1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 | 0 |
広島 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | X | 6 | 9 | 1 | 0 |
勝利投手:玉村 昇悟(5勝8敗0S) 敗戦投手:青柳 晃洋(0勝1敗0S) |

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◆広島は初回に小園、ファビアン、坂倉の3者連続適時打などで一挙4点を先制する。その後2点差とされて迎えた6回裏には、小園の2点適時打でリードを広げた。投げては、先発・玉村が5回1失点で今季5勝目。敗れたヤクルトは、先発・青柳が試合をつくれなかった。
◆ヤクルト青柳晃洋が敵地の広島戦で国内復帰後初登板に臨む。阪神時代、広島戦は通算10試合を投げて1勝4敗の防御率4・94。対戦したセ・リーグ5球団の中では最も少ない勝利数で、防御率はカード別ワースト。白星は甲子園球場の20年10月21日の1度だけ。マツダスタジアムでは2試合登板して0勝1敗で、セ・リーグの本拠地6球場で唯一白星を挙げていない。苦手相手から移籍後初白星を挙げられるか。
◆広島が日本球界復帰後初登板となったヤクルト青柳の立ち上がりに襲いかかった。1回に先頭から5者連続出塁などで一気に4得点。試合の主導権を得た。サブマリンに対して、1番中村奨成外野手(26)が四球を選ぶと、羽月隆太郎内野手(25)が中前打で無死一、二塁とした。得点圏でクリーンアップが3者連続適時打を記録し、6番秋山翔吾外野手(37)の二併殺の間にも1点を加えた。今季152本目の安打が先制打となった小園海斗内野手(25)は「タマ(玉村)が久しぶりの先発なので、何とか援護したかった。いい形で先制することができて良かったです」と振り返った。
◆広島秋山翔吾外野手(37)がライトゴロを成立させた。3回1死からヤクルト青柳のライナーで一、二塁間を破った当たりにチャージし、捕球後、素早く一塁へ送った。無安打投球を続ける先発玉村昇悟投手(24)を守備で援護した。セ・パ両リーグで7度ゴールデングラブ賞を受賞している秋山は前日、フライを落球するミスをしていた。試合後は「落としてはいけなかった。守れないと試合に出続けられないというのは、自分が(レギュラーで)出ているときからそう思っていた」。守備への強いこだわりを口にしていた言葉通り、1日で汚名返上のプレーを見せた。
◆ヤクルト青柳晃洋投手(31)の日本球界復帰初打席はライトゴロだった。3回1死走者なし。カウント0-2から広島先発玉村の138キロの外角低め直球を右前にはじき返したが、定位置よりもやや前寄りの守備位置にいた右翼手・秋山が捕球後、素早く一塁に送球してアウトとなった。青柳は苦笑いを浮かべながらベンチに戻った。フィリーズ傘下2Aから加入した青柳は、この日が復帰後初登板初先発。初回先頭の中村奨を四球で歩かせると、2番の羽月から、小園、ファビアン、坂倉に4連打を浴びるなどしていきなり4点を失った。
◆ヤクルト青柳晃洋投手(31)の日本球界復帰初登板は、8四死球と制球も乱れて悔しい結果に終わった。フィリーズ傘下2Aから加入した青柳は、この日が復帰後初登板初先発。初回先頭の中村奨を四球で歩かせると、2番の羽月から、小園、ファビアン、坂倉に4連打を浴びるなどしていきなり4点を失った。2回以降は毎回走者を背負いながらも無失点で切り抜けた。安打と失点は初回に許しただけだったが、この日は6四球に2死球と制球が乱れてリズムに乗れなかった。4回86球、4失点の青柳は「久々のNPB復帰登板でしたが、制球に苦しんで四死球が多くなってしまって自分らしい投球をすることができなかった」とコメントした。
◆小園海斗内野手(25)の活躍でヤクルトにリベンジして、連敗を阻止した。1回に小園の先制打から3連続適時打でヤクルト先発青柳晃洋投手(31)を攻略。1回に4得点を奪った。2点差となった6回は無死満塁から小園が2点打をマークした。1カ月ぶり先発となった玉村昇悟投手(24)は5回1失点に抑え、自己最多5勝目を手にした。
◆米大リーグ、フィリーズ傘下2Aから新加入したヤクルト・青柳晃洋投手(31)が先発で日本球界復帰後初登板し、4回86球を投げ、4安打4失点で降板。白星をつかむことはできなかった。一回、1番の中村奨を四球で歩かせると、続く2番・羽月から4連打を浴びるなどしていきなり4失点。二回以降は粘りの投球で安打を許さなかったが、8四死球と制球が定まらずに苦しんだ。ヤクルトでの〝デビュー戦〟を振り返り、「久々のNPB復帰登板でしたが、制球に苦しんで四死球が多くなってしまい、自分らしい投球をすることができなかった」とコメントした。
