1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 7 | 0 | 0 |
阪神 | 2 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 6 | 9 | 0 | 2 |
勝利投手:ネルソン(2勝1敗0S) 敗戦投手:松葉 貴大(7勝11敗0S) 本塁打 |

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◆阪神は1回裏、佐藤輝と大山の適時二塁打で2点を先制する。その後は3回と5回に佐藤輝の2打席連続本塁打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・ネルソンが5回3安打1失点で今季2勝目。敗れた中日は、先発・松葉が試合をつくれず、打線も振るわなかった。
◆阪神近本光司外野手(30)が2日連続でベンチ入りメンバーから外れた。同外野手は13日の巨人戦(東京ドーム)で左前腕付近に死球を受け途中交代。病院で検査を受け「左前腕の打撲」の診断だった。リードオフマンのベンチ外に伴い、井坪陽生外野手(20)が2日連続スタメンでプロ入り初の「1番」を務める。先発は4日の中日戦(バンテリンドーム)に続き2戦連続でニック・ネルソン投手(29)が登板する。前回は3回1安打無失点。10日のウエスタン・リーグのオリックス戦で先発し、3回1安打無四死球無失点と好投し、中4日での登板になる。
◆中日は3番・三塁で板山祐太郎内野手(31)を起用した。スタメンは8月31日DeNA戦(横浜)以来。3番は4月9日広島戦(バンテリンドーム)以来、今季2度目。上林誠知外野手は7番・右翼に入った。先発の松葉貴大投手(35)は6月22日の日本ハム戦(バンテリンドーム)で7勝目を挙げてから9戦勝ち星なしの6連敗中。「(自分の勝ち星より)最後にチームが勝っていればOK。我慢強くやっていきたい」とマウンドへあがる。
◆プレーボールは午後2時。阪神は久しぶりに甲子園でデーゲームを戦う。夏場の暑さを避けるためで6月22日以来、85日ぶりだ。屋外デーゲーム自体は6月29日の神宮以来。天気は快晴。真夏よりも日差しは多少やわらいだが、グラウンドレベルの気温は30度を超えている。正午前後に行われた両軍の練習中は、打撃ケージの後ろに張られたテントで選手が涼む様子が見られた。夏の甲子園大会のように、白いシャツを着た観客が目立った。
◆阪神佐藤輝明内野手(26)が先制二塁打を放った。初回2死二塁から左中間を深々と破った。リーグトップを走る打点は「92」に伸び、ランク2位の森下翔太外野手(25)とは9差。年間99・7打点ペースで、100打点ペースに再び近づいた。今季の二塁打は34本目で、22年の自己最多まであと1本とした。
◆阪神佐藤輝明内野手(26)に特大の37号2ランが飛び出した。2-1の3回1死一塁。カウント2-2から松葉貴大投手(35)の低めチェンジアップを完璧にとらえた。打球は右中間最深部のスタンドに向かって一直線に飛んだ。打球速度180キロ、飛距離134メートルの大飛球だった。初回には先制二塁打を放っており、この時点で37本塁打、94打点。23年の自己最多92打点を超え、40本塁打、100打点を視界にとらえている。
◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます二冠へ突っ走るバックスクリーン右へ確信の一撃!佐藤輝明 第37号2ランホームランこれで自己最多を更新する94打点目?プロ野球 (2025/9/15)??阪神×中日??Live on DAZN#オレをみろ #阪神タイガース #だったらDAZN
