死一、二塁。一打勝ち越しの場面を迎えたが、三回に同点適時打を許した3番・小園をフルカウントから外角148キロ直球で見逃し三振に斬った。村上は五回まで90球を投げて4安打1失点、7奪三振。リーグトップの三振数を「131」まで伸ばしている。
◆今季初めて「5番・三塁」で起用された阪神・木浪聖也内野手(31)の適時打で勝ち越しに成功した。1-1の五回、先頭・森下の四球と大山の左前打で無死一、三塁と絶好の得点機を作る。ここで木浪が追い込まれながらも外角の変化球に対応し、中前への適時打を放つ。木浪の適時打は、6月6日のオリックス戦(甲子園)でのサヨナラ打以来約3カ月ぶりとなった。この後、中川の三塁内野安打に敵失が絡んで3点目。さらに原口の遊ゴロの間にも1点を加え、4-1とリードを広げた。
◆阪神が連勝を飾った。13日の巨人戦(東京D)で受けた死球での左前腕打撲により2試合ベンチ外が続いていた近本光司外野手(30)がスタメンに復帰。代わって中野拓夢内野手(29)、佐藤輝明内野手(26)はベンチ外という布陣で臨んだ。降雨により試合開始が1時間10分遅れたが、三回に近本が二塁打でチャンスを作ると、森下翔太外野手(25)の適時打で先制に成功する。直後に追いつかれるも六回には無死一、三塁から、この日「5番・三塁」で起用された木浪聖也内野手(31)が決勝の中前適時打。この後相手のミスもあって一挙3点。九回には再び森下の適時打と楠本泰史外野手(30)の虎加入初打点となる適時二塁打も飛び出し、効果的に加点した。投げては村上頌樹投手(27)が6回1失点とまとめて12勝目をマーク。三回に適時打で1点を失うも、追加点は与えなかった。奪三振132はリーグトップ。さらに12勝4敗として最高勝率の資格となる13勝にあと1とし、2冠へ王手をかけた。
◆現役時代は南海、西武に所属し、引退後は西武、ダイエー、阪神の3球団でヘッドコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏(77)は、6回1失点で12勝目を挙げた阪神・村上頌樹投手(27)を絶賛した。試合開始が1時間以上遅れても、いつもと変わらぬ投球を披露した村上はさすがだ。立ち上がりから制球は抜群。一回1死からファビアンを外角低めの「原点」の真っすぐで見逃し三振に。これでリードする坂本も安心したのではないか。昨年は白星に恵まれず苦労したが、ことしは、今までなら真っすぐで押していた状況でも、カットボール、スライダーを交えて、最後はチェンジアップをうまく使って三振を奪えるようになった。奪三振のタイトルが近づいているのも当然だろう。見ごたえがあったのは小園との対決。チームメートのタイトルのためにも小園を抑えることを意識していたようだが、小園も調子がいい。2打席目は、本来なら左方向へ流すコースを、巧みなスイングで引っ張って安打に。村上は打たれた打席を頭に入れて、次の打席ではオール外角勝負の末に、最後は外角低めの「原点」の真っすぐで見逃し三振に仕留めた。開幕投手を託されて始まったシーズンだったが、藤川監督の信頼に応えた。最後まで好調を維持して、投げ切ってもらいたい。
◆阪神が連勝を飾った。13日の巨人戦(東京D)で死球を受けた影響で2試合ベンチ外が続いていた近本光司外野手(30)がスタメンに復帰。代わって中野拓夢内野手(29)、佐藤輝明内野手(26)はベンチ外という布陣で臨んだ。降雨により試合開始が1時間10分遅れたが、三回に近本が二塁打でチャンスを作ると、森下翔太外野手(25)の適時打で先制に成功。直後に追いつかれたが六回には無死一、三塁から、この日「5番・三塁」で起用された木浪聖也内野手(31)が決勝の中前適時打。この後、相手のミスもあって一挙3点。九回には再び森下の適時打と楠本泰史外野手(30)の虎加入初打点となる適時二塁打も飛び出し、効果的に加点した。投げては村上頌樹投手(27)が6回1失点とまとめて12勝目をマーク。三回に適時打で1点を失うも追加点は与えなかった。奪三振132はリーグトップ。さらに12勝4敗として最高勝率の資格となる13勝にあと1とし、2冠へ王手をかけた。