◆先発した広島・玉村昇悟投手(24)は5回を1失点で今季5勝目となった。玉村は三回まで無安打投球。四回に岩田、内山の連打で1点を失うが、五回の無死二、三塁のピンチは無失点でしのいだ。打線はNPB復帰戦となったヤクルト・青柳の立ち上がりを攻めた。一回に無死一塁から4連打などで一挙4点を奪い、7試合連続となる先取点を挙げて試合の主導権を握った。六回には小園の2点打で加点した。
◆ヤクルトは青柳晃洋投手のNPB復帰戦。一回に四球から4連打を許すなどいきなり4失点した。二回以降は無安打に抑えたが制球が定まらず。4回4安打で8四死球という内容で黒星を喫した。打線は四回に「3番・左翼」でスタメン出場の内山壮真捕手が右前適時打、六回には北村恵吾内野手が左翼へ適時二塁打を放った。
◆広島の小園が3打数2安打3打点をマークし、さらに四死球もあって計4度の出塁。視野に入れる首位打者と最多安打、最高出塁率のタイトルへまた数字を伸ばし「安打も打たないとあかんし、率も残さないとあかんし。難しい」と話しながらも表情は明るい。7試合連続安打で153安打。打率も3割7厘に上げた。この連続試合安打中は29打数14安打で8打点と乗っているが「(次戦以降)打てるとは限らない。切り替えて頑張りたい」と気持ちを引き締めた。
◆先発した玉村昇悟投手(24)は5回を1失点で今季5勝目となった。
◆広島の玉村が自己最多の5勝目。8月10日以来の先発で5回を3安打1失点にまとめ、6月28日以来の白星を手にし「何とか最少失点でいけた。久しぶりの登板だったので、いけるところまで全力でいくだけだった」と気持ちよさそうに汗を拭った。81球での交代に、新井監督は「最初から飛ばしていたので代えた」と説明し「本当に気持ちのこもったマウンドだった」と絶賛した。
◆広島・小園海斗内野手(25)が3打数2安打3打点と躍動し、自身初タイトル獲得へ前進した。「今週打ったから来週打てるわけじゃない。切り替えて、試合に出られたらがんばりたいです」試合後は気を引き締めたが、一回無死一、二塁の好機で右前へ先制打。7試合連続安打とし、自己最多の152安打目をマーク。六回の無死満塁でも中前へ153安打目となる2点打を放った。二回の第2打席では左ふくらはぎ付近に死球を受けたが、「全然大丈夫です」と強調。第3打席でも四球を選んでこの日は計4出塁を果たし、出塁率も・362とした。現在、打率・307で首位打者争いに加え、最多安打、最高出塁率のタイトルが狙える状況だ。最多安打が1994年からタイトルとして制定されたこともあり、先の3つのタイトルを同時に受賞して表彰された選手は、過去に1994~96年のイチロー(オリックス)、2004年の松中信彦(当時ダイエー)、2008年の内川聖一(当時横浜)の3人のみ。ただ、打率を落とさずに安打数を稼ぎつつ、出塁率も求めるのは至難の業で、「難しいですね。安打打たなあかんし、打率残さなあかんし、どうしたらいいかなという感じで、今も思っています」と苦笑いも浮かべていた。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 (-) |
阪神 |
80 | 49 | 3 | 0.620 (↑0.003) | - (-) |
11 | 456 (+6) | 319 (+2) | 83 (+2) | 95 (-) |
0.243 (-) | 2.170 (-) |
2 (1↑) |
DeNA |
64 | 63 | 5 | 0.504 (↑0.004) | 15 (-) |
11 | 453 (+3) | 417 (-) | 99 (+1) | 60 (-) |
0.241 (-) | 2.910 (↑0.02) |
3 (1↓) |
巨人 |
64 | 65 | 3 | 0.496 (↓0.004) | 16 (↓1) |
11 | 423 (-) | 418 (+3) | 89 (-) | 49 (+1) |
0.248 (-) | 2.880 (-) |
4 (-) |
広島 |
58 | 69 | 5 | 0.457 (↑0.005) | 21 (-) |
11 | 420 (+6) | 436 (+2) | 68 (-) | 55 (-) |
0.248 (-) | 3.030 (↑0.01) |
5 (-) |
中日 |
58 | 72 | 2 | 0.446 (↓0.004) | 22.5 (↓1) |
11 | 371 (+2) | 427 (+6) | 75 (-) | 77 (-) |
0.232 (-) | 2.960 (↓0.03) |
6 (-) |
ヤクルト |
48 | 74 | 6 | 0.393 (↓0.004) | 28.5 (↓1) |
15 | 379 (+2) | 522 (+6) | 80 (-) | 54 (+1) |
0.232 (-) | 3.700 (↓0.02) |
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