◆阪神佐藤輝明内野手(26)が1試合2本塁打と大爆発した。複数アーチは今季4度目。5回2死一塁から左腕・近藤廉(26)の144キロを流し打って、左翼ポール際に38号2ランを放り込んだ。打ち上がった瞬間は左飛と思われたか、阪神ファンからため息に近い声が上がったが、ぐんぐん伸びてフェンスオーバーすると、歓声とどよめきに変わった。初回の先制二塁打、3回の37号2ランに続いて、2発5打点の大暴れ。自己最多を更新した打点は96打点に伸びた。
◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます大台「40号」も視野に捉えた??今度は逆方向へ驚愕の一発佐藤輝明 第38号ホームランこの日、2本塁打5打点の大暴れ?プロ野球 (2025/9/15)??阪神×中日??Live on DAZN#オレをみろ #阪神タイガース #だったらDAZN
◆阪神ニック・ネルソン投手(29)が先発初勝利の権利を持って降板した。先発は4日の中日戦(バンテリンドーム)に続き2戦連続。前回は3回1安打無失点だったが、この日は5回3安打1失点でリリーフにマウンドを譲った。7月19日巨人戦(東京ドーム)でリリーフ登板し、来日初勝利を挙げている。
◆阪神佐藤輝明内野手(26)が1試合2本塁打、5打点を挙げて「長嶋超え」を果たした。先制二塁打、37号2ラン、38号2ランと3打席目までに5打点。今季96打点として、入団から5年の通算打点が406になり、長嶋茂雄(巨人)の404を抜いた。歴代1位は原辰徳(巨人)の437。
◆阪神が連敗を2で止めて、今季の対中日を11勝11敗の五分に戻した。4番佐藤輝明内野手(26)が、4月20日広島戦(甲子園)以来の1試合5打点と大暴れした。初回2死二塁で左中間フェンス直撃の先制二塁打。5番大山悠輔内野手(30)も適時二塁打で続き、この回2点を先制した。続く2-1の3回1死一塁では中日松葉のチェンジアップを完璧に捉え、右中間へ37号2ランを放った。さらに5回2死一塁では左腕近藤から左翼ポール際へ38号2ラン。これで今季96打点とし、入団から5年の通算打点が406となり、長嶋茂雄(巨人)の404を抜いた。来日2度目の先発となったニック・ネルソン投手(29)は5回3安打1失点。先発初勝利となる2勝目を手にした。
◆中日投手陣が阪神4番佐藤輝に4打数3安打、2本塁打、5打点と打ち込まれた。先発の松葉貴大投手(35)は1回に佐藤輝、大山に連続適時二塁打を浴び2失点。3回には佐藤輝にチェンジアップを中堅へ推定飛距離134メートルの37号2ランを許した。今季最短4回で5安打4失点KOで11敗目。6月22日の日本ハム戦で7勝目を挙げて以降10戦勝ちなしの7連敗となった。2番手近藤も5回に佐藤輝に38号2ランを浴びた。打線は板山を3番に起用したが、つながらなかった。借金は再び今季ワーストタイの14になった。すべて屋外球場でのヤクルト(神宮)、広島(マツダスタジアム)、阪神(甲子園)の7連戦は2勝5敗と大きく負け越した。
◆阪神が連敗を2で止めて、今季の対中日を11勝11敗の五分に戻した。7日にリーグ優勝を決め、これで12球団最速で80勝に到達。藤川球児監督(45)は「今月もこれで7勝5敗ですか。まあまあ通常通りと言いますか、月初め、最初に少し多く勝ちましたから。その分がこういう流れになっている」と冷静に振り返った。この日は4番佐藤輝明内野手(26)が、4月20日広島戦(甲子園)以来の1試合5打点と大暴れした。初回の先制二塁打に3、5回と2打席連続本塁打を放った。「いい敬老の日になったんじゃないかなと思いますね。天気も良かったですしね。2本とも素晴らしいホームランだったし、いい日になりましたね」とにこやかにねぎらった。