◆投手2冠が見えた! 阪神・村上頌樹投手(27)が雨にも負けず、6回を投げて5安打1失点、8三振を奪う力投で今季12勝目(4敗)。初となる最高勝率(13勝以上)と最多奪三振のタイトルを大きく手繰り寄せた。「まず、きょうは勝たないといけないところだったので。そこ(勝ち星)を達成できてよかった」試合開始直前に強くなった雨の影響で、プレーボールは1時間10分遅れの午後7時10分。「試合途中に中断したわけではなかったので、しっかりゲームに入れた」。その言葉通り、一回、先頭の中村奨をチェンジアップで空振り三振。続くファビアンを150キロ直球で見逃し三振。最高のスタートだった。1-1の五回には二塁打と死球で2死一、二塁のピンチ。「低く丁寧に投げようと思った」。三回に同点打を浴びた、打率リーグトップの小園を148キロの直球で見逃し三振。グッと右拳を握りしめると、直後の六回、打線が3点を奪い、ベンチで笑顔になった。この日、ハーラートップのDeNA・東が14勝目。最多勝のタイトルは厳しくなったが、勝率はトップ(・750)を堅持。最高勝率の条件となる「13勝以上」に王手をかけた。さらに8個加えて奪三振数を「132」に伸ばし、巨人・山崎、中日・高橋宏(ともに122奪三振)を頭一つリードした。「まだ試合もあるので、どうなるかわからないけど。狙える位置にいるので、しっかりと投げたい」リーグ制覇&日本一となった2023年はプロ初勝利から、リーグMVP&新人王。さらに最優秀防御率(1・75)もゲットしたが、昨年は防御率2・58ながら7勝11敗と負け越し、無冠に終わった。1月に静岡県内で自主トレを公開。今年の漢字一字を求めると「勝つ!です」と即答。シーズン中は同学年の才木、巨人・山崎らに対して「負けたくない」と公言。発奮材料にした。「次の登板もあるので。頑張ってやっていきたい」次回登板は26日の中日戦(甲子園)が有力。そこで13勝目を手にして、最高勝率のタイトルを確定させる。(三木建次)
◆阪神・畠が八回のマウンドを託された。先頭の小園を左飛に仕留めると、モンテロを遊ゴロ、坂倉を三邪飛と広島のクリーンアップを危なげなく三者凡退で料理。「きょうは個人的に感覚はいいかなと思っていた。それがマウンドで出せたのはよかった」。8月31日に今季初昇格を果たしてから、これで7試合連続無失点と盤石の中継ぎ陣で評価を上げている。
◆4―1の七回に登板した阪神・及川は、1安打を許すも無失点で42ホールド目を挙げた。「あまり感覚はよくなかったんですけど、守備に助けられました」。登板数62は堂々の両リーグトップを誇り、最優秀中継ぎに向けてホールドポイントは巨人・大勢に2差の48。「(タイトルは)意識していないと言ったら?になるんですけど、一番は勝利ですし、勝てるゲームを勝ち切るために自分の投球ができれば」と任された役割に集中していく。
◆阪神・森下は今季最多タイの4安打、2打点5出塁と大暴れした。一回に床田から左翼線への二塁打を放つと、三回2死二塁では中前への先制打。「集中しては入れたことがこの結果につながった。何回もチャンスを作れるピッチャーではないので、ひとつのチャンスをものにできたのはよかった」。七回に二塁打、九回には左前適時打。入団3年目での通算打点を199とし、球団2位の岡田彰布に並んだ。右打者では球団初となる大台まであと1だ。
◆おかえりマルチ! 阪神は広島に6-1で勝ち、7日の優勝決定後初の連勝を飾った。死球の影響で2試合欠場していた近本光司外野手(30)が「1番・中堅」で復帰し、2安打1盗塁と元気な姿をみせた。今季リーグ3位の安打数を149に伸ばし、同1位の広島・小園との差を5に縮めた。残り10試合。帰ってきたリードオフマンが快音を響かせ続ける。降雨のため1時間10分遅れて試合が開始したマツダスタジアム。雨に打たれながら3万1970人のファンが待ちに待ったプレーボールの瞬間、打席に立っていたのは近本だった。3試合ぶりの出場で5度、打席に立ち、2安打1盗塁。