◆中日田中幹也内野手(24)が6回裏の守りから途中交代した。6回の打席で1ボール1ストライクからの3球目を空振りした際に左脇腹を痛めた。そのまま打席に立ち、右前安打を放ったが、その裏の守りから交代した。田中は試合後「左の脇腹の筋が伸びた感じ。大丈夫です。まあ、明後日(17日DeNA戦)から普通にやれると思います」と説明した。井上一樹監督(54)も「そんなに大事には至らないと思う」と話した。田中は9月の打率5割4分8厘(42打数23安打)と絶好調。戦線離脱という本人、チームにとって最悪の事態は免れた。
◆中日投手陣が阪神4番佐藤輝に4打数3安打、2本塁打、5打点と打ち込まれた。先発の松葉貴大投手(35)は1回に佐藤輝、大山に連続適時二塁打を浴び2失点。3回には佐藤輝にチェンジアップを中堅へ運ばれ、推定飛距離134メートルの37号2ランを許した。今季最短4回で5安打4失点KOで11敗目。
◆左前腕を打撲している阪神近本光司外野手(30)は、15日の中日戦(甲子園)で2戦連続のベンチ外となった。13日の巨人戦(東京ドーム)で左腕に死球を受けて途中交代。都内の病院で「左前腕の打撲」と診断を受けていた。この日の試合前練習では、グラウンドに出て他の選手とともにアップを実施。その後、室内で別メニューで練習を行った。
◆阪神大山悠輔内野手(30)が勝負強さを発揮した。初回、佐藤輝が先制二塁打を放った直後だった。中日先発松葉の初球を迷いなくフルスイング。左翼へ適時二塁打を放ち、完全に流れを引き寄せた。「しっかり準備はしていた。1発で仕留めることができて良かったですし、チームも勝てたので良かったです」。この日は途中交代も、第1打席、1球で仕留めて存在感を見せつけた。
◆阪神佐藤輝明内野手(26)が大爆発した。先制&決勝二塁打に37、38号の2打席連続2ランで計5打点。今季96打点でキャリアハイを塗り替え、入団5年目までの通算打点を406として長嶋茂雄(巨人)を抜き去った。40本塁打、100打点はもう目の前。チームはすでに優勝を決めているが、「消化試合」とは思えない熱狂を甲子園に呼び込んだ。阪神は連敗を2で止め、12球団最速で80勝に到達した。。消化試合をこんなに熱くしてくれる男は他にいない。佐藤輝がキャリア10度目の1試合2発以上。85日ぶりのデーゲーム開催となった甲子園は、怪物スラッガーの独り舞台となった。初回に左中間フェンス直撃の先制二塁打を放つと、もう止まらない。まず1発目は3回1死一塁。「いいコンタクトができました。いいところまで飛んでくれました」。松葉のチェンジアップをはじくと、右中間最深部のスタンドに向かって一直線だ。9月中旬になり、右翼への打球を押し返す「浜風」は少し和らいでいた。失速せず、びっしり埋め尽くされた客席に吸い込まれた。優勝決定後1本目の御礼アーチだった。2発目は5回2死一塁。近藤の直球を打ち上げた瞬間、ため息が上がった。左飛か...。だがボールが落ちてこない。次第に大きくなる歓声に押されるように、左翼ポール際に飛び込んだ。もう、あきれるしかない。どよめきはいつまでも収まらなかったが「あそこは甲子園で一番入りやすいところ」と平然と話した。今季2度目の1試合5打点で96打点に伸ばした。入団5年目までの通算打点で、6月に亡くなった「ミスター」こと長嶋茂雄の404を一気に超える406打点を記録した。「時代が違いすぎますが、よかったです。本当に偉大なプレーヤーだったんだろうなと感じています」と謙遜した。敬老の日だった。「よかったです。(祖父への思いは)常にありますから」。昨年9月、宮城に住む祖父の勲さんが他界した。1年目の楽天戦で、球場のフェンス越しに「テル!」とお小遣いを手渡そうとした、優しいおじいちゃんだ。大の野球好きで、帰省のたびに特訓してくれた。プロ入り前から何度も空路で関西まで応援に来てくれた。スケールの大きな選手に、と願っていた。その思いに応えて、全国の老若男女を喜ばせる強打者に成長した。年間38本は阪神では歴代9位タイ。40発、100打点はすぐそこだ。「もうちょっと(試合が)あるので、いけるところまでいきたい」。投高打低の時代に現れた怪物が、1段上のステージに足を踏み入れようとしている。【柏原誠】