試合後、けがの影響について問われ、「わかりません」と多くを語らなかったが、元気な姿をみせた。誰もが、不動のリードオフマンの帰還を待っていた。13日の巨人戦(東京ドーム)で死球を受けて「左前腕の打撲」と診断され、14、15日の中日2連戦(甲子園)ではベンチを外れていた。この日、「1番・中堅」でのスタメンがコールされると、三塁側ファウルゾーンに設置された応援席からは大歓声が起こった。三回1死、先発・床田から中堅右への二塁打を放ち、3番・森下の適時打で先制のホームを踏んだ。九回には4番手・鈴木の低め変化球を左前に運んでマルチ安打を記録すると、二盗を成功させて今季31盗塁目。森下の適時打で生還した。スタメン起用した藤川監督も「よかったんじゃないですか」と安堵の表情だ。
◆38本塁打&96打点でリーグ2冠を走る阪神・佐藤輝明内野手(26)が、17日の広島戦(マツダ)で今季初めてベンチ外となった。欠場は今季3度目。試合前は室内練習場で打撃練習を行うなど、他選手と同じ通常メニューをこなしていた。Vパレードについて喜びのコメントをすると、球場から離れる際も、しっかりとした足取り。報道陣からアクシデントかと問われると、口をチャックするポーズをみせ、体調の問題かという問いには「どうでしょうかね」と話すにとどめた。試合後、藤川監督は「体調調整だけで休ませることはない。超人ではないということですね」と何らかのアクシデントがあったことを示唆した。
◆「6番・左翼」で、3日の中日戦(バンテリンドーム)以来の先発出場となった阪神・中川がマルチ安打と存在感を放った。「結果が出たのは本当に良かった。でも、続けていかないと意味がない」。四回1死で先発・床田から右前打を記録すると、六回無死一、二塁ではバントを三塁前へきれいに転がし、相手の悪送球を誘って走者が生還。「練習でもしっかりやっているので、それが(結果に)出たかなと思います」とうなずいた。
◆楠本が阪神移籍後、14打席目で初打点をマークした。九回2死一塁で代打出場。鈴木の初球、128キロ直球を捉えた。中越えの二塁打で、一走・森下が一気にホームへ生還。「限られた打席の中しかチャンスはないし、その1打席のために準備している。いい結果が出てよかった」。ポストシーズンに向け、左の代打枠としての存在感を増していく。また、右の原口は3-1の六回1死一、三塁で代打で登場し、遊ゴロでしぶとく今季2打点目を挙げた。
◆佐藤輝の欠場に伴い、阪神・木浪が今季初の「5番・三塁」で出場。1―1の六回無死一、三塁で追い込まれながらも中前へ勝ち越し打を放った。6月6日のオリックス戦(甲子園)以来、約3カ月ぶりとなる適時打。「準備はできていた。なんとかついていけてよかった。一本、大事なところで出せたのは大きかったと思う」と胸を張った。また、中野は5試合ぶりにスタメンを外れたが、六回の二塁守備から途中出場した。
◆わが阪神は勝ったけど、あえて言わせてもらいますわ!! 藤川監督、40ホーマー、100打点を狙う佐藤輝をスタメンから(実はベンチから)外したらアカンやろー!! 俺、前にも書いたけど、V9時代の巨人は、たとえ消化試合だろうがON(王、長嶋)はファンの夢やから外さへんかったでェ!!てか、関西の阪神ファンの現状を分かってまっか? 甲子園球場に行きたくてもチケットが取れな~い! そこで、わざわざ新幹線を使って広島に行っていることを!正直、普通に生活していたら、そんなにお金ないよ~。新大阪から広島まで新幹線自由席でも9890円(往復だから×2)。そのお金をかけてサトテルちゃんを見られなかったらつらいよー!! しかも本日は雨で1時間以上、試合開始が遅れた。新大阪までの最終午後10時12分の新幹線に乗車しようと思ったら、勝利の瞬間も見られなかったわけだし(ま、雨は仕方ないけど...)。例えば、スケールは違えどアメリカのドジャースタジアムまで胸を躍らせて行って、大谷翔平は休養日で~す!と見られなかったとしたら、どうです? それも野球...。う~ん、俺は納得できないのだ!!