◆新人左腕の阪神伊原陵人投手(25)が中継ぎで2イニングを投げた。6回から登板。7回はボスラーに左越え三塁打を許し、続く山本の三ゴロの間に1点を失ったものの、2回を1失点でまとめた。「あとから行く場合は1点が結構重たい1点になると思うので、そういうところは反省して、次に生かしていきたいなと思います」。9日DeNA戦に続くリリーフ登板。短期決戦をにらんでの起用と思われる。
◆阪神畠世周投手(31)が8回に3番手で登板し、1安打を許しながらも無失点に抑えた。「三振はほとんど取れていないので、バックに助けてもらっているという印象。しっかり低めに投げることを目標に頑張っていくだけです」。本人は謙虚に語ったが、ここまで6試合、計7イニングを投げて無失点を継続。「何とかアピールして、いい結果を出し続けるしかないですね」。CSに向けて意気込んでいた。
◆魔球ナックルの使い手、阪神ニック・ネルソン投手(29)がCSファイナルステージ先発へ猛アピールした。4日の敵地中日戦に続き、2戦連続&甲子園初の先発マウンド。5回81球3安打1失点と試合を作り、来日先発初勝利を飾った。「めちゃくちゃ緊張した」と振り返った本拠地での初お立ち台。「アメイジング! 観客の皆さんの応援の中でチームの勝利に貢献できたこと、すごくうれしいです」。ファンからの声援を心地よく浴びた。初めて踏んだまっさらな甲子園マウンド。初回、1番岡林への初球に129キロのナックルを選んだ。ストライクゾーンを外れ、最終的に先頭安打を許したが、その後は15個のアウトを丁寧に積み重ねた。2点リードの3回に犠飛で1点を失ったが、数球のナックルに、150キロ超の直球とチェンジアップ、カーブ、スライダーも交えて中日打線を手玉に取った。高校時代から投げてきたナックルはフィリーズ時代の昨季から本格的に磨いた。球をつかむ右手の人さし指、中指、薬指の爪を伸ばして調整。自身の代名詞に昇格させた。「とにかく前に止めるところが難しいんですけど、捕手の人たちがしっかり止めてくれるので、思い切って投げることができています」。坂本、梅野ら捕手勢に感謝した。リリーフとして20試合に登板し、1勝1敗7ホールド。前回から先発に転向し、2試合1勝と結果を残した。藤川監督は今後の起用法について「そのあたりは含みを持たせてもらいたい」とけむに巻いたが、先発、リリーフともに数字を残せたことを問われると、ネルソンは「そうですね」とニヤリ。ポストシーズンへ、"二刀流助っ人"は重宝されそうだ。【伊東大介】▽阪神坂本(先発したネルソンについて)「なんとか、という感じ。ただ、ネルソンはもっと投げられると思います。また、いろんな会話をしながら、もっと良くなるようにやっていきたいと思います」
◆首位打者争いは、まだまだこれから! 阪神中野拓夢内野手(29)が2試合ぶりのマルチ安打を決め、打率を2割9分に上げた。4試合連続安打に「いい感覚できていると思います」。残り11試合も安打を積み重ねていきたいところだ。初回1死の第1打席、中日松葉の内角高めスプリットに詰まりながらも右翼線二塁打。先制の好機をつくると、3回先頭で迎えた第2打席は低めツーシームを右前へ。佐藤輝の2ランにつなげ、4打数2安打で得点にからんだ。打率リーグトップは現在、広島小園の3割7厘。3割台に戻せば、おのずと首位打者も見えてくる。中野のキャリアハイは、日本一に輝いた23年の2割8分5厘。初の打率3割について「目標としてはやってますけど、数字がどうというよりは、自分がどういうバッティングをしたいのかというところ」と冷静だが、射程圏内に入っている。「毎試合毎試合、自分がやるべきことをやって、その結果という形になればいいと思っている」。21年の盗塁王、23年の最多安打に続く打撃タイトル獲得へ、黙々と快音を積み重ねる。【磯綾乃】