◆「玉虎鳴(ぎょっこなく)」虎という文字が入った言葉、熟語はいろいろあるけれど、この3文字の意味、ご存じですか?王者になった虎が鳴いている!?実は、雷鳴がとどろきわたること。古代中国の人は、雷と虎の雄たけびが似ているように感じたのか。マツダスタジアムは君が代を斉唱して、プレーボール直前に、まさかの「玉虎鳴」。セ・リーグ王者になった阪神が優勝決定後、初めてやってきた広島で、ファンに「勝ちましたよ!」と報告したのかも。雷鳴とにわか雨。無責任な虎ソナは、「このまま中止になって、10月3日以降に組み入れられたら、CSまでの空白期間が短くなる。阪神には恵みの雨。中止になれ」と願っていた。が、大幅な遅れでのプレーボール。おかげで締め切りに追われ、苦労するハメに。ほかのトラ番部隊から遅れて広島入りした萩原翔も天候の急変にビックリだ。「でも、一番ビックリしたのは、佐藤輝明さんがベンチ入りメンバーからも外れたことです。4番が大山さん。スタンドもどよめいていました。この試合だけを見に来たファンは驚きでしょうし、僕自身も『40発、100打点』を早く達成してほしいので、残念です」虎ソナは15日の甲子園で2発5打点をナマで目撃したから、1試合ぐらい休んでも...と思ったりもする。が、何が起きるか分からないのが勝負の世界。いつ絶不調の波が襲ってくるかもしれない。萩原の「ビックリ、残念」はよく分かる。
<セ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 優勝 (-)  | 
阪神  | 
81 | 49 | 3 | 0.623 (↑0.003)  | - (-)  | 
10 | 462 (+6)  | 320 (+1)  | 83 (-)  | 96 (+1)  | 
0.244 (↑0.001)  | 2.160 (↑0.01)  | 
| 2 (-)  | 
DeNA  | 
65 | 63 | 5 | 0.508 (↑0.004)  | 15 (-)  | 
10 | 454 (+1)  | 417 (-)  | 99 (-)  | 61 (+1)  | 
0.241 (-)  | 2.880 (↑0.03)  | 
| 3 (-)  | 
巨人  | 
65 | 65 | 3 | 0.500 (↑0.004)  | 16 (-)  | 
10 | 427 (+4)  | 420 (+2)  | 90 (+1)  | 49 (-)  | 
0.247 (↓0.001)  | 2.870 (↑0.01)  | 
| 4 (-)  | 
広島  | 
58 | 70 | 5 | 0.453 (↓0.004)  | 22 (↓1)  | 
10 | 421 (+1)  | 442 (+6)  | 68 (-)  | 55 (-)  | 
0.248 (-)  | 3.040 (↓0.01)  | 
| 5 (-)  | 
中日  | 
58 | 73 | 2 | 0.443 (↓0.003)  | 23.5 (↓1)  | 
10 | 371 (-)  | 428 (+1)  | 75 (-)  | 78 (+1)  | 
0.231 (↓0.001)  | 2.930 (↑0.03)  | 
| 6 (-)  | 
ヤクルト  | 
48 | 75 | 6 | 0.390 (↓0.003)  | 29.5 (↓1)  | 
14 | 381 (+2)  | 526 (+4)  | 80 (-)  | 55 (+1)  | 
0.231 (↓0.001)  | 3.710 (↓0.01)  | 



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