◆中日投手陣が阪神佐藤輝に3安打、2本塁打、5打点とメッタ打ちされた。先発松葉は初回に先制適時二塁打と3回には推定飛距離134メートルの特大37号2ランを打たれ、今季最短4回4失点でKO。井上監督は「ちょっともう厳しい。先発が同じバッターにパンパン打たれるようでは」と嘆いた。2番手近藤も5回に38号2ランを許した。今季は佐藤輝にいずれもワーストの9本塁打、20打点を献上。借金は今季ワーストタイの14となった。
◆13日の巨人戦で死球を受けて途中交代し、「左前腕の打撲」と診断された阪神・近本光司外野手(30)は2戦続けてのベンチ外となった。代わって、井坪陽生外野手(20)が「1番・中堅」で先発。高卒3年目の期待の新星が、巡ってきたチャンスでアピールする。ニック・ネルソン投手(29)が来日2度目の先発。今季2度目の勝てば2023年以来の年間80勝に到達する。
◆阪神・佐藤輝明内野手(26)が先制の適時二塁打を放った。一回2死二塁の第1打席。松葉の135キロカットボールを強振。打球はあっという間に中堅フェンスに直撃した。今季92打点とし、2023年にマークしたキャリアハイの数字に並んだ。佐藤輝は「打ったのはカットボール。自分のスイングができました。チームを勢いづける意味でも、初回から先制できたのは良かったと思います」とコメント。阪神はなおも2死二塁で5番の大山が適時二塁打を放って2点目。前日14日はゼロ封負けに終わったが、猛虎打線が初回から快音を響かせた。大山は「打ったのはツーシーム。(佐藤)輝が先制してくれたので、自分も続こうと打席に入りました。しっかり打ち返せたので良かったです。」とコメントした。
◆阪神は佐藤輝明内野手(26)の37号2ランで追加点をあげた。2-1の三回、1死一塁から中日先発・松葉の緩い変化球をとらえた。快音を残し、白球はバックスクリーン右へと一直線。9月4日以来となる一発でリードを広げた。佐藤輝は第1打席の先制打とあわせてこの日3打点。今季94打点とキャリアハイを更新し、入団5年目までの通算打点で長嶋茂雄氏に並ぶプロ通算404打点も記録。メモリアルな一打で中日を突き放した。
◆阪神・佐藤輝明が2打席連発となる38号2ランを放った。4-1の五回2死一塁から、左腕・近藤の直球を逆方向へはじき返した。左翼方向に高々と上がった白球は、浜風にも乗ってそのままスタンドへ。三回に続く一発に、甲子園はどよめきに包まれた。
◆来日2度目の先発に臨んだ阪神のニック・ネルソン投手(29)は5回1失点で降板した。一回に2点の援護をもらうと、テンポのいい投球でアウトを積み重ねる。三回には犠飛で1点を失ったが、最少失点で切り抜ける。二回、五回は三者凡退で退ける好投を見せ、5回3安打1失点と役目を果たした。チームは追加点を重ねて五回までに6-1とリードを保っており、このまま逃げ切れば先発初勝利となる。六回のマウンドには伊原陵人投手(25)が上がった。
◆阪神・佐藤輝明が2打席連発となる38号2ランを放った。4-1の五回2死一塁から、左腕・近藤の直球を左翼ポール際へはじき返した。三回に続く一発に、甲子園はどよめきに包まれた。阪神・佐藤輝明「打ったのはストレート。コンタクトする意識が良い結果に繋がりました。2ストライクでしたし、逆らわずに打ち返せたことも良かったと思います」
◆阪神は投打が噛み合い、連敗を2でストップさせた。一回に佐藤輝明内野手(26)、大山悠輔内野手(30)の適時打で2点を先行する。三回には佐藤輝がバックスクリーン右への37号2ランで追加点。五回にも佐藤輝の2打席連発となる38号2ランが飛び出した。佐藤輝は1試合5打点で今季96打点とキャリアハイを更新。5年目までの通算打点も406とし、ミスタープロ野球・長嶋茂雄氏を超えた。投げては来日2度目の先発となったニック・ネルソン投手(29)が5回1失点と試合を作って先発初勝利をマーク。チームは今季132試合目にして、2年ぶりとなる80勝を達成した。
◆阪神が佐藤輝明内野手(26)の2打席連続本塁打を含む3安打5打点の活躍で中日との対戦成績を五分に戻した。一回2死二塁での先制二塁打後、1点差に迫られた三回1死一塁は、中堅右に9戦&38打席ぶりの本塁打。五回2死一塁では左翼席に38号2ランを運んだ。佐藤輝の2打席連続は新人時代の21年8月17日DeNA(東京D)以来、2度目。5打点を加え、23年の自己最多「92」を更新する96打点とした。5回1失点で2勝目(1敗)のニック・ネルソン投手(29)は先発初勝利。伊原陵人投手(25)が2番手で2回1失点。森下翔太外野手(25)の連続試合安打は「14」で止まり、近本光司外野手(30)は2戦連続のベンチ外。チームは2年ぶり80勝に到達。03、05年の球団最多87勝まで残り11戦で7勝。
◆中日、西武、阪神で通算1560安打を放ち、楽天初代監督を務めたサンケイスポーツ専属評論家の田尾安志氏(71)は2打席連発の一発を放った佐藤輝明内野手(26)は「正真正銘のホームランバッターになった」と絶賛した。佐藤輝は正真正銘のホームランバッターになったなぁと感じた。まず、チームメートがお手本にするような打撃になっている。私がよく指摘するのだが、バットが体に巻き付くようなボディースイングができている。腕を振って打つのではなく、ボディーで打てている。トップがしっかりできているからバットのヘッドも効く。2本目の左翼への一発はその象徴だった。今年は、追い込まれてチョコンと当てる「悪いアウトのなり方」も激減した。この点でも立派なお手本だ。40本塁打、100打点がすぐ手が届く位置にきたことも、ホームランバッターの証明だ。この数字は、春先に選手が口にするが、実は専門家も「難しいだろう」と疑ってしまう夢の数字。それを、広い甲子園を本拠地にして、しかも浜風と戦う左打者で達成しようとしている。本当にすごい。キャンプ時にサンスポ紙上で佐藤輝と対談した。その際に「何でもいいからタイトルをとります」と約束してくれた。それを今、実現しようとしている。しかも、ホームラン王と打点王。有言実行も、ホンモノのホームランバッターに欠かせない要素だ。
◆13日の巨人戦(東京ドーム)で死球を受けて途中交代し、「左前腕の打撲」と診断された阪神・近本光司外野手(30)は2戦続けてのベンチ外となった。試合前練習ではグラウンドに姿を現し、ウオーミングアップとダッシュを行った。その後は屋外での打撃、守備練習を行うことなく、室内練習場へ向かった。
◆佐藤輝の先制二塁打の直後、阪神・大山悠輔内野手(30)が貴重な追加点を挙げた。一回2死二塁で松葉が投じた初球のツーシームを捉え、左翼へ適時二塁打。「(佐藤)輝が先制してくれたので、自分も続こうと打席に入りました。しっかり準備はしていたので、それを1発で仕留めることができてよかったですし、チームも勝てたんで良かったです」。五回の第3打席後にお役御免。9月は打率・139ながら、復調の兆しが見えてきた。
◆阪神・畠世周投手(31)が八回に3番手で登板し、1回0封。2死から岡林に右前打を打たれたが、6試合連続無失点で防御率0・00を継続した。「三振はほとんど取れていないんで、バックに助けてもらっているなという印象です」と謙虚に振り返った。8月31日に1軍昇格後は好調を維持。「何とかアピールしていい結果を出し続けるしかないですね」と鉄壁のリリーフ陣に割って入るつもりだ。
◆阪神・小野寺暖外野手(27)は「6番・左翼」で3戦連続の先発出場。八回にメヒアの直球を左前にはじき返して「1日1本は出さないといけないと思う。最終打席で出せてよかった」。六回からは今季2度目となる一塁守備に入り、九回は一、二塁間のゴロを飛びつく好プレー。「守備は一番完璧にならないといけないと思っているので、ああいうプレーができてよかった」とうなずいた。
◆六回から2番手で登板した阪神・伊原陵人投手(25)は2イニング目の七回に失点した。1死からボスラーに左翼フェンス直撃の三塁打を打たれると、続く山本の三ゴロの間に生還された。「普段と変わりなく入れたと思います。後からいく場合は1点が重たいので、反省してどんどん次に生かしていきたいと思います」と前を向いた。
◆阪神・中野拓夢内野手は2安打を放って打率・290とした。一回1死から右翼線二塁打でチャンスメークすると、佐藤輝の適時二塁打で先制のホームイン。三回先頭で右前打を放つと、またも佐藤輝の本塁打で生還した。自身初の打率3割については「もちろん目標にしてはやっていますけど、数字を気にして野球をやっているわけではない。毎試合やるべきことをやって、その結果という形になれば」と気を引き締めた。
◆6―2の九回に登板した阪神のラファエル・ドリス投手(37)が無失点投球で試合を締めた。1死から代打・大島に内野安打を許しながらも後続を断った。逆転サヨナラで黒星を喫した13日の巨人戦(東京ドーム)のリベンジを果たし「先頭へのフォアボールが前回はあったのでそこは修正しないといけない中で、しっかりゾーンに投げて次につなげることができた」とうなずいた。
◆阪神・井坪陽生外野手(20)は「1番・中堅」で2試合連続のスタメンだったが、快音は残せなかった。一回は遊ゴロ、二回は中飛に倒れると、五、七回は2打席連続空振り三振。打率・167と苦しんでいるが「ヒットを欲しがり過ぎている。いつも通りの自分のバッティングができていないので、そこを修正したい」と誓った。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 (-) |
阪神 |
80 | 49 | 3 | 0.620 (↑0.003) | - (-) |
11 | 456 (+6) | 319 (+2) | 83 (+2) | 95 (-) |
0.243 (-) | 2.170 (-) |
2 (1↑) |
DeNA |
64 | 63 | 5 | 0.504 (↑0.004) | 15 (-) |
11 | 453 (+3) | 417 (-) | 99 (+1) | 60 (-) |
0.241 (-) | 2.910 (↑0.02) |
3 (1↓) |
巨人 |
64 | 65 | 3 | 0.496 (↓0.004) | 16 (↓1) |
11 | 423 (-) | 418 (+3) | 89 (-) | 49 (+1) |
0.248 (-) | 2.880 (-) |
4 (-) |
広島 |
58 | 69 | 5 | 0.457 (↑0.005) | 21 (-) |
11 | 420 (+6) | 436 (+2) | 68 (-) | 55 (-) |
0.248 (-) | 3.030 (↑0.01) |
5 (-) |
中日 |
58 | 72 | 2 | 0.446 (↓0.004) | 22.5 (↓1) |
11 | 371 (+2) | 427 (+6) | 75 (-) | 77 (-) |
0.232 (-) | 2.960 (↓0.03) |
6 (-) |
ヤクルト |
48 | 74 | 6 | 0.393 (↓0.004) | 28.5 (↓1) |
15 | 379 (+2) | 522 (+6) | 80 (-) | 54 (+1) |
0.232 (-) | 3.700 (↓0.02) |
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